ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

みく「なんだにゃ」

のあ『ごめんなさい、みく、電波が悪いみたいで切れてしまったわ』

みく「切られたことに気付けにゃ」

のあ『なんにせよ眠れないの、いい解決案はないかしら？』

みく「羊でも数えとけばいいと思うにゃ」

のあ『ふふっ…羊…ふふふふっ…羊を数えるって…ふふふふふふっ…』

みく「なんでつぼってんのかわかんにゃいけどもう寝てほしいにゃ」

のあ『みく…私の体調を案じているのね？ありがとう、貴方という仲間がいる幸福…何事にも変えられないわ』

みく「それはよかったにゃおやすみにゃ」

ﾌﾞﾁｯ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

みく「寝ろにゃ」

のあ『無理にゃ』

みく「バカにしてる？」

のあ『そんなことはないわ』

みく「だいたい明日はみくものあちゃんもお仕事でしょ？早く寝ないとまずいにゃ」

のあ『ええ、にゃんにゃんにゃんの仕事は完璧にするべきね』

みく「あーにゃちゃんだってもう寝てると思うにゃ」

のあ『ええ、確かに寝てたわ』

みく「寝てた？」

のあ『さっき叩き起こしたの』

みく「にゃにやってんの！？

ﾋﾟﾛﾝｯ

みく「あ、にゃんにゃんにゃんのグループラインにゃ…」

ｱｰﾆｬﾝ【ダー…ねむいです】

みく「かわいそうににゃ…」

のあ『グループ通話に切り替えましょうか、アーニャもいれて』

みく「のあちゃん…寝るという選択肢は？」

のあ『ないわ』

みく「おやすみにゃ」

ﾌﾞﾁｯ

ﾋﾟﾛﾝｯ

みく「またライン…」

のあにゃん【(´・ω・`)】

みくにゃん【寝ろにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【(`・ω・´)】

みくにゃん【なんだってんだにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【(´-ω-`)ﾔﾚﾔﾚ】

みく「ムカつくにゃ！！！」

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【ボルシチ食べたいです、北海道育ちですが】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【ボルシチってどんな料理なのかしら？】

みく「そういえばみくも知らないにゃ」

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【しらんがな】

みくにゃん【お前ほんとにあーにゃちゃんかにゃ！？】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【腕をあげたわねアーニャ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【ダー…しゅぎょーしました】

みく「なんの修業だにゃ…」

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【みく】

みくにゃん【なんだにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【<ウ○コのスタンプ>】

みく「うっざいにゃ！！！！」

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【ミク】

みくにゃん【なんだにゃほんとに】

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【ネットサーフィンしてましたが…ミクはいつのまに髪を緑にしたですか？】

みく「それボーカロイドだにゃ！！！」

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【なぜかボーカロイドと他人な気がしないわ】

みく「似てるけど！！！雰囲気似てるけどにゃ！！」

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【アー…もう３時ですね】

みくにゃん【勘弁してほしいにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあ【困ったものね】

みくにゃん【なにひとごとみたいに言ってんだにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあ【のあにゃんが画像を送信しました】

みく「ん？なんだにゃ」

パッ

『パンツ一丁で変顔するのあ』

みく「なにしてんだにゃ！！！」

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【ダー…笑ってしまいました】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【それが深夜テンションというものよ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【深夜テンション…？ですか】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【深夜だとべつに面白くないことども面白くない感じるの】

みくにゃん【いや今のは普通に見ても笑うにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【私の中で確実に何かが壊れたわ】

みくにゃん【ならやるなにゃ】

みくにゃん【そろそろほんとに寝ようにゃ、仕事あるんだからにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【アー…でも今のやりとり、すごい楽しいです】

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【ロシアから北海道、そしてシンデレラ事務所…長い道のりでしたが…アー…きっと二人に会うためにあったんだと思うです】

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【だから…今がとても嬉しいです】

みく「あーにゃちゃん…嬉しいにゃあ！」

みくにゃん【みくもあーにゃちゃんと会えてとっても幸せだにゃあ！】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【ウ○コのスタンプ】

みく「おい！！！！」

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【正直そういう話は照れるから苦手ね】

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【ﾔｰ…のあは照れ屋？ですね】

みくにゃん【意外な一面だにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【アー…こんな時間に誰かきたみたいです】

みくにゃん【怖いにゃ、気をつけるにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【いってきます、です】

みく「変な人とかじゃなかったらいいけどにゃ…」

ﾋﾟﾛﾝｯ

ｱｰﾆｬﾝ【のあでした】

みくにゃん【のあちゃん何してるにゃ！？】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【アーニャの家は近いから来たのよ】

みくにゃん【仲間外れ寂しいにゃ】

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【みくも来る？】

みくにゃん【それはさすがに遠慮するにゃ】

ｶﾞﾗｯ

のあ「遠慮しなくていいのよ」

みく「窓からのあちゃんが！？」

のあ「よいしょっと…」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

みく「やめてにゃ！窓から入ってくるなにゃ！」

のあ「常人の枠に収まらないのが私よ」

みく「それはただの常識知らずだにゃ！！」

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

アーニャ『みくー、開けてほしいです』

みく「あーにゃちゃんも来たんだにゃ…今開けるよ」

ガチャ

アーニャ「寒いです」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

みく「パジャマできたのかにゃ！？そりゃ寒いよ！」

アーニャ「みくー…アー…暖めてほしいです」ﾀﾞｯｺー

みく「よしよし寒かったにゃぁ…」ｷﾞｭｯ

のあ「みく、私もパジャマだから寒いのだけど」ｷﾘｯ

みく「布団でもかぶってろにゃ」

アーニャ「ﾔｰ…みくの部屋、あったかいです」

みく「外が寒いだけだと思うにゃ…」

のあ「季節の変わるときは心の変わるときね」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

みく「なに勝手にみくのインスタントうどん食べてるにゃ」

のあ「みく、貴方は成長期よ、インスタントはオススメしないわ」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

みく「人のもの勝手に食べるのもオススメできないにゃ」

のあ「…この前のハンバーグ弁当まだ怒ってるのかしら？」

みく「今のうどんに怒ってるんだにゃ！！！」

アーニャ「みく、寝るときは耳つけないですか？」

みく「さすがに邪魔だからにゃ…」

のあ「失みフ辞」

みく「うっさいにゃ！！！」

アーニャ「アー…大丈夫、です」

アーニャ「みくのファン、私はやめません」

みく「あーにゃちゃーん…」ｷﾞｭｯ

のあ「……」ｶﾞｻｺﾞｿ


みく「のあちゃん…ベットの下覗いてなにしてるにゃ」

のあ「Hな本は？」

みく「ないに決まってるにゃ！！！！」

のあ「…ネット派？」

みく「ネット派でも本派でもないにゃ！！！」

アーニャ「アー…DVD？」

みく「DVDでもないにゃ！！！ていうかアーニャちゃんまでひどいにゃ！！」

のあ「あ、あったわ」ﾋｮｲｯ

みく「なんでにゃ！？」

のあ「『ネコ娘100人切り、そこはダメだにゃぁ///』ね」

みく「みくそんなの買ってないにゃ！」

のあ「私がさっき買ってきたのよ」

みく「もうみくにはのあちゃんがわからないにゃ！！！！！」

アーニャ「みく、恥ずかしいことじゃないです」

アーニャ「日本人は性にたいして閉鎖的すきです…アー…ロシアや海外ではけっこうオープンです」

みく「やめてにゃ！ここは日本だにゃ！！」

アーニャ「私も何冊かもってます」

みく「みくの中であーにゃちゃんが壊れていくにゃ！！！」

のあ「『あぁ…そこはダメにゃ…///、と彼女は身をくねらせながらもアソコはもうびっしょりと…』」

みく「朗読するなにゃぁぁぁぁ！！！」

のあ「みく、ここにシミがあるけどまさかこのページで…？」

みく「それのあちゃんが買ってきたんでしょ！？みくは関係ないにゃ！」

のあ「ブラフよ…ふふふ」

みく「ていうかそんなもの家に持ち込まないでほしいにゃ…」

のあ「まだまだ子供ねみく…世の男を知るためにはこういうことも必要よ」

みく「みくにはまだ早いにゃ…」

のあ「それはそうね、私はもう大人だから平気だけど………」

みく「…？どうしたにゃ？」

のあ「…お、男の人のって…こんな…///」

のあ「こんなの…入るわけ…///」

みく「大人が聞いてあきれるにゃ」

みく「……にゃ？」

アーニャ「…ｸｩ…ｸｩ」



みく「アーニャちゃん、寝たみたいだにゃ」ｺｿｺｿ

のあ「天使の寝顔ね」ｺｿｺｿ

みく「お人形さんみたいだにゃ…」

アーニャ「…ｳｩﾝ…ｸｩ」ﾓｿﾓｿ

みく「ちょっと寝苦しいみたいだにゃ」

のあ「布団をかけてあげましょう」ﾌｧｻｯ


アーニャ「…ｸｩ……ﾔﾘｭﾌﾞﾘｭｰ…ﾐｸ、ﾉｱ…」


みく「…寝言？」

のあ「そのようね」

みく「何て言ったんだにゃ？」

のあ「ヤ　リュブリュー　ロシア語で大好き、愛してる、という意味ね」

みく「…みくも大好きだにゃあーにゃちゃん」ﾖｼﾖｼ

アーニャ「…♪」ｽｰｽｰ

のあ「私は？」

みく「まぁ…好きだよ、のあちゃんも」

みく「頼れるお姉ちゃんて感じだにゃ」

のあ「……」

ﾋﾟﾛﾝｯ

のあにゃん【ウ○コのスタンプ】

次の日

モバP「で…遅刻の理由を聞こうか」

みく「のあちゃんがー…！」ﾅｷﾍﾞｿ

のあ「みくが恥ずかしいこというからよ」

アーニャ「…イズヴァニーチェ(ごめんなさい)」





カニェーツ【おしまい】