マミ「イケメン!イケメン!」さやか「ハンサム!ハンサム!」(203)

さやか「男は結局顔だよね」

マミ「顔は必須条件よ美樹さん、条件として説明するの自体無駄よ」

さやか「へへっすいません♪」

まどか「何のお話してるの?」

マミ「…鹿目さんと語る事はないのだけど」

さやか「まどか…正直キモイから話し掛けないでくんない?」

まどか「……」ウルッ

さやか「泣き落としとかやめて、ほむらの所に帰れレズ女!」

マミ「ここはあなたが居ていい場所じゃないの、レズの所に帰りなさい」

まどか「うえーん」タタタタッ

さやか「やれやれっすね」

マミ「人の趣向をどうこう言うのは悪いとはわかってるけど…」

さやか「…こうでも言わないと引っ付いてくるんだからしょうがないよ」

さやか「さてさて、そろそろ準備しようマミさん」

マミ「そうね」



マミ「ダメダメ、もっと薄い口紅にしなきゃ」

さやか「こっちのほうが食いつくと思うよ~」

マミ「私達は若いんだからケバくしちゃダメ、薄化粧で十分よ」

マミ「スカートも長すぎじゃない?」

さやか「パンモロはあざとくないかな?」

マミ「そ、そう?…う~ん」

マミ「そうね、美樹さんの言う通りかもしれないわね…」

マミ「これで釣れたのはチャラ男とかフツメンばっかだったわね」

さやか「そうですよ、今は清潔な感じがモテるらしいっすよ」

マミ「オッケー!今日は露出は抑え目にいきましょう」

さやか「あ、でもマミさん、胸は強調しなきゃダメだからね」

さやか「そこを強調するからこその、清潔なのに欲情ってギャップがいいんだよ」

マミ「なるほどね、美樹さんがいると助かるわ」ニコリ

駅前

ガヤガヤザワザワ

さやか「……ピンとこないね」キョロキョロ

マミ「そうね……」キョロキョロ

フツメンA「ねぇねぇ~?そこの可愛いお二人さん」

マミ「……」チラッ

フツメンB「待ち合わせとか~?」

マミ「どう?」ボソッ

さやか「ナシで」ボソッ

フツメンA「暇してんなら俺達とどう?」

フツメンB「二人ともレベル高いね♪奢っちゃうよ~」

マミ「すいません、彼氏いるんです…」

さやか「今待ってるんでナンパとかやめてくれます?」

フツメンA「なんだよ彼氏持ちか」

フツメンB「けっ!行こうぜ」

スタスタ

さやか「ね?」

マミ「あんまりミニの時と変わらない気もするけど…」

さやか「むむ」

マミ「あ! 見てみて美樹さん!」

さやか「どうしたんですか?」

マミ「あの長身の人すごくカッコいいと思わない!?」

さやか「おお!確かにハイレベルっすね!」

マミ「あら……でも一人みたい……」

さやか「マミさん優先でいいですよ、好みなんでしょ?」ニコリ

マミ「すっごく///」

さやか「ほらマミさん」

マミ「ありがとう美樹さん」タタタッ

トボトボ

マミ「彼女いるんだって……」

さやか「……良くある事だよマミさん」

マミ「そうね……」

さやか「いつもこれだ、さてさて」

さやか「恭介似の人とか居ないかな~」キョロキョロ

杏子「おい」

マミ「佐倉さん…」

さやか「なんか用…?」

杏子「また、こんなくだらない事してんのかよ」

杏子「いい加減やめたらどうだ」

マミ「…イヤよ」

さやか「当然イヤだね」

杏子「はぁ……こんな事してなんになるんだか」

さやか「うるさいな…あんたみたいに切り捨ててないだけだ」

マミ「そうよ、私も美樹さんもイケメンの彼氏が欲しいの」

さやか「杏子みたいに独身主義とは違う、あたし達は自分の幸せの為にやってんの!」

マミ「そう!素敵な相手が欲しいの!」

杏子「……結婚なんかに夢持ってバカな奴らだな」

さやか「シッ!シッ!向こうに行け!」

杏子「ゾンビだからとか言ってたのはどこのどいつだか…」

マミ「だから?ゾンビでもいいじゃない、魔法少女だからレズや独身だけなんて認めないわ…」

さやか「マミさんの言う通り!レズ美と独子とは違うの!」

杏子「……一応まどかはノーマルだぞ」

さやか「ぶぁか!籠絡されてんだから一緒だよ」

マミ「ええ、もう何回も夜を共にしたと暁美さんから聞いたわ」

マミ「鹿目さんは紛れもないレズビアンよ」

さやか「畜生…お陰でまどかから性的な目で見られる様になった……」

マミ「…鹿目さんは変わってしまったのよ、佐倉さん」

杏子「わりぃ、そこまでは知らなかった……」

マミ「……場所変えましょう美樹さん」

さやか「了解」

タタタッ

杏子「まったく…独身の気楽さに浸ってる分際でバカな事を」

杏子「独り身の寂しさを悟ればいいものを」

ほむら「浮気する気?」

まどか「……ほむらちゃんとは付き合ってないよ」

ほむら「……」

まどか「女の子同士の良さを教えてくれたの嬉しいけど、ほむらちゃんとは愛し合ってないもん」

まどか「わたしはさやかちゃんが好きだから…」

ほむら「美樹さやかはノーマル……いいえ、もっと悪いビッチよ」

ほむら「機会なんてあると思うの?私以外の女がまどかに股を開くと思うの?」

ほむら「独りよがりしてどうするのまどか……」

まどか「きっとわかってくれるよ…さやかちゃんも女の子の良さが」

ほむら「有り得ないと断言してあげる」

まどか「…!?」

ほむら「美樹さやかはドノーマル、これは変わる事のない真実」

ほむら「いくらまどかが迫っても変わりはしない、上条恭介の件をみればわかるでしょ?」

まどか「上条君は仁美ちゃんと……」

ほむら「だからチャンスがあると?」

まどか「そ、そうだよ……」

ほむら「現状を見ても?」

まどか「うぅ」

ほむら「私だけがまどかを受け入れられる、この現実から目をそらさないで」

まどか「……そんなのヤダ、さやかちゃんと一緒になりたいの」ポロポロ

ほむら「振られるってわかってるくせに…」

ほむら「ほら、暁美ほむらだけを見なさいまどか」

ほむら「私はまどかのものよ、好きにしていいのはまどかだけ」

ほむら「こんなに思ってる女の子を見捨てるなんてできる?」

まどか「…ほむらちゃん」

マミ「今日もダメだったわね」

さやか「妥協しなきゃダメなんですかね…」

マミ「ここまできて妥協なんて許さないわよ美樹さん」

さやか「ですよね…来年でもうアラサーか……」

さやか「魔法少女になんかなるんじゃなかったよ」

マミ「今更そんな事言わないで、鹿目さんがせっかく戻してくれたんだから」

さやか「戻してくれたの去年じゃんっ!」

まみっまみっ

さやか「チクショウ、チクショウ…もっと若い時なら……」

マミ「美樹さんそれは禁句よ!、私達は若い…若いの……お化粧も薄くてもイケるの……」

マミ「声だって掛けられたじゃない……」

さやか「ヒモなんて欲しくない!ハンサムな旦那に養われたいよ!」

マミ「私だってそうよ!だから努力するんでしょう!」

さやか「マミさん……顔は妥協しよう……そうすれば……」

マミ「妥協なんてもうできないの……わかるよね?」

マミ「努力のお陰で見た目は大丈夫、年齢さえ言わきゃいけそうだったじゃない、希望を捨てないで」

さやか「……マミさんはいいよ、親に愚痴られないからさ」

さやか「あたしなんか家にいたら、いつ安心させてくれるの?お相手はいないの?」

さやか「正直辛いよ……」

マミ「美樹さん……」

マミ「まだ……まだ諦めちゃダメ、焦らなくても独身確定の佐倉さんがいるじゃない!」

マミ「私達が同じになる事はあっても下になる事はない、まだマシ!マシなのよ美樹さん!」

さやか「そっか、杏子がいるかぎりあたしはまだ……」

マミ「お父さんやお母さんが美樹さんを焦らしても焦る必要なんてないの!」

さやか「……あはは、まだ希望、捨てないよマミさん」ニコリ

マミ「当たり前じゃない」ニコリ

まみっまみっ

「ありがとうございました!」

杏子「ご苦労さん」
バタンッ

杏子「うほほぉ♪」

杏子「頼んでた駄菓子二万円分がやっと届いたぜぇ~」

杏子「遠い名産もなんでも買える通販は最高だ」

俺「ねえねえ、ちょっと良い?」

さやか、マミ「(あら、凄いイケメン)」

マミさんがナンパに成功したら阿鼻叫喚だな
胸熱

hyde「・・・」てくてく

マミ「イケメン発見!」

マミ「近づいたら小さすぎテラワロスwwwwww」

杏子「魔法少女の頃にくすねてた貯金で毎日楽しくてたまらないわ」

杏子「自由に使えるのは独身の特権」

杏子「まだまだあるし将来安心なあたしには、養われたいとか理解できないな」

さやか(そうだよ、親が何言おうが年収1000万以上のハンサムな男連れて行ってびっくりさせてやるんだ)

さやか(みんな羨ましがる、マミさんもイケメンゲットして幸せになるんだ)

さやか(絶対に諦めちゃダメなんだ!)


さやか「たっだいま~」

恭介「やあ、お邪魔してるよさやか」

仁美「お久しぶりですさやかさん」

さやか「……」

仁美「イケメンで素敵で年収が一億で素晴らしく且つ経済的で頭もよくて運動神経抜群で短小包茎でなくて私を永遠に満足させてくれて魔女を一撃で倒せる人をください」
QB「エントロピー云々」

さやか「は?」

恭介「僕の同僚がさやかの写真をみたら是非会いたいて言ってね」

仁美「さやかさんもお相手を探してらしたみたいでしたし」

恭介「どうさやか?良かったら会ってみない?」

さやか「……」

高収入でイケメンで高身長で世界的ピアニストな上条さんちぃーっす

さやか「ははは……何?ちょっと訳わかんないかな……」

恭介「…?」チラッ

仁美「えっと、さやかさんももうよいお年ですし……」

仁美「……」

さやか「……」

仁美「実はさやかさんのお母様からも相談されまして……」

さやか「…」ハシバキッ

恭介「さ、さやか…?」ビクッ

さやかちゃんは上條仁美への当て付けがあるのか
マミさんはどうなんだろ

さやか「あんたさ…自分と周りを比べた事ってある?」

恭介「え?」

さやか「天才のあんたと違ってそいつの名前なんか聞いた事ないんだけど」

さやか「音楽家なんて才能の世界だよね?すごい人はすごいけどそいつはどうなの?」

仁美「さやかさん、そんな見方をするのは良くないですわ…

さやか「恭介でさえ最初は苦労して仁美に支えてもらってたじゃん」

さやか「凡愚の同僚さんは大丈夫なの?」

さやか「そんな三流と付き合えって言うの……?」

恭介「さやか!そんな言い方ないだろ!」

さやか「……写真みせて」

恭介「え、ああ…」スッ

さやか「……ふふ、なにこれ?駅前で何人も見た事ある顔じゃん」

さやか「フツメンで特に天才とかじゃない、良くて秀才とか終わってんね」

さやか「悪いけど、あたしにはもっと相応の相手がいるから」ガタッ

仁美「さやかさん」

さやか「お母さん、話終わったから帰るってさ」

恭介「さやか」

さやか「……あたしもう寝るから、じゃあね」スタスタ

さやか「もしも~し」

マミ「あら、夜遅くに珍しいわね」

さやか「こんばんわ、いきなりだけどマミさん的には音楽家ってどう?ないよね?」

マミ「ないわね、将来も安定してない時点で論外よ」

さやか「ですよね」

マミ「……紹介でもされた?」

さやか「さっすがマミさん!鋭いな」

さやか「実は……」

マミ「写メを送って」

さやか「いや……でも」

マミ「先輩の言う事が聞けないの?」

さやか「だって叩き返したから……」

マミ「……そう、ならしょうがないわね」

さやか「……」

さやか「……もしかしなくてもマミさんも焦ってたりするの?」

マミ「焦ってないわ……ええ、焦ってないわ、もちろん焦ってないわ」

さやか「……やっぱ焦って」

マミ「ないから!」

さやか「ねぇマミさん」

マミ「なに?」

さやか「もうさ、結婚相談所とかにしない?出会いなんて土台無理な話なんだよ、きっと」

マミ「……イヤよ」

さやか「今日みたいな奴ばっかじゃん、お互いに焦…」

マミ「イヤ! イヤよ! だってずっと恋愛して来なかったのよ…?」

マミ「鹿目さんのおかげでやっと普通になれたんだもの」

マミ「出会ってそれから結婚したい…」

さやか「マミさん…」

さやか「それなら、一発で養ってくれるイケメンとの出会いっていうのは妥協した方が……」

マミ「可能性は0じゃないわ!」

さやか「まったく…」

マミ「……美樹さんがそうしたいならどうぞ、止めたりなんかしない」

さやか「いいっすよ、マミさんが諦めないって言うんならあたしも諦めませんよ」

さやか「ギリギリまでやってみますよマミさん!」

マミ「まったく、馬鹿な後輩なんだから……」ウルッ

マミ「あ、でもお見合いの話がきたら一応、私にも回してね」

さやか「はい……」

マミ「あくまで一応よ……」

さやか「うん、一応ですよね」

マミ「一応ね」

ほむら「ね?まどかはもう普通じゃない、そして受け入れられのは私だけ」

まどか「……」

ほむら「選択肢はないの」

まどか「……でもねほむら、私、結婚してるから……」

ほむら「別居中じゃない、美樹さやかが好きだとか言っておいてそんな事を言うの?」

まどか「……別居したのは」

ほむら「私がさせた訳じゃないわ、まどかが自分でしたんじゃない」

ほむら「まどかが私を求めるようになっただけ……」

まどか「ヒドいよ……ほむらちゃんのせいであの人の事が……」

ほむら「美樹さやかが好きというのが本音、まどかは元から素質があった」

ほむら「本当の自分から目をそらして、偽りの幸せで満足しようとしてた愚かな子」

まどか「……そんな」

ほむら「もう、戻れないし戻りたくないでしょう?」

まどか「……」

ほむら「戻りたい?」

まどか「……無理だよ、もう」

ほむら「うふふふ、ならまどか、私と付き合いましょう」ニコリ

ほむらちゃんガチクズじゃね?

スタスタ

杏子「本格握りはうまいうまい♪」

杏子「ん?なんだ、マンションの前にパトカーが」

杏子「こんちは、何かあったのかい?」

お隣「空き巣らしいわ、……家も入られたみたいなのよ」

お隣「佐倉さんも確認したほうがいいですよ」

杏子「空き巣? 世の中物騒だな~」




杏子「あれ? あれ? アタシの通帳とメモがない……」

杏子(嘘だろ、嘘だろ)

ピッピッピッ

しばらくお待ちください。

杏子「早くしろ、早くしろ……」

杏子「」



残高 1’500円

ビッチさん一名追加入りました!

杏子のマンション

ガサゴソガサゴソ

杏子「……よかった、もしもの為の50万は無事だったか」

杏子「クソ!」ダンッ

杏子「警察はちゃんと捕まえろよ!……こんな事になるんだったら、小さいアパートにしとくんだった」

杏子「いざとなったらの手段はもうできないし、やったとしても捕まるのが落ち……」ゴクゴク

杏子「50万と財布の2万と銀行の1350円じゃな……」コトリッ

杏子「将来がそこはかとなく危険な気がする……」

寝たか?

杏子「2まn…いえ1万でいいのでわだじをがってくだしゃいぃぃぃ。もう3日も水だけなんでしゅぅぅぅぅ」

>>167
ペロペロ

はーこれで二日連続SSスレでID被りとかね
なんなの?iPhone大丈夫?

マミビッチとさやビッチを掘り下げていく方向でお願いします

体はいいけど…って感じで捨てられてさやかちゃんに先をこされるマミさんがいいです!!

おい(๑╹ω╹๑)ㄘんㄘんズキュ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Z_____ン!!
ㄘんㄘんズキュ━wwヘ√レvvヽ(๑╹ω╹๑)ノwwヘ√レvv━ン!!
ㄘんㄘん◜◡ ̄)っ✂╰⋃╯
(。╹ω╹。)ㄘんㄘん〳〵乄​〳〵乄
╰U╯☜(。╹ω╹。)ㄘんㄘん?
ㄘんㄘん(。╹ω╹。)
ლ(╹◡╹ლ)ㄘんㄘんナㄨㄜㄝㄋ〰

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