ほむら「さよならなんてあるわけない」(913)

まどか「ねえ、もし同じ人が二人いたらどうする?」

まどか「てぃひひ!やっぱり驚くよね?」

まどか「私は知ってるんだ」

まどか「それもね、性格が違うんだよ?」

まどか「片方はクールでかっこよくて頼りになって」

まどか「もう片方は泣き虫だけど可愛くて頼られて」

まどか「てぃひっ!でもね、二人ともすっごく優しいんだよ?」

まどか「見た目は同じでも、名前は同じでも」

まどか「全く違う二人の人間」

まどか「てぃひひ!誰だと思う?」

まどか「それはね、私にとってかけがえのない大切な友達、親友…恋人」

まどか「暁美ほむら」

まどか「これは二人のほむらちゃんの物語」

まどか「これまで何があったか簡単に説明するね?」

まどか「最初はね、夢かと思ったんだ」

まどか「ほむらちゃんがね、別の世界からやってきたんだよ」

まどか「それもね、私の知っているほむらちゃんじゃなかったんだ」

まどか「見た目はね、眼鏡をかけてて三つ編みでね」

まどか「すぐ泣いちゃって…いつもは守られる私だけど、そんな私が守りたくなっちゃうような…」

まどか「そんなほむらちゃんだったんだ」

まどか「そして元からいたほむらちゃんが私を取られたって泣き出しちゃって…」ウェヒヒ

まどか「そしたらもう一人のほむらちゃんも泣き出しちゃって…」

まどか「さやかちゃん達のおかげもあって、仲直りして仲良くなって」

まどか「願い事で新しい世界を作ったんだ」

まどか「そしてその新しい世界ではね、もう一人のほむらちゃんは暁美ほむらの妹」

まどか「暁美ほむかになったんだ」

まどか「そして楽しい毎日を過ごしてたんだけど…」

まどか「ほむかちゃんがほむらちゃんを好きになっちゃって」

まどか「私達も喧嘩しちゃってね…一時はみんなバラバラになっちゃったんだ」

まどか「だけど、QBとマミさんのおかげでなんとか仲直りすることができたんだよ!」

まどか「今回はその続きのお話だよ!」

まどか「てぃひひ!もうわかった人もいるのかな?これは」

まどか「ほむほむめがほむ!」

ほむら「私からのプレゼント」

まどか「の続きのお話だよ!」

まどか「てぃひひ…わかりにくい説明でごめんね?」

まどか「そるじゃ…始まるよ!」

まどか「ほむほむめがほむ!」
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ほむら「私からのプレゼント」
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まどか「てぃひひ!じゃあみんなでごめんなさいだね?」

ほむら「ふふっ、そうね」

マミ「じゃあいっせーの…でやりましょうか?」

ほむか「えへへ…うん!」

マミ「じゃあいくわよ」

「ごめんなさいっ!」

ほむら「ふふっ」

まどか「てぃひひ!」

さやか「いやー一件落着?」

杏子「だな!」

マミ「ふふ、良かったね?ほむかさん」

ほむか「えへへ…」

杏子「一時はどうなるかと思ったよ」

マミ「ほんとほんと」

杏子「だってさ…さやか、まどか、ほむら、ほむか…みんな泣き出すんだからな」

さやか「あはは、ごめんごめん!」

ほむら「情けないところを見せてしまったわ…私もまだまだ子供ね」ホムッ

ほむか「ほむぅ…」ホムッ

杏子「特にまどかはな…正直びびっちまったよ」

まどか「えぇっ?…そ、そんなに変だったかな…?」

杏子「ああ、さやかと何時殴りはじめてもおかしくなかったぞ」

まどか「えっ?そ、そんな…ご、ごめんね?さやかちゃん…」

さやか「いいっていいって!」

マミ「終りよければ全てよし、よ」

まどか「はい…そうですね!」

ほむら「そうね」

ほむか「うん」

さやか「あっ…でも」

杏子「ほむらの答えを聞いてなかったな」

マミ「そうね…!」

ほむか「あ…」

まどか「…」

ほむら「…そうね、もう私は迷わない」

ほむか「…」

ほむら「ほむか…ごめんなさい」

ほむら「やっぱり私の恋人は…鹿目まどかだけよ…!」

ほむか「…」

まどか「ほむらちゃん…!」

ほむら「ほむか…私はあなたを家族として…姉妹としては凄く愛してる…」

ほむか「…」

ほむら「でもやっぱり…恋人には…なれないよ…ごめんなさい」

ほむか「…」

ほむか(これで…はっきりわかったよ)

さやか「ほむか…」

杏子「げ、元気だせよ」

マミ「…」

マミ(いえ…ほむかさんなら大丈夫)

ほむら「ほむか…」

まどか「ほむかちゃん…」

ほむか「…」

ほむか「ううん、ありがとう、お姉ちゃん!」ニコッ

ほむら「ほむか…?」

ほむか「さっきね、巴さんに気持ちをぶつけてやっとわかったんだ!」

ほむか「私ね…お姉ちゃんを好きになったんだって…好きになってしまったって」

ほむか「ずっとそう思ってたんだ」

ほむか「でもね、ちょっと違ったんだ」

ほむか「私はお姉ちゃんを恋人として好きになったんじゃない…」

ほむか「お姉ちゃんと言う存在に恋をしたんだって…そうわかったんだ」

ほむら「存在に…?」

ほむか「うん、言葉じゃうまく言えないけどね」

ほむか「私はお姉ちゃんと、みんなと過ごす毎日が大好きなんだ」

さやか「…」

ほむか「でも、鹿目さんと仲良くしてるお姉ちゃんを見てるとね?」

ほむか「置いてきぼりになっちゃうような気がしてね…」

ほむか「それでね?鹿目さんに嫉妬しちゃって…」

まどか「ほむかちゃん…」

ほむか「鹿目さんに嫉妬してることに気づいて…私はお姉ちゃんに恋をしたんだと、そう思ったんだ」

杏子「…」

ほむか「でも、違ったんだ」

ほむか「私は鹿目さんからお姉ちゃんを取ってお姉ちゃんと…」

ほむか「こ、恋人同士になりたいだなんて、ちっとも思わなかった…」

ほむか「ただ、仲良くしてる二人を見て私だけ置いてきぼりになったんだって…それが怖かっただけなんだ」

ほむら「そう…だったのね」

ほむか「うん、だからね…本音を今から告白するね?」

マミ「…」

ほむか「お姉ちゃん…暁美ほむら、これからもずっと…ずっと私と仲良くしてください!」

ほむら「ほむか…」ダキッ

ほむか「お姉ちゃん…」

ほむら「馬鹿ね…当たり前じゃない…私達があなたを置いてきぼりになんてするわけないじゃない…」

ほむら「あなたは私にとってかけがいのない存在…暁美ほむかなのよ…!」

ほむか「お姉ちゃん…!」

ほむら「だからこれからも、ずっと…ずっと…仲良くするわ!大切な家族…大切な姉妹…大切な…」

ほむら「大切な私の暁美ほむかよ!」ギュッ

ほむか「お姉ちゃん…ありがとう!」

まどか「ほむかちゃん…!ほむらちゃん!」

まどか「よかった…ほんとによかったよぉ…!」

さやか「これでハッピーエンドだねぇ」

杏子「ほんと世話をかける仲良し姉妹だな」

マミ「ほむかさん…よかった」

ほむか「みんな…ありがとう…!」

ほむか「みんな…これからも私の大切な友達でいてくれる…?」

まどか「もちろんだよ!」

杏子「当然オッケー」

マミ「うん…大切な…友達よ!」

さやか「私達は親友だからね!」

ほむら「みんな…」

ほむか「ありがとう…ありがとう…!」ニコッ

まどか「てぃひひ!」

さやか「うんうん!」

杏子「やっぱ笑顔が一番だな!」

マミ「うふふっ」

ほむら「ふふっ…今日はいろいろあったわね」

まどか「うん、でも…私達は前より仲良くなれたんじゃないかな?」

ほむか「うんっ!」

ほむら「そうね!」

マミ「じゃあ今日はもう帰りましょうか」

さやか「あっ!もう日が暮れてる」

杏子「んじゃ帰るか…さ、さやか…」

さやか「ん?」

杏子「今日も…と、泊まるかい?」

さやか「んー、わかった」

杏子「そ、そうか!よし!なら私達はこっちだから!」

まどか「またね!」

さやか「じゃあねー」

マミ「さようなら」

ほむら「ばいばい」

ほむか「ばいばい」

杏子「じゃあな」

さやか「んじゃ行こっか」

杏子「ああ」

さやか「みんな何もなくてよかったよかった!」

杏子「そうだな」

さやか「でもこれで、さやかちゃんに失恋仲間ができたってことかな?」

杏子「ほむかは失恋なんの?」

さやか「さあ?」

杏子「はは、何だよそれ」

さやか「…でも私も、何時までもくよくよしてらんないかな」

杏子「ん?」

さやか「誰かさんが言ってたんだよねー」

杏子「何を?」

さやか『だからさ…もうけじめつけてさ…』

さやか『そ…その…新しい恋ってやつ?をさ…』

さやか「ってね」

杏子「お、おい…お前起きてたのかよ!?」

さやか「さぁねー?」

杏子「さっさやか!」

さやか「あははっ、逃げろ逃げろー!」

杏子「さやかーっ!待ちやがれー!」

まどか「私達も帰ろっか?」

ほむら「そうね」

ほむか「うん!」

マミ「じゃあ私はここで別れるね?」

まどか「あっ、はい、さよなら!」

ほむら「さようなら」

マミ「さようなら、気をつけて帰ってね?」

ほむか「あ、あの…巴さんっ!」

マミ「なに?」

ほむか「き、今日は…本当にありがとうございました…!」

ほむか「巴さんが来てくれなかったら私…!」

マミ「ふふ、気にしないで?先輩として、友達として、当然のことをしただけよ?」

ほむか「でも…ありがとうございましたっ!」

マミ「どういたしまして…じゃあね?ほむらさん」ボソッ

ほむか「はっはい!さようなら」

マミ「ばいばい」

ほむか「巴さん…」

ほむら「今度お礼をしないといけないわね」

ほむか「うん!」

ほむら「マミに助けられるなんて…やはりマミは駄目な子なんかじゃないわね」

まどか「うん、今日のマミさん…途中から別人みたいだったね」

ほむら(まるで…)

まどか(前の世界のマミさんみたいだったな…)

ほむか「あ、あのね…二人に言っておかないといけないことがあるんだ」

まどか「どうしたの?」

ほむら「何かしら?」

ほむか「そ、その…暁美ほむかとしてではなく…てね…」

まどか「?」

ほむら「?」ホムッ

ほむか「暁美ほむらとして…!」

まどか「えっ?」

ほむら「な…」

ほむら「あなた…記憶が戻ったの?」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむか「ううん…戻ったわけじゃないよ…記憶が戻ったのは巴さんだよ」

まどか「マミさんが?」

ほむら「だから今日は…ならマミから聞いたの?」

ほむか「ううん」

まどか「じゃあどうして…?」

ほむか「実はね、最初から記憶は書き換えられてなかったんだ」

ほむら「え…?」

ほむか「自分に恋をするのが変だって…そう思って」

ほむか「だから完全に妹になりきれればって…そう思って記憶を書き換えられたふりをしてたんだ…」

ほむら「そう…」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむか「だけどね、私が暁美ほむらなのは今日まで…今日が最後」

ほむか「これからは暁美ほむかとして、本当の意味で生まれ変わるよ!」

ほむか「暁美ほむらの妹として、鹿目まどかの親友として…!」

ほむか「だから、二人も私をもう一人の暁美ほむらとしてではなく、暁美ほむかとして見てもらいたいんだ!」

ほむか「私は…私が暁美ほむかです、これからもよろしくお願いします!」

ほむら「…」

まどか「…」

ほむか「…えっと」

ほむら「ふふっ!」

まどか「てぃひひ!」

ほむか「え?」

ほむら「ええ…こちらこそ、改めてよろしくね?私の大切な妹のほむか!」

まどか「よろしくね!ほむかちゃん!」

ほむか「…うんっ!」

まどか「てぃひひ…これで本当に一件落着だね」

ほむら「ええ」

まどか「…じゃあ私の家はこっちだから、もうお別れだね」

ほむか「うん」

まどか「ばいばい!ほむらちゃん!ほむかちゃん!」

ほむら「ばいばい!」

ほむか「ばいばい!」


ほむら「じゃあ私達も帰ろうか?」

ほむか「うん!」

QB「暁美ほむら…いや、暁美ほむか」

QB「なんとか彼が動きだす前に世界の崩壊をふせぐことができたみたいだね」

QB「でも遅かれ早かれ…彼は動きだす」

QB「僕にできることは彼女達を遠くから守ることしか…」

QB「ん?あれは…マミ」サッ

マミ「ほむらさん、あれで良かったのよね…」

マミ「私も役に立てた…んだよね?」

マミ「てへへ…」

マミ「…」

マミ「キュウべえ、いるんでしょ?」

QB「はは、ばれたか」

マミ「今日はあなたに助けられたわ」

QB「僕は自分の役目を果たしただけだよ」

マミ「ううん…あなたのおかげよ」

QB「まあ、そう言ってもらえると助かるかな」

マミ「いつも私達を陰から見守ってくれてたのはキュウべえだったのね?」

QB「気付いていたのかい?」

マミ「うん…なんとなくだけど、誰かに見守られてる気がしたの」

マミ「だから私は頑張ってこれた」

QB「…」

マミ「ねぇキュウべえ…」

QB「なんだい?」

マミ「もう一度…私の家で暮らさない?」

QB「えっ?」

マミ「もう一度遊んで、もう一度お食事して、もう一度笑って…」

QB「マミ」

マミ「私…またキュウべえと一緒にいたいの!」

QB「マミ…」

マミ「キュウべえ…」ギュッ

QB「僕は…」

QB(遅かれ早かれ世界の崩壊は起きる…なら)

QB「わかったよ、マミ」

マミ「キュウべえ!」

QB「また君の家に居座らせてもらうよ、よろしくねマミ」

マミ「うん…うんっ!」

マミ「てへへ…それじゃ帰りましょうか?」

QB「うん」

きょうホーム

杏子(き、今日は…今日こそは…さやかとお風呂に…)

さやか「今日は疲れたね、お風呂沸いてる?」

杏子「あ、ああ…今から」

さやか「ん、じゃお願いね」

杏子「なあ…さやか…?」

さやか「はいはい?」

杏子「さやかはさ…その…なんと言うか…」

さやか「…」

杏子「お、女同士が付き合うのって、ど…どう思う?」

さやか「…」

杏子「や、やっぱり上条や仁美みたいに男女じゃないと変だとか思う?」

さやか「はぁ…あんたさ」

杏子「お、おう…!」

さやか「今日1日何を見てたのさ」

杏子「えっ?」

さやか「一番最初にまどかとほむらが付き合うのを応援したのは私だよ?」

杏子「そ、そうだったな…」

さやか「今日だってほむかの恋を応援してたでしょ?」

杏子「うん…」

さやか「だからさ、私は本人同士が好きなら男女だろうが女同士だろうがいいと思うよ?」

杏子「そっ、そうか…!そうだよな…!」

さやか「杏子、あんたも同意見って言ってたじゃん」

杏子「ああ…」

さやか「それに私が恭介が好きだったのは、恭介が男だからとかそんな単純なのじゃなくてさ」

さやか「私は恭介っていう幼馴染みに…その人に惚れたんだ…男なら誰だっていいってわけじゃないよ」

杏子「さやか…!」

さやか「まっ、恭介のことはもう諦めてるし、恭介の幼馴染みとして…」

さやか「仁美の親友として二人の恋を応援してるんだけどね!」

さやか「さやかちゃんマジ天使!」

杏子「そっか…上条のことはもう…!」

さやか「うん、だからさやかちゃんは今フリーなのだ!」

さやか「こんな天使がフリーなんて大チャンスですよ!さやかちゃんファンのみなさん!」

杏子(よし、これは…いけるんじゃないか!?)

杏子「なっ、な、なら…ならさ…その…!」

杏子(今だ!今しかない!)

さやか「はーっ、それより早くお風呂に入りたいわぁ」

杏子(きっ…きた…!)

杏子「そっその…わた…わたわた…」

さやか「誰かさやかちゃんをゴシゴシしてくれる人いないかなぁー?」

杏子「わっわたたたた!私と!私とならどうだい?」

杏子(言えた!)

さやか「えっ?杏子とお風呂に?」

杏子「うん!!!」

杏子(やった!ついに来たぞ!)

さやか「…」ニヤッ

杏子「す、直ぐに準備するからさ!」

杏子「だから、な?」

さやか「うーん…杏子とかぁ…どうしようかなぁ…?」ニヤッ

杏子「…え?」

杏子(えっ?駄目?)

杏子「わ、私とじゃ…嫌か…?」

さやか「嫌じゃないけどーどーしよーかなー?」ニヤニヤ

杏子「そ、そっか…嫌か…私じゃ駄目か…」

杏子「あ、あたり…まえ…か…」

さやさや?

さやか「って杏子?」

杏子「準備…してくるから…私が先に入るわ…」

さやか「えっ…?」

杏子「ごめんな…」

さやか「からかいすぎた…かな?」

杏子「ちく…しょう…さやか…!」

杏子「なんで駄目なんだよぅ…私ってそんな駄目なのか…?」

杏子「さやかぁ…」

さやか「何涙浮かべてお風呂掃除なんてしてんのさ」

杏子「さやか…」

さやか「嫌だとか駄目だなんて一言も言ってないわよ」

杏子「そうなのか…?」

さやか「いやぁ…あんたの反応が面白いから少しからかってみただけなんだよね」

杏子「なんだよ…それならそう言ってくれないとわからないだろ?」

さやか「はいはい、私が悪かったって」

杏子「ばかぁ…」

さやか「っ」

さやか(なにこの杏子…かわいい)

さやか「お詫びにさやかちゃんが杏子の髪を洗ってしんぜよう!」

杏子「な…ほ、ほんとか?」

さやか「うん」

杏子「じ、じゃあ…私とお風呂に入ってくれるのか?」

さやか「はじめからそのつもりだったよ?」

杏子「はは…そっか…はは!」

さやか「じゃあさっさと掃除終わらせようか?」

杏子「ああ!」

さやか「ほら、はやく」

杏子「へへっ」

まどホーム

まどか「はぁ…今日は泣いたり怒ったり笑ったりして疲れたよ」

まどか「でも、よかった…ほんとに」

まどか「もう、もう一人のほむらちゃん、じゃなくて」

まどか「ほむかちゃんなんだよね…」

まどか「てぃひひ、これからはもっとほむかちゃんと仲良くしたいな!」

まどか「ほむらちゃんが二人…かぁ」

まどか「私が二人いたらどうなるのかな…?」

まどか「んー…?」

まどか「…そんなことあるわけないよね」

まどか「てぃひひ」

まどか「それに、ほむらちゃんは二人じゃないんだよ」

まどか「ほむらちゃんと、ほむかちゃん…」

マミホーム

マミ「ただいま」

QB「お邪魔するよ、マミ」

マミ「違うでしょ?」

QB「え?」

マミ「ただいま…でしょ?」

マミ「ここはQB、あなたの家でもあるのよ?」

QB「…そうだね」

マミ「ふふっ、ほら」

QB「…ただいま、マミ」

マミ「そうだ!お祝いにケーキ食べようよ!」

QB「ケーキかい?」

マミ「うん!今まで食べなかったけど…QBが帰ってきてくれたんですもの」

マミ「私が作っちゃうわ!」

QB「うーん…でももう夜だよ?」

QB「明日でもいいんじゃないかい?」

マミ「だーめ!」

マミ「今日がお祝いの日なのよ?」

マミ「明日じゃ駄目なの!」

QB「はぁ…そういうものなのかい?」

マミ「そういうものなのよ」

QB「やれやれ…わけがわからないよ」

マミ「それじゃ私は作ってくるから、待ってて?」

QB「…ありがとう」

マミマミ

ほむホーム

ほむら「ただいま」

ほむか「ただいま」

ほむら「おかえりなさい」

ほむか「おかえりなさい」

ほむら「…」

ほむか「…」

ほむら「ふふっ」

ほむか「えへへ」

ほむら「いくら私同士とは言え…これはね」クスッ

ほむか「う、うん…でも、もう私は暁美ほむらじゃないよ?」

ほむら「暁美ほむか、だもんね」

ほむか「うん!」

ほむら「ふふっ…困った妹をもったものよ」

ほむか「え…あ…ごめんなさい…」

ほむら「謝る必要はないわ」

ほむか「でも…今日だって…私が…」

ほむら「ほむか」

ほむか「私のせいだもん…」

ほむら「ほむか!」

ほむか「えっ?」

ほむら「誰もあなたを責めたりなんてしないわ」

ほむら「まどか、さやか、杏子、マミ…私」

ほむら「誰もあなたのことを悪くなんて思ってないわ」

ほむら「みんな笑って許してくれた…」

ほむら「それはみんな、あなたが好きだからよ」

ほむか「みんな…」

ほむら「だからその話はもうおしまい、わかった?」

ほむか「…うん」

ほむら「そう、わかればいいのよ」

ほむら「さて…私たちには一仕事あるわね…」

ほむか「あ…」

ほむら「この散らかった部屋を片付けないとね」

ほむか「うん」

ほむら「もう…みんな散らかしたまま家を飛び出して行ったのね」

ほむか「…そうだね」

ほむら「ふふっ…まさか、まどかに叩かれる日がくるなんてね」

ほむか「鹿目さん…」

ほむら「あの時ね、私…すごく驚いちゃって…」

ほむか「う…」

ほむら「みんなの前で泣いてしまうなんてね…」

ほむら「あんなに泣いたのは…あの時以来かな…」

ほむら「まどかを守るって約束した時…」

ほむか「…?」

ほむら「あの時の私は、あなたにそっくりだったわ」

ほむか「えっ?」

ほむら「三つ編みに眼鏡…気も弱くて…怖がりで…」

ほむか「あ…」

ほむら「まあ…今はコンタクトにツインテールだから、違うけれど」

ほむら「やっぱり私はあなたで、あなたは私なんだなって」

ほむら「そう思うのよ」

ほむか「…」

ほむら「ほむか…無理してほむかに…」

ほむら「暁美ほむかになりきる必要はないのよ?」

ほむか「…」

ほむら「あなたは私…暁美ほむらなんだから」

ほむか「…でも」

ほむら「?」

ほむか「私は暁美ほむかになる、そう決めたから…!」

ほむら「…そう」

ほむら「決めたことは最後まで諦めないものね」

ほむか「うん!」

ほむら「なら、私もあなたを暁美ほむら、私としてではなく」

ほむら「暁美ほむか、私の妹としてずっと接していくわよ?」

ほむか「うん」

ほむら「本当にいいのね?」

ほむか「うん!」

ほむら「…わかったわ」

ほむら「ほむか…」スッ

ほむか「?」

ほむら「改めて…よろしくね、ほむか」

ほむか「…うん!」ギュッ

ほむら「ふふっ」ニコッ

ほむか「えへへ」ニコッ

ほむら「…今日は疲れたわね」

ほむか「そうだね」

ほむら「お風呂はどうする?」

ほむか「入るよ」

ほむら「そう、ならお風呂の準備をお願いするわ」

ほむか「うん」

ほむら「私は料理を…」

ほむか「…待って」

ほむら「?」

ほむか「私が作るよ…晩ごはん」

ほむら「そう、なら私はお風呂を…」

ほむか「うん」

ほむら「…さて、さっさと終わらせましょう」

ほむら「…」ゴシゴシ

ほむら(ほむか…)

ほむら(私の答えはあれで…本当によかったのかしら…?)

ほむら(…うん、私の気持ちはあれが本当だった)

ほむら(ほむかも…本当の気持ちだったのかしら…?)

ほむら「ほむ…」ゴシゴシ

ほむか「みんなはああ言ってくれたけど…やっぱり…私がいけないよね…」

ほむか「鹿目さん…あんなに泣くなんて…」

ほむか「ううん…巴さんと佐倉さん以外みんな…」

ほむか「…でも、みんな許してくれた…」

ほむか「私の友達だって、言ってくれた…」

ほむか「…嬉しいなぁ」

ほむか「…いけない!早く作らなきゃ!」

ほむか「ほむ…」コトコト

ほむら「ほむか、できたわよ」

ほむか「あっ、私も…もうすぐできるから!」

ほむら「そう、何を作っているの?」

ほむか「これだよ」

ほむら「ほむ…カレーね」

ほむか「うん、カレー…」

まどか『ほむかちゃんが作ったらホムライスじゃないよね』

ほむか「…ホムカレーだよ」

ほむら「ほ、ホムカレー…?」

ほむか「う、うん…」

ほむら「…ふふっ」

ほむか「あっ…えっと…」

ほむら「いい名前よ、ホムカレー!」

ほむか「え…あ、ありがとう」

ほむら「なら食べよう?」

ほむか「うん!」

その後

ほむら「ほむか、もう寝る?」

ほむか「うん、そうだね」

ほむら「なら…ほむか」

ほむか「なに?」

ほむら「今日は一緒に寝ない?」

ほむか「えっ?私と?」

ほむら「ええ」

ほむか「今日は巴さんいないよ?」

ほむら「わかってるわよ」

ほむか「なら…」

ほむか「別に一緒に寝なくてもいいのに…」

ほむら「ううん、私がこうしたかったから」

ほむか「お姉ちゃん…」

ほむら「ほむか、あなたは私にとってね、神様がくれた…あなたは大切な」

ほむら「私がくれたたからもの」

ほむら「私からのプレゼント」

ほむら「…だからね」

ほむか「私が…プレゼント…?たからもの…?」

ほむら「ええ、そうよ」

ほむか「…」

ほむら「私はね、何度も何度も時を繰り返しているうちに…」

ほむら「私じゃなくなっていった…」

ほむら「気がついたら、かつての私じゃない私になっていたの」

ほむら「誰にも頼らない…全て私がやる、なんてね」

ほむら「思い返せば、私は本当に変わったわ」

ほむら「私なのに、私じゃない…そんな気持ち」

ほむら「本当の私は何…それがよくわからなかった」

ほむら「でも、今の私が私であることには変わりはなくて…」

ほむら「私を…本来の私を見失っていたの」

ほむら「その時にほむか、あなたがやって来た」

ほむか「私が…」

ほむら「そしてあなたを見ていてわかったの」

ほむら「どんなに性格が変わっても、本当の私は」

ほむら「本来の私は何も今と変わっちゃいない…とね」

ほむら「あなたは私とそっくりだから」

ほむら「当たり前かもしれない…でもね」

ほむら「それを気付かせてくれたのはほむか、あなただから」

ほむか「…よくわからないよ」

ほむか「でも…やっぱりわかる…のかな?」

ほむか「あなたの気持ちが…私にも」

ほむか「あなたは私だから」

ほむか「ううん…私だったから」

ほむら「…そうね、この話は私たちにしかわからないかもね」

ほむか「…うん」

ほむら「ごめんね、こんな話しちゃって」

ほむか「ううん!」

ほむら「…とにかく、私はあなたに会えて本当に良かったって思ってる」

ほむら「だから、ほむか…あなたは最高のプレゼント…」

ほむら「私のたからものよ…!」

ほむか「…私も一緒だよ!」

ほむか「私も…あなたと会えて本当に良かった」

ほむか「嬉しかった…今もこうやって一緒にいれるんだし」

ほむら「…そうね」

ほむか「うん!」

ほむら「ふふっ」

ほむか「えへへ」

ほむら「それじゃあ…もう寝ようか」

ほむか「そうだね」

ほむら「おやすみなさい」

ほむか「おやすみなさい」

きょうホーム

杏子「///」プシュー

さやか「杏子…もうお風呂からあがったのに、まだ逆上せてんの?」

杏子「う、うるせぇ!」

さやか「そんなに私と一緒に入れたのが嬉しかったの?」

杏子「それは…まぁ…」

さやか「ふぅーん…」

杏子「な、何だよ!」

さやか「べっつにー?」

杏子「もう…ね、寝るぞ!」

さやか「そうしよっか」

杏子「き、今日も一緒になるけど良いよな?」

さやか「うん、いいよ」

杏子「よ、よし!ほら、さやか!」

さやか「そんなに急かさなくても行くって」

杏子「…もう寝たフリなんてするなよ」

さやか「はいはい」

さやか「おやすみ、杏子」

杏子「お、おやすみ!」

さやか「…」

杏子「…」ジィー

さやか「…」

杏子「…」ジィー

さやか「…杏子」

杏子「ん?」

さやか「私の顔に何かついてる?」

杏子「えっ?いや…ついてないぞ」

さやか「そ…」フワッ

杏子「うん」

さやか「…」

杏子「…」ジィー

さやか「…」

杏子「…」ジィー

さやか「…杏子」

杏子「ん?」

さやか「そんなに見られると寝づらいんだけど…」

杏子「えっ?あっ…ごめん」

さやか「…じゃあ私は寝るから」

杏子「あ、ああ…」

さやか「おやすみ」ゴロンッ

杏子「…おやすみ」ショボン

さやか「…」チラッ

杏子(さやかの寝顔見たかったな…)

杏子(ま…仕方ないか)

杏子(おやすみ、さやか)



さやか(杏子って弄るとかわいいなぁ)

そういや>>1は結局一挙放送見れたの?

マミ「すやすや」

QB「マミは…眠ったね」

QB「やれやれ…あんなに張り切らなくても僕は逃げないのに」

QB「でも、美味しかったよ」

QB「…」

QB「僕は…君たちに何ができるんだろう」

QB「崩壊する世界を見ることしか僕にはできないのかな」

QB「これは…人類だけの問題じゃないんだよ」

QB「僕は…」

QB「!」

QB「これは…まさか…」

QB「いや…間違いない…」

QB「やっぱり、このままじゃ駄目みたいだね」

QB「…この世界は崩壊する」

QB「…まどか」タタッ

まどホーム

まどか「すぅ…すぅ…」

まどか「すぅ…ん…」

まどか「ん…っ!」パチッ

まどか「…っ!」

まどか「う…あ…っ…」

まどか「う…うぅ…」

まどか(な…なに…?)

まどか(か…体が…熱いよ…)

まどか「あ…ぁっ…」

まどか(声が…でないよ…)

まどか(く、苦しい…)

まどか「ほ…あぅっ…うっ…」

まどか(た…助けて…誰か…)

まどか「ほ…む…」

まどか(ほむらちゃん…!)

まどか「うっ…あっ…あぁぁぁぁぁっ」

カッ

すみません、眠いです…

明日も書くのなら喜んで保守しよう

>>176
明日は9時くらいから再開する予定です
保守助かります

>>177
わかった保守しとく

アニメの感想教えて

1~4話もちゃんと見ること推奨

>>178
ありがとうございます

アニメの感想は
何も知らない状態で最初から見たかった
かな、だいたいの流れは知ってたから

今までガンダムやハガレンくらいしかアニメ見てなかったが、まどマギかなり面白かった

>>179
1~3話はネットで見た

と言っても、アニメ見るのがあんまり好きじゃないからゲームしながら見てたけど

んで前半はマミさんが死ぬところ以外は適当に見てたけど
一挙放送の杏子がでてくるあたりからゲームそっちのけで見始めて
9話くらいからは瞬きすら惜しいくらいの勢いで見てた
特に11話のラストでほむらが絶望しかけたとこなんかリアルに
「あああああああああああ」とか言ってしまった

>>182
放送終了後に言ったのならたぶん俺

何で今までアニメ見なかったんだろう、放送当時に時間を巻き戻してほしい

あと、Amazonで漫画買った、明日届くはず



新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

すみません寝てた
保守ありがとうございました

まどか「はぁ…はぁ…」

まどか(お…おさまった…?)

まどか「…え?」

まどか「これは…」

まどか「ソウルジェム…?」

まどか「な…なんで…?この世界に魔法少女は…」

QB「大丈夫かい?まどか」

まどか「…QB?」

QB「…やっぱりソウルジェムがあるね」

まどか「何…何なの?QBが私に何かしたの?」

QB「いや、僕は何もしてないよ」

まどか「じゃあ…どうしてソウルジェムが…?」

QB「それはね、まどか、君がもともと持っていたソウルジェムだよ?」

まどか「えっ?」

まどか「どういうこと…?」

まどか「この世界じゃ私は魔法少女にはなってないよ?」

QB「うん、そうだね」

まどか「でも…ソウルジェムが…」

QB「だから、君がもともと持っていたソウルジェムだって言ってるじゃないか」

まどか「…何が言いたいの?わかんないよ…」

QB「確かにこの世界には魔法少女は存在しない…」

まどか「うん…」

QB「でも、以前の世界には魔法少女は存在しただろう?」

まどか「うん…その世界で私は…魔法少女になったよ」

QB「そう、その時のソウルジェムがまどか、今君が持っているものだよ」

まどか「え…前の世界の私のソウルジェム…?」

QB「うん、そうだね」

まどか「…?」

QB「まだ上手く把握できてないみたいだね」

まどか「…うん」

QB「はやい話がこの世界が以前の世界に戻りつつある、ってことかな」

まどか「戻るって…えっ?」

QB「今、現在進行形でこの世界は元に戻り…」

QB「いや、この世界は崩壊し始めているんだ」

まどか「崩壊って…そんな…!」

まどか「う、うそ…だよね?」

QB「僕は嘘をつかないよ」

まどか「なら…どうしたらいいの?」

QB「…」

まどか「QB!教えてよ!」

QB「…まどか、君は世界が再構築されたのにも関わらず」

QB「以前の記憶を書き換えられていなかったよね?」

まどか「うん…私とほむらちゃん、ほむかちゃんは記憶が元のままだよ?」

QB「そう、それが不味いことだったんだ」

まどか「え…?」

QB「完全に世界が再構築されたのなら、君たちが記憶を引き継いだことはおかしな事なんだよ」

QB「まどか、ほむら、ほむか、それにマミも…そして僕」

QB「…僕たちが記憶を引き継いだ、つまり世界の再構築は失敗したってことだね」

まどか「どういう…こと?」

QB「完全に再構築されたのなら、君たちが記憶を持っている筈がないじゃないか」

QB「記憶を引き継いだ僕たちがいる時点で、再構築は失敗に終わったんだよ」

まどか「…でも、今まで何もなかったよ?」

QB「今まではギリギリ世界を保っていたけれど、ついに彼が動き出してしまったんだ」

まどか「彼…?」

QB「まどか、創造神ってわかるかい?」

まどか「えっ…作る神さま…かな?」

QB「うん、なら破壊神もわかるよね?」

まどか「うん、壊す神さま…でしょ?」

QB「そうだね」

まどか「それがどうかしたの?」

QB「…彼の正体はね」

QB「時には世界を作りだし…時には世界を破壊する」

QB「あるいは世界を崩壊から救いだし、復活させる」

QB「またあるいは、平和な世界をめちゃめちゃに荒し、崩壊させる」

まどか「?」

QB「同一の、または分裂した神とも言える存在…」

まどか「…何を言ってるの?」

QB「彼には名前は存在しない…一つの概念とも言えるね」

まどか「概念…?」

QB「ライマ・オ・ヴィッパ」

QB「僕たちはそう呼んでいる彼が、この世界の破壊を始めようとしている」

まどか「…?」

QB「この不安定な世界を破壊しにやってくるんだよ、彼が」

まどか「破壊って…そんなの嫌だよ!」

QB「彼はとてつもなく強い…ワルプルギスの夜なんて目でもないよ」

QB「彼は今までに数多の世界を作り上げ、そして破壊してきた…」

まどか「そんな…」

QB「世界は破壊されても、再構築される」

QB「でもイレギュラー要因は排除され、特定の状態で再構築されるんだ」

まどか「…わけわかんないよ」

QB「この世界が破壊され、再構築されれば…君たちは記憶も何もかもリセットされて」

QB「何事もなかったかのように生活していくことになる」

QB「そして、この場合は暁美ほむか、彼女の存在自体がなかったことになるね」

まどか「ほむかちゃんがいなくなる…?」

QB「うん、ほむかも暁美ほむらとして、また別の世界でやり直しになるんだ」

QB「死ぬわけではないけど、少なくとも暁美ほむかは完全に消滅するよ」

まどか「そんな…嫌だよ!絶対に嫌だよ!」

まどか「その…彼を倒せばいいの!?」

QB「…確かに彼の行動を阻止すれば、世界の崩壊は防げるかもしれない」

まどか「私…戦うよ!ほむかちゃんの事を忘れるなんて絶対に嫌だよ!」

QB「まどか…君は僕の知る限り最強の魔法少女だ」

まどか「だから…!」

QB「でも、そのまどかですら…到底敵う相手じゃないよ?」

まどか「でも…ほむかちゃんとお別れなんて嫌だよ!私が戦うから!」

まどか「やっつけるから!だから…だから…!」

QB「…止めても聞きはしないんだろう?」

まどか「…」コクッ

QB「まどか、今この世界に魔法少女は君一人だけだ」

QB「仲間なんていない…孤独の戦いになる、それでも構わないのかい?」

まどか「…うん!」

まどか「それに…魔法少女じゃなくても私にはみんなが…」

まどか「仲間がいるから…!」

QB「…わかった、僕は何も言わないよ」

まどか「…ありがとう、QB、教えてくれて」

QB「僕も…できることなら崩壊は避けたいからね」

まどか「QB…」

QB「…彼は最初から本気ではかかってこない、倒すことはできなくても、阻止ならできるかもしれない」

QB「彼は直ぐにでも現れるよ、戦う準備はできたかい?」

まどか「うん!」

QB「…こっちだよ、ついてきて」

まどか「…」



QB「おそらく、彼はここから破壊を始めるはずだ」

まどか「ここは…初めてほむかちゃんがこの世界に来たって言ってた…」

QB「今回は暁美ほむかが鍵となるからね…彼女の行動しだいで彼の行動もまた変わってくる」

まどか「…」

QB「詳しいことは僕たちにもわからないんだ…」

QB「でも、今まで世界が崩壊し、再構築を繰り返してきたのは事実なんだ」

QB「まどか、君だけが頼りだ、僕は応援しかできないけど…」

QB「頑張って…!」

まどか「…うんっ!」

まどか「すぅー…はぁー…」

まどか「…よし!」

まどか「変身」カッ

QB「まどか、頼むよ」

まどか「うん、まかせて!」

まどか「今度は私がみんなを守るから…!」

ゴゴゴゴゴ

QB「来るよ!」

まどか「…!」

《…》

まどか「あれが…そうなの…?」

QB「…うん」

まどか「でも…人にしか見えないよ…?」

QB「最初はね…まだ現れたばかりだから」

《…》

QB「彼は徐々に力をつけていく…今しかないよ!」

まどか「…わかったよ!」

《…》

まどか「ごめんなさい!」ビュンッ

《…》グサッ

まどか「…えいっ!」ビュンッ

《…》グサッ

QB「…このままいける…のかな?」

きょうホーム

杏子「ぐぅぐぅ」

さやか「…」

さやか「…杏子、起きてる?」

杏子「ぐぅぐぅ」

さやか「…寝たね?」

さやか「…杏子ってわかりやすいよね」

さやか「杏子って私のこと…」

さやか「うーん…」

さやか「いつからなんだろ…?」

さやか「最初は殺し合う仲だったのに…」

さやか「あれ?」

さやか「殺し合うってなに…?」

さやか「ん?」

さやか「私たちは学校で知り合って、友達になったんだよね?」

さやか「あれ?」

さやか「んー」

さやか「ま、気のせいか!」

さやか「私と杏子が殺し合うなんてありえないって!」

杏子「ぐぅぐぅ…」

さやか「こんな可愛い寝顔の女の子と殺し合うなんてね」

さやか「変な夢でもみたのかな?」

杏子「ぐぅ…ぐぅ…」プニプニ

さやか「あはは、おもしろい」

杏子「ん…?」プニプニ

さやか「あっ」

杏子「え…さやか…?」

さやか「ご、ごめん!起こしちゃった」

杏子「んー…」フワァ

杏子「あれ?まだ夜中じゃん」

さやか「ごめんごめん」

杏子「いいよ、別に…でも目が冴えちまったな」

さやか「すんません」

杏子「よっし、何か話でもすっか」

さやか「私は別にいいけど、寝なくていいの?昨日も寝不足だったんでしょ?」

杏子「誰のせいだと思ってんだ!」

さやか「え?昨日は何もしてないけど?」

杏子「そっ、それは…」

さやか「?」

杏子「き、気にすんなよ!な?」

さやか「うん」

杏子「じゃあ…えと…」

さやか「あっ、そうだ!」

杏子「ん?」

さやか「私たちが初めてあったのっていつだっけ?」

杏子「え?初めてあった時?」

さやか「うん」

杏子「ん…いつだったっけ…?」

杏子「えーと…私がさやかに使い魔を…」

杏子「んっ?」

杏子「あれ?使い魔ってなんだ?」

さやか「さぁ…?」

杏子「おかしいな…なんつーかさ…そこまではでてくるんだけど…」

杏子「そっから先を思い出せないっていうかさ…」

さやか「うん、私も…」

さやか「私たちが初めてあったのって…?」

杏子「…思い出せねぇぞ…?」

さやか「たぶん、学校で…さ?」

杏子「うん…そうなんだろうけど…なんか違うような気がすんだよな」

さやか「…うん」

杏子「…どういうことだ、おい」

さやか「私にもわからないよ!」

杏子「変じゃねぇか…?」

さやか「はは…なんか怖くなってきたよ…」

杏子「…うん」

さやか「も、もう寝ようよ!」

杏子「そ、そうだな!」

さやか「寝れば思い出すって!」

杏子「そうだ!」

さやか「お、おやすみ!」

杏子「おやすみ!」

さやか「…」

杏子「…」

さやか「ね、ねえ…杏子」

杏子「な、なんだよ…?」

さやか「もうちょっとそっちにさ…行ってもいい?」

杏子「あ…う、うん!」

杏子「ほら、さやか…!」

さやか「ごめんね?狭いよね?」

杏子「い、いや…べ、別に…」

さやか「杏子…」ギュッ

杏子「さ、さ…さやかっ」

さやか「ごめん…今はこうしててもいい?」

杏子「え…?」

さやか「なんかさ、急に怖くなっちゃってさ…」

杏子「う、うん…」

さやか「でもこうやって…杏子といれば怖くなくてね?」

杏子「…」

さやか「だから、今はいい?」

杏子「…ああ」

一方

まどか「えいっ!」バシュッ

《…》ドンッ

まどか「え…っ?」

QB「まどか!」

まどか「きゃあっ!?」ドサッ

《…》

まどか「うぅっ…」ヨロッ

QB「まどか、大丈夫?」

まどか「うん…大丈夫だよ」

《…》

まどか「私が…守るからね!ほむかちゃん!」

QB「まどか…無理をしては駄目だよ」

まどか「ううん、無理なんてしてないよ…!」

まどか「私がここで諦めたら…その方が駄目だよ」

QB「まどか」

まどか「私が戦わないと…ほむかちゃんは…」

まどか「だから、私は戦いたいんだ…諦めたくないもん」

《…》

まどか「それに…今ならまだ間に合うんだよね?」

QB「うん、彼は出現してもすぐには破壊をしない」

QB「まずは小さな部分から少しずつ改変をするからね…」

QB「マミの記憶が戻ったことや、まどかが魔法少女に変身できるのはその影響だから」

まどか「…だから、今のうちにやっつけなきゃ…!」

《…》

まどか「私が…絶対に…!」

まどか「守られてばかりなんて…嫌だから!」

まどか「これは、私の戦いだもん!」

ほむホーム

ほむら「すぅすぅ」

ほむか「お姉ちゃん、眠った?」

ほむら「すぅすぅ」

ほむか「寝た…んだね?」

ほむか「お姉ちゃん…ありがとう…」

ほむか「私、本当にこの世界にこれて良かったって…そう思ってるんだよ?」

ほむか「みんながいてくれるからね」

ほむか「ずっと…このままでいたいな…」

ほむか「誰とも…もうお別れしたくないから」

ほむか「…」

ほむか「でも…何か…不安だな…」

ほむか「本当にこのままで大丈夫なのかな…?」

ほむら「すぅすぅ」

ほむか「お姉ちゃん…」

ほむか「本当にお姉ちゃんなら良かったな…」

ほむか「私も、何も知らないただの暁美ほむかに、なれたらな…」

ほむか「…ううん、これ以上欲張ったら駄目だよね?」

ほむか「お姉ちゃん…」ギュッ

ほむか「えへへ」

ほむか「おやすみなさい」

ほむか「…すぅ」

まどか「きゃあぁっ!」ズササッ

QB「まどか!」

《…》

まどか「はぁ…はぁ…」

まどか(強い…強いよ…)

QB「まどか…やっぱりこれ以上は…」

まどか「はぁ…はぁ…」

QB「やっぱり無理だよ…勝てる相手じゃない…」

まどか「…」

まどか「勝てなくても…私は戦わないといけないから…」

まどか「私が諦めたら、そこでほむかちゃんとは会えなくなるから…!」

まどか「私は逃げちゃいけないから…」

QB「でも、まどか」

まどか「私ね、魔法少女になって良かったって…あらためてそう思ったよ」

まどか「だって…ほむらちゃん、ほむかちゃん、マミさん、杏子ちゃん…」

まどか「みんなに会えたから」

まどか「だからね、この戦いは…みんなへの私なりの恩返しなんだ」

まどか「いつもみんなに助けられてきたから…」

まどか「こんどは、私がみんなを助けるんだ!」

QB「まどか…」

まどか「QB、みんなによろしくね?」

QB「まどか…まさか君は…」

まどか「てぃひひ!」

まどか「じゃあね、ばいばい!」ダッ

QB「まどか!」

まどか「私…幸せだよ…!」

まどか「ほむらちゃん、ほむかちゃん…みんな…」

まどか「大切な人がいるから…!」

まどか「だから私は戦えるんだ!」

まどか「怖くなんてないよ」

まどか「もう私は絶望なんて…しないから!」

《…》

まどか「だから…!」

ほむホーム

ほむら「まどかっ!」パチッ

ほむら「…夢?」

ほむか「すぅすぅ」

ほむら「ほむか…また抱きついちゃって…」クスッ

ほむら「…」ズキン

ほむら「なに…かしら…?」

ほむら「すごく…嫌な感じがするわ…」

ほむら「まどか…」

ほむら「…」

QB「ほむら!ほむか!」

ほむら「…QB」

QB「頼みがあるんだ!すぐに僕についてきて!」

ほむら「え?」

ほむか「ん…っ」パチッ

ほむか「…お姉ちゃん…?」

ほむら「ほむか」

QB「はやく!」

ほむか「QB…どうしたの?」

QB「まどかが!まどかが危ない!」

ほむら「まどか!?」

ほむか「えっ…鹿目さんが?」

QB「だから!はやく!」

ほむら「…ええ!」

ほむか「…うん!」

QB「こっちだよ!」

ほむら「まどかは…どうしたの?」

ほむか「大丈夫なの…?」

QB「まどかは今、戦ってるんだ…」

ほむか「えっ?」

ほむら「戦ってる…?まどかが…?」

ほむら「でも、この世界に魔法少女は…」

QB「今のまどかはこの世界で唯一の魔法少女だよ」

ほむら「っ!」

ほむら「インキュベーター!あなたまさか…!」

ほむか「な…なにが…」

QB「僕が契約させたわけじゃないよ」

ほむら「えっ?」

QB「まどかの魔法少女としての力が戻った…と言えばいいのかな?」

ほむか「も…どった…?」

ほむら「なによそれ…どういうこと?」

QB「細かい説明はする時間がないよ」

QB「早い話が、この世界が元の世界に戻りつつあるってことだよ」

ほむか「え…?」

ほむら「ちゃんと説明しなさい!」

QB「この世界が暁美ほむかの存在しない、元通りの世界になろうとしているんだ」

ほむか「!?」

ほむら「な…?」

QB「そして、まどかは…それを阻止する為に戦っているんだ」

ほむら「…魔女と?」

ほむか「はぁ…はぁ…」

QB「いや、この世界には魔女は存在しないよ」

ほむら「なら何と…?」

QB「神に等しい存在…かな」

ほむら「神…?」

QB「正確には神じゃない…概念の方が近いかもしれないね」

QB「とにかく、彼が具現化してこの世界を破壊しようとしている」

QB「そしてまどかはそれを阻止する為に戦っているんだ」

ほむら「…勝機はあるの?」

QB「残念ながら…まどか一人では0%だよ」

ほむら「なら…なんで止めなかったのよ!?」

QB「止めようとしたよ、でも戦いを選んだのはまどかなんだ」

ほむら「そんな…」

ほむか「はぁ…はぁ…」

QB「だから、早くまどかを助けに行くんだ!」

ほむら「…わかったわ」

ほむか「はぁ…はぁ…」

ほむら「…ほむか、大丈夫?」

ほむか「う、うん…私は大丈夫…」

ほむか「だから…は、はやく鹿目さんを…!」

ほむら「…ええ!」

ほむら「ほむか…」スッ

ほむか「お姉ちゃん…?」

ほむら「私たち二人で…まどかを助けるわよ?」

ほむか「…うんっ!」ギュッ

QB「…あれ」

ほむら「どうかした?」

QB「彼の反応が…消えた…?」

ほむか「な…なら…」

ほむら「まどかが倒したのね!?」

QB「…そうなるの…かな」

QB「でも…まどか一人にそんな力は…」

ほむら「とにかく急いで、まどかを!」

ほむか「そ…そうだね…!」

QB「…」ピタッ

ほむら「?」

ほむか「QB?」

QB「消えた…」

ほむか「えっ?」

ほむら「その…概念のでしょ?」

QB「いや…」

ほむら「じゃあ何の…?」

ほむか「?」

QB「まどかの…気配が…消えた」

ほむら「…え?」

ほむか「そ、そんな…」

QB「…」

ほむら「う、うそよ!」

QB「…」

ほむか「QB…?」

QB「…僕は、嘘はつかないよ…」

ほむら「…っ!」

ほむら「まどか…」

QB「…」

ほむか「さ、探そうよ!きっと何処かにいるよ!」

ほむら「ほむか…」

ほむか「ほら…その…やっつけて魔力を消耗したとか…!」

ほむら「…そうね」

ほむら「探すわよ…まどかを!」

ほむか「うんっ!」

QB「…僕も探すよ」

マミホーム

マミ「あら…?」

マミ「私、眠ってたのね…」

マミ「キュウべえ…戻ってきてくれたのは嘘じゃないわね」

マミ「…今はいないみたいだけど…何処かに行ったのかしら?」

ガラッ

マミ「わぁ…綺麗な空…」

マミ「みんな、仲良くできてよかった…」

マミ「明日からも…きっと」

マミ「流れ星…こないかな…?」

マミ「…えっ?」

マミ「向こうに誰か…いる?」

まどか「…」

マミ「か、鹿目さん…?」

マミ「どうしたのかしら…あんなところに立って…」

まどか「…」

マミ「鹿目さーん!」

まどか「…」

マミ「どうしたの?こんな夜中に…」

マミ「私に何かようがあるの?それともQB?」

まどか「…」

マミ「…鹿目さん…?」

まどか「…」スッ

マミ「あ…」

マミ「き、消えた…?」

マミ「?」ゴシゴシ

マミ「…見間違え…かしら?」

マミ「そうよね…こんな夜中に鹿目さんが一人であんなところに…」

マミ「もう寝よう…うん!」

ガラッ

マミ「ふぅ…疲れちゃったのかな?」

マミ「おやす…!?」

マミ「うっ…」

きょうホーム

さやか「すやすや」ギュッ

杏子「…」ドキドキ

杏子(さ、さやかのやつ…抱きついてきやがって…)

杏子(こ、これじゃ寝たくても寝れないだろ…っ!)

杏子(でも…このままずっとこうして…)

杏子(って!何考えてんだ私は!)

杏子「ったく…」

さやか「すやすや」

杏子「さやか…」

杏子「さやか、私の気持ちに気づいてんのかな…?」

杏子「結局私ばっかり恥ずかしがってさ」

杏子「さやかは大した反応しないから…わかんねぇよな」

杏子「私も…いや、私が素直に気持ちを伝えるしかないのかな…?」

杏子「さやか…好きだ」キリッ

杏子「いやいやいや…///」

杏子「な、なにやってんだよ///」

杏子「もう…調子狂うよなぁ」

さやか「すやすや」

杏子「…へへ」

さやか「すや…すや…」プニプニ

杏子「うん、今度…素直に伝えようかな」

杏子「おやすみ、さやか…!」

ほむら「まどか…どこにいるの…?」

ほむか「はぁ…はぁ…か、鹿目…さん…っ!」

QB「僕にも感知できないなんて…」

QB「わけが…わからないよ…」

ほむら「まどか…まどかぁ…!」

ほむか「あっ…もう朝日が…」

QB「一晩中探したのに、手がかりすら見つからないとはね」

ほむら「携帯は繋がらないし…」

ほむか「家にも…帰ってないみたいだよ…」

QB「これは…なんで…」

ほむら「まどかぁ…」

ほむか「お姉ちゃん…」

QB「…君たちは一旦家に帰った方がいい」

QB「まどかは僕が探しておくから」

ほむら「嫌よ…!」

ほむか「うん、学校は休もう…?」

ほむら「もちろんよ…」

QB「…やれやれ」

ほむら「絶対に…まどかを見つけてみせる!」

ほむか「うんっ!」

ほむら「学校には、私から連絡しておくわ」

ほむか「うん、だから早く探そうよ!」

ほむら「ええ!」

QB「じゃあ、手分けして探そう、僕はこっちを」

ほむか「私はこっちに行くね?」

ほむら「わかったわ…!」

ほむら「まどか…!」

きょうホーム

さやか「んーっ…!」

さやか「ふぅ…おはよう、杏子!」

杏子「お、おはよ…」

さやか「あれ?あんたまた寝不足なの?」

杏子「ん…」

さやか「ちゃんと寝るようにいったじゃん」

杏子「そ…だな…」

さやか「もう…!」

杏子「ん…」ウトウト

さやか「ちょっと!今日は学校でしょ?」

杏子「ん…」

さやか「杏子!」

杏子「…くー」

さやか「はぁ…」

さやか「仕方ない、私が朝ごはんと準備しとくかな」

杏子「くー…」プニプニ

さやか「ほんと、可愛い寝顔だよね」

さやか「あっ…や、やばっ!」

さやか「宿題ほむらん家に置きっぱなしじゃん!」

さやか「電話電話…っと」プルル

さやか「…」プルル

さやか「…」オカケ ピッ

さやか「あれ?寝てんのかな?」

さやか「念のためメール送っとこ」

さやか「よっし、準備準備!」

学校

さやか「おはよ、仁美!」

仁美「さやかさん、おはようございます」

杏子「おはよ…」

仁美「おはようございます、杏子さん…寝不足なの?」

杏子「うん…」

仁美「ちゃんと寝たいといけませんよ?」

杏子「わかってるって…」

仁美「あら?まどかさん達とは一緒じゃありませんの?」

さやか「あぁ…それがさぁ、電話にもでなくて」

さやか「先に行ったのかなって思ったんだけど…」

仁美「いえ、今日はまだ…」

さやか「そうみたいね…何かあったのかな…?」

杏子「…」ウトウト

さやか「杏子!あんたはもう寝ない!」

杏子「ん…」

仁美「ふふっ」

ほむら「はぁ…はぁ…まどか…どこなの…?」

ほむら「時間だけがどんどん過ぎていく…」

ほむら「魔法が使えれば…!」

ほむら「まどか…!」


QB「本当にわからない…」

QB「どうしてだろう…?」

QB「鹿目まどかと彼の反応がほぼ同時に消えた…」

QB「まさか…相討ちに…?」

QB「まどか…わけがわからないよ」

ほむか「はぁ…はぁ…!」

ほむか「鹿目さん…」

ほむか「何処にいるの…?」

ほむか「帰ってきてよ…お願いだから…」

ザッ

まどか「…」

ほむか「あ…!」

ほむか「か、鹿目さん!ぶ…無事だったんだね!?」

ほむか「よかった…鹿目さん!」

まどか「…」ギロッ

ほむか「えへへ…鹿目さん!お姉ちゃんが待ってるよ?」

まどか「…」

ほむか「…鹿目さん?」

まどか「…」

ほむか「どうしたの?」

まどか「…」カッ

ほむか「きゃっ…えっ?」

まどか「…」

ほむか「か、鹿目さん…その姿は…?」

ほむか「ち、違う…魔法少女じゃない…」

まどか「…」スッ

ほむか「か…鹿目さん…どうしたの…?」

ほむか「お、おかしいよ…何があったの?」

ほむか「鹿目さんっ!」

まどか「…」ギリリッ

ほむか「ゆ、弓…?」

ほむか「う、うそ…でしょ…?」
まどか「…」ビュンッ

ほむか「鹿目さんっ!!」

マミ「おっ!」シュルルッ

ほむか「きゃっ?」

まどか「…」

マミ「ほむかさん…大丈夫?」

ほむか「と、巴さん…?」

マミ「ふふっ、間一髪ってところね!」

ほむか「巴さん…魔法少女に…?」

マミ「ええ、昨夜にね」

まどか「…」

マミ「…鹿目さん…やっぱりね…」

ほむか「巴さん…鹿目さんは…?」

マミ「私もよくわからないけど…昨夜鹿目さんを見かけてね」

マミ「その後ソウルジェムが私に…魔法少女になることができたの」

マミ「だから鹿目さんをずっと探していたら、ほむかさんの声が聞こえてね」

マミ「間に合ってよかった…!」

ほむか「巴さん…」

マミ「ほむかさん、あなたはQB達を呼んできて?」

マミ「QBなら何か知ってるはずだから」

ほむか「でも…」

マミ「大丈夫、鹿目さんは私に任せて!」

マミ「だから、あなたは早く!」

ほむか「…はいっ!」

まどか「…」ビュンッ

ほむか「…きゃっ?」

マミ「…」パンッ

ほむか「…あっ」

マミ「早く行きなさい!」

ほむか「は、はい!」タタッ

まどか「…」

マミ「鹿目さん…あまり感心できることじゃないわよ?」

マミ「友達を傷つけようとするなんてね」

まどか「…」

マミ「その姿…魔法少女じゃないみたいね」

まどか「…」

マミ「あなた…鹿目さんじゃないわね?」

まどか「…」

マミ「鹿目さんをどうしたの?」

まどか「…」

マミ「答えなさい!」

まどか「…」

マミ「さもないと…!」

まどか「…てぃひひ」

マミ「!」

まどか「マミさん…私だよ…鹿目まどかだよ…」

マミ「…!」

まどか「マミさん…だから私を通してくださいよ…」ウェヒヒ

マミ「…」

まどか「早くほむかちゃんに会わないと…」

マミ「…できないわ」

まどか「…何でですか」

マミ「あなたは…鹿目さんじゃない…!」

マミ「鹿目まどかじゃない!」

まどか「…」

マミ「答えなさい!あなたは誰なの?」

マミ「鹿目さんをどうしたの!?」

まどか「てぃひひ…だから私が鹿目まどかだって…言ってるじゃないですか…」

マミ「うそよ!」

まどか「…昨日はみんな大変でしたよね?」

マミ「昨日…?」

まどか「私がほむらちゃんや、さやかちゃんと喧嘩しちゃって…」

マミ「…!」

まどか「みんな泣いちゃって…私、すごく辛かったんです」

マミ「それは…」

まどか「あの原因は…ほむかちゃんですよね?」

マミ「…」

まどか「ほむかちゃんがいなければ…何も起こらなかった…」

マミ「あなた…何を言って…?」

まどか「ほむかちゃんがいなければみんな仲良くできた…」

マミ「…」

まどか「ほむかちゃんは…私たちにとって、邪魔なんですよ」

マミ「…」

まどか「てぃひひ」

マミ「そうね…わかったわ」

まどか「だから、一緒にほむかちゃんを…」

マミ「あなたは…鹿目さんじゃない!」

マミ「鹿目さんはそんなこと絶対に言わない!」

マミ「あなたの思い通りになんて…私が絶対に許さない!」

マミ「あなたが偽物だろうと…操られているのだろうと…!」

マミ「私は鹿目さんを救ってみせる!」

マミ「それが神が私に示した導きよ…!」

学校

杏子「くー…」

さやか「はぁ…」

さやか(結局杏子寝てるじゃん…)

さやか(宿題のことも怒られたし…ついてないわー)

さやか(まどか達は来ないし…)

さやか(何やってんのよ…何か悪いことに巻き込まれなきゃいいけど…)

ちょっと待って漫画とどいた!

>>358
続きは明日かい?

>>359
代引き払ってきた

どうせ猿くらうからその時みるわ
とりあえずツインテほむ見て眼福眼福

ほむら「まどかぁ…どこにいるの…」

ほむか「お姉ちゃんっ!」

ほむら「ほむか…?」

ほむか「はぁっ…はぁっ…」

ほむら「ほむか、どうしたのよ?」

ほむか「はぁっ…か、鹿目さんが…」

ほむら「え?見つかったの!?」

ほむか「鹿目さんがぁ…!」

QB「どうしたんだい?」

ほむか「鹿目さんが…巴さんが…」

ほむら「ちょっと、どういうことよ?」

QB「マミ?…」

QB「!」

QB「これは…マミが魔法少女に…?」

ほむか「…うんっ」

ほむら「えっ?」

QB「こっちだよ!」

マミ「…」

マミ(もし、体が鹿目さん本人のものだとしたら…下手に攻撃できないわ…)

まどか「マミさん…残念です、マミさんならわかってくれるって思ったのに」

マミ「…鹿目さん、ごめん!」シュルルッ

まどか「!?」

マミ(リボンで動きを封じて…)

まどか「てぃひひ」

マミ「!?」

まどか「マミさん…そんなんじゃ何の意味もないですよ?」バンッ

マミ「り、リボンが!」

まどか「邪魔をするなら、たとえマミさんでも容赦しませんよ?」

マミ「…鹿目さん!」

まどか「…てぃひひ」ギリリッ

マミ「…!」

マミ(この魔力…やっぱり鹿目さん…?)

まどか「私の邪魔をするのがいけないんですよ、マミさん!」ビュンッ

ほむら「はぁはぁ…あっ!」

ほむか「巴さん!?」

QB「これは…一体…」


マミ(鹿目さん…ごめんなさい…!)

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドンッ

ほむら「な…!?」

まどか「てぃひひ…」ドカァァァッ

ほむら「まどかぁぁぁぁぁっ!!!」

マミ「…ほむらさん」

マミ「ほむかさん…キュウべえも」

ほむら「巴マミ!あなた…まどかに何をしているのよ!?」

マミ「ほむらさん…」

ほむら「何でまどかに攻撃したのよ!?」

マミ「…」

ほむか「…お姉ちゃん」

QB「…」

ほむら「ねぇ!なんでよ!?」

マミ「それは…」

ほむら「巴マミ…!」

ほむか「お姉ちゃん!巴さんは何も悪気があって…」

QB(まさか…)

マミ「ごめんなさい…訳あって、鹿目さんを気絶させないといけなかったから…」

ほむら「え…?」

マミ「私だって…本当は…」

まどか「てぃひひ…大丈夫だよ…ほむらちゃん…!」

ほむら「まどかっ!」

マミ「!?」

まどか「てぃひひ…」

ほむら「まどか…?」

ほむか「鹿目さん…」

QB「…!」

マミ「そんな…ティロ・フィナーレが直撃したのに…」

マミ「無傷…!?」

ほむら「あなた…まどか…?」

まどか「うん、まどかだよ…」ウェヒヒ

ほむら「…」

まどか「どうしたの?私だよ?まどかだよ?」

ほむら「…」

マミ「彼女は鹿目さんじゃないわ…!」

ほむか「私も…そう思います…!」

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「…いいえ、まどかよ」

マミ「えっ?」

ほむか「でも…」

まどか「ほむらちゃん…わかってくれるって、信じてたよ」

ほむか「…そのカチューシャは、私がまどかに渡したものだわ…」

マミ「…それは」

ほむか「お姉ちゃん…」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか…」ダキッ

マミ「ほ、ほむらさん!」

ほむか「お、お姉ちゃん!」

まどか「てぃひひ」

ほむら「まどか…うん、まどかよ…!」

ほむら「まどかの匂い…まどかの温もり…間違いなくまどかのものよ!」

まどか「てぃひひ」

マミ「でも、鹿目さんは…」

まどか「ねえ、ほむらちゃん離れてくれないかな?」

ほむら「…」

まどか「私ね、ほむかちゃんを消さないといけないんだ」

ほむか「…えっ?」

マミ「…」

まどか「ほむかちゃんは邪魔だから…いらないから…」

ほむか「…!!!」

マミ「そいつの言葉に耳を貸しちゃ駄目よ!」

まどか「だから、離れてくれないかな?ほむらちゃん」

ほむら「嫌よ」

まどか「…ほむらちゃん」

ほむら「もう私は決めたの…絶対にまどかから離れないって!」

ほむら「何があっても絶対にまどかの側から離れない!」

ほむら「何者か知らないけど…まどかの体を…よくも…!」

まどか「ほむらちゃん、私はまどかだってば」

ほむら「ええ、体はまどかよ!」

ほむら「でも心はまどかじゃない…!」

ほむら「早くまどかから出ていって!」

まどか「…ほむらちゃん離れてよ」

ほむら「嫌よ!」

まどか「ほむらちゃんは…ほむらちゃんだけは傷つけたくないから…」

ほむら「嫌よ…絶対に離さない!」

まどか「ほむらちゃん…離して…」

ほむら「いや!」

マミ「これは…何で力ずくで離さないの…?」

QB「おそらく、まどかに残った最後の意識がほむらに手を出すのを拒んでいるんだ」

マミ「え…?」

QB「まどかは…彼に取り憑かれたみたいだね」

QB「意識を乗っ取られている…洗脳とでもいうのかな?」

QB「だからマミやほむかに手を出した」

QB「でも、ほむらにだけは絶対に手を出したくないんだろうね…」

QB「まどかは昨日、ほむらに手を出したことを凄く後悔していたみたいだし…」

マミ「…そうなの」

まどか「ほむらちゃん…離して…」

ほむら「まどか…」ギュッ

まどか「ほむらちゃんを傷つけたくない…!」

ほむら「まどか、聞いて?」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「まどか…あなた、本当にほむかが嫌いなの?邪魔なの?」

ほむか「…」

まどか「それは…」

ほむら「まどか…私たち約束したでしょ?ずっと友達だって…ほむかの親友だって…」

ほむか「…」

まどか「うぅ…し、したよ…でも…ほむかちゃんは邪魔…」

まどか「ほむかちゃんのせいでこの世界が…うぅっ」

まどか「ほむかちゃんが…いなければ…」

ほむか「…鹿目…さん」

ほむら「それは、本当にまどかの気持ち?」

まどか「私は…ほむかちゃんが世界の…イレギュラー…」

まどか「ほむかちゃんがいなければ…みんな…仲良く…」

ほむら「まどか、自分の気持ちに正直になって!」

ほむら「そいつのの言葉に耳を貸しちゃ駄目!」

まどか「私は…私は…」

ほむら「まどか!」

まどか「嫌だ…ほむかちゃんとお別れなんかしたくない…」ポロポロ

ほむか「鹿目…さん!」

ほむら「まどかっ!そうよ!自分の本当の気持ちを教えて!」

まどか「嫌だ…ほむかちゃんは…大切な友達…」ポロポロ

まどか「私の大切な…友達…」

まどか「お別れなんて…嫌だ…嫌だよ…」

ほむら「そうよ…だから帰ってきて…」

ほむら「鹿目まどか!」

まどか「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

カッ

《…》

ほむか「!?」

マミ「こ…これは…?」

QB「やっぱり…まどかに取り憑いていたようだね」

まどか「…」パタッ

ほむら「まどかぁ!」

QB「大丈夫、気を失っているだけだ」

マミ「…くっ!」チャキッ

QB「マミ、無理だ!」

マミ「で、でもっ…」

QB「まどかですら敵わなかった…マミ一人じゃ絶対に勝てないよ」

《…》

QB「ここは一旦引こう…僕たちだけじゃどうしようもない…」

マミ「こいつを逃したらどうなるの?」

QB「大丈夫、まだ完全に崩壊するまでには時間がある」

QB「今は逃げた方がいいよ」

マミ「…わかったわ」

まどか「…」

ほむら「まどか…」ギュッ

ほむか「…とりあえず鹿目さんを…」

マミ「私が背負っていくわ」

《…》

QB「さあ、はやく!」

マミ「んしょ…ええ!」

マミ「ここから一番近いところは…」

ほむか「私たちの家です!」

マミ「そう、ならそこに…」

ほむら「まどか…」

QB「まどかは大丈夫だよ、ほむら」

ほむら「でも…」

QB「僕は嘘をつかない、そうだろう?」

ほむら「…そうね」

学校

さやか「はぁー、やっと昼休みかぁ」

杏子「んーっ…よく寝た!」

さやか「あんたねぇ…」

杏子「へへ、弁当食おうぜ」

さやか「はいはい、マミさん誘う?」

杏子「マミ?いいよ」

さやか「じゃあ3年の教室に行こっか」

杏子「ああ」

「今日は巴さんはお休みよ?」

さやか「あ…そうっすか…すみませんでした」

杏子「マミも休みだって?」

さやか「うん、そうみたい…」

杏子「まどか達も来ないし…やっぱ昨日あの後に何かあったな」

さやか「私もそう思う…」

杏子「うーん…早退するか?」

さやか「でも理由がないからね」

杏子「だよなぁ…」

さやか「…とりあえず私たちはお昼にしようか」

杏子「そうだな!」

杏子「あ…でも今日は弁当作ってなかったけ…購買行こうぜ」

さやか「その必要はないわ」キリッ

杏子「はは、何ほむらの真似してんだよ!」

さやか「あはは、いつかやってみたかったんだよねー、これ!」

杏子「本人の前ではするなよ?あいつ、まどか以外には厳しいからな」

さやか「わかってるって!」

杏子「で、何で必要ないんだ?私弁当ないぞ?」

さやか「ふふん、寝坊助杏子ちゃんの為にこの私、さやかちゃんがお弁当を作ってあげたのだ!」

杏子「え…さやかが弁当を…?」

さやか「愛妻弁当、なんてね!」

さやか「さやかちゃんマジ聖母!」

杏子「さ、さやかの…愛妻…弁当…」

さやか「まあ、あんたん家の冷蔵庫にあったのから適当に作ったんだけどね」



杏子「さやかの愛妻弁当…」

さやか「おーい、聞いてる?」

杏子「え?あ、ああ…」

さやか「んじゃ屋上行こっか?」

さやか「もしかしたら今日は私たち貸し切りかもね?まどか達いないし」

杏子「貸し切り!」

さやか「え?うん」

杏子「よし!早く行こ!」

さやか「別にそんなに急がなくてもお弁当は逃げないよ?」

杏子「いいから!行こうぜ!」

さやか「はいはい」

杏子「おっ、貸し切りじゃんか!」

さやか「だね」

杏子「さやか、弁当!弁当!」

さやか「そんなにお腹空いてんの?ほら」

杏子「あっ、ありがとう!」

さやか「さてと、いただきます」

杏子「いただきます!」

杏子「もぐもぐ」

さやか「どう?おいしい?」

杏子「ああ!」

さやか「だろうね、私が作ったんだから!」

杏子「そうだな!さやかの手作り…」

杏子「そうだ…!」

杏子(今はさやかと二人きっきりで学校の屋上…!)

杏子(これはやるしかないだろ…!)

杏子(佐倉杏子、行きます!)

杏子「っし!」パチッ

さやか「…何やってんの?」

杏子「さやか…!」

さやか「ん?」

杏子「く、食う会…?」

さやか「食う会…?」

さやか「な、なにその変な会…別に私そこまで食べるの好きじゃないよ?」

杏子「ち、ちげぇよ!」

さやか「え?だって食う会って…」

さやか「ちなみに私は真言宗じゃないよ?」

杏子「ちがう!空海じゃねえ!」

杏子「私が言いたかったのは『食うかい』だ!」

さやか「へ?」

杏子「も、もう…!ほら、口開けろよ!」

さやか「…あぁー、なるほどね!」

杏子「ほ、ほらっ」

さやか「あーん」

杏子「あ、あーん…」

さやか「ぱくっ」

杏子「う、うまい?」

さやか「うん、すごく」

杏子「そ、そっか…よかった…へへっ」

さやか(私が作ったとか言うツッコミはやめとこ)

ほむホーム

まどか「…」

ほむら「まどか…」ギュッ

ほむか「鹿目さん…本当に大丈夫なの?」

QB「…うん、ソウルジェムに異常はないよ」

マミ「よかった…」

QB「まどかの精神力は凄いよ、普通なら完全に乗っ取られて…」

QB「自我なんてすぐに消え去るのに、まどかは…」

マミ「そうね…」

QB「こうして助かったのは、奇跡としか言い様がないよ」

ほむか「鹿目さん…」

QB「ほむか、まどかの言葉なら気にすることはないよ、あれはまどかの本心じゃない」

ほむか「うん…」

マミ「ねえキュウべえ…あれは一体なんなの?」

ほむら「…私たちに話して」

ほむか「お願い、QB…」

QB「…わかったよ、特にほむか、覚悟して聞いてね」

ほむか「…うん!」

QB「―と言うことだ」

QB「つまり、暁美ほむか、君の存在が極めてイレギュラーだから」

QB「そのイレギュラーである君をなんとかしないといけない」

QB「そして彼は君を排除しようと、行動しているんだ」

QB「その過程でまどかを乗っ取って、ああ行ったんだよ」

ほむか「そんな…私は…」

ほむら「大丈夫…ほむか、あなたは私が絶対に守るから!」

マミ「私もよ!」

ほむか「ありがとう…」

ほむら「みんな同じ気持ちよ、誰もあなたとお別れなんてしたくないわ」

マミ「ええ」

ほむか「うん…」

マミ「キュウべえ、その彼を倒す手段はないの?」

QB「完全に消滅させるのは100%不可能だ」

マミ「そんな…」

QB「彼は概念だからね…今は一部を具現化しているに過ぎない」

QB「でも、世界の崩壊を食い止めることはできるよ」

QB「彼は数多の世界に同時に干渉している…つまり、この世界はほんのちっぽけな存在でしかない…」

マミ「どういうこと?」

ほむか「数多の世界?」

ほむら「パラレルワールドだよ、ほむら、君ならわかるだろう?」

ほむら「ええ」

QB「この世界はいくつもの層が重なってできている」

QB「例えば、マミが魔女にやられる世界」

QB「まどかが魔女になる世界」

QB「みんなが平和にしている世界」

QB「もしかしたらほむらが江戸時代にタイムスリップするような世界だってあるのかもしれない」

ほむか「最後のは…ちょっと…」

QB「でも、ありえるんだよ」

QB「そしてこの世界が暁美ほむらが二人いる世界なんだ」

QB「さっきの彼は一部を具現化したと言ったよね?」

ほむら「ええ」

QB「その具現化かした一部を倒せば、彼がこの世界から撤退するのかもしれない…」

QB「だから、まどかは戦ったんだ」

まどか「…」

QB「でも、まどかですら倒せなかった」

QB「倒すどころ乗っ取られてしまった…」

QB「正直、勝率なんて限りなく0に近いよ」

QB「それに、今魔法少女に変身できるのは、まどかとマミだけだ」

QB「二人が組んだところで、勝率に変わりはないよ」

マミ「…」

ほむら「QB、私は魔法少女になれないの?」

QB「いつかはなれると思うよ、でもいつになるかは僕にもわからない」

ほむら「…」

ほむか「なら…私も…」

QB「たしかにそうだが…ほむか、君は魔法少女に変身したことはないだろう?」

ほむか「うん…」

ほむら「たしかに、ほむかは一度も魔法少女に変身して戦ったことはないわね」

マミ「ええ…」

QB「だから、経験不足のほむかが加わったところで…」

ほむか「…」

ほむら「いえ…もしかしたら、ほむかはまどかに匹敵する力を秘めているかもしれないわ」

ほむか「え…」

マミ「?」

QB「…」

ほむら「ほむかは今まで二回願い事を叶えてるのはわかるわよね?」

ほむか「うん…」

ほむら「普通なら二回も願い事を叶えるなんて有り得ない、そうよね?」

QB「ああ、正直僕も想定外だったよ」

ほむら「なら、ほむかが魔法少女としての強大な力を秘めていても不思議じゃないわ」

QB「その仮説はおもしろいね、でも僕が見る限り、ほむらとほむかに違いはないよ」

ほむら「…やってみなければわからないわ」

マミ「そうね、少しでも可能性があるのなら、それに賭けてみるのも一つの手だわ」

ほむら「だから、ほむか…最後まで諦めないで…ね?」

ほむか「…うんっ!」

マミ「それに、佐倉さんと美樹さんも魔法少女になれるかもしれないのよね?」

QB「そうだね、それは間違いないよ」

QB「ただ、タイミングはわからないけどね」

ほむら「…6人で力を合わせれば、勝てるかもしれない」

QB「否定はしないよ」

ほむら「ほむか、マミ、頑張りましょう!」

ほむか「うんっ!」

マミ「ええ!負けるもんですか!」

まどか「わ…私も…戦う…」

ほむら「まどかっ!?」

ほむか「鹿目さんっ!」

マミ「目を覚ましたのね」

まどか「私も…絶対に守るって…決めた…から…」

ほむら「まどか、大丈夫!?」

まどか「うん…大丈夫だよ…」

ほむか「鹿目さん…よかった…!」

まどか「ほむかちゃん…ごめんなさい…」

ほむか「えっ?」

まどか「わ…私…ほむかちゃん…に…ひどいこと…しちゃった…」

ほむら「まどか…」

ほむか「でも、それは…」

まどか「私が…みんなに…何をしたのか…全部…覚えてるんだ…」

マミ「…」

まどか「マミさんと…ほむか…ちゃんを襲って…傷付けて…」

まどか「ほむかちゃんに…ひどいこと…言っちゃった…」グスッ

ほむか「鹿目さん、私は気にしてないから!」

まどか「でも…私が言っちゃったから…私が弱いから…」

まどか「ごめんね…ほむかちゃん…ごめんね…ごめんね…」

ほむか「ううん…ありがとう、鹿目さん!」

まどか「えっ…?」

ほむか「あの時、鹿目さんが私とお別れしたくないって言ってくれて…」

ほむか「私、とっても嬉しかったんだよ?」

まどか「ほむかちゃん…」

ほむか「あれが本物の鹿目さんの言葉だってわかったから」

ほむか「鹿目さんが私のことを大切に思ってくれてるってわかったから」

ほむか「だから、ありがとう!鹿目さんっ!」

まどか「ほむかちゃん…ありがとう…」

マミ「ふふっ、本当…よかったわ」

ほむら「ええ…そうね!」

まどか「みんな…ありがとう…!」

ほむら「まどか、帰ってきてくれてありがとう…!」

まどか「うん…!」

マミ「ねえ、キュウべえ」

QB「ん?」

マミ「次に彼が現れる場所はわからないの?」

QB「うん…あれから彼が何処で何をしているのかは僕にもわからないよ」

マミ「そう…」

まどか「QB…」

QB「どうかしたのかい?」

まどか「QB、私…戦って…乗っ取られて、わかったんだ…」

まどか「勝てる方法が…!」

ほむら「えっ?」

マミ「本当に!?」

まどか「うん…たぶんだけどね」

まどか「私が戦ってる時ね、彼はあんまり攻撃してこなかったんだ」

まどか「私の攻撃を跳ね返すか、吹き飛ばすかだけで…直接私を倒そうとはしなかった」

まどか「そして乗っ取られたんだけど…たぶん彼は実体がないから、攻撃できないんじゃないかな?」

まどか「だから私の体を…」

QB「そうか、たしかに本体で戦えるなら態々乗っとる必要なんてない…」

QB「なら、誰かが乗っ取られる前に倒せばいいんだよ」

まどか「うん、たぶん…」

ほむら「なら…やつが具現化したらすぐにケリをつけないとね」

マミ「また誰かが乗っ取られる前に…」

ほむか「うん!」

ほむら「まどか、どうやって乗っ取られれたかわかる?」

まどか「うん…何かスライム?みたいな形になって、私の中に…」

まどか「そして、気がついたら私は…」

ほむら「そう…ならそれに気を付ければ…」

マミ「そうね…でも次にいつ現れるかわからないのなら、今の内にゆっくり休憩しとこうか」

ほむら「そうね、焦ったらダメだわ」

ほむか「あ!ならご飯の準備するね?鹿目さんと巴さんも食べる?」

まどか「うん!」

マミ「ええ!」

ほむか「それじゃ、準備してくるね!」

まどか「…あっ!」

ほむら「まどか!?」

マミ「どうしたの…まさか…!」

まどか「てぃひひ…パパとママに連絡しなきゃ…」

ほむら「あ…」

マミ「そ、そうね!心配しているわ!」

まどか「ごめんね、電話してくるね」タタッ

マミ「ふぅ…びっくりしたわ」

ほむら「ええ…」

QB「やれやれ」

ほむか「お姉ちゃん、昨日の残りでいいかな?」

ほむら「いいわよ」

ほむか「わかったー」

マミ「ふふっ」

ほむら「?」ホムッ

マミ「いや…あなた達本当に姉妹みたいだなって」

ほむら「そうね…ほむかは、もう暁美ほむらじゃないわ」

マミ「うん…そうだよね…」

まどか「うぅ…」

ほむら「まどか?大丈夫?」

まどか「うん…今は大丈夫…かな、てぃひひ」

まどか「次家にかえったらお説教だよ…ママ、怒ると怖いんだよね」

まどか「今回は、パパも怒ってるみたいだし…」

ほむら「まどか…私も一緒に謝るから!」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」

マミ「ふふっ」

ほむか「準備できたよ!持っていくの手伝って、お姉ちゃん!」

ほむら「うん、二人は待ってて?」

マミ「ええ」

まどか「何で言い訳しようかな…?」

ほむら「お待たせ」

ほむか「持ってきたよ!」

マミ「今日は…カレーね?」

ほむか「はい、昨日の残りですみません」

マミ「ううん、美味しそう!」

まどか「ねぇ、ほむかちゃん」

ほむか「なに?」

まどか「ほむかちゃんが作ったの?」

ほむら「ええ、ほむかが作ったわ」

ほむか「う、うん」

まどか「てぃひひ!じゃあホムカレーだね!」

ほむか「…うんっ!」

一方

さやか「結局、まどか達は来なかったね」

杏子「…大丈夫か?あいつら…」

さやか「心配だよね…もう電話繋がるかな?」

杏子「やってみようぜ」

さやか「えーと…まどか、まどか…と」プルル

まどか『もしもし』

さやか「あっ、普通に繋がった!」

杏子「え?まじかよ」

まどか『さやかちゃん?どうしたの?』

さやか「さやかちゃん?どうしたの?じゃないわよ!」

さやか「あんた達学校サボってなにやってんのさ!」

まどか『てぃひひ…ごめんね?』

さやか「もう…私たちは心配してたんだからさ!」

まどか『ご、ごめん…さやかちゃん』

さやか「はぁ…で、怪我とかしてない?大丈夫?」

まどか『う、うん…大丈夫だよ…!』

さやか「そ、ならいいんだ…心配だっただけだから」

まどか『ありがとう、心配してくれて…』

さやか「親友だからねー、無事ならいいんだよ、なら切るね?」

まどか『うん、また今度ね!』

さやか「今度って…明日は学校来なよ?」

まどか『あ…うん、そうだね!』

さやか「わかればよろしい!…んじゃね!」

まどか『ばいばい!』

さやか「ふぅ…」ピッ

杏子「あいつら無事みたいだな」

さやか「うん、よく分かんないけどサボって何かしてたんだろうね」

杏子「サボりはいけないな!サボりは!」

さやか「あんただって一日中寝てたじゃん!」

杏子「さやかだっていつも寝てるじゃん」

まどか「てぃひひ…怒られちゃった」

ほむか「私たち学校休んじゃったからね」

ほむら「でも、仕方のないことよ」

マミ「…」

まどか「マミさん?」

マミ「…学校に連絡入れるの忘れてたわ」

まどか「わ、私も…」

ほむら「まどかは私が適当に理由をつけて連絡したから大丈夫よ」

まどか「えっ?ありがとう、ほむらちゃん!」

マミ「…私は?」

ほむか「巴さんは…してないかな」

マミ「うぅ…」

ほむら「ごめんなさい、まどかの事しか頭になかったから」

マミ「ま、まあ…私のミスだから…」

まどか「てぃひひ!でも、ありがとうございます、マミさん!」

まどか「私を助けてくれて!」

マミ「いえ…鹿目さんを助けたのはほむらさんよ」

ほむか「うん」

マミ「私たちそっちのけで抱き合うんだから…」

ほむら「それは…!それしか方法が思い付かなかったから…!」

まどか「私は嬉しかったよ!本当にありがとう、ほむらちゃん!」

ほむら「まどかが無事帰ってきてくれるのなら何だってするわよ…!」

まどか「ほむらちゃんっ!」ダキッ

ほむら「ま、まどか…!」

マミ「またこの二人のいちゃいちゃが見れてよかったわ」

ほむか「そうですね!」

マミ「羨ましいわよ…」

ほむか「…巴さん」

マミ「ん?」

ほむか「巴さん…何度も私を助けてくれてありがとうございます」

マミ「ふふ、気にしないで?ほむかさんが無事で、私も嬉しかったからね」

ほむか「は、はい…あのっ!」

マミ「どうしたの?」

ほむか「ほむかさんって…呼び方…」

マミ「嫌だった?」

ほむか「い、嫌ってわけじゃないんですけど…」

マミ「んー…ならほむかちゃん?」

ほむか「あっ…!」

マミ「ほむかちゃん?これでいいかしら?」

ほむか「は、はい!」

マミ「私がちゃん付けで呼ぶのはあなただけよ?」

ほむか「ありがとうございます…マミさん!」

マミ「ま、マミさん…ついにその声でそう呼ばれる日が来たのね…!」

ほむか「えっ?」

マミ「えっとね?ほむらさん…ずっと『巴マミ』ってフルネームで呼んでて」

マミ「今は『マミ』になったけど…ほら、私先輩だし…ほむかちゃんは『巴さん』だったから」

マミ「『マミさん』って呼んでほしかったの!」

ほむか「えへへ…そうだったんですか」

ほむら「?」ホムッ

まどか「どうしたの?ほむらちゃん」

ほむら「いえ…ちょっと…」

ほむら(気のせいかしら…噂をされたような…)

まどか「?」

ほむら「ふふ、気にしないで?」

まどか「…うん」

ほむら「…っ!」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「こ…これは…っ…?」

まどか「ほ、ほむらちゃん!もしかして…」

QB「やっと僕の出番だね!」

QB「これはほむらのソウルジェムが復活する前兆だよ」

ほむら「わ…私の…ソウル…ジェム…!」

まどか「ほむらちゃん…大丈夫?」

ほむら「大丈夫…」

マミ「ほむらさん!あなた…もしかして…」

ほむか「お姉ちゃん…?」

ほむら「むしろ…歓迎…よ…これで私も戦える…!」

まどか「ほむらちゃん…」

QB「くるよ!」

ほむら「っ…くぅ…うぅぅっ」

カッ

ほむら「はぁ…はぁ…」

ほむら「私のソウルジェム…!」

まどか「…」

マミ「これでほむらさんも、また魔法少女になれるのね」

ほむら「ええ…!」

ほむか「お姉ちゃん…大丈夫?」

ほむら「大丈夫、心配はいらないわ」

まどか「ほむらちゃん…頑張ろうね!」

ほむら「ええ!」

QB「…となると…」

QB「たぶん、彼が再び具現化するよ!」

ほむら「えっ?」

QB「最初はまどかのソウルジェムが復活した直後に現れた…だから今現れてもおかしくないよ」

まどか「…うん」

ほむら「そう…」

マミ「でもこれで、魔法少女は三人よ!」

ほむか「私は…」

ほむら「ほむか、大丈夫…誰もほむかを置いてきぼりになんてしないから」

ほむか「…うん!」

QB「三人とも、戦うのかい?」

まどか「うん、今度こそ…!」

マミ「負けるもんですか!」

ほむら「ええ…でも引き際は考えておいたほうがいいわ」

QB「ほむらの言う通りだね、無理して戦ってまたあんな事になったら」

まどか「…」

ほむら「まどか…大丈夫、あなたは私が守るわ!」

まどか「うん…でも、それは私もだよ」

マミ「三人みんな守りあいながら戦いましょう!」

ほむら「…そうね!」

まどか「はい!」

ほむほむ

ほむほむ

QB「ほむか、君はここにいるんだ、僕も一緒に残るよ」

ほむか「で、でも…」

QB「彼の目的は君を消すことだ…君は行かない方がいい」

ほむか「…」

ほむら「大丈夫、私たちも無理のないよう戦うから」

まどか「ほむかちゃんはここで待ってて?ねっ?」

ほむか「…うん」

マミ「ここでみんなの無事を祈ってて…私たちを信じて?むかちゃん!」

ほむか「はい…マミさん!」

ほむら「えっ…?ほむか…ちゃん?」

まどか「マミさん…?」

ほむほむ

ほむほむ

マミ「ふふっ、ね、ほむかちゃん!」

ほむか「えへへ…マミさん!」

ほむら「えっ…いつの間に…」

まどか「二人とももっと仲良くなったんだね!」ウェヒヒ

マミ「悔しい?ほむらさん?」

ほむら「むっ…」

ほむか「お姉ちゃん、嫉妬してるの?」

ほむら「別にそんなんじゃ…ないわよ」

まどか「てぃひひ!」

マミ「…だから待ってて、ほむかちゃん」

ほむか「わかりました!」

QB「じゃあ三人はついてきて!場所を教えるから」

QB「ほむか、僕はここに戻ってくるから待ってて」

ほむか「うん」

QB「それじゃ、行くよ!」

まどか「今度は…負けない!」

ほむら「ええ!」

マミ「行くわよ!」

ほむか「いってらっしゃい!…負けないで!」

ほむほむ

ほむほむ

ほむほむ

きょうホーム

さやか「これで三日目だね」

杏子「そうだなぁ」

さやか「まどか達が何やってるか知らないけど、私たちは私たちで楽しまなきゃね」

杏子「ああ!何する?」

さやか「うーん…特になにも…」

杏子「ならさ、私と晩飯作らないか?」

さやか「いいね、それ」

杏子「だろ?」

さやか「んじゃ早速取りかかろうか?」

杏子「うん!」

QB「…ここだよ」

まどか「…うん!」

QB「無理は禁物だからね」

ほむら「わかってるわ」

QB「じゃあ僕はほむかを…」

マミ「頼むわよ?」

QB「うん、危険と感じたら…ほむら、君の力で」

ほむら「ええ、すぐに撤退する」

QB「…頼んだよ、みんな」タタッ

まどか「くるよ…!」

ゴゴゴゴゴゴ

《…》

《…》

ほむら「…あいつが具現化してる時間は限られてるのよね?」

まどか「…うん」

ほむら「私が時間を止めるから、その間にありったけの魔力をぶつけて」

マミ「一気に決める…そうね?」

ほむら「ええ!二人とも…私から離れないで」

まどか「うん!」

マミ「いつでもOKよ!」

ほむら「…時間停止!」

カチッ

《…》

まどか「もう二度と…!」ギリリッ

マミ「私のとっておきを見せてあげるわ!」

ほむら「…!」

《…》ドンッ

ほむら「っ!?」

ほむら「時間停止が…効かない?」

まどか「えっ?」

マミ「そんな…」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

ほむら「私が時間を稼ぐから…二人は続けて!」

マミ「でも…っ」

まどか「うん…わかったよ!」

ほむら「ありがとう、まどか!」

ほむら「時間を止めることだけが私の取り柄じゃない…!」

ほむら「盾の中には…まだ武器は残ってる」

ほむら「これで…!」ダダダッ

《…》

ほむら「…効くわけない…か」

ほむら「でも…少しでも私が時間を稼がないと…」

まどか「もう少し…もう少しだから…ほむらちゃん!」

マミ「鹿目さん!私はもう射てるわ!」

まどか「マミさん…待って…一緒に射たなきゃ…!」

ほむほむ

ほむら「…くっ」

ほむら「あいつが攻撃を直接してこないとはいえ…」

ほむら「このプレッシャーは…!」

《…》グニュグニュ

ほむら「!?」

ほむら(ゲル状に…これがまどかを乗っ取った…!)

《…》ズルルルル

ほむら(私を…!?)

ほむら「くっ…」

まどか「!?」

いしゅかんほむほむ

まどか(ほむらちゃん…!)

まどか「マミさん!今だよ!」

マミ「OKわかったわ…!」

マミ「ティロ・スペチャーレ!!!」ドカァァァァッ

まどか「ほむらちゃん!避けて!」

ほむら「っ…」バッ

まどか「お願い…いなくなって!!」ビシュッッ

《…》

ドカァァァァァァァッ

ほむホーム

ほむか「みんな…」

QB「大丈夫だよ」

ほむか「QB…」

QB「みんなは…彼の作る結界のような所で戦っているから、ここからじゃ様子はわからない」

QB「でも、みんなの無事を祈ることはここからでも出来るからね」

ほむか「うん…!」

QB「あの三人ならもしかしたら…阻止できるかもしれない」

QB「だからここで僕たちは待つんだ、いいね?」

ほむか「うん!」

きょうホーム

さやか「何作る?」

杏子「そうだな…さやか、何が食いたい?」

さやか「んー」

さやか「何でもいいかな?」

杏子「その答えが一番困るんだけど…」

さやか「ごめんごめん…ならさ」

杏子「ん?」

さやか「杏子の得意料理作ってよ!」

杏子「私の?」

さやか「うん!」

杏子「あー…私の得意料理か…」

さやか「何かあるでしょ?」

杏子「あるっちゃあるけどさ…」

さやか「ん?」

杏子「料理つーか…お菓子…?」

さやか「お菓子?なんなの?」

杏子「た、たい焼き…」

さやか「えっ…たい焼きってあんたがいつも食べてるあれ?」

杏子「…ああ」

さやか「あれって手作りだったの?」

杏子「…まあな」

あんあん!

さやか「んじゃそれ作ってよ、あれ美味しかったしさ!」

杏子「よし…なら作るか!」

さやか「うん!」

杏子「ならあんこを…」

さやか「あはは!」

杏子「えっ?」

さやか「いやさぁ、あんたの名前、あんことも読めるから、なんかおかしくって!」

杏子「おいやめろよ!昔のあだ名あんこちゃんだったんだぞ!」

さやか「ごめんね?あんこちゃん!」

杏子「さやかぁー!」

あんこちゃんあんあん!

杏子「さやか…ぁぁぁぁぁっ!」

さやか「ごめんってば!」

杏子「ぁぁぁっ!」

さやか「…杏子?」

杏子「ちきしょう…なんだ…頭が…」

さやか「ちょっと!大丈夫?」

杏子「くそ…なんだよ…これ…!」

さやか「杏子…救急車呼ばな…」

さやか「…つぅっ…」

さやか「わ…私も…?」

一方

ほむら「…!」

まどか「はぁ…はぁ…」

マミ「やった…?」

ほむら「いや…」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

まどか「…てぃひひ…困ったな…」

マミ「そんな…」

ほむら「やっぱり…無理なの…?」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「ここは逃げないと…」

ほむむむむ

ほむら「でも…時間は止めても意味が…!」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

ほむら「あっ…」

まどか「ほむらちゃん!」

マミ「ほむらさんっ!」シュルルルッ

ほむら「きゃっ」

マミ「大丈夫?」

ほむら「え、ええ…助かったわ」

まどか「…無理はダメ…だよね」

まどか「ほむらちゃん!マミさん!ここは逃げようよ!」

ほむら「…このまま戦っても勝機はなさそうね」

マミ「…悔しいけど」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

まどか「やっぱり…勝てないよ」

ほむぅ……

マミ「こっちよ!私が道を作るから…」シュルルルッ

マミ「ほら、早く!」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「ええ!」

マミ「…あれ?」

まどか「どうしたんですか?」

マミ「…結界から出られない?」

《…》ズルルルル

ほむら「きゃあっ!」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむほむ

ほむら「んっ…く…」ズモモモ

まどか「ほむらちゃんっ!」

マミ「…このままじゃほむらさんが!」

ほむら「あ…あ…」

ほむら(ダメ…このままじゃ…)

ほむら「ん…んんっ…」

ほむら(そんな…こいつを甘く見すぎていた…)

まどか「離れて!ほむらちゃんから離れて!」

マミ「鹿目さん!それじゃあなたまで!」

まどか「でも!ほむらちゃんが!」

マミ「弓と銃じゃ…佐倉さんと美樹さんがいれば…」

ほむむむむ

さやか「まどか!離れて!」

まどか「えっ…?」

杏子「ほむらから…離れやがれぇぇぇぇぇ!!!」ズバズバズバズバ

ほむら「ぷはっ…」

さやか「ほむらっ!」ガシッ

杏子「…ふん、こいつがねぇ」

まどか「さやかちゃん…杏子ちゃん…!」

マミ「あなた達…!」

さやか「正義の味方はピンチに駆けつけるもんでしょ?」

杏子「わりぃな…待たせた!」

さやさやあんあん!

さやか「私たちが苦しんでたらQBが来てさ」

杏子「まどか達を助けろってさ」

さやか「あをた達…学校サボってこんなやつと戦ってたんだね?」

杏子「明日はみんな学校サボるなよ?休み時間暇だったんだからな」

さやか「こいつを倒して…明日はみんな学校行くよ!」

マミ「…ええ!」

ほむら「う…私…?」

まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」

ほむら「…ええ」

ほむら「ありがとう、さやか、杏子」

杏子「気にすんな!」

さやか「今度何か奢ってよ」

ほむら「ええ…こいつを倒せたら好きなもの食べていいわ」

さやか「ほむらの奢り…こりゃ負けるわけにはいかないね」

マミ「結界の内側から破れないわ…」

まどか「倒さなきゃ…いけないんだね!」

ほむら「…ええ」

あんあん!

杏子「私、さやか、マミ、まどか、ほむら…5人揃ったな」

さやか「これなら誰にも負けない…!」

マミ「やるしかないわね…」

まどか「うん…!」

ほむら「そうよ…私たちは負けるわけにはいかないわ!」

ほむら(私たちは絶対にこいつを倒して…)

ほむら(ほむか、あなたを助けるから…!)

ほむら(あなたとお別れなんてさせないから…!)

ほむら「さよならなんてあるわけない!」

QB「ほむか」

ほむか「QB…」

QB「杏子もさやかも、向かっていったよ」

ほむか「そう…」

QB「これでこのエリアの…いや、この世界の魔法少女は揃った」

QB「彼女達が負ければ、この世界は終わりだね」

QB「また新しい似て非なる世界が作られる」

ほむか「私は…」

ほむか「私…やっぱりここで待ってるなんてできないよ!」

QB「でも、君が行けば…」

ほむか「世界が新しく作られても、私以外はみんな消えないんでしょ?」

QB「まあ、そうなるね」

ほむか「みんな、私の為に戦ってくれてるのに…」

ほむか「私だけじっとしてるなんて嫌だよ!」

QB「ほむか、でもね今の君が駆けつけた所で…」

ほむか「でも…!」

QB「そんなに助けにいきたいのかい?」

ほむか「うんっ!」

QB「…わけがわからないよ…とは言わないよ」

QB「…」

QB「わかった…僕は止めないよ」

ほむか「QB…!」

QB「ほむか、一つだけ約束してほしいんだ、聞いてくれる?」

ほむか「うん!」

QB「ほむらの言ったように、君の力はまどかに匹敵するかもしれない…」

QB「君が魔法少女なれば、勝算はあがるんだ」

QB「いつ魔法少女になれるかは僕にもわからない…でも、それに賭ける価値は十分にあるんだ」

QB「暁美ほむか…君がこの世界のキーパーソンなんだよ、だから」

ほむか「…」

QB「僕と約束して!魔法少女になってよ!」

ほむむむむ

《…》ゴゴゴゴゴゴ

まどか「はぁっ…はぁっ…」

マミ「うぅ…」

さやか「な…なにこいつ…」

杏子「ちくしょう…っ!」

ほむら「…勝てない」

まどか「…みんな!諦めちゃダメだよ!」

まどか「最後まで希望を捨てないで!」

ほむら「ええ…諦めるのは負けてからでも遅くないわ…」

ほむら「まだ負けたわけじゃない…!」

まどか「うん…!」

ほむら「…くる!」

QB「…ここだよ、これが彼の結界」

ほむか「この中に…みんなが…!」

QB「ほむか、僕との約束、守ってよ」

ほむか「うん!」

QB「入るよ」

ほむか「…!」

QB「僕は何もできない、全ては君たちにかかっているんだ」

QB「こんなことを言えた義理じゃないかもしれないけど」

QB「この世界を守ってほしいんだ」

ほむか「…わかったよ!」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

まどか「」

ほむら「」

マミ「」

さやか「」

杏子「」

ほむか「え…?」

QB「これは…まさか…」

ほむか「え…そんな…?」

ほむか「みんな…」

ほむか「うそでしょ…?」

どうしてこうなった

俺は何を書いているんだ…

ほむ?

ほむらとほむかのほのぼのを書くつもりで立てたらバトルメインになっていた

前作の伏線回収終えてさっさとライマ倒していちゃいちゃしたかったのに

早くバトル編を終わらせなければ…

ありがとう


ラストは前作の時点から考えていた通りにするけど
途中がどうしても長くなるのが俺の欠点だな

かと言って展開を急ぐと「暁美さんなんて知らないもん」みたいに不完全燃焼みたいになる

ほむ…どうしたものか…

わかった、気にしないで続ける

けどごめんなさい、眠いです…

今日も何度も保守助かりました
すみませんが、また保守をお願いします

乙乙乙

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

保守ありがとう
再開します

ほむか「お姉ちゃんっ!」

ほむら「」

ほむか「ねえ…うそだよね…返事してよ!」

ほむら「」

ほむか「お姉ちゃん!お姉ちゃんっ!」

まどか「」

ほむか「ねえ…鹿目さん…お姉ちゃんが返事してくれないよ…」

まどか「」

ほむか「鹿目さん…?」

まどか「」

ほむか「あ…あれ…私がおかしいのかな…?」

マミ「」

ほむか「マミさん…ねえ…」

さやか「」

杏子「」

QB「…ダメだ、さやかも杏子も…」

ほむか「QB…冗談だよね…?」

QB「いや…」

ほむか「うそだよね!?」

QB「うそはつかないって言ってるじゃないか…」

ほむか「なんで…」

ほむか「みんな…嫌だよ…」

ほむか「うぅぅっ…あぁぁぁぁっ…」

ほむぅ……

QB「まさか5人ともやられるなんてね…」

QB(ソウルジェムはまだ大丈夫だ…だけど、魔女化するのも時間の問題…)

QB「…これは僕でも驚かざるをえないのかな」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

QB「神に挑むなんてバカげてるとでもいいたいのかい?」

QB「…僕は挑むだけの価値は十分にあると思うけどな」

ほむか「みんな…お姉ちゃん…」

QB(残された希望は暁美ほむか…もう一人の暁美ほむら)

QB(君が希望だ)

ほむか「…」

QB「暁美ほむら!」

ほむか「…QB…みんな…みんなが…」

QB「願うんだ!魔法少女になりたいって!」

ほむか「ずっと願ってるよ…!でも私だけなれなかった…!」

QB「諦めたらそこまでだ!最後のその瞬間まで諦めないで!」

ほむか「でも…!」

QB「絶望してはダメだ!」

ほむか「…」

QB「希望をもつんだ!」

ほむか「…希望」

朝だからと油断してたら一レスSS選手権落ちてたorz
支援

《…》ゴゴゴゴゴゴ

QB(まずい…ほむかが狙われている)

QB「ほむか!運命を変えたいかい?」

QB「この結末を変えたいかい?」

ほむか「うん…こんなの嫌だよ…!」

QB「この結末の何もかも君が覆してしまえばいい」

QB「それを可能にする力が君にはあるんだ!」

ほむか「…!」

QB「だからお願いだ!」

QB「魔法少女になってよ!」

ほむむむむ

ほむか「…」

ほむか(私に…本当にその力があるなら今すぐに出したい…)

ほむか(あいつを倒したい…)

ほむか(みんなを助けたい…)

ほむか(みんなと一緒にいたい…!)

ほむか(でも…どうやったら魔法少女になれるのかわからないよ…!)

ほむか(魔法少女になりたい…!)

《…》ドンッ

QB「ほむら!」バッ

ほむか「あっ!?」

QB「ほむら、君が希望だ…それを忘れないで…!」

ほむほむ

QB「」ボンッ

ほむか「きゅ…キュウべえ!」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

ほむか「…嫌だよ…こんなの…絶対嫌だよ…!」

ほむか「うぅぅぅぅ…」

ほむか(嫌だ…諦めたくない…)

ほむか(でも…どうすれば…)

『がんばって』

ほむか「えっ…鹿目さん…?」

まどか「」

ほむか「え…?」

『がんばって、ほむらちゃん』

ほむほむ

ほむか「…」

ほむか「うん…頑張るよ…」

ほむか「私が…みんなを守る!」

ほむか「私がみんなと一緒にいる世界をまた作る!作ってみせる!」

ほむか「だから…私は…」

『がんばって』

ほむか「ありがとう、鹿目さん!」

ほむか「これが…私の願いだから…!」

ほむか「魔法少女になる!」

カッ

ほむほむ

ほむら「ん…」

まどか「あれ…?」

マミ「私…」

さやか「生きてる…?」

杏子「…あいつは!?」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

ほむら「くっ…!」

ほむか「大丈夫だよ、お姉ちゃん、みんな」

ほむら「…ほむか?」

まどか「ほむかちゃん…どうして…?」

マミ「その姿は…魔法少女…?」

さやか「もしかして…ほむかが私たちを…」

杏子「助けてくれたのか?」

ほむか「うん!」

ほむら「ほむか…」

ほむか「ごめんね…遅くなっちゃった」

まどか「でも、どうやって…?」

ほむか「私にもよくわからないんだ…」

ほむか「でも、みんなと一緒にいたいって願ったら」

ほむか「願いが叶ったよ!」



QB「暁美ほむか…彼女の能力は再生」

QB「新しい世界を作ったのは彼女だしね」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

ほむか「後はあいつを倒せば終わりだね」

ほむら「でも…あいつは…」

ほむか「ううん、勝てるよ…絶対!」

ほむか「お姉ちゃん、私と一緒にこれを」

ほむら「…弓?」

ほむか「うん、私と一緒に…ね?」

ほむら「…わかったわ」

まどか「私も手伝うよ!」

ほむか「うん、ありがとう、鹿目さん!」

杏子「…よし、なら私らは援護だ!さやか!マミ!」

あんあん!

さやか「わかった!」

マミ「指一本ふれさせないわ!」

ほむか「みんな…ありがとう!」

ほむら「ほむか、いくわよ!」

ほむか「うん!」

まどか「ほむらちゃんとほむかちゃん…二人で弓を引くんだね」

まどか「二人のほむらちゃんが…!」

《…》ゴゴゴゴゴゴ

杏子「邪魔させてたまるか!」

さやか「絶対に食い止めてやる!」

マミ「ティロ・スペチャーレ!」

ほむら「ほむか!」

ほむか「うん!」

まどか「私も…!」

スッ

まどか「えっ…」

『てぃひひ』

まどか「私…?」

『私も手伝うよ』

まどか「…ありがとう!」

まどか「いくよ!ほむらちゃん!ほむかちゃん!」

ほむら「ええ!」

ほむか「うん!」


キュイィィィィン

ゴォッ

―そして―

QB「本当にすごかったね、魔法少女に変身したほむかは」

ほむか「えへへ…そうかな?」

まどか「うん!すごかったよ!」

ほむら「ふふっ、羨ましいくらいにね」

さやか「私たちだけじゃ絶対に勝てなかったからね」

杏子「ほんと…すげぇや」

マミ「さすがほむかちゃん!」

ほむか「えへへ」

ほむっほむっ

ヨッシャアア!

ほむん

QB「まさかとは思っていたけど…本当に倒すとはね」

ほむか「うん!」

まどか「ねえ!この後みんなでパーティーしようよ!」

ほむか「パーティー?」

まどか「うん!」

ほむら「おもしろそうね」

さやか「おっ!やるやる!」

杏子「パーティーかぁ…いいな!」

マミ「ええ!」

やったー!

ほむら「そうね…なら私たちの家でする?」

ほむか「そうだね!」

まどか「ねぇねぇ!みんなでお料理しようよ!」

マミ「いいわね!私はケーキでも作ろうかしら?」

さやか「んじゃ杏子はたい焼きだね」

杏子「えっ?なんでそうなるんだよ!」

さやか「だって得意なんでしょ?」

杏子「ま、まぁ…」

まどか「てぃひひ!楽しみだね!」

ほむら「ええ!」

ほむか「うん!」

あんあん!

ほむホーム

まどか「できたっ!」

ほむら「これで全員分揃ったかしら?」

ほむか「うん」

QB「僕のもある!」

杏子「どれも旨そうだな!さやかが作ったのはこれだっけ?」

さやか「うん、さやかちゃんの自信作ですわよ!」

マミ「張り切りすぎて作りすぎちゃったかしら…」

ほむか「ううん、ありがとうございます!」

きゅっぷいきゅっぷい

きゅっぷいきゅっぷい

マミ「ふふ、こちらこそ…ありがとう、ほむかちゃん!」

ほむか「そんな…えへへ」

マミ「ねえ…ほむかちゃん…」

ほむか「はい?」

マミ「私たち…お友達よね?」

ほむか「はい!お友達ですよ!」

マミ「…ありがとう!やっぱり良いものよね…友達って」

ほむか「そうですね!」

マミ「てへへ…なんだか照れちゃうな」

ほむか「えへへ」

まみまみ

マミ「ほら…私って昔から魔法少女だったからね?遊んだりする機会が少なかったの」

ほむか「マミさん…」

マミ「毎日パトロールしなきゃいけなかったから、寝不足でね?」

マミ「学校じゃよく居眠りしちゃって…」

マミ「クラスメイトに仲の良い友達なんていなかったわ」

ほむか「そんなこと…」

マミ「お昼は鹿目さん達が誘ってくれたから助かったけど…」

マミ「それも、友達じゃなくて魔法少女仲間だからなのかなって…思っちゃうんだ」

まみまみ

ほむか「そんな…違いますよ!」

マミ「そうかな…?」

ほむら「そうよ!」

まどか「マミさんは大切な仲間で、先輩で…お友達ですよ!」

さやか「マミさん、そんなこと考えてたんですか?」

杏子「ただの仲間なら一緒にこうやってパーティーとかしないよ」

マミ「みんな…てへへ…ありがとう…!」

ほむか「そうですよ、マミさんは大切なお友達です!」

あんあん!

まどか「てぃひひ!ねえ、もう食べようよ!」

ほむら「そうね、なら…」

ほむか「うん!」

「いただきます!」

「乾杯!」

QB「もぐもぐ」

まどか「ほむらちゃん、また料理上手くなったね」

ほむら「ええ、ほむかと競いあってるしね」

ほむか「えへへ…」

まどか「うん!すっごく美味しいよ!」ウェヒヒ

ほむら「まどかのだって…!」ホムッホムッ

ほむほむ

マミ「熱々ね」

ほむか「そ、そうですね…なんだか見てるこっちが恥ずかしいな」

マミ「もう、ほむらさんのことは大丈夫なの?」

ほむか「はい、私はお姉ちゃんが…みんながいてくれれば、それが幸せなんです」

マミ「ふふ、そっか」

QB「きゅっぷい」

杏子「すげぇおいしい!うめぇよ、さやか!」

さやか「私が作ったのばっか食べてないで他のも食べなって」

あんあん!

さやか「杏子…」

杏子「ん?」

さやか「…よーし」

杏子「なんだ?」

さやか「ここで私、美樹さやかから重大発表があります!」

まどか「どうしたの?」

ほむら「?」ホムッ

ほむか「?」ホムッ

マミ「なにかしら。」

杏子「な…なんだろ…」

QB「きゅっぷい」

さやか「私は、佐倉杏子が好きです!」

杏子「え…」

杏子「えっ…?」

杏子「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」

まどか「てぃひひ!」

ほむら「別に言わなくても」

ほむか「見ればわかるよね」

マミ「そうね、二人はいつも一緒にいたし」

さやか「あ?やっぱりわかっちゃうんだ」

ほむら「でも一人、わかってない人がいるわね」

杏子「さ、ささささ…さっ、さやか!」

杏子「ほ、ほんとうに…ほんとうに私のことが…?」

さやか「うん、佐倉杏子はあんた一人でしょ?」

杏子「う、うん…」

さやか「いやさ、恭介に失恋して傷付いてた私を助けてくれたのは杏子じゃん?」

杏子「ああ…」

さやか「別に最初は好きとか思わなかったよ?でもこの数日でわかったんだ」

さやか「私の気持ちに」

杏子「…」

さやか「杏子が私のこと好きなのかな?ってのは前からなんとなく思ってたんだ」

杏子「えっ…まじ?」

あんあん!あんあん!さやさやあんあん!

ヒャッハアアア

さやか「むしろ、わからない方が変と言うか…」

杏子「そ、そうなのか…」

さやか「でさ、この前だってまどかと喧嘩した後泣いてた私を最後まで慰めてくれたのも」

さやか「杏子だったよね」

杏子「…うん」

さやか「そしてあんたの家に泊まって、一緒にいるうちに段々私の気持ちがわかってきたんだ」

杏子「さやか…」

さやか「さっきの戦いだって、杏子は何度も私を守ってくれたしさ」

さやさやあんあん!

さやか「すごく嬉しかった…」

杏子「さやか」

さやか「だからさ、私は自分の気持ちに素直になるって…そう決めたんだ」

さやか「好きなのに何も言えず黙ってるのは…もう嫌だから!」

杏子「さやかぁ」

さやか「私は佐倉杏子が好き!」

さやか「これが私の本当の気持ちだよ!」

杏子「わ、私も…さやかが好きだ!」

さやさやったー!

あんあん!

漫画面白かった?

あーんあん

まどか「よかったね、さやかちゃん!杏子ちゃん!」

ほむら「おめでとう」

ほむか「おめでとう!」

マミ「恋人かぁ…羨ましいな」

さやか「ねぇ、杏子!」

杏子「おう!」

さやか「私と婚約して、美樹杏子になってよ!」

杏子「うん!!」

さやさやあんあん!

さやか「あはは!」

杏子「え?」

まどか「てぃひひ!」

さやか「ごめん、最後のは冗談!」

杏子「え…あ…そうだよな」

さやか「やっぱ杏子は可愛いなぁ!」

杏子「か、からかうなよ…もう!」

QB「僕の真似はやめてほしいよ」

あんあん!

まどか「でも、ほんとは半分は冗談じゃなかったり…」

さやか「やっぱわかる?」

杏子「え…!?」

まどか「うん!私にもわかるから!」

ほむら「?」ホムッ

ほむか「あっ、わかった!」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「なに?」

まどか「鹿目ほむらになってよ!」ウェヒヒ

ほむか「やっぱり!」

ほむら「えっ!?」

まどか「てぃひひ!暁美さんなんて知らないもん!」

ほむら「ま…まどかぁ」

ほむか「鹿目さんひどいよっ!私も暁美だよ?」

まどか「じゃあ鹿目ほむかになってよ!てぃひっ!」

ほむか「鹿目さん!浮気はダメだよ!」

まどか「ご、ごめんね?冗談だから…」

ほむか「えへへ、わかってるよ」

ほむら「あ…冗談なのね」

QB「やれやれ」

マミ「もう…私だけおいてけぼり…」

ほむか「そんなことないですよ」

マミ「ほむかちゃん…」

ほむか「お姉ちゃんと鹿目さん、美樹さんと佐倉さんがそれぞれ二人組だから…」

ほむか「私とマミさんも仲良くしましょうよ!」

マミ「ほむかちゃん…」

マミ「ふふ、そうね!ありがとう!」

ほむか「はいっ!」

QB「僕は一人だよ」

きゅっぷいきゅっぷい

まどか「ほむらちゃん!今度の休みは二人でお出かけしようよ!」

ほむら「そうね、この前はできなかったし」

まどか「うんっ!」

さやか「杏子、こんどさ新しくできたクレープ屋いかない?」

杏子「そこ行きたかったんだよな、いいよ、行こうぜ!」

マミ「みんな仲良すぎじゃない?」

ほむか「そうですね」

QB「きゅっぷい」

マミ「羨ましいわ…」

ほむか「わ、私も…」

マミ「ねえ、ほむかちゃん」

ほむか「なんですか?」

マミ「こうなったら私たちもお出かけしましょう!」

ほむか「…そうですね!」

マミ「よーし…なら駅前のデパートよ!あそこのケーキ食べるわよ!」

ほむか「えへへ…はい!」

QB「…」

QB「…ほむか、ちょっといいかい?」

ほむか「…!」

マミ「キュウべえ、どうしたの?」

QB「ほむかだけに話しておきたいんだ」

ほむか「…わかった」

QB「ついてきて」

ほむか「うん」

マミ「?」

QB「ほむか、実は君のことで話が…」

ほむか「…私がいる限り、またあいつが現れる」

QB「…気付いていたのかい?」

ほむか「うん…」

QB「そうか…うん、その通りだよ」

QB「今回は勝てたけど、次も勝てるかはわからない」

ほむか「…」

QB「それでも、戦い続けることができるかい?」

QB「君の…覚悟を聞きたいんだ」

ほむか「私は…」

きゅっぷい?

マミ「ほむかちゃん、どうしたのかしら…?」

ほむら「あら?」

まどか「ほむかちゃんは?」

マミ「キュウべえが話があるって」

ほむか「なにかしら…?」

まどか「?」

さやか「どうしたの?」

杏子「なに食おうかな…」

マミ「いえ、気にすることじゃないと思うけど…」

ほむか「ごめんね、終わったよ」

QB「…」

ほむら「ほむか、何かあったの?」

ほむか「うん、ちょっとね」

まどか「どうしたの?」

ほむか「…後で話すね!」

まどか「え?…うん」

ほむか「気にしないで、みんなは楽しんでよ!」

ほむら「わかったわ」

マミ「ほむかちゃん…?」

QB「…ほむか」

その後

まどか「美味しかったね!」

ほむら「ええ!」

ほむか「えへへ」

さやか「杏子、また作ってあげるよ」

杏子「やったー!」

QB「きゅっぷい」

マミ「じゃあそろそろお開きにしましょうか?」

ほむら「そうね」

ほむか「…うん」

さやか「いやー、久々に楽しめたわ!」

杏子「楽しかったな、またやろうぜ!」

ほむか「…」

まどか「明日は学校に行かないといけないね」

ほむら「ええ」

マミ「もう帰る?」

さやか「そうっすね」

杏子「さやか、今日も私の家にくる?」

さやか「うん」

あんあん!

さやか「それじゃ帰ろっか」

杏子「ああ」

マミ「私も帰るね」

まどか「私も…あっ!…パパとママに怒られるよ」

ほむら「まどか、私も一緒についていくから…」

まどか「うん、ありがとう、ほむらちゃん」

まどか「じゃあ私たちは帰るね?」

ほむら「ほむか、留守番してて?」

ほむか「…」

ほむか「みんな…ちょっといいかな…?」

ほむら「?」ホムッ

まどか「あっ…さっき言ってた…」

ほむか「…うん」

マミ「やっぱり何かあったのね?」

ほむか「その…ね?」

ほむか「私…みんなに謝らないといけないんだ」

ほむら「謝る?何を…?」

まどか「?」

ほむか「みんな、私の為に戦ってくれたよね?」

ほむら「ええ、ほむかが消されるなんて絶対に嫌だったわ」

ほむか「みんな…私を友達だって言ってくれたよね?」

まどか「うん!ほむかちゃんは大切な友達だよ?」

ほむか「私ね…みんなと悲しんで…泣きならがらお別れなんて嫌なんだ」

杏子「?」

さやか「でも、助かったでしょ?」

マミ「ほむかちゃん…?」

ほむか「でもね…私…やっぱりみんなとお別れしないといけないんだ…」

ほむら「えっ?」

まどか「な、何を言ってるの?」

ほむか「私は…元の世界に帰らないといけないんだ…」

さやか「な…なんで?」

杏子「どういうことだ…おい」

ほむか「マミさん、ごめんなさい…一緒にケーキ食べられないよ…」

マミ「え…」

ほむぅ……

ほむか「私がいる限りね…またあいつが現れるんだ」

ほむか「私がこの世界にいる限り…ずっと…ずっと…!」

ほむか「ごめんね…みんな私の為に戦ってくれたのに…」

ほむら「現れたのならまた倒すまでよ…!」

まどか「そうだよ!私たちみんなでやっつけようよ!」

さやか「そうだ!」

杏子「ぶっ潰してやるさ!」

マミ「だからお別れなんてダメよ!」

QB「…」

ほむか「ううん…みんなに迷惑かけたくないよ…」

ほむか「もうみんなには…危険な目をあわせたくないから…」

ほむら「でも!私たちはほむかと別れる方がずっと嫌よ!」

まどか「うん!」

ほむか「ありがとう…でもね、もう決めたんだ」

ほむら「ほむか…」

ほむか「だからね、私…笑ってみんなとお別れしたいんだ!」

ほむか「みんなと笑顔でお別れしたい…」

ほむか「これが最後のわがままだよ…!」

ほむぅ……

ほむう

ほむ

三巻の杏さやは素晴らしい?

マミ「なんで…嫌よ!友達でしょう?」

さやか「そうだよ!ほむかのためなら…」

杏子「何度でも戦ってやるさ!」

ほむか「ううん…いいの…」

まどか「でも!ほむかちゃん…!」

ほむら「…」

まどか「ねえ!ほむらちゃんもそう思うよね?」

ほむら「ほむか…」

ほむら「ほむか…」

ほむか「お姉ちゃん…」

ほむか「ううん…私…」

ほむか「ありがとう、みんなに会えて本当によかったよ」

ほむか「私はいなくなるけど…遠くなれていても…」

ほむか「私はいつもみんなと一緒にいるから…!」

ほむか「この思いでは絶対に忘れないから!」

ほむら「ほむか…」

ほむら「…」

ほむぅ……

ほむら「いえ、もう一人の私ね…」

ほむら「暁美ほむら…それで後悔はない?」

ほむら「後で泣いたりしない?」

ほむか「…泣いちゃうかもしれないけど…後悔はしないよ!」

ほむか「みんなが私にたからものをくれたから…」

ほむか「この思いでは最高のプレゼントだから」

ほむか「離ればなれになっても、絶対に忘れないよ!」

ほむか「大切な…たからものだから」

頑張れよ!

ほむら「そう…わかったわ」

ほむか「ありがとう…ほむら」

ほむら「ほむら…私こそありがとう」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむか「鹿目さん…ありがとう」

まどか「えっ…?」

ほむか「私、最後まで鹿目さんに助けてもらってばっかりで…鹿目さんは私の憧れなんだよ?」

まどか「私だって…ほむかちゃんに…!」

ほむか「マミさん…」

マミ「ほむかちゃん…」

ほむか「マミさんとお友だちになれて、私嬉しかったです!」

マミ「私もよ…だからいかないで…!」

ほむか「…ごめんなさい」

マミ「…」

ほむか「美樹さん、佐倉さん…」

ほむか「元の世界に帰ったら、私の友達になってくれない…かな?」

さやか「も、もちろん!でもさ…!」

杏子「今の…この世界の私たちがいるじゃないか!」

杏子「だから帰るな!」

ほむか「…ごめんね」

杏子「なんで…せっかく友達になれたのに…!」

まどか「ほむかちゃん!お願いだから…」

ほむか「…」

ほむら「…元気でね」

ほむか「…うん!」

ほむら「…笑顔でお別れするんでしょ?」

ほむか「うんっ!」

ほむら「みんな…悲しいけど…これが私の答えだから…」

まどか「ほむかちゃん…」

ほむか「私…もう行かなきゃ」

ほむら「そう…」

まどか「ほむかちゃん!ほむかちゃん!」

マミ「そうね…笑って見送らないとね」

マミ「ほむかちゃん…今までありがとう!」

さやか「…いつでも帰ってきなよ!」

さやか「だから今は…またね!」

杏子「そうだな…さよならじゃない、また会おうぜ!ほむか!」

ほむら「そうよ…」

ほむら「さよならなんてあるわけない」

ほむぅ……

ほむか「さよならなんてあるわけない…」

ほむら「また…きっと、いつか会えるわ」

ほむら「だからその日まで」

まどか「…うん」

まどか「また会おうね、ほむかちゃん!」

マミ「今度会ったら一緒にケーキ食べに行こうね!」

さやか「私たち待ってるから!」

杏子「いつまでも…な!」

QB「僕もその可能性に賭けてみるよ」

ほむか「みんな…ありがとう…」

「またね!」

その後

マミ「いってしまったわ…」

まどか「ほむかちゃん…」

さやか「…でもさ、きっとまた会えるって!」

杏子「さやかの言う通りだ!」

ほむら「そうよ…またいつか会えるから…」

ほむら「暁美ほむか…!」

ほむほむ

一方

ほむか「ここは…」

ほむか「そっか…元の世界に戻る途中なのかな」

ほむか「鹿目さんとマミさんはいない世界…」

ほむか「お姉ちゃん…もう一人の私も…」

ほむか「でも…美樹さんと佐倉さんはいるから…寂しくないよ」

ほむか「寂しくなんか…ないもん…」

ほむか「…みんな」

『ほむらちゃん!』

ほむか「鹿目さん…?」

『てぃひひ、また会えたね!』

『私ね、ほむらちゃんに言いたいことがあるんだ!』

ほむほむ

ほむ

おいついた、ほむほむ

ほむら「まどか、帰らなくてよかったの?」

ほむら「もうさやか達は帰ったわ」

まどか「ほむらちゃん…今日はお泊まりしてもいいかな?」

ほむら「…ええ、お願い」

ほむら「また…一人暮らしに戻っちゃったから…さみしいよ」

まどか「うん…」

まどか「これからは…たくさん泊まりに来てもいい?」

ほむら「うん…!」

QB「もう一人の暁美ほむら…」

QB「暁美ほむか、帰っていったね」

QB「思いではプレゼント…か」

QB「みんなには言わなかったけど、この世界から暁美ほむかの存在そのものが消えた」

QB「彼が崩壊させなくても、結局世界は元に戻るんだよ」

QB「彼女がくる前の世界に…」

QB「みんなの記憶から暁美ほむかは消える」

QB「それは、ほむかも知っていたのに…」

QB「…世界の再構築が始まる」

チュンチュン

ほむら「ん…」ゴロンッ

ピピピピピ

ほむら「んん…」ポチッ

ほむら「ふぁっ…」

ほむら「…もう朝ね」

ほむら「…」

ほむら「何か…長い夢を見ていたような…」

ほむら「ほむ…?」

ほむう…

ほむら「…何か大切なことを忘れているような」

ほむら「…?」

ほむら「思い出せない…」

ほむら「…」

ほむら「誰かと一緒にここに住んでいたような…」

ほむら「でも、私は一人暮らし…よね」

ほむら「何か…誰かがいた…?」

ほむら「私と一緒に…」

ほむら「とりあえず…起きないと」

ほむら「寝癖直さなきゃ…」

ほむら「鏡…」

ほむら「あ…私だ…」

ほむら「私が二人…」

ほむら「…」

ほむら「当たり前じゃない…鏡なんだから」

ほむら「まだ寝惚けてるのかしら…?」

ほむら「私が二人なんて…」

ほむら「私が…二人…」

ほむら「もう一人の…私…?」

ほむら「私が…二人いた…?」

ほむら「…」

ほむら「そう…たしかもう一人の私が…ここにいた…」

ほむら「一緒にくらしてた…」

ほむら「みんな一緒に…!」

ほむら「でも…夢よね?」

ほむら「…」

ほむら「そろそろちゃんと目を覚まさないと…」

まどか「ほむらちゃん、朝だよ!」

ほむら「えっ?まどか?」

まどか「え?」

ほむら「まどか…どうしてここに…?」

まどか「えっ…だってほむらちゃんの家にお泊まりしたもん」

ほむら「そ、そうだったかしら…?」

まどか「ほむらちゃん、今夜は一人でさみしいなんて言うんだもん、ほっとけないよ」ウェヒヒ

ほむら「そ、そう…」

ほむぅ……

まどか「覚えてないの?」

ほむら「…うん」

まどか「んー…きっとまだ寝惚けてるんだよ、顔洗ってきて?」

ほむら「…ええ、そうするわ」

まどか「朝ごはんは私が作ったから!」

まどか「一緒に食べようね?」

ほむら「うん!」

まどか「私は準備しとくね」

ほむら「…」パシャパシャ

ほむら(何か…頭の中からすっぽり抜けたような…)

ほむら(…寝不足かしら?)

ほむら「…おまたせ」

まどか「うん、じゃあ食べよ?」

ほむら「ええ」

まどか「いただきます!」

ほむら「いただきます」

ほむら「ほむっ…」

ほむら「…」

まどか「あ…お、おいしくなかったかな…?」

ほむら「あっ!お、おいしいわよ!」

まどか「そう…よ、よかった…」

ほむら「ほむっ!ほむっ!」

まどか「…てぃひひ、そんなに慌てて食べなくても」

ほむら「ほむっ…」

ほむら「…」

まどか「…ほむらちゃん、なにかあったの?」

ほむら「なにかあったと言うか…なにか忘れたような…」

まどか「忘れた…?」

ほむほむ

なかったことにしてはならない

ほむら「ねえ、まどか…」

まどか「なに?」

ほむら「もし…もしね?」

まどか「うん」

ほむら「私が…二人いたら、まどかはどうする?」

まどか「えっ?ほむらちゃんが二人…?」

ほむら「…うん」

まどか「んーっとね…ほむらちゃんが二人…」

まどか「嬉しい…かな?」

まどか「ほむらちゃんが二人…てぃひひ!きっと楽しいよ!」

ほむ

ほむら「そう…ふふっ」

まどか「でもどうしたの?そんなこと聞いて?」

ほむら「その…私が二人いたような…そんな気がしてね」

まどか「そんな気がしたって…」

ほむら「ふふっ、変よね」

まどか「てぃひひ!夢の中でほむらちゃんが二人いたんじゃないのかな?」

ほむら「そうよね…夢…よね」

まどか「ほむらちゃんが目の前に二人いたら私驚いちゃうよ」

まどか「もっと見分けつかなくなっちゃうもん」

ほむら「え?」

まどか「ううん、何でもないよ」

ほむら「うん…」

まどか「ねえ、ほむらちゃん、この後何処かにお出かけしようよ!」

ほむら「…そうね、何処に行く?」

まどか「ほむらちゃんと一緒にいられるならどこでもいいよ!」ウェヒヒ

ほむら「ふふっ」

ほむら「なら…リボンを買いに行ってもいい?」

まどか「リボン?いいよ!髪形変えるの?」

ほむら「うん…ちょっとツインテールにね」

ほむ

ほむら「ねえ、もし自分が二人いたらどうする?」

ほむら「ふふっ、やっぱり驚くわよね?」

ほむら「でも、私は知ってる」

ほむら「自分が二人いたら…どんなことになるのかを」

ほむら「それは…私の夢の中の物語だったのかもしれない」

ほむら「私が二人いる…そんな夢のような物語」

ほむら「それを…思い出したような気がするの」

ほむら「大切な思い出を…」

ほむら「今回の私の物語は…これでおしまい」

まどか「ほ、ほむらちゃん…どうしたの?」

ほむら「えっ?」

まどか「何か独り言いってたよ?」

ほむら「あ…き、気にしないで?」

まどか「うん…」

まどか(ほむらちゃん…どうしたんだろ?)

ほむら「それじゃあ行こっか」

まどか「…うん!」

ピンポーン

ほむ

ほむら「あら?」

まどか「誰か来たのかな?」

ほむら「宅配便かしら…?」

まどか「そうかもね」

ほむら「出るね?」

まどか「うん」

ピンポーン

ほむら「はーい」

ガチャッ

ほむら「…えっ!?」

ほむか「ごめんね、お姉ちゃん…もしかして寝てた?」

ほむら「…え」

ほむか「マミさん、今日は朝から塾だったらしくて…」

ほむら「…」

ほむか「マミさん先生から怒鳴られてたよ」クスッ

ほむら「…」

ほむか「だから帰ってきちゃった!」

ほむら「あ…あなた…わ、私?」

ほむか「えっ?」

おおおお!

ほむか「何言ってるの…?お姉ちゃん…?」キョトン

ほむら「だ…だって…」

まどか「ほむらちゃん、どうしたの?」

ほむか「あっ、まどかちゃん!」

まどか「ほむかちゃんだったんだ、おはよう!」

ほむか「おはよう!」

ほむら「え…?」

まどか「ほむらちゃん、どうしたの?」

ほむか「私にもわかんないよ…」

ほむか「私に向かって『あ…あなた…わ、私?』だって」クスッ

ほむ?

ほむほむ

奇跡も魔法もあるんだよ!

まどか「てぃひひ!似てる似てるっ」

ほむか「双子だもんね」

まどか「でもそれってほんとうに?」

ほむか「うんっ!変なお姉ちゃん」クスッ

ほむら「え…?」

まどか「あ…そういえばね、ほむかちゃん」

ほむか「なに?」

ほむら「…?」

ほむ?

まどか「ほむらちゃん、朝から様子が変でね?」

まどか「私が二人いるとか言ってたんだよ?」ウェヒヒ

ほむか「えぇっ?」

まどか「だから、ほむかちゃんをもう一人の自分って思ったのかな?」

ほむか「えぇー…お姉ちゃん、そうなの?」

ほむら「え?あっ…えっと…」

ほむか「もう!生まれてからずっと一緒にいるのに酷いよ!」

ほむら「え?」

まどか「うーん…ほむらちゃん、今日は家でゆっくりした方がいいよ?」

ほむら「…?」

まどか「ほむらちゃん…大丈夫?」

ほむら「え…と…」

まどか「ほら、寝よ?」

ほむら「う、うん…」

ほむか「ごめんね、まどかちゃん」

まどか「てぃひひ、いいよ」

ほむら「…?」

ほむか「お姉ちゃん…どうしたの?」

ほむほむ

ほむら「あ…あなたは…ほむか?」

ほむか「え…?」

まどか「ほ、ほむらちゃん…?」

ほむか「そうだよ?私はほむか…暁美ほむか」

ほむか「お姉ちゃんの妹だよ?」

まどか「本当に大丈夫?ほむらちゃん…」

ほむら「ほむか…夢じゃない…?」

ほむか「夢じゃないよ?ほら」

ほむら「ほむぅ…」プニッ

まどか「まだ夢から覚めてないのかな?」

ほむか「お姉ちゃん、どんな夢を見たの?」

ほむら「えっと…私が二人いて…魔法少女になって…」

ほむか「えっ?」

まどか「ま、魔法少女…?」

ほむか「お姉ちゃん…アニメでも見たの?」

ほむほむ

ほむら「アニメじゃないわ…ほ、ほんとのことよ…」

ほむか「お姉ちゃん…それ絶対夢だよ」

まどか「ほむらちゃん、魔法少女が好きなの?意外だね、知らなかったよ」ウェヒヒ

ほむら「でも…」

ほむか「お姉ちゃん、私が現実ってやつを教えてあげるよ!」ドーン

ほむら「う、うん…」

ほむか「私は暁美ほむか、暁美ほむらの双子の妹」

ほむか「あなたは暁美ほむら、暁美ほむかの双子の姉」

ほむか「お父さんとお母さんは仕事の都合でいなくて、私たち二人でこの家に住んでるの」

ほむか「この人は鹿目まどか、お姉ちゃんの恋人」

ほむか「それに、魔法少女なんていないよ?」

ほむか「どう?思い出した?」

ほむほむ?

ほむら「…」

ほむか「お姉ちゃん?」

まどか「どうしたの?」

ほむら「頭が…痛い…」

ほむか「えっ?大丈夫!?」

まどか「救急車呼ぼっか?」

ほむら「まって…!」

ほむら「何か…思い出しそうな…」

ほむ

ほむら「うっ…うぅぅ…っ」

ほむか「お姉ちゃん?しっかりして!」

まどか「ど、どうしよう…」

ほむら(頭の中が…ぐるぐる回って…!)

『ほむらちゃん』

ほむら(まどか…?)

『ほむらちゃん、もう悩まなくていいんだよ』

ほむら(えっ…?)

『これは今までとは違う新しい世界なんだよ』

『魔法少女もいない、みんなが仲良くくらす世界…』

『最初にこの私とあのほむらちゃんが願った世界がちゃんとできたんだ』

『てぃひひ、私がんばったんだから』

『だから、ほむらちゃんはこの世界で生きて』

『もう誰もあなた達姉妹を引き裂きなんかしないよ』

『私も側にいるから』

『がんばって』

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『昨日夜このSSを見て今日過去ログにあるはず
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        のスレを見ようとしたらまだSSは続いていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    催眠術だとか超スピードだとか

   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

もっとさるよけ支援すればよかったな

ほむら(ありがとう…まどか…)

ほむら「ごめんね、もう大丈夫よ」

ほむか「お姉ちゃん…」

まどか「頭は?もう痛くない?病院行かなくても大丈夫?」

ほむら「まどか、大丈夫よ…ごめんね、心配かけて」

まどか「…うん!」

ほむら「ほむか、私夢を見てたみたい…」

ほむら「でも、もうあなたの事を絶対に忘れないから!」

ほむか「もう…絶対に忘れないでね?」

ほむら「ええ、ほむか、あなたは神様が…お父さんが、お母さんがくれた」

ほむら「大切な妹だから…!」

ほむか「…うん!」

ほむか「お姉ちゃんも…大切なお姉ちゃんだよ!」

まどか「よかった…ほむらちゃん病気になっちゃったのかな?って思ったよ」

ほむら「ごめんね」

まどか「ううん、ほむらちゃんが元気ならそれでいいんだ!」

ほむら「ありがとう」

ほむら「ほむか」

ほむか「お姉ちゃん」

ほむら「もう私たちはずっと一緒よ」

ほむか「うん」

ほむら「これからも」

ほむか「いつまでも」

「ずっと」

「ずっとね」

おわり

今日で初SSから一ヶ月
どうでしたか?
結構ぐだりましたが、今回はちゃんと終わらせることができて良かったと思います

乙乙乙

乙、そんなに書けるのが羨ましい

ほんとは普通にほのぼの系を書きたかったんですが、何故かバトル展開が
多めになってしまったのはミスかな
またこの設定使ってほのぼのSS書くかもしれません

乙です!!!

やっぱり弟子に(ry

ちなみに2ヶ月前は
アニメ?まどマギ?SS?百合?なにそれ
状態だった俺がこんなになるとは夢にも思わなかった

暇って素晴らしいね

>>817

俺が見れる事には落ちてると思ったから
このスレが残っているが分かって
おもわずポルナレフしてしまった(笑)

まあエンドに間に合って良かった。

俺はただ単に書く時間があり余ってるから
時間さえあればいくらでも続くからね
俺のSSはだいたい二日くらいかかる

入社するまで適当に学校とバイトしてればいいからこれからも書きます

弟子をとるっても、どうすればいいのか…
とりあえずスレを立てた時に見てもらえると嬉しいです

さるは書き込みすぎると規制されることです

俺の楽しみは俺以外のレスを見ることです
だから支援や感想はマジでうれしいです
特に終わった後のこの時間のレスを見るのが楽しみ

今回も二日に渡って保守してくれてありがとうございました

そして読んでくれて本当にありがとうございました!

>>832
そういえばまどかアニメの方もみたようですが
SSのさやか「ほむらの机にまどかのパンツを置いてみたw」
って見てみましたか?

この一ヶ月で書いたSSは8作
我ながらよくこんなに書いたもんだ

この一ヶ月は学校が国家試験対策で模擬テストばっかりだったから
さっさと終わらせて書けた
けど、来週からは授業が再開するから、夕方までは書けないかもしれません

>>841
試験どうだった?

>>839
しまった、忘れてた!
今日こそ見ます

>>842
あと8点で合格でびっくりした、適当にやったのに

もしかしたら明日また書くかも知れません

その内容は今のところ、これの後日談か、別の短編まどほむ
だけど、なんか要望ありますか?

やっぱり面白かった、次回作も期待してる


後日談を所望します

俺のSSはどれも9割即興だし、今からでも書けると思う
ただ、俺は無駄に長くなるから、残りで終わりそうにない

「暁美さんなんてしらないもん」は元々100~200で終わらせるつもりが400まで長引いたし

「幕末」に関しては150くらいで終わらせるつもりが2スレもつかってしまった

てことで明日のこの時間に後日談書きます

江戸はぶっちゃけミスった、やり直したい
江戸も書こうと思えばまだまだかける

そもそもなんで書こうと思ったの?気になる

江戸は江戸EDの後日談かな
ほむらと前世ほむらの絡みとか

俺が書きためをしたのは
「ゲームを買ってきたわ」の全部
「私からのプレゼント」の150くらいまで
これの>>113まで
他は全て即興
だから誤字脱字にレスみるまできずかない
まんさんとか何があったらああなるんだ

書き込んじゃった。

話の作りとか考えるととたんに遅くなるから、長編できないんだよなー

書こうと思った理由は
ただの自分語りになるからスルー推薦

8月夏休みで就活とバイトの空いた時間にたまたま
まどマギのSSを見る(その時点のまどマギの知識は金髪が殺されるアニメ、って程度)
スレタイ忘れたけど、まどほむだった
んで、面白かったから適当にSSを探して見てた
9月に内定でて、暇になったから何となくSS書いてみる(ダークソウル)
んで意外と書くの面白かったからアーマードコア書いた
けど、ゲームネタは今一だからまどマギオンリー挑戦(ほむほむめがほむ)
この辺りから調子に乗りはじめて今に至る

俺、携帯検定あったら1級取る自信あるわ
就職先携帯ショップだし

>>859
俺は書きながら考えてるから行き当たりばったりの展開になる
それが良いのか悪いのかはわからんが…

初めて見たのが何か気になる

元々百合に抵抗なかったの?

>>863
ほむらがまどかの屋根裏でまどかを監視するやつだった

>>864
抵抗も何も、興味も関心もない感じ
百合?ふーん…みたいな
ただ、まどほむで目覚めたのは言うまでもない

監視するのってぬいぐるみのやつかな?
来迎!来迎!

>>867
それかも

ぬいぐるみは俺も一部書いた気がする。あれが初SSだったかな?

俺の手がけたSSは伸びないから羨ましい

>>869
となると俺がこうななった元凶はあんたかもしれないのか!

面白かったけど、あれが初SSか、すごいな

>>871
おまえの初SSも良かったぞ

スレタイはなんだ?
凄く読みたいんだけど

>>870
俺も一回dat落ちしたからな…
とりあえず>>100くらいまで伸びればなんとかなるのかな

>>872
ありがとう

>>873
すまん、わからん


全レススレみたいになってるけど、気にしないで

まぁ俺も>>100くらいまではやった、落ちてたから立て直してやったけどそれも>>120くらいだったかな
また落ちたから立て直そうと思ってる



ちと用事があるから行ってくる

>>875
どのスレかわからんが、他のまどマギSSは支援するわ
ただの雑談に付き合ってくれてありがとう

ぬいぐるみ(?)
まどか「ほむらちゃんのぬいぐるみつくっちゃった」
まどか「ほむらちゃんのぬいぐるみつくっちゃった」 - SSまとめ速報
(ttp://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1312855718/)

>>877
これだ!
あの時これを見なければ今の俺はいなかったのかもしれない

今追いついた乙
ほむまどと杏さや以外がどうしても受け入れられない病気なので、このまま貫いてほしいところですお

>>880
そのことなら心配無用
と言いたいが、マミほむ書くかもしれん

そろそろ俺も晩御飯食うかな

あんたみてるとSS書きたくなる!期待してます

晩御飯はホムカレーだ

今回もありがとうございました!

また明日!

サヤカレー

帰ってきたら>>1いない

すいとんされてレベルリセットされたから今書けないんだよね、まぁ前のも乗っ取りだったし

>>895
なら、タテテモイイノヨ?

なんかがっかりされそうなんだよね、前のは>>53で落ちたし
この人の後だし絶対霞む気がする、書くにしてもとりあえず風呂入ってからかな

とりあえず一番最近書いた奴はこれ
マミ「妊娠しちゃった…」

とりあえず風呂入ってくるんでその間に読んでみてください、その後によければ書きますんで

ほむん

ただいま

おかえりんご

うん、前のつづき書いてみようと思うんだけどどうかな?駄目なら諦めるけど

すいとんされてるんだよね…自分で立てるにはあと三日くらいかな
立てる前に前のを読んでほしいです、それを読んで支援するに値すると思えば代行お願いします
でも書いた量多くないしあまり判断できないかもしれませんが…
代行されないなら待って自分でたてます

これでお願いします

スレタイ
マミ「妊娠しちゃった…」

内容
代行 ID:lgk1JCwB0

GO?

出来たら言ってくる。あらすじでも書いて待ってて

マミ「妊娠しちゃった…」

ここまでやったんだ。落としたら承知しねーぞ!

できるだけ書くぜ、徹夜する覚悟でいる

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