男「俺専属のメイドさん?」(224)

メイド「…」ペコリ

男「親父に頼まれたんですか?」

メイド「…」コクン

男「ええと、これからよろしくお願いします」

メイド「…」ペコリ

男「(かわいいけど、無口な人だなぁ)」

メイド「…」ジー

男「あの、どうかしました?」

メイド「…」パタパタ

男「何か取りに行ったのかな?」

メイド「…」パタパタ

男「(戻ってきた)」

メイド「…」スッ

男「チョコ?」

メイド「…」グッ

男「親指立てられましても…」

メイド「?」

男「えと、ありがとうございます」

メイド「…」ペコリ

男「(しゃべるの苦手なんかな。メイドでしゃべれないって致命的な気がするんだけど)」

メイド「?」

男「(親父のやつ何考えてんだ)」

メイド「…」グッ

男「いや、親指立てるとこじゃないです」

メイド「…」ションボリ

メイド「…」カチャカチャ

男「おいしそうな匂いですね」

メイド「…」ペコリ

男「今日のご飯は…」

メイド「…」ススッ

男「コロッケか。俺コロッケ大好きなんですよ」

メイド「…」グッ

男「みじん切りキャベツにサクサク揚げたてコロッケ。見てるだけでも涎出てきますね」

メイド「…」コクン

男「それじゃ、いただきます」

男「(っとソースかけんの忘れてた。ソースソース…)」

メイド「…」スッ

男「あ、どうも…」

メイド「…」ペコリ

男「(ってこれ醤油じゃねーか)」

~その日の夜~

父親「おらっ!もっと喘げ!」パンッパンッパンッパンッ

メイド「あ……あ……」

父親「うっ……」ビュッ!!ビュルビュルビュル!ビュー!

メイド「…」

父親「ふぅ……お前はその容姿くらいしか取り得が無いんだからな。
    メイドとして雇ってやってるだけでもありがたく思え。」

メイド「…」

男「(コロッケは醤油でしょ!な人なのか…)」

メイド「?」

男「(このわけわからん人ならありうるぞ)」

男「(醤油をかけなかったらガッカリするかな…)」

メイド「…」グッ

男「俺、やります。かけます」グッ

メイド「?」

男「(合わない。コロッケに醤油は合わないよ、親父)」

メイド「……」ジー

男「(やっぱソースかけとけば良かった)」

メイド「!」

男「はい?」

メイド「…」イソイソ

男「…ウスターソース(中濃)」

メイド「…」ペコペコ

男「あ、いいですよ、実は俺も間違ってかけちゃったんです」

男「やけにしょっぱいなーって思ってたんですよ」

メイド「…」クスッ

男「(笑うとかわいいな…)」

これは支援

男「ご馳走様でした。とってもおいしかったです」

メイド「…」ペコリ

男「(母さんのコロッケと同じくらいうまかったな)」

メイド「?」

男「あ、いえ、なんでもないです」

メイド「…」ス

男「あっち?あっちに何かあるんですか?」

メイド「…」ササ

男「もしかして、お風呂?」

メイド「…」グッ

男「お風呂いれておいてくれたんですね」

メイド「…」コクン

男「なら早速入ろうかな」

メイド「…」ジー

男「えと、何でしょう」

メイド「……」パタパタ

男「行っちゃった。まぁ、いいか」

男「はぁ、いい湯だなー、あははんっと」

男「…うちの風呂ってやたら広いけど、一人で入るには広すぎるよな」

男「……」

メイド「…」ガラガラ

男「め、メイドさん!?」

メイド「…」ペコリ

男「……」

メイド「…」ゴシゴシ

男「(気がついたら背中をゴシゴシされてた)」

メイド「…」ツンツン

男「あ、かゆいとこはないです、はい」

メイド「…」グッ

男「(こっちは緊張しまくりだってのに)」

男「(メイド服着てるときも思ったけど、メイドさんってやっぱり胸が…)」

メイド「?」

男「な、なんでないです!」

メイド「…」ゴシゴシ

男「(タオル一枚って状況もやばいよな。考えないようにしなくちゃ)」

 カポーン

メイド「…」ポゲー

男「(猫がお風呂入ってまったりしてるみたい)」

メイド「…」ポゲー

男「(猫って風呂嫌いなんだっけ?ま、どうでもいいか)」

メイド「…」ポゲー

男「(お風呂が気持ちいいことにはかわりない)」

男「(少しくらくらしてきたな。のぼせたか?)」

メイド「…」

男「(もう出よう)」

メイド「…」フラフラ

男「(この人ものぼせたのか)」

メイド「!?」ツル ドシン!

男「(あ、転んだ…)」

男「大丈夫ですか?」

メイド「…」ウルッ

男「(よっぽど痛かったんだろうな)」

メイド「…」スクッ

男「(立ち上がった)」

メイド「…」グッ

男「えと、大丈夫って意味、ですか?」

メイド「…」グッ

男「(目に涙溜めながら親指立てても、説得力ないな)」

男「俺専属のメイドさん、か…ほんと、変わった人だよな…」

男「天然っていうかなんていうか、どことなく母さんに似てる気がする」

男「(だから親父はあの人を雇ったのかな)」

男「……」

 コンコン

男「はい?」

メイド「…」ペコリ

男「どうしました?」

メイド「…」ジー

男「部屋が何処にあるかわからないとか?」

メイド「…」フルフル

男「もしかして、添い寝にきたとか…」

メイド「…」グッ

男「…マジですか」

メイド「…」スヤスヤ

男「(お風呂でもそうだったけど、この人は危機感が薄いな)」

男「(俺が襲うとか思わないんだろうか)」

メイド「…」スヤスヤ

男「(にしても近くで見れば見るほどかわいいよな。年下に見えるけど実際どうなんだろ)」

メイド「…」パチッ

男「あ、ど、どうも」

メイド「…」ジー

男「ええと、なんだか眠れなくて、あはは…」

メイド「…」パタパタ

男「また何かを取りに行ったぞ。今度は何を持ってくるんだろ」

メイド「…」パタパタ

男「お帰りなさい」

メイド「…」ビシッ

男「紙芝居、ですか?」

メイド「…」コクン

男「(読めるのか?)」

メイド「…」ペラリ

男「(漫画みたいにふきだしがついてた…)」

メイド「…」ペラリ

男「(んでメイドさんがページをめくると。もう漫画だな、これは)」

男「(スーホーの白い馬か。懐かしいな)」

メイド「…」ペラリ

男「(小学校の国語の教科書に載ってたっけ)」

メイド「…」ジー

男「あ、はい、次どうぞ」

メイド「…」コクン

男「……」

メイド「…」ペラリ

男「zzz…」

メイド「…」

男「…かあ、さん」

メイド「…」ナデナデ

男「…zzz」

                    _,ィ、  ,r、__
                ,.ヘー'´  i `´/  `i_
            /ヾ、 ヽ、 i /   /ヽ

              _ィ、〉   > ´ ̄  ̄ ` く  ,ゝ、
          }、 ,>'´        、  ヽ./`ヽ

          ┌! /    /  i 「`i   ヽヽ ヽ   }
            Y     !   | |  l i i   l i  ',__,.ゝ
          ,'     |  | |   !l l   | l  l !
           i   !   |   | |   | j___j |  |i i!
           |i!  l  ,.|‐T丁i!   ハlj, --!`トlノ、||
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           | l  |i   iバ__ソ     L__ソ /.ノ |! 
           | |  |l  |、    '       |! |i 
           !ハ |!  |,ゝ' ´ ̄ ̄ ` く  レy'|!
          __,ノ レ'ヽiハ /             \}'´ ̄ `ヽ、
    ィ´ ̄/    ,べY    寝ます       Y`i__    \
    〉/    / , 、ヽ  起こさないで   /_`ヽ\    \
   ,ィ'ん、  / ! '´__ ヽ  ください     /´__,.` ', \   ァ'`
   `ヽ、/ー'   /!   __`ヾ!           レ'´ _,.  !   \ i
    /ー-ィ、 ィ__!  ___`フ         /  ヽ二  /7  _i弋
   /    辷j  !   ヽ      / /    /  / }  j´  〉
    ヽ、   冫 ヽ__ュ_y\    /   /     /ヽヘ/え´   /
     \'´` `}ー-、_,ゝくi ヽ、 ____ ,. イィ_,、  __う'´__/
      , `>ャ,`Yー-‐'^ |ニ=ー-   ー-/  `^7   ,ゝ、ヽ
    ///  l !     |           /    }   / | iハ_j
   く///f´ ̄l/      |          i     y /-、| |
      // | ┌ヽ.     / `ー-='´ _|     /`  | |\
    i l   | ,ゝ,ハ  /         ´,ハ   /〉    レ'   ヽ

つり目メイドかわいい

ほーたるこい

                    _,ィ、  ,r、__
                ,.ヘー'´  i `´/  `i_
            /ヾ、 ヽ、 i /   /ヽ

              _ィ、〉   > ´ ̄  ̄ ` く  ,ゝ、
          }、 ,>'´        、  ヽ./`ヽ

          ┌! /    /  i 「`i   ヽヽ ヽ   }
            Y     !   | |  l i i   l i  ',__,.ゝ
          ,'     |  | |   !l l   | l  l !
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          __,ノ レ'ヽiハ /             \}'´ ̄ `ヽ、
    ィ´ ̄/    ,べY               Y`i__    \
    〉/    / , 、ヽ  おはよう      /_`ヽ\    \
   ,ィ'ん、  / ! '´__ ヽ  ございます   /´__,.` ', \   ァ'`
   `ヽ、/ー'   /!   __`ヾ!           レ'´ _,.  !   \ i
    /ー-ィ、 ィ__!  ___`フ         /  ヽ二  /7  _i弋
   /    辷j  !   ヽ      / /    /  / }  j´  〉
    ヽ、   冫 ヽ__ュ_y\    /   /     /ヽヘ/え´   /
     \'´` `}ー-、_,ゝくi ヽ、 ____ ,. イィ_,、  __う'´__/
      , `>ャ,`Yー-‐'^ |ニ=ー-   ー-/  `^7   ,ゝ、ヽ
    ///  l !     |           /    }   / | iハ_j
   く///f´ ̄l/      |          i     y /-、| |
      // | ┌ヽ.     / `ー-='´ _|     /`  | |\
    i l   | ,ゝ,ハ  /         ´,ハ   /〉    レ'   ヽ

男「!?」ガバッ

男「……」

男「夢、か…」

男「(俺専属のメイドなんてあるわけないよな。なんであんな夢見たんだろ)」

男「(寂しかったのかな…)」

男「あー、馬鹿馬鹿しい。飯食って学校行く支度しないと」

男「(今日もコーンフレークでいいかな)」

メイド「…」ジー

男「(久しぶりにパンでもいいか。あ、ジャム切らしてた)」

メイド「…」ジー

男「うわっ!」

メイド「…」ペコリ

男「…め、メイドさん?」

メイド「?」

男「おはよう、ございます…」

メイド「…」ペコッ

男「…すごい、これ全部メイドさんが作ったんですか?」

メイド「…」コクン

男「(味噌汁、塩シャケ、きゅうりの漬物。それから白いご飯)」

メイド「…」ジー

男「

男「…すごい、これ全部メイドさんが作ったんですか?」

メイド「…」コクン

男「(味噌汁、塩シャケ、きゅうりの漬物。それから白いご飯)」

メイド「…」ジー

男「(まともな朝食は久しぶりだなぁ…)」

メイド「…」ジー

男「あの、どうもありがとうございます」

メイド「…」フルフル

男「メイドとして同然のことをしたまで、ですか?」

メイド「…」コクン

男「でも、嬉しいですよ」

メイド「……」

男「いただきます」

男「(やっぱり朝は味噌汁だよなぁ、和食だよなぁ)」

メイド「…」ジー

男「(塩シャケのしょっぱさでご飯がススムススム)」モグモグ

メイド「…」ジー

男「(…ご飯がなくなってしまった。もう一杯食べようかな)」

メイド「…」スッ

男「あ……」

メイド「…」モソモソ

男「(おかわりをよそってくれるのか)」

メイド「…」ズイ

男「(漫画のような山盛りにされた…)」

男「(うぷっ…、無理して食わなきゃよかった)」

男「(っとそろそろ準備しないと遅刻しちゃう)」

男「……学校行きたくねーな」

メイド「…」ペチ

男「いてっ」

メイド「…」フルフル

男「行かなきゃだめですよね…」

メイド「…」コクン

男「(あの学校は金持ちばっかだよな。正直なところあの雰囲気好きじゃないんだよな)」

男「…はぁ」

メイド「?」

男「なんでもないです。行ってきますね」

メイド「…」フルフル

男「え?」

メイド「…」テトテト

男「もしかして、付いてくるんですか?」

メイド「…」ペコリ

男「たしかに使用人が付き人として同伴するのは許可されてますけど…」

メイド「…」グッ

男「(断れなさそうだな)」

メイド「…」パッ

男「あ、俺の鞄…」

メイド「…」ジー

男「自分で持ちますよ」

メイド「…」フルフル

男「ん、じゃお願いします」

メイド「…」コクン

男「……」

メイド「…」トテトテ

男「(いつも一人だったから、なーんか違和感あるな)」

お嬢「ちょっとあなた」

男「あ、お嬢さん…」

お嬢「いつも一人だったけど、あなたも付き人をつけたのね」

男「はい」

お嬢「へぇ…」

メイド「…」ジー

お嬢「な、なによ?」

メイド「…」ペコリ

お嬢「…ふん」

お嬢のメイド「お嬢様、そろそろ…」

お嬢「分かってるわよ」

男「あの…」

お嬢「勘違いしないでくれる?あなたが珍しい物引き連れてたから声をかけただけよ」

お嬢「友達だからとか、そういう理由じゃないんだからね」

男「はぁ…」

お嬢「分かればいいのよ。行くわよ」

お嬢のメイド「はい」

メイド「…」

男「ああやって毎回つっかかってくるんですよ」

メイド「?」

男「何ででしょうね?案外友達いないからだったりして」

メイド「…」コクコク

男「その通り?うーん、そうなのかなぁ…」

お嬢「……」

嬢メイド「お嬢様、先ほどの態度はいかがなものかと思います」

お嬢「べ、別に普通でしょ?」

嬢メイド「性格の悪い金持ちAにしか見えませんでしたよ」

お嬢「なにそれ!?」

嬢メイド「よくてツンデレ…の頭がかわいそうな子…」ボソ

お嬢「聞こえてるわよ!頭がかわいそうってどういう意味よ!」

嬢メイド「率直に言うと馬鹿という意味ですね」

お嬢「馬鹿って言うな!」

嬢メ「お嬢様のことですから、友達と話すならフランクに、と考えているのでしょう」

お嬢「……」

メ「フランクになさるのはいいと思いますが、ある程度の信頼関係を築いてからでないと駄目ですよ」

お嬢「そうなの?」

メ「でなければ、馴れ馴れしい、図々しいと思われてしまいます」

お嬢「……うん」

メ「後頭がかわいそう」

お嬢「ムキー!」

 キーンコーンカーンコーン

男「(もう昼飯か。今日はどうやって時間潰そうかなぁ)」

男「(最近はチャイムと同時に図書室だったから、司書さんから変な目で見られるようになったし)」

男「(今日も誰もいない屋上で本でも読もうかな)」

メイド「…」クイクイ

男「あ…(そういやメイドさんいたんだっけ)」

メイド「…」ズイ

男「お弁当作ってきてくれたんですか」

メイド「…」コクン

男「どうも…」

メイド「?」

男「(お弁当か…何処で食べよう…)」

母「男ちゃん、今日のお弁当どうだった?」

男「うん、とってもおいしかったよ」

母「ふふ、頑張ったかいがあったわ」

男「うん…」

母「そうそう、晩ご飯はコロッケだから、楽しみにしててね」

男「うん」

男「母さん、嬉しそうだったな」

男「……」

男「友達がいないから昼休みはいつも図書室に逃げてるって思いもしないだろう」

男「(毎日作ってくれるお弁当を学校で食べてないってことも…)」モグモグ

男「(こうして家でお弁当食べてるってことも、ね)」モグモグ

男「母さんの作った卵焼き、おいしいな…」




男「……」

メイド「…」クイクイ

男「あ、すみません、ちょっと考え事してて」

メイド「…」ズイ

男「そうですね、お弁当は学校で食べなきゃいけませんよね」

メイド「…」コクン

メ「お昼です」

お嬢「いちいち言わなくも分かるわよ」

メ「今日も便所飯ですか」

お嬢「今日もってなによ!?いつもトイレで食べてるみたいじゃない!」

メ「だいたい合ってるじゃないですか」

お嬢「リムジンとトレイは違うでしょ!」

メ「ぼっちという点は一緒です」

お嬢「私は、敢えて一人で食べてるの…」

メ「左様でございますか」

お嬢「そうよ、決まってるじゃない」

お嬢「何人で食べようと、料理の味は変わらないんだから」

メ「そうですね」

お嬢「……」

メ「今リムジンを呼びます。少々お待ちください」

お嬢「うん」

メ「お嬢様」

お嬢「なに?」

メ「今日はとても天気がいいです」

お嬢「…だから?」

メ「どうせなら外で食べませんか?」

お嬢「…え」

メ「屋上などいかがでしょう。きっと気持ちがいいですよ」

お嬢「リムジンで、いい…」

メ「屋上ならば人もいないでしょう」

お嬢「でも…」

メ「私も一緒に食べますから」

お嬢「…分かったわ」

男「(さて、困ったな。何処で食べようか)」

メイド「…」

男「(屋上は…天気がいいから人がいるかもしれない…)」

男「(となると後は体育館の裏かもしくは…)」

メイド「……」

男「うーん…」

メイド「…」クイクイ

男「はい?」

メイド「…」

男「あの階段は屋上まで続いてますよ」

メイド「…」グイグイ

男「お、屋上で食べたいんですか?」

メイド「…」コクン

男「屋上はその…」

メイド「…」グイグイ

男「そんなに屋上がいいんですか」

メイド「…」グッ

男「…分かりましたよ」

男「(誰もいないといいな)」

お嬢「…どうかしら?」

メ「ええ、誰もいませんよ」

お嬢「ほっ」

メ「はい?」

お嬢「な、なんでもないわよ!さっさと食べましょう」

メ「いつも通りゆっくりでいいじゃないですか。せっかくですので景色を楽しみましょう」

お嬢「興味ないわ」

メ「あ、飛行機が飛んでますよ、お嬢様」

お嬢「あっそ」

メ「隕石落ちてきて学校崩壊しないかしら」

お嬢「はぁ!?」

メ「と、思われているのでしょうが…」

お嬢「思ってないわよ!」

メ「何事も楽しまないと損ですよ?」

お嬢「私の勝手でしょ…」

メ「リムジンと比べて屋上はどうですか?」

お嬢「広い」

メ「解放感があっていいですよね」

お嬢「それと、ちょっと寒い」

メ「私めがあたためて差し上げましょうか?」

お嬢「遠慮しておくわ」

メ「残念です」

男「!」

メイド「?」

男「(扉の向こうから話し声がする。やっぱり人がいたんだ…)」

メイド「…」ジー

男「えと、やっぱり屋上はやめて、他の場所にしませんか?」

メイド「…」フルフル

男「あ、あの、今日は屋上は嫌っていうか…」

メイド「…」ガチャリ

男「あっ!」

                    _,ィ、  ,r、__
                ,.ヘー'´  i `´/  `i_
            /ヾ、 ヽ、 i /   /ヽ

              _ィ、〉   > ´ ̄  ̄ ` く  ,ゝ、
          }、 ,>'´        、  ヽ./`ヽ

          ┌! /    /  i 「`i   ヽヽ ヽ   }
            Y     !   | |  l i i   l i  ',__,.ゝ
          ,'     |  | |   !l l   | l  l !
           i   !   |   | |   | j___j |  |i i!
           |i!  l  ,.|‐T丁i!   ハlj, --!`トlノ、||
           | !  !  レ'i´`j    "i´ `iヽ, i || 
           | l  |i   iバ__ソ     L__ソ /.ノ |! 
           | |  |l  |、    '       |! |i 
           !ハ |!  |,ゝ' ´ ̄ ̄ ` く  レy'|!
          __,ノ レ'ヽiハ /             \}'´ ̄ `ヽ、
    ィ´ ̄/    ,べY    急用が       Y`i__    \
    〉/    / , 、ヽ  入りました     /_`ヽ\    \
   ,ィ'ん、  / ! '´__ ヽ  席を外します  /´__,.` ', \   ァ'`
   `ヽ、/ー'   /!   __`ヾ!           レ'´ _,.  !   \ i
    /ー-ィ、 ィ__!  ___`フ         /  ヽ二  /7  _i弋
   /    辷j  !   ヽ      / /    /  / }  j´  〉
    ヽ、   冫 ヽ__ュ_y\    /   /     /ヽヘ/え´   /
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              i i.::.;:.::.::.::.::.::.:::i::.:ト'/  /
            !|:.::i.::.::.::.::.::.::lリ:::j/   /   釣れたー!!
           !l::::l:::.:::.:::.:::;:;ルイ  /
           |'V:トNlVル'´ノ 丶 /
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            {いゝ、       ' ヽ
            ト「`ヽハ.   ヽ   ! 丿
           ト! : : Vヘ    广´
             ,ハl : : 人∧、  /
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        入_,ル' -─-:八ヽl、

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