向日葵「傍にいられるだけで」(189)

眠れない夜には独り、あなたのことだけを想うの。

小夜更け方の秋の日和に、虫の羽音を聴きながら。

櫻子。

あなたがいなくなったのが、ついさっきのことにも、ずっと昔のことにも思える。

また明日――

そう言ってあなたは私の前から去った。

ねえ、櫻子。

明日って、いつになったら訪れるの?

ねげろ

スレ立てよし

スレタイメモよし

>>1

おやすみ

今日の永住地はここか

よしよし

今日もはっじまっるよ~

初っ端から重いんだが

またお前か

ここをキャンプ地とする!

メガネはずしとくわ

きましたわー

テンション高いなあ

今日はえらく切ない

狭い部屋の中を、あなたの名残に触れて廻る。

勉強を見てあげた机を撫でれば、あなたの不満気な声が聞こえてくるようで。

あなたが勝手に使ったベッドに触れれば、あなたの無邪気な寝顔が浮かんでくるようで。

畳の床に腰を下ろせば、暇を持て余したあなたがじゃれついてくるようで。

でも、それも、すべて、まやかし。

もう過ぎてしまったこと。二度とは繰り返されないこと。

昨日と同じ今日なんて。

今日と同じ明日なんて。

記憶と同じ笑顔なんて。

見れるはずがないのに。

――櫻子。

あまりにもあの子が近いこの場所で、とうとう私はくずおれた。

今日はここか

今日はシリアス系か

毎晩こんな愁嘆場繰り広げてるのか

やっぱりキテター

目から汗が止まらない

なんかシリアス

鬱…だと…?

乗っけから重い

目を閉じ、口を噤み、耳を塞ぎ。

私は孤独に身を委ねる。

櫻子。櫻子。櫻子。

手を伸ばせば届く距離にあったぬくもり。

今この瞬間には、決して得ることの出来ないそれが、こんなにも恋しい。

どうしようもない焦がれに身を捩る。

為す術のない寂寞が私の胸を埋め尽くす。

こんなことなら――なんて、浮かんでは消えるいくつもの『もしも』。

それもすべては叶わぬ願い。

今の私に出来るのは、ただ夜明けを待つことだけ。

いつもの向日葵じゃない……

遅すぎた後悔。届かない懺悔。

まどろみの奈落へと落ちる刹那。

愚かな私の心に生まれたのは、

ただ一言の、純粋な気持ち。



「傍にいられるだけで」



それだけで良かったのに――

私の意識は、やがて闇へと沈んだ。

しえn

~翌朝~

ガラッ

櫻子「向日葵ー? 寝坊なんて珍し」

向日葵「櫻子おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」ダキッッッ

櫻子「なにごとじゃー!?」ビクゥッ

いつも通りだった

原作のひまさくには百合が足りない

今現在そこに櫻子がいないという話しかしてなかったもんな!

俺「∵」

よし、安心したので寝ますか

予想はしてた

Σ∵

~生徒会室~

櫻子「あのー池田先輩。この書類なんですけど」

千歳「ああそれなー。こっちにうちが書いたのがあるから、参考にしてや~」

櫻子「あざーす」カリカリ

千歳「……なー大室さん?」

櫻子「なんです?」

千歳「うちのお節介やったらええんやけど」

櫻子「?」

千歳「それー……」ピッ

向日葵「……」ダキツキ

櫻子「……」ダキツカレ

千歳「……やりにくない?」

櫻子「超ウルトラグレートデリシャスやりづらいっす」

千歳「せやろなー」

綾乃「∵」

ダッコちゃん向日葵

授業中どうしてたんだ

安定の綾乃

~娯楽部~

あかり「向日葵ちゃんが離れない?」

櫻子「うん……」

向日葵「……」ヒシッ

結衣「確かに、まったく離れる様子がないな……」

京子「あちゃーおっぱいちゃんダッコちゃんだったかー」

ちなつ「あんま面白くないですよそれ」

京子「がーん」ガーン

櫻子「普通に困るんだけど、どうしたらいいかな?」

あかり「どうしたらって言われても……うーん、向日葵ちゃんに直接お願いしてみたら?」

櫻子「それはもう何度もやったんだけどさぁ……おい向日葵、いい加減離れてってば」

向日葵「……ちゅーしてくれなきゃやですの」プイッ

櫻子「ね?」

ちなつ「『ね?』じゃねーよ」

今日もおつかれさまです

がーん

あーよかった
安心した

「ね?」じゃねーよ

京子「だったらキスしちゃいなよYOU!」

櫻子「最初はしてたんですけど」

結衣「(してたのか……)」

櫻子「このままじゃ授業も受けられないんで、休み時間ごとにキスしてたら疲れちゃったんですよ」フィー

結衣「(こなれてる……)」

櫻子「でもこのままじゃ私、くちびるおばけになっちゃいますよー! 誰か助けて!」

結衣「助けようにもなぁ……」フーム

京子「とりあえず腕ずくでひっぺがしてみる?」

結衣「いきなり力技かよ」

櫻子「それいいかも!」

結衣「いいんだ!?」

向日葵「……」ギュウ

勝負だ勝負を思い出すな

さすが芸風が同じなだけあって考えも一緒

本日の生きる糧スレ
紫煙


櫻子「んっん~~……!」ノビー

向日葵「今日もいい天気、ですわね」

櫻子「だぁねっ!」シャキーン

向日葵「今日も元気、ですわね」

櫻子「もっちろん!」シャキキーン

櫻子「ん、あそこにおわすのは……」

あかり「……でね、……で…………」

向日葵「あら、ごらく部の方々ですわね」

櫻子「あっかっりぃぃぃぃ……ちゃあああああん!!」ダキッ

あかり「へ!?あ、なに、櫻子ちゃん!?」

向日葵(…………ジェラシーですわ)メラメラ

櫻子(おぉ、向日葵が燃えている……!)

無かったことにしてください

よくってよ

しえん

支援

結局どっち行けばいいの?

あかり「じゃあいくよ? いーい?」

櫻子「いいともー!」

ちなつ「向日葵ちゃん、ちょっと痛いかもしれないけど我慢してね?」

向日葵「……」プイッ

ちなつ「……」

京子「じゃあふたりとも、せーので引っ張るんだよー。はい結衣にゃん!」

結衣「私に投げるのかよ。じゃあ……せーのっ!」

「「えいっ!」」

向日葵「……!!!」ギチギチギチ

櫻子「い゛っ!? だ、ったたたた、いだああああっ!!?」

あかり「ふんにゅ~~~!」グイグイ

ちなつ「おぎぎぎぎぎぎぎ」グイグイ

向日葵「…………!!!!!!」ギチギチギチギチギチギチ

櫻子「アアアアアアアアアアアアアアアアア」ガクガク

結衣「ちょっ、ストップ! ストーップ!!」

櫻子wwwwwwwww

ふぅ・・

櫻子「う、腕がもげるかと思った……」ズキズキ

向日葵「……」

あかり「ご、ごめんね櫻子ちゃん。大丈夫っ?」

櫻子「だ、だいじょーぶだいじょーぶ……たぶん」ズキズキ

結衣「これは思ったより骨が折れそうだなぁ……」

櫻子「えっ骨折れちゃうんですか! やだー!」

結衣「ごめん大室さん少し静かに」

櫻子「あ、はい」

京子「てゆーか、ひまっちゃんいつの間にそんなデレデレに?」

櫻子「それが私にもわかんないんですよ。今朝、向日葵が珍しく寝坊してるってんで起こしに行ったら急に抱きついてきて」

京子「ほむほむ」

櫻子「それで……」

櫻子「」ポッ

結衣「なにがあった」

誰か昨日のスレタイを教えて

くわしく!

             ′    八 { \トヘ   / r ´/   } ノ   Vハ  
             { ハノ  { /》==ミ \八{r≦==ミヘ     Y 朝から…やて…?
______∧,、_∨/  ,  Y { {トrヘハ      {トrヘハ } }      }_ ______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ ̄ { ,ハ  { 弋辷ソ     弋辷ソ リ 、   人  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ヽ{八 乂_,    ;       / 丿}/  ヽ
                /{ 个ー┬'///  |    ////`T´ ノ   ト、 ',   
              ( ´ { }  人     r| 、        イ´    }ノ }ノ
                 乂{ 八 > .   |      イ  ノハ}ノ
                   乂  ヽ{ ハ ≧ ト- -=〔 ノ}八(
                     |    イj     ├ト、   |
                 ,ヘ-┼=≦//´      V//≧=ト、
                /⌒ヽ つ///∧⌒Y Y´ //////Y/〉

>>60
櫻子「どうにかして向日葵に私のよだれを拭かせたい」

>>60
櫻子「どうにかして向日葵に私のよだれを拭かせたい」

>>60
櫻子「どうにかして向日葵に私のよだれを拭かせたい」

なにこのアクセルシンクロ

完全に一枚岩じゃねーか

お前ら…

息ぴったりですね

>>63-65
重婚すんなw

ひまさく一派は揺るぎない一枚岩だからな

被らない様に細心の注意を払ったつもりだったのにこの始末

京子「そもそも付き合い始めてどんくらいなう?」

櫻子「せ、先週からです」テレッ

京子「おーう、初々しいねえ」ニタニタ

結衣「下品な笑い方をやめろ」チョップ

京子「ぷちっ」トメイトゥ

あかり「でも櫻子ちゃんと向日葵ちゃんって前から仲良しだから、付き合う前も後もあんまり雰囲気かわらないよねぇ」

櫻子「え、うそ!? すっげー変わったと思ってたのに」

京子「ないない」

ちなつ「ないですね」

櫻子「うそー!?」

結衣「私らから見ると、大室さんってずっと古谷さんにベッタリだったしね」

櫻子「ば、ばんなそかな……」ガクッ

向日葵「……」ナデナデ

櫻子「ぁ……」ホフゥ

結衣「(……古谷さんの方は、だいぶキャラ変わってるけどね)」

あれ?先週の>>1のSSにそういう描写あったりする?

>>74
よだれちゅーちゅー吸っちゃう仲ですから

草葉の陰からもうだめぽ

京子「作戦その2!」

結衣「まだ続ける気あったのか」

京子「ふふふ、モチのロンだよワトスンくん」

結衣「誰がだ」

京子「ちっぱいちゃん、おっぱいちゃんがくっついてない方の耳かして!」

櫻子「え、こっちですか?」スッ

京子「ごにょごにょごにょ……」ボソボソ

櫻子「ほほう」フンフン

向日葵「……」ギチッ

櫻子「いででで」

京子「……っというわけ。オーケー?」

櫻子「お、オーケーです、やってみます!」

京子「その意気だ!」

結衣「(いやな予感しかしない)」

>>73
尊かよwww

櫻子「向日葵、向日葵」チョイチョイ

向日葵「?」

櫻子「ちゅっちゅー」

向日葵「ちゅー」

ちゅー

京子「Wao」

結衣「Oh」

あかり「Oops」

ちなつ「Fuck」

櫻子「……ん」パッ

向日葵「ぁ……」

京子「」キュピーン

京子「今だちっぱいちゃん逃げろーーーーーーーーーー!!!」

「「「!!?」」」

櫻子「ちょわーーーーーっ!」ダッッッ

ちなつ「Fuck」

ワロタ

ちなつ……

黒ちなつ

支援

ガチなつさん…

支援

しえん

向日葵「!!!」

あかり「さ、櫻子ちゃん!?」

ちなつ「ちょっと京子先輩、作戦ってこれのことなんですか!?」

京子「おうよ」グッ

結衣「イイ顔してんじゃねえ! さっきより力技じゃないか!」

向日葵「……」プルプル

あかり「あわわ、向日葵ちゃん置いてかれちゃった……」オロオロ

ちなつ「な、なんか心なしか顔色が悪くなってるような……」

向日葵「……」

向日葵「…………」

向日葵「………………」

向日葵「ふぇ゛」ジワッ

「「「「!?」」」」

櫻子「向日葵を泣かしたのはどいつだーーーーーーーーーーっ!!!」

「「「「!!?」」」」

やった!さすが僕らの櫻子!

つ④

キャー櫻子ちゃーん!!

櫻子「向日葵っ!」

向日葵「さ、櫻子……っ」

櫻子「ごめん向日葵……私、一瞬でも向日葵のこと迷惑なんて思っちゃって」

向日葵「櫻子……」

櫻子「でもわかった、私も向日葵と一緒がいい!」

向日葵「櫻子……!」」

櫻子「ほんとにごめん、向日葵。もうどこにもいかないから!」ギュッ

向日葵「櫻子……櫻子ぉおっ……」ポロポロ

櫻子「向日葵ー!」ギュウッ

京子「∵」

結衣「∵」

あかり「∵」

ちなつ「∵」

綾乃「∵」

綾乃どっから出てきたww

安定の綾乃

京子「……」

結衣「……」

あかり「……」

ちなつ「……」

京子「……作戦その3ー」

京子「もう勝手にさせる」

結衣「異議なし」

あかり「異議なし」

ちなつ「異議なし」

京子「よし」

京子「解散!」

ゾロゾロ...

向日葵「櫻子、櫻子っ……」ヒシッ

櫻子「向日葵……」ギュー

ついに見捨てやがったwww

今日はさくひま…なのか?

向日葵かわいい

~おっぱい家~

ガラッ

櫻子「おじゃましまー」

パタパタ

楓「おかえりなさいおねえちゃ……ダッコちゃん?」

櫻子「なぜ知ってる」

向日葵「……」ヒシッ

楓「おねえちゃん、まだ櫻子お姉ちゃんからはなれないの?」

櫻子「そーなんだよー。帰り道もこの調子だから困っちゃってさあ」ナデナデ

向日葵「♪」ゴロニャン

楓「(困ってるようには見えないの……)」

櫻子「でもどーする楓? 向日葵こんなんじゃ大変じゃない? いろいろと」

楓「うーん……」

楓「!」ピコーン

櫻子「?」キョトン

   /⌒⌒ヽ ====\
  ||」ハ」」キハ 人 ゞ  |
  ζリ´・ω・`)・ω・`ルY キャー
   /  つ⊂   \リ

古谷家は全員おっぱいなんかな

楓「櫻子お姉ちゃん。楓、今日は櫻子お姉ちゃんのおうちにお泊りしていーい?」

櫻子「え、なんで?」

楓「あのね、おねえちゃん、櫻子お姉ちゃんのことが大好きなんだと思うの」

櫻子「照れるッ!!」テレリ

向日葵「……」テレリ

楓「おねえちゃん、今までずっと素直になれなかったから、今はこれまでの分も甘えさせたげてほしいの」

楓「だから、今日はおうちにおねえちゃんたちだけにしてあげたいなって」ニコッ

櫻子「(いい子や……)」

櫻子「でも、ほんとにいいの? 楓を追い出すみたいになっちゃうけど」

楓「楓ならだいじょうぶなの。大好きなおねえちゃんのためだから」

楓「それに、櫻子お姉ちゃんのおうちには花子ちゃんもいるし」ニコッ...

櫻子「そっか、じゃあお言葉に甘えよっかなー」

楓「うんっ♪」

楓はいい子だな

櫻と楓がごっちゃになってきたw
文字数違うからだからなんとかやってるが

向日葵「さあ櫻子、夕飯の前に宿題を済ませてしまいましょう」

櫻子「!?」

向日葵「なんですの?」キリッ

櫻子「向日葵お前……」

向日葵「?」

櫻子「いや、なんでもない……」

向日葵「おかしな櫻子ですわね」

櫻子「(どっちがだ)」

向日葵「宿題を終わらせて、ご飯を食べて」

ピトッ

櫻子「!」

向日葵「……それからずっと、いっしょにいましょう?」

櫻子「う、うん……」

櫻子「(やっぱり変だ!!!)」

櫻子「(けど、まあ……いっか)」

楓策士すなぁ

楓花となぁ!

楓のポテンシャルは正直はかり知れない

~宿題中~

櫻子「……」カリカリ

向日葵「……」モフモフ

櫻子「……」カリカリ

向日葵「……」モフモフ

櫻子「……」ピタッ

櫻子「……」

向日葵「櫻子、手が止まってますわよ」モフモフ

櫻子「いや、むしろ向日葵こそ手を止めてよ……」

向日葵「?」

櫻子「あのさ、なんで私の髪をいじってるの?」

向日葵「櫻子の髪をいじりたいからに決まってるじゃありませんの」

櫻子「宿題やれよ!」

向日葵「終わってますわ」

櫻子「はやっ!?」

きゅんきゅんきゅいー!

カリカリモフモフ!

ふむふむ

向日葵「大切な櫻子との時間ですもの、宿題なんかに手間取ってはいられませんわ」ナデナデ

櫻子「……じゃあ私の宿題もやって!」

向日葵「それはダメですの」

櫻子「えー!?」

向日葵「私、恋人の為にならないことはしたくありませんの」キリッ

櫻子「一日中人にしがみついといて……」

向日葵「……迷惑でした?」

櫻子「ぅ」

向日葵「……」ウルウル

櫻子「べ、別に迷惑じゃ……」

向日葵「」パァッ

櫻子「(ぅー。調子狂うなぁ、ほんと……)」

「傍にいられるだけ」程度じゃねーぞこいつ……!

狂気の予感…?

髪をモフモフってなんだろ
ちなつならなんとなくわかるけど

aaaaaaa

~料理中~

向日葵「櫻子、お皿ならべてくださる?」

櫻子「めんどくさー」

向日葵「もうっ、それぐらいしなさいな!」

櫻子「ぶー」カチャカチャ

向日葵「……こういうの、いいですわよね」

櫻子「え?」

向日葵「なんていうか……し、新婚さんみたい、でっ」キャッ

櫻子「いや、皿置くぐらい前からしてたじゃん」

向日葵「……腐れ縁も良し悪しですわね」

同棲長くて籍入れて無いみたいな感じか

ハラショーハラショー

向日葵「はい、あーん♪」

櫻子「やると思った!」

向日葵「以心伝心ですのねっ」キャッ

櫻子「やりづれー!」ワー

向日葵「隙あり!」ズボッ

櫻子「ふむぐっ!?」ンガッ

向日葵「うふふ」

櫻子「うふふじゃねーよ!」モグモグゴクン

向日葵「味はどうですの?」

櫻子「え、うん、そりゃあ、おいしかったけどさ……」

向日葵「っ♪」パァッ

櫻子「やりづれー!!!」

しえん

事実婚って奴か

~おっぱいルーム~

櫻子「」グデー

櫻子「(つ、疲れた……)」

櫻子「(デザートにケーキ1ホール出してくるし)」

櫻子「(お風呂入ってたら当然のように『お背中お流ししますわ♪』つって乱入するし)」

櫻子「(今は今で……)」

向日葵「櫻子、櫻子」ピヨピヨ

櫻子「あー、はいはい」

櫻子「(むっちゃなついてくるし……)」

櫻子「……」

櫻子「ねえ向日葵、そろそろ寝ない?」

向日葵「えっ」

櫻子「えっ?」

向日葵「私、まだ眠くないですわ」

櫻子「うそつけ。さっきからちょいちょい眠そうにしてるじゃんか」

向日葵「ぅ……で、でもまだ寝たくないんですの。起きていましょうよ、ね?」

櫻子「だーめ。ほら、布団に入れ入れー」グイグイ

向日葵「ちょ、櫻子っ? きゃっ!」ボスン

櫻子「電気消すよー」カチカチ

向日葵「あ、ちょっと」

櫻子「おじゃましまーす」ゴソゴソ

向日葵「……もう、強引ですわね……」

強引にベッドイン……!

千歳さん鼻血拭いてください

櫻子「……」

向日葵「……櫻子、まだ起きてます?」

櫻子「んー?」

向日葵「お話しません? 私、やっぱりまだ眠くありませんの」

櫻子「……いーよ」

向日葵「ありがとうございますわ」

櫻子「……」

向日葵「じゃあ、私から質問しますわね」

櫻子「質問?」

向日葵「ええ」

櫻子「……?」

向日葵「――」



向日葵「私、こんなに幸せでいいのかしら」

毎晩すごいな……

もうダメだ、朝まで残ってますように

>>任せとけ、まぁ既に朝だけどな

櫻子「……え?」

向日葵「……」

向日葵「……櫻子が、私の想いに応えてくれて、とっても嬉しかったですわ」

向日葵「あの日のことが忘れられなくて、今でも夢に見るくらいですの」

向日葵「それから1週間、毎日が楽しくて、優しくて、本当に幸せでしたわ」

櫻子「……」

向日葵「でも」

向日葵「ふ、と」

向日葵「櫻子から離れた拍子に感じるんですの」

向日葵「不安を。世界でひとりぼっちになってしまったような錯覚を」

向日葵「おかしいですわよね。そんなはずありませんのに」

向日葵「櫻子と、一番大切な人と一緒にいられないだけで、そんな風に思うなんて……」

てっきり例のシリーズの続きかと思ったら、ちがった

櫻子「向日葵……」

向日葵「っ」

向日葵「……私ね。とっても悪い子なんですの」

向日葵「意地汚くて、欲張りで。とってもワガママ」

櫻子「そんなこと」

向日葵「現に、今日一日、櫻子をたくさん困らせてしまいましたわ」

櫻子「っ……」

向日葵「ごめんなさい。自覚はありましたの」

向日葵「でも、抑えられなかった」

向日葵「あなたが好きだから」

櫻子「っ」

向日葵「――なんて、恋心を免罪符にして」

向日葵「それで自分勝手な振る舞いを続けるなんて、本当に最低」

向日葵「……本当に、ごめんなさい」

向日葵「櫻子ともっと語り合いたい」

向日葵「櫻子とずっと触れ合いたい」

向日葵「櫻子と想いが通い合って、それだけで良かったのに」

向日葵「……」

向日葵「傍にいられるだけで」

向日葵「幸せだったはずなのに」

向日葵「なのに、こうして過ぎたスキンシップに頼らないと自分を安心させられない」

向日葵「ごめんなさい櫻子……私、こんなにも弱いから」

向日葵「だから、あなたを困らせて……」

向日葵「……ごめんなさい」

ひま・・・

櫻子「……」

向日葵「ごめ……なさ……」

向日葵「………………すぅ……すぅ……」

櫻子「……」

櫻子「うん」

櫻子「……」

向日葵…

~翌日~

向日葵「……っ……」パチッ

向日葵「あ……私、あのまま寝ちゃって……」

向日葵「……時間……っ!?」

向日葵「に、2時!? って……昼の2時ですの!?」

向日葵「やだ、なんで気付かなかったのかしら……ち、遅刻……!」

向日葵「あ、さ、櫻子! 起きなさい、大遅刻ですわよ!」

向日葵「さく――」

向日葵「っ」

向日葵「……」

向日葵「櫻子……?」

つ④

向日葵「櫻子……どこ?」

向日葵「櫻子? 櫻子ー」

向日葵「どこにいますの? 台所?」

向日葵「櫻子、櫻子……」

向日葵「……櫻子!」

向日葵「櫻子ー! 櫻子!」

向日葵「隠れてるなら出てらっしゃい! 学校に行かなくちゃ!」

向日葵「ねえ、櫻子! いるんでしょう? ねえったら!」

向日葵「……っ」

向日葵「そうだ、玄関……!」

向日葵「っ……」

向日葵「!」

向日葵「靴が……」

向日葵「……ない……」

向日葵「ぁ……」

向日葵「や、だ」

向日葵「櫻子!」

向日葵「櫻子っ、櫻子ぉ……!」

向日葵「やだ……」

向日葵「やだぁ……」

向日葵「なんで、どうして……どこ、に……」

向日葵「私、櫻子がいないともう……」

向日葵「さくらこ……っ」

ガラッ

櫻子「呼んだ?」

依存する女の子っていいよね…

向日葵「」

櫻子「向日葵~、真昼間から大声出してたら近所迷惑だよ」

向日葵「……え、な、ちょ」

櫻子「ただでさえ学校サボってるんだから静かにしてなって」

向日葵「っど、どうし、て、櫻子……ええ?」

櫻子「どしたの?」

向日葵「ど、どうしたもこうしたも!! あなた、今までどこに行ってたんですの!?」

櫻子「私んち」

向日葵「~~~!」

櫻子「いやー早起きすると気持ちいいね。なんつって」

向日葵「早起き? あなた、何時から起きてましたの?」

櫻子「朝の6時ぐらい」

向日葵「は!? じゃ、じゃあ目覚まし時計は!?」

櫻子「私が止めた」

向日葵「なにやってんのよこのバカ娘!!!」


    /=====ヽ
    |  人ヾ ))
    Yル`;ω;´)  < 櫻子! 出ていらっしゃい!
    リ,ノ゙゙゙゙゙ハヽ、
    `~ェ-ェー'′

櫻子「お、いつもの向日葵だ」

向日葵「え?」

櫻子「そっちの方がらしいし、そっちの方が好きだなー。私」

向日葵「っ!」

櫻子「ね?」

向日葵「ぁ、あの……私……」

櫻子「向日葵!」

向日葵「っ」

櫻子「これ」

向日葵「え?」

櫻子「あげる」

向日葵「あげるって、なに……」

向日葵「!」



向日葵「……婚姻、届……?」

きききキマシタワー!!!!

         __

         /▲    LIVE中継
         ▼/       木間
         /▲
         ▼/  __
  .___   /▲ |□□|

  |□□|   ▼/ |□□|
  |□□|   /▲ |□□|
  |□□|   ▼/ |□□|

 木間市タワー [Kima City Tower]
     (1990竣工 日本)

櫻子「私の分は記入済みだよー」

向日葵「ど、どうしてこれを……?」

櫻子「朝から役場でもらってきた。いっぱいもらってきたけど間違えまくってそれがラス1だよ。あぶないあぶない」

向日葵「そ、そうじゃなくて!」

櫻子「それで安心してくれる?」

向日葵「えっ……?」

櫻子「私たちじゃーまだ届出はできないけどさ」

櫻子「これをふたりで書いたら、そしたら」

櫻子「向日葵の不安もやわらぐかなって」

向日葵「……!」

最近の中で一番良い

櫻子「ゆうべ、向日葵の言ったこと。私にはよくわかんなかった」

櫻子「私は、向日葵を欲しがることを悪いことなんて思ってないし」

櫻子「向日葵が私を欲しがってくれることを、迷惑だなんて思わない」

櫻子「当たり前じゃん。好きなんだもん」

櫻子「メンザイフとか、難しいこと考える必要ないよ」

櫻子「でも、人にどう言われたって、納得できないことってあるよね」

櫻子「それが向日葵を不安にするなら、私はどうにかしてそれをなくしてあげたい」

櫻子「だから、婚姻届」

櫻子「これを書けば、きっと最低限、向日葵を安心させたげられるから」

櫻子「向日葵が泣かなくていいよう、約束したげられるから」

櫻子「……って言って、ちゃんと伝わってるかなぁ……」

櫻子「うーん、なんて言えばいいんだろ」

櫻子「えっと、つまり」



櫻子「ずっと傍にいてあげるってこと」

追いついた
もう終わりそうだが
冒頭の語彙力に軽く感動した

支援

なんか最終回っぽい感じだな

向日葵「っ……!」ジワッ

ポタ ポタ   ポタッ

櫻子「あ、あー!? ちょっと向日葵、涙涙! 婚姻届に落ちてるって! それラス1なのにー!」

向日葵「っ」ビリビリッ

櫻子「しかもやぶいたー!? てめー向日葵なに考えてんだ! またもらってこなくちゃいけなくなったじゃんか!」

向日葵「……櫻子っ」ギュッ

櫻子「わっと?」

向日葵「櫻子、櫻子っ……」ギュウ

櫻子「……はいよ」ギュッ

向日葵「ありが、とう、櫻子っ……好き、大好、き……っ」

櫻子「私も大好きだよ」

向日葵「婚、姻届なんて、なくてもっ、もう、へいき……だいじょうぶ、ですの」

櫻子「そ。良かった」

向日葵「私、私――」

櫻子「……うん――」

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イイヨイイヨー

毎日のひまさくSSも最終回の時期か……

眠れない夜にはふたり、明日のことばかり想うの。

小夜更け方の秋の日和に、虫の羽音を聴きながら。

櫻子。

あなたの傍にいられるだけで、こんなにも、世界は輝いて見える。

また明日は、きっと、もっと。

そう言ってあなたは私に勇気をくれる。

ねえ、櫻子。

明日を待ち遠しく思う気持ちが、この先ずっと、続いたなら――

これにて終了。ワンパターンでスマン

おつ
今宵も0:40にまってる

向日葵「櫻子のバカ!」櫻子「なんだとー!?」
櫻子「向日葵のアホー!」向日葵「なんですって!?」
櫻子「あかりちゃん大好き!」あかり「えへへ///」

櫻子「向日葵! 勝負だ勝負だ勝負しろー!」
向日葵「吉川さん、人生相談がありますの」ちなつ「人生相談?」
櫻子「助けて船見先輩!」結衣「えっ?」
向日葵「櫻子が浮気してますの……」京子「てやんでい」
櫻子「次期生徒会福会長、大室櫻子は改造人であーる!」
櫻子「向日葵なに見てんの?」向日葵「アルバムですわ」
櫻子「風邪ひいたー……」向日葵「!?」
向日葵「交換日記しましょう」櫻子「えー」
綾乃「古谷さん、大室さん、そこに座りなさい」
櫻子「見て見て向日葵、すっごいの拾った!」
櫻子「眠れない夜」
櫻子「おっぱい」向日葵「ちっぱい」
櫻子「向日葵かと思ったらメイドさんだった」
櫻子「え? 私あかりちゃんと付き合ってるんだけど?」
向日葵「秋の日和に」
櫻子「おっぱいがしゃべった!!!!!」
向日葵「櫻子が寝取られましたの……」結衣「!?」
向日葵「何事ですの!?」
櫻子「どうにかして向日葵に私のよだれを拭かせたい」
向日葵「傍にいられるだけで」

さて寝るか

またな


朝まで待った甲斐があった。
凄い良い物をサンクス

おつ

まだ最終回じゃないんだろ?

おつー
今23話だから明日で2クールか

あとワンパターンいうが良い話はワンパターンで良いんだぜ?

うおお毎晩乙

おつ!

今宵もお待ちしております。


待ってるから

ふぅ……

朝からいいひまさく読ませてもらったぜ……

ちょいちょい見逃してるな…
これは二期に期待するしかないぜ

今日も乙でした

朝まで残ってて良かった。いろんな意味でよかった。

見逃してるのが多いな…
今夜も待ってる



>>164
……

乙ぱい向日葵‼

…っていう機会も少なくなるのか、胸厚向日葵…

よし、これで今日も生きていられる

櫻子が精子に見えてきた

乙乙

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