慰霊の森

京子「慰霊の森に行こう！」

京子「…慰霊の森かー」

京子「結構やばい心霊スポットらしいけど…」

京子「でも私ならやれる！ 大丈夫！」

京子「……」

京子「でも一人で行くのも心細いな…」

京子「>>10も連れて行こう！」

櫻子

京子「さくっちゃんも連れて行こう！」

京子「肝試しとか好きそうだし…」

京子「早速電話だ！」

ﾋﾟｯﾋﾟｯ
ﾌﾟﾙﾙﾙ…

櫻子『はい、もしもし』

京子「さくっちゃん！」

櫻子『歳納先輩？ どうしたんすか？』

京子「今から遊べる？」

櫻子『いいですけど…何するんすか？』

京子「秘密！ そんじゃ駅前にしゅーごー！」

櫻子『えっ、ちょ待』

ﾋﾟｯ

京子「よし！ 行こう！」

―

櫻子「歳納せんぱーい！」

京子「お、来た来た」

櫻子「ひどいですよ！ いきなり切るなんて！」

京子「ごめんごめん」

櫻子「えっと…それで、どこ行くんすか？」

京子「岩手」

櫻子「えっ」

―

京子「という事で今日やって来たのは雫石でーす」

櫻子「えぇっ！？」

櫻子「待って下さい！ なんで岩手に来たんすか！？」

京子「今日ここに来た理由、それは…」

京子「肝試しだ！」

櫻子「き、肝試し！？」

京子「さくっちゃん、そういうの好きそうだから」

櫻子「肝試しって、幽霊とか…の、やつですか…？」

京子「そうだよん」

櫻子「……」

京子「どしたの？」

櫻子「あっ、いえ！ 何でも無いです！」

京子「そっか」

櫻子「…歳納先輩はそういうの平気なんですか…？」

京子「私？ 私は…」

京子「>>21」

ksk

京子「怨念ちゃんに取り憑かれてるから最近は平気」

櫻子「えっ」

京子「そんじゃ、行こっか！」

櫻子「ま、待って下さいよ！」

櫻子「怨念ちゃんってなんですか！？」

櫻子「なんで取り憑かれてるんですかーっ！？」

―
慰霊の森

櫻子「なんですかここ…」

櫻子「めちゃくちゃヤバそうじゃないすか…」

京子「いい感じに暗くなってきたねー」

櫻子「なんで昼にしなかったんすか…」

京子「夜の方が雰囲気出ると思って」

櫻子「はぁ…」

櫻子「あ、あんまり離れないで下さいね…」

京子「さくっちゃん、やっぱ怖がってるじゃん」

櫻子「こわっ、怖くないですよ！？ ほんとです！」

京子（涙目で言われても…）

櫻子「うぅー…」

京子（こんなさくっちゃん初めて見たな…）

京子（…ちょっと驚かしてやろーっと）

京子（>>28してみよう！）

ｱｯｶﾘｰﾝ

京子（よーし…）ﾌｯ

櫻子「歳納先輩…や、やっぱり帰りませんか…？」

櫻子「……」

櫻子「歳納先輩…？」

櫻子「…え？ あれっ？」

櫻子「歳納先輩、どこですか！？」

櫻子「じ、冗談は止めてくださいよ！」

櫻子「歳納先輩！」

櫻子「……」

櫻子（嘘…）

櫻子（もしかして、はぐれた…！？）

櫻子（やばいやばいやばい！）

櫻子（帰り方わかんないよ！）

櫻子（どうしよう…）

櫻子「うぅぅ…」

京子（いい感じに怖がってるなー…）

京子（よーし、次は…）

京子（>>36してみよう！）

パンツ脱がす

京子（隙を見てパンツを脱がしてみよう！）

京子（でも後ろからスカートの中に手を突っ込み…）

京子（尚且つ、パンツを一瞬で探り当てる事が出来るかな…？）

京子（…まぁ、やってみるか）

櫻子「歳納せんぱーい…」

櫻子「出てきてくださいよー…」

京子（機をうかがって…）

櫻子「おーい…」

京子（今だっ！）ﾀｯ

ｶｻｯ

櫻子「！？」ﾋﾞｸｯ

京子（気付かれた！ 退くか！？）

京子（…否！ 脱がすッ！）

櫻子「だ、誰だ！？」

京子「とうっ！」ｶﾞｼｯ

櫻子「えっ！？ な、何！？」

京子「おりゃー！」

ｽﾞﾙｯ

櫻子「あぇっ！？」

櫻子「……え？ 歳納…先輩？」

京子（ふっ…ミッションコンプリート…）

櫻子「………はっ」

櫻子「な、何するんですか！？」

京子「パンツ脱がし」

櫻子「もう！ ほんと止めてくださいよ！」

京子「ごめんごめん」

櫻子「はぁ…心臓止まるかと思った…」

京子「あ、そうださくっちゃん」

櫻子「なんですか？」

京子「>>46」

私って実は君の知ってる京子ちゃんじゃないんだよ？

京子「私って実はさくっちゃんの知ってる京子じゃないんだよ？」

櫻子「…え？」

京子「私は京子だけど、違うって事」

櫻子「や、やだなぁ…冗談は止めてくださいよ…」

京子「冗談？ これは本当の事だよ」

櫻子「止めてください！ そんなの嘘です！」

京子「でも、証拠だってあるんだよ」

櫻子「し、証拠…？」

京子「うん、それは…」

京子「>>53」

足が無い

京子「足が無い、って事」

櫻子「…え？」

櫻子「足…」

櫻子「！！！」

京子「ね？」

櫻子「あ、あああ…」

櫻子「これっ…これは、くら、暗くて、よ、よく見えない、だけで…」

櫻子「足は、きっとあるんですよ…」

京子「無いよ」

櫻子「あ、るんです…っ」

京子「だから、私は…」

櫻子「止めてっ！」

櫻子「…もう、止めてくださいよぉ…ぐすっ」

櫻子「私が悪かったなら、謝りますから…」

櫻子「ぐすっ、えうっ…」

京子「……」

櫻子「あ、の…」

櫻子「本物の、としの…」

櫻子「ぐすっ…先輩は、どうしたん、ですか…？」

京子「>>61」

もうこの世にはいないんだ