男「好きです付き合って下さい」幼馴染「いまさら?」(660)

幼馴染「お互い知り尽くしてるし、付き合う必要なくない?」

男「実は俺には隠された秘密が」

幼馴染「『数学課題』と名付けられたフォルダの中身以上の秘密?」

男「なぜバレた……しかし俺はもっと幼馴染ちゃんの事をだな」

幼馴染「今日の私のパンツの柄は?」

男「今日は水曜だから青の縞々……ハッ!」

幼馴染「十分知ってるでしょう」

日記はここで終わっている

男「俺は真剣なんだ」

幼「真剣に人のパンツの色を答えるのね」

男「あれは…当てずっぽうだ」

幼「……」ピラ

男「…偶然だろ」

幼「この柄のパンツ、私何枚持ってる?」

男「一枚」

幼「十分よね?」

男「……」

幼「さ、学校に行きましょう」

男「待って、俺にだって分からないことくらい…」

幼「今日のブラ」

男「先週2時間待たされた末に選んだ桃色レース前フック」

幼「ほら」ピラ

男「上下合わせろよ」

幼「誰かに見せるわけでもなし」

男「俺は良いのかよ」

幼「見せるまでもないでしょう?」

男「………」

続きマダー?

男「ズボラ」

幼「自己紹介御苦労さま」

男「何でだよ」

幼「ごみ箱に溜まってるの、こぼれてたわよ?」

男「何で知ってるんだよ」

幼「さっき言ったじゃない」

男「ストーカーめ」

幼「今までの会話、思い出しなさい」

男「……」

幼「幼馴染の仲に免じて訴えないであげる」

幼「貴方が確認したがってたからでしょう」

男「だからって見せるか普通」

幼「いまさら恥ずかしがるの?小さい頃は裸だって…」

男「今だから問題なんだ!」

幼「顔赤いわよ」

男「裸とか言うから…」

幼「…ロリコン」

男「今だよ!!」

幼「変態」

男「…否定できない」

幼「知ってる」

>>23>>25って逆?

>>26
即興だから特に順番はない

幼「早く行かないと遅刻するけど?」

男「誰のせいだと…」

幼「貴方が私に告白なんてするから」

男「無駄だってのかよ!?」

幼「良く知ってるんだから良いじゃない」

男「そうはいかない」

幼「知ってた」

男「俺は諦めの悪い男だ!!」

幼「一緒に始めた塾…」

男「だって幼ちゃんの方がバンバン進むから…」

幼「知らなかったの?」

男「学力の違いはそこで知ったよ…」

幼「私は前から知ってたわ」

男「何でだよ」

幼「立ったのも、話し始めたのも、私が先」

男「何でそんな事知ってんだよ…」

幼「お互い何でも知ってるでしょう」

男「そんな小さい頃のことが根拠になるか!」

幼「ちなみに平仮名を覚えたのも私が先、名前を漢字で書けるようになったのも私が先」

男「あああああ言うな言うな!知ってるから!」

幼「でも告白して来たのは貴方が先ね」

男「良く知ってます」

幼「そもそも私と付き合って何がしたいの」

男「…どうせ知ってんだろ?」

幼「チョメチョメしたい」

男「古いな!」

幼「でも合ってるでしょ」

男「羞恥心てもんはないのかよ…」

幼「同じ言葉を何度も言わせないで。どうなの?」

男「そりゃあ…そういう感情も無いっていったら…嘘になる訳で…」

幼「変態」

男「健全!」

男「年頃の男子はみんなこうなの!知らないのか!?」

幼「貴方以外の男の人は知らないわ」

男「おいその言い方はやめてくれ」

幼「変態」

男「返す言葉もございません」

幼「じゃあ変態に告白された一般女子はどうするか知ってる?」

男「さっき身を以て知った」

幼「何でも知ってるんじゃなかったの」

男「男には」

幼「負けると分かってても戦わねばならぬ時がある」

男「知ってるからって先に言うなよ」

幼「これは予測」

恋人でも家族でもないのにこの距離感
幼馴染みはやっぱり真理

幼「でも諦めないのね」

男「俺は幼ちゃんをもっと知りたい。だから付き合って欲しいと真剣に考えてる」

幼「もう何でも知っているじゃない。だから付き合う必要ないでしょう」

男「いや、だから」

幼「今、私の考えている事、知っているでしょう」

男「…今走り出さないと遅刻する」

幼「」ダッ…タッタッタッタ

男「何か言えよ!」

幼「今走り出さないと遅刻するわよ?」

男「知ってるよ!!」ダッ…タッタッタッタ

男「間に…あった……」

幼「朝から御苦労さま」

男「お互い様だろが…涼しい顔しやがって」

幼「ちゃんと暑いわ」バサバサ

男「スカートで扇ぐな!」

幼「中身まで知っている癖に」バサバサ

男「シャツで扇ぐな!」

幼「色形まで知ってる癖に」

男「変態め」

幼「自己紹介御苦労さま」

男「朝からあついな…」

幼「そう言われなくなって何年過ぎたかしら」

男「そういう意味じゃない」

幼「知ってるわ。何年過ぎたか知らないの?」

男「知らん。幼ちゃんは知ってるんだろ?」

幼「お互い、覚えてないだけね」

男「そっか…そんなに経ったのか」

幼「人の噂も75日ね」

男「単に冷やかし飽きただけだろ」

幼「授業が始まる前に、これ」

男「数学の教科書?同じクラスだろ」

幼「私にはそれほど必要無いって知ってるでしょ」

男「だからって何で俺に渡す訳?」

幼「貴方は無いと理解出来ないでしょ」

男「俺、忘れたのか」

幼「ごみ箱のすぐ近く、奇麗にしておかないからよ」

男「何で玄関で言わなかったんだよ…」

幼「玄関で告白かまして時間を消費したのは誰?」

男「起こしに来た時は…?」

幼「寝覚め最悪の貴方、話通じるかは」

男「俺が良く知ってる」

俺「別に部屋から持ち出してここで渡してくれても…」

幼「貴方がもし部屋を探し始めたら、貴方が困るもの」

俺「俺が気付かない事も知ってるんじゃないのかよ」

幼「万が一、という言葉もあるから」

俺「じゃあその万が一を知るためにも俺と付き合ってくれよ」

幼「確率のブレはどんなに付き合っても知れないわ」

俺「本当か?」

幼「そうよ、貴方の告白もブレ」

俺「知らなかったのかよ、好きだって」

幼「知ってたわよ」

俺「何がブレなんだよ」

幼「あんなロマンチックのかけらもないシチュエーションで」

俺「言うな、知ってる」

男「でも諦めない」

幼「根性は凄いと思うわ」

男「幼ちゃんの心のブレにかける」

幼「ブレないわ、もう心に決めているの」

男「心がダメなら他で行く」

幼「例えば?」

男「心じゃなくて……体?」

幼「変態」

男「思いつかなかっただけだ!もっと他にほら…何かあるだろ!」

幼「そろそろ授業始まるわよ」

男「おい何とか言えよ!」

幼「その情熱はまず目の前の数学の理解に使いなさい、変態」

男「返す言葉もございません」

男「なんだかんだ教科書あってもわかんねーな」

教師「お、お前教科書はどうした」

幼「忘れました」

男「…!」

教師「全くしょうがないな…」

幼「うっかりしてました」

教師「今後気をつけるように。隣のお前、見せてやってくれ」

幼「はい、すみませんでした」

男「…何やってんだよ幼ちゃん、先生!」

幼「……っ」ギロ

男「!」ビクッ

教師「どうした?」

男「あ…いや…そこの板書、何て書いてあるのかなーって…」

幼「ふぅ…」

男「一体何なんだよ…」

幼「授業も終わったし、教科書返してくれる?」

男「何であんなこと言ったんだよ」

幼「成績悪い貴方が忘れ物したとなっちゃ、先生の心証が悪いでしょうに」

男「返す言葉もございません」

幼「私は優等生ってことになってるから」

男「にしてもあんな淡々と」

幼「叱られるのは嫌でしょう?」

男「そりゃあ…」

幼「貴方は勉強に集中しなさい、その為に教科書を貸したのに」

男「でも悪いよ…」

幼「叱られるのを見るのは辛いのよ、知ってるでしょう」

男「それはお互い様だろうが」

幼「私、優等生、軽いお叱り。貴方、劣等生、厳重注意。ユーノゥ?」

男「むかつくけど返す言葉もございません」

幼「感謝して欲しかったんだけどな」

男「あ…ごめん」

幼「感が行方不明ね」

男「ああ、有難う助かった」

幼「どう致しまして」

男「でもごめん、そうだよな、最初に感謝するべきだよな」

幼「良いのよ、最初に文句言うって知ってるから」

男「俺が酷い奴みたいじゃないかっ」

幼「優しい奴だからよ」

男「は?」

幼「優しいから私の行動に文句付けるのよ、貴方は」

男「ああいうことやりがちなのは知ってるけどさ…幼ちゃんが損だって」

幼「最終的に得すると知っているから良いの」

幼「次の授業は体育だけれど」

男「流石に女子の服は着れないだろ…そもそも忘れてないし」

幼「私は貸すことにやぶさかではないわ」

男「下着姿で体育か」

幼「育った体を見る授業なのね、変態」

男「冗談だって!」

幼「もし貸すなら見学するわ」

男「大丈夫か優等生」

幼「女の子は月一回体育で有給が貰えるのよ、知ってるでしょ」

男「あまり公言することじゃないけど、知ってるよ…」

幼「私が女の子で良かったわね」

男「男ならそのまま上着借りれたのにな…」

幼「じゃあ私は更衣室に行くけれど」

男「どうぞどうぞ」

幼「見たいと思ってるでしょ」

男「確認取る必要ないじゃないか!」

幼「朝上下見せてあげたじゃない、変態」

男「見たいかと言われたらノーとは思わないんだよ普通」

幼「見る必要無いくせに、上から?」

男「87・58・82」

幼「今年度の変動」

男「B+2」

幼「変態ストーカー」

男「先週誰と一緒にブラ買ったか知ってる?」

男「朝から体育は…きつかった…」

幼「朝から御苦労さま」

男「お互い様だろが…涼しい顔しやがって」

幼「私の匂い、どうかしら」

男「変態め」

幼「匂いという単語をそうとらえる人間がね」

男「自分で嗅げよ」

幼「自分の匂いは自分じゃ分からないわ、知ってるでしょ」

男「知るか」

幼「貴方、さきいかが好物じゃないでしょう?」

男「……」

幼「部屋でいつも食べてはいないでしょう?」

男「もうやめてお願いします」

実際お前ら何からはいったんだ?
俺はオワタあんてな

ここで会話するなカス

>>145
雑談板でなに言ってんだよワロタwwww

実際どうやって入ったか言えないところみると、まとめブログから来たやつばっかなんだと思うね

>>149
普通にスレ一覧から

>>152みたいに煙に巻いたり、嫌悪感示したり、笑い飛ばしたりすれど、
気楽に自分が入ったきっかけ書かないのがもうね
さらっと書いてきゃちょっとした保守の雑談程度のことなのに

まあまあその辺にしとこうぜ?
それよりもおまいらは誰で再生してる?
女っぽい口調じゃなければ佐々木とキョンなんだけどなー

そうそうただ「ほ」なんてやるより有意義な雑談するべき。
同じレス数消費するにしても、このスレ33.14KBしか消費してないんだから、色々書き込んで問題は無い。
入ったきっかけくらい書いたっていいじゃん

>>157
わかる。佐々木とキョンでもウケそう

俺の言った通りになったろ
これが今のVIP

>>170
お前はいつからどう入ったし
そしてこのスレはお前にとって優秀なSSが載ってんのかwwww

サンドイッチ

伸びたと思ったらお前らかよ
ここで喧嘩してんじゃねーよ

雑談はするけど保守と支援の意味もわからず使い分けできない
そんな時代が私にもありました

>>189
バイ猿解除時間知らずに、投下多かったら、支援しとけみたいな馬鹿も多いんだよな

どうみても臭過ぎ
黙って保守しとけよカスども

>>196
別に普通に保守しようと、何か雑談しようと変わらないでしょ。雑談程度の容量で埋まると思ってんの?
臭いのもまた美味しいってことに気付ける努力してみるのをオススメするよ。
書いてる人来たら、このss興味ないからどうせいなくなるよ

容量じゃなく1000までの残りレス数が…
あと臭くて美味しいのは納豆だけで十分だよ

>>201
どうせ5分に一回は「ほ」とかやる奴らばっかだから大差ないよ。
何も内容無いスレがずっと「ほ」だけで板に残るんだぜ。ネットワークリソース的にどうなのよ

男「今更だけど、寧ろ今だからこそ」

幼「ほー、今だからこそ?」

男「その、見える心理もあるかなと」

幼「例えば?」

男「たとえば・・そう、幼の鋭い眼差しにドキマギしちゃうとか」

幼「うわあ」

男「例えば『うわあ』と返されて胸の高まりを覚えた僕のハートが今ブロークンしたら、
  一体僕はこの先どうなるのだろうかと悩んだ末に、結局返事も聞かずに―――」

幼「長い」

男「ですよねすいません」

幼「で?」

男「好きです付き合って下さい」

幼「返事は明日まで待ってくれる?」

男「振られるフラグだもう駄目だ」

 ―――ねくすとでぃ―――

男「好きです付き合って下さい」

女「うん、いいよ」

男「じゃあ早速僕の家に遊びに来ませんか?」

女「え、もうそんな展開?」

男「えっ」

女「えっ」



男「ここが僕の家ですよ、さあどうぞ。ただいまー」

幼「お帰り男、昨日悩んでみたけど付き合ってもいいよ」

女「あれ?」

男「あれ?」

幼「えっ?」

男「えっ」

女「えっ!」

幼「だれあんた」

女「先程男君の彼女になりました。どうぞ宜しくお願いします妹さん」

幼「・・・・・」

男「ごめん振られると思って昨日の夜にありったけの涙流してふっきったんだ」

幼「しね、とりあえず10回死ね」

男「痛いです死んでしまいます」

女「お兄さんに乱暴しちゃいけません」

幼「いや兄弟姉妹じゃないし」

女「えっ、じゃあ男君の何なんですか?」

幼「えーと、彼女。になる予定のはずが・・・・誰かさんのせいでよく判らない立場になった幼馴染です」

男「ごめんなさい許してください」

幼「じゃーもーいいや、あたしはあき―――」

女「じゃあ2人で彼女になりましょうか」

男「えっ」

幼「えっ」

女「え?」

幼「それってどうなの?」

女「駄目なんですか?」

幼「いや駄目っていうかなんていうか、何なの?」

男「僕にも判りません」

幼「お前のせいだ死ね」

男「ごめんなさい暴力反対」

女「もしもし警察ですか」

男「ああ警察もいらないですから携帯仕舞って下さい」

幼「ほら、腋の辺りとか、どう?」

男「これは変態じゃないのか…」

幼「変態だから良いじゃない」

男「良いのかな…人として……匂わないけど」

幼「なら良いわ、貴方はどうかしら」

男「それは流石にやめてく…」ムギュ

幼「……」スンスン

男「……」

幼「大丈夫、いつもの貴方の匂い」

男「…それダメじゃん」

幼「健全よ?」

男「変態め…」

幼「―――で、どうすんの? どうしたらいいの?」

男「うーん、どうしましょう?」

女「だから、2人で男君を好きになればいいのでは?」

幼「・・・・例えばよ? このまま男が『結婚したいなー』といいだしたとして、
  あたし達のどっちを選ぶと思う?」

女「両方でいいんじゃないですか?」

男「日本は何時から一夫多妻制が認められたのでしょうか」

女「え、違うんですか?」

幼「駄目だこの女」

女「去年くらいに目が覚めたばかりなのでよく判らないのです」

幼「おまけに電波だ。男、この女危なそうだけど大丈夫なの?」

男「容姿で決めたら大丈夫です」

幼「死ね」

かえってきたならいいや、後は頑張れ

暇潰しができりゃなんでもいいのさ

書き手が戻った途端スレ落ちたらレジェンドだな

落とすわけないだろう?
俺が保守るから

>>224
昼休憩が終わっちまった
悪いが後は頼んだよ、続けて

えっ
続けるの?

なるほどではやめておいた方がいいな

ハッハッハッ
実に愉快だ。
こんなに面白いスレは滅多にないよ

別に書いてくる人に文句を言うつもりはないけど
女が出てくる必要性を感じないのが正直な所

>>246
人任せの>>1がよく言えるな、流石>>1さんそこに八頭身あこがれるぅ

まあ途中で替わられてやめるってのもあれだし適当に書くか。何にも考えてないけど

女「うーんじゃあこうしましょうか。私が正妻になるので―――」

幼「おいまて何の解決にもなってない」

女「幼さんは妾に」

幼「余計惨めだよ馬鹿野郎」

男「というか今の日本にそんな発想はありません女さん」

女「もーわかりましたよ。じゃあ私が男になるのでお二人が女に―――」

男「この人に告白したのを後悔してきました」

幼「何処で拾ってきたのこの人」

男「雨の中の商店街の裏道です」

幼「うわあ最悪」

しゃーないなぁ 遅筆だけど保守代わりに書くか

男「さすがの俺でも匂いで興奮したりしない」

幼「それは嘘ね」

男「嘘じゃない!例え幼ちゃんにモロバレだとしても俺が否定し続ける限り誰もそれを証明できない!」

幼「今なら私以外にもバレると思うけど?このまま出歩いたりでもしたら」

男「ちょっと幼くん!下の方になんか柔らかい物が当たってるんですけど?!」

幼「普通は貴方が私のお腹に押し付けてると言います」

男「知ってますごめんなさい」

何ここのクズども
餓鬼しか居ないのね

>>252
こんな面白いことないよな

>>253
お前の顔はさぞ面白いだろうな
新参はまず半年間ROMになることから始めようね^^

男「そもそも知ってると言っても他人だから知らない事もあるだろう」

幼「そうね」

男「じゃあ今から質問するけど、答えられなかったら結婚な」

幼「別に良いけど結婚は飛躍しすぎ」

男「俺の好きな食べ物は?」

幼「カレーとハンバーグ、関係ないけど子供っぽい男って」

男「うるせー!俺の好きな色は?」

幼「紫」

男「俺がオナニーで一番頻繁に使ってるオカズは?」

幼「……私」

男「その中で一番興奮するシチュと言えば?」

幼「もしもし警察ですか、あ、はい、変態が」

男「やめて通報しないで」

>>256
あ、お前は面倒なタイプだから無視させて貰うわ

男「いや待てここはっ……!逆転の発想っ……!」

幼「カイジって面白いよね」

男「なんでも知ってるならそれを逆手に取ればいい、とっ……!」

幼「と思ったらジョジョだった」

男「例えば何処が弱いすら知ってるなら幼ちゃんを快楽に堕とす事など造作もないはず」

幼「変態」

男「と言いたいところが流石の俺でもそれは知らない」

幼「でしょうね」

男「ではそれを知る為にお付き合いを」

幼「変態」

男「デュフフサーセン」

男「っ!!」

幼「どうしたの」

男「小指タンスに当たった」

幼「知ってる」

男「幼馴染みだから?」

幼「見てたから」

男「しかも両足」

幼「それは予想外」

男「慰めとして膝枕を要求する」

幼「仕方ないわね」

正直煽り初めてやったけど、
誰も反応しないで「ほ」だけやられたら、間違いなくすぐ飽きてやめてた。

男「あれ?もしかして寝とられっすか?」

幼「貴方は人を会話する気があるかしら、脈絡が見つからないけど」

男「幼馴染みだからずっともう俺の女と思ってたのに告白を断られて、裏では夜な夜な男と遊んでたとか!」

幼「幼馴染みを何だと思ってたの貴方は……そもそも成功すると思って告白したの?」

男「男には負けると」

幼「はいはい。でも夜は確かに男と遊んでるけど」

男「なん…だと…」

幼「貴方でしょう、勝手にトランプとか持ってきて」

男「昨日もボロ負けでした」

ちなみにオワタあんてなから来たってのは嘘。
調べものして新mac板についてそっから流れて来た。6年前くらい。しばらくは新macでマカーとドザの抗争を楽しんでた煽り好きではある。
マジでまとめブログから来るような安易な奴がいたらヤダなって気持ちで知りたかった節とそういう奴がいたら煽りになるようなレスしてみたってわけ

男「きめぇ死ねって言ってみて」

幼「キモイ死んで。……どうしたの?」

男「幼ちゃんに罵られたら興奮するかなと思って……いまいちよく分からんからもうちょっと試してみて」

幼「嘘つかないで、私に口汚く罵られて劣情を催したのは分かってるから」

男「はぁ!はぁ!もっと言って!」

幼「最初から結果が分かりきってた実験だったね」

男「それはそれでちょっと悔しい」

男「おはよう」

クラスメイト「おはよう」

幼「ん」

男「俺の幼なじみが挨拶しても返事くれない……寂しい」

幼「そもそもさっき一緒に登校したんじゃない。なんでトイレ帰りの貴方に朝の挨拶しないと行けないの」

男「そうだけど……そういうのっていいよねと思っちゃう男心」

幼「そういうのって?」

男「朝の教室に笑顔でおはよう!昼になったら照れながら多めに作って来ちゃった!家に帰ったらお帰りなさいあなた!」

幼「……それで昨日やらされたのか、私」

男「幼ちゃんの手作り弁当は美味かったね」

クラスメイト「(幼なじみってレヴェルじゃねーぞ)」

そもそも俺に書き続ける根性があったら立て逃げなんてしねーよバーロー

男「そして今日も眠れない」

幼「今日もって昨日は眠れなかったわけ?」

男「そうさ、幼ちゃんの事を思うと胸が痛くなって股間が熱くなるんだ。切なさに耐えきれず今日告白する事にした」

幼「多分それただの性欲よ」

男「それがこのざまさ……一晩中悩んで一瞬で断られる、全く笑える話だよ」

幼「今日朝起こしに行った時気持ち良さそうに寝てたけど?」

男「……切なさに耐えきれなかったんだよ」

幼「ただの性欲ね」

男「朝起こしに来てくれてさ、朝立ちを見て顔を赤めるの」

幼「何の話?」

男「そして目を逸らすながらも心配して、『そ、それ、痛くないんですか?』とか聞いてさ!」

幼「朝から変態の妄想を聞かさないで欲しいんだけど」

男「こういう幼なじみが欲しかった、切実に」

幼「過去に振り返ればそんな時期もあったんじゃない?」

男「大事なところをはたかれて苦痛の中朝を迎える時期しか記憶に」

幼「『そ、それ、痛くないんですか?』」

男「お前だよ!死ぬ程痛かったよ!」

幼「ズボンになんか入ってると思った……あれはビックリしたわ」

男「もし大学に行ったらこういう素敵イベントはもうないかもしれない」

幼「登校が?」

男「そう、そして自由を手にした幼ちゃんはやがて合コンで男を漁り始め、夜には男子寮に泊まってチョメチョメする日々に」

幼「チョメチョメって、貴方ちょっと古くない?」

男「お前にだけは言われたくない!」

幼「そんな下らない事を心配をする前大学に行けるか心配したら?」

男「幼ちゃんなら余裕だろう……俺はアレだけど」

幼「こういう素敵イベントがないところに私が一人行っても仕方ないわ、精々頑張りなさい」

男「そう言うと思った」

幼「そう」

男「でも嬉しい」

幼「知ってる」

男「クールな幼なじみが欲しい」

幼「どっちかと言うとクールなほうだと思ってたけど?」

男「そんな事ないさ。その体の中には触れる者を焼き焦がしてしまうほどに情熱的な乙女心が秘められている事を俺は知ってる」

幼「貴方は焦げてないのね」

男「触れてないとかそうさりげに距離を取るのやめて!とにかく俺はクールな幼なじみが欲しいの!」

幼「クールってどれくらい?」

男「目の前で自分を慰めだしても『……ユニーク』と一言だけで動じないくらい」

幼「毎晩のソロ活動に気付いてるけど黙ってあげてる幼馴染みならいるんじゃない」

男「し、してません!何を言ってるんだよ!し、してるって言うなら、な、何時何分何秒地球が何回回ったとき?!」

幼「関係ないけど私もクールな幼なじみが欲しいわ」

男「こんな感じの漫画かゲームないのかよ」

幼「勝手に人の本棚を漁った挙げ句いきなりキレ出すようなキチ○イが主人公なのはないわよ」

男「違う!なんかこう!エロ的な物!幼ちゃんがはぁはぁと頬を上気させながら上着をおもむろに脱ぎ出すような物!」

幼「W○iフィットならこの前本体ごと借りていったんじゃない」

男「そう、例えば自分と幼馴染みの男の子が主人公な自作小説とか!」

幼「ペット物ね、そういうマンガも偶にはいいよね」

男「幼馴染み物の女性向けエロゲとか!」

幼「そういうのはリアル幼馴染みの写真で済ませてるわ」

男「?!」

幼「冗談よ」

男「知ってたのに一瞬びくってなった自分が悔しい」

幼「今の関係を淡々と楽しませてもらっているわ」

男「なんだい?また随分といきなりだね」

幼「恋人じゃないけどそれと同じくらい近い距離、そして多分それにはない気楽さ」

男「ははっ、そう言って貰えてなによりだよ、幼くん」

幼「もっと前へ進んでみたい気持ちもあるけど、それ以上に今の関係が心地良いわ」

男「何という奇遇!私もちょうどそう思っていたところだよマイガール!」

幼「だから今の関係を壊すような行為はやめてほしいというか、もっと慎重になってほしいわ」

男「……」



幼「例えば授業前に黒板一面を使って相合い傘をデカデカと書くような行為をね」

男「違う!本当に俺じゃないんだ!それは鈴木の奴が、あっあいつ今日来てないし、いや待って違うんだ!」

幼「貴方文才ないね」

男「ラブレター貰って反応はそれかよ……それは知ってた事だろう」

幼「『あなたが好きです。チョメチョメしたいです。付き合って下さい』……これがラブレター?」

男「男なら右ストレートで勝負しないと!」

幼「そのままノックアウトされなさい」

男「おおっとここでオーケーを貰う気満々な男選手がなんと呆気なくケーオー!」

幼「……時々ポジティブに本音を言える貴方が羨ましいわ」

男「元々心のブレにかけてるような物だからな……幼ちゃんの本音って?」

幼「ちょっと疲れるわ」

男「」

幼「ふふっ、冗談よ」

そろそろスレ内にある物を拾って広げる作業が辛くなってきた
ID:jpT4iEYn0マダー?

男「帰りに消臭剤を買っていく」

幼「人に分かるほどじゃないわよ」

男「なんで分かる」

幼「知ってるもの、貴方の匂い」

男「知らない人からは何とも思われてないんだな!」

幼「朝食がイカだったんだろう程度の認識よ」

男「…買って帰る!」

幼「私も行くわよ」

男「何か用なのか?」

幼「クイックルワイパー」

男「そんなもん家にあるだろうが」

幼「家にあるので足りる?貴方の素敵なお部屋」

男「是非もなし」

男「はぁ…」

幼「辛気臭いわね。あと一時間乗り切れば」

男「幼ちゃんの手作り弁当!」

幼「感謝しなさい」

男「ありがたやありがたや」

幼「今日も貴方の好きなものばかり」

男「これが愛妻弁当になったら嬉しいな」

幼「付き合えもしないのに、気が早いのね」

男「言うなよ……花嫁修業で始めた癖に」

幼「貴方の花嫁とは言ってないわ」

男「そんな…心に決めた人がいるってのか!?」

幼「貴方以外の男の人は知らないわ」

男「だからその言い方やめろ!」

男「付き合って欲しいんだ」

幼「必要ない」

男「何でだよ!…俺のこと嫌いなのかよ幼ちゃんは」

幼「貴方何か勘違いしてるようだけど」

男「…は?」

幼「私は貴方と付き合わないんじゃなくて、付き合う必要が無いって言ってるのよ」

男「同じようなもんじゃないか!」

幼「家も隣、部屋も向かい、小さいころから行ったり来たり、むしろ半同棲」

男「はい」

幼「同じ釜の飯どころか私の飯を貴方が喰らう」

男「はい」

幼「付き合う必要性があって?」

男「しかし、男としてけじめというものをだな」

幼「付き合えもしないのに、妊娠だなんて気が早いのね」

男「違うよ!」

幼「そろそろ授業が始まるわ」

男「はぐらかすなよ」

幼「事実を伝えているだけ」

男「じゃあ…俺が他の女の子と付き合っても良いのか」

幼「他の女の子の事、知ってるの?」

男「知らないからこそ付き合うんだ」

幼「ほら、私とは付き合う必要がないでしょう」

男「……」

幼「そして、他の女の子に興味が無いのも知ってるわ」

男「すっげえ自信」

幼「すっげえ事実の言い間違い?」

男「知ってるくせに」

幼「授業が始まるわ、それじゃ」

男「ふぅ、終わった…」

幼「お疲れ様、ご褒美よ」

男「餌付けされる犬みたいだな…」

幼「飼わないわよ」

男「飼いもしてくれないのか」

幼「変態」

男「譲歩だって!」

幼「譲歩で人間の尊厳を捨てられるなんて知らなかったわ」

男「じゃあ付き合ってくれよ」

幼「お手」

男「断る」

幼「やっぱりいつもの貴方じゃない、断る」

結果的に普通に保守してたスレより濃密なスレになったじゃん

男「幼ちゃん」

幼「何かしら」

男「月が綺麗ですね」

幼「ロマンチックのかけらもない」

男「だめかぁ」

幼「さっきの国語の授業に影響され過ぎ」

男「凄いお洒落じゃないか」

幼「文豪が言ったらね」

男「文豪になったら付き合ってくれる?」

幼「まずは国語の成績で私を超えなさい」

男「はい」

幼「美味しいでしょう、これも食べて」

男「自分で取れるから」

幼「はい、口をあけて」

男「そもそも何でおかずの箱が一緒……美味い」

幼「噛みながら喋らない」

男「……」

幼「あ、ホントね。これ美味しい」

男「毒見かよ!」

幼「誰が作ったか知ってる?」

男「味見したかは知らない」

幼「いつもどんな味か知ってるでしょう」

男「そりゃ何年も喰ってるからな」

幼「それでいて飽きが来ない、おふくろの味っていうのよ」

男「俺の母親に教わってんだ、そりゃな」

男「また俺の箸だけ汚れないんだよな」

幼「私のお箸はベトベト」

男「悪かったな」

幼「ペロペロ」

男「変態め」

幼「マナー違反と言うべきね、変態」

男「じゃあマナーは守れよ」

幼「マナーを気にする間柄?」

男「じゃあ他の部分を気にしてくれ」

幼「何も気にすることなんて無いじゃない…はい」

男「……うん、美味い」

幼「それで良いのよ」

幼「何故おかずの箱が一緒だと思う?」

男「洗いものを減らすためだろ」

幼「知っているんじゃない」

男「知ってても不満は出るよ」

幼「洗いものも私の仕事なんだから、私の好きにさせて貰うわ。構わないわね?」

男「構わないけど、何で今その話?」

幼「私が何を考えているか知ってるわね?」

男「薬局に割りばし売ってるか知ってる?」

幼「本末転倒って言葉知ってるかしら?」

男「質問を質問で返すなってセリフ知ってる?」

幼「その漫画の棚の奥なら知ってるわ」

男「…何で知ってる」

幼「何でも知ってるわよ」

男「ごちそうさま」

幼「お粗末さま」

男「昼休みはどうするか」

幼「私に確認取る必要があるの」

男「いや、一緒に屋上でも行くかなぁ、と」

幼「何それ、付き合ってるみたいじゃない」

男「告白させてくれよ」

幼「地の利は潰させてもらうわ」

男「はぁ…トイレ」

幼「私も行くわ」

男「一緒に行くと付き合ってるみたいじゃないのか?」

幼「ホモ」

男「そういう事じゃない!」

幼「まさかそうとは知らなかったわ」

男「…ホモになったら付き合ってくれる?」

幼「そうねぇ…」

男「考える余地があるってことか!?」

幼「そんな未知の一面を見せられたらね」

男「なるなる!幼ちゃんと付き合えるなら俺喜んでホモになる!」

幼「良かったわね。でも、ホモになったら」

男「たら?」

幼「私と付き合う必要があるの?」

男「…!」

幼「その情熱を他のことに向けなさい」

幼「トイレに行くなら早めに」

男「どうして?」

幼「尾行されてる」

男「は?」

幼「後をつけられているわ」

男「何言ってんだよ幼ちゃん、漫画の見過ぎだって」

幼「尾行はファンタジー?」

男「いや違うけども…一体誰が」

幼「ある部活の集団よ」

男「うちの部活にスパイ部はないけど」

幼「ボディビル部はあったわね」

男「行ってくる」ダッ

幼「口は災いの元」

男「助かったよ」

幼「私が話しかけて、誤解を解いておいたから」

男「まさか彼は私と付き合ってる…的な事を言ってくれちゃったり?」

幼「貴方のお尻汚いし感度も良くない…と」

男「そこかよ!」

幼「信じてくれたわよ」

男「何故信じるんだ」

幼「私が言うんですもの」

男「感度なんて知らんだろうが!」

幼「知らないわよ、汚いのは知ってるけど」

男「付き合って調べよう!」

幼「だからそれじゃ付き合う必要はないのよ、変態ホモ」

男「幼ちゃん付き合ってくれよ、真剣なんだ」

幼「必要ないと言ってるでしょう」

男「…顔赤いけど」

幼「貴方は私に失禁させたいの?」

男「あ…そっか」

幼「早くそこを通して欲しいのだけれど」

男「……ここを通りたくば俺と付き合え!」

幼「………良いわ」ギュッ

男「ホントに幼ちゃん!もう一端崩れると大胆だなぁ…?」

幼「…抱きついたまま…漏らしてやる」

男「!?」

幼「別に私の…はぁ…失禁くらい…貴方に見られ…はぁ…慣れてるし…貴方も…はぁ…道連れ…」

男「ちょ…何考えてるんだよ!?」バッ

幼「それじゃ、花を摘みに行ってくるから」タッタッタッ…

男「……ダメかぁ」

幼「ふぅ…」

男「お帰り」

幼「ほんの少し漏れてたわ、貴方のせいよ」

男「その報告必要か」

幼「私が何を考えているか、知ってるわね?」

男「今週はパンツか…」

幼「自業自得じゃない。あとショーツと言いなさい」

男「どっちでも良いけど失禁を見せ慣れてるって言い方はもうやめて」

幼「一緒のベッドであんなに仲よく過ごしたじゃない」

男「だからその言い方やめろ!」

幼「事実を言っているだけよ」

男「時系列をしっかりつけろ」

幼「嬰児、乳児期を経て幼児期。それからおおよそプレゴールデンエイジまで」

男「もっと周りに伝わるように言ってくれよ…」

幼「失禁とは俗に言うおねしょの事よ」

男「ですよね」

幼「貴方は私の尿の匂いをよく知っているはず」

男「まさか」

幼「私は知ってるわ」

男「嘘つけ!」

幼「おねしょが治ったのも」

男「……幼ちゃんが、先」

幼「そういうこと」

男「変態め」

幼「毎晩同じ匂いをかがされて起こされるのよ?覚えない方がおかしいわ」

男「そんなことってあるのか!?」

幼「貴方の後にトイレ使うと目が冴えて眠れないのだけれど、原因知ってる?」

男「パブロフの犬じゃん」

幼「わんわん」

男「さっきと逆転したな」

幼「わん」

男「お手」

幼「断るわん」

男「俺と同じじゃないか」

幼「犬はどういう動物か知ってるかわん」

男「下には従わないのね」

幼「そういうことだわん」

男「なにこの敗北感」

幼「もともと勝ってもいないでしょうに」

男「牝犬め」

幼「もう牝人間。さ、遊びはお終い」

男「もう授業かぁ」

幼「上に立てるように真面目に受けることね」

男「んー…今日もお勤め完了かぁー」

幼「御苦労さま、理解は追いついてる?」

男「正直何がなんだか」

幼「知ってる」

男「わざわざ言わせるな!」

幼「口に出させないと心から自覚しないでしょうに」

男「おれは自分に厳しく他人に優しい人間だぞ」

幼「だいたいあってるわ」

男「だいたい?」

幼「貴方は自分に甘くて私に甘々な人間よ」

男「幼ちゃん以外はどうなのさ」

幼「眼中にないでしょう」

男「すっげえ自信」

幼「すっげえ事実」

俺がレスすると「ほ」しかつかないなんて……

幼「今夜も部屋に来なさい」

男「はいはい」

幼「今日もしっかりしごいてあげる」

男「その言い方やめろ!」

幼「ヒィヒィ言っても許してあげないんだから」

男「痴女め」

幼「成績が伸びないのがいけないよの、変態」

男「…痴女と変態って良いカップルだと思わない?」

幼「痴女に対応するのは痴漢よ」

男「痴漢…か」

幼「嫌よ、お隣が犯罪者なんて」

男「合法的に痴漢になれない?」

幼「幼馴染の仲に免じて訴えないであげる」

男「それはだめだ!」

幼「良いのよ?」

男「付き合うって言ってくれないと」

幼「お固いんだから、知ってたけど」

男「俺は自分に厳しい」

幼「ほら痴漢になれればお似合いでしょ?」ギュッ

男「でも付き合えないんだろ?」

幼「必要ないと思わないの?」ギュー

男「ここでOKしてくれるなら抱き返すけど」

幼「……いか」

男「離せ!」

幼「良いじゃない私もションベン臭いガキよ?」

男「使いどころが違うし、臭くない!」

幼「それは良かった」パッ

男「あ、消臭剤」

幼「思い出した?」

男「言えよ」

幼「どうせ思い出すなら、楽しみながらの方が良いじゃない」

男「楽しそうだね」

幼「貴方ほどじゃないわ」

男「あードキドキした」

幼「今夜は消臭剤多めに買わなきゃ」

男「そういう言い方やめろ!」

幼「じゃあ必要ないのね?」

男「……」

幼「明日私が、貴方の前で鼻つまみ者になっても良いの?」

男「鼻つまみ者俺じゃん」

幼「貴方は鼻つままれ者」

男「…雨か、天気予報外れたなぁ」

幼「傘持ってないでしょう」

男「折りたたみ持ってきてたんだ」

幼「標準装備」

男「羨ましいね」

幼「相合傘どうぞ」

男「…付き合おうよ、幼ちゃん」

幼「その必要はないって言ってるでしょう」

男「じゃあ俺は入らない!告白を受けるか、俺を濡れたまま帰らせるか選べ!」

幼「……しょうがないわね、ほら傘、しっかり持って」

男「幼ちゃん…!やっと」

幼「私先に薬局まで言ってるから。貴方は濡れないようにちゃんと傘さしてね」タッタッタッ…

男「……待ってよ!」

男「はぁ…はぁ…なんで全速力なんだよ…」

幼「相合傘に入ったらどうなるか知ってるのよ?」

男「ちくしょう…」

幼「ちゃんと傘差してって言ったじゃない、びしょびしょ」

男「自分の事は良いのかよ」

幼「丁度いいから風邪薬も買いましょう」

男「そうじゃない、その…透けてる」

幼「朝見たじゃない、何をいまさら」

男「俺以外の人には良いのかよ」

幼「減るもんじゃないし……独占したいの?」

男「そりゃあ…」

幼「良いじゃない。他の人は知らない事、たくさん知っているでしょう」

男「パンツの柄とか?」

幼「今日、染みがついているところまで」

男「消臭剤…消臭剤…」

幼「はい」

男「センキュー…ってこれトイレのやつ」

幼「瞬間消臭よ」

男「俺の部屋はトイレ以下か」

幼「イカよ」

男「にしたってこれは酷いだろ!」

幼「それはトイレに置くの。貴方が持ってても良いけれど」

男「は?」

幼「私を不眠症にする気?」

男「牝犬が!」

幼「今は牝人間よ、牡人間さん」

幼「ワイパーも買ったし、帰りましょう」

男「傘持てよ」

幼「それはあげるわ。傘も買ったから」

男「……また忘れて来るからな」

幼「二本買ったけど?」

男「そんなに相合傘が嫌なのか」

幼「そんなこと言ってないわ、貴方が妙な要求しなければ喜んでアイアイするのに」

男「なんだよアイアイって」

幼「カサカサの方が良い?」

男「なんで濡れてんのに乾燥してんだよ」

幼「あ、濁点を忘れていたわ。喜んで貴方とガサガサするのに」

男「なんかやめてその言い方」

幼「変態」

男「やっと家に着いた…あれ、鍵かかってんだけど…」

幼「今日、ご両親帰り遅いって言ってたでしょう」

男「なんで幼ちゃんが知っているのさ…」

幼「貴方を起こしに来た時にちらっと」

男「寝起き弱いって知ってた癖に…」

幼「どっちにしろ夕飯はうちで食べるんでしょう?用意されてないんだから」

男「そういうことか」

幼「いらっしゃい」

男「ふぅ…まず着替えたいけど…」

幼「同感」ヌギ

男「脱ぐな!」

幼「玄関の中だし問題ないわ」

男「俺がいるよ!」

幼「私達の仲だし問題ないわ」

幼「濡れた服で廊下を歩かないでね、カーペットが痛むから」

男「玄関先で飯を食えとでもいうのか、幼ちゃん」

幼「そんな、私も鬼じゃないわ。さっさと脱いで」

男「鬼じゃん!」

幼「バスタオルがすぐ来るから。お母さん、バスタオル」

幼母「あらあらーずいぶんハデに濡れちゃったのねー」

幼「バスタオルは」

幼母「はいどうぞー。男ちゃんも」

男「すみません、おばさん」

幼母「良いのよー。お風呂にする?ご飯にする?それとも…」

男「着替えを取りに行きます」

幼「別に良いのよ、バスタオル腰に巻いて夕飯食べても」

男「おじさん帰ってきたらどうするのさ」

幼母「おばさんね、しゅらばって憧れだったのー」

男「シュールすぎでしょうそんな修羅場」

幼「私の部屋の窓から行くのね」

男「慣れたもんだ」

幼「はいハンガーかっこかり」

男「防犯の為、器具はお見せできません」

幼「でも流石にバスタオル一丁では史上初ね」

男「背に腹は代えられない」

幼「挙句の果てに着替えも無い」

男「おっと…屋根が以外と滑る…」

幼「早くしないと通報されるわよ」

男「冷静に考えたらそうだった!」

幼「良かったじゃない、念願の痴漢よ」

男「違法では願ってない!」

幼「幼馴染の仲に免じて通報しないであげる」

男「されたら本当にヤバいからやめて!」

男「……やっぱり自分の部屋は落ち着くな」

幼「早く帰ってきてね」

男「こっちで風呂まで入っていく」

幼「そう?分かったわ。じゃ私も入ろうかしら」

男「そうした方が良いよ、体冷えただろ?」

幼「そうするわ」

―――――――――――――――――――――

男「あー…いい湯だな」

幼「そう、それは早く入りたいわ」ガラッ

男「………なんでこっちに来るんだよ!?」

幼「私も入った方が良いと言ったじゃない」

男「そういう意味じゃない!!」

幼「知ってるわ」

男「なおタチが悪い!!」

幼「水着姿なんて見慣れたものでしょう?」

男「水着に風呂って余計に…」

幼「変態」

男「そうだよ!」

幼「認めたわね」

男「違うよ!」

幼「折角着てきたのに嬉しくなさそうね」

男「嬉しくない訳じゃないけど…どこからそんなもの」

幼「私の部屋から」

男「屋根を」

幼「通らなければ来れないでしょう?」

男「ち…痴女だー!!」

幼「全裸で来なかっただけ有難いと思いなさい」

男「本当によかった…」

幼「体、洗う?」

男「もう洗ったんだけど」

幼「そう…」ギュー…スンスン

男「やめて…」

幼「確かに石鹸の匂いしかしないわね」スンスン

男「セクハラだ…」

幼「ぷはっ…役得の間違いじゃない?」

男「下半身見ながら言うな!セクハラだぁ!」

幼「何よ下半身ならほら、好きなだけ見て良いわよ」

男「見せてもセクハラなんだよ!水着ずらそうとするな!!」

幼「全く、あんまり騒ぐと近所に通報されるけれど」

男「勝てる気がしない…」

幼「勝負水着よ。貴方が喜ばないと私の負け」

男「勝った気がしない…」

幼「私も洗い終わったけど…いい加減こっち向いたら?」

男「洗う時水着外しただろ」

幼「知ってたの」

男「もう着けたか」

幼「湯船に水着はマナー違反かと」チャプ

男「マナーなんて気にする間柄かよ」

幼「じゃあ振り向いたらいいじゃない」

男「怖くて無理…」

幼「二人で入ると狭いわね」

男「当たり前だろ」

幼「昔は二人で良く入ったのにね…いつの間にか大きくなって」

男「そりゃそうだ、そのままのサイズな訳ない」

幼「いつになったら元に戻るの?」

男「先に出ろ!!!」

幼母「あらあら、どうしたのー男ちゃん?」

男「のぼせまして…」モグ…モグ…

幼「長湯するからよ」モグモグ

男「誰のせいだと思ってるんだよ…」

幼母「若いっていいわねー長持ちで」

幼「そうでもないのよ、私が出た後すぐ出て来たから」

男「訴えていいですか」

幼「幼馴染の仲に免じて訴えないであげたのに?」

男「そうは言ってもだな…」

幼「公判ではお風呂場での様子が事細かに再現されるのね」

男「……」

幼「原告は裸の女性を背に浴槽内で一体なにをしていたのでしょうね」

男「やっぱり裸じゃねーか!!」

幼「お風呂は裸で入るものよ、知っているでしょう」

男「知ってるよ!!」

幼「帰るのね」

男「もう部屋で寝る」

幼「じゃ、これ忘れずに」

男「消臭剤とクイックル…」

幼「あとこれ。餞別よ」

男「なにこれ?でかい箱にこんなラッピングして…誕生日はまだ先だろ」

幼「スコッティ」

男「余計なお世話だ!!」

幼「夜のお世話よ」

男「全く…」

幼「…今日も楽しかったわ」

男「……月が綺麗ですね」

幼「必要ないでしょ、月なんて。お休みなさい」ギュー

男「あぁ、お休み」

幼「お早う。今日は晴れて良かったわね」

男「幼ちゃん、付き合ってくれ」

幼「その必要はないでしょう。今日のショーツは?」

男「ミントグリーン」

幼「ほら」

男「パブロフの犬…」

幼「さ、昨日みたいにならないよう、早く学校へ行くわよ牡犬」

男「…わんわーん」

幼「良い子良い子」

男「いけない何かに目覚めそう」

幼「また数学の課題が増えるのね」

男「そういう言い方やめて」

幼「特に無限等比級数がお気に入りなのよね」

男「何で知ってるの!?」

幼「何でも知ってると何度言わせるの」

男「今日は早く着いたな…ん」

幼「どうしたの」

男「いや机の中に…これ、手紙?」

幼「…ハートのシールとはまた古典に出てきそうなラブレターね」

男「中身みないでよ、俺のもんだ」

幼「他人のプライベートに土足で踏み込んだりしないって、知ってるでしょ」

男「風呂場に水着で踏み込む癖にな…何々、今日屋上で貴方を待ってます…だって」

幼「口で言ったら意味ないじゃない」

男「別に言っても良いだろこれくらい、幼馴染なんだから」

幼「……それもそうね。行くの?」

男「そうだな、こんなこと初めてだし行ってみようかな」

幼「良い子だと…いいわね」

男「もちろん俺は幼ちゃん一筋だけどね」

幼「そう…」

男「はぁ…授業終わったしいってくるか」

幼「……」ギュウウー

男「ついてくる気ですか」

幼「勇気づけてるのよ、貴方チキンだから」パッ

男「戦場に行くわけじゃないんだから」

幼「恋は戦争よ」

男「幼ちゃんにしては珍しいね、そんな事言うなんて」

幼「…そうかしら?」

男「じゃ、改めて言うけど、幼ちゃん付き合ってくれ」

幼「付き合う必要ないって、知ってるでしょう」

男「行ってきます」

幼「…行ってらっしゃい」

数十分後・屋上

幼「……」ガチャッ…コソコソ

男「…………やっぱり来てくれた、幼ちゃん」

幼「!…万が一ということもあるし」

男「すっげえ事実はどこにいったのさ」

幼「…貴方がここに一人でいるってことは、いたずらだったのね」

男「何で知ってるの?」

幼「それは」

男「知ってるよ。ドアの前で、ずっと待ってたんだよね」

幼「そうよ。かわいそうな貴方、騙されて」ギュー

男「このラブレターにまんまとやられたね」ピラッ

幼「何で…何も書いてないの…」

男「知ってるだろ」

幼「貴方ね」

男「そうだよ、ここなら地の利がある」

男「幼ちゃん、僕と付き合って下さい」

幼「……知ってるでしょう、私は」ギュウウウウ

男「知ってるよ。付き合う必要はないって思い込もうとしてること」

幼「!!……何で…知ってるの……?」

男「何でも、知ってるよ」

幼「嘘…」

男「本当。幼ちゃんが自分は俺に釣り合わないって卑下してることも、幼馴染が一番楽なポジションだって思ってることも」

幼「う……あ…」

男「そんな楽なポジションが楽しくて告白できないことも、この関係がずっと続けばいいて思ってることも」

幼「…ぅ………」

男「そんな楽な場所から動けない自分が少し嫌いなことも、もし動いたら俺がどう反応するか分からなくて怖いことも」

幼「………」

男「ならいっそ付き合ったりしないって、心に決めていることも」

幼「…いつ…から…?」

男「最初から。だから俺から告白したってのに…幼ちゃんたら強情なんだから」

幼「………だって…私…嫌な人間だもん……何でも貴方の事…知ろうとして…何でも自分のこと…知らせようとして……」

男「お蔭でお互い、良く知ってる」

幼「こんな…重荷になるような……っ…嫌だったから……せめて…近くに…一番…近くに…」

男「全部知ってる。もう、言わなくて良いよ」

幼「……」

男「幼ちゃん、何度告白しても、本当のこと言えなかったね」

幼「……」コクリ

男「それでも俺がこれからなにしようとしてるか、知ってるよね」

幼「……」コクリ

男「すっかり日も暮れて…」

幼「……」コク

男「今日は晴れてよかった」

幼「……」コク

男「腕はいつでも抱きしめられる位置に」

幼「……」コク

男「少しキザ過ぎるかな」

幼「……」コク

男「はは、地の利を十分に生かすにはこのくらいが良いと思わない?」

幼「……」コク

男「じゃ、言うよ」

幼「……」コク


              「月が綺麗ですね」


おしまい

え? おわり?

5時から出なきゃいけないんで、最後駆け足になってすまない
即興だからあまりストーリーをくねくねさせられなかったのもすまない
なにはともあれ、読んでくれたお前ら乙

出かけなきゃならないから駆け足で終わらせた

つまり保守しといたら後日談書いてくれんじゃね?

537の賭けにのるぜ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

>>542
置いとくからがんばって
俺はもう寝るから

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