委員長「あなたは小さい胸が好きってきいたのだけれど」 (80)

男「え?」

委員長「あなたがお友達と話しているのを聞いたのよ、本当にそうなの?」

男「まぁ、嫌いじゃないけど」

委員長「先ほどはそのように言ってませんでしたけど」

男「うん…小さい胸が好きなんだ、ぺったんこが」

委員長「それで?」

男「え?」

委員長「ほかにも言ってたでしょう?」

男「メガネかけてて、髪の毛がサラサラストレートヘアーで」

委員長「そして?」

男「勉強もできて、スポーツも得意で」

委員長「あら偶然そういう人を知っているわ」

男「…」

委員長「その人、うちのクラスで委員長をしていないかしら?ねぇ副委員長?」

男「うん…」

委員長「そういえば先週、胸の大きい子に告白されてたわよね?うちの副委員長が」

男「ああ…」

委員長「断ったみたいだけど、どうして断ったか知っているかしら?ねぇ副委員長?」

男「す、好きな人がいたから」

委員長「あらそう?うちの副委員長は好きな人がいたのね?誰かしら?」

男「もういいだろ」

委員長「もういいだろうって何が?世間話をしているだけよ」

男「うっうちの副委員長は委員長の事が好きなんだよ!」

委員長「あらそう、おそらく委員長も副委員長の事が好きだと思うわ、あくまでも私の推測だけれど」

男「え?」

委員長「さぁ明日配るプリント製作も終わったし、帰りましょうか、ねぇ副委員長?」

男「なぁ、今度の日曜日どっかに行かないか?」

委員長「誰に言っているの?まさかあなたが私をデートに誘ってるの?」

男「うん、まぁ…」

委員長「それはどうかしらね、いろいろ忙しいし」

男「そうか…」

委員長「ところで、うちのクラスの副委員長が委員長をデートに誘った事知ってる?」

男「ん?」

委員長「その時委員長は少し恥ずかしかったそうよ、でも委員長は嬉しくてデートに一緒に行こうと思ったらしいわ」

男「え、いいの?」

委員長「委員長は顔にこそ出さないけれど、その時とてもうれしくてスキップしそうになったくらいよ」

男「どこか行きたい場所ある?」

委員長「それは副委員長が決めるべきよ、委員長はどこかに行きたいわけじゃないのだから」

日曜日

男「こっちこっち」

委員長「お待たせ」

男「おっ今日は可愛い恰好だな」

委員長「うちの委員長は小さい胸が好きだと言われて今まで以上に自信を持ったのよ」

男「そういう遠回しな言い方やめないか?」

委員長「…嫌?」

男「嫌っていうか、回りくどくないか?」

委員長「回りくどく言ってるのよ」

男「どうしてだよ」

委員長「恥ずかしいからに決まってるでしょ?」

男「照れ隠しなのか?」

委員長「うちの委員長は副委員長の前で平静を装うことに必死なのよ」

男「だからやめろって」

委員長「…うん」

男「結構映画面白かったな」

委員長「そう?私はずっともどかしかったけれど」

男「そうか?爽快アクションだたじゃないか」

委員長「手を握ってくれるものかと思ってずっと待ってたのよ」

男「え?」

委員長「だからアクション映画は雰囲気がだめね、あなたが見たいって言ってたからそれでいいと思ったのだけれど」

男「ごめん、気が利かなくて」

委員長「別にあなたを責めてるわけではないのよ、今のうちに次は手を握って欲しいとあなたに伝えてるだけだから」

男「委員長可愛いな」

委員長「…ありがと」

男「次はどうする?」

委員長「どうするも何もあなたが決めて」

男「じゃあ、喫茶店にでも行く?」

委員長「いいわね、映画を見た後は、先ほど見た映画の話をして楽しさを共有する喜びを味わうべきよね」

男「いや、そこまで考えていたわけじゃないけど」

委員長「そう?なら安心したわ、私は映画に集中できてなかったし」

男「そうだったね…まぁとにかくあそこの喫茶店でコーヒーでも飲もうか」

委員長「あなたコーヒー派なのね?」

男「え?」

委員長「いつも午後の紅茶飲んでいるから紅茶派なのかと思ったわ」

男「いや特にこだわり無いけれど」

委員長「そう、あなたに合わせて紅茶を飲み始める必要はなかったわけね」

委員長「あらいい感じの店ね、雰囲気も良く掃除もよく行き届いているわ」

男「映画見た後はいつもここに来てるんだ」

エルフの女騎士「いらっしゃい」

男「店長、コーヒー二つ」

エルフの女騎士「今日は彼女を連れているのか」

男「え…はい」

委員長「…」

エルフの女騎士「そうか、ならば何かサービスをしてらやねばならぬな」

男「ありがとうございます!」

委員長(彼女、良い響きね)

エルフの女騎士「お待たせ、ホットサンドはサービスだ」

男「ありがとう店長!」

委員長「ありがとうございます」

エルフの女騎士「ついにお前にも彼女ができたか」

男「えへへ、まぁ」

委員長「彼女ではないわ」

男「え?」

エルフの女騎士「違うのか?」

委員長「まだ正式に男君から告白を受けてないもの」

男「そっそうだったな、あの委員長、付き合ってください」

委員長「…はい」

エルフの女騎士「そうか、これで正式な恋人なわけだな、チーズケーキもおまけしてやろう!」

エルフの女騎士「ついにあいつにも彼女か」

店員「マスターどうしたんですか?」

エルフの女騎士「いや、数年前から来てた少年がいただろう?」

店員「ああ、丸坊主の?」

エルフの女騎士「今は丸坊主ではないが、そいつが今日彼女を連れてきたのだ」

店員「そうなんですか?」

エルフの女騎士「それがなぜか妙にうれしいのだ」

店員「親心って感じですかね?」

エルフの女騎士「まぁそのような感じだな」

店員「あっもうこんな時間、店長そろそろ出発しなくてもいいんですか?」

エルフの女騎士「うむ、後は任せたぞ、今日は5時になって客がいなければ店を閉めてもよいからな」

店員「はい、行ってらっしゃい」

エルフの女騎士は夜行バスにのり四国へ向かった、そう故郷へ

エルフの女騎士「お久しぶりです」

母「お元気そうで何よりです」

エルフの女騎士「お父上にも挨拶をせねば」

エルフの女騎士は家にあがり仏壇に手を合わせた

エルフの女騎士「お父上、ただ今帰りました」

母「最近は寒くなりましたね」

エルフの女騎士「はい、甲冑が冷えてたまりません」

母「騎士たるもの、常に危険に備えている必要があります、それには耐えねばなりません」

エルフの女騎士「わかっております」

母「父上が使っていた防寒具の上から着れるラメラアーマーをあなたの体に合わせて繕ってみました、これを」

エルフの女騎士「はっ母上!」

母「依然と体格が変わっていないようですし、そのまま着れると思いますよ」

エルフの女騎士「ありがとうございます!」

エルフの女騎士は受け取った鎧から、父の強さ、母の優しさを感じ取り目から涙を流したのであった

エルフ指摘されて逃げるパターンとやりきるパターンがあるけど別人なのか?

>>75
このまま押し切れるか無理かを判断して決めてるだけ
糞スレも剣術と同じで間合いが大切だと思っている

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