【ラブライブ!×ジョジョ】穂乃果「穂乃果の奇妙な日常」【クロスオーバー】 (29)

ラブライブ!とジョジョの奇妙な冒険のクロスオーバーSSです。

オリジナルスタンドが登場します。
というか、スタンドは全てオリジナルスタンドです。

それでは、始まります!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381332381


東京都千代田区、秋葉原と神田と神保町のはざまに位置する国立音ノ木坂学院。
数か月前に廃校の危機を迎え、誰もが涙を流すこととなった。
しかし、そこに一筋の光が差し込んだ……

全国の高校で次々と設立されるアイドルグループ。
その名を『スクールアイドル』
そして、ここ国立音ノ木坂学院にもスクールアイドルは存在した。

『μ's』
それが彼女らの名。彼女たちの活躍のおかげで廃校の危機は免れ、
全国的にも人気を有するスクールアイドルとなったことは今や常識の範疇となりつつある。





           バァーーーー

               『穂乃果の奇妙な日常』

                        ーーーーン     






μ'sの発起人である少女、『高坂穂乃果』
彼女を中心に、スクールアイドルたちの『奇妙』な物語が幕を広げるッ!


『No brand girls(私色に染まれ)①』


穂乃果「疲れたぁー!」


海未「そんな風に叫ぶと余計に疲れると思いますけど……」


絵里「お疲れ様。みんな、ドリンク用意したわよ」ドサッ


にこ「にこがいっちばーん☆」


凛「あー! 凛が先なの! ほら、かよちんの分ね」


花陽「ありがと、凛ちゃん」


海未「では、私も」


穂乃果「…………」グター


絵里「穂乃果、疲れてるわね。はい、ドリンク」


穂乃果「あぁ、ありがと~ 絵里ちゃん……」ゴクゴク


絵里「…………」ジーッ


穂乃果「どうしたの、絵里ちゃん?」


絵里「え! いや、何でもないわ。アハハ」


穂乃果「変な絵里ちゃん」アハハ


海未「さて、それでは今日の練習はこれで終わりにします。
   風邪をひかないように、汗はしっかり拭くのですよ?」


ことり「はい♪」


凛「はいにゃー!」


海未「特に穂乃果、体調の管理はしっかりしてくださいね?」


穂乃果「わ、分かってるよー!」


海未「では、解散とします。
   あ、穂乃果、私はこれから弓道部に行くので先に帰っていてください」


穂乃果「分かった! それじゃ、ことりちゃん、一緒に帰ろ?」


ことり「ごめんね、今日はバイトが……」


穂乃果「そっか…… それなら仕方ないね!」


穂乃果「じゃあ、ばいばーい!」


海未「ええ、ではまた」


ことり「バイバイ♪」


穂乃果「一人で帰るのってちょっと久しぶりだなぁ……」


穂乃果「いつもは隣に海未ちゃんかことりちゃん、それか二人ともいるのに
    今日は誰もいないよぉ……」


穂乃果「……なんて冗談も言ってられないんだよね」


穂乃果(間違いなく、後ろにいる人……
    と言ってもかなり離れてるんだけど、ずっとついてきてるよね……?)


男「…………」トコトコ


穂乃果(これって『ストーカー』ってやつだよね……
    スクールアイドルとして有名になってきたわけだしこういうこともあるのかな……)


男「…………」トコトコ


穂乃果(や、やっぱりついてきてるよォ~! ちょっと怖いけど、逃げた方が良いよね……?)


穂乃果(と言っても、家までは少しあるし……
    あぁ、でも逃げなきゃヤバい気がする!)


男「…………」トコトコ


穂乃果(や、やっぱりついてきてるよォ~! ちょっと怖いけど、逃げた方が良いよね……?)


穂乃果(と言っても、家までは少しあるし……
    あぁ、でも逃げなきゃヤバい気がする!)


男「…………」トコトコ


穂乃果(悩んでても仕方ないよね……)ダッ


男「!?」


穂乃果(三十六計逃げるがなんとか! 逃げるんだよォ~!)タッタッタッタ


男「…………」


穂乃果(ついてこない!? よ、よかったァ~……)


フワァフワァ フワァフワァ


穂乃果(な、何あれ!? ストーカーの次はう、宇宙船!? UFO!?)


フワァフワァ ビュン!


穂乃果「って、こっちに向かってくる!」ダッ


穂乃果「何なのあれ! 何でストーカーの次はUFOに追いかけられてんのォ~!?」タッタッタッタ


ビュゥーン


穂乃果(って、こっちはさっきのストーカーがいた方向!
    でも、ここは一本道だし……)


ビュゥーン!


穂乃果(か、考えてる暇はないよ! 早く逃げなきゃ、何かヤバい気がする!)タッタッタッタ


男「フフフフ…… フフフフフフフ……」 


穂乃果「さ、さっきの人……!」


男「おや? あなた、μ'sの高坂穂乃果さんですよね……?」


穂乃果「え、そうですけど……」


男「フフフ…… やっぱりそうですよね…… フフフ……」


穂乃果(なんか不気味なんだけど!?)


男「あなた、さっきストーカーから追いかけられて次はUFOに追いかけられて、って言いましたね?」


穂乃果「え、はい……」


男「フフフ…… それは違うんですよねェ……
  あなた的に言えば最初から最後まで『ストーカーからしか』追いかけられてないんですよ……」


穂乃果「な、何を言ってるのか、よく……」


男「それはそうでしょう…… 理解できるはずもないですから、フフフ……
  そういえば、もう『円盤』は追いかけてきてないでしょう?」


穂乃果「そ、そういえば……」


男「僕がそのようにしたんですよ、フフフ……」


穂乃果「ラジコンか何かですか? や、やめてください!」


男「ラジコンなんて安いものじゃあ無いんですよ……」




     ゴゴゴゴゴゴ
         男「聞いたことないですかねェ~、『スタンド』って……」
                                 ゴゴゴゴゴゴゴ


穂乃果「ス、スタンド……?」


男「フフフ、そうですスタンドです。フフフフ……」


穂乃果(何なのこの人!? 不気味だし意味分からないこと言い出したし!)


穂乃果「あの、私帰らないといけないので…… それじゃ!」ダッ


男「逃げることなんて出来ませんよォ~? フフフフ……」


穂乃果(『逃げることはできない』ってどういうこと!? で、でもあの人は追ってきてないし、大丈夫かも!)タッタッタッタ


フワァフワァ フワァフワァ


穂乃果「!?」


男「言いましたよねェ~? あの『円盤』は僕の自由自在なんですよ、フフフ……」トコトコ


穂乃果「も、もうやめてください!」


男「それはできない相談ですねェ~、これは『依頼』されたことでしてね……」


穂乃果「い、依頼……?」


男「ええ、依頼です。 『μ'sの高坂穂乃果をアイドル活動ができない状態にする』っていう内容でして、フフフ……」
  


穂乃果「そんな! ど、どうしてですか!?」


男「さあ? 理由なんて知ったこっちゃあないんですよ…… でもそれが僕の『やるべきこと』なんですからねェ~」


穂乃果「…………」ダッ


男「逃げても無駄ですよォ~? 『円盤』はあなたに攻撃しますので。ほら、こんな風に……」


フワァ ビュゥーン ザシャァ!


穂乃果「きゃあっ!」


男「痛いですか? 痛いですよねェ~? フフフ、ハハハハ!
  このまま続ければアイドルなんて出来ませんよねェ~? ほら、やってしまえ、『円盤』よ!」


ビュゥーン ザシャァ! ザシャァ!


穂乃果「きゃあああ!!」


男「どうしますかァ~? このままアイドル活動できなくなっちゃっても良いんですかァ~?」


穂乃果「ッ!…………」


穂乃果(痛い、痛いよ…… 何で穂乃果がこんな目に合わなきゃいけないの?
    それに、あの人、『普通』じゃない…… 何とかして、逃げなきゃ……!)


男「おや? どうかしましたか? フフフ、痛みのせいで声が出ませんか?
  そりゃあ、こんな歳の女の子がこんな痛みを体験するはずないですもんねェ~! ヒャハハハハハ!」


穂乃果「…………」ダッ


男「おや、まだ走る元気が残ってるんですか…… いけ、『円盤』よ!」


フワァ ビュゥーン!


穂乃果(この先の角を曲がれば人通りが多い道に出られる!
    さすがに他の人がたくさんいれば攻撃なんてできないよね!)タッタッタッタ


ビュゥーン!


穂乃果(あと、もう少しで逃げ切れる……!)


フワァ フワァ


穂乃果(も、もう一つ!?)


男「残念でしたね。僕のスタンドの名は『インベーダー・インベーダー』。生み出せる円盤の数は一つではないのですよ…… フフフ……」


穂乃果(嘘!? そんなの、逃げられるわけ……)


謎の声(逃げるだけでは、始まらない……)


穂乃果「だ、誰ッ!?」


謎の声(私の声は、あなたにしか聞こえない……)


男「おや、どうかしましたか? 幻聴でも聞こえたような顔して。フフフ、誰も助けが来ないことを察して、気を狂わせてしまいましたか…… フフフ……」


穂乃果「あなたは誰なの!?」


謎の声(私は、あなたを守る存在。あなたの傍に、いつも立っている……)


穂乃果「私を、守ってくれるの……?」


男「何を言っているのですか? フフフ、誰も助けなんて来ませんよ。フフフフ…………」


謎の声(あなたと共に、立ち向かう……)


穂乃果「『私の傍に、いつも立っている』『私と共に、立ち向かう』……」


謎の声(そう、私はあなたの精神を映し出す、『ビジョン』……)


穂乃果「私の、精神のビジョン……」


謎の声(私はあなたの、心の力…… あなたの意のままに……)


穂乃果「私の、力……」


男「さっきから何を言っているのか、よく分かりませんが、そろそろ終わりにしますか……」


穂乃果「終わりにします……」


男「諦めた、そういうことですか。フフフ…… 良い心がけですよォ~?」


穂乃果「逃げるのはもう終わり…… 私は戦う!」


男「!? フ、フフフ…… よく分かりませんが、良いでしょう……」



  ゴゴゴゴゴゴ 
       穂乃果「Stand by me…… Stand up to……」
                          ゴゴゴゴゴゴ



男「何言ってんだァ~? 終わりにしてやる…… 終わりだァー!!」




  バァーーーーー
       穂乃果「これが私のスタンド…… 『ノーブランドガールズ』(私色に染まれ)!!」
                                          -----ン



『No brand girls(私色に染まれ)①』  完



← to be continued

見てくれた方がいたなら、マジでありがとうございます。

主は
【ラブライブ!】絵里「私やる、やるったらやる!」【安価】
という、安価進行のSSも書いていますので、良ければどうぞ。

感想のコメントとかくれたら泣いて喜びます。
それでは!

乙  ジョジョ少ししか知らないけど楽しみにしてます
個人的には絵里のスレの続きが気になってたり

ジョジョキャラ出てこないんならこれクロスオーバーじゃなくてジョジョパロじゃね

>>18 そっちの方もちゃんと書きますので……!

>>19 あ、そうみたいですね……
   勘違いしてました……

クロスじゃねえだろチラ裏にでも書いてろハゲ

上の指摘にある通り、クロスオーバではなくただのジョジョパロなので悪しからず……
では、投下していきます。



   ---



男「き、貴様、スタンド使いだったのか!?」


穂乃果「これが、私のスタンド……」


男「こうなったら、円盤最大出力! 4つでどうだ……?」


フワァ~ フワァ~ フワァ~ フワァ~


男「この数ならば、逃げることはできねえぞ!?」


穂乃果「終わりにするって言いましたよね? もう、逃げない……」


男「クソが、切り刻んでやれッ!! 行けッ、インベーダー・インベーダー!!」ビュゥーン!


穂乃果「ノーブランドガールズ!」ギュイン!


パリンッ パリンッ パリンッ パリンッ


男「インベーダー・インベーダーの『円盤』が叩き割られた……ッ!?」


穂乃果「痛ッ! 円盤を殴った拳の痛みが返ってきてる…… でもこの子、中々のパワーがあるッ!」


男「え、『円盤』を出せッ!」ブワワァーン


フワァ~ フワァ~ フワァ~ フワァ~


男「アイツを切り刻むんだッ! インベーダー・インベーダー!!」ビュゥーン!


穂乃果「くっ……」ダッ


男「逃げんじゃねえぞォー!? クソ娘がァ!」ダッ


フワァ フワァ ビュゥーン


穂乃果(あの円盤、あの男が見えないところでも追いかけてきた……)


穂乃果(何を目標に追いかけているっていうの……!?)


穂乃果(この先に商店街があったはず! とりあえず、人ごみの中に……!)


ザザザッ! ザワザワ ワイワイ


穂乃果(円盤がこっちに来る! 何とか、隠れられれば……)


フワァ フワァ フワァ フワァ


ビュゥーン


穂乃果(迷ってる!?)


穂乃果(人ごみの中だと迷ってしまう……)


穂乃果(そうか、分かった! あの『円盤』は『呼吸』を頼りに追いかけているんだ!)


穂乃果(でも、まだ不確定なことだし……)


穂乃果「!? また来た!」


ビュゥーン ビュゥーン


穂乃果「こ、こうなったら向こうの雑木林に逃げ込めば、もしかしたら!」


タッタッタッタ


ビュゥーン ビュゥーン


穂乃果「はぁ、はぁ……」


穂乃果「『円盤』が追ってこない!?」


穂乃果「分かったわ、あの『円盤』は生物が呼吸した時に排出される『二酸化炭素』をサーチしてるんだッ!」


ザッザッザッザ


男「よく分かったじゃねえか、クソ娘がよォ~……」


穂乃果「本体から来てくれるなんて、嬉しいですね……」


男「そう言ってられるのも、今のうちだぜェ~!? インベーダー・インベーダー!!」


フワァ フワァ


穂乃果「……ッ!」ダッ


男「おっと、木に隠れたって息をしてんだから、サーチは余裕だぜェ~?」


穂乃果「それはどうかな?」


男「あぁン!?」


穂乃果「この林の中なら、植物は豊富…… 植物の光合成により、二酸化炭素は大幅に吸収されているの!」


男「…………!?」


穂乃果「つまり、この林の中でのサーチは不可能! あなたのスタンドで私を攻撃することはできないの!」


男「そ、そんなバカなことがあってたまるかよォ~……」ガックシ


穂乃果「それじゃ、さようなら」ニッコリ


男「や、やめてくれェ~。俺が悪かったからよォ~!」


穂乃果「いきなり弱気になりましたね……? でも、ノーブランドガールズ!」ギュイン!


ブンッ!


男「ひぃッ!」サッ


ペタッ


男「…………え?」


穂乃果「あなたに、『帰る』という『目的を植え付けた』」


男「ぼ、僕は…… 家に、帰らなきゃ……」


穂乃果「ノーブランドガールズの力、相手に『目的意識』を植え付ける……」


男「…………ッ!」スタッ


タッタッタッタッタ


穂乃果「勝ったん、だよね……?」フラッ


バタッ!


穂乃果「…………zzz」スゥスゥスゥ


???「スタンド能力に、目覚めてしまったのね……」


穂乃果「…………zzz」ムニャムニャ


???「ふふふ、可愛い寝顔♪」


   ---


穂乃果「う、うぅーん……」ムクッ


???「あ、起きた?」


穂乃果「だ、誰……?」


???「おはよう、穂乃果ちゃん♪」


穂乃果「こ、ことりちゃん!?」


ことり「うん、そうだよ♪」


穂乃果「ことりちゃんが、何で!?」


ことり「今は良いから、穂乃果ちゃんは休んでて? 戦って疲れてるんでしょ?」


穂乃果「戦って……?」


穂乃果(……! そうだ、私は謎の男の人に襲われて、なんかよく分からない力に目覚めて……)


ことり「穂乃果ちゃん、話はまた今度。ゆっくり聞かせてね……?」


穂乃果「う、うん……」


穂乃果(あれ、意識が…… 疲れ、てるのか……)


穂乃果「…………zzz」スゥスゥスゥ


ことり「…………ッ」


ことり「穂乃果ちゃんを、巻き込んじゃうなんて……!」



『No brand girls(私色に染まれ)②』  完



← to be continued

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