ほむら「全力でダラダラする」(173)

ほむ「これまでどれだけ繰り返しても、まどかを取り巻く状況は一向に良くならなかった」

ほむ「私が力を尽くせば尽くすほど、むしろ状況は悪化しているようにも思えた……」

ほむ「そう……このままではいずれ、本当に何もかもが手詰まりになってしまう」

ほむ「そうなる前に、私はなんとしてもまどかを救ってみせる……」

ほむ「…………」

ほむ「そのためにも、今回のループでは欲望に忠実に全力でダラダラして鋭気を養うことにしましょう」




病院


ほむ「転校する日まではあと数日ある……」

ほむ「最初にここでどう立ち回るかで、まどかの運命は大きく変わる……」

ほむ「でも……」

ほむ「一日中寝てていい環境の魅力には逆らえないわ……」

学校 ほーむルーム


先生「それでは転校生を紹介します」

ほむ「ふわぁ……(いいかげん転校イベントも面倒になってきたわぁ……)」ガララッ

ほむ「はい、暁美ほむらですよろしく」スタスタ

先生「あ、暁美さん? あのぉ……」

ほむ「私の席、ここだと思いまして」

先生「まぁそれはそうなんだけど……もう終りでいいの?」

ほむ「えぇ」チャクセキ

先生「ま、まぁいいでしょう。少し早いけど授業を始めましょう」


ガヤガヤ ガヤガヤ


まど「ねぇ、さやかちゃん。あの子どう思う?」ヒソヒソ

さや「あー、クールビューティって感じ?」ヒソヒソ

まど「だ、だよねっ! なんかかっくいー」

まど「……」チラチラ

ほむ「……」じーっ

まど「(め、目があっちゃった!////)」

ほむ「(あぁ、やっぱりまどかは愛らしいわ)」

ほむ「(見ているだけで癒される……)」

ほむ「(幸せな気分になったら眠くなってきたわ……)」

ほむ「ふわぁ~……………………Zzzー……」

まど「ね、寝ちゃった……」

放課後


ほむ「……」ぽつん

さや「いやぁ、転校初日から孤立しちゃってますねぇ」

まど「かわいそう……」

さや「でもあれじゃ仕方ないよねー」

さや「授業は全部寝てるし。なのに当てられたらスラスラだし」

さや「休み時間に誰かに話し掛けられても全無視ってんだから」

さや「なんか大分イメージちがったなぁ」

まど「かわいそうだよ、なんとかしてあげられないのかなぁ……」

さや「うーん……あっ」

さや「それよりさ、今日、帰りCD屋よっていい?」

まど「いいけど、また上条くん?」

さや「ま、まぁねぇ」テレテレ

まど「うん、じゃあちょっと待っててね」テクテク

さや「えっ、転校生のとこなんて行ってどうすんの?」


まど「あ、暁美……さん?」

ほむ「ほむらでいいわ」

まど「ならほむらちゃん。今日このあと用事あったりする?」

ほむ「いいえ、無いわ。帰って寝るだけよ」

まど「じゃ、一緒に帰らない? この街の事も案内するし、お話もいっぱいしたいから、ね?」

ほむ「そう、それは魅力的ね。是非そうさせていただくわ」




CD屋


「助けて! まどか、助けて!」

まど「なんだろう……声が……」

ほむ「さっきからうるさいわね」

まど「ほむらちゃんにも聞こえるの!? 行って見よう!」グイッ

ほむ「あっ……」

さや「ちょ、ちょっとどこいくのよぉ!」ダッ

地下的な場所


QB「はぁっ……(チラッ)……はぁっはぁっ……」

まど「見て! 怪我してる!」

さや「ぬ、ぬいぐるみじゃないよね? 生き物?」

ほむ「インキュベーターよ……」

QB「えっ?」

まど「ほむらちゃん、知ってるの?」

ほむ「えぇ、まぁ。早い話が悪い宇宙人よ」

QB「ちょっ」

さや「あんたさっきから何言って……って、足元のこれ、なに!?」

ほむ「あー、魔女の結界ね」

ほむ「もぅ……今回は休業中なのに……」

シュイーン……ドガシャーン!ドスンッ!


「あなたたち、キュゥべえを助けてくれたのかしら」コツ コツ

さや「も、元に戻った!?……でも、今度はだれ……」

QB「いや、安心して。彼女は巴マミ。この街をまもる魔法少女さ」

マミ「ふふっ、危なかったわねぇ。でももう大丈夫」

まど「ま、魔法少女?」

マミ「そうね、詳しい話はウチでしましょうか、あなたたちもこの子に選ばれたようだし」

QB「あぁ。そこの君にも色々と聞きたいことがある。ついて来てくれるかい?」

ほむ「面倒ねぇ……」

ほむ「あ、いえ、たしかお茶とお菓子が出るんだったわね」チラッ

マミ「え??」

ほむ「行くわ」

マミハウス


さや「わぁ……」

ほむ「……」シュンッ!

まど「素敵なお部屋ぁ……ねぇほむらちゃん、ってあれ?」キョロキョロ

マミ「ふふっ、一人暮らしだから遠慮はしないでね。ろくにおもてなしの準備もないのだけれど」

ほむ「おかまいなく」ぐでぐで

マミ「い、いつのまに中に……靴下も脱いでソファに寝転がって……」

マミ「ま、まぁいいわ。あなた達はそこらへんに座っててもらえるかしら? 今何か用意するから」



マミ「まずはこれを見て」

まど「わぁ……キレイ……」

さや「これは?」

マミ「これは……」

ほむ「ソウルジェムね」ムシャムシャ

マミ「ちょ、ちょっと! ソファの上でケーキ食べないで! 食べかすこぼれるでしょ」

マミ「というか……なんであなたがソウルジェムの事を知ってるのよ!」

QB「どうも彼女も魔法少女みたいなんだ」

まど「へぇ! ほむらちゃんも魔法少女だったんだぁ!」

さや「うーん、魔法少女かぁ……」

さや「まぁこいつはともかく……マミさんはかっこよかったよね! あこがれちゃうなー」

マミ「ふ、ふふっ」テレテレ

ほむ「何を言っているの。魔法少女なんてかっこいものじゃないわ。面倒くさいだけよ」ムシャムシャ

まど「そうなの?」

ほむ「ええ、グリーフシードのやりくりも面倒だし」ポテチバリッ!

ほむ「魔女を探してうろつきまわるのも毎日面倒だし」パリパリポロポロ

ほむ「まぁ、今日みたいに放課後遊んで帰る、みたいなことはまずできなくなるわ」指ペロペロ

さや「えぇ~、なんか思ってたの違うかも……」

まど「う~ん」

ほむ「もちろん土日もないわ」ジュースズズーッ

さや「さすがにそれはなぁ~」

マミ「(ちっ、素直な後輩ができそうなのに……余計なことを……)」イライラ

マミ「な、なるほどね……」

まど「マミさん?」

マミ「あなたも魔法少女なのだから、新しい後輩……競争相手ができるのは不都合だものね」

マミ「だからそんなマイナスな事を大げさに言って、契約をさせないつもりなのね」

ほむ「ん? 何を勘違いしているの? グリーフシードなら腐るほどあるわ」ジャラジャラジャラー

マミ「こ、こんなに!?」

ほむ「しまうのも面倒だから、それはあなたにあげるわ」

マミ「なっ……(この子、私よりベテランなの???)」

まど「その、ぐりーふしーどってなんなの?」

ほむ「魔女の卵みたいなものよ。これが足りなくなると、魔法少女は魔女になってしまうけれど……」

ほむ「逆にこんだけあると、今度はやることがなくなって暇になってしまうのよ」

ほむ「(いつも言えなくてやきもきすることだけど、こうまでスパッと言えると気持ちがいいわね)」

さや「へぇ……なんだかなぁ……」

マミ「ま……魔法少女が魔女になるですって……そんなことあるわけないじゃない!」

マミ「デタラメを言うのもいいかげんにしなさい! そうでしょ? ねっ、キュゥべえ?」

QB「そ、それが……そうとばかりも言えないんだ……」

マミ「そんな…………」

さや「んー……でもなんかそれはちょっとかっこいいかも」

まど「そう?」

さや「うんっ。なんかさ、ほら、滅びの定めを背負った戦士ーみたいな感じで、ちょっといい感じじゃん?」

まど「う~ん、どうだろ」

マミ「滅びの定め……定め……ことわり……繰り返すことわり…………さしずめ『円環の理』ね……」

マミ「そう……そうね! そういうのもアリね!」

QB「(まずい……この状況は……なにかまずい……)」

俺「あー、魔女の結界ね」
俺「ちぃ……今回は休業中なのに……」

放課後 ファーストフード店


マミ「それじゃあ、魔法少女体験コース、はじめましょうか」

さや「おーっ!」

まど「はいっ!」

さや「ところで、マミさん……?」

マミ「なにかしら?」

さや「今日もやっぱりお茶とケーキがあったりしちゃったり?」

まど「もー! さやかちゃん、そっちが目当てなの?」

マミ「ふふっ」

マミ「……で、どうしてあなたもそこにいるのかしら」イライラ

ほむ「どうしてって……決まっているじゃない」

ほむ「あなたの部屋、ちょうど西日で暖かくて、昼寝には最高なのよ」ズズーッ

ほむ「ソファもふかふかだし」モグモグゴクン

まど「あ、ほむらちゃん、ケチャップついてるよ?」フキフキ

ほむ「ありがと、まどか」

魔女の結界内


ゲルト「ゲルトォォォォォ!!!!!」

さや「あ、あれが魔女……」

マミ「そうね、行くわよ!」シュタッ!

マミ「(さて……そろそろ後輩さんたちに、かっこいいとこ、見せなくっちゃ!)」マスケットズラリ

ほむ「(もう四時。眠くなってきたわ……はやく帰りたいし……)」スッ……ゴロンッ!

まど「きゃっ!」

さや「わぁっ! っぶないなぁ! 目の前で振り回さないでよ てか、なにそのでっかい筒」

ほむ「エイティフォーよ」ヒョイ

さや「さわやか?」

ほむ「それはエイトフォー」シュコ カチッ ボフッ!!

さや「ぎゃぁっ!」

マミ「ふふっ、まずは小技で魅せ……きゃっ!」


ドガーーーーン!!!

シュゥゥゥ……


まど「あ、結界、もとにもどった」

ほむ「じゃあ帰りましょう」

さや「あの、耳、きこえないんだけど……」




数日後病院近辺


まど「どうだった、上条君?」

ほむ「……」キャンディレロレロ

さや「う~ん、会えなかった」

まど「そっか……」

ほむ「あっ……」ガリッ

まど「ん? 噛んじゃったの? あー、ごめん、もう次のないや」

ほむ「ほむぅ……」

まど「うーん、ほむらちゃんももう我慢できそうにないし、そろそろマミさんのとこ行こっか」

さや「そだね……ってあれ、もしかして!」

QB「グリーフシードだ! 孵化しかかってる!!」ヒョコッ

さや「あれがもしこんなところで…………そうだ! まどか、マミさんの携帯聞いてる?」

まど「ううん」

さや「なら、先行ってマミさん呼んできて」

まど「わかった!……って、ほむらちゃんも魔法少女だよ?」

ほむ「これ、歯にくっつくわ……」ゴリゴリジャリジャリ

さや「…………」

さや「マミさん呼んできて!」

まど「わかった!!」




QB「まずい……結界が開きそうだ」

さや「って、あんたはなにやってるのよ! さっさと戦う準備しなさいよ!!」

ほむ「もう、うるさいわね……この魔女はとびきりめんどくさいのよ」ドサドサドサァァッ

さや「わっ……なにこれ、紙粘土? こんなのいっぱい出してどうすんのよ」

ほむ「……」ヒョイ

QB「開きかけた結界の入り口の前に立って……何をしようといんだ?」

ほむ「……」ポイッ ポイッ ポイッ

QB「結界の中に投げ入れている……」

ほむ「……」ポイポイポイポイポイポイポイ

さや「ちょ、どんだけ入れるのよ」

ほむ「ふぅ、こんなものかしら……」カチッ

QB「後ろを向いてしゃがんで……?」

さや「ちょっと、あんたふざけてん……」


ドガーーーーン!!!


さや「ぎゃぁっ!」


シュゥゥゥ……

トゥルルルルトゥルルルル……ピッ!


ほむ「まどか? えぇ、こちらは今片付いたから……」

ほむ「えっ? 先に行って二人でお茶菓子の用意をしておいてくれるの?」

ほむ「ありがとう、あなたならそう言ってくれると思ってたの」

QB「け、結界に入ることすらも厭うというのか……彼女は……」

さや「み、耳がぁっ!!」




さらに数日後 マミハウス


まど「もーっ、ほむらちゃん、スカートしわになっちゃうよ? ほら、腰上げて?」

ほむ「んーっ」モグモグ ペラッ

まど「だらしないんだからー…………これでよしっと」

ほむ「はひはほう」ムシャムシャ ペラッ

まど「えへへ////」

マミ「(あーもう、お菓子食べながら漫画読まないでよー!! 指べたべたじゃないのよー!)」イライラ


さや「それで……契約したら、なんでも願い、かなえてくれるんだよね?」

QB「あぁ。君の魂を差し出すに値するものなら、どんな願いだってかなえてあげられるよ」

さや「そっか……(……恭介……)」

さや「あたし……魔法少女になりたい!!」

マミ「美樹さん?……」

ほむ「はへほひは……っ!!! んっーんっー……」ジタバタ

まど「あぁ~、のどに詰まっちゃったの? はいお水」スッ

ほむ「んくっ……げぷっ……」

ほむ「やめておきなさい、美樹さやか」キリッ

さや「ど、どうしてよ」

ほむ「今回は私、本当に何もしないと決めているから、あなたなんてソッコー魔女化よ、ソッコー」

ほむ「うっとうしいことこの上ないわ」

さや「なんであたしが魔女になるって決めつけてんのよ!」

ほむ「上条恭介の腕を治したいんでしょう? 残念ながらあなたの想いは届かないわ」

ほむ「彼、すぐに志筑仁美とくっつくから。いえ、すでにくっついてるケースも多かったかしら」

さや「なっ……なに馬鹿なこと言ってんのよ! 仁美があいつのことなんか…………」

さや「でも……ありえなくは、ない?……むしろありえそうかも……」

さや「あぁ~なんかそういわれたらそんな気がしてきちゃったよ~……」

まど「さ、さやかちゃん……」

さや「もしそうだとしたら……あたしに勝ち目なんてないしぃ……」

さや「でも、そうと決まったわけでもないしぃ……うぅ~~……」

さや「ん~っ決めた!!」

さや「うじうじしてるのも性に合わないからね、あいつに問いただしてくる!」




次の日 マミハウス


さや「…………」

マミ「それで美樹さん、結局魔法少女になったのね?」

QB「あぁ、そうだよ」

まど「やったね! じゃあさやかちゃんうまくいったんだね!!」

さや「……れた」

まど「えっ?」

さや「フラれた」

まど「ど、どゆこと?」

さや「転校生の言ってた通り、結局あいつ、仁美とつきあってたんだってさ! あたしに一言もなくね!」

さや「そのあと一応ダメもとで告白してみたらさ」

さや「『さやかの事は好きだけど、異性としては見れないよ』ですってぇ? ばっかじゃないの!!」

マミ「ま、まさか、ひどいこと願って契約したわけじゃないでしょうね」

さや「ふふっ、マミさんってホントするどいなぁ」

まど「うそっ」

さや「あたしね、あいつの腕をね…………」

まど「……」ゴクリ

さや「治してやったのよ」

マミ「へ?」

さや「ふふふふ……これであいつは……この先一生、自分の腕を見るたびに…………」

さや「あたしの事を…………自分のフった女の事を思い出すことになるのよ!」

さや「くく……くふふふ……」

まど「えぇー……」



数日後 街角 夜


ほむ「夜中でも、おなかがすいたら、即コンビニ。いい時代になったものね」

ほむ「最近美樹さやかのテンションがうっとうしくて精神的に疲れてるし……私は何もしてないけど」

ほむ「早く帰ってカップラーメンね」

杏子「……」プラプラ

ほむ「あれは……」

杏子「んっ? あたしになんか用かよ」

ほむ「やっぱり、どのループでも安定感に定評のある佐倉杏子じゃない」

ほむ「ひさしぶりに人間に会った気がするわ…………」

杏子「なにケンシロウみてぇなこといってんのさ……つか、なんであたしの名前を知ってる……」

杏子「返答次第によっちゃぁ……」ギロリッ

ほむ「あぁ~、じゃあキュゥべえに聞いたってことにしときなさい」

杏子「キュゥべえ? てことはあんたも同業者か」

ほむ「そういうことになるわね」

杏子「じゃあなにか? 最近契約したルーキーってのはあんたの事か?」

ほむ「いいえ、私は休業中だから」

ほむ「きっとあなたが言っているのは美樹さやかのことね」

杏子「ほう……それで、そいつがどんなやつか知ってるのか?」

ほむ「ええ、なんか青いやつよ」

杏子「はぁ」

ほむ「最近うっとうしさが増して困っているの。あんなのでもあなたの嫁なんだからどうにかしてちょうだい」

杏子「は、はぁっ?? よ、よ////……何言ってんだおまえ! あ、頭おかしいんじゃねーの!?」

ほむ「どうせ心配だから様子を見に行くんでしょ?」

杏子「ち、ちげーし! べ、別にあたしとおんなじ類の願いで契約したって聞いて」

杏子「どうせ悩んでたりつまずいてたりしてるんだろうからさ」

杏子「ここはひとつ、あたしが力になってやろう、だなんて全然思っちゃいねーし!////」

ほむ「はいはい」

ほむ「私としても、あなたたちが勝手にイチャコラしてくれてた方が仕事が減って助かるのよ」

ほむ「それじゃ、よろしく頼んだから」シュンッ!

杏子「ちょ、待ておい!……って、消えた……どこいきやがった……」




さらに数日後 路地裏


さや「こっちに逃げてきたはず……」ダッタッタ


杏子「へぇ、あいつか…………まぁたしかになんか青いな」


使い魔「キュ~」シュルシュル

さや「見つけたっ! でぇぇい!!」

杏子「よっと」シュタッ!

さや「わっ、っととと……な、誰? 何?」キキィー

使い魔「キュ~」サササ~

さや「あ、逃げられたっ……」

杏子「あんたがこの街のルーキーかい?」

さや「その言いぐさ……あんたも魔法少女なの?」

杏子「そうさ。ルーキー様の顔をでも拝んでおいてやろうと思ってね」

さや「もう、じゃあ余計なことしないでよ! もうちょっとで仕留められそうだったのにぃ!」

杏子「何をそんなにカリカリしてのさ。あれはただの使い魔だろ?」

杏子「あんなの追っかけて何しようってのさ」

さや「何って決まってるでしょ! 私たちは魔法少女なのよ?」

杏子「ふっ……青いってそういう意味かよ……いいか、使い魔なんざはね」

さや「ストレス解消にきまってるでしょ!!」

杏子「そう、スト……え?」

さや「魔法少女なんてやってれば、どんどんストレスたまる一方よ!」

さや「使い魔だろうが何だろうが、手当たり次第ぶっつしてやんなきゃスカッ出来ないでしょ!」

杏子「で、でもそんなの倒したってグリーフシードは落とさないだろ? やめときなよ」

さや「何言ってんのよ。グリーフシードなんて腐るほどあんのよ!」ジャラララー

杏子「わぉ……」

さや「コレのせいでほむらのヤツには文句言えないし……」

さや「いっつも食っちゃ寝食っちゃ寝してるだけなのに偉そうにしちゃってぇ!」

杏子「は、はぁ……ほむら?」

さや「そうよ、休業中だかなんだか知らないけど、グリーフシードたくさん持ってるからってもう好き放題!」

杏子「それってひょっとして……黒い髪のマイペースなやつ?」

さや「あんたもあいつのこと知ってるの?」

杏子「ま、まぁ一応ね」

さや「はぁ……じゃああいつが迷惑かけたろうね……ごめんね?」

杏子「い、いやぁ……」

さや「ヘンなことされたり言われたりしなかった?」

杏子「そ、そういや……なんかあ、あんたのことを……その……」

杏子「(嫁だのなんだのぬかしてたなぁ////)」チラッ

さや「ん?」

杏子「い、いや……そ、それにしてもあんたも難儀だね」アセアセ

杏子「誰かを想って願いを叶える……そんなのはなっから報われるわけないのにさ」

さや「え????」

杏子「こうして魔法少女になんかされちゃってさ……わかるよ。あたしもね」

杏子「今思えば後悔しか残っちゃいないけど……魔法少女になっちゃったもんは仕方ないさ」

杏子「誰かのための願いだったかもしれないけどさ、ようは考え方の……」

さや「あ、いや、あたし、嫌がらせに願い使ったから」

杏子「へっ?」キョトン




杏子「そうか……まぁなんだ……大変だったんだな」

さや「ほんとよぉ……まったく」

さや「あいつに言われて、もし相手が仁美だったら? ってどっかで思ってたから」

さや「まぁ、言うほどショックじゃなかったけどさ」

さや「もし知らないでバカ見てたら、きっと今頃ショックと怒りでぶちギレ金剛よ」

杏子「そういきり立つなよ。男なんて星の数ほどいるさ。気にすんなって」

さや「いやぁ……もう当分男は勘弁だわ」

杏子「(男は勘弁……そ、それってつまり////)」

さや「ありがと」

杏子「えっ?」

さや「なんか愚痴ったらすっきりしちゃった」

杏子「そうだな。何でもかんでも溜め込まない方が、人間楽でいいのさ」

さや「そだね……ねぇ、また話聞いてもらってもいい?」

杏子「べ、べつにかまいやしないけどさ////」

さや「あ、グリーフシード、よかったら半分ぐらい持ってってよ」

杏子「いいのか? こんなに」

さや「私だけじゃ当分つかいきれそうにないしさ。つかあいつ何十年魔法少女やってんのってぐらいあるし」

杏子「そうか、なんか悪いな」

さや「いいのいいの。愚痴聞いてもらっちゃったお礼かな」

杏子「そ、それほどでもないって////」

さや「ほんと、あんたに会えてよかった…………」

杏子「お、お前…………あたしらまだ出会ったばっかりで…………」

さや「いやぁ~ありがたいわ~。ちょうど黙って愚痴聞いてくれる人探してたんだよねぇ」

杏子「………………」



学校 昼休み


ほむ「はぁ~面倒だわぁ~……箸を持つのも面倒だわぁ~」ダラァ~

まど「手伝ってあげようか?」

さや「もうっ、なにゲイラみたいなこと言ってんのよ」

まど「はいっ、あ~んっ」

ほむ「あ~~~ん」パクッ

さや「完全無視だし……ちょっとまどか! いい加減にした方がいいって」

まど「なにが? あっ、ほむらちゃん、またあ~んして?」

ほむ「あ~~~ん」

さや「だからそうやってこいつ甘やかすのよくないって」

まど「そうかなぁ」

ほむ「……」モグモグ

さや「こいつ、最近加速度的にだらしなくなってるじゃん」

まど「でも、ほむらちゃん私がいないと……」

さや「そうやってこのまま甘やかし続けてたら、こいつ本当のダメ人間になっちゃうって」

さや「だからこれ以上こいつの世話焼いちゃだめっ!」

ほむ「ほむぅ~……」シュ~ン

まど「ふふっ、大丈夫だよ、ほむらちゃん」

ほむ「ほむ?」

まど「ほむらちゃんがダメ人間になっても、私がずっーと面倒見てあげるからね?」

ほむ「ほむっ! ほむっ!」

まど「えへへ////」

さや「せめてしゃべれ」

マミハウス


さや「それで、聞いてよぉ~、ほむらのやつ、ついに自分でご飯食べるのもしなくなったんだよ?」

杏子「そ、そうか……」モグモグ

さや「べつにあいつがどうなろうと知ったこっちゃないけどさぁ」

さや「なんかまどかまでダメになっていってるきがしてさぁ……まったくぅ」

杏子「よくわかんないけど大変なんだな」ムシャムシャ

さや「そう、それだけじゃないんだって!」

さや「今日恭介と仁美がさぁ~、私に向かって……かぁーっ! 思い出しただけでも腹立ってきた!」

さや「マジ神経疑うっつーの!!」

杏子「は、はぁ……」パリパリポロポロ

マミ「(な、なんなのよこの状況……いつのまにかなんか一人増えてるし……)」ダイソンギュイィィィン

マミ「はい、そこちょっと足どける!」

杏子「おっ、すまん」パンパンッ! ポロポロポロ……

マミ「膝の上のカスはゴミ箱の上ではたいて!!!」キュゥィィィィン

ほむ「はぁっ……やかましいわねぇ……私、掃除機の音って一番嫌いなの」ゴロンゴロン

まど「あっ、それちょっとわかるかも」サラァサラァ

ほむ「ん? 何をしているの?」

まど「髪の毛寝癖付いたらいけないから、といててあげようと思ったんだけど……痛かった?」

ほむ「いいえ、そんなことない。続けてほしいわ」

まど「ふふっ」サラァサラァ

ほむ「(あぁ~これやばい)」トロ~ン

マミ「くっ!…… イチャ!イチャ!イチャ! どいつもこいつもイチャイチャ!」

マミ「なぜなの! なぜこの私にカップリングが成立しようとしないのよ!!」

まど「マ、マミさん……そんな大声だしたらほむらちゃん起きちゃう……」

マミ「なによ! もういい加減にして! 私の家はあなたたちの溜まり場じゃないのよ!!」

まど「……」

さや「……」

杏子「……」モグモグ

ほむ「Zzz」

杏子「わ、わりぃ……」ポリポリ

さや「ごめんなさい……私達、マミさんの都合なんて全然考えてなかった……」

まど「マミさんだってプライベートもあるし、『独り』になりたい時もあるもんね……」

まど「ごめんなさい、明日からもう『マミさんの家に来るのはやめます』」

まど「『もうお邪魔しません』から。ご迷惑おかけしました……」

さや「そうだね……散々迷惑かけちゃったし、これからは『あたしらだけ』であつまろっか」

まど「うん……」

マミ「あっ、いいの、いいのよ? どんどん集まって頂戴!」

まど「でもまた騒いだらマミさんに……」

マミ「な、何しててくれてもいいからね? ね?」

杏子「お菓子は?」ムシャムシャ

マミ「お菓子も用意するから! なんでも、いくらでも、ね?」

さや「あたし、読みたい漫画があるんですけど……」

マミ「わかった! わかったわ! もう何でも来い!」




後日 街角


「ありやしたーっ」

マミ「はぁ……漫画、ジュース、お菓子……あと馬鹿でかいゲーム機も!」

マミ「……財布が軽い……こんな気持ちは初めて……」

マミ「あら、あれは……」

QB「ぶつぶつ…………」

マミ「キュゥべえ? どうしたの、最近姿を見なかったけれど」

QB「あぁ、マミか……どうもしないさ。いや、どうもしなくてこまってるのさ……」

マミ「ふぅん……変なキュゥべえ……」

QB「せっかくだから君に相談してみようかな」

マミ「何を?……って、ごめんなさい、もう帰らないと」

QB「マミ?」

マミ「三秒で買って来いって言われてたの!!」




マミハウス


マミ「た、ただいま!!」

まど「あ、マミさんおかえりー」キャッキャッ

杏子「あはははっ、さやかどんくせー」ブンッ!

さや「う、うっさいわねぇ! これちゃんと認識してないんじゃないの?」ブンブンッ!

ほむ「…………」ダラダラ

マミ「なに……それ……私、買ってきたんだけど…………」

さや「あぁ、これ恭介にメールしたらすぐ持ってきたんですよ。かなり後ろめたいみたいで」

マミ「言ってくれても………よかったんじゃない?……」

ほむ「ふふっ、でもいままで一人ぼっちだったことに比べれば、今の私……幸せそのものね」ボソッ

ほむ「みんなに感謝しなくっちゃ」ボソッ

マミ「オイコラ」




QB「(……一体何が起こっているんだ……当初の予定ではこんなはずではなかったというのに……)」

QB「(こんなことならワルプルギスの夜の要請を何か月も前にするんじゃなかった……)」

QB「(もう僕には止められないし……このままじゃ経費自腹切らされる……)」

QB「(こうなったら結果オーライにするしかない!)」




まどハウス 夜


まど「あぁ~、ずっとほむらちゃんのアタマ膝にのせてたから、アトついちゃってるぅ」

まど「ま、いっか//// ほむらちゃん…………」

QB「まどか!」ヒョッコリ

まど「キュ、キュゥべえ!? ひ、久しぶり」

QB「君に頼みがあるんだ。それもかなり切実な」

まど「頼み?」

QB「あぁ! どうしても君に魔法少女になってほしいんだ」

QB「今なら願い事二つほどおまけしたっていい……おねがいだ……」

まど「う~ん、それはちょっとねぇ……」

まど「魔法少女の子たちってみんなちょっとアレな感じでしょ?」

まど「特にほむらちゃんみてるとあんまりかっこいいとは思えないんだよねぇ……」

QB「で、でも君にはある願望があったはずだ」

QB「何もできない自分でも、自分にしかできない、何か、誰かのためにできることが欲しい」

QB「君はそう思っていたはずだ! だから僕と契約して……」

まど「たしかにそう思ってたんだけど……いまは違うかな」

QB「そんなっ」

まど「だって、ほむらちゃん、わたしがいないとなーんにもできないし」

まど「あんなダメなほむらちゃんの面倒見てあげられるの私ぐらいなものだし////」

まど「私にしか……////」

QB「だめだ、手遅れだったか…………これで八方塞がった……」




ほむホーム 朝


ピピピピッピピピピッピピッ……

ほむ「んー……るさい……」

トゥルルルルトゥルルルルトゥルルルルトゥルルルル

『ほむらちゃーん。あさだよー。おきてねー。ほむらちゃーん』

ほむ「ん、ま、どか?」ガバッ!

ピッ

ほむ「あ、まどか。おはよう。えぇ、いい目覚めだわ……えぇ、それじゃまた、学校で」

ほむ「ふぅ……テレビつけましょうか」ピッ

『○月○日の朝の空の模様を……』

ほむ「え?……今日ってまさか……」

『発達した低気圧はその勢いを強め、現在も北上を続け…………』

ほむ「うそ……うそ! ワ、ワルプルギスの夜が来る日じゃない!!」

ほむ「ど、どうしましょう……いままで何の準備もしてこなかった……」

ほむ「どうせどこかで立ち行かなくなるだろうから、そうなればまたループすればいいと思ってたのに……」

ほむ「ダラダラ怠けていただけだったのに……いつのまにか全員生存しているし……」

ほむ「これで最大戦力が揃ってしまったわ……」

ほむ「たぶんこんな機会はもう二度とない……けれど……」

ほむ「皆の私の印象はおそらく今まででワースト……こんな私が……」

ほむ「ワルプルギスの夜が来ると言っても、協力してくれと言っても、聞いてくれるわけがないじゃない」

ほむ「まして、敵のことはよく知ってるから私の指示通り動いてね? 何て言えるわけがない!」

ほむ「なんてことなの……でも……この機会を無為にするわけにもいかない……」

ほむ「だめもとで話を聞いてもらしか……」

数時間後


さや「よーっす! さやかちゃん登場~!」

杏子「あたしもなっ」

さや「ここがあのほむらのハウスね! って、きったな!! なにこれ」

マミ「あ、いらっしゃい、あなたたちも呼ばれてたの?」ダイソンギゥュィィィン

ほむ「あ、あの……いいのに……そんなこと」アセアセ

マミ「あら? じゃあ掃除させに呼んだわけじゃないのかしら?」カチッフィィィン

ほむ「そ、その……今日は皆に大事な話が……その……あって」

杏子「どうしたよ、小動物みたいにおどおどしちゃってさ……」

ほむ「皆にお願いがあるの!」

マミ「お…………お願い!?」

さや「あの傍若無人で……身の回りの世話すらほとんどまどかにやらせてるあのほむらが……」

マミ「グリーフシードをエサに、無言の圧力で私たちに魔女退治を押し付けるあの暁美さんが……」

杏子「お願い……だと!?」

ほむ「え、えぇ……今日、私はワルプルギスの夜と戦う……だからあなたたちに協力してほしいの」

マミ「ワルプルギスの夜って……あの!?」

さや「知ってるんですか、マミさん!」

マミ「えぇ」

杏子「だが……」

マミ「私達が揃って魔女狩りに出かけても、鹿目さんと残って寝ながらミヤネ屋見てたあの暁美さんが……」

さや「私が最初の魔女狩りで苦戦してる時も、今まどかとモンハンで忙しいからって来なかったあのほむらが……」

杏子「戦う……だと!?」

杏子「一体どれほどの敵だっていうのさ、ワルプルギスの夜は……」

マミ「おそらく……暁美さんがわざわざ動く程なのよ。町の一つや二つ、軽く吹き飛ぶにきまってるわ」

さや「なるほど……それじゃさすがのほむらもだらける場所がなくるから、戦わざるを得ないってことか」

ほむ「えっ、えぇ強いわ。それで、その……信じてもらえないかもしれないのだけれど……」

ほむ「私はワルプルギスの夜の事をよく知っているから、その、出来るなら……」

ほむ「私の作戦の通りに動いてほしいの」

さや「な!? そ、そんな……」ガクガク

マミ「極々稀に魔女と戦う時にも、開幕ジャベリンとかバレットとかでまず一分もかけないあの暁美さんが……」

さや「結界の中身も確認しないで、外からポイポイ爆弾投げ入れるだけで帰っていくあのほむらが……」

杏子「作戦……だと!?」

マミ「なんてことなの……それじゃあきっと国の一つや二つ、ダメになる覚悟で戦わないと……」

さや「短い人生だったなぁ……」

杏子「そういうなよ……どうせ終わりだ、やってやろうじゃん」

ほむ「あ、あの、それでね?」

マミ「ま、まだあるの!?」

ほむ「おそらく長期戦になると思うから、グリーフシードの残数には気を配ってほしいの」

杏子「うそだろ……」ガタガタガタ

マミ「私のベテランのプライドを一瞬でぶち壊すほどグリーフシードをため込んでたあの暁美さんが……」

さや「グリーフシードなんて私らをいいようにこき使う道具ぐらいにしか思ってないあのほむらが……」

杏子「ふんっ……そういうことか……あたしも今まで好き勝手やってきた分、ツケを払う時が来たみたいだな」

マミ「えぇ。きっとこの星……いいえ、この宇宙はもうおしまいなのね」

さや「でも最期ぐらい私、魔法少女らしく戦って終わりたい……」

投降ミスってました↓大事なとこ抜けてた・・・・・・


さや「あぁ、これ恭介にメールしたらすぐ持ってきたんですよ。かなり後ろめたいみたいで」

マミ「言ってくれても………よかったんじゃない?……」

さや「そう思ったんですけどー、私らマミさんのケータイしらなくてぇ」

マミ「…………」

ほむ「ふふっ、でもいままで一人ぼっちだったことに比べれば、今の私……幸せそのものね」ボソッ

ほむ「みんなに感謝しなくっちゃ」ボソッ

マミ「オイコラ」

杏子「いいよ……最期まで一緒にいてやるよ」

マミ「そう……滅びゆく者のために……」

杏さや「「滅びゆく者のために!!」」

ほむ「え、えぇ……」




体育館


まど「あれ? ほむらちゃんおっそいなぁ~。せっかく毛布ぬくぬくにしといたのに……」

パパ「お友達、まだなのかい?」

まど「うん……心配だなぁ、おうちでまだ寝てるのかなぁ……おなか出してたりしないかなぁ」

QB「まどか……そのことで話がある……こっちにきてくれないか」ヒョコッ

まど「キ、キュゥべえ? え、えと……私トイレー」ダッタッタ

パパ「こらこら、まどかはトイレじゃないだろ……ふぅ、もういない」

まど「そ、それで!? ほむらちゃんに何かあったの?」

QB「そうだよ」

まど「ま、まさか!」

QB「そう……」

まど「あれほど道端で寝ちゃダメって言ったのに……風邪ひいちゃうよ……」

QB「い、いや……彼女は今戦っているんだ!」

まど「えっ……」

QB「それもとてつもなく強大で、かつてないほど恐ろしい敵と……」

QB「おそらく他の皆も次々と倒れてしまうだろう……」

QB「彼女はこの街を護るためにその身を挺して戦おうとしているんだ!」

QB「しかし、現実は非常だ……その力はワルプルギスの夜に遠く及ばいない……」

QB「でも君なら! そう、君はこの状況を打開できる可能性を秘めている! いや、絶対にできる!」

QB「だから僕と契約して、魔法少女になってよ!」

まど「……キュゥべえ……」

QB「まどか……」

まど「なに馬鹿なこと言ってるの? ほむらちゃんがそんなめんどくさいことするわけないじゃない」

まど「もー、冗談いうならもうちょっと面白いこと言ってよねぇ」

パパ「まどかーだいじょうぶかーい」

まど「うん、いまもどるー」テッテッテ

QB「…………なにをどう間違ったんだ……」

港 ワルプルギスの夜到来


ワルズギル「ケタケタケタケタ」クルクルクル

マミ「あれが……ワルプルギスの夜……」

杏子「へっ、最期にふさわしいボスじゃないか」

ほむ「あ、あの、使い魔にはなるべく魔法節約して、しっかりと連携をとって……」

さや「やろう! 無理だってわかってても、ただでやられてやるのはくやしいじゃん!」

杏子「そうだな!」

ほむ「って聞いてる? グリーフシードの消費のスピードに気を配って……」

マミ「きっとどれほど私たちが力を尽くしても……あれにはかなわないでしょう……でも」

杏子「全力超えた全力! ぶつけてやろうぜ!」

さや「うんっ!」

マミ「これだけあるグリーフシード」ジャラジャラジャラ~

マミ「一気に全部使い切る勢いじゃないとだめよ。ただ一撃に、私達のすべてを込めましょう!」

ほむ「あと、街への被害を考えると、牽制しながら敵を海上に誘導して……」

杏子「行くぜ!」キュィィィィッッッ

マミ「ティロフィナーレェェェェェッッッ!!!」
さや「あたしってほんとばかぁぁぁっっっ!!!」
杏子「いっしょにいてやるよぉぉぉぉっっ!!!」


ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ! ! ! ! !

ワルズギル「グギャァァァァァ!!!!」


………………

…………

……


マミ「ここは……ヴァルハラ? いいえ……私達……」

さや「勝った……」

杏子「勝ったぞ!!!」

「「「やったぁぁぁぁっ!!!!」」」ダキッ!ダキッ!アレワタシハ?

ほむ「? ??? ??」ポカン

QB「やはりワルプルギスは倒されたか…………」テクテクテク

ほむ「インキュベーター……」

QB「君にはまんまとしてやられたよ、暁美ほむら」

ほむ「へっ?」

QB「もっと早くに君の策略に気が付くべきだった……」

ほむ「あのぉ……」

QB「あえて怠惰で傍若無人な人間を演じ、憎まれ役としてチームの結束を高めた……」

QB「マミのプライドをあっさりくじくことで彼女は油断を無くし、脱落することなく今日を迎えた」

QB「それに加えて、今まで一人だった彼女につらく当たることで、彼女に他人との協調の難しさを教えたんだね」

QB「精神の弱いさやかにはクッションとなるよう事前に残酷な結末を伝え、合理化の反動形成を促した」

QB「彼女にストレス解消をかねて多くの魔女や使い魔を倒わせるこで、その未熟な戦闘経験を補わせた」

QB「それだけじゃない。事前に杏子と接触することで彼女との邂逅を友好的なものにまでした」

QB「しかし、決定的にはまどかだ」

QB「君は彼女に甘えてみせることで、彼女の抱える心の問題に入り込んだ」

QB「誰かに必要とされることを望んでいた彼女は、すぐに自分の居場所をみつけ……」

QB「僕の取り入る隙を無くしたんだろう?」

QB「彼女の祈りはもう現実のものとなり、契約を必要としなくなった……」

QB「それを確実にするためだろうけど、彼女も今ではすっかり共依存だ。徹底している……」

QB「いやはや、お手上げだよ」

ほむ「…………」

QB「さぁ、はやくまどかの元へ行くといい」

QB「僕はしばらく途方に暮れることにするよ……」

ほむホーム


ほむ「……」トボトボ

ほむ「はぁ……いったいなんだったの……私のこれまでの努力は……」

ほむ「ただ一か月食っちゃ寝食っちゃ寝してるだけでこれよ……いやになるわ……」

ほむ「ただいま……」ガチャ

まど「あ、ほむらちゃん! おかえりー」

ほむ「ま、まどか……どうしてここに?」

まど「ほむらちゃん探してたらここまで来ちゃった//// えへへ////」

まど「ほ、ほら。お昼寝しちゃうでしょ? お布団ぬくぬくだよー」

ほむ「えぇ……」モゾモゾ

まど「えへへ////」ポンポン

ほむ「(本当に、一体なんだったのかしらね…………)」

ほむ「(すぅっ…………あっ、まどかの匂い…………幸せ……もうなんでもいいわ…………)」Zzz

………………
…………
……

杏子「お、おい! お前耳から血ぃ出てんぞ!?」

さや「え?」


おしまい

収拾付かなくてオチしょうもなくてごめんなさい
ほんとうにごめんなさい


いやまてさやかなら…さやかならきっとなんとかできるはず!

初投降初SSでしたが、おつきあいありがとうございました

もう一つ書き溜めで まどか「GNドライヴ?」ていうのもありますが
冗長をアンサイクロペディアで引いたような内容でお見せできるレベルではないのが残念です


それでは、みなさんも無反動砲の後方には近寄らないようにご注意ください

みなさんへの感謝の気持ちを絵にしてみました
ありがとうございました

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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月14日 (土) 04:55:55   ID: StVWv5mP

脱力wwwwww

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