マミ「ジャンジャン横丁?」 (365)

魔法少女まどか☆マギカ×じゃりン子チエ
オリジナルの設定アリ
書き溜めは少しアリ

第1話「新世界にようこそ」 

遡る事、数時間前・・・

マミ「だって・・・ソウルジェムが魔女を生むなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」

マミ「あなたも!!私も!!」

ジャキ

ほむら「やめない巴さん。これが現実よ」

まどか「マミさんやめてぇ」

ガシッ

杏子「やめろ、マミ」

マミ「放して佐倉さん、どうせみんな、魔女になってしまうのなら・・・」

パンッ

さやか「やめてよマミさん、あたしはまだ諦めちゃいない」

マミ「美樹さん・・・」

ほむら「巴さん、あなただけでも逃げなさい。あなたはもう十分戦った。」

ほむら「ここで諦めるのであればそれもよし、だけど、諦めていない私達を巻き込むのはやめて頂戴」ファサァ

マミ「離してよ」

バッ

杏子「あっ」

タッタッタッタッタッタッタッタ

まどか「ほむらちゃん」

杏子「おい、マミ!ほむら、今のはちょっと」

ほむら「わかっているわ、少し言い過ぎたわ でも・・・(信じているわ、巴さんだってあなたは・・・私の先輩だもの)」


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現在・・・

カタンッカタンッ

アナウンス「次は萩ノ茶屋、萩ノ茶屋」

―商店街―

マミ「遠くまで来ちゃったわね」(できるだけ遠くに来たけど、宿命から逃げられない私って滑稽よね)

店主「奥さんこれどうや、エエモンあるでぇ」

マミ「それにしても見滝原とは違って賑やかな町ね」

マミ「あそこは何かしら?」

マミ「ジャンジャン横丁?まぁいいわ、適当に歩きましょ」

ドンッ

マミ「きゃっ」

ヤクザ1「姉ちゃん、どこに目ぇつけとんねん」

マミ「ご、ごめんなさい」

ヤクザ2「ゴメンですんだら警察なんていらんねん」

ヤクザ1「おとしまえつけてもらおかぁ」ギロッ

ヤクザ2「兄貴ぃこいつ、ええ体してますねぇ」

マミ「(どうせ、私は魔女になる。)」

ヤクザ1「そぉやな、ちょっと話あるしそこまで来てもらおかぁ」

マミ「(なら、いっそ落ちるとこまで・・・)」

ちょんちょん

??「女のガキ、相手におもろい事してとるやないかい」

ヤクザ2「なんやとわrヒッ!!あ、兄貴ぃ」クイクイ

ヤクザ1「なんやねん、ギャッ、あ、あなたは」

??「このチンピラが」ニヤァ~

ボカッ ドゴッォ

ヤクザ1,2「グフゥ・・・」チーン

??「なんや、根性ない奴やちゃな、おい」グイッ

ヤクザ1「ひゃい?」

??「ぼくちゃん、おこずかいほしいなぁ」ニコッ

ヤクザ1.2「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃこ、これ」つ1万円×3

??「こんなに貰えるの?ぼくちゃん幸せぇ」パッ、ニコニコ、ピラピラ

ヤクザ1.2「あわわわわわわ」

??「ん?まだおるんか、さっさと帰れぇぇぇ」くわぁっ

ヤクザ1.2.マミ「ぎゃ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド

??「ふぅ、あれ、さっきのガキは?礼も言わんとどっか行きやがって、全く、最近のガキはこれやから」ブツブツブツブツ
マミ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁハァ・・ハァ・・」

マミ「ふぅ・・・怖かったわ、ヘタな魔女より、それにしても・・・」

マミ「ここはどこなのよぉ」エグエグ

グゥ~

マミ「お腹すいた」トボトボ

1時間後

マミ「うぅ・・もうだめ、歩けない、喉がカラカラだわ」

マミ「そこの自販機であれ?(なん・・だと・・・)」

マミ「(財布が・・・ない、きっとあの時に落としたんだわ)」

マミ「もうダメ、どうせこのまま・・・」ポロポロ、ヒックヒック

???「どないしたんですかそんなところで」

マミ「え?」クルッ

???「どこか具合でも・・・」

マミ「違うんです。財布を落としてしまって」

グゥ~

???「お腹、空いてはるんですか?」

マミ「い、いえ、そんなことは」アタフタ

??「ヨシ江はんどないしたんです。」

ヨシ江「じつは」

??「誰ですのや、この子」

ヨシ江「いえ、あの子の知り合いかと」

グゥ~

??「まぁよろしいですわ、あんさんも一緒についてきなはれ」

マミ「え、え、でも」

??「なにしてまんのや、はよ来なはれ」

マミ「は、はい(こ、恐い)」トコトコ

ホルモン チエちゃん

??「いらっしゃーい。あ、お母はん、おバアはん、おかえりー」

菊「チエ、今日は繁盛してまっか?」

チエ「ウチのとこはまぁぼちぼちかな」

ヨシ江「チエ、お父はんは?」

チエ「なんやお金が入ったからどうとか言ってたな。たぶん博打打ちに行ってんのちゃう?」

ヨシ江「そぉですのん、それよりもチエ」

チエ「なんやお母はん?」

ヨシ江「ちょっと・・・」

チエ「なんや、誰か来てるのんか?」

マミ「こんばんは・・・」

菊「そうやった。ヨシ江はんがなんや困ってとるみたいやし、チエの同級生ちゃうかって連れて来たんですわ」

マミ「わ、私」グゥ~

チエ「まぁなんや、ようわからんけどちょっとまっとき、ホルモン焼くわ」

ヨシ江「遠慮せんでもええんですよ」

マミ「じゃあ、お言葉に甘えて」

ジュージュー

マミ「(居酒屋なんて初めてだわ、昭和のレトロっぽさがいい感じ。それに)」

ジュージュー

マミ「(いい匂い)」クンクン

チエ「はい、おまちどうさん」

マミ「いただきます。」パク、モグモグ

マミ「(お、おいしい、焼き加減もさることながら、このたれが最高、私のエントロピーを遥かに凌駕しているわ)」

チエ「おいしい?」

マミ「おうぃひひいでひゅ(おいしいです)」

チエ「まぁゆっくりしていってやぁ」

数十分後・・

マミ「ふぅごちそうさま(あまりにもおいしすぎて御飯4杯とホルモン20本食べてしまった)」

チエ「お粗末さん、おいしかったか?」

マミ「えぇ、とってもおいしかったわ」

マミ「あ、わたし、お金が・・・」

チエ「お母はんから聞いたわ、財布落としたんやろ、今日はウチのおごりや 気にせんといて」

マミ「で、でも・・」

チエ「それよりもあんた、どっから来たん。喋りからしてあんた関東の人か?」

マミ「えぇ。群馬県の見滝原ってところからきたのよ」

チエ「群馬ってまた遠いとこから。なんで?」

マミ「そ、それは・・・」

マミ「(言えるわけないわ、自分の宿命が怖くて逃げ出した何て・・第一この世界に魔女が居て私はそれと戦っていますってだれもしんじる訳ないわよ)」

チエ「(なんかまずいこと聞いたかぁ)」

チエ「そぉいえば、お母はんがよかったら今日はウチの家で泊まっていかへんって?」

マミ「え、でもご迷惑が」

菊「そぉしなはれ。夜はやっかいなあほどもがぎょうさんおるさかいに」

ヨシ江「うちはかまいまへんで」

マミ「(あの時みたいにからまれるのはさすがに怖いし・・・)」

マミ「じゃ、じゃあ、よろしくお願いします」

チエ「ところであんたの名前は?」

マミ「あ、ごめんなさい。私は見滝原中3年生で名前は巴 マミといいます」ペコ

チエ「なんや、同い年やんか、ウチは西萩中3年、竹本 チエやよろしゅう」

マミ「よろしく、竹本さん」アクシュ

チエ「なんか、こそばゆういなぁチエちゃんでええよ巴ちゃん」

マミ「うん(初めてちゃんづけで呼ばれた)」

ヨシ江「チエ、そろそろお風呂に入ったらどうです」

チエ「そうやな、巴ちゃんも一緒に行こか」

マミ「え、一緒にお風呂?!(同い年の子と)」アタフタ

チエ「女同士やしかまへんやろ」グイグイ

―お風呂にて―

チエ「・・・」

バイーン

マミ「ど、どうしたのチエちゃん」バイーンバイーン

チエ「(服の上からでもなんとなくわかってたけど・・・ウチ、ちょっと自信なくすわ)」パイーン

マミ「チエちゃん、そんなに見られたら、少し恥ずかしいわ」

チエ「そ、そんなつもりやないよ」アワアワ

チャポン

マミ「(美樹さんに体型は似てると思ったけど)」チラッ

チエ「花も~嵐も~」ゴシゴシワシャワシャ

マミ「(スポーツが得意なのかしら、引き締まった美しさがあるわ、それに比べて私は)」ポチャ

マミ「(甘い物は控えたほうがいいのかしら)」マミーン

チエ「ん?」

―居間にて―

チエ「ふぅ、ええお湯やった。お母はんウチ、そろそろ寝るわ」ファ~

ヨシ江「チエ、巴さんおやすみなさい」

チエ、マミ「「おやすみ」なさい」



―チエちゃんの部屋―

マミ「ふぅ(いつまでこんなことを続ければいいのかしら 魔女の正体が魔法少女のなれの果て、ソウルジェムが自分の魂、そして最強の魔女(ワルプルギスの夜)仲間との決別)」

マミ「(頭がいっぱいでどうすればいいのかわからないわよ)」

マミ「SGが少し濁っているわね、」コツッ、シュゥゥゥゥゥゥゥゥ

マミ「(みんな、大丈夫かしら・・・)」



     次回
まどか「ほむらちゃん次回予告だって」

ほむら「そうね、それにしても巴さん、どこにいったのかしら」

バンッ

さやか「マミさんの家のドアにこんな書置きが」

杏子「でかしたぞ、さやか」

まどか「さやかちゃん。マミさんはなんて書いてるの」

さやか「まぁまぁ、ちょっと待ちなさいってぇ。え~っと」

マミ「探さないで下さい。PS鍵はいつもの所に置いています。冷蔵庫にご飯とデザートが4日分はあるので佐倉さんが飢えないようにあげて下さい。くれぐれも食べ過ぎないように・・・」

杏子「あたしゃ、ペットか!」

さやか「マミさんはなんだかんだできっちりしてるなぁ」シミジミ

まどか「さやかちゃん、そんなこと言ってる場合!!」

ほむら「次回 私が決めた事」

第2話「私が決めた事」



―チエちゃんの部屋―

チュンチュン

マミ「うぅぅぅぅぅぅん」セノビー

ガラッ

チエ「おはよう巴ちゃん」

マミ「チエちゃんおはよう(無事に朝を迎えられたわ)」

チエ「どないしたん? 眠れへんかったん?」

マミ「そんなことないわ、良く眠れたわよ」

チエ「朝御飯の用意したし、一緒に食べよ。」

マミ「わかった、すぐに着替えるわ」

―居間―

チエ、マミ、ヨシ江「いただきます」

マミ「(こうして朝を迎えて、起こしてくれる人がいて、朝御飯を用意してもらって食べるのは何年ぶりかしら 両親が亡くなってからこうして朝を過ごすのは久しぶりだわ、)」

ヨシ江「チエ、そろそろ学校の時間ですよ」

チエ「わかってる。じゃあ、お母はん行ってくるわ」

ヨシ江「いってらっしゃい」

チエ「巴ちゃんはゆっくりしときやぁ 財布の事はウチがミツルのオッチャンに言うといたるわ」

マミ「ええ、いってらっしゃいチエちゃん」

ガラッ

チエ「あれ?」

??「ブツブツ、ブツブツ」

チエ「あ、お父はん、昨日、また博打しにいっとったんか」

テツ「うるさいわい、今日はインケツや」

マミ「チエちゃん、どうしたn きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ヨシ江「巴さんどないしたんです。まぁ」

テツ「いきなり失礼なやっちゃな、人の顔みて―んん?」

マミ「あわわわわわわわわわわわわわ」ガクガク

テツ「あぁー、昨日の躾も出来てない牛女」

チエ、ヨシ江「う、牛女?!」

チエ「レディーになんちゅうこと言うねん」パカンッ

ヨシ江「これ、チエ」

テツ「チエ、ワシ、そのガキがヤクザに絡まれてるの助けたんやぞ」

チエ「そうなん、巴ちゃん」

マミ「」プルプル コクコク

チエ「まぁええわ、ウチ、学校に行くさかい、家でおとなしゅうしときや」

マミ「チエちゃぁぁぁぁぁぁん」スンスンヒック

チエ「大丈夫やって、テツ、ああ見えてやさしいから」イッテキマース

マミ「」チーン

ヨシ江「わたしもそろそろ、巴さんゆっくりしてね」

マミ「はわわわわ」

居間にて2時間後

テツ「・・・・おい」

マミ「ヒャイ」ビクッ!

テツ「自分、学校はどないしてん」

マミ「さ、さぼりまひた」アワアワ

テツ「お前、女のわりには根性あるやっちゃな、名前は?」

マミ「へ?と、巴 マミでひゅ」アワワ

テツ「よっしゃ巴、このてっちゃんがあそんだろ」

マミ「は、はい(私、これからどうなっちゃうのよ~)」

テツ「はよ、このてっちゃんに着いてこい」

???「オッ! てっちゃーん!」

テツ「ミツルやないかい」

ミツル「てっちゃん、なにしてるんや、それにその子は?」

テツ「今時、めずらしい不良少女や」

ミツル「きみ、中学生か? 今日は学校やと思うんやけど」ジトー

マミ「あ、その実は・・・」

カクカク、シカジカ

ミツル「そぉか、財布を落として――ん? もしかしてこれ?」

マミ「あぁぁぁぁぁぁ、それです。わたしの財布」

ミツル「君、よかったね。花井先生にちゃんと礼、言っときや」

テツ「は、花井のどあほがぁ」

マミ「はい、ありがとうございます。」

マミ「花井先生って?」

テツ「ミツル、お前、いらん事、言うたら」

ミツル「さっき、先生が交番に来て渡されたんや、家はすぐそこやしお礼を・・・」ゴスッ

テツ「いらん事、いうなゆうとるやろ」

ミツル「せやかて、てっちゃん」

マミ「私、拾って頂いた方にお礼を―」

テツ「ワシ、花井のとこなんて行かへんからな」ゴスッ

ミツル「オレ、まだ何んにも言うてないやん」ズキズキ

マミ「なんとかなりませんか?」

ミツル「オレ、これから本署の方に行かなあかんしなぁ」

マミ「テツさん、お願いできませんか」

テツ「巴ぇ そ、そんな目でワシを見るな」

ミツル「てっちゃんオレからもたのむわぁ」

テツ「わかったからもうやめい!」

マミ「テツさん、ありがとうございます。」

ミツル「よかったなぁ じゃあオレ行ってくるわぁ」

テツ「ミツルゥゥゥゥゥ! 今度、会うたら覚えとけよぉぉぉぉぉ!」

マミ「ヒャウ」ビクッ!

テツ「はぁ~インケツや なにじっとしとんねん、はよ行くぞ」

マミ「は、はい(やっぱり、怖い)」

マミ「あ、あの昨日はありがとうございます。」

テツ「昨日? あぁあのことか」

マミ「喧嘩、お強いんですね。」

テツ「時々、やりすぎて殺すこともあるんやでぇ」

マミ「ひ、ひぃ」ビクッ

テツ「冗談や」

マミ「は、ははは(冗談に聞こえなかったわ)」

テツ「朝飯食わへんかったし、お好み焼きでも食べよか」

マミ「は、はい」

お好み焼き かたぎや

テツ「オッサーンてっちゃんが来たったぞー」

百合根「なんやテツか。今日は何の用や」

テツ「何のようってオッサンとこのお好み焼き食べに来たんやないかい」

百合根「食べに来たって金も払わんくせに」ボソッ

テツ「何か言うたか?」

百合根「何にもないわい」ブツブツブツブツ

テツ「巴ーはよ来い」

ガラガラッ

百合根「巴?」

マミ「テツさん早過ぎます。」ゼエゼエ

百合根「テ、テツ、誰やその子、お、お前まさか・・・」

テツ「まさかってなんじゃい、チエの友達の不r」

マミ「こ、こんにちは巴 マミです。」

カクカクシカジカ

百合根「へぇ~ヤクザに絡まれている所をテツにねぇ たまにはテツもええことするんやな」

テツ「たまには余計じゃ」ボカッ

マミ「だ、大丈夫ですか?」アセアセ

百合根「だ、大丈夫やいつもの事」ズキズキ

マミ「テツさん!」

テツ「オッサンが悪いんや」フンッ

百合根「ま、まぁお好み焼きが出来たで」

ジュワァァァァァァァァァ~

マミ「ソースのいい香り、おいしそうね みんn(そっか、私・・・)」

テツ「巴、はよ食べななくなるどぉ」ハフハフ

マミ「は、はい」

数十分後

マミ「(結局、私もイカ玉と豚玉2枚も食べてしまったわ、だって仕方がないじゃない美味しそうだったんだもの)」

マミ「(それにしても内装がいかにも下町って感じね。ところであの棚に飾られている猫はこの店の守り神なのかしら?)」

テツ「じゃあな~オッサン」

マミ「テツさん、待ってください お、お会計を」

百合根「マミちゃん1500円やで」

マミ「え、でもテツさんの分も・・・」

百合根「あちゃ~ テツの奴中学生に かまへんのか?」

マミ「はい、昨日の御礼です。」

百合根「そ、そうか」

マミ「じゃあ、私、行きますので」

百合根「気を付けてなぁ~」

マミ「はーい」

百合根「あの子、しっかりしとるで」

―花井邸前―

テツ「巴、着いたぞ」

テツ「ワ、ワシ隠れとるから用事が終わったらさっさと出て来いよ」

マミ「は、はい(テツさんが怖がる程の人ってどんな人なのかしら?)」

マミ「すみませーん」ドンドン

???「はーい、どちらさんですか?」

マミ「あ、あのぉ巴 マミと言います。花井さんに財布を拾ってもらった物ですが―」

ガラガラッ

拳骨「あぁ、わざわざ礼を言いに来てくれたんか」

マミ「は、はい(身体の大きな人だわ)」ドキドキ

拳骨「今時の子にしてはしっかりしとるな」ナデナデ

マミ「あ、ありがとうございます。(頭を撫でられたわ)」ワシワシ

拳骨「アイツにも見習わしたいわ、そこにおるんやろ、隠れんと出てこいテェツゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」クァッ

マミ「――」ビックリ

テツ「う、うわわわわわわぁ~」

拳骨「はっはっはっは、アイツ逃げてったわ」

マミ「」シンゾウバクバク

拳骨「す、すまん 君まで驚かせてしもたな」

拳骨「まぁ上がってお茶でも飲みなさい」

マミ「は、はいお邪魔します。」ピクッ

―花井邸 居間―

拳骨「なるほどなぁ」

マミ「はい、たまたまここに来てしまって」オチャズズー

拳骨「そぉか、見滝原かぁ」

マミ「来たことがあるのですか?」

拳骨「まぁな、用事で東京まで行った時に―」

ボーンボーン

拳骨「おぉ、もうこんな時間か」

マミ「あら、そうですね」

拳骨「道もわからへんやろうからワシがチエちゃんとこまで送ってったろ」

マミ「花井先生、ありがとうございます。」

―ホルモンチエちゃん―

拳骨「よぉチエちゃん、友達送ってきたぞ」

チエ「巴ちゃんお帰り 花井のオッチャンおおきに」

マミ「た、ただいま」

ヨシ江「まぁセンセ、どないしたんです。」

拳骨「ちょっとこの子を送ってきたんや。テツの奴、ワシの顔見て逃げよったからな」ガハハハハ

ヨシ江「まぁそですの。センセありがとうございます。」

チエ「オッチャンよかったら晩御飯食べていかへん?」

拳骨「ええんかチエちゃん」

ワイワイ

チエ「巴ちゃん財布見つかってよかったなぁ」

マミ「え、ええホント、助かったわ」

チエ「財布も見つかったし、見滝原に帰ってしまうんか?」

マミ「そうね、学校もあるし」

チエ「また、遊びにきてやぁ ウチ、待ってるで」

マミ「うん(私は・・・)」

マミ「(本当は見滝原には帰りたくない でも私がいたらここの人に迷惑がかかる。)」

拳骨「・・・」

拳骨「巴ちゃん、呑め!」

ヨシ江「センセそれは―」

拳骨「ええから呑め、シラフの状態では言えん事もある」

マミ「(抗うことの出来ない運命、強敵、仲間、)」

マミ「あ、(もう、私にはわからないどうしたらいいのかも、今の事もこれからの事も)」

マミ「(どうしようもない結末が待っていようと・・・でも今は)」ポロポロ

チエ「巴ちゃん・・・」

マミ「私、呑みます。(チエちゃんと少しでも一緒に居たい、もっと知りたい)」グビッグビッゲフゲフ

チエ「巴ちゃん無理するから」

ヨシ江「巴ちゃん大丈夫ですか?」

マミ「だ、大丈夫よ」

チエ「巴ちゃん」

マミ「あのね、チエちゃん、私、もう少しここに居たいの・・もちろん学校もサボることになるけど」

マミ「私、ここで働きたいの。お願い」

マミ「ここに来て久しぶりに家族の温もりに触れて私、とっても嬉しかったわ」

マミ「だからもう、寂しいのは嫌なの」

チエ「巴ちゃん・・・」

マミ「チエちゃん、ヨシ江さんお願いします。私をここにいさせてください」

マミ「御迷惑なのは十分にわかります。ここにいていいのなら私・・・」

マミ「ここで働きます。 いえ、働かせて下さい」

チエ「ウチはかまへんけど」

マミ「私、両親が2年前に事故で居なくなってずっと一人で・・・寂しくて、寂しくて、帰ってきても一人だし、お願いします。ヨシ江さん、少しの間、ここで働かせて下さい(もう、寂しいのは嫌なのよ)」ポロポロ

チエ「巴ちゃん・・・お母はん」

ヨシ江「巴ちゃん気持ちは分かるけど学校が」

拳骨「ええやないかヨシ江はん」

拳骨「昔の子供はよう働きよったで。店で働くのも一つの勉強や」

チエ「そぉやお母はん、ウチも人手が欲しかったし」

ヨシ江「・・・チエがそこまで言うなら・・巴ちゃんよろしくね」

マミ「はい!私、がんヴぁいまひゅ」ウェェェェェェンポロポロ

チエ「巴ちゃんよかったなぁ」

マミ「うん」グズゥ

拳骨「一件落着や、巴ちゃんもう一杯どうや」

マミ「いただきます。」トクトク、グビグビ

チエ「ウチ、ホルモン焼いてくるわ、お母はん手伝って」

ヨシ江「はいはい」フフッ

拳骨「おまえも どぉやら大人以上に苦労しとるようやな まだ、なんかあるやろ」ボソッ

マミ「ギクッ」ブフゥ

拳骨「安心せい、詳しい事はワシもわからんけど、チエちゃんには話したりや、結構、気にしてるみたいやからな まぁ若い時っちゅうのは色々あるわ しっかりな」

マミ「は、はい」

チエ「おまっとうさん焼けたで」

マミ(これからのことは私にもまだわからない、ソウルジェムがいつまで持つのかも。でも今は楽しみたいわ、この日々を・・・私にできた新しい繋がりを大事にしたいんだもの)


次回

ほむら「あら、次回予告ね」

まどか「ほむらちゃーん、マミさんが心配だよぉ」

ほむら「まどか、心配ないわ」

さやか「帰って来る頃にはゲタ履きの下町少女になってるかもねぇ」

ほむら・杏子「・・・」プフッ

まどか「さやかちゃん!」

さやか「めんご、めんご」

ほむら「黒シャツに腹巻、雪駄・・・」

杏子・さやか「ワキャキャキャキャキャ」ケラケラケラ

まどか「もう!本当に心配してるの?」

まどか「次回 誕生、もう一人の看板娘」

まどか「マミさん、がんばってください」

第3話「誕生、もう一人の看板娘の巻」

チエちゃんの店前

マミ「ん~~~っ今日も空がキレイね」

チエ「巴ちゃーん店の前の掃除終わった?」

マミ「えぇ、今、終わったところよ」

チエ「じゃあ、テーブル拭いといて ウチは仕込みするわ」

マミ「了解よ、チエちゃん(今日は私の初仕事、がんばらなくっちゃね)」フキフキ

ガラッ

マミ「ん?」

??(ん? あの子誰や?)

マミ「(ね、ネコが2本足で立っているわ)」ドキドキ

マミ「(も、もしかして魔女の使い魔かしら・・・)」ビクッ

チエ「なんや、小鉄 今、帰って来たんかいな」

小鉄「ニャオニャオ」(チエちゃーんただいまぁ)ニカー

チエ「巴ちゃん、紹介するわ ウチの飼いネコの小鉄や」

マミ「チエちゃん、その子、普通のネコよね」

チエ「ん?普通の猫やけど、テツに似てちょっと凶暴かな」

マミ「そ、そうなの」ビクッ

小鉄(あんなんと一緒にせんといてやチエちゃん)

チエ「小鉄、ジュニアはどないしたんや」

小鉄「ニャオ」(あっち)

ジュニア「ニャオニャオ」(小鉄ー置いてくなやぁ)

マミ「――」ティロ

ジュニア(なんや、この姉ちゃん)

小鉄(なんや、ワシ等がおらん間になんかあったみたいやな)

マミ「チエちゃんこのトラ猫の方、抱っこしてもいいかしら」ワクワク

チエ「大丈夫やと思うけど 気いつけや」

マミ「名前は確かジュニアよね。おいでー」ダッコ

ジュニア(う、うわぁ何すんねんこの姉ちゃん す、少し苦しいけど柔らかい)デレー

小鉄(さっきまで人間にシッポ振るだけの奴はどうとか言っとったクセに)

マミ「モフモフ(きゅうべぇとはまた違った良さだわ)」

チエ「巴ちゃんもうすぐ店、開けなあかんし」

マミ「そ、そうね じゃあジュニア、バイバイ」

ジュニア(バイバーイ)フリフリ

チエ「小鉄も手伝ってや」

小鉄「ニャーオ」(ワシ、チエちゃんの手伝いしよ)

マミ「チエちゃん」

チエ「ん? なんや」

マミ「い、いえなんでもないわ(ネコが机から椅子を下ろしているわ・・・)」

チエ「・・・(緊張しとるのかな)」

チエ「ところで巴ちゃん」

マミ「なに、チエちゃん?」

チエ「学校の制服で仕事したら汚れるし、ウチの服貸したろか?」

マミ「そうね、お願いするわ」

チエ「小鉄~あと頼むわ」

小鉄「ニャオ~(チエちゃん、ワシがんばるー)」

マミ「チ、チエちゃんいいの?」

チエ「ええねん、ええねん」

―チエちゃんの部屋―

チエ「う~ん、あかんなぁ」

マミ「そ、そんなこと無いわよ」

チエ「だって、どう見たってキツそうやん」

チエ「まぁええわ、お母はんから服、借りよ」

マミ「すいません」マミーン

―夜―

チエ「巴ちゃん、エプロンよう似あってんで」

マミ「そうかしら、私、お店で働くなんて初めてだし、何だか緊張するわ」

小鉄「(ヨシ江はんの服とエプロンが素朴さをかもしだして、チエちゃんとは違う美しさがあるなぁ)」

チエ「まぁホルモン焼いたり、お酒出すのはウチがやるし、巴ちゃんは運んでくれたらええで」

マミ「わかったわチエちゃん」

チエ「さぁーぎょうさん稼ぐぞー」

マミ「おー!」

ガラッ

チエ「早速来たな」

客1「チエちゃーん」

チエ「あ、いらしゃーい」

マミ「いらっしゃいませ」

客1「なんや今日は新しい子がおるなぁ」

チエ「今日からウチの店で、住み込みで働くことになってん」

マミ「巴 マミです。」

客1「そぉ言えば昔、ここで坊主が働いとったこともあったなぁ」

客2「何や知らんけど、いきなり椅子もって追いかけ回されたけどなぁ」

客1「あった、あった」ゲラゲラ

客2「確か名前はコケザルっちゅーとったかいな」

チエ「あ、ははははは」タラー

マミ「お水です。」コトッ

マミ「(個性的な名前よね・・・そぉ言えば暁美さんはほむらって名前よね)」フッフッ

―見滝原―

ほむら「クシュン」

まどか「ほむらちゃん、風邪?」ハイ、ティッシュ

ほむら「ありがとう、まどか」ズビー

さやか「ほむらがくしゃみするなんてめずらしいわね」

杏子「誰かが噂でもしてんじゃねえか」ケラケラ

ほむら「私はいつも清く、正しく生きているわ」ファサァ

―再び店内―

客2「それにしても最近の子は発育がええなぁ」

マミ「へ?(は、恥ずかしい)」

客1「ホンマや特にm」パカン、パカン

チエ「オッサンらレディーの前でなんちゅうこと言うとんねん」

客1,2「悪かった。すんまへん」

マミ「ち、チエちゃん」オロオロ

チエ「巴ちゃんのこと変な目で見んといてや ウチゆるさへんで」

客1、2「ハ、ハイッ」

チエ「まったく、注文は?」

客1「とりあえずホルモン10本と生中2つね」

チエ「はーい」ジュージュー

客2「そぉ言えば最近、ここらへんも少し物騒になってるらしいで」

客1「そうそう、なんか急に事故が増えたなぁ」

マミ「お待たせしました。ホルモン10本と生中2つです。」

客2「おっ、ありがとさん 」グビグビ

チエ「オッサンとこでなんかあったんか?」

客1「ワシらはどうもないんやけど 現場で工事の機械が誤作動起こしよったりしたなぁ」

客2「まぁチエちゃんも気付けや」

チエ「ありがとさん、気つけるわ なぁ巴ちゃん」

マミ「え、ええそぉね(魔女の仕業かしら・・・)」

チエ「巴ちゃん、ぼーっとしてたらあかんでぇ」

マミ「は、はい(しっかりしなきゃ)」

マミ「(それにしても、忙しそうにしているチエちゃんも素敵ね)」

客1「チエちゃん、ビール追加2本たのむわー」

チエ「はーい、巴ちゃんビール追加」

マミ「はーい」

数時間後

チエ「おおきにーまた来てやぁ」

客1,2「ウェーイ」ウィック

マミ「ふぅ、今のが最後のお客さんね 疲れたわ」グデー

チエ「巴ちゃん、お疲れさん はいこれ」

マミ「ありがとう、チエちゃん」グビグビ

チエ、マミ「プハー」

マミ「おいしいわね。サイダーを飲んだのなんて久しぶり」

チエ「そぉか それより巴ちゃんが来てくれてよかったわ」

マミ「そうかしら 私、お店の手伝いなんて初めてだから」

チエ「ううん、巴ちゃんよう出来てるやん」

チエ「最近、お母はんも仕事で忙しいし、店もウチ一人でやってるからなぁ」

マミ「テツさんは?」

チエ「お父はんはアカン 客にぼったりするから」キッ

マミ「そ、そぉなの」タラー

チエ「(でもなウチほんまは・・・)」

ガラッ

菊「チエ、巴ちゃんやっとりますか」

マミ「どうも、こんばんわ」

菊「巴ちゃん、こんばんわ 初めての店番どないでした。」

マミ「とっても、楽しいです。」

菊「それはようでしたな」

チエ「おバアはん、どないしたんや」

菊「わたいとこ今日は客ももうこんみたいやし、様子見に来たんでっせ」

チエ「おバアはんまた、客どついたんか?」

菊「ちょーっと2,3発」

チエ「おバアはん 客は店選べても店は客を選べへんねんで」ジト~

菊「チエにはかないまへんなぁ」

ヨシ江「ただいまぁ」

マミ「あ、ヨシ江さん、おかえりなさい」

チエ「お母はんおかえりー」

ヨシ江「チエ、巴ちゃんただいま」

チエ「お母はん、今日は巴ちゃんのおかげで売上倍増や」

ヨシ江「それはよぉでしたね」

菊「看板娘がもう一人増えましたしなぁ」

マミ「看板娘って」テレテレ

菊「恥ずかしがることおまへんがな」

ワイワイガヤガヤ

マミ「そぉいえばテツさんは・・・」

菊「あのボンクラはどこほっつき歩いてんのや」

ガラガラッ

おじい「た、たいへんやチエが・・・」

菊「どないしましたんや」

おじい「テツがさっき来てチエが怪我してお金がいるからって」

菊「チエはここにおりまっせ あんさんまさかテツにお金わたしたんちゃいますやろな」

おじい「しゃあないやろ、テツがそないゆうてるんから」

菊「ドアホ~あんさんまたテツに騙されよったんかー」

チエ「ああ~またか」

マミ「チ、チエちゃんまたって・・」

ガラッ

テツ「チエー パパ、久しぶりに博打で、あ~ママや僕のママがいてはる」

菊「こ、このードアホが」グオォー

テツ「チエ~」

ヨシ江「お、お母さん」

チエ「ウチ知らん 大人の話や」

マミ「チ、チエちゃん」オロオロ

チエ「巴ちゃん、見とき おバアはんのブレンバスターが出るで」

マミ「へ?」

菊「とぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁ」

テツ「うわぁぁぁぁぁ~」ドッシャーン

マミ「す、すごい 見事なブレンバスターだわ」キラキラ

菊「まだ、終わらせへんでテツゥゥゥゥ」ガシッ

テツ「ク、クソババ、やめ」ギリギリギリギリ

おじい「もうアカン。アイアンクローや

マミ「チ、チエちゃんの家族って武闘派なのね」

チエ「と、巴ちゃんウチはそんなことないで」タラー

マミ「フフッ。ジョークよ、チエちゃん」

チエ「えらい毒のある冗談やな、巴ちゃん」

マミ「そぉかしら(笑ったり、怒ったりと毎日がお祭りのような家族なのね。)」

マミ「(家族かぁ・・・)」



次回

ヒラメ「はぁ~。最近、学校が忙しくてチエちゃんのとこ行ってへんなぁ」

ヒラメ「チエちゃん、最近、学校が終わったらすぐに帰るし」ハァ~

QB「君、僕と契約して魔法少女にならないk」

ヒラメ「アカン、こんな時は歌でもうたお」

ヒラメ「巡るぅぅぅぅぅ時の中笑ってぇぇぇぇ様々な思い持って始めようまたいーちーから」ギャンギャン

QB「ギュプッ」ビクッ

数分後・・・

ヒラメ「うぅぅぅんすっきりしたわぁ。今日のご飯はなにかなぁ」

QB「・・・・・」ガクガクブルブル

ほむら「むやみやたらに契約を迫った罰ね」

ほむら「次回、魔女」

ほむら「なんでここのヤクザの事務所は銃器がないのかしら」ファサァ

さやか「あんたまた盗む気だったの」

杏子「やっぱり」

まどか「ほむらちゃん・・・」

第4話「魔女」

マミ「きゃあ」ドサッ

マミ「もう、限界だわ。このままじゃ」

魔女「クキャキャキャキャキャ」

??「やぁぁぁぁぁぁ」

魔女「?!!?」バシュゥゥゥゥゥ

マミ「魔女が消えた」

??「巴ちゃん、大丈夫か?」

マミ「チ、チエちゃん。そ、その姿は・・・」

チエ「巴ちゃんウチ、魔法少女になってん」

マミ「う、嘘よ。なんで、何でなのよ」

マミ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ガバァ

小鉄「ニャオニャオ(なんや、なんや)」

チュンチュン

マミ「ハァハァ」

マミ「なんで、こんな」ポロポロ

マミ「夢で・・・良かったわ」

マミ「さっきの夢のせいでSGがかなり濁ってるわね」コツッ シュゥゥゥゥゥゥ

マミ「あと、1回は使えそうね。」

マミ「小鉄、おはよう」ナデナデ

小鉄「ニャオ(巴ちゃんが持っとったあれは一体?)」

マミ「チエちゃんは学校かしら ん?」ピラッ

巴ちゃんへ
昨日はお疲れさん、ウチ、学校に行くけど
朝御飯は居間のテーブルに置いてあるからしっかり食べや
チエより

―居間―

マミ「私は、どうすれば良いの・・・先輩なのに逃げ出して」

マミ「・・・みんなはどうしてるかしら。佐倉さんと美樹さんは仲良くしてるかしら」

小鉄「ニャオニャオ(巴ちゃん・・・)」

マミ「チエちゃんには内緒よ小鉄」ヨシヨシ

ガラッ

ジュニア「ニャオニャオ(小鉄ぅーおるか)」

マミ「あら、ジュニア、いらっしゃい」

ジュニア「ニャーゴ(小鉄、久しぶりに相撲でもしよか)」

小鉄「ニャウ(なんや急に まぁ久しぶりに身体動かすか)」

―店前―

マミ「小鉄とジュニア、何をするのかしら?」

マミ「円の中で睨み合って相撲?」

小鉄・ジュニア「・・・」ジー

小鉄・ジュニア「ニャーゴ」

ババババババババ

マミ「(手に汗握る一本だわ」」

マミ「(双方、みごとな張り手の応酬ね)」

ジュニア「(頭突きじゃー)」

小鉄「(いまや)」バーン

マミ「(小鉄のみごとなはたき込みで勝負が付いたようね)」

小鉄「(久しぶりに気合がはいったなぁ)」

ジュニア「(オレも久しぶりに暴れたから気持ちええわぁ)」タラー

小鉄「(おい、ジュニア。血、出とるぞ)」

ジュニア「(こないなもん、ツバつけときゃ治るわ)」

マミ「大変!ジュニア、血が出てるわ」

マミ「今、救急箱を用意するからこっちに来なさい」ガシッ

ジュニア「(と、巴ちゃーん)」

小鉄「(じゅ、ジュニアー)」トテトテ

―居間―

マミ「遊ぶのはいいけど程々にしないとダメじゃない」

ジュニア「(このくらい大丈夫やっちゅーねん)」

マミ「絆創膏を貼るわけにもいかないし」

マミ「ちょっとだけだから大丈夫よね」キョロキョロ

マミ「ジュニア、じっとしててね」ポワァー

ジュニア「(なんや、なんや。急に痛みが取れてきたど)」

マミ「これでよし、ジュニアもういいわよ」

ジュニア「(おう、小鉄、傷の痛みが全然ないど)」

小鉄「(巴ちゃんがお前に手かざしたら傷が消えたんや。)」

ジュニア「(巴ちゃん超能力者やったんか)」

小鉄「(超能力というよりも魔法やなぁ)」

ジュニア「(ほかに、どんな事出来るんやろなぁ)」

小鉄「(まぁそれはそうとジュニア、巴ちゃんに礼は言っとけよ)」

ジュニア「(巴ちゃん、ありがとさん)」

マミ「あら、お礼を言ってくれてるのかしら。どういたしまして」ニコ

―屋根の上―

ジュニア「(小鉄、どないしてんさっきから)」

小鉄「(ちょっと考え事)」

ジュニア「(何のことやねん)」

小鉄「(巴ちゃんがなんでここに来たのかや)」

ジュニア「(たまたま、道に迷ってやったっけ?)」

小鉄「(そうじゃなくて、もしかしたらさっきの魔法が関係してるんとちゃうか思う)」

ジュニア「(なんでやねん)」

小鉄「(ジュニア君、傷を治す魔法があるなら当然、相手を打ち倒す奴もあると言う事だよ)」

ジュニア「(いやみないい方するなぁ。俺かてそのくらいわかるわ)」

ジュニア「(じゃあ、ヤクザに絡まれ取ったんやったらその魔法でボコボコにせんかったんや)」

小鉄「(たぶん、つかえん理由があったんやろ)」

ジュニア「(なんや、小鉄も結局、わからんのやないかい)」

小鉄「(まぁいずれにしてもここに来た理由はそんなとこやろ)」

ジュニア「(答えになってないやないか)」

小鉄「(ネコが人間の事情に口出すもんやないで)」

―居間-

マミ「チエちゃん、遅いわね。いつもなら帰ってきてもいい頃なのに・・・」

菊「チエ、いてはりますかぁ」

マミ「菊さん、まだチエちゃんは・・・」

菊「めずらしいですわぁチエがまだやなんて」

マミ「私、ちょっと探してきます。」

菊「ほんまどすか。じゃあワタイはこっち見にいきますわ」

ジュニア「(小鉄!チエちゃんが帰ってこうへんみたいやぞ)」

小鉄「(なんか嫌な予感がするなぁ)」

小鉄「(おい、ジュニア、ワシらも探しに行くぞ)」

ジュニア「(おい、まてや小鉄)」タッタッタッ

マミ「チエちゃんどこに行ったのかしら」

マミ「携帯電話で連絡をってチエちゃん携帯持ってないじゃない!!」

マミ「チエちゃん・・・どこに行ったの?」タッタッタッ

チエ「ヒラメちゃん、アカン!そっちはなんか嫌な予感がするわ」

マミ「あの声は・・・チエちゃーん」

チエ「巴ちゃん、大変やヒラメちゃんが急に・・・」

マミ「(首筋に魔女の口付けが・・・)」

ヒラメ「チエちゃん・・・ウチ、いかなアカン」バシッ

チエ「きゃ」

タッタッタッタッ

チエ「ヒラメちゃーん」

マミ「追いましょう。チエちゃん」

チエ「うん」

―神社の裏―

チエ「あれ?確かにここに・・・なんやあれ!!」

マミ「(魔女の結界・・・)」

マミ「チエちゃんダメよ。危険すぎるわ」

チエ「でも、ヒラメちゃんがあそこに」

マミ「私が行くわ、チエちゃんはここで―」

ガシッ

チエ「な、なんやこれキャッ」シュイン

マミ「大変、チエちゃんが結界の中に。助け・・・」

(ほむら「魔女は魔法少女のなれの果てで・・・」)

マミ「でも・・・チエちゃんを助けないと」シュイン

―魔女の結界―

チエ「ヒラメちゃーん、どこ行ってしもたんやろ」

チエ「それにしてもここ、気味が悪いなぁ」

使い魔「キキュゥゥゥゥ」ジリジリ

チエ「な、なんやコイツ」

シュルギュッ

チエ「な、なんや、やめんかい。ウチを縛って何処に連れてくねん」

使い魔「ギキュゥゥゥゥ」ガチャ

チエ「痛いやんか、離さんとウチ怒るで」

使い魔「キシュゥゥゥゥ」ポーイ

ドサッ

チエ「つぅ痛いなもぉ・・・」

チエ「あ、ヒラメちゃん、大丈夫?」ユサユサ

ヒラメ「う、うぅぅん、」

チエ「ヒラメちゃんもおったし、はよ逃げな」

??「ひひひひひひ」

チエ「なんや変な声が」ドキッ

チエ「だれかおるんか」クルッ

魔女「ヒキャキャキャキャキャ」

チエ「なんや・・・あれ」

魔女「キャァァァァァァァァァ」アーン

チエ「(お母はん、お父はん)」グッ

バキューン

魔女「!?!?ッッッ」

マミ「チエちゃん!大丈夫?」

チエ「と、巴ちゃん、その格好」

マミ「今はそんなことより、逃げてチエちゃん」

チエ「でも、道が・・・」

マミ「大丈夫よ、目印にリボンを結んであるから、それを辿って行けばいいわ」

チエ「巴ちゃんも・・・」

マミ「私は大丈夫、必ず追いつくわ…だからお友達を連れて早く行って」

チエ「絶対、約束やで」

魔女「キシャァァァァァァ」

マミ「キャッ」

マミ「少しでも時間を稼いでチエちゃん達を逃がさないと」バキューン

マミ「ハァァァァッ」ドキューン バキューン

魔女「ギシュュュュュ」

マミ「ティロ・フィn・・・」

(魔法少女のなれのはては魔女になり)

(希望の代わりに絶望を撒き散らす)

マミ「で、出来ないわよ。あの魔女だって元は」

魔女「ギュォォォォン」ブシュュュュ

マミ「え、煙幕」ゲホッゲホッ

マミ「しまった。逃げられたわ」

マミ「あ、あれは」

子供「・・・」

マミ「子供がこんな所に助けなきゃ」

マミ「君、大丈夫?早く、ここから出ましょ」

男の子「うん」

マミ「もうすぐ出口よ」

男の子「お姉さん」

マミ「なぁに」

男の子「今度は助けて来てくれたんだね」ニタァァァ

マミ「え?きゃぁぁぁぁ」

使い魔「オネェザァァァァァン」

マミ「こ、こないでぇ」バキューン

使い魔「キシュゥゥゥゥ」ドシャ

マミ「はぁはぁ」シュイン

チエ「巴ちゃん」

マミ「チエちゃん・・・よかった」バタッ

チエ「巴ちゃん!」

       次回

ほむら「まどか、何を読んでるの?」

まどか「じゃりン子チエだよほむらちゃん」

QB「ところで質問なんだけど」ニュッ

ほむら・まどか「きゃっ」ビックリ

まどか「いきなり出て来たらびっくりするよキュウべぇ」

ほむら「そうよ、まどかを驚かせた罪」チャキ

まどか「ほ、ほむらちゃん」オロオロ

QB「ごめん、ごめん」

ほむら「まぁいいわ、何の用?」

QB「実はこの漫画、5年生を永遠に続けていた事についてなんだけど・・・」

まどか「そ、それは触れてはいけない話題なんじゃ・・・」

QB「ボクが考えるに、もしかして暁美ほむら、君が原因だと思うんだ」

ほむら「何を根拠にそんなことを」

QB「君が時間の跳躍を繰り返す事により、まどかの因果率が高まったのは知っているよね」

ほむら「えぇそうね」

QB「もしかして少なからずそれが影響して5年生が永遠に続いてたんj」ガキューン ドサッ

ほむら「そ、そんなことないわ(たぶん)」

まどか「じ、次回「昔の話は・・・」」

今週の土曜日に投下しようと思います。

第5話「昔の話は・・・」

―マミ自宅―

マミ母「マミ、出かけるわよ」

マミ「はーい」

マミ父「今日は何処に行こうか」

マミ「私、デパートに行きたい」

マミ母「また?さてはケーキが目当てだなぁ」

マミ父「マミは食いしん坊だなぁ」

マミ「私、食いしん坊じゃないもん」プンプン

マミ母「冗談よ。マミは食いしん坊さんじゃないよねぇ」フフッ

マミ父「じゃあ、デパートにしゅっぱーつ」

マミ、マミ母「おー!」

私が幸せだった日々・・・

その日、私の乗った車が事故に遭い

QBが現れ

マミ「たす・・・けて」

私は契約し

魔法少女になった。

―暗闇―

マミ「パパ、ママ」ポロポロ

マミ父、母「マミ」

マミ「パパ、ママ」ギュッ

マミ「ごめんなさい、わたし、わたし・・・」

ポタッ

マミ「血?」

マミ父、母「マミ」ダラァ~

―チエちゃんの部屋―

マミ「!!!!!」ガバァッ

マミ「ハァ・・・ハァ」ポロポロ

マミ「お父さん、お母さん・・・」ポロポロ

コンコン

マミ「は、はい」コシコシ

ガチャ

ヨシ江「気がつきはりましたか」

マミ「わ、私、どうして」

ヨシ江「あの子が巴ちゃんが倒れたって、私ら呼びに来たんですわ」

マミ「あ、ありがとうございます。」

ヨシ江「それより、どないかしはりましたん?」

マミ「い、いえ何も」

ヨシ江「涙の痕、ついてますえ」フキフキ

マミ「ご、ごめんなさい」

ヨシ江「巴ちゃん、紅茶いれて来たんやけど飲まはりますか?」

マミ「は、はい。頂きます」コクッ

ヨシ江「どうですか?」

マミ「おいしいです(それにとっても優しい味)」

ヨシ江「そぉですか。ワタシも昔はよく飲んでたんですよ」

マミ「私も子供の頃は母に・・・」ポロッ

ヨシ江「巴ちゃん?」

マミ「ヨシ江さん、もし、家族3人が事故に巻き込まれて、チエちゃんだけが生き残って」

マミ「ヨシ江さんやテツさんだけが死ぬことになったら・・・」

マミ「やっぱり、チエちゃんの事、恨みますか」

マミ「ご、ごめんなさい。私、変な事聞いてしまって・・・」

ヨシ江「・・・」

ヨシ江「巴ちゃん、親が子供を恨む事なんてありませんよ」

ヨシ江「もし、チエが生き残る事が出来るんなら・・・ワタシらは喜んで犠牲になりますわ」

マミ「後悔とかはないんですか」

ヨシ江「そうですなぁ・・・あの子が大きくなったとこやお嫁に行くとこが見れへんのは心残りですわ」

マミ「よ、ヨシ江さん」ポロポロ

ヨシ江「巴ちゃん、貴女のご両親もきっとそう思ってはるんとちゃいますか」ヨシヨシ

マミ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」ヒックヒック

マミ「わたし、わたしずっと怖かった。」

マミ「事故に遭って自分だけ生き残って・・・こんなの見殺しと一緒なんだって」

マミ「ずっと思ってた。だからその罰で私はいつも一人ぼっちなんだって」

マミ「私があんなこと言わなければ・・・今でも家族みんなで暮らせていたんだって」

ヨシ江「巴ちゃん、世の中にはどうしようもないことがたくさんありますわ」

ヨシ江「それに、親は子供の幸せを願うもんでっさかい」

ヨシ江「巴ちゃんもしっかり生きなあきまへんで。ご両親の願いは巴ちゃんが幸せになることですわ」

マミ「は、はい」スンスン

ヨシ江「紅茶、冷めてしまいましたし、ワタシ淹れなおして来ますわ」ニッコリ

ガチャ、バタン

マミ「私の・・幸せ・・・」

続きは明日の夜に投下します。

トットットッガチャ

チエ「巴ちゃん」

マミ「チ、チエちゃん」

チエ「目ぇ覚ましたんやなぁ ウチ、心配やってんから」

マミ「ありがとう。心配掛けてごめんなさい」

チエ「ウチやヒラメちゃんも助けてもろたし、ありがとう」

マミ「チエちゃん、私・・・」

チエ「今日はゆっくりしとき、店はウチとお母はんでやるし大丈夫や」

マミ「ええ、お言葉に甘えさせてm」ズキンッ

マミ「くぅっ」

チエ「巴ちゃん、どないしたん!」

マミ「かはぁっ ソ、ソウル・・ジェムが・・・」コロン

???「ついに限界が来たみたいだね。マミ」

チエ「な、なんや」

マミ「キュぅ・・べぇ」ズキンッ

QB「早くしないと大変なことになるじゃないかなぁ」

QB「それにマミを助けたいんだろ」

QB「竹本チエ、僕と契約して魔法少女になってよ。」

マミ「やめ・・て」ズキンッズキンッ

QB「君ほどの才能なら簡単だ」

チエ「ウチが契約したら巴ちゃんは助かるんか?」

QB「もちろんさ、僕は嘘は言わない」

チエ「う、ウチ」

???「ニャオーン」ガシャーン

チエ「な、なんや」

小鉄「(ジュニア、そこの白い奴、押さえとけ)」

ジュニア「(わかった。小鉄、お前は)」

QB「き、君達」ギュプ

ジュニア「(こいつ、大人しゅうしとけ)」

小鉄「(ワシは巴ちゃんが持っとった黒いビー玉探すんや)」

ジュニア「(そんなん探しとる場合とちゃうぞ小鉄)」

小鉄「(ええから黙ってそいつ抑えとけ)」ガサゴソ

QB「僕をどうs」

ジュニア「(うるさいわい、この白饅頭)」ギュゥゥゥ

ジュニア「(まだかぁ小鉄!)」

小鉄「(今、探しとる)」アッタ コツッ シュゥゥゥゥゥ

マミ「くぅっ」バタッ

チエ「巴ちゃん!」

QB「やられたよ、君の飼っているネコはかなり知能が高い見たいだね。」

QB「(さすが、月の輪の雷蔵とアントニオの息子だ。)」

ジュニア「(お、おい小鉄、この白饅頭オレらの事)」ギュゥゥゥゥ

小鉄「(お前に褒められてもうれしくなんかないよ)」

小鉄「(それに今は小鉄でとおっとる)」

QB「じゃあ小鉄、その手に持っているのを渡してくれるかい?」

QB「それを回収するのも僕達の仕事の一つなんだ」

小鉄「(ジュニア、離したれ)」

ジュニア「(小鉄、こいつ離して大丈夫なんか?)」

小鉄「(ええからはよ、離したれ)」

ジュニア「(オレ、どおなっても知らんどぉ)」パッ

QB「(まったく、困ったものだよ)」

小鉄「(・・・)」ポイ

QB「きゅっぷい」パクン

チエ「(小鉄が投げたビー玉がネコの背中に・・・」」

QB「それじゃあ竹本チエ、契約するときはいつでも僕を呼んでくれ」ピョン

ジュニア「(こいつ、まてぇ)」

小鉄「(ジュニア、もおええ、ほっとけ)」

ジュニア「(せやかて小鉄!)」

マミ「うぅぅん」パチ

マミ「わ、私、チエちゃん契約は」

チエ「小鉄とジュニアが助けてくれたんや」

マミ「そう、よかったわ。ありがとう小鉄、ジュニア」

チエ「巴ちゃん、さっきの事・・・」

マミ「えぇ、ちゃんと説明するわ。チエちゃん」

マミ「信じられないかも知れないけど・・・」

マミ「私、魔法少女なの・・・」

それから私はチエちゃんに魔法少女になった訳やこれまでの闘いの事、暁美さんから聞いた魔法少女の
真実、キュウべぇの目的を話した。

マミ「これで、私が話せることは全部よ。チエちゃん」

チエ「巴ちゃん・・・ウチを助ける為に」

マミ「いいのよチエちゃん、私の使命なんだから」

チエ「でも、ウチのせぇでこんな怖い思いまでして・・・ごめんな」

マミ「チエちゃん・・・」

次回

ジュニア「あ~疲れた」

小鉄「まぁまぁジュニア君そんなにひがまんでも」

ジュニア「ひがむわい、何で助けに行ったのに俺らが後片付けせなアカンねん」

小鉄「それはだね、思春期における少女達の感情の縺れがそうさせるのだよ」

ジュニア「そんなんどおでもええねん」

QB「キュプ」ヒョコ

ジュニア「あいつ、こんなところに、まてー、白饅頭。オレの頭突きくらわしたるー」ギャオー

小鉄「アカン、怒りのあまり獣の目になっとわ」

小鉄「次回「もう、何も恐くない」見たってやー」

第6話「もう、何も恐くない」

チエ「じゃあ、ウチ学校いってくるわ」

ヨシ江「いってらっしゃい。気ぃつけて」

チエ「うん・・・お母はんも」

ヨシ江「チエ、ヒラメちゃんの事は大丈夫でっさかい」

チエ「ウチ、帰りにヒラメちゃんとこ行ってみるわ」

ヨシ江「それがよろしいですわ」

―チエちゃんの部屋―

マミ「・・・」

マミ「今日は曇りかぁ」

マミ「チエちゃん・・・」

(チエ「ウチのせぇでこんな怖い思いまでして・・・ごめんな」)

マミ「そんなつもりじゃなかったのに・・・」

マミ「使命かぁ」

―屋根の上―

ジュニア「(なんや、チエちゃんも巴ちゃんも辛気臭い顔しとるなぁ)」

小鉄「(まぁしゃあないやろ、昨日あれだけのことがあったんやから)」

ジュニア「(しかし、キュウべぇゆう奴もエライ詐欺師やな肝心な事言わへんとか)」

小鉄「(まぁタダよりおとろしいもんはないっちゅうわけやな)」

ジュニア「(まさか、チエちゃんあの白饅頭と契約とかせやへんやろな)」

小鉄「(あほか、チエちゃんがするはず無いやろ)」

ジュニア「(でも小鉄、チエちゃん、巴ちゃんの事でかなり気にしとるみたいやぞ)」

小鉄「(・・・)」

―店前―

マミ「はぁ(気分転換に掃除してみたけど全然だめね)」

??「あれ、君は確か・・・」

マミ「あなたは?」

渉「僕はチエちゃんの小学校の時の担任で拳骨の息子の渉です。」

マミ「あぁ、花井先生の・・・あの時はお世話になりました。」

マミ「今日、チエちゃんは・・・」

渉「いや、今日は丁度この近くを通ったから寄って見たんだよ」

渉「君の事は親父から聞いてるよ。」

渉「今時珍しい礼儀のある子ってね」

マミ「礼儀がなんて」テレテレ

渉「チエちゃんと仲良くはできてるのかい?」

マミ「えぇとっても」

渉「それはよかった。じゃあ僕はこれで」

マミ「あ、あの・・・」

渉「ん、なんだい?」

マミ「もしよかったら、チエちゃんが小学生の時ってどんなのだったか聞かせてください」

渉「えぇいいですよ」

―居間―

渉「1つ言っとくけど内容に関しては他の人には秘密だからね」

マミ「はい」

渉「さぁ何から話そうかな」

マミ「そ、そんなに沢山あるんですか」

渉「そぉだね」

マミ「じゃあ、チエちゃんっていつからお店を?」

渉「僕が担任を持ったときにはすでに1人で店番をしていたよ」

マミ「1人で・・ヨシ江さんは?」

渉「理由は僕にもわからないけど別居していたんだよ」

マミ「チエちゃんはどうしてお店を?」

渉「理由は色々あると思うんだ…けど」

マミ「けど?」

渉「チエちゃん自身の為、家族の為だったんじゃないかぁ」

マミ「・・・」

渉「それからしばらくしてまた一緒に住むようになったんだけどね」

それから私は花井さんが知る限り、チエちゃんのエピソードを沢山聞いた。学校での事、
家の事、周りの事、岡山に引っ越した親友の事だったりまるで何年もあるかのような素敵な話を沢山・・・

渉「親父も言ってたよ。大人以上に苦労してるって」

渉「でもね、実は僕達が心配しているだけでチエちゃん自身は楽しかったんじゃないかなぁ」

渉「あぁもうこんな時間か」

マミ「ありがとうございます」

渉「いや、僕の方こそ楽しかったよ。」

マミ「私、チエちゃんの事、色々知らなかったから」

渉「君はチエちゃんに話したのかい?」

マミ「なにをですか?」

渉「君がチエちゃんにたいして思っている事だよ」

マミ「私がチエちゃんにたいしての気持ち・・・」

(私の使命なんだから・・・)

渉「じゃあ、僕は行くよ。チエちゃんと仲良くね」

マミ「あ、はい、今日はありがとうございます。」

―居間―

マミ「私ってなんで戦ってたんだろう」

ポツポツ、ザァァァァァ

マミ「雨が降ってきたわね」

マミ「チエちゃん、傘、持って行ったのかしら」

QB「マミ」

マミ「キュウべぇ、今さら何の用?」

QB「魔女が現れた見たいだよ」

マミ「私には関係のないことよ」

QB「近くに西萩中学があったとしてもかい?」

マミ「!!」

マミ「案内して・・・キュウべぇ」

QB「そうこなくっちゃ」

ヨシ江「巴ちゃん、何処へ、いかはるんですか」

マミ「チエちゃんにカサを届けてきます」

ヨシ江「そぉですか 気つけてくださいね」

マミ「はい、行ってきます。」

マミ「キュウべぇ、まだ着かないの」

QB「そこを曲った角だよ。マミ」

マミ「見つけたわ、魔女の結界」

マミ「あ、あれはチエちゃん!」

マミ「い、行くわよ」ヘンシン シュイーン

使い魔「キキュゥゥゥゥゥ」シャキーン

ガキンガキンガキンッ

マミ「オンブレッローネ・ピーオ(聖なる傘)」

マミ「惜しかったわね。奇襲を掛けたつもりだろうけど・・・」ポイッ

マミ「消えてもらうわ」

マミ「ティロ・ドッピエッタ」ドォッ

マミ「ふぅ、粗方片付いたわ・・・ここね」ガチャ、ギィー

―魔女の部屋―

魔女「キュカカカカカカカカ」アーン

チエ「・・・・」

マミ「チエちゃん!」

マミ「レガーレ・ヴァスタアリア」シュッ

魔女「!?!??」

チエ「!!」ギュ ズォッ

マミ「チエちゃん、大丈夫?」ガシッ」

魔女「グォォォォォォォォン」バシュ

ドシュ

マミ「くはぁっ」

チエ「と、巴ちゃん」

チエ「また、ウチのせいで・・・」

マミ「くぅぅ・・・ハァハァ」ズシュ カランカラン

マミ「ティロ・・・ボレェ」ドッドッドッドキューン

マミ「(チエちゃんの首筋に魔女の口付けが・・・)」

マミ「(私があの時にちゃんと仕留めなかったから)」

チエ「もおええよ巴ちゃん」

チエ「こんな傷だらけになって・・・巴ちゃんだけでも・・・」

マミ「(私が使命なんて言ったから・・・)」

マミ「(本当は・・・私・・・)」

マミ「(本当は・・・私・・・)」

(チエちゃんに話したのかい?)

(君がチエちゃんにたいして思っている事だよ)

マミ「違う、違うのよチエちゃん」ギュッ

チエ「!!ッ」

マミ「聞いてチエちゃん!」

マミ「恐かったのよ・・・本当の事を言ったから」

マミ「私の事を恐がってチエちゃんが離れて行ってしまうんじゃないかって」

マミ「また、独りぼっちになるんじゃないかって恐かっただけなのよ」

マミ「私が戦ったのは使命だからじゃない」

マミ「正義の為とか繋ぎ止められなかった命の償いなんかでもないわ」

マミ「昨日,話したけど私は1度、逃げたの」

マミ「格好つけて無理した結果・・・真実の重圧に耐えきれなかった」

マミ「恐かったわよ。すごく、心臓が張り裂けそうなくらい」

マミ「出来ればもう魔女になんて遭いたくなかった。戦わずに逃げ出したかったわ」

マミ「でも・・・」

マミ「それでもあの時、戦えたのはチエちゃんが・・・」

マミ「私の大切な友達だから」

マミ「チエちゃん達に出会えて私はとっても嬉しかった」

マミ「あの時、私の気持ちをありのまま受け止めてくれた」

マミ「弱音を吐いたり、人に頼っていいんだってことを教えてくれた」

マミ「私は嬉しかった。こんな友達が出来たのは生まれて初めてよ」

マミ「だから…チエちゃんを傷付けたあの魔女を許さない」

マミ「心配かけてごめんね、チエちゃん」ギュッ

マミ「私はもう大丈夫よ」

チエ「巴ちゃん・・・うん」

チエ「(巴ちゃんの事。恐ないわ だって)」

マミ「チエちゃんの未来、こんなところで終わらせるわけにはいかないわ」

マミ「貴女の為に戦うのなら私・・・」カチャ

魔女「クキャキャキャキャキャキャキャ」ブチブチブチ

使い魔「キシュゥゥゥゥゥ」

マミ「もう、何も恐くない」ガキューン

マミ「チエちゃん、私から離れないでね」

チエ「(ウチの事、こんなに傷ついても守ってくれるんやもん)」

チエ「わかったわ ウチ、巴ちゃんの側におる」

マミ「一気に行くわよ」

マミ「パロットラ・マギカ・エドゥ・インフィニータ(無限の魔弾)」ズドドドドドドドドドド

魔女「グ、グギャギャ・・・ギャギャ」

使い魔「キ、キュゥゥゥン」バシュン

マミ「トッカ・スピラーレ」

魔女「グギュ」ギリギリギリ

マミ「とどめよ!」

マミ「(もう、いいのよ。ゆっくりお休み)」

チエ「巴ちゃん、いけぇぇぇぇぇ!」

マミ「ティロ・フィナーレ」キュィィィィィィン ドォッ

魔女「ギャオォォォォォォォォン」バシュゥゥゥゥン コロン

マミ「ふぅ、終わったわ」

―西萩中付近―

チエ「巴ちゃん、ありがとう」

マミ「いいのよチエちゃん 実は・・・」

チエ「なんかあったん?」

マミ「あの戦いでチエちゃんの傘を壊しちゃってね」ウジウジ

チエ「巴ちゃん」ジトー

マミ「しょ、しょうがなかったのよ いきなり攻撃されたから・・・」

マミ「一応、魔法で補強したんだけど」アセアセ

チエ「まぁええわ、折り畳み傘、ウチ持ってるし一緒に入ろ」

マミ「うん!」

―ヒラメ宅前―

マミ「(魔女は倒したからもう大丈夫とは思うんだけど)」

マミ「お友達は大丈夫?」

チエ「うん、ヒラメちゃん、すっかり元気になってたわ」

チエ「明日には学校に来るって」

マミ「よかったわね。チエちゃん」グゥ~

チエ「と、巴ちゃん・・・」

マミ「安心したら、お腹空いちゃった」

チエ「お礼も兼ねてどっか食べにいこかぁ」ニカッ

チエ「今日はウチがおごっちゃう」

マミ「じゃあ、甘えちゃおうかしら」フフッ

チエ「近くにパフェが美味しい店があんねんで」

マミ「パフェ!ぜひ食べたいわ」キラキラ

―喫茶店「防空壕」―

マミ「(喫茶店なんだろうけどすごい名前よね)」

チエ「いくで巴ちゃん」

マミ「はーい」

―防空壕店内―

チエ「ウチはチョコレートパフェにするけど巴ちゃんは?」

マミ「う~ん、このクインテットパフェにしようかしら」

チエ「じゃあ決まりやな。すんませーん」

店員「ご注文は?」

チエ「チョコレートパフェとクインテットパフェ1つ」

店員「チョコレートパフェとクインテットパフェですね」

数分後・・・

チエ「どうや、巴ちゃんここのパフェ」

マミ「うぅぅぅぅん、とっても美味しいわ(クリームチーズのアイスクリームにフルーツがリンゴにラズベリー、メロン。味覚だけではなく目でも楽しめるわ。それにこのパフェ、カボチャの甘露煮がトッピングされているなんて珍しいわね。)」

チエ「巴ちゃん、ホンマなんでもおいしそうに食べるな」

マミ「私、そんな食いしん坊じゃないわよ」

―帰り道―

マミ「チエちゃんはあの店によく来るの?」

チエ「うちはたまに行くけど、お父はんとお母はんがよう来るねん」

マミ「また、来ようねチエちゃん 今度は私がご馳走するわ」

チエ「ウチ、期待しとくわ」

マミ「ええ、まかせて」フフッ

チエ「あー!もうこんな時間や店開けにいかんと」

マミ「急いで帰りましょ、チエちy・・・」

マミ「待ってよー チエちゃーん」タッタッタッタッ

次回

テツ「ワシじゃテツや!」

テツ「最近、チエと巴ばっかり出番があってワシの見せ場がないやないけ」ブツブツブツブツ

テツ「あのババ垂れネコの小鉄でさえぎょうさん出番があるのにクソー」パカーン

小鉄「(誰がババ垂れやねん)」

テツ「キャイーン」クラクラ

テツ「インケツや。え、なに?チエの店に人がぎょうさん来るって」

テツ「何か起こりそうやなー」

テツ「次回「てっちゃn」

さやか「次回「モテル女はつらい」」

さやか「モテルさやかちゃんもつらいよ」

テツ「こ、こらー!そこの青い髪のガキ ワシの出番を」

次回は1週間後に投下します。

遅くなりましたが投下します。

第7話「モテル女はつらい」

―店内―

マミ「チエちゃん、ホルモンを冷蔵庫に入れとくわね」

チエ「うん、巴ちゃんだいぶ様になってきたなぁ」

マミ「そんな事ないわよ」テレテレ

マミ「それよりもチエちゃん、今日は銀行に振込に行くんじゃあ・・・」

チエ「あ、忘れとった。おバアはんに頼まれとったんや」

チエ「巴ちゃん、店の掃除頼める?」

マミ「いいわよ。行ってらっしゃい」フリフリ

チエ「じゃあ、巴ちゃんウチ行って来るわぁ」タッタッタ

マミ「さぁ店の掃除しなくっちゃ」イソイソ

???「すいませーん」

マミ「はーい」ガラッ

生徒「あ、あのぉ」

マミ「はい?」

生徒「(き、きれいなひとやな・・・)」

生徒「はっ!ぼ、ぼく西萩中のもんですがこれ竹本先輩に・・・」サッ

マミ「(て、手紙・・・)」

マミ「わかったわ、これをチエちゃんに渡せばいいのね」

生徒「は、はい。お、おね、お願いします」カァー タッタッタッー

マミ「いまやメールの時代にラブレターねぇ」

マミ「ラブレターかぁ」フフッ

マミ「たまにチエちゃんがカバンから出して捨ててたのってこれかしら」

マミ「チエちゃんって美人だし当然よねぇ」フウッ

マミ「そぉ言えば前に暁美さんと佐倉さんが・・・」

(杏子「マミって黙っていればすっげー様になるのになぁ」)

(まどか「そんな、マミさんがしゃべったらダメな子みたいな言いかたは・・・」)

(ほむら「まどか・・・わたしもそう思うわ」ポンッ)

(マミ「2人ともひどいわよ」ガーン)

マミ「そんなことより掃除、掃除」フキフキ

―夜―

チエ「はーい、巴ちゃんホルモン5本持ってってー」

マミ「はーい!ホルモン5本お待たせしました」

客1「ありがとさん」

客2「巴ちゃん、ビール2本とホルモン7本追加で」

マミ「ビール2本とホルモン7本ですね」

マミ「チエちゃーんビール2、ホルモン7追加だわ(ビールを出して洗い物を片付けなくっちゃ)」

チエ「はーい」

小鉄「(勘定、勘定)」パチパチ

ガラッ

マミ「いらっしゃいまs」

???「3年の竹本はここか?」

マミ「は、はい・・・」

???「おい!」

小鉄「(なんや ややこしい奴がきよったな)」

ゾロゾロ

子分1「ハイ、主将」スッ

主将「うむ」

マミ「チエちゃん」

チエ「ん?どないしたん」パタパタ ジュージュー

主将「竹本、今日こそ返事を聞かせてもらおか」

チエ「あんたもこりひんな ウチはそんなん興味ない」

マミ「チエちゃんこの人は?」ヒソヒソ

チエ「ウチの学校の空手部の主将や」ヒソヒソ

子分3「何、コソコソしゃべっとんねん」

チエ「あんたら、なんも食べへんねやったら他のお客さんに邪魔や」

子分2「なんやとこの女、いい気になりやがって」ドカァッ

客1「うわぁ」

小鉄「(・・・!)」スッ

子分1「ここの客追い出したってもええねんどぉ」

チエ「あんたらいいかg」

マミ「・・・」ズイッ

子分2「な、なんやねんお前」

チエ「と、巴ちゃん?」

子分3「何、コソコソしゃべっとんねん」

チエ「あんたら、なんも食べへんねやったら他のお客さんに邪魔や」

子分2「なんやとこの女、いい気になりやがって」ドカァッ

客1「うわぁ」

小鉄「(・・・!)」スッ

子分1「ここの客追い出したってもええねんどぉ」

チエ「あんたらいいかg」

マミ「・・・」ズイッ

子分2「な、なんやねんお前」

チエ「と、巴ちゃん?」

マミ「ここは・・・」

マミ「ここは貴方が暴れる為の場所じゃないわ」キッ

子分2「な、なんやとコラッ」

子分1「この女ぁ もぁいっぺん言ってみぃ」

マミ「何度でも言うわ ここは貴方達が暴れる為でも告白する場所でも無いわ」

マミ「それにチエちゃんは今、仕事をしているのよ」

子分1・2「なんやとぉ」ブンッ

チエ「巴ちゃん、危ない!」

主将「やめとけ、お前ら!」

子分1「しゅ、主将」ピタッ

主将「今日のところは帰らせてもらうわ」

主将「また、来させてもらいます」

子分2「しゅ、主将―」

ガラガラッバタン

客1・2「おぉー」パチパチ

チエ「だいの大人が見てるだけって」ハァー

マミ「ふぅ」ペタン

チエ「巴ちゃん、大丈夫か?」

マミ「だ、大丈夫よチエちゃん」

マミ「ふえぇぇぇぇぇん」ギュー

チエ「な、なんやいきなり」

マミ「大丈夫なわけ無いわぁ」フルフル

マミ「恐かったわよぉ」ヒックヒック

チエ「あ、ははははは」

―道―

子分1「主将、なんで止めはったんですか」

子分3「あんな女1人にびびることなんて」ゴスッ

子分3「うげぇ」

子分2「主将ぉ」

主将「お前ら、ヘタしたらあの女にやられてたぞ」

子分1「そ、そんな冗談・・・」

―次の日―

マミ「チエちゃんもうすぐよね・・・」

マミ「店の掃除よし、履き掃除もしたし完璧よね」

マミ「ジュニア、小鉄ありがとね」ギュッ

ジュニア「(そ、そんなんええのにー)」デレー

小鉄「(アホや・・・あいつやっぱり親父にいてきたんとちゃうか)」

ガラッ

テツ「チエー テッちゃんが来たどー」

マミ「あら、テツさん」

テツ「あら、じゃないわい、お前なにしとるんや」

マミ「何って私、掃除を・・・それにチエちゃんは今は学校ですよ」

テツ「チエの奴、学校とかインテリ気取りやがって」ブツブツ

マミ「インテリって」ハハハ

テツ「おもろないなー そぉや」ニヒャ

テツ「巴、てっちゃんとカブしよか」

マミ「株、ですか?」

テツ「なんやお前、カブも知らんのか」

テツ「ええかぁ カブっちゅうのは」

かくかくじかじか

―数分後―

テツ「うぅぅぅぅん もおいっちょ」

テツ「わぁ」タラァ~

マミ「(テツさんの顔から大体5よりしたってところよね)」

マミ「(私のカードは4だから2,3、4上手くいって5が出れば完璧ね)」

マミ「もおいっちょ」スッ

テツ「・・・」ドキドキ

マミ「カブよ」ティロ・フィナーレ パシッ

テツ「な、なに~」ドターン

マミ「カブって楽しいわね」フフッ

ガラッ

チエ「ただいまー」

マミ「あら、チエちゃんおかえりなさい」

チエ「巴ちゃん、テツどないしたん」

テツ「くそぉ~」

マミ「ちょっとカブを・・・」

チエ「巴ちゃん、テツと遊んでたら不良になるで」

マミ「チエちゃん、またそんな」

テツ「巴~まさかいかs」パカーン

テツ「きゃいーん」

チエ「巴ちゃんになんちゅうこと言うとんねん」

マミ「ち、チエちゃん」

チエ「それよりも店の掃除おおきに」

マミ「ジュニアと小鉄にも手伝ってもらったのよ」

チエ「小鉄とジュニアもたまにはええことするんやな」

小鉄「(たまにはよけいやでチエちゃん)」

ジュニア「(そこのテツよりかは役に立っとるちゅーねん)」

オマエー  チョットマタンカイ

チエ「なんやおもてがさわがしいな」ガラッ

マミ「あ、あの子」

チエ「巴ちゃん、知ってるん?」

マミ「昨日、チエちゃんにラブレターを出した子よ」ヒソヒソ

チエ「え!?」

子分1「オレらにガン垂れやがって」

生徒「ぼ、僕は別にそんな」

子分2「丁度ええから練習相手になってもらおか」

生徒「え、なんの」

子分2「これや」ブンッ バシッ

生徒「痛いやないか、ちょっと目があっただけやのに」

子分3「知るか、俺ら昨日からムカムカしとんねん」

テツ「チエ、なにしとるんや お前のとこの学校の奴やんけ」

チエ「ウチは何でも屋やないで」

テツ「はよ、助けに行ったれ」バシッ

マミ「テツさん 女の子があそこに行くのは」

チエ「なんやわからんけど店の近くで暴れられたら迷惑やしなぁ」

チエ「コラー!あんたらいいかげんにしぃ」タッタッタッタッ パカーン

子分1「な、なんやこいつ」

子分4「3年の竹本やついでにやってまえー」

テツ「いけーチエー どつき倒してまえー」

マミ「チエちゃん」オロオロ

テツ「巴―お前も行け!」バシッ

マミ「わっ!」トットット

マミ「あ、あの喧嘩は・・・」

パシーン

マミ「きゃあ」ドスンッ

子分2「女が喧嘩に入ってくんなや」

チエ「と、巴ちゃん!」

チエ「あんたらもう、ウチゆるさへんで」スコーン

プッツン

マミ「あなた達、覚悟しなさい」ゴゴゴゴゴ

ドゴォ バキ スパーン

チエ「?!」

子分1「な、なんやあの黄色い髪の女、無茶苦茶強いzぎゃ」パカーン

子分2「みんな、ちょっとまっとれ」ター

テツ「なに、にげとんねん」バキッ

子分2「俺の親父 ヤクザの幹部で」バキッ

テツ「すぐつれて来いー」キャッホーイ

子分2「お、おまひぇらかくごひとけひょ」フラフラ

テツ「久しぶりに親子で喧嘩ができるー」

テツ「チエー、巴ー!がんばれー」キャッキャッ

子分4「このぉ乳がデカイ牛女」ビシュッ

マミ「牛女じゃないわ」ヒュン バキッ

マミ「好きで大きくなったんじゃないわよ」ビシュ

マミ「おっぱいが大きくて悪かったわね(黄金の美脚)」ドゴォ

子分4「ぎゃぁぁぁ」ドシャァァァァン

―数分後―

ジュニア「(巴ちゃんも段々チエちゃん一家に染まってきたな)」

小鉄「(色々、吹っ切れたんやろなぁ)」

テツ「みんな、ええ顔になったなぁー」

テツ「ワシ、無傷!」ドヤァ

テツ「ヤクザもどつけたし今日は最高や!」

チエ「もっと、早よ助けに来てくれたらここまでケガせんかったのに」

テツ「やられた分、やり返すのがおもろいんや」

マミ「ち、チエちゃん 後から来たヤクザから仕返しとかは・・・」ビクビク

チエ「大丈夫とちゃうか」

テツ「ヤクザは仕返しする気力がなくなるまでやっといたから大丈夫や」

マミ「え、ああうーん・・・(確かにあれだけ派手にやったら大丈夫よね)」

テツ「巴、以外とやるやないか見所あるぞ」

マミ「え!?あはははは」

マミ「(格闘主体の攻撃方法かぁ・・・)」ウーン

生徒「あ、あの先輩、ありがとうございます」

チエ「別にええよ あんなとこで暴れられたら店やる邪魔やし」

生徒「じゃあ、僕はこれで・・・あの」

チエ「なに?」

生徒「先輩の店に食べに来ていいですか?」

チエ「ええよ。食べに来てくれるんやったら 定休日は水、日やで」

生徒「は、はい またこさせてもらいます」タッタッタッ

チエ「あれ、なんや?」

チエ「巴ちゃんの携帯電話」

チエ「巴ちゃn」

マミ「私、喧嘩なんて初めてで」

テツ「チエ何て小学生の時からワシと一緒に・・・」

チエ「まぁええわ 後で渡そ」

チエ「そろそろ店開けるで巴ちゃん」

マミ「はーい」

次回

テツ「今日の喧嘩は楽しかったなー」

テツ「なに、チエが拾った巴の電話に電話が掛かってきた」

テツ「巴もなんや深刻そうな顔しとるな」

テツ「お別れパーティー?」

テツ「ワシ、賑やかなんは大好きや」

テツ「次回「お別れパーティー」見たってや~」

››91 http://star.ap.teacup.com/chie/のサイトまたは

じゃりン子チエ 画像 ヨシ江で調べたら中学生時代のチエちゃんがイメージできます。

叛逆の物語が発売されましたが皆さん購入はされましたか?
ついでに私は今回の為だけにブルーレイプレーヤーを購入しました。
というわけで第8話の前に少しお遊び

番外編「祝、叛逆の物語発売」

―チエちゃんの部屋―

チエ「巴ちゃーn・・・あれ、寝てるんかいな」

マミ「zzzzzz」ティロー

チエ「昨日もお客さんがいっぱいやったしそっとしとこ」

チエ「小鉄―店の掃除するでー」

小鉄「ニャーゴ(チエちゃん、今行く)」

―店内―

チエ「あれ?こんなん昨日はなかったのに・・・」

チエ「なんやDVDやん なになに魔法少女まどか☆マギカ新編叛逆の物語?」

チエ「小鉄―あんたこれ、誰のか知らんか?」

小鉄「(なんやあれ?)」

チエ「あんたまさか また盗んで来たんちゃうか?」

小鉄「(ワシ、何も知らんでチエちゃん)」

ジュニア「(小鉄―!)」

小鉄「(なんやジュニアか)」

ジュニア「(小鉄んとこも買うたんかあれ)」

小鉄「(あれってなんや)」

ジュニア「(せやからあのデーブイデーや)」

小鉄「(あれがどうかしたんか)」

ジュニア「(あれがってお前、今、人気があって)」

ジュニア「(ウチの親父も前作テレビで見て涙流しとったぞ 特に赤い子が青い子の為に)」

小鉄「(話、長なりそうやな・・・)」

小鉄「(ア、アニメなんて子供が見るもんじゃないのかねジュニア君)」

ジュニア「(また、嫌味ったらしいことを 小鉄も1回見たらわかるわい ついて来い)」

小鉄「(見たらわかるって たまらんなぁ・・・ジュニア待てー)」

ジュニア「(はよ来い小鉄―)」

チエ「あ、小鉄、ジュニア…行ってしもたわ」

ヒラメ「こんにちわー、いまいち出番がないヒラメですー」

チエ「あ、ヒラメちゃん(まためちゃめちゃな事・・・)」

ヒラメ「チエちゃんも買うたんそれ」

チエ「違うねん。これ誰かの忘れもんやねん」

ヒラメ「発売したばっかりやのにもったいないなぁ」

チエ「そぉなん(ここに置いとったらテツが売りにいきよるやろしなぁ)」

チエ「ウチ、これミツルのおっちゃんとこに持って行ってくるわ」

ヒラメ「そぉやね落とした人も困っとる思うわ」

チエ「あ、そぉやヒラメちゃんに紹介しなあかん人がおるねん」

ヒラメ「だれ?」

チエ「ええからついて来て」トモエチャーン トットットッ

ヒラメ「チエちゃん待ってー」トットットッ

ほむら「計画通りね」ファサァ

まどか「ほむらちゃん、他作品を宣伝に利用するのっていけない事だと思うの」

さやか「なにが計画よ」

杏子「ホルモンかぁせっかくだから食べていこーぜ」

さやか「あんたはほんと食い気だけよね」

杏子「串に刺さったホルモン片手にお酒を・・・」

さやか「元シスターが聞いて呆れるわ」

まどか「それに杏子ちゃん、ママがお酒は二十歳からだって」

杏子「なんだよ、マミも飲んでるじゃねーか」

ほむら「確かに問題ないわ ここは西萩だから」

まどか「そんなことしたら二人ともチエちゃんに怒られるよ」

杏子「じょ、冗談だってー」ケラケラ

さやか「あんたが言うと冗談には聞こえないから」

さやか「チエちゃんに下駄で痛い目を見ればいいのよ」

杏子「なんだとぉ」

ほむら「みんな、やめなさい、巴さんたちにばれるわよ」

トモエチャーン チョットオキテー

ウ~ンモウチョット

ほむら「撤退よ。これ以上いたらここのドタバタ劇に巻き込まれるわ」

まどか「でもわたし、久しぶりにマミさんに会いたいなぁって」

さやか「駄目だよ。まどか」

ほむら「珍しくさやかの言う通りよ」

さやか「珍しいって・・・」

杏子「ふぁやかふぁやくかふぇってめふぃにひよーぜ(さやか、早く帰って飯にしよーぜ)」モグモグ

さやか「あんた、店の物を勝手に」

ほむら「いけないわ、早くもドタバタ劇のフラグが立ち始めた」

まどか「DVDをこっそり置いた時点からフラグが立ち始めたんじゃ・・・」

カチリッ

トットットッ

ヒラメ「あれ、さっきまで誰か居た様な・・・まいっか」

ヒラメチャーンテツダッテー

チエチャンオネガイ ネサセテヨォ

ヒラメ「はーい」

魔法少女まどか☆マギカ【新編】叛逆の物語 DVD、ブルーレイ絶賛発売中

じゃりン子チエ劇場版 DVD ブルーレイ絶賛発売中

第8話「お別れパーティー」

―チエちゃんの部屋―

チエ「こんなもんかな」パチパチパチ

チエ「少しウチのへそくりにしとこ」

ピリリリリリリリ

チエ「巴ちゃんの携帯が・・・」

チエ「そぉいえば巴ちゃんの携帯預かったまんまやった」

チエ「鹿目まどか?」

チエ「巴ちゃん電話鳴ってるで」

マミ「zzzzz」ティロー

チエ「どないしよ・・・」

チエ「巴ちゃん電話」ユサユサ

マミ「もう食べられにゃいわよ」zzzz

チエ「しゃあないな」ピッ

(まどか「もしもしマミさんですか?」)

マミ「ふにゃ・・かにゃめしゃん?」

マミ「鹿目さん!?」ビックリ

かくかくしかじか

マミ「そう、ワルプルギスの夜がもうすぐ」

マミ「私は戦う気はn」

(まどか「違うんです。マミさんには・・・」)

数分後・・・

チエ「見滝原の友達からか?」

マミ「友達と言うより後輩ね」

チエ「後輩って言うことは電話の子は魔法少女なん?」

マミ「いいえ、彼女は契約してないわ」

チエ「巴ちゃん、やっぱり帰ってしまうんか」

マミ「ええ、このままじゃここにも被害が及ぶかもしれないから・・・」

マミ「それに、あの子達だけじゃ・・・」

チエ「巴ちゃん・・・」

―朝、居間―

ヨシ江「親戚から電話ですか」

マミ「はい、急に明日、帰ることになりまして・・・」

ヨシ江「そぉですのんか さびしなりますね」

チエ「お母はんせっかくやからお別れ会しよ」

ヨシ江「それはええですね。じゃあセンセにも連絡を」

チエ「お母はんお願いね」

マミ「え、そんな大袈裟なことじゃ」

チエ「ウチ、おバアはんとかにも声掛けてくるわ」イッテキマース

ヨシ江「いってらっしゃい」

マミ「チエちゃん・・・」

―ホルモン屋菊―

菊「巴ちゃんが帰ってしまいますんかいな」

チエ「そやからお別れ会しよかなと」

菊「そらよろしいですがな」

菊「チエのとこもエライ儲かりましたし」

菊「あの子も頑張ってたさかいワタイも一肌脱ぎましょ」

チエ「おばぁはんおおきに」タッタッタ

―花井邸―

拳骨「そぉか帰ってしまうんか」

ヨシ江「それで、うちの子がお別れ会をするからって」

拳骨「それでワシを誘いに来たんか」

朝子「あ、ヨシ江さんいらっしゃい」

ヨシ江「どうも、こんにちは」

朝子「お父さんなんかあったんですか?」

拳骨「いや、巴ちゃんのお別れ会に誘われてな」

朝子「あぁこの前、渉さんが言ってた子?」

拳骨「なんや、渉も巴ちゃんにおおたんか」

朝子「まぁそんなことより」

朝子「よかったらここでやりません お別れパーティー」

ヨシ江「でも、御迷惑じゃあ」

拳骨「ええ考えや朝子さん」

拳骨「かまへん チエちゃんのことやから大勢呼んでくるやろうしなぁ」

朝子「私も巴ちゃんってどんな子か気になるし」

拳骨「そんな訳やから場所はここで」

ヨシ江「センセありがとうございます」

―堅気屋―

テツ「なに~巴が帰るって?」

テツ「なんでオッサンが知っててワシがしらんねん」

百合根「なんやテツ知らんかったんか」

百合根「さっきチエちゃんが来て教えてくれたんやけど」

テツ「ワシのこと除者にしやがって」ブツブツ

ガラッ

マミ「こんにちわぁ あ、テツさん」

テツ「あ、テツさんちゃうわい」

マミ「え?」

テツ「ワシだけ内緒にして楽しいことしようとしやがって」

百合根「内緒て」

マミ「テツさんどうしたんですか」コショコショ

百合根「なんやお別れ会のことでゴネとるんや」コショコショ

マミ「そぉなんですか」コショコショ

テツ「お前ら、なに女みたいにコソコソは話しとんねん」

マミ「(私も女の子なんだけど)」

マミ「私、テツさんに言わなくちゃと思って探しに来たんです」

テツ「ワシだけ知らんかったやなんて傷つくやんけ」

百合根「傷つくって」クスクス

テツ「オッサァンなに笑ろとるねん」ガンッ

百合根「痛いやないかテツ」

マミ「テツさんも百合根さんも落ち着いて下さい」

テツ「オッサンが余計な事言うからや」フンッ

テツ「まぁええ 巴がどうしてもって言うならワシも行く」

マミ「はい、是非テツさんも来てください」

マミ「場所は花井さんの家でs」

テツ「なぁぁぁにぃぃぃ!花井の家?」

マミ「は、はひぃ」

パカーン

テツ「キャーイン」フラフラ

ジュニア「(巴ちゃんをビビらすな)」フンッ

百合根「お、おいジュニア」

マミ「コラッ!ジュニア、むやみに人を殴ってはいけないわ」プンッ

ジュニア「(ご、ごめんなさい)」シュン

マミ「もう、ここの男の人って血の気の多い人ばかりなのかしら」

ジュニア「(オレはそんなケダモノちゃうねんやけどなぁ)」

マミ「まったく。ジュニアも来てね」ギュウ

ジュニア「(は、はいイキマス~)」デレー

百合根「ジュニアちょっと鼻の下伸ばしすぎちゃうかアントニオはもっと」ブツブツ

ジュニア「(たまらんなぁまた始まった)」

―西萩中学校―

ヒラメ「チエちゃんウチも来てええのん?」

チエ「うん、ヒラメちゃんも来てくれたら喜ぶと思うねん」

ヒラメ「ウチ、久しぶりにチエちゃんのオッチャンにも逢えるし」

ヒラメ「最近、美術部の活動で忙しかったから楽しみやなぁ」

チエ「・・・・」ボケー

ヒラメ「チエちゃんどないしたん?」

ヒラメ「なにかあったん?」

チエ「な、なんにもないよ。ウチも楽しもうかなぁって」

ヒラメ「ウチ、巴ちゃんって知らんねんけど大丈夫なん?」

チエ「大丈夫、大丈夫(そうか、魔女の時のことおぼえてへんねんなぁ)」

チエ「それよりヒラメちゃん最近、調子がよさそうやね」

ヒラメ「ウチ、最近、疲れて倒れたことあったやろ」

ヒラメ「その時、夢の中で変な世界にいてすごい恐かったんやけど」

チエ「ふんふん(あちゃー)」

ヒラメ「ウチ、助けてもろてん」

チエ「だ、誰に?」

ヒラメ「胸が大きくて銃を持った女の人やねんけど・・・ウチ、顔ようおぼえてへんねん」

ヒラメ「ウチ、いつかちゃんと思い出して絵にしたいと思ってんねん」

チエ「そ、そうなん(アカン、ほとんどおぼえてる)」

チエ「ヒラメちゃんなら出来るで」

ヒラメ「チエちゃんが言うとホンマに出来る気がするわ」

チエ「あはははは」タラー

―チエちゃん店内―

マミ「ガス台の掃除も完了ね」フゥ~

ガラッ

ヨシ江「ただいま」

マミ「ヨシ江さん帰りなさい」

ヨシ江「巴ちゃん、店の掃除してはったんですか」

マミ「はい、私にはこのくらいしか出来ませんから・・・」

マミ「私からの感謝の気持ちです」

ヨシ江「チエもえらい喜ぶと思いますわ」

マミ「ヨシ江さん」ギュッ

ヨシ江「と、巴ちゃんどないしはりましたんや」

マミ「ありがとうございます。毎日がとても楽しい日々でした」

ヨシ江「そんなんかましませんよ」

マミ「でも、他人の私が甘えっぱなしで」

ヨシ江「子供は素直に大人に甘えるもんでっさかい」ナデナデ

ヨシ江「こちらこそ、忙しい私に変わってあの子の側にいてくれてありがとう」

ヨシ江「ここ最近、チエ、ものすごい楽しそうにしてましたわ」

ヨシ江「さぁそろそろセンセとこ行かんとみんな待ってますよ」

マミ「はい」

―花井邸―

チエ「お母はんと巴ちゃんが来たでぇ」

テツ「巴―遅いやないかワシ待ちくたびれてもうたどー」

菊「なんちゅうこというてまんねや」

菊「テツどついて黙らしまひょか」

チエ「まぁまぁおバアはん」

マミ「遅れてしまってごめんなさい」

ヨシ江「センセ、すいません」

拳骨「ええんや、みんなそろたな」

全員「はーい!」

拳骨「今日は巴ちゃんがここで過ごす最後の日や 最高の思い出作ろうやないか」

全員「おー!」

拳骨「さぁ思う存分食べて呑んで楽しもう」

全員「わー!」パチパチ

菊崎「もぉ帰ってまうんか残念やなぁ 次、来た時はワシとこのラーメン屋にも来てやぁ」

山下「餃子、サービスしとくで」

マミ「(餃子は外はパリパリ中はジュシー、ラーメンは出汁も麺も調和して私のお腹を満たして行く)」

マミ「(まさにティロ・デュエット)」

マミ「この餃子とラーメンとってもおいしいです。是非、行かせていただきます。」

レイモンド飛田「そんな底辺フードよりワシの所のヘレクラブへ・・・」

マミ「は、はぁ ヘレクラブ?」

菊崎「底辺ってどうゆうことや」ギロッ

山下「兄貴、やってしまいましょ」

飛田「掛かってこんかい赤貧」

秘書「お、オーナーここで喧嘩が始まるとテツが・・・」

飛田「そ、そうやったワシ、また感情がヒートしてエキサイティングしそうに」

マミ「(へんな、英語を使う人ね)」モグモグ

秘書「ワシらのとこステーキ屋なんや」

マミ「あぁヘレ肉が食べられるところだからヘレクラブね」

秘書「そ、そうです。ウチの店にもまた あ、これ試食にどうぞ」

マミ「どうも」パク

マミ「(なんなのこの肉は・・・焼き加減、肉の質まさに究極のステーキと言っても過言ではないわ)」

マミ「(見滝原で食べたらとんでもない値段が請求されるけどこのお値段)」

マミ「ぜひ、行かせていただきます」

チエ「巴ちゃーん、楽しんでるか?」

マミ「えぇ、とっても」

チエ「紹介するわ、ウチの幼馴染のヒラメちゃん」

ヒラメ「こんばんは、平山ヒラメです」

マミ「初めまして巴マミです。今日はよろしくヒラメちゃん」

ヒラメ「巴ちゃんいうんやね、ウチとどっかで合わへんかったかな?」

マミ「ち、チエちゃんもしかして彼女あの時のこと」コショコショ

チエ「全体的には覚えてないけどところどころ」コショコショ

ヒラメ「チエちゃん、巴ちゃんどないかしたん?」

マミ「えぇなんでもないわよ 他人の空似ってよくある事よねって」オロオロ

マミ「私はヒラメちゃんと合ったのは初めてよ」アセアセ

ヒラメ「巴ちゃん、なんかウチの夢に出て来た人に何処となく似てたから」

チエ「ヒラメちゃん、それより、向こうで一緒に3人で御飯食べよ」アセアセ

マミ「そうよ、せっかくだし3人で御飯を食べましょ」アセアセ

ヒラメ「う、うん(確かに夢で見たことあるような)」

―縁側―

朝子「貴方が巴ちゃん?」

マミ「あ、貴方は?」

ヒラメ「あ、センセの奥さんや」

マミ「拳骨さんですか?」ビックリ

朝子「違うわよ。渉さんのフィアンセよ」

マミ「渉さんは・・・」

朝子「あっちよ」

テツ「渉ーちょっとこっちこい」

渉「竹本さん、なんでしょうか」

テツ「チエが小学校の時」パカーン

拳骨「いつまでそんなこと言うとんじゃ」

朝子「ふーん、なかなか貴方、可愛いじゃない」

マミ「え、ええ?」

朝子「御父さんや渉さんから聞いた通りね」

朝子「貴方、もう少し自信を持ちなさい、それから女だからって舐められちゃダメよ」

マミ「もしかして酔ってるの」コショコショ

チエ「たぶん」コショコショ

朝子「てっちゃーん、渉さんをいじめちゃだめよ」ケラケラ

テツ「げぇ、寄るなじゃじゃ馬」

拳骨「どうや巴ちゃん、楽しんどるか?」

チエ「花井のおっちゃん」

マミ「花井先生、今日はありがとうございます」

拳骨「ええんや ワシも久しぶりに賑やかで楽しい」ガハハハハ

ヒラメ「こんばんわー」

拳骨「ヒラメちゃん久しぶりやな」

ヒラメ「最近、部活で忙しかったから」

拳骨「そぉかがんばっとるみたいやな 周がまた美術館に誘うとかゆっとたぞ」

ヒラメ「ほんまに でもまた目ぇ回すのは・・・」

拳骨「安心せぇ今度はゴッホとか言うとったぞ」

拳骨「それよりも巴ちゃんこれ呑むか」

チエ「オッチャンまたメチャメチャなこと」

チエ「巴ちゃんは未成年やで」

拳骨「何ならチエちゃんも呑むか?」

チエ「ウチ、遠慮するわ」

拳骨「残念やな。なかなか手に入らへん酒でな円環の理って言う飲んだら天に導かれるかの如く酔える酒や」

拳骨「お好み焼き屋の親父もほれ」

百合根「あ、アントニオー」グォーzzzz

マミ「い、いただきます」

チエ「と、巴ちゃん、今日はミツルのオッチャンが・・・」

マミ「少しなら大丈夫よ」グビグビ

チエ「巴ちゃん最近、えらい大胆になって来たな」

マミ「!!(甘く優しい香りに喉越し、飲んだ後、身体を優しく包み込まれるよう火照り)」

マミ「(これを呑んだあとどんなに飲んでも体内のアルコールを2日酔いすらすること無く全て)」

マミ「(浄化してしまいそうな究極のお酒ね)」フニャ~

チエ「と、巴ちゃん」ユサユサ

マミ「は!だ、大丈夫よチエちゃん」

チエ「巴ちゃん、たまに自分が未成年ってこと忘れとるんちゃうか」ジトー

ヒラメ「巴ちゃん、不良やぁ」ジー

マミ「そ、そんなことないわよ」アセアセ

菊「楽しんではりますなぁ」

チエ「おバアはん」

マミ「菊さん、こんばんは」

菊「わたいが巴ちゃんに選別としてええこと教えときましょ」

マミ「は、はぁ」

菊「あんさん、ここに来はったとき、えらい暗い顔してはりましたやろ」

マミ「は、はい」

菊「人間、生きとったら何度かホンマに死にたいっちゅうことが何回かありますのや」

菊「そお言う時メシも食べんと物考えるとロクなこと想像しまへんのや」

菊「ノイローゼっちゅうやつになるんですわ」

菊「おまけにさむ~い部屋で一人でいてみなはれ」

菊「ひもじい・・寒い‥もぉ死にたいこれですわ」

菊「不幸の順番ですわ。気ぃ付けなはれや」

マミ「は、はい!」

菊「よろしい、わたいもあんさんみたいな子供がおったらなぁ」

テツ「クソババの死にぞこない~」ベー

菊「テツぅもういっぺん言うてみい」グォォォ

キャイーン

マミ「フフッあははははは」

チエ「巴ちゃん、楽しそうでよかったわ」

マミ「チエちゃん、何か言った?」

チエ「さぁー、楽しむぞぉ」

マミ・ヒラメ「おー!」

私はその後、いっぱい食べていっぱい呑んだ・・・
この掛け替えのない楽しい時間を精一杯楽しんだわ

面白いよ~
支援

>>135
ありがとうございます。
では、投下していきます。

―チエちゃん家、屋根の上―

小鉄「お前、そこでなにしとんねや」

QB「僕がここにいたらまずいのかい?」

小鉄「お前、またチエちゃんを引きこむつもりやないやろな」

QB「最初は、そのつもりだったよ。あの時を過ごした彼女はまどか程ではないにしろ」

QB「魔法少女としての素質・・・かなりの因果律を宿していたからね」

QB「けど、彼女にそのつもりは完全にないからね。諦めることにしたよ」

小鉄「じゃあ、なんでここにおるねん」

QB「マミが魔女になる寸前のエネルギーを回収する為、だったけど」

QB「完全に無理みたいだしね」

小鉄「聞いてええか?」

小鉄「じゃあなんで最初に絶望しとった時、一気に畳み掛けへんかったんや」

QB「まだ、完全に絶望していなかったからさ」

小鉄「あの時、ワシやジュニアの足止めをするのではなく、チエちゃんに契約を迫ったんや」

小鉄「足止めしとったら、巴ちゃんが魔女になってたんやろ」

小鉄「そのほうがチエちゃんと契約できた筈やのに、それをせんかったのはなんでや」

小鉄「お前、もしかして巴ちゃんのこと・・・」

QB「それはないよ。僕達には感情なんてない。今まで数多の魔法少女が犠牲になってきたんだ」

QB「この宇宙の寿命を延ばすためには仕方のないことさ」

小鉄「合理的な方法を取る、お前さんに関して今回のことは、あまりにメチャメチャやでそれに」

QB「それに?」

小鉄「魔女が現れた時も、あのまま何も言わずにほっといたら、チエちゃんが犠牲になって」

小鉄「巴ちゃんのエネルギーの回収が捗ったんやないか?」

QB「・・・竹本チエが犠牲になったら、確かにマミの絶望のエネルギーは回収出来るけど」

QB「その彼女の素質が、僕達としても余りに推しかったからね」

小鉄「それにや、チエちゃんや巴ちゃんとの接触が余りにも少なすぎる」

小鉄「もしかして巴ちゃんに気ぃつこてたんとちゃうか?」

小鉄「お前、感情がどうの言うてるわりには・・」

QB「僕に感情なんかない・・・あってはいけないんだ」

QB「感情があったら、こんなこと正気ではやられないよ」ポロッ

小鉄「お、お前」

QB「お、おかしいな・・・なんで」ポロポロ

クシクシ

QB「少し、僕の話を聞いてくれるかい。雷蔵いや、小鉄」

QB「僕らインキュベーターはずっと昔から、この人類と関わって来たんだ」

QB「そんな時、車の事故から助かる為、契約した少女がいたんだ」

小鉄「(巴ちゃんのことか)」

QB「それから彼女は僕を同居人として迎え入れ、僕の生活が始まった」

QB「僕には必要ないとはいえ、衣食住を提供してくれた」

QB「僕が傷ついた時、身体なんていくらでも換わりはあるのに、それを知らないとはいえ」

QB「彼女は限りのある自分の魔力を使って治してくれた」

QB「彼女は寂しさを誤魔化す為、僕に色々と世話を焼いて来たんだ」

QB「笑っちゃうよね」

QB「真実を知ったら、裏切られた気持ちが絶望へと繋がる」

QB「最初はその気持ちを利用するつもりだった」

QB「あの時・・・真実を知った彼女は仲間に銃を向け、家でも悲しみにくれる姿を・・・」

QB「どんなに辛いときでも、無理して笑っていた彼女が、絶望に打ちひしがれる姿を見て」

QB「モヤモヤとしたものが渦巻いたんだ」

QB「僕には感情がないと思っていたけど・・・そう、心と言う不確かな物が」

QB「どうやら僕にもあったようだ」

QB「この西萩に来て、彼女は笑顔を取り戻した。僕は初めて嬉しいという感情を感じた」

QB「僕はいつの間にかマミを助けたくなった。」

QB「例え、どんな汚名を着せられよとも・・・今さらだけどね」

QB「出来れば、見滝原には戻って欲しくはないよ」

QB「マミにはこのままここで過ごして欲しい」

QB「遠くからでも彼女のあの笑顔を僕は見ていたい」

QB「小鉄。これが僕の本音だよ。満足したかい」

QB「でも信じるのかい、僕の言葉を?」

小鉄「別に、満足とか信じるとかじゃないよ。ただ・・・」

小鉄「ワシが聞いたのより、今回のお前の行動が余りにも、無茶苦茶やったから」

小鉄「ただ、それだけさ・・・巴ちゃんのことしっかり見とけよ」

QB「僕はわかっているつもりさ・・・お互い、主人を見守ると言うのは辛いもんだね」

小鉄「そぉでもないさ、ワシは結構楽しい」ニャハハ

―チエちゃんの部屋―

マミ「チエちゃん、起きてるかしら?」

チエ「起きてるで」

マミ「今日はありがとう」

チエ「ええよ・・・ウチな」

チエ「ウチ、巴ちゃんと逢えてよかった」

チエ「恐いこともあったけど毎日、楽しかってん」

マミ「私もとっても楽しかったわ」

チエ「ホンマに帰ってしまうんか?」

マミ「ええ」

チエ「魔法少女の使命やからか」

マミ「・・・あの時、鹿目さんからの電話でね」

(まどか「わたしは、マミさんに普通の女の子に戻って欲しいんです」)
(まどか「魔法少女になったら、苦しい事や辛いことばかり」)
(まどか「だけど、マミさんはそんな苦しさを抱え続けながら、わたし達と出会う前から」)
(まどか「この街を守ってくれていたんですよね」)
(まどか「おはようとかおかえりって言ってくれる家族がいないなかで、必死にこの街を守る為に・・・」)
(まどか「わたし、キュウべぇから聞きました。新しい家族が出来たんですよね」)
(まどか「だから・・・今まで辛かった分、普通の幸せを思い出して欲しいんです。」)
(まどか「ほむらちゃん達も言ってました。マミさんには幸せになってほしいって」)
(まどか「わたし、ほむらちゃん達が勝つって信じています。それに・・・」)
(まどか「ほむらちゃんは駄目って言うだろうけど・・・もしもの時はわたしも戦います」ティヒヒ)

チエ「それやったら」

マミ「ワルプルギスの夜を倒さなかったら、いずれここにも被害が来るわ」

マミ「私はそんなこと絶対にしたくない」

チエ「う、ウチが契約して魔法少女になったら、巴ちゃんt」

バサッギュッ

チエ「!!(と、巴ちゃん)」

チエ「!!(と、巴ちゃん)」

マミ「あの時も言ったけど駄目よ。チエちゃん」

マミ「これ以上、巻き込むわけにはいかないわ」

マミ「チエちゃんにはチエちゃんのやることがあるのよ」

マミ「お店を開けてその元気な笑顔をみんなに見せてあげなきゃ」

マミ「あの時、知らなかったとはいえ、私は暁美さんの忠告を聞かずに魔法少女を増やそうとしたわ」

マミ「あの子の大切な人までも・・・でも今ならわかるわ 暁美さんの気持ちが」

マミ「鹿目さんを魔法少女にさせない為にも、私は行かなくちゃならないのよ」

マミ「それが私のけじめ、私が戦いに行く理由よ」

チエ「巴ちゃん・・・」

マミ「ところでチエちゃんの夢ってなに?」

チエ「夢?ウチの夢かぁ」ウ~ン

チエ「ウチは出来ればこの店続けていけたらええなぁって」

チエ「いつかはお母はんとお父はんとで出来たら・・・」

マミ「・・・素敵な夢ね。チエちゃんならきっと出来るわよ」

チエ「そぉかな 巴ちゃんの夢は?」

マミ「私、考えたこと無かったんだけど、ここに来てやっと出来たの」

チエ「どんな夢なん?」

マミ「私、チエちゃんを見ていたらね」

マミ「いつか見滝原でカフェをオープンしたいなって」

マミ「カウンターで静かに紅茶やコーヒーを入れながら、クラッシックとかJAZZなんかながしたいわね」

マミ「ケーキはもちろん手作りよ」

マミ「店の名前はセッキオ・ディルソーレ(バケツのおひさん)なんてどうかしら」

チエ「巴ちゃん、ネーミングセンスがもひとつやね」

マミ「そ、そんなことないわよ」プイ

チエ・マミ「フフッははは」

チエ「絶対に帰って来てな」

マミ「ええ、必ず。またここに帰ってくるわ」

チエ「これ、巴ちゃんに」スッ

マミ「こ、これチエちゃんのぽっちり・・・大事な物なんじゃあ」

チエ「絶対に帰って来るって言うお守りやで」

チエ「ウチは戦うとかはできひんけど・・・巴ちゃんは一人やないで」

マミ「ありがとう、大切にするわ」

マミ「私もチエちゃんに」ポワァ シュルシュルシュル

マミ「黄色いバンドよ。魔法で作ったから切れたり、劣化もしないわよ」

マミ「髪を括るのに必要だと思って」

チエ「巴ちゃん、おおきに」

マミ「さぁ、そろそろ寝ましょ」

チエ「そうやね」

次回
テツ「見滝原に着いた巴、そこで待ち構えていたのは最強の魔女ワルプルギスの夜」

テツ「巴、いてまえ!気持ち悪い逆さお化けに負けるなー」

テツ「訪れるピンチに次ぐピンチにまどかは契約してしまうのか?」

テツ「その願いは・・・どうする魔法少女達」

テツ「希望か絶望か・・・んなもんワシが知るかい」ポーイ

テツ「次回「繋がる心 きめたれ巴ちゃん」見たってや~」

第9話「繋がる心 きめたれ巴ちゃん」

ビュォォォォォォォォォォ パオーン ドシンドシン

ほむら「来るわよ」カチャ



さやか「絶対、勝って見せる」シャキン



杏子「ほむら、さやか、気合入れろよ」チャキン



ほむら「こんどこそ、勝って見せるわ」



まどか「みんな、がんばって」



0

ワルプルギス「キャハハハハハハハ」ゴゴゴゴゴ

杏子「行くぜ、さやか」

さやか「オーケー、杏子!」

ズバッ ザクッ

ほむら「これで」バラララララララ

使い魔「ハハハハハ」シュバッ

さやか「こんのぉ」ザシュ

杏子「さやかぁそっちに行ったぞ」

さやか「そっちには行かせない」スパーン

杏子「ほむらぁ雑魚は順調だ。そっちは」

ほむら「本体と交戦中よ。雑魚が片付いたらこっちも頼むわ」

杏子「了解、ちゃっちゃと、片付けちまおーぜ」ザシュザシュザシュ

ほむら「(分が悪いわね。後方支援がいないと。でも・・・)」

ほむら「諦めないわ」ピッ バシュゥゥゥゥゥ

ワルプルギス「キャハハハ」

ドゴォォォォォォン

ドシャァァァァン

さやか「ナイス、ほむら」

使い魔達「キャハハハハハ」

杏子「まったく、キリがない」ザシュ

さやか「ぼやかない、ぼやかない」シュピン

ほむら「ほんとだわ、本体を叩こうにもこう使い魔たちが多いと」ドパパパパパパパ

ほむら「嫌になるわね」チャキ ドシュゥゥゥゥ

ワルプルギス「キャハハハハ、キャハハハハ」キュィィィィン ドワォ

杏子「さやか、あぶねぇ!」

さやか「(やばい)」

ほむら「さやか!」

使い魔「キャハハ」バキッ

ほむら「くはぁ」

杏子「ほむら!くそぉ邪魔すんじゃ」ザシュ

ほむら「右手が・・・」

ドガァァァァン ドシャ

杏子「さやかぁぁぁぁ!」

さやか「あたしは・・・大丈夫・・ギリギリだけど」

ほむら「さやか、急いで回復しなさい」バキューン バキューン

杏子「援護はあたし達が」ザシュ ガシュ

さやか「ほむら、あんた右手を」

ほむら「今はあなたよ。私はあとで頼むわ」ドキューン

ワルプルギス「キャハハハハ」キュィィィィン ドワォ

杏子「編込み結界!」ギャギャギャギャイーン

ドゴォォォォォン

杏子「はぁ・・はぁ・・」

ほむら「ありがとう、杏子」

杏子「あぁ、さやか!まだか?」

さやか「も、もう少し」

キャハハハハ ゴウゥッ

ほむら「もう一発!?」

杏子「くっそぉぉぉぉ」

ほむら「くぅっ」ギリッ

ドガァァァァァァン

ほむら「みんな・・・大、丈夫?」

杏子「さすがに・・・2発目はきつい・・・」フラァ

さやか「きょ、杏子・・・」グッ

使い魔達「キャハハ キャハハハ」

ほむら「あんな・・・大量に・・」

杏子「ここまでかよ」ガシャン

使い魔達「キャハハハハハハハ!」グワッ

ティロ・フィナーレ! バシュゥゥゥゥゥン

ほむら「な、なんで」

杏子「マミ!」

さやか「マミ・・・さん」

マミ「遅れてごめんなさい。来るのに時間が掛かっちゃたの」

ほむら「巴さん、どうして・・・」

マミ「ティロ・ボレー」ドドドドキューン

マミ「鹿目さんから聞いたわ、ありがとうでも・・・」

マミ「私には戦う理由があるわ」バキューン

マミ「美樹さんや鹿目さんを巻き込んでしまった責任もある」ドキューン

マミ「それに・・・暁美さん、貴女と同じように私にも」

マミ「魔法少女になって欲しくない人がいるわ」チャキッ

ほむら「巴さん・・・」

マミ「あの魔女をここで倒せなかったら・・・」

マミ「きっと、後悔することになるから」ガキューン バキューン

さやか「ほむら!」キュィィィン

杏子「さやか、もういいのか」ザシュッ

さやか「マミさんが来たんだ。かっこ悪いとこ見せられないよ」

マミ「さぁ体勢を立て直しましょ」

マミ「美樹さん、佐倉さんは本体をたのむわ」

さやか・杏子「「はい」わかったよ」」

マミ「暁美さんは私と使い魔達を叩くわよ」

ほむら「えぇわかったわ」チャキ

さやか「でぇやぁぁぁぁぁ」シャキン バシュ

杏子「はぁぁぁぁ」ザシュ

ワルプルギス「アハハハハ」

ほむら「はっ」ドパパパパパパ

マミ「はぁぁぁぁ」ババババキューン

使い魔達「キャハハ、キャハハ」

ワルプルギス「キャハハハハハ」ゴゴゴゴゴゴ ゴギューン

ドガァァァァン パラパラ

杏子「あいつ、ビルなんか飛ばしてきやがった」

さやか「あんなの当たらなければ意味なんか きゃぁ」

杏子「さやかぁ ぐぅ」

ガシャァァァァン

杏子「あ・・あいつ・・ビルは1個じゃなかったのかよ」

ほむら「さやか、杏子、今行くわ(時間を)」

マミ「暁美さん、危ない!きゃあ」

ほむら「!?」

使い魔「キャハハハハ」ザシュ

ドシャ

ほむら「くぅっ」

マミ「くはぁ」コロン

―ホルモン屋チエちゃん―

アナウンサー「関東全域に大型の台風が上陸しており」

テツ「チエー、巴の住んどるとこ台風が来とるど」

トットットッ

チエ「テツどいて(巴ちゃん戦っとるんやな)」

テツ「おい、チエ!」

ヨシ江「巴ちゃん、大丈夫でしょか?」

チエ「だいじょぶ、だいじょぶ」

ヨシ江「そぉ言えばチエ、ぽっちりやめはったんですか?」

チエ「うん、巴ちゃんからバンドもろてん」

チエ「さぁ店開けよ。今日もお客さんが待っとるしなぁ」

ヨシ江「チエ・・・あんた」

チエ「さぁーがんばるぞぉー(巴ちゃん、ウチはウチのやるべき事をやる。だから・・・)」

チエ「(巴ちゃん、負けたらアカンで・・・)」

―屋根の上―

ジュニア「チエちゃん、巴ちゃんのこと心配とちゃうんかいな」

小鉄「チエちゃんも戦っとるんや・・・」

ジュニア「戦ってるって、いつものように店開けとるだけやないか」

小鉄「ワシ、チエちゃんてつどうて来るわ」

ジュニア「おい、小鉄ー!」

今日はここまでです。明日の夜に投下します。

―見滝原―

ゴゴゴゴゴゴ

ほむら(みんな、大丈夫?)

杏子(なんとかな)

さやか(マミさんは・・・)

マミ「くぅぅっ」ガラァ

マミ「ハァ・・ハァ・・」フラァ

キラッ

マミ「ぽ、ぽっちり・・・」フラァ

ワルプルギス「きゃははは、あはははは」

使い魔「キャハハハハ」クルクル

(チエ「ウチは戦う事、できひんけど・・・巴ちゃんは一人やないで」)

マミ「チエちゃん・・・」パァァ

さやか「マミさんが髪を・・・」

杏子「解いた」

ほむら「いったい、何をするつもりなの・・・」

マミ「(そうよ。私はもう・・・一人じゃないのよね)」

マミ「(これをこうして)」クルクルギュッ

マミ「出来たわ」ティロ

ほむら「一体、何がしたいの、髪を括ったりして・・・」

マミ「気合よ」パンパン

マミ「テツさんが言っていたわ。喧嘩は根性だって」

ほむら「貴女何を言って・・・それに根性だなんて・・・」

杏子(マミ、敵は根性でどうにか、なるもんじゃねーんだぞ)

マミ「みんなは回復するのに専念しなさい」

マミ「ここは、私がなんとかするから」

杏子(マミ、無茶だ!)

ほむら「気合を入れなおしたからって、この状況は変らないわ」

さやか(マミさんダメ!)

ほむら「自棄にならないで・・・もう一度作戦を・・・GSの残りだって」

マミ「私は大丈夫よ。回復したら援護に来て頂戴」ビシュゥゥン

ほむら「巴さぁぁぁぁん」

ワルプルギス「キャハハハ、アハハハ」

使い魔「キャハハハハハハ」クルクル

マミ「さぁ、がんばらなくっちゃね」パキ、パキ

マミ「(私の心にお日様1つ、明日の分のお日様1つ)」

マミ「(チエちゃん、私に力を貸して・・・)」キュィィィィィン

ほむら「リボンを大量に出して。どうするつもりなの」

マミ「私が経験した。あの日、あの時、あの瞬間の」シュルシュルシュル

マミ「イメージを・・・膨らまして」シュルシュルシュルシュル

(テツ「この、チンピラ」ドゴォ)
(チエ「こらぉ、あんたらいいかげんに・・・」パカァーン)

マミ「フフッ(不思議ね。こんな時でも笑えるなんて・・・)」

マミ「(昔じゃ考えられなかったわね)」シュルルルルルルル

マミ「(ありがとうチエちゃん)」ギュルルルルルルルル

ほむら「腕に集束したリボンが・・・」

さやか「変化した」

杏子「なんだよ。あれ・・・」

マミ「イル・プーニョ・ディヘリオス」ガキンッ

マミ「さぁ、行くわよワルプルギスの夜!」ギュッ

使い魔達「キャハハ、キャハハハ」クルクル

マミ「邪魔ね。でもいいわ、相手になってあげる」

使い魔達「ハハハ、ハハハ」

マミ「かかって来なさい。チンピラ」ニヤリ クイクイ

使い魔達「キャハハハハ」シュバ

マミ「はぁぁぁぁぁぁ!」グォッ

マミ「ボッターレ」ドガァ

マミ「キオッカーレ」メギャ

マミ「リピッキアーレ」ドゴォ

マミ「ダンサ・デル・マジックフィスト」ズガガガガガガガガ

ガッシャァァァァァァン

使い魔達「キュウ・・・」

マミ「続けて!」

マミ「ハイパー」キュィィィィン

マミ「黄金の美脚」グワァ

マミ「スペシャァァァル」ドガァァァァン

さやか「す、すごい」ビックリ

ほむら「(こんなこと。今まで、どの時間軸でもなかったことだわ)」

ほむら「(巴さんが拳で戦うなんて・・・)」

杏子「マミがあんな戦い方するなんてな」ケラケラ

さやか「ほむら、今までの時間軸でもこんな事、あったの?」

ほむら「あるわけないわよ!」

さやか「じゃあ、あたし達、勝てるかもね。」

ほむら「ちょっと、さやか!」

さやか「杏子、あたし達も行くよ!」

杏子「おう!」シャキン ジャラララララ

杏子「あたしもあれ、久しぶりにやるか」

使い魔達「キャハハハハハ」

杏子「出ろぉぉぉ!ロッソ・ファンタズマァァァァァァ」ビシュシュシュシュシュシュ

杏子×30「いっけー!!」ドギューン

さやか「杏子、やるわねぇ。絶対必殺技なんて叫ばねぇって、言ってたくせに」ハハハ

杏子×30「う、うるせぇ!」

さやか「おお恐い、恐い」クスクス

さやか「あたしも集中してぇ」ジャキーン グングングン

さやか「できた」バーン

さやか「愛と怒りと悲しみのぉぉぉ」ブンッブォン

さやか「スクワルタトーレ」ズシャッ ドガァァァァン

杏子「でかけりゃいいってもんじゃねーぞ、さやか!」

ほむら「全く、貴女らしくて無茶苦茶ね」スタッ

さやか「うるさいわね!」

ほむら「遊びじゃないのよ。巴さんを援護するわ」バラララララララ ピッ バシュゥゥゥゥ

さやか・杏子「わかってるって」

カシャン ピタ

ほむら「ターゲット・・・ロック」ピピピピピピピ

ほむら「目標、ワルプルギスの夜・・・発射」ガルルルルルルル バシュ、バシュゥゥゥゥゥゥ バラララララララ

ドゴゴゴゴゴ

杏子「まったく、毎度毎度、どっからあの戦車や機関銃を持ってくんだよ」

さやか「人の事、無茶苦茶って、言えませんなぁ」ケラケラ

ほむら「だまりなさい」

ほむら「あれは私のコレクションよ」ファサァ

さやか・杏子「コレクションってレベルじゃないわよ」ねーよ」

マミ「みんな・・・」フフッ

マミ「私も負けられないわね」クスッ

使い魔「ハハハハハ」

マミ「邪魔よ」グシャ

マミ「あれだけの攻撃でもピンピンしてるのね」ギュッ

ワルプルギス「キャハハハハハ」

マミ「そっち(避難所)へは行かせないわよ」グォ

マミ「ティロ・フィナーレ(物理)」ブォン

ワルプルギス「アハハハハ」ドワォ

マミ「くぅっ」

ドガァァァン モクモク

ほむら「巴さん!」ボララララララ

シュババババババ ギュルルルル

ワルプルギス「キャ、モゴモゴ」ミシ ギリギリ

さやか「巨大な手が・・・ワルプルギスの顔面を・・・掴んだ」

マミ「どうかしら?私のアイアンクローの味は」ギリギリギリギリ

マミ「(菊さんのアレ、出来るかしら)」シュルル

シュルルルルルルルルルギリギリギリ

ワルプルギスの夜「キャハ、ハハハ」ギリギリギリ

マミ「直伝!」スタッ

マミ「はぁぁぁぁぁぁぁ!」グォッ

ほむら「リボンをワルプルギスの首と腰に巻きつけて」

ほむら「何をするつもりなの」

杏子「あ、あの体勢は・・・」

さやか・ほむら「一体なんなのよ」

杏子「ブレーンバスターだ」

マミ「ティロ・コロナ・デラ・テスタァァァァァァ」グォォォォ

ドッガシャァァァァァン

マミ「プーニョ&カッツォット」ギュルルルルル

ほむら「両拳がまた大きくなったわ」

マミ「ヴィヴィアナ・フィナーレ!」ドガガガガガガガガガガガ

ガッシャーン

ワルプルギス「キャハ・・・ハハ」ガラッ

マミ「おまけよ」シュバ

さやか「マミさん、上にいって何を・・・」

マミ「ティロ・スキアッチャータ」ギュルルルルルルル

ドガッ!ズッシィィィィン

杏子「マミの足にリボンを集束させて・・・」

さやか「巨大な・・・ゲタを履いた足が、ワルプルギスの夜を」

ほむら「ふ、踏みつけたわ」ゾクッ

マミ「ふぅ」スチャ

杏子「やったのか?」

ほむら「いえ、まだよ」チャキ

ワルプルギス「キャハハハハハハハハハ」ガラガラガラッ

さやか「そ、そんな」

杏子「あれだけの攻撃をくらって」

ほむら「くぅっ」

マミ「なんて奴なの」フラァ

マミ「まだ、殴られ足りないようね」ザッ ギュッ

まどか「みんな!」

ほむら「ま、まどか」

さやか「まどか、来ちゃ駄目」

マミ「私達なら大丈夫よ」

まどか「でも・・・みんな、こんなにも必死に戦って」

まどか「わたし1人が見ているだけなんて、できないよ」

QB「まどか・・・いいのかい?」

QB「僕の話を聞いても契約をするのかい?」

まどか「うん」

QB「願いが決まったようだね」

マミ「鹿目さん、キュウべぇやめなさい!」

QB「さぁ、鹿目 まどか。その魂を対価に、君は何を願うんだい?」

まどか「全ての宇宙・・・過去と未来の魔女を、この手で生まれる前に消し去る」

まどか「その魂を呪いの呪縛から開放したい」

まどか「さぁ叶えてよ。インキュベーター!」

パァァァァァァァァァァァ!

QB「その願いはエントロピーを凌駕した」

ほむら「まどかぁ!」

まどか「もう、だれも呪わなくていいんだよ」パァァァァ シャキン ギリッ

パシューン

ワルプルギス「キャハ・ハハハ・ハハハ」ボロボロボロ

バシュゥゥゥゥゥゥン

数分前・・・

―避難所―

まどか「みんな・・・勝てるかなぁ」

QB「こればっかりは信じるしかないね」ピョコ

まどか「キュウべぇ、わたしね・・・契約してワルプルギスの夜を・・・」

QB「まどか、もう少し、待ってくれないか?」

まどか「え・・・なんで」ビックリ

QB「ほむら達は、君を契約させない為に、がんばっているんだ」

QB「今、マミもこっちに向かって来ている。まだ勝敗はわからない」

まどか「マミさんが・・・何で」

QB「マミにはマミの戦う理由があるのさ」

QB「君がみんなを待っているように」

QB「マミにも信じて待っている人がいるんだよ」

まどか「前にキュウべぇが話してくれた、新しい家族?」

QB「そうさ・・・」

QB「チエって言う子なんだけどね。彼女も素質はあったんだ」

QB「でも、彼女は自分のやるべき事を知っている」

まどか「自分のやるべき事?」

QB「そうだ。その人にしか出来ないことだよ」

QB「仮に君が僕と契約して、ワルプルギスの夜を倒せば」

QB「次に最悪、最強の魔女になるのは君だよ・・・」

まどか「え・・・」

QB「恐らく全ての人間を虐殺してしまうほどさ」

QB「それだけは、させるわけにいかない」

QB「マミに出来た新しい家族を失えば」

QB「今度こそ絶望に染まってしまう」

QB「僕はそんなマミの姿を見たくない」

QB「だから、僕は君とそんな願いで、契約するわけにはいかない」

QB「さっきも言ったけど、勝負はまだ終わってない」

QB「もし、本当に契約するなら」

QB「今まで君が、魔法少女や魔女と関わって感じたことを踏まえて」

QB「まどかの叶えたい本当の願いはなにかを・・・」

QB「この戦いを見ながら、ゆっくり考えればいいさ」

まどか「うん」

続きは明日の夜に投下します。

体調不良で投下が遅れました。ごめんなさい。
読んでくれる人がいて感激です。

それでは投下します。

QB「まどかの願いは叶った」

QB「彼女の願いにより、この世界から存在が消え、一つ上の段階にシフトした」

QB「そして新たな理を生み、宇宙が再構成されている」

ほむら「そんな・・・まどかの存在自体が、この世界から、最初からなかったことになるの」

杏子「そんなことって」

さやか「死ぬより残酷すぎる」ポロポロ

パァァァァァァァァ

まどか神「しかたないよ。これが、わたしの出来る精一杯なの」

まどか神「それに安心して、わたしはみんなの側にいるよ」

まどか神「だから、そんな悲しい顔をしないで」ポロポロ

ほむら「まどか、私は何のために・・・」ポロポロ

まどか神「ほむらちゃん、今までわたしの為に、一杯がんばってきたんだよね」

まどか神「ありがとう、それから・・・ごめんね」

ほむら「まどかぁぁぁぁぁ」

シュルルルルルギュッ

まどか神「!?」

まどか神「マ、マミさん!」

ほむら「と、巴さん」グジュ

マミ「馬鹿な事を言ってんじゃないわよ」ギリッ

マミ「そんな事、私がさせないわ」

マミ「鹿目さん、あなたの家族はどうするの?」

マミ「記憶がなくなるから、誰も寂しくないとでも思っているの」

マミ「例え、記憶がなくなったとしても、あなたの家族は必ず思い出すわ」

マミ「その時、あなたはどうするつもりなの」

マミ「残された家族の気持ちを考えたことはあるの・・・私達の事だって・・・」ギリッ タラァ

杏子「マミ、無茶だ」

ほむら「まどかは・・もぉ」

マミ「無茶なんかじゃないわよ」

杏子「マミ・・・」

さやか「マミさん」

マミ「キュウべぇ、私の魔法はなんなの?」

QB「繋ぎ止める・・・はっ!」

マミ「そうよ!私の魔法は繋ぎ止める力」ギリギリギリギリ

マミ「鹿目さんをこの世界に繋ぎ止めることだって、出来るはずよ」ギリギリギリ

まどか神「マミさん、そんなこと出来るわけが」

マミ「女は根性よ。可能性があるならインケツからカブにだって出来るわ」

ほむら「巴さん、何を言って・・・」

マミ「それに鹿目さん、あなたはルールを捻じ曲げたのよね」

マミ「上等よ。だったら、私はインケツをカブと言いはってでも、押し通して見せるわ」

杏子「へへっ、やってやろーじゃん」スクッ

杏子「最後は愛と勇気が勝つストーリーってのにしてやろうじゃねーか!」ガシッ

杏子「それに、イカサマを押し通すって言うの、嫌いじゃない」ニヤ

さやか「マミさん、私も手伝うよ。イカサマするなら2人より3人」ギュッ

さやか「まどか、あたし達と一緒に帰ろう、見滝原に」グググッ

ほむら「あなた達まで・・・」

まどか神「さやかちゃん、杏子ちゃん、マミさん・・・」ポロポロ

さやか「ほむら、あんたも手伝いなさいよ」ギュゥゥゥゥ

ほむら「私は・・・まどかの願いを・・・」

マミ「暁美さんは鹿目さんが本当に大丈夫だと思ってるの?」

マミ「家族や友人と離れ離れになって、一人で永遠の時をさまよう事になるのよ」

マミ「そんなの耐えられるわけ・・・無いじゃない」

ほむら「わたし・・・私・・」

QB「ほむら、君は別の時間の僕に契約した願いは何だい?」

ほむら「私の願い・・・まどかを守る・・・こと」

マミ「じゃあ、暁美さんも手伝いなさい!」

マミ「これまでだって、絶望の運命を足掻いて来たんでしょ」

ほむら「でも・・・」

マミ「甘ったれるんじゃないわよ!」

マミ「貴女の願いはそんなものだったの」

マミ「自分の願いは自分で叶える物よ」

マミ「だから、貴女はこれまでも、戦ってきたんでしょ」

マミ「願いは所詮きっかけよ。後は自分がどうしたいか、どうなりたいかなのよ」

マミ「あと、もう一息なんだから」

マミ「そこで泣いてないで、さっさと手伝いなさい」ギリギリギリギリ

マミ「暁美 ほむら!!」

ほむら「・・・わかったわ」ガシッ

ほむら「最後は、私自信の手で叶える」

ギリギリギリギリギリギリッ

マミ・杏子・さやか・ほむら「いっけぇぇぇぇ!」

まどか「わたし・・裂けちゃうよ」

バシィィィィィン・・・ポテッ

ドシャァァァァァァ

杏子「痛ってー」ジンジン

さやか「う~ん」スリスリ

ほむら「まどかは?」

マミ「あわわわわわわわ」

まどか・まどか神「「へ?」」

ほむら「きゃぁぁぁぁぁぁぁ」ビックリ

さやか「へ?」

杏子「は?」

マミ「エライこっちゃ」ドッキリ

まどか・まどか神「「みんな、どうしたの・・・ん?」」

まどか・まどか神「「あー!なんだ鏡か」」ホッ

さやか「ちょっと、まてーい」ビシッ

ほむら「まどかが2人に・・・」ホムゥ

QB「ほむらの祈りとマミの繋ぎ止める力」

QB「さやかと杏子の魔力が加わって、まどかの因果律と本人が分裂した」

QB「当然のことだよね」

ほむら・さやか・杏子・マミ「「わけがわからないよ」」

QB「それは、僕のセリフだね」

数分後

杏子「で、まどかの奴、これからどうなっちまうんだ?」

ほむら「まどかが2人、まどかが2人」ホムホム

さやか「こぉら!興奮しない」ギュ

ほむら「ぐるじぃわぁ」バタバタ

まどか「みんなー、決まったよー」ニコニコ

ほむら「だにがぎまっだの」ゲホゲホ

まどか「今の状態はキュウべぇが、さっき説明した通りなんだけど」

まどか「えーっと、なんだっけ?」ティヒヒ

まどか神「わたしが説明するね」

まどか神「簡単に説明すると、これからはわたしが概念に残って」

まどか神「もう一人のわたしが元いた世界に帰ります」

さやか「でも、概念のまどかが1人ぼっちに・・」

まどか「心配、無用!」エッヘン

まどか神「マミさんのリボンとみんなの力が因果の糸に繋がって」

まどか「概念のわたしと」

まどか神「人間のわたしが見たもの聞いたこと感じたことを共有できます」

まどか・まどか神「「エッヘン」」

さやか「本当に?」ギュー

まどか「ひゃゃかひゃん、いたひひょ」ウルウル

まどか神「さやかちゃん、痛いよ~」スリスリ

ほむら「やめなさい、さやか」

杏子「やめとけって。罰があたるぞ」

さやか「まどか、ごめんね」

まどか・まど神「「も~、さやかちゃんったら」」プンプン

まどか「みんな、ありがとうございます」

まどか神「特にマミさん」

まどか「マミさんが行動してくれなかったら、わたしは・・・」

まどか神「いっぱい後悔することになったんだと思います」ペコ

マミ「そんな、改まらなくてもいいわよ。おかえりなさい鹿目さん」

まどか・まどか神「「ただいま」」ティヒヒ

まどか「魔法少女を救うのはよろしくね」

まどか神「まかせて。あなたはわたし、わたしはあなたよ」

まどか「うん」

まどか神「じゃあ、みんな帰ろう」

まどか「見滝原へ」

キュィィィィィィィィン

数ヶ月後

チエちゃんへ
お元気ですか?鹿目さんは結局、契約しちゃったけど。そのおかげで魔女は居なくなり、キュウべぇ達が新たにシステムを一から創りなおして、今度は、人の心から生まれる。魔獣と呼ばれる存在と戦うことになったわ。ごたごたが続いていて、すぐに連絡が出来なくてごめんなさい。
この前、チエちゃんから電話が来た時はビックリしたわ。だって世界が改変されて魔女が存在しなかったら、チエちゃんとの出会いもなかったことになると思っていたから。鹿目さんによるとチエちゃんの町には元々、独立した時空の乱れがあったみたいでそれが影響したからって言っていたわ。いったい何のことなのかしらね。

―廃工場―

まどか「えいっ!」パシュゥゥゥン

ほむら「巴さん、魔獣がそっちに行ったわ」バラララララララ

マミ「わかったわ。ティロ・ボッターレ」ズドーン

魔獣「オォォォォォン」

まどか「やったね。マミさん」

杏子「マミの奴、あの時から、すっかり戦い方が変ったな」

さやか「前もよかったけど、今のマミさんの方がかっこいいよね」

ほむら「ネーミングセンスはともかく、ただなぐゥグゥ」モガモガ

さやか「はいはい、余計な事は言わない、言わない」

マミ「フフッ、さぁ帰るわよ。みんな」

杏子「えー、あたし、お腹すいたぞ。マミ」

杏子「マミんとこで晩御飯でも食べたいなー」

さやか「こら、杏子いいこというじゃない」

まどか「わたしもみんなで、何か食べに行きたいなって」ティヒヒ

ほむら「まどかが行くなら賛成よ」

マミ「たしかに晩御飯には、丁度いい時間ね」

マミ「じゃあ、私の家で何か食べて行く?」

杏子「さっすがマミ!」

マミ「今日は私の家で焼肉でもしない?」

杏子「に、肉が食えるのか?」キラキラ

さやか「こぉら、がっつくな」

マミ「野菜もちゃーんと、食べるのよ」

杏子「はーい!」

まどか「マミさんの家に行く前にお肉を買って行かないと」

ほむら「タン、ロースにカルビもいいわね」

マミ「心配ないわよ。この前、大阪からホルモンが沢山届いたのよ」

マミ「一人じゃ食べきれないからみんなで食べましょ」

QB「マミ、僕も食べたいな」

マミ「はいはい、ちゃんとあげるわよ」

ほむら「ホルモンって?」

杏子「あたしは肉なら何でもいいぜ。マミの家まで競争!」ピューン

さやか「あ、まちなさいよ」タッタッタッタ

マミ「負けないわよ」タッタッタッタッタ

まどか「ほむらちゃんも行こう」ギュ

ほむら「えぇ」タッタッタッタッタッタ

私達の魔法少女が戦う運命が続く・・・けど今はあの時とは違う
私には一緒に戦う仲間がついているわ。
それからチエちゃん、落ち着いたら、そっちに行くわね。
PS魔拳の舞闘者。巴 マミより

―店内―

チエ「ネーミングが魔拳の舞闘者ってまた・・・」ハハハ

ガラガラッ

チエ「いらっしゃーい」

常連1「チエちゃーん、ホルモンとビール」

チエ「はいはーい」

常連2「なんや、今日はいつもより元気があるなぁ」

チエ「ウチはいつも元気やで(巴ちゃん、ウチも待ってるで)」

次回

ほむら「次回の予告ね」

まどか「最近、マミさん。嬉しそうだね」

杏子「そぉ言えば、夏休みに大阪に行くってよ」

さやか「なにやら、面白そうな予感が・・・」

まどか「ねぇ、やっぱり駄目だよ。勝手に付いて行っちゃ・・・」

ほむら「いいえまどか、私達は知る必要があるわ」

ほむら「例の新しい巴さんの家族を・・・」ホム

まどか「次回、番外編「糸が絡まる。グルグル巻き」

まどか「み、見たってや~」モジモジ

ほむら「微妙な大阪弁を喋るまどかも素敵ね」ホムホム

今回はここまでです。

訂正
番外編「糸が絡まる。グルグル巻き」×
最終回「最終回とはいうものの」○

時間がかかりましたがぼちぼち投下します。

最終話「最終回とは言うものの」

魔獣「グォォォォォォォン」

マミ「行くわよ」グググッ

マミ「ティロ・フィナーレ(物理)」ドッゴーン

マミ「これで、最後ね・・・」パァァァァ

スタッ

ほむら「今ので、終わりのようね」パァァァ

マミ「ええ、そのようね」フゥ

杏子(こっちも、片付いたぞ)

まどか(みんな、お疲れ様ぁ)

さやか(はぁ~疲れた)

ほむら「巴さん、私達も引き上げましょ」

マミ「・・・・」ボー

ほむら「巴さん」

マミ「・・・」ボー

ほむら「巴さん!」

マミ「はっ!?」

ほむら「どうしたの?ぼーっとして」

マミ「え、ええ。なんでもないわよ」アタフタ

マミ「み、みんな、お疲れ様」アタフタ

マミ「きょ、今日はここで解散ね」

杏子(えぇ~、マミ、ケーキはー?)

マミ「みんな、ごめんなさいね。課題が少し残っていて今日は・・・」

杏子(しょうがないなぁー、学生ってめんどくせぇよなぁ)

さやか(あんたも今は学生じゃんか!)

杏子(そうだった、そうだった。すっかり忘れてたー)ケラケラ

さやか(まったく、あんたって奴は)

まどか(わたし達も宿題があったと思うんだけど・・・)

ほむら「今日の所はここで解散ね」

マミ「じゃあ、明日また学校で逢いましょう」ピョーン

ほむら「・・・行ったようね」

ほむら(キュウべぇ、巴さんのだけ、テレパシーの回線を切りなさい)

QB「なぜだい?」

ほむら「いいから、早く」

ほむら(みんな、一度、私の家に集まって。作戦会議よ)

まどか(マミさん抜きで?)

さやか(仲間はずれはいけませんなぁ)

杏子(マミに何かあったのか?)

ほむら(そうよ。その巴さんのことでよ)

今日はここまで今週の土曜日にまた投下します。

―ほむホーム―

杏子「で、なにかあったのかよ」ポリポリ ムシャムシャ

ほむら「最近、巴さんの様子、少しおかしいと思わない?」

まどか「確かに最近、ぼーっとしていることが多いような・・・」

まどか「この前も・・・」

(回想)

―マミ宅―

さやか「でねぇ杏子が家で・・・」

まどか「ま、マミさん・・・こ、紅茶」

さやか「へ?う、わぁぁぁぁぁぁ」

マミ「トーラノフンドシ、ヒグマノパッチ」ダバダバダバダバ



まどか「って言うことが」

さやか「あぁ、確かにそんなことがあったわね」ケラケラ

杏子「あたしも思い出した。2、3日前にも・・・」

(回想)

杏子「ケーキ、ケーキってわぁぁぁぁぁぁぁ」

マミ「タツノオトシゴ、シャ~レゴウベ」グニュニュニュニュ~

マミ「ハッ!?クリームを出し過ぎちゃったわ」



杏子「さすがのあたしもクリームの食べすぎで胸焼け」

杏子「まったく、まいったぜ」ケラケラ

ほむら「みんな、見た事はあるようね」

杏子「そう考えると確かに、最近のマミはいつにも増して、ぼーっとしていたような・・」

まどか「杏子ちゃん、いつもってそれは・・・」

杏子「昔っからマミは・・・」

さやか「いーまーはいいの。ほむら、あんたの結論は出てるんでしょ」

ほむら「えぇ所謂、ひとつのホームシックね」

杏子「ホームシック?マミの家って見滝原じゃねーか」

さやか「だーかーら、数日間、私達と離れたことがあったでしょ」

杏子「そぉいやそーだったな」

まどか「そのときに仲良くなった子・・・」

ほむら「たぶん、そうだと思うわ」

ほむら「あの戦いのあとのゴタゴタで、連絡も殆ど取れていないと考えられるわね」

杏子「じゃあ、夜に電話を掛ければいいじゃねーか」

さやか「確かにそうよね」

QB「それについては僕が答えよう」

みんな「キュウべぇ!?」

ほむら「そうしてちょうだい。あの時、唯一、巴さんについて行き」

ほむら「全てを目撃したのだから」

QB「じゃあ、とりあえず。さっきの電話の事だけど。基本、夜は無理さ」

杏子「なんでだよ」ポリポリ

QB「まぁ、聞きいてくれ」

QB「彼女、竹本 チエは学生をしながら飲み屋を経営しているんだ」

さやか「中学生なのにお店を経営してるの!?」

QB「小学生の時から実質、経営責任者だった見たいだよ」

まどか「お父さんとかお母さんは・・・」

QB「母親は裁縫学校の教師で父親は・・・」

QB「む・・用心棒とかしていたみたいだよ(まぁ町にいるヤクザを叩きのめしているみたいだし)」

QB「話を戻そうか(間違ってはいないよね)」

QB「営業は夕方の17時から約23時頃までさ」

QB「飲み屋だから当然だよね。そのあと片付けや店の帳簿を付けたりと何かと忙しい」

QB「定休日もあるけど。受験生としての事を考えるとマミも気を使っているのさ」

QB「それに、君達には魔獣の退治がある。時間の擦れ違いが電話の出来ない原因でもあるね」

ほむら「あなたから、その子に言ってあげる事は出来ないの?」

QB「もちろん、その気持ちはあるけど。周りから言った事が原因でギクシャクしたらどうする?」

QB「こればっかりはお互いに任せるしかないよ」

QB「(一応、マミには電話をしてみたらって言ったけど)」

QB「(気を使ってなかなか連絡しないからなぁ)」

QB「まぁ、君達が今、しなければ行けないことは」

QB「マミを大阪に行かせてあげることだね」

QB「僕からも君達にお願いするよ」

ほむら「インキュベーターが・・・」ビックリ

さやか「誰かの為に・・・」ビックリ

杏子「お願いした・・・」ポロッ

まどか「キュウべぇってマミさんの事になると一生懸命になるんだね」

QB「ぼ、僕は別にそんなつもりじゃ・・・」

さやか「お、まどかは何か、知ってるんだな、教えなさいよー」ワキワキ

ほむら「興味、あるわね」ホム

杏子「まどか、早く教えろよ」ワクワク

まどか「実はね。あの時、避難所でね」ティヒヒ

QB「わぁぁぁぁ、まどか、お願いだからやめてくれ」アワワワワ

今日はここまでまた来週に投下します。

››219
220のイメージで書いてましたので、漏れてないことにしておいてください

―マミ宅―

マミ「チエちゃん、どうしてるかしら」ハァー

マミ「久しぶりに大阪に行きたいけど・・・魔獣退治をみんなだけに任せるわけにはいかないし」

マミ「電話もしたいけどお店もあるだろうし・・・」ハァ~

Pirrrrrrrr pirrrrr

マミ「チ、チエちゃんからだわ」ティロ

Pi

マミ「はい、もしもし」

(チエ「巴ちゃん、久しぶりやけど元気にしてた?」)

マミ「えぇ、とっても元気よ。チエちゃんも元気そうね」

(チエ「ウチはいつも通り、それより、電話せんかってごめんな」)

マミ「いいの。お店もあるし、私も魔獣退治があったから・・・」

マミ「電話をするのはどうしても夜になっちゃうし、定休日に電話したかったけど」

マミ「チエちゃんにも勉強があるって考えたら、私も電話が出来なかったし・・・」

マミ「私の方こそ、ごめんなさい」

(チエ「なんや、そんなこと気にしてたん。ウチは巴ちゃんの電話やったらいつでもええのに」)
(チエ「巴ちゃん、気ぃ使いすぎやなぁ」)

マミ「チエちゃん、ところで今日はどうしたの?」

(チエ「そう、そう巴ちゃん夏休みにでもこっちに遊びにこぉへん?」)

マミ「嬉しいけど、魔獣退治があるから・・・」

(チエ「そぉか、ウチ、夏休みは夜以外はいつでも暇やから遊びにきいや」)

マミ「えぇ」

(チエ「巴ちゃんもたまにはゆっくりしなアカンで」)

マミ「うん、お互い、体には気をつけましょ」

マミ「じゃあ、お互い明日もあるし、おやすみなさい」

(チエ「巴ちゃん、またなぁ」)ガチャン

マミ「行きたいなぁ・・・一応、みんなに相談してみようかしら」

BQ「・・・・」

次の日

―学校屋上―

ほむら「巴さん、相談ってなにかしら(来たわね)」

マミ「えぇっとね。実は・・・」

杏子「なんだよ。マミ、何かあったのか?(来た、来た)」

さやか「杏子、そんなに急かしたらマミさんだって言いにくいよ(キュウべぇの言った通りだね)」

まどか「マミさん、何かあったんですか?(マミさん、がんばって)」

マミ「大阪の友達にね。夏休みにこっちに来ないかって誘われて・・・」

マミ「で、でも魔獣退治もあるしから・・・どうしようかなって」

ほむら「巴さん、あの時、私に言ったわね」フゥ

マミ「?」

ほむら「自分の願いは自分で叶える物って」

マミ「・・・うん」

ほむら「もう一度聞くわ、巴さん、あなたはどうしたいのかしら?」

マミ「私は・・・逢いに行きたい。チエちゃんに逢いたいわ」

マミ「でも・・・魔獣退治はみんなに任せることになるわね」

まどか「私達は大丈夫です」

杏子「マミが休んでも大丈夫だって」

さやか「魔獣退治はあたし達がしっかりやります」

まどか「だから、チエちゃんに合いに行ってください」

ほむら「今回の事、よく私達に言ってくれたわ」

ほむら「いいわよ。大切なんでしょうその子のことが」

ほむら「その間、私達が魔獣退治を引き受けるわ」

ほむら「その、元気な姿を見せてあげて」ファサァ

マミ「み、みんなぁ」ウルッ

さやか「1人で考え込まないでくださいよ」

杏子「マミ、あたしら仲間だろ、水臭いじゃねーか」

まどか「これが、私達の気持ちです。チエちゃんに逢いに行ってください」ティヒヒ

マミ「ありがとう・・みんな」グジュ

―ほむホーム―

まどか「マミさん、喜んでたね」

さやか「そうだね~」

ほむら「今頃、電話してるんじゃないかしら」

杏子「あたしも、もっとみんなに頼ろうかなぁ」

杏子「って言うわけでまどか、今日の宿題を写させてm」

さやか「まどかをそんなことに巻き込むな」

杏子「ちぇーいいじゃんか、仲間だろ、ケチー」

さやか「あんたはまったく」

QB「僕からもお礼を言うよ。ありがとう」

ほむら「あなたが私達にお礼を言うなんてね」

杏子「ほんと変わったよな、お前」

QB「僕にだって感謝の心はあるさ」

杏子「ところでさ、ほむら、まだなんか企んでるんだろう?」

ほむら「あら、鋭いわね」

杏子「まぁ、じゃないと今日もここに集まる理由がないからな」ポリポリ

さやか「動物の感?」

杏子「な、なんだとー」キシャー

さやか「わー、杏子に食べられる~」

まどか「まぁまぁ、で、ほむらちゃん、何をするの?」

ほむら「尾行よ」

さやか「あんた、何をどうしたらそんな考えに・・・」

ほむら「だって優雅な魔法少女が屈強なファイターになって帰ってきたのよ。気になるじゃない」

杏子「マミの場合はファイターじゃなくてあいたーって感じだよな」

ほむら「そんな、中二病ネーミングの話じゃないわ」

まどか「マミさんのネーミングセンスっていいと思うんだけどなぁ」

杏子「え~そうか?」

さやか「ロッソ・ファンタズマ」ボソッ

杏子「あ、あれはあたしが考えたんじゃn」カァー

ほむら「はぁ~。話を戻すわよ」

ほむら「つまり」

ほむら「興味があるってことよ。竹本 チエっていう子が」

まどか「ほむらちゃん・・・」ウル

ほむら「ち、違うのよ。まどか、私の心はあなたの物よ」アタフタ

QB「まったく、君の好奇心には呆れるよ」キュップイ

さやか「確かに、マミさんが大阪で何があったかって気にはなるわよねぇ」

杏子「どうせ、話す気は無いんだろ」チラッ

QB「マミのプライベートだからね」キュップイ

さやか「ほむら、目的はそれだけなの?」

ほむら「まどかと大阪でたこ焼きをお互いにフウフウして食べることよ」

さやか「あんたねぇ」ハァ~

さやか「で?魔獣退治はどうするのよ」

ほむら「大丈夫よ。助っ人を頼んであるわ」

杏子「助っ人って誰だよ」ポリポリ

ほむら「美国さんや他の魔法少女よ」

さやか「あんたって、思ってた以上に、変なコネ、持ってるわね」

ほむら「長いことループしてたら、色々あるのよ」

ほむら「ところでみんな、お金はあるのかしら?」

まどか「あ、あたしは・・・(概念の私、助けて・・・)」

さやか「あったっけなー・・・(毎月のお小遣い前借りしっちゃったしなぁ)」サッ

杏子「・・・(ATMを破壊したらって言ったら、マミに怒られたっけ)」

ほむら「無いのね・・・」ハァ~

ほむら「まぁいいわ、今回は私のポケットマネーから出すわ」

杏子「神様!」

さやか「仏様!」

まどか「ホムラ様!」

ほむら「計画の発案者として当然よ」

さやか「で、お金はどこから・・・」

ほむら「聞きたい?」ニヤァ~

まどか・さやか・杏子「え、遠慮します(あ、悪魔スマイルぅぅぅぅぅ)」ブンブン

―マミ宅―

(チエ「巴ちゃん、こっちに来れるんか?」)

マミ「えぇ、みんなが行って来ていいって言ってくれたわ」

(チエ「よかったな巴ちゃん。いつ頃来れるん?」)

マミ「明後日の始業式が終わったら、すぐにでも行けるわよ」

(チエ「ウチんとこは明日やから、かまへんで」)

マミ「じゃあ、始業式が終わったら、すぐにそっちに行くわね」

(チエ「ウチ、楽しみにしてるわ」)

マミ「うん」

(チエ「じゃあ、そろそろ店始めるし」)

マミ「えぇ、頑張ってね。チエちゃん」フフッ

(チエ「巴ちゃん、おおきに」)

Pi

マミ「さぁ、準備しなくっちゃ」ガサゴソ

QB「マミ、よかったね」

マミ「あら、キュウべぇお帰り」

QB「すごい散らかりようだね」

マミ「これから、大変よ。明後日までに学校、魔獣退治と平行して家の掃除も・・・」

QB「掃除は帰って来てからすればいいんじゃ・・・」

マミ「駄目よ。やっぱり、帰ってきた時にはキレイな部屋の方がいいわ」

マミ「それに前回、帰ってきた時、佐倉さんの散らかした跡を片付けるのに、苦労したんだから」

QB「確かに、すごい荒れようだったね」

マミ「わかったら、キュウべぇも手伝うのよ」

QB「僕は小鉄やジュニアじゃなんだけどなぁ」

マミ「つべこべ言わない」

QB「やれやれ、僕は日本一不幸なインキュベーターだよ」

今日はここまでです。また来週に投下します。今更ですがクロスもので
じゃりン子チエってマイナーですよね。

当日・・・

―見滝原駅―

マミ「チエちゃんのお土産。何がいいのかしら?」

マミ「見滝原饅頭か見滝原レインボーモナカ、キュウべぇ、どっちがいいかしら」

QB「どっちでもいいと思うんだけど・・・第一、君は既に手作りのクッキーを持ってるじゃないか」

マミ「もぉ、キュウべぇったら」プン

マミ「あ、あれはチエちゃんと一緒に・・・」テレッ

QB「やれやれ」

―柱の影―

まどか「マミさん、お土産で悩んでる」

杏子「あたしはどっちも、うまいと思うんだけどなぁ」

ほむら「確かにどちらも美味しいわね」

さやか「あたしは見滝原水饅頭かなぁ」

まどか「ちゃんとマミさんを見ておかないと見失っちゃうよ」

ほむら「そうね。あなた達、まどかの言う通りよ」

さやか「あんたも話しに乗ってきてたじゃんか」

杏子「うんうん」

ほむら「一般的な感想を行っただけよ」

まどか「ほら、マミさんが行っちゃうよ」

ガタンガタンッ ガタンガタンッ

アナウンス「萩ノ茶屋~萩ノ茶屋~」

マミ「うぅぅぅん、やっと着いたわ」

マミ「うん、時間もぴったりね」ワクワク

―柱の陰―

ほむら「やっと、着いたようね」

杏子「乗り換えが多すぎてあたし疲れた」グデー

さやか「確かに」フゥ~

ほむら「とりあえず、宿の確認をしましょ」

ほむら「あとの追跡は、巴さんの魔力を探知すればいいことだし」

杏子「さんせーい」

ほむら「そぉいえば、まどかのお母様の友達もここなのよね」

まどか「うん、大阪に行くってママに言ったら、大学の友達に東京から大阪へ、引っ越した人がいて」

まどか「連絡するから、そこに行きなさいって。名前は花井 朝子って言う人なんだけど」つ地図

ほむら「ここから、近いようね」

さやか「さぁ、杏子も、もう一頑張り」

杏子「へーい」グデー

―チエちゃん店前―

マミ「着いたわ・・・(ドキドキするわね)」

ガラッ

マミ「チエちゃん、来たw」

パカーン

チエ「し、しまった。巴ちゃーん」アタフタ

マミ「い、痛い」キュー バタッ 

―店内―

チエ「ご、ごめんな。巴ちゃん」

マミ「フフッ、相変わらず元気ね。チエちゃん」ジンジン スリスリ

チエ「お土産ええのん?」サクサク

マミ「いいのよ。お世話になるんだから気にしないで」

チエ「おおきに。クッキーは巴ちゃんが作ったん?(お土産はテツが食べへんようにしとかんと)」

マミ「えぇ、美味しいかしら?」

チエ「おいしいで」ニコッ

マミ「よかったぁ」フフッ

チエ「巴ちゃん髪形変えたんやね。それからぽっちり付けてくれてるんや」

マミ「えぇ、似合うかしら?」

チエ「ウチはかわいい思うで」

チエ「ポニーテールってやつやんな(クルクルが一つになって大きくなってる)」

マミ「ええ、この髪形の方が動きやすくって。」

マミ「チエちゃんもヘアゴム付けてくれてるのね」

チエ「どう、似おてるか?」

マミ「えぇとっても似合うわよ」

チエ「まだ、戦ってるんやね?」

マミ「えぇ、でも、もう一人じゃないわ」

マミ「私には仲間とチエちゃんから貰ったお守りが付いてるんだから」

マミ「大丈夫よ」

チエ「巴ちゃん・・・」

チエ「まぁ、せっかく来たんやから、いっぱい楽しんでいってや」

マミ「うん、そのつもりなんだから」

チエ「店、開けるのまだまだやし、遊びに行こか?」

マミ「えぇ、行きましょ」

―カルメラ亭―

ガラッ

山下「いらっしゃーい。お。チエちゃん」

チエ「オッチャン、どないしたん?」

菊崎「チエちゃん聞いてぇな。ワシらんとこ大食いチャレンジやってたやろ」

菊崎「開始1週間目でクリアされてもうてん」

チエ「ウチ、写真では見た事あるけど麺が5玉入ったラーメンと30cmの餃子セットやろ」

チエ「あんなん食べきるってどんなやっちゃ」

山下「しかもクリアしたのはチエちゃんくらいの女の子やったで」

チエ「えらいけったいな子やなぁ」

菊崎「それより今日はどないしたんや?」

チエ「巴ちゃんがラーメン食べたいって言うたから来てん」

マミ「こんにちわー」

山下「おぉ巴ちゃん。久しぶりやなぁ」

マミ「ご無沙汰してます」

菊崎「あんときの約束や餃子サービスしとくで」

マミ「え、でもお店が・・・」

菊崎「子供が気にせんでもええ、おい、用意するぞ」

山下「へい、兄貴ぃ」

マミ「(あの量のラーメンと餃子を食べるなんて佐倉さんみたいな子ね)」

チエ「巴ちゃん、何頼むん?」

マミ「じゃあ、チャーシューメン大盛り(まさかね・・)」

チエ「ウチは醤油ラーメンにしとくわ」

山下「チャーシューメン大盛りと醤油ラーメン一丁」

菊崎「おっしゃ、気合入れてくでぇ」ジュゥゥゥ

―ほむら一行―

杏子「あー食った、食った」ゲフー

まどか「杏子ちゃん、大丈夫?」

杏子「へーき、へーき。あんなうまいラーメン屋は風見野以来だな」ポンポン

さやか「おかげであたし達の料金はタダになったけど・・・」

ほむら「店主の顔が青ざめていたわね」

杏子「勝負の世界は弱肉強食なのさ」ケフー

ガラッ

菊崎「チエちゃん、巴ちゃんまたきいやー」

山下「ありがとー」

チエ「オッチャンら、おおきに」

マミ「ありがとうございます」ケプッ

チエ「次、何処行く?」

マミ「私、チエちゃんとボートに乗ってみたいわ」

チエ「ウチはええけど」

マミ「決まりね。食後の運動がてらに乗りましょ」

チエ「う、うん」

―ボート小屋―

チエ「巴ちゃん、早くー」

マミ「待ってよ。チエちゃ~ん」ゼェゼェ

チエ「オッチャン、ボート貸して」

貸しボート屋「1時間500円や」

チエ「あれ?そのボート・・・」

貸しボート屋「なんや急に穴が開いて沈んだみたいなんや。」

チエ「ウチ等のボートは・・・」

貸しボート屋「大丈夫や、ちゃんと点検しとる。しかし・・・えらい音やったで」

マミ「音ですか?」

貸しボート屋「なんや、爆発したみたいな音やったで」

貸しボート屋「さっきまで警察来とったけど・・・原因は結局、分からずじまいや」

マミ「(物騒な世の中よねぇ・・・)」

チエ「巴ちゃーん、はよ乗ろー」

マミ「はーい(ま、いっか)」

―ほむら一行―

まどか「ほむらちゃん。幾らなんでもやり過ぎだよ」

さやか「まったく、あんたってまどかの事になると大概無茶するよね」

ほむら「当然よ。まどかの髪を侮辱するなんて万死に値するわ」

まどか「わたしは気にしてないって言ったのに」

杏子「魔法と爆弾使ってまですることかよ」

ほむら「たかがボートを一隻、沈めただけじゃない。それに超小型の爆弾だから命までは取らないわ」

さやか「まったく、警察まで来てたじゃない」

ほむら「安心しなさい。証拠なんて残ってないわ」

まどか「そう言う問題じゃ・・・」

今日はここまでで投下は明日の夜にします。

≫250
実際、セリフやら何やら色々と難しかったりします。

≫251
マミさんのそのそわそわっぷりはサイコーですよね

ギーコギーコ

マミ「私、ボートって初めてだわ(なんだかこうしてると・・・デートしてるみたいね)」

チエ「そぉか、楽しんでもらえてなにより」ギーコギーコ ゴスッ

男「こぉら、へたくそぉ」

マミ「ご、ごめんなさい」

チエ「なんやアイツ偉そうに・・・気にしなや巴ちゃん」

マミ「う、うん。私も一緒に漕いでいいかしら」

チエ「うん、一緒に漕ごか」

マミ「~♪~♪~」

チエ「巴ちゃん、上手やな」

マミ「そんなことないわ。チエちゃんが上手く合わせてくれるからよ」テレテレ

マミ「(チエちゃんに褒められちゃった)」

チエ「あ、あぶない」

ガツンッ

マミ「す、すみません」

男「コラァガキ」

男「えぇ加減にせぇよ。へたくそがボートに乗るなアホ!」

男「何処に目ぇつけとんねんくそじゃり」

マミ「私達に非はあるけど何もそこまで言うことないじゃないですか」

男「なんやと、こらぁ」

チエ「巴ちゃん、しゃがんで」ブンッ

マミ「へ?」サッ

パカーン 

女「きゃぁぁぁぁ」

男「な、何すんねん」ヒリヒリ

チエ「何って。わからんか、ボートこいどんねん!」

男「くそじゃりぃぃぃ」グォ

マミ「あ、危ない!」 シュルル キュ

マミ「チエちゃん!」ギュ

チエ「おりゃ」パカーン

男「ぎゃっ!」

ざっぱーん

―ボート小屋―

チエ「ウチ、悪ない」プイッ

男「オッサーン」

貸しボート屋「ワシ、知らん」

男「あいつらが男やったら殴ったるのにクッソー」

男「あのガキ、今度見かけたら・・・」

マミ「・・・(テツさんが仕返しする気力が無くなるまでって言ってたわよね)」シュルシュル 

マミ「えい!」キュ

男「う、うわぁ」ズルッ ドッボーン

女「お、男くーん」

チエ「巴ちゃーん行くでぇ」

マミ「待ってよ。チエちゃーん」タッタッタッタ

―防空壕―

チエ「ホンマにええのん?」

マミ「えぇ、あの時、約束したじゃない奢るって」

チエ「じゃあ、いただきます」パクパク

マミ「(不思議よね。つい此間まで魔獣と戦っていたのに)」

マミ「(今、こうして魔法少女としての運命を受け入れて。日常を楽しむ事が出来るなんて)」

マミ「(これって、私がいつか夢に見ていたことよね・・・)」

マミ「(暁美さんも言っていたわね・・・こんな事、いままでなかったって)」

マミ「(その時に別の時間軸の私の事を少し聞いたことがある)」

マミ「(魔女にやられたり、自決をしたことがあったと)」

マミ「(今回もその予兆があったみたいだけど・・・私はチエちゃんに出会った)」

マミ「(これはもう奇跡って奴よね)」ジー

チエ「巴ちゃんは食べへんの?」

マミ「え、えぇさっき食べすぎちゃったから・・・私は紅茶だけでいいわ」アタフタ

チエ「もしかしてお金・・・」

マミ「そんなことないわ。お金ならちゃんとあります」フンスッ

チエ「ほんならええけど・・・ウチの一口食べる?」

マミ「(今日は来てよかったわ・・・へ?)」

マミ「いいのチエちゃん?」

チエ「ええよ。はい」

マミ「え、ええああ(こ、これってか、間接キス)」

チエ「はよ食べな溶けるで。チョコレートは嫌いか?」

マミ「き、嫌いじゃないわよ(ど、どどどうしよう)」

マミ「や、やっぱり、私も食べようかしら?」アセアセ

マミ「すいませーん。クインテットパフェ1つ」

チエ「なに慌ててんのや(ウチ、何か変なことゆうたかなぁ?)」

―帰り道―

マミ「楽しかったわね」

チエ「うん、ウチも久しぶりに楽しかったわ」

マミ「チエちゃん、実は一つお願いがあるの・・・」

チエ「?」

今回はここまでです。今週末ににまた投下します。

≫268
応援、ありがとうございます。

―夜、ホルモンチエちゃん―

ガラガラッ

チエ「いらっしゃーい」

常連1「チエちゃん、今日は、えらい元気がええな」

常連2「なんかええこと、あったんか?」

チエ「そう見える?」

常連2「チエちゃんがニコニコしてるとわしらついつい酒の量が」

常連1「ほんまやなぁ」

チエ「笑顔はタダやからなんぼでもサービスするで」

常連2「ついでに酒もサービスしてほしいなぁ」

常連1「笑顔はタダやって言うてるやんけ」

常連2「そうやったなぁ」

チエ「オッチャン、一杯だけやけどウチのおごり」ドンッ

常連1「い、一級酒。また、勘定に入れるんじゃ・・・」

常連2「ホンマにええのんか?」

チエ「ホンマにええよ。なぁ巴ちゃん」

マミ「みなさん、お久しぶりです」ペコ

常連1「お、巴ちゃんやないか」

常連2「久しぶりやなぁ」

マミ「はい、夏休みなので、遊びにきました」

常連2「はは~ん、チエちゃん、それで機嫌がええのんか」

常連1「ヨッ!西萩の女神」

常連2「ワシら今日は運がええなぁ、西萩小町と西萩の女神がそろとる時に来たんやから」

常連1「今日は酒もホルモンも倍うまいなぁ~」

常連2「巴ちゃんも髪形変えて可愛くなって・・・むn」

パカーン

マミ「もう、駄目ですよ。その話は」フフッ

チエ「オッサン、ええがげんにしとかんとアカンで」

常連2「スンマセン」

常連1「巴ちゃん、ワシはホルモン5本と酒」ガッハッハッハ

常連2「ワシも同じの頂戴」

マミ「はーい、ホルモン10本と1級酒2つですね」

チエ「ホルモン10本出来てるでぇ」コトッ

マミ「お酒とホルモンお待ちどうさま」ニコッ

常連1「やっぱりワシら」ゴクゴク

常連2「今日は運がええわなぁ」ゴクゴク

数十分後・・・

常連2「じゃあ、ワシらそろそろ」

チエ「4500円やで」

マミ「また、来て下さいね」

常連1,2「ウエーイ」ヒック

チエ「久しぶりやけど、どうや、店番は?」

マミ「楽しいけど・・・無理なお願いしてごめんね」

チエ「ええねん、ええねん。巴ちゃんがおったほうがウチも助かるし」

マミ「でも西萩の女神かぁ・・・ちょっと恥ずかしいわね」

チエ「魔拳の舞闘者は?」

マミ「もう!チエちゃんだって西萩小町ってy」

マミ「!?」

チエ「どぉしたん。巴ちゃん?」

マミ「魔獣の反応が・・・」

チエ「行くんか?」

マミ「えぇ、ごめんなさいチエちゃん」ガラッ タッタッタッタ

チエ「巴ちゃん・・・」

ガラッ

チエ「いらっしゃーい」

ほむら「こんばんは、巴さん居るかしら?」

チエ「アンタだれなん?巴ちゃんは今、おらんで」

ほむら「何者かはこれを見てもらえれば分かるわ」スッ

チエ「ソウル・・・ジェム・・・」

チエ「あんた、もしかして・・・魔法少女か?」

ほむら「えぇそうよ」ファサッ

さやか「あたし達は見滝原の魔法少女です」

チエ「見滝原・・・(巴ちゃんの友達かな?)」

杏子「あたしら、マミの様子を見に来たんだ」

まどか「あの~、マミさんは・・・?」

チエ「マミって・・・(巴ちゃんの友達やったら・・・)」

チエ「巴ちゃんはさっき、魔獣の反応がするって出て行ってん」

ほむら「ほんとうなの?」

チエ「うん」

杏子「一足遅かったか」

さやか「早く、助けに行かないと」

ほむら「そうね」

チエ「ちょっと」

ほむら「何かしら?」

チエ「会ったばかりでこんなん言うのもおかしいねんけど・・・」

仕事がいっぱいで投下が遅くなりました。ごめんなさい

次は明後日に投下の予定です。

≫279
頑張ります。

ついでにマミさんのポニーテールはニセコイコラボのマミさんに赤いぽっちりがついた感じです。

≫292
ありがとうございます。
≫295
そう言っていただけるとうれしいです。

遅くなりましたが投下していきます。

―廃工場―

魔法少女1「なんやねん、ごっつ手ごわいな」ザッシュ

魔法少女2「文句ゆわんと」ガキンッ

大型魔獣「グォォォン」ブンッ

魔法少女1「きゃっ」ドサッ

魔法少女2「大丈夫か?」

魔法少女1「うちはだんないよ」

魔獣「おぉぉぉぉぉぉぉぉん」

魔法少女2「もう・・・アカン」

バキューン ドシャァァァン

魔法少女1「な、なんや・・・た、助かった」

マミ「大丈夫かしら?」

魔法少女2「あ、あんた・・・見かけへん顔やな」

マミ「ごめんなさい、あなた達の縄張りを荒らしてしまったわね」

魔法少女2「おおきに。助かったわ」

魔法少女1「ウチらもてこずってたし・・・あんた!危ない!」

マミ「レガーレ・ヴァスタアリア」ギリギリギリ

マミ「イル・プーニョ・ディヘリオス」ガキンッ

マミ「一気に決めさせて・・・もらうわよ」グッ

マミ「ティロ・スカッツォッターレ!」グォッ

ドガァァァァァン

魔法少女2「あんだけ苦労した魔獣を・・・1撃で・・・」

魔法少女1「まだや!!」

大型魔獣「グォォォォォォォン」

マミ「しまった」

バララララララララ ザシュ シュピン パシューン

ほむら「油断大敵よ。巴さん」スタッ

杏子「まったく、世話が焼けるぜ」ニカッ

マミ「あ、あなた達・・・」

まどか「マミさん、大丈夫ですか?」

さやか「怪我なら、あたしに任せてください」

マミ「え、ええ。私は大丈夫だけど…一体どうして?じゃあ、見滝原は・・・」

ほむら「ごめんなさい。見滝原は美国さん達、他の魔法少女お願いしたわ」

ほむら「それに・・・さっき美国さんから電話があって。心配でお店に行ったわ」

マミ「チエちゃんに会ったの?」

ほむら「えぇ、私達、あの子に頼まれたのよ」

まどか「マミさんの事、とっても心配してましたよ」パシューン ズドドドドド

マミ「チエちゃん・・・」

さやか「マミさーん、早くこいつ等片付けて」ガキン ガキンッ

さやか「チエちゃんを安心させてあげないと」ズバァ

マミ「まったくもぉ」

マミ「あなた達、帰ったら美国さん達にお土産を渡しに行くわよ」

杏子「まぁ、実はみんな、マミのことが気になって。駅まで尾行してたんだけどな」ケラケラ

さやか「余計な事言うなってーの」ザシュ

マミ「な、えぇぇぇぇ!?」

ほむら「貴女達、口はいいから手を動かして」ドルルルルルル

杏子「わりぃ、わりぃ」ガキンッ

マミ「まったく。オッケー、わかったわ」

魔獣「オォォォォン」

マミ「今日と言う今日は速攻で決めるわよ」

マミ「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

マミ「プーニョ&カッツォット」ガキンッ

マミ「ティロ・ディート・モスケッテリーア」ジャキ キュィィィィィィン ドォッ

杏子「マミの指がマスケット銃に・・・」ザシュッ

まどか「マ、マミさんすごい」パシューン

マミ「これでラストォォォォォォ」シュルルルルルル グォッ

マミ「ティロ・スキアッチャータ!」ドッガーン

大型魔獣「おぉぉぉぉぉぉん」

スタッ

マミ「ふぅ 終わったわ」

魔法少女1「あんたら、ホンマおおきに」

マミ「いいのよ。魔法少女同士。助け合いって大事じゃない」

魔法少女2「あ、あのみなさんのお名前・・・」

マミ「名乗る程ではないけど・・・私達は」

マミ「見滝原!」グッ

まどか「ピュエラ」ビシッ

さやか「マギ」ジャキン

杏子「ホーリー」カァー

ほむら「クインテット」テレッ

魔法少女1「あっはっはっはっは。あんたらおもろいな」

魔法少女2「そ、そうやね(うわぁー。ごっつ、かっこえぇ)」

杏子「だから、言ったじゃねーか」

ほむら「(恥ずかし)」ハァ~

今日はここまでです。
次回は来週中に投下予定です。

―ホルモンチエちゃん―

ガラッ

マミ「ただいま~」

チエ「巴ちゃん、お帰り。大丈夫やったか?」

マミ「え、えぇ私は大丈夫よ。心配掛けてごめんなさい」

マミ「だから、お詫びにお客さんを連れて来たわ」

チエ「お客さん?」

ガラガラッ

杏子「オーッス」

ほむら「いいお店ね」

さやか「なんか、レトロって感じよね」

まどか「いい香り~」クンクン

チエ「あ!さっきの・・・みんな座ってウチ、ホルモン焼いてくる」

チエ「焼いてる間、サイダーでも飲んで待っといて」

マミ「私、冷蔵庫から出してくるわね」

チエ「ええで巴ちゃん、疲れとるやろうし・・・」

マミ「いいの。私はまだまだ元気いっぱいよ」

ゴクゴク

杏子「ぷはぁー!」

さやか「うまーい、いやぁ~いいですなぁこれがお酒だったら」

ほむら「お酒は二十歳からよ」

さやか「わかってるわよ」

チエ「みんな、巴ちゃんを助けてくれておおきに」

杏子「まぁ、あたしらの仲間だしなぁ」

さやか「それに、あたし達の大事な先輩だしね。まどか」

まどか「うん」

チエ「ホンマは・・・」

チエ「ホンマはウチも戦う事は出来てん・・・」

チエ「でもな・・・お父はん、お母はん、店の事考えたら・・・」

チエ「巴ちゃんが見滝原に帰る時だって。ウチの出来ることゆうたら、お守り渡して」

チエ「無事を祈る出来ひんかったし・・・今回もみんなに頼むことしか」

マミ「チエちゃん、私は・・・」

杏子「そんなことねーよ。あたしはチエの選択は正しいと思うぜ」

杏子「それに・・・ここにいる全員、自分の出来る精一杯のことをしたんじゃねーか」

さやか「あたし達、チエちゃんがマミさんを好きで送り出したんじゃないってわかってるよ」

杏子「でもまぁ、あの時だって。結果的にマミが来てくれたから、あたしらも助かったしな」

まどか「わたしは自分の願いで存在そのものが消えるとこでした」

まどか「でも、マミさんが来てくれたから、今の私が存在しているんです」

杏子「みんな、無事に帰って来れたんだ、いいんじゃねーのそれで」

杏子「それに、今は美味いもん食うために来たんだ」

杏子「早く食べたいなぁホルモン」

マミ「みんな・・・」ウルッ

チエ「あ、あぁ喋ってたら忘れてしもとったわ」

チエ「今日はぎょうさん食べて行ってな」ニカッ

ほむら「そう言えば自己紹介、まだだったわね。私は暁美 ほむら」

さやか「あたし、美樹 さやか」

杏子「あたしは佐倉 杏子」

まどか「わたしは鹿目 まどか」

チエ「巴ちゃんから聞いとると思うけど。ウチは、竹本 チエ」

さやか「可愛い名前だよね~」

チエ「そ、そう?」

さやか「チエちゃんはあたしの嫁になるのだー」ワキワキ

パカーン

チエ「う、ウチそんな趣味はない」フンッ

杏子「あの、ばか」

ほむら「愚かね」

まどか「まったく、さやかちゃんは・・・」

QB「話は終わった見たいだね。」ピョコ

ほむら「えぇ、さっき終わったわ」

マミ「キュウべぇ、どこに行ってたのよ」

QB「小鉄と話をしていたんだ」

杏子「お前、ネコって喋れるのか?」

さやか「ネコが喋るわけないじゃん」イテテ スリスリ

QB「君達には言葉はわからないのは当然さ、種族が違うからね」

チエ「それやったら、小鉄が思ってる事をウチに伝えることは出来るんか?」

QB「残念だけどそれは無理だ。この世界の理が妨害しているからね」

さやか「まどか、何かしらない?」

まどか「わ、わたし、何も知らないよ(エイミーも喋るのかな?)」

QB「まぁ、概念の君にも出来ないことがあると言うわけだ」

チエ「巴ちゃんから聞いたけど、鹿目ちゃんってホンマに神様なん?」

まどか「い、一応・・・」

小鉄「(ジュニア、あの子が神さんらしいぞ)」

ジュニア「(なにが、神さんやねん。だだのピンク色の髪の少女やないかい)」

まどか「か、かわいい~」キュン

さやか「ネコが両足で立ってる」ビックリ

杏子「つ、使い魔か?」ドキドキ

ほむら「竹本さん、普通のネコよね」ビクッ

ジュニア「(かわえぇって。あのガキどう見たって普通の・・・)」

小鉄「(ジュニア君、そぉいうことはあまり言わないほうが)」

ジュニア「(なんでやねん。第一オレら普通のネコやっちゅーねん)」

小鉄「(一応、これは本来あり得ないクロスオーb)」

ジュニア「(小鉄、お前、また訳のわからん事いうて知らん振りする気やな)」

チエ「言うとくけど、魔女の使い魔とかちゃうで」

チエ「巴ちゃんもやったけど・・・なんで、みんなネコ見てびっくりするんや?」

チエ「ウチもキュウべぇ見た時はビックリしたけど」

マミ「これには・・ねぇ・・・(そぉよね。私も最初、ビックリしたわ)」

マミ「(他にもそろばんが出来たりするのよ)」

チエ「ホルモン焼けたで巴ちゃん」

マミ「みんな、お待ちどう様」コトッ

杏子「こ、これが噂のホルモン焼き」ジュルリ

QB「チエちゃん、僕も一つ欲しいな」

小鉄「(チエちゃん、ワシも欲しい)」

ジュニア「(オレもオレも)」

チエ「なんや、小鉄達も食べたいんか」ポーイ ホルモン×3

まどか・さやか・ほむら・杏子「いただきます」パクッ

モグモグ

まどか・さやか・杏子・ほむら「お・い・し・い!」

ほむら「こんな、おいしい物があったなんてね」

杏子「タレに焼き加減、どれも最高じゃねーか」パクパク ムシャムシャ

杏子「ウグッ」ドンドン

さやか「まったく、杏子は・・・お水はっと。あった」

さやか「はい杏子、お水」

ゴクゴク

杏子「サンキューさやか」プハー ヒック

ほむら「巴さんはここにいる間は毎日、ホルモンを食べていたのかしら?」

マミ「えぇ、ほぼ毎日、食べてたわよ」

チエ「初めて、来た時なんて、御飯4杯とホルモン20本食べたんやで」

マミ「も、もうチエちゃんったら、あ、あの時はお腹が減っていたから・・・」カァー

杏子「でも、ご飯4杯、ホルモン20本はねーよなぁ」ケラケラ

マミ「だ、だってぇ~、おいしかったんですもの、しょうがないじゃない」グズッ

ほむら「確かにおいしいわね。スタミナが付きそうだわ」

杏子「マミって、見滝原にいる時は身体の半分はお菓子と紅茶で出来てるって思ってたもんなぁ」

チエ「巴ちゃん、そぉなん?」

マミ「そんなわけないじゃない。ちゃんと御飯も食べてました」プイッ

杏子「そぉいや、マミの戦い方が変わったのってここに来てからだよな」

ほむら「興味あるわね」

さやか「マミさん。教えてくださいよぉ」

マミ「え、あ、あれは・・・その・・・」

チエ「戦い方が変わったって?」

ほむら「相手を殴って倒すようになったのよ」

杏子「それに、巨大なゲタで踏み潰したり、指が銃になったり」

チエ「え!?巴ちゃん(魔拳の舞闘者って。まさか・・・あの時のテツの言葉を鵜呑みにしたんじゃ)」

マミ「貴女達は・・・まったく、私を何だと思ってるのよ」プンプン

チエ「巴ちゃん。まぁまぁ」

ほむら「まどか、おいしいわn」

まどか神「どうしたのほむらちゃん、ホルモンとっても美味しいよ」バサァ パァァァァァ

ほむら「まどかが・・・」

さやか「ちょっと、まどか!入れ換わってるよ」

チエ「な、なんやあれ」ビックリ

マミ「チエちゃん、あれが鹿目さんのもう一つの姿」

マミ「魔法少女を導く、円還の理の姿よ」

チエ「そ、そんなんや(巴ちゃんの言うてたことホンマやってんな)」

チエ「と、とりあえず。もとに戻ってくれへん?」

まどか神「ご、ごめんなさい。すぐに戻ります」パァァァァァ

まどか「ふぅ」

ジュニア「(小鉄。オレ、神さん信じる)」

小鉄「(まぁあれ、見てしもたらなぁ)」

ガラッ

テツ「チエー!店からごっつい光が出てたから心配って、なんやこのガキ」

マミ「私の友達です。テツさん」

テツ「なんや、巴の友達か」

テツ「関東のガキはえらいけったいな髪の色しとんなぁ」

テツ「赤と青の髪に巴もあわせて信号機みたいやなぁ」

マミ「信号機って」ハハハ

チエ「巴ちゃんの友達になんちゅこと言うねん」

さやか「最後の一本もーらいっと」パクッ

杏子「あたしのホルモンかえせー」

さやか「この前、あたしの秘蔵プリン食べたお返しー」ニヒヒ

マミ「店で暴れちゃだめよ」

チエ「いつもこんな感じなん?」

マミ「そぉね、まとめるのが大変よ」

ガラガラッ

ヨシ江「ただいまぁ」

チエ「お母はん、お帰り」

ヨシ江「こんばんは、巴ちゃんいらっしゃい」

ヨシ江「この子達は?」

マミ「私の友達です」

まどか・さやか・杏子・ほむら「お邪魔します」

ヨシ江「そぉですのん。ゆっくりして行ってくださいね」

ヨシ江「チエ、さっきそこで花井センセに逢いまして」

拳骨「ワシ、ヨシ江はんに誘われてな、今日はここで晩御飯たべることにする」

テツ「は、花井ぃぃぃ。ちょっとは遠慮せい」

拳骨「恩師に向かってなんちゅうこと言うとんねん」バシッ

ヨシ江「まぁまぁ、センセ」

拳骨「お、鹿目ちゃんも来とったんかいな」ガハハハ

まどか「は、はい」

チエ「花井のオッチャン、鹿目ちゃんのこと知っとるん?」

拳骨「朝子さんの同級生の娘や」

拳骨「朝子さんが中学生だけでは心配やから世話してやってくれって頼まれたんや」

まどか「はい、少しの間ですがお世話になります」ペコ

ほむら「私達も一緒でやっぱり迷惑じゃ・・・」

拳骨「かまへん、孫のアキラも喜んどるしなぁ」グビグビ

ガラッ

百合根「こんばんわー」

マミ「あ、百合根さん、お久しぶりです」

テツ「オッサン、何しにきてん」

百合根「何しにって。ワシ、チエちゃんから巴ちゃんが来るって聞いて」

百合根「特製お好み焼き持ってきたんや」

杏子「おぉうまそー」ジュルリ

百合根「譲ちゃんら巴ちゃんの友達か?」

まどか「は、はい」

百合根「そぉか、仲良ぉ食べなあかんで。お好み焼きはぎょうさん持って来たさかい」

杏子・さやか・まどか・ほむら「はーい」

菊「チエ、巴ちゃん遊びに来はりましたんやなぁ」

テツ「げ、もうろくババァ」ボソォ

菊「テツゥゥゥ!」グワァ

キャイーン ドシャァァァァ

杏子「今の見たかよ、ほむら」モグモグ

ほむら「えぇ、見たわ」ハフッハフッ

さやか「お婆さんのあの技・・・」

ほむら「巴さんがワルプルギスにも使った奴よね」

マミ「ふふふ、あはははは」

まどか「マミさん、楽しそうだね」

ほむら「そうね(よかったわね。巴さん・・・)」

杏子「このお好み焼き。超うめーぞ」ムシャムシャ

さやか「あたしの分も残しなさいよー」

杏子「やーだねー」

百合根「譲ちゃん達、心配せんでもまだまだあるでぇ」

さやか「やったー!あたし、いか玉もーらいっと」

杏子「あたしが狙ってたのにテメー」

さやか「さっきのおかえしよ」モグモグ

まどか「さやかちゃん、いか玉もらうね」パクッ

ほむら「おいしいわね」モグモグ

さやか「あぁー!あたしのいか玉~」

杏子「ざまーみろー」ケラケラ ヒック

チエ「巴ちゃん、楽しいか?」

マミ「うん、とっても」

ワイワイガヤガヤ

まどか「なんだろうこのビン。お酒・・・かなぁ」

まどか「ばくだんって、変な名前」ティヒヒ ゴクッ

今日はここまでです。続きは今週中に投下します。

≫382
原作の316~317話で小鉄とジュニアの写真を撮ろうとする人いたなぁ
あの世界は犬も2本足で歩行してましたね。

≫329
食べたくなりますよね

続き投下していきます。

―数分後―

ほむら「ま、まどか大変よ。佐倉さんが・・・」

まどか「ほむらちゃーん」ケラケラ

まどか「このサイダー、不思議な味~」ヒック ティヒヒヒ

ほむら「不思議な味?普通のサイダーよね」クンクン

ほむら「!?」

ほむら「一体、いつの間に、まどかのサイダーに・・・お酒が入っていたの」

杏子「なんらよ~ほむら飲めにょめ」ケラケラケラ

ほむら「あなたいつの間に・・・」

ほむら「まさか、まゴブッ」グビグビ ヒック

さやか「きょうしゅけのバッキャロー」グビグビ

チエ「あかん、メチャメチャや・・・(魔法少女って実は他の人よりもストレスが溜まりやすいんちゃうか?)」

テツ「ちゅ、中学生からアル中になってどないすんねん」

トントン

チエ「ん?」

ほむら「ヒック、わぁしはね。チエちゃん」

チエ「あ、暁美ちゃん。ど、どうしたのかなぁ~」

ほむら「いっぱいしぇかいをループしてまどかをたしゅけるために」ウェェェェン

チエ「あぁはいはい」

まどか「も~ほむらちゃんったら」ティヒヒ ナデナデ

さやか「きょうしゅひぇの鈍感ヤロー」ヒックヒック

さやか「ひちょみを泣かしちゃら、ゆるしゃないからにゃ~」

杏子「おーよしよし、あたひがちゅいてるからなぁ~。1人はさびいもんらぁ」ナデナデ

さやか「きょうこ~」グジュグジュ

杏子「食うかい?」つロッキー

チエ「と、巴ちゃーん、何とかし・・・」

拳骨「まぁ久しぶりに一杯呑むか?」

マミ「はい、喜んで」グビグビ

チエ「巴ちゃんまで・・・ウチもヤケクソや」グビッ

ヨシ江「これ、チエ・・・」

テツ「じ、地獄や・・・アル中地獄や、う・・わぁぁぁぁ」

拳骨「チエちゃんも巴ちゃんもエエ呑みっぷりや」

拳骨「テツ!お前も呑まんかい」グイッ

テツ「センセ、ワシ酒は・・・」

菊「酔わなそん損」ゴクゴク

百合根「ワシは楽しいぞー」ヒック

ヨシ江「キャハハハ」

小鉄「ニャオニャオ」

ジュニア「ニャーオ」

QB「人類はアルコールを摂取しただけで、ここまで感情が激しくなるとは・・・」ヤレヤレ

ほむら「あんちゃものみなしゃいよインキュベーター」ヒック

QB「暁美 ほむら、お酒に酔って冷静さを失うのは良くないと・・・」

ほむら「私はれいしぇいよ」ファサァ

QB「まったく、君tキュプ」ゴクゴク

ジュニア「(まぁ、お前はとりあえず飲んどけ)」

小鉄「(お前、また余計なことを・・・)」

QB「(一体、僕が何をしたって言うんだい)」キュック

QB「(全く、体がいくつあっても足りないよ・・・・ヒック)」クラァ

小鉄「(おい、お前・・・酔たんか?)」

QB「(ブツブツブツブツ)」ゴクゴク ヒック

小鉄「(たまらんなぁ)」ハァ~

ジュニア「(オレ知らん~)」ニコニコ

チエ「コラ、小鉄!キュウべぇとも仲ようせなアカンで」

小鉄「(チエちゃん、ちがうんや~)」

マミ「動物と言うより、宇宙人なのよね。キュウべぇって」ゴクゴク

ジュニア「(お前、エライけったいな奴やと思とったけど宇宙人やったんか)」

QB「(ジュニアは僕のこと何だと思ってたんだい?)」

ジュニア「(ネコの出来損ない)」

QB「(ハァ~。小鉄の苦労がわかる気がするよ・・・)」

小鉄「(春はもっと苦労するで)」

ジュニア「(お前ら、揃いも揃って俺をバカにしやがって)」ガオー

まどか「キュウべぇって本当にネコと会話が出来たんだね」

チエ「確かにキュウべぇがニャウニャウ言うてる」

ほむら「それにひても、このおしゃけ・・・ばくだんって・・・」

ほむら「わたしにたいしてのあてちゅけなの?」グビグビ プハー

ほむら「どーしぇわたしは爆弾娘よ。幸せだってさがしゅわよ」

ほむら「よく考えちゃら、魔法少女ってだいたい爆弾持ちじゃない・・・」

ほむら「みんにゃ話はきかにゃいし、ここまへ来るにょに」

ほむら「いままれ、あたちがどれだけ苦労したか」ブツブツ

ほむら「あなはひわかるの?美樹 さやか」ビシッ

さやか「そうらー!ほむりゃはえらい」フンスッ

ほむら「あなちゃには毎回、くろうしちゃうわよ」

さやか「にゃにおー」ケラケラ

まどか「ほむらちゃんはがんばったんだよねー」ティヒヒ ナデナデ

QB「(わけがわからないよ)」ゴクゴク  キュップイ

マミ「ジュニアーいらっしゃーい」クイクイ

ジュニア「(巴ちゃーん)」

QB「(ジュニア、マミのヒザは僕の場所だから遠慮してくれないか?)」

ジュニア「(呼ばれたんはオレや~)」トテチテター

QB「(待つんだ。そこだけは譲れない)」ダッ

マミ「あらあら、仲良くしなきゃダメよ」メッ

今日はここまでまた来週に投下します。

遅くなりましたが投下します。

ジュニア「(わかっとるで~)」ギュゥゥゥゥ

QB「(わかってるなら、早く僕をはなしてくれないかい?)」ギリギリギリ

小鉄「(こいつらちっともわかっとらへんがな)」ヤレヤレ

ワイワイガヤガヤ

―深夜―

ジャー カチャン カチャン

マミ「う、うぅぅぅん」パチッ

―台所―

ガチャ

マミ「チエちゃん?」

チエ「巴ちゃん、どないしたん?」

マミ「ちょっと眠れなくて・・・」

チエ「ウチも起きてしもて・・・」

マミ「洗い物、私も手伝うわね」

チエ「ええよ。今日は疲れたやろ、寝といたらええのに」

マミ「大丈夫よ。それよりごめんなさい。私の友達が・・・」

チエ「かまへんで、ウチも楽しかったわ。それに巴ちゃんの友達の事も知れたし」

チエ「みんな、巴ちゃんの事、心配やったんやね」

マミ「えぇ、みんな大切な仲間よ」

ギュッ

マミ「ち、チエちゃん・・・」

チエ「ホンマよかった。巴ちゃんが無事で・・・」

マミ「大丈夫よ。私はそう簡単にやられたりしないわよ」

マミ「それより、暁美さん達に知らせてくれて助かったわ」

マミ「ありがとう。チエちゃん」

チエ「ウチはウチの出来る事をしただけや」

マミ「それだけじゃないわ、私、チエちゃんには助けられてばっかりよ」

チエ「ウチ、そんなん・・・」

マミ「・・・私ね。ワルプルギスと戦っていた時に、チエちゃんのぽっちりを付けたの」

マミ「正直、勝てるかどうかも分からない状況だったけど・・・」

マミ「チエちゃんのくれたぽっちりが私に、沢山の元気をくれたから戦えたの」

マミ「離れていても心は繋がっている」

マミ「私は1人じゃない・・・そぉ思えたのはチエちゃんのおかげよ」

チエ「ウチ、そんなん言われたら照れるわぁ」

マミ「それに・・・」

マミ「私にとってのワルプルギスの夜との戦いが今、終わったの」

チエ「え?」

マミ「それは・・・ここに帰って来る事だったのよね」

チエ「巴ちゃん・・・お帰り」

マミ「えぇ、ただいま、チエちゃん」チュッ

チエ「と、巴ちゃん?!」カァァ

マミ「フフッ、酔いがまだ少し、残ってるみたい」

マミ「早く洗い物、片付けましょ」

チエ「あ、うん。そ、そうやね」アセアセ

マミ「フフフッ」クスクスッ

別の日・・・

ミ~ンミンミンミ~ン

小鉄「(おい、ジュニア、キュウべぇ、ひょうたん池で涼もか?)」

ジュニア「(さんせーい)」グデー

QB「(お供するよ・・・)」グデー

チエ「巴ちゃーん、そろそろ行くでー」

マミ「はーい!」

さやか「マミさんと海にいけると言うことは」

さやか「あのバストを拝めるってことですなぁ」ニヤニヤ

まどか「さやかちゃん」ジトー

ほむら「本当に愚かね」

杏子「ハッキリ言ってやれよ。バカだって」

さやか「なにおー」ガオー

チエ「あんたら暴れとったら置いてくで」

マミ「まぁまぁチエちゃん」

ヒラメ「ウチ、泳ぐの苦手やなぁ」

まどか「ヒラメちゃん、一緒に泳ごう」

ひらめ「鹿目ちゃん、ええの?」

まどか「うん」

ほむら「私も泳ぐのは苦手で・・・」

まどか「もちろん、ほむらちゃんも一緒にね」

ほむら「えぇ」

マミ「みんなお待たせ。じゃあ、出発!」

全員「おー!」

―円環の理―

ヒラヒラ パサァ

まどか神「あれ、なんだろう・・・かん?」ペラァッ






マミ「ジャンジャン横丁?」「完」

おまけ

数十年後・・・

―とある喫茶店―

マミ「おまたせ」コトッ

なぎさ「やったのです。マミのチーズケーキは世界一なのです」

マミ「こぉら、母親に向かって呼び捨ては駄目よ」

なぎさ「ごめんなさいなのです」

なぎさ「ところでマ、お母さんの店の名前って不思議な名前なのです」

マミ「そぉかしら?」

なぎさ「セッキオ・ディルソーレって訳すとバケツに入ったお日様って意味なのです」

なぎさ「わけがわからないのです」

マミ「それはね。昔、私が中学生だったころに」

カランカラーン

チエ「巴ちゃん!」

マミ「あら、チエちゃん。着いたのなら電話してくれれば向かえに行ったのに」

チエ「おどろかそ思てん」

マミ「もぉ~チエちゃんったら。みんなは奥にいるわ」

マミ「あら、その人は例の彼氏さん?」

チエ「う、うん。そうやねん」

???「こ、こんにちは」

なぎさ「あ、チエちゃん」

マミ「こーら、なぎさちゃん」

なぎさ「あ、チエおばさんいらっしゃいなのです」

チエ「おばちゃんって」ハハハ

???「竹本も小さい子にしたらおばちゃんなんやな」

チエ「なんちゅうこと言うねん」ムカッ

マミ「相変わらずね。チエちゃんは」フフッ

???「じゃあ、俺は仕事があるから」

チエ「がんばってきいやー」フリフリ

マミ「素敵な人ね。確か弁護士さんだっけ?」

チエ「まだ、新人やけどな」

マミ「顔、ニヤけてるわよ」

チエ「と、巴ちゃん」カオマッカ

マミ「それより、あれ出来た?」

チエ「ぼちぼちやなぁ」

マミ「ほんと、楽しみだわぁ。魔法少女奮闘記じゃりン子☆マギカ」

マミ「小説がアニメ化されて今や、映画化の噂も・・・」

チエ「店が暇なとき書いてただけなんやけどなぁ」

マミ「挿絵はヒラメちゃんなのね」

チエ「うん、でも絵で売れてるんちゃうかって気が・・・」

マミ「そんな事ないわ、いい小説よ」

さやか「あ、チエちゃん久しぶりー」

杏子「お、文豪娘」ケラケラ

まどか「チエちゃん、前回の続きはどうなるの?」ワクワク

ほむら「魔法少女の1人が悪魔になるってどう言う事かしら?」

マミ「まぁまぁみんな、紅茶でも飲みながらゆっくり話しましょ」フフッ

なぎさ「大人の会話が始まったので続きはキュウべぇに聞くのです」

なぎさ「キュウべぇー」トットット

QB「どうしたんだい、なぎさ」

なぎさ「マミの昔のことを教えて欲しいのです」

QB「さっき、呼び捨ては駄目って言われなかったかい?」

なぎさ「そんなことはどうでもいいのです。早く、教えやがれです」プー

QB「しょうがない、あれはマミが中学生の時、ある理由で大阪に行ったんだ」

QB「そこで、日本一不幸な少女に出会った・・・」

おわりです・・・

おまけその2

マミ・・・念願の喫茶店をオープン、なかなか繁盛しているらしい。なぎさが養子として一緒に生活している。
なぎさも店を手伝っているとの事。

さやか・・・看護師として見滝原病院に勤務。まだまだ新米。百合根カオルと最近、連絡を取っている模様

杏子・・・ジャリ屋のたまちゃんに就職。ワイルドな性格からか早くも砂利玉組の後継者に名前が上がっている。

ほむら・・・念願叶ってまどかと生活している。仕事はしているが何なのかは・・・

まどか・・・保育士の勉強中。ほむらと一緒に部屋をシェアしている。たまに身の危険を感じる。

キュウべぇ・・・マミの店にいる。まれに姿が見えるお客さんがいる見たいで、見た者に幸運を与えるネコと噂されている。小鉄達と相変わらず仲がいい

チエ・・・とある資産家に気に入られ店を移転。店の合間に小説「魔法少女奮闘記じゃりン子★マギカ」主筆する。

あとがき
え~長々とこのSSを読んで頂いてありがとうございます。
最初、書いたとき誰が読むんだろうとか誰得?とか思っていましたが
意外と読んでくれる人がいてうれしかったです。投下した後の感想が
とても楽しみでした。ありがとうございます。支援絵は欲しかったな~チラッ
小鉄の必殺玉潰しをQBに出来なくて少し後悔しています。
だってQBって玉無いやん。他にもジュニアがノイローゼで小鉄と見滝原にとか
さやかと百合根カオルがとか考えていましたがまぁそれはまたいずれ
このSSで決めていたことはマミさん大活躍、チエを魔法少女にはしない
ハッピーエンド、ティロ・フィナーレ(物理)全部、なんとかなりました。

参考資料は

魔法少女まどか★マギカ(アニメ、映画、コミック)
じゃりン子チエ(アニメ、映画、コミック)
関西じゃりン子チエ研究会各種考察と論文
チエの青春
ではまた!

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