上条「大掃除・・・?」(204)

いい加減に始めようぜ、魔術師!!

上条「それじゃー、始めるか」

イン「頑張るんだよ!」

上条「今日一日頑張ってすがすがしい新年を迎えようぜ」

イン「おーっ!!」

上条「それじゃ始めるか」

イン「まずはベッドの下からだね」

上条「ここは色々入ってるからなぁ」ゴソゴソ

イン「未体験ゾーン侵入なんだよ!」

イン「とうまー、とうまー」

上条「なんだー?」

イン「えっちな本を発掘したんだよー」

上条「それは、こっちにおいといてー」

イン「はーい」

上条「中身は何だけっか?」パラパラ

イン「オーソドックスなお姉さんものだねー」

上条「そうだなー」パラパラ

イン「とりあえず、気に食わないから噛みついておくね」ガブッ

上条「 ぎゃああ!!」

イン「こっちはメイドものなんだよー」パラパラ

上条「それは土御門から貰った分だな」

イン「期待を裏切らないチョイスだね」パラパラ

上条「まぁな」

イン「これは後でまいかに報告するとして」

上条「ごめんな土御門」


イン「まだまだ出てくるんだよー」ゴソゴソ

上条「次はどれかな?」

イン「お次はこれだよ!」ジャーン!

上条「おおっ、こいつは!?」

イン「ロリコン本…?」

上条「そいつは一方通行から預かったぶんだな」

イン「一方通行って、人はぺどなんだね」

上条「お前も気をつけろよあいつには」

イン「はーい」

イン「さて、一方通行って言う人の人格を疑うとして、お次はこれだよ!」ジャーン!

上条「?マル秘って書いてあるな」

イン「紙袋に入ったまま封印されたままなんだよ」ガサガサ

上条「そういや、海原から預かったやつだったっけ」
イン「一応中を確かめてみるかも」ペリッ

上条「むむっ、これは!?」

上条「御坂の盗撮写真!?」

イン「これには『by黒子』って書いてあるんだよ」

上条「これには書いてないって事は、海原が撮ったやつかな?」

イン「ろくでもない秘密を握ったんだよ」

上条「全くだ」

イン「に、しても…」ペラッ…

上条「ああ、過激な写真ばかりだ…」ペラッ…

イン「こっちは水着を直してる写真なんだよ」ペラッ

上条「こっちはオナニー中のだ…」ペラッ…

上条「…ウホッ」


イン「とうま、何か言った?」ギロッ

上条「いや、別に…」カサコソ…

イン「?ここに何かはさんであるかも」

上条「どれどれ?」


上条「…こりゃあ、手紙だな」

イン「一応読んでみる?」
上条「…うーん、一応読んどくか。なになに…」ペラッ…

海原『見ないでくださいって言ったじゃないですか…』

上条「……」

イン「……」

上条「わざわざ手紙で言うなよ…」

上条「二枚目は…」ペラッ

海原『誰にも言わないでください。特に、御坂さんとショチトルには…』

上条「ショチトルって、誰だよ…」ハァ

イン「三枚目もあるんだよ」

上条「本当だ。どれどれ」ペラッ

海原『お願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願い…』

上条「どんだけお願いしてんだよっ!?」

イン「ここまでくると、逆に言ってやりたくなるかも…」

上条「やめとけ」

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上条「この事は俺達の心の奥にそっとしまって」スッ…
イン「無駄に重い秘密なんだよ」

上条「さてと、続きをするか」

イン「…とうま」


上条「なに?」


イン「取って置いた一枚もちゃんと置いてね」

上条「ばれたか」

イン「お次は、おおっ、やっと来たんだよ!!しすたー本だよ!!」

上条「ああ、そいつは」

上条「こいつとワンセットだ」サッ

イン「?ロリ女教師本…?」

上条「なにせそいつはステイル仕様だからな」

イン「へっ?そうなの?」
上条「今度来たときにと取って置いた分だな。何せ、イギリスじゃ読めねーし、あいつとも色々あったからな」

イン「無駄に熱い友情なんだよ」

イン「さて、ステイルには幻滅するとして、」

上条「ごめんなステイル」

イン「次が最後のエロ本なんだよ!」

上条「やれやれ、やっと最後か」

イン「さて、おおとりを勤めるのはー

これなんだよ!!」ジャーン!

イン「美少女調教ハーレム本…?」

上条「やけにややこしいジャンルだな」

イン「これは誰の?」

上条「ああ、これは―



浜面のだ」

イン「やけに倒錯した趣味の持ち主なんだよ」

上条「あいつの環境が忍ばれるな」

イン「出てくる女の子が次から次に調教されていくんだよ…」ペラッ…

上条「どんだけ回りの女の子に不満を抱いてるんだか」

イン「ここに、何かついてるんだよ」

上条「こりゃあ、ゲームのDVDじゃねーか」

イン「ここに、説明書らしいものがついてるんだよ」
上条「なになに、『美少女調教ハーレムシミュレーションゲーム』。タイトル、『これが俺の性義(ジャスティス)』…」

上条「制作、『浜面仕上』…」

イン「……」

上条「……」

イン「…そっと、しまっておくんだよ…」

上条「…そうだな」スッ…

上条「次は郵便物の整理をするぞ」

イン「?何処にそんなにあるのかな?」

上条「こっちにある」ポンポン

イン「押し入れ?」

上条「そりゃっ!」ガラッ!

イン「うわわ」

ドサドサドサ…。

イン「いっぱい出てきたんだよ!?」ドッサリ

上条「凄いだろ」

イン「一体何枚くらいあるのかな?」

上条「さあな、数え切れねーからなぁ」

イン「これは、ミサカ11111って書いてあるかも?」ペラッ

上条「それは御坂妹の妹の分だな」

イン「くーるびゅーてぃーの妹?」

上条「そういう事」

イン「ふーん」ペラッ

イン「…こっちは15555なんだよ」

イン「こっちはミサカ12034」ペラッ

イン「こっちはミサカ18888」ペラッ!

イン「こっちはミサカ17222!」ペララッ!

イン「あっちもミサカこっちもミサカ!ミサカだらけなんだよ!?」ペラペラペラ

上条「御坂妹達の分だけで何万枚とあるからなぁ」

イン「多すぎなんだよ!?」

上条「仕方ない。まずは、御坂妹達の分とそれ以外とに仕分けしよう」

イン「分かったんだよ!」

数時間後―

上条「やっ、やっと終わった…」

イン「もうくたくたなんだよ…」

上条「お疲れさま…」

上条「それじゃ、御坂妹達の分はこっちに片付けてと」

上条「そういや、インデックス」

イン「なーに?」


上条「お前宛ての手紙、随分未開封のがあったけど」
イン「…てへっ」


上条「てへっ、じゃねーよ」

上条「特にステイルのやつなんか触りもしてねーだろ」

イン「…なんか、面倒くさいんだよ」

上条「とにかく、神裂くとの二人分だけでも全部、直ぐに読みなさい!」

イン「えー…」


上条「返事は!?」

イン「はーい」

イン「えーっと、なになに…」カサッ…


『やあ、元気かい。相変わらず僕は元気だ。便りがなくても、こうして無事に手紙が届いているんだ。君が元気だということが分かるよ』


イン「……」


上条「インデックス…、鬼かお前は…」

上条「流石にステイルが不憫になるな…」

イン「すっ、直ぐに返事を書くかも!」

上条「是非ともそうしてやってくれ…」

イン「つ、続きを読むんだよ」ペラッ…

『何時もヤツは金が無いとほざいている。そんなだらしない男だが、君の事は何より大切にしている』

イン「…こういう風に言われると、少し照れちゃうかも」

上条「あ、ああ」ポリポリ

イン「ふふっ、続きを読むんだよ」ペラッ

『ヤツはどうやら金には相当だらしないらしい。何時もその事を手紙でも言ってくる』

上条「よく言うよ。インデックスの生活費すら振り込まないくせに」

『もし、君が耐え切れないのなら何時でもこっちに帰ってくると良い』

上条「だから、そういう事は、やる事やってから言え!」

イン「落ち着いてよとうま」

『まあ、ヤツの事だ。少しくらい自分がひもじくても、君にはそんな素振りをみせないだろうがね…』

イン「…とうま」

上条「い、いや、インデックス。お前が気にする事なんか―」

イン「…ごめんなさい。何時も我慢してくれてるのに、私は何時も迷惑かけて…」

上条「インデックス…」

イン「これからは、とうまと一緒のものを食べる。家事洗濯も覚えるんだよ」

上条「なにも急に―」

イン「とうま!!」

上条「―分かった。一つずつ覚えていこうな」

イン「うん!」パァァ

上条「さ、続きを読んでくれ」

イン「うん!」

『こんな事頼めたものじゃないけど、ヤツの足らない部分を君には助けてやって欲しい。もし、一人じゃ無理だというなら、是非僕達を頼って欲しい』

上条「…ステイルって、良いやつだな」

イン「うん…。後で謝らないと…」

『君が助けを求めるなら、僕は何を置いても直ぐに駆けつける。だって君は僕の―』

イン「…ちょっと汚れていて読めないかも」

上条「…本当だ」

イン「なんて書いてあるのかな?」

上条「さてな」

イン「それじゃ、続きを読むね」

『しかし、他の事はとにかく、ヤツは金使いが荒らすぎる』

上条「うるせーよ!その事ばっか言うなよ!くどいんだよ!!」

イン「そんなに興奮しないで」

『―何せ、あれだけ送金しているのにね』

上条「……」

イン「……」

上条「…えっ?」

イン「……今、確か送金してるって…」

上条「えええっ!?」

上条「待て、インデックス!お前、そんなに金もらってんの!?」

イン「そんな事あるはずないんだよ!?」

上条「…そうだよな。お前が金を持ってる筈が…」

イン「とうまに心当たりは?」

上条「…ない」

イン「…と、言う事は…」
上条「全然分からねぇ…」ウーン

上条「とりあえず、別の手紙を―」

『ヤツは守銭奴かい』

『ヤツには借金でも募っているのかな?』

『やれやれ、ヤツは相当のギャンブル狂とみえる』

上条「俺への悪口ばっかじゃねーか!!」

上条「せっかく少しは見直したのに!?」

『神裂や五和は自分の給金をはたいているのに、まるで鬼だね。いや、クズだ』
上条「だから、しつけーよ!?」

『ゴミ以下のノミだと言っておいてくれ。おっと、これだとノミに失礼かな?(笑)』

上条「もういいから!?」

上条「インデックス、神裂のも読んでみろ!」

イン「えーと」

『今日は、お元気ですか。私の方は元気です。』

上条「いや 、そこはいいからもっと先を」

『あなたの事を思うと、私は、私は!』

上条「飛ばして飛ばして!」

『ところで、上条当麻の事ですが』

上条「おっ、ようやく本題に入ってきたな」

『彼はまたトラブルに巻き込まれていませんでしょうか?彼の事を思うと心配で夜も眠れません…』

イン「…愛されてるね、とうま」ガルル

上条「目が恐いですよインデックスさん!?」

『彼はまたお金が無いと嘆いています。彼の事なので私利私欲に走る筈がなく、何かトラブルに巻き込まれているのかもしれません』
上条「またかよ…」トホホ

『ですので、口座にはいつもより多く振り込みましたので―』

上条「ちょっと待て!」

イン「どうしたの、とうま?」

上条「…インデックス、一番最初の日付の手紙を探せ!」ガサガサ

イン「?」

上条「いいから探せ!」ガサガサ

イン「よくわかんないけど、探すんだよ!」ガサガサ

――

イン「あった!」

上条「何!?」

イン「見つかったんだよ、とうま!!」

上条「やったぞインデックス!!」

上条「この中には―」ポトッ

上条「あったぁぁぁ!!」

イン「?何なのかな、これ」

上条「キャッシュカードだよ!」

イン「???」

上条「これがあれば、銀行でお金が下ろせるんだよ!」

イン「ホント!?」

上条「ああ、本当だ!」

イン「すごーい!魔法のカードなんだよ!!」

上条「それじゃ早速近くのコンビニに、…」

イン「?どうしたの、とうま」

上条「…ところで、暗証番号は?」

イン「?暗証番号って、何?」

上条「ステイルの最初の手紙の何処に―」

イン「これかな?」

上条「なんて書いてあるんだ?」

『この番号は、このカードを使うための番号だ』

上条「そいつだあぁぁぁっ!!!」

上条「よーし、行くぞインデックス!」

イン「何処に?」

上条「コンビニだよ!お金を下ろしに行くんだ!!」
イン「!!!?」

上条「そのお金で、明日のおせちを買うんだ!」

イン「おせち料理が買えるの!?」

上条「ああ、今からじゃとりあえずのものしか買えねーだろうけど!」

イン「ううん、おせち料理が食べられるだけで最高なんだよ!」

上条「インデックス…」

上条「よーし、行くぞ!」

イン「おーっ!」


………


イン「おせちっ、おせちっ♪」ルンルン


上条「そんなにはしゃぐなよインデックス。おせちは逃げないぞ」


イン「だって、楽しみで待ち切れないんだよ!」

上条「はいはい」クスッ

上条「よーし、コンビニに着いたぞ」

イン「早く、早く」


上条「焦んなって」


上条(思えば、何時も金の事で悩まされてきた…。でも、今、それは終わる!!)グッ

上条(さようなら貧乏、ようこそ人並みの生活!)

上条「番号入力!」カコカコ


上条「番号確認!」


上条「ふぅ…」

イン「いよいよなんだよ…」

上条「ああ…」スウ…


上条「行っけぇぇぇぇっっっ!!」ポチッ

上条(もし、この金欠が神様のプログラムだって言うのなら)

上条(まずは、その幻想を―)

上条(ぶち殺す!!)


ピーッ…

『暗証番号が違います』


上条「…なんだってぇー!?」

イン「とうま…」


上条「そ、そんなに心配すんなってインデックス。今度こそ…」

ピーッ…

『暗証番号が違います』


上条「なんでだぁぁぁ!?」

イン「とうま…」


上条「ししし心配すんなって、今度こそ!」


イン「じゃなくて、後ろ…」

ザワザワ…

上条「一回、後ろに回りまーす…」

上条(どどどどうしよう。番号二回も連続で間違えちまった。もう、後が―)


イン「とうま」

上条「……」ガタブル


イン「とうまってば!」


上条「はひ!?」ビクッ

イン「お腹がすいてきたんだよ。早く帰ろ?」

上条「えっ!?でも、まだ―」

イン「そーやって、とうまは私に意地悪するんだね?」ムーッ

上条「意地悪って、分かったから歯をだすな!!」

イン「それじゃ、帰るんだよ」

上条「…あぁ」

………

上条「なあ、インデックス」

イン「なにー?」


上条「ごめんな、おせち食えねーで」

イン「おせち料理は来年に取っておくんだよ」

上条「インデックス…」

イン「それより今は年越しソバな気分かも!」

上条「…そうだな」

上条「よーし、今日は上条さんが腕によりをかけて作りますよ!」

イン「楽しみなんだよ!」

上条「任せとけ!」

イン「その前に大掃除してからだね!」

上条「忘れてた」ハハハッ

イン「…年があけたね」

上条「…そうだな」

イン「ねぇ、とうま」

上条「なんだ、インデックス?」

イン「とうまの今年の目標って、なんなのかな?」

上条「そうだなぁ」

上条「今年は、少しでも補習を少なくすることがまず第一だな」

イン「そうなんだ」

上条「そういうインデックスはどうなんだ?」

イン「んーと、私はねー…」

イン「今年は去年よりとうまの役に立つ事が目標なんだよ」

上条「へぇ、例えば?」

イン「まずは、洗濯機の使い方を覚えるんだよ!」

上条「おぉ、やる気が格段に違うな!」

イン「任せて欲しいんだよ!」エッヘン

上条「それじゃ、正月明けに教えてやろう」

イン「お願いするんだよ、とうま!」

上条「ああ!」

イン「うん!」

上条「それじゃ」

イン「あらためて」

「「あけまして、おめでとう」」



http://beebee2see.appspot.com/i/azuY_filAww.jpg

「はくちゅん!雪も残ってますし、今日は流石に冷え込みますね…」

「しかし、上条当麻に借りを返すチャンスです。この機会、逃す訳にはいきません…!」

「待っていてください。上条当麻、いまいきますからね…」

「あれは、女教皇様…?」
「せっかく、出し抜けたと思ったんですが…」

「かくなる上は…」チャキ…

「…って、何考えてるんでしょうか私は」

「女教皇様に、私は何を考えていたのでしょう…」ハァ

「…しかし、女の意地は別です。女教皇様と言えども引く訳には行きません…」

「…仕方ありません。ここは、建宮さんに貰った袋を見る事に」カサカサ

「さて、なんて書いてあるのでしょう…」パラ…

『五和へ、この袋を見るという事は女教皇と鉢合わせた、とみて良いわけなのよね』

『そうしたら、まともに行っても無理。女教皇には立ち打ちできないのよ』

『なら、取るべき道は一つ!取られる前にとるのよな!』

『即ち、よ ば い を か け ろ』

五和「んなっ!?」

『大精霊チラメイドならぬ、大精霊チラ振袖を着た今のお前は無敵だ!例え女教皇と言えども敵ではない!!』

『幸運を祈る』

五和「…少しでもあの人を当てにした私がバカでした!!」プルプル

五和「でも、正攻法ではとても敵いませんよね…」

五和「…よし」

カサカサ…

五和「よしっ、誰もいませんね…」

五和「裏手から上条さんの部屋まで行ってしまえば…」コソコソ…

五和「待っていてくださいね上条さん。今いきます!」ガッ、スルスルスル…

五和「よしっ、到着しましたっ」ヨット

五和「この日のために、腕によりを懸けた特製おせち。是非とも、上条さんにめしあがっていただきたいです」

五和「そうしたら、」ドキドキ

五和「しょ、処女は捧げられませんが、後ろの、不浄の穴なら…」///

五和「わ、私ったら何考えてるんでしょう…」パタパタ
五和「落ち着いて…」スーハー
五和「さて、参り「あの、何をしているのですか、五和…」

五和「へっ?」

神裂「……」

五和「あの女教皇様…?」

神裂「き、奇遇ですね…」モジモジ

五和「あの、何故このようなところに―?」

神裂「あ、あなたこそ。何故ここに?」アセアセ

五和「わっ、私は上条さんにおせちを―」

神裂「わっ、私もあの子のために」チラチラ

五和(どっ、どうしよう)

神裂(これでは動きが取れません…)

五和「……」

神裂「……」

翌朝―

上条「ふわあぁー、良く寝たなぁ」

イン「おはよーなんだよ」
神裂「おはようございます、上条当麻」

五和「もうすぐお雑煮が出来ますよー」

上条「…なんで、ここに二人がさも当然の如く料理してんの?」

ピンポーン

イン「お客さんなんだよ」
五和「私が出ますねー」パタパタ

五和「はーい、どちら様でょうか?」

「と言うか、あんた誰?!」

イン「むむっ、その声はっ」

上条「ビリビリ!?」

「私もいる」

上条「姫神まで!?」

寝ます。

みなさん、あけましておめでとうございます。

★壁殴り代行始めました★
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 /:  /    ヽー'ノ::::....  )-、,,.    ∧__∧  壁を殴るだけの簡単なお仕事です!
 l゙::: /     リ:/   ::: ノ::::.... ヽー 、:( ´・ω・` )      、 ______
  ', | /   l|//     /::"  ::/ ̄ヽヽ、、、,,,::::  |  ',:::::  `'ー、,、-''"´ 
  ',ノ,'' イ'  ::/ ィ   /    :/ ゙''':::::| ヽ;;;;; `゙;;'''';;ーi、,,、- '''''"彡゙ll|ソ ,
   { | l| /,,;イ   /    /   ::| ::」``ヽ;;;;;  ,、;;;ヽ、ヽ;; 、,,,ッ   
   ヽ  リ '"  }  /ノ l|  /     :|" 三三`' 、( );;  ヾ'、○}   { '
   ヽ  ヽ" :l    l l| /     :}、:::::     `' 、;;; ;;; ', ゙''、   j 、|.
    ヽ  ヽ    {    " /  | リ:: ヽ:::      '' 、从 ',、 ミヽ  ゙' 、.|
    ヽ :: \  '、 ミ         / 、 ゙l:::       ゙ll ゙ll:',ヽ  ゙' 、, ゙{
     ヽ :::  ミ  '、 ミ        |:::  ヾ:::::       ゙ll ゙l|l::::゙、  {  |
     ヽ:::::              リl|l|:::  ',         ゙ll: |::::::゙、人|; /
      ゙l ゙ミ          /:l. :レ'::} ',         ノ、;;;;;;;ヽ l|/ヽ

       |`-、ミ        /:::::::|   } |:::......    ,,、 '",、、゙゙''ー''´  ',
       |゙、::::`' 、,_    _/:::::::/   :} /::::::::::::,,、-''" {○ ゙ll`' 、 ゙l|:  |

神裂「どうしました、五和、上条当麻?」

上条「あっ、ちょっと神裂!?」

御坂「……」

姫神「……」

神裂「?」バイーン

おはようございます。

新年 あけましておめでとうございます。

再開します。

姫神「…上条くん。ちょっと来て」グイッ

上条「ちょっと姫神!?」
御坂「いいから、とっと来い!!」ズルズル

上条「ちょっと、御坂!?」


上条「ふ、不幸だぁー!!」


イン「今年最初の『不幸だ』だね」

姫神「さあ」ズイ

上条「ちょ、ちょっと」

御坂「どういう事か」ズイ

「「説明して貰おうかしら!!」」

上条「ふ、不幸だ」

「「あぁっ!?」」ギロッ

上条「いえ、なんでも…」

御坂「まあ、あの子については、姫神さんや土御門から聞いてるから、百歩譲って許してあげるわ」

上条「そ、そりゃどうも…」ビクビク

御坂「でも、さっきの二人は何かしら…?」ビキビキ

上条「ひぃっ!?み、御坂さん、青筋が浮かんでますよ!?」

御坂「誰のせいだ、誰の!?」ブチブチ

上条「ひいい!?」

姫神「私も。そう」ピクピク

上条「ひっ、姫神まで!?」


姫神「あんな可愛い人達に。振袖改造のエロ着物を着せるなんて。どうかしてる」プルプル

上条「あの、だから話を―」

「「聞く余地あるかー!!」」ドーン!!

上条「うわわわわ」

御坂「まあ、元日を血で染るのは世間に大して気が引けるわ」

姫神「だから。今は。見逃す」


上条「よ、良かった」ホッ

御坂「でも、年始の挨拶が終われば処刑するから」

「「覚悟しておくように」」


上条「ひいい…」

御坂「そんじゃ、行くわよ」フンッ!


上条「ど、何処にでせうか…?」ビクビク


姫神「決まっている。上条くんの家」

上条「ひいい…」

「「さあ、さっさと行く!!」」


上条「とほほ」

上条「ただいまー…」ガチャ

イン「お帰りなんだよとうま!」

上条「ああ、ただいま…、って!」

イン「えへへ、似合うかな?」クルリッ

上条「ああ、良く似合ってるぞ」

イン「えへへ、そう言って貰えるとなんだか嬉しいかも!」テレテレ

上条「でも、振袖なんて、一体どうしたんだ?」

イン「かおりといつわからお年玉って貰ったんだよ!」

上条「そうか。なら、二人にお礼を言わねーとな」

イン「どうかな、あいさ?」クルッ

姫神「可愛い。良く似合ってる」

イン「ありがと!あいさもとっても可愛いんだよ!振袖が良く似合ってるんだよ!!」

姫神「そ。そう?」

上条「そうだぞ姫神。まさしく大和撫子だな」

姫神「あ。ありがとう…」カァ…

御坂「……」ムッスー

上条「どうした御坂?」

御坂「別に」ツーン

上条「変なヤツだな。せっかくの晴れ姿が曇っちまうぞ?」

御坂「……」プーッ

上条「それに、今日の御坂はどっかのお姫様みてーな格好なんだから、もっと楽しく行こうぜ」

御坂「う、うん…」カァ

御坂「ね、ねぇ」モジモジ

上条「どうした?」

御坂「これ、似合ってるかな…」ドキドキ

上条「?良く似合ってるし可愛いぞ」

御坂「そ、そっか…」カァァ…

上条「変なやつだな?」

御坂「いいのいいの。さっ、上がりましょ!」

上条「お、おい!?」

姫神「……」

イン「フラグ建て過ぎなんだよとうま…」

御坂「そういや、さっきの二人は?」

イン「あれっ、トイレかな?」

姫神「二人でトイレは入らないと思う」

御坂「まあ、そのうち出てくるんじゃない?」

上条「そうだな」

御坂「でも、あの二人、なんであんな格好してたんだろうねー?」

姫神「今から考えても。卑猥」

上条「おいおい、あんまり言ってやんなよ。ところで、なんで二人ともうちにいたんだ?」

御坂「あんた、知らないの?本当に?」

姫神「これは以外」

上条「だから、そう言ってるだろ…」ハァ…

上条「インデックスは何か知らないか?」

イン「うーん、とね」

昨夜―

『…トイレ、行こ』ブルッ

『!?怪しい人影がベランダに―』

『あれは―!?』

………

イン「…って、事があったの」

上条「……何やってんだ二人とも」ハァ…

御坂「それで、あの格好のままベランダで重箱持ちながら震えてた二人を部屋の中に入れてあげた、と?」

イン「そうだよ」

姫神「二人とも。バカ?」

上条「…言ってやんなよ」

「好き勝手言ってくれますね…」

上条「神裂と五和、何処行ってたんだ?」

五和「ちょっと、そこまで…」ハハハッ…

姫神「こっちに。切り刻まれた着物が」

神裂「…あまり、深く触れないでください」

御坂「にしても二人とも―」タユン

イン「振袖の上からでも分かるくらい」プルン

「「でかい」」

御坂「まあ、着物は胸がない方が似合うって言うしー」ハハッ

イン「そ、そうなんだよっ」

「「……。言っててむなしい…」」

五和「…何か分からないけど、勝ったんでしょうか…?」

神裂「それはとにかく、おせちにしましょう」

上条「そうだな、そろそろ飯にするか」

イン「初めてのおせち料理…。楽しみなんだよ!!」
姫神「口に合うか分からないけど」コトッ

御坂「せっかく持ってきてあげたんだから、感謝しなさい」バーン!

五和「わ、私もです!」ジャーン!

神裂「あ、あの、私も」ドーン!

イン「すごーい!全部美味しそうなんだよ!!」

上条「こりゃあ、すげーな。テーブルに乗り切らねーもんな」

イン「来年は私も作ってみるかも!」

上条「そりゃ楽しみだ。頼むぞインデックス」

イン「任せるんだよ!」

御坂「……」スッ…

姫神「……」スッ…

上条「あの、ミサカサン、お顔がとっても怖いんでせうがって、姫神なんで上条さんをおさえつけ、ー!?」

御坂「うるあぁぁぁ!!」ドッコオーーン!

上条「ふ、不幸だー!!」ギャアアアアー!!

姫神「どの口が言う」

五和「これは仕方ありませんね」

神裂「あ、あの」オロオロ

神裂「こういう時、どういう顔をすればいいのでしょう…」

姫神「…笑えばいいと思う」

御坂「ま、とりあえず躾もすんだところで」

上条「どういう躾だ…」イテテ…

御坂「ほら、新年の挨拶の音頭をとりなさい」

上条「お、おう」

上条「去年は色々大変だったけど、いい年だったと思う。何せ、御坂やインデックスを始め、姫神、神裂、五和達と出会えたんだからな…」

イン「とうま…」

御坂「何か面と向かって言われると照れるわねー…」

姫神「本当」

神裂「でも、そこが彼の良いところなのでしょう」

五和「そうですね…」

上条「今年は去年よりもみんなと仲良く、良い年にしたいうと思う」

上条「それじゃあ、みんな」

「「新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!!」」




終わり

余談―

イン「ちなみに、キャッシュカードの事は、お正月あけてから銀行に行ったんだよ!」

上条「そして無事お金を下ろす事に成功しました~。」

イン「金銭感覚が狂いそうなお金だったから、短髪に管理して貰っているんだよ」

御坂「ま、無駄遣いしないようにして管理してあげるわ」

上条「頼むぞ御坂」

御坂「任せといてっ」

イン「それじゃ、終わりなんだよ!」


終わりです。

乗っ取りの上、駄文をだらだら続けて申し訳ありませんでした。反省してます。

このような文章を保守、応援、読んでいただきありがとうございました。

また、別の機会にお会いできればと思います。

それでは、また。

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