上条「何してるんだ?」一方通行「…かくれンぼ」(917)

打ち止め「ねえねえ、今暇だよねってミサカはミサカは笑顔で聞いてみる!」

一方通行「暇じゃねェ。寝る」

打ち止め「かくれんぼしたいんだけどなあ……ってミサカは」

一方通行「ンなガキくせェことできっかよ」

おお、立ってた


打ち止め「かくれんぼっていうのはね、鬼がかくれてる人を探す遊びなんだよってミサカはミサカは誇らしげに説明してみたり!」

一方通行「知ってンだよそれくらい!」

打ち止め「えーやってくれないの? 体ひとつでできるのに? ってミサカはミサカはお手軽さを主張してみる」

一方通行「他のやつに頼め。芳川あたりに」

打ち止め「ヨシカワには断られたの、ってミサカはミサカは項垂れてみる……」

一方通行(あンのババア)

打ち止め「あなたは暇そうだし、今から眠るならミサカにつきあって!」

一方通行「……はァー」

打ち止め「お願い! ってミサカはミサカは上目遣いに頼んでみる!」

一方通行「……やりゃァいいんだろォ、やりゃ」

打ち止め「やったあ! じゃあ今から全妹達にネットワークで」

一方通行「待て待て待て、今なンて言いましたァ? 全妹達?」

打ち止め「そうだよ、あなたはこれから全ミサカをさがしていくのってミサカはミサカはかくれんぼの全容を明らかにしてみたり」

一歩通行「……鬼一人に逃げるのが九千人以上って、比率がオカシイだろォが」

打ち止め「だって、ミサカ一人だったら簡単に見つかっちゃうしー……」

一方通行「オレはさっさとオマエを見つけて寝たいンですよォ」

打ち止め「それじゃ数分で終わっちゃう! そんなのつまらないでしょってミサカはミサカはぶーたれてみる」

一方通行「だからっていきなり逃げる人数増やすんじゃねェ。つうか妹達をいちいち使うなよ」

打ち止め「でも、みんな最近暇だってよく呟いてるし、いい退屈しのぎになるんじゃないかなってミサカはミサカは提案してみたんだけど」

一方通行「けど?」

打ち止め「そしたら、満場一致で可決しましたーってミサカはミサカは勝訴!」

一方通行「なン…だと…?」

支援しちゃう

一方通行「まァ待て。普通のかくれンぼってのは、あれだ。鬼一人に隠れるやつが多くて10人くらいだろォ」

打ち止め「そうなのかな? ってミサカはミサカは経験不足でわからないから首をかしげてみる」

一方通行「オレだってねェよ。でも、多分そういう遊びだ」

打ち止め「だけど、あなたなら全妹達を見つけられるってミサカはミサカは信じてる!」

一方通行「ンな信じ方されたって嬉しくもなンともねェ!」

打ち止め「わがまますぎるよ……って、ミサカはミサカはあなたの横暴さに舌打ちしたくなってきたよ」

一方通行「あン? もう一遍言ってみやがれェこのクソガキ」

打ち止め「じゃあじゃあ、あなたが隠れてミサカが見つける! これならどうってミサカはミサカはかなり譲歩してみる!」

一方通行「オマエ、それはただのかくれ……あ? かくれンぼなのか? あれ?」

打ち止め「はいけってーい! 今から全ミサカとあなたでかくれんぼのはじまりだよってミサカはミサカははしゃいでみたりー」

一方通行「だからオレはやるなンて言ってねェ!」

打ち止め「……逃げるの?」

一方通行「あァ?」

打ち止め「学園都市第一位の一方通行ともあろう者が、かくれんぼごときで逃げるの? ってミサカはミサカは冷たい眼差しを向けてみる」

一方通行「……ッ」

打ち止め「ふーん、あなたってそういう人だったんだあってミサカはミサカはがっかりして」

一方通行「……言ったなァ?」

打ち止め「え?」

一方通行「全妹達とこのオレ、一方通行のかくれンぼ――イイねェイイねェ、のってやろォじゃねェか。今更泣き喚こうが縋りつこうが後戻りはできねェぞォ!」

打ち止め(挑発に乗りやすい人だなあってミサカはミサカは内心でガッツポーズを決めてみる)

【速報】全ミサカでセロリとかくれんぼするらしい

1 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
運営から聞いたと思うが、本気らしいぞ

2 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka15556
糸冬

3 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka12159
あの凶悪面でかくれんぼ(笑)

4 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
まあ聞けよ
さっき見たんだがセロリが汗だくで走ってたんだ、街中

5 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20000
アクセロリータたんの汗をなめなめできると聞いて

6 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka16002
>>5
ま た お 前 か

7 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka19584
いやいやないだろ
何で俺らまで

8 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10699
あの幼女最近ミサカ使い荒くね?

9 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14510
いいじゃんかくれんぼwww
みんなでやろうずwwww

10 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka17065
>>9お前は精神科にまだ行ってなかったのか

11 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
今運営と会った
スタートは12時だとさ

12 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10080
ネタじゃない…だと…?

すまんMNWネタ書くのは初めてなんだ


打ち止め「あー、10032号だーってミサカはミサカは飛びついてみる!」

御坂妹「こんにちは上位個体。ご機嫌いかがですか、とミサカはさりげなく体を引き離しながら訊ねてみます」

打ち止め「あのね、今からあの人とかくれんぼするんだけど、みんなにも伝えておいたから早速はじめるねってミサカはミサカは開始宣言!」

御坂妹「……辞退したいのですが、とミサカ一同を代表してミサカは断り」

打ち止め「ちなみにもうあの人はどこかに行っちゃったから、みんながんばってね! ってミサカはミサカは応援してみる」

御坂妹(この幼女、聞く耳がないのかよとミサカはミサカは毒づきますが声には出しません)

街中

一方通行(かくれンぼっつったって……どこ行きゃァイイんだ)

?「あれ、お前」

一方通行「あン? って、オマエ……三下ァ!」

上条「相変わらずだな、と言いたいとこだけどなんでそんな汗かいてるんだ? Tシャツ変色してるぞ」

一方通行「うっせェな。今忙しいンだよ」

上条「まさか、厄介事か!?」

一方通行「まァ厄介っちゃ厄介だけどなァ、ってこうしちゃいられねェ、早く遠くに」

ガシッ

一方通行「……ハイ?」

俺よくしらないんだが、
一通って杖ついてなかったっけ?

上条「何に巻き込まれてるのかわかんねえけど、手伝うぞ!」

一方通行「……いや、オマエが手伝ってもどうにもならねェし、そもそもこの時間ですら惜しいンだけど」

上条「なあ、確かに俺らの仲は良くないけどさ! 友達だろ!?」

ガクガク

一方通行(肩がもってかれる……さすが三下、大した力だぜェってちげェ! 友達違う!)

上条「なあって! 教えてくれよ! お前は一体何してるんだよ!」

一方通行「か……っ、」

上条「か?」

一方通行「か、くれン……ぼ……ッ」ガクッ

上条「あれ? あ、一方通行!? 一方通行ーっ!」

>>24木原くン以前ということにしてくれ 正直細かく考えてなかった


一方通行「……」

上条「すみませんでしたああああ! ごめんなさい! 申し訳ないです!」

一方通行「もォいい……イイからオレを解放しろォ」

上条「そうはい神裂」

一方通行「はァ?」

上条「かくれんぼしてるんだろ? だったら俺もまぜてくれよ」

一方通行(えェ……かくれンぼってガキのお遊びじゃねェのかァ?)


カレー食ってくる

まあこまけぇこたぁいいんだよってことで俺は黒子を食ってくる

13 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka16012
この場合見つけたらどうなるんだ

14 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka12229
確保→奢らせる→通報でおk

15 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka17254
あの幼女が数年経ったら俺達だしな…
なんか高いもん奢ってくれてもよくね

16 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20000
見つけたらセロリたんの後ろの穴をはいしゃkあbbbbbbb

17 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20001
見つけてもすぐに捕まえるなよお前ら
楽しみ半減するからな

18 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14253
運営様こんにちは!
今日も一方通行さん素敵っすね!

冷静に考えたら杖有りでかくれんぼってきついな


19 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka15675
運営様いい天気ですね!
かくれんぼとかマジ参加しますんで!

20 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka17600
運営様了解です!
見つけたらこっそり尾行しときます!

21 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20001
あの人ねーきっとかくれんぼしたことないから勝手がわからないと思うの!
だからお前らあっさり捕まえるなよ
少なくても3時間は泳がせろ

22 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14789
わかりました運営様!
けっこう鬼畜ですあbbbbbbb

23 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20001
じゃあミサカはおうちで待機してるねー

24 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14253
運営様さようなら!
……はあ、疲れたな

25 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14510
泳がせる、か
ぞくぞくしてきた

26 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
誰か>>25病院連れてけ
つうか今上条と一緒にいるんだがあのセロリ

27 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka13658
見つけた
セロリのくせに…ちくしょうあのポジション譲れ

28 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka15573
まあまあ落ち着けよ
せっかくだから追い掛け回してやろうぜ

29 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka12967
あいつ体力ないもんなwwwpgrwwww

30 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
あれ? 上条に揺さぶられて死んだっぽい

上条「で、お前は誰とかくれんぼしてるんだよ」

一方通行「クソガキと全妹達だァ」

上条「って、ビリビリの? なんでまた」

一方通行「ガキがかくれンぼしたいンだと。もうじきに探し始めンだろォな」

上条「へえ、何時から?」

一方通行「オレが隠れ始めたのが11時半。30分逃げろって言われてるンだけどよォ……」

上条「あ、もう12時だ」

御坂妹(開始前から見つけているのでぬかりはありません、とミサカは自分の完璧っぷりに酔いしれてみます)

上条「かくれんぼってことは、どこかに隠れてればいいんだよな」

一方通行「そォなのか? 逃げないとまずいだろォが」

上条「え、だってかくれんぼだろ? 隠れて鬼が見つけてくれるのを待つ遊びじゃん」

一方通行「はァ? 待ってらっれか、こっちは一人で向こうは九千人以上いやがンだぜェ? 簡単に見つかっちまう」

上条(見つかって終わり、っていうのがかくれんぼじゃないのか)

一方通行「だがオレは違う。逃げて逃げてとことん逃げて、あのクソガキをギャフンと啼かせてやンよォ」

上条「それかくれんぼじゃなくて鬼ごっこじゃないか?」

御坂妹(一方通行がなにやら熱弁しています、気色が悪いです、とミサカは心の中で嘲笑ってみます)

一方通行「まァとにかく開始したってンなら逃げるしかねェ」

上条「じゃあ行くか!」

一方通行「あァ。ところで三下、オマエ何か考えでもあンのか」

上条「え? うーん……ないな」

一方通行「わかった。じゃァな」

上条「待て待て待て。使えないと知ったら即座に上条さんを切り捨てるんですか!? さっき友達だって確認したのに!?」

一方通行「鳥肌立つから友達とか言うのやめろォ! 大体オマエも妹達に顔割れてンだ、使い物になンねェ!」

上条「とりあえずあいつらが知らない場所に隠れればいいだろ!」

一方通行「あ? あー……ンな場所知ってンのかァ?」

上条「知ってるも何も。上条さんちは鉄壁です!」

一方通行(こいつン家?)

31 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
おい 上条とセロリが動き出した

32 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka17600
こちらスネーク
標的を発見
スネーク続行

33 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka13658
ちょっと待て
俺等見た目同じだし同じ方向についていくのまずいんじゃね?

34 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka12571
確かにwwwww
じゃあどっちか行けよ

35 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
プロのスネークさんいるし、17600頼んだ!

36 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka17600
いや、でも10032のほうが先に見つけたんだろ?
なら獲物はお前のものだ

37 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
いやいやwwいいよwww
何でセロリ尾行しなくちゃいけないんだwwww

38 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka17600
俺もちょっと嫌だ
でもほら、上条見れるぞ?

39 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
けどミスるわけにいかないじゃないか

36 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka16983
なにこの平行線

37 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14510
なら間を取って自分がスネークするわ///

38 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka19852
どこの間をとったんだお前は


御坂妹「ちっ、このままだと見失ってしまう……ミサカは仕方がないので尾行を続行します」

インデックス「とうまー! おなかすいたんだよーって、……」

上条「ああ、こいつは一方通行。今からちょっと匿うから」

一方通行(何歳だこのガキ……惑わされるな、まだ確定してねェ!)

インデックス「へえー、よくわからないけどとにかくおなかがすいたんだよ」

上条「はいはいわかりましたっと。ああ、一方通行は何か食べるか?」

一方通行「いらねェ。ところでこのガキ」

インデックス「むう、ガキじゃないんだよ! ところであなたは女の子なのっ?」

一方通行「オレは男だァ!」

御坂妹(聞き耳を立てずとも声が聞こえてきますが……一方通行が女性という一説は崩されました、とミサカは多少残念がってみます)

打ち止め「もう見つかったかなー、あの人はどこに隠れたのかなーってミサカはミサカはあの人の身を案じてみる」

打ち止め「ところでかくれんぼって本当にこれで合ってるのかな、ちょっとよくわかんないや、ってミサカはミサカは疑問を抱いてみる」

打ち止め「……ま、いっか! 3時間って言ったけど、ミサカが見つけるなら問題ないもんねってミサカはミサカは元気に家を飛び出してみたり!」

芳川(何か面白いことでもあったのかしら)


書いてて気づいた
これ全くかくれんぼじゃない

インデックス「焼きそばおいしー」モグモグ

上条「たーんとお食べ、まあありあわせだけど」

一方通行「……出る」

上条「え? いろって、多分ここばれないし」

一方通行「この空気に耐えらンねェンだよ。世話ンなった」

上条(まだ世話してないんだけどな)

一方通行「今度会ったときは殺してやンよォ、三下ァ」

上条「いやいや、殺さないでくださいよ! 挨拶にしても物騒すぎるだろ!」

一方通行「フン……」ガチャ

御坂妹「あ……」

一方通行「……、……」

一方通行「……えっとォ」

御坂妹「こんにちはセロ、……一方通行。10032号です」

一方通行「いやそンな自己紹介なンざどォでもいいンだけどよォ、何でいンの?」

御坂妹「スネークです、とミサカはちょっと胸を張ります」

一方通行(蛇?)

御坂妹「ところで一方通行、逃げないのですか? とミサカはドアの向こうが気になりつつも問いかけます」

一方通行「さすがにこう真正面から来られたら負けだろォが」

御坂妹「そんなあなたに嬉しいお知らせです、とミサカはキャッチセールス張りの笑顔で切り出します」

一方通行(うさんくせェ)

御坂妹「上からの指示で、一方通行を最低3時間は泳が、……逃がすことが決定しています。とミサカは口を滑らせてしまいましたがなんとか誤魔化しました」

一方通行「あァ!?」

一方通行「泳がすってどォいうことだ、あァ?」

御坂妹「そのままの意味です。幼、……上位個体があなたとのかくれんぼを楽しみにしているようですから、とミサカは姉ぶってみます」

一方通行「そォだ、あのクソガキはどうしたァ? あいつが鬼にならなきゃ意味ねェだろォ」

御坂妹「よ……上位個体はまだ家です、とミサカはテレビに釘付けであろう彼女を想像します」

一方通行「言い出しといてあのガキはよォ! ったく、オマエらも面倒じゃねェのか」

御坂妹「そんなことはありませんが、しいて言えばあなたと会話するのは正直嫌です、とミサカは率直に胸のうちを語ってみました」

一方通行「素直すぎンだろ。まァいい、泳がしてくれるってンなら逃げきってやンぜェ!」

御坂妹「そうですか、ではこれで」ガチャ

一方通行(あ、こいつかくれンぼ放棄して三下ンとこに乗り込みやがった……)

一方通行「逃げ切る、って言ったけどよォ」

一方通行「オレを匿えるよォな知り合いなンざいねェし、あいつら九千人以上いるからどこ隠れても見つかるンじゃ……」

一方通行「……3時間、かァ」

?「あ、ちょっとそこのアンタ!」

一方通行「あン?」

?「や、やっぱり……一方通行!」

一方通行「ンだよ、オマエか超電磁砲。なンの用だァ」

美琴「あ、アンタさっき、その……あいつと親しげに話してたじゃない!」

一方通行(妹のことかァ?)

一方通行「話してたが、だから何だってンだァ?」

美琴「あー、えっと、な、仲良いの!?」

一方通行「仲良くはねェ」

美琴(そうよね、さすがにこんなやつと仲良くするほどお人好しじゃ……)

一方通行「ただ、ちょっと脳を共有してるだけだァ」

美琴「のののッ!? どういうことよそれぇ!」ガクガク

一方通行「ぐ……あッ……」

美琴「アンタとあのバカがなんで脳共有とか! なんでよぉ!」

一方通行(この微力な電磁波と揺さぶりは、さすが第三位ってェ、とこ、かァ……!)クタリ

美琴「答えなさい一方通行! って、あ……し、死んだ?」

一方通行「……」

美琴「ま、まあ、こっちも悪かったわよ」

一方通行「も、じゃねェ。が、だァ」

美琴「だってアンタが揺さぶるだけで倒れるなんて思わなかったんだから、仕方ないじゃない!」

一方通行「オレをバカにしてるンですかァ!? さっきも似たよォな攻撃受けてンだよこっちはよォ!」

美琴「ああ、あのバカにされたのね。……ってことはか、間接接触……!?」

一方通行(なンだそれ)

美琴「ちょ、ちょっともう一度触っても」

一方通行「誰が許すかァ!」

美琴「仕方ないわね、水に流しましょう」

一方通行「オイオイ、それはこっちの台詞なんですけどォ」

美琴「なんでアンタ汗だくなのよ」

一方通行「……かなり元を辿ればオマエのせいだなァ」

美琴「わ、私は何もしてないわよ」

一方通行「オマエのDNAが招いた厄だァ! あ、そォいやァ妹が三下ン家に駆け込ンでったぜェ」

美琴「はあ!?」

一方通行「妹の不始末が姉が片付けるべきじゃないンですかァ? あれ明らかに不法侵入だろォ」

美琴「私だってまだ行ったことないのにっ!」ガシッ

一方通行「……ハイ?」

200 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka17600
こちらスネーク
オリジナルとセロリ接触

201 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka16598
ところで10032はどうした

202 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
なにこの幼女…
上条ん家になんかいるわ…

203 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka13255
ちょwwおまwww
ぬwwwけwwwwがwwwwwけwwwwww




今から行く
204 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka12381
スネーク以外真面目にかくれんぼに参加していない件

205 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka18264
こちとら北欧から来日したんだ
ちょっとくらい休ませろよ幼あbbbbbb

206:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14973
運営様テレビはもういいんですね!
そろそろハンティング開始っすか?

207 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka15346
まだ3時間は経ってないんすけど、まあいいっすよね!
運営様、ついに突撃っすか?

208 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20000
運営様ktkr
ちょっとセロリたんとちゅっちゅしてくあbbbbb

209 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14510
>>208ほんと学習しねーな
運営様! 自分は一方通行さんを護衛するために待機しあbbbbb

210 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20001
3時間は無理だってわかったから、早速あの人捕まえに行こっかー
ミサカより先に捕まえたらだめだよーってミサカはミサカは宣戦布告!

211 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka11168
了解です!
我々ミサカ一同、全力で後方支援にあたりますんで!

美琴「私を差し置いて仲良くなってるなんて」ズンズン

一方通行「すみませン、腕離してもらえませンかァ? 今まだかくれンぼ中なンで」ズリズリ

美琴「バカ! アンタも行くのよ!」

一方通行「どこに。つゥかひとりで行けやァ……」

美琴「きっ、決まってるじゃない。あのバカのとこに妹が世話になったってお礼参りよ!」

一方通行(お礼参りって意味が違うんじゃねェのか)

美琴「ほら、さっさと歩く! 引きずられたいの!?」

一方通行「もォオマエに引きずられてるせいで靴底が磨り減りまくりだァ! 離せ、そしてひとりで行けェ!」

美琴「……ん?」

御坂妹「……お姉様と一方通行、両人発見。とミサカはハンターの目で見つめます」

美琴「いいからそこどきなさい、今から行かなきゃならないところがあるのよ!」

一方通行「オレは行きたくねェし逃げてェ」

御坂妹「北欧からはるばる来たというのにティータイムすら与えられませんでした、とミサカは一方通行に恨みがましく言い募ってみます」

一方通行「ア? 知らねェけど、クソガキのわがままに乗ったクチかァ」

美琴「さっきから何の話してんのよ。話しなさい」

一方通行「オマエはまずオレを離せェ」

御坂妹「申し遅れました。ミサカは18264号ですが、今は絶賛かくれんぼ中です、とミサカは状況説明をします」

美琴「かくれんぼぉ?」

一方通行「クソガキがよォ、暇だからかくれンぼしてェんだと。無理矢理付き合わされてンだ」

美琴(無理矢理とは言え、付き合ってあげるのね……)

ちなみにそのスレ主がまたNWこっそり書いてる
ていうかそいつに紹介されてここに来ました

美琴「っていうか、普通はアンタが鬼じゃないの?」

一方通行「さすがに一人で九千人以上は探せねェ。そォ言ったら俺が隠れればイイとかぬかしやがったンですよォ、あのガキ」

御坂妹「さて、一方通行を見つけてしまいましたがこれからどうするべきかとミサカは思案します」

一方通行「あン? オレは3時間なら泳がせてもらえるンじゃァないンですかァ」

御坂妹「上が家で待機することに飽きてしまったので、もういつでも捕獲していいと指令が下されました。とミサカは飽きやすい子どもの性にちょっと呆れます」

一方通行「……オイ、ってこたァこンなとこでババアと話し込ンでる時間は無駄じゃねェか」

美琴「無駄ですってぇ!? アンタ、ここで戦闘に入ったっていいのよ!?」

一方通行「ハッ! さっきはナメてかかってたけどよォ、戦うってンなら容赦しねェ!」

御坂妹「とりあえず、無断で捕まえたらどんな罰を受けるかわからないので、とミサカは大人しく午後のティータイムとしゃれ込みたいのですが」

美琴「知らないわよ、そんなことッ!」ビリビリ

一方通行「そこらへンのファミレスでも行けェ!」カチリ

御坂妹(スネーク、応答頼む。セロリに奢らせる作戦が失敗して金がない)

>>100
なん…だと…? すごく読みたいんだが


打ち止め「あの人が行きそうなところって行ったら、コンビニかファミレスしか思いつかないなあってミサカはミサカは歩いてみる」

黒子「……あら? ち、小さいお姉様じゃありませんのおおおっ!」ギュウ

打ち止め「きゃあ! なに、っていうか誰!? ってミサカはミサカは」

黒子「ふにゃふにゃしていて可愛らしいですわ……! はっ、まさかあのときつくりあげたチイサクナールをこっそりお姉様がお飲みになったのかもしれませんの!」

打ち止め「お姉様じゃなくてミサカは打ち止めなのってミサカはミサカは言い張ってみたり!」

黒子「はぁああん! 可愛らしい! いますぐこの腕の中に閉じ込めてしまいたいですの!」

打ち止め(もう閉じ込められてるんだけどなあってミサカはミサカは内心ため息を吐いてみる)

>>103
やっぱ知られてないんだな…つか普通気付かんわな

ここ

>>105
把握
堪能してくるぜハァハァ

このスレの一方さんに足りないものがわかった
かわいさかっこよさダークヒーローさだ


一方通行「……っと、思い出した。今はオマエみたいなババアと遊ンでる場合じゃねェ」

美琴「さっきからババアババアってぇえ! 打ち止めだっていずれは私と同じように育」

一方通行「きーこーえーねーえー」ミミフサギ

美琴「むっかあああ! アンタねぇ、言わせてもらうけど打ち止めのオリジナルは私なんだから、成長した打ち止めは私とまったく同じ」

一方通行「きーはーらーくーンー」

美琴「いいから話を聞けぇえええっ!」ビリビリビリ

御坂妹「認めたくはない事実というのも世の中にはあるものだ、とミサカは一歩引いた目線から述べてみます」

美琴「はぁっ、はぁっ……一方通行、アンタかくれんぼがなんだか知ってるの」

一方通行「当たり前ェだ。鬼じゃねェやつが隠れる、鬼が探す、鬼が見つける、隠れてたやつが逃げる、エンドレスリピートだろォ」

美琴「混じってんのよ! それじゃ鬼ごっことかくれんぼだわ!」

一方通行「あァ、そォいえば三下も似たよォなことほざいてたなァ」

美琴「いい? かくれんぼってのはね、……えーっと」

御坂妹「日本の伝統的な遊びの一つ。全国的にポピュラーな子供の遊びである。
    鬼が目をふさいでいる間に子が隠れ、後に鬼がそれを見つけだすという単純なルールであり、派生したルールを持つ遊びも多い。「かくれご」とも呼ばれる――と、ミサカはウィキって瞬時に学んだ知識を披露します」

一方通行「間違ってねェだろォがよ」

美琴「隠れてる側は逃げないの! 逃げたら意味ないじゃない!」

一方通行「今そこのババアが言ったろォが。派生したルールを持つ、ってよォ。
     つまりオレと打ち止めの間で交わされたかくれんぼは、いわばアクセラオーダーハイドアンドシーク!」

御坂妹(なんでも混ぜりゃいいってもんじゃねえよ、とミサカはセンスのなさに絶望してみます)

>>119
>美琴「さっきからババアババアってぇえ! 打ち止めだっていずれは私と同じように育」
>美琴「むっかあああ! アンタねぇ、言わせてもらうけど打ち止めのオリジナルは私なんだから、成長した打ち止めは私とまったく同じ」
これ言って殺されたビリビリがいたなw

美琴「あ、アクセラオーダーハイドアンドシーク……」ゴクリ

御坂妹(お姉様が洗脳されているとは……一方通行、大した奴だ……)

一方通行「あァそォだ。だからオレは是が非でも逃げなきゃなンねェ、それがクソガキと交わした約束だからなァ!」

美琴「アンタ、いいやつじゃないけど悪いやつでもないのね。アクセラオーダーハイドアンドシーク、いいわ。この御坂美琴も協力してあげるわよ!」

一方通行「助かりはしねェが、まァいい。じゃあ腕を離せェ、超電磁砲」

美琴「ええ、……ちょっと待ちなさい」

一方通行「あン? オレ達のアクセラオーダーハイドアンドシークに文句があるンですかァ?」

美琴「あるというか、私も参加するんだからどこかにレールガン的要素を入れるべきでしょ」

一方通行「……待てェ、アクセラオーダーハイドアンドシークはこれ以上ねェてほどに完璧なネーミングだ。それを壊そうってのかァ」

美琴「だって私も参加するんだもん」

一方通行「……アクセラ……アクレール……アクレールオーダーハイドアンドシーク……?」

御坂妹「それはねーよ、とミサカはさすがにありえなすぎて失笑します」

美琴「レールセラオーダーハイドアンドシーク。これはどう?」

一方通行「駄目だァ、オレが先頭でなきゃ意味も誇りもねェ」

美琴「じゃあどうしろっていうのよ!? アクセラオーダーガンハイドアンドシークなんてのは却下! レベル5としてのプライドが許さないわよ」

御坂妹「すでに誇りもプライドもないのでは、とミサカはふたりに呆れつつ一般論を述べます」


おい 一方さんがかわいくならないぞ

アクセラオーダーハイドアンドレールガン(逃げるか撃たれるかとっとと決めろ)

>>145
お前頭いいな


一方通行「なるほどなァ、無理に英訳しよォとしてンのがそもそもの間違いだァ」

美琴「確かに……漢字表記した場合の読み方でいくべきよ」

御坂妹(ティータイムはとれそうにありません、とミサカは心を痛めます)

一方通行「イッポウツウコウ、ウチドメ、チョウデンジホウ。単純に読めばこォなンなァ」

美琴「オーケー、そこから繋ぎ合わせればいいじゃない。イッポウチドメホウカクレンボ……は駄目、私が一番下っぽい」

一方通行「三下は黙ってろォ! それでいいだろォが! 一方打ち止め砲かくれンぼ! どこが悪ィ!」

美琴「私の担当が砲だけってどういうことよ! やっぱりアンタとは相容れないわね……!」ビリビリ

一方通行「はン! このまま従順になってンなら見逃してやろォと思ったが、どォもいかねェなァ!」カチリ

御坂妹「普通に幼女の暇つぶしとしか表現できない、とミサカは非難しつつ呟きま……」

トントン

御坂妹「……?」

打ち止め「しー、ってミサカはミサカは唇に人差し指を当ててみる!」

御坂妹「上位個体、このままでは怪我人がでますが、とミサカは止めることを促します」

黒子「まあお姉様ったら、また殿方と……」

打ち止め「ところで、見つけたのはあなたなのってミサカはミサカは口角をあげつつ訊ねてみたり」

御坂妹「はい、見つけましたが捕まえてませんし手出ししてないんでお願いですお仕置きは勘弁してくださいとミサカは命乞いをします」

打ち止め「お仕置きってなんのことー? ってミサカはミサカはとぼけてみる~! それにしても、お姉様とあの人の精神年齢は近いのかなあってミサカはミサカはちょっと複雑」

黒子「ああっ、助太刀したい……でも戦うお姉様も素敵ですの……!」

ガヤガヤ

上条「なーんか騒がしいなあ」

インデックス「とうまー興味があるのはわかるけどおなかすいてるんだよー」

上条「だまらっしゃい穀潰し。ちょっと見に行ってみるか」

美琴「だいたいアンタ気に食わないのよねぇ……妹と同棲してるんだっけ? 私に似て可愛いから手ェ出したりしてないわよね?」

一方通行「誰がするかァ。そもそも打ち止めの可愛さはオマエから受け継いでねェ」

美琴「だからあの子もそのうち私みたいになるっつってんのよ!」

一方通行「断固阻止する。担当が砲のくせして出しゃばってンなよォ!」

美琴「断固阻止するのを阻止する。アンタに打ち止めは任せておけないわ!」

ビリビリビリッ

上条「ッと! 危ない!」

どーん

一方通行「あン!?」
美琴「誰っ!?」

上条「はは……やっぱり不幸だあああああ!」

459 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14690
さすが上条さんぱねェっす!!!1!!!!

460 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
かっこいい///

461 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka18637
>>460待て
お前今どこだ

462 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka17600
セロリとオリジナルが説教受けてるwwww
ざまあwwwwwwwww

463 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
え? 現場にいますけど?www

464 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka18264
おい10032が白いのの横にさりげなくいるんだが

465 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20000
しゅんってするセロリたんかわいいハァハァ
あの細い肩を抱いてあbbbbbb

上条「お前らなんでこんな街中で戦闘しようとするんだ! ただのかくれんぼだろ!?
   ていうかなんでビリビリまでいるんだかわかんねえけどまあいい!
   一方通行! お前はかくれんぼをしたかっただけじゃないのか!
   どうしてそう戦いで解決しようとするんだよ! 戦いは何も生まないんだぞ!」

一方通行「うっせェ三下ァ! このババアはなァ、あろォことかオレを差し置いてアクセラオーダーハイドアンドシークを改名しよォとしやがった! その罪は消えねェ!」

美琴「なによ、アンタだって私に砲しか与えなかったじゃない! 比率的にありえないでしょ!」

上条「……改名? ていうかなんだその、センスないネーミング……」

一方通行「!!」

美琴「!?」

上条「よくわかんらんけど、ビリビリに一方通行に打ち止めだろ。適当に足して超通行止めでいいんじゃないのか」

御坂妹「一番ましな意見だと思いますさすがは上条当麻です、とミサカはここで相手を褒めて自分の株を上げてみます」

一方通行「まァて待て待てェェエ! それだとこのババアが先頭、つまり第一位じゃねェか! 気に食わねェ! 譲れェ」

美琴「負け惜しみよねぇ? 残念でした~、アクセラオーダーハイドアンドシークは今から超通行止めよ!」

御坂妹(まあ、実質は砲から超になっただけだし大して差はないよなpgr、とミサカは馬鹿にしてみます)

上条「なんだよ、まだ不満なのか」

一方通行「あァ。なンたってオレはこの学園都市最強のいっぽ」

上条「そげぶ!」

一方通行「うおっ!」ギャフン

上条「お前それでも年上か!? それでも年下好きか!? 打ち止めが見ている前でその姉と言い争って何が楽しいんだよ!
   ていうかギャフンってお前が言ってるじゃねえか」


すまん寝る
落としてくれてかまわない
変態に会いたかった

すまん修正
一方通行「あァ。なンたってオレはこの学園都市最強のいっぽ」

一方通行「あァ。なンたってオレはこの学園都市最強のアクセラ」

自分でいっぽーつーこーなんて言わないよな

見つかった奴も鬼になるルールなら何とかいけたんじゃね?
嬉々として見つかりそうな奴もいるし

>>179
最後はリアル鬼ごっこみたいになるんですねわかります

>>176

「………」

ある日突然断絶されたミサカネットワーク。
同時にミサカたちは研究施設から放り出され孤独のまま世界各地に散らばっていた。
ミサカは荒れ果てた廃墟のような場所で座り込みぼんやりと地面を眺めていた。
ひびの入ったコンクリート。
少しばかり生えた雑草。

(ミサカは、もうまともに食事を取っていません)
動くのも億劫でひたすら日陰の中で地面ばかり見つめていた。
(きっともう明日明後日にはミサカはこの廃墟の飾りの一つになるのでしょう)

「おい」
「え?」

視界の中に人間の靴が見え、頭の上から人間の声が降って来た。
ミサカは顔を上げると、人間が目の前に立っていた。
逆光で眩しい瞳を細めると、人間はミサカの前にしゃがみ込む。

「やっと見つけたぜェ。お前、検体番号はいくつだ?」
「ミサカは検体番号14654ですと、簡潔に答えます」

まで考えた。

保守

まさか残ってるとは思わなんだ……変態もきていたのか
ていうか>>188天才だな!


やっと見つけた。
その言葉は人間がミサカを探し続けていた、ということに直結する。
ミサカは人間を見つめた。白い、白い、人間だった。

(おそらく男性でしょうが、もしかすると女性かもしれません)

中性的な容姿は浮かべている悪人面によって打ち消されてはいたが、ミサカにはどうでもいいことだった。
ただ、目の前の人間に、はじめて会ったはずの人間に、一瞬で様々な感情を抱いたのだ。
憎しみも慈しみも哀しさも愛しさもすべて。

「14654号かァ……まだ5000人は残ってンだな」

まァいいか。白い人間はそう呟いて、ン、とミサカに手を差し出した。
意味がわからずにミサカはその手を凝視する。
プログラムには、手を差し出されたときの対処法なんてものは存在しない。

「オイ、早く掴め」
「掴めと言われても、なぜ、とミサカは疑問を口にします」

オマエは馬鹿ですかァ、と呆れ声が返ってきたが、その声はどこかで聞いたことがあるような気がした。


やっぱりシリアス難しいな
かくれンぼ続き投下するわ

一方通行「打ち止めの前……っ!?」キョロキョロ

打ち止め「あ、ようやく気づいてくれたーってミサカはミサカはあなたに両手を振ってみる!」

一方通行「こンのクソガキィ、オマエいつからいやがったァ」

打ち止め「えーっと、いつからだっけ? ってミサカはミサカは北欧出身に訊いてみたり」

御坂妹「わりとはじめからいました。
    言ってしまえば『打ち止めの可愛さはオマエから受け継いでねェ』あたりはすっかり聞かれていますとミサカは一方通行の公開告白にちょっと引いています」

一方通行「な、……え……はァ!?」

美琴(たしかにノリで言い切ってたけど本人に聞かれたら赤面ものよね)
上条(一方通行が赤面するって珍しいんじゃないか)

打ち止め「それでね、よく考えてみたらかくれんぼってこういうものじゃないと思うの! ってミサカはミサカは衝撃の新事実発覚を告げてみる」

美琴「それも一理あるわ。でも超通行止めなんでしょ、アンタ達がやってるのは」

一方通行「バカですかァオマエは! いつオレがアクセラオーダーハイドアンドシークを超通行止めと改称すンのを許したンですかァ?」

上条「だからそれ長いじゃん。お前も噛まないように必死じゃねえか」

打ち止め「まず、学園都市内すべてがエリアっていうのが変だし、あなたに有利すぎるんじゃないかなってミサカはミサカは考えた」

一方通行「全然有利じゃねェ。そっち何千人といンだからよォ、そうそう逃げ切れるモンじゃ……」

打ち止め「そこで! せっかくここに知り合いもいっぱいいるんだし、改めてかくれんぼしたいなあってミサカはミサカは提案してみたり!」

一方通行「……、……ハイ?」

インデックス「ハイドアンドシーク……? って、なんだか楽しそうなんだよ」

御坂妹「あなたも参加することになりそうですね、とミサカは白いシスターの反応をみて答えます」

一方通行「オイオイ、なァンでこンなに面白くもねェ面子が集まってやがンですかァ……」

美琴「そりゃ、アンタが汗だくで街を徘徊してたら誰だっておかしいって思うわよ」

黒子「小さいお姉様、こちらの殿方はもしかしなくても第一位ですの?」

打ち止め「そうなの、この人細くて薄くて白くてまるでもやしみたいだけどとっても頼りになるんだよってミサカはミサカは自慢してみたり」

一方通行「オイコラァアア!」

上条(あー、そろそろもやし買っておかないと……食費がピンチだ)

568 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka18264
ちょwww
幼女が上条達を巻き込もうとしてるぞwwwww

569 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10697
上条「10697、みーつけたっ」
10697「!」
上条「なんてな。まだ鬼には見つかってないから、ここから 二 人 で 逃げようぜ!」

…ありだな

570 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka19730
ねーよwwwwwwwwwww

571 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka16983
上条ェ…

572 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20000
細くて薄くて白いもやしみたいなセロリたんのイチモツ・・・ゴクリ
って、あれ?
運営もしかして見てない?


よっしゃああああああああセロリたんは俺のよあbbbbbbbb
572 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka12852
運営様かくれんぼ拡大中っすね!
今から現場行きますんで!

ミスった 573だ


御坂妹「おめでとう! ようじょはじかんさこうげきをしゅうとくした! とミサカは一方通行に報告します」

一方通行「あン?」

打ち止め「なんのことかわからないけど、かくれんぼやらないの? ってミサカはミサカは訊ねてみる」

美琴「やればいいじゃない。たかがかくれんぼよ」

一方通行「やらねェなンざ言ってねェ」

上条「じゃあやるのか? やるんだな!」

一方通行「オマエはどンだけかくれンぼやりてェンだよォ……」

黒子「お姉様が参加なさるのならこの黒子も参加いたしますの!」

インデックス「じゃあじゃあ、今からハイドアンドシークをやるんだね!?」

上条(かくれんぼでなんとかインデックスの注意を逸らせば……!) 

一方通行「仕方ねェから付き合ってやらァ、感謝しろクソガキ」

打ち止め「わーいやったーだいすきーってミサカはミサカは抱きついてみる!」

一方通行「だァア! 離れろォ! どうせオレはもやしだからすぐに倒れンぞォ!」

打ち止め(根に持ってる……こういうとこ子どもっぽいなあってミサカはミサカはギャップにきゅんってしてみる)

上条「で、誰が鬼やるんだ? なんなら上条さんがやりますよ!」

御坂妹「その前に妹達は今回も全員参加でしょうか、とミサカは約一万人のことを考慮します」

黒子「お、お姉様が一万人……(ひとりくらいならちょっといただいても)」

美琴「黒子、言っとくけど妹達はこのかくれんぼが終わったらまた解散するんだからね」

打ち止め「んーと、エリアはどうしようかなあ……ってミサカはミサカはかくれんぼがしづらい学園都市に憤慨してみたりー!」

一方通行「適当な公園でいいだろォが」

上条「そんなもんでいいのか? もっと壮大に愉快にやろうぜ」

美琴「あ、アンタなんでそんなにやる気なのよ」

上条「え? お前らと遊びたいからに決まってんじゃん。友達だろ?
  (意訳:友達なんだからぎりぎり夕飯まで時間稼ぎさせてくれるだろ?)」

一方通行「気色悪ィ……」ゾワァ

美琴「と、もだち……」

黒子「エリアは鬼を決めてから考えればよろしいのでは?」

御坂妹「たしかに。鬼の能力次第でエリアを広げたほうがよさそうですね、とミサカは考えます」

打ち止め「じゃーんけーん」

一方通行「待てェ!」

上条「どうしたんだよ」

一方通行「ちょっと時間寄越せや」

美琴「はァ?」

一方通行「じゃんけんの前にやることっつったら、アレしかねェだろォがよォ!」

御坂妹「ま、まさか……! あの最強にして反則的な(子供だましでもある)裏技をやるというのですか、とミサカは驚いて見つめます」

一方通行「そのまさかだよォ……!」

打ち止め「……?」

インデックス「はっ、あれは! 魔導書にものってたような……いやのってない禁忌のポーズなんだよ!」

初春「なんか変な集団がいますねー」

左天「あれ、なんか白い人が変な動きを……両手を交差させながら、右手の手のひらと左手の手のひらとをくっつけて両手の指をからめてない!?」

初春「しかも、からめた両手がはずれないように自分の方に回しながら外の方へ押し出すようにして……!」

左天「あっ、ついに小指の方から目に近づけて親指の隙間覗いてる!」

初春「……、……」

左天「……、……」

初春「……あんなのやるのは幼稚園児くらいだと思ってました」

左天「ていうかあれただのジンクスだよねー」

あああ佐天さんだろおおおお左じゃねえよおおおお


上条「……、……」

美琴「……、……」

黒子「……、……」

打ち止め「……、……」

一方通行「よしチョキだ! って、なンなンですかァ? 悔しかったらオマエらもやってみろよ」

御坂妹「その前に自ら出すものを喋っていますよ、とミサカは哀れみにみちた表情で教えてあげます」

一方通行「あ」

インデックス「よし、グーを出すんだよ!」

上条「便乗するなっ!」

おい 思ったんだが一方さんなら「じゃンけン」だよな!!!!!



打ち止め「それじゃ、最初はぐ」

一方通行「待てェ!」

御坂妹(またかよこいつ、とミサカは一方通行の一方的な制止にいらっときます)

一方通行「そもそも最初にグーを出すってェのは誰が決めた!? じゃンけンは最初からクライマックスじゃねェのかよ!」

美琴「じゃあアンタはチョキでも出してなさいよ」

一方通行「それだと負けるだろォが」

黒子「だったら最初はグーでよろしいと思いますけど」

上条「……なあ、一方通行。たしかにお前が最初はグーっていう合言葉に疑問を覚えているのもわからなくはない――だが!」

一方通行「あン?」

上条「お前が偉大なコメディアンを侮辱するというのなら! 俺はその幻想をぶち殺す!」

打ち止め「ちょ、ちょっと待ってほしいんだけどってミサカはミサカはふたりの間に割って入ってみる!」

一方通行「! どけェ、クソガキ。こっから先はオマエの侵入なンざ許されねェ……一方つ」

打ち止め「この人はそもそも志村さんを知らないから疑問に思っても仕方がないのってミサカはミサカはかばってみたり!」

上条「なに……ッ!?」

打ち止め「テレビみてても『オイこれ誰だァ?』しか言わないんだもん!
     最初はグーの発祥がまさかあの偉大なコメディアンだなんて知るわけないんだよってミサカはミサカはフォローしてみる!」

美琴「……それは……一緒にテレビ観ててもつまんないわ」

一方通行「オマエとは何があっても一緒に観ねェから安心しやがれ」

黒子「お姉様ぁ! テレビなら黒子と! 一緒に!」

御坂妹「かくいう上位個体もたった今MNWを総動員して発祥について知ったんです、とここでミサカはさりげなく苦労をアピールします」

インデックス「うー……じゃんけんしないのー?」

上条「こいつが偉大なるコメディアンを知らないっていうのはよくわかった……とりあえず、今は最初はグーでいこう。いいか?」

インデックス「イインダヨー」

一方通行「まったく理解できねェうえに腹が立ってきやがるンですがァ」

美琴「だって最初はグーって言わないとタイミング合わないでしょ」

黒子「一度ずれるとぐだぐだですし」

打ち止め「じゃあミサカが最初はグーって言ったらじゃんけんね! ってミサカはミサカは初体験にわくわくしてみたり!」

一方通行「オイ初体験とか言うンじゃねェ!」

御坂妹「過敏すぎやしねえかこのもやしwwww、とミサカは露骨に卑下します」

ドリフだけど志村のほうがわかりやすいかと思った
お前らじゃんけん好きだなwww


一方通行(考えろォ……グーチョキパー三種の中でどれが最も勝率が高いのか……!)

一方通行(常識的に考えて手を開く時間がもったいねェ、つまりグーを出せば……)

一方通行(いや待てよ、さっきオレがチョキ出すとか仄めかしたからそこの白いのはグー出すかもしンねェ)

一方通行(となるとここは周囲を欺き愉快にパーでケリをつけるべきじゃねェのかァ……!?)

打ち止め「ねえ、もうそろそろいいかなー? ってミサカはミサカはいつになく真面目に思考しているあなたに問いかけてみる」

一方通行「あ、あァ! いつでもいいぜェ!」

上条(じゃんけんひとつでここまで乗れるって才能だよな)

打ち止め「さーいしょーはグー!」

上条「じゃー」

美琴「ん」

黒子「けー」

御坂妹「ん」

一方通行「ぽンッ!」

打ち止め「……」チョキ
上条「……」チョキ
美琴「……」チョキ
黒子「……」チョキ
御坂妹「……」チョキ
インデックス「あれ?」パー
一方通行「ンだとォォオ!?」パー

一方通行(はめられたかッ!)

美琴「残念だったわねー一方通行」

上条「手の内を明かし相手を惑わすっていう作戦はなかなかだったが、それでもお前と俺達との間には決定的な差があるんだよ」

一方通行「決定的な……差ァ?」

黒子「それは、どれだけじゃんけんをこなしてきたか、ということですわ」

御坂妹「もやしとは踏んできた場数が違うんだよpgrwwwwとミサカは……じゃなかった、ミサカ20000号が言っています。
    決して16264号ではありません、20000号です上位個体」

一方通行「つゥか、オマエらもじゃンけンは経験したことないンじゃなかったのかよォ!」

打ち止め「ミサカはなかったけど他の妹達は経験者もけっこういたから、今だけ意識共有して一気に経験値をためたんだよ!
     ってミサカはミサカは某忍者の特訓をぱくってみたり!」

インデックス「あなたがチョキ出すって言ったからじゃあみんなグー出すだろうなって思ってあえてパー出したのに! ひどいんだよ!」

一方通行「知るか。しかも俺と同じ思考回路してンじゃねェ」

一方通行「……でェ。負けたオレと白いのが鬼かァ?」

打ち止め「どーしよっかなーってミサカはミサカはどちらがより楽しいか考えてみる」

上条「鬼が一方通行達なら範囲は広くてもいいんじゃないか」

美琴「そうね、アンタなら簡単に見つけそうだし」

黒子「でしたら、範囲はこの場所から見渡せるぎりぎりの場所ということで」

インデックス「それは広すぎるんだよー」

御坂妹「……ああ、だったらいっそ上条当麻の学生寮ではいかがでしょうとミサカは名案を発表します」

上条「はいい?」

美琴(ナイス!)

移動中

打ち止め「……怒ってない? ってミサカはミサカは不安に思いつつも訊いてみる」

一方通行「ア? 何に怒ンだよ」

打ち止め「あなたは眠そうだったし、無理矢理かくれんぼに付き合わせてるし、しかもいろんな人とやることになったし、ってミサカはミサカはしょんぼりしてみたり」

一方通行「……いつものことだなァ」デコピン

打ち止め「うっ、地味に痛いなあってミサカはミサカは額をおさえて涙目になってみる……」

一方通行「ガキはガキらしく遊んでろ、それでオレに迷惑かけるってンなら仕方ねェ。ガキの遊びに付き合うのは大人の義務だろォがよ」


インデックス「だそうだよ、とーま!」

上条「なんですか? インデックスさんは上条さんに遊んでもらいたいんですか?」

美琴(こいつと、あ、遊んでもら……)

黒子(おのれ類人猿め)

御坂妹「あ、そろそろですね、とミサカは建物を指差します」

上条ってじゃんけんに勝ったことがないとかってなかったっけ?
不幸だから

支援するものか

>>251
一方さんのチョキ発言を考慮したうえで左手を使ってじゃんけんした、ということにしておいてくれ
>>252
お前ツンデレにも程があるだろwww


上条「さて、ここが上条さん家ですよ」

一方通行(二度目だぞここ来ンの……)

美琴「へ、へえ、さすが庶民って感じの部屋ね」

上条「貧乏学生だからなー、お前らんとこと比べられても困る」

打ち止め「それじゃ、今からミサカ達は隠れるからふたりはここで待っててね! ってミサカはミサカは超疾走!」

一方通行「オイ、クソガキ……チッ」

黒子「鬼のお二人は60ほど数えたら探してくださいな。さっ、お姉様参りましょう!」

美琴「へ、あ、ちょっと引っ張らない!」

上条「じゃあ俺も隠れよっかなーっと」

インデックス「……」

一方通行「……」

インデックス「……いーち」

一方通行「……にーい」

インデックス「さーん」

一方通行「よーン」

インデックス「ごーお」

一方通行「ろォく」

インデックス「なーな」

一方通行「はーちィ」

インデックス「きゅーう」

一方通行「じゅーう」

インデックス「じゅーいち」

一方通行「じゅーにィ……かける5ォ!」

インデックス「!?」

一方通行「ふン……このオレが素直に60秒数えると思ってンのかァ? 甘ェ、甘すぎる」

インデックス「でも、それがルールなんだよ!」

一方通行「知るかァ、アクセラオーダーハイドアンドシークにンなルールはねェ」

インデックス(ただのかくれんぼじゃないのかな)

一方通行「だいたいあのツインテールは60ほど、っつったろォ。つまりは、どンな方法であれ60に辿り着きゃァこっちの勝ちだァ!」

インデックス「そ、そういうものなのかも!」

美琴「ちょっと黒子、アンタさっきからどこ目指して」

黒子「あらお姉様。私の能力をお忘れですの?」

美琴「アンタの能力って……あ! 空間移動!」

黒子「はい。私と一緒にいる限り、お姉様はあの白い殿方と白い少女には捕まりませんわ」

美琴「こういうとき頼りになるわねぇ……そういえばあいつら、どっちも白いからホワイトコンビだわ」


上条「あーくそっ! いくら自分の住んでいる寮とは言え、いざ隠れるとなるとどうすればいいんだ!」

御坂妹「ちなみにこのかくれんぼはこの寮ならどこでも隠れていいそうです、とミサカは入れ知恵をしてみます」

上条「え、そうなのか? じゃあ土御門んところでもいいってことか?」

御坂妹「おそらく。ただし、向こうには白いシスターもいますが、とミサカはすっかり共犯になった気分で言います」


一方通行「探しに行くぞ白いの!」

インデックス「そっちも十分白いんだよ!」

打ち止め「うーん、あの人はどうやって探そうとするのかなあってミサカはミサカは上条家にお邪魔しながら呟いてみたり」

打ち止め「ていうかちゃんと60まで数えてないよね、さすが短気なあの人! って言いながらミサカはミサカは家宅物色~!」

打ち止め「……あ、焼きそばが残ってる! 食べていいかな? てミサカはミサカは誰もいないけど問いかけてみる!」


一方通行「まずはあのクソガキ、と言いたいところだがあいつは後回しだァ」

インデックス「なんで? 簡単に捕まえられそうなんだよ」

一方通行「だからこそだ。厄介なのは妹と超電磁砲達だなァ……」

インデックス「とーまは? 厄介じゃないの?」

一方通行「どォせ、考えてもせいぜい友人宅に匿ってもらう程度だろォし」


打ち止め「どうやら鬼は探しに行った模様! ってミサカはミサカはやっぱり後回しかぁってがっかりしちゃう」

御坂妹「せめて一服したかったです、とミサカは幼女のわがままにほとほと呆れつつ苦笑いを浮かべます」

上条「幼女って、打ち止めか?」

御坂妹「はい。彼女は上位個体なので、ミサカ二東平は逆らえないのです、とミサカは敬礼します」

上条「お前らも大変だなあ」


北欧出身なんだが上条とかくれんぼやってる

1 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka18264
なんで俺だけwwwww
ねーよwwwwww

2 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka11593
結局他のミサカは帰っていいんだろ?

3 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka16732
面子kwsk

4 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka18264
・上条
・オリジナル
・ジャッジメント
・上位個体
・白い幼女



・セロリ
5 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
逃げてよかったわwww

6 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka17600
スネークの需要ある?

7 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20000
セロリたん追い掛け回して汗だくにさせてクンカクンカしたいお
ってあれ?
運営見てない?


……あれ? ほんとに見てない?

8 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka19326
運営…様?
応答願います! ミサカ大佐!

9 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka12368
おいおい今まで運営が20000放置してたことってあったか…?

10 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14510
言うなら今しかない……ッ!


一方通行さん好きです!

11 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka15521
>>10のことすらほっとくだなんて・・・
運営に何かあったんじゃね?


打ち止め「……、……」ドサッ

打ち止め「……すっぱい、って、ミサカは、ミサカは……」

ちょっと待て
二東平って何だ 二等兵だろ


一方通行「今なんか妙に嫌な予感がしたぜェ……」

インデックス「あー! 階段のほうに今人影がみえたんだよ!」

一方通行「おゥ、追うぞ! もやしの身軽さナメてンじゃねェェエ!」


上条「あ、一方通行の叫び声がすごく響いた」

御坂妹「まったく近所迷惑な人間ですね、と上位個体のわがままっぷりと似通っていることに気づきミサカは嘲笑います」

上条「……お前けっこうずばずば言うんだな」

御坂妹「しまったこれは株が下がったかもしれない、とミサカは正直すぎる自分にちょっと萎えました」


黒子「敵が動き始めましたわね!」

美琴「そういえば、打ち止めは誰かと一緒に行動してるのかしら……」

打ち止め「おなかは痛いしあの人は最後まで探してくれそうにないし、……はあ、ってミサカはミサカはため息を吐いてみる」

打ち止め「そもそもこの焼きそばものすごくすっぱいにおいがしたけど、もしかして腐ってたのかなってミサカはミサカは上条家の食生活が心配になってきた」

モヤシノミガルサナメテンジャネェェエ

打ち止め「……根に持ちすぎじゃないの……って、ミサカはミサカは思うけど、なんだか嬉しかったり」

打ち止め「でも迎えにきてほしいなあ」


黒子「とりあえず、いつでも空間移動できるようにしっかり手を繋いでいてくださいね、お姉様!」

美琴「うん、わかったわ。ところで黒子、アンタいつもこんなに手のひら湿ってるの?」

黒子「(ぎくり)え、ええ! 私少々湿り気を帯びているんですの!」

一方通行「はァ、はァ……ッ! 白いの、人影なンてねェぞ!?」

インデックス「あれ~? さっきはたしかに見えたんだよ!」

一方通行「めンどくせェなァ。誰か一人は階段付近にいそォな気もするし、探すぜ」


上条「土御門んちは結局となりだしなあ。すぐにバレそうだ」

御坂妹「エレベーターはどうでしょうか、とミサカは思いついて指差してみます」

上条「エレベーター……そうか! ふたりが使わないかぎりずっと乗っていれば、見つからずに済むじゃねえか! お前すごいな!」

御坂妹(ただしお姉様が止めようとすれば止まりますが、密室でふたりっきりは王道ですね、とミサカは心をときめかせ共有に切り替えます)


ちょっとカツカレー用のカツ作ってくるわ

カツ失敗した
入れ忘れてたネタ


一方通行「もォいいかーい」

?「まーだだよー」

インデックス「もーいーかーい!」

?「まーだでーすのー」

一方通行「オラァ! もォいいだろォがよ!」


すまん出かける
落としてくれてもかまわない

一方通行「……階段にはいねェなァ」

インデックス「いるかもしれないって言い出したのはあなたなんだよ」

一方通行「うっせェ白いの。こンな寮で他に隠れる場所はそうねェだろォが」

インデックス「だからあなたも白いんだよ! しかも目が赤いし! まるでウ」

一方通行「オイ、ウサギみてェとか言うなよォ」

インデックス(誰かに言われたことあるのかも)


上条「……」

御坂妹「……」

上条「……」


御坂妹(会話のネタがねえんだよ! とミサカは心中でキレます)

打ち止め「ひーまーだーよーってミサカはミサカはーごろごろするー」ゴロゴロ

打ち止め「あの人は白いシスターと一緒に鬼なんだよねーうらやましいなーあの人と鬼になりたかったなー」

打ち止め「もう出てっちゃおうかなーってミサカはミサカは予定変更を考えてみるんだけどー」

打ち止め「……かくれんぼって、探しにきてくれないとつまんないんだね、ってミサカはミサカは学習したよ」


27 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka18264
会話が続かない
Misaka安価>>35

28 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka11111
ちょっと待て共有してるんだからこの沈黙を楽しませろ!

29 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka15783
「御坂美琴、どう思いますか」って聞く

30 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka19325
貧血のふりしてしなだれかかる

31 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka12681
髪にゴミついてますと言いつつ顔を近づける
においかぐとなおのことよろしい

32 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20000
セロリたんのことをどう思ってるか訊ねるハァハァ
BLも許せるハあbbbbbb

33 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14217
白いシスターについてkwsk

34 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka13474
「暑いですね」と言いながらボタン外して色気アピール

35 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka18532
次回の約束を取り付ける

御坂妹(次回って何の次回だかくれんぼかよ、とミサカは修飾語の足りない18532に苛立ちを隠せません)

上条「なあ、妹」

御坂妹「はい、とミサカは思考を中断して答えます」

上条「あの小さいやつ……打ち止めさ、一方通行にいじめられたりはしてないんだよな」

御坂妹「いじめられるどころかそりゃもう甘やかされまくりです、とミサカは羨みつつも返答します」

上条「そっか、そうだよな。たしかにあいつ、前会ったときとは顔付きが違ってた」

御坂妹「(次回……すなわち会う約束ってことか! とミサカは理解しました)
    では、また幼女の様子を見に行きませんか、とミサカはあなたに申し出ます」

上条「様子見?」

御坂妹「ミサカだけで会いに行くより、あなたも来たほうが一方通行との摩擦も少なくて済みそうだとミサカは判断します」

上条「そういうことなら、いつだって付き合ってやるよ!」


MNWスレ一覧

北欧出身なんだが上条とかくれんぼやってる(104)
上条「付き合ってやるよ!」(996)
上条は妹達全員の嫁(687)
セロリたんの汗をなめなめしたい(1)

打ち止め「……北欧出身は意外とアクティブなのねってミサカはミサカはちょっぴり動揺」

打ち止め「こないなーどこいったんだろうなーまだ誰も見つけてないのかなーって、ミサカはミサカはそろそろ拗ねてみる」


一方通行「くそォ、あいつらどこ行きやがった……」カンカンカン

インデックス「ねーねー、ちょっと疲れたし階段はもうやめたいんだよ」タンタンタン

一方通行「ガキがァ! いいかァ、かくれンぼってのは諦めたらそこで鬼終了なんだよォ! 諦めなきゃ絶対大丈夫なんだよォ!」タッタッタッ

インデックス(むしろ鬼を終了したいんだよ)

一方通行「こォなったらオレァとことンやってやる……階段に迷い込ンだ羊を片っ端から調理してやンよォ!」ダッダッダダダッ

インデックス「おー! 3段飛ばしなんだよ!」パチパチパチ

一方通行「こンなンもできるぜェ!」タッタッピョンッ

インデックス「おおー! 2段上って一気に10段飛ばしだー!」

黒子「来ませんわねぇ」

美琴「そ、そうね……ねえ黒子」

黒子「はい? なんでしょうお姉様」

美琴「そのぉ、……ちょーっと、トイレ、行ってきていい?」

黒子「あら、そんなことでしたら私も一緒に」

美琴「いいいいいらない! ちょっと行くだけすぐ帰ってくるから! ね!」

黒子「……お姉様がそうおっしゃるのなら」

美琴「(あのバカが気になってるなんて言えない)
   じゃあアンタはこの螺旋階段付近にいなさいよ」

テクテク

一方通行「!」

インデックス「どうしたの、ウサ……あくせられーた」

一方通行「いンや、見知った空気がきやがるなァと思ってよォ!」

美琴「べ、べつに見つかってないかなとかそういう心配なんかしてないわよ」

美琴「ただちょっとあいつバカだしすぐ見つかるんじゃないかって思ってるだけ!」

テクテクテク

一方通行「ビリッビリ弱ェ電磁波が伝わってくるぜェ……あいつ興奮してンのかァ?」

インデックス「よくわからないんだよー」

一方通行「静かにしとけ、あと少しでひとり見つけられっからなァ」

テクテ

美琴(! なんか嫌な感じがす、)

インデックス「あ、短髪!」

一方通行「……一人目、みーっけェ!」

美琴「し、しまったぁ!」


         / ̄ ̄ ̄フ\               _       ノ^)
       // ̄フ /   \            .//\     ./ /
      //  ∠/  ___\___  __//   \   / (___
    // ̄ ̄ ̄フ /_ .//_  //_  /      \./ (_(__)
   // ̄フ / ̄////////////         |  (_(__)
 /∠_/./ ./∠///∠///∠//      ∧ ∧ /) (_(__)

∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/       (´ー` ( ( (_(___)

\    \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \  _   /⌒ `´  人___ソ
  \    \ \フ / ̄\ \ .//\  //\ / 人 l  彡ノ     \
   \ _  \//___\/∠_  //   < Y ヽ ヽ (.       \
    //\///_  //_  ///     人├'"    ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   //  //.////////∠/      ヽ-i ヽ__  ヽ
 /∠_//./∠///∠// .\\       `リノ ヽ |\  ヽ

∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\      c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ

美琴(黒子と一緒にいればよかった)

一方通行「オイオイ、超通行止めをあンだけプッシュしといてこのザマですかァ?」

美琴「うるさいわねぇ! 本当は黒子の空間移動……」

一方通行「へーェ、あのツインテールは空間移動できンのかァ。そォかそォか、それなら面倒だから先に片付けちまわねェとなァ!」

美琴(私バカよねあいつよりバカよね)

インデックス「じゃあ次はどうするの、あくせられーた」

一方通行「決まってンだろ。超砲、ツインテールのとこに案内しやがれェ」

美琴「ちょうほうって何よ!」

一方通行「オマエに与えられし二文字をつなげてやったんだよォ」

美琴「だいたい、私があの子を売ると思ってるの!?」

インデックス「羊はおとなしく食われるのを待つのみの運命なんだよ」

一方通行「イイこと言うじゃねェか白いの。超砲、オマエは火あぶりにされる羊なンだよ」

美琴(ていうかこの子シスターよね? シスターらしからぬ発言してるけどシスターよね!?)

インデックス「さっ、早く案内するんだよ」

一方通行「哀れな子羊よ、アーメン……ってなァ!」

美琴「アンタ当初と違って随分乗ってるじゃない!」

一方通行「もォ眠気とかぶっ飛ンだからよォ。全力でガキの遊びに付き合ってやることにした」

インデックス「ジンギスカン食べたいかも」

上条家前を通過

一方通行「……?」

美琴「なに突っ立ってんのよ」

一方通行「……少し、あいつの気配がしたよォな気がしたンだが」

美琴「はァ? いくら打ち止めが幼いからって、スタート地点にい続けるわけないでしょ」

インデックス「不法侵入だと思うんだよ」

一方通行「まァ、あいつはラストだ。アクセラオーダーハイドアンドシークは最後に打ち止めを見つけることで終止符が打たれるからなァ」

美琴「いい加減それ長いんだしやめたら?」

一方通行「うっせェんだよ超砲」

美琴「さっきから黙って聞いてりゃチョーホーチョーホーってぇええ!!!」

黒子「お姉様遅いですわね……もしかしてあの類人猿のところへ」

チョーホーチョーホーッテェエエ

黒子「お、お姉様の声! ということは見つかってしまわれたのですか!?」

黒子「どうすれば……けれど、この螺旋階段にいなさいよとおっしゃっていたのもまた事実ですの」

黒子「ここは待機するべきですわ!」


御坂妹「オリジナルが叫びました、とミサカは少し息苦しくなったエレベーター内で呟きます」

上条「みたいだな。見つかったのかもしんねえ」

御坂妹「まあ彼女はよくも悪くも直情型っぽいところがあるので、とミサカは身内を冷静に分析します」


打ち止め「……まだ一匹かぁ、まだまだ先は長いなあってミサカはミサカは眠たくなってきた……くあー」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「オイ、本当にツインテールはエレベーター付近にいンだろォなァ?」

美琴「ええ、いるわよ。私が嘘をつくわけないでしょ!」

一方通行「むしろオマエが嘘をつかねェ理由こそねェぞ」

美琴(さすがは第一位……振る舞いがおかしかったりネーミングセンスがおかしかったりもやし呼ばわりされていてもその頭脳は疑う余地がないわ)

一方通行「空間移動ってェのは厄介だァ……目の前で逃げられたらあいつを探せねェ」

美琴「……さっきから最後最後って言ってるけど、べつに今打ち止めを探してもいいんじゃないの?」

一方通行「あン?」

美琴「むしろ、最後に見つかるってけっこうきつくない?」

一方通行「……そォかァ?」

美琴「だって、最後までかくれてなきゃいけなくて、見つけてもらえないのよ?」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「そォいうモンですかねェ」

美琴「私なら、早く見つけてほしいって思うけど」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「オレは、かくれンぼなンざァやったこともねェし興味もなかったから、ンなこと考えてなかったけどよォ」

美琴「だからアンタがちゃんと察してあげなきゃだめなんじゃない!」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「……、……」

美琴「……、……」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギス」

一方通行「オマエちょっと黙れ」

上条「それにしても、エレベーターの中に数十分居座るなんて経験したことないですよ、上条さんは」

御坂妹「つまりあなたの初体験がこのミサカ18264号ということになります、とミサカは誇らしげに胸を張ります」

上条「いやあ、そんなに嬉しい初体験でもないんですけどねー」

御坂妹「では、いっそのこと違う初体験でもしてみますか? とミサカは13474号の意志を尊重し、ボタンに手をかけます」

上条「うわーあああああー! ちょっ、待っ、ストップ」

ウィーン
ピンポン

インデックス「あ」

一方通行「おゥ」

美琴「……」

御坂妹「ふたりっきりの甘い時間はこれにて終了です、とミサカは惜しみつつ全ミサカに伝えます」

上条「ま、待てビリビリ、べつに俺達変なことはしてなくてな、妹はその、暑いからちょっと胸元を開けようとしているだけで」

美琴「……言いたいことは、それだけね……?」

ビリビリビリッ
バーン
キョエー

美琴「アンタは私の妹に何をしてんのよぉ!」

上条「……申し訳ございませんでした、とトウマは心の底から謝ってみます」

一方通行「きめェ」

インデックス「ジンギスカンで許してあげてもいいんだよ」

御坂妹「ところで、お姉様は見つけられてしまったんですね、とミサカは問いかけます」

美琴「ま、そうなるわね。わざと見つかってあげたのよ」

インデックス「短髪のほうから歩いてきてたもんねー、子羊かも」

一方通行「簡単にあっさり抵抗もなく赤子の手を捻るどころか息を吸うほど容易く見つけたぜェ?」

美琴「だからぁ! どうせ初心者の一方通行じゃ見つけられないだろうと……」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「だからオマエちょっと黙れ」

上条「つうか上条さん家にジンギスカン買える金があると思ってるんですか!」

一方通行「……ねェのか」

上条「ないとも! ああないさ! それもこれも全部インデックスが大食いだからだよ……不幸だああああ!」

一方通行「……あー、その」

美琴「?」

一方通行「ガキの遊びにつき合わせちまったしよォ」

御坂妹「なにやら一方通行が微妙に頬を赤らめています、とミサカは心のアルバムにしっかりキャプチャを保存しておきます」

一方通行「……そのうち、奢る。オマエらに」

インデックス「ジンギス!?」

上条「なんだその略し方は。ていうか、え、いいのか?」

一方通行「あァ、ガキもきっと喜ぶだろォし、オレひとりで相手すンなァ面倒だからなァ」

御坂妹(素直じゃありませんがまあよし、とミサカはこっそり今の場面を上位個体に知らせます)

打ち止め「……まったく、天邪鬼なんだからーってミサカはミサカは大人ぶってみるー」

打ち止め「あと一匹かぁ……はやく来てね、って、ミサカは、ミサカは、……ねむい……」


上条「ってことで、残るはあと二人なわけだけど」

美琴「黒子なら、螺旋階段付近にいると思う」

一方通行「オイ超砲、オマエやっぱり嘘ついてんじゃねェかァ!」

インデックス「嘘吐きな子羊はジンギスカンになる運命なんだよ」

御坂妹「チョウホウとはなんでしょうか、とミサカは首をかしげます」


黒子「……お姉様の絶叫のあとは、まったく音がしませんわ」

黒子「出て行ってもよろしいのかしら、それとも最後の砦となってお姉様の操をお守り……しなくては!」

黒子「そうでしたわ! 私はお姉様のお傍を離れてはいけませんのよ!」シュンッ

黒子「おーねえーさまーああああああ!!!!!」

一方通行「そォと決まれば螺旋階段だなァ!」

美琴「ていうか多分、私が叫んだらすぐに来るわよ」

上条「……あー、なるほど」

御坂妹(オリジナルが叫ぶと耳に響くので、こっそり耳を塞いでおこうとミサカは対策を立てます)

一方通行「よし、超砲。泣き叫べェ!」カチリ

美琴「だーかーらー! アンタは一言余計なのよぉおおおっ!」ビリビリビリ

上条「うおわっ!」

インデックス「カンッ!?」

オーネエーサマーアアアアアア

美琴「はぁ、はぁ……来たわね」

上条「来たわね、じゃねえよ! 鼓膜! 鼓膜が破れる!」

一方通行「はン! 三下だから対処できねェんだよォ」

御坂妹「しっかりがっちり反射設定していたあなたはさすがですね、とミサカは嫌味を込めます」

ヒュンッ

黒子「お姉様! お体は汚されていませんの!? ちょっと私触って確かめますわ!」ペタペタニヤニヤ

美琴「……はあ。やめなさい黒子」ビシッ

一方通行「これまた愉快な後輩じゃないですかァ、こンなババアの貞操気にするたァ」

美琴「なぁんですってぇええ!」

上条「まあまあ。それじゃ、あとは打ち止めだけだな」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ」

一方通行「オマエほんと黙れ」

上条「一方通行、当てはあるのか?」

一方通行「……まァ、な。おそらく外れちゃいねェと思うぜ」

テクテク

黒子「あら? ここはスタート地点……」

美琴「あー、さっき言ってたわね。気配がなんとかって。全然わからないけど」

一方通行「オレがあのクソガキの気配を間違うわけねェンだよォ」

インデックス「ここにジンギスカンはないんだよー?」

御坂妹「この白いシスターは世界がジンギスカンで構成されているとでも思っていやがるんでしょうか。
    とミサカはそろそろ鬱陶しく思いはじめました」

一方通行「いるってこのオレが言ってンだ、入るぜェ」

ガチャリ

打ち止め「Zzz..Zzz...」

黒子「小さいお姉様がほんとにいましたわ……」

上条「さすがというか、なんというか。ここ上条さん家なんだけどな」

一方通行「こンのガキ、オレにあれだけ汗かかしといて自分はお寝ンねですかァ……?」

御坂妹「口は悪いものの上位個体を見つめる眼差しはとても優しいんですね、とミサカは一方通行をおちょくってみます」

一方通行「……」ギロ

美琴(にらむけど声は張り上げない、ね)

インデックス「ねージンギスカン食べたいんだよー」

美琴「起こすの? 可愛いのに? まあ私に似て可愛いんだけど」

一方通行「だから、こいつの可愛さはオマエ由来じゃねェってのォ」

御坂妹「ではミサカ由来かもしれませんとミサカはさりげなく自己主張してみます」

打ち止め「ん……むう……」ムニャムニャ

一同「!!」

トントン

一方通行「……クソガキ、起きやがれ。オマエの負けで、アクセラオーダーハイドアンドシークはラストだ」

打ち止め「あれ……あなた、やっと来てくれたんだね……って、ミサカはミサカは眠いけど、ぎゅうって抱きしめてみる……」

一方通行「……待たせて、悪かったなァ」ギュッ


インデックス「どうしようジンギスカン早く食べたいとか言えない雰囲気なんだよ」
上条「たった今言ったじゃねえか」
美琴「ていうか、なんか見てて恥ずかしいわね……」
黒子「お姉様、私達もぎゅってしますの! ぎゅって!」
御坂妹(超通行止め、の名に恥じない暇つぶしですね、とミサカは甘い空気に耐え切れず笑い飛ばそうとします)

打ち止め「あのね、かくれんぼってね、待ってるときが一番寂しいんだよってミサカはミサカは報告してみる」

一方通行「あァ」

打ち止め「それでね、そこにいる18264号とたまに共有して外の様子みてて、それでもすっごく寂しかったよって、ミサカはミサカは落ち込んだんだけど」

一方通行「あァ」

打ち止め「でもね、ちゃんとあなたが一発で見つけてくれて、よかった……って、ミサカはミサカは言ってから照れてみたり」

一方通行「……オレがオマエみてェなクソガキを見つけらンねェわけあるかよ」


インデックス「ジンギスカン鍋とかいいと思うんだよ」
上条「鍋は楽だからなー、上条さんも賛成です」
美琴「それって、その、私も行っていいのよね!」
黒子「お姉様が行かれるのでしたら私も是非に!」
御坂妹「ジンギスカン……アイルランドのラム肉が最高ですとミサカは北欧アピールをしてみます」

打ち止め「あなたがまず家を出たあたりから、ほとんどひとりだったんだけど、ってミサカはミサカは思い出しながら言ってみる」

一方通行「ア? オマエ、言い出したくせにやっぱり家にいやがったンだなァ」

打ち止め「だけど、テレビも飽きちゃったしみんなもかくれんぼに消極的だったから出動したんだよってミサカはミサカのアクティブっぷりを自慢!」

一方通行「そりゃ、世界各地からいきなり集められてかくれンぼ、はねェだろ……」


インデックス「北欧のラム肉! ものすっごく食べたいんだよーとうま!」
上条「そういうのはね、あそこの白い人に頼め。機嫌が良ければ買ってくれるかもしれないからな」
美琴「あいつに奢ってもらうのはなーんか癪だけど」
黒子「あら、でもお姉様。参加するのでございましょう?」
御坂妹「北欧のことならおまかせあれ! とミサカは個性を強烈に印象づけようとします」

一方通行「……オマエら、ちったァ空気読ンでくれませンかァ……?」


風呂行ってくる
正直北欧とかそっちは自信ないけどまあアイルランドってカタカナだし北欧じゃね?

                    ______

                 '"´          `丶、
              /                \
             /   f_ -―    ̄ ̄   ─- 、⌒'、
                /     |                    `| |
.              ,′   │                  | |
            |     | __, -ァ┬: ァ!: :.7T: ァ=: ┬、l |
            |     「 / -/|:/!:メノ |: / レハ⌒/l =- |
            |     |/!: 斗==ミ  ∨ ノ'x==ミ. j∧ │  ジン♪ジン♪ジンギスカン♪
            |     |:.| 〃//iハ      f//j }!:「  |
            |     /: | ` 弋)_ソ       弋)ソ ' :ト │
            | ,   /| : |  ,,,,      、  ,,,, i:.|∧ |
        _   l/   /`| : |                ,':│ ヘ}
       く、\  j   ∧: :!: :|丶、   `ー '    .イ: :.|   '.
.          \、>''つ  { ',:.|: :レ(、|>      _ <j:│: :!   ',   r‐-、
         / /゙ヽ   }:|: :| \ヽ__`ニ〔人:i : i: |: : |   〉   ゝ<`ヽ
          {   /´)、 !'|: :|   \     ト} ヽ、:」i : |  /  r( `ヽ   }
            \   ´ < ノ |: :ト、   丶   j  ,〉rヘ: | (    {. `   ,′
.            /゙ヽ   ト \|: :| \    、_/  / マ'| ト、 〉   {.    /
         _レ=7   |/\\!   \(匸〉 /匸])  ヘ| |/}廴  r}   イ
        /{∨{.   ハ  }\>    ヽ  ∧ .,'     j |ノ  } 「〈.    |\
          / V ヘ、 / } j/|:|     ∨∧∨     |:|   ∨| \ │ ハ
         」/「入.  ∨ │ | :|:|     〈´∨`〉     |:| 厂∧∨  \| } |

>>371
これなら北海道連れて行くわ

どうなってやがる・・・俺が支援した途端に投下が止んだ・・・

>>377
投下しないほうがずっとデレてくれるのかと思った


上条「いや、だってふたりの世界っぽかったし」

一方通行「……、……」

美琴「私の幼い姿なわけだから、見てて現実逃避したくもなるわよ」

一方通行「それは言うンじゃねェ。認めたくもない」

黒子「私はとりあえずお姉様に便乗しただけですの」

一方通行「まァ、オマエはそォだろォな」

インデックス「ジンギスカンは正義なんだよ!」

一方通行「喧しいンですよォ似非シスタァァア!」

御坂妹「……ミサカはアイルランドとアイスランドを間違えてしまった過去を消し去りたい気持ちで一杯です」

一方通行「残念だったなァ、一文字ってなァでけェンだよ。
     オレは二文字変えるだけでうっかりセロリになンだからよォ」

御坂妹(全ミサカに次ぐ。セロリに自覚アリ。繰り返す、セロリに自覚アリだ)

風呂上がりの一方に蔑んだ目で死ぬほど罵倒されたい。

>>387
そんなの俺もされたいんだがww罵倒のみならずタオル投げつけられたいわ


打ち止め「ところでジンギスカンっておいしいの? ってミサカはミサカは素朴な疑問を口にしてみる」

上条「んー、うまいっていうか、癖があるな。好きな人は好きだと思うけど」

美琴「私はべつに嫌いじゃないし、鍋があるなら行ってあげてもいいわよ」

一方通行「鍋ェ?」

黒子「そういうことになっているのですわ」

一方通行(ガキにかまってる間に何が……?)

御坂妹「この人数だとそれなりに出費もかさみますね、とミサカはここぞとばかりに同情するふりをします」

一方通行「もしかして、オレが全負担なんですかァ?」

インデックス「イエース、ジンギス!」

打ち止め「カーンッ! ってミサカはミサカはシスターさんに乗っかってみたり!」

一方通行「……ンな真似したって可愛かねェぞ」

インデックス「もう6時なんだよーおなかすいたかもー」

美琴「……なんだかんだで午後一杯付き合わされたわね」

黒子「戻りましょうか、お姉様」

上条「おー、ビリビリに白井、またなー」

美琴「なんで私だけビリビリ扱いなのよぉ!」

御坂妹「ミサカは……帰りようがないです、とミサカはしゅんとしてみます」

一方通行「あァ? なンでだよ」

御坂妹「まさか6時までかかるとは想定していなかったので、飛行機がもうありません。
    とミサカは上位個体をちら見して言います」

打ち止め「うっ……えーと、……ミサカはミサカは……あなたに任せる!」

一方通行「あン!? ったく、どこまで他人任せなンですかァこのガキ」

打ち止め「元はと言えば、18264号はミサカのわがままで来日したんだよってミサカはミサカは訴えかけてみる!」

一方通行「わかってンならオマエがちゃァんと責任持ってそいつの面倒見ろよォ」

打ち止め「いいの?」

一方通行「……ハイ?」

打ち止め「責任持って18264号を家に連れ帰ってもいいのってミサカはミサカは嬉々として訊ねちゃう!」

一方通行「ンな……っ」

上条「うん。これはお前の負けだな、一方通行」

インデックス「おとなしくその短髪みたいなのを持ち帰って、代わりにジンギスカンを寄越すんだよ」

御坂妹「シスターがまったくシスターに見えません、子羊を救うどころか食そうとしています、とミサカは矛盾を指摘します」

一方通行(つゥかこいつら、あの短時間でどォやって世界各国から集まってきたってンだ……?)

上条「じゃーなー一方通行! 後でメールするわ」

一方通行「……用件だけ送れよ。いつ鍋パすンのかだけ送れェ」

インデックス「短髪とちっちゃいの、次はジンギスカン持ってくるんだよー!」

御坂妹「持ってくるのはセロ、……一方通行であってミサカではありませんが、とミサカはうさんくさいシスターを一蹴します」

打ち止め「またねーシスターさん! ちゃんとこの人においしいジンギスカン買ってもらうよーってミサカはミサカは確約してみたり!」

一方通行「だァから勝手に確約してンじゃねェ! とっとと帰るぞォ!」

打ち止め「きゃーってミサカはミサカはあなたに引っ張られながら別れを惜しんでみるー」

御坂妹「上位個体の足が引きずられても痛くないように加減して引っ張っているのは愛のなせる技ですね、とミサカは」

一方通行「黙れェ! 家に入れねェぞ!」

打ち止め(正確にはあなたの家でもないよねってミサカはミサカはちょっとツッコミを入れてみる)


上条「……帰ったな」

インデックス「ジーンギースカーンッ!」

上条「この大食いシスターに無駄な知識を増やして、帰ったな……」

一方通行「かくれンぼ、ねェ……こンなモンかァ」

打ち止め「ねえねえ何黄昏てるのーってミサカはミサカはコーヒーを飲みながらあらぬ方を見つめているあなたに直球質問!」

一方通行「ア? 今日の出来事を振り返ってたンだろォが」

打ち止め「かくれんぼ、またやりたいなってミサカはミサカは無邪気に頼んでみる」

一方通行「自分で無邪気っつったら邪気が若干あンじゃねェのか?」

打ち止め「まったくないし、ただあなたと遊びたいだけってミサカはミサカは笑顔で言い切ってみたり!」

一方通行「ふン……気が向いたらなァ」



上条「あれ、一方通行。こんな公園の滑り台の蔭で何してるんだ?」

一方通行「……かくれンぼ」


end

本当に初めて立てたスレだったからまさかここまで続くとは思わなかった
保守してくれてありがとう、すごく嬉しかった
ツンデレもデレてくれてありがとうでもお前最後ツンに戻りやがったなwww
正直タイトルしか考えてなかったですgdgdですまない


明日あたりスレが残ってたらこいつらの鍋パでも書こうと思う
でも落としてくれてかまわない
最後になったがインドがアジアってことくらい知ってるからな

これで俺も北欧マスターだwww

北欧…ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランド
アイルランド…ヨーロッパ大陸北西の大西洋縁辺部にある大島でイギリスと組んでる
アイスランド…北欧、ジンギスカンうまい(低脂肪)
インド…南アジア、カレー


保守ありがとう
ツンデレお前ほんとデレないんだな

すまん鍋ネタまだ全然考えてないんだ
暇つぶしに通行止め投下しとく


 風呂上りの打ち止めは無防備だ。
 いつだって彼女は開放的で無防備な状態だが、風呂上りは普段の比ではない。
 一方通行は頬を上気させている打ち止めを見て顔をしかめた。
 彼女の髪の毛は、おそらくタオルで拭かずにそのまま脱衣室からでてきたらしく、毛先からぼたぼたと水滴が落ちている。
 打ち止めの肩やら足元やらにたまっていくその水滴をじっと見つめていた一方通行は、はあとため息をつくと立ち上がった。

「オイクソガキ、来い」
「え? なんでちょっと怒ってるの? って、ミサカはミサカは首を傾げてみる」
「いいから来いっつってンだよ」

 洗面台に向かう一方通行の後をぺたぺたと打ち止めは追う。
 ろくに拭かなかったのは髪だけではなく、体も同様のようだ。
 足音にまじっている水音を不快に思いつつも、一方通行は無言を貫き通した。
 洗面台のコンセントにドライヤーを差し込む。
 あ、と打ち止めが小さく声を出し逃げ出そうとしたが、一方通行は許さない。
 がしりと彼女の腰に腕をまわすと、そのまま体をつかまえて、彼はドライヤーの電源を入れた。

「こ、これは自然乾燥してるからドライヤーはいらないんだけどって、ミサカはミサカは」
「大人しくしてろ。焦がされてェかァ?」
「……いやですって、ミサカはミサカは横暴なあなたに全面降伏……」

 打ち止めは髪をドライヤーで乾かすという行為そのものをひどく嫌っている。
 それが子ども特有のものなのか、彼女特有のものなのかは一方通行にはわからない。
 彼が自身の子ども時代を思い返してみても、ベクトル操作で余計な水分を弾き飛ばしていた記憶しかないのだ。
 もちろん、そんなことを目の前の少女ができるはずもないから、面倒だろうな、とは思う。
 髪に温風をあてると、嫌がっていた打ち止めは気持ち良さそうに目を細める。
 その様子が自分を信頼しきっているなによりの表れであるように思えて、一方通行は一度手を止めそうになった。
 誤魔化すように指を彼女の髪に絡める。
 するするとした指通りは、心地よかった。

「あなたの指は気持ちいいねって、ミサカはミサカはちょっと喜んでみる!」
「アァ?」
「ドライヤーは嫌いだけど、あなたの手は好きなのってミサカはミサカはさりげなさを装って告白してみたりー」
「全然さりげなくねェよ。こンな手のどこがいいンだか」

 自分の体は細いし、白い。
 一方通行はそのことを気にしてはいないが、どこがいいものか、と思う。
 あなたの髪も大好き、と打ち止めは告白を続け、うれしそうに笑っている。
 鏡越しに彼女の顔を見ていると、仏頂面の自分まで見えてしまって、一方通行は舌打ちをした。
 この髪だって、誇れるものではない。
 紫外線を反射しているがゆえの、色素のない髪は真っ白でとても目立つ。
 こんな髪より、打ち止めの茶色い髪のほうがよっぽど綺麗で、触りたくもなるだろう。

「ねえ、触ってもいい? って、ミサカはミサカはあなたを信じて許可を求めてみたり!」
「……好きにしろォ」

 打ち止めが必死に手を伸ばしてくる。
 しかし、その腕は短すぎて一方通行の髪には届かない。
 彼も彼女に頭を差し出すつもりはないので、黙ってドライヤーを動かし続けている。
 お互いに沈黙を守ったままで、したいことをしている状況だった。
 打ち止めの髪はそう長くない、一方通行が満遍なく彼女の髪を乾かしていくのにあまり時間はかからなかった。
 最後の締めに髪をわしゃわしゃと掻き乱してやると、そちらに気を取られた打ち止めが手を伸ばしてくるのをやめた。
 タオルで肩の水分を拭きとって、それから髪を手櫛で整えようとしている打ち止めにヘアブラシを手渡す。

「体、拭かねェと風邪引くぞ」
「んー……面倒だなあってミサカはミサカは放置してみる」

 髪を乾かす前は肌にはりついていた青いキャミソールも、今は少し乾いたらしく透けていない。
 ふと視線を廊下に向けると、転々と打ち止めが歩いてきた足跡がついている。
 足も満足に拭いてこなかったンだっけか、と一方通行は呟き、その場にしゃがみこんだ。
 突然しゃがみこんだ一方通行を不思議そうに見た打ち止めは、彼が足に指を這わせた瞬間、びくりと体をふるわせた。

「あなたはなにしてるの……って、ミサカはミサカはっ」
「オマエ、足の裏拭いてねェだろ」

 打ち止めが言い終える前に一蹴すると、一方通行は彼女の足を軽く持ち上げ、足の裏をゆっくりとタオルで拭き始める。
 くすぐったい、と身をよじってみても、バランスを崩しかけて倒れるのがオチだ。

 打ち止めはなんとか耐えた。
 そんな彼女の葛藤に気づきもしない一方通行は、どういうわけか丹念に足の裏を拭く。
 片足が終わったら、当然のように彼は残りの足も手で掴んだ。
 自分で拭く、と声に出した打ち止めは、下から見上げてきた一方通行の目を見てひるんでしまった。
 なぜか、ものすごく本気の目をしている。

「これは俺がやる。オマエは上脱いで拭き直せェ」 
 
 これは、所謂「火がついた」状態なんだろうか、と打ち止めはキャミソールを脱ぎながら考えた。

 この晩、ミサカネットワークを通じて全妹達に「一方通行は職人気質である」という情報と、
 「足の裏にこだわりがあるらしい」という情報が行き渡ったが、一方通行は知る由もない。
 翌日も彼が言ったことなどすっかり忘れて風呂上りに体を拭かず、ぺたぺたとテレビに向かう打ち止め。
 そしてそれを見て同じようにため息をつく一方通行の姿を保護者二人は笑って見守っていたのである。


書き溜めてくる

ロリで足裏フェチか

スーパー

一方通行「……クソガキ、オマエ何探してンだァ?」

打ち止め「ジンギスカンってどこに置いてあるのかなってミサカはミサカはお肉のコーナーを行ったり来たり!」

一方通行「こンな普通のスーパーに並ンでるよォなモンじゃねェだろ、ジンギスカンは」

打ち止め「え、そうなの? ってミサカはミサカは衝撃の一言に愕然としちゃう」

一方通行「そもそも、羊肉なンざこの学園都市で誰が食うってンだ」

打ち止め「えー! でもでも、みんなできっとジンギスカン鍋やるんでしょってミサカはミサカは期待してるのに!」

一方通行「あれァその場のノリとテンションに身を任せただけであって、そンな予定は今後一切ねェ」

ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ
コラ、ワカッタカラウタウノヤメナサイ
ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ

一方通行(ま、さかなァ……)

                    ______

                 '"´          `丶、
              /                \
             /   f_ -―    ̄ ̄   ─- 、⌒'、
                /     |                    `| |
.              ,′   │                  | |
            |     | __, -ァ┬: ァ!: :.7T: ァ=: ┬、l |
            |     「 / -/|:/!:メノ |: / レハ⌒/l =- |
            |     |/!: 斗==ミ  ∨ ノ'x==ミ. j∧ │  ジン♪ジン♪ジンギスカン♪
            |     |:.| 〃//iハ      f//j }!:「  |
            |     /: | ` 弋)_ソ       弋)ソ ' :ト │
            | ,   /| : |  ,,,,      、  ,,,, i:.|∧ |
        _   l/   /`| : |                ,':│ ヘ}
       く、\  j   ∧: :!: :|丶、   `ー '    .イ: :.|   '.
.          \、>''つ  { ',:.|: :レ(、|>      _ <j:│: :!   ',   r‐-、
         / /゙ヽ   }:|: :| \ヽ__`ニ〔人:i : i: |: : |   〉   ゝ<`ヽ
          {   /´)、 !'|: :|   \     ト} ヽ、:」i : |  /  r( `ヽ   }
            \   ´ < ノ |: :ト、   丶   j  ,〉rヘ: | (    {. `   ,′
.            /゙ヽ   ト \|: :| \    、_/  / マ'| ト、 〉   {.    /
         _レ=7   |/\\!   \(匸〉 /匸])  ヘ| |/}廴  r}   イ
        /{∨{.   ハ  }\>    ヽ  ∧ .,'     j |ノ  } 「〈.    |\
          / V ヘ、 / } j/|:|     ∨∧∨     |:|   ∨| \ │ ハ
         」/「入.  ∨ │ | :|:|     〈´∨`〉     |:| 厂∧∨  \| } |

打ち止め「どうしたの? そんなに急いでコーヒー根こそぎカゴにつっこんじゃって。
     ってミサカはミサカはあなたの冷や汗を見つめてみる」

一方通行「うっせェンですよォ。イイからさっさとお菓子選ンでカゴ入れろ。レジ前集合だ」

打ち止め「あなたはお菓子いらないの? ってミサカはミサカは知ってるけど一応訊いてみたり」

一方通行「いらねェよ。いいかァ、あの5番レジだぞ。あそこ集合で」

ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ
ダカラー、ハズカシイカラヤメロヨ!
ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ

一方通行(来ンな来ンなよ来ないで来ないでくださいお願いし)

上条「って、あれ? 一方通行じゃん! おーい」

一方通行「……神は死ンだァ!」

インデックス「あー、ジンギス!」

打ち止め「カーンッ! ってミサカはミサカはシスターさんとハイターッチ!」パーン

一方通行「……オマエら何しに来たンですかァ」

上条「いや、普通に買出しだけど、って何だそのカゴ!? 缶コーヒーとヤンヤンつけボーばっかじゃねえか!」

一方通行「ガキが最近そのパンダ気に入ってンだよ」

上条「上条さんはむしろ大量の缶コーヒーを心配してるんですが」

インデックス「ねーとうまー、いつ鍋やるのかな? 哀れな子羊はいつ食べることができるのかな?」

一方通行「……、……」

上条「……、……」

打ち止め「あ、そうだ。18264号呼んじゃおっか? ってミサカはミサカはさくっと提案してみる」

インデックス「短髪はいらないけどジンギスカンは食べたいかも」

一方通行「だいたい、今から呼んだって今日は無理だろォが」

上条「おっ、なら18264号が来たらいいってことだよな」

一方通行「……オマエはなンでそォ嬉しそォな顔してンだァ」

上条(食費浮くからなーとは言えないキレられる)

インデックス「あくせられーた、早くジンギス!」

打ち止め「イエス! ユー、カーンッ! ってミサカもミサカも拳をつきあげてみる!」

一方通行「だからンなことしたって全ッ然可愛くないンですよォ!」

上条「じゃあ明日やるってことで、ビリビリ達にも伝えとくよ」

一方通行「……たしかに奢るっつったけどよォ、本当にジンギスカンパーリィが開かれるたァ……」

打ち止め(案外乗り気なんじゃないかなってミサカはミサカは安心してみたり)

北欧出身なんだが上条と鍋パする

1 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka18264
うらやましいだろ?
悔しかったらお前らも北欧出身名乗れよwww

2 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka12581
アイルランド(笑)

3 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka13907
北欧は個性(笑)

4 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20000
ていうかその鍋パ、セロリ主催だろ

5 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka14510
>>1譲れいや譲ってくださいお願いします

6 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka10032
誰か14510なんとかしろ、もう限界だ

7 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka20000
セロリたんと闇鍋してゼリーを必死に箸で掴もうとするセロリたんを激写した…


あれ?
もしかして運営も同じこと考えてるあbbbbbb

御坂妹「お久しぶりですね、とミサカは今回の鍋パの出資者に一礼します」

一方通行「……おゥ、長旅ご苦労だったなァ」

御坂妹「あなたに労われてもちっとも嬉しくないのですが、約一名本気で狂喜しているミサカもいます」

一方通行「はァ?」

打ち止め「まあまあそんなどうでもいい話はさておき! ってミサカはミサカはとりあえず話題を切り替えてみる」

一方通行「でェ、行くンだろ? 三下ン家によォ」

御坂妹「ええ、そのためにわざわざ来日したのです、とミサカは頼まれた品を一方通行に渡します」

一方通行「……待てェ、これ本当にただの羊じゃねェか! せめてジンギスカンに加工されたやつ持ってきやがれってンですよォ!」

御坂妹「ですが、上位個体からはただ『羊持ってこい』としか通達されませんでした。ミサカは全然悪くないと開き直ります」

一方通行(この羊一頭を持参して北欧から来たンだよなァ……?)

打ち止め「……重いなら一緒に持とうか? ってミサカはミサカは羊を引きずって歩くあなたに手を差し出してみる」

一方通行「いい、いらねェ。見た目はがっしりしてるが引きずるとそうでもねェよ」ズーリズリ

御坂妹「後ろから見てると爆笑ものですとミサカは極めて客観的に一方通行を馬鹿にします」

一方通行「オマエが持ってきたンですよォ! ってあああやっぱり重ェ!!」ウオリャッ バシッ

打ち止め「あ、投げた羊が華麗に宙を舞って……」

ヒューン
ドンッ

美琴「きゃぁっ、何これぇ……って、羊!? しかも死んでる!」

御坂妹「オリジナルに当たりそうになってうまいこと電撃で死にましたね、とミサカは説明します」

一方通行「……オイ、ちょっと待て。オマエあの羊死んでたよなァ最初から。
     まさか麻酔かなンかで意識不明の羊を担いでいたわけじゃァねェよなァ」

御坂妹「黙秘権を行使しますとミサカは」

一方通行「どォォオりで妙に生暖かい気がしてたンだよォ! オマエよく入国できたなァ!」

御坂妹「死んでたらもっと重いはずですし引きずりやすくてよかったじゃねえかうっせえなこのセロリ、とミサカは声に出してみます」

一方通行「そォいう問題じゃねェ! 羊の気持ちも考えろォ! 痛いだろォが! 足とかひづめとか!」

とある電撃の羊殺し

美琴「あっ、一方通行!」ズーリズリ

一方通行(たしかに傍から見たらオカシイっつゥか変人だなァ)

打ち止め「わーいお姉様ーってミサカはミサカは駆け寄ってみる!」

美琴「うわっと。アンタこれ、もしかしなくても羊よね」

一方通行「あァ、紛れもなく羊だ。数分前までしっかり呼吸してた羊だァ」

美琴「え?」

御坂妹「さすがはオリジナル、ショック死させることで羊を調理しやすくしたんですね。
    とミサカはちょっと皮肉を込めてみます」

美琴「ちょっ、……まさか」

一方通行「さっきまでは生きてた。ンで、重いからぶン投げたらオマエのとこに落ちて、電撃喰らって死ンだ」

美琴「そ、そんな……! 私……!」

一方通行「いやァすげェな。さすがのオレももう少し生かしてやるつもりだったンだが、いやほんとすげェよ。
     羊に痛みを感じさせる前に死なすとは恐れ入るぜェ」

打ち止め(そもそも死んでるって思ってたんじゃ、ってミサカはミサカは思ったけどあなたの名誉のために口を閉ざす)

美琴「まあ、死なせたものはしょうがないわよね」ズーリズリ

一方通行「いずれ捌く前にゃァ殺さなきゃならねェしな」

打ち止め「羊さん、どことなく安らかな顔をしてるよってミサカはミサカは安堵してみたり」

御坂妹「当たり前でしょう。お昼寝中の羊達から一番鈍くさそうな羊を選んでぶすりと麻酔をかけて運んできたんですから、とミサカは自分の手際のよさを誇ります」

美琴「アンタそれ立派な犯罪じゃないの!」

一方通行「ったく、どォいう教育してンですかァ? 姉の顔が見てみてェ……あァ、そォでした、姉は今その羊を殺したンでしたねェ」

美琴「……う……っ」

一方通行「しかもその羊を引きずってるンですよねェ。いやァ偉いなァ、妹の不始末は姉がしっかり片付けるンですねェ。感心感心」

美琴「……アンタねぇぇえ! それ以上言ったら」ビリビリ

打ち止め「お姉様、あのツインテールの後輩さんはこないの? ってミサカはミサカは話題を中断させて訊ねてみる」

美琴「ああ、黒子ならあとから来るのよ。ジャッジメントの仕事があるらしいから」ズーリズリ

一方通行「後輩はジャッジメントなのに先輩は羊殺しに勤しむ、と。いやァ参った、御見それしますよォ」

打ち止め(なんだかすごく楽しそうだけど、ってミサカはミサカはあなたが生来のサディストだって実感)

美琴「アンタいつかその減らず口ぶっ叩いてやる……あー重い」ズーリズリ

御坂妹「あ、そろそろ上条当麻の寮です、とミサカは案内人としての役目を全うします」

一方通行「……オイ、超電磁砲」

美琴「なによ」ズーリズリ

一方通行「その羊返せ。オレのモンだ」

美琴「はァ?」

一方通行「オレのだから返せっつってンだァ、第三位には理解できませンかァ?」

打ち止め(素直に持ってあげるって言えないあなたをミサカはミサカは応援するよ!)

あぁ持ってあげようとしたのか
てっきり上条さんに自分がここまで羊運んできたアピールしようとしてるのかと

>>485
俺も書いててそう思った


一方通行「……、……」ズーリズリ

打ち止め「ねえねえ、エレベーター使う? ってミサカはミサカはボタンを押す直前に訊いてみたり」

美琴「まあ、なんとかその羊込みで乗れるわね」

御坂妹「もっとも、一方通行ならベクトル操作で軽々と階段を駆け上がることも可能ですけど、とミサカは挑戦的な眼差しで見つめてみます」

一方通行「……オマエらはエレベーターで行け。オレは後から階段で颯爽と駆け上がってやンよォ」

打ち止め「そう? じゃ先に行ってるねってミサカはミサカはボタンを押してみる!」

ウィーン
ピンポン

美琴「待たせないでさっさと来なさいよ!」

御坂妹「羊の肉質が悪くなるのは避けたいですから、とミサカは冷静に言ってのけます」

一方通行「あーあーわかってますよォ! だから早く行けェ!」

一方通行「……行ったなァ」

ドスン

一方通行「お、けっこうこの羊座り心地いいじゃねェか」

一方通行「あのガキの目の前で捌くのは教育上よくねェだろォし、三下ン家のジンギスシスターも解体ショーはさすがに免疫ねェだろ……」

一方通行「かと言って、この場で捌いたら間違いなく殺人現場……いや、殺羊現場になっちまう……」

一方通行「どーォすっかなァ、このままだと鮮度落ちるぜェ」


黒子「あら? 第一位じゃございませんの」

一方通行「あ、ツインテジャッジメント」

黒子「その羊はジンギスカン用の、ですわよね」

一方通行「あァ。つっても、このままじゃどうしよォもねェし、捌かなきゃなンねェンだけどよォ」

黒子「……小さいお姉様の前ではできませんわねえ」

一方通行「だろォ? ここでやっても三下に迷惑かけンだろォし、けどここまで引きずってきた超電磁砲の努力も汲みてェし」

黒子(こんなに人を気遣える方だったのでしょうか)

一方通行「せっかくジンギスジンギスって楽しみにしてやがったガキもいるしなァ」

黒子「! そうですわ。私の空間移動で、捌けるような場所にお連れすればいいのでございましょう?」

一方通行「あ、それ名案かもしンねェ」


腹へってきた
ジンギスカン食いてーよ

上条「おー、よく来たな」

美琴「べつに、アンタに会いたかったわけじゃないのよ? ただジンギスカンをちょっと食べたいだけで」

インデックス「ジンギス?」

打ち止め「カーンッ! そういえばあの人遅いなあってミサカはミサカは心配してみる」

御坂妹「もしかしたら階段でへばってるかもしれませんが、まあなんとかなるでしょう生命力ゴキブリ並みに強そうだし。
    とミサカは彼の生命力の高さを評価します」

上条「一方通行がジンギスカン担当なのか?」

打ち止め「というか、羊担当って感じかなってミサカはミサカは思い返してみる」

インデックス「迷える子羊はぜーんぶ食べちゃうんだよ!」


すまん腹減ったからなんか食ってくる

黒子「では、どこにお連れすえばよろしいんですの?」

一方通行「……公園」

黒子「公園、ですか?」

一方通行「砂場があって、人気の少ねェ公園」

黒子「はあ……」


公園

一方通行「空間移動ってなァ便利だなァ」

黒子「私、これでもレベル4ですの。そんじょそこらのテレポーターとは訳が違いますわ」

一方通行「オレ、これでもレベル5だからよォ。そんじょそこらのアクセラレータとは訳が違ェ」

黒子「……、……」

一方通行「張り合いたかったンだよォ! 悪ィか!」

黒子「いいえ、悪いとは言いませんの。ただ子どもっぽ」

一方通行「さァァアて! シープをざっくざくに解体してやンぜェェエ!」

一方通行「待てよ、血液の噴出を最小限におさえるのは可能だが……」

黒子「どうかなさいました?」

一方通行「あァ、緊急事態だ。とンでもねェことに気づいちまった」

黒子「とんでもないこと、とは……!?」

一方通行「これは羊だ。シープだ。sheepだ」

黒子「ええ(わざわざ英語に直す必要がどこに)」

一方通行「このオレ、一方通行はいまだかつて羊に触れたことがねェ。今触れたけどなァ」

黒子「つまり……?」




一方通行「魚と人間の捌き方なら知ってンだが、羊は皆目見当もつかねェ!」

黒子「なん……ですって……?」

一方通行「べつにオレ北海道出身とかでもねェし、日常に羊が深く関わってくるような生活は送ってねェし、そもそも羊ってどう捌くンだァ?」

黒子「わ、私に訊かれても、ジンギスカンはあまり食べませんの」

一方通行「ジンギスカンパーリィで使う部位とかよォ、全部使えンのかァ? 地球に優しい肉なンですかァジンギスカンはァ!」

黒子(これが学園都市最強の方……ジンギスカンひとつでここまでハイになれてしまうなんて、さすがですわね……!)

一方通行「ってェことで、ツインテメント」

黒子「一番重要なジャッジが抜けてますわ!」

一方通行「運ンでもらってすまねェが、もっかい三下の寮ンとこまで空間移動してくンねェか」

黒子(無駄すぎますわ……)

一方通行「あー、けどここで皮くらいは剥いでおいたほォがいいのかァ? 皮なら人間と同じレベルで剥げるだろォし」

黒子(しかもこれ全部本気で言ってるんですの……?)

一方通行「ちょっと毛深くて毛が天然パーマな人間だと思えばイケる……うン、イケる」

黒子(いくら天然パーマでもここまで毛深くてウール100%な人間がどこにいますの!?)

一方通行「つゥかこの角みたいなやつかっけェな……首から上剥製にしてやっかなァ」

黒子(バイソンでもないのに!? こんなどこにでもいそうな羊を剥製にして飾る気ですの!?)

一方通行「でもなァ、魚みてェに目玉に栄養素たっぷりだったらクソガキに食わしてやンねェと……」

黒子「それはおやめになってぇ!」

これで一方通行も立派な羊マスターだぞ
http://www.geocities.jp/ethiopiabet/food/dressing/mery.html

>>517
参考になった


一方通行「――! 今、なンか舞い降りたぜェ」

黒子(レベル5はみなさんネジがおかしいのでしょうか)

一方通行「祈り? は省略。頚動脈を切るンだなァ。よっと」ブシャア

黒子「きゃー! いきなり!? いきなりですの!?」

一方通行「こォいうのは思い切り良くいかねェとなダメなンですよォ! で、次は肉と皮ねェ……はン! 楽勝楽勝ォ」スパッ

黒子「て、手馴れてますわ……」

一方通行「皮は売る? オイ、ツインテメント、買うかァ」

黒子「いりませんの!」

一方通行「まァオマエ、エチオピア人には見えねェしなァ。ンで次は……木に吊るすゥ?
     あ、ちょうどいいところにブランコみっけ」

黒子「子供達の公園が……血に染め上げられていきますの……!」

一方通行「まァずは腹に切れ込み、っとォ!」スパパッ

黒子(見たくない見たくない見たくない)

一方通行「お次は……関節を切断ねェ。エチオピア人じゃねェがこォいうのは得意中の得意ってモンだァ」スパッスパッボキッ

黒子(今なんか折った音が)

一方通行「背骨の周りの肉は落とす。ふン、剥製にはできねェが仕方ねェな」ズッズッ

黒子(音が生々しい!)

一方通行「ラストは内臓ですかァ……たまに盗賊がペットに宝石食わせて逃げるってェ話があるよなァ……」ズリュ

黒子「……、……」

一方通行「べつにもしかしたら宝石が内臓にあるンじゃねェかとかそンな期待は微塵もしてねェぞ!」

黒子(してたんですわね)

一方通行「ンでェ? エチオピア人は内臓も綺麗に食べつくす……。
     まァ量は少ねェし、食う権利も捌いたオレにあるらしいけどよォ」

黒子(見たくない聞きたくない早く寮に行きたい)

一方通行「クソガキも食いてェだろォし、仕方がねェから譲ってやっかァ」

黒子「べつに食べたいとは思わないような気がしますの」

一方通行「いや、でも病みつきになるらしいぜェ」

黒子「はあ……」

一方通行「あとはこれでもか! ってェくらいに洗うか。オイ、オマエもそっちの右半身洗えや」

黒子「血なまぐさいんですの!」

一方通行「大丈夫だろォ。最近の若者はよくがり勉狩りとかしてっし、
     公園がちょっと血なまぐさくなったくらいじゃジャッジメントも来ねェよ」

黒子「ジャッジメントならここにいますわ!」

一方通行「自ら提案して運ンできたやつが何を言うンですかァ? あ、ついでに手ェ洗お」

水飲み場

一方通行「レモン汁あるかァ」ジャージャー

黒子「常時レモン汁を携えている方がいたらお目にかかりたいですわね」ジャージャー

一方通行「しゃーねェ、ちょうど備え付けてあったレモン石鹸で洗うかァ」キュッキュッ

黒子「それはちょっと……いかがかと思うのですけれど」

一方通行「レモンに変わりはねェだろォ。うわっ、つるつるしてらァ」チュルン

黒子「どうしてネットからわざわざ出して使うんですの!?」

一方通行「あ? 出さずに使えってのかァ? オレの手がネットで赤く腫れあがったらどォすンだよォ」

黒子「あなたは女子高生ですの!?」

一方通行「オイ、まずい。この石鹸に血がついちまったァ」

黒子(もうやだ帰りたい)

羊だったものはピカピカになりました

一方通行「……ふゥ」

黒子「なんですの、その達成感に満ち溢れた顔は」

一方通行「初めてにしちゃァ、なかなかだったぜェ」

黒子「失礼ですが、まだあなたにはすることが残っていますわ」

一方通行「あン? 羊も捌いたし肉も洗ったし手も洗ったし石鹸も洗いなおしたしネットにつめたし、他になンもねェだろォが」

黒子「血が飛び散っているブランコは、どうするおつもりですの?」

一方通行「!」

黒子「子供達が笑顔で使うべき公園をこんな血なまぐさい場所にしておいてお帰りになる、なんてことはありませんわよね?」

一方通行(たしかに、ここはガキが遊ぶ場所……血を見てテンションが上がるガキだけとは限らねェ……ペイントですとも言えねェ……)

一方通行「わかった。この公園はオレが責任を持って綺麗にする。だからツインテメント、頼みがあらァ」

黒子「はい?」



一方通行「雑巾買ってこい」

黒子「……は?」

一方通行「だから雑巾」

黒子「いえ、清掃ロボに任せてもいいのではないかと思うんですの」

一方通行「それじゃダメだろォがァ!」

黒子「ひっ」

一方通行「オマエはなァンにもわかっちゃいねェ!
     いいかァ、後始末ってェのはきっちり最後まで他人の力を借りずに行うもンだァ!
     この公園をこれから使うガキの笑顔を思い浮かべながら……っ、丹精込めて、精一杯雑巾で汚れを落としていくンだよォ!」

黒子「……! 私が、間違っていましたわ! あなたが正しい、ジャッジする必要もありませんの!」

一方通行「わかってもらえて嬉しいぜェツインテメント。そォと決まりゃァとりあえずコンビニで……」

ウィーン
ウィーン
カシャー
ピカピカ

黒子「……、……」

一方通行「……よし、帰ンぞ」

上条「にしても、遅くないか? もう5時過ぎたぞ」

美琴「そうね……まあいいじゃない! 一方通行だっていろいろあるわよ」

打ち止め「でもさすがに1時間以上経ってるし、あの人に何かあったんじゃないかなってミサカはミサカはあの人を案じてみる」

ピンポーン

インデックス「子羊のにおいなんだよ!」ダダダッ

上条「あ、インデックス! 待てって!」

ガチャ

黒子「お姉様ぁああ! 黒子、ただいま生還しましたわー!」

一方通行「よォ三下。遅くなったがジンギスカン様のご到着だぜェ!」

インデックス「ジンギスーッ!!」

御坂妹「一方通行の機嫌が格段に良くなってますが、わざと面倒をかけさせるために生きた羊を盗んできたのは失敗でした、とミサカは悔しがってみます」

一方通行「さァ、ジンギスカンパーリィを愉快に素敵に始めよォじゃねェか」

上条「そのことなんだけどさ」

一方通行「あン?」

打ち止め「あなたが来ないからみんなでジンギスカン鍋について調べてみたんだけどって、ミサカはミサカはメモを見せてみたり」

一方通行「……『調理には専用の鍋である、鉄の浅い鋳物製のジンギスカン鍋が必要』……?」

美琴「まあ、ホットプレートでも代用できるわ。でも、このバカの家にあるホットプレートが使い物になんないのよね」

インデックス「そのせいでホットケーキも最近食べてないんだよ」

御坂妹「そこで、ふたりが来たら買出しに行こうぜ、という流れになっていました、とミサカは話をまとめます」

黒子「あら」

一方通行「……待て待て待てェ、今回のパーリィにかかる費用はオレが出すンだよなァ」

打ち止め「そうみたいだねってミサカはミサカは超同意!」

一方通行「ってェことはだ。オレが三下ン家のホットプレートもしくはジンギスカン鍋も買わなきゃならねェと」

上条「いやー、ごめんな。ほんと助かる」

人数多くなると一方さん落ち着いちゃうな


一方通行「なァンでオレがオマエの調理機器まで買わなきゃならないンですかァ! いくらなンでもそれはねェ! それはねェよ!」

上条「うん。俺もそう思う。でも我慢してくれ一方通行」

一方通行「なンでだよ」

上条「……一方通行に鍋買ってほしいやつ手ー挙げてー」

美琴「はーい」サッ
打ち止め「はいはーい」サッ
御坂妹ー「はい」サッ
インデックス「うんっ」サッ
黒子「是非に」サッ
上条「ごめんな!」サッ

一方通行(こいつらグルかァ……!!)

一方通行「多数決はよくねェ、少数派の意見も取り上げろォ!」

美琴「6対1という圧倒的な票差を受けてなお立ち上がる、その勇気だけは認めてあげるわ」

御坂妹「しかし、決定事項は覆せませんし覆しません、とミサカはきっぱり告げます」

一方通行「オマエらァ……!」

移動中

一方通行(いざとなったらヤンヤンつけボーはしばらく禁止だなァ)

上条「ところでさ、ジンギスカン鍋って野菜も必要だよな」

黒子「たしかに、肉だけでは味気ないですの」

美琴「じゃあそれもアンタが出すのね、一方通行」

一方通行「……ハイハイハイハイわっかりましたよォ! 好きなだけ使え!」

ポン

御坂妹「ハイは一回ですよ、とお母さんっぽく口を挟みながら、ミサカは投げ出された財布を遠慮なく開けます」

インデックス「うわあ……とうまのお財布では見たことのない光景が広がってるんだよ」

上条「うっひょおおおお! なにこれ全部使っていいんですか一方通行さん!」

一方通行「好きにしろォ。札で分厚くて持ち歩きに不便だったからちょうどいいぜ」

打ち止め(ちょっと負け惜しみ言ってるね、ってミサカはミサカはあなたの隣にくっついてみる)


一方さんは借金あるのに財布は潤ってるって信じてる
まあ信じてるだけだけどな

上条「さて、スーパーについたわけですが」

美琴「ジンギスカン鍋を買う人と、野菜その他を買う人で分けたほうがいいわね」

黒子「ではっ、お姉様と私、小さいお姉様とふたりめのお姉様はお野菜グループで」

一方通行「つまり女全員だろォ」

上条「えーっと、じゃあ上条さんと一方通行はもう少し先のニトリに行ってきます」

美琴「あ、……その、……」

一方通行「……いや、オレの代わりにオマエが三下と行けよ。超電磁砲」

美琴「!」

上条「え、なんで?」

一方通行「オマエ、不幸体質なンだろォ? ンなやつと一緒に行きたくねェよ」

打ち止め「もう、口が悪いなあってミサカはミサカは足に抱きついてみる!」

一方通行「あン!?」

インデックス「……完全に忘れられたんだよ」

一方通行「ア? ンだよ、オマエ歌ってねェから気づかなかったろォが」

黒子(本当に忘れていましたの……)

御坂妹「まあいいじゃないですかうるさくないし、とミサカはつばを吐き出す真似をしてみます」

一方通行「オマエほんと口悪くねェか」

打ち止め「これも個性だよってミサカはミサカはちょっとフォローしつつ、あなたをお菓子売り場に引っ張っちゃう!」

一方通行「言っとくけどなァ、ヤンヤンは一日一箱までだぞォ」

黒子「まるでお母さんですわ……でも嬉々として羊を捌くお母さんは遠慮したいですの」

インデックス「ジン♪ジン♪ジンギスカーンッ!」

一方通行「あーもォオマエがいンのはわかった! わかったから叫ぶンじゃねェ!」

一方通行「野菜、野菜……何を選べばいいンだァ?」

黒子「にんじん、たまねぎ、きゃべつ、ぴーまん、もや」

一方通行「チッ」

黒子(なぜ今舌打ちを)

御坂妹「セロリはいりませんか、とミサカはにやつく頬をおさえながら言ってみます」

一方通行「い、ら、ね、ェ!」

インデックス「もやしって何パック買うのかなー?
       もっやし♪もっやし♪もっやっし~」

一方通行「オマエそれ以上もやし連呼したらジンギスカンなしだからなァ」

打ち止め「さすがに被害妄想じゃないかなってミサカはミサカはヤンヤンを買い占めてみたり」

ヤンヤンをまったく知らない俺が支援しますよっと

ニトリっぽいところ

上条「……ジンギスカン鍋ってこれか?」

美琴「そっ、そのようだ!」

上条(そのようだ?)

美琴(しまったつい変なことを……私のバカ!)

上条「ま、いっか。これ買っていこう」

美琴「ホットプレートじゃなくていいわけ?」

上条「いや、これ使って洗ったら一方通行にあげようと思ってるんだよな。うちにあったって使わないし」

美琴(あいつん家にあっても使わないような気がするわ)

上条「よし! じゃあ会計行くか」

美琴「え、ええ。で、アンタお金は?」


上条「しまった、御坂妹が財布握ってるんだったああああああ!!!」

>>593
http://www.meiji.co.jp/catalog/sweets/kids/yanyanchoco/
うまいぞ、食って損はない


御坂妹「……一方通行、ミスを犯してしまいました、とミサカは財布を見つめながら言ってみます」

一方通行「あ? ミス? ……もしかしてあいつら、金なしでニトリっぽいところに行ったってのかァ!?」

黒子「まあ、いざとなったらお姉様が払って後からあなたに請求すればいいのですけれど。
   (あの類人猿といるときのお姉様にそこまでの判断ができるかどうか)」

打ち止め「あーあー、とりあえずレジに行ってから考えよーってミサカはミサカはうまい棒のバラエティパックもカゴに入れてみる」

一方通行「オマエ、ヤンヤン何十箱買ってンだァ? もし他に食いたいガキがいても買えねェだろォが! 返してこい!」

打ち止め「えーひどいよミサカだっていっぱい食べたいのに! ってミサカはミサカは拗ねてみたり!」

一方通行「全部返してこいとは言わねェ、半分もありゃ十分だろォ!」

インデックス「一日一箱じゃないんだよー」

上条「女の子に出させるなんて……」

美琴「ま、まあ仕方ないわよ。あとでちゃんと一方通行に請求するから」

上条「ビリビリ、お前ほんと金持ちだったんだな……」

美琴「えっ? そんな大したことないけど」

上条「いや、大したことあるよ。こんろとセットで8000円以上したってのにポーンと買っちまうもんな」

美琴「えっとぉ……」

上条「ありがとう。あの場でお前が出してくれなきゃ俺、捕まるとこだったからさ」

美琴(言ってることは情けないのに……! なんで顔が見れないの!?)


インデックス「とうまめぇええ……また女の子ひっかけてぇぇえ」
一方通行「ジンギスシスターは黙ってろォ。あれはいい雰囲気ってェやつだろォが」
黒子「お姉様が幸せなら構わないのですが、ちょっと類人猿がヘタレすぎるんですの」
打ち止め「ねえねえ、ミサカもああいう雰囲気味わいたいなってミサカはミサカはあなたに頼み込んでみる!」
一方通行「あァン!? ガキにゃまだ早ェ!」
御坂妹(というか前回のかくれんぼのラストはあれより甘かったですとミサカは思い出して吐き気を催しました)

美琴「ほっ、ほらぁ! 早く戻らないと羊の新鮮さが失われるわよ!」

上条「ん、それもそうだな。ビリビリ、そのジンギスカンセットは俺が持つよ」

美琴「え……」

上条「お前に持たせるわけにいかないだろ?」

美琴「もっ、持てるわよこれくら」

サッ

上条「俺にかっこつけさせてくれよ。な?」


インデックス「……、……」
一方通行「アー、こりゃ超電磁砲がオチるわけだァ」
打ち止め「でもあなたも紳士的だよねってミサカはミサカはスーパーの袋を両手に携えているあなたに微笑んでみたり!」
御坂妹(オリジナルと感覚共有してええええとミサカはありったけの思いをどうにか隠します)
黒子「はぁあん! 今の驚いたお姉様可愛すぎますのー!」
インデックス「甘い雰囲気なんて、食べられないんだからいらないんだよ」

美琴「……、……」

上条「……、……」

美琴(会話がない……い、いつもはどんな会話してたんだっけ)

上条(ちゃんと野菜買えたかなあ、インデックスのやつ迷惑かけてないよなあ)


御坂妹「まったく会話がありません、とミサカはつまらなそうに口を尖らせてみます」
インデックス「とうまはまったくこっちに気づかないんだよ」
黒子「あの類人猿、お姉様が案外奥手だと知っての狼藉ですの!?」
打ち止め「なんていうか、お姉様がちょっともじもじしてるねってミサカはミサカは複雑な気持ちになってみる」
一方通行「あァ、ありゃ惚れた弱みだなァ。会話しよォにもネタがねェンだろ」

美琴「……、……」

上条「……、……」

美琴「ね、ねえ!」

上条「ん?」

美琴「そ、そろそろ一方通行達に連絡とってみたら!?」

上条「え、でも買ったら家に戻るって言ってたよな」

美琴「……、……」

上条「……、……」


インデックス「また沈黙なんだよ」
一方通行「オレをダシにしてまで会話しよォとしたその心意気、無駄だったなァ」
打ち止め「あの人は行いが紳士なのに気遣いがまるでなってないねってミサカはミサカはお姉様を哀れんでみる」
黒子「お姉様、もっと漫画とかの話題もあるでしょうに……」
御坂妹(鈍すぎるのも考え物です、とミサカは今後に不安を覚えます)

一方通行「らちがあかねェ。作戦Bだ」

黒子「作戦B、とは?」

一方通行「空気を読んだオレが後押ししてやったにも関わらず、あの超電磁砲と三下は進まねェ」

打ち止め「べつに誰も頼んでないのにほっとけないあなたが好き! ってミサカはミサカは愛の告白!」

一方通行「黙れガキ。いいですかァ、ああいうもどかしい感じのは見てるこっちがいらいらして破壊衝動抑えンのに必死なンですよォ!」

御坂妹「でも、オリジナルよりミサカのほうが行動力があるんだから応援するならこっちを頼みたいもんだ、とミサカは提案してみます」

インデックス「ていうか今のふたりの後を追いかけてしげみに隠れてる構図が作戦Aだったなんて知らなかったんだよ」

ヤンヤンつけボー買って来た
今はクラッカーにクイズとか書いてあるんだな

ヤンヤンつけボーを食べながらこのスレを見ている
俺に隙はなかった

>>617>>621
くそっうらやましい
俺だって食いたいけど近くのスーパーで売ってないんだぞ


美琴「……、ねえ」

上条「なんだ?」

美琴「後ろ、うるさくない?

上条「そうか? 別に悪意とかは感じないぞ」



インデックス「短髪がキョロキョロしてるんだよ」
一方通行「畜生、考えてみたらオレが悪人に徹してふたりに絡みに行ったところで正しい構図すぎてまったく意味がねェ……」
打ち止め「もともとあなたはそういう役回りだもんねってミサカはミサカはなぐさめてみる」
御坂妹「そもそも一方通行は悪人に徹する前に悪人だろpgrとミサカは根底を指摘します」
黒子「(ひどい言われようですの)
   何はともあれ、作戦Bこと『ミサカミジョウvs謎のチンピラ~お姉様を守れ!~』は失敗ですわね」

美琴(警戒してるうちに着いちゃった)

上条「あいつらまだ帰ってきてないんだな」ガチャリ


一方通行「……、考えてみりゃァ、悪党のオレがなァに人の恋路を助けよォとしてンだって話ですよォ」

打ち止め「でもでも、あなたと尾行ごっこは楽しかったよってミサカはミサカはヤンヤンを食べ歩きしながら言ってみたり」

インデックス「あー、それ食べたいんだよ!」

黒子「仕方ありませんの。ひとまず私達も戻りましょう」

御坂妹「不成功に終わって嬉しいような残念なような、とミサカは複雑な気持ちを持て余します」

一方通行「アー、やべェ。テンション一気に下がった。萎えに萎えちまったァ」

すまんちょっと用事できた
ついでにヤンヤンさがしてくる
落としてくれてかまわない

がん

やっぱヤンヤンうめえわ


上条家ドア前

インデックス「早くジンギスりたいんだよー」

一方通行「……待てェ」

黒子「?」

一方通行「オレ達は何か大事なことを忘れてねェかァ?」

御坂妹「そんなことはありません意味深な表情浮かべてんじゃねえよ、とミサカは冷たく切り捨てます」

打ち止め「……あ。そうだ、この人数分の飲み物はきっと上条家にないんじゃないかなってミサカはミサカは思いついたよ」

一方通行「あァ。それに間違いなくブラックコーヒーもねェはずだァ」

インデックス「そんな苦いものとうまは飲んだりしないんだよ」

黒子「ジンギスカンもあって、お野菜もあって、飲み物がないというのは厳しいですわ」

一方通行「それに今考えたンだが、おそらく白米的炭水化物も圧倒的に足りねェ……!」

>>646
戻ったか・・・!

御坂妹「正直言ってじゃがいもとかでもよくね? 白米じゃなくてよくね? とミサカは北欧の食事を提案します」

一方通行「オレはブラックコーヒーさえありゃァいいンだよ。けど、他の連中が困るだろォが」

打ち止め「ここ最近ですっかり丸くなったあなたにミサカはミサカは手を伸ばして頭をなでなでしてみる」

一方通行「あーうっとォしい、届かねェくせに伸ばすな」

インデックス「じゃあなんでわざわざしゃがんであげてるんだよー」

黒子「小さいお姉様は第一位にとても懐いていらっしゃるのですね」

打ち止め「うんっ! この人はミサカの大切な人だもんってミサカはミサカはあなたの首に腕をまわしちゃう!」

一方通行「うォ……ぐ……っ」

御坂妹(苦しいなら苦しいと言えばいいのに甘やかしすぎだろjk、とミサカはセロリを再確認しました)


上条「あいつら遅いなー」

美琴「そそそ、そう、ね!(ふたりっきりふたりっきりふたりっきり)」

・口調がおかしい
・服装がおかしい
・笑い声もおかしい
・顔が怖い
・いつまでも中2病(※黒い翼が生えます)
・借金八兆円

>>655
MNWの皆さんお疲れ様です!


黒子「来る場所がコンビニってどうなんですの」

一方通行「うっせェ。今さらスーパー行くのだりィしレンジでチンできるメシなら手軽だろォ」

打ち止め「レンジが壊れてたらお姉様になんとかしてもらえばいいしねってミサカはミサカは他人ならぬ身内任せっ」

御坂妹「一方通行、缶コーヒーを買い占めるつもりですかとミサカは大人気ない大人買いに呆れてみます」

一方通行「買い占めじゃねェ。欲しい分取ったら偶然在庫が切れただけだァ」

インデックス「あくせられーた! この中華まん全部欲しいんだよ!」

一方通行「ア? 食える分だけ買えやジンギスシスター」

インデックス「ぜーんぶ食べられるんだよ! だから買って買って!」

打ち止め「じゃあじゃあ、ミサカはこっちのチロルチョコ全部買ってほしいなってミサカはミサカはおねだりしてみる!」

一方通行「シスターはともかく、オマエは安上がりだなァオイ……」

インデックス「つぶあんおいしいんだよー」

打ち止め「きなこチョコってけっこう成功してるかもってミサカはミサカはあなたにもあげる!」

一方通行「いらねェ。そっちの妹かツインテメントにあげろ」

御坂妹「くれるのなら無難にミルクが欲しいです、とミサカは上位個体に頼みます」

黒子「私は遠慮しておきますの。すぐにジンギスカンを食べなければなりませんし」

一方通行「だとよォ、暴飲暴食シスターさン?」

インデックス「へ? へんふはへはへふんはほ!」

打ち止め「カーンッ! 何を言ってるのか全然わかんないやってミサカはミサカは意味もなく拳をつきあげてみたり」

一方通行「……アー、ぜ、ん、ぶ、た、べ、ら、れ、る、ん、だ、よ?」

インデックス「せいかーい! あくせられーたって頭いいかも!」

黒子「一応第一位ですし、頭はいいと思いますの」

御坂妹「頭の良さと賢さは違うけどなwwwwwとミサカは遠回しに一方通行を侮辱してみます」

一方通行「直球で馬鹿にしてンだろォがよ! そのチロルチョコミルク返すかとっとと食えェ!」

一方通行「本当に全種類食い尽くしやがったァ……」

インデックス「シスターは嘘なんかつかないんだよ!」

打ち止め「豚角煮まんはちょっと分けて欲しかったなってミサカはミサカはシスターさんの独占欲に完敗」

御坂妹「しかもこれからジンギスカンですから、相当でかい胃袋ですね、とミサカはブラックホール説を提唱します」

黒子「……そういえば、お姉様とあの類人猿を部屋に閉じ込めたっきりでしたの! こうしてはいられませんわ!」

一方通行「誰も閉じ込めちゃァいねェし、三下は鈍いし、何も起こってねェと思うンですけどォ」

黒子「いいえ! そっちの展開ではありませんの! 起こっているとしたら……」

一方通行「?」

御坂妹「家庭電化製品の無能力化です、とミサカはオリジナルの短気っぷりを思い出してあーあ、なっさけねー、と呟きます」

インデックス「レンジでチンしないとご飯が食べられないんだよ……」

一方通行「短気ってなァ考えモンだなァ」

打ち止め(あなたに言われたくはないと思うなってミサカはミサカは心の中に本音を閉まっておくね)

>>668
この妹は北欧の妹だよな、何号だっけか

>>671
18264号だな まあ適当だけどwww
北欧育ちだから正直なんじゃね?


一方通行「入るぜェ」

打ち止め「ミサカがインターホンを押す係ーってミサカはミサカはジャンプしてプッシュ!」

ピンポーン

一方通行「……、あン?」

黒子「おかしいですわね……」

打ち止め「もーいっかい! ってミサカはミサカは二度目の挑戦!」

ピンポーン

御坂妹「……出てきませんね、とミサカは首をかしげてみます」

今ジンギスカンについて調べてたらタレとかしみこませるの時間かかりそうだな
一方さんのベクトル操作でなんとかならんもんか



打ち止め「ラストチャーンス、ミサカはミサカは」

一方通行「だァーもォ! めンどくせェなァ! オレがやってやらァ!」

ピピピピピンピンピンピンピンポーンピンポーン

黒子「……速すぎますわ!」

インデックス「目にもとまらぬ速さでの連打だったんだよ!」

一方通行「これで出てこねェなら実力行使で」

ガチャ

美琴「あ、アンタ達、遅いのよぉ」ボロッ

黒子「お姉様……? なぜそんなに疲れ果てていらっしゃるの……?」

タレを染み込ませるなんてセロリさんなら余裕だろ

今度禁書メンバーでサッカーするSSでも書こうかと思うんだけど
フットサルとどっちが良いかな
アクションサッカーでも良いけど

>>681
一方通行「タレのベクトルをだなァ・・・あン?」
羊肉「俺の肉に常識は通用し(ry

>>683
全部書けばいいじゃない!!!!!


上条「……、……」


御坂「へんじがない ただのしかばねのようだ とミサカは上条当麻を揺すってみますが応答がありません」

一方通行「どうしてこォなったァ?」

美琴「アンタ達が遅いから! ほら、その、ジンギスカンも鮮度落ちちゃうし、ちょっとふたりで食べようかってなって」

インデックス「ずっるーい! みんながコンビニで飲み物とか選んでる間にずるいんだよ!」

一方通行「オマエはただ中華まん制覇してただけだろォ。ンで?」

美琴「とりあえず、左半身を適当に切って、味見がてらってこのバカが軽く料理して食べたの」

黒子(左半身? ということは、私の担当ではありませんの)

打ち止め「そしたらそしたら? ってミサカはミサカは続きを促してみる!」

美琴「いきなりのたうち回って、『なんか妙に清潔なにおいが……』とか言い残して倒れたのよ」

黒子「!」

一方通行「?」

黒子「思い出してくださいませ! 私は水洗いで済ませましたが、あなたはたしか備え付けの……」

一方通行「レモン石鹸……? いやでもあれはなァ、オレが善意で行ったことだしィ」

御坂妹「よくわかりませんが、捌きたての生肉をレモン石鹸で洗っていいわけがねえだろとミサカは一般論をとうとうと述べてみます」

一方通行「嘘だろォ? すげェいい香りしてたンだぜ? 本物より爽やかな香りのイエローレモンソープだぜェ?」

打ち止め「まさか、捌いた羊をレモン石鹸で洗ったの? ってミサカはミサカは信じたくないけど訊いてみたり……」

一方通行「おゥ。普通に洗った。すり込ませるつもりで気合入れてゴシゴシ洗った」

美琴「じゃあアンタのせいでこのバカは失神したんじゃない!」

一方通行「知るかァ! レモン石鹸のせいであってオレのせいじゃねェ!」

黒子「あなたが死なせたようなものではありま……ん? お姉様、ちょっとよろしくて?」

美琴「な、なによ」

黒子「この類人猿、右手以外の全身が軽く焼け焦げていませんの?」

美琴「……、……」

禁書DEサッカーとか真剣に読みたいんだが誰か本気で立てろよ


一方通行「オイオイ、いくらイエローレモンソープ略してイレソがめちゃくちゃ効いたとしてもよォ、こいつの体をこォも焼き焦がすことはできねェなァ」

美琴「……、……」

一方通行「この場にいるやつでよォ、こいつを焼き焦がしちまえるくれェの電撃を出せるっつったら」

打ち止め「お姉様しかいないなあってミサカはミサカはためらいがちに肯定してみる」

御坂妹「どうやら上条当麻の死因はレモン石鹸による弱体化およびオリジナルから発せられた電撃、とみて間違いないようですね。
    とミサカは警視庁ばりの捜査能力を見せつけます」

黒子「お姉様……」

美琴「し、仕方ないじゃない! だってこいついくら話しかけても『ジン……ジン……ジンギ……ス』しか言わないんだもん!
   せめて最後まで言いなさいよ! ていうか私はこいつを蘇生させるために体に電流を流し込んだのよ!」

一方通行「犯行動機はわかった。だが、結果は結果だ。
     上条当麻はオマエの電気によって死に至り、オマエは第一発見者でありながら加害者でもあるンだよォ!」

バァン!!

打ち止め「あ、一方通行警部……机を叩きすぎですってミサカはミサカは場の流れに便乗してみたり」

さっさとリアルゲコ太連れてこい
さあはやく

一方通行「御坂美琴――レベル5であり学園都市第三位として築かれた地位も落ちたモンだなァ?」

美琴「だから私は好きで殺したんじゃな……いやあのバカのことは嫌いじゃなくていやでも好きでもなくてだけどそのっ」

御坂妹「電撃は人を殺すためにあるんじゃない、と北欧のことわざにはありませんがミサカはそう思います」

黒子「ちょっと待ったですの! お姉様は善意で、むしろ好意でやったことです! まだ執行猶予のチャンスはありますわ!」

美琴「く、黒子ぉ……」

一方通行「ハイハイハイハイッ、お涙頂戴のご都合展開なンざ見飽きてンだよォ! オマエの行為が故意か恋かなンてこの際どォでもいい!
     ただ! 言えるのはァ! オレのレモン石鹸を使った羊洗いは間違っちゃいねェってことだけだァ!」


インデックス「とうまー、死んだことになってるんだよー、起きてー」ツンツン

上条「……うう……い、インデックス?」

インデックス「とうまの死因を巡って法廷で言い争われてるんだよー」

上条「まだ上条さんは死んでないんですが……不幸だ……」

レモン石鹸食ったら普通死ぬよ

>>717
どさくさに紛れてレモン石鹸正当化すなw

数分後

上条「警部も被告もそこに正座しろっ!」

一方通行「へィへィ」

美琴「……はい」

上条「人を勝手に殺すんじゃない! 俺は気絶してただけだしちょっと電流はきつかったけど結果オーライだろ!」

一方通行「すみませンでしたァー」

美琴「……ごめんなさい」

御坂妹「普通はレモン石鹸って食べたら死にかけると思うんですが、とミサカは上条当麻の運の強さに驚きます」

黒子「まあ、丸々飲み込んだわけではありませんし、洗う過程でちょっとすり込んだ程度ですからなんとか生きているのでしょう」

打ち止め「何気なく正当化しようとしてたけど、一番たちが悪いのはあの人だよねってミサカはミサカは肩を落としてみる」

インデックス「とうまー! そんなことよりごーはーんー!」

上条「そんなことじゃないっ!」

>>719
レモン石鹸って劇物かなんかなの?

>>725
アルカリ性である時点で・・・

インデックス「哀れな子羊が干からびちゃうんだよ!」

上条「あ、そういえばさ。ジンギスカンってたれとかしみこませるんだよな?」

御坂妹「北欧では適当にかっ喰らっていた記憶しかありませんが、どうやらそのようですね、とミサカは同意します」

黒子「となると、今から……は無理ですわねぇ」

打ち止め「そんなことないよ、あなたならできるもんねってミサカはミサカは信じてみる!」

一方通行「……、……」

美琴「……、……」

上条「……ああ、えっと、正座もうやめていいぞ」

一方通行「アー痺れたァ! アー痛かったァ! アー感覚ねェ!」

美琴「アンタねぇ! あのバカに石鹸食わせたっていう自覚あるの!? 反省の色が見えないんだけど!」

一方通行「だって反省なンざしてねェもン。反省するくれェなら最初っからやるンじゃねェ、ってなァ」

上条(かっこいいこと言ってるようでただ詭弁並べてるだけじゃねえかこいつ)

一方通行「ンでェ? 打ち止め、オマエ何頼ンでたっけかァ」

打ち止め「羊肉にたれをしみこませるの! 普通は一時間以上かかるけど、あなたなら数秒で終わるんじゃないかなってミサカはミサカは超期待!」

黒子「ちなみにたれはこちらにありますの」

上条「うちでしみこませて、また明日集合でもいいんだけどな……」チラ

インデックス「べっ、べつに食べたりしないんだよ!? ちゃんと明日まで取っとくんだよ!」

美琴「……不安ねぇ」

御坂妹「北欧からわざわざ手間暇かけて持ってきたこちらの身にもなっていただきたい!
    とミサカは暗に今ここでさっさとたれ注入しろよと命じます」

一方通行「できねェこたァねェけど、見てて楽しくもねェぞ」

打ち止め「え、そうなの? 注射みたいにやるんじゃないの? ってミサカはミサカは当てが外れてびっくりしてみる」

上条「こう、どぎゃーばぎゃーぶしゅー、みたいにやるのか?」

一方通行「いンや、じゅるるるるーどぴゅるるるーしゃきーン、ってェ感じだなァ」

黒子(解体ショーを見たあとでは何も怖くないですわ……)

一方通行「ハーイ、一方通行の3分クッキングゥー」

パチパチパチ

一方通行「用意するもンはー、肉ゥー、たれェー、ベクトル操作の能力ゥー、以上です」

上条「度胸と気合いはいりませんかー?」

一方通行「度胸は羊を軽く捌ける度胸があればいいですよォ」

美琴「電気はいりませんかー?」

一方通行「まったくいりませんねェ、不必要なんですよォ」

黒子「お姉様はいませんかー?」

一方通行「オマエの隣にいやがりますよォ」

御坂妹「セロリはいりませんかー?」

一方通行「ハイそれ以上言ったらたれを目に流し込みますよォ」

インデックス「試食係はいりませんかー?」

一方通行「すぐに鍋にするンでいりませんねェ」

打ち止め「助手っていうかアシスタントはいりませんかー?」

一方通行「危ないから下がっててくださいよォ」

なんという一途な一方さん
つかおまえら結婚しちまえよ

一方通行「えー、まずは肉に触ります」

ペタ

一方通行「ハイここでたれの登場ですよォ。このたれはべつにじっくりことこと作ってもいねェありあわせのたれですよォ」

上条「ありあわせなりにがんばったのを認めてほしいです」

一方通行「ハイよくできましたァ上条くン。ではこのたれをうまいこと羊に注入しますよォ」

シュパパパパパッ

美琴「せんせー、速すぎて何やってるのかわかりませーん」

一方通行「たれを演算してるンで話しかけないでくださーい」

シュパパパッ
ドュルルルルッ
シャキーン
プシュンッ

御坂妹「今どさくさにまぎれてたれが飛んできたんですがー」

一方通行「気のせいですねー気にしないほォがいいですよォ」

パッパッ

一方通行「ハーイじゃァ今から皆さん目ェつむってくださいよォー」

一同「えー見たいでーす」

一方通行「昔話の鶴の恩返しを思い出してみたらいいンじゃないでしょうかァー」

打ち止め「どうしても見たいんですけどってミサカはミサカは言ってみまーす」

一方通行「じゃァ一方通行ちゃンだけ開眼許可出しときますねェ」

黒子「あんまりですのー」

一方通行「それ以外の皆さん早く目ェ閉じねェとたれ飛ばしちゃいますよォー」

御坂妹「だからさっきわざと飛ばしたんですよねー?」

一方通行「北欧追い返されたいンですかァー」

ビュルルルルッ
ドゥルルルルッ
ジャッキーン
ティロリロリンッ

一方通行「ハイ、こちら出来上がりになりまーす」

一同「おおーっ」パチパチパチ

上条「なんとなく一方通行がうまいことたれを浸透させてたな!」

一方通行「まァオレにとっちゃ朝飯前ってことだァ」

打ち止め「あなた本当にすごいのねってミサカはミサカは貴重な目撃者として太鼓判を押してみたり!」

美琴「何が起こってるのかまったくわからなかったけど、たしかにしみこんだわねぇ」

黒子「何か得体の知れない空気が漂っていたような気もしましたけれど、気のせいでしたわね」

インデックス「わーい! とうまとうま、はやく鍋の準備をするんだよ!」

御坂妹「……、……」

上条「どした? 妹」

御坂妹「……、……」

一方通行「ちょっとオレの神業に意識飛ンでるだけだろォ」

御坂妹(……咄嗟にゴーグルをしたので二度目は避けられましたが、この恩は絶対忘れねえ死ねセロリ、とミサカはたれの強力さを身にしみて実感しました)


ちょっと風呂行ってくるわ
つうかフットサルで一方さんのターンくるよな!!!!!
やべえ超楽しみ!!!!!

風呂だと・・・
つまり保守していろ、と言いたいのか・・・

喜んで!

ちょっとコーヒー買ってくる

上条「はい、コンロと鍋でーす」

一方通行「ンだァ? ホットプレート買わなかったのかよ」

上条「ああ、これ使ったら洗ってお前にあげるからさ。
   上条さん家にあってもインデックスにねだられてまたジンギスカンやるはめになっちまうし」

打ち止め「やったあ! これで我が家はいつでもジンギスカンなのねってミサカはミサカは跳びはねてみる!」

一方通行「あってももォ二度とやらねェ」

黒子「では早速、点火しますの」

ボッ

インデックス「早く食べたいんだよーおなかすいたー!」

御坂妹「ついさっき中華まんを7種類ほど制覇していませんでしたか、とミサカは気味悪くなりつつ訊ねます」

美琴「食べすぎじゃないの……?」

インデックス「序の口、腹二分目なんだよ」

一方通行「油ァ、ねェのか」

上条「待ってろ。今探してくる」

ゴソゴソ

美琴「……油塗ったあとって、何するんだっけ」

黒子「野菜ですわ。買ってきたもや」

一方通行「チッ」

黒子(ついに声に出して舌打ちですの!?)

打ち止め「買ってきた野菜を丸ごと鍋に入れちゃうんだよねってミサカはミサカは確認してみる」

御坂妹「はい。そのあとは面倒なので言いませんが、まあ要するに鍋を最大限に活用してうまいことなんやかんやするのです。
    とミサカは説明を丸投げにします」

インデックス「この鍋普通のと勝手が違うんだよ」

一方通行「使いかたは説明書見りゃァわかる。だから手ェ出すな、火傷しても知りませンよォ」


上条「油あったぞー」

上条「油を塗る、っと」ヌリヌリ

美琴「ねえ、気づいたんだけどご飯ないわよね」

黒子「あらお姉様! ちゃあんと黒子達が買って参りましたのよ?」

美琴「え?」

打ち止め「この人が足りないって気づいて、だからさっきコンビニに寄ってきたのってミサカはミサカは教えてみたりっ」

一方通行「いちいち言うンじゃねェ……」

御坂妹「この家の電子レンジは使えますか、とミサカは簡易白米パックを手にしながらあたりを見回します」

上条「ああ、大丈夫。ちゃんと使えるぜ」

チンッ

インデックス「その7パック、全部食べてもいいのかな?」

一方通行「オマエの胃袋が怖ェ」

打ち止め「野菜に火が通ってきたよってミサカはミサカは実況中継!」

一方通行「あーホラ、そンなに身ィ乗り出すンじゃねェよ。水分飛んできやがりますよォ」

美琴「そろそろ肉も入れていいよね?」

黒子「ええ。そういえば、お皿やお箸はございませんの?」

上条「皿と箸はあるよ、ちょっと待ってろ」

ゴソゴソ

御坂妹「鍋といえば、鍋将軍なる人物が遠い昔には世に憚っていたとミサカは聞いています」

一方通行「それ誰から聞いたンですかァ?」

御坂妹「実を言うと、ちょっと憧れてましたとミサカは心中を告白してみます」

打ち止め「鍋将軍って鍋を取り仕切る人じゃなかったかなってミサカはミサカは思い出してみる」

インデックス「私がやるんだよ! 哀れな子羊達の生死与奪は私のものなんだよ!」

一方通行「シスターが怖ェことさっきから抜かしてンじゃねェよォォオ!」

>>785
共食いシスターの本領発揮か

上条「全員分あったぞー。はい」

美琴「……紙コップに紙皿、当然のごとく割り箸」

上条「何か文句でも?」

美琴「……な」

一方通行「ある」

美琴「!?」

一方通行「クソガキは前に一度割り箸のとげが指にささって大変なことになった。オマエはそこらへン考慮して箸をチョイスしろォ」

上条「いや、俺打ち止めと暮らしてないからそこまでわかんないだろ普通」

一方通行「ついでに言うと、割り箸は地球に優しくねェ。洗って何度でも使える竹箸に変えろ」

御坂妹「一端のエコロジスト気取りかよセロリのくせに、とミサカは正直に馬鹿にします」

インデックス「北欧出身は正直すぎるんだよ」

打ち止め「ていうか、過去の失敗を他人に語られると恥ずかしいのねってミサカはミサカは赤面してみたり」

>>794
これがジン鍋

で、こんな感じに
http://oisiso.com/imagess/zgk.jpg

上条「上条さん家の鍋ルールは弱肉強食です」

一方通行「あン?」

インデックス「取れなかったやつはそいつが悪いんだよ」

打ち止め「……自分で取らないと肉がなくなるってこと? すごくシビアだねってミサカはミサカは現実に恐怖してみる」

美琴「そういうことなら負けるわけにはいかないわねぇ……!」

黒子「お姉様が本気になられるのなら、この黒子微力ながら手助けいたしますわ!」

御坂妹(上条当麻は全力、ブラックホールシスターは超全力、オリジナルとジャッジメントは協力関係。
    ――あのセロリはきっと上位個体にせっせと取ってやるのでしょうとミサカは戦況を観察します)

御坂妹「ミサカの名を背負う北欧出身として、ここは負けられません! とミサカは目に炎を灯してみせます」

打ち止め「みんな本気なんだねってミサカはミサカは鍋の奥深さを知りましたっ!」

>>800
もう駄目だ
飯食ってくる

>>803
焼肉に近い気もする

>>806
汁が無いからねえ

ちょっと不思議だけど美味しそうだと思ってたら最後にうどんが入るという驚愕の事実
焼肉のタレ的な味付けの焼きうどんとかもう想像できない

一方通行(やつら本気の……ハンターの目ェしてやがる。かくれンぼ以来だぜェ)

一方通行(だが打ち止めのためにも負けるわけにはいかねェ。オレはジンギスカンなンざどォでもいいが、こいつは風呂場で歌うくらいに食いたがってた)

一方通行(風呂場であのジンギスカンのリズムを口ずさみながら髪も洗ってた。口ン中にお湯が入ってた)

一方通行(この勝負――第一位の一方通行が頂いたァッ!!!)

御坂妹「それでは、無事に鍋奉行に任じられた北欧出身検体番号18264号のミサカが合図をさせていただきます、とミサカは頭をさげます」

インデックス「いつでもいいんだよ!」

美琴「ていうかこれもやし多すぎない?」

黒子「それがジンギスカン鍋ですの」

上条「おうよ、準備はとっくに出来てるからな!」

御坂妹「時刻は6時をまわったところ。
    上条当麻の寮にて、かつてないほどに熱いジンギスカンバトルが繰り広げられようとしていた――彼らをこうも突き動かすものは!?
    シスターの腹は一体どこまで底なしなのか!? このバトルの勝者は学園都市最強・一方通行か!?
    それとも最高の電撃使い・御坂美琴か!? 不幸だ不幸だと言ってるわりにフラグ立ちまくりなレベル0・上条当麻か!? 
    ツインテールをなびかせ今日も戦うジャッジメント・白井黒子か!? それともそれともっ、ダークホース・MNWの上位個体で運営様の打ち止めか!
    ちなみに18264号は実況をさせていただきます!」

打ち止め「ノリノリすぎない? ってミサカはミサカはちょっと引いてみたり」

>>811
いや、それは各家庭の趣味嗜好次第だ
まずは北海道に行って食ってみろ

御坂妹「ジンギスカンバトル、レディー……」

一方通行「ちょっと待ったァ!」

インデックス「なんなんだよあくせられーた!」

一方通行「ジンギスカンバトル、だとなンか戦闘っぽいからだめだ。ジンギスカンパーリィに変えろォ!」

上条「お前さっきから文句多いな! パーリィでもバトルでもいいからもう上条さんは食べたいんです!」

御坂妹「……ジンギスカンパーリィ、レディー……」

ゴクリ

御坂妹「ゴーッ! とミサカはゴングを鳴らすふりをします」

インデックス「ジンギスジンギスジンギスーーーッ!!!」

上条「久しぶりの肉ーーーっ!!!」

美琴(なにこいつらこわい)
黒子(正直勝てる気がまったくしませんの)
打ち止め(形相が怖いってミサカはミサカはあの人を見て、……!)

一方通行「は……ひゃはははははッ! いいねェいいねェ、そォこなきゃ面白くねェ! 
     目が血走ってるくらいの獣相手じゃなきゃ、このオレは熱くなれねェよォォオ!!!」

お前らジンギスカンについて語るから腹へってきただろ!


御坂妹「おーっとォ! やはり一番先に箸をつけたのはシスター! 暴飲暴食シスターだぁああ!
    次に肉を口に運んだのは上条当麻! 見事な箸さばき! 見事な箸さばきだぁああ!
    おっとここで戦意を失った三人は静かにもやしを食べ始めた……いや待て!
    一方通行の箸に肉が引き寄せられていく! これはまさかベクトル操作!?
    次々に皿に取り分けていく一方通行! 食べないから早い! めちゃくちゃ早い!」

一方通行「ン。食え」

打ち止め「わーいやったーってミサカはミサカは喜んじゃう!」

インデックス「あーあれずるい! 努力なしで肉を勝ち取ってるんだよ!」

上条「言っておくが上条さんはあんな甘い真似しませんよ!」

御坂妹「一方通行早い早い早いッ! 瞬時に取り分け瞬時に打ち止めに渡している!
    シスターも負けじと箸を使い、っていつの間にかフォークに切り替えている! ぶっ刺して即口の中! これは反則だぁあー!
    出遅れた上条、何のこれしきと日本人らしさを失わぬ箸さばき! 美しい! 美しいぞ上条当麻ー!」

ベクトルアレしてバリアー的なもん作れんじゃね

>>832
そげぶされたあと、ビリビリでバッテリー破壊される

美琴「次元が違うのよ、次元が」
黒子「あんな目つき、私にもできませんの」
打ち止め「はい、ふたりとも。あの人がいっぱいくれるから分けてあげるねってミサカはミサカは提供します!」

御坂妹「白熱してきた! 戦いはすでに佳境を迎えているーっ!
    一方通行の箸に肉がひっつく! まるで磁石! ジンギスカンを吸い寄せる男・一方通行ー!
    シスターの口は熱さ知らずか!? 次々に彼女の口に放りこまれる羊であったもの! 彷徨える子羊を救済するつもりなどこれっぽっちもなさそうだぁあ!
    しかし上条が一番奮闘している! 上条大奮闘! さっきからご飯と絶妙なバランスで食べている上条! 箸さばきに一寸の無駄もないーっ!」

一方通行「オイ実況、オマエもちったァ食え」

御坂妹「……え、いいんですか、さっきまで散々馬鹿にしてたんですけど、とミサカは常時のテンションに戻って訊ねます

一方通行「あァ、つゥか打ち止めの皿から適当にもらってけ」

インデックス「あくせられーたが実況にかまってるうちに食べるんだよ!」

上条「ぐおっふ!! やべ、のどつまった……!」

御坂妹「おおお!? ここで上条まさかのリタイアか!? 水を要求している! 水が欲しいらしいです!」

美琴「水ぅ? ……武蔵野牛乳しかないわねぇ」

上条「それでいい! それでいいからくれ!」

御坂妹「肉ももうなくなりかけている! 一方通行が少し疲れたように汗をぬぐったー! って落ち着け20000号お前うるさい!
    シスターの食欲はとどまるところを知らない! 食う食う食う! 早い早い早いっ! もうシスターじゃないだろ!
    上条が牛乳を飲み干す! うまそうに飲む男です、っとあああー! 肉がない! ラストジンギスカンはシスターの手にぃい!
    だがまだもやしを始めとした野菜が鍋には控えている! 栄養バランスを考え当初から打ち止めに与えていたセロ……一方通行!
    シスターはもやしをまるで麺類を食べるかのように食している! おそろしい女です!
    上条はもやしを食べつつこっそりたれをご飯にかけている! これはうまい! さすがです!」

一方通行「オラ、オマエも野菜食え」

御坂妹「あ、はい、どうも。とミサカはやはり素に戻って礼を言います」

インデックス「もやしがあとちょっとなんだよ!」

上条「たれうめえ……」

打ち止め「すごく楽しそうではあるんだけど、常人が立ち入れない争いだなあってミサカはミサカは嘆息してみる」
美琴「なんか一方通行の思わぬ一面を垣間見た気分だわ」
黒子「あのシスターは本当に人間ですの?」

インデックス「あ、もやしの下にジンギスカンが残ってるんだよ!」

一方通行「ンだとォ!? 渡さねェ!」

上条「俺だってまだ食い足りねえんだよ!」

インデックス「食べちゃうもんねー、……うぐ、ああああ!!!」パタリ

御坂妹「なんということでしょう! シスターがラストのラストでぱたりと倒れました! 一体何が起こったというのか!
    唖然とする一方通行そして上条当麻! 両人の手も止まっている!
    その隙をついて残ったもやしを食べる三人! あ、ミサカにもくれるんですか、ありがとうございます。とミサカは感謝します」

上条「おい、インデックス! インデックスって! 返事しろよ!」

インデックス「……なんだか、すごく……清潔な香りがしたんだよ……」

一方通行「ま、まさか、イレソに冒された左半身が混入してたってのかァ!?
     いや、でもあれはもう使えないからって台所に置いておいたはずじゃァ……」

美琴「誰があの兵器を中に入れたっていうの……」

黒子「私達ではありませんのよ」



上条「え、マジで? あれ使っちゃだめな肉だったのか?」

御坂妹「……、……」

美琴「……、……」

黒子「……、……」

打ち止め「……、……」

一方通行「……、……」

上条「な、なんだよ……ちょっと爽やかな香りがするだけの普通の肉だと思って箸とかの準備のときに持ってきちゃったじゃないですか」

一方通行「たしかにオマエは話を聞いていなかったかもしれない。だが、オマエの犯した罪は計り知れない!」

上条「え? いやでも俺生きてるし、インデックスって死にそうにないし」

一方通行「だからと言って! オマエがここであのシスターをイレソに冒されたジンギスカンで殺しちまったら!
     オレの責任問題に繋がるじゃねェかァァア!!!」

美琴「それにレモン石鹸だし、アンタみたいなバカなともかく、あの子体が小さいから本当に命を落としかね……」




インデックス「げふっ。あーおいしかった。ごちそうさまなんだよ」

御坂妹「……、……」

美琴「……、……」

黒子「……、……」

打ち止め「……、……」

一方通行「……、……」

上条「……、……」

インデックス「どうしたのーとうま。怖い顔なんだよ」

上条「おっまえ……俺らの心配してた時間返せええええ!」

一方通行「まァ大方そいつは生きてンじゃねェかと思ってたぜオレァ」

インデックス「私が子羊とレモンのタッグごときにやられたりはしないんだよ」

御坂妹「それに、いくらイレソがすり込まれていたとは言え、鍋に入っているので火も通っています」

打ち止め「他にも混入してたと思うけど、誰も苦しんでないしねってミサカはミサカは笑っちゃった!」

一方通行「イレソは正しかったンだなァ」

インデックス「さすがにちょっと食べすぎたかなー、って思ったけどそうでもないんだよ」

上条「ああそうだよな、そういうやつだよなお前は! 生きててよかったよもう!」ギュウ

美琴「ちょっとあれ羨ましいかも」

黒子「レモン石鹸でも食べてみたら抱きしめてもらえますの」

美琴「そんな勇気ないわよ」

黒子「でもあれ、けっこうきつく抱きしめられてますわ」

美琴「あ、そろそろ寮監に怒られるわね」

黒子「では皆さん、またお会いできたらそのときはよろしくですの」

打ち止め「またねーお姉様とツインテールさん! ってミサカはミサカは空間移動を見送ってみる!」

一方通行「やっぱあれ便利だよなァ」


上条「じゃーなー一方通行」

一方通行「おゥ。またなンかあったら呼べよ」

インデックス「今度は牛肉がいいんだよ」

打ち止め「あの人にちゃんと頼んでおくね! ってミサカはミサカは松坂牛を約束します!」

一方通行「買、わ、ね、ェ、よ!」

御坂妹「ところでミサカは今回も行く場所がありません」

打ち止め「ウチ来る!? ってミサカはミサカはテンション高めに言ってみるー!」

一方通行「どォせ行く当てねェならウチしかねェだろォがよ。行くぞ」

一方通行「ジンギスカンパーリィ、ねェ……こンなモンかァ」

打ち止め「今日は楽しかったけど、あなたは羊とどこに行ってたの? ってミサカはミサカと訊いてみる」

一方通行「ア? ……公園」

打ち止め「そこで解体したの? ていうかミサカ達に見せないようにひとりで残ったのねってミサカはミサカは今気づいたから言ってみた!」

一方通行「違ェ。オマエがいたら邪魔で解体できねェだろォが。そンだけだ」

打ち止め「ねえねえ、またあのメンバーで遊びたいなってミサカはミサカは欲求を素直に伝えてみます」

一方通行「ふン……言うだけならタダだぜェ」

上条「もしもし、一方通行? 俺俺」

一方通行「そンな詐欺はもォ流行ってませンよォ」

上条「上条当麻ですけど! あのさ、明後日暇か?」

一方通行「知らねェ」

上条「暇なんだな! じゃあ明後日公園集合で、あ、打ち止めも連れてこいよ!」

一方通行「……ハイ?」

上条「缶けりしようぜ!」


end

ということで無事に終わりました
保守してくれてみんなありがとう
最後早足になったのは眠いからだすまない

おやすみ!
夢に一方さんがでてきますように!

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