百合子「好き、とォまァ…」 (266)



【注意】

エロSS

下手な地の文

上条×百合子

以上が苦手な方は申し訳ありませんがご退出願います




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363927224




上条の部屋の呼び鈴が鳴らされた。そして、ドンドンドンドンという凶悪な打撃音が続く。

「おーい、三下ァ」

数秒後、夏の暑さで心無しへばっているような声が届いた。

「おっ、来たか一方通行!待ちくたびれたぞ」

「悪ィな、『ミサカもヒーローさんとお泊りするのーってミサカはミサカはー!』ってごねられてよォ…」

「何だ、打ち止めも連れてくれば良かったのに?」

「……ダ、ダメだァ」

一方通行は、顔を赤くして首を横に振った。

「ん?何でだよ?」

「なンでも!」

この朴念仁!と言わんばかりの語気に、上条は自分を強引に納得させる。

「ふーん?まぁ男二人でお泊り会ってのもいいもんだしな」

「あァ、俺すっげぇ楽しみにし……ン、男?」

「まぁ上がった上がった」

「お、おゥ?」





学園都市第一位、一方通行。
その本名は鈴科百合子であり、れっきとした女性である。

しかし、上条は一方通行の性別に気付いていないのだった。


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「ふゥ……ごちそうさまでしたァ」

「美味しかったか?」

「うン…」

ほわわん、と夢見心地で答える一方通行に、上条は自分の頬が緩むのが分かった。

「じゃあ風呂もう沸いてるから先入ってきていいぞ」

「えェ?俺、三下の後がいいなァ…」

不満げに声を上げた一方通行に、上条は苦笑する。

「お客様は一番最初だっての、な?」

「ちェー」

むくれつつも一方通行は素直に、自分の着替えを取りにいった。





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「三下ァ…、俺の性別ちゃンと気付いてンのかなァ…」

いつももう少し女の子らしい服を着ていれば、もしかしたら分かってもらえたかもしれない、でも自分には可愛らしい服は似合わないだろう。
百合子はうぐぐ、と唸ると、湯船に顔を沈めてぶくぶくと泡を立て始めた。湯の熱さだけでなく、心理的要因から頬が照るのが分かる。

ふと自分の体を見下ろせば、そこには起伏の少ないながらも、れっきとした女の体がある。
起伏も少なく、胸は……その、第三位には勝ってる、と思いたい、ぐらいにはあるのだが、脂肪がいかんせん少ない。

「どうしてこうも三下の周りにはグラマラスな奴が多いンだコンチクショウ!!」

チョーカーのスイッチをonにし、脱衣所に置いてあったので勝手に持ってきて泳がせていたアヒルのおもちゃのベクトルを変換、モーターボート並の早さにさせて自分の周りを高速周回させ続ける。

「はっはァ!おらおらもっと馬車馬のように動けェ!!」

今現在アヒルのおもちゃのその動力源は電池ではなく自分の能力とチョーカーのバッテリーだと気付いた百合j子は虚しくなり、浴室を後にした。

そういえば、今日のパジャマは黄泉川が選んで買ってきてくれたもンだなァ、と思い出しながら。




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「一方通行、お湯ど……」

「ど?」

百合子が、首を傾げ、湯に濡れた髪を揺らして聞く。

「い、いや、お湯どうだった?」

「ちょうど良かったぜ」

「な、なら良かったよ、はは…」

「?」

湯上りの百合子は、黄色い地に、星が多数散りばめられているというデザインのパジャマを着ていた。

子供っぽすぎると思われても仕方のないデザインかもしれないが、これが不思議に似合っていた。

それに、何だろう。

湯上りで頬を紅潮させ、眉間の険の取れた一方通行は、何だか女の子のように見え……

「いやいやいやいや」

自分のきもちわるい妄想を追い出す為、上条は自分の頭を高速で振る。



「あン?」

「じゃ、じゃあ俺も風呂行くな!」

「おゥ、いってらっしゃい」

そそくさと着替えを取り、何かに追われているという訳でもないのに脱衣所に駆け込み、ドアの鍵を閉める。
そしてそのまま、閉めたドアに背中を預け、ずるずると座りこむ。

「何だよ、アイツ……」

額に手を当て、上を向く。
そのまま、先ほどの一方通行の姿を思い出す。

「無茶苦茶、可愛いじゃねーかよ……」




「あ、一方通行……?」

何とか煩悩を払い、リビングに戻ってくると、一方通行はソファーに横たわっていた。

「寝てんのか…?」

どうやらそうらしい。耳を澄ませば、すー、すー、という規則正しい寝息が聞こえてくる。その顔は、まさしくあどけない少女の物で、つい目の前の人間が一方通行という事を忘れてしまう。

恐らくは、打ち止めと一緒に寝ているから、こんなに早寝になったのだろうと上条は考える。
現在時刻は夜九時半。上条と同じ年齢だとこの間聞いたので、その年齢にしては早すぎると思うが、健康の面からしたらむしろ良いのかもしれない。

「しゃーねーな」

苦笑すると、上条は眠る一方通行を抱え上げる。俗に言う『お姫様だっこ』だが、この際起こしてしまうよりは良心的だろう。

そして、その軽さと、体の柔らかな触感に驚いた。

「いや、奴は男だ、奴は男だ」

男だろう、普通に考えて。

『愉快にケツ振りやがって、誘ってンのかァ?』

『おーおー、おしゃぶり上手なツラになりやがって』

『逃げんな売女ァ!』

キレると下品な言葉遣いになるとか、女の子なら無いだろうし。
……あれ?別の人が混じったような気も……?



「よい…しょっと」

眠る一方通行を、自室のベッドに下ろす。

しばらくはインデックスが寝ていた為、ここに夜間に入るのは久しぶりになる。

今日は月光が明るく、部屋の中は電気をつけなくても平気だった。

「……、」

ベッドに横たわる、一方通行。

パジャマの第二ボタンが外れ、その鎖骨が露になっていた。

白磁のような白い肌。無防備なその寝顔。

上条の喉が、ごくりと鳴った。



そしてその腕が、一方通行の胸に伸びていく。

一方通行は男だ。だから触っても、どうにもないはず……

上条は、自分の息が荒くなっている事に気付かなかった。

そうして、一方通行の左胸に触れたその手のひらは、柔らかな感触と、確かに片丘がある事を伝えてきた。

もうそこで、上条の理性は消えかかっていたのだろう。

「っ…はぁ……はぁ…」

左胸を、少し強めに揉みしだく。

「ひ……ァ」

眠っている一方通行の体が、ぴくりと跳ねた。顔を見れば、その顔は仄かに赤みを帯びていた。

「……ッ」

耐えがたい欲望に負け、上条は可愛らしいパジャマを脱がせないまま、その胸を直接揉みにかかった。

そこで、生身の手のひらの感覚に驚いたのか、一方通行の瞼が開いた。

「……え?」

一方通行はぱちくりと目を開いたり閉じたりしながら、自分と、上条を見比べ、そして顔を真っ赤にした。
構わず、上条は一方通行を抱き締める。

「さ、さンし、た?」

「……、お前、女だったのかよ…」

「……うン」

「マジか……」

一層、上条は一方通行を抱き締めた。

「……、俺に、欲情、したのかァ…?」

「……あぁ。ごめんな」

「……ううン」


すん、と一方通行は上条の匂いを嗅いだ。

そして、自分の下腹部に当たる、硬い感触を何だろうと思い、性教育を受けていない自分の脳内から必死にその正体を探したものの、『男性が興奮した時に何かが硬くなる』というような知識しか出せなかった。



「ねェ、三下……俺、怒ってない、から」

「……本当、か?」

「うン…………好きな人に、えっちな事されるの、嬉しいから」

一方通行は、抱き締められている体勢で、心底良かったと思う。自分の顔を、見られないで済んだから。

「……え、それって…」

体を離して、向かい合う。上条の瞳は、驚きで見開かれていた。
一方通行は微笑むと、上条の頬に、細い指を這わせた。

「……すき、当麻」

そして、柔らかくキスをする。
唇を重ね、上条の温かさと、その感触を楽しむ。

「……」

体を離した後、心地よい静寂が訪れた。

そして、

「なぁ…一方通行」

「ン……なァに?」

拒絶されたらどうしよう、と一方通行の脳内を、暗い考えがよぎる。が、

「俺も、お前の事好きだ」

そんな上条の答えで、彼女の緋色の瞳から、涙が零れ落ちた。

涙を拭った一方通行は微笑んだ。

「百合子、って呼ンで?……当麻」

「……あぁ、百合子」




きゅっと、指を絡ませ合う。

どれぐらいの時間が経っただろうか。

「……百合子、……最後まで、していいか?」

百合子にはその意味がよく分からなかった。ので、素直に聞いた。

「何をするンだァ…?」

「え、いや、だからその、えっちな事をだな…」

うろたえる上条に、一方通行は泣きそうな顔で言う。

「……当麻、ごめン、俺、性教育受けて無いから、そういうのの事、よく分かンねェ…」

「えっ!?ちょ、おま、妹達の時とか、エロい事言ってただろ!」

「あれは、ああいう事言ってるとハクがつくって木原くンが言ってたから……自分の言ってる意味は、わかンなかったァ…」

「……そうなのか、じゃあ」

「ひゃっ!」

抱き寄せていた百合子を、上条は強引に押し倒す。
そしてその耳元で、

「じゃあ、身を持って教えさせてやるよ」

と囁く。

「うン……優しく、して?」

百合子は、顔を赤くしながら頷いた。



「……ぁ」

ぺたん、と目の前で、女の子座りで座り込む少女は、既に一糸纏わぬ姿だった。

白い髪は月光に濡れ、紅玉のような瞳は、恥ずかしげに伏せられている。

控えめな双方の胸の膨らみは、ボリュームこそ無いが、少女らしい慎ましさだった。

ふるり、と百合子が動くたび、その胸も小さく揺れる。

美しいラインを描くくびれ。

そしてホルモンバランスの影響で、陰毛一つ生えていない、幼子のような秘所。

「……百合子、すげぇ綺麗だ」

「う、うン、ありがとォ…」

もじもじと、そのふとももを擦り合わせ、百合子は上条をちらちらと見る。




「……当麻の、大きい…」

既に上条のペニスは、先走りをとめどなく流していた。
百合子はぼんやりとそれを見つめると、顔を近づけた。

「……、」

「ゆ、百合子…?なにし……あ…っ」

恐らくは悪意も何も無かっただろうが、百合子は目を閉じ、上条のグロテスクなものに、柔らかい桜色の唇を押し付けキスをした。
美しい少女が、可愛らしい唇でどろどろに濡れそぼった亀頭に触れる。その視覚的暴力は、上条のペニスをより一層凶暴にした。

「…ン、これ…いィ…?」

そのまま舌を竿に這わせ、丁寧に舐めていく。時折吸い付くような動きを合わせて。

既に限界だった上条は、百合子の頭を掴むと、強引に自身をくわえさせた。

「んむゥっ!?」

「……っはぁ…ッ!百合子ッ…!」

一瞬、目の前が真っ白になった。
身を切るような快感が全身を走り抜ける。

びゅくっ、びゅくっと生々しい音すら聞こえてきそうなほど、精液の量は多く、なかなか射精は収まらなかった。




「ン…くっ」

百合子は苦しそうな顔をしていたが、どこか快楽に冒された顔をして、上条の精液を飲んでいた。

「……これが、せーえき…」

口元から垂れた、上条の精液を指先に絡ませ、百合子が言った。

「あぁ…それをお前の子宮に出すと、赤ん坊が出来るんだ」

「赤、ちゃン…」

百合子の体は、内側からの快楽に燻され、赤く火照っていた。

百合子は、快楽に浮かされた目で指にこびりついた上条の精液を見つめ、

「あ……ン…」

自分の秘所に、その指を入れた。

「う…ンっ……あァ…」

その眼差しは茫洋とし、快楽に溺れきっていた。最早、その瞳に理性の光は無かった。

「ひゃ……ふェ、あァン……ン」

そのまま入れた指をぐりぐりと動かす。いつの間にか彼女の腰は、ゆるやかに揺れている。

「……っ、はァ…、や……っァ」




上条は、その自慰を見せつけられ、自分の理性の箍が外れないように押さえ込むのに必死だった。
先ほど射精したばかりなのに、そのペニスはすでに先ほど以上の大きさになっている。

穢れを知らなかった少女が、快楽に溺れ、自らを慰めている。
そんな少女を、自らの愚息で犯し尽してしまいたい。そんな欲望が全身を駆け巡る。

が、その行為には愛がない。

彼女を想うのなら、優しくしてあげないと——

「ほら、百合子?」

ぐいっと、秘所にあてがわれていた彼女の指を、腕ごと引き抜く。

「あン……ェ?とう、まァ?」

「一人えっち、気持ちよかった?」

「……ァ」

百合子はぼっと顔を林檎よりも赤くさせ、ぶんぶんと頭を振った。




「全く、俺ばっかりしてもらってちゃ申し訳ないだろー……がっ!」

「ひゃァん!?」

尻もちをついたような体勢だった百合子の足を大きく開き、その秘所を露にさせる。

「……すげぇ」

「やっ!やァっ、見ないでェ…っ!」

「何言ってんだよ、さっきあんなに腰振って見せつけてたのに」

とろとろに蕩けたそこは、もう息づいて、男が来るのを今か今かと待ち焦がれている。

俺が見つめ続けると、そこからは白く濁った蜜が、とろりと零れ落ちた。

そこに舌を置き、ゆっくりと侵入させていく。

「ンァあっ…!あっ…やっ、ひァァっ!」

びくんっと百合子の体が震える。口に手を宛がい、瞳を潤ませて、俺の所業を見守っている。

その表情に、つい嗜虐的になってしまった。

「…俺にえっちな事して、自分でおまんこぐりぐりに掻き混ぜて、こんなに濡れちまったのか」

「ち、違うっ、違うのォっ!」

次から次へと愛液は溢れだし、百合子秘所を濡らしていく。




今度は深く口付け、その蜜を、わざといやらしい音を立てて啜る。

「やァっ!とゥ、まっ、くァ…ぁ!そこ、汚い、汚いからっ!」

百合子の言葉には耳を貸さず、ぷっくりと膨れ上がった肉芽を、優しく押しつぶす。

「ひゃあァン!あッ、あァあ!ふあァ…ッ!」

百合子の体が一際大きく震え、そして脱力した。

「おーい、百合子?」

「や……うゥ、ふェ……ン…っあ…」

快感が強すぎたのか、潤んだ瞳は焦点を失くしていた。
そういえば、妹達の件で俺に殴られた時も、感覚神経が幼すぎて、痛みが常人の倍になっていたらしいし、もしかしたら快感も同じような事になっているのかもしれない。

軽く秘所を撫で上げると、百合子はふるりと震えた。





「とォま……」

瞳に理性の光の戻った百合子が、上条に向けて手を差し伸べる。

「最後まで…しよ?」

「……いいのか?初めてだとその、すっげぇ痛いぞ?」

「ううン、とォまならいいの…」

潤んだ瞳で、なおも迷う上条を見つめた百合子は、

「とォまを…ちょうだい?」

自分の人差し指と中指で、その陰唇を広げた。




「……分かった。じゃあ…いくぞ?」

「うン…」

百合子の体に覆いかぶさった上条は、ゆっくりと百合子の濡れそぼったそこに自身を挿入していった。

「ンっ…あ、あァ…ぐ、ァ」

百合子の目が、痛みで大きく見開かれる。その瞳から幾つも涙が零れ落ちるのを見かねて、上条はそっと聞く。

「なぁ…抜くか?」

百合子は瞳を閉じて頭を振ると、弱弱しい声で言った。

「いいンだ……それより、早く」

「……あぁ」

上条は百合子の意思を尊重し、行為を続けた。

「……ァ、あ…ゥ、ぐ…」

百合子の眉寝が苦しげに歪められる。
このままでは、百合子の華奢な体に負担が掛かってしまう、そう考えた上条は、一気に腰を押し進めた。

「ァあッ!くあァ…あ!はァ…ッ!ふァっ、く……!」

百合子の悲痛な叫び声が、部屋に響き渡る。


「……百合子、大丈夫か…?」

「…うン、平気だァ…」

結合部を見ると、赤い血が零れ、彼女の白い太ももにべったりとこびりついていた。

「動いても、いいか?」

「いい、よォ…」

百合子の皇かな腕が上条の背に回された。



最初は、上条のペニスをきつく締め付けていた百合子だったが、慣れてくるにつれ、柔らかく包みこむように感触が変わってきた。

「ふ…ァ、あ」

「…っ、は……百合子ぉっ…!」

一際強く奥に打ちつければ、百合子は体を跳ねさせながら快感に悶えた。

「はァ、ンっ!あァ、やあァ!…あンっ、ひ、ァァっ!」

「一緒に……イこうなっ…!」

「う、うン!あ、ひゃァっ、お腹、きゅんきゅんして、ンあァ……やだ、なンか、変に、なっちゃうよォ…!」

「それが……気持ちイイって言うんだよ…」

「やあァっ!気持ちいい、すっごく、気持ちいい!あ、やらァ、ァあああン!」

百合子は瞳をぎゅっと閉じ、上条の首を抱き、自分の中からこみ上げてくる何かをこらえる。口の端から一筋、唾液が流れる。

「とォまの、大きすぎて、うああァっ!動くたび、ゴリゴリってなるのォっ!も、もうダメェっ!」

一際百合子の膣内の締め付けが強くなった。そしてもう、上条も限界間近だった。





「やっ、やァァっ!イっちゃ、イっちゃうよォ!とォまァ!」

百合子の瞳は、もはや娼婦のように淫乱な色を映していた。

「百合子、俺も出ちまうッ…!っ、あァァッ!」

頭が真っ白になる。

分かるのは大量の射精感。精液はどんどん百合子に絞り上げられ、彼女の子宮に叩き込まれる。

「とォ…まァ……」

そう、幸せそうに一言呟くと、百合子は眠りに落ちた。





「……、起きたか?」

百合子が薄く瞳を開けると、丁度上条が覗きこんできたところだった。

「ンァ……今、何時だァ?」

「深夜零時。二時間ぐらい経った」

「そっかァ…」

身を起こそうとした百合子は、そこで腰が立たない事に気付き、顔を赤くする。

「とォま…、お風呂、入りたい」

「ん、まだお湯抜いてないし、ちょっと冷めたかもしれないけど入ろっか」

上条はすでにズボンを履いていたが、その裾をくいっと引っ張られた。

「…?どうした、百合子?」

「腰…立たねェ、から……」

もじもじと指先を絡ませる百合子に、上条は笑い掛けると、百合子の足と腋に手を入れ、来た時と同じようにお姫様抱っこの体勢にした。

「……えへへ」

百合子は上条の胸板に頬を擦り付け、幸せそうに微笑んだ。


つづく


投下終了です!

初スレ立てでキョどって区切る場所間違えて投下してたり誤字脱字に投下直後に気付くとか荒大杉ですねすいません善処します



ちょっと書けたので投下

>26
あざっす!百合子は何となくアレな印象が抜けてくれない…

>27
エロとか嫌なら逃げろと言ったはずよね!書き手に関してはその通りだけど!



これからもっとハードとかマニアックとか来るかもしれないので本当に嫌なら四の五の言わず逃げるのが得策っす

……ん?そもそもSS速報ってエロ書いていい…んだよな?




ちゃぷちゃぷと水音が、浴室中に響き渡る。

電灯は消されていた。

百合子曰く、

『また、えっちな気分になっちゃったら、ヤバいからァ…』

との事らしい。

百合子はもう腰が立たなくなっているし、上条も限界まで搾り取られたのでもうする気はないが、もじもじする百合子を見て、また自分の欲望が出てしまいかねないと判断した為である。

しかし、天井近くに設けられた小窓から差し込む、月明りだけで十分に浴室は明るかった。

「うゥ、朝になってもまだ腰立たなかったら、どうしよう…」

「その時は……ハイ、上条さんが責任とって黄泉川先生の家まで送っていきます」

「ン、よろしい」

くすくすと笑いながら、百合子は湯に身を沈める。

向かいあわせで浴槽の中に入っているので、当然お互いの体も見えているのだが、性欲より愛しいという気持ちの方が大きかった。

ふと、百合子が深刻そうな顔をしたので、上条は気になって聞いた。

「どうした?」

「ううン…ねェ、当麻の通ってる高校って、どこだァ?」

「うん?第七学区の、何と言うか、普通の高校…っていうか、黄泉川先生の教えてる学校だ」

「はァー、もしかして、あの学校かァ…」

百合子は記憶の中から、その学校を探り当てたらしく、柔らかく微笑んだ。

そして、どこから取り出したのか分からないアヒルで遊び始めた。
確かインデックスが、何かの景品で貰ってきたものだったな、と上条は思い起こす。

『頑張れゆりkゲフンゲフンじゃあわたしも今日はお泊りしてくるんだよ!』

インデックスは何か思い当たる事があったらしく、今日は一方通行が泊まりに来るんだ、と言ったら意味ありげな微笑みと共に、小萌先生の家に行った。





「……なぁ、百合子」

「うン?何だァ?」

「ちょっと大人なキスの方法、知ってるか?」

「……?知らない…というか当麻経験豊富っぽい…まさか、俺以外に愛人がいるのかァ…?」

不安そうな顔でとんでもない事を言ってくる百合子に、上条は吹き出した。

「ちゃうわ!お、俺だってえっちな事すんの、その…今日が、人生初だったんだから」

「そ、そっかァ…良かったァ…」




ほっと胸を撫で下ろす百合子の顎をつまみ、優しく少し上を向かせる。

「目を閉じて、ちょっと口開けて?」

「ン…」

百合子は従順に口を開けた。奥からちらりと小さな赤い舌が覗き、これが先ほどまで俺のを愛撫してたんだなぁとか思うと一気に愚息が元気になりそうな上条は、唾を飲み込むと、百合子に唇を重ねた。そしてそのまま、舌を絡ませる。

「ァ…む、ちゅ」

百合子は少し驚いたようだった。

くちゅくちゅと唾液が絡まる、いやらしい音が響く。

「ンっ…ふゥ、ちゅ、…」

流し込まれる上条の唾液を、百合子は喉を鳴らして飲み込んでいく。

百合子の頬が赤く染まり、艶のある声が零れ始めた、そのタイミングで上条は唇を離した。

「……ふェ?」

「馬鹿、続けてたら本当にその気になっちまうだろ?」

「……むー」

名残惜しそうに離れた百合子は、なおも上条の方を見続けていた。




翌日、黄泉川の家の前。

「おかえりなさい、アナターっ…ってどうしたの!ってヒーローさんに肩を貸されているアナタにミサカはミサカは驚愕してみる!」

「い、いや、ちょっとはしゃぎすぎちまってだなァ…」

「おーおー、若いっていいじゃん?」

「うっ、すいません、黄泉川先生、打ち止め」

「いいのいいのってミサカはミサカは一方通行の歩行を支えながらヒーローさんに返事を返してみたり!」




「じゃあゆr…一方通行、またな」

「あっ、とォ…またな、三下」

百合子は、寂しそうに、去っていく上条の後姿を見つめていた。

「……大方、二人とも、大人の階段登ったじゃんね」

黄泉川は得心したように頷いている。そんな黄泉川を、打ち止めは不思議そうに見ていた。

「……なァ、黄泉川ァ」

「ん?何じゃん何じゃん?」

「……お前の学校に、通いたい」




つづく


いくら止めろきめぇと言われてもスレを立てたからにはやり通せと俺の魂が囁いているので傍迷惑ながらも続けます
というか一人でも需要のある方がいらっしゃるのなら止まるわけにはいかないですね

次回は百合子さんが学校に行きます

少なくとも俺には、需要があるぜちょうど幻想通行が見たかったんだ


>>28
最初にスケベェなSSであることを宣言してればおk
よってこのスレは心配いらない

久々の正統派(?)イチャラブSS、期待してるぜ



ツン成分もよろしく

主に嫉妬で



投下します

>>35
あざっす!こんなんでよければどうぞお付き合い願います!

>>36
あざっす!ふぅ、良かった…『別の板でやれ』って言われても俺はSSといったらここしか知らないからなぁ…
正統派イチャラブエロSSを目指すぜ!

>>37
あざっす!嫉妬は次々回の内容に盛り込んでいきたいと思いますー


学生百合子/ラヴホ編(前編)
今回は健全ですー次回からえっちい内容になりますー

では投下開始






「はぁ……百合子…」

百合子と体を結び、そして家まで送って行ったのが二日前。会って、一緒にいたいという気持ちが、もはや臨界点に達しそうだった。
今はホームルーム前、小萌先生が来るのを待っている。

「どうしたんやかみやーん?百合子ってのはまさか、かみやんの恋人かいなー?」

目ざとく独り言を聞きつけてきた青髪ピアスが、くねくねしながら寄ってきた。

「あぁ、そうだ」

上条が即答したその瞬間、教室の空気が凍りついた。
そして爆発したかのような騒ぎが起きる。

絶望に教科書を取り落とす者もいれば、興奮して隣のクラスに駆けて行った情報屋もいる。

「は、はァァ!?そ、それなんなんやかみやん!冗談で言ったんやで!?えっえっマジか!?」

「ホントかにゃーかみやん!(……この頃たまーに一方通行にメールするとしょっちゅう話題関係無しに出てくる恋人っつーのはまさか…いやいや一方通行は男だ何考えてる土御門元春)」

「あぁ…、はぁ、今すぐにでも会いたい、抱き締めたい」

「ヒャアアアアアアアあの朴念仁のかみやんが嘘やあああああああ!!!」



「青ピうるさいにゃー!んで?ABCどこまで行ったんですかい!?」

「それ地方によって差があるよな、えぇっと…って言えるか!!」

「言えないレベルって事はC説が濃厚やな……」

「あのかみやんを落とすなんて…どんな魔性の女なんだにゃー」

『百合子』を知っている者がいないかと、クラス内に軽く混乱が起こった時、丁度前方のドアが開き、小萌先生が入ってきた。

「はーい、ホームルーム始めますよー…って、何だか今日はとても賑やかですねー?転校生ちゃんが来るからですかー?」

クラスの空気が、またも固まった。

「な…何、だと…?今日は一体何が起きるというんや…」

青髪ピアスが戦慄に肩をわななかせる。

「はーい、みなさん座ってくださいねー?」

そしてホームルームが始まり、連絡事項などを告げた後、ついにクラス内の全員が待ち望んだであろう瞬間が訪れた。

「はい、では転校生ちゃんを紹介します!おめでとうございます野郎共ー、残念でした子猫ちゃん達ー」




かつん、かつんという上履きの音を立てて入ってきたのは、

「……え?」

呟きは誰の声だったか。

セーラー服を着た少女は、口元に、誰もが見とれてしまうような淡い微笑みを浮かべながら歩いていた。
しかし上条には、肩にほんの少しの力が入っている事が見て取れた。

「では、お名前を黒板にどうぞですー」

「は、はいィ」

暫くの静寂。黒板に流麗な字で書かれる、『鈴科百合子』という名前。



「始めまして、鈴科百合子です。どうぞ、よろしくお願いします」







「じゃあ席は……そうですね、どこにしましょうか…」

「先生!僕目が悪くなって前に行きたいので、僕が移動して空いたところに鈴科さんが来たらええと思います!」

不意に、青髪ピアスがビッ!と音のしそうなほど勢い良く挙手した。

「あら、青髪ちゃん、そうなのですか?じゃあ青髪ちゃん、鈴科ちゃん、移動してください」

「はーい!……かみやん、もしかしなくてもあの子やろ?」

席を立った青髪が、上条に耳打ちをする。

「何でだよ、百合子なんて名前の奴いっぱいいるじゃねぇか」

「……はっはーん、ホンマに顔、嬉しそうにしてるで」

上条が思わず口を押さえて後ずさると、青髪はニヨニヨしながら移動していった。

百合子は上条の顔を見つけたらしく、本当に嬉しそうに微笑んだ。小走りに移動し、隣の席に座る。

「よろしくね、とォま?」

「あぁ、よろしく、鈴科」

その笑顔が眩しすぎて、ここが教室内という事も忘れて抱き締めてしまいたくなる上条だった。




早速、百合子は質問責めに遭っていた。

「鈴科さんて、どこから転校してきたの?」

「長点上機学園…………書類上は(超小声)」

「えっ、すごい!レベルは何?!」

「え、えっとォ……」

「もう、そういう質問やめなってば!ねぇ鈴科さん鈴科さん、もしかして上条くんと付き合ってるの?」

「うン」

「きゃあああああああああああっ!ホントにホントなんだ!!」





……入っていけない。

上条は頭を抱えた。

こうなる事が予想できていたからこそ、上条はホームルーム終了直後、百合子を連れ出そうとしたのだが、女子の壁に阻まれてしまい、今に至る。

「ありゃー昼休みまで解放されないぜぃ?いやーかみやん、どんまい?」

土御門が上条の肩に手を置き、上条の前の席に腰掛けた。

「……、土御門は知ってたのか?『一方通行は女』って」

「……知らなかったんだぜぃ、まさかあんな顔を見るまではな」

「あんな顔?」

「どう見ても『学園都市第一位』ってより、『恋する事を初めて覚えた乙女』だからにゃー」

上条はほわわん、と顔を和ませた。




「そうだよな、俺との初めての時もすっげぇ可愛かったぞ」

「ファッ!?」

「やっべ!」

つい口から滑った言葉に土御門が奇声を上げ、頬杖していた手から頭が落ちて上条の机に激突した。

「えっと、とォま?」

「おぉ、百合子。丁度良かった、ちょっと外出ようぜ」

幸いにもまだ一時限目開始までには時間がある。百合子の手を引いて、教室を出た。






「当麻、どうしたンだァ?」

「いや、その、だな……お前が、転校して来てくれて嬉しい。それとそのセーラー服、よく似合ってるなぁって」

「あ、ありがとォ…俺、当麻ともっと一緒にいたくって…」

堪えきれず、百合子の体を抱き締める。久々の逢瀬に、胸が高鳴る。

身を少し屈め、百合子の額にキスする。

「……ン」

そのまま髪を撫でてやると、百合子は幸せそうな声を上げた。

「弁当一緒に食べて、帰りも一緒に帰ろうな…」

「うン…あァ、俺、今本当に幸せだァ……」

百合子がぐりぐりと、上条の胸に額を押し付けると、丁度予鈴が鳴った。

「……、」

名残惜しいが、離れなければ。

「もう、少しだけ……」

切なげな百合子の言葉に上条は頷くと、指を絡ませた。

「教室前までは、このままでいような」

「……!うン!」

百合子は顔を明るくすると、教室への道を一歩、踏み出した。





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夏休みの登校日だったので、授業は三時間で終わった。

「はーい、では今日はこれでおしまいなのです!今度の登校日は二週間後、また元気に登校してきてくださいねー」

その後号令がかかり、部活に行くもの、教室に残るもの、そして帰るものでごった返す。

「じゃあ、帰ろうか百合子」

「うン、帰ろォ?」

ぴっとりと上条にくっついて、百合子は廊下へと向かう。

「今日もさ、黄泉川先生とか、保護者の人が許してくれるなら、俺の家、来てくれないか?もしダメでもさ、夕飯一緒に食べよう?」

「う、うン!多分、許してくれると思うぜェ……やったっ、今日は当麻とずっと一緒にいられるなァ!」

そこに、

「あー、あー!そこのお二人さん!話は聞かせて貰った外泊を許すそしてちょっと頼みがあるじゃんよー!」

「電光石火ッ!?」

「よ、黄泉川ァ…………先生、何の用d……ですかァ?」

「よろしい、よく言えたじゃん。実はお二人にプールの点検をしてもらいたいじゃんよ、報酬はプールで好きなだけ遊んでていい」

「やろう!とォまァ!」




瞳をきらきら輝かせる百合子の頭をぽんぽんと叩き、上条は疑問を尋ねる。

「あの、俺は学校に予備の水着置いてあるから平気なんですけど、百合子は平気なんですか?」

「こんな事もあろうかと荷物にぶち込んでおいたじゃん」

「あれ、……あれ、あれれェ!?」

鞄を開いた百合子が、驚きの声を上げる。恐らくは水着があったのだろう。

「さぁ行った行ったじゃん!あ、これプールと更衣室の鍵じゃん」

黄泉川は上条に強引に鍵を握らせると、ぐいぐい二人の背を押して去っていった。

「……、とォま」

「ん?何だ百合子?」

「俺、プール入るの初めてだァ……」

「そうなのか…水、怖かったりするか?」

「怖くはない、けどォ…泳げないかも」

「大丈夫だ、百合子と一緒にプール入る、それだけで楽しいし、何なら俺が泳ぎ教えるぞ?」

「う、うン!」







----------------------------------------------

「ぎゃあああァァァァ!?つ、冷てェよォ当麻ァ!!ひゃあああァ!」

学校のプールに入る前のシャワーの冷たさを知らない百合子が飛び上がる。

「我慢だ我慢だ我慢だあと5秒4秒3秒2秒1秒」

上条も何度経験しても慣れないらしく、修行僧のように耐えている。

「うゥ…なンだあの苦行、シャワーぐれェ温水出ねェのかよォ…」

「まぁ、そういうもんだ」

めそめそしながらプールサイドに移動する百合子の頭をくしゃくしゃと撫でる上条。

プールの水面は、夏の強い陽光をきらきらと反射している。

「飛び込んだら気持ちいいだろォな…」

「頭打ったりしたら危ないからってウチの学校では禁止されてるけどなー」

はっはっは、と笑いながら上条が言う。

百合子は、期待と不安の入り混じった目で、プールの階段を降りていく。

そして全身が水に浸かると、楽しそうに目を細めた。




「……わァ…すっげェ、気持ちい…」

「だろー?とぅ!」

「わあァ!?」

上条はプールサイドから、百合子の真横目掛けて一気に飛び降りた。

「危ないから禁止って、自分で言ってたのに!」

「やー悪い悪い、つい、な」

頭までぐしょぬれになった上条がにかっと笑う。

「もう……で、泳ぎ教えてくれるんだろォ?」

「ん。じゃあまずはバタ足からか……手、出して?」

百合子が手を出すと、上条はそれを引いて、ゆっくりと歩き出す。

「体の力を抜いて、浮くんだ。なるべく力は入れないようにな」

「う、うン」









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「いやー、疲れたなァ…」

「あぁ、…お、もう昼飯前だ、上がろうぜ」

その後、生まれついての飲み込みの良さで、百合子はそれほど時間も経たずにクロールで、上条と変わらないぐらい上手に泳ぐ事ができるようになった。

そして途中、『勝った方が負けた方に何でも一つ、言う事を聞かせる』という賭けで25m勝負をして、負けそうになった百合子が能力を使い、反則で上条の勝ちになったりもした。

「……じゃあ、俺が勝ったから、何でも言うこと聞いて貰うからな」

「う、うン……何だァ?」

身構える百合子の肩をそっと抱き、

「これからもずっと、俺の恋人でいてくれる事」

と、上条は百合子の目を見て、優しい笑顔で言った。

「……はい」

百合子は顔を赤らめながらも、しっかりと上条の目を見て、言いきった。

「……よし!じゃあ昼飯食べて、その後は町に繰り出すとしますか!」

「うン!」

心地よい疲労の溜まった体を起こし、二人は更衣室へ向かった。






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昼食も食べ終え、二人は連れ立って町を歩いていた。

学園都市きっての繁華街である第十五学区は、ファッションなどの流行の最先端であり、百合子の気にいる物もここにあるだろうという上条の判断である。

「……、と、とうま、これ」

「んー?あ、その髪飾り可愛いな」

「だよなァ、……」

小さな花の髪飾りを手にしたまま、それをじっと見つめる百合子。
それを後ろから取り上げ、百合子の手を引いて会計に持っていく。

「と、当麻?」

「これ、お前に似合うと思うからさ。プレゼント。」

「……ァ」

会計の終わり、小袋に包まれたそれを出して、百合子は胸に抱く。

「ありがとォ、当麻!これ、ずっと大事にするなァ!」

花の咲くような微笑みを向けられ、上条は照れて咳払いをする。





「さて、次はどこに……お?」

その時、ぽつ、ぽつと雨が降り始めた。
次第にそれは勢いを増し、それほど時間の経たないうちに滝壺の中に放りこまれたような有様になった。

「うわァ!?どこか、雨宿りしねェと!」

「そ、そうだな!」

しばらく、喫茶店に入っていた二人だったが、雨は収まる気配も無く、よりその強さを増しているようだった。

ラジオからは、勢力を増した台風が直撃したとのニュースが流れ続けている。

「……、そういやァ、打ち止めがそンな事言ってたな……これじゃあ第七学区に今日中に帰ンの難しそうだなァ…」

「あぁ……」

いつまでも喫茶店に居座っている訳にもいかないので、上条が買ってきた傘に二人で入り、今晩の宿泊先を探す事になった。

上条が、百合子がぴっとりくっついてくるので、もうずっとこのままでもいいなー等と思い始めた時だった。

「うーン……あ、当麻!ホテルあったぞ!」

「お、本当d……」






確かに、ホテルと呼ぶなら、ホテルだった。



頭に『ラヴ』とつくが。




学園都市でも、非常に巧妙に隠されてはいるが、そういうホテルがあるのだ。

外観を見れば、完全に普通のホテルなのだが、上条は知っている。このホテルは、夏休み前にクラスの奴らが話のタネの為、何人かで入り、実際にラヴホテルであると裏付けを取ったホテルだったからだ。

「お、随分と格安だな?入ろうぜ、当麻ァ」

しかしぐいぐいと百合子に手を引っ張られ、中の無人のフロントのタッチパネルでチェックインをしてしまった。

あぁ、いいんだ。格安だから、そういう目的じゃなくてもここに泊まる人はいるんだ、と自身を納得させながら。







投下終了です。

当初、言う事を(性的に)何でもきかせる→更衣室

だったのですがふと我に帰りこんな青春まっしぐら路線になりました

今回は押さえ込まれてたから次回はきっと>>1の本性が出るぞ…

次回→百合子スプレ編

今日はもう投下しませんー、では




見過ごせなかったので舞い戻りました

>>56
行為する時は高い女の子の声が>>1の脳内イメージです
普段も百合子だからもうちょっと高い…?電脳コイルのイサコぐらいの低さ…?

百合子可愛すぎ
流石に俺の嫁

>>1
お前最高過ぎるだろ!
ガンガンいけ!

通常時低音桑島法子、
エロ時一色ヒカルと聞いて。

乙です。
百合子可愛いですエロいです。
続き期待してます。

上条さんの敵は主に幼女になるんだな



上百合エロ久しぶりだな
百合子かわいいかわいい




投下します
予想外にレス多くて驚きましたあざっす!

>>58
あざっす!しかしこの百合子は上条さんの嫁になることを夢見ています

>>59
あざっす!なんともったいないお言葉…ガンガン投下していきまっせー

>>60
あざっす!そうそう、まさに自分はそんな感じですねー…そして期待あざっす、その期待に応えられるように百合子を喘がせます

>>61
打ち止め「あの人は渡さないってミサカはミサカはミサカはミサカは」

>>62
あざっす!上百合の供給が少なすぎてとうとう自分で書き始めてしまいました


今回、ちょっとどころじゃなく長丁場の予感がしたので、区切りのいい所で区切ってますー
あと百合子が何となく淫乱に見えるかもしれないのでそういうの苦手な方注意っす


では投下開始





「わァ、中は案外広いンだな」

「ソ、ソウデスネー」

部屋に着いた一方通行は、物珍しそうに辺りを物色し始めた。

「結構、部屋襲撃された時とかにビジネスホテルとか泊る事あったンだけど、ここは結構設備がいいっぽいなァ」

「ちょ、襲撃って!お前大丈夫だったのかよ!」

上条の血相変えての言葉に、百合子は苦笑しながら振り返る。

「大丈夫だった。まだ能力使える時間に制限が無かった時だったからなァ、ずっと反射してたンだ」

「そうか…良かった…」

上条の何気ないその言葉を聞いた百合子は、気付かれないほどに小さく、仄かな微笑みを浮かべた。





「……えへへ、ンで夜飯とかどうすンだ?ルームサービスもあるっぽいけどォ」

「何か気まずいから外で適当に買ってこよう」

「…?うン」

きょとんとしながらも答えた百合子に、上条は顔を赤くしながら額に手をやった。

この少女は、無自覚に自分を誘っているのか、と。

上条は何とか鋼の理性と彼女への想いで押さえつけているが、普通の男ならばもうこの時点で百合子を押し倒してしまってもおかしくはないと思う。

ラヴホテルに年頃の少女と少年が二人。もうするべき事は一つのはずだろう。

けれど、上条は、今日はそういう事は関係無しに、百合子と一緒にいたかった。

うー、と頭を掻き毟る上条を、百合子が無垢そのものといった目で見つめていた。






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「わ!とォま、このお風呂すげェ!すっごいデカい!」

「どれどれ……うおっ、マジだ」

浴室も浴槽もかなり広く、特に浴槽は、屋内プールなどで見かけるジャグジー程の広さを誇っていた。

「何かタッチパネルで操作してた時に、泡か薔薇かみたいな事聞かれて薔薇って答えたンだけどこういう事だったンだなァ…」

百合子が目を輝かせて見つめているのは、湯の上に浮かぶ色とりどりの薔薇だった。

「本当にちょっとしたホテルだな…」

上条が思わずといった体で呟く。

「?ちょっとしたホテルだろォ?」

「……あァ、そうだな」

『道具類』と書かれた小物入れや、シャンプーの傍に三個ほど設置されてる妖しいローションのボトルとか、サイドテーブルに置いてある避妊具や薬はお前の泊ってきたホテルにあったのか、いや無いだろう、と言いたかった上条だが、はしゃいでいる百合子の気持ちを沈めさせたくはないので黙っている。

「お風呂の時間が楽しみだなァ」

鼻歌でも歌いそうな上機嫌で浴室を出ていった百合子を、上条は苦笑と共に追いかけた。





----------------------------------------------------

「ンー、明日はどンな天気になるンだろうなァ、……ねェ、明日もデート、しよ?」

二人並んでベッドに腰掛け、恐る恐る尋ねてきた百合子に、上条はにっと微笑んだ。

「あぁ、明日も二人で、いろんな所行こうな」

「……!うン!えへへェ、俺、本当に幸せだァ…」

「上条さんも百合子と恋人になってからとっても幸福でせうー」

きゃっきゃっとお互いにじゃれあっていると、百合子がテレビのリモコンを見つけた。

「そォだ、天気予報見ないと」

上条の脳裏を、嫌な予感がものすごい勢いで走り抜けた。

……、そうだ、こういう所のテレビって大体…!


『あぁん!いい、いいよぉ!貴方の超電磁砲を、私のおまんこに一方通行してぇ!』



「」

「……うわぁ」







画面では、常盤台中学の制服(のようなもの)を着た女が、黒い服に白い髪、赤い瞳の男と交わっていた。

百合子の手からリモコンが滑り落ちてしまったので、代わりに上条が拾い上げて電源を消してやった。

「〜〜〜〜ッ!」

百合子は腰掛けていたベッドに倒れこみ、枕を頭にしっかり被せると、そのまま足をばたばたさせ始めた。

「……あー、百合子さん?」

「……何だよとォま…」

ほんの少し、涙声だった。

「ここ、ラヴホテルなのですよ…」

「ラヴホテルって…恋人同士が格安で泊れるホテルの事じゃねェの…?」

「おおむね合ってるよ、間に『えっちする為に』って言葉が入るけどな」

それを聞いた百合子は足をばたつかせるのをぴたりと止めると、ゆっくりと起き上がった。






「……とォまから見れば、俺は雨にかこつけてえっち場に男を誘いこンだえろ女に見えてたのか…?」

百合子は、瞳に涙をいっぱいに溜めていた。

どうもコイツは俺と付き合い始めてから泣きやすくなったよな、と苦笑しながら、上条は百合子を優しく抱きしめる。

「んなワケあるか。確かに俺もお前とえっちしたかったんだから……そうだな、はっきり言っちゃえば、何にも知らないで危ない場所にひょこひょこ入っちゃう、可愛い奴に見えたよ」

「……とォまの、意地悪」

百合子は甘い声で、唇を尖らせてそっぽを向く。

そういう仕草の一つ一つが男を惹きつけるって何で分からないのかなこのお嬢さんはとの意味を込めて、頭をぐしゃぐしゃに撫でる。

「……とォま、えっちしたいの?」

「あぁ、したい。でもお前がどうしても嫌って言うんならしない」

ちゅ、と百合子の額に口付けながら、上条が言う。

それを聞いた百合子は、照れくさそうに微笑むと、小さな、小さな声で、

「……うン、しよ?」

と返した。







-----------------------------------------------------

しかしいかんせん、雨に濡れて体が冷えているので、最初に風呂に入る事になった。

脱衣所で、ぷつん、ぷつん、という音と共に、上条のYシャツのボタンが、百合子の細い指によって外されていく。

「……ン」

最後の一つを外し終わった百合子は、膝立ちの姿勢から立ち上がり、袖を通しているだけとなった上条からYシャツを剥ぎ取った。

「……はァ」

筋肉のついた、引き締まった上条の体を前にして、百合子は恍惚のため息をつく。

「……っ」

百合子の指が、そっと胸板と、腹筋をなぞる感覚に、上条も小さく息を吐く。

前回はお互いに自分で脱いで、心の準備が出来た際に振り返って行為に及んだので、お互いに脱がせあいをするというのは、今回が初めてだった。

衣服を一枚一枚脱がせていくという行為は、容赦なく互いを高ぶらせていく。

こくり、という喉の音は誰の物だったか。





百合子の指が、上条の学制服のズボンに伸び、チャックを下ろしていく。

じー、という、上条にとってはあまりに聞きなれた音。

そのはずなのに、やけにいやらしく聞こえる。

「……、」

ズボンを下ろしきり、トランクスの中ですでに大きくなっている上条のモノをじっと、紅潮した顔でぼんやり見つめた百合子は、ふと我に帰ったかのように、その布地に手を掛け、最後の一枚を下ろした。

「大きい……、こンなの、入るかわかンない…」

百合子が、どことなく夢見心地な言葉を漏らす。そしてその細い指で、上条のペニスの側面にそっと触れた。

「くっ…!」

「わっ!」

それだけで質量を増した上条に、百合子は小さく悲鳴を漏らした。

そして、かぁぁっと顔を赤くさせ、少し俯き、小さく呟く。





「……次、とォまの番、だよ?」

「お、おぅ」

恥ずかしそうに顔を俯けている百合子の、セーラー服の上の、側面のチャックを下ろしていく。

上を剥ぎ取った百合子は、既に白いブラジャーにスカートという、何とも言いがたい倒錯的な姿で、もうこの場で押し倒してしまおうか、とも考えた上条だったが、それを何とか留め、無防備な首元に吸い付いた。

「ひゃンっ!」

百合子が可愛らしい悲鳴を上げると共に、上条は唇を離す。そこには、赤い痕がくっきりと残っていた。

百合子に何か言わせる隙も与えず、スカートのホックと、チャックも下ろす。

百合子の顔をちらりと見上げると、泣きそうな、しかし期待と不安の入り混じった目で上条を見つめていた。

ぱさり、と言う音を立ててスカートが落ち、百合子は白いレースの上下の、下着姿になった。




「……うゥ」

羞恥のあまり顔を手で覆ってしまう百合子に、

「……白い下着だったのか、うん。すげぇ、何というか…清純?な感じするぞ」

上条が頬を掻きながら言うと、百合子は指の間からちらりと上条を見たあと、

「…………あ、ありがとォ」

そう言って、ゆっくり腕を下ろした。

「じゃ、じゃあ下着、脱がせるぞ」

「い、いちいち言わなくていいのっ!」

「す、すまん!」

ブラジャーはフロントホック式だったので、難なく外す事が出来た。

……精神面以外は。





ぷつん、という音と共にホックが外れる。

肩紐に手を掛けた上条は、そのまま震える手で一気にブラジャーを取った。

その衝撃で、ぷるん、とでも音がしそうな程、百合子の胸が揺れた。

「は……ゥ」

艶のある声を吐きながらぴくん、と体を震えさせた百合子をまじまじと上条は至近距離から見てしまい、

「……やばい、我慢できない」

その二つの丘の頂点を、指でつまんだ。

「えっ、やっ、あァァ!あっ……ンっ!」

突然の快感に、百合子は可愛らしい悲鳴を上げながら悶える。

「はぁ……っ、たまんねーよお前、こんなエロい体してて…」

「ふァあ、はっ、うゥ…ゃあ……」

柔らかく、多様に変化する胸を、ぐにぐにと弄ぶ。






そのピンク色の乳首も、指で弄るだけではなく、唇と舌も使って愛撫する。

「ん…ちゅ、……ん、勃ってきた」

「はっ、やンっ!あァァっ、ひっ、ンンっ…」

幼い子供がいやいやでもするかのように首を振り、快感をこらえようとする百合子。

最早力が抜けて座りこみ、上条にされるがままになっていた。

「百合子……気持ちいいか?」

「あっ、やだァっ!そンなっ、違うよォ…!ゃあァ……ひンっ!」

段々と快感のスイッチが入ってきた百合子は、既に腰が揺れ、言葉とは裏はらに、表情も蕩けてきている。

上条は、その様子に確かな嗜虐心を覚えた。

「嘘つくのか?」

「ふェ……?」

「百合子は嘘つきだな……と言っても、下の口はすっげぇ正直だけどな」

「し、た…?」

「そう、下」






そこで上条は、胸への愛撫に気を向かせて、百合子の秘所にゆっくりと忍ばせていたその手を、容赦なしに動かした。

ぐちゃ、という卑猥な粘着質の水音が連続する。

「あァァンっ!うあァ、やっ、やめてェ!ひィっ!ひゃ、あァァ!」

指で上条の髪をぐしゃぐしゃとかき乱し、百合子の体が跳ねる。

「ふェ、う、そ…!嘘、もうつかないから!止めてェ!ンあァァっ!」

百合子が髪を振り乱しながら喘ぐ。ほのかに赤く火照った、細い肩がびくんびくんと震える。

「ん、よろしい」

上条は百合子の下着越しに秘所で蠢かせていた手を抜くと、彼女の愛液のこびりついて手を、未だ強すぎる快感のショックで震えている百合子に見せつけた。

「もう、こんなに濡れ濡れになっちまってるな」

「……、とォま、だって、そんなに大きくしてるのに、ひどいよォ…」

涙に濡れた目できっ、と上条は睨まれた。

「お前が感度良すぎるのと可愛すぎるのが悪い」

するり、と百合子の秘所を守っていた布を下ろす。

何も生えていない秘所から、下着へと、愛液が糸を引いているというアンバランスさにくらっときた上条は、これ以上自分が暴走してしまう前に、百合子を連れて浴室へと移動した。







-----------------------------------------------------------

「とォま……」

妖艶な笑顔を浮かべながら、百合子が上条のペニスに触れる。

「くぉっ…」

上条がぴくん、と反応するのを見て、百合子は笑みを深くする。

「お返し、なンだから…」

ボディーソープの泡を塗りたくった手で、上条のペニスを擦り上げる。

「まだ、大きくなンのかァ……ンっ」

「うっ……はぁ……」

形勢逆転され、今は一転、上条が百合子に弄ばれている。

百合子のその声に呆れた様子はまったく無く、むしろその屹立したモノが自分に挿入される様子を思い浮かべて、熱い息を吐き、背筋をぞくぞくさせているようだった。

ヌチュヌチュと、ペニスの擦られる音と、百合子と上条の熱い吐息だけが浴室内に響いている。

それが、二人の興奮を助長させていた。






「綺麗に、しないと……、ふふっ、どォ?とうまァ…」

「はぁ……すげぇ、いいよ、百合子…」

「そっかァ、ならもっと……」

「!?はっ、あぁぁっ!」

突然百合子が擦り上げるスピードを上げたので、上条は高い悲鳴を上げてしまう。歯を噛み締め、必死に絶頂が来るのを抑える。

「わァ…血管がびくびく言ってる…、あはっ、そんなに腰揺れて…ねェ、まだイかないの……?」

赤い舌をちろりと見せながらの、百合子の挑発的なその言葉に、上条は『コイツ今晩絶対いじめ抜いて泣かせたる』という決意をした。

「ン……ここ、どォなのかな…?」

ペニスの裏の筋の部分を、指先でつーっとなぞる。





「————うっ、あぁっ……!」



「ンっ…!」

どくっ、どくっ……

勢い良く出た精液が、百合子の顔に降りかかった。百合子はそれを舐め取ろうとし、手がボディーソープまみれという事に気付き、ちょっと落ち込んだそぶりを見せた。

「とォまのせーえき、飲みたかったなァ…」

一方、今までさんざんいたぶられた上条は、地獄の底から響くような声で、

「嫌という程飲ませてやるよ……」

と言った。






------------------------------------------------------------

上条は百合子より先に風呂を出たので、百合子は一人、脱衣所で体を拭っていた。

「ええっと、備え付けのバスローブってのがどっかにあるはず……ン?」

そこで百合子は、『衣装入れ』と書かれた紙の張ってあるクローゼットを、脱衣所の端に見つけた。

「衣装…?衣服じゃなくて…?」

首を傾げながら開けると、

「あァ、なるほど」

所謂、『コスプレ衣装』というのが、中にはぎっしり詰まっていた。

コスプレは、コスチュームプレイの略語……だったと思うので、こういう場所に置いてあるのは寧ろ自然のように、百合子には思えた。

「えぇっと……打ち止めの見てた『うんちゃらカナミン』もあるな……」

名前が思い出せないのでうんちゃら、である。





「ンー、でも当麻こういうの興味なさそォだしな……、」

そして百合子は、奥に何かを見つけた。

「……、メイド服」

多量に白いフリルの取りつけられた、白と黒のオーソドックスなメイド服を引っ張り出し、百合子はじっと見つめる。

「メイド服……メイド服…?」

あるはずだ、記憶の底に忌まわしい記憶が。

あれは確か、まだ当麻と付き合い始める前の事……確か去年の常盤台中学の盛夏祭だったはず…







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『うおー!さっすが常盤台中学ーってミサカはミサカはその豪華絢爛さに興奮を隠せないでいたりー!』

『はしゃぎすぎんなよォ』

打ち止めと、打ち止めの保護者という事で何故かオリジナルから送られてきた招待券を使って、寮の展示物をひとしきり回っていた時だったか…

『ん?ねぇねぇアナタ、あそこにいるのはヒーローさんじゃないかなってミサカはミサカは指差してみたり』

『えっ、ホントかァ!?』

『わぁお、アナタはしゃぎすぎってミサカはたしなめつつもあっちの柱の所でお姉さまと話してるよってミサカはミサカは……ねぇアナタ、どうしたの?』

『……、』





可愛らしいメイド服に身を包んだ、御坂美琴と、自分の想い人の上条が、楽しそうに談笑している。

上条に指摘されて、自分の服装を見下ろした御坂は、照れつつも、上条に何かを言った。

上条が頬を掻きつつ、何かを言う。

それを聞いた御坂はさらに顔を赤くする。

「……、」

見ていられなかった。

あんなに綺麗に着飾った、綺麗に生きてきた子に、薄汚れた自分なんかが敵うはずが無いから。

そのまま振り向かず、百合子はその場を後にした。


-------------------------------------------------

「……オリジナルのメイド姿なンて、忘れさせてやる」

ぎゅっと、メイド服を抱き締め、百合子は小さく呟いた




---------------------------------------------------



「あぁ百合子、遅かっ…」

上条は、百合子のその姿を見て絶句した。

メイド服。白と黒のメイド服である。

「とォま……ううン、ご主人様ァ…」

ゆっくりと、百合子はそのスカートをたくし上げ、何も履いていない、濡れそぼった自分の秘所を見せつける。



「俺に、ご奉仕、させて?」







ひとまず投下完了です!


ラヴホ編(中編)/ご奉仕メイド編(前編)投下完了です


敏感な百合子(人の気持ちにも感度も)と反撃百合子を書きたかったんです…(懺悔)


次回→ラヴホ編(後編)/ご奉仕メイド編(後編)

では失礼しますー



白垣根くんなら「避妊はしてくださいね」と悪気なく未元物質で作った近藤さんを渡しそうwwww



金髪グラサンがアップを始めました



きょうはこれから出るので今日の投下はもう無いという事を伝えにきましたー

>>86
あざっす!白垣根くんもいずれ出したいですねー…本当に白垣根くんならそうなりそうで怖いですww

>>87
あざっす!そういえば彼はメイド軍曹でしたねww


百合子が可愛すぎて生きるのが辛い
あとTVで流れたAVタイトルを今すぐ教えるんだギンギン

>>59
のもんだが
やっぱり凄いよ>>1
もっとやれ!

乙、俺は心からそう思った
百合子ものだと往々にしてそうだが一方通行の別人ぶりが原作の一方通行がよっぽど嫌いなのかなって思うレベル
性別が違うからじゃ済まないほど性格が別人すぎるよぉ
どンなフィルターかけて一方通行を見たらこォなっちまうンだってマジで戦慄しちまったぞ、オイ
でもエロかったので百合子をオリキャラとして見れば抜けそうだと思ったけどどーにもCVノブさんで脳内再生されて断念した
エロいとこ自体は素敵なのでこれからも頑張ってください、まる!




投下します

ラヴホ編(後編)/ご奉仕メイド編(後編)

ラスト、自分で書いた文章で砂糖吐きそうになる日がくるなんて……



>>89
あざっす!『学園都市第三位、第一位に負け、屈辱、そして衝撃の●●●!』

>>90
あざっす!いやー嬉しいっす、書く上ですっごい励みになりますっす!

>>91
あざっす!一方さんは好きだけど原作一方さんはエロい言葉口走っててもエロい事するイメージ無いからどうしようと自分の脳内でシュミレートした結果こうなりました、百合子が敏感っていうのは三巻の『幼い神経は〜』『未知の恐怖にわけもわからず首を振る(うろ覚え)』とかから来てまっすっす


では投下開始ですー






「ご奉仕って…その…」

ごくり、と上条は生唾を飲み込む。

「とォまのされたい事、全部俺がするの……」

いつの間にか、百合子は上条と向かい合わせで、ベッドの中ほどに座っていた。

「ねぇ、ご主人様?ご主人様に犯されるって考えただけでこんなに…おまんこ、ぐちゃぐちゃにしてる百合子に、おしおき、ちょォだい…?」

百合子が動くだけで、その秘所からはくちゅ、という卑猥な音が響いてくる。

その姿に上条も、理性が吹き飛んでしまった。

徹底的にこの少女をいじめ抜く。そんな思いが、脳内を占拠する。

「……そうだな、じゃあ…」

百合子の体が、期待に震える。







「俺の前で自分を、慰めてくれ」



「……ァ、分かりましたァ…」

従順に返事をした百合子は、胸を覆っている布のボタンを外し始める。

やはりこういう行為の為に設計されているのだろうか。従来のメイド服とは異なり、かなり脱ぎやすく、そして要所を見せやすい構造になっていた。

外気に晒された乳房が、ぷるりと震える。

「……っ、は…ァ」

足をM字に開き、上条に自分の中心を、余すことなく見せる。

「ン……見て、ェ」

碧液でどろどろになった秘所の、その割れ目に、指を這わせる。





「ひゃ…ァ、ふ…」

上条にとって、彼女の自慰を見たのは二度目だが、最初のあれはほぼ百合子の意思が無いままに行っていたのであり、今回のように自分の意思で指を動かし、自らを慰める百合子の姿に、自分自身がどんどん凶暴になっていくのを感じる。

「とォ…ま」

そして時々漏れる、自分の名前。

彼女が自分の事を思って自慰をしてくれているという事実に、上条は嬉しくなる。

「ふァ…ン…う、は…」

百合子は、これまで割れ目に這わせていた指を、一気に中に滑り込ませた。

「……ァ!ひゃァ、ン…!!」

びくびくとその体が震える。もしかすると、軽くイってしまったのかもしれなかった。

ぐりぐりと、その入れた指が上下左右に掻き混ぜられる。





「あは……ァ、ンっ、やァァ…ふ、あァ…」

表情に淫乱な微笑みを浮かべ、百合子は胸への愛撫を始める。

決して大きくは無い、子ぶりな胸を、その小さな掌でむちゃくちゃに揉む。

「っはあっ、あァっ!イイ、イイよゥ、とォまァ…!!」

絶頂の瞬間、百合子はぎゅっと瞳を閉じ、そして脱力した。

「ンあっ…はァ…」

かくり、と崩れ落ちそうになった百合子を、目の前で彼女の自慰をずっと見つめていた、上条が抱きとめた。






時折、快感の余韻にぴくりと体を震わせる百合子は、上条を期待に満ちた目で見上げる。

「ご主人さまァ…」

とろん、とした瞳と、脳髄に響くような甘い声。

「ん、いい物見せてもらったぜ……すっごいえっちなんだな、百合子は」

「やァ、言わないで…」

「こんなにシーツ、ぐしょぐしょにして…ホント、いけない子だ…」

百合子が自慰をしていた場所のシーツは、失禁でもしたかのようにぐしょぐしょになっていた。

「おしおき、しなくちゃな…」

上条も今夜は、必要以上に嗜虐的だった。

いわゆる、『ヴァイオレンス上条』だろう。小動物のように可愛らしく、そして健気なこの少女を、自らで泣き伏させたかった。





「百合子、四つんばいになって後ろを向いてくれ」

「…?うン…じゃなくってェ、はい…」

少し怯えた様子を見せる百合子に、上条のペニスはよりその大きさを増した。

そして素直に従った百合子の腰を掴むと、百合子の膣に、一気に自分のペニスを貫いた。

「ンンっ!?ァ、え、やァァああァン!!」

「う、おっ」

百合子の膣が、きゅうきゅうと締め付けてくる。初めてした時と変わらないその締め付けの強さに、上条はすぐに果ててしまいそうになる。

「ひゃ、あァ…ご主人さ、まァ…」

うわごとのように百合子が呟く。





「おしおきだ、百合子…お前がえっちにおねだりできるまで、絶対にイかせてやらない」

そう言うと上条は、腰を激しく動かした。

「やっ、ああァあァァン!!ンァ、っくあァ!おね、だりって、あっ、ひァァァっ!」

「そのまんまの、意味だっ…!」

百合子が絶頂に達しそうになった所で、上条は腰の動きをぴたりと止めてしまう。

「あ…やァ、動いて、動いてくださいィ…」

「ちゃんとおねだりできたらな…百合子は、どこをどうされたいんだ?」

細い腰を掴んでいた手を、下腹部に這わせ、ちょうど彼女の子宮があるあたりを、ゆっくりと撫でさする。

「ふァ…そンな…」

顔をより赤くして、もじもじする百合子の膣内の動きが落ち着きそうなのを見計らい、上条は再び腰を動かす。





「あっ、ああン!ひゃ、ァあァああ!イか、せてよォ…!」

「言えたら何でもしてやるっつーの…!」

上条は右手で、百合子のぷっくりと膨らんだ肉芽をこねくりまわす。

舌で彼女の皇かな背中を、つーっとなぞる。

「……!!あ、ああああァ!!そこ、そこ弄っちゃだめェ!やっ、ひゃァン!」

百合子はその、自分の脳までも蕩けさせるような快感に、必死に耐えていた。

言ってしまえ。言ってしまえば、楽になれる。

体中をぞくぞくと犯していく快感が、そう囁く。

そうして、彼女は、その誘惑に負けた。

「おら、言っちまえ…お前は…どこをどうされてイきたいんだ…ッ!」

百合子は、首を精一杯動かし、あまりに強すぎる快感から涙をこぼし、





「あっ、ああァン!!ご主人様の、おっきいおちンぽ、ひゥっ!!あァ、っ、百合子のっ、いっぱい濡れてるおまンこの奥の奥まで突き刺して、やっ、精液いっぱい出して、…ァ、孕ませて欲しいのォっ!!」





そう、懇願した。





「…ッ、よく、言えたな」

ちゅ、と百合子の背中にキスし、上条は彼女の懇願に応えるべく、腰をより一層強く律動させる。

「あン、すごいよォ!ご主人さまのおちンぽ、奥まできてるのォ!」

「…ほら、百合子?」

上条は腰の動きを続けながら、先ほどまでの肉芽の愛撫により、百合子の碧液でどろどろに濡れた指を彼女に見せる。

そしてそれを、ひっきりなしに喘ぎを漏らす彼女の唇に、潜りこませた。

「百合子、どうだっ…はぁ、自分の味は…!」

「ふァ…ンちゅ、あむ……くちゅ…ン…」

既に瞳から理性の光の抜けた百合子は、自分の愛液の付着した上条の指を従順に舐める。熱い舌が、ちろちろと蠢き、愛液を舐め取る。






その様子をまざまざと見せつけられた上条は、もう限界だった。

「百合子…百合子っ!」

上条のペニスの先端が、百合子の子宮に触れた時、彼女の締め付けも臨界点に達した。

「ひゃ、う、ァ……!ンっ、とう、ま、っ、…あァァああァああ———!!」

「くぅ……イ、く…!!」

びゅく、びゅっ——

「…はぁ、…はぁ……」

「出され、てる、俺の奥に、とォまのせーえき、出されてる……ふァ、すっごく、熱い…」

ふるりと震えた百合子はそのまま脱力し、深い眠りに落ちた。












その晩、夢を見た。

柔らかな木漏れ日の遊歩道で、三人がゆっくりと歩いている。

今よりずっと大人になって、髪も背中までにかかるようになった、自分。

くりくりした瞳と、艶やかな黒髪が特徴的な、三歳ぐらいの女の子。

ぷにぷにした手を、しっかりと自分の手に繋いでいる。

その子は三人でのおでかけが嬉しいようで、見下ろす自分と目が合うと、にっこりと、花が咲くように微笑んだ。

自分も、その無邪気な微笑みにつられて、つい笑顔を返し、その子の頭を撫でていた。

そして同じく大人びて、優しい眼差しで自分と、その子を見つめる当麻。

その家族はどこまでも、ゆっくりと歩いていく。

そんな、幸せな夢を見た。










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「ン……」

「お、百合子。おはよう…っつってもまだ夜明け前だけど…ってどうした?」

にこりと、優しく微笑んだ百合子に、つい上条はどきっとさせられてしまう。

百合子はまどろみながら上条の手に指を絡ませた。

「すっごく、幸せな夢、見たンだ…」

「どんな夢だ?」

「うン……大人になったとォまと、俺の間に子供が出来てて、その子と一緒におでかけしてた…」

「…いいな、俺もその夢見たかった」

上条はむくれたように唇を尖らせ、百合子の頭を撫でた。

「ふふっ…」

百合子は楽しげに笑うと、布団の中に潜りこみ、上条の腕に包まれて、また眠った。

いつか、その夢が現実になりますように——

そんな、夢見る少女の願いを込めながら。






つづく


投下完了です!

新約5巻読み返してたんですけど白垣根いいですね…

気分が乗った時にひたすらキーボード打ってたら何か分岐が出来ちゃったので、次の次の回の内容は安価取る事になるかもしれませんご了承くださいー




次回→花嫁アルバイト編(前編)


では失礼しますー





タイプミス訂正
○新約6巻 ×新約5巻

うわぁ恥ずかしい…




ちょっとした小話が書けたので投下にきましたー

MNWネタ苦手な方は読み飛ばしください、今回は飛ばしてもなんら大丈夫です









幕間。

番外個体は、恐怖を覚えていた。

それは、一週間前に遡る。

一方通行……いや、鈴科百合子が上条の家に泊まりにいった、あの日から。

17510号、通称スネークが、向かいの学生寮の屋上から、一日中上条当麻の部屋をずっと観察していたのだが、夜九時に上条が一方通行を部屋に運んだ一分ほど後、17510号の何かとんでもない奇声がネットワーク内に流れたと思ったら、急に通信断絶してしまったのだ。








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【上条×一方通行】お泊り実況パート19【ホモォ】

291以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600
お、今お姫様だっこで部屋に運んでったぞ

292以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19281
うわあああああああああああああああああああ

293以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka16729
ゆwwるwwさwwwwんwwww
いいぞもっとやれ

294以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000
セロリたんと上条のエロくるー!?

295以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17821
20000号は死んでいい

296以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510
ああああああ一方通行さんの無防備な寝顔本当に可愛い…

297以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18260
お前らいいなぁ

298以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17921
北欧涙拭けよ






299以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20002
っべーわー、セロリの寝顔に油性のペンで落書きしてーわマジっべーわー

300以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18921
ミサワさんちーっす

301以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600
うわあぁああぁぁああああぁああぁあああぁぁああ!!!!!!!!!
桑wjpjdpウェfhうぇおぬぽ:@くぇじょふぇj



misaka17600さんがログアウトしました



302以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19371
どうしたスネーク!?スネェェェェェク!!!!

303以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18201
え、ちょ、ヤバいんじゃね?!

304以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19210
何が起きた!?

305以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20002
大方セロリと上条がおっぱじめたんじゃないの?

306以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18101
20000号かと思ったらミサワさんだった







307以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
え、ちょ、17600号本当に大丈夫?

308以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12179
運営さんちーっす、と言いたい所だけど本当にスネークが心配すぎる

309以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17912
誰かスネークのいる場所に急行できないか?

310以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10031
漏れが行ってくる

311以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka11011
10031、気をつけてなー

312以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600
こちらスネーク、来てはいけない!!見てはいけない!!!
上条熱狂派とセロリ熱狂派は何も言わずにスレを閉じろ!!!!

あとエロに免疫の無いミサカと運営さんマジでうわああああああくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」

……何が起きてるか不安な奴もいるだろうから、とりあえず視覚共有をONにしておくので興味のある方は自己責任でどうぞ…

【リンク】








313以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18011
どれどrぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!

314以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17891
え?なんdあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!


misaka20000さんがログアウトしました

misaka17510さんがログアウトしました

misaka10872さんがログアウトしました

(以下百二十一名省略)


315以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12890
え?何?グロいの?怖くて押せない、セロリが上条に何かしてんの?

316以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17091

>315
セロリ改め百合子が
上条の『規制』を
舐めてる

317以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18011
百合子の胸……ミサカ達よりもちょっと…ある…?
うわああああああもうだめええええええええ

misaka18011さんがログアウトしました

(以下九十三名略)






318以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12801
ちょっとしたテロだなこれ……ってか運営さんまだ落ちてないだと!!?


319以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka10031
……わぁ、あんなに大きいの入っちゃうんだ…

320以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
あばばばばばばばばばばあの人が女の子だったなんてええええええええええ

321以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18092
運営さん落ち着いて!気を確かに!!

322以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20002
やだよぅ…男の子のアレ、怖いよぉ…

223以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12213
ミサワさんマジ泣きしてるよ!!キャラ崩壊してるよオイ!!!!

224以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18711
ミサワさんアンタこういうの得意のハズだろ!!『ミサカ、色んなところが勃っちゃう☆』てのは何だったんだよ!

225以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka20002
違うもん、あれは20000号がエロい雑誌読んでたからそれを拾いあげっちゃったんだもん…







226以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka16982
変態何やってんだ!…って言いたくてもファーストインパクトで落ちちまったか…

227以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17011
ああああああ、怖いよぉおぉおおぉおお!!!!誰か、誰かぁ!!!!!
あの人泣いてんじゃん!!泣きながら何か叫んでるじゃん!!!
絶対内臓をアレで掻き混ぜられて泣き叫んでるんだよ!!!うわああああああああああん!!!!!

228以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka19801
運営さん一時的にMNW規制して!!
後々すっごい影響出ちゃうから!!!

229以下、名無しに変わりましてミサカがお送りします ID:Misaka17912
わ、わかったってミサカはミサカはミサカはミサカは



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「……、」

番外個体は中継の様子を思い出して、ぶるり、と身震いをする。

ショックが抜けきらず、翌日帰ってきた百合子の迎えにも出られなかった。

目の前の学園都市第一位の少女は、あんなものを体に刺されて、何故平気で、ファッション雑誌を真剣な顔で眺めていられるのだろうか。

あれ以降、妹達内での一方通行への悪意は、ほぼ無いに等しい状態になっていた。

賢者モードになった妹達には、『上条当麻と鈴科百合子の交際を応援する』という一つの巨大な意志が生まれている。

……というか、一方通行熱狂派が、あっさり百合子熱狂派になったのは驚いた。ようするに、どっちでもいいらしい。







番外個体の、百合子に対する悪意も、今は無い。

というより、上条と出掛けていって、家に帰ってきて、百合子が腰を押さえていたり、お腹に手を置いてぼーっとしていたり、そして顔を赤くしてクッションに顔をうずめていたりすると、心配の方が先に立つ。恐らくはその、…ああいう事をしたんだろうから。

「ねぇ、ゆr……一方通行」

「あン?」

すっかり雌の顔になっている、というのは10032号のレスから取ったものである。

あれほど険しかった眼差しも、今は険が取れ、すっかり少女らしくなっているし、運営…ラストオーダーが一目見てどちらの性格だか分からなかったと言っていた程だった服装も、今はすっかり女の子のそれだ。履き慣れないスカートを履いて、鏡の前でもじもじしているのを見かけた時は、20000号が暴走して大変だった。

今日も百合子は、デートした後、上条の家に泊まるらしい。そしてまた、あんな事やそんな事をされるのだろう。

「……アイスコーヒー、飲む?あとそのワンピース、白いんだから汚さないように気をつけなよ」

「…?おゥ、ありがとな」

今日も外は晴れ。絶好のデート日和だろう。

番外個体は軽く息を吐くと、台所に向かった。








幕間、終わりでっす、そしてもう本日の投下は多分ありませんー

では本編書くのに勤しんできますねー



一方側いいけど上条にフラグ建っている人はどうなるかな?
レッサーは「私も入れてください」的になり、五和は十四巻のトラウマで諦め、ねーちんは赤面で固まるまで想像できたwwww



10031号だと…

とりあえずスネークぉつかれ





まさかのまさか前編書きあがっちゃったので投下しにきました

>>118
あざっす!うーん、そこまで考えてませんでした…レッサーさん流石っすw

>>119
あざっす!……きっとサイバーゴーストですよ、彼女達の思念はまだMNWに残っtすいません誤字です…


花嫁編、エロ無しになる気がしてまいりました……


花嫁バイト編(前編)


投下しますー







午後一時から、百合子は公園で上条と待ち合わせの約束があった。

が。

「……、早すぎだァ…」

百合子は楽しみにしすぎた余り、三時間以上早く家を出てしまったのだ。

「はぁ……」

夏の日差しが肌に痛い。木陰のベンチに座っていてもなお白い肌に突き刺さる。

今日は、黄泉川家の女性陣が、あれだいやこれの方が似合っていると服屋で壮絶な舌戦を繰り広げた後に決まった、勝負服を着ている。

胸元に小さな黒いリボンの付いた、ノースリーブの白いワンピース。『派手すぎるのは嫌だけどォ、女の子らしい服がいい』という百合子の希望に沿って、裾には可愛らしいレースがあしらってある。

今日は日差しが強いので、つばの広い麦藁帽子も頭に被っている。巻きつけてある白いリボンと、小さな造花を後から加えたのは打ち止めだ。






『うん、病気がちっていうか、か弱い女の子の雰囲気が上手く出ているわね…』とは、芳川の言葉である。

「…とォま、可愛いって言ってくれるといいなァ…」

百合子は呟くと、眩しそうに空を見上げた。


「お、あれは……」

その時、そんな百合子を発見した人影があった。

その人影は、まっすぐに百合子に向かってくる。

「よぉ、第一位」

百合子はその声にぴくん、と反応し、

「…何だよ、チンピラ第二位」

それまでの恋する乙女の眼差しとはかけ離れた、暗部時代の昏い目で、突然現れた垣根を睨んだ。






「まぁ、そんな邪険にすんなって」

垣根は百合子の隣に腰掛ける。それと同時に百合子は五十センチ程離れる。

「…はぁ」

垣根がため息をついた。百合子がいぶかしむように垣根の方を見る。

「……、なンだよ」

「いやさー、第一位もすっかり女の子になっちまったなーって」

「元々女だボケ」

「そんな言葉遣いしてると彼氏に嫌われちゃいますよー……なんつって」

垣根は笑いながらそう言った。    冗談で。

なのに。

横にいる少女は、はにかむように赤くなっているではないか。





「え……ちょ、マジ?」

垣根の胸の奥底が、ずきん、と痛んだ。

「〜〜〜〜ッ、お前に言うような事じゃねェっつの!」

立ち上がろうとした百合子の肩を、強く握る。

「痛っ……てめェ、」

そこで、百合子はぞっとした。

自分を見る垣根の目が、いつに無く真剣で、そして、尋常では無かったから。





「……、」

垣根は一瞬立ちすくんだ百合子を強引に引き寄せ、素早くベンチに押し倒す。

「……ァ」

首のチョーカーに伸びた手を掴み、生み出した未元物質で縛り、上で一まとめにし、ベンチの手すりに固定する。

「何、しやがる…ッ」

震えつつも、精一杯の敵意を込めて、百合子は垣根を睨む。それが垣根にとっては逆効果とも知らずに。

「もう、その彼氏とはエロい事したのかよ」

垣根の声は、恐ろしい程抑揚が無かった。

「な、ンで、てめェに言わなきゃ…」

「……、いい、直に確かめてやる」

そう呟くと、垣根は百合子のワンピースに手を掛け






「やめろっつってんだろォが!!」



「がっ!?」

キレた百合子に股間を思いっきり蹴り上げられ、気絶した。

「……ったく、何なンだ一体…」

垣根は気絶させたものの、自分の腕を縛っている未元物質の方は解除されないので、どうしたものか考えていると、

「お困りですか?」

瞳に緑の光を宿した、白い少年が現れた。

「カブトムシ……いいや、白垣根ェ…」

「その呼び方にはいささか不満を覚えますが」

白垣根は小さく肩をすくめた。しかし、白垣根が指先で、百合子の腕を縛っている未元物質に触れると、それはたちまち宙に掻き消えた。

「ふゥ……ありがとォな。ンでもって、アレは俺に何をしたかったンだ?}

「……、アレも報われないものです」

「?」





アレ、とは股間を押さえてびくんびくん痙攣している垣根の事である。

「はぁ、まぁ、極端に話すと、あの人にも大切な人がいたんです。あの人もあの人なりにその大切な人を自分の物にしようと思っていたのですが、既にその人は心も体も別の人の物になってしまっていて、だからあの人は荒ぶっているのです」

「ふゥン?」

白垣根は苦笑すると、痙攣している垣根の懐から何かを二枚、取り出した。

「この人がしたことのせめてものお詫び…になるかは分かりませんが、これを差し上げます」

「…?なンだこれ?」

百合子は手渡されたそれをしげしげと見つめる。ただの紙だが、そこはかとない高級感が漂っていた。






「第三学区に、高級ブライダル施設があるんですけど、そこで宣伝用の雑誌に寄稿する写真の、モデルさんを探してるんですよ。ほら、アレ、顔だけはいいじゃないですか、だからやらないかって誘われて」

「顔だけはなァ……って、ことは…!?」

「それを使えば、貴方の好きな人と、一足早く結婚式の予行練習が出来ますよ?」

百合子は、ごくりとその紙を、改めて見た。

「では、垣根帝督が失礼をしました。この人も多分……悪気はない、と思いますので、これからも仲良くしてあげてくださいー」

白垣根は、垣根を引きずってどこかへ消えていった。

あとに残された百合子は、木陰のベンチで頬をほころばせながら、上条が来るのを心待ちにしている。








「…というわけなンだァ」

すぐにでもその件を言ってしまいたかった百合子だったが、シチュエーションというものを大事にして、デートの最後、学園都市の夜景を一望できる、寂れた展望台に来るまで黙っていた。

「結婚式…かぁ…」

しみじみと上条は考えてしまう。

本来こういうものは、人生で一回だからこそ輝く、というのが上条の持論だが、

「……、」

じーっと、期待の瞳で見つめてくる百合子を見て、そんな持論は銀河の彼方に放り投げてしまった。

「あぁ、やろう。お前の花嫁姿、見たいな」

「…!やったァ、ありがとうとォまァ!」





人目が無いのをいい事に、百合子は上条に抱きつく。

……そこで、百合子の胸を、何かがずきん、と突いた。

「……」

「百合子?どうした、急に黙って?」

心配する上条に、百合子は何とか笑顔を作り、

「…ううン、何でもない……ねェ、第三学区、行ってみねェか?」

と答えた。







そのブライダル会社の出展している店舗は、第二学区に入ってすぐの所にあった。

「うお、実物初めて見た…」

ウィンドゥに飾ってある、純白のウェディングドレス。

これを着た百合子は、さぞかし綺麗だろうと思い、上条は隣の百合子に視線を向けた。

「……え?」

百合子は、泣いていた。

緋色の瞳から、次から次へと涙が零れ落ちる。

百合子は、本当に悲しそうな顔で、ウィンドゥの中のウェディングドレスを見つめている。





「どうしたんだよ、百合子!?」

「……」

百合子は黙って首を振るばかりだった。

これはただ事ではないと判断した上条は、近くにあった公園に百合子の手を引いて移動させた。






ベンチに座り、しばらく経って百合子の涙は止まった。

「……ごめン、とォま」

「いいって、ほら、これ飲み物」

百合子の手にヤシの実ソーダを握らせ、自分も百合子の隣に腰掛ける。

「……とォま、独り言、聞いてくれる?」

「……あぁ」

百合子は一つ、深呼吸をした。

そして深く吐き出し、自分を落ち着けているようだった。







「……俺はな、10031人の妹達を殺してきた。…そンな俺が、今更あンな綺麗なドレスを着飾って、とォまの隣で幸せになる資格なンて、無いンだよ…」

「そんな事…ッ!」

何かを叫び掛けた上条を制し、百合子は続ける。

「…この血に濡れた手で、あの綺麗なドレスを着るのが怖い。さっきも、あのドレスが、血に塗れてるのを幻視しちまったンだァ……」


たくさんの人間を殺した自分が、その人生を奪った自分が、幸せになっていいのか。

好きな人と結ばれて、

知人に祝われながらバージンロードを通って、

子供を産んで、

家族で幸せに暮らして、生涯を終える。




あぁ——なんて、それは——









「——綺麗な、人生なンだろォな……今更俺に、そンな資格なンて……」

どこか知らない町で迷子になり、泣き疲れた子供のように擦れた声と、その瞳を、上条は数秒見つめ、そして迷わず自分の唇を重ねた。

「……!ン、ンンっ…!」

瞼の端から、一筋の涙を流し、上条を押し返そうとする百合子を、上条は逆に抱き締めた。

「……とォま…」

「お前は、十分に幸せになれる資格がある。…お前は人を殺したって、それを悔やんで、その重さを背負い続けてるじゃねぇか。『そんな事は無かったんだ』ってしらばっくれてる奴なら、そんな優しい涙は流せないし、第一そんな奴を俺は好きにはならない」

百合子の、華奢な体を折りそうになるほどの力を込めて、上条は百合子を抱き締める。

「っ……は、ァ」

「……百合子は、俺が幸せにする。ずっと隣にいて、百合子を守る」

百合子はその言葉を聞くと、再び涙を流し、嗚咽した。

上条の腕の中で、涙が枯れるまで、泣き続けた。









それを、遠くから見つめる影があった。

「……そっか、アイツ、そんな風に考えてたのね」

影は、感慨深げな声で言った。

「……まだ許すわけにはいかないな。妹達の件は今のでアンタの気持ちも分かったし、私からは許したげるけど、人の獲物を勝手に取ってったのは許せない」

影の前髪から、バチン!と凶悪な火花が散る。

「…んにしても、まさか女だったとはねぇ……」

影はそんな事を呟きながら、夜の町へと去っていった。






投下完了っす!


白くない方の垣根は15巻の方を想像していただけるとありがたいです。
パラレルって最初に付けておけば良かったな…




次回→花嫁バイト編(後編)




本日の投下はもうありませんー、では失礼します





シリアスになってまいりました!

みこっちゃんが黒い…

あれ、10031人殺してるのか

だとするとMNWにいた10031号は…(震え声)


上百合←垣根やべえよおおおお
NTRは無いんですかねぇ……?

>>90
の者だが・・・・
ほぼ毎日いつ投稿するか楽しみに舞ってる
春休みで時間カナり取れるから何時なんどきでも見に来るからな!
>>1乙!

すごく良いと思う
応援してる






投下します
某笑顔動画の琴浦さんパロディの百合子が可愛すぎてつらい…


>>138
あざっす!今回はシリアス無いっす、そしてヤンデレールガンにはなりませんのでもし期待されていらっしゃったのならごめんなさいっす!

>>139
もういっそ10031号はMNWに存在する唯一無二のサイバーゴースト的存在って事で…(レイプ目)

>>140
あざっす!今回の最後に分岐出すんでよろしければ投票お願いしますっす!

>>141
毎度どうもあざっす!>>1の生活が不規則なせいで投下時間ちょくちょく変わるっす、けど11〜17時までが多いので目安でどうぞっす!

>>142
あざっす!いやー本当ありがたいです、書く上でこの上ない原動力になるっすっす



さて、投下するっすよー

※今回結婚式の話ですが、>>1は結婚式には招かれることはあっても当事者になった事はないっす、なので既婚の方がいらっしゃったら違和感感じられるかもしれませんがフレキシブル対応をお願い致します







「えっとォ…よみ、かわ…せンせェ?」

夕食の席で、恐る恐るといった口調で一方通行が口火を切った。

「何じゃん?おかわりじゃん?」

「い、いや、違くてだなァ……その、結婚式場のモデルで、ウェディングドレス着て写真取るってのがあってェ、それをやりたいンですけどォ……」

「結婚式場のバイトぉ!?ウェディングドレスぅ!?」

黄泉川が、普段の口調も忘れて絶叫する。芳川はぴたりと動きを止め驚愕している。

「あァ……ダメ、かァ…?」

「ううン、とんでもないじゃん!ぜひやってくるじゃん!あーちくしょう、先越されちゃったじゃんよー!!」

「アナタ、良かったねってミサカはミサカは素直に喜びつつもヒーローさんのお顔をまともに見られる気がしない…」

「……いいなぁ」





百合子はちょっと考え込んだあと、ぽんっと手を打ち、

「あァ、家族の方も、エキストラでぜひ来てほしい、衣装はこっちで準備するってその会社に電話したとき言ってたぞ」

「やったー!ってミサカはミサカは大喜び!!初めてのフォーマルなお洋服だー!!」

「……ちょっと運営さん」

「ミサカは打ち止めっていう個体名があるんだけど何ってミサカはミサカは番外個体の耳打ちに応えてみたり」

打ち止めと番外個体はごにょごにょとナイショ話をする。

「……絶対MNWでこの事言わないでよ、エキストラがみんな同じ顔同じ頭って事もありえちゃうかもしれないから」

「……分かった、ってミサカはミサカは罪悪感を覚えつつ素直に頷いてみる」

「はぁー、上条は幸せもんじゃん、こんなに可愛い女の子彼女に持って」

「本当にね。ねぇ、彼のどこが気にいったの?」

「優しい所とか、こんな俺でも一途に思ってくれる所とか、甲斐性無しに見えても、ちゃんと自分の意思は持ってるところとか…」

百合子はぽっと顔を赤くし、とつとつと話し始めた。

まるで母親のように黄泉川と芳川は、たどたどしく上条への思いを吐露する百合子を見ていた。









三日後。

上条とインデックスは、第二学区へ向かう電車に乗っていた。

「とーまのタキシード姿もゆりこのウェディングドレス姿もとっても楽しみなんだよ!」

「そうか?なんか照れるな…」

「とーまだって百合子のウェディングドレス姿楽しみって昨日ほんっとーに幸せそうに言ってたよねー」

「え、あ、うう、そ、そういえば式場は教会っぽいデザインだったなー、父さんと母さんに電話したらすっごい喜ばれて写真送ってくれって頼まれたなー、楽しみにしなくちゃなー」

「む、話を逸らされたんだよ!やーいこの幸せ者ー!」

「ただでさえ緊張している上条さんをちゃかすのはいい加減にしていただきたい!!」

上条が泣きそうな顔で叫ぶと、インデックスは悪戯っぽく笑った。

そんなやりとりをしているうちに、電車は第二学区に到着した。








--------------------------------------------------------


「……、すげェ」

一足先に会場に到着した百合子は、スタッフに導かれて、チャペルに案内してもらっていた。

地上三階ほどの高さの、前面ガラス張りの、白と、空の青で構成された式場は、結婚式というものを言葉でしか知らない百合子に、神聖なイメージを与えさせた。

「うわあああ、ってミサカはミサカは言葉にならない程感動してみたりー!」

「すごい……あっちゃー、視覚共有してるネットワークのミサカ達も興奮してるね」

「どこから情報が流出したんだろうってミサカはミサカは首を傾げてみたり…いいなーアナタいいなー、ってミサカはミサカは羨望の眼差しを向けてみる」

「名前聞かれて『百合子です』って言ったら、ホテルの人の気遣いで列席の横にさしてある花、白百合にしてもらったりしてるしねーうらやましー」

「あはは…」

「気持ちは分かるじゃんよー」

打ち止めも番外個体も、式場の外観を見た時から『いいなー』『うらやましー』を定期的に言っている。その様子に、芳川と黄泉川が小さく笑いを零した。








百合子はしかし、そんな言葉に軽口を返せない程度には緊張していた。

「……ヤバい、話受けた時はそンなンでも無かったけど緊張してきた…」

舌が乾き、心臓の鼓動がいやおう無しに加速しておく。

「では百合子さん、相手の方よりも女性の方はメイクにもウェディングドレス着るのにも時間が掛かりますし、ミーティングもしなければなりません。そろそろ移動しましょう」

「は、はい」

「アナター!頑張ってねーってミサカはミサカは応援してるー!」

「全世界のミサカ達に夢を見させるような花嫁でいてねー!」

「私でも写真撮っておくから、いい笑顔見せるじゃん!クラスの奴らに見せびらかすじゃん!」

「頑張ってらっしゃいねー、……そして愛穂、新婦の父親役の事なんだけど…私達のどちらがやるのかしら?」

「……あっ」

多種多様の言葉に背中を押され、百合子はメイク室へと向かっていった。








百合子がメイク室に向かった直後、入れ違いになったのか、上条がチャペルに来た。

「おーっす上条、一足遅かったじゃんよー」

黄泉川が軽く手を上げながら上条を招く。

「あっ、黄泉川先生達……あれ、百合子はどこに?」

「貴方と入れ違いになって、今メイク室に向かったわよ」

芳川が肩をすくめながら言った。

「あちゃーなんだよ…ってとーま!景色がすっごく綺麗なんだよ!」

ガラス張りのチャペルを見たインデックスが歓声を上げる。

「すっげぇ……晴れてて良かったな」

「ねぇねぇ聞いて、とーまったら明日が晴れるようにーって昨日の夜てるてるぼーず作りまくってたんだよー!」

「な、インデックス!それは秘密っつったろ!!」

赤くなって慌てる上条に、打ち止めと番外個体は小会議を開き、そして普通の態度で接するという決議をした。

「ヒーローさんも可愛いところあるのねーってミサカはミサカは微笑ましくヒーローさんを見守ったり」

「うばー!恥ずかしー!!インデックス、この恨みは必ず…!」







百合子がメイク室に向かった直後、入れ違いになったのか、上条がチャペルに来た。

「おーっす上条、一足遅かったじゃんよー」

黄泉川が軽く手を上げながら上条を招く。

「あっ、黄泉川先生達……あれ、百合子はどこに?」

「貴方と入れ違いになって、今メイク室に向かったわよ」

芳川が肩をすくめながら言った。

「あちゃーなんだよ…ってとーま!景色がすっごく綺麗なんだよ!」

ガラス張りのチャペルを見たインデックスが歓声を上げる。

「すっげぇ……晴れてて良かったな」

「ねぇねぇ聞いて、とーまったら明日が晴れるようにーって昨日の夜てるてるぼーず作りまくってたんだよー!」

「な、インデックス!それは秘密っつったろ!!」

赤くなって慌てる上条に、打ち止めと番外個体は小会議を開き、そして普通の態度で接するという決議をした。

「ヒーローさんも可愛いところあるのねーってミサカはミサカは微笑ましくヒーローさんを見守ったり」

「うばー!恥ずかしー!!インデックス、この恨みは必ず…!」






素知らぬ顔で辺りを探索しているインデックスに上条は怨嗟の篭った目を向けていると、不意に黄泉川と芳川が真剣な顔で上条に声を掛けた。

「なぁ、上条?」

「は、はい」

その声に、上条は居住まいを正す。

「百合子はね、今までずっと色んな実験に関わって、心も体もすり減らしていったの。とても危険な実験も、幼い頃に人生を諦めたあの子は、たくさんこなしてきたわ…その実験の中には、レベルシフトの一件も含まれている」

「……」

上条は、やりきれない気持ちで、芳川の言葉を聞いていた。

「一般人から見れば、彼女は人格破綻者のように見えるでしょうね。でも彼女は本当は——」

「人一倍優しくて、涙もろい、一人の女の子、ですよね」

黄泉川も芳川も、上条の微笑みながらのその言葉に、肩の荷を降ろしたようだった。

「百合子を見限る事なんて、ありません。彼女と一生よりそって、生涯を共にしたいです。——彼女が背負っている物の重さは、今の俺には想像も出来ないぐらいだけれど、できれば……いいえ、絶対に将来、その重みを二人で分け合っていけるようになりたいです」






しばらく神妙にその言葉の意味を反芻していた黄泉川だったが、

「……ぐすっ」

不意に目頭を押さえた。

「もう、そこまで言ってくれるのなら心配は無いわね」

芳川の目も潤んでいた。

「黄泉川愛穂、保護者としてあの子の事を頼みますじゃん」

「芳川桔梗も、あの子の事を頼みます」

上条は、

「はい、任されました。百合子の事を、一生隣で愛します」

今日の空よりも晴れやかな顔で、そう答えた。







------------------------------------------------------------



「……、ァ」

百合子は、目の前の純白のドレスに、視線を奪われたままだった。

「……こ、これを、俺がァ…」

「えぇ、そうよ?貴方にきっと似合うわ」

百合子のメイクと、着付けを担当する女性が、百合子の呟きにそう答えた。

「……っ」

三日前の幻視が再び戻ってきそうで、強く唇を噛む。

それに、それに————

「……、あの男の子が、これを着た自分を見てどう思うか分からない、それが怖い?」

「!?」

まるで心を読まれたように、自分の気持ちを言い当てられ、百合子はびくんと震えた。







「別に、そういう能力者、ってワケじゃないわよ?貴方みたいな人を、何人も見かけてきただけ」

女性は百合子をやんわりと椅子に座らせ、手早く前髪を上げてメイクを始めた。

「貴方の心配は杞憂よ、百合子さん?貴方の彼はきっとこのドレスを着た貴方を見て、綺麗と言ってくれるわ」

「……ほン、とですかァ…?」

「えぇ、この道何年この職やってきたと思ってるのよ、人を見る目は確かよ。確かにあの彼、実直そうでいい子よね」

「……はい、こンな俺でも、好きって言ってくれて…」

「なら、自信を持ちなさいな。それとも貴方、このドレス気に入らないの?私が腕によりをかけて選んだんだけどなぁ…」

女性がしょんぼりするような態度を見せると、百合子は慌てて、

「そんな事無いです!とっても綺麗でいいなァって思います!」





その様子に、女性スタッフは顔を綻ばせた。

「あぁ、貴方本当に可愛いわ……貴方達みたいなカップルがモデルになってくれて、職員みんな喜んでたのよ?いい写真が取れそうだって」

「はァ…」

百合子は小さく微笑んだ。

「さて、うーん、かえって貴方の顔にメイクするの気が引けるわね……うん、ルージュ引く程度で十分よ」

いつの間にか、百合子の緊張は解れていた。







「……、」

「だ、大丈夫なんだよとうま?」

「ヒーローさんの緊張具合がやばいってミサカはミサカはネットワークに中継してみたり」

「気持ちは分かるけど、リラックスよ?」

全長24mほどのチャペルの中ほどで、上条はもうすぐ来るであろう百合子を待っている。

着慣れないタキシード、しかも白なんて自分には似合わないだろう、それにネクタイで首元苦しいなどと考える事はいっぱいあるが、やはり百合子が一番気になった。

黄泉川が百合子の父親役で彼女を連れてくるという事で、芳川達は列席の端から小声で、ガチガチに緊張している上条を励ましていた。

「とうま、写真撮るんだから、そんなんじゃぎこちない笑顔になっちゃうんだよ!スマーイル、スマーイルなんだよ!」

「シスターさん何か一発ギャグないのってミサカはミサカは石像のようになっているヒーローさんに慌ててみたり」

「そんなもの十万三千冊の中には無いんだよ!」






そのやりとりで多少肩の力の抜けた上条だったが、端にいるスタッフが花嫁がもうすぐ来るという類の合図をしたので、また心臓が煩くなってしまった。

ちなみに、本日来ているのは、黄泉川一家、インデックス、学園都市内にいる妹達四人、そして何故だか小萌先生や垣根と白垣根や御坂、その友達の……佐天?さんや初春?さんもいた。……土御門や偽海原、そして結標もいるのだから驚きだ。土御門などは、ニヤニヤしながら上条の方を注視している。

「おー!上条さん中々に決まってますねー!」

「さ、佐天さん、静かにしなきゃだめですよ!」

「初春だって、『あの人から助けてくれた白い人』が花嫁役って聞いて無茶苦茶テンション上がってたじゃーん?」

「まさか女の方だとは思わなかったんですよ…」

初春は今でも信じられないんですよー、と小さく付け足した。







上条が一際騒がしい列席にちらりと目をやると、白井と御坂がいた。

ここからではよく聞こえないな、と上条はぼんやり考えた。

「お姉様!あの類人猿のタキシード姿を見てどうお思いですの!」

「え!?いや、その……似合ってるんじゃないかなー、って…」

「ソウデスノー(お姉様を渡したくない私としてはこのまま百合子さんに逃げ切っていただきたい所ですの)」

「それに、一方通行……百合子、って言うんだっけ?の花嫁姿も気になるわね…」

「あらお姉様、三日前の夜はあんなに『百合子にアイツ取られたー!!』って泣きじゃくってらっしゃったのに、もう気持ちの整理がついたんですの?さっすがお姉様!!」

「まぁ、ね?というより結婚式で一番に目が向くのは花嫁じゃないの?」

「ですわねー(お姉様、誓いのキスのシーンで気絶されない事を祈りますの…)」





白垣根と垣根は、意外と静かに佇んでいた。

「あれ?貴方、下手したら式場壊しかねないなーとか思ってたんですけど、私の杞憂でしたか」

白垣根が首を傾げながら言った。

「アイツが幸せそうにしてるのを、わざわざぶち壊せっかよ、その程度の良識はある」

「そんなに大事に思ってるのに、無常ですね……」

「それに、どんなドレスで出てくっか興味あるしな、翼とか付いてれば最高なんだが…」

「それはメルヘンすぎると私は思います」

そこで、スタッフが花嫁入場の合図をした。

会場内に、緊張が走る。

そうして、オーク材で出来た思い扉が、開いた。








「わぁ……」

そのため息は誰のものだったか。

スーツをびしっと着こなした黄泉川に導かれ、ふわりと広がった裾を静かに靡かせながら、花嫁が歩いてくる。

手折れそうな、華奢な白い肩が、ほのかにピンク色に染まっている。

百合の花束のブーケを手に持った彼女は、言い様もなく儚げな雰囲気を醸し出している。

アザレアの花冠とロングヴェールが白い髪を飾り、そして顔を隠すヴェールで、顔はまだ見えない。

けれど、上条には彼女がまっすぐ自分を見つめている事が分かった。

上条の前で、黄泉川と百合子は立ち止まった。

黄泉川が目礼をする。








送られる眼差しには願いと望みが。

返す眼差しには謝意と決意を。




黄泉川はヴァージンロードを外れ、芳川の隣の席へと座った。

上条は百合子と一緒に、ゆっくりと前方の、十字架の立つ祭壇へと向かう。

「……、」

祭壇の上、百合子と向かい合った上条は、そのヴェールをそっと、たくし上げた。

化粧なんてしなくても、彼女の頬はうっすらと赤みが差し、潤んだ紅色の瞳は宝石のようで、

「————、綺麗だ」

彼女の頬を撫でながら、思わず、そう呟いていた。







百合子は目を見開き、そして微笑むと、

「……とォま」

甘い声で囁き、瞳を閉じた。

上条はそっと、百合子の髪に触れる。

少し百合子が背を伸ばした。

その様子に思わず微笑みながら、上条は少し首を傾け、彼女に接吻した。

そっと離れた二人は微笑み合い、これ以上とない幸せを感じていた。








---------------------------------------------------

「……、とォま、さっきの五千倍ぐれェ緊張するンだけど」

かたかた、と小さく震えながら百合子が言う。

あらかたチャペルでの写真は撮り終わり、次はフラワーシャワーを浴びながらの撮影となる。

百合子は百合の花のブーケを、一際強く握り締めた。

「でも、結婚式のフィナーレって言ったらこれだろ?……きっと、すっげぇ嬉しいぞ?」

頭上からは、鐘の鳴る重厚な音が響いてくる。

「うン……」

上条と百合子は腕を絡ませ、頷き合うと、重い扉を開いた。









雲ひとつない晴天。涼やかな風が吹き、各々の手から、薔薇の花びらを飛ばしていく。

「とーまー!!百合子ー!!」

「アナター!!すっごい綺麗だよー!ってミサカはミサカは思わず涙を零してみたり…ぐすっ、うぇえん…」

来場者の中でも一際元気な、インデックスと打ち止めが見えた。

「にゃーにゃー!!この幸せバカップルめがー!!」

「ぶっ!?土御門ォ!?」

土御門が花びらを投げつけるようにしてやいのやいのと騒いでいるのを見て、百合子が驚いた声を上げた。

「俺の未元物質に常識は通用しねぇ!」

「この時ばかりは貴方の行動を褒めます」

垣根と白垣根は未元物質で薔薇の色を青く染め、それを投げているようだった。







そこには暖かな、百合子の夢見た光景があった。




「ねぇ、とォま」

「ん?」

嬉しそうな声を上げた百合子を、上条は微笑みながら見つめ返す。

「俺、今すっげェ幸せだァ…」

百合子は一筋の、三日前とは違う、嬉しさによる涙を流しながらそう答えた。

「おう!上条さんも、幸せだー!!」

上条は笑い、花の雨を浴びながら、心の底から叫んだ。










そして、ブーケトスの時間になった。

百合子は、下にいる来賓達を見つめ、どこに投げようかなァと思案する。

「ちょっとアンタ!こっちよ、こっちにブーケ投げるのよ!!」

「うがーこの時ばかりはこの小さな体が恨めしいってミサカはミサカは絶叫してみたり!!」

「身長の理がちょっとあるこのミサカが見事ブーケを戴く!!」

「ミサカ達は華麗な連携プレーで見事ブーケをもぎ取ってみせますとミサカ19090号は早くしなさい百合子たんと急かします!!」

「なンだァありゃァ…」

ミサカ姉妹が血なまこになって構えているのを見て、百合子は小さく吹き出した。






「いざとなったら座標移動で……ッ!」

「結標ちゃんそれはダメなのですよー!」

「小萌……うぅ」

叱られしょんぼりする元同僚。

「百合子ー!!思いっきり投げるじゃんよー!」

「できればこっちにねー!」

笑いながら声を上げる黄泉川と芳川。

「……えへへ」

百合子は晴れやかに笑うと、手にしたブーケを、晴天の空に放り投げた。








「……なぁ、第三位」

「何よ、第二位?」

「お前、上条の事好きなんだろ」

その言葉に、御坂は顔をぼっと赤くし、唇を噛んだ。

「えぇ……けど、アイツに一足先に取られちゃった」

「俺も、実はそうなんだ。……俺は百合子の方だがな」

「アンタもそうなの……」

御坂は気の毒そうな声を出した。

「そこで、考えがあるんだが」

垣根は、にやりと笑った。







花嫁バイト編(後編)投下完了です!



式場はシェラトングランデトーキョーベイのクリスタルチャペルをモデルにしましたー


次回→3P編(前編)


垣根か御坂かで分岐するので、読みたい方の番号をレスしてくださいー


�垣根編(未元物質プレイ)
�御坂編(電流プレイ)


締め切りは明日、>>1が投下に来るまで(約午後三時)までですー


本日の本編の投下はもう…多分…?ありません、


では失礼しますー








正直二人でイチャイチャが良いんだけどなぁ…
あえて選ぶなら2で

>>1乙ーーー!!!!
>>1の1で
お疲れ様

読ませてもらっておいてこんなこと書くのも申し訳ないけどどうしても耐えられないから書く
こういうものがあるから一方さんファンが馬鹿にされるんだよ
打ち止めとミサワを除く妹達に一方通行熱狂派どころか一方通行派なんていないのが新約6で明らかになったし
妹達は上条さんが好きなのに上条さんと一方さんのセックスシーン見て百合子応援隊化って何それ
酷いキャラレイプだよこれ
一万人以上殺した男が実は女だったとわかった途端溺愛する上条さんといいキャラを馬鹿にしすぎ
垣根までage要因に使ってキャラレイプ
御坂は一体どう扱うつもりなの
「実験のことは許しても上条さんという獲物を奪ったから許せない」ってなんだよ
御坂をどんなやつだと思ってるわけ?
いくら二次創作でもあまりに酷い
ヘイト創作だって自覚した方がいい
百合子以外は全員馬鹿にしてますって最初の段階で書いたほうがいいと思うくらいだ
そもそもここの百合子も元の一方さんの面影が無い
面影が無いから原作の関係を考えるなとでも言いたいのか
だったら頼むからオリジナルキャラだと言ってほしい
禁書キャラにオリジナルキャラマンセーさせたいなら夢小説を書くことを勧める





ちょっと様子見にきたら……


>>170
あざっす、参考になるっす!

>>171
毎回どうもありがとうございまっす、ありがたいっす!


>>172
長文になります。
まずはこんな駄文読んでいただきありがとうございます
馬鹿にしてる?そんな事ありません。自分なりに禁書という物語も御坂も愛してるんですが、伝わらなかったみたいですね
ヘイト創作、ですか。これはちょっとキました。
二次創作、という言葉で済みませんでしょうか?…済まないからわざわざレスなさったんでしょうが
SS速報は好きな物を好きにかけるとオススメされて移動してきたんですが、どうやら違うようですね。
貴重なご意見ありがとうございます、とりあえず原作をまた全巻読んで、キャラについてよく考えてまた来ます。
二次創作については突っ込みどころ満載だからと、なぁなぁにしてしまった自分が悪いのです。
そしてこれからも貴方の目に障る展開があると思いますので、是非とも罵声を吐きながらこのスレを閉じてください。
貴方がどれほどこのスレを嫌おうと、一度立てたスレは完結させなくてはいけないのですから。





思いのほかショック受けたので投下ペース落ちます




こういう奴はただ難癖つけたいだけだから気にしないでいいよ。
どのSSにも必ずこういうの出てくるし。

好きに書いたらいいじゃん

ネット掲示板の性質上、程度の違いこそあれ煽り煽られ、叩き叩かれなんて日常茶飯事でしょ
万人に受け入れられるものなんて有り得ないんだからスレ立てた側にもある程度のスルースキルは必要よ


>>174
あざっす、ある程度来るかなーとは思っていましたが実際目の当たりにして動転しちゃいました

>>175
あざっす、はぁ…そうですよね、いい教訓になりました


ふぅ、ぐだぐだすいませんでした。
明日からまた平常運行に戻りますのでご心配なくですー



楽しみかたは人それそれぞれねぇ

とりあえずできたら1で


百合子幸せにな……なんだか木原くんの気分だよ……うっうっ…
選択肢は2
でも優しい>>1のことだからすぐにどっちも書いてくれるんでしょ?(ニッコリ

>>172も作品に思い入れがあるからこその言葉だろうし、一意見として受け止めておくのもいいと思うけど
お互いの自衛のために「二次要素強めです」みたいな注意書きが要るのかね

単純に可愛い女の子の描写がいいと思うし、
SS書きとしても勉強になる。
自分も応援しているし、楽しみにしてる読者もいっぱいいると思う。

完結目指して頑張ってください。
続き楽しみにしています! 

まあここ特にキャラ崩壊激しいしな
個人的に二次としては読めないけど文章上手いエロ小説だからありがたく読む

叩かれても「なんだかんだ読んでるくせにwwwwwwツンデレ乙wwwwww」くらいに考えとけばいい

分岐は�で

人の作品指差してキャラヘイトだのマンセーだの果ては作者を厨扱いだの……誰も注意してねーけどちょっと非マナー行為が過ぎるんじゃねーか?

百合子のこういう系統のSSは昔からあったじゃねぇかよ、お兄様百合子とかさ…何でこのSSだけ叩いてんだよ、いつからSS速報は支部で暴れる中学生と同じレベルの荒らしがいるようになっちまったんだ……嫌なら見るな、この一言に尽きる






超短編投下します



・この作品はキャラ崩壊、二次要素がとても強めです
・原作のイメージをとても大切にされる方はブラウザバックお願いします


すいませんしょんぼりしてたら間違えて別のをSS用のデータに上書きしちゃったんで本編投下遅れます
泣きっ面に蜂とはこのことか……

あと今回一部レススキップします、耳触りのいいレスに答えたいだけ?言葉は使いようですね…あはは…(涙目)

いや…なんか自分の言いたかった事>>187がばっくり言っちゃったんでもう憑き物が落ちたっていうかもう叩かれるのが快感になり始めてるとかそんな事は無いですけど、自分が口を出せる内容ではないレスに軽く返すのも失礼だと思いますので、ご了承願います


>>177
あざっす、乙の一文字だけでもとても自分は嬉しくなるのです

>>178
あざっす、形を変えてきっと、多分、恐らく、稀に出るかもしれません…

>>179
ご意見あざっす、今回から上の二文を投下時に必ず貼ろうと思います

>>181
あざっす、安直に流れるようですが、温かい言葉のレスが本当に心に沁みます…
こちらこそ他の方のSSを読んで学ぶ事が多いです、感謝です…

>>162
あざっす、自分もその思考なのですが、どうも受け付けない方もいらっしゃったようで申し訳ないです…
『原作のキャラ通りじゃなくても、お前のキャラでいいんだよ、二次創作だしはっちゃけてもいいんでねーの?』というレスを以前に頂いて『なるほど!』と得心した わたしが わるい のだ

>>183
あざっす、何か複雑です

>>185
あざっす、考え込まないようになりたいです…



いやホントなんで自分と似た作品は結構あるのにここまで叩かれたのかと歯噛みしたりガム噛んだりしてますっす

『この百合子』を受けいれられる方だけが読んでくれれば嬉しいなーと明け方考えたりしてたっす、レスがあるにしろないにしろ、「俺は好きだよ」って言って下さる方がいるからこそ失踪せずにスレと向かい合えてるっす

他の自分の好きなキャラ出してもマンセー要員だって言われるし自分なりの等身大の女の子を書こうとすればキャラ崩壊するしそれを気にして書けば指はぴくりとも動いてくれないしどんなにそのキャラを愛してたって踏み台とか興味が無いって言われるしそんなつもりはさらっさら無いのに虚しいしあああああっす

じゃあちゃちゃっと投下していくっすよー











「……、ふァ…」

百合子は小さくあくびをした。

現在時刻、朝六時。

八月と言えど、早朝だとまだ涼しい。

何故こんな時間に、殊更朝に弱い彼女が早起きしているのかというと、

「すー…、すー…、むにゃ…もう上条さんのHPは0よー…」

自分を抱き枕のようにして眠っている、彼女の恋人の寝顔を見る為である。





「ン……」

百合子の背中に回されている手は強く、中々外れそうに無かった。

よく自分の寝顔を「可愛い」と言ってくる上条だが、彼の寝顔も負けてはいないと思う。

こう、胸の奥がきゅん、とするのだ。

「……、」

いつまでもこうしていたい所だが、夏休みとはいえ彼は補修がある。

八時開始と考えて、彼に降りかかるアクシデントを考慮した上で余裕を持って登校させるには、そろそろ起こさなくてはならないだろう。

しかし。






「……そンな幸せそうな顔してて、起こせるわけねェよ…」

悔し紛れにほっぺたを突いて、百合子はもそもそと上条の腕の中から脱出した。

体の中に、まだ上条の温かさが残っている気がして、無性に心地よい。

「……そォだ、朝飯」

百合子もまだ頭の方がしゃっきりしていないので、まずは顔を洗いに行った。






------------------------------------------------------

ぺた、ぺた、とフローリングの床に素足の付く音がする。

「とォまー?オイ、とォまー?そろそろ起きねェと遅刻するぞー?」

正直、まだ眠っていたい。

そう考えた上条は、その声には従わず、再び夢の中に入った。

む、としたらしき声の主は、ぱたぱたと音を立てながらどこかに去っていき、やがて何かを手に戻ってきたらしかった。

「いい加減起きやがれェ!!朝飯冷めちまうじゃねェかァ!!」

「うわあああッ!?」

ガンガンガンガン、という金属同士を打ち鳴らす大音量。

その音に慌てて上条が飛び起きると、






左手にフライパン装備、右手におたま装備の百合子が、仁王のように見下ろしていた。

「おはよォ、当麻?確か今日は補修っつってたよな?」

さっきまでの悪鬼羅刹ぶりはどこへやら、百合子はにっこり、と笑う。

「そ、そそそ、そうです」

「ン。朝飯もう作ってあるから、顔洗ったら早く食いに来いよォ」

百合子は手を軽く振りながら、大音量発生装置を片づけにいった。

「……エプロンが無いのが惜しい」

上条はひとりごちた。




------------------------------------------------------


「じゃあ行ってくるなー!」

「おォ、頑張って来いよォ」

走り去っていく上条を、学生寮のベランダから見下ろした後。

「どォすっかなァ…」

百合子が一人呟いていると、

「あっ、ゆりこ。おはようなんだよ」

「おはよォ、インデックス」

別室で眠っていたインデックスが起床してきた。






「とーまはもう学校いっちゃった?」

「ほンの三十秒ぐれェ前にな」

そう言いつつ、手早くインデックスの分に用意してあった朝食のラップを剥がす。

「わぁ、美味しそうなんだよ!」

「……、ただの目玉焼きだァ」

「ただの、じゃないよ?百合子が心を込めて作ってくれたんだから」

「……ありがとォ」

微妙に照れながら頬を掻く百合子を傍目に、インデックスは朝食を平らげていくのだった。






-------------------------------------------------------------

「あのね、わたし朝方ね、すっごい怖い夢を見たの!」

「どンな夢だ?」

「何かね、ガンガンガンガン!!って音を出しながら追いかけてくる怪人の夢!何であんな夢見たんだろう…」

「そっかァ、……ごめン」

いたたまれなくなった百合子は思わず顔を逸らした。





「?何でゆりこが謝るんだよ?」

一緒に洗濯物を干しつつの話である。

「今日もいい天気になりそうなんだよ!」

「そォだなァ……でも八時でこンなに熱いンだから、これ以上熱くなったら…って考えるとちょっとなァ…」

「そういう事は言いっこ無しなんだよ…」

二人でげっそりしながら洗濯物を干し終わり、室内に戻る。






「さて……」

とんとん、と腰を叩き、百合子は席を立つ。

「あれ、ゆりこ、帰っちゃうの?」

「まァな……家に打ち止めも待たせてるし、たまには一緒に買い物でも連れてってやるのもいいだろォし」

「うん、わかった。とーまにはわたしから言っておくんだよ!」

「ン、助かる。じゃァまたな」

ドアを開け外に出ると、冷房の恩恵の無くなった百合子を、壮絶な熱気が襲った。

「……暑い…」

途端にまだ出たばかりの上条の部屋に戻りたくなるが、とりあえずは一歩、踏み出した。






以上、とある百合子の朝の話でした。


色々叩かれても最後までこの百合子で続けていきたいと思っていますし、絶対に完結させます。

恋愛話、なおかつ百合子と上条にスポットを当てた三人称の文章なので、ないがしろにされているように見えるキャラが出るのは語容赦ください……そもそも嫌いなキャラなら書いたりしません。

隙間の空いている部分を後から別の人物の視点で埋めていく、という方法が好きなので、今の所粗が見つかっても「ん?」と思うだけで放置していただけると本当に嬉しいです。


では失礼します、本日の投下は復旧作業の為ありません。
あとここまでの集計で2番が多かったので、御坂編になります。


キャラヘイトをしているつもりはありませんし、自分は御坂美琴が好きです。
その辺りを頭に入れて、「この>>1はダメだ」と思われた方はスレを閉じてください



おつー
書きたいもの書くのが一番だと思うよ。それが好みに合った人はついてくるし、合わなければついてこないだけだし、全員の好みに合うものなんてないし
ちなみに補習が補修になってますよ

乙!百合インもかわいい
あまり気に病まずに続けて欲しい
途中でレス割り込みしちまってた、申し訳ない

キャラの性別を変えるってことはガワを変えるってことだからより重要になるのは中身なわけだがこのSSの場合中身がまったくもって変質している 人参の見た目で人参の味がするならそれは人参だと禁書にもあったがこれを基準として考えるなら ガワが原作の一方通行と異なり中身も原作の一方通行とあまりに遥か遠くかけ離れた百合子は一方通行とは別物と断じていいことになる 叩く意図は無いがそんなキャラで百合子という名前の一方通行を書くことに執着する理由がわからない それが気になるから読んでるけど実際どうなの>>1さん





息抜きがてらレス返しにきましたー
もうつらい、いや構ってちゃん自体自分嫌ってるからいいたくないんですけど、つらい


>>204
本当、ありがとうございます、好きな物を好きなように書く、その楽しさを忘れるところでした…誤字指摘もあざっす!

>>205
ありがとうございます、投下と最後の>>1のレスは結構間が空いちゃうので仕方ない事です、お気になさらずです

>>206
まずは違和感を感じられつつもわざわざ読んでいただきありがとうございます
執着なんて、そんな……
自分は、性別が変わるという事は思考の方法もちょっと変わるかな、と思って百合子を書いた結果がこれなんです
一方通行が恋する女の子の『鈴科百合子』で、上条と恋仲になったらいいよね』という思いの元このSSを書いているんです。
別物……確かに、そうかもしれません。断定系ではないのは、自分はこれが最良と思って書いているからです。



もう二次創作のSSだからって事で許して貰えませんか……自分何かしましたか……そんなに自分のSSが許せないですか……『この百合子が原作の正しい一方通行だ!』なんて言ったり暴れ回ったりしてませんよね……オリキャラ宣言しろとでも言っているのですか……キャラ崩壊注意って注意書きもつけたしたのに……(インテリビレッジの座敷童の雪女風に)


次回からキャラ崩壊の次に貴方の百合子のイメージとはかなり異なりますというのを付け足しますね…これで地雷踏む人も少なくなるはず……

叩かれる為に書くんじゃなくて、読みたいと思ってくれる人の為に書いてますっす




おぅふ、くどいようですが付け足し忘れてましたっす
>>1の文章読みづれぇ!ばーか!」とかそういう意見とか、確実に「ここがダメ、直せ」っていうようなご指摘は大歓迎です。

書いてる途中にまたネタ浮かんできたのでもう少ししたら投下にきますねー

>>1じゃないけど、TS二次創作なんてそんなもんじゃないの?
「原作の一方通行」が居ない&「『原作の一方通行』と立場とかが同じで性別が違うオリキャラ」が居るっていう2つのifを合わせて「もし一方通行が女だったら」なんじゃない?

>>207
ようするに、このスレの一方通行はキャラの名称じゃなくて、立場の名称なんだよ
執着する理由なんて、立場の説明が省けて分かりやすいからでしょ

春休みだし変なのも沸くわな




くよくよしてたらいい文章書けませんね。他人を気にしていたら何もできない!自分は自分の好きにやるだけだヒャッハー!


>>210
個々の解釈に任せるって嫌いな言葉なんですけど、なんて使い勝手がいいんでしょうっす
それにしても、執着って個人的に響きも字面も意味も嫌な言葉ですね…

では超短編投下します





「打ち止め、買い物行くぞ」

「えっ、ミサカと!?ホントにホント?ってミサカはミサカは確認を取ってみたり!」

家に帰ってきてからの突然の百合子の提案に、打ち止めはアホ毛をぴーんと立たせながら反応した。

「あァ、たまにはそのワンピース以外の服も買ってやンよォ」

「や、やったぁってミサカはミサカはアナタに抱きついてみたりー!」

「ンー」

百合子は嫌がる事も無く、打ち止めの頭をやんわりと撫でる。





今日は黄泉川も芳川も居らず、番外個体も調整に出ていると聞いた。打ち止めを一人で留守番させておくのは可哀相だ。

「ミサカ、セブンスミストがいいなーってミサカはミサカは自分の希望を述べてみたり!」

「分かったァ、帰りにどっかで飯食べてくっか」

「うん!ってミサカはミサカは元気よくお返事しつつ玄関にダッシュ!」

「あ、ちょ、待て!……ったくよォ…」






-----------------------------------------------------------

「この服なンて、夏らしくていいンじゃねェか?」

「うーん、ちょっと可愛さ控えめかなーってミサカはミサカは思案してみる」

百合子が手に取った、花柄のワンピースを見ながら、打ち止めが腕組みする。

自分達は周りから見たら微笑ましい、姉妹のように見えているのだろうか。そう考えると、自分のポジションはむしろ番外個体の方が適任なのではないか、と百合子は考える。

「オマエ、俺が服選ぶのと番外個体が服選ぶの、ぶっちゃけどっちがいい?」





「え?アナタだよってミサカはミサカは即答してみる。だってミサカ達が選ぼうとしても、無意識にゲコ太とかキャラクターもの選んじゃうからねーってミサカはミサカは苦笑してみる」

あァ、なるほどと百合子は得心する。でもオリジナルならまだしも、打ち止めぐらいの年齢ならキャラクターものでも十分に購買層だとも思う。

「ねぇ、これなんてどうかなーってミサカはミサカはチュニック?を差し出してみたり!」

「いいんじゃねェの?……ていうか流石にオマエには完全に似合わないとかそういうのは俺が弾いてやっから、オマエは好きに選べ」

「う、うん!ってミサカはミサカは感激しつつ気に入った洋服をカゴに放り込んでみる!」

ふてくされないように、あとで番外個体にも同じだけ買ってやンねェとな、と百合子はぼんやり考えた。







汗だくになりながら歩いた後の一杯は身に沁みる。

「ぷはー!今日はいっぱい買ったねぇ、アナタ、ありがとうってミサカはミサカはお礼を述べてみたり!」

「ン」

冷房の利いたいつものファミレスの中、打ち止めはオレンジジュースをいっきに呷り、顔全体を使った笑顔になった。

百合子はと言うとアイスコーヒーをちびちび啜りながら、注文の品が来るのを待っている。

「それにしてもアナタ、ヒーローさんとは上手くやってる?ってミサカはミサカは唐突に尋ねてみる」

「……、」

あまりにも唐突すぎだろう。

吹き出しそうになったのを押さえ、百合子は呆れ顔で返した。




「あったり前じゃねェか、そンなン」

「だよねー、ってミサカはミサカはMNWに現在の二人の様子を投下してみたり」

「あン?」

「んー?ってミサカはミサカはしらばっくれてみたりー」

「ふーン?」

百合子はいぶかしむような顔をしていたが、それも料理が運ばれてきたので長くは持たなかった。

打ち止めには、今現在妹達の中で一番、二人の近くにいるミサカなので、二人の状況を逐次投下する義務があるのだ。







------------------------------------------------------------------


ファーストインパクトが起きた翌朝、失恋のショックを受けた妹達は、それでもすっぱり割り切り、上条の幸せを見守る方に着いたのだ。

ここは、流石御坂美琴のクローン、とでも言おうか。その割り切りの良さに、司令塔である打ち止めは思わず感涙したものだ。

「……、どうした、もう料理届いてンぞ?」

ふと、百合子の声に意識を戻すと、彼女は自分の料理はもう届いているにも関わらず、待っていてくれたらしい。

まるでいつかの逆のようで、ちょっぴり笑ってしまった。

「あ、うん!じゃあ貴方も一緒に、」



幸せな、午後の時間は過ぎていく。








以上、とある百合子の昼の話でした。

>>211 
あぁ、なるほど。自分も時間ができたからこのSSを書き始めたんでした。……ん?


では失礼します。


ギャグssなんかになったらボケ役を担当するキャラなんかは
原作で普段そのキャラはしない事をやるんだから全部キャラレイプだろう

設定を少し借りての2次創作見に来て原作のキャラレイプとか言うなら

2次創作とかみてんじゃねえww



くよくよしてたらいい文章書けませんね。
他人を気にしていたら何もできない!
自分は自分の好きにやるだけだヒャッハー!

ですです>>1さん楽しみにしてます頑張って応援してますww。

>>1
読み飛ばしてもらっても構わないが、これだけは言わせてほしい
↑の方で百合子のキャラが崩壊してるとか色々言われてたが
そう思わせる要因の一つは展開が早すぎるところにあると思う
登場人物の心境の変化とか、行動が都合よくスムーズに進みすぎ
書きたい要点は分かるんだけど、その要点が全部 起→結 で完結してるから内容が薄くなる
いっそ地の文無くして台本形式でじっくり書き込む方がいいかも
ただの素人の一意見だから気に障ったらごめんな、あまり気にしないでくれ
上百合が一番好きなカプだから期待してる

分岐は�で頼む

ギャグはともかく>>172にあるようなの(特に妹達関係などデリケートな問題)になると耐えられない人もいるだろうよ
所詮二次創作であってもね
悲劇的背景持ちの恋する少女の物語の舞台装置でしかないと思えるかどうかで変わること

>>208
百合子と一方通行の思考の違いを多少の差異と思えず申し訳ありません

>>210
非常にわかりやすい
とても納得した
ありがとう




煮詰まっていたらとてもありがたいご意見が……ありがとうございます!


>>221
温かいお言葉あざっす、鉄のメンタルが欲しいです…こんなSSでよろしければ、ちょくちょく覗いていただければ幸いです。

>>222
読み飛ばしなんてとんでもない!詳しいご指摘ありがとうございます、台本形式ですか…今の自分からは出ない考え方でした。
いいえ、なるほど……要点を意識し過ぎるあまり早足になっていましたか……これからは心理描写を意識して書いていこうと思います、本当にありがとうございます!


>>223
ご意見あざっす、いえ元はといえば軽い考えでデリケートな問題に土足で踏み込み誤解を招いた書き手の技量不足と注意書きの不備が原因なのです……


台本形式への互換作業や手直しをじっくりやりたいので、2日〜3日程留守にさせていただきます




>>1乙!楽しみに舞ってるよ
後他の人長文フィーバーは止してくれ
見にくい

大体、みんな考えすぎだと思う。にゃあ。

おつ
もう議論は止め止め!
百合子が可愛い、それだけでいいじゃんかよ!

乙!
>>1の書く百合子かわいいよー
続きも楽しみにしてる




楽しみにしてくださってる方、いつもありがとうございます。

いや……ちょっと耐えられなくなってきたし今投下すれば目を輝かせて「ヘイト!!ヘイト!!」って馬鹿の一つ覚えのように言われそうなので、選択レスくださった方には申し訳ありませんがここでこのSSには一区切りつけたいと思います。

皆さん温かい言葉くださってとっても嬉しかったんですが、>>1の性格上これ以上、『自分が自信を持って投下しているもの』を荒されると精神的にヤバいっす…





……と言うとでも思っていたのか!
こんちくしょう、html依頼出すのは本当ですけど、またしばらく経ったら戻ってこようと思います。

だってこれ以上投下できる状態じゃないっすよコレ……


>>225 
いつも本当にありがとうございました、どうしてこうも自分が目をつけられてしまったのか…

>>226
フレメアさんここはR-18っすよ!

>>228
あざっす、自分も可愛い百合子を書き続けていたかったっす……

>>235
ありがとうございます、これは一旦html依頼出す予定で、禁書ジャンルも今回の件で嫌になってしまったので、しばらく離れようと思っています。いつかまた出会えたらよろしくお願いします


一応用意してあった最終章投下します。地の文入っているものです、すいません…

オリジナルキャラ注意っす。キャラ崩壊注意っす。


『こまけぇことは気にすんな』

を頭に入れた上で読んでください。

入れた上で読んでの苦情は受付ません、自分書きましたからねー







「お母さん、お母さん!」

幼い少女が、一枚のアルバムを持って走り寄ってくる。

「ンー?」

洗濯物を片づけていた女性が、その白い髪を靡かせながら振り返る。

「ね、おかあさん!おかあさんのドレス姿、本当にきれい!」

少女はアルバムを開いて写真を指し示し、興奮したように顔を紅潮させている。

その様子が誰かにとても似ているようで、女性は微笑みながら少女の頭を撫でた。

「それは、お母さンが高校生の時に、結婚式場のモデルをやった時の写真だ」

「へー、すごくきれい!」

ほわー、と感嘆した声を出しながら、少女がまじまじと写真を眺める。







女性はぽんぽん、と少女の頭を軽く叩いてから、部屋に戻った。

ふと顔を上げると、そこには『本当の』結婚式の写真がある。

「…えへへ」

もう五年も経ったというのに、未だ幸せの残滓は残っていて、胸をくすぐる。

百合子は微かに笑いながら、少しだけ傾いていた写真立てを立て直した。






ふと百合子は思いつき、少女を呼び寄せると、自分の足の間に座らせた。

そして少女の持つアルバムを、一緒に読んでいく。

「おかあさんもおとうさんも、とっても幸せそう」

「そりゃそうだァ、幸せなンだから」

「ねぇ、おとうさんとおかあさんはどうやってであったの?」

「えー…と、だな、その……殴られた、っていうかァ…」






「えぇ!?殴られるとすきになるの!?」

「違う違う、俺の場合はそう…特別だっただけだ」

「へぇー……あ、これ打ち止めお姉ちゃんとワーストお姉ちゃんだ!」

「ン」

「お花いっぱい散ってて、きれーだねー…」

「そうだなァ……」

窓の外では、風に乗った桜の花びらが散っていて、まるであの時のようだった。








思い出のページが、一枚一枚捲られていく。

「ねぇ、おかあさん?」

「何だァ?」

少女がぴょこっと顔を上げ、無垢な瞳で問いかける。

「おかあさんはおとうさんの事、好き?」

「当たり前だァ」

百合子は即答した。

なのに、

「むぅ…」

少女はむくれているではないか。





「どォしたンだよ?」

「やなの、わたしがお父さんのおよめさんになるのー!」

「なっ、オマエみたいなチビには百年早えェよ!」

つい、ムキになってしまった百合子は、少女の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。

「あうぅぅ〜」

そんなじゃれあいを続けていると、

「ただいまー」

玄関先から声が聞こえてきた。

「あ、おとうさんだ!」

「ちょ、待てェ!」

親子揃って、我先にと玄関に駆ける。






だが、少女の方が一足早く、玄関先の青年の胸の中に飛び込んだ。

「おとうさん、おかえりなさい!今日ははやかったね!」

「ただいま、今日は特別な日だからなー」

青年は少女を持ち上げて、高い高いする。

「特別な日?」

「あぁ、お父さんとお母さんの、結婚記念日だ」

そこで青年は少女を降ろすと、百合子に微笑んだ。

「ただいま、百合子」

「うン——おかえりなさい、とォま」








--------------------------------------------------------



「さて、上条さんがこんなに早く帰ってきた理由はもう一つあるのでせう!みんなで桜の花を見にいきましょー!」

「しょー!」

「まったくもォ……もうみンな『上条』だろォが」

百合子は呆れた顔をしていたが、決して嫌そうでは無かった。

「おとうさん、お手手つないで?」

「あぁ、ぎゅっとな」

上条は左手で少女の手を掴み、

「ほら、百合子」

柔らかく微笑んで、百合子にその右手を差し出した。

百合子は数秒きょとんとした後、顔を赤らめながら微笑み、その手を握った。









------------------------------------------------------------------

「うわああ……」

上条が連れてきた公園では、見渡す限り一面に桜の木が生えていて、満開を迎えた花々が散っていた。

「おとうさん!おかあさん!すごい、すごい綺麗だよ!」

「あ、遠くまで行くなよー!!」

「はーい!」

少女はててててと走り出して行ってしまった。

「まったく……あのおてンばは誰から受け継いだンだろォな?」

「あはは……」

唇を尖らせてじと目になる百合子の視線を、上条は受け流す。







「でも、元気に育ってくれればいいじゃないか」

「……そォだな、オマエに似て、正義感のある、正しいと思ったことは絶対に押し通す性格になって欲しい」

「もう、百合子の可愛さは受け継いでると思うけどなー」

「……、」

百合子は強風に髪を靡かせながら、少女の後姿を、上条と共にベンチに座って見送る。

「百合子」

「ン?」






振り返った百合子の唇を、上条の唇が塞ぐ。

数秒の接吻の後、上条は離れる。

「大好きだ、百合子」


「——、」

百合子は花開くように微笑み、




「俺も、大好き、とォまァ…」





そう、言った。









百合子のお話は、ここでおしまい。

背負うべきものはたくさんあるけれど、彼女は自分の夢を手に入れる事が出来た。

いや……まだ、その途中。

彼女は、まだまどろんでいるに過ぎない。

「おとうさん、おかあさん、こっち、こっち来てー!」

「おぉ!——、行こう、百合子」

「——うン、とォま」

百合子は、ようやく手に入れた、大切な物と一緒に、生きていく。

幸せな夢の中で。






end





これにて、投下終了になります。


今まで暖かなレス下さった方、読んでくださった方、ありがとうございました。

なんかこう、負けた気がしてならないのですが、自分はこの終わり方が気に入っています。

……気に入らねぇ!って方はすいませんでした。


またいつか、自分の作品を目にする事がございましたが、よろしくお願いします。


いままで本当に、ありがとうございました。




楽しかったぜ

馬鹿が暴れたせいでこうなったのは残念だけど、気にせずまた書いてくれ



ちょくちょくお返事返していきます

>>251
ありがとうございました、また見かけになった際は地の文で、「…あ、コイツぁ…!」といった感じにお気付かれになるかもしれないので、その時はよろしくお願いします。

乙っしたー。

EROも話の筋も良かっただけに惜しい……
時節柄と言うか阿呆は一定数湧くので、そこらへんも心構えが必要だねえ。
何にせよ待ってるんで!


>>253
ありがとうございます、うぅ…後ろ髪を引かれるっすよ…
五月頃…?に手が空いたらまた来ますので、その時もまた多分上百合モノに挑戦したいです。

そうしたらまた見守ってやってください。

お疲れ様でした。
スタンダードとも言える上百合でとても楽しめました。
いいSSをありがとう! 復帰作も楽しみに待ってます。



>>255
ありがとうございます、しばし心の傷が癒えるまでお待ちください…
もっと上百合が増えればいいのにとため息をついております。



……


………?



3P編は…?

3pは・・・・・
>>1お疲れ様



>>257
上に書いた通りです…
またスレ立てた時にでもこっそり絶対に紛れさせますのでよろしくお願いします…

>>258
ありがとうございました、T.Kさんいつも覗いていただいてたみたいで、レス見かけると嬉しかったです

>>1
褒めても何にもでねぇーぜ



エロありSSはあんまり長くても飽きてくるしこのくらいで終わるのもいいんじゃないか

またよろしくな

乙でした

以下長文、スレ汚し注意
ここの>>1は一次創作向きなんだと思う
創作の上での我が強すぎるんだ
一次で恋愛小説書いてみたら成功するんじゃないかな
技量も才能も有ると思うしさ
自分なりの等身大のキャラクターを書きたいのなら明らかに一次創作の方が適してる
二次創作では自分なりの等身大のキャラ作りより原作のある程度の(完全である必要は無い)遵守こそ重要
そうじゃなきゃ二次創作のために他人の作品からキャラを借りる意味が無いんじゃないかな



>>260
そのレスが自分にとっては励みなのです

>>261
ありがとうございます、実はネタも花嫁編の時点であと2〜3個だったのです、次の時もどうぞよろしくお願いします。

>>262
ありがとうございます、最近ラノベの新人賞の為にオリジナル物を書いていたので、それが抜けきらなかったんでしょうね…
的確なご指示、どうもありがとうございます。

次は変なのわいたらsage進がいいかもな
またいつかかわいい百合子をお願いします


>>264
ありがたいお言葉、ありがとうございます
次の時はしょっぱなからsage進行になると思います

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