王「本気で魔王倒す」勇者「えっ?」(1000)

王「まずは軍資金の10億Gじゃ」ドン

勇者「えっ?」

王「すでに仲間も手配しておる。ルイーダの酒場に向かうがよい」

勇者「えっ?」

王「船も十隻用意した。武具道具も最高性能のものを可能な限り調達した」

勇者「えっ?」

王「支援全般は一切任せるがよい。さぁ旅立つのだ勇者よ!」

勇者「分かりました。じゃあ行ってきます」

――ルイーダの酒場

ルイーダ「王様からお話は聞いてるわ~」

勇者「仲間はどちらに」

賢者「初めまして勇者様。賢者です」

勇者「初めまして。あれ、君しかいないみたいだけど」

賢者「ここには私一人ですね」

勇者「もしかして君と二人旅?」

賢者「いいえ。全員外で待機してます」

ルイーダ「狭い酒場でごめんねぇ~」

勇者「えっ?」

賢者「ちょっとここには全員入りきれないので」

勇者「えっ?」

――城下町広場

勇者「うわぁ」

賢者「こちらの団体が戦士2500人です」

戦士「よろしく勇者(殿)!」×2500

賢者「こちらが武道家2000人です」

武道家「しゃーっす!」×2000

賢者「こちらが商人1500人です」

商人「よろしくお願いします」×1500

賢者「こちらが盗賊500人です」

盗賊達「…………」×500

賢者「以上が武闘派6500人です」

勇者「何これすごい」

賢者「続いてこちらが魔法使い1500人です」

魔法使い「よろしくお願いするぞい(しまーす)」×1000

賢者「こちらが僧侶1500人です」

僧侶「よ、よろしくお願いします」×1000

賢者「こちらが賢者500人です。あ、私は別です」

賢者「よろしくお願い致します」×500

賢者「以上が呪文に長けた3500人です」

勇者「すごい」

賢者「私と勇者様を含めると、総勢10000とんで2名になります」

勇者「どうなってるの」

賢者「ちなみに賢者が十分揃っているので遊び人はいません」

勇者「王様が本気だ」

勇者「じゃあ出発しよう」

賢者「旅の補佐は私にお任せ下さい」

勇者「よろしく」

賢者「ではまず陸路で向かいますか。海路で先に行きますか」

勇者「そうかいきなり船があるんだった。じゃあ陸路で」

賢者「最初に拠点にできる町は4ヶ所ありますが」

勇者「まだ皆レベル1でしょ」

賢者「数でフォローできます」

勇者「犠牲が出ない?」

賢者「多分出ます」

勇者「それじゃあダメだよ。魔王を倒して皆で平和な世界を満喫しないと」

賢者「さすが勇者様ウロコが落ちる思いです。では一番近場の町に向かいましょう」

勇者「普通はそうするんだよね」

フィールド――

ドドドドッドドドッドドッドドドド……

勇者「まるで大軍の行進だね」

賢者「なんせ一万の兵力ですから」

勇者「やっぱり多すぎない?」

賢者「大は小を兼ねるといいます」

勇者「でもこれじゃあちょっと忘れ物したときすぐに引き返せないよね」

賢者「キメラのつばさを使うといいでしょう」

勇者「一万人ごと飛んでいっちゃう?」

賢者「恐らく可能かと」

勇者「可能じゃだめじゃない」

賢者「重要な道具は勇者様に決定権があります」

勇者「気軽に使えない」

まもののむれが現れた!▼

賢者「勇者様、モンスターが現れました。スライムときりかぶこぞうです」

勇者「よし、この旅で最初の戦闘だね」

ニアたたかう ピッ

戦士「待ってたぜ!」 武道家「腕がなるぜ!」 魔法使い「戦闘開始ですぞー!」

「戦士の攻撃!「武道家の攻撃!「戦士の攻撃「魔法使いはメラを「戦士の攻撃
「武道家の攻「戦士の「87ポイントのダメージ「商人の攻撃「賢者はメラを
「盗賊の攻撃「会心の一撃「「戦士の攻撃!「58ポイントのダメージを与えた」与えた」「戦士の

まもののむれをたおした▼

勇者「ストーップストップ終わり! もう戦闘終わり!!」

ボロ……

勇者「ひどい。これじゃ出会うモンスターみんなサンドバッグ」

賢者「今ので全員に1ずつ経験値が入りました」

勇者「だろうね」

賢者「そして総額1008G手に入りました」

勇者「商人すごいけど軍資金10億Gある」

勇者「ところで皆やけに装備が充実してるね」

賢者「王からの支援です。恐らく今以上の武具が手に入るのはずっと先でしょう」

勇者「どれだけ高性能なの」

賢者「例えば戦士の武器はメタルスライムぐらいなら一撃です」

勇者「レベル1なのにそれが何千人といるの?」

賢者「そうなります」

勇者「もう魔王倒せるんじゃない」

賢者「魔王と相対できるのは勇者様ただ一人だけです」

勇者「勇者軍団一万人でも通用すると思うんだけど」

賢者「伝説の武具が必要なのです」

勇者「なにそれ」

賢者「すでに盗賊部隊から情報が入ってきています。もはや世界中の秘宝の情報は掌握済みです」

勇者「もうこれ冒険とかじゃないよね」

最初の町――

勇者「ついたー」

賢者「それではさっそく郊外に宿営地を設けましょう」

勇者「やっぱりそうなるんだ」

賢者「私達と各職業のリーダーはこのまま町に入って宿屋に泊まります」

勇者「リーダーなんて決まってたんだ。みんなレベル1なのに」

賢者「私が独断と偏見で決めました。特に戦士と武道家には苦労しました」

勇者「ケンカしたり?」

賢者「なかなかいざこざが絶えません」

勇者「まだ初日なのに前途多難だなぁ」

賢者「けれどみんな勇者様についていくと言ってます」

勇者「えっ」

賢者「勇者様の『全員帰還』の方針が好印象だったようです。進んで脱退する者などは一人も出ないと考えていいでしょう」

勇者「出てもいいくらいうじゃうじゃいるのに」

――町探索

勇者「ねぇ、町の人たちみんな驚いてるよ」

賢者「王都から魔王討伐の遠征部隊が挙兵されたとの噂が広まっています」

勇者「間違ってないんだけど」

賢者「この町に留まる理由は、勇者様が町長から話を聞くのみです」

勇者「のみってそんな。情報収集は?」

賢者「盗賊達がいます」

勇者「旅の道具をそろえたりは?」

賢者「王からの支援物資は当分尽きることはありません。それに万一の場合でも商人達がいます」

勇者「あとはイベントを進めるだけ?」

賢者「そうなります」

勇者「そのためだけにこの町に来たの?」

賢者「まぁ。はい」

――町長邸

町長「勇者殿ご勘弁くだされ、王都への献納は十分なはずです」

勇者「いきなり弁解されても」

町長「あの大軍はいったい」

勇者「魔王を倒しに行きます」

町長「そうでしたか、いやはやホッとしました」

勇者「あのう何か頼みごとありませんか」

町長「恐縮ながら町の近辺から立ち退いていただければ」

勇者「その他には」

町長「北の洞窟に巣くう魔物を退治していただければ」

勇者「そういうのが本命でした」

町長「さようでしたか。ではよろしくお願いします」

勇者「なんだかごめんなさい」

賢者「どうでしたか」

勇者「北の洞窟に巣くう魔物を退治しに行くことに」

賢者「予測通りです、すでに計画は立てておきました。いかがなさいますか」

勇者「もう日も暮れるし、明日の朝出発しよう」

賢者「今日中に攻略できますが」

勇者「よしとこう」

賢者「分かりました。では各団隊に伝達しておきます」

勇者「君は優秀だね」

賢者「身に余るお言葉」

勇者「優秀な政治家になれるよ」

賢者「しかし様々な高等呪文を習得しています。むしろ戦闘が本業です」

勇者「もう交代しようよ」

――町の宿屋

宿主「ひぃぃ」


勇者「ではリーダー全員が集まったところで今日の報告から」

戦士「軍内の恋愛禁止を申請する!」

武道家「もっとモンスターと闘いたい!」

商人「儲けさせてもらっております」

盗賊「早く寝かせろ」

魔法使い「戦士隊と武道家隊がうるさい」

僧侶「みんなでお祈りする時間を頂けたら」

賢者「全てを勇者殿にお任せします」



勇者「どうしよう一度にそんな言われても。賢者に任せていい?」

賢者「お任せ下さい」

勇者「旅って大変」

――朝

勇者「おはよう」

賢者「おはようございます」

勇者「じゃあ北の洞窟に向かおうか」

賢者「お待ち下さい、まだ戦士隊と武道家隊から全員起床の報告がきておりません」

勇者「ええー無理に起こさなくてもいいよ寝かせてあげようよ」

賢者「軍規が乱れます」

勇者「もう完全に『勇者ご一行』じゃ済まされなくなってる」

賢者「あっ、報告来ました。寝坊した者はメラの刑にしておきます」

勇者「やめようよ」

賢者「それで洞窟の方はどのように攻略しますか」

勇者「なんか町に迷惑かけてるみたいだから早めに終わらそう」

賢者「さすが勇者様。極悪非道な魔物を早急に退治せんとする心意気さすが」

勇者「ありがとう。でも迷惑かけてるのはこの大軍の方ね」

洞窟――
……ドドドドドドドドドドドド……
戦士「乗り込めぇぇぇ」
ドドドドド
武道家「ヒャッハアァー!」
ドドドドドド
盗賊「お宝っ」
ドドドドドド……

勇者「あれこれどうなってるの」

賢者「勇者様が早めに終わらすようにとの事でしたので」

勇者「ちょっと大丈夫なのいきなり無闇に突っ込ませて」

賢者「洞窟が崩れる心配などはありませんが。……あっ」

勇者「ん?」

賢者「今報告がきました。洞窟内の魔物は掃討完了です」

勇者「ちょっと待ってまだ何もしてないんだけど」

賢者「しかし洞窟内に魔物はいません。それとも逃げた魔物を追撃しますか」

勇者「しません。これ以上災害めいた行為は自重してください」

賢者「ではそのように」

勇者「どうしてこうなった」

フィールド――
ドドドドドドドッドドドドドドドオドドドド……

勇者「町長もあまり喜んでいなかったね」

賢者「そうでしたでしょうか。私には喜色満面にみえなくも」

勇者「間違いなく別の理由だろうね」

賢者「ところで次はどちらに向かいましょう」

勇者「ちなみに魔王城に向かうまでの最短ルートは」

賢者「まず伝説の塔で勇者様の武具を手に入れます」

勇者「いきなり?」

賢者「そして魔王城です」

勇者「ええっ」

賢者「なんせ数だけはいます」

勇者「そのルート以外は寄り道?」

賢者「寄り道ですね」

勇者「なにそれもう最短ルートでいいよ」

――船

勇者「もう何もかも無視していきなり伝説の塔に。他の船はついてきてる?」

賢者「ちゃんと9隻います」

勇者「一転して海軍だね」

賢者「十隻に分けた船だと一戦闘における経験値が普段の十倍になります」

勇者「これ以上強くならなくても」

賢者「みてください戦士号を。イカのクラーケンがタコ殴りにされてます」

勇者「うわぁひどい」

賢者「みてください賢者号を。クラーケンが集中砲火を受けて焼きイカ五体目です」

勇者「うわぁひどい」

賢者「皆強くなりました。これも全て勇者様の指揮のおかげです」

勇者「まだ三日目なのにそんな無茶な」

賢者「あっ、見えてきました。あれが伝説の塔です」

勇者「きっとあれも一瞬で攻略されてしまうんだろうな」

――伝説の塔

賢者「勇者様お待たせしました。伝説の剣と盾と鎧です」

勇者「一瞬ですら生ぬるかった」

賢者「思いのほか塔の内部は広く、今晩の宿泊拠点になりそうです」

勇者「仮にもダンジョンでなんという」

賢者「全ては順調に進んでおります。今のところ軍の秩序も守られています」

勇者「それってすごいことなんじゃないの」

賢者「賢い者と書いて賢者とよびます」

勇者「君ってすごい人材なんじゃないの」

賢者「勇者様のためとあらば」

勇者「ねぇ。割と本気で勇者降りていい?」

賢者「ご冗談を。さぁ伝説の武具をお召し下さい」

勇者「ねぇったら」

賢者「勇者様、実はこの塔は12階建てです」

勇者「そうなんだ。最上階にあるアイテム装備してるのに初めて知った」

賢者「なのでまだ多数のモンスターが塔内をうろついています」

勇者「ちょっと待ってそんな所に泊まるの?」

賢者「大丈夫です。塔周辺と6Fまでのモンスターは全て駆逐しました」

勇者「駆逐」

賢者「うろついてるのはむしろ逃げ回ってる魔物です」

勇者「鬼畜」

賢者「ところでもう魔王城一歩手前だというのにまだレベルが十分ではありませんよね」

勇者「二つ目のダンジョンにして最終舞台一歩手前」

賢者「この塔にははぐれメタルが現れます。レベルを上げるなら今がチャンスです」

勇者「この人数ではぐれメタル狩りだって」

賢者「塔内を完全攻略する頃には、軍の平均レベルは30ほどになっている計算です」

勇者「なんかもう攻略の意味合いがおかしくなってる」

はぐれメタルが現れた!▼

戦士「いたぞぉっ!」
武道家「いましたあああああああっ!」

ニアたたかう ピッ

はぐれメタルの攻撃! 戦士は15のダメージを受けた!

盗賊の攻撃! ミス! ダメージを与えられなかった
盗賊の攻撃! ミス! ダメージを与えられなかった
盗賊の攻撃! ミス! ダメージを与えられなかった
盗賊の攻撃!
  ・
  ・
盗賊の攻撃! はぐれメタルに1のダメージを与えた!
はぐれメタルをたおした!
経験値を獲得!

戦士のレベルが上がった!
僧侶のレベルが上がった!
賢者のレベルが上がった!
武道家のレベルが上がった!
戦士のレベルが上がった!
戦士のレベルが上がった!
勇者のレベルが上がった!
魔法使いのレベルが上がった! ……


勇者「まだこの旅で一回も攻撃した記憶がないのにどんどんレベルが上がってく」

書き溜め尽きた
パソコン使える時間も無くなった ごめん

「伝説の塔」駐留二日目――

賢者「勇者様、もうこの塔の魔物はいなくなりました」

勇者「伝説の塔が全滅の塔に」

賢者「見込み通り軍の平均レベルは32.5までアップしました」

勇者「なんか塔の中が賑やかになってるってか出店だらけだけど」

賢者「商人達が一丸となってこの塔を集落にしようと」

勇者「あの幕はなに」

賢者「武道家達の強い希望で闘技大会を」

勇者「やりたい放題だね」

賢者「申し訳ありません私が許可しました。何もしないよりかは建設的かと」

勇者「もういっそここに半分くらい置いていっちゃおうよ」

賢者「それが全員魔王城に突入することを強く希望しているようで」

勇者「えっ全員?」

賢者「10割です。皆、勇者様についていきたいと」

勇者「なんでそこまで無意味に狂信的なの」

賢者「ようやく出発の準備ができました……勇者様そのケガは?」

勇者「回復呪文使うとバレるから」

賢者「なんですって」

勇者「いやこっそり変装して大会に出場してみた。三回戦で負けちゃった」

賢者「勇者様、もしものことがあったら大変です。明日は魔王との決戦なのですから御自重を」

勇者「自重も何も初戦闘が魔王戦なのは勘弁して」

賢者「それは配慮が至らず」

勇者「そういえばまだ生きてる魔物はスライムときりかぶこぞうとはぐれメタルしか見たことない」

賢者「皆勇敢にして血気盛んですから」

勇者「やりすぎとは思わない」

賢者「数の為せる技です」

勇者「限度って何だろう」

賢者「そろそろ出発しましょう」

勇者「そうしましょう」

魔王城付近――

賢者「ついにここまできました」

勇者「本来の過程をどれだけすっ飛ばしてるんだろう」

賢者「あの毒沼地帯を越えた先に峡谷があります。その中心部にそびえ立っているのが」

勇者「三番目のダンジョンだね」

賢者「この毒沼を避ける呪文は賢者と僧侶しか使用できません」

勇者「えっじゃあどうするの」

賢者「カバーできない配置の者はダメージを受けながら行進することになります」

勇者「それはダメじゃない、今すぐ人員を削減しよう」

賢者「その必要はありません、大量の世界樹のしずくを手配しました」

勇者「すごい。ちなみに軍資金の残高は」

賢者「ざっと7億5000万Gです」

勇者「逆になんでそんなに減ってるのってきく所だろうね」

賢者「これでもやりくりしてます」

勇者「相場がわかんないよ」

毒沼――
ズブズブズブズブズブズズブブ……

勇者「大丈夫なの。大丈夫なの」

賢者「呪文で浮いてます大丈夫です」

勇者「そうじゃなくてあっちの戦士隊と武道家隊の方」

賢者「はい。生身で歩いてますね」

勇者「叫び声とか苦痛の声とか笑い声とか聞こえるんだけど大丈夫なの」

賢者「そろそろと道具を使う頃かと……あ、使いましたね」

勇者「なんてリラックスした顔だ。あっでもまた苦しそうに」

賢者「繰り返してれば魔王城です」

勇者「ところで魔物の姿がみえないようだけど」

賢者「魔王城も近いので何か策があるかもしれません、もしくは逃げ出したか」

勇者「逃げ出した可能性も否めないっておかしいよね」

賢者「ただいま10002名確認しました、欠員いません」

勇者「うへえ」

――峡谷
魔物の群れが城を取り囲むように集結している▼

勇者「やっと毒沼を越えたと思ったらこんなものを見せられるとは」

賢者「やはりそういうことでしたね」

勇者「数はどのくらいかな」

賢者「盗賊達の情報をまとめるにその数――」

勇者「ドキドキ」

賢者「その数850」

勇者「850! ってどうなの」

賢者「上級モンスター850を平均レベル35の10000の軍勢で破らなければなりません」

勇者「しかも商人や僧侶など非戦闘員の存在も加味しなくてはならない」

賢者「そうなると勝算は9割程度しかありません」

勇者「9割か。今までで一番厳しい戦いになりそうだね」

賢者「はい。心して挑みましょう」

勇者「ボケてるのかマジなのか真剣に分かんない」

勇者「メラ隊、てーっ」

魔法使いと賢者たちはメラを唱えた!▼

勇者「続けてヒャド隊、てーっ」

魔法使いと賢者たちはヒャドを唱えた!▼

勇者「これでどんな意味があるの」

賢者「メラとヒャドなら遠距離の射程でも一方的に攻撃できます」

勇者「でも上級モンスター相手ならほとんど効かないと思う」

賢者「ところが」

メラとヒャドがぶつかり合う!
新たに生み出されたエネルギーが魔物の群れを襲う!!▼

「アークデーモンに350ポイントのダメージ「シルバーデビルに405「アークデー「グレイトドラゴンに「シルバー「を与えた「380ポイント

勇者「えっなにこれイオナズンより強い」

賢者「とっておきの呪文です。さぁ敵の陣形が崩れました今です」

勇者「うわぁ奇襲もいいとこだ」

勇者「とつげきーっ」

戦士達「うぉおおおおおっ!!」

武道家達「あ″あ″あああああああっ!!」

ドドドドドドドドド……

商人達「しぇああああっ!!」

盗賊達「…………!!」

魔法使い達(♂)「きえええええっ!!」

僧侶達(♂)「ちょああああああっ!!」

ドドドドドドドドド……

勇者「えっちょっ何でこんなみんな元気いっぱいなの」

賢者「ようやく戦いらしい戦いに巡り会えた男の宿命は血沸き肉踊るものです」

勇者「えっ、騒音の中なんとか聞き取れたのに内容が意味わかんない」

賢者「私達も人と魔物が踊り狂う戦禍へ飛び込みましょうさぁ勇者様さぁ」

勇者「賢者がおかしくなった」


「メラミを唱えた!「会心の一撃!「ミス! ダメージを与えられない!「ベホイミを唱えた!「痛恨の一撃!……

勇者「戦場が一気にカオス状態に」

「燃えさかる火炎「シルバーデビルを倒した「痛恨の一撃!「世界樹のしずくをふりまい「バイキルトを唱え「! しかし生き返らなかった……


勇者「賢者~どこ~」

アークデーモンの攻撃!!▼

勇者「痛てっ!!」

勇者は10ポイントのダメージを受けた!▼
商人の攻撃! アークデーモンに45のダメージを与えた!▼
戦士の攻撃! アークデーモンに286のダメージを与えた!▼
僧侶の攻撃! アークデーモンに15のダメージを与えた!▼
アークデーモンを倒した!

勇者「痛いなこの」

勇者「はっもう倒されてる。展開早過ぎて追いつくヒマない」

魔物の群れを倒した!▼

戦士s「ウオオオオッ」ウオオオッ
武道家s「シャアアアアッ」ラーッシャアアアッ
ジジイs「ゾオオオオィッ」キャアアアアッ

勇者「鬨の声が上がってる。適当にうろうろしてたら終わってしまったぽい」

賢者「勇者様ご無事で!」

勇者「賢者。探したよ」

賢者「勇者様、勇者様は何匹ぐらい片付けました!?」

勇者「えっ?」

賢者「私は4体、あの目まぐるしい中4体もの魔物にトドメを!!」

勇者「そうですか」

賢者「ハァハァ!!」

勇者「ちょっと休む?」

賢者「またまた勇者様はご冗談がお上手!!」

勇者「休んだ方が良さそうだから休もう」

ごめん気付いたら寝オチしてた。明け方待っていた人本当にごめん
進行クソ遅いけどもう終わり際だからさくっと書く
とりあえず起きたばっかだからもうちょっと待って

賢者「賢者は我に返りました。申し訳ありません少しハイになってしまい」

勇者「日頃何か蓄積されてる感情でもあったら遠慮なく言って」

賢者「先程すべて放出しました心配無用に」

勇者「被害状況は」

賢者「戦士隊に死傷者が約1200名、武道家隊が約1000名――」

勇者「死人が出たの?」

賢者「出ましたが今はみんなピンピンしています」

勇者「世界樹の葉?」(蘇生アイテム

賢者「まだ半年分ほど余ってます」

勇者「しずくも?」

賢者「おかげさまで全員無傷に」

勇者「欠員は」

賢者「たったいま報告がきましたゼロです」

勇者「で敵は全滅と。結果だけみたら圧勝にもほどがあるね」

賢者「完全試合です」

――城門

勇者「すごい強そうな門番のボスが倒されてる」

賢者「いつも通りです」

勇者「やっぱり全員で乗り込むの」

賢者「魔王は儀礼的様式美を重んじる趣向があるようです」

勇者「つまり全員乗り込めるほどの間取りと」

賢者「本来ならば少数精鋭を多勢で狙い撃ちにする構造ですが、今回はそれが仇になってるようです」

勇者「こっちは魔王軍でいう多勢の十倍以上いるからね」

賢者「ところでここいらで全軍に勇者様から何か一言伝えると効果的でしょう」

勇者「これ以上士気揚げても逆効果じゃないの」

賢者「魔王城には多くの罠が仕掛けられていると思われます。我が軍への影響は計り知れません」

勇者「盗賊を投入すればいいじゃない」

賢者「彼らだけでは上級の魔物に対処できませんから」

勇者「つまり罠を数の勢いで乗り越えようと」

賢者「集団心理のパワーはバイキルトに匹敵しますから」

ばくだんいわ「……」

戦士(0721)「無事に魔王倒して帰還できたら、故郷の酒場を継ごうと思うんだ。」

戦士(0081)「近くに行ったら立ち寄らせてもらうよ。ご馳走してくれよな。」

戦士(0721)「ああ。オフクロの料理は絶品だからな。覚悟しておけよ。」

戦士(0081)「そいつは楽しみだ。さぁ、魔王城だ!0712、死ぬんじゃないぞ!」

ドラゴンクエストタクティクスだな

勇者「それじゃあみんな聞いてくれ」

ザワザワ…………シーン……

勇者「ついにここまで来た。倒すべき魔王はこの扉の先にいる」

戦士AZQ「お……おおお……」
武道家XA「おおおっ」

賢者「まだ静粛に! 勇者様どうぞ」

勇者「えー皆に伝えることは一つだ」

勇者「全員無事に生きて帰ろう。一人も欠けてはならない。だから命を大事に!」

戦士s「……ぉぉぉおおおお”おおおお”おおおおおおおおおっ!!」
武道家s「あ”あ”ああああああああああああっ!!」
商人s「ア”ア”ア”ア”アアアアアアアアアアッ!!」
盗賊s「ヒョオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

勇者「い、命を大事に!」

魔法使いs「イェア”ア”ア”ア”アアアアアアアッ!!」
僧侶s「勇者様アアアアアアアアアアァァァァッ!!」
賢者s「うわああああああああああいいいいいいいッ!!」

勇者「命を大事に! ねぇ、ちょっと分かってる? 命を大事にだって!!」

賢者「さすが勇者様たった一言で軍の士気を」

nice 暴徒.

ズズーン……

ドドドドドドドドドッドドドドッドドドドドッド

戦士s「進めぇぇぇぇーッ!」
武道家s「魔物だーッ!! チェーッスト!!」
盗賊s「お宝ーっ!」

勇者「ねぇ大丈夫なのこれ?」

賢者「やはり扉のすぐ内側に強力な魔物が待ち伏せていたようです」

勇者「数は?」

賢者「もう殲滅されました。ほぼ最強装備の大群がしかもこのテンションです」

勇者「何人くらい一気に雪崩れ込んだの」

賢者「今ここに勇者様の護衛兵が約2000名います。するとやはり8000名ほどかと」

勇者「もう意味わかんない」

賢者「ただし護衛の中に戦士と武道家はほとんどいません。まったく血の気の多い連中です」

勇者「どうも彼らは『命を大事に』のあとに『するな』と補完したらしいね」

賢者「我々も奥へ向かいましょう」

勇者「魔王城に討ち入ってるはずなのにまるで凱旋気分」

大広間――

魔王の側近「ククク愚かな人間共め。私には打撃も呪文も効かぬ。伝説の武具を以って初めて」

戦士の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
戦士の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
武道家の攻撃! 会心の一撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! ミス! ダメージを与えられなかった▼
戦士の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
魔法使いの攻撃! ミス! ダメージを与えられなかった▼
戦士の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
戦士の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
 ・
 ・
 ・
1ターン経過

側近「バ、バカな、なんだこの数は」
 
戦士の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
僧侶の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
 ・
 ・
商人の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
「ぐおおおおおおっ」
側近を倒した!!▼
戦士の攻撃! 側近に1のダメージを与えた!▼
武道家の攻撃! 会心の一撃! 側近に1のダメージを与えた!▼ ……

勇者「戦況はどうなの」

賢者「魔王は卑劣で狡猾なワナを城内に幾多にも」

勇者「厳しい?」

賢者「今のところ死者は出ておりません。というより出ても大丈夫です」

勇者「世界中の葉?」

賢者「一人につき3枚ずつ持たせています。しずくは5個ずつ」

勇者「僧侶いらなくない?」

賢者「ステータス変動呪文があります。それに一応バギを習得できます。集中砲火の火力アップです」

勇者「そう。いまさらな話でごめんね」

賢者「あっ、ただいま魔王の側近らしき魔物を倒したとの報告が」

勇者「最終局面になってもいつもと変わらずどんどん話が進んでいく」

賢者「後は玉座の間の扉を残すだけとなりました」

勇者「賢者の指示だよね。やれること残してくれてありがとう」

賢者「いえいえ、魔王だけは勇者様の力が必要ですので」

勇者「うそだったらちょっと承知しない」

次回作「おお勇者よ。よくぞここへ集うた」で勇者1000人RPGキボン

――大広間

戦士「あっ勇者殿だっ!」ザワザワ
武道家「勇者さん早く早く!」ギャーギャー

勇者「大広間に味方がびっしりいる」

賢者「全員整列させておきました。玉座の間へのじゅうたんの左右に」

勇者「ねぇ、ここどこだっけ」

賢者「魔王城の最深部の大広間です」

勇者「だよね。ごめんきいてみただけ」

僧侶「勇者様ーっ」
盗賊「ピューッ! ピューイッ!!」
賢者「勇者様勇者様勇者様勇者様」

勇者「怪しい宗教団体の教祖にでもなった気分」

賢者「勇者様のカリスマ性の為せる業です」

勇者「これが玉座の間への扉?」

賢者「そうです。勝手に開けようとした者がいましたがメラミの刑に」

勇者「うわぁこの焦げ跡そのせいだったの」

この中から何組ぐらいのカップルが出来上がるのだろうか?

バアァァン――

魔王「勇者よ。よくぞここまで辿りついた……」

勇者「魔王!」

魔王「卑劣極まりなき数で攻めたておって……我が魔族は決して人間共に屈しはせん!!」

戦士「黙れ魔王!!」ブーブー
武道家「俺とタイマンだコルァ!!」ブーブー
魔法使い「くたばれ魔王!!」ブーブー

魔王「たとえこの場は敗れようとも……我が魔族に受け継がれし矜持だけは見せ付けてくれるわ!」

商人「情けないぞ魔王!!」ブーブー
僧侶「魔王は口を挟まないで!」ブーブー
賢者「かーえーれっ!」カーエーレッ!


勇者「ねぇ賢者。なんか決心が鈍ってきた」

賢者「何をおっしゃるのです。確かに魔王の力は強大無比ですが怖気づくとは勇者様らしくない」

勇者「そういうことじゃないんだけどまぁいいや」

魔王「さぁかかってこい勇者よ!!」(ブーブーブーブー

勇者「行くぞ魔王!!」(ワーワーキャーキャー

勇者「でやあああっ!」

勇者の攻撃! 会心の一撃! 魔王に848のダメージを与えた!▼

賢者「皆のもの勇者様に続けーっ!」

勇者「えっ?」

\ オオオオオオオオオオオオオオオオーッ /

盗賊の攻撃! 魔王に30のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! 魔王に29のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! 魔王に33のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! 魔王に19のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! 魔王に37のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! 魔王に25のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! 魔王に29のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! 魔王に22のダメージを与えた!▼
盗賊の攻撃! 魔王に18のダメージを与えた!▼
 ・
 ・
盗賊の攻撃! 魔王に20のダメージを与えた▼
盗賊の攻撃! 魔王に24のダメージを与えた!▼
魔王を倒した!▼

魔王「ぐあああああああああああああああああっ」

勇者「ええっ」
軍団「ええーっ!」

10000も人数要らないwwwwwwwwwww

悪魔神官「おお……まおうよ。しんでしまうとはなさけない」

勇者「ねぇちょっと待ってよ、まだ最終形態とか残してるんでしょ?」

戦士「こら魔王! まだオレは攻撃してないぞーっ!」
武道家「立てーっ! 勝負しろーっ!!」

魔王「おのれ人間共め……たとえこの身は朽ち果てようとも……」

戦士「あっまだ息があるぞ!!」
武道家「チャーンッス!!」

戦士の攻撃! 魔王に148のダメージを与えた!▼
武道家の攻撃! 会心の一撃! 魔王に202のダメージを与えた!▼
戦士の攻撃! 魔王に152のダメージを与えた!▼
戦士の攻撃! 魔王に160のダメージを与えた!▼

勇者「おーいストーップ! とまれーっ」

戦士の攻撃! 武道家の攻撃! 僧侶の攻撃! ▼

 ・
 ・
 ・

ボロ……

賢者「やりましたね勇者様」

勇者「うわぁ消し炭よりひどい。しかも結局魔王の遺言聞き取れなかった」

戦士「あっまだ息があるぞ!!」
武道家「チャーンッス!!」
こwwwwいwwwwwつwwwwwwらwwwwwwwwww

こうして 魔王は倒れ 世界に再び平和が訪れた▼

――凱旋・王都
ワーワー ピューピュー
勇者「賢者、結局勇者の役割ってなんだったの」

賢者「伝説の剣で一太刀を入れなければ魔王は無敵でした」

勇者「普通に殴ったら?」

賢者「1しかダメージを与えられません」

勇者「それあの数で迫ったら倒せたんじゃない」

賢者「そうかもしれません」

勇者「勇者いらないじゃん!」ツッコミ

賢者「きゃっ」

勇者「好みの甲高い女声」

賢者「勇者様ご自重ください」

勇者「もうわけわかんない」

賢者「さぁもうすぐ王の元に到着します。参りましょう」

勇者「もうわけわかんない」

戦闘のことよりも仲間のモチベーションをうまく保っていかないといけないんですね

王の広間――

王「勇者よ、よくぞ半月で魔王を討ち果たした」

勇者「お言葉ですが王の支援が十分だったためです。わたしめは何もやっておりません」

王「仮にそうだとしても、その統率力は確かなものであった」

勇者「全て賢者のおかげです」

王「ほう、我が娘の」

勇者「えっ?」

賢者「お父様、ただいま帰りました」ファサッ

勇者「えっ」

王「娘よ、立派になったな」

姫「お父様。私はこの旅で勇者様にお見惚れしました」

王「よかろう、相手が勇者ならば許そう」

姫「勇者様、よろしければ私と結婚していただけませんか」

勇者「いいよ」

勇者「もう好きにして」

勇者勝ち組杉ワロタ

魔王四人衆「フハハ!勇者よ!貴様が倒した魔王は我ら魔王四人衆の中でも最弱の魔王だ!」

にならなくて良かった。

10002人が32.5レベルだから、
レベルアップ時の「チャラララッチャッチャッチャー」が流れる時間は
1回3秒だとして 97万5195秒

270時間53分15秒鳴り続ける


――結婚式

ヒュルルル~ パン! パン!

*「勇者様ばんざい!」
*「新たな王、勇者王ばんざい!」
*「勇者王ばんざい!」

勇者「ゆうしゃってなに」

姫「私は幸せです」ペタ

勇者「ゆうしゃってなんだろう」

姫「あっ、城の外に仲間が」

勇者「ちゃんと10000人いるの」

姫「はい、欠員はいません。皆、嬉しそうに手を振っています」

勇者「多すぎてよくわかんない」

姫「それではじかに挨拶に向かいましょうか」

勇者「えっ」

戦士「勇者殿おめでとう!」「勇者「勇者殿おめでとう!」でとう!」僧侶「勇者様「様おめでとう」
武道家「勇者ばんざい「んざい!」ばんざい!」商人「おめでとう!」武道家「勇者と勝負「」めでとう」
でとう!」盗賊「最後とどめをさしてすみま「おめでとう「ばんざい!」魔法「勇者様すてき!「」商人「金」
「おめでとう!」戦士「勇者殿おめでとう!「ばんざい「勇者様ばんざい「んざい」「でとう」めでとう!


勇者「これ終わんない!」

姫「皆が勇者を永劫語り継ぐことでしょう」

勇者「この先勇者王は何をすればいいの?」

姫「そろばんです」スチャッ

勇者「えっ?」

姫「まずは財力を蓄えることです」

勇者「えっ?」

姫「曽祖父も勇者でした。代々この方法で確実に世界は救われています」

勇者「えっ?」

姫「さぁ城へ戻りましょう。ふふ、今日もいい天気ですね」

END


この勇者絶対数日で頭おかしくなるだろwwwwwww

どうしてこうなった

勇者王wwwww誕生したwwwww

姫は声の低い水樹奈々か
面白かった

>>1乙の人「おはようございます。まだスレあります」
寝起きの1「えっ?」

魔王「本気で王倒す」

側近「えっ?」

魔王「絶対さっきみたの正夢だわ」

側近「えっ、夢?」

魔王「それで側近、こっちの戦力はどうなんだ?」

側近「はい、上級モンスターが3500名ほど、中級5000名、そして下級モンスターが10000名ほどいます」

魔王「それで、現在召集可能なものは?」

側近「半日ほどあれば全員集まるかと思われます」

魔王「よし、なら今すぐに召集を開始しろ」

側近「本気だったんですね……わかりました。それでは失礼します」スタスタ、バタン

魔王「……勇者じゃなくて盗賊に殺されるなんて、酷い夢だ」

>>1さっさと書けよ

男「じゃあとっととプレゼント開けてみるか」

サンタ娘「はいっ」

シュルルル……

パサッ  カパァ

サンタ娘「中に……なにが入ってました……?」

男「なんかえろい」

サンタ娘「えっ!?」

男「いやこっちの話。箱の中には――ケーキが入ってる」

サンタ娘「わぁ、素敵なスポンジケーキですね!」

男「どこが。形崩れてるじゃん」

サンタ娘「この箱の中のものは、外部からの物理的な影響を受けません」

男「じゃあ何でこんなボロボロになってんだよ」

サンタ娘「この状態のケーキこそが、男さんへのクリスマスプレゼントということです」

男「…………」

サンタ娘「あっ、な、なんですかその目! ほっ、本当ですから!!」

ごめん 盛大に誤爆った スルーして

王「この中に一人、魔王がいる」


王「お前やろ」

魔王「いえ違います」

王「ほな、九九の八の段言うてみい」

魔王「八一が八、八二十六、ハッサンはワシが倒した!」

王「お前やー!!」

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