ハルヒ「彼氏?いるわよ」(652)

キョン「え?」

ハルヒ「何よそんな顔して。私の可愛さで彼氏がいないほうがおかしいでしょ」

キョン「いや……お前恋愛は精神病って」

ハルヒ「そう思ってたけどやっぱり一人はさびしいなと思ってたらいつの間にかできてた
まあ年頃なんだしやっぱり恋くらい経験しとかないとね」

キョン「ほ、ほらお前俺のこと好きとかじゃなかった?」

ハルヒ「何気持ち悪いこと言ってるのよ。そりゃちょっとはあんたのこと気にはなってたけど、
飽きちゃった。女の子って飽きっぽいのよ」

キョン「あばばばばば」

ハルヒ「それよりあんたのほうこそどうなのよ」

キョン「ど、どうとは?」

ハルヒ「彼女よ彼女。いないの?」

キョン「ま、まあ部活とかあるし」

ハルヒ「部活は言い訳にならないわ!
うちの部活はあんた以外みんな付き合ってるから」

キョン「え?

    え?」

キョン「こ、こ、古泉もか?」

ハルヒ「何かバイト先で年上のお姉さんと付き合ってるんだって」

キョン「あ、あ、朝比奈さんも?」

ハルヒ「みくるちゃんは鶴屋さんと一緒に合コン行ったりして遊んでるらしいわ
とっかえひっかえよ」

キョン「な、な、長門はさすがに冗談だろ」

ハルヒ「有希はパソコン部の人と付き合ってるみたい。前見たけどオタクっぽい顔してたわ
有希の趣味って変わってるのね」

キョン「じゃ、じゃ、じゃあ俺以外みんな……」

ハルヒ「ええ。彼氏、彼女もちよ。天下のSOS団で彼女ができないってのは恥だから
あんたもさっさと作りなさい」

キョン「う、うわああああああああああああああああああああああ」

ハルヒ「何ようるさいわね」

キョン「嘘だ嘘だ嘘だ……」ブツブツ

ハルヒ「嘘じゃないわよ。だいたい受身でいて彼女ができると思ってるのが間違いなのよ
あんたみたいに誰にもアタックをしないで彼女ができるって顔じゃ……」

prrrrrrrrrr

ハルヒ「あ、彼氏から電話だ。あ、もしもし~はるはるだけど~」

キョン「ハルハル!?」

ハルヒ「うん、今部活なの~。分かった~たっくんが来いって言うならすぐ行くね~」

ピッ

ハルヒ「というわけで用事ができたから今日は帰るわ。じゃあキョン戸締りはちゃんとしといてね
今日はあんたしか来ないらしいから」

キョン「……何だ何だ何だ何だこの世界」

キョン「……はあ、戸締り終わったか……ん?あれは国木田と谷口か」

国木田「あ、キョンがいる」

谷口「ようキョン。何してんだ」

キョン「お、おう。今日は部活が早く終わってな」

国木田「へーそうなんだ。珍しいね」

キョン「そ、そうだ良かったら今日は久しぶりに一緒に帰らないか」

谷口「悪い。今日は俺ら用事があるんだよ」

キョン「用事?どっか遊びに行くのか?なら俺も連れてけよ」

谷口「違う違う合コンがあるんだよ」

キョン「合コン?なら連れてってくれ。辛いことが今日あったんでな」

国木田「え?でもキョンって彼女いるでしょ?」

キョン「いねえよ。何でそう思ってるんだ」

国木田「部活であんなに楽しそうにしてるからもうとっくに誰かと付き合ったのかと思ってた」

キョン「はは……誰にも手を出してないさ。というわけで連れてってくれ谷口」

谷口「キョン。悪いがもう人数が決まってるんだ。というわけで今回はお前は呼べん。すまんな」

キョン「何……だと……」

谷口「なあにそう気を落とすな。お前が積極的になれば女の一人や二人すぐにできるさ。ということで
じゃあな」

国木田「じゃあねキョン。また明日」

キョン「……そういや。部活ばっかで最近あいつらとつるんでなかったな……帰るか。
……ん?外にいるのは長門?」

キョン「おーい、なが……」

コンピ研の男「ごめん。長門さん待った?」

長門「だいじょうぶ」

コンピ研の男「はは、ごめんね。ちょっと掃除当番だったから遅れちゃって」

長門「そう」

コンピ研の男「じゃあ帰ろうか。あ、あのさ」

長門「何?」

コンピ研の男「手、つないで帰っていいかな?」

長門「……」

コンピ研の男「あ、もちろん、嫌なら良いんだよ。ごめんね変なこと言って」

ぎゅっ

長門「……これで良い?」

コンピ研の男「え、あ、うん。もちろん。ありがとう。じゃ、じゃあ帰ろうか」

長門「分かった」

キョン「…………あー地球爆発しねえかなあ」

街中

キョン「いつの間にかクリスマス一色だな……今年のクリスマスは家でケーキでも食うか……
ん?あれは?」

鶴屋「いやー今日の合コンはいまいちだったね」

みくる「そうですね~大学生というから期待してたんですけど」

キョン「(思わず隠れてしまった)」

鶴屋「うちらが女子高生だからってがっつきすぎさね~」

みくる「年上だからもっとクールなんじゃないかと思ってたんですが」

鶴屋「そういやクールって言ったらみくるっちの部活のキョン君はどうなのかい?」

キョン「(お?)」

みくる「え~キョン君ですか?」

鶴屋「そうっさ。前みくるがちょっと気になるとか言ってじゃないか」

キョン「(まさかここで俺の名前が出てくるとは……)」ドキドキ

みくる「ん~見た目は良いんですけど、グジグジ言ってるところがちょっと駄目ですね~
私ああいう口だけの男って大っきらいなんですよ」

鶴屋「はっはっは。ちょっとそれはひどすぎるんじゃないかな~」

キョン「……」

みくる「じゃあ鶴屋さんいります~?」

鶴屋「ん~童貞っぽいのはパスっさ~。やっぱり男なら引っ張ってくれる人じゃないと」

みくる「そうですよね~。そういや前の合コンでかっこいい人いたんですけど。また開けます?」

鶴屋「鶴屋さんに任せなさい」

みくる「きゃーさすが鶴屋さん」



キョン「……練炭ってまだ売ってたかな?」

自宅

キョン「……ただいま」

ガタガタ

キョン妹「あ、キョン君帰ってきたんだ?早いんだね」ハアハア

キョン「ああ、今日は部活がなくてな……ん?何でそんな顔が赤いんだ?」

キョン妹「え?き、気のせいだよ」ドキッ

キョン「怪しいな。ちょっとお前の部屋に入らせてもらうぞ」

キョン妹「あ、ちょっと駄目キョン君!」

ガチャリ

小学生の男「あ、は、はじめまして」

キョン「……何……だと……」

キョン「こ、これはどういうことなんだ」

キョン妹「んっとね。一緒に家で遊ぼうって話になって……で、でもねHなことはしてないからね」

キョン「あうあう」

キョン妹「あ、あのねキョン君。このことはお父さんとお母さんには内緒で……」

キョン「うわあああああああああああああああああ」

バタンッ

キョン妹「キョン君がどこかに行っちゃった……」

小学生の男「一瞬すごいあせっちゃったよ」

キョン妹「ごめんね。キョン君はいつも遅いから大丈夫と思ってたんだけど」

小学生の男「まあ良いよ。それより続きしようか」

キョン妹「う……うん///」



キョン「そ、そうだ。まだ佐々木がいたはずだ。うんきっと佐々木なら大丈夫なはず」

prrrrrrrr

キョン「よう久しぶりだな」

佐々木『キョンじゃないか。急にどうしたんだ?』

キョン「何となく電話がしたくなってな。それよりどうだ。久しぶりに会えないか?」

佐々木『え?今からかい?』

キョン「ああ、まあお前の都合のつく日にちなら」

佐々木『う、う~ん』

男の声『誰~?』

佐々木『中学校の時の友達さ』

キョン「!?」

男の声『元彼?』

佐々木『いや、ただの友達だよ』

キョン「……」

男の声『またまた~佐々木ちゃん嘘ついちゃ駄目だよ』

佐々木『ひゃあ!ちょ、ちょっと電話中にそんなこと……ん……』

プチ、ツーツーツー

キョン「……」

キョン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」



森「う~最近暇よねえ」

古泉「やれやれ、以前はあれほど休暇が欲しい休暇が欲しいと言ってたじゃないですか」

森「まあそうなんだけどね。でもいざ暇になったらやることなくて困る感じ」

古泉「やれやれ森さんらしい。でも良いじゃないですか。こうやって二人で時間を共有できる
ようになったわけですし」

森「ふふっ。まさか古泉とこんな関係になるなんてね」

古泉「これもすべて平和のたまものというやつですよ森さん」

森「そう考えたら平和ってのも悪くないわね。そういえば古泉」

古泉「はい?何でしょうか」

森「約束したでしょ。二人きりのときは園生って呼べって」

古泉「あ、すいません。普段の癖でうっかり」

森「ふふ。気にしてないわ。一樹」

古泉「え、あ、はい。ありがとう……園生」

森「……ねえ一樹」

古泉「何でしょう」

森「さっきの罰として……私にキスしてよ」

古泉「え。でもここは街中……」

森「誰も知り合いがいないから大丈夫よ」

古泉「わ、分かりまし……」

キョン「うわああああああああああああああああああああああああああああ」
ダダダダっ

森「……ねえ今の走ってた人って」

古泉「ええ……」


喜緑「会長ありがとうございます。わざわざ買い物に付き合っていただいて」

会長「ふん。君一人じゃ頼んだ品物がちゃんと来るか不安だから付き添っただけだ」

喜緑「うふふっ。そうですね」

会長「……どうやら喉が渇いたようだな。良かったら喜緑君。あそこの喫茶店でお茶でもしないか」

喜緑「はい。お供します」

キョン「うわあああああああああああああああああああああああああ」

会長「……何か今見えたが」

喜緑「きっと気のせいですよ。さっ会長早く中に入りましょう」

会長「き、喜緑君。手をひっぱらないでくれ」



キーコキーコ

キョン「……叫びながら走り続けているうちに見知らぬ公園へと来てしまった……」

キーコキーコ

キョン「はあ……しかし、俺以外みんな付き合ってるとはな……傑作だぜ」

キーコキーコ

キョン「確かに俺が優柔不断だったところが悪かったかもしれない……
だが、俺はあの距離感が居心地が良かったんだ。
……近すぎもせず遠すぎもしないくらいが丁度よかったのに……」

キーコキーコ

キョン「もうあの楽しい日々は戻ってこないのかな……」

?「そんなことありませんよ」

キョン「ん?あなたは……」

みくる(大)「お久しぶりですキョン君」

キョン「あ、朝比奈さん?」

みくる(大)「どうしたんですか。そんな貧相な顔をしてブランコなんてこいじゃって」

キョン「ははっ。貧相に見えますか」

みくる(大)「ええ。いつものキョン君らしくない」

キョン「いつもの……いつものかあ……。
人はなくなってその良さが分かるって言うけどまさにその通りですね」

みくる(大)「相談に乗りましょうか?」

キョン「ちょっと話は長くなるかもしれないけど良いですか?」

みくる(大)「もちろん大丈夫ですよ」

元ビッチという現実




みくる(大)「なるほど……涼宮さんに彼氏ができたと」

キョン「そしてSOS団で付き合ってないのは俺だけなんですよ。ははっ笑える話でしょ」

みくる(大)「キョン君はそれで満足してるんですか?」

キョン「これが満足してるように見えます?……俺はあわれな負け犬野郎ですよ」

パアンッ

キョン「痛っ!朝比奈さん何を!?」

みくる(大)「根性無し」

キョン「え?」

キョン「これが満足してるように見えます?……俺はあわれな負け犬野郎ですよ」

パアンッ

キョン「痛っ!朝比奈さん何を!?」

みくる(大)「口だけ野郎」

みくる(大)「涼宮さんも長門さんも古泉君も私も付き合ってる人ができた。
でもこれは行動した結果よ
キョン君みたいに俺のことだけを好きでいてくれたら良いなって思うだけじゃなくて実際に行動したの」

キョン「……でも」

みくる(大)「もちろん行動する前は誰でも緊張するわ。失敗したらどうしよう。嫌われたらどうしようってね。
でもその悩んだ過程があるからこそ結果がついてきただけ。
キョン君みたいに口だけで行動しなかった人とは違うの」

キョン「……そうですね……。でも今からどうしたら良いか」

みくる(大)「キョン君は涼宮さんが好きだったんでしょ?
ならばあなたの気持ちをちゃんと伝えてその彼氏から寝とるくらいの気概を見せなさい」

キョン「寝とるですか。……朝比奈さん一つ良いですか?」

みくる(大)「ええ良いわ。何でもどうぞ」

キョン「……実は俺……処女厨なんです」

みくる(大)「え?」

キョン「昔から思ってたんです。初めて付き合うのは処女が良いって。ビッチなんかに俺の童貞は
渡したくないって」

みくる(大)「……」

キョン「昔から神経質なほうなんで、他人が使ったあとのコップは洗っても使いたくなかった。
こう言うと失礼かもしれないですけど、他人が使った後の女性と……Hする気になれないんです」

みくる(大)「……」

キョン「だから……今のハルヒも長門も失礼ですけど朝比奈さんも俺の対象外になるわけなんです」

みくる(大)「……」

キョン「ははっ……。こんなこと言ったら軽蔑されますよね。でも……自分の信念は曲げたくないんです」

飯食ってくる

そしてGの後にHがあると…

みくる(大)「キョン君……」

キョン「はい」

みくる(大)「確かにキョン君の発言は正直ひきました」

キョン「……すいません」

みくる(大)「いえ。謝らなくて良いです。
でもキョン君の本音が聞けて私もキョン君のために手伝いたいと思いました。
そのためにわざわざ屑……いやキョン君と会いに来たんです」

キョン「でも……どうやって……もうハルヒは処女じゃないんですよ!」

みくる(大)「忘れたのですか?あなたはジョンスミス。
つまり涼宮さんが処女だったころに戻れば良いんです」

みくる(大)「調べたところ涼宮さんの処女が喪失したのは三年前の出来事。ならばそれより少し前に戻れば
良いんです」

キョン「そ、そうか……でも。確か朝比奈さんの時間移動はずっとはいれなかったはず」

みくる(大)「キョン君は処女の人とHができたら良いんですよね」

キョン「ま、まあそうですが……」

みくる(大)「なら話は簡単です。中学生のころの涼宮さんをレイプして
涼宮さんの処女を奪ったのはキョン君という事実を作ればいいんです」

キョン「朝比奈さん!?」

みくる(大)「……何ですか?(怒ったかな)」

キョン「ありがとうございます。本当にありがとうございます」

みくる(大)「お礼は無事に計画が終わってからにしましょう(この屑め……)」

キョン「分かりました。今からですか?」

みくる(大)「ええ。今からです。その前にこれを渡しときますね」

キョン「何ですか?これは」

みくる(大)「青い玉が催眠剤。赤い玉が催淫剤が入ってます。青い玉は涼宮さんの家族が起きた時に、
そして催淫剤は涼宮さんに使ってください。処女でもみさくらなんこつのように感じるくらい効き目があります」

キョン「分かりました。頑張ります」

みくる(大)「じゃあ移動しましょうか。……その前に」

キョン「?」

バンバン

キョン「っ痛~~!な、何で…」

みくる(大)「さっきのキョン君の発言にです。大人のレディーに中古とか言うのは大変失礼なことですよキョン君。ふふ」

キョン「す、すいませんでした」




三年前

みくる(大)「着きました」

キョン「何回見てもどうやって移動してるか分かりませんね」

みくる(大)「ふふ。禁則事項ですから
ここが涼宮さんの家です。じゃあキョン君武勇を祈ってます」

キョン「あ、朝比奈さん」

みくる(大)「どうしました?」

キョン「やっぱりこの玉返しておきます」

みくる(大)「なぜですか?キョン君のテクじゃ涼宮さん抵抗するかもしれないですよ」

キョン「さっきのビンタで目が覚めたんです。
普段の俺はいつも受身で何か良いことがないかを待っていた。与えられた物事をブツブツ不平を言っていた駄目な奴だった
でもそれじゃ駄目ということが分かったんです。だから、俺は俺の力でハルヒをレイプしてやると決めたんです」

みくる(大)「キョン君……」

キョン「いや、すいません。変なこと言っちゃって」

みくる(大)「いえ……言ってることは最低ですけど、最高にかっこいいですよ」

キョン「じゃあ行ってきます」

みくる(大)「キョン君。夢見がちな一人の少女に現実を見せてあげてやってください」

キョン「ええ。今日という日を一生忘れられないようにしてやりますよ」



みくる(大)「(学生時代かあ……そういえば昔はキョン君のことちょっと好きだったな)」

みくる(大)「(でも彼がずっと涼宮さんのことしか見てなかったから私が入る隙間がなかった)」

ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆
ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆

ガチャリ

ハルヒ(小)「すーすー」

キョン「はあ……はあ……」

素直に「好き」と言えないキミも
勇気を出して(Hey Attack!)
恋のまじないミクルビーム
かけてあげるわ

みくる(大)「(だからかな。いつまでも私を見てくれない彼をあきらめたのは)」

みくる(大)「(キョン君にかっこいいこと言ったけど、実は私もできなかったなあ)」


いつもみんなの夢を運ぶの
夜はひとり星たちに願いをかける
明日もあの人に会えますように

ハルヒ(小)「……ん……誰?」

キョン「おい静かにしろ。騒ぐなよ」

ハルヒ(小)「お父さん!お母さん!むぐっ!?」

キョン「良いか。良く聞け。今からお前をレイプする」

ハルヒ(小)「ん~ん~」

ビリビリッ

キョン「まだ中学生なだけあって体も成長してないな。……どれ味はと」

ハルヒ(小)「……ん」ビクッ

※Come On! Let's dance!(かもんれっつだーんす)
Come On! Let's dance! Baby!(かもんれっつだーんすべいびー)
涙をふいて走り出したら

未来からやってきたおしゃまなキューピッド
Come On! Let's dance!
Come On! Let's dance! Baby!
宙(そら)の彼方へSpecial Generation(すぺしゃるじぇねれーしょん)

キョン「こんだけ舐めたら入るだろ」ガチャガチャ

ハルヒ(小)「ん~ん~!?」

キョン「おいハルヒ。覚えておけよ。俺の名前はジョンスミスだ」

ハルヒ(小)「ん!?……ううぅ…ひっく……痛いよう……」

キョン「はあ……初めてだけあってきついな……」

パンパンパン

ハルヒ(小)「……ん、んあ、……んん……」


みくる(大)「(あのときは早く大人になりたいって思ってたなあ)」

みくる(大)「(でも大人になった今はあのころに戻りたいとたまに思ってしまう)」



「いつになったら、大人になれるのかなぁ?」

キョン「あ、ハルヒ。いくぞ、いくぞいくぞ!」

ハルヒ(小)「うっう……ひっくひっく」

キョン「はあ……はあ……。じゃあなハルヒ」



みくる「そろそろキョン君も終わるころかな?」

ガチャリ

ハルヒ母「ハルヒ~さっきからうるさいわよ……え?あなた誰!?」

みくる「!?」

ハルヒ母「ちょっと誰か!むぐう……」

みくる「ふう……キョン君がああ言ってたけどやっぱり捕まったら大変なことになるから『禁則事項』の
用意しといて良かった」

キョン「あ、朝比奈さん終わりました」

みくる「あ、キョン君お疲れ様です。ちゃんとレイプできましたか?」

キョン「ええ、ばっちりです。一生あいつの記憶に残るようなレイプをしてやりましたよ」

みくる「ふふっ。じゃあ帰りましょうか」

みくる(大)「涼宮ハルヒがこの時何者かによって強姦される。そしてこの時期から彼女は不思議な能力を身につけた
と言われてます」

キョン「そうなんですか……。じゃあハルヒが覚醒したのは……」

みくる(大)「ええ、キョン君のおかげですね。でもこの時から彼女はトラウマで
色々な男性と付き合うようになったと」

キョン「そんな……じゃあ結果は変わってないのですか…」

みくる(大)「いえ。一つだけ変わったことがあります」

キョン「何ですか?」

みくる(大)「彼女はあの日の強姦以来。セックスに対して恐怖心を持つようになった
そのため彼女は付き合っても性行為をすることはなくなったのです」

キョン「じゃ、じゃあハルヒは」

みくる(大)「ええ、涼宮さんの経験人数はキョン君だけですね」

キョン「何か考えられないですね」

みくる(大)「だからキョン君が戻って確かめてあげたら良いんですよ」

キョン「でもハルヒは性行為に恐怖心を持ってるのにどうやって……?」

みくる(大)「ふふ。私がキョン君にあげたものがあるじゃないですか」

キョン「あ、あの赤玉か」

みくる(大)「そうです。それでキョン君の気持ちを伝えてください……そろそろ着くころですね。
それじゃあキョン君。また会いましょう」

キョン「ははっ。過去の朝比奈さんによろしくと言っときますよ」

みくる(大)「ええ。分かったわ」






ガラリッ

ハルヒ「あらキョン。私今から用事があるから帰るとこなのよ」

キョン「そっかあ、丁度俺もお前に用があったんだよ」

ハルヒ「?」

キョン「なあハルヒ。ジョンスミスって覚えてるか?」


みくる(大)「二人はあの薬でラブラブに。それが正しい未来の形」

みくる(大)「彼が涼宮さん以外と付き合っても、涼宮さんが彼以外と付き合っても修正される」

みくる(大)「そこにその他の意思が入る予定はない。なぜならこれは既定事項だから」

みくる(大)「そう考えると長門さんも佐々木さんもかわいそうね。もちろん私も」

みくる(大)「どうせならこの好きだったって記憶もなくしてくれたら良いのに、そうさせない
涼宮さんって意地悪よね」

みくる(大)「ふふっまあいっか」

みくる(大)「恋のまじないミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆」

終わり

以上純愛ものに定評がある糞虫が送りました

最近リアルが上手くいってないのからこんなss書いちゃいました
すいません
では

ハルヒ「彼氏?いるわよ」

ハルヒ(これで悔しがらせればキョンはあたしのものに…)

キョン「そうか、これで安心して他の奴と付き合えるな」

ハルヒ「ま、どうしてもあた……えっ」

キョン「いやぁいままで大変だったんだぞ
どいつもこいつもアタックしても『あなたには涼宮さんがいるじゃない』って断られてな」


こういう展開かと思ったのに

ハルヒ「へ、へぇ……」

キョン「それじゃ彼氏と仲良くな」

ハルヒ(どうしてこうなったどうしてこうなったどうしてこry)

―――

キョン「ということがあったんだが」

古泉「それを僕に話してどうするんです?」

キョン「誰から行くべきだと思う?」

古泉「あなたの一番好きな人からいけばいいじゃないですか。ハーレムを作るつもりなら話は別ですが」

ガチャ

長門「………」

キョン「おう長門、遅かったな」

長門「日直」

キョン「そうか、なら仕方ないな」

古泉「それで、あなたは誰」

キョン「古泉、黙れ」ヒソヒソ

古泉「おや、なぜです?」ヒソヒソ

キョン「いま思えば俺は大分前から長門が好きだったのかもしれない」ヒソヒソ

古泉「これはまた急な話ですね」ヒソヒソ

キョン「長門の感情の機微を理解できるのは俺だけだと自負してる。なぁ、お前に長門の心情が分かるか?」ヒソヒソ

古泉「それは確かに分かりませんが」ヒソヒソ

キョン「だろ。それに、長門はいままで幾度となく俺を助けてくれた。普通気のないやつを助けるか?」ヒソヒソ

古泉「まぁ…どうでもいい人でなければそうですね」ヒソヒソ

キョン「つまり、長門も俺のことが好きだということだと思うんだ」ヒソヒソ

古泉「ですが、しかし」ヒソヒソ

長門「何?」

キョン「あぁ、いや、何でもない…いや、何でもなくないかもしれん」

長門「?」

キョン「長門、いまお前と俺に関する話をしていたんだ」

長門「………」

キョン「おまえはいままで俺を数々の受難から救ってくれた」

キョン「時には空間を切り裂いて、時には時間を朔行してまで」

キョン「ハルヒに世界改変をやめさせるヒントをくれたのもおまえだ」

古泉(僕も差し上げたつもりですが)

キョン「おまえがいなかったら今頃俺はここにいなかっただろう」

長門「そう」

キョン「あぁ。その過程で俺はある結論に行き着いてしまったんだ」

キョン「長門、俺はおまえが好きだ。世界中の誰より好きだ」

長門「………」

キョン「俺と付き合ってくれないか?」

長門「それはできない」

キョン「ん? あぁ、ハルヒのことを気にしてるのか。あいつにはもう彼氏がいるから大丈夫だ」

長門「違う」

キョン「じゃあなんだ? 別に人間じゃなくても俺は構わないぞ」

長門「私には彼氏がいる」

キョン「いや、長門、今日はエイプリルフールじゃないぞ?だから嘘はつかなくていいんだからな?」

長門「事実」

古泉「長門さんは確か1ヶ月前からコンピュータ研究部の部員さんと付き合っているはずです」

キョン「冗談だろ?」

古泉「残念ですが」

キョン「ふざけるな!!じゃああのおまえの思わせぶりな態度はなんだったんだ!」

長門「?」

キョン「普通年頃の娘が両親のいない部屋に男を招き入れるか!?」

古泉「落ち着いてくだ」

キョン「これが落ち着いていられるか!こいつはっ、長門は一人身の心を誑かす悪魔なんだぞ!」

長門「それはあなたの勘違い」

キョン「そんなわけあるか!出て行ってくれ!!」

古泉「………」

キョン「この文芸部室から出て行け!!」

長門「………」

キョン「出て行けっていってるだろ!」

ガチャ バタン

キョン「……はぁっ…はぁっ」

古泉「やりすぎでは?」

キョン「いや…これでいい…っ…」ヒックヒック

古泉「……今日だけは僕の胸で好きなだけ泣いていただいてもかまいませんよ?」

キョン「それは遠慮しておく」

古泉「相変わらず冷たいお方だ」

キョン「………」

古泉「やっと冷静になりましたか」

キョン「あぁ…取り乱して泣いたりして悪かった」

古泉「そうとなれば、さっそく長門さんに謝りに」

キョン「謝る?俺が?」

古泉「?えぇ」

キョン「どこに謝るところがある。復讐の間違いだろ」

キョン「あいつは悪魔だ。しかも宇宙人だ。男を誑かす最凶にして最強のデビルエイリアンだ」

古泉「………」

キョン「野放しにしておいたら地球が滅びる。だから駆除する必要がある。そうだろ?」

古泉「………」

キョン「しかし、いまはまだその時じゃない、古泉」

古泉「…はい?」

キョン「昔の偉人の言葉を教えてやろう」

キョン「女なんて……星の数ほど……いるッ!!!」

キョン「長門なんて68億人(出展:wikipedia)のうちの1人の産む機械にすぎない」

キョン「いや、そもそも地球外生命体だからもともと人口の1人にも入ってない。そいつが消えただけだ」

古泉(だいぶダークサイドに堕ちてますね)

キョン「というわけで、いま俺の身辺にいる女性で次に狙うべきなのは……朝比奈みくるだ」

キョン「まだ朝比奈さんは来てないよな?」

古泉「今日は欠席との報告がありましたが」

キョン「マイスウィートハニー朝比奈は欠席か…ならば電話で告白するのみ!」ピッピッピッ

prrrrrr prrrrrr

キョン「ちなみになんで休んだんだ?」

古泉「鶴屋さんと一緒に合コンだそうですよ?」

ガチャ

みくる「ふぁい、なんですかー?」

キョン「ふざけろ糞ビッチ!!」

みくる「ふぇっ!?ななななんでそんなこと」

プツッ ツーツーツー

キョン「牛女はなしだ」

古泉「牛女とは?」

キョン「糞ビッチ朝比奈に決まってるだろ!産む機械のくせに…」

古泉「…あんまり産む機械と連呼するとフェミニストに殺されますよ」

キョン「産む機械がなんとほざこうがどうでもいいさ」

キョン「ついでに鶴屋さんもなしだな」

古泉「おや、鶴屋さんは敬語なんですか?」

キョン「あの人に逆らうと俺の命がヤバイ」

古泉「………」

キョン「さて、残るは…」

古泉「もうSOS団は全員いなくなりましたね」

キョン「あぁ………」

古泉「なんなら僕が紹介しましょうか?」

キョン「いや、ガチホモは勘弁してもらおう」

古泉「いえ、彼女に紹介してもらうので大丈夫ですよ」

キョン「彼女……だと!?」ガタン

古泉「えぇ」

キョン「古泉ィィ!!お前もかァッ!!」

キョン「くそ……いまならカエサルの気持ちがすごく分かるぞ…」シクシク

古泉「………」ポンポン

キョン「俺に触れんじゃねぇ!!このリア充がッ!!」ガバッ

古泉「………」

キョン「なんだその目はッ!見下せて気持ちいいかッ!!そりゃそうだろうよッ!!!くそッたれが!!!」

キョン「どうせ俺は今年もクリスマスを一人で過ごすさ!悪いか!!お前らみたいに誰かに縛られることのない悠々自適な聖夜を営ませてもらうぜ!!!」

キョン「はっはっは羨ましいだろ!なんで女のために自由をさしださねばらなんのかッ!!俺は自由だ!!!」

キョン「おまえみたいな奴はTDLでもTDSでもいってメルヘンの世界に連れて行かれてろ!!」

古泉「………」

キョン「はっ……はっ……はっ」

古泉「………失礼します」

キョン「はぁっ……はぁっ……はぁっ…」

キョン「………」

キョン「ふっ…ふふっ」

キョン「そうだ!俺にはあいつがいるじゃないか…」

キョン「あいつなら…それでもあいつならきっとなんとかしてくれる」

prrrrrr prrrrrr prrrrrr

キョン「よ、よう、佐々木か?」

佐々木「やぁキョン。久しぶりだね」

佐々木「こんな時間にどうしたんだい?」

キョン「いや、なんだか無性におまえの声が聞きたくなってな」

佐々木「くつくつ、おかしなことを言うな、君は」

キョン「佐々木、いまから会えないか?」

佐々木「いまからじゃないと駄目かな?」

キョン「いや、別にいますぐじゃなくてもいいんだ。お前が準備ができ次第で」

男「どうした?電話長いな」

佐々木「いや、すぐに終わるよ。それで、キョン、今日は」

キョン「やっぱなんでもない。じゃあな佐々木」ガチャ

キョン「……どうすりゃいい」

キョン「くそ、きっと俺はいまMAJORの編集部と同じ気持ちでいるはずだ」

キョン「なんで目にゴミが入ってピッチャー返し食らうんだよ!」

キョン「ありえん……」

ふと目の前にあるコンピ研からガメてきたパソコンが目に入る。
このパソコンはハルヒの世界改変のときに大いに役立ってくれた。
確かにヒントをくれたのはパソコンではなくあのデビルエイリアン長門ではあるが、
それでもこのパソコンが俺に道を拓くためのヒントをくれたんだ。

キョン「ふっ…いいぜ!」

キョン「俺の周りの女が全員彼氏持ちだってなら!!」

キョン「俺はそのふざけた幻想をぶち壊す!!!」

俺はパソコンの電源を入れた。

見慣れたwindowsの文字が目に入る。
この部屋で何度もみたようこその文字。
パソコンは俺に希望を与えてはくれなかった。

キョン「ふっざけるなぁぁぁぁ!!」

キョン「お前もか!!お前もなのか!!」

キョン「こンの無機物の存在で人間様に逆らうか!!!」

キョン「こんなもの!!」

俺がパソコンを壊そうとしたときのことだった。
不意に画面が暗くなり、なにも表示をしなくなった。

キョン「まさか……」

キョン「お前は俺の味方なのか?」

イスを振り上げたまま尋ねる。
当然返事はない。
けれど

キョン「そうか……ありがとう…ありがとう」

けれど、気持ちは伝わる。

YUKI.N>現実から目を背けないで。

俺はイスを振り下ろした。

―――

キョン「この世に神なんていない、なぁそうだろ?」

谷口「あぁ、全くだ」パクパク

キョン「お前ならこの気持ちを分かってくれるだろ?」

谷口「あぁ、分かる分かる」モグモグ

キョン「妹にも彼氏がいたんだぜ?」

谷口「あぁ、酷い話だな」パクパク

キョン「まだ小学生だぞ!?」

谷口「あぁ、そうだな」モグモグ

キョン「もう神なんて信じない!!」

谷口「ごちそーさん!」

国木田「そんなに彼女が欲しいの?キョンは」

キョン「黙れ熟女タラシショタ」

国木田「別にタラシてなんかないよ」

キョン「うるせぇ、おまえは顔だけで犯罪だ。草食系ショタめ」

国木田「そうとうイライラが溜まってるんだね」

谷口「イライラしてるときはオナニーに限るぜ?」

キョン「そりゃあイライラだってするだろ」

谷口「全く、彼女ができないからってそんなに僻むなよ」

キョン「おまえも一緒だろうが」

国木田「谷口はこの前彼女できたからねぇ」

谷口「あぁ、やっぱり俺みたいなのになると、ちょっと声かけただけでちょろっとな!」

キョン「死ね。氏ねじゃなくて死ね。性病にかかって死ね」

谷口「おう怖い怖い。さっさとお前も性病ができるほどヤれる彼女見つけろよ」スタスタスタ

キョン「なぁ国木田」

国木田「ん?」

キョン「お前女だったりしないのか?」

国木田「エロゲーのやりすぎだよ、キョン」

国木田「しょうがないなぁ」

キョン「ん?」

国木田「僕の働き先で紹介してあげようか?」

キョン「なにっ!?」

国木田「そんなに驚かなくても」

キョン「まことか!?」

国木田「本当だよ。みんな優しくていい人だよ?」

キョン「よし、それはそうと今日の放課後よろしく頼むぞ!」

国木田「せっかちだなぁキョンは」

キョン「それにしてもおまえ、バイトなんてしてたのか」

国木田「まぁね」

キョン「どんな仕事してるんだ?」

国木田「接客業、かな?」

キョン「ゲイバーとかじゃないよな?」

国木田「すごいね、なんで分かったの?」

キョン「くそ、やっぱり神様なんていないじゃないか!!」

キョン「もう神様なんか信じない!」

ハルヒ「キョン?」

キョン「ん?」

ハルヒ「なにぶつぶつ言ってんのよ」

キョン「なんだお前か。悪いがいま俺はお前を相手にしていられるほど暇じゃないんだ」

ハルヒ「へぇ……彼女もいないくせに暇じゃないんだ?」

キョン「っ!! かかかか彼女ぐらいいるわ!!」

ハルヒ「そうなの?お昼ごはんのとき随分と口論してる声が聞こえてきたけど?」

キョン「人の話を盗み聞きするなんてタチが悪いな!」

ハルヒ「聞かれたくないなら小さい声で話しなさいよ」

キョン「まぁとりあえず彼女がいるから暇じゃないんだ」

ハルヒ「ふぅん、名前は?」

キョン「は、ハルヒには関係ないだろ?」

ハルヒ「ま、いいわ、今度教えてね」スタスタスタ

キョン「くそ、あのマジキチめ……」

ハルヒ(なによあの態度。あたしが彼女になってあげようと思ったのに)スタスタスタ

ハルヒ「あ、そうだ」

キョン「まだ話があるのか?」

ハルヒ「今日はみくるちゃんが休みだからSOS団なしよ」

キョン「へいへい」

キョン(好都合だな。あいつらと顔をあわせずにすむ)

―――下駄箱

キョン「いいや、今日はさっさと帰るか」

サッ

キョン「ん? ペロ…これは…ッ」

キョン「くっくっく……ふっくっく……あーっはっはっは!!」

キョン「神は俺を見捨てていなかった!!!」

キョン「この3つのラヴレタァーがそれを示している!!」

キョン「まだ焦るような時間じゃない。とりあえず1枚捲ってみるか」

『キョンへ 生きる!!性病にならずに生きる!! 谷口より』

キョン「……」グアシャグシャ ポイ

キョン「気をとり直して2枚目」

『今日17時 教室にて待つ』

キョン「なんだこの果たし状みたいな文章は。でもって3枚目は、と」

『18時 文芸部室で待ってます』

キョン「……だいぶ女の子らしい字だな。デジャヴを感じるが」

眉毛か

キョン「…というわけではるばる教室まで来たわけだが…いかんせん、まだ16時だな」

キョン「人っこ一人いやしねぇ」

キョン「誰も教室でエッチしてないなんて世も末だな」

キョン「………」

キョン「とりあえず掃除用具入れの中にでも隠れてるか」

キョン「あ、そうそう1つ言っておかなくちゃな」

キョン「>>268 ネタバレはいかんぞネタバレは」

鬱エンドはかんべんな

キョン「さて、あと5分で16時なわけだが…」

ガラッ

キョン(この感じッ!……まさかッ!! ヤツがいる!?)

谷口「WAWAWA忘れ物~♪」

キョン(やはり……谷口!!)

谷口「いけねぇいけねぇ、俺としたことが忘れ物とはな」

谷口「空の弁当箱を忘れるなんて…」

谷口「でもって……いつまで隠れてるつもりだ、俺の目からは逃れられないぞ!」

キョン「流石だな」バタン

谷口「なんてな…って本当にいたのか!?」

キョン(くそ、谷口め、面倒なことしやがって。もう17時まで1分もないじゃないか!)

谷口「おいキョン、そんなところでなにやってたんだ?」

キョン「なんでもいいだろ、早く帰れ」

谷口「だってよ、普通掃除用具入れなんかに入ってないぜ?」

キョン「どうでもいいだろ、早く帰れ」

谷口「教えてくれたっていいだろ?またあの涼宮の変な活動か?」

キョン「そうだよ、早く帰れ」

谷口「相変わらずあの女変わってるな」

キョン「変わってるよ、早く帰れ」

谷口「俺が中学校のときなんか」

キョン「分かった分かった、早く帰れ」

谷口「なんでそんなに俺を帰らせたがってるんだ?」

キョン「早く帰れ」

谷口「あぁ、そういやお前にいいもんやるよ」ポイ

キョン「?」

谷口「コンドーム。余ったからな。そういやお前は使う相手がいないか」

キョン「凍った豆腐の角に頭ぶつけて死ね!普通の豆腐の角じゃなくて凍った豆腐の角でしね!!」

谷口「最近キョン口悪いな、どうでもいいけどよ、じゃあな」

ガラッ

キョン「くそ、俺だってコンドームを使うときもあるさ」

キョン「オナホに入れるときとかな」

ガラッ

276の意見を大事にして、作者にはキョンhappyendでお願いしたい。
俺からも頼む。

いやバットのがおもしろい

そう言うなよ・・・。
土曜のこんな時間に2chやってるやつ(しかもvip)にリア充なんていないんだしさ。

朝倉「あら、早いのね」

キョン「あさ……くら…?」

朝倉「なに死人を見たような顔してるの?」

キョン「だ、だってお前は…」

朝倉「『死んだはずだ』なんてありきたりなことは言わないでよね?」

キョン「死んだはずだ!!」

朝倉「そう、確かに私は死んだわ」

朝倉「けど、私は生きていたの」

キョン「どういうことだ!」

朝倉「人形遣いって知ってる?」

朝倉「私はね、自分と寸分違わない人形を作り上げることに成功したの」

キョン「……」

朝倉「それは私から独立して動けるし、感情も持ってるものなの」

キョン「おまえが痛んだ朱色だったのか」

朝倉「なんだ、この話知ってたの?つまんないなぁ」

上のキョンのセリフ(メジャー編集部云々)にかかってんだよ!多分…。

ごめん>>285>>278のことです。失礼しました。

キョン「残念ながら奈須きのこの作品は俺のバイブルだ」

朝倉「そっか…じゃあここを草原に変えても無意味ね」

キョン「まだ答えてもらってないぞ?なんでお前がここにいる?」

朝倉「…逢いたかった」

キョン「なに?」

朝倉「女の子に『逢いたかった』って言われて喜ばないなんて失礼ね」

キョン「そりゃあ普通は喜ぶさ。けど、一回俺は殺されかけたんだ。そうもいかないだろ」

朝倉「それもそうね」

キョン「それで、目的はなんだ」

朝倉「だから言ってるでしょ?あなたに逢いたかったの」

「会う」を「逢う」にする人種は大抵俺の嫌いなタイプだ

キョン「飛影はそんなこと言わない!」

朝倉「は?」

キョン「俺の知ってるお前はそんなことを言うようなやつじゃない!」

朝倉「変わったのよ、色々とね」

朝倉「そうそう、ちょっと訊きたいことがあるんだけど、いい?」

キョン「情報操作を解いて、この教室から出られるようにしてくれたならいいぞ?」

朝倉「それじゃ誰かが入ってきちゃうじゃない」

キョン「俺が逃げられないだろ」

朝倉「もともと逃がすつもりなんてないわ」

キョン「っ! それで訊きたいことってなんだ?」

夕暮れに彩られた教室を見渡す。
それが朝倉によって作られたものなのか地球の自転によって作られたものなのかは分からないが、
一つだけわかることがある。
いま、朝倉に襲われたらまずい。
手元に武器一つない。

朝蔵「そうだったわね。『やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいって言うじゃない?これ、どう思う?』」

288の偏見ワロタwwwww
すごいいい奴だったらどうすんだよwww

>>288
「会う」と「逢う」の違いを学んで来い
意図的に変換してんだクズ

>>291
訂正
「会う」と「逢う」の違いを学んで来い
意図的に変換してますのよ?

言葉が汚すぎた

>>291
>>288もそれはわかってんだと思うよ

キョン「またその問答か」

朝倉「そ、懐かしいでしょ?」

キョン「そうだな。やって後悔することも多いからずっと己が内にその感情を秘めとくのが良いと思うぞ?」

朝倉「そんなんじゃ、つまんないわ。それに、恋ってずっと抑えていられるものじゃないでしょ?」

キョン「そこはそいつの精神力によるだろ。弱者は告白してふられて負けるんだ」

朝倉「それ、あなたが言えることじゃないんじゃない?」

キョン「なに?」

朝倉「だってあなた、長門さんに告白してフられたでしょ?」

キョン「なっ!!なんでそれを」

朝倉「ずぅっとあなたの側にいたから」スタスタ

キョン「来るな!!」

朝倉「女の子に酷いこと言うのね」スタスタ

キョン「いいか、それより一歩でも近付いてみろ…近付いたら」

朝倉「近付いたら?」

キョン「近付いたら……駄目だ」

ID:holle6M60みたいなのを見ると、『ここってvipなんだな』って思えて逆に安心する。

>>297
俺はお前みたいなのを見てゆとり増えたなって思う

>>298まじですか,そりゃどうも。

朝倉「じゃ、近付いちゃおうかな?」スタスタ

キョン「冗談はよせ!!」

朝倉「冗談じゃないわよ」スタスタ

とうとう朝倉との間が1mもない距離となってしまった。
お互い向かい合う状態で黙っている。
朝倉は微笑を浮かべて。
俺は冷や汗を浮かべて。

キョン「ふ…また長門が助けに来てくれるさ」

朝倉「こないわよ。今回は前回より強固な壁にしておいたから。来ても、事後じゃないかしら?」

キョン「嘘だッ!!!」

朝倉「残念だったわね」

キョン「く、くそ」

朝倉「あなたに告白して涼宮ハルヒの出方をみる」

眉コキか・・・(ごくり)

キョン「は?」

朝倉「『は?』じゃないわよ。女の子が告白してるんだからもっと嬉しそうにしてよ」

キョン「は?」

朝倉「まったく……」

そういうと、いっきに朝倉は近付いてきた。
目の前には谷口がAA+と判断した端正な顔立ちがある。
普段と違い、目蓋は閉じられ、爛々と輝く瞳はその奥に隠れてしまっているが
目を閉じていてもその美しさが分かる。
つまり 朝倉と俺はキスをしていた。

ゆっくりと視界が元に戻る。

朝倉「これで分かった?」

キョン「」

朝倉「ふふ、女の子にキスされて言葉もでないのね」

キョン「……」

朝倉「私はあなたに逢うためだけに帰ってきたの」

>「会う」を「逢う」にする人種は大抵俺の嫌いなタイプだ
どうでもよすぎワロタwww

朝倉「なかなか大変だったのよ。長門さんに見つからないように戻ってくるのは」

キョン「朝倉……」

朝倉「ん?」

キョン「俺でいいのか?」

朝倉「…何言ってるの、私はあなたが好きなの」

キョン「ハルヒは」

朝倉「涼宮ハルヒなんて関係ないわ。私はあなたを愛してるの。あなたになら何されたって構わないわ」

キョン「朝倉…」

朝倉「もちろん、エッチなことだってきゃっ!」

気がつくと、俺は朝倉を押し倒していた。

朝倉「気が早いのね」

キョン「すまん」

朝倉「いいわ。好きにして。そのために戻ってきたんだもの」

>「会う」を「逢う」にする人種は大抵俺の嫌いなタイプだ
このスレこっちがメインになってるwwww

 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  作者様から レスが ツイてる・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )   「会う」と「逢う」の違いを学んで来い !?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ  作者様から レスが ツイてる!

|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ    意図的に 変換してんだ クズ !
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7  作者様から レスが ツイてる!
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘   言葉が 汚い 意図的!

| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ
|    | ( ./     /      `) ) ♪

>>310とは直接関係ないけど、『どうしてこうなった』のaaも峠を越した感があるな。

今度は俺から唇を重ねる。
そして深く深くゆっくりと

朝倉「んっ……知ってた?女の子はキスされると愛されてるって感じるのよ」

キョン「じゃあフレンチの方がいいな」

朝倉「馬鹿ね。情熱的なのも愛でしょ?」

再び唇を重ね合わせる。
舌を突き出し、絡めあう。
愛を確かめあうように、相手の歯茎をなぞる。

そして、ゆっくりと官能的に口を離す。
唾液が糸を引いていやらしい気分を加速させる。

ここでフレンチの意味を指摘する奴がでる

キョン「胸、揉んでもいいか?」

朝倉「好きにしてって言ったでしょ?」

ジッパーを上げ、セーラー服を脱がすと、
水色の爽やかなブラジャーが露わになった。
朝倉の性格からして、ショーツも水色だろう。

キョン「舌も脱がすぞ」

スカートのジッパーに手をかける。
軽くスカートを下ろすと、ショーツの一部が目に入ってきた。
もちろん色は水色だ。
少しだけショーツが露出している姿がとても欲情をそそる。

朝倉「あんまりコテコテした勝負ぱんつは嫌なんだけど…どう?」

キョン「俺もこっちの方が好きだよ」

朝倉「そう、良かった」

ブラジャーをつけたまま朝倉の胸を揉む。
硬いわけでも柔らかすぎるわけでもない程よい硬さが手に伝わる。

朝倉「…ぅ…ん…」

乳首にはまだ触らない。

>>316
しーっ

キョン「朝倉、気持ちいいぞ」

朝倉「いちいち報告しないでよ」

顔を赤らめながらそういう朝倉が猛烈に可愛らしい。

ホックに手を掛け、ブラジャーを取り去る。
既に乳首が天高く上を向いていた。

キョン「朝倉、乳首が」

朝倉「だから報告しないでって言ってるでしょ!!」

キョン「そんな顔されたらしないわけにはいかないだろ」

今度は乳首ギリギリの乳輪付近をくすぐるようにさわる。
乳首に触るのはまだだ。

朝倉「あ…ぅん……」

乳首に触れるか触れないかの位置を何度も往復する。

朝倉「…ぅ…すごく焦らすのね」

キョン「手引書に書いてあったからな」

朝倉「なんの手引書よ!?」

キョン「『彼女を悦ばせる100の方法』」

キョン「というわけで、朝倉が懇願するまで触らない」

朝倉「いじわる」

キョン「触って欲しかったらねだるんだな」サワサワ

朝倉「あぅ…」

朝倉「そろそろ触ってよぅ…」

キョン「やっと言えたな。触ってやろう」

ピンと立ち上がった乳首に触れる。
途端に朝倉の体がビクッと反応する。
優しく抓ったり、握ったりしてみる。

朝倉「あっ…んっ…」

キョン「感じてるな」

朝倉「ぁっ…やんっ」

少しずつ、少しずつ、力を強くしていく。
そろそろか。

朝倉「ひゃっ!! べろはっ」

キョン「舐められるのは気持ちよくないのか?」

朝倉「ちがっ…うけど……」

朝倉の乳首を舐めながら、スカートを完全に下ろす。
ショーツ1枚を隔てた向こうにあるものを想像すると…。
勃起は生理現象だ

朝倉「私だけじゃずるいから」

気がつくと俺の制服まで脱がされていた。
対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース、恐るべし。

キョン「くっ……」

対抗して手で乳首を弄りながら、体の他の部分に舌を這わせる。
耳、首、鎖骨、お腹、感じるところは全て嘗め回す。

朝倉「あぁっ!」

朝倉「マウントポジションじゃあなたに対抗できないわ」

キョン「俺は朝倉が気持ちよくなるところが見たいんだ」

朝倉「それじゃ不公平よ」

キョン「あとで思いっきり気持ちよくさせてもらうさ」

朝倉「んぁっ…」

キョン「おい、ショーツがビショビショだぞ?」

朝倉「そんなっ…こと…」

キョン「ん?まだ濡れてないのか?」

意地悪な気持ちを込めて朝倉の太股に舌を這わす。

朝倉「ひゃっ…ゃん」

股にまで近いところを舐めては、また遠いところに戻る。
その繰り返し。

朝倉「ぁぅ……ぁっ…ん」

キョン(そろそろいいだろう)

指でクロッチの部分に軽く触れる。
生暖かく、ぬめっとした感覚が肌に伝わる。

キョン「そろそろ大分濡れてきてるな」

朝倉「待って」

キョン「ん?」

朝倉「私が銜えてあげるわ」

ポジションが変わり、俺が立って、朝倉がその横で俺のブツをしゃぶる形となった。

朝倉「いくわよ?」

朝倉が口にブツを銜える。
擬似性交のように出たり入ったりする息子。
すごく…気持ちいい。

少し経つと、擬似性交の形から、舌で部分的に責めるような形になった。
もちろん、竿は手で上下に動かしながら。

朝倉「どう?気持ち良いでしょ?」

キョン「あぁ……くっ」

また朝倉が銜えなおす。
先ほどよりも奥まで入っていく。
すいついてくる頬がまるで膣壁のようだ。

キョン「っ…吸うのは卑怯だろ」

朝倉「あら、前戯に卑怯も糞もないでしょ?」

ディープスロートがどんどん激しくなっていく。

キョン「うっ……朝倉!」

すると、朝倉は途端に口からブツを外した。

朝倉「まだイかせてあげない。本番はまだこれからよ?」

キョン「あ、あぁ…」

少し残念に思いながらも手を朝倉のショーツに伸ばし、一気に脱がす。
いやらしく光る舌の唇が淫猥で劣情を駆り立てる。

キョン「朝倉……」

ザシュ!

キョン「うぐッ!!まさか…」

朝倉「そうよ…全ては油断させる為」

ふと、ポケットに入れていたものを思い出す。

キョン「そうだ朝倉、これをつけてくれないか?」

朝倉「そんなもの持ってるなんて、随分盛んだったのね」

キョン「いや、さっき谷口にもらってな」

朝倉「そんなものをつけなくても私は妊娠しないわよ?」

キョン「つける行為に興奮するんだ」

朝倉「ふーん……まぁいいわ」

袋から取り出すと、その袋の先端を亀頭にあてがう。
皮を下ろし、コンドームをいっきに下まで下ろす。

朝倉「初めてだけど、ちゃんとできたかしら?」

キョン「あぁ。強いて言うなら口でつけてもらいたかったがな」

朝倉「最初から言えばそうしたのに」

キョン「あぁすまん」

朝倉「なに謝ってるのよ」クスクス

キョン「……」

朝倉「よいっしょ……どう?私のやらしいところ見える?」

朝倉は手を壁につき、臀部をこちらに押し付けるように見せた。
下方には眉毛と同じ色をした陰毛に覆われた口が見える。

キョン「あぁ。すごく濡れていやらしく光ってるぞ?」

朝倉「実はね……結構我慢してたのよ?」

朝倉「もうこれ以上は長くは我慢できないから、早く入れて?」

キョン「朝倉…」

朝倉「お願い。私をめちゃくちゃにして?」


夕飯作ってくる

ザシュ!

>>342「うぐッ!!」

朝倉「夕飯なんか食べてる場合じゃないわ」

バゴォン

天井をぶち破るような轟音とともに瓦礫の山がふってきた。
状況の物凄いデジャヴを感じる。

長門「1つ1つのプログラムが甘い」

裸のままの朝倉は驚いて固まってしまっている。
当然といえばそうだ、俺と朝倉の間に急に長門が現れたのだから。
もちろん、俺も驚いて固まっている。

長門「以前より強固だったため、進入に時間を要した。すまない」

朝倉「邪魔する気?」

長門「私たちは地球人とそういう関係をもってはいけない」

朝倉「それはあなたもでしょ!?あなた、コンピ研の……まさか」

長門「彼は私が作り上げた虚構の人間」

朝倉「そんな……」

長門「情報結合の解除を要請する」

キョン「ちょっと待て、長門」

長門「あなたは黙っていて」

キョン「朝倉を消さないでくれ!」

長門「それはできない」

キョン「頼む」

長門「……できない」

朝倉「いいわ。ここは私の情報制御空間だもの。以前のようにはいかないわ」

キョン「長門!」

長門「邪魔をしないで」

朝倉「私は…彼と生きていくって決めたの!!私たちの恋路は誰にも邪魔させない!!」

長門「それは所詮一瞬の夢にすぎない。それは私も」

キョン「長門!!頼む…見逃してくれ!!俺は朝倉と平和に暮らしていきたいだけなんだ」

長門「ANTTITHMNNKSENA」

急速に意識が遠のいていく。
くそ、長門……それは卑怯だろ……。

―――下駄箱

サッ

キョン「ん…これは…ッ」

キョン「手紙…か?」

キョン「ふっふっふ……はーっはっはっは!! どうやら俺にも春が来たようだな」

キョン「この2つのラヴレタァー…例え谷口の悪戯だったとしても1枚は……確実に…本物ッ!」

キョン「とりあえず1枚捲ってみるか」

『キョンへ 生きる!!性病にならずに生きる!! 谷口より』

キョン「やはり谷口からか……だがしかし、もう1枚は!!」

『18時 文芸部室で待ってます』

キョン「……だいぶ女の子らしい字だな。デジャヴを感じるが…ってあれ?」

キョン「…気のせいか」

ガチャ

キョン「朝比奈(大)…さん?」

みくる(大)「キョンくん…待ってました」

キョン「残念ですが、もうあなたには興味ありません」

みくる(大)「はい?」

キョン「もうあなたのような肉便器に用はないって言ったんです」

みくる(大)「まだあのときのことを引きずってるの?」

キョン「あなたにとってはうん十年前ことかもしれませんが、俺にとってはほんのちょっと前のことなんです」

みくる(大)「そんなうん十年も経ってないです!」

キョン「俺にはそうは見えませんが。あなた、いくつですか?」

みくる(大)「!!」

みくる(大)(耐えろ、耐えるのよみくる!)

みくる(大)「それは禁則事項ですし、今日はそんな話をしにきたんじゃありません」

キョン「それじゃ何のようなんですか?雌牛さん?」

>>306
俺は「○○た事無い」を「○○た時無い」
という輩が大嫌いだ!

>>316
フレンチフライは所謂日本英語で言う所のマックのフライドポテトだな
アメリカ人にフライドポテトって言っても正確には伝わらない
って教えられたぞ 2chで

みくる(大)「あなたはきっと前回の世界改変より酷い出来事に巻き込まれることになります」

キョン「ふーん( ´,_ゝ`)」

みくる(大)「そのために過去を…」

キョン「ふーん( ´,_ゝ`)」

みくる(大)「………」

みくる(大)「…ぐすっ」

キョン「ふーん( ´,_ゝ`)」

みくる(大)「もう…知らないっ!!」ガチャ バタン

キョン「…ちょっとやりすぎたか?」

prrrrrr prrrrrrr ピッ

古泉「もしもし、聞こえてますか?」

キョン「あぁ、どうしたリア充。お前はずっとホモダチでいてくれると思ったたのになぁ」

古泉「……いまは冗談を言っている場合じゃありません」

キョン「なんだ、俺は忙しいんだ。3行で言うなら聞いてやる」

古泉「現在、閉鎖空間がこれまでにない勢いで拡大しています。あなた、なにもしでしかしてはいませんよね?」

キョン「あぁ、なにもしてないぞ?」

古泉「そうですか……」

キョン「話はそれだけか?」

古泉「……いいですか、あなたに1つ言っておきたいことがあります」

キョン「3行だって言っただろ?じゃあなリア充」

ガチャッ ツーツーツー

…あちゃくら…

prrrrr prrrrr ガチャ

キョン「なんだお前はもう3行以上話しただろ? 構ってちゃんは死ね」

古泉「どうしてもあなたに伝えなくてはいけないことがありまして」

キョン「そんなにもしもししたいなら彼女に言えばいいだろ?」

古泉「そのことですが、僕には彼女なんていません?」

キョン「は?」

古泉「僕はもちろん、朝比奈さんにも長門さんにも交際している人なんていません」

キョン「なに?」

古泉「佐々木さんも調査したところ、いないようです。谷口さんはおそらく見栄でしょう」

キョン「おまえらは全員グルで俺を騙してたのか!!」

古泉「そう思われても仕方ありませんね。しかし」

キョン「最低だな!仲間ってのは嘘偽りなくすべてを分かち合えるヤツのことを言うんだ」

古泉「しかしそれには理由があったのです」

キョン「理由なんてどうでもいい。もうお前に話すことはない、じゃあな」

ガチャ ツーツーツー

キョン「もう、誰も信じられない…」

キョン「いや、信じないほうが楽だな」

あれからすぐ家路に着いた。
帰る途中なんどもしつこく携帯が鳴り響いていた。
もちろんかけてきていたのは古泉。
面倒だから拒否設定をしておいた。
もうあんなやつらどうでもいいさ。
世界が滅びようと、あいつらが困ろうと知ったこっちゃない。

長門「………」

家の前に長門がいた。

キョン「何の用だ?」

長門「あなたに話がある」

キョン「俺はお前の話と聞きたいとは思わん」

長門「聞いて」

キョン「どけ、俺は帰る」

長門「涼宮ハルヒに関する重要な話」

キョン「どけって言ってるだろ?」

長門「どかない」

キョン「いくら長門でも手加減はしないぞ?」

長門「………」

キョン「早くどけ」

長門「あなたは私を殴れない」

キョン「!!」

長門「殴れない」

キョン「やってみなきゃ分からないだろ!?」

長門「殴って」

キョン「っ!」

長門「早く」

キョン「………」

長門「私の話をあなたが聞くまで私はどかない」

長門「そこに痺れる憧れるぅ……」

キョン「調子に乗るなよ?」

長門「………」

キョン「お前らが俺を騙していたことは知っている!」

長門「………」

キョン「俺痛めつけようとして、リア充アピールをしてたんじゃないのか?」

長門「………」

キョン「俺はそんなお前らのことはもう信用できん」

長門「……そんなつもりはなかった」

キョン「そうだろうよ。ちょっとしたからかい半分のつもりだったんだろ?」

長門「違う。聞いて」

長門「誤解を解きたい」

キョン「………いいだろう、聞いてやるさ」

キョン「聞いてやるから、話し終えたらそこからどいてくれ」

―――回想

佐々木「今日みんなに集まってもらったのは他でもないキョンのことなんだ」

佐々木「ここにいるみんなは彼に…世間一般で言う『好き』に値するほど興味がある、そうだろう?」

古泉「えぇ、その通りです」

長門「………」

みくる「……でしゅ」

佐々木「けど、僕らのその想いは絶対に叶わない。彼は涼宮ハルヒと結ばれる運命にあるのだからね」

佐々木「そうは言っても、だからといって僕たちは簡単に彼を諦められるかな?」

長門「できない」

佐々木「くつくつ、君は素直だね」

古泉「だからといって、僕たちにはどうしようもできないことでは?」

佐々木「……もしも、彼に恋人ができたら僕らは飽きられめられるかな?」

みくる「き、キョンくんは自分から恋人をつくような人じゃ」

佐々木「そうだね、そういえば彼はそういう人だ」

佐々木「だからこれは仮の話。もしも彼に恋人がいたら諦められるかな?」

古泉「……それは…分かりません」

佐々木「少し、質問を変えてみよう」

佐々木「もしも彼に恋人がいたら、君たちは略奪できる自信はあるかい?」

長門「………」

みくる「………」

古泉「………」

佐々木「もちろん、彼は恋人と一緒にいるとき、すごく幸せそうに過ごしている」

佐々木「君たちはその幸せを壊してでも彼を手に入れられるかな?」

みくる「そんなのできましぇん」グスッ

佐々木「きみたちは?」

古泉「彼が幸せなのでしたら僕は…」

長門「できない」

佐々木「ならば答えは簡単。彼と涼宮ハルヒをくっつけよう」

みくる「ふぇ?」

佐々木「僕らにとって、これ以上彼がフリーでいるのを傍観することは苦痛だ。ならいっそくっつけてしまおうということだよ」

古泉「そうは言いましても」

佐々木「方法は至極簡単さ。涼宮ハルヒを使えばね」

古泉「?」

佐々木「もし、自分の周りの人がみんな付き合い始めたら君たちはどうする?」

みくる「焦って…」

佐々木「そう、焦り始める」

古泉「つまり、僕たちが涼宮さんを焦らせれば」

佐々木「くつくつ、そういうことさ」

―――

長門「私たちはそれを実行しただけ、それがまさか涼宮ハルヒに悪影響を与えるとは思ってもいなかった」

長門「涼宮ハルヒは焦りを感じるとともに、恋人がいないことを恥ずかしいことと認識してしまった」

長門「そして、世界が変わった」

長門「谷口やあなたの妹に恋人がいたのもそれが原因」

キョン「……もっともらしい話だな」

長門「真実」

キョン「残念ながらいまの俺にはお前の話が信じられん」

キョン「聞いてやったんだからそこをどいてくれ」

長門「………」スッ

キョン「じゃあな。もう俺に話しかけないでくれ」ガチャ バタン

長門「信じて」

キョン妹「キョンくんお帰りー」

キョン「あぁ…今日も彼氏きてるのか?」

キョン妹「えへへー」

キョン「そうか、小学生からそんなませてると、ろくな大人にならんぞ?じゃあな」スタスタスタ

キョン妹「キョンくんどうしたの?元気ないよー?」

キョン「なんでもないさ」ガチャ バタン

キョン妹「変なのー」

―――

キョン妹「キョンくーん、ごはーん」コンコン

キョン「ん? あぁ、もうそんな時間か」

キョン(ぼーっとしてたら2時間経ってたのか)

キョン「この音……雨でも降ってるのか?」

キョン妹「うん、なんかねー、台風だってー」

キョン「雨戸閉めないとな」スタスタ ガラッ

キョン「!!」

キョン(まだあんなところにいるのか…)

長門「………」

キョン(あんなに雨に打たれて寒そうだな)

長門「………」ボソボソ

キョン(ん? なにかいってるのか?)

長門「……て」

長門「……して」

キョン(ふん、レナのつもりか?)

キョン(おまえは宇宙人なんだから雨にうたれたって平気だってことぐらい承知してるさ)

ガラッ ピシャン

長門「許して……」

―――

キョン「んっ……ここは?」

目を覚ますと、見慣れない場所にいた。
辺りは薄暗く、様子が全く分からない。
隣においてある蝋燭の灯りだけが、ほんのりと光っている。
なぜ隣なのかというと、俺が仰向けに横たわっているからだ。
しかも両手両足が縛られていて、身動きができない。
蝋燭が揺れてないところを見ると、ここは室内なのだろう。

ハルヒ「気がついた?」

キョン「! お前は…」

ハルヒ「結構目を覚ますまで時間がかかったわね」

キョン「ここは…どこだ?」

ハルヒ「そんなことあたしが知るわけないでしょ?目を覚ましたらあんたと2人でここにいたんだから」

キョン(とするとまた閉鎖空間か!?)

キョン「なんだか体が縛られてるようなんだが、解いてもらえるか?」

ハルヒ「あら嫌よ」

キョン「なにっ!?」

ハルヒ「だってそれ、あたしが結んだんだもの」

キョン「なんでわざわざそんなこと!」

ハルヒ「ねぇキョン、少し話をしましょう?」

キョン「なに?」

ハルヒ「キョンにとってあたしって何?」

キョン「?」

ハルヒ「ただの友達?部活の部長?それとも…」

キョン「………」

ハルヒ「ねぇ、答えてよ」

キョン(待て、これは状況をすごく左右する質問なんじゃないか?)

ハルヒ「キョン…」

キョン「なんでだ?」

ハルヒ「あたしの質問が先よ?」

キョン「くっ…」

ハルヒ「キョン、教えてよ」

キョン「……少なくとも友達ではあるだろうな」

ハルヒ「…そう」

ハルヒ「この前、あたしあんたに彼氏いるって言ったわよね、あれ、嘘なの」

キョン「!」

ハルヒ「あんたに嫉妬してほしくて言っただけだったの」

ハルヒ「そう、いつの間にかあたし、あんたのことが好きになっちゃってたの」

キョン「………」

ハルヒ「そっか…友達、か……」

ドシーン ドシーン

キョン(この音は…神人!!)

キョン(まずい、まずいぞ!)

ハルヒ「ねぇ、キョンはどうやったら振り向いてくれるの?」

ハルヒ「あたし、キョンに好きになってもらえるなら何でもするわ」

ハルヒ「もしもういるなら彼女から奪って私のものにするわ」

ハルヒ「だから答えて…」

キョン「……昼休みに彼女なんているなんて言ったが、あれは俺の嘘なんだ」

キョン「どうしても、見栄を張りたかったんだ…」

ハルヒ「………」

キョン「ハルヒ……俺は…」

バゴォン

天井をぶち破るような轟音とともに瓦礫の山がふってきた。
状況の物凄いデジャヴを感じる。
しかし、上空から降りてきたのは長門でもましてや朝倉でもなく、神人の拳だった。

キョン「くそ、ハルヒ!大丈夫か!!」

ハルヒ「キョン!痛っ……」

よく見ると、ハルヒは瓦礫の下に埋もれている。
いまの神人のお陰で俺は紐が解けたが、今度はハルヒを助け出さねばならない。

キョン「ハルヒ!!しっかりしろ」

ハルヒ「キョン!キョン!!」

キョン(くそ、全然抜けやしねぇ…まして瓦礫をどかすなんて…)

ハルヒ「キョン!もういいわ」

キョン「!?」

ハルヒ「あたしをおいて、逃げて。一人なら逃げられるでしょ?」

キョン「馬鹿なことを言うな!!」

ハルヒ「馬鹿はあんたよ!助からない人を助けようとしてあんたまで死ぬつもり!?」

キョン「助かるか助からないかなんてやってみなきゃ分からないだろ!!」グッ

ハルヒ「無理よ!」

キョン「俺を信じろ!!」

ハルヒ「っ!」

キョン「おまえは俺が好きなんだろ?」

キョン「なら、お前が好きな俺を信じろ!!」

ハルヒ「キョン…」

キョン「いいか!絶対に諦めるな!!」

ハルヒ「うん!」

キョン「俺達は生きて元の世界に帰るんだッッ!!」

ハルヒ「うん!!」

建物の外で青白い光を放つ神人が拳を大きく振り上げる。
標的はただ1つ、建物の中にいる2人の人間。
そのまま振り上げた手を2人に放つ。
それは容赦ない一撃。
怒りも悲しみもなにもこもっていない無慈悲な一撃。
そして、圧倒的破壊力を伴う一撃。
それがハルヒたちに襲い掛かったとき、ハルヒは考えた。

「友達以上であるってことは好きになってもらう可能性は0じゃない」

「だったら私は自分を磨いて」

「いつの日か振り向かせて見せるんだからっ」

意識が消える。
視界から全てのものがなくなる。

古泉「またやってくれましたね。いえ、嬉しいかぎりですよ」

古泉「嘘の件は帳消しですか、恩に着ます」

―――

みくる「ふぇぇぇ、もう帰ってこないと思ってましたぁぁ」グスンヒック

みくる「ふぇ?なんで謝るんですか?それに『牛女』って?」

―――

長門「今回も涼宮ハルヒによる大規模な情報爆発は観測できなかった」

長門「けど、私個人としてはあなたに帰ってきて欲しかった。それが最優先事項」

―――

谷口「おっす、キョン。今日も辛気臭い顔してんな!」

国木田「おはよう。え、涼宮さん?来てるけど?」

―――

キョン「よう、ハルヒ」

教室の俺の後ろの席にはいつものようにふてぶてしい顔をしたハルヒが座っていた。
いつだか見たように髪をちょんまげのように後ろで束ねている。
おそらくポニーテールのつもりなのだろう。

ハルヒ「おはよう」

キョン「なんだか元気ないみたいだが?」

ハルヒ「昨晩酷い悪夢を見たからね。今日は休もうかと思ったわ」

キョン「そうかい」

ハルヒ「………」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「なに?」

キョン「似合ってるぞ」

True End(完)

おいそこのニート。お前だよお前。メガネごしにこっち見てるお前。
どうせ暇だろ?明日も暇だろ?
俺はもう寝るから、他のEnd書けよ。
酸素を加工して二酸化炭素作る以外にも役に立てよ。できるだろ?

まだこのスレあったんかい

突発的に描きたくなった
http://imepita.jp/20091128/841510

>>426
GJ!!
しかもカラー

ハルヒ「彼氏?居るわよ」

キョン「ふーん、そうか」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「驚かないの?」

キョン「驚かないさ。今時、ホレタハレタデキタで騒ぐような時代か?」




ってな展開かと思ったら若干違ってたな

キョン「古泉、ちょっと良いか?」

昼休み。俺は9組に来て古泉を呼び出した

古泉「はい、何でしょう?」

キョン「折り入って話がある。これから部室でどうだ?」

古泉「解りました。行きましょう」

俺と古泉は弁当を引き下げ部室に入った

長門「……」ペラ

相変わらず長門は定位置で本を読んでいる。俺と古泉もいつもの場所に座り、弁当を広げた

古泉「で、話しとは?」

キョン「噂で聞いたんだが、ハルヒに彼氏が出来たってな?」

古泉「はて……?機関としても僕個人としても、未だその様な事実は確認してませんが」

キョン「……ホンマか?」

古泉「ええ。嘘を言っても仕方ありませんし、むしろソースがどこか知りたいですね」

どうやら古泉が知らないのは本当らしい

キョン「谷口だ」

キョン「2、3日前に男と手を繋いでいる所を見て、昨日はその男と腕組んで歩いていたらしい」

古泉「……、解りました。機関に問い合わせてみます」

古泉が珍しく険しい顔をしていた

キョン「ついでとは言っちゃ難だが、長門も知らないか?」

長門「……。知らない」ペラ

………………

放課後、教室

ハルヒ「先に行ってて!」

そう言ってハルヒは颯爽と差って行った。それと入れ換わりに古泉が扉から顔をして覗かせた

古泉「どうも」

キョン「珍しいな、お前からこっちに来るなんか」

古泉「機関の方から連絡と言いますか、決が通達されました」

キョン「……え?」

機関がえらい事になっているらしい

古泉「事実確認出来ないから直に本人から聞いてくれ、だそうです」

キョン「また現場任せな……」

古泉「と言っても、元々現場主体で構成されてますから」

納得

俺と古泉はそのまま部室へ足を運び、いつも通りノックを忘れずにする

みくる「は~い」

キョン「どうも」ガチャ

みくる「こんにちはキョン君」

古泉「どうも」

みくる「今お茶出しますね」

いつもありがとうございます

みくる「涼宮さんは?」

キョン「遅れてきますよ」

掃除当番もサボってどこに行ったのやら

長門「……」ペラ

しかし。噂をすればなんとやら。喧しい足音が近付いて来た

ハルヒ「お待たせーー!!」バンッ

団長様の登場だ

ハルヒ「皆揃ってるわね。感心感心」

そう言ってハルヒは団長席に向かい、鞄を降ろした

キョン「なぁ、ハルヒ」

席に座ったハルヒに俺はストレートに聞こうと思った

古泉に「打ち合わせなしですか」と呟かれたのは気にしない

ハルヒ「何ー?」

キョン「1つ聞きたいんだが―――」

ハルヒ「彼氏?いるわよ」

谷口、ビンゴ。疑って済まなかった。明日コーヒー位奢ってやるさ

キョン「ふーん」

ハルヒ「……」

キョン「……」

妙な空気が生まれ、朝比奈さんはあたふたし始め、古泉は肩をすくめた。まるですべて任せますよと言わんばかりに

ハルヒ「驚かないの?」

キョン「驚かないさ」

ハルヒ「なんか以外ね。あんたがリアクション薄いなんて」

キョン「薄いも何も、今時ホレタハレタデキタって言っても当たり前な時代になったんだからなぁ」

ハルヒ「へぇー」

珍しくハルヒが感心している

キョン「唯、どこまで節操を保つかは本人次第だ。当たり前になってしまった時代とは言え、社会の目は厳しいからな」

長門「……」ペラ

一間おいて俺は更に続ける

キョン「ある意味、『そう言った事』になっても直ぐに対応出来る様になった社会も原因かもしれんし、悪いのかもしれない」

古泉の方を目だけで見るといつものスマイル面でこっちを見ていた

キョン「ま、お前の選んだた男なんだろうから、間違いはないとは思うが」

俺は苦笑いをして古泉のよくやるやれやれのポーズをとった

ハルヒ「と、当然よ!じゃないと自分で精神病云々言ってたのが論破出来ないでしょ!!」

キョン「ははは。しっかり論破してくれよ。―――あ、それと」

ハルヒ「何?」

キョン「良かったなお前の色眼鏡にかかった男がいて。おめでとう」

ハルヒ「ちょっ、ぱっ!?べべべ別に彼氏が出来たくらいでそんな―――」

キョン「なんだ、せっかく平団員が祝福してやってるのに」パチパチ

古泉「おめでとうございます」パチパチ

みくる「え、えっと。良かったですね涼宮さん」パチパチ

長門「……」パチパチ

ハルヒ「(何、この婚約成立ムード…………)」




第一部完
第二部へ続く

いけね『お眼鏡』だった
脳内変換してくれ

キョンの説教じみた台詞は、この前初カノが出来たツレに対して言った言葉を一部使用
回りにリア充が増えていく……orz

残ってたら明日も書く
眠い
寝る

追記
長門ルートか朝倉ルートか
悩む

おはー

朝倉の声が多いんで朝倉ルートで行こうか
古泉視点って声もあったから、出来るだけ努力してみる

side:古泉


長門さんが本を閉じる音がし、今日の活動はお開きになりました

キョン「もうそんな時間か……」

僕は彼の評価を少し低く見ていたかもしれません

キョン「古泉、この決着は明日に持ち越しだ」

古泉「ええ、勿論です」

元々高くは評価していました。どんな状況下でも彼は最善を尽くしてくれる

キョン「将棋で明日に持ち越しか……。どこぞの名人戦みたいだな」

唯、涼宮さんが他の男性になびいた時はどうするのか

古泉「なら王位をかけて勝負しましょう」

僕は取り乱すと考えました。あれだけ強い信じる心で結ばれていたのですから、それを失った時の絶望感は尋常ではない

ハルヒ「面白い事してるわね。あたしが審判するわ!」

キョン「あの読み上げる人って審判って言うのか?」

ハルヒ「さぁ?」

キョン「おいおい。―――まぁ、となると将棋部からタイマー借りて来ないとな」

しかし彼はこうしていつもと同様に涼宮さんと接している

ハルヒ「そうとなれば明日は将棋部から何個か貰って来ようかしら」

キョン「借りる、だ」

………………

夜。小規模な閉鎖空間の処理をし、それが崩壊するのを待ってた時の事

古泉「しかし困ったものですね」

森「……そうね」

彼が未だ知らない事実をどう伝えるか

古泉「今日の彼の対応を考えると取り乱す事は無いと思います」

森「……そうね。そうである事を祈っておきましょう」

涼宮さんが男女交際を始めたの事により、SOS団団員は彼を除いて皆交際をしていると言う事を

当然、僕も現在お付き合いをしています

古泉「ここは彼を信じましょう」

森「ええ」

隣で寄り添っている森さんと

閉鎖空間が崩壊し、僕等は日常に戻りました

森「でも皮肉なものね。今まで閉鎖空間の発生を押さえてくれていたキョン君の存在が大きく感じるわ」

古泉「……一度涼宮さんの交際相手と接触しますか?」

森「それは上層部の判断よ。唯、私個人としては現状維持派ね」

古泉「……ホント皮肉なものですね」

pirrrrrrr

と、ここで僕のケータイが鳴り始めました

古泉「……彼からですね」

森「早く出てあげなさい」

pi

古泉「お待たせしました」

キョン「済まんな遅くに」

古泉「いえ、たった今閉鎖空間の処理が終わったところです」

キョン「……そうか」

電話越しから彼に覇気が無いのに気付きました

古泉「元気がありませんがどうかされましたか?」

キョン「―――いや。少し確認したいだけだ。安心しろ、俺は至って健康体だ」

古泉「……」

また僕は彼に対する評価を間違っていたかの知れません

キョン「SOS団団員は俺を除いて皆恋人が居るんだってな」

古泉「……。―――ええ、そうです」

キョン「水くせぇな。そんなに俺を『信じれてない』のか?」

痛いところを突かれました

古泉「申し訳ありません」

キョン「謝るな。むしろ俺達仲間だろ。笑顔で報告してくれよ」

古泉「明日改めて報告します」

キョン「ふっ。楽しみにしているぜ。じゃあな」

古泉「あ―――」

ブツッと切断された音が大きく響いた気がしました

森「古泉……」

古泉「彼は……」

森「?」

古泉「彼は強いですね」

森「そうね」

古泉「あそこまで表に出さないなんて……、僕には出来ません」

彼は―――

顔で笑って

心で泣く

古泉「『大人』、ですね」




翌日

彼は学校を休みました

side:キョン


古泉の言う『鍵』でなくなった俺はどうすれば良いのか。帰宅後、俺は長門に電話を入れ、直ぐに行く旨を伝えた

いつも通りの手順で長門の部屋に入り、俺は炬燵以外何もない部屋を見渡す

長門「座って」

俺は言われるままに長門の向かいに座った

キョン「済まんな、俺はもうSOS団には不要な人間なのに」

長門「それは貴方の早合点」

キョン「そうかもしれんが―――」

長門「その前に私の話を聞いて」

キョン「お、おう」

長門「今の貴方にだからこそ言える事。質問は後」


SOS団団員は俺を除いて皆男女交際をしている

そう長門に告げられた

side:長門


彼に真実を伝えた。彼にとってはとても辛い現実だと私は思う

キョン「―――そっか」

彼は苦笑いをした

キョン「皆水くせぇな」

そう言って立ち上がり

キョン「でもお前も含まれてるとは驚いたな」

私に歩み寄った

キョン「良かったな」

そして私の頭を撫でた

キョン「邪魔したな」

私は瞬発的に彼を見た。それでも少し彼の顔を見るのは遅れたが、彼の表情はしっかり解った

キョン「また明日な」

笑っているのにとても悲しそうな顔をしていた

長門「……っ」

私の中で何かチクリとするものを感じた。エラーだろうか。早目に処置をしておこうと思う

バタン




翌日

彼は学校を休んだ

>>1
しえんです
http://www.b0g.org/wsnm/uploads/iwantotobel8.jpg

side:みくる


お風呂から出たら丁度ケータイ電話が鳴り始めたので、急いで居間に駆け込みました

みくる「もしもし」

キョン「こんばんは、朝比奈さん」

キョン君からでした

キョン「突然こんな事いうのもアレですが―――」

みくる「はい、なんでしょう??」

キョン「朝比奈さんは特定の男性とは付き合ってませんよね?」

みくる「え―――?」

私は思わずビックッとしてしまいました

ところで周りの人間が付き合ってるってだけでそんなダメージ受けるもんなのか?

>>500閲覧注意

>>503
この前から回りにリア充が増えるんだ俺
一番痛かったのは意中の娘が…………な

キョン「長門と古泉から話しは全て聞きました」

みくる「え!あ……」

キョン「で、1つ不信に思ったのですが、朝比奈さんは特定の人とは付き合ってませんよね?」

みくる「あ、はい……」

どうしよう。キョン君怒って―――

キョン「なら良かったな。でも遊ぶのも程ほどにしてくださいね」

みくる「……はい」

キョン「聞きたかったのはそれだけです。それでは」

みくる「あ、待っ―――」

キョン君は言いたい事を言いたかっただけなのでしょうか。それともこれ以上傷を広げたくないのでしょうか。とりあえず明日鶴屋さんに相談しようと思いました。しばらく合コン漬けになってましたし




翌日

キョン君は学校を休みました

side:古泉


部室に行くと不機嫌そうな涼宮さんとそれに怯える朝比奈さん。いつも通り本を読んでいる長門さんが居られました

ハルヒ「古泉君昨日キョン何か言ってた?」

古泉「何かとは?」

ハルヒ「休む事をほのめかす事よ」

僕は一瞬、ドキッとしました

古泉「いえ、特に何も連絡はありませんでしたが……」

ハルヒ「……もう良いわ。今日は解散!!」

そう言って涼宮さんは帰って行きました

…………

広がる沈黙。僕らも無言で帰宅準備をし、部室を後にしました

長門「昨日彼は早合点をしていた」

部室棟から出ると長門さんがそんな事を言いました

長門「『自分はもう鍵じゃない』と私の所に来て『今後をどうするか』を話そうとしていた。しかしその前に私が彼に『真実』を伝えた」

珍しく長門さんが饒舌になっていました

長門「迂濶だった。―――その後彼は何も相談する事無く帰った」

不謹慎ながら、少し笑ってしまいました。十分拗ねているじゃないですか。でもどこか安心しました

古泉「実は昨日―――」

僕も昨日の彼からの電話内容を話しました。そして朝比奈さんも

みくる「私の場合はキョン君が言いたい事言って切られちゃいました。多分これ以上傷を―――」

本当に複雑な気持ちです。嫉妬されるってのってむず痒いのですね。でも今回はそんな悠長な事は言ってられないかもしれません。彼の傷は相当です

………………

古泉「ガラスのハートとはよく言ったものです」

そんな事を呟いてみる

それぞれの帰路についた時に丁度森さんから電話がありました

森「キョン君が学校を休まれた理由が解りました」

古泉「本当ですか!?」

森「はい。今日公園で発見して声を掛けました」

森「昨日佐々木さんに電話したところ丁度、そのぉ……」

古泉「……」

森さんの言葉がつまりまさかと思う

森「姓行為の最中だったそうです」

古泉「うわ……」

最悪だ。電話を取らせたのは佐々木さんの相手かそれとも佐々木さんの意思か

森「但し相手が―――」

更に森さんが続ける

森「『女の子ぽかった』と言ってました」

古泉「え?」

森「え?」

なんてこった、パンナコッタ

古泉「……。とりあえず帰宅したら彼に電話をかけます」

そう言って僕は電話を切りました

古泉「はぁーー」

溜め息を吐き空を見上げる

夕日が綺麗ですね

繁華街へ向かうと見た事のある3人が居ました

古泉「鶴屋さんと朝比奈さん。それに阪中さん……!」

珍しい組み合わせでした。どうして阪中さんがとも思いましたが、僕の気にするところは

鶴屋「あ、古泉君!」

古泉「どうも、こんばんは」

朝比奈さんが先程の暗い表情はどこ吹く風、いきいきとしていた

阪中「こんばんはなのね」

古泉「こんばんは、阪中さん。これから―――」

鶴屋「ごめんね古泉君。これから用事かあるから―――」

古泉「ええ。知ってますよ。では」

朝比奈さんとすれ違い際に

古泉「やはり貴方とは敵対勢力のようですね。クソビッチ」ボソ

耳打ちをしてやりました。すると朝比奈さんが強ばった表情をしてこちらを向きました

古泉「こっちは増え続ける閉鎖空間の処理で過労状態です。ま、敵の貴方が気にする事では無いのですがね」

朝比奈は固く唇を噛みしめ何も言わず去っていきました

『こちら』としてはいつもの彼を取り戻したい

涼宮さんの精神の安泰は彼しか出来ない。未だ日が浅いから、なのは言い訳。現に今までの発生件数記録を更新し続けている。時には世界崩壊の危機も感じます

そしてまた

pirrrrr

機関からのお呼び出しです

………………

今回も小規模かつ近場だったのは不幸中の幸いでしょうか。疲れ果てた僕らにとっては

閉鎖空間の崩壊後

本当に偶然、彼の姿を見付けました

森「古泉……!」

古泉「はい!!」

森さんに言われ、残りの体力を振り絞って彼が消えていった路上へ向かいました

古泉「待って下さい!!」

僕も路地に入り彼を見失わない様に夜目を聞かせながら走りました

しかし

古泉「なっ!?」

朝倉「ごめんね、本当はこんな事したくないけど―――」

僕の記憶はそこまででした

朝倉さんに手刀と言うベタな攻撃で意識を失いました

ぐぅ、無念。ガクッ

side:キョン


キョン「おい!朝倉っ!!」

俺は呆気なく倒された古泉の元に駆け寄る

朝倉「ごめんね。でも話を聞かれる訳にはいかないの」

キョン「……っ」

不服ながら従う事にしておく

キョン「先ず何故お前が生きているのか訊こう」

朝倉「私達に肉体って言う概念はない事は知ってるわよね?」

キョン「ああ」

朝倉「あるのは思念体のみ。つまり肉体のストックがあれば幾らでも―――貴方達からすれば蘇る」

どこの人形師だ。あのポニテは反則だが

朝倉「今回は長門さんに色々とプロテクト掛けられて時間が掛かっちゃっただけなんだけどね。普段なら翌日には復活できるわ」

キョン「で、そんな朝倉涼子は俺に何の様だ?また殺す気か?それなら意味無いぞ。俺は古泉の言う所の『鍵』じゃないんでね」

正直、俺はもう勘弁してほしかった。ハルヒの思わせ振りに一喜一憂して、ご機嫌取りをして。形はどうあれやっと解放されて

キョン「解放のされ方が最悪な上に、回りの連中もグルになったかの如く明かしやがって―――」

朝倉「で、貴方は何に怒っているの?」

それだ。やり場の無い怒りの大元。なんで俺はこんなにやるせない人間になったのだろうか

キョン「……っ」

言葉が続かない

朝倉「悔しいの?涼宮さんが取られた事」

違う

朝倉「長門さんも交際している事」

違う

朝倉「朝比奈みくるがクソビッチになった事」

……

朝倉「佐々木さんがレズだった事」

違う

朝倉「じゃぁ何?」

キョン「俺は―――」

キョン「―――俺は……」

そして叫んだ

キョン「水くせんだよ、皆して余計な気を使って!」

叫び始めると感情の暴走が始まった

キョン「仲間なのに隠し事して、更にはタイミングを図ったかの様に真実を明かしやがって。俺はそんなに信用が無いのか!?」

泣いた

こんな大泣きをしたのは消防以来か。高校生になってまで泣くとはな

唯、声を出しては泣きたくなかった。出来るだけ声を殺して泣いた。所謂啜り泣きって奴か

朝倉「……」

朝倉は黙って俺を見ている―――と思う。視界がにじんで前が見えない

数分後、俺は気が収まったのだろうか。涙と鼻水を拭き取り朝倉を見る

キョン「さぁ、殺せよ。世界はそう簡単に崩壊しない事を証明してやる!!(?)」

朝倉「え?」

キョン「え?」

≫543キョン乙

前2回のキョンより、今回のは好感が持てる。幸せになってほしい。

≫553
もし原作通りとすれば、女性キャラは思わせぶりすぎるような気も…。

済まん
今出先で電池が無い

気長にどうぞ。面白いスレありがとう。

俺自身何を言ったのか訳が解らなかった

朝倉「……」

キョン「……」

嫌な沈黙の間だった

キョン「……」

朝倉「……」

キョン「……」

うわ、マジでどうしよう

朝倉「と、兎に角ね。私はキョン君を殺しに来た訳じゃないから」

キョン「え?な……!?」

朝倉「最後まで聞いて」

そう言って朝倉は俺に歩み寄ってきた。かなり近い。両手を俺の肩に載せ

朝倉「今回ね、涼宮さんが付き合い始めた事によって、それなりに情報爆発が起きたの。それで急進派は小規模でも更に情報爆発を起こそうと考えたの」

俺は少し後ずさった

朝倉「今の涼宮さんはとても不安定。自分の思い描く事が起きないからいつでも自棄を起こす。ならば―――」

朝倉も俺の後ずさりに付いてくる

朝倉「仲間はずれとなった『鍵』を手にしちゃおう」

俺の背中が壁に行き着き逃げ場が無くなった

キョン「……くっ」

朝倉は深呼吸で一間起き、更に続ける

朝倉「もう1つの理由」

朝倉はぴったりと俺に体を張り付かせた

朝倉「涼宮さんがキョン君と居た方がずっと楽しいって思い始めたの。その思いは大きくなり、やがてそれは別れ話にまで発展しかけているの」

俺の耳元でそう囁いた

キョン「け……け、結局お前の目的はなんだ?」

震える声で俺は尋ねた

朝倉「貴方の心を奪って、涼宮さんに絶望感を持たす」

朝倉「大きな情報爆発は望んではいないけど、心の拠り所を失った涼宮さんは何らかの反応を示す筈よ」

キョン「……そうか」

俺はゆっくりと朝倉を押し剥がした

朝倉「それにね、私は貴方の事もそれなりに好きよ?クラスで孤立しかけたあの涼宮さんにアクションを起こさせる程の勇者だもの」

……誉められた気がしないのだが

朝倉「感心してるの。貴方の減らず口が役に立つんだ、ってね」

……けなしてる様にしか聞こえん

朝倉「だからね私と―――」

キョン「だが断る」

キョン「そんな偽りの愛なんか要らない」

朝倉「偽りだなんて―――」

キョン「お前の親玉がプログラミングした歪んだ感情は要らない」

朝倉「でも長門さんは―――」

キョン「あいつは自分で手にした代物だ。お前のものとは意味が違う」

朝倉「……」

キョン「急進派の話が出てきた地点で俺の腹は既にくくられていた。何があっても抗うと」

このキョンはイケメン

朝倉「……。涼宮さんを待つの?」

キョン「……」

俺はそっぽを向きうつ向いた

朝倉「……そう。」

朝倉は残念そうにくるりと後ろを向いた

キョン「……、俺はハルヒを拒むと思う」

朝倉「え?」

キョン「今ハルヒが俺を求めてきも俺はハルヒを突き放すと思う」

キョン「俺はもうこれ以上人を信じたり頼られたりはしたくないんだ」

朝倉「……」

キョン「皆は俺の事をどう評価しているんかは知らんが、多分過大評価だ。俺はそこまで凄い人間じゃない」

こんなくそ下らん事で拗ねるような人間なんか世界を探して俺1人だ。自分にヘドが出る

朝倉「なら―――」

キョン「……」

朝倉「―――なら私がなってあげる。信じてもらえる相手に」

さあ、どう朝倉とくっつけるか…。

キョン「だからそんな存在なんて―――」

朝倉「なら貴方は誰を信じるの?」

朝倉は再び俺の方を向いた

キョン「……っ」

朝倉「ほら矛盾している」

負けだ。俺の負けだ。あっさり論破された

朝倉「じゃあこうしてあげる。彼女になれなくても力になってあげる。私を頼って」

私見で恐縮だが、このキョンなら上条さんと競わせても恥ずかしくないカッコよさ。

もうすぐ大団円

朝倉は微笑みながら言った

朝倉「ね?」

しかしその目は本気だった。強い意思を持った目

キョン「俺は……」

言葉が続かなかった。もう朝倉を拒む理由なんか無い。むしろ歓迎すべきところなんだろう。しかし俺は『うん』と頷けなかった

朝倉「キョン君の意思ははっきり解ったわ。そうして孤立していきなさい」

冷たい声。ついに俺は朝倉にも突き放された様だ

キョン「……大丈夫だ」

朝倉「何が?」

キョン「情報爆発は必ず起きる。安心し―――」

パァァン

一瞬何が起こったか解らなかった。しばらくすると頬がジンと熱くなり、「あ、ぶたれたのか、俺」と思う

朝倉「この後に及んで他人の心配するなんて。どこまでヘタレなの!?」

スイーツ(笑)が好きそうな、ドラマ主題歌かかかってそうなシーン。

朝倉「言っておくけど、私の今の気持ちは本気よ。貴方が好きって事は」

冷たい声と冷たい目で朝倉はそう言い放った

朝倉「私は貴方の台詞のお陰で気付た。私はこの感情がプログラミングされたものではない。証明しないといけないって。なのに貴方は逃げてばっかり。どこの中学生よ」

キョン「……」

返す言葉がなかった。逃げてばっかで現実を見ていない。この歳になてやる事じゃないな

キョン「へ……、へへへ」

朝倉「……?」

キョン「かっこわりぃな、俺。こんなに好いてくれている可愛い女の子に心配して貰ってんのに、全然答えなくて」

俺は俺自身に嘲笑う。ホント、クズヤローだ。本心では誰かを求めたいのに、一度不信になった程度で拗ねて、一歩先へ進むのに臆して。バチの1つや2つがあたりそうだ

朝倉「……」

朝倉は黙って俺を見ている。何かを待つかの様にその目はじっと見ていた

俺が次に言う言葉。決まっている筈だ

キョン「なぁ、朝倉。1つ聞いて良いか?」

朝倉「何?」

キョン「俺に対する気持ちは……、未だ……、その、変わって…………ない、のか?」

一言一言紡ぎながら言った

朝倉「変わったかもしれないわ」

キョン「……そうか。なら完全に変わる前に聞いてくれ」

朝倉「……」

キョン「俺はお前とこうして話している内にな。信じたい、信じて欲しい存在になったんだ、朝倉涼子って言う女の子に」

朝倉「そう」

キョン「今まで気付けなくて悪かった。申し訳無い」

俺は頭を下げた

朝倉「……」ナデナデ

朝倉は頭を起こさない俺に歩み寄り、俺の頭を撫でた

キョン「……!?」

朝倉「良かった。やっとキョン君に私の気持ちが伝わったみたいね」

朝倉「頭を上げてキョン君」

キョン「……」

俺はゆっくりと顔を上げた。そこには微笑んでいる朝倉が居た。そして俺の顔を両手挟み

朝倉「先ずはお友達から始めましょ。そこからゆっくり私を知っていって」

キョン「……ああ。」

俺は強く頷いた

朝倉「よろしくね、キョン君」チュッ

頬にキスをされた

俺は好きだぜ

side:古泉


気が付いたら僕は彼の手を借りて立ち上がっていました

古泉「済みません。…………?」

ニコニコとしている彼と朝倉さん―――でしたっけ?―――はよく見たら腕を組まれていました

古泉「成る程。そう言う事ですか」

僕は半分覚醒した意識をフル回転させて考えました

古泉「万事解決って所ですね」

もうここで1乙したい位

>>615
ばかこくでねー
これからが本番じゃないか

でもこれからの事を考えると不安な面もありますが、今は彼等を祝福しましょう

古泉「しかし不覚です。手刀で意識を失うなんて」

キョン「疲れてるからかもな」

古泉「ふふ。否定はしません」

帰ってゆっくり休めれば休みたいのですがね

古泉「それでは」

僕はそそくさと来た道を戻り、路地を後にしました

>>616
すまぬ…、すまぬ…。(aa略)

side:キョン


キョン「明日、古泉にちゃんと話してやろうぜ。あと長門と朝比奈さんにもな」

朝倉「ええ、勿論よ。長門さんには皮肉たっぷりで自慢してあげないと」ウフフ

笑顔の朝倉にドキリとしてしまった

キョン「今日はもう遅いし、帰ろうぜ」

朝倉「そうね。でも元々こんな時間までブラブラしていたキョン君が原因よねぇ。」

キョン「ぐぅ……」

こいつには口で勝てんみたいだな俺は

朝倉「ふふふ、冗談よ」

冗談キツイって

朝倉「うふふ。―――あ、そうだ。私の家泊まってく?」

キョン「ええ!?」

また唐突に何を言い出すかと思ったら

通夜から帰ってきたらこれか……

朝倉「私の家は長門さんのマンションと同じだし、こっから近いし。良いでしょ?」

朝倉は上目使いかつ首を傾けそう言ってきた。正直、可愛すぎてたまりません

キョン「お、おおう。なら一応親に連絡しておく」

朝倉「やった」ムギュッ

朝倉は俺に抱き着き子供の様にはしゃいだ

こうして俺は朝倉の家に泊まる事になった

但し、やましい事は一切考えていない。睡眠をとるだけだ。それ以上もそれ以下もない

>>621
いや、作者は君の通夜とか知らんから

ハルヒ「彼氏?いるわよ?」

キョン「Ok, That news so good news」

ハルヒ「出来ないくせに英語使ってると恥かくわよ」

キョン「I know」

ハルヒ「何よ、そんなにショックなの?どうしてもって言うなら…――。」

キョン「Never need」

ハルヒ「またまたぁっ(絶対ショックね、これはいけるわ――、ってちょっと携帯取り出して誰呼ぶきよ。」

キョン「佐々木か?おう、ちょっと会えないか?」

side:ハルヒ


うざったい彼氏とやっと別れる事が出来た

ハルヒ「ったく、調子にのったら直ぐにイヤらしい事するんだから」

あたしが別れた最大の理由はそれだ。肉体関係を無理矢理迫ってくる男ほどロクな奴は居ない

ハルヒ「貞操帯まで任せた訳じゃありませんよーだっ」

ピュアがどうのって笑われるかもしれない。でもそんな事をしないといけない義務なんか無い。あたしは本当に信じれる相手にしか身体を任せたくない

ハルヒ「ヤッパ、キョンと居た方が楽しいかったなぁ」

あの男と話す度にそう思う事がしばしあった。別にキョンになら任せられるって訳じゃない。飽くまでも例え

キョン「おう、公園。」

ハルヒ「      」

キョン「ん、分かった、何でって?来てから言うよ。」

キョン「I say that things」

ハルヒ「へ、へぇ良かったじゃない!」

キョン「じゃあな、すぐ戻る。」

ハルヒ「え、えぇ。」

バタッ

ハルヒ「べ、別に何も、うっ、ふぅっふぇ、くっうぅ……。」


キョン「……最初から、素直になってれば良かったんだよ、俺には関係無いがね、……あぁ、くそ。さっきまで雪だったのに、霙になりやがった。」

ハルヒ「……。帰ったらキョンに電話しよ」

そんな事を思いながらあたしは速足で進んだ。キョンならあたしの気持ちを解ってくれると思う。うんと愚痴ってやる

と、そこであたしはある光景に出くわした

ハルヒ「ん?あれは……」

暗くて遠目で解り辛いけど、腕を組んだカップルが居た

キョンがハルヒを寝取られるのは嫌なのに、反対だとえらい興奮する

ハルヒ「……、え…………?う………………そ」

キョンだった。隣で腕を組んでいる女の方に向いた時の横顔で解った。更にその女の顔を見てあたしは絶句するしかなかった

ハルヒ「なん……で」

ねぇ、何で朝倉涼子が居るの?

ねぇ、何でカナダに転校した女が居るの?

ねぇ、何でキョンと腕組んでいるの?

ねぇ、何で?ねぇ、何で?ねぇ、何で?


「ねぇ、何であたしのキョンが取られたの?」




ハルヒは膝から崩れ落ち、しばらくの間そのまま座り尽くした


糸冬??

ざwwwまwwwあwwww 
1乙

キョン「……お。」

佐々木「少し遅いんじゃないか?」

キョン「あぁ、すまん。」

佐々木「いいんだ。で、用事とは、何なんだ?」
キョン「Ich liben du」
佐々木「何語かな?あー、発音からしてドイツっぽいな。」

キョン「流石だな、ドイツだ。」

佐々木「で、意味はなんなんだい?」

キョン「佐々木、付き合おう」

佐々木「!……。き、君はその言葉の為にドイツ語でわざわざ言ってきたのかい!?」

キョン「あぁ、愛してるの言葉だけなら8ヶ国語で言える!」

佐々木「それは、役に立つのかい?」

キョン「あぁ、この時の恥ずかしさを隠すには最高だと思う。」

佐々木「……、付き合うよ。僕も、君を愛してる。」

キョン「本当か!?」

佐々木「あぁ、本当だ。それにしても、確かにこれは恥ずかしいな。」

このキョンはしないと思うけど、ここでのハルヒはヤリ捨てられるのがお似合い

終わりです
保守と支援をして下さった方々に感謝
そして支離滅裂な駄文に付き合って頂き、お疲れ様でした
言い訳をしますと、込み入った話しは書き溜めしないと自分自身何を書きたいのやら……

この後は、長門ルートかヤンデレで行こうと思ったが、他の方がおっ始めたから保守要員に戻る
ではまたどこかでノシ

ハルヒ「……。」


キョン「でも、何か変わった気がしないな。」

佐々木「何時もと変わらない、それで、いいんじゃないかな?」

キョン「だな、にしても少し雨が来そうだ。」

佐々木「僕の家に来るといい。」

キョン「お、おう、久しぶりだなぁ。」

佐々木「そうかい?結構来てる気がするが。」


ハルヒ「……全員いなくなればいいのに。」

古泉「了解、えぇ、こちらでも感じてます、相当でかいですね。では5分後。」

機関員(車)トーマス「何匹沸くんだ!」

機関員(車)ゴードン「黙って始末するんだな……。」

機関員(車)ジェームズ「ゴードンの言うとおりだ!」

みくる「あれ?禁則事項の調子が悪い……。」

長門「……。」


ハルヒ「皆いなくなればいい、皆いなくなれば……!」

外出故続きは無い、誰か文才アル奴はおらんのk

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