マイ「あたし マイ あなたは?」レッド「……」(380)

代理

ありがとうございました。
再開します。

>>1

ありがとうございます。

レッド「が、崖から落ちた……」

マイ「……大丈夫?」

レッド「ああ、今から登るから待っててくれ」

マイ「……」

レッド「ひ、ひい……雪が冷たい……手、手が……」

マイ「……」

レッド「アイスクライミング初体験だな。よいしょ、よいしょ」

マイ「……手 冷たそう」

レッド「つ、冷たい……」

レッド「ふぅ……やっと着いた」

マイ「……気を付けて」

レッド「……はい」

ゲン「やぁ、こんな所でなにをしているんだい?」

レッド「……あっ、どうも。こんにちは」(なんでこんな所にイケメンが……)

ゲン「ふふっ」

レッド「……?」

ゲン「ルカリオ、しんそくだ。突き落とせ」

ルカリオ「キュッ!」

ドンッ

マイ「……え」

レッド「……っ!?」

マイ「……!」

レッド「マイ!!」

レッド「マイ!」ガシッ

マイ「……っ」

ゲン「ふふっ、凄い反射神経だね」

レッド「てめぇ……」

ゲン「僕はゲン。ギンガ団の」

レッド「黙れ」

ゲン「……?」

レッド「お前が誰かなんて関係ないんだよ。マイを殺そうとしたことには変わりない」

ゲン「そうかい」

レッド「マイ、俺の後ろに」

マイ「……うん」

レッド「俺の嫌いなもの、知ってるか?」

マイ「……ううん」

レッド「イケメンだ。あいつは絶対に許さねぇ」

―――――
――――
―――
――


ミル「グリーンさん!流石です!」

グリーン「やっと出てきたか」

ミル「気付いてたんですか!?やっぱり流石です!」

グリーン「ピンク髪でツインテールの幼女……か。レッドが好きそうだね」

ミル「グリーンさん!ミルにポケモン教えてください!」

グリーン「生憎と、そんな暇はないんだ」

ミル「いいですよ!私たちがグリーンさんのこと殺しちゃいますから!」

ゲンガー「ガァァァ!」

フーディン「フゥゥゥギャッ!!」グチャ

ミル「っ!?フーディンがもうやられちゃいました!」

グリーン「手を抜いてもらえると思わないことだ。
僕は、子供相手だからと手を抜くような二流じゃない」

ミル「流石です!」

ミル「フーディン1匹倒されたぐらい全然平気ですよ!ポケモンはまだまだいます!」

グリーン「いけ、カイリキー」

カイリキー「ガァァァ!!」

ミル「えー!?ゴーストポケモンやエスパーポケモンがこんなにいるんですよ!?」

グリーン「……」

ミル「なんでカイリキーなんですか!?」

グリーン「カイリキー」

カイリキー「ガァァァ!!」

ゲンガー「ガギャッ!!」シュー

ミル「えっ!?なんで当たるんですか!?なんで当たるんですか!?」

グリーン「そうだね……レッドの言葉を借りるのなら」

グリーン「愛……かな」

ミル「えー!?全然意味が分からないですよ!」

グリーン「分かる必要もないよ。君はここで死ぬんだから」

ミル「あはは!殺し合いですね!いけ!みんな!」

ミル「いっけー!サイコキネシス!」

グリーン「……」

ミル「あれ!?なんで効かないんですか!?」

グリーン「いや、君は凄い才能の持ち主だとは思うよ。
それだけに本当に勿体ないね、これ程の力を持ちながらその力を悪用するなんて」

ミル「あははー!」

グリーン「……子供だから善悪の区別がつかないなどと、そんなくだらない言い分を聞くつもりもない」

ミル「難しい話分かんないよー!」

グリーン「お喋りはここまでということだ」

ミル「いっけー!みんな!」

ミルズポケモンズ「――――!!」

グリーン「君たちは、下がってるんだ」

グリーン「さぁ、断罪の時間だ」

―――――
――――
―――
――


ミル「ポケモンたちが全滅です!」

グリーン「……」

ミル「むぅ!グリーンさん強すぎです!」

グリーン「……」スッ

ミル「えっ!?もしかしてミルのこと殺そうとしてます!?こんな子どもを殺すんで」

グチャ

ミル「がぎゃっ!!」

グリーン「老若男女、関係なしだ」

グリーン「さて、先を急ぐか」

―――――
――――
―――
――


レッド「イケメントレーナーはポケモンまでイケメンってことかよ。本当に気に食わない奴らだな」

ルカリオ「キュゥッ!!」

レッド「正義の味方みたいな顔しやがって」

ゲン「ふふっ、人を顔で判断しないことだね」

レッド「野郎に興味なんてないんだよ!」ドスッ

ルカリオ「グギャッ!」

レッド「マイを殺そうとしたこと、後悔させてやる」

ゲン「ふふっ、君から波動を感じる」

マイ「……」(……波動?)

レッド「終わりだ!」シュタッ

ゲン「はぁっ!」

レッド「っ!?」

ゲン「ふふっ」

レッド「なっ!?か、体が動かない!?」

ゲン「ふふっ、僕は波動使いだ」

マイ「……」(……波動使いって なに?)

レッド「波動使い?」

ゲン「ふふっ、そのまま崖下にでも落ちてもらおうか」

レッド「……」

ゲン「なっ!?う、動かないだと!?」

レッド「波動使いだかなんだか知らないが要は超能力みたいなもんだろ」

ゲン「な、何故もう動けるんだ!?」

レッド「こちとて、人形にされたり夜金縛りにされて拉致られたりと超能力にはかけ慣れられてるんだよ」

ゲン「ば、馬鹿な……!僕の波動が効かないだなんて……!?」

レッド「ナツメの足元にも及ばないな」

ゲン「くそっ!かかれ!かかれ!かかれよ!」

レッド「なんだよ。折角の顔が台無しだぜ?」


ゲン「はぁっ!」

マイ「……あ」

ゲン「動かないでもらえるかな?動いたらこの子は崖下にまっ逆さまだ」

レッド「ちょっ、イケメンはそんなことしちゃ駄目だろ」

ゲン「さぁ、崖下から飛び降りるんだ。そうしたら彼女の命は助けよう」

マイ「……!」

レッド「……」

マイ「……レッド だめ」

レッド「マイ、体動かしてみな」

マイ「……あ 動いた」

ゲン「なっ!?なにをした!?」

レッド「This is Love Power」

レッド「それじゃあな」

ゲン「ひっ、止め……」

レッド「……」ドスッ

ゲン「ガギャッ!!」グチャ

レッド「イケメンには……負けられないんだよ」

レッド「……」

レッド「うぇっへっへ」

レッド「マイー!勝ったよぉ!褒めて褒めてぇ!」

レッド「頭なでなでし」

ツルッ

レッド「……ぁ」

レッド「ぎゃぁぁぁぁぁああああああ!!」

レッド「お、落ちてるぅぅぅううう!!」

レッド「ひぁぁぁぁぁああああああ!!」

マイ「……」

―――――
――――
―――
――


~やりのはしら~

シロナ「ここが……頂上ね」

ジュピター「これからボスがすることを黙って見ていなさい」

シロナ「っ!?」

マーズ「よく来たわね。邪魔をしないんだったらいてもいいわよ」

シロナ「ガブリアス、いくわよ」

マーズ「ここから先へ行くつもりなら私が相手をするわよ。今まで散々こけにされてきたしね!」

ジュピター「その次は私。あなた強いかもしれないけど頑張るわ」

シロナ「あら、二人いっぺんに来ても私は構わないわよ」

レッド「ちょっと待ったぁ!あなたの愛の奴隷レッド!ただ今参上です!」

マイ「……」

シロナ「レッド君……!マイちゃん!
良かった!無事だったの……ん?レッド君ぼろぼろじゃない!?大丈夫なの!?」

レッド「ふふっ、少してこずってしまいましてね」

マイ「……自滅」

レッド「ちょっ!?しっー!しっー!」

シロナ「自滅?」

マイ「……滑って 崖から 落ちた 2回も」

レッド「ちょぉぉぉおおお!言わないでって言ったじゃん!俺凄い恥ずかしいじゃん!?」

シロナ「……」

シロナ「……」

シロナ「……」(崖から落ちたら……普通死なない?)

マーズ「あ、あなたは……!」

レッド「……え」

マーズ「許さない!」ベチン!!

レッド「えぇぇぇっ!?」ドサァァァァ

マーズ「許さない!許さない!許さない!」

レッド「ちょっ!待って!なに!?俺なにかした!?」

マーズ「……!!」

レッド「……え?」

マーズ「殺す!!」ベチン!!

レッド「だからなんでだよぉぉぉおおお!!」ドサァァァァ

マーズ「許さない許さない許さない許さない許さない!!」

レッド「……はっ!」

レッド「まさかこれが……」

レッド「……噂に聞くヤンデレというものか!?」

レッド「さぁ来るんだ!俺はお前の愛を全て受け入れる!」

マーズ「死ねぇ!」

ガシッ

マーズ「なっ!?」

グリーン「全く、なにをふざけているんだ君は」

シロナ「グリーン君!良かった、あなたも無事だったのね」

グリーン「はい」

マーズ「くっ……!」

ジュピター「こちらは2人……か。いいわ、2対2で戦いましょう」

シロナ「生憎、世界の危機にそんなこと言ってられないの」

ジュピター「くっ……」

グリーン「うふふ、ここは任せてください。さぁ、いくよレッド」

レッド「俺!?俺なの!?お前の相方俺なの!?」

シロナ「でも……!」

グリーン「アカギはすぐそこにいます」

シロナ「……ええ、分かったわ」

レッド「うぅっ……なんで男と組まなきゃいけないんだよ……」

ジュピター「いきなさい!」

マーズ「いけ!」

ジュピター&マーズズポケモンズ「――――!!」

グリーン「うふふ、随分と死に急ぐみたいだね」

ジュピター&マーズズポケモンズ「――――!!」

グリーン「マサ!!」ドスッ

レッド「ラァ!!」ドスッ

ジュピター&マーズズポケモンズ「グギャッ!!」グチャ

シロナ「……」

シロナ「しゅ、瞬殺!?」

マイ「……凄い 連携」

シロナ「あの2人、なんて連携なの」

グリーン「うふふ、僕とレッドにタッグバトルを挑むなんてね。
僕たちは産まれた時からずっと一緒なんだ。君たちとは繋がりの重さが違うんだよ。
君たちは相手の体のどこに黒子があるか言えるか?
僕は言える。レッドのことならなんでも知っている。
レッドの趣味嗜好は勿論のこと、風呂に要する平均時間、睡眠時」

レッド「あの、グリーンさん」

グリーン「ん?なんだい?」

レッド「お願いだから死んでください」

グリーン「うふふ、照れちゃって全くぅ。相変わらず君は可愛い」

レッド「……」イラッ

マーズ「許さない!許さない!許さない!」

レッド「もう止めるんだ」

マーズ「何よ!?」

レッド「君にそんな言葉は似合わない」

マーズ「うるさい!」

レッド「こんなにも君は美しい」

マーズ「なっ!?」

レッド「美しい君に、そんな言葉は似合わない」

マーズ「うるさい!」ベチン!!

レッド「……」

マーズ「殺してやる!殺してやる!殺してやる!」

レッド「……」

レッド「……」

マーズ「なによ!なによその目は!?」ベチン!!

レッド「……」

マーズ「なにが言いたいのよ!?」ベチン!!

レッド「……」

マーズ「……!」

レッド「なんでそこまで、あいつに執着するんだよ」

マーズ「うるさい!あなたには関係ないでしょ!」

レッド「…………っ!?な、なんだあれ!?」

マーズ「っ!?」

レッド「くっ……!大丈夫かみんな!」タッタッタッタ

ジュピター「行くわよ、マーズ」

マーズ「あいつ!絶対に許さない!絶対に許さない!」

ジュピター「グリーンと遭遇して命があるなんて……奇跡ね」

マーズ「次は絶対に殺してやる!」

ジュピター「ほらっ、早く」

―――――
――――
―――
――


レッド「なんだこれ!?空間に亀裂!?」

アカギ「神話のポケモン、ディアルガにパルキアだ」

レッド「ディアルガ?パルキア?」

アカギ「新しい世界を作り出す準備は全てととのった」

レッド「なんだこれ……ポケモンなのか?」

アカギ「今まで私に楯突いてきたことは全て許そう。
何故なら!今から全ての心が消えるからだ!
君から!君のポケモンたちから!君の大切な人たちから……!」

レッド「……」

アカギ「ようやく私の夢がかなう時がやってきたのだ!」

レッド「……くだらないな」

レッド「俺の愛は、何が起ころうともなくなることなどない」

アカギ「ふっ、好きなだけ吠えればい……なっ!?なんだこの気配は!?」

レッド「えー」

レッド「亀裂の次はばかでかい影かよ……なんだここは」

レッド「ひ、ひぃぃ、ちょっ、なにあれ!?なにあれ!?影からなんか出てきたぞ!?」

アカギ「ほう、面白い。影からでしか出てこれないポケモンもいるのか」

レッド「ヒィッー」

アカギ「しかし愚かな。ディアルガとパルキアの力を持つこの私、アカギにさかららららららららら」

レッド「……」

グリーン「……消えた?」

シロナ「どうやら影の中に引きずり込まれたみたいね」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「もう超展開すぎてついていけねぇよ!!」

シロナ「世界が作られる時に産まれたディアルガとパルキア、そしてもう1匹、ポケモンが産まれていたらしいの」

グリーン「……」

シロナ「ディアルガにもパルキアにも負けない力を持つ、語られることのなかったポケモン。
私たちの世界の裏側。そこに済んでいるポケモン。それが……」

グリーン「ギラティナ……ですか」

シロナ「っ!?知っていたの!?」

グリーン「話に聞いただけなので詳しくは知りませんが」

レッド「愛してる」

マイ「……ルビー」

レッド「1番大好き」

マイ「……木」

レッド「キスしよう」

マイ「……ううん」

レッド「はい、マイの負けだな」

マイ「……あ」

シロナ「柱が歪んでいる。あの穴が出来てもう1つの世界と繋がってしまったみたいね」

グリーン「このままだと歪みが広がる危険性がありますね」

シロナ「ええ、恐らく。このままだと世界は崩壊するわ。アカギを追い掛けましょう」

レッド「キュウコンの可愛さは半端ないと思うんだよね」

マイ「……うん」

レッド「もうなんて言うのかな?もふもふした時の幸せ感?半端ない」

マイ「……うん」

レッド「あっ、勿論マイの可愛さも半端ないからな。うへへ」

マイ「……」

―――――
――――
―――
――


レッド「無理無理無理!」

シロナ「大丈夫だって」

レッド「大丈夫じゃないから!この亀裂に入れって鬼ですかあんたは!?」

シロナ「YOU入っちゃいなYO」

レッド「無理だから!死ぬから!」

シロナ「レッド君の格好良いとこ……見たいな」

レッド「っ!?」

シロナ「見直して好きになっちゃうかも」

レッド「行ってきます!はぁっ!!」シュタッ

キュイーン

レッド「あ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁああああああ!!」

シロナ「……」

グリーン「……」

シロナ「なんか……」

グリーン「……」

マイ「……」

シロナ「尋常じゃない程の叫び声が聞こえたんだけど……」

グリーン「……」

マイ「……断末魔」

シロナ・グリーン「っ!?」

グリーン「うわぁぁぁぁぁああああああ!!レッドォォォオオオ!!」

ヒョコッ

レッド「おいすー」

シロナ・グリーン・マイ「っ!?」

レッド「全然大丈夫でしたよ」

シロナ「えぇっ!?どうなってんのそれ!?なんで亀裂から頭だけ出てるの!?」

グリーン「亀裂がふさがってきてないか!?」

レッド「なっ…!?くぁ……うっあっぁあああああああああ」

ブツンッ

ゴロッ

シロナ「う……レッド君の首ッ………!!」

マイ「いやぁぁぁあああああああああ」

~やぶれたせかい~

シロナ「ここは……ポケモンの気配もなく、時間も流れず空間も安定していない。
掟やぶりの世界。破れた世界ともいう空間。とにかくギラティナを探した方がいいわね。歪みを止めるためにも」

ギラティナ「ギゴガゴゴォ!!」

シロナ「っ!?今のはギラティナ……!
急ぎましょう!このままでは私たちの世界も破れた世界も歪んでしまう気がする!」

レッド「……」(誰もギラティナの鳴き声の気持ち悪さに突っ込まなかった……。空気を読んで言うの止めとこう)

グリーン「……」(なんか凄い変な鳴き声だった……)

マイ「……」(……なんだったんだろ 今の 鳴き声)

ドドドド\(^o^)/ドドドド

マイ可愛いよマイ

ミル(笑)

ありがとうございました、再開します。

シロナ「この岩、決まった場所に乗れば動くみたいね」

レッド「迷宮みたいですね。
……てかなんで壁が浮いてるんだよ。物理法則完全無視かよ」

マイ「……」(……レッドには 言われたく ないと思う)

グリーン「どうやら、僕たちの世界とは勝手が違うようだね」

シロナ「広いわね。手分けしてギラティナを探しましょう」

レッド「えぇっ!?1人で行動して迷ったら終わりですよ!?死にますよ!?」

シロナ「ええ、だから2組に別れましょう」

レッド「なるほど、俺とマイとシロナさんのチームとグリーンのチームですね」

グリーン「っ!?」

シロナ「それじゃあ下に降りていきましょう。いえ、この世界では下に登って行くと言うべきかしら」

マイ「……うん」

レッド「よし、それじゃあ行きましょう」

グリーン「ちょぉぉぉおおお!」

レッド「なんだよBチーム。こっちからはAチームの俺らが、お前は向こう側から回るはずだろ」

グリーン「僕1人だから!チームじゃないから!」

レッド「細かいことは気にするな。だいたいお前は1人には慣れてるだろ」

グリーン「細かくないし僕を可哀そうな人みたいに言わないでくれ!」

レッド「全くお前は……相変わらず我が儘な奴だな」

グリーン「えぇ……これ僕が我が儘なの?」

レッド「だいたいお前今まで基本的に単独行動で色々解決してんだろ?」

グリーン「まぁ、そうだけど……」

レッド「つまりはそういうことだ。それじゃあまた後でな」

グリーン「っ!?ちょっ!?どういうこと!?全く説明になってないよ!」

レッド「チッ」

グリーン「っ!?」

レッド「俺たちはお前の足を引っ張りたくないの」

グリーン「……」

レッド「……?」

グリーン「うふふ、馬鹿だな君は」

レッド「……?」

グリーン「足を引っ張っり合ったり、助け合ったりするのが僕たちだろ」

レッド「……」

グリーン「僕は喜んで君に足を差しだ」

レッド「それじゃあ行きましょうか」

グリーン「ちょっ!待って!」

シロナ「この岩、決まった場所に乗ると動くみたいね。さぁ、下に降りていきましょう。
……いえ、この世界では下に登って行くと言った方がいいかしらね」

ウイーン

レッド「っ!?えぇっ!?ちょっ!あんたなに先に1人で進んでるんですか!?」

シロナ「僅かに残るギラティナの神話……そこに残る破れた世界……
それがこの世界のこと。この世界の役割……
分からないことだらけだわ」

レッド「聞けよ!!」

グリーン「破れた世界……か」

レッド「……行っちゃった」

グリーン「少し調べる必要があるようだ」シュタッ

レッド「えっ!?ちょっ!?どこ行くんだよ!?」

レッド「……」

マイ「……」

レッド「……」

マイ「……」

レッド「なんだこの協調性のなさは!?」

レッド「これだからチャンピオンになるような人間は……!チャンピオンになるような人間は!」

マイ「……」

レッド「マイ、マイはあんな風になっちゃ駄目だぞ」

マイ「……うん」

レッド「あいつらチャンピオンになるような人間だからな。元から何でも1人で出来るような奴らなんだ。
誰の助けもいらない、いや、助けが必要などと思ったことすらない」

マイ「……」(……レッドも チャンピオン だよね?)

レッド「1つ、昔話をしよう」

マイ「……」(……なんか 話し だした)

レッド「ある2人の男がいた」

マイ「……」(……急がなくて いいのかな?)

レッド「ある2人の男は争った。
1人は才色兼備とでもいうか、とりあえず何でも1人で出来るような天才だったんだ。
片やそいつとは違い、天才ではなかった。なにもそいつにはかなわない。そんな男だ」

マイ「……」

レッド「どっちが勝ったと思う?」

マイ「……天才?」

レッド「いや、天才は負けたんだ」

マイ「……」

レッド「天才にはなくて、その男にあるもの。それが1つだけあったんだ。
なんだか分かるか?」

マイ「……分からない」

レッド「人を……惹き付ける力さ」

マイ「……」

レッド「天才はなんでも1人で出来るからな。他人には頼らず全部1人でやった。
だが、その男は逆に人に頼りまくったんだ。
もうここまで来れば簡単だ。自分の意見を聞いてくれる人間と全く聞かない人間、マイはどちらにつきたい?
そう、自分を頼ってく」

マイ「……レッド」

レッド「……ん?どうかしたか?」

マイ「……話してる ところ 悪いんだけど」

レッド「ああ」

マイ「……なんか 色々と 崩れてきてる」

レッド「っ!?」

マイ「……」

レッド「ちょっ!早く言えよぉぉぉおおお!」

レッド「ひぁぁぁぁぁああああああ!!」ダキッ

マイ「……あ」

レッド「は、早くここから離れるぞ!」シュタタタタ

マイ「……抱っこ されてる」

レッド「いやぁぁぁぁぁああああああ!!上から下からと色々降ってくるよぉぉぉおおお!!」シュタタタタ

マイ「……」

レッド「つ、潰されるぅぅぅううう!!」シュタタタタ

―――――
――――
―――
――


レッド「はぁ……はぁ……た、助かった……」

マイ「……もう 大丈夫 ありがとう」

レッド「ふふっ、一生お前を離さないぜ」

マイ「……」

レッド「俺は、何があろうともお前を離さない」

マイ「……」

レッド「命に代えても、お前を守ってやる」

マイ「……」

レッド「だから、ずっと一緒にいよう」

マイ「……いい そんなに 無理 しなくても」

レッド「……無理?」

マイ「……レッドは 怪我 しすぎ
……私も 戦える」

レッド「ふふっ、心配してくれてるのか」

マイ「……」

レッド「……」

マイ「……」

レッド「ちゅー」

マイ「……!」

レッド「んー」

マイ「……っ」グサッ

レッド「っ!?ぎゃぁぁぁぁぁああああああ!!
なんでだよぉぉぉぉおおお!!」ドサァァァ

レッド「目がぁぁぁぁぁああああああ!!目がぁぁぁぁぁああああああ!!」ゴロゴロ ゴロゴロ

マイ「……あ」

アカギ「……お前たちか」

マイ「……」

アカギ「あのポケモンは私を置いてさらに奥へと行ってしまった」

レッド「ひぁぁぁぁぁああああああ!!」ゴロゴロ ゴロゴロ

アカギ「……私の計画を邪魔出来て満足でもいうのか」

マイ「……」

アカギ「ところでお前、遺伝子について知っているか?」

レッド「あふぅ……なんだか……あぁっ、……い、痛みが……あぁん!
マイにやられたかと思うと……おぅふ!……か、快感に……あふぅ……」

マイ「……」

レッド「あぁん!」ビクビクッ

アカギ「まぁ、知らないだろうな」

マイ「……」

アカギ「遺伝子とは生物を作る設計図のようなもの。
その本体のDNAは2本の鎖が絡み合って出来ている。
片方が消えても片方がコピーして作り直せる。なにが言いたいか……分かるだろ」

レッド「あふぅ……にゃぁん」ビクビクンッ

マイ「……」

アカギ「この世界と私たちの世界、2つは絡み合っている。
つまりこの世界に影響があれば私たちの世界にも影響があるということだ」

マイ「……」

レッド「あふぅ……ぁぁ……」ビクビクン

アカギ「私はあのポケモンを倒す。誰にも邪魔はさせない。」

マイ「……」

レッド「うへへ」

マイ「……行っちゃった」

マイ「……レッド」

レッド「あふぅ……」

マイ「……レッド」ペチン

レッド「にゃぁん!」ビクビクン

マイ「……」

レッド「あぁ……」

マイ「……ウインディ かえんほうしゃ」

ウインディ「ガァァァ!!」

レッド「っ!?あっ、熱い!」

マイ「……正気に 戻った?」

レッド「……はっ!俺は今までなにを!?」

エムリット「ピー!」

レッド・マイ「っ!?」

エムリット「ピー!」

レッド「な、なんだこいつ?」

マイ「……伝説の ポケモン」

レッド「ポケモン?」

エムリット「ピー!」

レッド「あっ、あっちに行った」

エムリット「ピー!ピー!」

レッド「……なんだ?着いて来いってことか?」

マイ「……多分」

エムリット「ピー!」

エムリット「ピー!」

レッド「……」

マイ「……」

エムリット「ピー!」

レッド「……なにがしたいんだ……あいつ」

マイ「……」

エムリット「ピー!ピー!」

レッド「岩の上を飛び回ってるけど……なんだこの岩がどうかしたのか」ヒョイ

エムリット「ピー!」

マイ「……あ あっちに 行っちゃった」

レッド「何なんだよ一体」イラッ

エムリット「ピー!ピー!」

レッド「……」

マイ「……」

エムリット「ピー!ピー!」

レッド「……」

マイ「……」

エムリット「ピー!ピー!」

レッド「ピーピー言ってるだけじゃなに言いたいか全然分かんねえよ!
せめてもっと詳しくジェスチャーぐらいしろよ!お前自分の考えが全て相手に伝わるとか思ってんじゃないだろうな!?
人それぞれ違うんだよ!
なんでも自分中心に回ってると思うなよ!
お前には思いやりというものが決定的に欠けている!
もっと相手のことも考えろ!!」

エムリット「……ピー」

レッド「分かれば良い」

マイ「……」(……伝説のポケモンに 説教 した)

エムリット「ピーピー」

キュウコン「キュー」

エムリット「ピー」

キュウコン「キュー」

レッド「分かったかキュウコン?」

キュウコン「キュー」

レッド「おお、そうかそうか。なになに……」

キュウコン「キュウ、キュー」

レッド「ふむふむ……」

キュウコン「キュー」

レッド「なるほど、あの岩をそこの穴に入れて、あっちの岩をあそこの穴に入れると。
そうすればギラティナのいるところに行けるってこてか」

キュウコン「キュー」

レッド「よぉし、ご褒美になでなでしてやろう。なでなで、なでなで」

キュウコン「キュウ」スリスリ スリスリ

マイ「……」(……キュー の一言に あんなに 長い意味が 詰まってるんだ)

―――――
――――
―――
――


レッド「ここがそうなのか?」

マイ「……多分」

レッド「あっ!シロナさん!」

マイ「……あ」

レッド「うへへ、会いたかったよぉシロナさぁん!」シュタタタタ

ダキッ

シロナ「きゃっ!?……レ、レッド君!?」

マイ「……」

レッド「もう、1人で先に行っちゃってぇ。寂しかったじゃないですか。もふもふ、もふもふ」ギュー

シロナ「ごめんなさい、つい」

アカギ「またお前たちか。邪魔をするなと言ったはずなんだがな」

レッド「えへへ、寂しかったよシロナさん。もふもふ、もふもふ」ギュー

シロナ「どうして世界を変えようとするの。この世界が憎いならあなた1人どこかへ行けば済むことでしょう」

アカギ「どうしてこの私が世界から逃げるようなことをしなくてはならない」

レッド「うへへ、もふもふ、もふもふ。くんくん、うわぁい、シロナさんの匂いだぁ」ギュー

アカギ「私はこの世界から心という不完全な物を消し、完全な世界を作る。
それが私の正義だ」

シロナ「そんな……!そんな正義ってありえない!」

レッド「もふもふ、もふもふ」ギュー

アカギ「私は負けぬ!あのポケモンにも!このくだらない世界にも!」

シロナ「……いくわよ、ガブリアス」

レッド「くんくん、くんくん、うへへ、いい匂い」

アカギ「いけ!」

アカギズポケモンズ「――――!!」

シロナ「ギャラドスにヘルガーにマニューラ……ふふっ、相手にとって不足はないわ」

ガブリアス「ガァァァ!!」

レッド「……待てよ」

シロナ「……レッド君?」

レッド「てめえの声が邪魔でシロナさんに集中してもふもふ出来なかっただろうが。
忌々しいBGM流しやがって……」

アカギ「邪魔をするつもりなら容赦はしない」

マニューラ「ギャァ!」シュタッ

レッド「……邪魔だ」ドスッ

マニューラ「グギャッ!?」グチャ

レッド「何様だお前?世界が嫌いだから全員殺すだと?頭沸いてるのか?」

レッド「この世界が嫌いなら、お前だけ消えろ」

アカギ「繰り返させるな。何故この私が世界から逃げるようなことをしなくてはならない」

レッド「話にならないな。
まぁいい、世界が嫌いなんだろ?安心しろよ。今から殺してやるから」

アカギ「ふをっ、貴様には理解出来ないか。殺せ、ヘルガー」

ヘルガー「ガァ!!」

レッド「……」ドスッ

ヘルガー「グギャッ!!」グチャ

レッド「怒ってるんだよ……俺は」

>>193

うわぁぁぁぁぁああああああ

【アカギ「ふをっ、貴様には理解出来ないか。殺せ、ヘルガー」 】→【アカギ「ふんっ、貴様には理解出来ないか。殺せ、ヘルガー」 】

です。すいません。

アカギ「ふむ、残りはギャラドスだけか。ここまで私を追い詰めたこと、それは認めてやろう」

レッド「……」ドスッ

ギャラドス「グギャッ!!」グチャ

アカギ「っ!?…………まさか!まさか!まさか!私が負けるかもしれないだと!?」

レッド「……」

アカギ「認めるか!ありえるか!ようやくここまで来たのだ!
新しい世界!新しい銀河!見果てぬ夢だと言うのか!
貴様に……あのポケモンを倒したり捕まえたりすることが出来るものか!

分かったぞ!私が考えるにこの影の世界はあのポケモンそのもの!
捕まえたり倒したりすればこの世界も消える!

なるほど!貴様は私の代わりに世界を作り変えるのではなく壊すということだな!では後は任せよう!」

レッド「行かせるかよ」

アカギ「っ!?」

レッド「お前はここで死ぬんだよ」

ギラティナ「ギゴガゴゴォ!」

レッド「っ……!?」

シロナ「レッド君!」

レッド「くそっ、逃げられたか……」

シロナ「ギラティナが怒ってる……
だから世界が歪んでいるのね」

レッド「随分とでかいポケモンだな」

ギラティナ「ギゴガゴーゴー!」

シロナ「大丈夫、ポケモンが世界を壊すはずかないわ。ギラティナに勝つか捕まえばきっとギラティナも分かってくれるはず」

レッド「……ど、どこからそんな根拠が」

ギラティナ「ギゴガゴゴォ!」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「な、鳴き声気持ち悪っ!!」

レッド「まぁいいや。要はこいつがラスボスってことですね」

シロナ「ええ」

ギラティナ「ギゴガゴゴォ!」

レッド「いけ、みんな。最終決戦だ」

レッドズポケモンズ「――――!!」

レッド「俺にも俺の正義がる」

シロナ「……」

レッド「見ててください」

シロナ「……うん」

レッド「俺の正義!それは……」

ギラティナ「ギゴガゴゴォ!」

レッド「可愛いは正義!!」

レッド「お前らは下がってろ!」

レッド「うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!」

レッド「うぉぉぉぉおおお!!」

ギラティナ「ギゴガゴゴォ!!」

レッド「……あ」

シロナ「……?」

レッド「ひ、ひぃ……あ、あいつ幽霊だ」

マイ「……」

レッド「こ、こえー」ブルブル

ギラティナ「ギゴガゴーゴーォ!」

レッド「ヒィー」ブルブル

ギラティナ「ギゴガゴゴォ!!」

レッド「だ、大丈夫。怖くない、怖くないよ。怖い時は歌を歌おう。
可愛いなんて、そんなこと、言っちゃだめで」

ギラティナ「ギゴガゴゴォ!!」

レッド「ひ、ひぃ!」ブルブル

シロナ「……」

マイ「……」

レッド「なんて困った時はないかい?そう、あるよね。さぁ、今日はそんな困った君を助けちゃおう。
そんな時はこれ」

シロナ「……?」

レッド「マサラの塩」

シロナ「わー!」

マイ「……」

レッド「どうやって使うかって?簡単さ」

シロナ「……」ドキドキ

レッド「これを少量手に取り、振り掛けるとあら不思議」パッパッ

ギラティナ「ギゴガゴゴォ!!」シュー

レッド「一瞬で浄化します」

シロナ「買った!」

マイ「……っ!?」

アカギ「あのポケモンを!影のポケモンを倒しただと!?」

レッド「……あ、いたんだ」

アカギ「そうすることでこのおかしな世界を残した!
ということはもう一度赤い鎖を使っても新しい世界を作れないということか!?
何故だ!?何故この世界を守る!?そんなにも心とやらが大事が!?」

シロナ「産まれた場所、産まれてから過ごした時間、話す言葉……みんな違う。
でも隣にはいつもポケモンがいてくれたから
ポケモンがいてくれることが嬉しいから
知らない人ともポケモンを戦わすことが出来る、交換することが出来る」

アカギ「黙れ!もういい!たくさんだ!だから心が大事だとでも言いたいのか!?
お前たちとは分かり合えない!覚えておけ!私は必ず完全な世界を作りだす!
いつの日か!お前たちは私の作り出した心のない世界に生きている!」

シロナ「……悲しみがあるから喜びを嬉しく思い、怒りがあるから人に優しくすることが出来るのに」

マイ「……追わなくて いいの?」

レッド「ああ、俺の仕事はギラティナを倒して終わりだ。後は、あいつの仕事だ」

マイ「……?」

シロナ「さぁ、地上に戻りましょう」

レッド「うへへ、地上に出たらご褒美でなでなでしてぇ」

―――――
――――
―――
――


アカギ「なっ……!お、お前は……!?」

グリーン「……」

アカギ「く、来るな!……や、止め!止めぎゃがっ!!」グチャ

グリーン「……」

―――――
――――
―――
――


~地上~

レッド「いやぁ、地上の空気は美味しいなぁ」

シロナ「ええ」

レッド「くんくん、くんくん、うへへー、シロナさんの匂いだぁ。
うへへ、こっちからはマイの匂いがするぅ」

シロナ「……」

マイ「……」

シロナ「あっ、亀裂が閉まっていく」

レッド「本当だ」

マイ「……良かった 無事で」

レッド「ああ、本当に」

シロナ「レッド君、マイちゃん、本当にありがとう」

レッド「なに、気にしないでください。俺はただ、愛する人たちを守っただけです」

―――――
――――
―――
――


~破れた世界~

グリーン「……」

グリーン「……」

グリーン「……」

グリーン「あ、あれー?」

グリーン「出口がなくなってる気がするなー」


グリーン「……」

グリーン「……」

グリーン「……」

レッド「本当に良かった。
2人が無事で、そして世界を守れて」

シロナ「レッド君……」

マイ「……レッド」

シロナ「よし!今日はパーティーだね!」

レッド「パーティー?」

シロナ「うん!盛大にやろうね!リゾートエリアで!」

レッド「ええ、良いですね」

マイ「……うん」

シロナ「それじゃあ買い物は私に任せて2人は先に帰って準備してて!ガブリアス!」

ガブリアス「ガァァァ!」

レッド「……あっという間に行っちゃった」

マイ「……凄い」

―――――
――――
―――
――


~リゾートエリア~

レッド「シロナさん、遅いな」

マイ「……うん」

レッド「……」

マイ「……」

レッド「……」

マイ「……話」

レッド「……話?」

マイ「……戦いが 終わったら 話が あるって 言った」

レッド「……ああ、そうだったな」

レッド「……マイ」

マイ「……なに」

レッド「……」

マイ「……」

レッド「俺は……」

マイ「……うん」

レッド「……」

マイ「……」

レッド「す、数日前にマイのパンツ盗んですいませんでしたぁ!!」ズサァァァ

マイ「……え」

レッド「ち、違うんだ!盗むつもりなんかなかったんだ!本当なんだ!信じてくれ!
ただ!洗面所にあったマイのパンツを見たら!気付いたら頭にかぶってて!」

マイ「……」

レッド「ちゃ!ちゃんと返そうと思って!」

マイ「……」

レッド「だ、大丈夫!なにもしてないから!
ちょっ、ちょっと使っただけだから!ちょっと使っただけだから!」

マイ「……ウインディ」

ウインディ「ガゥ……」

レッド「え……ぇ?」

ウインディ「ガァァァァァァ!!」

レッド「ぎゃぁぁぁぁぁああああああ!!」

ガチャッ

シロナ「ただいまー!準備は出来て」

レッド「ぎゃぁぁぁぁぁああああああ!!」

シロナ「な、なにごと!?」

―――――
――――
―――
――


シロナ「……そう」

レッド「はい、明日にはカントーに戻ります」

マイ「……」

シロナ「寂しく……なっちゃうわね」

レッド「えぇっ!?一緒に来てくれないんですか!?俺たち夫婦ですよね!?」

シロナ「ふふっ、チャンピオンとしての仕事があるからね。でも、1回ぐらいは行ってみたいかな」

レッド「じゃあ行きましょうよ!マイは!マイは来てくれるよな!?」

マイ「……カントー 怖い」

レッド「……?」

レッド「マイポケモンバトル好きだよな!?俺と一緒に来れば、カントーの四天王とかジムリーダーといつでもバトル出来るぞ!
シンオウ地方に留まってないで色々な世界を見るべかだって!」

マイ「……うん」

レッド「っ!?シ、シロナさんも来てくれますよね!?」

シロナ「うん、私もカントーの四天王やジムリーダーとお手合せ願いたいわね。
少しだけ行ってみようかしら」

レッド「ヒャッホイ」

シロナ「カントー地方か……どこまで通用するか楽しみね」

マイ「……うん」

レッド「あっ、もしもしヒカリちゃん?うん、君のレッドだよ。
良かったら一緒にカントーに旅行に行かない?うへへ」

シロナ「……」

マイ「……」

―――――
――――
―――
――


~セキエイ高原~

ナツメ「……あ」

エリカ「どうかしましたか?」

ナツメ「レッドが……帰ってくる……」

カスミ「っ!?い、今どこにいるの!?」

ナツメ「入口……」

カスミ「ちょっ、ちょっと行って来る!」ダッ

エリカ「うふふ、健気ですわ」

ガチャッ!!

カスミ「レッド!」

レッド「うぉ、カスミ!うへへ、出迎えてくれたのかぁ」

カスミ「帰って来るのが遅いのよば…………ん?」

シロナ「ここがポケモントレーナーの頂点が集まる場所。
ポケモンの最高機関、ポケモンリーグの本部ね」

マイ「……凄い」

ヒカリ「うわぁ、凄いなぁ。始めて見たよ!」

カスミ「……」

レッド「カスミー、ただいまのちゅー!」

カスミ「今まで何やってたのよあんたはぁ!!」ベチン!!

レッド「おふぁぁぁぁぁああああああ!!」ドサァァァ

マイ「……これが カントー」ブルブル

―――――
――――
―――
――


レッド「2人ともー!会いたかったよぉ!」

エリカ「うふふ、お疲れさまですわ。もう家出なんてしてはいけませんわ」ナデナデ

レッド「うへへ、エリカの膝枕気持ち良いぃ。もっとなでなでしてぇ」

エリカ「うふふ」

ナツメ「お帰り……」

レッド「ナツメェ!会いたかったよぉ!」

マイ「……」

カスミ「ゆっくりしていってください」

シロナ「うん、ありがとう」

レッド「あっ、そうそう。3人に普通のお土産とは別にポケモンのお土産があるんだよ」

エリカ「ポケモンのお土産……ですか?」

レッド「はい、どうぞ」

ムウマ「ムー!」

ナツメ「可愛い……」

レッド「ナツメにはムウマだ。あっ、ラルトスもいるぞ」

ナツメ「ありがとう……」

ロゼリア「キュー」

レッド「エリカにはロゼリア」

エリカ「まぁ、素敵なポケモンですわ。ありがとうございます」

レッド「で、カスミにはヒンバスだ」

ヒンバス「ヌボァー」

カスミ「……」

レッド「……ん?どうかしたか?」

カスミ「なによこれぇ!?」ベチン!!

レッド「なんでだよぉぉぉぉおおお!!」ドサァァァ

カスミ「なんでナツメとエリカのポケモンはあんなに可愛くて私のポケモンは地味なのよ!?なにが言いたいのよ!?」

レッド「ちょっ!待て!落ち着け!ヒンバスでポケってみろ!」

カスミ「えっと……なになに……ヒンバス、一番みすぼらしいポケモン……」

レッド「ふぅ……」

カスミ「……殺す」

レッド「えぇっ!?ちょっ!待て!なにか誤解してる!ミロカロスでポケってみろって!」

カスミ「えっと……ミロカロスっと……うわっ、凄い綺麗なポケモン……」

レッド「お前ヒンバス釣るのが1番大変だったんだからな!?
洞窟内のでかい池で10時間釣りに挑戦したのに出なかったんだからな!?」

カスミ「本当だ……かなり捕獲難易度が高いって書いてある」

エリカ「どうやって捕まえのですか?」

レッド「いやぁ、釣竿じゃ無理だと思って素潜りで捕まえたんだよ、あはは」

エリカ「流石ですわレッドさん」

ナツメ「素敵……」

マイ「……!」(……カントー だと 普通なの?)

カスミ「ごめん……」

レッド「うへへ、全然平気だぜ」

カスミ「うん……ありがと。大事にするねこの子」

レッド「ああ、可愛がってやってくれ」

カスミ「うん」

レッド「あっ、そうそう。ギンガ団頑張って潰したぜ。だから俺の盗撮コレクション返してくれよ」

カスミ「え?あんなものとっくに処分したわよ?」

レッド「……え」

カスミ「当たり前じゃない」

レッド「え……でも……頑張ったら……返してくれるって……」

カスミ「ああ、あれ?嘘よ嘘」

レッド「っ!?」

レッド「ぅ……う……うわぁぁぁぁぁああああああん!ばがぁぁぁぁぁああああああ!」

―――――
――――
―――
――


~翌朝~

カスミ「ほらっ、いつまで寝てるのよ、早く起きなさい。
皆もうとっくに起きてるわよ」

カスミ「…………あれ?いない?」

ピラッ

カスミ「ん?紙が……」

【旅に出ます。探さないでください。
PS.愛してます あなたたちのレッドより】

カスミ「……」

カスミ「……」

カスミ「あのばかレッドォォォォォォオオオオオオ!!」



お し ま い

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

長門「……感想」

キョン「あ、ああ……」

長門「……」

キョン「お、面白かったぞ」

長門「そう……」

キョン「2作目か?」

長門「……」コクッ

キョン「また書いたんだな」

長門「……」

キョン「……」

長門「……映画化?」

キョン「映画化は……どうだろうな」

長門「そう……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「今回はあんまりカントーの出番はなかったな」

長門「……」

キョン「……」

長門「レッドは……色々な所でふらふらする。きっとこれから先もずっと」

キョン「……」

長門「でも、最後は絶対にナツメの元に帰ってくる」

キョン「あ、ああ……」

長門「そしてどんな時もナツメのことを大切に思っている」

キョン「……」

長門「それがレッド」

長門「レッドは……今の自分があるのは誰のおかげかを忘れていない。そしてこれから先も忘れない」

キョン「……」

長門「そしてナツメも、レッドに助けてもらったことなどを忘れることはない。
そしてナツメがレッドを助けるのは当然、レッドはナツメの全てだから。逆もまた然り」

キョン「あ、ああ……」

古泉「あの、すいません……」

キョン「いたのか……」

古泉「ええ、ずっといました」

キョン「そうか」

古泉「グリーンは……生きているのでしょうか?」

キョン「気になるんだな」

古泉「ええ……」

長門「生きている」

古泉「っ!そうですか、それなら良かった」

キョン「だがどうやって脱出したんだ?」

長門「普通に……」

キョン・古泉「……普通に?」

キョン「……ああ、だがグリーンなら普通に亀裂とかなくても出てきそうだな」

古泉「確かに……」

長門「破れた世界を堪能し、脱出した後はレッドのストーカーなどに精を出している」

キョン「……」

古泉「ちょっ!僕はそんなことしていませんよ!?」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

古泉「……」

キョン「飯でも……食って帰るか」

長門「……」コクッ

キョン「古泉、お前はどうする」

古泉「いえ、僕は遠慮しておきます。長門さんと2人でごゆっくりと」

キョン「そうかい」

長門「……」

キョン「なにか食いたいものでもあるか?」

長門「カレー」

キョン「相変わらず好きなんだな」

ガチャッ

古泉「……」

古泉「……」

古泉「……」

古泉「……」

古泉「……」

古泉「グリーンが生きてて……」

古泉「……良かった」



お し ま い

終わりました、ありがとうございました。

終わるまで1週間以上かかってしまいましたが、なんとか無事終えることが出来ました。
保守や支援などありがとうございました。

あっ、もし載せれそうだったらオマケとか載せるかもしれません。未定ですが……
それではお付き合いありがとうございました。

おつでしたっと

終わってすぐで悪いんだが
長門「レッド「ジョウト地方?えー面倒くせーよー」」
のほうはやり直さないの?

>>272

あっ、はい。ジョウト地方も書けたら書きたいなと思っているので、もしかしたやり直すかもしれません。

ありがとうございました。
おまけ載せます。

―――――
――――
―――
――


~バトルエリア:ある日のこと~

ガチャッ

レッド「こんにちはー」

モミ「あっ、レッド君、こんにちは。今日はわざわざありがとね」

レッド「うへへ、モミさんからお呼ばれしてもらったんですから来るのは当たり前ですよぉ。
さぁ、愛の言葉を囁き合いましょう」

モミ「スモモちゃん」

スモモ「は、はい!」

レッド「……ん?」

レッド「うぇっへっへ、可愛い女の子が。
見たところ格闘少女って感じだな。うん、最高」

モミ「レッド君、この子はトバリシティでジムリーダーをやっているスモモちゃん」

スモモ「は、初めまして!スモモです!」

レッド「うへへ、うん、いいよいいよ。
その絞まった身体。うひひ、たまりませんなぁ。
お尻なんてキュッとしてて最高だな、ああ、触りたい舐めたい顔を埋めたい」

スモモ「モミさん……えっと……」

モミ「うふふ、相変わらず素直な子ねレッド君は」

スモモ「わ、私は一体どうしたらいいんでしょうか」

レッド「うん、その小さいおっぱいも本当に良い。
うへへ、きっと締まった素晴らしい身体をしているんだろうなぁ」

モミ「レッド君」

レッド「なんですかマイスウィートハニー」

モミ「スモモちゃん、レッド君に会いたかったみたいなの」

レッド「っ!?も、もしや俺のファンということですか!?」

モミ「うふふ」

スモモ「あ、あの!そ、そうじゃなくて!」

レッド「うへへ、照れ屋さんだなぁ」スッ

スモモ「えっ?……あ、あの……!」

レッド「うへへ、抱き締めてあげよう」ギュッ

スモモ「っ!?」

レッド「うへへ……」

スモモ「あ、あの……!わ、私と……!」

レッド「ふふっ、それ以上先は言わなくても分かっているよ」

スモモ「えっ、そ、それじゃあ!」

レッド「ふふっ、……ちゅー」

スモモ「っ!?」

レッド「ちゅー」

スモモ「あ、あの!ち、違います!」

レッド「ふふっ、照れ屋さんなんだね」

スモモ「わ、私と!」

レッド「ふふっ、なんだい?」

スモモ「……お、お手合せ願います!」

レッド「……」

スモモ「……」(や、やっと言えた……)

レッド「……え」

スモモ「あ、あの……」

レッド「お、俺のファンじゃ……ないの?」

スモモ「ファン……ですか?」

レッド「……」ズーン

スモモ「あの、私なにか……悪いこと言っちゃったんでしょうか」

モミ「うふふ」

スモモ「あの、凄腕とトレーナーさんがいると聞いて……」

レッド「……」

スモモ「ぜ、是非お手合せ願いたいと思いまして」

レッド「……」

スモモ「だ、だめでしょうか……?」

レッド「……はっ!」

スモモ「……?」

レッド「ふふっ、君みたいな可愛い子の頼みを断るわけないだろう」

スモモ「っ!?そ、それじゃあ!」

レッド「ああ、君の気が済むまでやろう」

スモモ「あ、ありがとうございます!」

レッド「ふふっ、俺は君みたいに頑張ってる子のためならなんでもするよ」

スモモ「はい!ありがとうございます!」

レッド「うへへ」(おっぱいやお尻を触っちゃったり、顔をすりすりしたり、舐めちゃったりしても、事故だよね。うへ、うへへ、うぇっへっへ)

レッド「さぁ!どこからでもかかってくるんだ!」(うへへ、まずはおっぱい……)

スモモ「はい!いきます!」

レッド「よし!」

スモモ「はい!」

レッド「あぁっん!手が滑っちゃったぁ!」ガシッ

ガチッ

レッド「うへへ…………ん?」

レッド「……がち?」

カイリキー「……」ポッ

レッド「……」

カイリキー「ガ……ガァ……」モジモジ

レッド「な、なんでだよぉぉぉぉおおお!!」

スモモ「レッドさん、ポケモンは出さないんですか?」

レッド「バ、バトルってそっちかよぉ!」

スモモ「……え?」

レッド「明らかに君が格闘技で俺に挑んでくる流れだっただろ!?」

スモモ「え?そうだったんですか?」

レッド「うわぁぁぁぁぁああああああ!よりによってこんなガチムチのぉぉぉおおお!」

カイリキー「ガ……ガァ……」モジモジ

スモモ「あれ?なんかカイリキーちゃんが恥ずかしがってるみたいですね」

レッド「……ちゃ、ちゃん?」

スモモ「はい、可愛い女の子です」

レッド「っ!?」

カイリキー「……」ポッ

レッド「あ……ぁ……」

カイリキー「ガァ」ギュッ

レッド「え?ちょっ、ちょっと待って、な、なんで抱き締めらてんの……」

カイリキー「……」ポッ

レッド「ちょっ、ちょっと……う、嘘だよね」

スモモ「カイリキーちゃん、レッドさんのことが気に入っちゃったみたいですね」

レッド「っ!?」

モミ「ふふ、微笑ましいわね」

カイリキー「ガァ」ギュッ-

レッド「ひっ!」

レッド「いゃぁぁぁぁああああああ!!」

―――――
――――
―――
――


~後日~

レッド「はぁ……シロナさんは仕事だし、マイは朝起きたらいない……暇だ」

ピンポーン

レッド「……ん?」

ガチャッ

レッド「はーい」

スモモ「こんにちはレッドさん。
……あの、別荘ですけど、見せてもらっても良いでしょうか」

レッド「っ!?よく来たねマイスウィートハニー!さぁ!入って入って!」

スモモ「はい、それではよろしくお願いします」

レッド「うへへ」

スモモ「レッドさん!聞いてください!最近修行のおかげで字が上手くなったんです!」

レッド「うへへ」(可愛ええのぉ……可愛ええのぉ……)

スモモ「……ポケモンにはあまり関係ないですけど」

レッド「ふふっ、字を綺麗に書くことは武の道にも通ずると俺は思うぜ」

スモモ「そうなんですかぁ、レッドさんは物知りですね」

レッド「うへへ」(適当に言っただけだけど喜んでもらえたのなら……うへ、うへへ、うへへへ)

スモモ「そして最近修行のおかげで戦う前から相手の強さが分かるようになったんです!」

レッド「へぇ、それは凄いな」

スモモ「レッドさんはとても強いです!」

レッド「えへへー」

スモモ「是非稽古をつけてください!」

―――――
――――
―――
――


スモモ「はぁっ!」ドスッ

レッド「……スモモちゃん」

スモモ「は、はい」

レッド「手を抜いているね」

スモモ「えっ!?あっ、その……」

レッド「これは修行だよ。本気で俺に攻撃するんだ」

スモモ「……はい、すいませんでした。私なんかがレッドさんのような人を相手に手加減だなんておこがましいにも程がありました」

レッド「ふふっ、スモモちゃんは優しいんだね」

スモモ「い、いえ!そんな!」

レッド「さぁ!来るんだ!」

スモモ「はい!」ドスッ

レッド「あぁっはぁん!」

スモモ「やぁ!はぁ!たぁ!」ドスッ ドスッ ドスッ

レッド「おぅふ!はぁん!にゃぁん!」

スモモ「はっ!」ドスッ

レッド「あふぅ!」

スモモ「はぁ……はぁ……」

レッド「あふぅ……いいよスモモちゃん」

スモモ「は、はい!」

レッド「新しい技を教えててあげよう」

スモモ「っ!?はい!ありがとうございます!」

レッド「なに、単純なことだよ。形だけじゃなく実戦に通用しないといけない。つまり、急所を攻撃するんだ」

スモモ「きゅ、急所ですか!?そ、そんな卑怯なことは!」

レッド「卑怯だからと、知らないままにしておくのかい?」

スモモ「っ!?」

レッド「全ての技を極めるんだ。それから答えを出せばいい」

スモモ「は、はい!」

レッド「それじゃあまずは男の急所。俺の股関に攻撃してくるんだ」

スモモ「っ!?で、でも!急所を攻撃するのはレッドさんが!」

レッド「ふふ、勿論鍛えてあるに決まってるだろ」
スモモ「流石です!」

レッド「さぁ、俺の股関に攻撃を」ガバッ

スモモ「凄い……!両手を広げ全てを受け入れる体勢に……!
……いきます!はぁぁぁぁぁああああああ!!」

ドスッ

レッド「っ!?」

レッド「あはぁぁぁぁぁああああああ!!」(……我が人生、一片の悔いはなし)

―――――
――――
―――
――


スモモ「レッドさん!レッドさん!」

レッド「ふふっ、よく……やぢたね。合格だ」

スモモ「うっ……ひっぐ……」

レッド「何故……泣いているんだい?ぐふっ……こ、ここは喜ぶところだろう」

スモモ「だって……だって……レッドさんが……うっ……レッドさんがぁ」

レッド「ふふっ、悲しむことは……ぐっ……ない」

スモモ「うぅ……ひっぐ……えっぐ」

レッド「くっ……胸を……張るんだ。君は……よくやった」

スモモ「うぅ……は……はい……」

レッド「ふふっ、世代交代……だな」

スモモ「レッドさん……レッドさん……」

レッド「後は……任せた……ぞ」

スモモ「っ!?嫌だ!嫌です!レッドさん!レッドさん!?」

レッド「ふふっ……愛……してるぜ……マイ……スウィート……ハニー……」ガクッ

スモモ「っ!?」

スモモ「ぁ……あ……うわぁぁぁぁぁああああああ!!」

―――――
――――
―――
――


マイ「……」

レッド「うぅ……」ズキズキ

マイ「……どうして ずっと ベッドで 寝てるの?」

レッド「あ、青く……なってた」ズキズキ

マイ「……青く? なにが?」

レッド「い、痛い……」ズキズキ

マイ「……」

レッド「さ、再起不能になってたら……どうしよう……」ズキズキ

マイ「……?」

シロナ「うふふ、今日もアイスが美味しいわ」

―――――
――――
―――
――


~リゾートエリア:ある日のこと~

スズナ「やー!元気!?私の考えてることあなたに分かるかなー?」

レッド「スズナちゃん!いらっしゃい!うへへ、俺に会いたくて来たんだろ?そんなこと簡単に分かっちゃうよ」

スズナ「まぁ、正解なんだけどねー!」

レッド「っ!?」

スズナ「ひゃぁ……リゾートエリアって暖かいんだね。
スズナ、服脱いじゃおうかな」

レッド「っ!?」(さ、誘われてる!?)

スズナ「で、話があるんだけどさ」

レッド「は、はい!」

スズナ「レッド君って……」

レッド「……」ドキドキ

スズナ「同性愛者なの!?」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……え」

レッド「……」

スズナ「ナタネさんから聞いたんだよ」

レッド「……」

スズナ「レッド君が男同士で裸で抱き合ってたって」

レッド「っ!?」

スズナ「で、恥ずかしい話、私そういうの凄い興味あってさ!1回生で見てみたかったんだ!
だからお願い!見せてくれないかな!?」

レッド「違うから!同性愛者じゃないから!」

スズナ「っ!?えぇっ!?ち、違うの!?」

レッド「全くもって違げぇよ!」

スズナ「そ、そんな……」

レッド「なんでこんな目に……」

スズナ「私恥ずかしい趣味を暴露し損じゃん!」

レッド「そんなこと言われましても……」

スズナ「そ、そんな……ひ、ひどい……うぅ……」

レッド「えぇっ!?な、泣かれても……」

シロナ「また女の子泣かしたのレッド君」

マイ「……可哀そう」

レッド「いつからいたんだよお前らは!?」

スズナ「うぅ……ひっぐ……えっぐ……」

レッド「な、なんだこの状況……」

スズナ「どうしても……うっ……見たいんだ……だめ……かな?」ウルウル

レッド「うっ……」

スズナ「お願い……」ウルウル

レッド「……」

プルルルル プルルルル ガチャッ

グリーン「どうしたんだいマイスウィートハニー」

レッド「いきなりで悪いんだけど今から俺のところにきてくれないか?」

グリーン「っ!?行く!行くよ!光の速さで行くよ!」

ガチャッ

レッド「……」

レッド「……や、やってしまった」

スズナ「み、見せてくれるの!?」

レッド「あ、ああ……君の悲しそうな顔は、見たくないからね」

スズナ「ありがとう!」

レッド「ふふっ……俺の体を犠牲にすれば、女の子1人を笑顔に出来るんだ……
ふふっ……ふふふっ………………死にたい」

シロナ「損な性格ね、レッド君も」

マイ「……うん」

レッド「っ!?状況分かってたのかよお前ら!?助けろよ!」

ォォォォォォォォォオオオオオオオオオ!!

シロナ「……ん?空からなんか変な音が」

グリーン「レッドォォォォォォオオオオオオ!!」

スズナ「っ!?きゃ、きゃぁぁぁぁああああああ!!そ、空から人が!お、落ちてくる!」

グリーン「うふふ、待たせたね」スタッ

スズナ「えぇっ!?ふ、普通に着地した!?」

レッド「ス、スズナちゃん……どこまで、やらればいいかな」

スズナ「あっ、上半身裸になって絡みあってキスしてくれればそれで大丈夫だよ!」

レッド「喜んでいいのやら悪いのやら……」

キャーキャー キャーキャー

レッド「っ!?ちょっ!なんか女の子が大量にいるんだけど!?」

スズナ「ああ、友達だよ!皆期待してるからね!」

レッド「……」

レッド「グリーン、服脱げ」

グリーン「よしきた!」ヌギッ

レッド「っ!?なんで下を脱ぐんだよ!?上だよ!」ベチン!!

グリーン「あぁっはぁん!!」ドサァァァ

―――――
――――
―――
――


グリーン「うふふ」ペタペタ

レッド「ひ、ひぃ……」

女の子ズ「きゃぁぁぁぁぁああああああ!!」

マイ「……なに あれ?」

シロナ「世の中には、ああいう世界もあるのよ」

グリーン「うふふ、レッド」ペタペタ

レッド「ひぃ……ス、スズナちゃんのため……が、我慢するんだ俺……」

グリーン「うふふ、んぅ……」

レッド「ひぃっ!?」

女の子ズ「ちゅーよ!ちゅーするわよ!」

女の子ズ「きゃぁぁぁぁぁああああああ!」

グリーン「……」

レッド「……?」

女の子ズ「……?動きが止まった?」

グリーン「いやぁ!!」ベチン!!

レッド「えぇっ!?」ドサァァァ

グリーン「レ、レッドとちゅ、ちゅーだなんて!こ、心の準備がまだ!」

レッド「……な、なに」

グリーン「いやぁぁぁぁぁああああああ!!恥ずかしいぃぃぃいいい!!」タッタッタッタ

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」

マイ「……なんだったの これ?」

シロナ「……さぁ」



お し ま い

おまけ終わりました。
保守や支援などありがとうございました。
シンオウ地方の本編に登場しなかった人たちをだした短編集的な感じにしました。

それでは長い間お付き合い本当にありがとうございました。

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