コニー「訓令兵団に入れだって?」 (50)

かっこいいコニーが見たかっただけです
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コニーは暗殺者の家系に生まれたというような設定です


コニー「なんで俺が訓練兵団に入らなきゃいけないんだよ」

コニー「うちの里は王族への反乱分子の暗殺が任務だっただろ」

コニー「巨人と戦う術なんて身につける必要がないじゃんか」

父「ああ、今まではそうだったが、これまでの実績から王直々に巨人討伐への加勢を頼まれたのだ」

父「そこでお前には訓令兵団に所属し、巨人討伐の技術を身につけてきてほしい」

父「既にお前にも里に伝わる体術を一通り教えてある」

父「そこに巨人を倒す技術が加われば、人類として大きな戦力になるとは思わんかね」

コニー「そうかもしれねえけど、それだったら指導員を招いてうちの一族全員で訓練した方がいいんじゃねえの?」

父「それはできない、反乱分子排除の任も今まで通りにこなす必要があるのだ」

父「そのため私には訓練に費やす時間はない。もちろん里の大人にもな」

父「そこで里の若者であり、まだ任務についていないお前に技術の習得を図ってもらいたいのだ」

コニー「いや、それでも…」

父「黙らっしゃい!」

コニー「」ビクッ

>>3
申し訳ありません、続き見直してきます

父「お前は昔からいつもそうだ、物事を理屈っぽく考えすぎだ」

父「その癖は悪いとは言わん。ただ早く訓練兵団に行ってもらわねば話が始まらんのだ」

コニー「話ってどういうこt」

父「うるさい、いいから早く行って来い。そして卒業まで帰ってくるな」

コニー「わかった、わかりましたよ。最初から俺の意見なんて聞いてないってことだな」

コニー「まあ、行くからにはしっかりと技術を習得してきてやるよ」

コニー「そして俺一人で巨人を殲滅してやるさ」

父「それでいい、日々訓練に励めよ」

父「それと、お前が里のものだと周囲に知られてはならん。そこで訓練兵団ではバカな人間を演じろ」

コニー「はぁ?出生を隠すのはいいとして、なんでバカを演じる必要があるんだよ」

父「これは一種の試験でもある。お前が社会にうまく溶け込み特定の人間を演じられるかのな」

父「そういうことで、大変だとは思うが頑張るがいい」

父「お前がちゃんと演じられているか見張り役も派遣しとくからな」

〜訓練兵団入団初日〜

キース「貴様は何者だ?」
モブ「〜」

キース「貴様は何者だ?」
モブ「〜」

コニー(やべぇ、バカを演じるってどうすりゃいいんだよ)

コニー(しかも入団初日からバカできるような雰囲気じゃねーよ…)

コニー(どうする?いっそのこと言いつけを破っても…)

コニー(いや、でも親父が別れ際に言ってたしな)

コニー(ならば全力でバカを演じてやる!敬礼を左右逆にすれば少なくとも利口には見られんだろう)

キース「貴様は何者だ?」

コニー「コニー・スプリンガ―、ウォールローゼ南区ラガコ村出身です!」ミギムネドンッ

キース「逆だ、コニー・スプリンガー」アタマガシッ

コニー(よしっ、これで第一印象は十分なはず)

サシャ「」モグモグ
キース「」

キース「おい貴様…何をやっている」
サシャ「」モグモグ

キース「貴様だ、貴様に言っているんだ。何者なんだ貴様は?」
サシャ「ウォールローゼ南区〜」

コニー(何だあいつは、正気なのか?)

コニー(なぜこの状況で芋を食べはじめたんだ。完全に俺のボケが殺されちまったじゃねえか)

コニー(あれが本物のバカというやつか…)

サシャ「チッ、半分どうぞ…」
キース「半、分?」

コニー(おいおい、あいつどこまで常識通じねえんだよ。会話が成立してねえじゃん)

コニー(いや待てよ、あそこまでのバカがこの場にいるのはおかしくないか?)

コニー(ここは仮にも兵士として戦う意思があるものが集まる場所)

コニー(あそこまでのバカだったら、早死にすることは目に見えている。となると両親か誰かが志願自体を止めているはず)

コニー(そうだ、あそこまで常識が通じないやつがこの場に実在するわけがない)

コニー(ならば考えられる可能性は一つ、奴も俺と同じような境遇だということだ)

コニー(暗殺任務に携わるのはうちの里だけじゃない。同じような任務を行う里は他にもある)

コニー(そうだとすれば同じように巨人討伐の加勢を頼まれる里もあるはず)

コニー(その中に俺と同じように派遣されるやつがいてもおかしくはない)

コニー(サシャ・ブラウス、お前がどこの者かは知らんが、注意しないといけねえな)

タイトルェ…

〜適性判断〜

モブ「…」ブラーン
キース「合格、次!」

サシャ「♪」ブラーン
キース「合格、次!」

コニー(やはりあの身体能力、どこかの里のものに違いない)

コニー(まあ、生まれてずっと鍛えられてきた俺にはこんなこと朝飯前だろうけd)グルンッ、ゴンッ

キース「貴様何をやっている。早く上体を起こせ」

コニー(は?え?なんで?なぜ俺は無様にぶら下がっている?これはどうすればいいんだ?)

>>12
すみません、すみません、すみません…
もう許して…

〜夕食〜

コニー「」ズーン

モブ「見ろよ、あのハゲ」クスクス
モブ「まあ、敬礼の腕の位置を間違えるようなバカだから仕方ねえよ」クスクス

マルコ「コニー、気にしないでね、きっと明日は大丈夫だからさ」

マルコ「よかったら僕が教えてあげようか?」

ジャン「いやいや絶対無理だって、バカには教えるだけ無駄だろ」ゲラゲラ

コニー「うっせえよジャン」

コニー「マルコ、いいよ。なんか迷惑かけるのも申し訳ねえし」

コニー(なぜだ、なぜうまくいかない。あの程度これまでの修行に比べれば簡単なはずなのに…)

コニー(どうする、誰かに指導を頼むか?頼むとしたらだれがいい?)

コニー(あまり勘が鋭そうじゃなく、適性判断が合格だったヤツ…)

コニー(そうだ、エレンだ。あいつは巨人バカだし適性判断は合格だったはず、となれば)

コニー「おーい、エr」

サシャ「どうしたんですか、三人集まって」ヒョイッ

ジャン「いや、コニーのやつが適性判断不合格でさ、明後日のテストでできなかったら開拓地送りだとよ」ゲラゲラ

コニー「だから明日練習をしようと思ってな、エレンn」

サシャ「それなら私がそのパンと引き換えにコニーの練習に付き添ってあげましょう」

コニー「いや、だからエレンにたのm」

サシャ「私が練習に付き添ってあげますから、頑張りましょうね」

コニー「いや、だからエレンn」

サシャ「というわけでこのパンは頂きますね」ヒョイパクッ

コニー「あっ、てめえ、人のパンを勝手に食いやがって」

サシャ「だから明日練習に付き添ってあげますって言ってるじゃないですか」モグモグ

サシャ「パンはその契約料です」モグモグ

コニー(まあいいか、こいつが優秀そうなのも事実だ。それに探りを入れておかないとな)

コニー「ああそうか、わかったよ。その代わりパンを食った分しっかり役目を果たしてもらうからな」

サシャ「わかってますって」

〜翌日〜

コニー「」クルッゴツン

サシャ「やっぱりいきなりは上手くいきませんか…」

サシャ「じゃあ、前後のバランスに気を付けて体重をかけてみて下さい」

コニー「それくらいわかってるよ、もう少し具体的にアドバイスとかできねーのか?」プラーン

サシャ「えーっと、こう、グッとやってフワーってなったらそこで踏ん張るんですよ」

コニー「お前に指導を頼んだ俺がバカだった…」ハァ

サシャ「人に頼っておいてバカ呼ばわりとは失礼ですね」

サシャ「それに私もコニーも他の人からしてみれば、同じバカですよ、不本意ですが」

サシャ「まあそれでも、私は成績優秀者としての道を突き進んでますがね」ドヤァ

コニー(そういえばここでは俺もバカだったな。適性試験のせいで忘れかけてたぜ)

コニー(しかしこれでは埒があかんな。バカの教え方では参考にならねえ)

コニー(となるとエレンもあまり期待できそうにないな)

コニー(なら、少しリスクを負うことになるがマルコあたりに頼みに行くか)

コニー「わりぃサシャ、一旦降ろしてくれ。マルコに頼みに行くわ」

サシャ「何を言ってるんですか?できるまで降ろしませんよ」

コニー「は?」

サシャ「だから、できるまで降ろさないって言ったんですよ、何事もできない時は練習あるのみです」

コニー「いやでも、お前の教え方じゃはっきり言って参考にならねえし…」

サシャ「コニー!」

コニー「」ビクッ

サシャ「残念ながらあなたはバカです、これは訓練兵のみんなが認める事実です」

サシャ「バカならば理論や理屈を知ったところで、あなたの頭では到底理解できません」

サシャ「つまり人のアドバイスが意味をなさない、あなたは体で覚えるしかないんです」

コニー「じゃあ、なんでお前は練習に付き合ってんだよ」

サシャ「それは、その…」モジモジ

コニー(何だ?なんか言い辛い理由があんのか?もしかして俺のこと心配してくれてるとか?)

サシャ「…」フゥ

サシャ「私が当たり前のようにできることに、苦戦するコニーが見たいからに決まってるじゃないですか」キリッ

コニー「もういいよ、お前帰れよ、気が散るから」シッシッ

サシャ「冗談ですよ、冗談。それより早く練習しないと日が暮れてしまいますよ」

コニー「ったく…」

コニー「」クルッゴツン

サシャ「本当に才能ないんですかね」クスクス

コニー「うるせえ、練習に集中させろ」

サシャ「はいはい」クスクス

〜夕食〜

サシャ「少しはできるようになったじゃないですか」

コニー「まだ途中でひっくり返ったりするけどな。5回に1回は成功ってところか」

サシャ「その1回が本番だといいですね」

コニー「まあ、どうにかするさ」

ジャン「どうだったよ、やっぱりバカには難しかったか?」ストン

コニー「ああ?なんか言ったかジャン。あっち行ってろよ」

マルコ「ごめんねコニー、ジャンも挑発しちゃダメだよ」ストン

ジャン「いいんだよ、どうせ明日の夜には開拓地への馬車の中だろうしな」ゲラゲラ

マルコ「これでもジャンは一日中コニーのこと心配してたんだよ」

ジャン「はっ?そ、そんなわけねえだろ、力のない奴は消えるだけだしな」

マルコ「でもいろんな人に適性試験のコツを聞いて回ってなかったっけ?」

ジャン「それは…アレだ、立体軌道装置を誰よりも使いこなすための情報収集だ」アセアセ

マルコ「まあ、こういう訳だからコニーもジャンのこと許してくれないか?」

ジャン「いやだから、アレは俺自身のためにやっていたんであって、決してコニーの参考になるようにとか思って聞いたわけじゃねえし…」ブツブツ

コニー「わかった、わかったよ。悪いが明日の試験に備えて俺は先に休ませてもらうぜ」

マルコ「そうかい、明日頑張ってね、お休み」フリフリ

サシャ「お休みなさい」フリフリ

ジャン「おい、ちょっと待てハゲ」

コニー「ああ?なんだ、まだ言いてえことでもあんのか?」

ジャン「まあ一つくらいなら教えてやるよ。お前は力みすぎなんだよ、見てるこっちがハラハラするわ」

ジャン「もう少し力を抜いてベルトに体重を預けろ、それだけだ」

コニー「ああそうかい、ありがとさん」フリフリ

ジャン「ケッ、別にお礼を言われるようなことじゃねえし…ただ顔見知りが消えると気分悪いだけだし…」

サシャ「ジャンは素直じゃありませんねぇ」フフフ

マルコ「これでもジャンなりの精一杯の優しさなんだよ」フフフ

ジャン「うるせえ、あいつがどうなろうと俺の知ったことじゃねえよ」

〜寮〜

コニー(確かにジャンの言うとおり力みすぎてたかもな)ゴロン

コニー(明日は少し力を抜いてやってみるか・・・)フゥ

今日はここまでです。
最近夜が暑くて寝るのに時間がかかるので。
基本的に暇ができたら更新します。

タイトルから失敗するなんて…もう心折れそう
それでは

開き直るには失敗が大きすぎた1です
初投稿なので2ちゃんの仕組みを理解していないんですが、
IDって赤くなんないんですね

少し進めます

〜試験場〜

キース「コニー・スプリンガー、覚悟はいいか?」

コニー「はいっ!」

コニー(大丈夫だ、俺はこんなところで躓いている場合なんかじゃないんだ)

コニー(思い出せ、昨日の練習を思い出すんだ)

〜回想〜

サシャ『えーっと、こう、グッとやってフワーってなったらそこで踏ん張るんですよ』

〜回想終了〜

コニー(ダメだ、こんなこと思い出しても参考にならん)

コニー(ジャンが言ってた通り力を抜いて体重をベルトに…)フワッ

コニー(できた。よし、このままの状態を維持すれば…)プルプル

コニー「」クルッゴツン

キース「…」

キース「もういい、降ろせ」

コニー(そんな…俺は開拓地に送られるのか?これじゃあとんだ里の笑い者じゃねえかよ…)

キース「ボット、スプリンガーとベルトを交換しろ」

マルコ「は、はいっ!」

コニー「?」




コニー「」ビシッ

キース「装備の欠陥だ。この部分が壊れるとは聞いたこともないが、今後整備対象に入れておくとしよう」

コニー「それでは適性試験は…」

キース「合格だ、訓練に励め」

コニー「よっしゃあ!」

〜夕食〜

サシャ「よかったですね、試験に合格できて」

マルコ「まさか装備の不具合が原因だったとはね。その状態で少しでも成功できたのはすごいよ」

ジャン「チッ、競争相手が減るチャンスだったのによ」

マルコ「ジャンも素直じゃないね」モグモグ

サシャ「まったくですよ」モグモグ

コニー「俺としては、これからもこの馬面と顔を合わせると思うとうんざりするけどな」ハァ

ジャン「なんだと?お前みたいなバカがこれからも残れるとは思えねえがな」ケッ

マルコ「まあまあ、二人とも落ち着いて。明日から本格的な訓練が始まるんだから仲良くしようよ」

ジャン「俺は明日からの訓練に備えて先に戻るぜ。バカなりに足を引っ張らないよう精々頑張ることだな」スタスタ

マルコ「待ってよジャン。ごめんねコニー、僕も先に戻るよ、お休み」フリフリ

コニー「ああ、お休み」

サシャ「お休みなさーい」フリフリ

コニー「」モグモグ

サシャ「」ジー

コニー「」モグモグ

サシャ「」ジー

コニー「なんだよ、用があるなら喋れよ、鬱陶しい」

サシャ「パァン…」

コニー「は?」

サシャ「そのパァン私に下さい」ズイッ

コニー「ヤダよ、何でてめえにやらなきゃなんねえんだよ」

サシャ「指導料です、指導料!」

コニー「はぁ?それなら一昨日払っただろうが」

サシャ「この前のは前金みたいなものですよ、後金の支払いがまだです」

コニー「そんなこと言ってなかっただろ。もうお前にパンをやるつもりはねえよ」

サシャ「コニーにそのつもりがなくても勝手に頂きます」ヒョイパク

コニー「あ、てめえ、調子に乗ってんじゃねえぞ」ガタッ

サシャ「まったく、私の指導のおかげで試験に合格できたんですから、もう少し敬意ってものを…」

コニー「おい、いつお前が俺に実のあるアドバイスをした?この場で言ってみろよ」

サシャ「そんな…こんな人前で私にイッてみろだなんて…コニーの鬼畜…」ウルウル

女子「うわー、最低ー」ヒソヒソ
女子「コニーってそんなヤツだったんだ…」ヒソヒソ

コニー「いや待て、俺はこいつに『言ってみろ』って言っただけで…」アセアセ

サシャ「やっぱり『イッてみろ』って言ったんじゃないですか・・・」ウルウル

女子「〜」ヒソヒソ
女子「〜」ヒソヒソ

コニー「ああ、もういい!俺は部屋に戻る!」ガタッ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

コニー「」ガチャッ

ジャン「」スウスウ
マルコ「」スウスウ

コニー(こいつらもう寝てんのか、早えな。まあ俺も早く休もう)ドサッ

コニー(明日から通常の訓練が始まるのか。俺が本気を出せば訓練なんて楽勝だろうが目立ちすぎる)

コニー(だからといって怠けすぎると体がダメになっちまう)

コニー(となると、上位に入るが目立ちすぎないくらいのポジションが、俺の演じる役ってところかな)

コニー(技術の習得と、ついでにサシャの里の情報まで持ち帰れば、俺の役割としては十分だろ)ゴロン

コニー(サシャ・ブラウス、あいつはいったい何者なんだろうな)

コニー(なんか疲れたわ。とりあえず今日はゆっくり休むか…)スウスウ

〜翌日〜
〜対人戦闘〜

サシャ「コニー組みませんか?」

コニー「ああいいぜ、じゃあさっさと始めるか」

サシャ「私、オリジナルの構えを考えたんですよ」

コニー「構え?」

サシャ「アチョー」アラブルタカノポーズ

コニー(これはノッておくべきなのか?バカ同士ならやるべきだろうな)

コニー「ホアター」ナニカノポーズ

キース「貴様ら何をしている」アタマガシッ
コニー「」プラーン


〜馬術〜

サシャ「それ行けー」パカラッパカラッ

コニー「よっ、ほっ」ヒヒーン


〜座学〜

メガネ「〜であるからして…」

サシャ「」グーグー

コニー「」グゴー

〜夕飯〜

コニー(バカの演技に困ったらサシャを真似すればいい気がしてきた)

コニー(もしかしたらアイツはただのバカなんじゃないか?俺が深く考えすぎなだけのような気がしたぜ…)

サシャ「隣いいですか?」テクテク

コニー「ああ構わねえぜ、ほら」スッ

サシャ「ありがとうございます。ところでコニー、明日の立体軌道訓練一緒に組みませんか?」ストン

コニー「いいけど、急にどうしたんだ?」

サシャ「もしかしたらコニーが立体軌道装置をまともに使えないんじゃないかと思いまして、その時は最後まで私が責任を持って指導してあげようかと」フンス

コニー「だからあれは装備の不具合が原因だったってお前も知ってんだろ?」

コニー「装備が万全ならお前なんかに絶対負けねえよ」

サシャ「言いますね、コニー。それでは明日の夕食を賭けて私と勝負するのはどうですか?」

サシャ「私が勝ったらコニーのパァンを一つ頂きます」

コニー(賭けか、面白そうだな。念のため保険も掛けておくか。じゃあ、ここは…)

コニー「いいぜ、面白そうだし。確認しておきてえんだがお前が勝てなかったらどうするんだ?」

サシャ「その時は…私のパァンをコニーにあげます、半分」

コニー「おい、それは卑怯じゃねえか?お前も同じものを賭けろよ」

サシャ「いいじゃないですか、男女の身体能力には差がありますし」

サシャ「それとも何ですか?コニーは女の私に負けるつもりでいるんですか?」

コニー「はぁ?俺がお前なんかに負けるわけねえし」

サシャ「それならいいじゃないですか。ま、パァンは私が頂きますけどね」

コニー「わかった、そこまで言うならその条件でやってやる。だがてめえも今日の会話を覚えとけよ。言い訳されるとめんどくさいし」

サシャ「いいんですね?それじゃあ私はパァン半分、コニーはパァン一個が賭け金ということで」

サシャ「明日の夕食が楽しみですね」グフフ

コニー「ほざいてろ、芋女が」ケッ

今日はここまで
昨日の夜、部屋にいた蚊を意地でも殺さないと…
それでは

レスを下さった方ありがとうございます。
残念ながら朝には蚊が二匹に増えてました。
では、更新します

〜翌日〜
〜立体軌道訓練〜

キース「この訓練は二人一組で行う。各自ペアを組み目的地までの討伐数及び目的地までの時間を記録する」

キース「なお、ペアで行動する以上、立体軌道の技術は勿論、チームワークも評価の対象だ。皆心して臨め」

一同「ハッ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

サシャ「パァン、パァン…」ブツブツ

コニー(こいつの立体軌道を見るのは始めてだが、俺が負けることはないだろう)

キース「用意!」

コニー(まあ、お手並み拝見といきますか)

キース「始め!!」

サシャ「パァァァァン!」ビュン

コニー「え?」

コニー「チッ、出遅れたか!」ヒュン

コニー(おいおい、速すぎるだろ。これじゃあついていくので精一杯だぞ)ヒュン

コニー(それ以前に、チームワークが評価の対象だって聞いてたのか?)

サシャ「パァン!」ザシュ

コニー「フン!」ザシュ

サシャ「パァァン!!」ザシュ

コニー「どりゃあ!」ザシュ

サシャ「パァァァン!!!」ザシュ

コニー「でええい!」ザシュ

コニー(きつい、いくらなんでも速すぎる。こいつ、やっぱりただのバカじゃないのか?)ハァハァ

サシャ「あっ、あっちにも目標発見!」グイン

サシャ「パァァァァァン!!」ギュイン

コニー(ったく、無茶苦茶な動きしやがるぜ。ん?)ギュン

コニー「おい!!そのままだと木にぶつかるぞ!ルートを変えろ!!」

サシャ「え?あっ!きゃあああ!!」

コニー「クソッ、間に合えええ!!」ギュイン

〜〜〜〜〜〜〜〜
コニー「いってえ…まあ、大きなケガはしてないみたいだな」イタタ

コニー「おい芋女、大丈夫か。しっかりしろ」

サシャ「うーん、ハッ!あれ?何がどうなったんでしたっけ?」

コニー「お前が無茶な動きするから木にぶつかろうとしたんだよ」

サシャ「いや、面目ないです。さあ、早く目的地へ行きましょう」カシャン

サシャ「あれ?」カシャン、カシャン

コニー「どうした?どっか痛むのか?」

サシャ「いや、特に大きなケガはないんですが、立体軌道装置が…」カシャン、カシャン

コニー「さっきの衝撃で壊れたのか?」

サシャ「…」コクリ

コニー「はあ…ここはちょうど中間地点あたりだし、歩いて移動するにはちょっと距離があるぞ」

サシャ「どうしましょう、これじゃあ夕飯に間に合いません…そうだ!」

サシャ「コニー、意外と上手く動けてましたよね?」

コニー「意外ではないが、わりと得意なんだと思ったが?」

サシャ「それなら、多少の荷物も運べますよね?」

コニー「まあ量にはよるが、運べないことはないだろうな」

サシャ「じゃあ、私を目的地まで立体軌道で運んで下さい。私はおんぶでもされてますので」

コニー「はぁ?さすがにそれは無理だろ。第一俺まで怪我するかもしれねえじゃん」

サシャ「そこを何とか」オネガイシマス

コニー「いや、無理なもんは無理だよ。諦めて歩け」

サシャ「コニーは私のことなんか知らないっていうんですね…私の到着が遅れれば、その分コニーの成績も落ちるというのに…」トボトボ

コニー「ぐっ…」

サシャ「山の中なんて動物に襲われるかもしれないのに…」トボトボ

コニー「いやでも、お前ブレード持ってるし…」

サシャ「ああ、お父さんお母さん、こんな親不孝者でごめんなさい。きっとこれからそちらに向かいます…」トボトボ

コニー「ああもう!わかったよ、俺がお前を運べばいいんだろ!」

サシャ「やっとわかってくれましたか。それじゃあ早速」ガバッ

サシャ「出発しんこー!!」ビシッ

コニー「はぁ…」

〜夕食〜

サシャ「なにはともあれ、討伐数と目的地にわりと早く着いたこともあって、最下位にはならずにすみましたね」モグモグ

コニー「そうなった原因は全部お前にあるがな」モグモグ

サシャ「まあまあ、そうカリカリしないで下さい。年頃の女の子と体が密着できるなんて、内心嬉しかったんじゃないですか?」ツンツン

コニー「んなわけねーだろ。こっちは上位成績者に入って憲兵団に行きたいんだから、そんな暇ねえっての」

サシャ「まったく、コニーったら恥ずかしがり屋さんなんですから。」ニヤニヤ

サシャ「とりあえず夕食にありつけただけで良しとしましょう」アーン

コニー「あっ、そうだ、約束のパンもらうからな」パシッ

サシャ「なんで人のパァンを取ってるんですか!討伐数は同数で引き分けだったでしょうが」ガタッ

コニー「ああそうだな。引き分けだった。だから俺がもらってるんだよ」ムシャムシャ

サシャ「何でですか?引き分けならノーカウントでしょ?」

コニー「いや違うね。お前が俺に勝ったら俺がパンを渡す。お前が俺に勝てなかったら俺がパンをもらう、そういう約束だったはずだぜ」

サシャ「ズルイです!そんなのあんまりです」

コニー「ズルくはねえよ。それにちゃんと会話を覚えとけと忠告もしたはずだぜ」

コニー「じゃねえと誰があんな賭けするかよ」ムシャムシャ

サシャ「〜〜〜!」プルプル

サシャ「バカのコニーに論破されるなんて…」ショック

コニー「何とでも言え。それにお前もバカなんだろ?」ケケッ

サシャ「コニーのバーカ!チビ!ハゲ!いやしんぼ!」イーッダ

コニー「ちょっと待て、最後の言葉だけはお前に言われたくねえな!」ガタッ

サシャ「〜〜!」
コニー「〜〜!」

マルコ「あの二人って仲いいよね」フフッ

ジャン「あれだろ、類は友を呼ぶってやつだろ」

〜男子寮〜

マルコ「ところでコニー、今日の訓練大丈夫だったの?サシャを担いでたけど」

コニー「ああ。サシャの立体軌道が壊れただけで、ケガはなかった」

ジャン「なんだ、つまんねえの。お前の腕の一本でも折れてりゃ競争率が下がっただろうに」チッ

マルコ「ジャン!またそういうこと言って…僕たちは仲間なんだよ」

コニー「いいってマルコ。この馬面相手だったら、片手でも負けねえから」

ジャン「言ってくれるなあ、ハゲ。なんなら次の立体軌道訓練で勝負してやろうか?」

コニー「お前がどうしてもって言うなら、やってやるよ。まあ、結果は目に見えてるけどな」フフン

ジャン「上等だコラァ!ダブルスコアで潰してやんよ」

マルコ「君たちも飽きないね…いつも同じような喧嘩して」ハァ

マルコ「あっ、そうだ。明日の休日みんなで街に行かないかい?親睦も兼ねてさ」

ジャン「何で俺が貴重な休日をバカと過ごさなきゃなんねえんだよ」

ジャン「悪いが俺は明日ミカサを誘うって決めt」

コニー「あー、ミカサは明日エレンと街に行くって言ってたっけなー」ニヤニヤ

ジャン「えっ、嘘だろ…いや、薄々気づいてはいたんだ。ミカサは死に急ぎ野郎に…」ブツブツ

コニー「かわいそうなジャン。自分の気持ちを伝える前から振られることが分かってしまうなんて…」ヨヨヨ

ジャン「だがしかし!恋に障害はつきもの!いや、障害が大きければより燃え上がるというものだ!」バンッ

ジャン「という訳で、俺はミカサを誘うからパスな」

コニー「まだミカサを誘えるつもりでいるのかよ。ジャンの野郎の図太さも大概だな」ハァ

マルコ「まあ、見てる分には面白いからいいけどね」

コニー「もしダメだったらいつでも戻って来ていいんだぞ。その時は俺らが慰めてやるよ」フフン

ジャン「ほざいてろ、ダメだった時は俺が飯でもおごってやるよ。ま、そんなことはありえねえがな」ハハッ

コニー「やりましたねマルコさん、明日は焼き肉ですね」ヒソヒソ

マルコ「まあまあコニーさん、まだ可能性はゼロではないですからね。もう少し生ぬるい目で見守ってあげましょうよ」ヒソヒソ

〜女子寮〜

サシャ「ふぅ…」ゴロン

サシャ(今日の訓練、コニーと組んどいて正解でしたね。おかげでゴールできましたし)

サシャ(コニーの背中、広…くはなかったですね。コニー私よりちっちゃいですし)

サシャ(いい匂い…もしなかったですね。むしろ汗臭かったです)

サシャ(乗り心地は…最低でしたね。立体軌道でおんぶはもうやりたくないです)

サシャ(はぁ、現実は物語と違ってシビアですねぇ…)

サシャ(もしあれが物語の一場面だったら…)ポワポワン

〜サシャの妄想〜

コニー(長身)『大丈夫?立てるかい?』

コニー(長身)『装置が故障したの?じゃあ僕が背負って行ってあげるよ』シャガム

サシャ『コニーの背中って広いんですね』

サシャ『それと何かいい匂いがします』クンクン

コニー(長身)『はははっ。君の香りには負けるさ』ヒュン

〜妄想終了〜

サシャ(とか言っちゃったりして…)ムフフ

サシャ「…」

サシャ「〜〜〜!!」ジタバタ

サシャ「疲れた、寝よ…」ゴロン

今日はここまで。
いい加減、雨でも降って気温下がんねえかな…寝苦しい
それでは

ども、1です
中国地方では大雨で被害が出てるらしいですね
先日の発言は不謹慎でした、すみません
では続けます

〜翌日〜

ジャン(朝早く起きて身支度も念入りにした。できることはやったはず)ソワソワ

ジャン(さすがに女子寮には入れねえから、誰かにミカサを呼んできてもらうか)ソワソワ

女子モブ「」テクテク

ジャン「あー、一つ頼まれてくれないか?ミカサを呼んでほしいんだが…」

女子モブ「ミカサなら今朝早くに『エレンが私を待ってる』って言って、男子寮に行ったわよ」

ジャン「」

ジャン「」スタスタスタ

ジャン「」スタスタスタ

ジャン「」スタスタスタ

ジャン「おい!!死に急ぎ野郎!!!」ドアバタン!!

エレン「な、何だよ急に。びっくりするじゃねえか」
ミカサ「…」ジー

ジャン(ミ、ミカサが俺を見てる!って、そうじゃねえよ)ドキドキ

ジャン「」ツカツカ

ジャン「朝っぱらから羨ましいんだよ、この野郎」ガシッ

エレン「やめろよ!服が伸びちゃうだろ!」

ミカサ「ジャン、エレンが嫌がっている。その手を離して。でないと、削ぐ」ギラリ

ジャン「ああ、すまない。ついカッとなっちまって。今日はこいつに用はないんだ」パッ

ジャン「今日はミカサに用があるんだ」キリッ

ミカサ「?」キョトン

ジャン「ミカサ、もしよければ今日俺と街に行k」ドキドキ

コニー「ラーイナー!!今日俺たちと街に遊びに行かねえ?」ガチャン

ジャン「」

ライナー「すまんが疲れてるから今日はゆっくり休みたいんだ」

ミカサ「ジャン?聞こえなかったからもう一度言ってもらえる?」

ジャン「あ、ああ。もしよければ俺と街に行かn」

コニー「行こーぜー!!馬面が行かないっていうから、マルコと寂しい男の二人旅になっちまってよー」ユッサユッサ

ライナー「だから今日は疲れてるんだ。休ませてくれ」ゴロン

コニー「ちぇー、仕方ねえなあ…」

ジャン「」

ミカサ「ごめん、もう一度いい?周りがうるさくて…」

ジャン「ああ、もちろん!ゴホン、もしよければ俺と街n」

コニー「あっ、ベルトルトー!!今日俺たちと街に遊びに行かねえ?」タタタッ

ジャン「」ブチッ

ジャン「おいコラ、ハゲ!ちったー空気読めねえのか!」

コニー「はぁ?いきなりキレんなよ!俺がなんかやったか?」

ジャン「やってるよ!現在進行形で俺の邪魔をやってんだよ!」

コニー「訳わかんねえよ!別にお前の邪魔なんて…」

ミカサ「?」

コニー「あっ…ははは…ベルトルト、すまねえ。また来るわ」イソイソ

ジャン「はぁ、やっと静かになった。ところでミカs」

ミカサ「ジャン、申し訳ないが私は今日エレンと街に行く約束をしている」

ミカサ「ので、時間をあまり浪費できない。話は今晩にでも聞こう。それでは」シュタッ

ジャン「」

ジャン「」

ベルトルト「つ、次があるよ…ね?」ポン

ジャン「」グスン

ジャン「あのハゲのせいで断られるどころか、誘うことすらできなかった…」スタスタ

ジャン「せっかくの休日を兵舎で過ごすのはもったいねえし、不本意だがあいつらと街にでも行くか…」スタスタ

ジャン「と、その前に一言文句でも…」ピタッ

ジャン「…」スゥ

ジャン「おいハゲ、お前のせいで俺のせっかくのプランg」ドアバタン!!

シーン・・・

ジャン「おい、コニー!マルコ!いねえのか?」

シーン・・・

ジャン「何だよ…もう出かけちまったのかよ…」

ジャン「…」

ジャン「」ジワッ

今日はここまでです
どう収拾つけよう…
それでは

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