【安価】女神「世界を救った勇者に世界を創造します」�(1000)




女神「これは私の創造した世界で織りなす勇者の物語です」



前スレ:女神「世界を救った勇者に世界を創造します」
【安価】女神「世界を救った勇者に世界を創造します」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1363433991/)


とある世界で 二つの力が激しく衝突した
ひとつは光 ひとつは闇

二つは激しく対立し 互いを滅ぼさんとその力を振るう
永劫続くかと思われたその戦いは やがて終局の時を迎えた

光はついえ、闇はそのなりを潜めた


この戦いを見守る者がいた そして事実に気づく
かすかに残る光のかけらに 闇の鼓動が聞こえることに
光が再び力を得ようとするほど 闇もまたその光を飲みこむほどに力を増すことを


考えた末に思いつく最後の手段


   新たなる 『世界の創造』



世界を創りだすという絶大なる力

光を導き 闇の鼓動を潜ませた



そしてひとつの物語が始まった・・・

主要登場キャラ紹介


勇者 

この物語の主人公
魔王と呼ばれる存在と戦い力尽きた後、創造された世界に女神によって召喚される
世界を超えた歪か当初は力を充分に発揮できなかったが、徐々にその力を取り戻していく
基本的に常識人。たまに頭のネジが外れる
今では従来の魔法の代わりに『気』とよばれる力を操る
気弾を放ったり瞬間移動したり、勇者の力と別ベクトルの強さを発揮
勇者というより武道家じゃね?と突っ込まれた


女神

世界を創造し勇者をそこに召喚させた張本人
当初の予定では放り込んだ後は傍観を決め込むつもりが、何故か供に旅をすることに
事の次第をすべて知る者であらがゆえ、積極的に動くことはあまりない
創造の力で世界を生み出すほか、加護のかかった道具も造ったりする
基本的に慈愛溢れる性格。たまに素がでる
裸ワイシャツになるとテンションが上がる。というか元々は全裸がデフォとのこと
現在はビキニに白い布を纏った姿。勇者いわく不純な目で見たら罪悪感で死ぬほど神聖だとか

メタ狼

種族はメタルウルフ。勇者にメタ狼と名付けられ供に旅をする
女神に創造された第一号。それゆえか自体の把握が早い
落ち着いた物腰、仲間を常に気遣う面倒見のよさ。勇者よりも勇者に向いてるかもしれない
人語を理解するどころか流暢に話す。
体は金属で構成され、自由に形を変えることが出来る。
何かに化けるのはもちろん、勇者の武器になったりするなど非常に便利
立場的には勇者のペットになる
言うまでもなく全裸



セレ

当初はモブキャラ少女Bだったが、女導師の試練の一件でキャラが立ち旅に着いてくることに
白い肌と腰まである長い白銀の髪をもち、白いノースリーブのワンピース姿
その正体は精霊と人間のハーフ。精霊としての力を使うとき体がうっすらと透ける
非常に人見知りな性格
自然のものや動物と心を通わせることができる
女神には非常に懐いており絶対の信頼をおく。女神に髪をすいてもらうのが好き
メタ狼には自分の能力の範囲であることも手伝って多少気を許している
勇者に対しては怖い→仲良くしなきゃ→近づかないで と、まったく好転せずにいる

勇者一行の装備品及び持物

勇者装備

E 信義の腕輪
   ・女神が授けた『信義の加護』のかかった金色の腕輪
   ・腕輪にはルーン文字が浮き彫りとなっており、使用時に淡く光る
   ・メタ狼を武器として手にした時、重さを克服する効果
          

E 絆石のネックレス
    ・虹色の樹脂と虹色に色の変わるルピー型の宝石のついたネックレス
    ・一緒に作った者の能力を若干ながら使える効果
      少年Cの盗賊としての力 タカの目、宝捜索
      少年Bの電子魔法の力  条件付きの瞬間移動
        
E 星のアクセサリー
    ・未知の材質で構成される『勇気の加護』がかかったアクセサリー
    ・太陽と、住んでいる星と、その衛星である三つの月がくっついた形
    ・毒、麻痺、混乱、幻惑などから守護する

E 聖なる釘
    ・一見ただの釘。しかし聖なる力を秘めている
    ・念じるとなんと聖剣に姿を変え、風の力を遮断する効果をもつ装備品に
    ・『夢魔の国』で得て、どさくさにまぎれて持ち帰った

E 退魔の指輪
    ・エルフの店で購入した純銀製のシンプルな指輪
    ・強大な術者に接近すると魔力を吸い尽くす。それは魔王も例外ではないほど強力だとか
    ・発動条件を満たすと敵味方関係なく効果が及ぶため、重要な場面でのみ使われる

メタ狼装備

E 絆石のネックレス
    ・自らの体を材料とし、狼の頭から首にかけてのレリーフが施されたネックレス
    ・一緒に作った者の能力を若干ながら使える効果
      少年Aの剣士の才で、武器変化時の威力増し
      少女Aの変身能力の才で、元の能力の効果増し
            

セレ持物

E 絆石のネックレス
    ・究極的破壊耐性を備えた女神の加護の大理石と天使の片翼で形成される
    ・使用時には光の翼が出現し、使用者と仲間を包み込む
    ・攻撃や破壊といったものから守ってくれる結界を形成させる
        
  青い水晶玉
    ・生まれた時から持っている青い水晶玉
    ・装備品ではないが、この先のセレの展開に大きく関わるであろう品

  女神のラブレター
    ・『夢魔の国』で得た、女神が昔書いたとされるラブレター
    ・便箋は開けておらず宛先も内容も不明
    ・一行には内緒で持ち歩く

@現在の章のあらすじ@


『夢魔の国』を後にした勇者一行
次の目的地はエルフの種が住むとされる『花の国』


そこには夢魔の国で会った隊長そっくりのハイエルフの族長
荒っぽいが人のいいダークエルフのオッサンがいた


その後二手に分かれて里の案内をしてもらうことに
勇者と女神は族長に連れられ、よろず屋で『退魔の指輪』を入手した


メタ狼とセレはオッサンに案内され図書館に赴く
その図書館で出会ったエルフ司書に本を閲覧したいと頼むのであった

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

エルフ司書「精霊の生態に関する本ですね。承知しました」

メタ狼「探すのにどのくらいかかる?」

エルフ司書「数秒のお時間もとらせません。ほら、この通り」クイッ


ヒュウウウウウウ ストン


セレ「……え、ほ、本が飛んできた……」

メタ狼「フム、何かの魔法か?」

エルフ司書「はい。私自身のものではなく、本一冊一冊にかけられている魔法です」

オッサン「この図書館の本はな、司書を通して本を呼びだすことができるんだよ!」

メタ狼「しかし族長は本を探して1週間さ迷ったのだろう?」

エルフ司書「自らの足で探すと申されまして。お止めはしたのですが……」

メタ狼「やはり奴自身のせいか」

エルフ司書「あちらにスペースを設けています。それではごゆるりと」

オッサン「しかし何だってまたこんな本を?」

セレ「……わ、わたしが……精霊だから…」

オッサン「いやいや、それは分かってるんだよ。だからこそだ」

メタ狼「なに、お主気付いておったのか?」

オッサン「あたりめぇよ! 精霊っていったら俺らエルフにとって割と近い存在だからな!

セレ「……そ、そうなの?」

オッサン「おうよ!族長も気付いていたはずさ。無用な詮索をしなかったのもそんな理由だ」

オッサン「だからこそ分からねぇ。精霊のことなら自身がよく知ってる筈だろ?」

セレ「……」

オッサン「……なにか込み入った事情のようだな」

メタ狼「フム、そういえば聞いていなかったな。お主の旅の目的を」

メタ狼「セレ預けた女導師は、お主の出生に関係があると言っていたが……」

セレ「……そ、それは」タジタジ

メタ狼「国を出る時もお主の両親は顔を見せなかった。確か母親の方が精霊だったな?」

オッサン「なに? もしやとは思ったが……じゃあ父親は人間か?」

セレ「……」コクン

メタ狼「いい機会だ。無理にとはいわない。お主の旅の目的を話してくれないか?」

セレ「……」


セレの旅の目的、あるいはそれに関することを安価

1、精霊と人間の子である自分は、精霊の住む国より迫害された
2、精霊の母親は、人間との子供を望んで生んだわけではなかった
3、両親が行方不明。手掛かりを探したかった
4、自由安価(話せない場合もこちら)

>>12
1つ、もしくは複数。矛盾が発生しないよう注意

3

2スレ目おめでとう

支援

セレ「……さ、探さなくちゃ……いけなかったから…」

メタ狼「なにを……いや、誰をか?」

セレ「……うん。……おかあさんと……おとうさん」

オッサン「母親と父親……もしかして行方不明ってやつかい?」

セレ「……わ、わからないの」

メタ狼「フム、もしやセレ、お主は……」

セレ「……森の中で泣いていたあかちゃんのわたしを……先生は拾ってくれたの…」

オッサン「ちっ……」

メタ狼「では両親の顔も知らないと」

セレ「……お、おかあさんが精霊なのは確実って先生が……」コクン

オッサン「ちっ……血肉を分けた子供を捨てたっていうのか」

メタ狼「早計は禁物。止むを得ない事情あったのかもしれん」

セレ「…せ、先生もそう言ってた……だからこの水晶玉を残したんだって……」コトッ

メタ狼「フム、青い水晶玉か……。情もなくこんなものを残すとは考えにくいな」

オッサン「嬢ちゃんはそれがなんなのか知ってるのかい?」

セレ「……しらない……だから調べてみようって思って……」

メタ狼「現状の手掛かりはこれだけ。なるほどな」

オッサン「よし! となれば早速調べてみな! そのためにここに来たんだからな!」

セレ「う、うん」パラパラパラ……

メタ狼「とりあえずは精霊と水晶の因果関係についてだな」

セレ「……あ」パラパラ ピタッ

オッサン「見つかったかい?」

セレ「う、うん……えっと……」


精霊と水晶の関係を自由安価
>>16

水晶は精霊の根源的力を増幅させる働きを持つ。
また、この水晶は常に親から子に受け継がれる習慣があるとされる。

普通すぎたか?

~~~精霊が持つとされる水晶についての考察~~~


・水晶は精霊の根源的力を増幅させる働きを持つ。



セレ「……ち、力の増幅?」

オッサン「なるほどなぁ。水晶ってのは精霊にとってのパワーアップするための道具ってわけだ」

メタ狼「それだけではない。次の項を読んでみろ」


・また、この水晶は常に親から子に受け継がれる習慣があるとされる。


セレ「……あ」

メタ狼「情もなく捨てた子供に、習慣通りにこんな貴重そうな道具を預けたりしない」

メタ狼「仮説だが、当代の力を溜めこむ貯蔵庫でもあるとみた」

オッサン「結果的に増幅器になってるってことか!」

セレ「……おかあさん」ジワッ

メタ狼「まだ調べることはたくさんあるぞ、セレ。次だ」

セレ「う、うん!」

オッサン「するってぇとお次は……」


精霊について調べたい内容、その結果を自由安価

>>19

調べたい内容:精霊が他の種族と子を成す方法

結果:動物的な性交では無く、互いの精神の最奥の部分を繋ぐ事で可能となる。
しかし精霊の話によれば、精神の最奥の前には分厚い扉があるらしく。それを開く
には、双方に心の奥底からの深い愛情が必要であるらしい……という事を伺えた。

オッサン「精霊と他種族との子について、なんてのはどうだ?」

セレ「……?」

メタ狼「フム、他種族との混血が珍しいことを言っているのか?」

オッサン「ま、お譲ちゃんにはまだ早いから俺が調べてやろう!」

セレ「……え?……う、うん」

オッサン「昔、小耳にはさんで、たった今思い出したことだ」パラパラパラ…

オッサン「ええと……あった! これだ、読んでみな!」


~~~精霊が他種族との子を為すことについての考察~~~


メタ狼「フム……」

・通常、精霊は他の多くの種族同様、性器を用いての性交を行い子孫を残す。
 しかし精霊の特筆すべき点として、肉体的接触をせずに子を宿す場合がある。

 それは互いの精神の最奥の部分を繋ぐ事で可能となるされる。


メタ狼「精神の最奥を繋ぐ…どういうことだ?」

セレ「……な、なんで読ませてくれないの?」

オッサン「手段自体は置いとくとしてだ、続きを読んでみな」

・しかし精霊の話によれば、精神の最奥の前には分厚い扉があり、それを開ける必要があるという
 これが比喩表現だとするならば、精神の最奥の部分とは自らの心内そのものであり、
 扉というのは、他人と接する際の遠慮、拒否などといった感情を差していると思われる

 扉は決して無理矢理には開かないとされる
 無理に開けようとすれば扉は崩壊、精神の最奥部分にも支障をきたす


 真に扉を開くためには、双方に心の奥底からの深い愛情が必要であるらしい……


メタ狼「……フム、これで確信となった」

メタ狼「セレは生まれるべくして生まれた。少なくとも両親はお主の誕生を心より望んでいた」

セレ「……え?」

オッサン「つまり、嬢ちゃんは両親から深く愛されてたんだよ!」

セレ「……あ…あ…」ポロ

メタ狼「種族の壁を越えて、お主の両親は互いを心から愛していた」

メタ狼「その証がセレ、お主だ」

オッサン「水晶玉のことも考えると嫌いになったとかそういうんじゃねぇのは確実!」

メタ狼「良かったな、セレ」

セレ「……うん……うん」ポロポロ

オッサン「よかった! 本当によかった!」

セレ「……ぐすっ……あ、ありがとう……」

メタ狼「フム、礼などいらんさ」

オッサン「さて、時間も時間だ。あと一つ調べて今日のところは終わっとこう!」

セレ「う、うん!」


精霊について調べたい内容、その結果を自由安価
>>24

精霊と魔王の関係

表面上友好的だが実体は冷戦状態

セレ「え、えっと次は……」パラパラパラ……

メタ狼「フム、といってもなにを……む、そのページは!」

セレ「へっ!?」ピタッ

メタ狼「少し見せてくれ………なんだこれは」

オッサン「どうかしたかい? ……『精霊と魔王の関係』?」

セレ「ま、魔王って……め、女神お姉ちゃんが言ってた……?」

メタ狼「……いや、これはこの世界の魔王のことだろう」

オッサン「ああん? 魔王って昔話によくでるアレか?」


・表面上は友好関係である。しかし実際は冷戦状態

メタ狼「確認するぞ。『現時点』で、魔王は『この世界』に存在しない」

オッサン「そらそうさ! そんなんいるわけがねぇよ!」

メタ狼「ならこの一文はなんだ?」

オッサン「あん? ……恐らくいた場合を仮定したものなんじゃねぇか?」

メタ狼「フム……」


メタ狼(情報を整理してみるか)


・勇者は『自分の世界の魔王と戦った』

・勇者はその戦いで死んだのち、『勇者の世界とは別の世界』であるここに召喚された

・この世界の魔王とは『お伽話の中の存在』

・しかし文献には魔王と精霊の関係に対する記述があった

メタ狼「この男の言うとおり、仮定での話か、それとも遠い昔の話なのか」

セレ「ま、魔王とは仲良くしてなかったんだね……」

オッサン「ま、今じゃ魔王がこの世界にいたかなんて誰も分からねぇがな!」

メタ狼「フム……現状では推測の域から出ないか。主たちと合流するぞ」

セレ「う、うん……」


エルフ司書「お帰りですか? またのご利用をお待ちしています」クイッ

オッサン「おう! ……ちなみにアンタ性別どっちだったけ?」

エルフ司書「……失礼にもほどがありますね。はぁ……私は」

1、男
2、女

>>28

エルフ司書「まごうことなき女ですよ。まったく……」

オッサン「あっはっは! すまねぇな、この里は男も女も同じに見えてな!」

エルフ司書「貴方くらいですよ、そんな天然渋エルフは」

オッサン「惚れてもいいんだぜぃ?」

エルフ司書「間に合っております。髭くらい剃ってから言ってください」

オッサン「言うねぇ! じゃ、また来るからな!」

エルフ司書「もう少し静かにご利用いただけるのでしたらどうぞ」


メタ狼「フム、ではいくか」

セレ「う、うん」


―――族長の家


勇者「――という訳で、退魔の指輪ってのを入手したんだ」

メタ狼「話を聞くに気軽に使えそうにないな」

女神「自分にも被害が及んでしまいますからね。セレちゃん達はどこへ?」

セレ「え、えっと……図書館」

女神「図書館ですか………それではメタ狼にはもう話したのですね、旅の目的を」

セレ「……う、うん」

メタ狼「フム、しかと聞いたぞ」

勇者「……何の話?」

メタ狼「フム、もう主にも話してよいだろうか?」

セレ「………………………うん」

勇者「今までになく長いためだね…」

―――
――

勇者「セレちゃんにそんな過去が……」

女神「私は人間の国を出る時に既に聞き及んでいました」

メタ狼「まぁあの時点でセレが気を許していたのは女神一人だったからな」

セレ「……うん」

勇者「よし、いずれは精霊の治める国に行ってみよう」

セレ「……え?」

メタ狼「フム、俺は異論無い」

セレ「……いいの?」

勇者「両親の手掛かりを探す為には、一番に向かわなきゃいけないところだからね」

女神「セレちゃん、よかったですね」

セレ「……うん」グスッ

族長「話は済んだか? 飯の用意ができたぞ」

勇者「あ、族長さん。悪いね、人数分作らせちゃって」

族長「なに、朝食は私の方が馳走になったからな。その礼だ」

メタ狼「机ひっくり返してたがな」

族長「う、うるさい///」


―――
――

勇者「わぁ……これ、族長さん一人で作ったの?」

族長「ま、まあな/// どうだ、なかなかの出来だろう!」


勇者「>>33」もしくは(>>33)

基本野菜みたいですけど、どれも味はしっかり付いてそうだし
香りもスパイシーで食欲をそそる素敵な料理ですね!

勇者「基本野菜料理みたいだけど……」

族長「や、野菜は嫌いなのか?」

勇者「うん……どれも味はしっかりついてそうだ」

族長「で、では!」

勇者「香りもスパイシーで食欲をそそる素敵な料理ですね!」

族長「そ、そうか!///」

女神「………」

メタ狼「フム、考えてみれば初対面でいきなり口説くような口だったからな、主」

女神「へ~そうですか。いいんですよ別に? 私だって初対面は抱きしめられましたし!」

メタ狼「何を張り合っておるのだ」

女神「張り合う? 私が? 誰と? 何にですか?」

セレ「……な、なんか怖い」

メタ狼「フム、すまん俺が間違っていた」

女神「ええそうでしょうとも。ではいただきましょうか!」

メタ狼「フム、主達はまだ話中のようだかな」

セレ「……いただきます」


パクッ!


神・狼・セ「「「 !? 」」」

族長の作った料理の感想
>>36

美味しい…でも一味足りない気が

セレ「おいしい……けど」

メタ狼「フム、確かに見た目相応に美味だ。しかし……」

女神「なにか物足りない……一味足りない気が……」


族長「野菜はこの里の特産品を使っていてな!それでそれで……」

勇者「う、うん(早く食べたいんだけどなぁ……)」


メタ狼「フム、何が足りないのだろうな」

女神「野菜を洗ったときに、水気をきりきれなかったんですね。恐らく味が薄まっています」

セレ「……それじゃあ」

女神「ええと、少し調味料を……ぱっぱっぱ~♪」

族長「何はともあれ食べてみてくれ!」

勇者「やっと終わった……じゃあいただきます!」

セレ「あ、それ……」


バクバクバク! ムシャムシャ! ゴックン!


勇者「こ、これは……!」

族長「ど、どうだ?」

勇者「んんんっまーーーーーーーーい!!!」

族長「そ、そうか! それではどんどん食べてくれ!」パァッ

勇者「いや本当においしいよ! 族長さん料理上手なんだね!」ガツガツ

族長「そ、それほどでもない! このくらい基本だ///」


メタ狼「文字どおり塩を送ってしまったな」

女神「………いえ、勇者が美味しそうに食べてくれて何よりですが何か?」

セレ「お姉ちゃん……」

勇者「ふぅ……御馳走様でした! いや本当においしかったよ!」

族長「ま、まったく! 少しは落ち着いて食えんのか///」

勇者「ははは、ごめんごめん!」

女神「ふっ……」

勇者「ん? どうしたの女神?」

女神「……はぁ、なんでもないですよ~だ」

メタ狼「素が出てるぞ。 それよりも主、明日よりどうするつもりだ?」

勇者「ん~いろいろ考えてはいるよ? この国をもっと周るかそれとも……」

メタ狼「次の国を目指すか、か?」

族長「……なに?」

勇者「この国でしたことと言えば買い物くらいだからさ、他にも行きたいなぁとは思ってる」

女神「それと同じくらい、次の国を目指してもいいと?」

勇者「端的に言うとそうかな。まだそんなに人に会ってないから出るには早いとも思うけど」

族長「……この国にまだ留まると言うならこの家を使え。私はかまわん」ブルブル

女神「……どうしますか、勇者?」

勇者「多数決をとりたいと思う。まだこの国にいるか、旅立つか」


1、この国でもっといろいろしたい
2、新しい国へ旅立つ

↓3まで投票により決定

勇者「さてと結果は……この国に残るが2票。じゃあもう少し滞在ってことでいいかな?」

メタ狼「フム、異論ない」

族長「そ、そうかもう少し残るのか………よかった」ボソッ

女神「……っ」

セレ「……お姉ちゃん?」ギュッ

女神「はっ!?……セレちゃん……大丈夫です。心配してくれたんですね」ナダナデ

セレ「う、うん」

女神「大丈夫……大丈夫です」

族長「よし、なら今日のところはもう休むといい!」

勇者「それじゃあそうさせてもらおうかな」

族長「……それで、なんだがな? 昨日お前たちはこの家のどこに寝ていたんだ?」

勇者「ええと、この居間で皆で雑魚寝……だったよね?」

メタ狼「流石に家中勝手にうろつくのは気が引けると女神がな」

女神「え!? あ、はい女性の家でもありましたので……」

族長「そうだったのか……すまんな、寝にくかっただろう」

セレ「……女神お姉ちゃんと一緒だったからふかふかだった」

メタ狼「俺はどこでも変わらないしな」

族長「今度は寝室に案内しよう。……しかし、その、ベットの数が足りないんだ」

勇者「いくつあるの?」

族長「客間にベットが二つ……」

メタ狼「俺はそこらで眠るからいいとして、一人余るな」

族長「し、仕方ないから一人は私の部屋で寝てもらうことに……」

女神「…っ!?」

族長「よ、よかったら、おm……」

女神「くじ引きで決めましょう!」

勇者「へ? あ、うん」

メタ狼「いよいよ必死だな」


メタ狼を抜かした4人でペア決め

>>47

族長の部屋 族長とセレ
客間 女神と勇者

勇者「え~くじ引きの結果、僕は女神と」

族長「私はこの……幼女とか」

セレ「……」

メタ狼「フム、俺も族長の部屋の床にでも寝させてもらおう」

族長「あ、ああもちろん構わないが……」チラッ


女神「よ、よろしくお願いします勇者」

勇者「よろしく女神………え? 今気づいたけどこれって」

―――族長の家・族長の部屋


族長「ま、まぁ寛いでくれ。自分の部屋だと思ってくれていい」

セレ「……」コクッ

族長「私の部屋にはベットが一つしかない。君はそれを使ってくれ」

セレ「……え?」

メタ狼「お主はどうするのだ?」

族長「私も床で寝る。毛布だけなら予備があるからな」

セレ「……あの」クイッ

族長「ん、どうした? 」

セレ「……い、一緒にベットで寝よう?」

族長「いや、しかし……いいのか?」

セレ「………か、風邪ひいちゃったら……やだから…」

族長「……そうか。ならお言葉に甘えさせてもらおう」

メタ狼「フム、最近は人見知りも治って来たな」

―――族長の家・客間


勇者(いや~考えてみたらアレだよ。女神と二人きりって初めての経験だよ)

女神「あ、あの……」

勇者(夜はずっと四人一緒か、メタ狼とだった訳で……え? なんでこんなことになってるの?)

女神「ゆ、勇者どうしたんですか?」

勇者(旅の初めからメタ狼も一緒で、二人きりとかって実は無かったんだようん)

女神「き、聞こえてますか?」

勇者「冷静に状況観察。夜中、密室、男と女。そしてオマケに……」チラッ

女神「あ、やっと気付いて……勇者?」ヒラッ


勇者(お約束の裸ワイシャツ!!)

勇者(これってアレじゃない? 初めて女神に会った時に僕が言った……)


『大切なのはむしろシチュエーション!』


勇者「やば、揃っちゃた……」

女神「……はい?」

勇者「あ、ああ何でもないんだ! ほらもう寝ようか!」

女神「え、ええ。それではおやすみなさい勇者」

勇者「うんおやすみ!毛布に包まって眠るかな!」ガバッ

勇者(二つのベットの距離はわずか50㎝程……眠れるのか僕!?)モゴモゴ



女神「私は……何かを期待していたのでしょうか……」

女神「……ふふ、今日一日の私は……嫌な女……でしたね」

―――深夜視点


1、勇者女神
2、族長、セレ、メタ狼

>>53   

注:どちらかのみ。選択しない方は特に進展なく次の朝へ

1

―――深夜


勇者(……眠れない。床に入ってからもう1時間程経ったわけだけど)

勇者(緊張は治まったけど、なんとなくこう……このまま寝ちゃうのは惜しい気がする)

勇者「……女神はもう眠っちゃったかな」

勇者「ねぇ女神……まだおきてる?」

女神「……」

1、おきてますよ
2、返事が無い
3、自由安価

>>55

3
おや、女神のようすが...?

勇者「さすがに寝ちゃったかな………ん?」

女神「……っ」ガクガク

勇者「女神……どうかしたの?」

女神「……うっ……っ…」ブルブル

勇者「様子がおかしい! どうしたの女神!?」


女神にの身になにがおきてるか安価

>>58

本来、女神はこの世界にいてはならない存在なのに、ずっと共に旅を続けていたから...!?

勇者「……っ!? これは……」

女神「……っは…あ…くっ」

勇者「いったい何が……ちょっとゴメンね」コツン

女神「うっ……」

勇者「なんで、なんでこんなに体が冷たいんだ……」

女神「……っ…」ガクガク

勇者「女神……目を覚ましてくれ女神!」

女神「……っ…ゆ……しゃ…?」

勇者「よかった……僕のことわかる?」

女神「ええ……勇者……どうやら、心配をかけたよう、ですね」

勇者「……今もしているさ。だって君はとても冷たくて……」


勇者「今にでも、ここから消えてしまいそうなんだから」

女神「もう……落ち着きました。大丈夫です」

勇者「たぶんだけど……君は自分の状態を把握している。教えてくれるかな」

女神「……私は……本来ここにいてはいけない存在なんですよ」

女神「というよりも存在を拒否されていく……というのが正しいのかもしれません」

勇者「存在を拒否……」

女神「強大なる魔の手に対し、なぜ神と呼ばれる存在は直接何とかしてくれないのか」

女神「そんなことを……考えたことはありませんか?」

勇者「それは……うん」

女神「加護などという、周りくどいことを人間に施したりして……何故でしょうね?」

女神「人間に味方するのなら、初めから直接その力を相手にぶつければいいのに」

勇者「それは……人間達の成長を促したいから、とか」

女神「勿論それもあります……ですがもっと根本的な問題があるんです」

勇者「それは今の女神の状態に関係していることなの?」

女神「ええ。……神と呼ばれる存在は、世界に嫌われているんですよ」

勇者「世界が……神を?」

女神「私は世界を創造しました。生みだされたものには意思があります」

女神「考えてみたら当たり前ですよ。自分を好き勝手に弄れる存在なんて気持ち悪いじゃないですか」

勇者「……」

女神「ですので世界は神を嫌います。干渉されるのを防ごうとします」

女神「生まれたばかりの世界なら、抵抗力も弱く干渉も容易です。しかし……」

勇者「成長を遂げた世界には神といえど干渉できなくなる?」

女神「そのとおり。この世界を生みだして、すでに幾日が過ぎました」

女神「世界は既に私を拒み始めている」

勇者「……このままだと女神はどうなる」

女神「……このままこの世界にいたら……自ら生みだした世界に」


女神「……徐々に殺されていくことになります」

勇者「っ!!」

勇者「どうすればいい……どうすれば…」

女神「この世界から出ていく他ありません」

勇者「……そんな。他に方法は!?」

女神「ありません。あらゆる力に制限がかかっていき、私自身にはどうすることも……」

勇者「どっちにしろ……いずれ僕の前からいなくなるのか、女神は」

女神「……」

勇者「このままだと……あと、どれくらい持つ?」

女神「……この国で過ごし、次の国で事を為した頃が私の限界になるはずです」

勇者「はやすぎる……はやすぎるよ女神!」

勇者「もし、女神がこの世界から出て行ったとして……」

勇者「そうなったら、また戻ってこれるの?」

女神「神の侵入を二度許す程世界は甘くない。……二度と会うことはないでしょう」

勇者「……っ」

女神「もう、話してもいい。そう思ったから打ち明けました。ですから……」

女神「泣かないでください」

勇者「……うっ……くっ…っ…」

女神「仕方のない人ですね」ギュッ

勇者「…っく」

女神「覚えていますか? 最初の出会いの挨拶で失敗して、私が泣いてしまったのを」

勇者「……ああ」

女神「その時、勇者はこうして私を抱きしめてくれました。泣いている人には手を伸ばすって」

勇者「……ああっ」

女神「そして、その、可愛い人が僕の前で泣くのは許せないって」

勇者「……ああっ!」

女神「私、そのとき本当に恥ずかしかったんですよ? 抱きしめられるなんて初めてでしたから」

勇者「っ!」ギュッ

女神「その時初めて知ったんです」

女神「人肌の温もりを」

女神「ふふっ……勇者はあの時と変わらず温かいです」

勇者「女神の体は……冷たいね…」

女神「このままだと勇者の体も冷えてしまいますね」

勇者「逆だ……僕が女神を温める」

女神「天然の湯たんぽですね」

勇者「じゃあ女神は天然の氷枕だ」

女神「なんですかそれ」

勇者「頭を預けると冷たくて気持ちいい」

女神「こんど膝枕してあげましょうか?」

勇者「是非お願いするよ」

女神「勝負しませんか? どちらがその役目を果たせるか」

勇者「負けた方は?」

女神「そうですね……相手のいうことを一つ訊く、というのは?」

勇者「乗ったよ。制限時間は明日の朝までかな」

女神「ええ……それではおやすみなさい。勇者」ギュッ

勇者「おやすみ……女神」ギュッ


薄れゆく意識の中、僕は願ったんだ。とても自分勝手な願い


僕は女神と……


1、どんなことがあってもずっと一緒に歩んでいきたい
2、離れてでもいいから生きていてほしい
3、自由安価

>>70

―――早朝


セレ「……」ポ~

メタ狼「起きたかセレ」

セレ「……ん~~」グイッ

セレ「ん、起きた。……おはよう」

メタ狼「フム、おはよう」

セレ「え~っと……あっ」

族長「すー……すー…」

メタ狼「昨日一緒に寝ていたのだ。覚えているだろう?」

セレ「うん……ぽかぽかした」

メタ狼「そうか」

セレ「……で、でもね? お姉ちゃんはもっとぽかぽかする」

セレ「……最近、一緒にねてないけど……」

メタ狼「フム、花の国の亜熱帯ジャングルではくっついて眠ることはなかったからな」

セレ「……うん」

メタ狼「女神が起きたら頼んでみるといい。きっと喜ぶはずだ」

セレ「……うん!ってあわわ!?」バタッ

族長「ぐ~……うにゃ~…あったかいな~これ……zZZ」ギュ~

セレ「わっ!……むぎゅ!んん~~!」ジタバタジタバタ

メタ狼「いい加減お主も起きろ」

女神「……んっ、あさ…ですね」

勇者「うん、朝だ。おはよう女神」ギュッ

女神「ゆ、勇者!? なんで……ああ……そうでしたね」ギュッ

勇者「気分はどう?」

女神「はい……今はとても落ち着いています。それに……」

勇者「それに?」

女神「とても……あたたかい」

勇者「……うん」

勇者「勝負は僕の勝ちだね」

女神「ふふっ、少し悔しいです」

勇者「言いだしっぺの女神君。自分が何を言ったか覚えてる?」

女神「え~と……忘れちゃいました」

勇者「なに? それじゃあしかたない。罰としてもう少し僕の腕の中にいてもらう」ギュッ

女神「しかたありませんね。甘んじて受けます」ギュッ

勇者「……」

女神「……」

勇者「……女神にしてほしいこと……決まったんだ」

勇者「でも今は内緒だ。言うときが来たら……そのときに」

女神「……はい」

―――朝


女神「セレちゃん、おはようございます。ふふっ、頭ボサボサですよ?」

セレ「……ふえぇ」

女神「さ、髪を梳かすのでこちらへ」

セレ「う、うん」トテトテ

勇者「メタ狼、おはよう。ふふっ、頭キラキラですよ?」

メタ狼「フム」グニャグニャ

勇者「へ、何して……って頭だけ僕に化けないでよ怖いよ!」


族長「やれやれ……思いのほか寝心地がよくて寝過ごしてしまった。みんな起きて……っ!?」

メタ狼「ようやく起きたか」 

族長「人面犬!?」

族長「朝から心臓に悪いもの見せるな!」

勇者「え!? これ僕のせい!?」

メタ狼「フム」


女神「セレちゃんの髪は本当に素直に櫛が通りますね」スー

セレ「う、うん……」コトッ

女神「ふふっ、私に寄りかかってしまっては髪が整えられませんよ?」

セレ「うん……でも、お姉ちゃんポカポカするから…」

女神「……ええ。分けてもらいました」

メタ狼「さて、全員起きた所でこれからの方針を定めたいのだが」

族長「確かお前たちは、私達エルフの力に興味があって訪れたのだったな?」

勇者「うん。昨日役にたちそうなのを一つ入手したけどね」

セレ「……いろんな事を調べられた」

女神「勇者、何かこの国で為したいことはありますか?」

勇者「そうだね、えっと……」


1、族長にここ最近で事件などが起きてないか訊く
2、どこか特殊な場所に行きたい
3、自由安価
>>81

勇者「せっかく面白そうな国に来たんだ。どこか特殊な場所に行きたいなと思っている」

女神「特殊な場所、ですか。具体的にはどういった?」

勇者「うん。何かが奉られている所とか、特殊な力の溢れた所とか……ね」

メタ狼「ただでさえ閉ざされた地域だからな。何かしらそういったものがあるかもしれん」

勇者「族長さん、そういう場所ってどこかないかな?」

族長「特殊な場所か。あえていうなら…」


特殊な場所がどういった場所か自由安価
>>83

異世界が覗けるという伝説のある泉の神殿

族長「この里より少し離れた地に、泉が湧き出る場所があるのだが……」

勇者「泉か……ただの泉じゃないんでしょ?」

族長「ああ。そこには神を祭祀する場、即ち『神殿』がある」

セレ「神殿……?」チラッ

女神「……」

族長「遥か昔よりそこにあるとされ、今では遺跡扱い。様々な伝説も残っている」

メタ狼「フム、具体的にはどのような?」


族長「なんでも異世界に通ずる穴があり、そこから向こうの世界を覗けるらしいのだ」

勇者「異世界を覗くだって!?」

族長「あくまで伝説だ。なんとも荒唐無稽な話で信じる者はいない」

族長「神殿自体も歴史的価値があるというだけで訪れる者さえ少ないのだ」

メタ狼「フム、確かに異世界なんて話を信じるものはいないか。普通はな」

族長「なぜか一番最初にそこが思い浮かんだのだが……どうする?」

勇者「……行こう。もしかしたらそこは」


勇者「僕が探していた場所なのかもしれない」

族長「分かった、そこまでは私とオッサンが案内しよう」

勇者「助かるよ。……ちなみにオッサンって普段何してるの?というか何者?」

族長「アレは一応私の補佐をやっている。仕事は荒いが頼りになる奴だ」

女神「誰でも構わず仲良くなっちゃいそうな人ですよね」

族長「それ故だろうな。見た目もあって里じゅうからオヤジ、おやっさんなどと慕われている」

メタ狼「セレのことも問答なく引っ張って行ってしまったな」

セレ「う、うん。すごかった……」

族長「誰隔てなく接するその様は、全エルフ種の鏡のようなものだ」

―――エルフの隠れ里より 泉の神殿へ 道中移動


メタ狼「里から出て半時。フム、その泉とやらはあとどれ程で到着するのだ?」

族長「あともう少し歩ければ着く。君は疲れていないか?」

セレ「う、うん。オジさんが肩車してくれてるから……風が気持ちいい」

オッサン「あっはっは! そうかいそうかい!!」

勇者「ねぇ女神。神殿のことなんだけど……」

女神「言いたいことは分かります。ですがそれは現地にて」

勇者「……そっか。じゃあそれはいいとして」

勇者「女神、ついて来て大丈夫なの? 安静にしてたほうが……」

女神「体は大丈夫、心配しないでください。それに……」

女神「少しでも長く、こうして一緒にいたいですから」

勇者「……女神」ギュッ

女神「どうして手を繋ぐんですか?」

勇者「また冷えてきてるんじゃないかと思って」

女神「……ええ、実はそうなんです。温めてくれますか?」ギュッ

勇者「」ギュッ


族長「……」

族長「……まったく。とんだピエロだったな、私は」

メタ狼「フム、被害を考えるに罵倒の一つくらい言っても罰はあたらんぞ」

族長「ふ、馬鹿を言うな。私はそれほど弱くはない」

メタ狼「そうか……泉についたら顔を洗うといい。さっぱりするぞ」

族長「そうするか。少し……汗をかいたからな」

―――泉


オッサン「着いたぜ! ここが件の泉だ!」

セレ「わぁ……きれいなお水……」

族長「……ぷはぁ! よし、顔も洗ったし爽快な気分だ」

メタ狼「フム、もう大丈夫か?」

族長「ああ。もう大丈夫、いつも通りの私だ」

オッサン「そしてアレが神殿だ! どうだ、すげぇだろ!」

セレ「う、うん! だって……」


神殿の概要安価


1、泉の奥底に沈んでいる
2、泉に根を下ろす大樹に支えられている
3、自由安価
>>92

3 1+女神そっくりの彫像が彫られている

セレ「泉に沈んじゃってるから……」

族長「そうだ。正確には沈んでいるのではなく、あの神殿から水が湧き出ているのだがな」

勇者「へ、そうなの?」

オッサン「大昔は普通に平地に建ってらしいぜ?」

族長「神殿から湧き出る水のせいで、徐々に地盤沈下していったというのが我々の見解だ」

メタ狼「フム、それで最後には泉に沈んでる形になったのか」

勇者「神殿にはどういったらいいんだろう?」


1、女神の祈り
2、真実の鏡の使用
3、エルフの特殊な力発動
4、自由安価
>>95

4
1+しかし今の女神には負担が大きく、能力減退のペナルティが発生する
共に過ごせる時間も短くなる

族長「潜れば神殿近くまでは辿りつける。……しかしそれまでだ」

セレ「……?」

オッサン「神殿には結界が張られてやがるんだ。それもとびきり強いのがな」

メタ狼「フム、神殿内部には立ち入れないということか?」

オッサン「結界を突破できた記録は残ってねぇ。全盛期のよろず屋の爺さんでさえ諦めたんだとよ」

族長「伝説によれば、神に認められた者のみがあの神殿に招かれるという」

オッサン「実際はどうだか分かんねぇけどな!」

勇者「いや、伝説は本当だ。神殿の前に悲しげに建っているあの像は……」

女神「……はい。勇者の言う通りです」

女神「……あの場に辿りつけるのは私に認められた者のみ」

族長「ちょ、ちょっと待て! いきなり何を……っ!?」

オッサン「そうだ……なんで今まで気付かなかったんだ! お前さんの姿はあの神像と瓜二つだ!!」

族長「ま、まさかお前の正体は!」


女神「……そう、この私こs」


族長「コスプレイヤーという奴か!」

メタ狼「フム、あながち間違いではない」

族長「信じられん……まさか神が実在しようとは」

女神「え、ええ。信じてもらえてなによりです……」

オッサン「じゃあ異世界なんつー話も本当だったてのか!すげぇなおい!」

勇者「それで女神、神殿に行くには君に認められる必要があるの?」

女神「そうです。しかしその必要はもうありませんね」

セレ「……?」

女神「私はもう貴方を認めていますから。あとは私が道を開くだけ……」

勇者「……女神、ちょっとこっちに来てくれ。二人で話がしたい」

勇者「女神、道を開くって……」

女神「私の体でしたら大丈夫、少々の力の行使ですから問題はありま……勇者?」

勇者「頼むから……自分の体のことで嘘だけは……つかないでくれ」

女神「……はい」

勇者「それで、本当のところは?」

女神「……厳重な結界です。今の私では数人が通る穴を開けるので精一杯」

女神「そして私にかかる負担も大きく、能力の減退は避けられない。そして……」

勇者「まさか……」

女神「私に残された時間も……削られることになるでしょう」

勇者「……ッ!」

勇者「やめ…」

女神「やめろ、だなんて言わないでくださいね?」

女神「これは私の役目。勇者が命を賭して魔王と戦ったように」

勇者「だけどっ!」

女神「勇者は見なければいけないんです。勇者本来の世界の光景を」

勇者「……でも、そのために女神に時間を削ることなんてないじゃないか!」

女神「遅かれ早かれ私は世界から追放されます。無意味に時を過ごすよりも勇者、あなたの為に」

勇者「くっ……」

女神「道を開きます。勇者、私を支えててくれますか?」

勇者「……ああ」ギュッ

女神「ふふっ、後ろから抱き締められるのもいいですね。守られてるみたいです」

勇者「女神、約束してくれ。僕の前から急に消えることだけしないって」

女神「……約束します。勇者」スッ


ゴォォォォォォォォォォォォ!!


メタ狼「フム、この轟音。始まったか」

族長「それだけじゃない! 泉に沈む女神像が光り輝いているぞ!?」

セレ「……い、泉が」

オッサン「な、なんてこった……。水が左右に割れて神殿までの道が出来ていきやがる……」

勇者「す、凄い……」

女神「……っはあ! はぁ……なんとか…道が……ごほっ!」

勇者「喋るな女神! 体が氷みたいに冷たくなってる!」

女神「そんなことよりも……早く……道が……再び閉じる前に……」

勇者「あ、ああ! 女神、少しの我慢だ!」グイッ


メタ狼「道は開いた! セレよ背中に乗れ! 急がねばならないらしい!」

セレ「う、うん!」ガシッ

メタ狼「お主たちはどうする!?」

1、行く
2、行かない

族長>>106
オッサン>>107

無論1

2 お留守番

族長「無論私も行くに決まっている!」

オッサン「俺は留守番してるぜ。皆そろって行っちまったんじゃ何かあった時に取り返しがつかねぇ」

族長「そうか、私にもしものことがあったらその時は頼む」

オッサン「合点だ! くれぐれも用心してってくれ!」

メタ狼「話は済んだか? では乗り込むぞ!」

セレ「う、うん!」

族長「よし!」


勇者「もう少し頑張ってくれ女神! あと少しで神殿に着くから!」

女神「……はい」

―――泉の神殿


勇者「はぁはぁ……はぁ……な、なんとか間に合った……」

メタ狼「フム、後少しで迫りくる水にのみ込まれるところだったな」

セレ「……お、お姉ちゃんどうしたの!?とっても辛そう……」

女神「……だ、大丈夫ですよ。少し……疲れただけですから」

勇者(嘘に決まっている……今の女神には荷が重すぎたんだ、くそっ!)

族長「ここが神殿内部……。まさか私が中に入れることになろうとは……ん?」


ガタッ……


族長「何の音だ?」


1、神殿の守護者の登場
2、何かの仕掛け発動(内容追記)
3、自由安価
>>110

突然あらわれた釘が族長のズボンを破り、尻があらわになる
慌てた族長が転び、今度は胸に釘が引っ掛かり胸があらわになる
動揺して魔法連発してすったもんだの揚げ句勇者ラッキースケベ

族長「気のせいか……っ殺気!?」 ダッ!


シャキン! ビリ!


勇者「地面から何か飛び出してきた!」

族長「あと少し気付くのが遅かったら避けきれなかったが……まぁさすが私だな!」

セレ「……で、でもびりって音したよ?」

メタ狼「フム、族長よ。とりあえず自分の尻を触ってみろ」

族長「な、何を言いだす! 私にそんな……あれ?」ペタペタ

勇者「ぶふっ! ちょっ、族長さんお尻丸出しだよ!」

族長「な、ななななな!!///」

セレ「……避けきれてなかったんだ」

族長「なんだこれはーー!!」

勇者「ちょっ、族長さん落ち着いて!」

族長「落ち着いていられわけってぎゃん!!」ステン!


びりびりびり! ぽろん


セレ「……あ、転んじゃった」

メタ狼「フム、それだけではないな」

族長「いてて……くっ、取り乱して転んでしまうとは……」

勇者「族長さん今度は胸! 胸隠して!」

族長「何だと貴様! 私に隠すほど胸がないのを皮肉って……なぜか胸元がすーすーしてするぞ?」チラッ

勇者「一見まっ平らに見える胸も若干の膨らみはあるわけでして」

族長「いやぁああああああ!!」ポゥ


ビュン! ドゴォーーー! ギュオオオオオ! ボン! カキーーン! 


勇者「いいい!? また暴走して魔法連発しだした!」

メタ狼「フム、でもまぁ大丈夫だろうな」

セレ「……え、なんで?」


ズドォオオオオオオオンン!!


族長「ぎゃん!」


勇者「あ、自爆しちゃたよ……」

メタ狼「しかし何故服が破けたのか」

セレ「……あ、これ釘かな?」ヒョイ

メタ狼「フム、何処まで似とるのだ」

勇者「ぞ、族長さん大丈夫?」

族長「あ……あ……あぁ…」バタッ

勇者「ちょっ、なんで僕に倒れこんでくるの!?」

メタ狼「どうやら気絶してしまったらしいな」

族長「」

勇者「へ~そうなん……ってやばいって! 全身でくっつかないでこれやばい!」

セレ「……ふけつ」

勇者「右手にひんぬーの感触がぁあああ!!」



女神「一応私も危機的状況なんですけど……」シクシク

女神「まったく……一瞬で空気になるとは思いませんでしたよ」

勇者「面目ないです……。ってそうだ、女神は大丈夫なの!?」」

女神「大丈夫、もう落ち着いています」

セレ「よ、よかった……」

メタ狼「少し無理をしすぎだ。もう少し休んでいろ」

女神「ええ、そうさせてもらいますね……はぁ…」

勇者(大丈夫な訳がない……。タイムリミットは確実に縮まったんだ……)


メタ狼「女神よ。俺たちはここから神殿の何処に移動すればよいのだ?」

女神「それは……」


1、この場所が目的地
2、神殿の奥深く
3、自由安価
>>117

2

女神「目指すはこの神殿の最深部です」

勇者「最深部か。じゃあそこには……」

女神「そこにはこの泉の源泉があります。そしてそこから勇者は覘くことになる」

女神「勇者本来の世界を」

セレ「……ごくっ」

勇者「……よし、先を急ごう。女神」スッ

女神「えっと、もしかして……おんぶ、ですか?」

勇者「体も温められるし一石二鳥だからね」

女神「……本来なら断るべきなんでしょうけど……おじゃまさせてもらいます」


メタ狼「ほれ、お主も早く起きるがいい」

族長「……はっ! 私は何を……あ///」

勇者「それじゃあ出発!」

族長「ちょっと待て! 出発する前に、わ、私の格好をどうにかしてくれ!」

女神「贅沢言ってはいけませんよ? 私だって力の関係で今はワイシャツ一枚です」

族長「意味がわからん! あんた本当に女神か!?」

セレ「……え、えっと代わりの服ならおじさんが持たせてくれたよ?」

族長「それは本当か!? さすが頼りになる男だ! この袋の中だな!」ガサゴソ

メタ狼「フム、これは……」


1、いつもの服のスペア
2、自由安価
>>120

透け透けでエッチな下着

族長「」つエッチな下着

セレ「……すけすけ」

女神「書置きがありますね。エルフ娘さんの店で買ったようです」


この下着ってね、やましい心の持ち主には見えない生地で出来てるんだよ~!

                               byエルフ娘

勇者「……それだけ?」

女神「カッコに笑と書いてあります」

族長「それ意味がないだろぉがぁああああ!!!(怒)」

メタ狼「フム、あの男も何を考えてるのだろうな」

勇者「でも破けた所はお尻と胸だしちょうどいいんじゃひでぶ!」ドカッ!

族長「やかましい! 百歩譲ってコレを身に付けたとしても欲しいのは服なのだ!」

セレ「え、えっと他には……」ガソゴソ

1、ない
2、自由安価
>>122

ビキニアーマー

セレ「……あ、なにか出てきた」

族長「なに!? どうやら装甲のようだな……さっきのは質の悪い冗談か。後で説教だな」

勇者「えっとそれ着るの?」

族長「無論だ! 考えてみればうってつけではないか! よし!」


ガチャガチャガチャ……


族長「……ってなんだこの破廉恥な鎧はぁあああ!!!」

勇者「うわぁ……これってあれだよね。ビキニアーマー」

メタ狼「要所要所にしか装甲のないアレか。始めてみたな」

族長「ええい他だ!他に何か!」ガサゴソ

ふくろ つ呪いのブリーフ

族長「これでいい。これでいこう」


セレ「……これたぶん呪われてる」

メタ狼「遊びはここまでだ。出発するぞ」

女神「最深部までは少々危険が伴うかもしれません。注意してくださいね」

勇者「そのことで族長さんに頼みがあるんだけど」

族長「なんだ言ってみろ。今さら頬を赤らめたりはせんぞ」

勇者「僕は女神をおぶってるから満足に戦えない。そこで君にこれを預けたいと思う」

族長「……ってこれは釘じゃないか! トラウマ思い出させるな!」

勇者「これは聖なる釘さ。いざという時は剣になるだよ。御信用にと思って」

族長「……」

1、受け取る
2、受け取らない
3、自由安価
>>126


嫌々、本当に嫌々ながら、渋々受け取る

族長「……そ、そこまで言うなら……くっ…う、う…うけ…」

セレ「うけ?」

族長「うけとって……や……る」ダラダラ ゾワゾワ ツー

メタ狼「発汗に鳥肌に涙まで流しているぞ」

族長「わ、私は魔法が専門なのに……」

勇者「いや、あの威力の魔法で暴走されるより剣振り回してた方がまだ安全だし」

メタ狼「本音はそっちか」

女神「さ、今度こそ出発しましょう。あの扉が入口です」

勇者「うん。扉の先は……」ガチャ

1、細長い通路
2、今いる空間より広い部屋
3、何者かが待ち構えている
4、自由安価
>>128

4 最深部につながる大広間 様々な神の絵が飾られている

―――泉の神殿・大広間


セレ「……わぁ」

勇者「大広間か。特になにもなさそうだけど……」

メタ狼「フム、壁や天井を見てみろ」

族長「……あれは絵か? 多種多様な者が描かれているが……」

女神「あの絵一つ一つに描かれている者達。それは神」

勇者「神だって? 神様ってのはたくさんいるものなの?」

女神「そうです。神といえど全知全能ではなく、それぞれ司っているものがあります」

セレ「……お、お姉ちゃんは何?」

女神「『創造』です。私には少々不相応かもしれませんね」

勇者「でも神様って色んなのがいるんだね……これなんて龍だし」

メタ狼「フム、それでこの部屋は何のための部屋なのだ?」

族長「確かに。ただ神の肖像画を飾る部屋、という訳ではないはずだな」

セレ「……お姉ちゃん?」

女神「この部屋の奥が最深部です。ですがこの部屋を抜ける為には……」


1、神々に認められる必要がある
2、女神の更なる祈り
3、自由安価
>>131

3、絵の中の神々が流す涙(聖水)を全身にまぶす

女神「絵の中の神々が流す涙を、全身にまぶす必要があるんです」

セレ「……絵が涙を流すの?」

女神「はい。神の絵が流す涙は聖水ともよばれ、魔を祓う力も持ちます」

メタ狼「フム、なぜか心なしに生きた心地がしないな」

勇者「でもどうしたら流すの? 族長さんの下着姿を見せるとか?」

族長「アホか! こんな破廉恥な下着、着けてるだけでも恥ずかしいとうのに!」

メタ狼「仮に流したとしてそれは恐らく鼻血だな。というかアレつけてるのか」

族長「あ……しまったぁあああ!!」

女神「絵の神々に涙を流させる方法。それは……」


自由安価
>>133

美女と美少女が生まれたままの姿で脚を開き、両手を挙げ、頭を下げつつ願いと真心を込めて真に祈る

女神「えーと、まず美女と美少女が生まれたままの姿で脚を開きます」

女神「次に、両手を挙げ、頭を下げつつ願いと真心を込めて真に祈ることで成功です 」

勇者「……え?」

族長「……っつ! で、できるかぁああああ!! 何だそれは馬鹿にしているのか///」

女神「いやらしい響きですけど違うんです! 話を聞いてください!」

セレ「……うぅ」

族長「う、生まれたままの姿って! どう考えても! ははは裸しかないじゃないか!///」

勇者「しかもなんか卑猥な格好しなきゃみたい……」

女神「違うんですって! 私の体は今衰弱してるのでお二人に頼むしかないんですが聞いてください!」

女神「そもそも貴方達の生まれたままの姿とはなんですか?」

勇者「なにかって……あ!」

メタ狼「フム、そういうことか」


族長「意味がわからん! 私と、セレだったな?……は絶対に裸になどならん! 部屋の隅に退避するぞ!」グイッ

セレ「わわわ……」タタタッ


女神「いいですか? 生まれたままとは、この世界において創造されたときの格好を指すんです」

勇者「そっか、この世界には既に積み重ねられた歴史があるけど、実際には」

メタ狼「俺を含め、世界と世界の住人はごく最近生まれたもの、というわけか」

女神「1人の人間を創造します。その人間を元いた人間の集団に出現させます。しかし人間たちは変化に気付くことはない」

女神「急に兄弟が1人増えても気付かない。矛盾や経緯を瞬時に解決し、創造された人間は前から世界に居たことになる」

女神「それこそが創造の力の本質です」

勇者「つまりセレちゃんはあのままのワンピース姿でいいってことか」

女神「セレちゃんが創造されたとき、彼女はあの格好でしたからね」

女神「脚を開くいて手を挙げる動作も普通に大の字に立ったのち、手を上に挙げれば問題ないんです」

メタ狼「フム、族長は服が破けてビキニアーマーだが、それは問題ないのか?」

女神「……あ」

勇者「え、駄目なの?」

女神「だ、だいじょうぶです!だって……」


1、悪ふざけの産物の為、今のままで成功
2、もう一度破けた元の服を着せる
3、仕方ないので別の方法を採用
4、自由安価
>>139

1

女神「もともと悪ふざけの産物ですので!」

女神「2人の女性の祈り。必要なのはこれだけで後はオマケなんです!」

勇者「なんだってそんなオマケが……」

女神「神の一人に創造の過程で邪魔されまして……くっ、あの煩悩神め」ボソッ

勇者「それを聞いて安心したよ。族長さんやセレちゃんに変な格好させられないもんね」


メタ狼「フム。セレ、そして族長よ。そのままの格好でいいから普通に祈ってくれ」

族長「は、裸に成らなくていいのか!?」

セレ「変な動きしなくても……?」

メタ狼「祈りの他はオマケだったらしい」

族長「笑えない冗談にも程があるぞ!」

族長「まったく……とにかく祈ればいいんだな?」

女神「はい。この世界の住人が心から祈れば、絵の中の神はその目より涙を流します」


セレ「……祈る……やってみる」スッ

族長「一族の族長たる者、神への祈りは心得ている。……さっきまではな!」スッ


キィィィィィィィイイイイイイン!!


メタ狼「祈りが通じたのか!?」

勇者「はやっ!」

女神「純粋無垢の精霊。エルフ一族の族長さん。もともとが自然に近い者達ですから」

メタ狼「フム、絵の中の神々が……」

女神「はい、涙を流し始めました。勇者、これを」

勇者「これは……杯?」

女神「神々の涙は聖杯をもってしか掬えません。溜めた涙を源泉の間で前身に浴びる必要があります」

勇者「分かった。……ちょっと根気がいりそうだ」


~~~


勇者「……ふぅ、これくらいかな……ん?」


煩悩神絵「………」ダラダラダラ


勇者「一つだけ血涙流して泣いてる絵があるんだけど」

女神「その絵は塗りつぶして泉の源泉に向かいましょう」

―――泉の神殿・最深部・源泉


勇者「ここが源泉……」

セレ「……あっ、お姉ちゃんの像がある」

女神「この像が泉の源泉です。神殿各地にあるのは普通の岩から掘られたレプリカ」

勇者「じゃあこれは?」

女神「……そんなことよりも勇者。目的の達成を」

族長「異次元の世界か……いったいどんな世界なのか」

メタ狼「フム、俺も詳しくは知らんな」

勇者「それじゃあいくよ!」


勇者は神々の涙を使った!

―――もう一つの世界―――



王「大臣よ、彼の者の様子は?」

大臣「未だに永遠の眠りの中です。……王よ、もう諦めては」

王「それが出来ないのはお前も知っておろう。彼の者はなぜ蘇らない?」

大臣「分かりません……故魔王城より回収した遺体は激しく損傷しておりました」

大臣「しかし体自体はすでに修復済み。あとは大司祭いわく、残るは魂のみ」

王「天に召された魂を呼び戻せないということか?」

大臣「いえ、これも不思議な話ですが。魂の所在が不明らしいのです」

王「なに?」

大臣「なんでもありえない話だとか……」

王「そうか……」

大臣「やはり諦めるしかないのでは」

王「むむ、しかしな……」

大臣「戦いに犠牲はつきもの。魔王の侵略により命を落としたのは彼の者だけではございません」

王「確かにそのとおりだが……。大臣よ、一つ確認だ」

大臣「はっ、なんなりと」

王「彼の者は『1人』で魔王を内滅ぼしたのだったか?」

大臣「ええと、確か……」

1、1人で間違いない
2、仲間がいた
3、自由安価
>>146

1

大臣「彼の者はただ一人、単身魔王に挑み打ち勝ちました。間違いございません」

王「信じられぬ話だ。魔王は強大な力と勢力を有していたというのに」

大臣「各地で彼の者に力添えした者はいたようです。あくまでその場限りのようでしたが」

王「ほう、例えば?」

大臣「例えば山奥にあるという寺院。そこの主は彼の者に試練を与え、高みに登らせたとか」

王「興味深い話だ。その者はいったい?」

大臣「導師だそうです。もっとも今は行方不明と聞いていますが」

王「行方不明……か。彼の者の魂は今、どこをさ迷っているのか」

王「ときに大臣。彼の者の家族は?」

大臣「それはですね…」


1、一人身だった
2、両親がいる
3、兄弟姉妹がいる
4、自由安価
>>148

4喋るエリマキトカゲが友達だった

大臣「家族兄弟はいなく、一人身だったようです。ただ……」

王「ただ?」

大臣「喋るエリマキトカゲが友達だったとか」

王「……え、笑うとこ?」

大臣「いえ、マジです」

王「喋るエリマキトカゲか。どう考えても魔物ではないか」

大臣「左様で……」

王「ちなみに今そのエリマキトカゲは?」


1、死んだらしいです
2、行方不明です
3、城の前で入れてくれと騒いでます
4、自由安価

>>150

4
家来たち「喋る動物連れてきた旅人が泊ってる」
と噂している

大臣「所在は不明です。ですが……」

王「もったいぶらずに言わんか」

大臣「家来、つまりは衛兵たちが喋る動物を連れた旅人が泊まっていると」

王「え、この城に?」

大臣「えぇまあ」

王「誰が許可したのだまったく。まあよい、その旅人とやらを此処に連れてまいれ」


??「その必要はないよ。自分から来たから」


大臣「な、何物だ!?」


??「……」


職業限定自由安価
>>152

魔法使い(闇)

魔法使い「見れば分かるでしょ? 魔法使いだよ。闇の、がつくけどね」

大臣「闇だかなんだか知らんが御膳でその態度! 首をはねられたいか!」

王「まぁ待て大臣。喋るエリマキトカゲを連れているというのはお前か?」

魔法使い「うんそうだよ。元は僕の使い魔さ。ほら、出ておいで」

トカゲ「……オイラ……トモダチ……イナクナッタ……カナシイ」

王「使い魔か、なるほどな。生物を思うがまま操る。ゆえに闇のというわけか」

魔法使い「御想像にお任せするよ」

王「わざわざ自分から来たからには要件がある。違うか?」

魔法使い「まあね」


魔法使いがあらわれた理由

1、魔王復活の予告
2、彼の者の遺体の回収
3、自由安価
>>154

3
2+王・大臣を殺害

魔法使い「彼の者、つまり『勇者』の体を貰いに来たんだ」ポゥ


ゴォオオオオオオ!!


大臣「ぎぃやああああああああ!!!!」

王「だ、大臣!? 」

大臣「お……おにげ…く……」ゴロッ……ゴロゴロ……

魔法使い「安心してよ、首だけ残して消し炭さ。これでも首を撥ねる、っていうのかな?」

王「……勇者の遺体を求めるのは何故だ」

魔法使い「そんなことは君には関係ない。だって……」ポゥ

王「うぐっ……が……はっ!!」ドサッ

魔法使い「もう君死んじゃってるから」

トカゲ「……シンダ……シンダ……トモダチ……カナシイ」

魔法使い「目的の一つは達成……と。あとは」


兵士A「王の間より悲鳴が聞こえたぞ!」

兵士B「まさか王の身になにか!」

兵士A「王よ! いったいなに……こ、これは!?」

兵士B「ひっ…! この首はだ、大臣殿!?」


魔法使い「あ、ちょうどいいや。君達勇者の体持ってきてくれる?」ポゥ

兵士A「く、くせも……リョウカイシマシタ」

兵士B「ドコニオモチスレバ?」

魔法使い「城門はあれだし裏口に持ってきてよ。待ってるから」

兵士A「ギョイ」

―――城・裏口

魔法使い「そろそろかな……あ、きたきた」

兵士A「ユウシャノカラダヲ」

兵士B「オモチシマシタ」

魔法使い「ん、御苦労さま。確認するからそのままにして」

兵士A「ギョイ」

魔法使い「間違いないね、勇者の体だ。あとはこれを持ち帰って……」

??「……」

魔法使い「と、その前に。そこに隠れてるのは誰かな?」

??「っ……」


隠れていた人物を自由安価
>>158

姫(勇者の許嫁)

魔法使い「あぁ、なんだお姫様か。ご機嫌麗しゅう、だっけ」

姫「そ…それはゆ、勇者…の!」フルフル

魔法使い「そうさ。綺麗な顔してるでしょ~死んでるんだよコレ。なんてね」

姫「っ! そ、そこの兵士達! はやくその人を捕まえてっ!」

兵士A「……」

魔法使い「むだむだ。僕の言うことしか聞かないって」

姫「な、なんで……」ヘナヘナ

魔法使い「哀れなものだね。親も許婚も死んで、君に残る者は何もない」

姫「……お、お父様?」

魔法使い「さっき死んじゃった。口から泡吹いて目が飛び出てさ。傑作だったよ」

姫「……うそ……うそ……なんで……そんなこと……なんの目的があって……」フルフル

魔法使い「ん~」


1、魔王復活のため
2、勇者への愛
3、楽しいから
4、自由安価
>>160

新たな世界の創造

魔法使い「新たな世界の創造」

姫「せ……かい?」

魔法使い「君に言っても分からないだろうけど、世界は一つじゃないんだ。星の数ほどってね」

魔法使い「そこに僕の望む世界を加えようと思ってさ」

姫「そ、それでなんで勇者を……お父様を!」

魔法使い「勇者の体は僕の目的の為に必要。君のお父様は……まぁ成り行きかな」

姫「な、成り行き……?」

魔法使い「お喋りはここでおしまい。君たち、このお姫様好きにしていいよ」

兵士B「ギョイ」

姫「い、いや! 離して下さい!」

魔法使い「さぁ、いくよトカゲ君。友達に会いに行こう」

トカゲ「……トモダチ……アウ……オイラ……ウレシイ」

―――泉の神殿・最深部・源泉


勇者「っはぁ! はぁ……はぁ…こ、これで終わり?」

族長「……さっきの光景が……もう一つの世界だというのか」

メタ狼「フム、何の冗談だこれは」

セレ「……っ……っ…」

女神「事態は悪い方向へ向かっている。この光景をどうしても貴方に見せたかった……」

勇者「……こんな」

族長「なぜ異次元の世界に勇者、お前が……」

女神「話せば長くなります。それよりもまず勇者、聞こえていますか?」

勇者「……ああ」

勇者「聞こえているさ。これはいったい……王が、姫が…僕の体が」

女神「結論からいいます。あの魔法使いの正体は不明。目的は世界の創造」

勇者「事態の確認はいい。知りたいのは……僕の体でいったい何を……」

女神「まずは落ち着いて。族長さんの家へ戻りましょう」

メタ狼「フム、もう出ていいのか?」

女神「はい。そろそろ旅立ちの時です」

セレ「……」

メタ狼「出ると言ってもどうやって出る?」

女神「出るときは簡単です。源泉たるあの像が地上へと導いてくれます」

セレ「お、お姉ちゃんの像が?」

女神「ええ。族長さん、セレちゃん。もう一度この場で祈りを」

族長「あ、ああ」スッ

セレ「うん……」スッ


女神像「……」


キィィィィィィィイイイイイイン!!


勇者(あの女神像……どこか……)

オッサン「ああ~暇だ……ってあ!?」


キィィィィィィィイイイイイイン!!


オッサン「な、なんだぁ!? ……って族長! 無事だったか!」

族長「ああ、今戻った。と、その前に……」スタスタ

オッサン「お、なんだお土産かい?」

族長「ああ。受け取れごるぁああああああ!!」バキッツ

オッサン「ゲフッ! に、似合ってますぜ……ぞく…ちょう…」チ~ン

族長「ふん!」

メタ狼「やれやれ……主、大丈夫か?」

勇者「ああ、早く戻ろう。さすがに……疲れた……」

女神「勇者……私はもう自分で歩けますので」

勇者「いや、背負わせてくれ。……じゃないと身の軽さで意識を失いそうだ」

女神「……はい」ギュッ

―――族長の家


勇者「……女神、教えてくれ。何が起きてる?」

女神「あの魔法使いは貴方の魂の行方を突き止めた。恐らくはそういうことです」

メタ狼「別の世界にあることをか? そんなことが可能だと?」

女神「私にも信じられません。しかし推察はそこに至る他ない」

勇者「そんなどうやって……しかもあいつは世界の創造とまで言っていた」

女神「あの者の企みは未だ全貌が見えません。しかし……」

メタ狼「しかし?」

女神「私達が最後に旅する国、即ち精霊の治める国で事態が一気に動くことになります」

セレ「……精霊?」

女神「セレちゃん、あなたの旅の目的を果たす為にはここを目指す他ありません」

セレ「……で、でもいいの?」チラッ

勇者「……うん。もうグズグズはしていられない。時間が迫っている」

メタ狼「フム、確かに時間をかけてはられないな。魔法使いが何をしでかすか分からん」

勇者(違う……。僕の言った本当の意味。それは……)

女神「……っ」ズキッ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

女神「エルフ治める花の国。ここでこの国より旅立つことになります」

女神「それでは前回に習い、章のサブタイトルを募集します」


第1章『世界を救った勇者に世界を創造します』
第2章『消し去れ、憎しみとプルプルのアイツ!』
第3章『師匠と試練と子供達』
第4章『夢の祠のその先に』

女神「それでは↓3つまでのを候補とし、候補+私の案を投票により決定します」

女神「それでは開始です」

 ↓3 まで 第5章サブタイトル候補 候補が3つ揃うまで繰越

女神「続きまして、候補の中からこの章のサブタイトルを決定します」

女神「募集した案はこちら」


1、『エルフと神と魔法使いと』

2、『動き出す運命 ー女神と世界ー』

3、『ほころび』

4、『エルフの泉に潜む真実』 ←女神案


↓集計5票まで

女神「投票の結果、4番に決定しました」

女神「それでは第5章の幕引きとなります」

女神「それでは本編へ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

族長「そうか……もう行くのか」

勇者「少しの間だったけどお世話になったよ。ありがとう」

オッサン「惜しいなぁ! せっかく族長のお眼鏡にかかったてぇのに!」

族長「余計なことをいうな! ……あの神殿で見聞きしたこと。あれは本当の話か?」

勇者「うん……驚いたかな?」

族長「当たり前だ、今でも信じられん。神の実在、神殿への侵入、異世界の話……」

メタ狼「フム、こう一気に色々あっては信じる方が無理だな」

セレ「……そう思う」

族長「これからお前たちは何処に向かう?」

勇者「まだ調べがついていないけど、精霊が治める国へ」

オッサン「お、ついに嬢ちゃんの悲願が叶うってわけか! よかったな!」ガシガシ

セレ「わわわ! ん、うん、ありがとう」

族長「ところで本当にあなたは大丈夫なのか?」

女神「え、ええ……少し体調がすぐれないだけですから……」

オッサン「帰ってから酷く弱っちまって。ほら、これ昨日のうちに仕入れた杖だ。使ってくれ」

女神「そんな……ありがとうございます」コツ

オッサン「普通の杖しか調達できなかった。悪いな」

女神「いえ、助かります」

勇者「いざとなれば僕が背負っていくから……」

女神「……はい。勇者、本当にありがとう」

メタ狼「フム、しかしいささか弱りすぎなのでは……」ボソ

勇者「じゃあそろそろ」

族長「また近くに来たらよっていけ。……短いが幸せな夢だった」

勇者「うん。今度は信じた道を通ってこの国へ」


――――第5章『エルフの泉に潜む真実』・完――――

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


女神「花の国と呼ばれるエルフの治める国」

女神「私達を迎えたのは広大な花畑とエルフの二人」

女神「里の人の温かさに触れ、旅の疲れを癒すはずでした」

女神「しかし迫っていた時間、泉の神殿でみた事実が思わぬ方向へと舵をきることに」

女神「私に残された時間は、神殿で見た勇者の国で起きてることとは?」

女神「いずれくる時にそなえ、少しの記録と休息を」


これまでの旅を冒険の書に記録しますか?

→はい
 いいえ



記録された冒険の書から続きを始めますか?

→はい
 いいえ


女神「みなさんこんばんわ。勇者の旅もともとう終盤へと差し掛かります」

女神「事態は急展開を迎え、時間の浪費を許してはくれません」

女神「次に目指すは精霊が治める国」

女神「その国で私の範疇をも超えた事態が勇者達を襲います」

女神「それでもセレちゃんは目的を、勇者は真実を追い求めるでしょう」

女神「運命の歯車が回る歪な音を耳にしながら」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

勇者「ようやくジャングルから出られた……。女神、大丈夫?」

女神「結局、私を背負わせてしまいましたね……」

メタ狼「里抜けはともかく、亜熱帯のジャングルを抜けるのは容易ではないからな」

セレ「お姉ちゃん……」

メタ狼「やはり体力の回復を待った方がよかったのでは?」

女神「いえ、事態は急を要します。一刻も早く次の国へ向かわなければ」

勇者(そう、時間は待ってはくれないんだ……)

女神「……っ」ズキッ

―――――――――――――――――――――――――――――――――

女神「勇者の目指す国、即ち精霊が治める国の概要を定めます」

女神「この国で起きることの基盤となりますので慎重に」

女神「既に決定事項が存在しますので、注意してください」

女神「それではテンプレを参考にし、思うがままの国を」


簡易テンプレ
【 国 名 】:自由に(できれば系統に関する)
【 系 統 】:☆精霊
【精霊 概要】:主にどういった類の精霊が存在するか
【 備 考 】:その他自由な設定
        その国の特徴 国の地形や場所、現在の状況
        ここからの経路や移動手段など
        簡単な設定を書いてもいいですよ
☆決定事項
>>195
―――――――――――――――――――――――――――――――――

【 国 名 】:アルテ帝国
【 系 統 】:☆精霊
【精霊 概要】:炎、雷、氷など様々な基本属性の精霊もいれば、剣や盾の精霊もいてさらには机とか椅子などの精霊もいる
【 備 考 】:精霊と言うわりには都会的な都市や町が多い。
        さらにはアルテ王国で半神のショタの噂があちこちに存在する

勇者「次に向かうは精霊の国なわけだけど……どういうとこだか知ってる?」

メタ狼「その辺りは図書館で事前に調べてある。出発の前日にな」

女神「それでは聞かせてもらえますか?」

セレ「う、うん。国の名前は……アルカ帝国」

勇者「帝国?」

メタ狼「小国をまとめ一つとして成り立つ国だ。上に立つ者は皇帝、天子などと言われる」

セレ「いろんな精霊がいて、あと……変な噂とかもあるみたいで…」

勇者「噂か……その辺りは道すがら聞かせて。その国にはどう行けばいいのかな?」

セレ「え、えっと……」


1、陸路
2、海路
3、自由安価
>>201

ミス安価>>203

2

セレ「う、海のむこうにあるから……えっと……」

メタ狼「海路だ。アルカ帝国は海を渡った先の大陸にある」

勇者「ということは……」

女神「まずは船を探さなければいけませんね」

メタ狼「そこでまず港町に行く必要があるのだ」

勇者「港町……それってどこの国の?」

メタ狼「港町は国の支配する土地ではない。そこはそう定められている所だ」

セレ「いちばん近い港町は……メモを見てここ、かな?」

勇者「よし、さっそく向かおう。見た限り港町はそう遠くないからね」

セレ「う、うん!」

―――港町


勇者「ここが港町か。ん~見た感じだと……」


船乗りA「おら、さっさと荷物運び入れるぞ! 出航の時間までには終わらせるんだ!」

船乗りB「ったく。声がでけーっつの。叫んでねーでお前もやれよ」

船乗りC「俺の筋肉にとっちゃ朝飯前だぜ! ところで昼飯まだか?」


メタ狼「フム、大分賑わっているな」

女神「港町には漁船も多くありますからね」

セレ「……え?」

女神「海に面していない国が海の魚を仕入れる為、様々な国民が港町に在中しているんです」

勇者「確かに見た感じ色んな種族がいるっぽい」

勇者「そしてあれが……海」

メタ狼「フム、これが潮の香りというやつなのだな」

セレ「はじめてみた……おおきくて……すごい…」

女神「セレちゃんは海は初めてですか?」

セレ「う、うん……で、でも懐かしい気もする」

メタ狼「もしかしたら赤子のときにでも海を渡ったのかもな」

勇者「あとは移動手段か……あ、ちょっとそこの人!」

船乗りA「ん、なんでえ。仕事の邪魔になるから手短にな!」

勇者「あの、アルカ帝国に行きたいんですけど……」

船乗り「アルカ帝国だぁ?」


1、定期船がでている
2、自前で船を購入するほかない
3、そこまで船を出す人なら知っている
4、自由安価
>>212

その代わりに俺もお供させてください!

船乗りA「そうだな、教えてやってもいいが……」

セレ「……?」

船乗りA「その代わりに、俺もお供させてくれ!」

勇者「えっと、貴方もアルカ帝国に用事が?」

船乗りA「そんなことはどうでもいいだろ! おら、どうすんだ!?」

女神「……貴方は本当に何か御存じなのですか?」

船乗りA「お供させてくれるってなら情報提供は約束するぜ! ようは取引だ!」

勇者「う~ん……」


1、取引に応じる
2、取引に応じない
3、自由安価
>>214

2

勇者「あ、すいません。目的地はアルカじゃなくて、アルテ帝国でした」

船乗りA「ん、なに? まぁ些細な違いだ気にすんな!」

女神「……少しあやしくないですか?」ボソッ

勇者「いや僕も素で間違えてたよ……」

セレ「……」カァ

メタ狼「同じく。スマン」

女神「……あの、アルカではなくアルテですよ? 本当にいいんですか?」

船乗りA「ああもう! いいっていってんだろうがよ!」

セレ「……っ」ビクッ


船長「おい、仕事をサボって何をしている」

船乗りA「げぇっ 船長! い、今仕事に戻りまさぁーーー!!」ダダダッ

船長「まったくあいつは。スマンな旅の方」

勇者「あ、いえ……あなたは?」

船長「あの馬鹿が乗る船の船長だ。話は聞かせてもらったぞ」

女神「それで……お力添えを?」

船長「ああ、あの馬鹿が迷惑をかけたからな。その詫びだ」

セレ「……えっと」

船長「安心しなさい。変なことは言わないよ。ワシはただ……」


1、ワシの船に乗せてやる
2、安価で船を購入出来る場所を紹介
3、そこまで船を出す人を紹介
4、自由安価
>>218

1

船長「ワシの船に乗せてやろうかと思ってな」

勇者「あなたの船に、ですか?」

船長「そう。代わりとはいってはなんだが、船内の仕事を手伝ってもらうがね」

女神「先程の船乗りさんの話から察しますと、行く予定の無い国なのでは?」

船長「ワシの船は貨物船でな。それでいて不定期船なものだから航路は時様々」

セレ「……え、えっと」

船長「荷物は乗客3人と1匹! 届け先はアルテ帝国! これで問題なかろう?」

メタ狼「フム」

勇者「なぜそこまで親切に? 詫びというだけではないでしょう」

船長「なんだ、悪い話ではなかろうに」

メタ狼「なにか他に思惑があるのではないのか?」

船長「むっ、今喋ったのはお前か?」

メタ狼「そうだ。どうにも話がうますぎる」

船長「なに、それは……」


1、船内の仕事として用心棒を依頼したい
2、送り届ける者が他にもいるからそのついで
3、ほんの気まぐれ
4、自由安価
>>221

知り合いの少年に丁度届けたい荷物がある

船長「アルテ帝国にいる知り合いの少年に、丁度届けたい荷物があってね」

船長「君たちはそのついでに、というわけだ」

メタ狼「フム、それでは元々航路に含まれていたのか」

船長「正確にはその付近を通るだけで停泊はしない。他に届ける荷物がなくてね」

勇者「……なるほど、話がよめてきた」

船長「察しがいいな。そう、国についたら少年に荷物を届けてほしい」

セレ「……おつかい?」

船長「ああそうだ。本来ならワシが直接といきたいのだが、事情があってね」

船長「どうだ、引き受けてくれるか?」

勇者「う~ん」


1、引き受ける
2、断る
3、自由安価
>>225

少年とは誰か?を聞く

勇者「あの、その前に知り合いの少年について伺ってもいいですか?」

船長「ん? ああそうだな。人物を知らなければ届けるもないか」

メタ狼「フム、一応特徴だけでもきいておこうか」

セレ「……どんな子なのかな?」

女神「お聞かせいただけますか?」

船長「ああ、知り合いの少年というのはだな……」

―――――――――――――――――――――――――――――――――
女神「船長さんの知り合いという荷物の届け先の少年についての創造です」

女神「>>195の項目と、テンプレを参考にしてください」

女神「すべては貴方の想うがままに」


【 性 別】:☆少年(♂)どれくらいの歳か
【精霊種別】:どういった類の精霊か >>195の精霊概要を参照
【 容  姿 】:髪の長さや服装、装備をはじめ 外見的特徴 
【 備  考 】:性格、口調、能力、表記名など 人物の成り立ち
       適当な設定を書いてもいいですよ

☆決定事項 
>>230
―――――――――――――――――――――――――――――――――

【 性 別】:☆少年(♂)13歳程度
【精霊種別】:船の精霊 
【 容  姿 】:黒髪のくせっけ 身長は同年代ではやや低め 
【 備  考 】:小生意気 航海の安全や荷物・木箱等の保障まで司る

船長「まぁ一言でいうなら小生意気な坊主だね」

勇者「特徴とかそういうのはないんですか?」

船長「そうだな、黒髪癖っ毛。そんでもってチビってことくらいだ」

船長「もう13になるっていうのに、君とどっこいっどっこいて感じでね」

セレ「……ちっちゃいんだね」

船長「坊主にはいろいろと世話になっている。荷物はちゃんと送り届けたいんだよ」

メタ狼「小生意気な坊主の世話にか?」

船長「船乗りはみんな坊主の世話になってる。そういう精霊だからね」

セレ「……?」

船長「話は戻るが、荷物の搬送引きうけてくれるかい?」

勇者「それじゃあ……」


1、引き受ける
2、断る
3、自由安価
>>232

1

勇者「引き受けます。背に腹変えられない状態なんで」

女神「でもいいんですか? 素性の知れない人に荷物を託すなんて」

船長「最近は盗難防止に荷物に魔法がかけられていてね」

船長「荷物は受取手にしか開封できず、開封するまでワシは荷物の位置を特定できるんだよ」

メタ狼「フム、なるほどな」

船長「それにあの坊主からちょろまかすのはちょいと難しい」

女神「何故ですか?」

船長「坊主は船の精霊なんだよ。まぁそんなことより早く船に乗りなさい」

船長「まもなく出航だ」

船長「野郎ども! いよいよ出航だ!」


おおおおおおおおおおーーーーー!!!!!


船長「そこ! ちんたらしてねぇで錨を上げろ!」

勇者「は、はいぃ!」ガラガラガラ

船長「お前もさっさと帆を張る手伝いしやがれ犬っころ!」

メタ狼「フム、こうまで殺意が湧いたのは初めてだ」グイー

船長「船乗りA! 今度脱走なんて企てやがったらサメの餌にしてやるからな!」

船乗りA「これだから逃げたかったんだよぉおおお!!」

セレ「え、えと……わたしは?」

船長「ん? ああ、君はゆっくりしているといい。力仕事は男の仕事だよ」

女神「先程とはまるで別人ですね」

船長「海はワシの故郷だからね。血が騒いでしょうがないのだよ」

セレ「え、えっと……やっぱりわたしも……」

船長「ん~それならば厨房の片付けと本日のディナーを任せてもよろしいかな?」

女神「分かりました。何もしないでいるも勇者達に悪いですからね」


船乗りA「だから俺をお供にして別の船に乗ればよかったんだよ!」ガラガラガラ

勇者「今さらしょうがないじゃん!」ガラガラガラ

船長「無駄口叩いてねぇで早く錨の鎖を巻きあげろ!」

―――船・厨房前


女神「ここですね。厨房は」

セレ「……お姉ちゃんは休まなくて大丈夫なの? ……まだ疲れてるみたいだよ?」

女神「私は大丈夫ですよ。動ける時には動かないともったいないですから」

セレ「……でも」

女神「勇者達が頑張っているのですから。私達も美味しい料理を作りましょう」

セレ「う、うん」

女神「それでは。すみません、厨房のお手伝いにきました」トントン


ガチャ


船乗りC「おっ、船長から連絡はきてる。俺の代わりにあいつと厨房を頼むぜ!」

女神「あいつ、ですか?」

船乗り「この船の見習いだよ! 筋肉の無い奴で、ええと……」

―――――――――――――――――――――――――――――――――
女神「この船の見習いの方を創造します」

女神「これまでと違い、種族からなにまで前情報はありまん」

女神「自由にキャラクターを生みだしてください」


【性別】 : 男 女 その他
【種族】 : 人間 エルフ 精霊 龍人 など自由に
【容姿】 : 姿形 髪の長さや服装、装備をはじめ 外見的特徴 
【備考】 : 性格、口調、能力、表記名など 人物の成り立ち
      適当な設定を書いてもいいですよ

>>239
―――――――――――――――――――――――――――――――――

【性別】 : 女
【種族】 : 人間
【容姿】 : 夢魔の隊長、エルフの族長と性格もそっくり

船乗りC「まぁ見た方が早いわな。そんじゃ俺の筋肉が抜けた穴を埋めといてくれ!」タタタッ

女神「わかりました。まずは挨拶ですね」

セレ「ど、どんな人かな?」

女神「優しい人だといいですね」

セレ「うん!」


見習い「はぁ……なぜ私はこんなところで皿洗いなどしているんだ……」


女神「……セレちゃんはどう思いますか。族長さんでしょうか?」

セレ「……た、隊長さんかも」


見習い「はぁ……」


女神「夢魔特有の気配もエルフの特徴である尖った耳もみられない。ということは……」

セレ「違う人なんだね」

女神「あの、少しよろしいでしょうか?」

見習い「……ん? うわっ!? 何者だ貴様ら!」

女神「ええと、船長さんからここのお手伝いをするようにと」

セレ「……な、なにをすればいいの?」

見習い「あ、ああそうなのか、助かる。私達ふたりだけでは手が回らなかったのだ」

セレ「ふたり?」

見習い「私は雑用が主で、厨房を任せられた者は他にいるんだ」

女神「その人は今どこに?」

見習い「もうすぐ帰って……おっ、丁度来たようだな」


ガチャ

―――――――――――――――――――――――――――――――――
女神「ここでもうひとり、キャラクターの創造です」

女神「先程と同じく種族からなにまで前情報はありまん」

女神「真に勝手ですが、一人目の創造をされた方は御遠慮ください」


【性別】:男 女 その他
【種族】:人間 エルフ 精霊 龍人 など自由に
【容姿】:姿形 髪の長さや服装、装備をはじめ 外見的特徴 
【備考】:性格、口調、能力、表記名など 人物の成り立ち
     適当な設定を書いてもいいですよ

>>247
―――――――――――――――――――――――――――――――――

性別 男
種族 人間
容姿 巨漢
備考 ダンス大好きパワー型。口から毒液を噴出する特殊能力を持つ。カタコト。
   表記名はダンサーで過激なバックダンサーがいるらしい

ダンサー「Hey! 皿洗イ 終ワリマシタカー?」

見習い「い、いやまだだ。数が多すぎて……」

ダンサー「オー! イケマセンネ! 早ク洗ワナイト溜マル一方デスヨ!」

見習い「面目ない……。だ、だが大丈夫だ! 今ちょうど手伝いが来たからな!」

ダンサー「手伝イ?」

女神「船長さんからここを手伝うよう言われました。女神です」

セレ「……セ、セレ」

ダンサー「オーソウデスカ!  助カリマース!」

女神「私たちは何をすれば?」
 
ダンサー「ソレデハ野菜の皮ムキ ト 簡単ナ料理ヲ作ッテクダサーイ!」

女神「分かりました。セレちゃん、頑張りましょう」

セレ「う、うん!」

見習い「わ、私は?」

ダンサー「皿洗イ」

船長「よし、野郎ども少し休んでいいぞ! 風向と付近の警戒は怠るなよ!」

船乗りA「ひーーふはぁ……まったく船長は人使いが粗すぎるぜ……」

船乗りB「声だけ出してサボってばっかのお前が言うなっつーの」



勇者「海か……」

メタ狼「フム、主は以前にも海を見たことが?」

勇者「うん。前の世界の旅で、今みたいに海を渡る必要があったんだ」

メタ狼「その時はどうやって海を渡った?」

勇者「あの時は貧乏だったからなー。定期船の荷物に紛れてこっそとりと……てね」

メタ狼「世知辛い世の中だな。世界を救うための旅だというのに」

勇者「僕みたいな独り身は、ほとんど追い出される形で旅に出たからね」

メタ狼「国からの支援はなかったのか」

勇者「実のところ、魔王討伐を掲げて旅に出たのは僕だけじゃないんだ」

メタ狼「フム、他にも勇者と呼ばれるものがいたと?」

勇者「候補みたいのがたくさんいた。大抵は早いうちに脱落したけど」

勇者「僕の旅が終盤にきた頃に使者が来て、国に戻ったら……」

メタ狼「正式に勇者と認められた、ということか」

勇者「そこで初めて支援を受けれることになったんだ。魔王に挑んだのはその日から遠くない」

メタ狼「結局まとに支援は受けれなかったのだな」

勇者「うん。だから、なのかな……」

メタ狼「フム、何がだ?」

勇者「泉の神殿で見た、僕の本来の世界……」

メタ狼「未だに信じられん光景だったな」

勇者「見知らぬ誰かに王は殺された。魔王の潜む僕の体を奪われた」

勇者「それなのに僕は……」

メタ狼「フム、それなのに?」

勇者「驚いたていただけだった。大臣の体が炎に包まれた時も、王の息の根が止まる瞬間も」

メタ狼「……」

勇者「怒りなんかよりも、冷やかな目で僕はあの光景を目にしていたんだ」

メタ狼「……許嫁だという姫の身に危険が迫っていた時も、か?」

勇者「……」


1、それは分からない
2、ああ、そうだ
3、自由安価
>>253

1

勇者「それは……わからない」

メタ狼「一人身といったな。許婚とは王が決めたことか」

勇者「いや、勇者と認められたときに直に姫様に言い寄られたんだ。王はそれを認めた」

メタ狼「主は姫のことをどう思っていたのだ」

勇者「なんとも。住む場所の違う人だったし、考えるのも無駄だと思っていたよ」

メタ狼「求婚された時は?」

勇者「……少し嬉しかった。姫様が僕を見ていたか、『勇者』を見ていたかは分からなかったけども」

メタ狼「だから分からない、か」

勇者「無事でいてくれとは願っている。でも今は他に気にかけなきゃいけない人がいる」

女神「彼は家族の温もりも仲間との絆も知ることなく、その生涯を終えました」

女神「真の体は魔王に巣食われ、使命を果たしきれることなく」

セレ「そんな……」

女神「セレちゃん、私がなぜ彼の為に世界を創造したか分かりますか?」

セレ「えっと。ま、魔王が復活しないように……」

女神「もちろんそれもありますが、理由は他にあります」

セレ「……かわいそう、だったから?」

女神「それも違います。ふふっ、セレちゃんにはまだ早かったかもしれませんね」

セレ「う~ん……」

女神「さ、そろそろ食事の時間ですね」



ただ、似てると思ったから


孤独故に世界を生みだすも拒絶され、永遠に孤独の運命にある私と


孤独故に世界にその生涯を捧げられ、全てを独り背負わされた彼が



私は世界に嫌われている


彼は世界に囚われている



閉ざされた輪の中で苦しみながら


孤独と失意の漂う海を航海し



私達は出会った

船長「ほう、これは美味い。君を厨房にやって正解だったよ」モグモグ

女神「お口にあいまして何よりです」

ダンサー「本当ノ本当ニオイシイデース! 見習イノ10万倍分ノ働キネ!」モグモグ

見習い「わ、私だって料理のひとつやふたつできる!」

船乗りA「おいおい、この前死人が出そうになったの忘れたか。お前の料理味見して」

見習い「っぐ……」

メタ狼「フム、どこかで見た顔と思いきや」

勇者「……あの、君って隊長さん?それとも族長さん?」

見習い「なんだいきなり。私は船の見習いだ。なるとしたら船長だろう!」

船長「お前に船長やらせたら一晩船は沈没だよ」

ダンサー「違イアリマセーン!」


  \HAHAHAHAHA!/


見習い「馬鹿にするなぁあああ!!」

勇者「ところで船長さん、アルテ帝国にはいつ着くんですか?」

船長「明日の昼間には着くだろうな」

セレ「……そ、そんなに早く?」

メタ狼「意外と近かかったのか」

ダンサー「トンデモナイ! 普通ノ船ナラ一月カカリマス!」

勇者「そんなに!? とんでもなく早いなこの船!」

船長「世界広しといえど、一晩での航海で次の島に着けるのはワシの船だけだ」

見習い「そう、そしていずれは私が……!」

ダンサー「海ノ藻屑二スルワケデスネ!」


\HAHAHAHAHA!/


見習い「うがぁああああああ!!」

―――船上・夜

船長「部屋は用意したから後は休むといい。明日には着くのだからな」


勇者「という船長さんの心使いで、一室借り受けることができました」

セレ「……よかった」

メタ狼「甲板で雑魚寝かと思ったら違うのか」

女神「流石に風邪をひいてしまいますからね」

セレ「……女神お姉ちゃん」クイッ

女神「はい?……ふふっ、一緒に寝ましょうか。セレちゃん」

セレ「う、うん!」

勇者「女神、大丈夫なの?」ボソッ

女神「今のところはまだ大丈夫です。寝る前に温かさを分けてもらえたら、ですけど」ボソッ

勇者「……勿論だ」

―――船上・深夜


モゾモゾ……


勇者「すーすー………ん?」パチッ


モゾモゾ……


勇者(……誰か僕のベッドに潜りこんできたみたい)

勇者(足の方から徐々に近づいてきてる)


誰が潜り込んできた?

1、女神
2、セレ
3、メタ狼
4、見習い
5、ダンサー
6、自由安価
>>263

トカゲ

勇者「いったい誰が……」


バサッ


トカゲ「……」


勇者「ト、トカゲ!?」

メタ狼「……ム、どうかしたか主?」

勇者「い、いやなんでもない! ちょっと目が覚めちゃっただけだよ!」

メタ狼「フム、明日も船の仕事はあるそうだからな。早く寝ておけ」

勇者「う、うん! おやすみ!」

トカゲ「……」

勇者(ありえないと思うが……見た目がそっくりだ)

勇者「君は……僕の友達だったエリマキトカゲかい?」

1、はい
2、いいえ
3、自由安価
>>265

1

エリマキトカゲ「……ソウ……トモダチ……オイラ……アイニキタ」

勇者「……まさか本当に?」

エリマキトカゲ「……ウレシイ……タッタヒトリ……トモダチ……オイラ」

勇者「……ああ、君はあの世界での唯一の友達だ。教えてくれるかな?」

エリマキトカゲ「……ナニヲ?」


勇者「お前がいるということは、魔法使いも今ここに来ているのか」


エリマキトカゲ「……」

1、はい
2、いいえ
3、自由安価
>>267

答えない

エリマキトカゲ「……」

勇者「答えない、か。お前は昔からそうして大事なことを隠していたな」

エリマキトカゲ「……アソボ……トモダチ……アソボ」

勇者「ならもうひとつ質問だ。どうやってこの世界に来た」

エリマキトカゲ「……」

勇者「これもだんまりか。でもこの質問には答えてもらうぞ」


勇者「お前は何しにこの世界の僕に会いに来た」


エリマキトカゲ「……」


1、魔法使いからのメッセンジャー
2、暗殺
3、自由安価
>>269

3
1+勇者の進みゆく道は、既に滅びている
勇者達は、何もなし得ない

エリマキトカゲ『……ガガガガガガ!』

勇者「っ!? おいどうしたんだ! 急に様子が……」

エリマキトカゲ『……ガガキコエテ……ルカイ』

勇者「何だ……何が言いたいんだ」

エリマキトカゲ『……キコエテ……イルカイ……勇者』

勇者「トカゲの声じゃない!? これは、この声は……」

エリマキトカゲ『聞こえているかい? 勇者』

勇者「あの時の……魔法使いの声……」

エリマキトカゲ『こんにちは。いきなりのことで驚いているかな?』

勇者「お前……なんで……」

エリマキトカゲ『初めに言っておく。トカゲ君には君にボクの声を届けてもらった』

エリマキトカゲ『この声は録音されたものだと思ってね。質問があっても受けられないから』

セレ「……んんっ」

勇者「……場所を移動したい。録音の再生はそれからだ」

エリマキトカゲ「……ワカッタ」

―――船上・甲板


勇者「ここなら他に誰もいない。さあ再生してくれ」

エリマキトカゲ『まずは自己紹介。ボクは魔法使いっていうんだ。身に覚えはないだろうけどね』

勇者「知っている。何せ覗いていたんだから」

エリマキトカゲ『このトカゲ君を見て感づいてるかもだけど、これは世界を越えた君宛のメッセージだ』

勇者「聞かせてもらおうか。そのメッセージってやつを」

エリマキトカゲ『勇者の進みゆく道の先は、既に滅びている』

勇者「……なに?」

エリマキトカゲ『勇者達は、何もなし得ない』

エリマキトカケ『君はそういう存在だからね。あーそれと……』

勇者「さっきの言葉は置いとくとして、次に君が繰り出す言葉は分かるよ」


勇者・トカゲ『魔王が潜む勇者(僕)の体はボク(魔法使い)の手の中にある』


エリマキトカゲ『驚いたでしょ? 君が創造の世界にいる間、ボクは君の体を手に入れたんだ』

勇者「もう驚きはしないさ。目の前で起きたことだから」

エリマキトカゲ『その時のことなんだけど、王と大臣って覚えてる?』

エリマキトカゲ『君は彼らにいいように使われていたよね? そんな君に嬉しい朗報だ』

エリマキトカゲ『王と大臣は死んじゃった。理由はそうだね、次の機会に教えてあげるよ』

勇者「……よく言う。お前が王を殺した瞬間を僕は目に焼き付けている」

エリマキトカゲ『さて、大事な所を繰り返そうか』


勇者の進みゆく道の先は既に滅びている  勇者達は何もなし得ない


エリマキトカゲ『さあ、勇者はこれから何をするのかな? でもまあ何をしたって結局は……』

エリマキトカゲ『今回は軽い挨拶のつもり。それじゃあね、勇者』プツン

エリマキトカゲ「……オワリ……オワリ」

勇者「メッセージはこれで終わりか……」

エリマキトカゲ「……ガガガ……『ああ、それからなんだけど』」

勇者「いや、まだ何かあるのか」

エリマキトカゲ『>>276


魔法使いの最後のセリフを自由安価

精霊の子、セレって言ったっけ、彼女には大変残念なことになってしまったねぇ

エリマキトカゲ『精霊の子、セレって言ったっけ。彼女には大変残念なことになってしまったねぇ』

勇者「なに!?」

エリマキトカゲ「ガガガ……オワリ……オワリ」

勇者「ちょっと待て! セレちゃんがどうしたっていうんだ!」

エリマキトカゲ「……」

勇者「っくそ! まさかセレちゃんの身に何か!」ダッ

エリマキトカゲ「……アソボ……トモダチ……アソボ」


ダンサー「オーイェイ! ……ン? アレハ勇者サン、デシタッケ? コンナ夜遅ク何ヲ……」


エリマキトカゲ「……」

―――船上・客室


勇者「セレちゃん無事か!?」

女神「……ん……勇者? …ふぁ……どうしたんですか? 大声を出して」

メタ狼「……早く眠ったほうがいいと言った筈だが」

勇者「それどころじゃない! セレちゃんが!」

メタ狼「フム、セレがどうした?」

勇者「セレちゃんは大丈夫なのか!?」

女神「……セレちゃんなら」


1、今も私の傍で静かに眠っていますけど
2、……様子がおかしい!?
3、自由安価
>>279

2

女神「今も私の傍で眠って……いえ、様子がおかしいです!」

セレ「……ううっ」

メタ狼「これは……うなされているのか……?」

勇者「くそっ! あいついったいセレちゃんになにを!」

メタ狼「あいつだと? 何か知っているのか?」

勇者「そんなことよりもセレちゃんはいったい!?」

女神「……目を覚ましてくれません」

勇者「なんだって……」

女神「体をゆすっても呼びかけても……おそらく幻術に囚われています」

セレ「……うぅ…あっ……あ…」

勇者「幻術だって……?」

メタ狼「幻を見せられているのか。こうまでうなされる幻とはいったい」

女神「心の奥底に眠る辛い経験を見せられているのだと。幻術とは決まってそういう……っ!?」

セレ「……やだ……おいて……かな……いで」ツー

女神「涙を流しはじめた! 勇者、はやく対応を! このままではセレちゃんが!」

勇者「対応って言われてもいったい何が!?」

女神「早く! いずれ流す涙は血に変わります!そうなったらセレちゃんは!」

メタ狼「どうなる!」

女神「心が壊れてしまうんです! ですから早く『星のアクセサリー』を!」

勇者「そうか、状態異常を防ぐ『星のアクセサリー』なら!」グッ


それぞれの星が瞬きだした!

セレ「……ううぅ」

1、対応が間に合う
2、対応が間に合わなかった
3、自由安価
>>283

加護の力が弱まっている!

    加護の力が弱まっている!


セレ「……いや……おいてかないで……いや……いや…」ツー

メタ狼「どうした!? 秘められた『勇気の加護』はすぐ発動するのではないのか!?」

勇者「精一杯やってるよ! 気だって充分に込めてる筈なのに!」ポゥ

セレ「……や……だ………すて……ない…で」ツー

メタ狼「目を覚まさない……どういうことだ女神!」

女神「そんな……私が……この世界にいるせいで……」

メタ狼「何を呆けている!」

勇者「まさか、弱体化の影響がかけられた加護にまで……くっそぉお!」ポォ!


セレ「…いや……いやぁあああああああ!!」ツー

―――船上・朝


船長「アルテ帝国付近だ。済まないがあとは小舟を使ってくれ」

勇者「何から何まで……本当にありがとうございます」

船長「いや、気にするな。荷物を届けてもらう代わりなのだからね」

メタ狼「物質を圧縮させる魔法か。殆ど荷物にならんな」

船長「くれぐれも頼んだよ。必ず彼に届けてくれ」

勇者「はい、約束は守ります。安心してください」

船長「そうさせてもらうよ。……それと、あの娘のことだが」

勇者「……大丈夫。ただ、目を覚まさないだけですから」

女神「……」

メタ狼「お主が気に病むな。最悪の結果だけは防げたのだから」

女神「……加護が衰えなければ、セレちゃんは今も元気に笑っているはずでした」

メタ狼「たしかそうだ。しかし希望はある」

メタ狼「セレの心は壊れてはいない」


女神(そう……勇者の尽力で黒く染まった血が流れるのだけは回避できた。しかし……)


メタ狼「今は深い眠りの中にいるだけなのだろう? ならば手立てはずっと多いはずだ」

女神「ごめんさい……セレちゃん」


セレ「……」

船長「しかし参ったな。見送りだというのにダンサーと見習いの姿が見えない」

女神「まだ、眠っているのでしょうか」

船長「もう昼だというのにね。まぁ仕方ない。ワシから一言言っておくよ」

勇者「ええ、それではお願いします」


船乗りA「俺も連れてって欲しいぜチクショー!」

船乗りB「あきらめろっつーの馬鹿」

船乗りC「俺の筋肉で泣くといい! さあ!」

船乗りA「うぉおおおおお!Cぃぃぃ!!」ガシッ

船乗りC「ふっ……エクスタシー」

船乗りB「やばい……俺も割とマジで降りたくなってきた……」


メタ狼「フム、世話になった。いい航海を」

船長「お互いにね」

―――小舟


勇者「セレちゃんの様子はどう?」

女神「変わらず眠り続けています。とても穏やかに」

メタ狼「フム、辛い幻だけは取り払えた結果か」

勇者「なぜ目を覚まさないんだ……」

女神「黒い血の涙を流す一歩手前まで症状は進行していましたから……」

メタ狼「今セレは壊れかけの心を修復してる途中なのかもしれんな」

勇者「それか、まだ幻術の呪いを完全には取り払えていないか……」

女神「私のせいで……私が…」


早くこの世界から立ち去っていれば

勇者「女神のせいじゃない。悪いのは……」

メタ狼「フム、聞かせてもらえるか。主の知ることを」

女神「勇者は何か知っているのですか?」

勇者「……昨日の晩、魔法使いからメッセージが届いたんだ」

女神「そんな!? それは本当ですかっ!?」

勇者「ああ。最後にセレちゃんは残念なことになったねって……くそっ!」

女神「信じられない……世界を越えて干渉してくるなんて……」

メタ狼「あの魔法使いの仕業か。いよいよをもって……ん?」

勇者「……そろそろ岸に着く。あとの話はそれからだ」


小舟が停泊した場所の安価

1、賑やかな繁華街
2、小さな村
3、深い森
4、自由安価
>>292

3

―――アルテ帝国・樹海


勇者「アルテ帝国は都会的な都市が多いって聞いてたけど……どこ、ここ?」

女神「見渡す限り広大な森林。恐らくは樹海かと」

メタ狼「フム、森に迷い込むのはもはや定番だな」

勇者「たいして暑くないのが救いか……セレちゃんの様子は?」

女神「……異常ありません。まずは一刻も早く町か村に着かなければ」

勇者「セレちゃん自身の問題とその両親。ついでに荷物の配達とやることがおおいからね」

女神「ええ……」ナデナデ

セレ「……」

メタ狼「とはいっても右も左も分からない。当てもなくさ迷うしかないぞ」

女神「本当ならこういうとき、セレちゃんが活躍する筈でしたのに……」

勇者「え、セレちゃんが?」

女神「いえ、何でもありま……っ!」


ガサッ


メタ狼「何かの気配!そこの茂みにいるのは誰だ!?」


1、この国の精霊
2、エリマキトカゲ
3、見習い
4、自由安価
>>295

メイド。実際は半神半人のショタと知り合い。

メイド「……」ヒョコ


メタ狼「女だと?」

女神「そのようですね。この国の人でしょうか」

勇者「ということは精霊? しかもメイドさんの格好してるし」

メタ狼「フム、警戒しているようだな」

勇者「……僕達は怪しい者じゃない。君はいったい誰なのかな?


メイド「……」

――――――――――――――――――――――――――

女神「突如茂みより現れたメイド服を召した女性」

女神「彼女はどのような人物なのでしょうか」

女神「それでは、テンプレを参考のうえ、思うがままの創造を」


【性別】:☆女 
【種族】:精霊なら何の精霊か  他種族
【容姿】:姿形 髪の長さや服装、装備をはじめ 外見的特徴 
【備考】:性格、口調、能力、表記名など 人物の成り立ち
     適当な設定を書いてもいいですよ

>>299
―――――――――――――――――――――――――――――――――

【性別】:☆女 
【種族】:ロボ娘の姉妹機
【容姿】:ツインテール(ドリルになる)
【備考】:おしとやかだがボケ気味。黒い霧の正体を探ってこの国に来た

メイド「え~とぉ、どちら様で~?」

勇者「あ、うんそうだね。まずこっちから自己紹介しないと」

勇者「僕はゆうs」

メイド「ワタシは~メイドといいます~。訳あって旅をしていて~……」

勇者「答えようとしたのになんで被せるの!?」

メイド「それでその~質問を一ついいでしょうか~」

女神「え、ええどうぞ」

メタ狼「どこか懐かしい感じがするが、もしや……」

メイド「ここはいったい~何処ナノでしょうか~?」

勇者「……え?」

メタ狼「主、ここは俺が」

勇者「え、大丈夫なの? この人、かなり間延びした感じだけど」

メタ狼「まさかとは思うが、知り合いに良く似ているものでな」

勇者「分かった。それじゃあバトンタッチということで」スッ

メタ狼「フム、任せろ」ポン

メイド「あらあら~。よく躾られたワンちゃんナノですね~。はい、私にもお手~」

メタ狼「……」イラッ

勇者「他意はない! 断じて他意はないから!」

女神(その手がありましたか……お手だけに」

メタ狼「声に出ているぞ」イライラ

メタ狼「フム、メイドとやら。ロボ娘は元気か?」

女神「えっ?」

勇者「ロボ娘ちゃん!?」

メイド「はい~それはもう~。工場が稼働してからとても元気に働いるノです~」

メタ狼「フム、やはりか」

勇者「ロボ娘ちゃんって、あのロボットの国のロボ娘ちゃんのこと!?」

メイド「はい~そのロボ娘ちゃんナノですよ~」

メタ狼「主よ、メイドはロボットだ。おそらくロボ娘と同タイプのな」

勇者「ええええええええ!?」

メイド「あら~? そういえばどうしてロボ娘ちゃんのことを知っているノですか~?」

勇者「知ってるも何も、彼女から僕達は依頼を……」

メイド「あ、それはもしかして~! 工場の復興に手を貸してくれたというあノ~!」

勇者「そうそれ!それが僕達!」

メイド「ロボ娘ちゃんの鞭を浴びて快感を得ていた人ナノですね~!」

勇者「……いや、そのね? それは違うんだ」

メイド「あら~人違いでしたか~……」

勇者「いや、その本人なんだけどね? なんというか……うん。まあいいや」

女神「よくないと思います」

勇者「よく見たら確かにどこか面影が……ロボ娘ちゃんはポニーテールだった」

勇者「君はツインテールだね。妹だったりするの?」

メイド「はい~。ロボ娘ちゃんは私のお姉ちゃんナノですよ~」

メタ狼「姉妹機だったか。まぁそれは置いとくとして」

勇者「訳ありの旅だっけ? ……まさかまた工場に危機が?」

メイド「いえ~。あれから工場は正常に稼働中ナノです~」

メイド「私は~黒い霧の正体を求めてお友達に会いに来たノです~」

勇者「黒い霧……ああ、そうだ! 工場に変なモンスターが出た原因の!」

メタ狼「フム、結局正体は分からず終いで終わったのだったな」

メイド「そうナノですよ~。それで私、とても気になりまして~」

女神「旅に出た、という訳ですね」

メイド「あノ~それでここはどこナノですか~?」

勇者「それは僕達も……。アルテ帝国領域の樹海ということしか……」

メイド「アルテ帝国ですか~!? やりました~ロボ娘ちゃんノ勝負に勝ちました~!」

女神「ロボ娘ちゃんと勝負、ですか?」

メイド「はい~お友達のいるアルテ帝国に私一人で辿りつけるか、というものナノです~」

メタ狼「なるほどな、ロボ娘はたどり着けないと踏んでいたのか」

勇者「海まで越えてこれるんだから、実はしっかりしてるのかもね」

メイド「そこナノですよ~!」

女神「はい?」

メイド「港町でアルテ帝国行きの定期船に乗ったまでは良かったノですが~」

勇者「定期船なんてのがあったんだ」

メタ狼「フム、しかし普通の船では一月かかると船長が言っていたな」

メイド「特急でしたノ実際は半月ナノです~。それで昨日が最後ノ航海ナノでしたが~……」

女神「何か問題でも?」

メイド「実は~定期船が沈没しちゃったんです~」

勇者「な、なんだってー!?」

メタ狼「割と重大な話のはずだが、変わらぬテンションのせいでイマイチだな」

メイド「私は船が沈没しきる前に何とか救命ボートに乗れたノですが~」

勇者「あ、それでなんとか目当ての国に漂着でk」

メイド「慌てていたノでドリルで穴を開けてしまい、結局は泳いでここまで来ました~」

勇者「はい?」

メイド「防水加工は偉大ナノです~」

メタ狼「フム、ツッコミたいのはそこではないな」

女神「……定期船の沈没。いったい何があったのですか?」

メイド「はい~あれは夜遅くのことでした~」

勇者(昨日、僕達の身に起きたことと何か関係があるのかも……)


メイドの乗っていた定期船で起きたこと


1、喋るエリマキトカゲが現れた
2、船員が急に暴れ出した
3、自由安価
>>309

突然黒い霧が現れ、燃え盛る隕石の雨が降り注いだ

メイド「モヤっとしてボワッとしてピュ~でドカーンでした~」

勇者「……はい?」

メイド「ですから~モヤっとしてボワッと~」

女神「そしてピュ~でドカーンですか」

メタ狼「フム、まるで要領を得んな」

メイド「私もそう思います~。何せ突然ノ出来ごとでしたノで~」

勇者「それで動揺して『ドリルでガガガガガーでドボーンでザバンサバン』なわけ?」

メイド「あ、いえ~。泳ぎはバタフライではなく犬かきですノで~」

勇者「あ、これで通じるのね……てかドリルってなにさ」


女神「それでは検証していきましょう」

女神「まずモヤっ、とは?」

メイド「黒い霧……ナノです」

メタ狼「っ!?」

勇者「黒い霧って君の旅の目的の……工場の記録に残っていたアレのこと!?」

メイド「……」コクッ

女神「最初から驚きの事実……。ならば黒い霧の前に空間の割れ目がおきてませんでしたか?」

メイド「割れ目、ですか~? ……そういえばピキッとした何かの割れる音がしました~」

メタ狼「フム、間違いないようだな。工場で見た映像では割れた空間から黒い霧が発生していた」

勇者(あの時は情報が少なすぎて何も分からなかった……。でも今は……)



『初めに言っておく。トカゲ君には君にボクの声を届けてもらった』

女神「検証に戻ります。ボワッとしてピュ―とは?」

メイド「突然ノ黒い霧でしたが、今度はそこから燃える岩が大量に降ってきたんです~」

女神「それは隕石のことでしょうか?」

メイド「最初ノうちはドリルを天に向け、突き抜ける勢いで防いでいたノですが~」

メタ狼「数が多すぎた為、撤退を余儀なくされたというわけか」

女神「それで最後のドカーンとは……船に隕石が衝突し爆発した音、でいいですか?」

メイド「はい~泳いでる途中に確認しました~」

勇者「……」



『安心してよ、首だけ残して消し炭さ。これでも首を撥ねる、っていうのかな?』

メタ狼「音沙汰が無いと思っていた黒い霧。実は各地で発生していたのかもしれんな」

メイド「友達に黒い霧ノ話をしようと出た旅でしたのに~」

女神「旅の途中で再びか。主よ、どう思う」

勇者「その前にもう一つ聞かせてくれ。会いに来た友達って言うのは?」

メイド「可愛い男ノ子ですよ~」

勇者「……とうとう生まれたんですか!」

メイド「はい~お母さん頑張りましたね~」

女神「え? えっ? わ、私ですか!?」

メイド「お父さん~御子息のお名前は決めてるんですか~?」

勇者「はいっ! 悩みましたが、男の子なら2人の字をとって勇神と!」

女神「私がお母さん………えへ……えへへ……」ニヤァ

メタ狼「おい」

勇者「半神の男の子……か」ボロッ

女神「ありえない……私の他に神が世界に降臨しているなど」ヒリヒリ

メイド「うぅ~痛いです~……」

メタ狼「嘘つけ。お主だけ叩いてつねってもビクともしなかったぞ」

女神「それでその半神の男の子というのは?」

メイド「ショタ君、って呼んでます~。と~っても影ノ薄い子なんですよ~」

メタ狼「それは図書館で本に書いてあった噂のことか」

勇者「そういえばセレちゃんもそんなことを……それってどういう?」

メタ狼「アルテ帝国では、半神のショタの噂があちこちに存在するらしいのだ」

勇者「噂だけの人物だけに影の薄い子ってわけか」

女神「メイドさん。その半神のショタさんに会わせてください」

メイド「え~? それはまた何故~?」

メタ狼「半神と呼ばれる存在がどういうものか気になる、といったところだ」

勇者「それに今の僕には黒い霧について心当たりがある。お願いできないかな?」

メタ狼「心当たり……魔法使いか?」

勇者「ああ。断定はできないけど」

メイド「分かりました~。お知り合いを紹介しましょう~」

女神(もし本当に神と呼ばれる存在なら……力の種類によってはセレちゃんの状態も……)

勇者「ありがとう。それでお友達のショタ君は国の何処にいるの?」

メイド「え~と。ショタ君は~」


1、国の都市部
2、古代遺跡
3、自由安価
>>317

1と2のある聖なる場所から同時に向かうと、その道程が交じり合うとき会える

メイド「ショタ君がいる場所はアルカ国ノ都市部~」

勇者「寂しがりの神様知ってるから意外でもないかな。さぁ行こう!」ダッ

メイド「ではなく~歴史的価値ノある古代遺跡~」

メタ狼「ならば最初からそう言え。では行くぞ!」ダッ

メイド「でもなくて~」

勇者・メタ狼「「おい!」」

女神「……けっきょく何処に行けばいいんですか?」

メイド「これら二つノ聖なる場所から同時に向かうと~」

勇者「向かうと?」

メイド「道筋が交わる時にショタ君に会えるノですよ~」

女神「……場所ではなく、タイミングというわけですか?」

メイド「え~と、つまり~」


1、ふたつの地点からそれぞれ別れて同時に出発し、道筋交わった時出現
2、ふたつの地点を地図上から見て、それぞれの道が交わる交差路にいる
3、概念解説自由安価
>>319

メイド「都市部と遺跡。ふたつノ道ノ交差路で会えるんですよ~」

勇者「じゃあ、その場所に行くだけで会えるってことか」

メイド「どちらかノ聖なる場所から目指すことで、ショタ君も対ノ聖なる地点から来てくれんです~」

メタ狼「フム、どちらにしろまずは都市か遺跡を目指さなければいかんのか」

メイド「はい~お利口さんですね~。伏せ~」ナデナデ

メタ狼「……」イラッ

勇者「じゃあまずどっちを目指そう。というかどっちの場所も分からないけども」

女神「樹海を抜けるのは容易ではありませんからね」

メイド「あ~それでしたら~」


メイド案解決策

1、ロボ娘が持たせた地図を持ってる
2、操作する人が必要なメイドナビゲータで分かる
3、自由安価
>>321

2+操作はメタ狼

メイド「ここは私にお任せあれ~」

勇者「あ、ロボ娘ちゃんが地図でも持たせてくれてるの?」

メイド「手書き地図はありましたが海水に浸かってお亡くなりに~」

メタ狼「フム、それでは?」

メイド「私はメイドロボですノで~。ご主人様ノ補佐機能『メイドナビゲーター』機動~!」


ウィ~~~ン! ガシャ~~ン! ギシャ~~~ン! ピポッパッポッピ!


勇者「おお! なんか変形してるみたいな音が!」

女神「そんな様子はいっさいありませんが」

メタ狼「よく見たら口で喋ってるだけだな」

メイド『お帰りなさいませ、ご主人様~ 私と一緒に何処までも歩んでいきましょう~』

メタ狼「……」

メイド『行き先と、必要ならば自分へノ呼び名を指定してくださ~い』

メタ狼「何故俺に向かって言っている」

勇者「たぶん気に入ったからじゃない?」

メイド『行き先と、必要ならば自分へノ呼び名を指定してくださ~い』

メタ狼「……決めるまで永遠とループか」

メイド『行き先と、必要ならば自分へノ呼び名を指定してくださ~い』

1、都市
2、古代遺跡

必要ならばメイドからメタ狼への呼び名指定

>>324

1!

呼び方はメタ様~

メタ狼「フム、セレのこともある。行き先は都市だ」

メイド『承認しました~。それでは次に呼び名を指定してくださ~い』

女神「どうしますかメタ狼」

メタ狼「普通にメタ狼で構わん。呼び名はメタ……」

勇者「様とかつけたら面白いんじゃない?」

メタ狼「様などつけるか!」

メイド『承認しました~。メタ様~』

メタ狼「……なに?」

勇者「……あ」

女神「はい。説明いらずですね」


呼び名は『メタ……様』などつけるか!

―――樹海・道中


ざっざっざ……


メイド『メタ様~。次はあノ高い樹が目印です~』

メタ狼「おい、なんだこの状況は。」

勇者「メイドさん背に乗せる銀色の狼かぁ……すごいね。いろいろと」

メタ狼「フム、それを言うなら主もだがな。半裸の女を背負った様は悪漢にしか見えん」

女神「すいません勇者……歩き続けるのは少し……服装も最低限のワイシャツしか……」

勇者「うん、大丈夫。ゆっくり休んでて」

女神「は、はい。すみません……」ギュッ

勇者(……女神の体が氷のように冷たい。僕の頭まで冷えて煩悩なんて消え失せる)

女神「……っはぁ……温かい」

勇者(頭は冷えてもいい。だけど体は熱を帯びたままでいる。それが僕の誓いだ)

女神「メイドさん。セレちゃんの様子はどうですか?」

メイド『おまかせ下さい~。『メイド子守モード』も兼任して起動中~』

メイド『お二人ノ子供は責任を持ってお預かりしております~』

勇者「ぶっ!」

女神「///」

メタ狼「モードの兼任が出来てなぜ自立移動は不可なのか」

メイド『仕様です~。襲うなら今ですよ~』

メタ様「全力で断る」

メイド『私の足の間にはメタ様がいます~~』

メタ狼「……」

メイド『吹き出しませんね~『メイドジョークモード』も兼任して起動中~」

勇者「余計なの切れば普通に歩けるでしょ実は」

―――樹海・出口 前方に都市


メイド『ただいまをもってメイドナビゲーター終了~。通常運転へと切り替わります~』

メタ狼「早く降りろ」

メイド『パスワード設定~。新規ユーザノ声紋登録済み~。パスワードを設定してください~』

勇者「え、そんなの必要なの?」

メイド『登録しないと降りれません~降りません~』

メタ狼「フム、まるで悪徳業者だな」

勇者「声紋っていうくらいだし、適当な言葉とかでいいのかな?」

メタ狼「フム、ならば……」


パスワード設定自由安価
>>333

早くおりろ!

メタ狼「早くおりろ!」

メイド『愛が足りないノで却下~』

勇者「メタ狼、愛が足りないってさ」

メイド『再設定~」

メタ狼「早くおりろ!」

メイド『再設定~」

メタ狼「早くおりろ!」

メイド『再設定~」

メタ狼「早くおりろ!」

勇者「うわ、またループしてる……」

女神「ついでですので、都市のナビも引き続きお願いしましょう」


メイドナビ行き先
1、教会
2、宿屋
3、防具屋
4、造船場
5、自由安価
>>335

勇者「というわけでメタ狼、引き続きメイドナビで移動する」

メタ狼「フム、正気か主」

勇者「いやだってせっかく優秀な案内人がいるわけだし」

メイド『再設定~』

メタ狼「早くおりろ。そうは思えんがな。悪目立ちだぞこれでは」

勇者「精霊っていうくらいだし、ある程度非条理な姿でも大丈夫、だと思う」

女神「そういえば……私の今の格好では恥女になってしまうと勇者が……」

勇者「それも含めて解決する所に行くから安心して」

メタ狼「フム、何処に向かう?」

勇者「防具屋だよ」

―――アルテ帝国・都市・防具屋


ざわざわ……


勇者「ここがアルテ帝国都市。見渡す限りだと……エルフの花の国とは逆で都会的だ」

メタ狼「フム、人型、獣型、火、水などの不定形なものまで様々だな」

女神「思えば必然かもしれません。あらゆる物質、現象の精霊が一堂に介しているのですから」

勇者「専門家が多く集ってるようなものってわけか……セレちゃんも」

セレ「……」

メイド『愛が足りないんです~』

メタ狼「早くおりろ!むしろ落ちろ!」


防具精霊「あのさ~世間話してないで買うもの買ってよ。通報するわよ?」

勇者「ごめんごめん。通報だけはよして」

防具精霊「ふん。それで何が見たいわけ? ウチは防具屋だから剣とかいったら刺すわよ?」

勇者「はっはっは! 防具屋が何で刺すって……」

防具精霊「ウチの防具ってトゲトゲ多かったり」シャキ~ン

勇者「ロマンだよね。トゲトゲ」

防具精霊「それで? 何が見たいの?」

勇者「彼女に合うものを」

女神「……あの、よろしくお願いします」

防具精霊「やっぱ通報しなきゃいけない口? 白昼堂々ワイシャツ1枚ってどんな趣味よ」

勇者「いくつか見繕えない? 代わりに着とくのが必要なんだ」

防具精霊「はぁ……。そうね、彼女に合いそうなのはこの3つかな」

メタ狼「なにか特殊な力が備わってたりするのか?」

防具精霊「物によるわよ。中には普通の服とかあったりするし」

勇者「それでもいい。女神の体を保護できれば」

女神「本当に少しの間でしか着れませんけどね……」

防具精霊「よく分かんないけど、はい。こんなのだけど」



↓3まで女神の短期間の間の服装を自由安価

勇者「うん、予想斜め上行くのばかりだわ。君が僕達をどう見てるかわかった」

防具精霊「まぁ、堅気には見えないわね。これらを選んだ説明くらいしてあげる」

勇者「聞かせてもらうよ」


防具精霊「第一に、単純に下に穿くものを探してるように見えた」


防具精霊「第二に、職に就いなさそうに見えた」


防具精霊「第三に、特殊プレイ実行中に見えた」


勇者「最後の一つだけは訂正したい」

女神「うぅ……なんか恥ずかしくなってきました///」

勇者「まずこのズボンなに? 使い込まれてるようだけど」

防具精霊「ワイシャツ1枚なんだから、まずは下に穿かせる物でしょ」

勇者「本気だしたら全裸だよこの人。上も欲しかったよ」

防具精霊「どこの恥女よそれ。言っとくけどただのズボンじゃないんだから」

勇者「へぇ~例えば?」

防具精霊「ある日突然、どこからともなく降ってきたの。私は運命を感じたわ」

勇者「じゃあそれ落とし物じゃん!」

防具精霊「お尻のとこ破けてたんだから捨てた物でしょ。もったいないから回収したの」

勇者「お尻のとこが……なんか身に覚えがあるような無いような」

防具精霊「試しに魔法の糸で繕ってみたら驚き! みてよこれ凄い防御力高くなったわ!」

防具精霊「そして私はこれを『夢のズボン』と名付けた」

勇者「とりあえず持ち主に返してあげたいよ」

メタ狼「フム、ならばこれは?」

メイド『再設定~。スーツに見えますね~』

防具精霊「違うわ。リクルートスーツよ。言いたいことは分かるわね?」

メイド『就職活動ですね~』

防具精霊「衣食住を得るには働くしかない。それは世の摂理」

防具精霊「安くしとくから一着買ってさっさとハロワにいきなさい」

メタ狼「それはいいとして、なにか特殊な力は秘めてないのか?」

防具精霊「あえて言うなら希望と絶望の象徴がこのスーツよ」

メイド『メイドサーチによりますと~上質な生地で防御力は高いみたいです~』

防具精霊「鉄板はスカートだけど、ズボンの方も男装麗人って感じで私は好きだわ」

メイド『分かります~! 滲み出てくる女ノ子ノ可愛さがいいんですよね~』

メタ様「俺にはよくわからんな」

女神「……これは」

防具精霊「え、やっぱり貴女はアレでそっちの趣味? それともマジで浚われ中?」

女神「い、いえそういう訳では!」

防具精霊「まぁ浚われてる線はないか。さっきまであの男にギュッと抱きついてたしね」

女神「///」

防具精霊「このドレスについてる手錠や首輪には見ての通り鎖がない。身動きを封じない代わりに」

女神「神の力を封じる、ですね? 本来は聖職者のための拘束具」

防具精霊「ご明察。世の中の屑にはね、清き体を穢したいなんて輩がいんのよ」

防具精霊「この国には半神と呼ばれる存在から力を借りる呪文もあるし」

女神「これは……神本人には効くのでしょうか」

防具精霊「さぁ、神様なんて実際見たことないし。力の根源そのものを封じられるかは自信ないわ」

女神(力が急激に弱まっている今の私ならあるいは……そして勘が正しければ……)

防具精霊「それでどうする? 全部買っちゃう?」

勇者「一応はそうしとこうかな。一部着る機会があるか怪しいのあるけど」

メタ狼「スーツとか買う必要あるのか?」

防具精霊「むしろ私の一押しはスーツなんだけど。値段の方は勉強して……これだけね」

メイド「お会計は私に払わせてください~。貴方達は恩人ですノで~」

勇者「え、でも結構な額だよ?」

メイド「問題ありません~。メイドさんノ嗜みとして船から金目ノ物は持ち出してますノで~」

勇者「あぁ、それじゃあ安心……じゃないよ!?」

防具精霊「……あんたらやっぱ」

メイド「ジョークです~。はい、金ノ延べ棒~」

防具精霊「……限りなく黒に近いグレーね。まぁいいわ」

防具精霊「それでさっそく装備していくの?」


1、夢のズボン
2、リクルートスーツ
3、神の拘束具
4、あとで着る
>>352

3

女神「それではこの……神の拘束具を」

防具精霊「ふ~ん。あんたマジで奴隷商人とかじゃないわよね?」

勇者「断じて違います信じてください!」

防具精霊「喋る銀色狼に、それに跨る変なメイドに、それに抱かれて眠る幼女」

メタ狼「やはり不審に思われてるではないか。早くおりろ!」

メイド『再設定~。余りにも愛が足りていません~』

防具精霊「おまけに半裸の女に拘束具。……ねぇ、通報されてみない?」

女神「本当に大丈夫ですから! は、早く着替えてしまいましょう!」

防具精霊「ふ~ん。ウチは更衣室くらい完備してるから、そこで着替えるといいわ」

女神「それでは着替えてきますね」

防具精霊「あ、ちょっと待って。これって一人では着れないのよ」

勇者「え、そうなの?」

防具精霊「手錠や首輪って自分でしても意味ないのよ。ようするに支配の象徴だから」

女神「誰かに着けて貰わないと効果が無いのですか?」

防具精霊「概念的問題でね。精霊の作る防具ってそんなもんよ」

メイド「それでは私がお手伝いします~」

防具精霊「ふ~ん。貴女がこの人を支配する形でいいのね?」

女神「え……?」

勇者「ちょっと待って。それってどういう……」

防具精霊「手錠や首輪は支配の象徴って言ったじゃない。される方が支配される側」

防具精霊「じゃあそれを支配する人はだ~れ?」

勇者「首輪と手錠をつけさせる方……」

防具精霊「そういうこと。拘束具を自分で自由につけ外せたら意味ないでしょ」

女神「……確かにその通り、ですね」

防具精霊「それで? 本当にそのメイドでいいの?」

女神「い、いえ私はっ……」

メイド「メ、メタ様~さすがに私重すぎます~!」

メタ様「分かったのなら、早くおりろ!」

メイド『再設定~。そういう意味ではありません~!』

精霊防具「じゃあ支配者になるのは……」

勇者「僕だ。僕が支配者になる」

防具精霊「だろうとは思ったわ。貴女はそれでいい?」

女神「……はい。勇者に身を任せます」

防具精霊「そう、ならあとはお任せするわ」

勇者「普通に着替えさせるだけでいいの?」

防具精霊「そうね、自分の操る力なんかあったら籠めとけば?」

防具精霊「力の波長を記録して、他の者では外せない完璧な拘束具の出来上がりよ」

メタ狼「フム、なるほどな」

メイド「つまり~完全にその人に支配されることに~」

防具精霊「そこら辺は話し合いなさい。奴隷とかじゃないんでしょ?」

勇者「ああ、女神は奴隷なんかじゃない。僕の大切な……」

防具精霊「そ。なら精々優しくしてあげることね。それじゃ」タッタッタ

メタ狼「俺たちは他の商品を見ている。終わったらいい加減話を聞かせてもらうぞ」タッタッタ

メイド「ぐっどらっく~」


女神「……では勇者。中へ」

勇者「……うん」


ガチャ

勇者(更衣室というより宿屋の一室みたい……)

女神「勇者、拘束具を着用する前に言っておきたいことがあります」

勇者「……だいたい分かるよ。『加護』のことでしょ?」

女神「はい。私自身が力を封じられては加護も完全に力を失ってしまいます」

勇者「予想はしていた。だから気に病まなくていい」

女神「……無理ですよ。そんなの」

勇者「これを着れば女神は元気になれる。そうなんでしょ?」

女神「ええ、日常において支障を起こさないレベルまでなら」

勇者「……残された時間は」

女神「……力を封じることのメリットは元気に歩きまわれるということだけです」

女神「運命をねじ曲げることはできません」

勇者「……くっ」

女神「……では力を解きます」パチン

勇者「っ!」バッ

女神「なぜ、後ろを向くのですか?」

勇者「い、いやだって! いきなり裸になるなんて!」

女神「裸にならないと服は着れませんから」

勇者「も、もう少し恥じらい持とうよ!」

女神「……」ギュッ

勇者「っえ!? ……め、女神?」

女神「私が……恥ずかしがってないとでも?」フルフル

勇者「……ごめん」

女神「前を向いて……私を見てください」

勇者「……うん」クルッ

女神「……私の身体。どこか変ではないでしょうか……」

勇者「……いや、とても綺麗だ。綺麗すぎて……今にも消えてしまいそうで」

女神「勇者、手を貸してください」

勇者「うん。……ってぃいい!?」ムニュ

女神「んっ、温かい……私の胸の鼓動、聞こえますか?」

勇者「……っああ、ドキドキいってる」

女神「この心臓を貴方に捧げます。健やかなるときの鼓動を。病めるときの高鳴りを」

女神「喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、 貧しいときも」

勇者「……女神」



女神「私を……あなたのものに、してください」

――――
―――

勇者「女神、腕を上げて」

女神「……はい」スッ

勇者「次は足を」

女神「……はい」スッ

勇者「よし、ドレスの着付けは終わりだ」

女神「本当に……簡素なドレスですね」

勇者「そうだね、布一枚って感じだ。でもとてもよく似合っているよ」

女神「ありがとうございます。あとは……」

勇者「首輪と手錠、だね」

女神「お願い、できますか?」

勇者「確か力を込めると僕にしか解けなくなるんだよね」

女神「そうです。そしてその瞬間、私は何の力も持たないただの……」

勇者「……女神は女神だ。僕の中で永遠に変わることのない」

女神「私はもうあなたのものです。さあ戒めを」スッ

勇者「……まずは手錠をかける。これで君は逃げることは許されない」ポゥ


かちゃ かちゃ


女神「時が来るその瞬間まで。私は逃げることはありません」

勇者「そして首輪。これは……」

女神「あなたのものという証、ですね」

勇者「ああ……」ポゥ


かちゃ……

キンッ!


メイド「あノ~急にこノお嬢様のネックレスが~……」

メタ狼「着衣を済ませたのだな。セレの絆石のネックレスも女神の造物だ」

メイド「石化してしまったみたいです~」

メタ狼「フム、……やはり、力を使いすぎた反動というわけではなかったか」

メイド「何ノお話ですか~?」

メタ狼「気にするな。こちらの話だ」

メイド「はい~?」


メタ狼(一向に回復の兆しを見せない女神。弱まる加護。神封じの衣)

メタ狼(だいたいの事態の予想は着く。判断材料は十分揃っているのだから)

メタ狼「さて、次に向かう場所を定めておくか」

メイド「私ノナビならどこへでも~」

メタ狼「フム、せっかく都市にいるのだ。出来ることはしておきたいな」

防具精霊「そういえばあんた達はどこから来たの?」

メタ狼「海の向こう側の国だ」

防具精霊「海ねぇ。私もいつか遠くに国へ言ってみたいわ」

メタ狼「そうだ、ときに船の精霊について心辺りはないか?」

防具精霊「船の精霊?」

メタ狼「知り合いに荷物の搬送を頼まれている。黒髪癖っ毛の生意気な小僧らしいが」

防具精霊「そうねぇ…」


1、知らない
2、情報提供自由安価
>>367

2 友達の、ヨットの精霊なら知っているはず。

防具精霊「悪いけど心当たりないわね。でも友達ならきっと知ってると思うわ」

メタ狼「フム、それは本当か?」

防具精霊「その友達ってヨットの精霊だからさ。ほら、繋がりありそうに思えない?」

メイド「精霊ってなんでもありなんですね~」

防具精霊「概念の数だけ精霊はいるわ。元を辿れば火水風地の精霊が祖先だ、なんて説もあるけど」

メタ狼「基本属性の者たちか」

防具精霊「一際力の強い連中だからそんな説が生まれたのね。まぁどうでもいいけど」

メイド「奥が深いノですね~。それでお友達はどこに居られるノですか~?」

防具精霊「海岸付近に家があるわ。ていうか船の精霊もその辺りにいそうじゃない?」

メタ狼「確かにそうだな。まずはヨットの精霊とやらに会うか」

勇者「メタ狼、女神の着替え終わったよ」

女神「お待たせしました」

メタ狼「フム、随分と遅かったな」

勇者「えっ……そそ、そうかな? そんな遅かったかな?」

メタ狼「……まぁいい。女神よ、体調の方はどうなのだ」

女神「歩く分には問題は無くなりました。ただ……」

メタ狼「『加護』のことなら知っている。体調が戻ったのならそれでよい」

女神「……ありがとうございます」

防具精霊「本当に力込めて施錠したのね。理解してるだろうけど、貴女もう逃げられないわよ?」

女神「それでいいんです。残された時間の中、私は勇者のものになれたのですから」

防具精霊「……ええっと。この服着て嬉しそうに笑う人初めてみたとだけ言っとくわ」

メタ狼「主、さっそくだが情報交換だ」

勇者「……ああ」

メイド『それでは私にヨットノ精霊宅ノ詳細な情報を~」

防具精霊「そうね、まずはこの先の道を右に曲がって……」

勇者「ヨットの精霊か……。確かに船の精霊のことを知っていそうだ」

メタ狼「荷物を届けるのに時間はかけられん。セレと女神のことがあるからな」

女神「……いつから、私の体のことを?」

メタ狼「花の国を出た時点で怪しかった。あまりにも弱っていたからな」

メタ狼「しかし時間がほとんど残されていないとまでは予想外だったぞ」

女神「すみません。黙っていて……」

メタ狼「主とそのあたりの話はしているのだろう? 一人抱え込まなかっただけマシだ」

女神「はい……」

勇者「女神、あらためて確認したい。……残りの時間を」

女神「……荷物を届けて、セレちゃんが元気になって、半神の子に会う……そして」

女神「勇者、今のうちにこの先確実に起きることを伝えておきます。いいですか……」ボソッ

勇者「……っ!? まさか……そうかそれで…」

防具精霊「それで、その先の道をまっすぐ行けば友達の家。分かった?」

メイド『インプット完了しました~。メタ様~いつでも出発できます~』ドサッ

メタ狼「せっかく降りたのと思ったらまたこれか。主、行くぞ」

勇者「うん。女神、歩ける?」

女神「ええ、仮初とはいえ体はとても軽いです。ただ……その、手を繋いでもらえたら……」モジモジ

勇者「……うん。君は僕のものだから」ギュッ

メイド『メイドナビゲーター起動です~。お帰りなさいませ、メタ様~』

メタ狼「まだ続けるのかそれを」

―――
――

防具精霊「本当に変な奴らだったわね」

??「もし……」

防具精霊「あら、またお客さん? 何をお求めかしら」

??「……ず、ズボンが釘にアレしちゃって……へくちっ」

防具精霊「……ズボンどころか全身水浸しじゃないの」

??「……海に落とされたのだ。そんなことより代わりの服を」

防具精霊「なら今売れ筋の商品買っていきなさいよ。はいこれ」

??「……ズボンか? 破けたところを繕った跡があるようだが」

防具精霊「まぁ聞きなさい。これは夢のズボンっていってね」

??「なぜかしっくりくる話だ……」

―――アルテ帝国・都市・移動中


メタ狼「フム、次の道を左でいいのだな?」

メイド『はい~。ナビは完璧です~』

勇者「ヨットの精霊か。どんな人なんだろ?」

女神「私にはもう……知ることはできません」

メタ狼「会ってみれば分かることだ。メイド、この道を曲がった先は」

メイド『後はずっと真っ直ぐです~』

勇者「見れば海が広がってるし。最初からここに来れたんじゃないかって思うよ」

メイド『そしたら私は永遠と森をさ迷うことに~……』

女神「結果オーライですよ。先を急ぎましょう」

―――アルテ帝国・都市・海岸の家

メイド『ただいまをもってメイドナビゲーター終了~。通常運転へと切り替わります~』

女神「ここがヨットの精霊の家ですか……無免許の天才外科医が好みそうな立地ですね」

勇者「えっ」

メタ狼「よくは分からんが、早く訪ねたほうがいいのではないか?」

勇者「う、うん。そういえばヨットの精霊ってどんな人なの?」

メイド「防具精霊さんから聞いたところによると~」


性別、性格などの簡単な設定を自由安価

>>379

男 チャラいけど真面目。不真面目なものが大嫌い。同じ性格の妹(浮き輪の精霊)がいる

メイド「チャラいけど実際は真面目な奴、とノことです~」

勇者「だったら話も普通に聞いてくれそうだね。よし」トントン

勇者「すみませーん! 誰かいっらっしゃいますかー!」


……ギギィ


ヨット精霊「はいはーい、防具精霊? ようやく俺の気持ちに答えて………君ら誰?」

メイド「初めまして~。防具精霊さんからノ紹介出来ました~」

ヨット精霊「防具精霊から?……あっ、それで俺の話を聞いてキュンってきたみたいな?」

ヨット精霊「でもゴメンね。俺って一人の女しか愛せないんだ。許してくれ」ギュッ

メイド「なぜかいきなり、ふられてしまいました~」

メタ狼「なのになぜ手を握ったんだこの男」

女神「あの、お尋ねしたいことがあるのですが……」

ヨット精霊「あ、君も俺に惚れた口? さっきも言ったけど俺は……っ!?」

女神「え、えっとその……どうかしましたか?」

ヨット精霊「そのドレスはまさか……拘束具か!?」

女神「え? あ、はいそうですけど……」

勇者「あ! ちょ、ちょっと待って! 勘違いする前に説明させて!」

ヨット精霊「てめぇが支配者だな? 女縛るとかありえねぇ……歯ぁ食い縛れコラァ!」ブンッ!

勇者「だから待tぶべらぁーー!」

女神「ゆ、勇者!」

メタ狼「フム、正直無理もない」

ヨット精霊「悪かったな。思いきり殴っちまって」

勇者「ご、誤解が解けたようでなによりです……」

女神「大丈夫ですか勇者……」サスサス

ヨット精霊「君みたいな可愛い子がそんな服着てたからさ。奴隷商人に捕まったのかと思ったよ」

メイド「実はここに来る間も何度か通報されそうに~」

勇者「見た目的に君が一番意味不明だよ……狼に乗る幼女抱えたメイドってなにさ?」

ヨット精霊「可憐な調教師っていったところかな?」

メタ狼「フム、メイドを背に乗せる俺は調教済みといいたいのか? 笑えん」

メイド「私は逆ノ立場でもよかったりして~」

メタ狼「ますます笑えん」

タッタッタ


浮き輪精霊「兄貴、誰か来たのー?」

女神「あっ、お邪魔してます」

浮き輪精霊「へっ、あなた誰? っていうかその格好……」

女神「あ、その、これには訳が……」

浮き輪精霊「言わなくていいわ。 あのクソ兄貴……ふられ続けてとうとう頭おかしく……」

ヨット精霊「!? ちょっと待てそれはちgぶべらぁーー!」

浮き輪精霊「死ね、女の敵! アンタから真面目とったら何が残るってんだコラァ!」シュ~


ゲシッ! ドシッ! ポカッ! チ~ン!


ヨット精霊「はぅあっ!……誤解だって……い、妹…」ガクッ


勇者「何これ怖い」

メタ狼「チャラ男の次はギャルか。しかし見た目と違って誠実なやつらだ」

浮き輪精霊「あはは~ゴメンね兄貴。……痛い?」

ヨット精霊「すっげー痛い。今日の晩飯お前が作れよ」

浮き輪精霊「料理の腕上達すれば防具精霊さんの高感度アップだと思うけど」

ヨット精霊「よっし、俺が作るわ」

勇者「チャラい上にチョロいなおい」

浮き輪精霊「それと事情は分かったけど。船の精霊に何か用なの?」

メタ狼「フム、やはり何か知っているのか?」

浮き輪精霊「ウチら兄妹とは割と深い仲かな。生意気なとことか母性本能が擽られてヤバいかも」

勇者「実は僕達、その船の精霊に届け物があるんだ。居場所教えてくれないかな?」

ヨット精霊「あの子だったらたぶん今頃……」


1、もうすぐこの家を尋ねにやってくる
2、海岸で船を作っている
3、自由安価
>>386

ヨット精霊「船造ってるね。海岸で」

浮き輪精霊「何でも普通の船じゃないって話なんだけど……そういえば!」ポン

メイド「どうしたノですか~?」

浮き輪精霊「あの子、特注した船の部品が未だに届かないって嘆いてた!」

ヨット精霊「知り合いの船長に依頼したのに~ともね」

勇者「その船長からの預かり物で間違いないよ。そっかこの荷物って……」

メタ狼「フム、船の部品だったという訳か」

メイド「普通の船ではないとはどういう意味なノですか~?」

ヨット精霊「それは本人に直接訊いてみてよ。君ならきっと教えてもらえるから」

勇者「なんで?」

ヨット精霊「女の子の頼みを断るとか、男のすることじゃないっしょ?」

浮き輪精霊「へぇ~じゃあ兄貴、一生私のご飯作ってくれる?」

ヨット精霊「お前は女じゃなくて鬼だかrいたたたたた!」

―――アルテ帝国・都市・海岸


トントントン カンカンカンカン


船精霊「な~にが『荷物の搬送ならワシに任せろ』だってぇ~の!」

船精霊「いつになったら届くんだよ! あとアレ一つで船が完成するっていうのにさ!」

船精霊「イライラすんな~もう!」

勇者「まぁまぁそう怒らなくても。大きな船だね。君が一人で造ったの?」

船精霊「へへ~ん! あったりまえだろ! 船のことならオレの右に出る奴はいないんだ!」

勇者「小さいのに凄いね君。さすが精霊だ!」

船精霊「小さいは余計だ! いったい何言って……うわぁああああ! なんだお前!?」

勇者「勇者宅配サービスの者です」クイッ

船精霊「……はっ?」

勇者「船長さんから荷物を預かってきたんだ。君が船の精霊でしょ? はい荷物」スッ

船精霊「えっ?」ポカ~ン

勇者「確かに届けたよ? それじゃあ急いでるからこれで……」

船精霊「ちょ、ちょっと待ってよ! なんでアンタがオレの荷物届けに!?」

勇者「だから船長さんに頼まれて……」

船精霊「はぁああ!? あのオヤジ、んなことしたのかよ!?」

勇者「うん。船に乗せてもらう条件で引き受けたんだ」

船精霊「し、信じらねぇ……」

メタ狼「フム、まあそうだろうな」

船精霊「また変なの出てきた!?」

勇者「……とまぁこんな具合。探すのにちょっと苦労したよ」

船精霊「あのオヤジ……今度会ったらただじゃおかないぞ……」

女神「船長さんも多忙のようでしたから。あまり責めてはいけませんよ?」ナデナデ

船精霊「う、うわ馬鹿! 頭なんか撫でるなよな! ///」

メイド「これはショタ君に負けず劣らずノ可愛さですね~」サワサワ

船精霊「へ、変なところ触ってんじゃねーよ!」

勇者「君は自分の幸せを噛み締めるべきだよ?」

船の精霊「知るかよ! ええい荷物は届いたんだ! 早く船を完成させないと!」

メタ狼「フム、あの兄妹から普通の船を造ってるわけではないと聞いた。どんな船なのだ?」

船の精霊「へん!教えてやらねーよバーカ!」

メイド「喋らないと~ワキワキしますよ~」ワキワキ

船の精霊「わ、分かった言うから!」


1、異次元を渡る船
2、時を渡る船
3、自由安価
>>391

船精霊「今造ってるのは海じゃなくて、時を渡る船なんだ!」

メタ狼「時を渡る船……どういう意味だ?」

メイド「もっと分かりやすく言ってください~。でないと~……」ワキワキ

船精霊「つまり過去や未来に行けるんだてっば! 少しは考えろアホメイあひゃひゃははー!」

メイド「はい、ご褒美です~」ワキワキ~

勇者「過去や未来……それってとても凄いことだよね?」

船精霊「あっ……あひゃり…まえらはははは!」

メタ狼「フム、だがしかし本当にそんなことが可能だと?」

船精霊「ひゃ、ひゃから! ひゅ、ごいことなんらっ……ふぁっ!」ビクッ

メイド「メタ様~なんだか私目覚めてしまいそうです~」ワキワキ

メタ様「話にならんから止めてやれ」

メイド「了解しました~」パッ

船精霊「はぁ…はぁ…」ポ~

女神「船精霊くん、大丈夫ですか?」ナデナデ

船精霊「っ!……だからっ! ガキ扱いすんなよな!」パシッ

女神「ふふっ、はい。分かりました」ニコッ

船精霊「その慈愛に満ちたような視線も止めろー!」

勇者「それでさ、時を渡る船についてもう少し聞きたいんだけど」

船精霊「なんだよもういいだろ! 早くどっか行けっての!」

メイド「ショタ君と絡ませちゃいますよ~」

船精霊「っ~~~! 分かったよ何が聞きたいんだよ!」ゾワゾワ

勇者「本当にこの船は、時を渡って過去や未来に行けるのかい?」

船精霊「馬鹿にすんな! 俺は船のことで嘘は絶対つかない!」

勇者「ああ、ゴメン。じゃあもう一つ聞かせてくれ」

勇者「出発できるようになるまでどのくらいかかる?」

船精霊「……え?」

メタ狼「フム、主まさか」

勇者「ああ、そのまさかさ。それでどうなの?」

船精霊「が、外装や装置はもう出来てるから、あとは届いた部品をはめ込むだけだけど……」

船精霊「……おまえ、この船に乗せろなんて言うんじゃないだろうな!」

勇者「あ、分かっちゃった?」

船精霊「ふっざけんな! なんで俺の船をお前らなんかに!」

勇者「ゴメン、まずは話を聞いてほしいんだ。頼む」

船精霊「……ま、まあ荷物は届けてもらったし。話くらいなら聞いてやってもいいけど……」




『勇者の進みゆく道は既に滅びている。勇者達は何もなし得ない』

勇者「詳しくは話せないけど、どうしても時を渡って確認したいことがあるんだ」

船精霊「確認したいこと? なんだよそれ、全然説明になってないじゃん」

勇者「今まで君は、何度も時を渡る船を造ったの?」

船精霊「そんなホイホイ造れるわけねーじゃん」

船精霊「時渡りの船は、船の精霊が代々ずっと完成を目指して造り続けてるものなんだからな!」

メタ狼「フム、なら時を渡れる船はこの一船のみというわけか」

船精霊「船の精霊は代々で必要なパーツを各地で少しづつ集めてきた!船の細部まで貴重品の塊だ!」

船精霊「そしてついに! 俺は船に必要な最後のパーツを見つけ出すことができたんだ!」

女神「船長さんから預かってきた荷物のことですね?」

メイド「最後ノパーツとは何のことなんだったノですか~?」ワキワキ

船精霊「ひゃん! って止めろ! お、教えるからひゃめてくれ~!」ビクビクッ!


1、世界樹の木材
2、賢者の石
3、自由安価
>>397

船精霊「賢者の石だよ!聞いたことくらひょぁあああ! っていい加減にしろっつーの!」ペシッ

メイド「そんな~……」シュン

勇者「賢者の石……たしか、魔力を秘めた石だって聞いたことがある」

メタ狼「フム、石ころサイズで一生遊んで暮らせる金が手に入るとも聞いたな」

船精霊「勿論そんなちっぽけな石じゃ駄目だ。時を渡るには膨大な魔力が必要なんだからな」

勇者「え、それじゃあ……」

船精霊「この荷物の中身は、特大サイズの賢者の石。値段なんか付けられないほど貴重な代物だ」

メタ狼「フム、どこでそんな物を?」

船精霊「世界中の船乗り達に頼んでたんだ。もし見つけたら持ってきて欲しいって」

勇者「なるほど。船の精霊ならではの方法だね」

船精霊「船の精霊の役目は航海の安全を司ることだから、その代わりみたいのものさ」

船精霊「分かったか? こうして先祖代々から伝わる大事な船だってこと」

勇者「十分分かったよ。本当に大切な船だってことは」

船精霊「使いようによっては歴史をも変えてしまうんだ。悪いけど……ん?」

メタ狼「フム、どうした?」

船精霊「……あのさ、今気付いたんだけど。お前に寄りかかって寝てるそいつ誰?」

女神「あ、この娘はセレちゃんっていいます。今は訳あって眠り続けてるのですが……」

船精霊「へ~そうなんだ。ちょっと顔見てみよ」チラッ

セレ「すー……すー……」

船精霊「」ズキューン

勇者「ん、どうしたの君。固まっちゃって」

船精霊「い、いやなんでもねーよ!? それより何でこの娘起きないんだよ!」

メタ狼「フム、簡単に言うとだな……」

船精霊「闇の魔法使いに幻術掛けられたって!?」

勇者「う、うん。その場での手は尽くしたんだけど……」

メイド「そんなことがあったノですね~」

船精霊「しかも他ならない船の上でだと!? おいっ幻術かけた相手何処にいんだよ!」

メタ狼「フム、それを知れたら苦労はない」

船精霊「クソが許せねぇ! こんなかわい、じゃなくて。船の上でそんなことするなんて!」

勇者「そいつに気になることを一つ言われてね。手掛かりを掴む為にもこの船を使わせて欲しいんだ」

船精霊「……掴むって、そいつの手掛かりををかよ?」

勇者「結果的にはそういうことにもなるよ」

船精霊「……わかった。いいぜ、使わせてやるよ!」

メイド「男の子ってやつぁ~」

船精霊「うっせーよ!」

女神「しかし本当にいいんですか?」

船精霊「言ったろ、俺は船のことで嘘はつかない!」

女神「ふふっ、船精霊くん。ありがとうございます」ナデナデ

船精霊「だから子供扱いするなって言ってんだろ!」

メイド「それではさっそく出発ですね~」

船精霊「さすがに今すぐには無理だ。まだ取り付け作業終わってないし。船員だって集めないと」

メイド「女ノ子が目を覚まさなくてもいんですか~!」

船精霊「へっ、俺には関係ないことだ。全力で急ぐから待ってろ!」

メタ狼「分かりやすい奴だな」

勇者「取り付けにはどれくらいかかるの?」

船精霊「はめ込むだけっていっても賢者の石を扱うの初めてだし、分からない」

メタ狼「主、まずは先に半神に会おう。その間に出航の準備は整うだろう」

女神「それがいいと思いますよ。勇者」

勇者「……分かった。でもなるべく急いでほしい」

船精霊「分かってる! 俺も早く魔法使いとかいう奴をぶっ飛ばしたいからな!」

勇者「時間に拘るのはそれだけじゃないんだけど……」

女神「私のことなら大丈夫。ギリギリまで粘ってみせます」

勇者「女神……。僕達は別件を片付けてる。それまでになんとか頼む」

船精霊「おう! それまでに出航の準備は絶対に済ませといてやるぜ!」

メタ狼「頼もしいな。では急いで半神に会いに行くとするぞ」

勇者「うん。少しでも早く……」

―――
――

船精霊「早く賢者の石をはめ込まないと……あっ、船員も集めないといけないんだった」

船精霊「考えてみたら船員の募集は急いだって間に合う保証ないじゃないか…」

??「なに、船員の募集をしているのか?」

船精霊「仕方ない……ヨットと浮き輪の精霊兄妹に頼むか。精霊が三人いれば十分なはずだ」

??「実は私も船乗りなんだ。よかったら使って欲しいのだが」

船精霊「あ~でも船に詳しい奴があと一人は必要だな……。こればっかりは運としか」

??「おいワザとか!無視するな!」

船精霊「……ん? なんだよ、姉ちゃん誰だ?」

??「船員を探しているのだろう? 私も乗せてはくれないか。こう見えても船乗りだ」

船精霊「本当か! やった揃っちゃったよ! あんた船の経験どんくらいなの?」

??「ふっ、こう見えても私は船長……」

船精霊「マジで!?」

見習い「に、いずれなる予定の見習いだ」

船精霊「……ゴメン、少し考えさせて」

勇者「荷物の搬送は済んだし、あとはセレちゃんと半神か……」

女神「まずは半神に会いましょう。セレちゃんのことは彼が解決してくれるかもしれません」

メタ狼「フム、それはなぜ?」

女神「私の勘です。力を失った今の私では信じるに値しない程度のものですが……」

メイド「ショタ君は凄いノで大丈夫なノですよ~」

勇者「隕石砕いて泳いで海渡った君も十分凄いけどね……」

メタ狼「確かこの都市の聖なる場所から遺跡に向かえばよいのだったな」

メイド「はいそうです~。え~と聖なる場所とされているノは~」


都市内の聖なる場所を自由安価
>>406

墓標
それが何のかは不明

メイド「墓標なノですよ~」

勇者「お墓が聖なる場所? いったい何のお墓なのさ」

メイド「私には分かりません~。ただそこが聖なる場所というノは本当ですよ~」

メタ狼「フム、まぁいいだろう。メイドよ、道先は分かるな?」

メイド「はい~それではナビを起動させます~」

メタ狼「一度くらいは来たことあるのだろう? 必要あるのか」

メイド『歩くの面倒なノで~』

メタ狼「おい」

勇者「女神はどうする?」

女神「勇者の背中にいるのもいいですけど、今は手を繋いで隣を歩きたいです」

勇者「……女神がそういうのなら」ギュッ

―――アルテ帝国・都市・聖なる場所


女神「ここが墓標のある、聖なる場所ですか……」

メタ狼「フム、墓場かと思ったが、あるのは十字架の墓標が一つだけ、か」

メイド「そうなノです~。ここに何が眠っているのかとても気になりますよね~」

メタ狼「掘り返してみれば分かるのではないか?」

勇者「さすがに罰当たりすぎるよメタ狼」

メタ狼「冗談だ。しかし聖なる場所とされくらいだ。半神に縁のある者かもしれんな」

メイド「かもしれません~。ショタ君に聞いてみることが増えました~」

勇者「ここから遺跡を目指せば向こうの遺跡から半神も……。合図無しに歩いていっていいのかな?」

メイド「それでしたら~」


1、特に必要ない
2、自由安価
>>409

神の祈り
(だが拘束具がある以上、女神は力を行使できない)

メイド「神様ノ祈りが合図となります~」

勇者「神の祈りだって!?」

メタ狼「泉の神殿で女神が行ったアレのことか」

女神「道を開くのに神の祈りが必要……半神というのは本当に……」

メイド「あらら~皆さんはご存じなノですか~?」

勇者「ご存じも何もアレをしたせいで女神の残りの時間が……」

メタ狼「どうする主。拘束具がある以上、女神は力を行使できないぞ」

女神「勇者が拘束を解いてくれれば……私は……」

勇者「駄目だ! そんなことしたら女神は今すぐにでも消えてしまう!」

メタ狼「合図無しで歩いていっては駄目なのか?」

メイド「確実に会う為には祈りが必要とされいて~私は何往復でもするつもりでした~」

女神「……勇者、いずれ来る時間が今来ただけのこと。なので拘束を……」


勇者(本当にそれしか方法はないのか……。僕は女神の拘束を……」

1、解く
2、解かない
>>411

勇者「……駄目だ、拘束は解かない」

女神「勇者、貴方の気持ちは本当に嬉しいです。でも……」

勇者「これは君の支配者である僕の決定だ!」

女神「勇者……」

勇者「多少危険な方法でもいい! 他に何か確実に会う方法はないのか!」ガシッ

メイド「い、痛いです~! あ、あノ私なにかいけないことを~……」ビクッ

メタ狼「主、落ち着け。メイドが痛がっているぞ」

勇者「あっ……ご、ごめん……」バッ

メタ狼「力づくでは何も解決しない。だから考えるのだ、違うか?」

勇者「……ああそうだ。考えるんだ……女神の拘束を解かなくてもいい方法がきっと……」

勇者「君の話を聞く限り、祈りがなくても会える時はあるんだね?」

メイド「はい~。そうでないとショタ君の噂も流れませんから~」

メタ狼「フム、タイミングがあえばいいだけの話なわけだ。ならやりようは他にあるはず」

女神「私なんかの為に……すみません」

勇者「謝るのは僕の方だよ。君と少しでも長く旅をしたいっていう僕の……旅?」

メタ狼「どうした主?」

勇者「そうだそれだ! 今ある道具で何か役に立つ物があるかもっ!」


道具選択

1、真実の鏡
2、星のアクセサリー
3、青い水晶玉
4、自由安価
>>414

聖なる釘…じゃなくて3

ブゥゥゥゥン……


勇者「これは……聖なる釘が光り輝いている?」

メタ狼「そういえば花の国で族長に貸したが、何の役にも立たなかったな」

勇者「危惧してたことは起こらなかったからね。一応あの後ちゃんと返してもらったんだけど……」

メタ狼「フム、同時に振動しているな。何かを指し示しているのかもしれん」

勇者「そうかもしれない。誰か釘を吊るす糸か何か持ってない?」

メイド「急に言われましても~」

女神「それでしたら……その、私の髪の毛などは……」

勇者「あっ……それじゃあ一本……いいかな?」

女神「は、はい……い、痛くしないでくださいね?」

勇者「分かってる……よっと」プツン

女神「っ~~~。い、痛くしないでって言ったじゃないですか~……」グスッ

勇者「あっ、ごめん……不器用で……」

メイド「……髪を抜いただけなノですよね~?」

勇者「あとは釘に女神の髪の毛を結んで垂らす……出来た」


ブゥゥゥゥン クルクルクル…… ピタッ


メタ狼「釘の先端が指し示すのは……セレ?」

勇者「釘がセレちゃんを指し示している? ……いや、女神」

女神「はい。セレちゃん、ちょっと失礼しますね……」

セレ「すー……」

女神「これ、ですね。セレちゃんの青い水晶玉です」

メイド「それは精霊が代々受け継がされるという~? こノ娘は精霊だったノですか~?」

メタ狼「話していなかったな。セレは人間と精霊の混血種だ」

勇者「釘が水晶玉が指し示している……これを使えってことなのか?」

メタ狼「フム、水晶は精霊の根源的力を増幅させる働きがあるというが」

女神「……もしかしたら」

女神「もしこの水晶玉に意思があり、持ち主の危機を救いたいと願っているなら……」

勇者「水晶玉に意思だって? そんなことが……」

女神「精霊代々相続の品です。子孫を守りたいという意思が込められたものなら、あるいは」

メタ狼「フム、それでこれをどうすればいいのだ?」

女神「勇者、水晶玉にあなたの気持ちを伝えるんです」

勇者「僕の……気持ちを?」

女神「あなたがセレちゃんを真に救いたいと願っているなら。きっと応えてくれるはずです」

勇者「……分かった、やってみるよ」スッ

メイド「頑張って下さいね~」

セレ「すー……」

青き水晶玉よ、意思があるのなら応えてくれ


…………


わかってる。こうなったのは僕の責任だってことは

わかってる。セレちゃんを危険から守るって約束を、破ってしまったことは

わかってる。僕は世界どころか、仲間も、愛しき人すら守れていないってことは


…………


あいつの言ったことは間違っていない。僕は何一つ為し得ていない

倒すべき敵を倒せずに、守るべき仲間を守れずに、抱きしめた人は僕の腕から消えていく


…………


でも、そんなのは嫌だ。何もできない自分のままでいるなんて許せないんだ

もう二度と、約束は違えないことを誓う



…………ほんとうに?



もう二度と仲間の苦しむ姿を見たくないんだ



…………ぜったいだよ?



今度こそ守るんだ。約束を、仲間を、愛しき人を



…………やくそくだからね、おにいちゃん


      青い水晶玉が光を放った!


メタ狼「フム、成功したようだな。これは……」

メイド「水晶玉に風景が映し出されていますね~」

勇者「半神までの道を水晶玉が正しく導いてくれる。これできっと会えると思う」

女神「意思が通じたのですね。よかったです」

勇者「ああ、約束してきたよ。今度こそ絶対に守るって」ナデナデ

セレ「すー……」

女神「ふふっ、もう少しの辛抱ですよ。セレちゃん」

メタ狼「では行くとするか」

メイド「やっとショタ君に会えます~」

勇者「水晶玉に導かれて歩いてきたけど……まだ半神には会えないね」

女神「半神には水晶玉からの合図が届いているはずですから、もうそろそろかと」

メタ狼「しかし半神か。半分は神、ならばもう半分はなんだというのだろうな」

メイド「またまた聞きたいことが増えてしまいました~」

勇者「案外もう近くに来ていて、呼んだら向こうから出てきたりして」

メイド「それはいい考えです~。それでは大きな声で呼んでみましょう~」

メイド「せいノ~」


半神に呼び掛けるセリフを自由安価

>>426

おいでませ

メイド「おいでませ~ショタ君~」

メタ狼「フム、それで出てきたら神の存在が随分と安っぽい気がするのだが」

勇者「いや、案外ポイッと出てくるんじゃないかな。子供なわけだし」

女神「そうなりますと命懸けで合図を送ろうとした私はいったい……」

勇者「確かにちょっと複雑な気分だけど、これで出てくるに越したことはないから……うん」

メイド「そうなノです~。さぁみなさんもご一緒に~」


「「「「おいでませ~」」」」

 
ガサガサガサ!


メイド「おお~近くの茂みで何かが~」

メタ狼「神とはいったいなんなのだろうか」

女神「こ、こっちを見ないでください!」

半神「……」ピョコ

メイド「あ~ショタ君を見つけました~」

勇者「本当に出ちゃったよ……。言ってなんだけど意外すぎる」

メタ郎「フム、船精霊よりも若干幼く見える出で立ちだな」

女神「あの子が半神と呼ばれる存在……ですか」

勇者「そう言えばまだ、半神について何も知らないよね僕たち」

女神「そうですね。メイドさん、彼はどういう感じの子なのですか?」

メイド「え~とショタ君はですね~」

>>429

半神半人で誰にも優しい幼い剣と魔法を使う少年。

メイド「誰にでも優しくて~幼いながらも剣と魔法が使えるんです~。それで~」

メタ狼「フム、それで?」

メイド「いま思い出しました~! 自分は神と人間ノ子と言ってたことを~!」

勇者「もう一方は人間なの!?」

メタ狼「聞いたことあったのではないか」

女神「……半神……半人の子、ですか」

メイド「そんなことよりも~! ショタ君会いたかったです~」

半神「うん! ボクも会いたかったよ、メイドちゃん!」

メイド「ショタ君に聞きたいことがあって~ここまできたノですよ~」ムギュ~

半神「わわわ! こ、これはさすがに恥ずかしいよ~!」バタバタ


女神「あの子が、本当に……」

半神「それでメイドちゃん。聞きたいことってなんなの?」

メイド「あ~はい実は~」

メタ狼「フム、その前にメイドよ。俺たちのことを紹介してほしいのだが」

メイド「嬉しさのあまり忘れていました~。ショタ君こちらはですね~」

半神「ん? オジちゃん達だれ?」

勇者「……えっ、オジちゃんって僕のこと!?」

半神「うん」コクッ

勇者「……メタ狼、僕って加齢臭とかする?」

メタ狼「安心しろ。とりたてて臭わない」

女神「私はむしろ安心しますよ」

勇者「……じゃあ老けてみえるってことなのか? ぐぉぉぉ……」

女神「半神くん初めまして。私は女神といいます。よろしくお願いしますね」

半神「うん、よろしくね! 女神ちゃん!」

女神「……とてもいい子ではありませんか」ナデナデ

半神「えへへ~」

勇者「奴め、年上キラーか」

女神「半神くん。私たちとお話してくれませんか?」

半神「うん、いいよ! どんなお話なの?」

女神「そうですね、まずは……」


1、半神について
2、セレを目覚めさせられるかについて
3、メイドとの関係について
4、自由安価
>>433

2

女神「初めにこの女の子を見てください」

セレ「すー……」

半神「とっても可愛い子だね。あっ、でも……」

女神「名前はセレちゃんというのですが……気づきましたか?」

半神「うん。この娘はただ眠っているだけじゃない。なにか……心に傷を負ってそれで……」

勇者「見た目的には何も分からないのに、一目で……」

半神「わかった。この子を起こしてあげればいいんだね?」

女神「っ! やはりあなたには可能なのですか!」

半神「うん。心が完全にバラバラになってたら、さすがにムリだったかもしれないけど」

勇者「だったらお願いだ、起こしてあげてくれ! 僕にできることなら何でもするから!」

半神「ん~と、今すぐ起こしてあげるにはっと……」


半神がセレを起こす方法を自由安価
>>435

森羅の聖杯に聖水を注いで飲ませる
※ただし聖杯は今ここには無い
※聖杯は神の加護がかけられた品

半神「そうだ、確か森羅の聖杯に聖水を注いで………あーーーっ!」

メイド「ショタ君どうしたノですか~?」

半神「大変だよ! この娘を起こすためには『森羅の聖杯』っていうのが必要なんだ!」

勇者「まさか……それが今ないとか?」

半神「う、うん……どうしよう……」

女神「『森羅の聖杯』……思い出しました。これは昔私が生みだした、加護の道具の一つです」

勇者「加護……。それにはどんな加護をかけたの? 『信義』と『勇気』が今あるのだけど」

女神「今はその加護も失われていますが、私が森羅の聖杯にかけた加護は……」


加護の名前の内容を自由安価

>>438

女神「その名も、『命の加護』」

勇者「命の加護……それってどういう効果なの?」

女神「いえ、今はそんなことよりも……」

半神「うわ~どうしよどうしよ~! あれがないと駄目だっていうのに~!」

メイド「ショタ君落ち着いて下さい~。そノ聖杯とは今どこにあるノですか~?」

半神「ちょっと待って! 今思い出してる最中だから! えーと……」

女神(なぜこの子が私の加護の品を……)

メイド「こういうときは~メイドリル~」ウィィィン!

勇者「ぶふぅう!! ツインテがなんか凄いことになったよ!」

メタ狼「フム、ドリルとはそのことだったか。果たしてメイドに必要な機能なのかこれは」

半神「ん? 何この音……えええええ!?」

メイド「ではショタ君いきますよ~! 」ウィィィン!

メイド「これで頭のツボを刺激して無理矢理思い出してもらいます~!」ウィィィン!

半神「へ? ………えええええ!?」

メイド「突撃~!」ウィィィン!

半神「ちょ、メイドちゃん待って今思い出s……う、うわあああああ!!」

勇者「ちょ、これ死んじゃうんじゃないの!? ……ってあれ?」

メイド「どうです~思い出しましたか~?」

半神「なんか気持ちいい………ふわぁ」

メタ狼「程良く加減してるみたいだな」

半神「ああ~そこそこ~。あっ、なんか思い出してきた~ふにゃにゃ~」

女神「聖杯は今どこにあるのですか?」

半神「えっと~……」


1、古代遺跡
2、分からない
3、自由安価
>>441

狂王の地下要塞

半神「たしか、狂王の地下要塞に……んにゃ~もうやめて~」

メイド「了解しました~」ウィィン……

女神「狂王の地下要塞……」

メタ狼「誰だ、その狂王というのは」

半神「ふぅ……えっと、このアルテ帝国にたくさんいる王の1人だよ」

勇者「そっか、この国は帝国だから元は小国の集まりなんだ」

半神「うんそうだよ。でもこの王様は、みんなから狂ってるって言われてるんだ」

勇者「狂っている、ですか~?」

メタ狼「フム、力を振りまわして圧政でも強いているのか?」

半神「う、うん。そうなんだけど、それだけじゃなくて……えっと、えっと……」

勇者「まずその狂王っていうのはどんな精霊なの?」

半神「あ、そうだね。えっとこの王様は……」


狂王が何の精霊か自由安価

>>443

精神の精霊

半神「精神の精霊なんだ!」

勇者「精神の?」

半神「みんなこの王様には逆らえない……もし逆らったら……」

メイド「逆らったら~?」

半神「操られたり……生きながら死ぬことになる……」

女神「それは、今のセレちゃんの状態がより悪化したようなものですね?」

半神「うん……。心がバラバラになっちゃうんだ」

勇者「そんな奴がいるところに森羅の聖杯があるのか……」

メタ狼「だが、行くしかない。そうでなければセレは目覚めない」

セレ「すー……」

勇者「……ああ、そうだ。その通りだ」ナデナデ

半神「そっか……。そんなにも女の子を助けたいんだね?」

勇者「ああ、もともと僕に出来ることはなんでもする予定だったんだから」

女神「急ぎましょう。……このままセレちゃんの笑顔を見れずに消えていくなんて……嫌ですから」

勇者「女神……」

半神「分かった! それじゃあボクも一緒に行ってあげるよ!」

メタ狼「フム、いいのか? 危ないところなのだぞ?」

半神「だってボク神様だもん! 困ってる人がいたら助けてあげないと!」

勇者「……そうだ、君は神なのに、なんでこの世界から拒絶されてる様子がないんだ……?」

半神「へっ? それって何のこと?」

女神(この子は世界から拒絶されていない……。いったい、この子は……)

半神「そんなことよりボクに捕まって! 地下要塞の入口までなら一気に移動出来るから!」

勇者「それってまさか……瞬間移動!?」

メイド「ショタ君は何でもできるノですよ~」

メタ狼「さすがは神、というところか」

女神「時間が無い身としては嬉しい限りですね」

半神「あ、はじめに言っておくけど……」

メタ狼「フム、なんだ?」

半神「狂王はとても怖くて、貸してと言って森羅の聖杯を渡してくれるとは思えないんだ。だから……」

勇者「まさか……盗みだすってこと?」

半神「うん。地下要塞は複雑に入り組んでいるから、上手くすれば会わずに持ち出せるかも」

女神「交渉するにも時間がかかるでしょうからね。その手でいきましょう」

半神「うん。じゃあいくよ……てい!」ポワワン

―――アルテ帝国・狂王の地下要塞入口


半神「ふぅ……着いたよ! いつ来ても薄気味悪い所だなぁ……」

半神「いい? これからは人目につかないように移動して、聖杯をゲットするんだ!」

「………」

「………」

半神「……ねぇちょっと聞いてるのみんな!?」

半神「……あれ? 気絶してるみたい。ついでに数も少ないような……まさか」

半神「あはは、魔法失敗しちゃったみたい……。2人しかいないや」

半神「え~と一緒にここまで来れたのは……」


半神と共に行動するものを以下より選択。残りは別ルートから地下要塞内部へ

【勇者・女神・メタ狼・セレ・メイド】

>>448 >>449

※1レス一人まで

女神

メイド

半神「起きてよ! メイドちゃん、女神ちゃん!」

女神「うっ……ここは……」

メイド「予期せぬ機能停止からの回復~」

半神「よかった……大丈夫? ここは地下要塞の入口だよ! 」

メイド「本当に一瞬でしたね~。さすがはショタ君です~!」ナデナデ

半神「あ……その……実は……」

女神「っ! 勇者とメタ狼の姿が見えません! セレちゃんもです!」

半神「えっと……ごめん。魔法失敗しちゃったみたいで……」

女神「そ、そんな! 3人は移動できなかったのですか!?」

半神「移動は出来てると思うけど……要塞の入口は一つじゃないから、たぶんそっちの方に……」

メイド「なら安心ですね~。目的が明確なら中で合流できると思います~」

女神「そ、そうならいいのですが……」

半神「ごめん、ボクのせいで……。でもメイドちゃんの言うとおり、今は先を急ごう」

女神「はい……」

―――アルテ帝国・狂王の地下要塞・別入口


メタ狼「起きろ、主」

勇者「んっ……メタ狼? そっか、気を失っていたのか……」

メタ狼「俺も先程目覚めた。どうやら女神達と逸れたようだぞ」

勇者「なんだって!?」キョロキョロ

メタ狼「俺たちの他は……」

セレ「すー……」

勇者「セレちゃん……よかった。異常はないみたいだね」

メタ狼「主よ、これからどうする。女神達と合流するにも手がないぞ」

勇者「今は信義の腕輪で通信もできないからなぁ……。よし、僕達だけで要塞に侵入しよう」

メタ狼「フム、内部で会えるかもしれんしな。時間もないし仕方ないか」

勇者「ああ、今は一刻も早く森羅の聖杯を手に入れなきゃ……」



視点安価


1、半神・女神・メイド 

2、勇者・メタ狼・セレ

>>454

2

勇者「ぽっかり開いた洞窟が地下要塞への入口か……」

勇者「セレちゃんは……僕が背負っていくかな」

メタ狼「こうと分かれば船精霊に預けてきたのだがな」

勇者「はは、そうだね」

メタ狼「もしもの時はどうする?」

勇者「その時はセレちゃんを頼む。何かあった時は迷わず脱出してくれ」

メタ狼「フム、主を置いてか?」

勇者「セレちゃん第一だ。足だけでいえばメタ狼の方が早いからね」

メタ狼「いいだろう。では行くとするか」

―――狂王の地下要塞・内部


勇者「考えてみたら要塞のどこに聖杯はどこにあるんだろう」

勇者「せめて要塞の地図かなにかあればいいんだけど……」

メタ狼「今は歩きまわるしかない。それより気になるのが……」

勇者「要塞内を歩いて結構経つのに未だ人の姿が見えない、でしょ?」

勇者「見張りとかいてもよさそうなのに」

メタ狼「フム、忍びこんでる側としては楽なのだがな」

勇者「確かにそうなんだけど……あっ、扉だ」

メタ狼「開けなくても先には進めるが。どうする?」

勇者「開けるしかない。ここに聖杯があったら儲けものだ」ギギィ…


扉を開けた先は?

1、宝物庫
2、牢屋
3、黒い霧がたちこめていた
4、自由安価
>>457

2
おびただしい数の死人と狂人

勇者(とりあえず扉の隙間から。この中はいったい……っ!?)

メタ狼(ぐあっ……鼻が曲がりそうなほどの死臭!? 主、中の様子は!?」



  あ…ああ……ころ……     て ころ…し …て

             なんで         まだ泣けるじゃねぇか 
     
 フヒャハハハハハ!     
               この赤黒いのが分かりますか?
                        
  ねぇなんで?   おきてよ
                           なんで? 
         
 やめて    さっきまであなたの中にあったものです      
                               
         なにも見えない                きこえない

からだが軽いや       
                          どうしてぼくのからだは
         いや 
                  いやぁあああ!!              
                       
         からっぽなのだろう
                          おかあ……さ       
 次はおまえだ     
                    
                あはは……

勇者「……な、なんだこれ」

メタ狼「中はいったいどうなっている!?」

勇者「なんで……笑いながら……あんなことができるだよ」

メタ狼「っええい、しっかりしろ主! 中はいったい……」ソ~

メタ狼「……っ!?」

勇者「こんなの……こんなの僕の世界であったことと同じ……っ!」

メタ狼「まずは落ちつけ! 中の状況は把握したが、これからどう動くつもりだ!」

勇者「そんなの……」

メタ狼「今出ていけば侵入者がいることがばれる! 敵も一人や二人ではないのだ!」

勇者「僕は……僕は……」


1、この部屋をあとにする
2、この部屋に入る
3、自由安価
>>460

狂人の中に見知った顔を見つける

勇者(そうだ落ち着け。僕たちの目的は聖杯の奪取。こんなところで……いやでも……)

メタ狼「見過ごせない事態なのは分かる。だが騒ぎを起こしたら終わりだ」

メタ狼「今出ていけば眠っているセレも危険になるぞ」

勇者「……こんな光景見せられて、僕は見過ごすしかないのか」

メタ狼「はっきり言おう。その通りだ」

勇者「……くそっ!」

メタ狼「行くぞ。女神達と合流し聖杯を奪取する。後の問題はそれからだ」

勇者「今は引くしか……っ!?」

勇者「なんで、見知った顔がこの部屋の中にいるんだ……」

メタ狼「なに!?」


見知った顔とは?

1、魔法使い
2、ダンサー
3、自由安価 (半神、女神、メイド除く)
>>464

女導師

女導師「ほら、見えますか? 貴方はこんな目で師匠を見ていたんですよ?

奴隷「……かえ……せ………おれ…の」

女導師「いいえ、違います。今は師匠のです」

奴隷「ち……が…う」

女導師「何が違うのか師匠は分かりません。 師匠にも分からないことがあるとは驚きです……ね!」ズプッ

奴隷「あ゙っ!? イぎゃああアァアアアア!!  っ―――――!?」

女導師「あははははは! 師匠としたことが、手が滑ってしまいました!」

奴隷「目が…ああ゛っ! 目があああ!!」

女導師「まぁまぁ。でも目元が涼しくなったでしょう?」

女導師「何も無くなって風通りが良くなったんですから」


勇者「……師匠。なぜ、あなたが……」

メタ狼「……なんてことだ」

奴隷「……あぁ」

女導師「どうしたんですか? 最初はもっと! 大きな声を! 出して! いたでしょう!?」バキッ

奴隷「あがっ! ぐっ ああ゛……ぐふっ?」

女導師「あははははははは! ほら! もっと大きな声で!」グリグリ

奴隷「………」

女導師「あれ、どうしたんですか? 黙っちゃったら駄目じゃないですか」ゲシッ

奴隷「……」

女導師「聞いてるんですか? 聞いて……ああ、そうですか」

奴隷「」

女奴隷「眠る時はおやすみなさい、ですよ?」スッ


勇者「っ!? やめっ」


ぐちゃ……


女導師「中身はちゃんとあったんですね。ふっ、愚か者の頭は空っぽと思っていました」ヌチャ…

勇者「何の躊躇もなくっ……頭を踏みつぶ……うっ!」

メタ狼「常軌を逸している」

勇者「ありえない……絶対に……あれは師匠なんかじゃ……よく似ているだけの……」

メタ狼「俺も信じられん。少なくともあのように冷たい目で笑う女ではなかった」

勇者「そうだ偽物だ。偽物に決まって……っ!?」


女導師「はい、さて次は……」ニコッ


勇者「……メタ狼、お前は予定通りセレちゃんを連れて脱出しろ」

メタ狼「戦いに巻き込めんからな。主はどうする」

勇者「ここで時間を稼ぐ。行けっ!」

メタ狼「……すぐ戻る。それまで耐えろよ!」ダッ!

勇者「……さて」バタン

女導師「覗き見とは行儀が悪いですよ。勇者君」

勇者「お久しぶりです。元気にしてましたか?」

女導師「師匠はこの通り。勇者君は?」

勇者「元気、と言いたいですけど。正直言って今にも吐きそうな気分です」

女導師「いいですよ。どうせ周りは血で汚れていますから」

勇者「……質問があります」

女導師「どうぞ」

勇者「あなたは……僕の師匠ですか?」

女導師「……ふふ」スッ


ドゴォオオオオオオオ!

女導師「いかがですか?」

勇者「気功波……やっぱり、本物……」

女導師「師匠に偽物なんているわけないでしょう」


狂人A「おい導師! 早く侵入者を叩きのめせ!」

狂人B「いーひっひひひひ!」

狂人C「肉だ……新鮮な肉だ……!」


勇者「では、こいつらは?」

女導師「そんなの決まっているではありませんか」


1、お友達
2、ご主人様
3、自由安価
>>472

モブ少年少女の成れの果て

女導師「勇者君の思うとおり。それで何の間違いもありません」

勇者「……自分の言ってることの意味が、分かっているんですか」

女導師「勿論ですよ。さぁもう一度、目を凝らしてこの子達を見てあげてください」


少年A「さあ早く殺せ! 今すぐ刃を突き刺せ!」

少年B「いひひひひ あははははは!!」

少年C「肉は……赤い……血を……見せろ…」


勇者「……なんでだよ」

女導師「質問は大きな声で、ですよ」

勇者「なんでこの子達がっ! こんな場所でっ! こんなことしてっ!」

勇者「血に塗れて笑っているんだぁあーーーーっ!」

女導師「さぁ……そんなこと、師匠にも分かりませんよ」

勇者「ふざけるな! 僕はアンタをずっと信じてっ! それなのにっ!」

女導師「今はただ、この瞬間が愛おしい。それだけ……なんですから」ポウッ

勇者「っ!? やばい!」ダッ


ビュン! ゴォオオオオオオオオオ!!

女導師「……はずしましたか。師匠の気功から逃れるなんて、さすがは勇者君です」

勇者「くそっ! なんでいきな撃って……っ!?」

少年A「背中……ガラ空きなんだよぉ!! 刺してくだいってかぁああ!?」ビュン!

勇者「っくそ避けられない! まにあえっ……硬身の気功!」キンッ!

少年A「へへっ……あっ? 肉に刃が通らない!?」

勇者「はぁっはぁっ……悪いが気絶してもらうぞっ!」ブンッ

少年A「へっ! んな遅いの当たるかってのォ!」スカッ

勇者「はぁはぁ……くそっ!」

女導師「あはははははは! せっかく楽になれるとこでしたのに!」

少年A「っち! 完全に後ろとったってのに!」

勇者「なんだってこんなこと! ……っ!?」

女導師「……なぜ死なない血を噴き出して死なないんですか」ブツブツ

勇者「し、師匠!?」

女導師「死なないと……駄目じゃないですかぁああああ!!」ビュン!

勇者「な!? 一瞬で間合いを!?」

女導師「……発剄」


ドゴォオオオオオオオオオオオオオ!!!


勇者「がはあぁーーーーっ!?」

勇者「う……あっ……し、しょ……」バタッ

女導師「ふーー……」


勇者「……」


少年A「あはは……よくやった導師!」」

少年B「ひゃああははは!!!」

少年C「さぁ……血を……血を……」

女導師「ふー……さぁ、勇者君も今すぐ赤色に……」


(……とまれ、木偶人形)

少年A「……」ピクッ

少年B「……」ピクッ

少年C「……」ピクッ


(……勇者は殺さずだ。初めに言っておいたはずだけど)


女導師「……すみ……ません」


(……まぁいい。せっかくだから牢に繋いでおくんだ)


女導師「……は……い」


(……あと君たちもそれぞれの牢に入ってて。いいね?)


女導師「……は……い」


勇者(……この声……どこ……かで……―――」

―――狂王の地下要塞・内部


女神「……っ!?」ゾクッ

半神「ん? どうかしたの?」

女神「い、いえ……なんでもありません。少し寒気がして……」

メイド「それは風邪の予兆なノです~」

半神「えええ!? 大丈夫なの女神ちゃん!」

女神「私のことなら大丈夫ですよ。それよりも……」

メイド「聖杯ノありかですね~」

女神「その通りです。半神君は聖杯が要塞のどこにあるか知っていますか?」

半神「えと、ちょっと待って……」


1、宝物庫
2、要塞中枢区域
3、自由安価
>>451

訂正安価>>482

3 暗黒の託児室

半神「思い出した……。たくじしつ、って所にあるよ」

女神「託児室? 要塞にそのような場所が?」

半神「うん。……ねぇメイドちゃん。ボクに訊きたいことがあるって……そう言ってたよね?」

メイド「はい~。そういえばそうでした~」

メイド「実は私ノ故郷でとある事件がおきまして~」

女神「事件そのものは居合わせた私達が解決しました。ですが……」

メイド「私は事件ノ原因となった黒い霧について、ショタ君に訊きたかったノです~」

半神「やっぱり、そうなんだね……」

メイド「やっぱりショタ君は何か知っているノですね~!」

半神「そういうわけじゃないけど……じゃあ歩きながら話してあげるね」トコトコ

メイド「見つからないように注意して歩かなくていいのですか~?」

半神「うん、だってもう手遅れだし」

女神「……気のせいではなかったのですね」

メイド「……あノ~どういうことです~?」

半神「入った時に気付いたけど。 もうボク達がいるってバレてるっぽいんだ」

メイド「え~!?」

女神「思えば単純な話。最初から動向を監視されていたんですよ」

メイド「ええ~~!?」

女神「それもこの国に入る前から。船での一件からずっと、と言ったところでしょうか」

半神「ボクの移動魔法が失敗したのも、そいつに邪魔されたからだよ。きっと」

メイド「あノ~事態が急すぎて何が何やら~……」

半神「とにかく先へ急ぐよ。事件についてもう少し詳しく聞かせてよ」スタスタ

女神「はい。……先程から嫌な予感が拭えません。急ぎましょう」スタスタ

メイド「ま、まってください~!」ダッ

半神「じゃあ黒い霧は、機械を暴走させてモンスターにしたんだ?」

メイド「そうなんです~! もう突然ノことでした~!」

半神「で、その後は?」

メイド「メタ様が発生したモンスターを退治してくれて~あとはずっと平和です~」

半神「そっか……きっと機械系は変化させるの難しかったんだね」

メイド「ショタ君ノ話は難しすぎてよく分かりません~……」

女神「半神君、知ってることを話してもらえますか?」

半神「黒い霧なんだけどさ。この国ではよく発生してるんだよね、実は」

メイド「ええええ~~~~!!?」

半神「特にここ、狂王の地下要塞付近でたくさん」

女神「そこを詳しくお願いします」

半神「狂王は昔から評判こそ悪かったけど、そこまで力の強い精霊じゃなかったんだ」

メイド「それでは逆らったら死んじゃうというノは~」

半神「最近の話だよ。ある日突然、狂王の力が強くなりだしたんだ」

女神「それと同時に、黒い霧が?」

半神「うん。見かけだしたのは、ほとんど同時だったよ」

メイド「それで黒い霧の正体とは~!?」

半神「正体は分かんない。分かることは……黒い霧のあとはモンスターが現れるってこと!」

女神「っ!?」


???「………」

―――――――――――――――――――――――――――――――

女神「ロボットの国以来のモンスターの出現です」

女神「モンスターは私の創造とは無関係の存在」

女神「黒い霧より産み出た邪悪な者たちです」

女神「とはいえ敵を知る為、今はあなた達の力を貸して下さい」

【性別】: 
【系統】: 種族的に何が近いか、自由に
【容姿】: 外見的特徴 
【備考】: 性格、口調、能力、表記名など  
      適当な設定を書いてもいいですよ

>>451
―――――――――――――――――――――――――――――――

訂正安価>>492


元の動物それぞれの性格と口調を持ち端から見ると多重人格
冷静な皮肉屋 熱血バカ 無気力ニート 発狂老人など多種多様な存在を併せ持つ
重要な情報を持っているが口が軽い動物が多いため上手く聞き出せばことの全貌を掴める

???「『うぉおおおよく来たな!』『来た来た……馬鹿が来た』」

???「『ふふ~ん、こいつらが侵入なのね』『あいつらワシの命を狙っとるに違いないぞい!』」

???「『………眠いんだけど』『喋る気ねぇなら表に出んな糞ニートがぁ!』」

???「『久しぶりに思い切り遊べるね!』『敵と遊ぶとかやっぱ馬鹿だなこいつ』」


ギャギャー グォオオオオオオ! ガァアアアアア! ヒョーヒョー! にゃぁ~


メイド「しょ、ショタ君~! コレはなんなノですか~!?」

半神「ボクにも分からないよ。モンスターはそんなのばかりだから」

女神「……人格が固定されていない。複数の意思を持つモンスター、ですか」


???「『おおっと! 人格云々言う前に!』『見た目の特徴をあげほしいねぇ』」

???「『顔を見ろ!』『体をみて!』「……手足を』『嫌ならいいけど尻尾もね』」

半神「うん、変わった体だね! 動物大集合だ!」

メイド「それって一部分ずつだけじゃないですかぁ~!」

女神「……あなたは一体……」


???「『やぁやぁやぁ!』『遠からん者は音にも聞けぃ!』『近い人はその眼に焼き付けて!』」

???「『様々な動物の部位を持つ!』『ワシこそ万獣の王と言われた!』『その名も……』」



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ン!



鵺「『鵺だにゃん! よろしくするにゃん!』」


半神「……………えっ?」


鵺「『ひゃはっーー!』『さぁお前たち!』『どれかを選んで~ん』」

女神「選ぶ……ですか?」

メイド「それよりもさっきノは~」

鵺「『一つは、ワシに大人しく捕まるか』『一つは、……一か八か逃げちゃうとか』」

鵺「『絶対逃げきれないけどね~』『ま、どっちを選んでも同じだけど』」

鵺「『貴様らが血肉、王に献上するが我の役目なり』『さぁ選んで選んで!』」

半神「選べって言われてもなぁ」

メイド「話から察するに~私たちを捕えたいようです~」

半神「ねぇねぇ! これ僕が答えてもいいかな!?」

女神「……どうぞ。どう答えても鵺のとる行動は変わらないでしょうから」

鵺「『さぁ答えを聞かせるにゃん!』」

半神「えっとねぇー……」


1、おとなしくつかまります!
2、逃げようと思います!
3、とりあえず君から色々訊きたいと思います!
4、自由安価
>>498

3

半神「はいはいしっつもーん!」

鵺「『馬鹿め!』『そんなの許すわけ!』『でもまぁ別にいいけど』」

メイド「いいんですか~!?」

鵺「『いいわけっ!』『あるあるじゃん~?』『ワシは認めん!認めんぞ~!』」

半神「さぁ答えを訊かせてよ!」

メイド「立場逆転してます~」

鵺「『特別に一つだけ認める!』」

半神「へへへ~! それじゃあ何聞いてみる?」

女神「どうやら口の軽い者のようですね。それでは……」


1、狂王について
2、黒い霧について
3、森羅の聖杯について
4、自由安価
>>500

何歳ですか?

半神「君って何歳ですか?」

女神「!?」

鵺「『3歳だにゃ~』」

メイド「!?」

半神「趣味はなんですか?」

鵺「『芝生の上にぃぃ!』『寝っ転がることよ』」

半神「テレビの前のみなさんに一言!」

鵺「『毎週!』『絶対!』『見てくれよな!』」

半神「ありがとうございましたー!」

鵺「『………ま、別にいいけど』」


半神「実はいい人なんじゃないかな、あの人」

女神「いえいえ……」

メイド「私はショタ君が時々分からなくなります~」

鵺「『っぐはははは!』『遊びは終わりよ』『……眠いけど仕方ない』」

鵺「『さあおとなしく……』」

半神「ここで作戦たーいむ!」

鵺「『なんだとぉぉぉ!?』『ふざけるんじゃないわい!』『だが認める!』」


女神「認めていいんですか……」

半神「ねぇ、それでどうしよっか?」

メイド「大事な機会を失った気がします~」

女神「鵺が道を塞いでいるため、先の通路に進めませんね」

半神「そっか……ならここはやっぱり…」


1、戦う
2、逃げる
3、自由安価
>>504

通り抜ける隙をうかがいつつ情報収集

半神「何とかして鵺を通り抜けちゃおう」

メイド「でもとても通り抜けられる気がしません~」

半神「いい作戦があるから大丈夫! よく聞いてね、まずボクが……」ゴニョゴニョ

女神「……そう上手くいくでしょうか」


鵺「『どうやら逃げないようね』『大人しく捕まる気になったのかなぁ?』」


女神「そういうわけにはいきませんので。半神君、お願いします」

半神「おっけー! はんしん~フラーーーッシュ!」ピカーーーーッ!


鵺「『ぬわああああ!?』『マブシーーーィ!』『目がぁ、目がぁあああ!』」


メイド「目が眩んでる今のうちです~!」タタッ

半神「うまくいったねメイドちゃん!」タタタッ

メイド「はい~! こノまま託児室までレッツゴーです~!」タタタッ

女神「いえ、そう都合よくはいきませんよ。後ろを見てください」タタタッツ


鵺「『このクソガキがぁあ!』『やりましたわね~!』『キエエエエエッ!』」ドシンドシン


半神「うわぁあああ!凄い怒ってるよ~~!」ダダダダッ

メイド「しつこいです~!」ダダダダッ


鵺「『待つにゃあーーー!!』」ドシンドシン

女神「やはり鵺をなんとかしない限りは……あっ、扉のようですよ!」ダダダダッ

半神「開けて中に入ろう! そこで鵺を!」ダダダダッ

メイド「はい~!」ダダダダッ


鵺「『その部屋に入ってはいかーーん!』『………扉開けんなよメス豚ぁ!』」


メイド「女神さんを悪く言うなんて最低です~!」ダダダッ

女神「どうして私になるんですかっ!」ダダダッ

半神「いいから開けたらみんな飛び込むんだ!」


ガチャ

扉を開けた先は?

1、宝物庫
2、黒い霧がたちこめていた
3、自由安価
>>508

1

女神「はぁっはあっ……この部屋は……」キョロキョロ

半神「うわぁ! すごいよ宝の山だ!」

メイド「金銀財宝~!これで遊んで暮らせます~!」

女神「いえ、金銀よりも貴重な物があります」

鵺「『おのれ盗賊!』『御館様より守護の任を遣わされたというに!』『絶対許さないよ~!』」

女神「どうやらここは宝物庫のようですね。チャンスです」

メイド「大富豪になるチャンスです~!」

半神「わーい! これで一生遊んで暮らせるね!」

鵺「『なんて俗物的なの!』『それは御舘様の宝なり!』『………その発想は無かった』」

女神「そうではなくて! ここには特殊な力を秘めた道具もあるみたいなんですよ!」

半神「そっか、それなら!」

メイド「高く売れそうですね~!」

女神「でもなくて! これらを使えば、鵺をどうにかできるかもしれません!」

半神「あ、そういうことか! だったら適当に使っちゃおう!」ガチャガチャ

メイド「まずは商品の確認です~!」ガサゴソ

女神「……はぁっ」

鵺「『きたにゃい手で触れるにゃぁあああああ!!』」バッ!


メイド「まずはこれを使ってみます~!」


メイドが手にした宝物の概要を自由安価

>>511

ジェットスクランダー

メイド「ふっふっふ~覚悟するです~!」

鵺「『ふははは馬鹿め!』『何を使うかと思ったら』『伝説の機会翼を持ちだすなんてね』

鵺「『生身の身体で使えるものじゃないよ!』『手にした気持ちは分かるけど』」

メイド「心配ご無用です~! なぜならメイドは~~」

メイド「ロボットなノです~!」ジャキン

鵺「『な、なんだとぉおお!?』『………まさか』」

メイド「ロボットの国の機械互換性は世界一です~~~! とぉ~~!」


女神「……すみません勇者。私もう駄目かもしれません」シクシク

半神「やるんだメイドちゃん! 3、2、1、0! 発射!」

メイド「あ~くを蹴散らす~ 空飛ぶつば~さ~!」ジャキン! ジャキン!

鵺「『その名は~』『ジェットォ~』『スクランダ~!』」

半神「正義の心は燃え~る!」ジュワ~!

メイド「メイド~ぜぇっと~!」

鵺「『まさか!?』『スクランダークロスで!?』『ドッキングするつもりなの!?』」


メイド「私が空飛ぶス~パ~・ロボットです~!」ジャジャーン!


半神「凄いかっこいいよメイドちゃん!」

女神「ノリノリですね皆さん……」

メイド「私ノ動きについてこれますか~?」ビュンビュン!

鵺「『ええい』『小賢しい!』『……サイン欲しい』」

女神「さあ半神君、今のうちに他に役立つ物を!」

半神「えっ? あれで何とか出来ないかな?」

女神「ここは地下要塞ですよ! 地下なのですから空を飛べても限界があります!」

メイド「いきますよ~! スクランダ~カッタ~で一刀両断~!」ヒュゥゥゥ

鵺「『当たるかそんなもん!』『我が爪の餌食となれぇ!』」ゴォオオオ

女神「あ、危ないメイドさん!」

半神「メイドちゃんを援護だ! 何か使えるもの!」


半神の手にした宝物の概要を自由安価

>>515

黄金の投剣 投擲武器だが扱いが難しい 魔力も秘める

キラン

半神「っ! これだぁああああ!!」ビュン! ビュン! 

女神「黄金の投剣!? しかし当たるかどうかっ!」


ガキンッ! ガキンッ!


鵺「『ぬふう!』『我が爪に当てたことは褒めてやる!』『しかしそんなんじゃ!』」ピシッ……

メイド「スクランダ~・カ~~~~ット!」

鵺「『我が爪は鋼鉄をも切り裂く!』『死ねェエエイイ!』『はぁあっ!』」ピシピシピシ……


ピシピシピシ…… ガキンッ!


鵺「『なんじゃと!?』『我が爪が砕けた!?』「嘘だにゃああ!!』」

メイド「メイドフィニ~~~ッシュ!」


ズサァアアアッツ!


鵼「『ぐあああああああああ!!』」

半神「やったぁ!! あの剣から力を感じたから、もしかしてと思ったんだ!」

女神「魔力が着弾と同時に、爪へさらなるダメージを与えたのですね」

メイド「正義は勝つノで……!?」


鵺「『っがぁああ!』『おのれぇえええ!』『がはあぁあああ!!』」


メイド「ま、まだ生きてます~!」

女神「しかし満身創痍のようです。ここは……」


1、止めをさす
2、逃げる
3、情報を聞きだす
4、自由安価
>>518

女神「情報を聞き出すチャンスですよ」

半神「そうだね! 次は……好みのタイプとか?」

女神「それでは意味がありません。全体を捉えての質問でないと」

半神「例えば?」

女神「黒い霧の発生源について、などです」

メイド「鵺はそれを知っているノですか~!?」

女神「鵺も黒い霧より生まれしモンスターですから」

女神「さらに言えば鵺の言う御館様。これは鵺の主を指しますから、恐らくは……」

メイド「御館様という人が黒い霧を発生させた張本人ということですね~!」

女神「黒い霧が人為的なものであることは確定的ですので」

半神「じゃあ聞いてみようか!  鵺、黒い霧について知ってることを教えてよ」

鵺「『ぐっ……知らぬな』『痛くてそれどころじゃないわ』「御館様のことを話せるわけない』」

女神「確定しました。黒い霧は人為的かつ、鵺の主です」

メイド「もはやこれは呪いですね~」

女神「御館様とは誰のことですか? 想像はつきますが、確認させてもらいます」

鵺「『ふはははは!』『それは己の力が『創造』であることにかけたギャグか?』『……さむっ』」

女神「……」プチッ

女神「……メイドさん、ドリルで八つ裂きにしてください」

メイド「はいなノです~!」ウィィィィイイン

鵺「『ちょ、らめええええ!!』『面白かった! 実は面白かった!』『実の実は寒いけど面白かった!』」

女神「メイドさん、やはり私が直接やります。ドリル貸してください」

鵺「『やめてにゃあああああああ!!』」

メイド「さすがに貸出は不可です~」

女神「……まぁいいでしょう。今は情報を聞き出すのが先です」

半神「殺るき満々だね女神ちゃん」

女神「さて、先ほど私の力を『創造』だと言いましたね? これは私の正体を知っているということでよろしいですか?」

メイド「女神さんノ正体ですか~?」

半神「あっ、ボクはなんとなくわかるけど」

鵺「『けっ……』『ああその通りさ』『御館様の目的には勇者と女神が必要なんだからな!』」

鵺「『なぁにが女神だくそ女!』『字面でばればれだろうが!』『馬鹿なの? ひょっとして馬鹿なの?』」

女神「生憎ですが、そのあたりはどうにでも出来るのですよ。 神ですから」

鵺「『どや顔キターーーー!』『本人決めてるつもりかも知れんが!』『奴隷服で何言ってんのwww』」

女神「はっ!///」

鵺「『ひゅひゅーー!』『照れてやんのー!』『ばーかばーか!』」

半神「照れてる女神ちゃんかーわいい!!」

女神「半神君まで何をいうのですかっ///」

女神「くぅ~~~っ/// 分かりましたっ! そういう態度をとり続けるなら私にも考えがありますっ!」シャキーン!

メイド「その手に持っているノは何なノですか~?」

女神「宝具の中より見つけました。これを使えば……ふふっ」

半神「黒い! 女神ちゃんが黒いよ!」

鵺「『き、きさま何をするつもりだ!』『ええい体が動かん!』『やめろぉぉお! 年寄りをいじめるなぁ!!』」

女神「黙りなさい三歳児」

鵺「『それを言ったらお前は何万歳だってぇの!』『若づくってんじゃねーぞ!』『この年増!』」

女神「私自信に時の概念など関係ありません」ニコッ

女神「でも私の最後の良心を打ち砕くには十分な破壊力を秘めていました」

女神「ということでコレ、迷いなく使っちゃいまーす!」


女神の取り出した宝具の概要を自由安価

>>524

知識のハンマー

叩かれた者は叩いた人が欲しいと願った知識(情報)を伝えてしまう

ただし物理的ダメージもあるため、叩きすぎると相手がダウン

女神「この知識のハンマーに叩かれますと、私の訊きたいことを洗いざらい喋ってくれるんです!」

鵺「『普通の金槌にしか見えねぇ!』『知識の欠片もない!』『鬼! 悪魔! 魔王!』

女神「女神ですよ。えいっ!」ブンッ


ごーーーーーーーん!


鵺「『あべしっ!』『ぐおおおおおお!』『あがががががgg!』」

女神「さぁ吐きなさい! 御舘様とは誰のことですかっ!」ブンッ


ごごーーーーーーん!


鵺「『あぎゃあがががが!』『ぎえええぇえぇーー!』『や、やめてぇええ!!』」

メイド「これってただノ拷問聴取です~」

半神「見ちゃいけないもの見てる気がする」

ごごーーーーーーん!


鵺「『にぎゃああああああああああ!!!』」

女神「はぁっ、はぁっ! さあ、言わなければまた叩きますっ!」スッ

鵺「『やっややや、止めてくれ!』『いいいい言う、言うから!』『わ、我が御舘様は……』

メイド「御舘様は~!?」

鵺「『……』」

女神「……」スッ


鵺「『闇の魔法使いだにゃあああ!』」


女神「……っ! やはりそうでしたかっ!」

メイド「えっ……えええええ~!? それってセレ様を昏睡させたというあノですか~!?」

女神「その通りですよ」

メイド「それでは私の乗る船を沈没させた者も魔法使いだったんですか~!?」

女神「そうなります。これで繋がりましたね」スッ

女神「セレちゃんを眠らされた時点で、私達の行動は魔法使いの手の平の上だったわけです」

鵺「『その通りだ!』『全てはここに誘き出す為の布石!』『情報源の半神に接触させるため苦労した!』

半神「えっ、そんな! ボクのことも利用してたの!?』

鵺「『貴様の知り合いが!』『船の上にいた時点で!』『計画に織り込み済みだったのよ!』

メイド「そんな酷いです~!」

女神「となると……くっ、勇者達と逸れたのも半神君の失敗のせいではありませんね」

鵺「『くくくくっ』『ああそうよ!』『勇者と女神! 各個捕獲が我らが任だからな!』

半神「そんな、ボクの魔法、邪魔されていたんだ……」

女神「黒い霧と魔法使いが繋がりました。しかし、あなたはまだ色々と知っているご様子」スッ

鵺「『ギクッ』『シラナイ』『シリマセン』」

女神「嘘はいいです。この際ですからもっといろいろ喋ってもらいましょうか」スッ


ゴゴゴゴゴゴォォォォォォオオオオンン!



聞きだしたい情報を自由安価

>>530

勇者と女神を各個捕獲する理由
知らなそうだけど

女神「私と勇者を捕獲する理由を喋ってもらいます」

鵺「『お、御舘様は創造の力を欲している』『故に女神を捉える』『勇者については知らん』」

女神「私の創造の力を欲しているのは知っていましたが……。勇者はいったい……」

メイド「そんなことより~故郷ノ仇は今何処にいるですか~?」

半神「女神ちゃんお願い!」

女神「分かりました。魔法使いは今、どこにいますか?」ブンッ


ごーーーん! ごーーーーん! ごーーーーん!


鵺「『あぎゃ……!!』『こ、ここより遠き別の世界だ!』」

メイド「別ノ世界~!?」

女神「未だ魔法使いは別世界にいる。それなのにここまでの干渉を……」ブンッ
 

ごーーーーーーん!


鵺「『ぐははははっ!』『御館様の力を甘く見ないでよね!』『ばぁぁあああか!』

鵺「『勇者の体を得たことで!』『魂の通り道を探し!』『この世界への干渉が容易になったのにゃ!』」

女神「別世界に残された勇者の体をそんなことに……」ブンッ 


ごごーーーーーーん!


鵺「『むろんそれだけではない!』『勇者の体はまだまだ利用価値があるのよ!』」

女神「利用価値とはっ?」ブンッ


ごごごーーーーーーん!


鵺「『勇者の身体と魔王の力!』『ただ道具として扱うなどもったいないとは思わんか!』」

メイド「話はよく分かりませんが~息するように自然に叩いていますね~」

半神「なぜか楽しそうに見えるね」

女神「さぁ知っていることを全て吐いてください!」ブンッ


ゴゴゴゴゴゴォォォォォォオオオオンン


鵺「『御館様の力の本質により……あぎゃ?』『がががががggg!』『にぎゃあああああ!』」

女神「どうしまし……っ!?」ゾクッ

半神「あっ、ついにおかしくなっちゃたかな?」

メイド「やりすぎです~」

女神「……いえ、先程までにはなかった重圧感。これは……」


鵺「『そこまでだ。喋りすぎだよ鵺』」


女神「……この声は」

メイド「また新しい性格ですか~?」」

女神「いえ、違います。これは……」

鵺「『お初にお見えにかかるよ、創造神様』」

女神「あなたは……魔法使いですね?」

半神「えっ? 魔法使い?」

鵺「『さすが神様だ。会ったこともない僕のことを知っているだなんて』」

女神「あなたの悪行の一部を見届けさせてもらいましたから」

メイド「どういうことなノですか~?」

女神「鵺の精神を乗っ取り話を通しているのでしょう。……本当に信じられない話ですが」

鵺「『やだな、僕の力を甘く見るなって、忠告されたばかりなのにさ』」

鵺「『そう、僕は闇の魔法使い。世界を越えた会話もなんのその』」

鵺「『といっても、つい最近出来るようになったんだけどね』」

女神「脱け殻の勇者の身体を利用して、ですか」

鵺「『ただの脱殻じゃないことは女神様がよ~くご存じだと思いますが?』」

女神「……きつね」

鵺「『ん、なんのことかな?』」

女神「あなたが鵺の身体の一部なら、あなたはきっと狐だったでしょうね」

鵺「『はは、じゃあ女神様は猫ちゃんかな?』」

女神「……ふっ、お互い由来は聞かないほうがいいようですね」

鵺「『僕は別に構わないけどね』」


半神「うわ、なんか暗い」

鵺「『ねぇ女神様。お願いがあるんだけど』」

女神「ええどうぞ。私に出来ることでしたら」

鵺「『その受け答えで分かったよ。僕のお願いは聞きいれてはくれないんだね』」

女神「あなたの思う通りの世界など、私は創る気ありませんので」

鵺「『……驚いた。なぜ僕のお願いごとが分かったの?』」

女神「神様ですから」

鵺「『そう。女神様が叶えてくれたら手間が省けるんだけど仕方ないか』

女神(……この余裕。何を隠しているのか)

メイド「あの~……」

鵺「『ん? 君は……』」

メイド「初めまして~メイドといいます~。この度はよくも~」

鵺「『ああ、呼び水になってもらったあの。よろしくね』」

メイド「よくも私ノロボ娘ちゃんを泣かせてくれやがりましたね~」

鵺「『え~と、何処での話かな? 心当たり多すぎて思い出せない』」

メイド「ロボットノ国でノ悪行~。忘れたとは言わせません~!」

鵺「『……ああ思い出した。 ちょん髷のおじさんがたくさんいる国だっけ?」

メイド「……」ジッ

鵺「『ふふっ、冗談さ。怖い目で見ないでよ』」

メイド「黒い霧はあなたが発生させたのですよね~?」

鵺「『うん、まあね。といってもあの時はまだ、中途半端なモンスターしか出来上がらなかったけど」

メイド「なんの為にあんなことをしたノですか~?」

鵺「『勇者の力の確認、ってとこかな』」

メイド「モンスターノ被害にあった者達を~あなたは知っていますか~?」

鵺「『ああ知ってる。………ガラクタ人形どもでしょ?」

メイド「……っ!」ブンッ バキッ

鵺「『酷いな、叩くだなんて。痛いのは鵺の方なんだから優しくしてあげてよ』」

メイド「……あなたは知っているノですか」

メイド「多くの仲間がモンスターの犠牲になりましたっ!」

メイド「中にはロボ娘ちゃんの大切な人達もいたんですっ!」

鵺「『それで?』」

メイド「謝ってくださいっ! 仲間にっ、辛い思いをしたロボ娘ちゃんにっ!」

鵺「『ああうん。ごめんごめん』」

メイド「……いつまでふざけているノですか~?」

鵺「『まさか。あの時の目的は勇者のみだった。巻き込まれたにすぎない犠牲者諸君達』」

鵺「『御気の毒だったね。同情するよ』」

メイド「……今すぐ私ノ前に出て来てください~」

メイド「穴だらけにしてさしあげますから~」ウィィィイイイン

鵺「『そのうち出てあげるから楽しみにしていてよ』」

メイド「……いいでしょう~。出た瞬間に消してしまいますから~」ウィィィイイイン

半神「……君とは友達になれそうにないや」

鵺「『結構。僕の友達は生涯でたった一人だけだ』」

半神「それって誰? 寂しくないの?」

鵺「『君には言う必要ないかな。彼が友達であることは僕のすべてだから』」

半神「……難しい話だね」

鵺「『簡単な話だよ。君と話すことは特にないようだね』」

半神「うん。やっぱり好きになれないや」

鵺「『話が長くなってしまったね。神様、本題に入ろう』」

女神「本題ですか。口封じの為に出てきたのかと思ってました」

鵺「『勇者を捕まえた』」

女神「勇者の身体の話ですか? しつこい人ですね」

鵺「そうじゃなくて。そっちの世界の勇者を、だよ」

女神「……まさか」

鵺「『取引をしないかい? 勇者の命が欲しいのなら、ね」

女神「……内容は」

鵺「とりあえず、狂王の間まで来てよ。話はそれからだ」

メイド「串刺しにしてあげます~」

半神「やっぱり友達になれそうにないね」

鵺「『それじゃあまたね。女神様』」プツン

女神「まさか勇者が……なんで…」ガクッ

メイド「メタ様は一緒ではなかったノでしょうか~……」

半神「それより魔法使いの言ったことって本当なのかな?」

女神「……本当のことでしょう。妙な確信があります」

半神「それじゃあ」

女神「勇者を助けにいきます」

半神「うん。それしかないよね。聖杯も見つけないとだし」

メイド「私も行きます~! 故郷ノ仇に会えたノですから~!」

女神「分かりました。あとは……」


鵺「『ぐ~~』『グガ~~』『スピ~』」


女神「鵺をどうするか。鵺もまた黒い霧より生まれしモンスター」

女神「情報もこれ以上持ってるとも思えませんが……」

1、止めをさす
2、放っておく
3、自由安価
>>543

カーペットにする

メイド「皮を剥いでカーペットにするノはどうでしょう~?」

半神「グロいよ!」

女神「名案ですね」

半神「ええっ!?」

メイド「それではさっそく~」ウィィィイイイン!

女神「ええさっそく」ブンッ ブンツ

半神「ちょっ! ドリル回さないで! ハンマー素振りしないでってば!」

女神「年齢ネタを持ち出す輩は踏み付けられる存在になるべきです」

メイド「今にも魔法使いノ声で喋りだしそうで~~不快です~」

半神「もう魔法使いじゃないって! 思ったよりキレてるよ二人とも!」


鵺「『くぅぅぅん』『はっはっは……』『んにゃあ……』」ビクビク

半神「鵺は悪いことしたかもだけど、魔法使いに命令されてなんだからさ!」

女神「……確かに少し冷静ではありませんでした」

半神「メイドちゃんも! 無暗に命奪っちゃ駄目だよ!」

メイド「仕方ありません~」

鵺「『ほっ……』『助かった……』『あとは慎ましい生活を……』

メイド「それでは生きたままカーペットにしてしまいましょ~!」ウィィィイイイン

鵺「『!?』『!?』『アンビリバボー……』」

女神「名案ですね。再び敵になられても厄介ですし」ブンッ ブンツ

半神「ごめん、止められなかった」

鵺「『気にするな兄弟』『その気持ちだけで十分さ』『いぎゃあああああああ!!』」



半神「うわぁ……生きたままって、要するに立てなくなるまでボコボコにするってことだったんだぁ……」

女神「それでは向かいましょう。狂王の間へ」

メイド「参りましょう~!」

半神「ねぇ、大丈夫?」

鵺「『……』『へんじがない』『ただのカーペットのようにゃ』」

半神「きっと腹いせだったんだろうね。これに懲りたらもう悪さなんてしちゃだめだよ!」

女神「最後に狂王の間の場所を教えてください」ブンッ ポカッ

鵺「『カーペットは答えた』『この先の通路をひたすら歩く』『あとは着く』」

女神「ありがとうございます。それでは」



鵺「『カーペットは思った』『そういえば』『お礼を言われたのは初めてだった』」

――――――狂王の地下要塞・内部


メタ狼「くっ、ざまあないな。よもやこの俺が逃げ出す羽目に成るとは。しかも……」クンクン

メタ狼「フム、外への道は封鎖されているな。外の臭いが弱い」

メタ狼「入って来た入口は使えそうにない」

セレ「……」

メタ狼「すまんなセレ。あと少しの辛抱だ」

メタ狼「まずは他の外への道を……むっ?」


ぺタ……ぺタ……ぺタ……


メタ狼「次の通路の曲がり道。足音がするな……さらに、この臭いは」

少女A「うっ……うっ……ひぐっ……」ペタペタ


メタ狼「フム、やはり少女Aだったか」

少女A「ひっ!? ……ご、ごめんなさいっ! にげないから… もう逃げないから許しよぅ……うぅ」

メタ狼「その様子ではお主は正気のようだな。無事だったか」

少女A「えっ? ……め、めたろー……なの?」

メタ狼「そうだ。久しぶりだな」

少女A「……あ、あ……あぁ………」

メタ狼「裸足に粗末な服……見るからに脱走してきたか。よく頑張ったな」

少女A「うっ…ひぐっ………めたろーーーぉ!」ダキッ

少女A「みんな……みんな……うぇぇぇえん!」

メタ狼「フム、まずは隠れるとしよう」

メタ狼「ここならば少しは安心か。倉庫のようだが」

少女A「……ぐすっ」

メタ狼「落ち着いたか?」

少女A「うん。めたろーありがとね?」

メタ狼「礼には及ばん。それよりもだ、いったいどうしてお主がここにいる」

少女A「……わかんないの。きづいたらここにいたの」

メタ狼「ではどうして一人この要塞をさ迷っていたのだ?」

少女A「変身して……それで、逃げ出して……」

メタ狼「フム、なるほどな」

少女A「ねぇ……きいてくれる?」

メタ狼「何でも聞こう。言ってみるといい」

少女A「うん……あのね……」


少女Aの話の内容を自由安価
>>550

人間の国に黒い霧が現れ、気がついたらここに連れてこられていた

少女A「あのね……先生の家でお勉強してた時に……突然まっ黒い霧が出てきて……」

メタ狼「黒い霧、か。いつの話だ?」

少女A「えっと、めたろー達が旅に出てから何日かしてかな……」

少女A「それで、先生に早く逃げなさいって言われて……それで……」

メタ狼「そしてどうなったのだ」

少女A「逃げたけど、黒い霧にあっというまにつかまっちゃって……」

少女A「あとはよく覚えてないの……」

メタ狼「気絶したのか。目が覚めたときはどうなっていてた?」

少女A「暗くて冷たいところにいて……。そこが牢屋だって分かって……うぅっ」ギュッ

メタ狼「フム……」ペロッ

少女A「A君、B君、C君の一緒だったの……」

少女A「ねぇ、聞くのが怖かったけど……メタ狼の背中にいるのって……」

メタ狼「セレだ。まさかこんな最悪な形で再会とはな」

セレ「……」

少女A「……セレちゃんにも何かあったんだね」

メタ狼「分かってしまうか。悪い奴に襲われてな、眠りから覚めない」

少女A「死んじゃったの?」

メタ狼「いや、セレは生きている。その手で触れてみるといい」

少女A「……うん」

少女A「……」ペタペタ

セレ「……すー」

少女A「うっ……ひぐっ……セレちゃん……あったかい…」ペタペタ

セレ「……すー」

少女A「とっても……あったかいよぉ……セレちゃん……うっ」ポロポロ

メタ狼「俺たちはセレ助けるため、ここに忍び込んだのだが」

少女A「セレちゃん……セレちゃん」

メタ狼「助けねばならない者が増えてしまったな」

メタ狼「他の者達に何があったか、知っているか?」

少女A「……」コクン

メタ狼「……話してもらってもいいか?」

少女A「……牢屋で皆で話したの。なんとか逃げようって」

少女A「B君が牢屋の外にあった針金をまほーで持ってきて……」


(眠いなんていってられない。電子魔法を使えば周りに落ちてる鉄屑を引き寄せられる)


少女A「C君が針金を曲げて鍵を作ってくれて……」


(オイラにとっちゃこんな鍵なんて、ないのと同じだ!)


少女A「それで牢屋からは何とか出られたの……。だけど……」

~~~~~~~~~~~~

少年A「みんな、はやくこっから逃げ出そう!」

少女A「でもどこに逃げるの? ……どこだか分からないのに」

少年B「ふぁ……力使いすぎた。 とりあえず逃げてどっかに隠れるのがいいと思うよ」

少年C「だな。そのうち先生がオイラ達を助けに来てくれる!」

少年A「扉がある。出口はあそこだ! みんな行くぞ!」ダッ


ギギィィ……


鵺「『あれ、牢屋から出られたんだ。凄いね君達』」


少年A「ば、ばけもの!?」

少女A「そ、そんな……」

鵺「『駄目だよ、ちゃんと捕まってないと』」

少年C「う、うっせい! オイラ達を閉じ込めたのお前かよ!」

少年B「ベットもないし、寒いとこなんて眠れやしない」

鵺「『寒い? そんな訳でしょ、みんな一緒の牢屋に入れてあげたんだから』」


少年A「……少女A。耳貸せ」ボソッ

少女A「……あ……あっ」

少年A「おれたちがバケモノの相手してるうちに……おまえだけでも逃げろ」

少女A「……えっ?」

少年A「そんで先生が来るまで隠れてろ。いいな?」

少女A[そ、そんな! だめだよ!」

少年A「先生を連れて来てくれ。それまでおれたちが……」ジリッ


鵺「『ねぇ女導師? この子達にいけないことしちゃ駄目って教えてあげて?』」ドサッ

女導師「……うっ」

少年A「せ、せんせい!?」

少女A「そんな……先生も捕まっちゃたんだ……」

女導師「よかった……みんな、無事だったのですね……」

鵺「『さあ、女導師。 この子達がこれからも無事でいられるかは君次第だ』」

女導師「師匠の弟子たちには手をださなっ…」

鵺「『どうする? さっさと渡してくれれば手荒な真似はしない』」

女導師「……あなたが何を欲しているかなんて、師匠には分からないです! それより子供達には!」

鵺「『ふぅん。この状況でとぼけるなんて、図太い性格してる……ねっ!」ポゥ

少年C「えっ!? な、なんだこれ……うわぁああ!」

少年B「Cの周りに黒い霧が……! 今たすけっ……僕にも…!?」

女導師「止めてください! 弟子達だけには手を出さないでください!」

鵺「『もう手遅れ。君が言うこと聞かないのが悪いんだ。黒い霧はもういいかな?』」


少年B「……」

少年C「……」


少年A「お、おいお前ら平気か!?」


少年B「……ひゃはは」

少年C「……赤い……赤い」


少女A「B君? ……C君?」

少年B「……あはははあははは!!」

少年C「きざみたい……命……盗みたい!」


少年A「お、おい、お前らどうしちまったんだよ!」

女導師「っ!? 師匠の弟子に何をしたんですか!」

鵺「『誰もが持ってる闇を引きずりだしただけさ。 どう、渡す気になった?』」

女導師「弟子を元に戻してください! でなければ交渉には応じない!」

少女A「せんせい……」

鵺「『勘違いしないでほしいな。これは交渉なんかじゃない』」ポゥ

少女A「あっ……」

少年A「馬鹿っ!逃げろぉおおお!!」ドカッ

少女A「きゃっ!」ドサッツ

少年A「うっ……うわあああああ!!」

少女A「えっ? ……A君?」

女導師「い、今すぐ止めてください! あなたの狙いは師匠一人なのでしょう!?」

鵺「『違う。狙いは君の有する物だ』」

少年A「……」

少女A「A君? ねぇっ……A君?」ユサユサ

鵺「『さあ、少年A君。いや、今は狂人に果てた哀れな木偶人形か。これが何だかわかるかい?』」スッ

少年A「……けん」

鵺「『そうだよ。君はそれを持って何を為す?』」

少年A「……かっこいい、剣士に……」グッ

鵺「『そう。かっこいい剣士たる者、切れない物があってはならない」

鵺「『君は目の前の少女が切れるかな?』」

女導師「なっ!?」

少年A「……当たり前だ。オレは……オレは!」チャキ

少女A「……A君? ……なんで?」ポロポロ

女導師「やめなさいA君! あなたの夢は……っ!」

鵺「『この先、喋って言いいのは僕の質問に対する答えだけ』」

鵺「『でなければ君の美しい朱色の髪に、弟子の紅が降り注ぐことになる』」

少年A「……」チャキ

少女A[……うっ……ひぐっ…」

鵺「『さぁ、出してよ。君が今まで大切に守ってきたものを』」

女導師「あっ……あっ……」

鵺「『これが最後。答えなければ少女は死ぬ。次は少年3人で殺し合わせる』」

女導師「……っ!」

少女A「……せ、せんせい」

女導師「ピンクパールの……ネックレス」

鵺「『やっと喋った。今君がしているものだね?』」

女導師「……」コクン

鵺「『渡してもらうよ』」

女導師「……その前に子供達を開放してください」

鵺「『そうだね。そのまえに……ふっ!」』

女導師「がっ!? ………こども……たちを」ドサッ

鵺「『ひとまず君には眠って貰うとして……』」ジッ

少女A「ひっ!?」

鵺「『君も少年達と同じ運命を辿ってもらおうかな』」スッ

少女A「……いや」

鵺「『さぁ、君も皆と同じになろうか』」スッ

少女A「……いやぁああああ!」

女導師「させ……ないっ!」グッ

鵺「『へぇ。確実に眠らせと思ったのに。さすがは導師、でも代わりに君が黒い霧に囚われた』」

少女A「せ、せんせい!」

女導師「あなたっ……だけでもっ……にげなさいっ!」

少女A「でも……でも!」

女導師「だい、じょうぶ! 師匠は……皆の眼を覚まさせて、から行きますから!」

女導師「さあ、早く行きなさい!」

鵺「『頑張りに免じて君は牢屋から逃がしてあげる』」

鵺「『要塞内で僕の下部に会うことなく脱出できたら君は自由の身だ』」

鵺「『一つ教えてあげる。 僕は魔法使い。闇の、がつくけどね』」

少女A「ぜったい……たすけを……っ!」ダッ


ギギィ……

~~~~~~~~~~~~

メタ狼「そんなことが、あったのか」

少女A「うん……」

メタ狼「女導師と少年達は、闇の魔法使いにより狂変させられたわけか」

メタ狼「……黒い霧を起こして。納得のいく話だな」

少女A「ねぇめたろー……。みんなを助けて……」

メタ狼「ああ、と言いたいが今は状況が悪い」

メタ狼(主よ、今もまだお主は女導師と対峙しているのか。それとも……)

メタ狼「俺はセレを守らねばならん。そしてお主も同様にだ」

少女A「でも……でも……」

メタ狼「焦るな。せっかく女導師や少年Aが守ってくれたのに、無駄にする気か?」

少女A「……」

メタ狼「今は堪えるんだ」

少女A「めたろー……あたし……何も……できなかった」

メタ狼「何もできないなら、逃げきることもできなかっただろう」

メタ狼「自身を持て。今まで逃げ切れたのは、お主の変身魔法が優秀だったからだ」

少女A「……あたしのまほーが?」

メタ狼「そうだ。お主の魔法は……フム、お主は俺が凄いと思うか?」

少女A「……うん。めたろーは変身できるし、かっこいいし、やさしいし……」

メタ狼「フム、ならば実力を認めた者同士。つまり仲間だ」

少女A「なかま?」

メタ狼「仲間だったら少女Aなどではなく、もっと気楽に呼ぶものだ。ある男の受け入りだがな」

メタ狼「セレも元は少女Bだったな。ならば少女Aよ。お主は今日から……」


少女Aの呼び名を自由安価

>>566

アイ

メタ狼「フム、『アイ』というのはどうだ?」

少女A「えっ……なにが?」

メタ狼「お主の呼び名だ」

少女A「あたしの……なんで?」

メタ狼「さっきも言ったとおりだ。それにお主自身、人間の国で呼び名に憧れていたからな」

少女A「そうだけど……でも……」

メタ狼「いきなりすぎたか。それとも、この呼び名では不満だったか?」

少女A「ううん! そんなことない! とってもすてきだと思う!」

少女A「でもあたしには……」

メタ狼「この名前がすてきか。本当にそうなれるかはお主次第だ」

少女A「……えっ?」

メタ狼「仮にお主がここで泣いたままなら。泣き虫の名前だと馬鹿にされてしまうかもしれん」

少女A「……そんな」

メタ狼「しかしこの先、もしお主が名を馳せるほどの立派な魔法使いになったのなら」

メタ狼「この名はお主の言う通り。すてきな名となり、後世にまで語り継がれることになるかもしれんな」

少女A「……!」

メタ狼「この名が『すてき』になるとき、それは」

メタ狼「お主自身が『すてき』になった時だ」

少女A「……あたしが」

メタ狼「問おう、お主の名は?」

少女A「あたしの……名前は……っ!」キッ

アイ「アイです! あたしの名前はアイ!」


メタ狼「いいだろう。アイよ、よく聞け」

アイ「はいっ!」

メタ狼「アイという名前自体に、今は何の意味もありはしない」

メタ狼「故に名前負けなんて言葉もないし、名があることに重荷を感じる必要もない」

アイ「……うん」

メタ狼「お主が生きた証が、『アイ』という名の意味となる」

アイ「あたしの生きた証……」

メタ狼「俺は楽しみにしていよう。『アイ』の名が意味を持つ日を」

アイ「……うん! あたし、この名前をステキな意味をもつ名前にしてみせるね!」

メタ狼「その意気だ。やはりお主は元気にはしゃいでいないとな」

アイ「えー!? なにそれー」

メタ狼「フム、なんでもないさ。 よし、まずはこの要塞から脱出せねばな」

アイ「あっ、それなんだけど……出口はみんなふさがれてるみたいなの」

メタ狼「なに? どういうことだ?」

アイ「逃げてる途中、変な人に見つかりそうになって……それであのばけものに変身したの」

メタ狼「話に出てきた闇の魔法使いか。……おそらく代わり身の操り人形といったところだな」

アイ「そしたら話しかけてきて……」

メタ狼「なんと?」

アイ「えっと、『出口ハスベテ塞ギマシター! HAHAHAHA!』って」

メタ狼「……ちなみにどんな人物だったか覚えてるか?」

アイ「大きい男の人だった。なんか踊ってたかな?」

メタ狼「フム、もしやダンサーか?」

アイ「知ってるの?」

メタ狼「この国に来るために乗った船の船員だ。……操られたのか?」

アイ「あたし、それで泣いてたの。だって出口がないんだもん……」グ~

メタ狼「……何の音だ?」

アイ「めたろーのばか……」

メタ狼「……フム、ここは倉庫だったな。何か食い物でもないか探してみるか」

アイ「お腹の音じゃないもん……。それにここ、ホコリいっぱいだよ? ずっと誰も入ってなかったみたい」

メタ狼「保存食くらいならあるかもしれん。どうせ迂闊には動けんから探してみるぞ」

アイ「……ごはんあるかな?」

メタ狼「あったら幸運だろうな。手伝ってくれるか?」

アイ「うん!」


メタ狼とアイが見つけたものを安価

1、保存食
2、森羅の聖杯
3、謎の抜け穴
4、自由安価
>>573

3

メタ狼「あらかた探したが、目ぼしいものは何もないな」ガタッ

アイ「そうだね……はぁ」テクテク

メタ狼「あの木箱が最後か」

アイ「おねがい! なにかでてきて!」


パカッ


アイ「……」

メタ狼「フム、ものの見事に空っぽか」

アイ「大きい箱なのにそれはないね。あたしなんて……よいしょ」

アイ「ほら、スッポリはいっちゃうのに」カタカタ

メタ狼「む…… アイよ、もっと足踏みしてみろ」

アイ「え? うん、めたろーがいうなら」ドタドタ

メタ狼「この音は……下は空洞か」

アイ「くうどう?」

メタ狼「よし、今度は思い切りジャンプだ」

アイ「う、うん! いっくよーー! えいっ!」ドン ズボッ

アイ「えっ? うわわわわわ! 床が抜けちゃった!」

メタ狼「フム、これは抜け穴だな」

アイ「抜け穴? じゃあ外に出られるのかな!?」

メタ狼「……下に伸びている。外に通じているかは微妙な線だ」

アイ「そっか……どうする?」

メタ狼「決まっている。出口が塞がっている以上、行ける道を行くだけだ」

アイ「あっ、待ってめたろー!」テクテク



視点安価

1、女神、半神、メイド
2、勇者
3、メタ狼、セレ、アイ

>>578

1

―――狂王の地下要塞 女神・半神・メイド 


半神「あれから見張りも番兵みたいのも出てこないね」

女神「……必要ないと判断したのでしょう」

女神「勇者を人質に取られている以上、私は逃げることはできませんから」

メイド「見張りもなにも必要ないということですね~。卑屈すぎます~」

半神「まったくだよね! 許せないよ!」

女神「……」

メイド「どうしたノですか~?」

女神「いえ……勇者が捕まったのなら、セレちゃんとメタ狼は……」

メイド「あ~!」

半神「大丈夫だよ! 魔法使いは兄ちゃんのことしか言ってなかったからね!」

女神「……だと、いいのですが」

メイド「そうです~! メタ様は簡単に捕まるような方ではありません~」

メイド「きっと勇者さんを囮にして~! 一緒に助かられたに違いありません~!」

半神「そっか! だから兄ちゃんは捕まっちゃんたのかも!」

メイド「きっと涙を飲んだ決断だったはずです~~」シクシク

メイド「さぁ行きましょう~! 国ノ仲間と勇者さんの弔い合戦です~!」ダダダダダダダッ!

半神「に、兄ちゃんまだ死んでないって! 待ってよー!」ダダッ

女神「……ですよね。勇者が何もなく、ただ捕まるなんてありえませんね」

女神「メタ狼を、セレちゃんを、そして勇者を信じて。今は前に進みます」タッ



メイド「あ~~~~!」ピタッ

半神「んぎゃ! いきなり止まらないでよ!」

メイド「大きい扉です~!」

半神「ほんとうだ……もしかしてここが」

女神「……禍々しい気配。どうやら間違いありません。狂王の間です」

メイド「こノ先に仲間と勇者さんノ仇が~!」

半神「もう完全に死んだ扱いだね。兄ちゃん」

女神「いいですか? この扉を開けてはもう後戻りはできませんよ」

メイド「いいに決まってます~!」

半神「元はといえば皆を案内したボクの責任でもあるし、最後までつきあうよ!」

女神「……ありがとうございます。半神君、メイドさん」

女神「闇の魔法使いよ。私はここまできました。さぁ、扉を開けてください!」


ギギィィ………


狂王の間にて待ち受けていたものは?


1、狂王がただ一人、玉座にて佇む
2、黒い霧が部屋全体を覆っていた
3、貼り付けにされた勇者
4、自由安価
>>583

魔王のレプリカと狂人の群れ

メイド「開きましたね~。さぁ魔法使い~! 大人しく御縄に……つくノ…で……」


『…あ……あっ……』

『げへへへへへへへへへへ!』

『ガァアアアアアアッツ!」


女神「……これは。いえ、それよりも……」


『あひゃひゃやはははははああああ!!』

『コロセコロセコロセコロセ」

『ははっ……俺は誰だ?……何も分からねぇ……だが……たのしぃいいいい!!!」


メイド「い、いったいななんなノですか~~~!?」

半神「狂王に逆らった精霊達だよ!……皆操られちゃったんだ」

メイド「こ、これが~……」

『いひゃひゃひゃはひゃはああ!』


メイド「い、今にも襲いかかってきそうです~!」

半神「どうしよう……。精霊達はなにも悪いことなんかしてないのに……」

メイド「狙いは魔法使い一人ですノに~!」

女神「狂える精霊達は問題ではない……」

半神「えっ? どういう………っ!?」ゾクッ

メイド「きゅ、急に凄い寒気が~!」ゾクゾク

半神「王様の椅子からだ! あれ……あの王様の座る椅子にいるの、狂王じゃない……?」



『――――』

女神「……狂える精霊達を従えたその様」

女神「かつて暗黒の軍勢と強大な力を用いて、一つの世界を支配した姿そのもの、ですね」

女神「『世界』において、『勇者』と対になる存在。『魔王』よ……」



魔王『―――――』



『うぉおおおおおおおおおお!!!』




『魔王』の姿形、特徴を自由安価


>>587

得体の知れない気持ち悪い巨大な海魔。魔力を喰らって成長し、闇属性と光属性を使う。

半神「ま、魔王!?」

メイド「おとぎ話に出て来るあノですか~? こんな状況で言われたら冗談に聞こえません~!」

女神「……冗談ならどれほど良かったことか」

女神「暗黒の海よりいでし魔族の王」

女神「どこまでも巨大で凶悪」

女神「その身は魔力を喰らい、強大な力を更に際限なく増幅させていき」

女神「その姿は見る者に絶望を与えるほどに醜く、数多くの冒険者の戦意を喪失させた……そう」


魔王『…………』


女神「……たった独り。勇者を除いて……」

女神「そう彼はたった独りで……」


魔王『…………」スッ


『許しがデタァアアアアあ!」ダッ!

『あひゃはあっはははっは!』ダッ!

『コロセェエエエエエエエ!』ダッ!

『ぎひひぃいいいいいいい!』ダッ!



メイド「凶暴化した精霊達が襲ってきました~!」

半神「本当は戦いたくなんてないけど……しょうがないよね……」

半神「……手加減はしてあげるっ! 魔法攻撃!」


半神の使う魔法の名前と効果を自由安価
>>590

名前:ウィル・オー・ウィスプ
効果:光の精霊の魔法。闇を掻き消す強烈な光を以て敵を無効化する

半神「二人は僕の後ろにいて! 力を貸してもらうよ、光の精霊!」ポゥ

『コロシツクセェエエエエエーーーッツ!』

『ぐちゃぐっちゃにしてぇーー――ええ!』

『あはははははははははははははははは!』


半神「闇を掻き消す蒼き閃光球! ウィル・オー・ウィスプ!」


キィイイイイイイイイイイイン!


『あはははははは………あは?』ドサッ

『コロセコロセ…ロ…セ…コ…』ドサッ

『まぶしい…からだ…うごか…』ドサッ


メイド「凄いですショタ君~!」

半神「気絶させるくらいなら簡単だからね。……でも数が多すぎる」ジリッ


『ぎひゃははははあは!』

半神「次だ! ウィル・オー・ウィスプ!」


『やめろやめろやめぉあああああ!』ドサッ

『ぎひゃははあは! ハッズレェぇえええ!』バッ!


半神「味方の陰に隠れてっ!?」

メイド「ツインテ・メイドリル~!」ウィィィィィン!


『ぐがやああああああ!?』ドサッ


メイド「峰打ちですのでご心配なく~!」

半神「ドリルに峰? でも助かったよ、メイドちゃん!」

半神「よし、今度は手加減なしだ!」

メイド「ええ~!? ショタ君が本気出したら精霊さん達死んでしまいます~!」

半神「精霊達じゃないよ! 魔王を狙うんだ!」ポゥ

魔王『――――』

女神「っ! それはいけません! 力が無駄になるだけで……」

半神「跡形もなく消え去っちゃえ! ウィル・オー・ウィスプ!」


キィイイイイイイイイイイイン!


メイド「やりましたか~!?」

女神「いえ……」

魔王『――――』シュゥゥゥ……

半神「そんなっ!? ありったけの力を込めたのに!」

女神「……魔王に生半可な術は通用しない」

メイド「ショタ君ノ魔法は生半可などではありません~!」

女神「……半神君が使用したのが、光の魔法だったこともあります」

女神「あの魔王が操る力は闇。………そして光」

半神「えっ!?」

女神「闇を統べ、光を呑み込み糧とする」

女神「勇者がその命を賭しても魔王を滅しきれなかった理由の一つ……」

女神「相討ちに持ち込めたのが、どれほど奇跡的だったことか」


魔王『――――』

――――――――――――――

視点変更安価


1、勇者
2、メタ狼、セレ、アイ
 
>>596
――――――――――――――

2

――――狂王の地下要塞・隠し通路


メタ狼「フム、もう随分と歩いてきたな」スタスタ

アイ「ねぇ、めたろー……本当にあたし、めたろーから降りなくていいの?」

メタ狼「アイは裸足だからな。これ以上歩かせる訳にもいかん」

アイ「めたろーは力持ちなんだね。 あたしとセレちゃんが背中に乗ってるのに」

メタ狼「セレもアイも軽いからな。どこかのポンコツメイドとくらべれば雲泥の差だ」

アイ「ん? なんのこと?」

メタ狼「独り言だ。それよりもセレをしっかり支えていろ」

メタ狼「セレの水晶玉だけが唯一の灯りだからな」

アイ「でも驚いたね。セレチャンの水晶玉が突然光るなんて!」

メタ狼「水晶玉の意思だ。セレを守るために道を照らしていく」


セレ「すー……」

アイ「でもここ凄いね。なんか秘密基地みたいで!」

メタ狼「もともとあった避難用の隠し通路か、それとも誰かが秘密裏に作った脱出口か」

メタ狼「地肌が見えているから、後者といったところか」

アイ「昔は皆で、いろんなところを秘密基地にしてたなぁ……」

アイ「……ねぇ、めたろー」

メタ狼「なんだ?」

アイ「また……皆一緒に遊べるよね?」

メタ狼「当たり前すぎる質問だな」

アイ「……うん! ……あっ、道が」

メタ狼「フム、行き止まりだな」

アイ「せっかくここまで来たのに……」

メタ狼「アイよ。そこらをくまなく調べるぞ」

メタ狼「倉庫の穴の入口は隠されていた。ならば出口も」

アイ「あっ、そっか。そうだよね!」ペタペタ

メタ狼「どこか質感の違うところがあるはずだ」

アイ「う~ん……あっ」ツルツル

アイ「見つけたよめたろー! 壁にあった!」

メタ狼「フム。周り土壁なのに、ここだけ金属。要塞の外装と同じ材質だな」

メタ狼「お手柄だぞ、アイ」

アイ「えへへ~!」

アイ「あっ、ここに文字が彫ってあるね。……読めないけど」

メタ狼「フム、『託児室』か……」

アイ「たくじしつ?」

メタ狼「地下要塞に託児室。嫌な予想しかできんが……開けるしかないな」


ギィィ………



抜け穴の先は『暗黒の託児室』。そこは……

暗黒の託児室がどのような場所か自由安価


>>561

訂正安価>>602

狂王の生体実験場。合成生物と化した嬰児や失敗作が並べられている

――――狂王の地下要塞・暗黒の託児室


ドクン……  ドクン……


メタ狼「……これは」

アイ「……なに……これ」


コポ…… コポ……   コポ……


メタ狼「緑色の液体が満たされたカプセルが部屋一面、か」

メタ狼「その液体に浸かっているのは……フム」

アイ「めたろー……あたしやA君たちも……こうなる……ところだったのかな?」ブルブル


『……ま……ま…………』


アイ「こんな赤ちゃん……みたこと………ないよ」

メタ狼「嬰児を使った生体実験。 この要塞は表向きも裏向きも腐っているようだ」

アイ「……めたろー」ギュッ

メタ狼「すまんな。また、辛いものを見せてしまった」

アイ「あたしは『人間』だから……。他の種族の赤ちゃんは見たことないけど……」

アイ「いないよね、こんな………『ぐちゃぐちゃ』な赤ちゃん…」

メタ狼「……そうだな。龍族の角、鳥獣族の翼、ゴーレムのように硬い皮膚」

メタ狼「ありえんほどに、多種多様の種族の特徴が出過ぎている」

アイ「……これって、なんなのかな?」


メタ狼「合成生物……。キメラを作る実験、か」

メタ狼「しかしこれでもまだ、上手くいっているほうなのだろうな」

アイ「……」

メタ狼「拒絶反応でも起こしているのか。ほとんどの実験体が虫の息」

アイ「なんで……こんなことするの?」

アイ「赤ちゃんは何も悪いことなんてしてないのに……」

アイ「A君もB君もC君だって……」

アイ「なのに……なんで……」


メタ狼(予想はつく。合成生物を作る理由。地下要塞を有する狂王)

メタ狼(……生体兵器、といったところか)

コポ…… コポ……   コポ……


アイ「ねぇ、めたろー……。この赤ちゃんたち……」

メタ狼「残念だが俺にはどうすることもできん。……今はな」

アイ「……」

メタ狼「……いっそ人思いに殺してやった方がいいのかもしれんが」

アイ「だめっ!」

メタ狼「分かっている。それは俺が決めることではない」

アイ「……セレちゃん、眠っていてよかったね」

メタ狼「……そうだな」

アイ「優しいセレちゃんがこんなの見たら………あれっ?」


セレ「すー……」ポゥ

アイ「セレちゃんの水晶玉がまた光ってる」

メタ狼「フム、また何かを指し示しているのか」

アイ「えっと、光の先は……お部屋の真ん中にある……」

メタ狼「台座か。 何かが安置されているようだが、いったい……」

アイ「……見るしかないよね?」

メタ狼「無論だ。ここまで来たら確認しない手はない」スタスタ


アイ「……コップ?」

メタ狼「いや……まさかここで探し求めた物が手に入るとは」


メタ狼「『森羅の聖杯』だ」

アイ「しんらのせいはい?」

メタ狼「セレの眠りを覚ます為に、必要な道具だ」

アイ「じゃあセレちゃん、起きれるの!?」

メタ狼「といっても今すぐには無理だ。半神も女神もいないこの状況では」

アイ「そっか……」

メタ狼「……聖杯の力を悪用した結果がこれか」

アイ「えっ?」

メタ狼「森羅の聖杯に込められた『命の加護』。どう使えばこうなるのか」

メタ狼「女神の拘束と同時に、実験も一時中断している訳か」

アイ「……?」

メタ狼「アイよ、それを持て」

アイ「う、うん。……よいしょ」コトッ

メタ狼「持ったか。それでは……」


ビーーーー! ビーーーーー!


『侵入者ダァアアア!』『コロセェエエエエ!』


アイ「わっ!? なにこの音!?」

メタ狼「穴倉に逃げ込むぞ! つかまっていろ!」ダッ

アイ「え、ええ!?」ギュッ

『ドコダァアアアアア!』『サガセェエエエエエエ!』
――――
―――
――

アイ「もう! めたろー酷いよ!」

アイ「これとったら音が鳴るって知ってたんでしょ! 教えてよもー!」

メタ狼「警報の一つや二つ、あって当然だろう」

メタ狼「秘密の抜け穴がある以上、逃げ込めば見つかる心配もない」

アイ「もう! ……赤ちゃんたちはどうするの?」

メタ狼「今はなんとも出来ない。が、アレが聖杯の力によるものなら、希望が持てる」

メタ狼「『命の加護』……。これを正しく使えればあるいは……」

アイ「……みんな……助かるの?」

メタ狼「それは分からん。女神達に会うまではな」

アイ「……それってきゃっ!?」ガコッ

メタ狼「フム、託児室の扉の反対側の壁にも入口があったか。次はそっちだな」

アイ「本当に穴だらけだね、ここ……」

――――狂王の地下要塞・牢屋


『起きてよ勇者。いつまで眠っているのさ』

勇者「……うっ」

勇者「ごほっ!………ここは……」

エリマキトカゲ『ようやくお目覚めだね。気分はどうだい?』

勇者「お前はっ!? ぐっ!」ズキン

エリマキトカゲ『無理はしない方がいい。女導師渾身の一撃がヒットしたんだから」

勇者「ごほっ……女導師。そうだ……僕は……」キッ

勇者「やっぱり……思ったとおりだった……」

エリマキトカゲ『何がだい?』

勇者「おまえが全部仕組んでいたことだった。……黒い霧も……女導師の豹変も」

エリマキトカゲ『なにを根拠にそんなこと言うのさ』

勇者「しらばっくれるな……気絶する前に、お前の声を聞いた」

勇者「『とまれ、木偶人形』ってな……」

エリマキトカゲ『……ははっ。それなら分かってるよね。僕は勇者の命の恩人だってことが』

勇者「ふざけるな……」

エリマキトカゲ『まぁ勇者に嘘はつきたくないしね。 そこは認めてあげるよ』

勇者「……」ジャラ…

エリマキトカゲ『今殴ろうとしたでしょ。無理だって、手負いの上に頑丈な鎖で繋がれているんだから』

勇者「なぜ……こんなことをする……」

エリマキトカゲ『世界の創造の為だよ。女神が知ってたのだから、君も知っているんだろう?』

勇者「ああ知っているさ……僕が聞きたいのは……その為になぜってことだ……」

エリマキトカゲ『……』

勇者「ロボットの国で、ロボ娘ちゃんの仲間が犠牲になった……」

勇者「師匠も、少年達も、お前の操り人形にされてあんなことっ……」

勇者「セレちゃんなんて……あと一歩で……」

エリマキトカゲ『……そんなことより、自分の体のことはどうなんだい?』

勇者「なに……?」

エリマキトカゲ『既に知らせてあるよね。元の世界にある君の体。それも僕が預かってるんだけど』

勇者「……それこそ、『そんなこと』だ」

エリマキトカゲ『……ふーん』

勇者「答えろ……闇の魔法使い」

エリマキトカゲ『言ったろ? 勇者には嘘をつきたくないんだ』

勇者「答えたくないって言いたいのか……」

エリマキトカゲ『分かってくれて嬉しいよ、勇者』

勇者「……お前のことなんか、なにも分からない」

エリマキトカゲ『そう。でも僕は勇者が分かる。……だって僕は』

エリマキトカゲ『勇者の友達だから』

勇者「……いい加減にふざけるのは止めろ」

エリマキトカゲ『別にふざけてはいないけど』

勇者「僕の友達ってなら……質問に正直に答えたらどうなんだ」

エリマキトカゲ『それが勇者の友達である為の条件なのかな?』

勇者「……少なくともお前に対してはな」

エリマキトカゲ『そっか。そういうことなら一つだけ、質問に正直に答えてあげる』

エリマキトカゲ『全部教えろ、なんてのはダメだよ? あくまで一つだけだ』

勇者「……じゃあ」


1、どういう世界を創造したいのか
2、勇者の友達だという理由
3、魔王が潜む勇者の体について
4、自由安価
>>617

2

勇者「……なぜ、お前は僕のことを友達だっていうんだ」

エリマキトカゲ『僕の予想の斜め上をいった質問だね。てっきり目的を訊かれるかと思ったよ』

勇者「仮にもお前は……あの世界の住人だ。……あの世界で、僕は友達なんて作らなかった」

勇者「たった……一匹を除いて」ジッ

エリマキトカゲ『ふふ……』

勇者「お前が操るそのトカゲ……。そのトカゲだけが、唯一の……」

エリマキトカゲ『ねぇ、勇者はいつ何処で、このトカゲ君に出会ったか覚えているかな?』

勇者「……なに?」

エリマキトカゲ「怪我をして、動けないでいるエリマキトカゲを助けた時の話さ」

勇者「……覚えている。まだ幼かった僕が、道端で見つけたのがそのトカゲだ」

エリマキトカゲ『その時に勇者がとった行動。傍から見たら傑作だったろうね』

エリマキトカケ『地面に這い蹲る薄汚いトカゲを、家に持ち帰って怪我の手当てなんかするんだから」

勇者「……」

エリマキトカゲ『介抱しながら、勇者はよく話してくれた。自分のことを』

エリマキトカゲ『家族がいないこと、思い描いている夢のことなんかをね』

勇者「……ただの……独り言のつもりだった……」

エリマキトカゲ『そんな勇者を見ていたトカゲ君は、ある日とうとう……』

勇者「……言葉を発した」

エリマキトカゲ『そう、そしてその後。勇者とトカゲ君は友達となった』

エリマキトカゲ『喋るトカゲなんて普通に考えれば魔物としか思えないのに、ね』

勇者「……そんなの僕の勝手だ。まさかおまえ……」

勇者「自分の使い魔の友達は僕の友達、なんて言い出す気じゃないだろうな」

エリマキトカゲ『それこそまさかさ。確かに今となってはトカゲ君は僕の使い魔にすぎない。……けれど』

エリマキトカゲ『君に拾われた当時のトカゲ君は違うんだよ』

勇者「……どういう……ことだ」

エリマキトカゲ『ところでだけど。僕が得意とする魔法の一つに、こんなのがあるんだ』


エリマキトカゲ『転生術』

勇者「……転……生?」

エリマキトカゲ『勘違いしないでほしいのは、転生先は世界に現存する体、てところかな』

エリマキトカゲ『僕は他者の体を乗っ取って自分の体とすることが出来るんだよ』

エリマキトカゲ『ただの使役術や憑依術とはわけの違う、禁忌とされる術だ』

勇者「なんでそんなことを僕に……おい、ちょっと待てまさか!」

エリマキトカゲ『もう分かったよね。あの時のトカゲ君は………」


勇者「……闇の魔法使い、自身……だった?」


エリマキトカゲ『そう、それが質問の答えだ』

勇者「……まさか……そんな……信じられない……」

エリマキトカゲ『勇者の唯一の友達、言葉を発するトカゲ君』

エリマキトカゲ『その正体はこの僕、闇の魔法使い』

勇者「……っ」

エリマキトカゲ『これは紛れもない事実だ』

勇者「なんでだ……。勇者でもなかったこの子供の僕に……なぜお前が……」

勇者「僕が子供の時から、お前は何かを企んでいたのかっ!』

エリマキトカゲ『……』

勇者「黙るな……こたえろよ! 闇の魔法使い!」

エリマキトカゲ『……そういえばまだ、君の口から聞いていなかったね』

エリマキトカゲ『この僕は……君にとってのなんだい?』

勇者「……なに?」

エリマキトカゲ『今度は君が答える番だ』

1、敵
2、友達
3、自由安価
>>623

友達だった
今は…

勇者「……トカゲは僕の唯一の友達だった」

勇者「でも今は……」

エリマキトカゲ『それが君の答えかい?』

勇者「……」

エリマキトカケ『まったく。答えられない質問に黙るのは勇者も同じじゃないか」

勇者「何のために、僕に近づいた……」

エリマキトカゲ『質問に答えるのは一つだけと言ったけど……まぁこれは答えてあげる』

エリマキトカゲ『あの時の僕の怪我は嘘じゃない』

勇者「……え?」

エリマキトカゲ『僕は勇者に嘘をつかない』

勇者「嘘をつかないって……それって……」

エリマキトカゲ『さて、お喋りはここまで。勇者に見せたいものがある』パチン

勇者「待て、さっきの言葉は……」

エリマキトカゲ『いいから見てよ。壁に映した映像を」

勇者「……映像? いったい何が……っ!?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
メイド「正義ノ刃~! スクランダ~・カッ~ト!」ギュイン!

『ぐああああああああ!』

メイド「メイドノ嗜み~! ツインテ・メイドリル!」ウィィィン!

『ぎゃああああああああ!』

メイド「最後ノ止め~! フィニ~ッシュ!」シャキーン!

『ぎぇええーーーーーッ!』


メイド「私が空飛ぶス~パ~・ロボットです~!」ジャジャーン!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

エリマキトカゲ『あ、チャンネル間違えた』

勇者「ちょっ、何これ!? メイドちゃんがって、ええーーーーっ!?」

勇者「なんでメイドちゃんがあんなことを!? まさかまたお前が……っ!」

エリマキトカゲ『言っとくけど僕が干渉してるのは、あのポンコツにやられてる方ね』

勇者「えっ」

エリマキトカゲ『勇者に見てほしいのはこっちだよ』



半神『はぁはぁ……くそ、きりがないや……』

女神『知って飛び込んだ罠とはいえ……すみません。やはり私一人で来るべきでした』

半神『そんなこと言っちゃ駄目だよ! ボクは来たくて来たんだから!』

女神『しかし……』

半神『こらーーー! 魔法使いの卑怯者ー! 出てこーーい!』



勇者「女神に半神君……よかった無事だった……ついでにメイドちゃんも」

エリマキトカゲ『今はまだね。でもこれを見てもそういえるかな?』パチン

『あ……あ……あ……』

『コロセコロセコロセコロセ』

『くかかかかかかーーーっつ!』

『切れ……切れ……切れ……』

女神『くっ……』

半神『くそっ! ウィル・オー・ウィスプ!」ポゥ

メイド『取り逃した分は私が~!』ウィィィン!



勇者「……師匠と同じだ。正気を失って……ただ本能のまま……っ魔法使い!』

エリマキトカゲ『最初は頑張ってたみたいだけど、今じゃ疲れを見せている。そろそろ限界だ』

エリマキトカゲ『そして……これが君にもっとも見せたかったものだ』パチン

勇者「………嘘、だろ?」


魔王『――――』



勇者「……魔王」ゾクッ

勇者『なんで……なんで魔王がこの世界に!? ……お前まさか魔王を!』

エリマキトカゲ『……いや、君の考えていることは違う。あれはレプリカだよ』

勇者「……レプリカ?」

エリマキトカゲ『勇者の体に潜む魔王の魂を使ったね』

勇者「まさかそんなことが出来るわけ!」

エリマキトカゲ『出来る。僕は並の術師じゃない。闇の魔法使いだ』

勇者「……っく!」

エリマキトカゲ『さて、そろそろ時間だ。僕は少し休むよ』

エリマキトカゲ『魔王のレプリカを作るのはそれなりに大変だったから』

エリマキトカゲ『それに、この体ももう限界だ』ピシピシッ

勇者「トカゲがひび割れて……そうか、そのトカゲも」

エリマキトカゲ『その通り、レプリカだ。本体は僕の元にいる』

勇者「それじゃあ、あの魔王もいずれ……」

エリマキトカゲ『あれは魔王の魂の一部を切り取って増幅させたもの。そう簡単には消えないよ』

エリマキトカゲ『さすがは魔王、魂を分割してもあの凶悪さだ』パチン


魔王『■■■■■■■■!!』


勇者「ぐっ! これはっ」 

エリマキトカゲ『引き金を引いた。あと数分でレプリカ魔王は完全に覚醒し暴れだす』

勇者「なっ……お前は女神の創造の力を欲しているんじゃないのかっ!」

エリマキトカゲ『そうだったけど諦めたよ』

エリマキトカゲ『勇者を人質に無理矢理やらそうと思ったけど、どうやら時間切れらしい』

エリマキトカゲ『神様は世界に拒絶されていき、力も失うって本当だったんだね』

勇者(……こいつ、拘束具のことは知らなかったのか?)

エリマキトカゲ『面倒だけど次の手段に移らせてもらうよ』

エリマキトカゲ『勇者はそこで見ているといい。魔王がすべてを破壊する様を』ピシピシ……

勇者「くっ、ふざけるな止めろ! そして師匠達を元に戻せっ!」

エリマキトカゲ『それじゃあね勇者、次会ったときこそ聞かせてくれ』ピシピシ…


エリマキトカゲ『今の僕は、勇者にとって……』パリン……

勇者「……くそっ! まさか魔王が……」

勇者「早く女神達を助けにいかなきゃ。今ならまだ……くっ」ジャラ……

勇者「鎖も牢も力づくじゃ出られない。どうすれば……」


1、絆石のネックレスを使う
2、おや? 天井からガタガタと音が聞こえる
3、自由安価

>>632

2

勇者「そうだ、絆石のネックレスで瞬間移動を………ん?」


ガタガタッ……


勇者「なんだろう……上から変な音が……ぃいい!? 天井が!?」


ヒュ~~~~  ……ゴトッ!


勇者「危なっ!? 天井落ちて来たよおい!」

??『フム、どうやら無事のようだな。主よ』

勇者「この声………やった助かった!」


メタ狼「なんとか無事のようだな。心配したぞ」

勇者「メタ狼!」

メタ狼「まさか隠し通路が牢屋にも続いていたとはな」スタッ

勇者「よかった。メタ狼も無事だったんだ……」

メタ狼「主が時間を稼いでくれたおかげでな。なんとか逃げおおせた」

勇者「体張った甲斐あったよ。セレちゃんを安全な場所に運んでくれたんだね」

メタ狼「む……、それがな」

??『ねぇ! あたしこんな高いところ降りられないよ!』

勇者「えっ、この声……。セレちゃん? じゃない……これは」ジッ

アイ「もう! めたろー!」ブンブン!

勇者「少女Aちゃん!? 」

メタ狼「早い話、要塞外に脱出は出来なかった。そしてアイと合流した」

勇者「アイ?」

メタ狼「俺が少女Aに与えた名だ。そんなことよりも主よ」

勇者「あ、そうだ! メタ狼、女神達が危ないんだ!」

メタ狼「分かっている。途中からだが話は聞いていた」

メタ狼「抜け道はまだ続いている。そこを通れば最短ルートで向かえる筈だ」

勇者「そうなのか! よし早く行こう!』ジャラ…

メタ狼「フム、その前に鎖の解錠だな」グニャ

アイ「わっ……めたろーの手がカギになっちゃった……」

メタ狼「姿形を自在に変えることができる。それが俺の変身だ」ガチャ

勇者「便利なものだね、助かったよ」

メタ狼「さらにもう一つ朗報だ」

アイ「じゃーん!」コトッ

勇者「えっ、それってまさか森羅の聖杯!?」

メタ狼「水晶玉に導かれてな。頂いてきた」

メタ狼「あとは半神に接触すれば、セレを目覚めさせられる」

メタ狼「出口が封鎖されている以上、セレもアイも逃がすことは出来ん」」

勇者「ああ……。アイ、ちゃん。悪いけど付き合ってくれるかい?」

アイ「うん! あたしもしないといけないことがあるから!」

勇者「よしっ! メタ狼、案内してくれ!」

メタ狼「任せておけ」

――――狂王の地下要塞・狂王の間


魔王『■■■■■■■■!!』

女神「今まで手を出すことがなかった魔王がついに……」

メイド「精霊達の相手だけで手いっぱいですノに~!」

半神「はぁっ……はぁっ……」

女神(半神君はもう限界に近い……今魔王に攻められたら……はっ!?)


魔王『■■■■■■■■!!』ゴォォォ…


魔王の行動を自由安価
>>638

イオナズン×1000

魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」ゴゴゴゴ


ゴォオオオオオオオオオオ!!!!


半神「大気が震えている!? こんな大きな魔力ありえないよ!」

女神「仮にも魔王です! それより早く伏せてくださいっ!」

メイド「何が起きるノですか~!?」


バチッ! バチッ! バチバチバチッ! バチバチバチバチバチッ!!


女神「大気中の元素を魔力で震わせいるんです! つまりっ!」

魔王「■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーー!!」キィーン……ピカッ!


バチバチバチッ……ドドドドドドォォォォオオオオオーーーー!!!

ゴォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!


半神「っうわぁああああああ!!?」

女神「姿勢を低く! 高位爆発呪文ですっ!」

メイド「ああああ~~~~!」


魔王「■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーー!!」


ヒュゥウウウウウウウウウウウウウーーーーー!!

バチッバチッ……バチッ……バチッ……


魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」シュ~


メイド「お、おさまったんですか~!?」

半神「な、なんて無茶苦茶な呪文! もしまともに受けちゃったら……」

女神「無事では済まないでしょうね……それよりも……っ」ギュッ


『っががががががが……』

『赤い……なんだ……あれ……?』ドサッ


メイド「精霊さんたちが~!?」

半神「……敵も味方も考えてないんだ。アレはただ、目の前のものすべてを……あっ!?」


魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」ゴォォオオ!


女神「攻撃はまだ………終わっていない!」

魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」ゴォォオオ!


バチッ! バチッ! バチバチバチッ! バチバチバチバチバチッ!!


女神「あの規模の爆発をまさか連続で……!」

メイド「とても防ぎ切れません~!」

半神「……ひどすぎるよ」


『ころ……せ……ころ……せ……』

『他の血で……赤く染まりし我が手……いま…は……』


魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」キィーン……ピカッ!


半神「させない……させないっ!」


半神がとった行動を自由安価

>>644

神の力を全て解放し、爆発力を全て吸収
引き換えに完全に行動不能になる

半神「ボクは……神様だっ」ダッ!

メイド「ショタ君~!?」

女神「なっ……戻ってください! 早くっ!」


魔王『■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーー!!』


バチバチバチッ……ドドドドドドォォォォオオオオオーーーー!!!

ゴォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!


半神「神様の力を見せてあげるよ! やぁっ!」ポゥ


ゴォォォオ………キュィイイイィイイイイン!


半神「はぁっ! はぁっ! ごほっ…!」

女神「爆発力を吸収した!? なんて無茶を!」

魔王『■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーー!!』


バチッ! バチッ! バチバチバチッ! バチバチバチバチバチッ!!


半神「また……くるっ!」ポゥ

女神「っいけない! これ以上無茶をしては半神君が!」

メイド「ショタ君今度は私が~!」

半神「だめだっ! ボクが全部……受けきるんだ!」

半神「みんなみんな! 守りきるんんだぁああああああ!!」ポゥ

魔王『■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーー!!』


バチバチバチッ……ドドドドドドォォォォオオオオオーーーー!!!

ゴォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!


ゴォォォオ………キュィイイイィイイイイン!


バチバチバチッ……ドドドドドドォォォォオオオオオーーーー!!!

ゴォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!


ゴォォォオ………キュィイイイィイイイイン!


メイド「……いつまで……続くノですか? この地獄は……」

メイド「ショタ君が……ショタ君が……」

――――狂王の地下要塞・隠し通路・玉座後方


メタ狼「見つけたぞ『狂王の間』! この隠し扉の奥だ、主!」

勇者「この先に女神達がっ! いくぞメタ狼!」ダッ

メタ狼「おう! アイよ、セレを頼んだぞ!」ダッ

アイ「任せといて、めたろー!」


ガチャ


勇者「女神! 無事……な、魔王が!?」

メタ狼「くっ、既に覚醒していたか!」


魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」ゴォォオオ!

魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」ゴォォオオ!


バチッ! バチッ! バチバチバチッ! バチバチバチバチバチッ!!


半神「……ま…だっ ボクは……」ヨロッ

メイド「ううっ……もうショタ君をイジめないでください~!」

女神「ここまで……ですか…」


勇者「女神!? やばいっ!」ダッ

メタ狼「奴が動く前に間に合うかっ!」ダッ


勇者行動自由安価>>650

メタ狼行動自由安価>>651

退魔の指輪の力発動

ありったけのパワーで地面を打つ

勇者「女神ぃぃいいいいいい!!」タタタタッ!

女神「っ! 勇者!?」

魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」ゴォォオオ!

勇者(……わかる。このままじゃ……間に入ることもできないっ!)

勇者「メタ狼! 地面を撃て!」

メタ狼「なに!?」

勇者「いいから早く! 魔王は僕が何とかする!」

勇者「ありったけのパワーで足場を崩すんだ!」

メタ狼「なるほど把握した! いくぞ!」


メタ狼が床に撃つ技を自由安価

名前、概要など
>>655

ラジカルキャノン 大砲から弾を発射

メタ狼「ラジカルキャノン」グググ……

勇者「メタ狼の背に大砲が造形されて……こんな変身の仕方もあるのか」

メタ狼「いくぞ主。発射ァ!」ドン!


ギュォオオオオオオオオオオ!!! ドゴォォオオオオ!


メイド「魔王に当たってません~!」

女神「いえ、狙いは的中しました!」


ピシピシピシ…… パキッ……バキバキバキ!


魔王「■■■■■■■■■ーーー!?」ゴォォオオ!


勇者「魔王に並の攻撃が効かないなんてこと分かってる.」

勇者「でも足場を攻撃して態勢を崩させることはできる!」

魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」


バチバチバチッ……ドドドドドドォォォォオオオオオーーーー!!!

ゴォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!


メタ狼「攻撃を逸らせたぞ! 女神、メイド! 回り込んでこちらに来い!」

女神「メイドさん、半神君を連れて移動します!」ギュッ

半神「……」

メイド「は、はい~! ジェットスクランダ~起動~!」ウィ~ン


アイ「はやくはやく! こっちだよー!」ブンブン


女神「あれはセレちゃんのお友達の!? っ、メイドさんあそこまでです!」ダキッ

メイド「全速力で飛び込みます~! 捕まっていてください~!」グォオオオ!


アイ「へっ!? きゃああああああ!?」


ズガガガガガガガ!

勇者「今がチャンス! メタ狼、ここから離れるんだ!」ダッ

メタ狼「なにっ!?」

勇者「本物には及ばなくても魔王の魔力は十分に強力。きっと条件は満たしている」ダッ


魔王「■■■■■■■■■ーーー!!」ゴォォオオ!


勇者「目覚めよ『退魔の指輪』!」キィィィン!

勇者「すべての魔力を……吸いつくせぇえええええ!!」


魔王『■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーー!!?』


メタ狼「退魔の指輪だと!? くっ!」ダッ!

勇者「お前をこの世界で……暴れさせる訳にはいかない!」


キィィィィィィィン!


魔王『■■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーー!!』

勇者「増幅された魂の仮の体と成すもの。それは……黒い霧という魔力」

勇者「それを吸いつくされたお前は丸裸も同然……でも僕には」

魔王『■■■■■■■■■■■■■ーーーー!』

勇者「女神より与えられたこの体が……この世界で生きた体がある」

勇者「魔力を無くしても! お前に無いものがある!」

魔王『■■■■■■■ー--ー!!』


シュウウウウウウウウ……


勇者と魔王の行く末

>>660

勇者:魔王の魔力の逆流を受け、瀕死の状態。脅威の生命力で生きてはいるが、通常の方法(精霊含む)での復活は不可
魔王:すべての魔力を吸い取られ、案山子状態

メイド「ショタ君は守りきりました~!」

アイ「ぶつかるかと思った……でもセレちゃんも無事だよ!」ドキドキ

女神「よかった……。……はっ、勇者は!?」グッ

メタ狼「それ以上身を乗り出すな! 指輪の効力範囲だ!」ダッ

女神「……指、輪?」



勇者「滅びろ、偽りの魔王!」

魔王「■■■■■■■■■■ーー!!」

勇者「ここはお前の来ていい世界じゃないんだぁああああーーーーっ!」


キイイイイイイイイイイイイイイン! 


魔王「■■■■■■■■■■■■■■ーー!!」ゴォォォ

勇者「なにっ!? ぐっ……がぁあああああーーーっ!」

女神「勇者が退魔の指輪を!? そんなっ!」ダッ

メタ狼「行くな! 巻き込まれるぞ!」グッ

女神「放してください! あれはおいそれと使っていい道具ではないんです!」

メタ狼「しかしもう遅い! 今近づけば巻き込まれるだけだぞ!」

女神「放してください! 放して……」


キイイイイイイイイイイイイイイン! 


アイ「この音……」

女神「……魔王の魔力が……消えた………勇者っ!」バッ!

メタ狼「消えただと……ならば指輪の効力もっ!」ダッ

メイド「ま、まってください~!」

シュウウウウウウウウ……


勇者(……や……った……のか? ……ぼく……は)ジッ

魔王「………」

勇者(そんな……まだ……魔王……倒れて……いな……とどめを…)

女神「勇者!」

勇者(…この…声、は……)フッ

女神「勇者! 目を覚ましてください勇者!」


魔王「」

メタ狼「体が石化している。所詮は偽物、これでは案山子も同じか。しかしそれよりも……」

メタ狼「女神、主の様子はどうだ!」

女神「……辛うじて生きてはいます。しかし……」

女神「指輪をつけた左手が、肩まで焼けている……」

メイド「ど、どういうことなんですかこれは~!?」

女神「すべての魔力を奪われる。それを察した魔王の最後の手段」

女神「指輪の処理能力を一時上回るほどの魔力を自ら解放したのだと……」

アイ「……どうなっちゃうの?」

女神「魔力の逆流。上回った魔力が指輪の吸収を逃れ……勇者に体に流れ込みダメージを……」

メタ狼「……レプリカとはいえ、魔王というわけか」

女神「レプリカ? それはいったい……」

女神「……あれを……魔法使いが……」

メタ狼「それよりも女神。早くこの場を離れるぞ」

メイド「そうです~! ショタ君も勇者さんも治療が必要です~!」

アイ「でも外には……!?」


『………あっ……あっ……』ユラッ

『殺せ…殺せ……殺せ…殺せ』ユラッ

『くひゃははっはははは!!』


メタ狼「狂人どもが!」

メイド「まだこんなにいたんですか~!?」

アイ「囲まれちゃったよぉ!」


??「流石ですね、勇者君。魔王相手にそんな切り札を隠し持っているなんて」

アイ「この声……せんせい!?」

女神「女導師……あなたも、ですか」


女導師「女神様、お久しぶりです。ですが、すぐに別れとなります」

少年B「ひゃははははあ!」

少年C「赤……赤……赤…血」

少年A「よう……A」


アイ「A君達まで……」

メタ狼「くっ、最後の最後まで難関か!」

メイド「私には誰だか分かりません~!」

女導師「殺したくて殺したくて堪らないのに……あの方はそれを許してはくれない」

女導師「でも今なら。あの方が身を潜めている今なら……」ユラユラ……

少年A「……なぁA。オレ、たくさん殺しても満たされないんだ……でもお前なら……」ユラユラ


少女A「止めてよせんせい! A君! 目を覚ましてよ!」

メタ狼「魔法使いが接触を絶った影響か。主の命を狙っているな」


少年B「あひゃひゃははひゃひゃ!」

少年C「赤……血…肉……見たいみたい見たい!」

ダンサー「HAHAHAHAHAHA!!!」


メイド「ひぃ~~~! なんか変なノいます~~!!」

女神「魔法使いが身を潜めている……ということは支配が弱まって……それなら!」


1、真実の鏡を使う
2、セレの青い水晶玉を使う
3、自由安価
>>668

2

女神「……セレちゃん。できればこんな光景を、あなたに見せたくはありませんでした」

アイ「……え?」

メタ狼「この状況で何を言っている女神! セレは今……!」

ダンサー「Hey! クライナサイーイ!  ブフーーーーーーッ!」

メタ狼「口から液を!? 当たるか!」シュッ


ボタボタボタ! ……ジュゥウウウウウ!!


メタ狼「フム、地面が溶けたな。……毒液か」

ダンサー「金属質ノ犬ニハ熔解毒ガ一番ネー!」

少年B「あひゃはははははは!!」

少年C「赤い……血を……肉を……盗む……ぜんぶ……!」

メイド「……ショタ君がいかに可愛いか分かる瞬間ですね~……あの子たち怖いです~……」

女神「青き水晶玉よ。支配が弱まった今この時。命の加護は必要ない!」

女神「今なら魔法使いにより負わされた心の傷を完全に修復できるはずです!」

アイ「えっ!? 女神さん何してるの!?」

女導師「ふふふふ……いけないと分かっているのに……。抑えきれない衝動が師匠を突き動かす……」ユラユラ

女導師「未だに残る理性が怨めしい……。目の前を血の光景に変えれば……師匠は……っ!」ポゥ

アイ「っ! せんせいだめぇえええ!!」

少年A「これで……満たされる!」チャキ

アイ「……えっ?」

女神「主が力を高めるその力、今こそ解放する時ですっ!」


ポゥ……

キィイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!


青い水晶玉が光を放った!


少年A「まぶし!?」ブンッ!

アイ「ひゃっ!」スカッ

女導師「この……光は!?」

女神「これで……セレちゃんは……!」


水晶玉の光によりセレは?

自由安価

>>672

風の精霊シルフィードとして覚醒

――――
―――

………セレ、みんながあぶないよ


セレ「……うん」


………セレ、だいじょうぶ?


セレ「だ、だいじょうぶ。……そ、その」


………どうしたの?


セレ「え、えっと……。お、おしえてくれて……ありがとう」

セレ「わたし……ずっとずっと……泣いたままでいるところだったから……」


………セレ、しんじてて。セレのお母さんもお父さんも


………セレのことを愛している

セレ「……うん。それを教えてくれたから……わたしは……」


………こんどはセレのばんだよ。セレがみんなに教える


セレ「う、うん。……でも……わ、わたしにできるかな?」


………できる。わたしはあなた。あなたはわたし

………代々の精霊の意思の結晶がわたし。わたしはセレといつもいっしょ


セレ「……ありがとう……セレ……」


………四大元素秘める四精霊 風の精霊シルフィードが末裔 


セレ「いってきます。セレ………おかあさん」


………いってらっしゃい。セレ・シルフィード

――
―――

少年A「くそが! なんだあの光! 外しちまっ……あいつは……!」

女導師「感じる……秘めたる力、気の流れ。ふふっ……ふふふふ!」


アイ「あれって……セレ……ちゃん?」

女神「セレちゃん。……おはようございます」

セレ「……うん、おはよう…。 女神……お姉ちゃん!」ギュッ

女神「……そう呼んでくれて……わたしはとても……」ナデナデ


女導師「セレちゃん……。あぁ……思い出しました。でもどうでもいいこと」ユラユラ

女導師「今の……師匠には!」ポゥ


メタ狼「気をつけろ女神! 気功波だ!」

ダンサー「余所見ハイケマセン―! ブフーーーッ!」


セレ「……!」


セレ行動自由安価

>>676

とりあえず風を起こしてみたら皆が爽やかな気分になった

セレ「だ、だめ……せんせい!」ヒュン!


ヒュゥウウウーーー


女導師「はぁあああ……っ!?」ガタッ

少年B「いひひひひあはあああふぁ……」

少年C「血が……赤が……あれ……ほしかったのって……」

少年A「……なんだよ……これ……どうして……こんな気分になるんだ……?」ツー


女神「セレちゃんの精霊の力は、自然と心を通わせること」

女神「しかしそれは、本来の力の一部でしかなかった」

女神「そう……セレちゃんは『風の精霊』」

メタ狼「風、だと?」

アイ「なんだか……気持いい……」

メイド「そういえば何の精霊なのかは聞いていませんでした~」

女神「おそらくセレちゃんも自身を知らなかった筈です」

メタ狼「……幼き頃に置き去られ、親の顔も知らんのだ。無理もない」

女神「水晶玉の力で根源的力を増幅させられて初めて、自分を自覚した」

メタ狼「そういえば防具精霊が言っていたな」

メタ狼「精霊の大本は火水風地の精霊。一際力の強い者たちだと……」

女神「そう。その一角を成すは『風の精霊シルフィード』」

アイ「セレちゃん……すごーーーい!」ダキッ!

セレ「わわっ! あ、あれ!? Aちゃん!?」

アイ「ぶっぶー! 違うよ!」

セレ「えっ? Aちゃんじゃ……ないの?」

アイ「Aだけど! あたしね、めたろーから名前もらったの!」

アイ「アイ! あたしはアイ、だよ!」

セレ「アイ……ちゃん?」

アイ「うん! えへへ……セレちゃんに負けないくらいいい名前でしょ!」

セレ「う、うん……。とっても……いいと思う!」


少年A「くっそ……ほのぼのしやがって……!」

アイ「あっ……」

セレ「Aくん……」

メタ狼「油断するな。セレ、アイ。あやつらは眼が覚めたわけではない」

メイド「魔王の猛攻で狂精霊ノ大半は戦闘不能ですから~。戦意喪失ノ今なら頑張れば逃げ出せないことも

ないかと~」

女神「いえ、ここでこの件に決着をつけます。セレちゃん、これを」

セレ「……これって……鏡?」

メタ狼「真実の鏡か。そうかこれなら」

女神「力無き私が使っても狂人を元に導くのは厳しい。しかし今のセレちゃんが使えば……」

セレ「わ、わたしが……真実の鏡を?」

女神「シルフィードの力で心を通わせ、真実の鏡で照らした道を歩ませる……」

女神「セレちゃんにしか出来ないことです。お願い、できますか?」

セレ「……うん」

セレ「わ、わたしが……みんなを……」グッ

女神「ふふっ」ナデナデ

セレ「んっ……。……お姉ちゃん?」

女神「……頑張ってくださいね。セレちゃん」ナデナデ

セレ「う、うん! すーー……んっ!」スッ

女神「セレちゃんが集中している間、皆さんには狂人達の相手を」

女神「対象相手が多いのと、セレちゃんは覚醒したばかり。力の制御に時間がかかります」

メタ狼「フム、分かった」

メイド「お安いご用です~。ショタ君が防いだ攻撃と比べたらなんノそノ~」ダッ

アイ「あたしも……!」ダッ

女神「あ、待ってあなたは!」

メタ狼「アイのことなら任せておけ。怪我はさせん」ダッ

女神「……お願いします、メタ狼」

女導師「こんな風ごときで……師匠は止まらない」

少年A「オレは……、斬って斬ってたくさん殺して……最強の…」

メタ狼「フム、お主の夢とはそんなものだったか」

アイ「Aくん……!」

少年A「……あぁ、いい加減にウザくなってきた」

少年B「あははは……」

少年C「すべて……盗んじゃえば……」

メイド「直ぐに目を覚まさせてあげますノで~。それまでは私達が相手です~」

ダンサー「サァ踊ラセテアゲマース! 命ガツキルマデ!」

メタ狼「アイよ、イメージしたか?」

アイ「うん。A君達に見せてあげる」

メタ狼「今は見せかけでもいい。見せてやれ。思い描く未来の自分を」

アイ「あたしの夢。立派な魔法使い……!」

メタ狼「俺も何かに変身するとしよう。武器防具ではない、何かに」



アイの思い描く魔法使いの姿を自由安価>>684

メタ狼が変身する姿を自由安価>>686


※誤記を避ける為、名前を記入のこと

アイなら弁財天のような羽衣を纏った和服姿で

メタ狼なら見た目ウルフオルフェノクで

さてどんな展開になるか
安価なら下

アイ「あたしは魔法使いになる」


―――――あたしはね、まほーのそしつがあるんだよ!


アイ「A君は剣士になるんだよね」


―――――そんでせかいじゅうを旅するんだ!


アイ「あたしも連れてってほしいなぁ」


―――――君も少年達と同じ運命を辿ってもらおうかな 


アイ「でもダメ。今のA君には連れてって欲しくないから」


少年A「もうどうでもいい! お前を殺せればそれで!」チャキッ


アイ「だから取りもどさなくちゃ……みんなの夢を!」ポゥ

キィィィイイイイイイイイイン!


アイ「帰ろうよA君。楽しかったあの頃に」


少年A「!?」

少年B「いひひひ……はは?」

少年C「……天女?」

少年A「て、てめぇ誰だ! Aはどこいった!?」

少年A「あいつを殺さねぇとオレはぁああ!」


アイ「あたしは名前はアイ」

アイ「未来の……」


――――僕は魔法使い。闇の、がつくけどね



アイ「闇になんて負けない、ステキな魔法使いの名前だよ」

少年A「アイだと? そんな奴はしらねぇ! Aを出しやがれ!」

女導師「A君、何を言っているのですか? 相手が誰でも成すことは変わらないというのに」

少年A「うるせぇええーーーーーっ!」

女導師「見るものは人にあらず個にあらず。そこにあるのは」ダッ!


ビュン!


女導師「ただの肉塊なのだから」スッ

アイ「えっ?」


ゴォォオォォォオオオオオ!


女導師「それが誰であろうとも」

女導師「そう、目に映るすべてが。ただの……」


??「残念ですが、それは不正解です」


女導師「おや、新手ですか。ならば精々……!?」


??「師匠の弟子が肉塊等と、そんなことはありえません」

アイ「びっくりしたぁ……」ドキドキ


女導師「なぜ生きて……いえそれよりも……!」



??「どうやら師匠も今一度、学び直さねばならないようです」


女導師「なぜ目の前に……師匠が……この師匠が!」


女導師?「弟子等の前でこの失態。早々に挽回せねばなりませんね」

ダンサー「Meノ動キ二着イテクルトハ! アナタ中々素質アリマース!」

メイド「故郷ロボットノ国より出発して~ここまで来ましたが~」フラフラ

ダンサー「デモ悪足掻キモ御終イデース! ナゼナラMeノ毒液ヲ浴ビタノダカラ!」

メイド「私は~……ここまでのようで……す~」バタッ

ダンサー「体ガ痺レテ動ケナーイ! 神経毒デース!」

ダンサー「留メノ一撃デース! 死ノ歌ト踊リ!」タッタッタタタタ!

メイド「……」

ダンサー「コレハ死ニ行ク者ヘノ子守歌デース! ウケトリナサーイ!」ギュイン!

ダンサー「オ命頂戴! トウ!」シュッ!

メイド「……な~んて。ロボットに毒など効きません~!」

ダンサー「ファイ!?」

メイド「先程みたいに熔解毒にしとけばよかったですね~!」

メイド「隙だらけノあなたにカウンタ~です~!」


メイド行動自由安価

>>695

飛ばせ~鉄拳!ロケットパンチ~

メイド「飛ばせ~鉄拳! ロケットパンチ~!」ガチャ


ズガガガーーーーーーーーーーーアァ!!


ダンサー「ワッツ!? 腕ガ飛グハアアアーーーーーッ!」メリッ!

メイド「もう片方も~!」ガチャ


ズガガガーーーーーーーーーーーアァ!!


ダンサー「ノォォ!? ブビュアアアアアーーーーーッ!」メリメリッ!


メイド「まさしく文字通りノ鉄拳制裁です~!」

ダンサー「オオォ~……ヨクモヨクモ!」グググッ

メイド「なんと~。 あれを受けて立ち上がるとは~」

ダンサー「Meノ鍛エ抜カレタ鋼ノ肉体、コレシキデハ屁デモアリマセン~!」

ダンサー「ソレヨリ今ハ、両手ヲ無クシタ馬鹿ヲ血祭リデース!」

メイド「あらあら~」

ダンサー「今度コソー!」ダッ

メイド「甘いです~! メイドリル~!」ウィイイン

ダンサー「NO!? 今度ハ髪ノ毛デスカ!」

メイド「これなら鋼ノ肉体なんてプリンノように貫けます~!」

ダンサー「コレデハ近ヅケナイ……。ナラバヤハリ……」モゴモゴ

メイド「!!」

ダンサー「モゴモゴオガァアア! (オ望ミノ熔解毒デース!)」

メイド「ぷ~! 口が膨らんでハムスターみたいで~……ぷぷっ…」

ダンサー「モゴァ!(カチーン!)。 モグゴグアァァア!! (モウ死ニナサーイ!) 」

メイド「甘甘です~! 鉄拳回帰~!」カチッ


ビュン ゴガッ!


ダンサー「ブモォ!?  ブハァアーーーーーッ!?」


メイド「撃ち抜け~鉄拳! リタ~ンズアッパ~!」

ダンサー「オォォ……今度ハ一体……顎ニ何カガ……クリティカルヒット……」

メイド「普通に考えればわかります~。射出した両腕は遠隔操作可能なノですよ~」

ダンサー「ナルホド油断シマシタ。ケド……」スクッ

メイド「……まだ立つノですか~。タフ過ぎますね~」

ダンサー「何ノコレシキデース。ソレニ、Meノ体力ヨリ自分の体力デショー?」

メイド「ん~? なんノことでしょーか~?」

ダンサー「トックニ気付イテイマース! Youハ先程カラ全ク移動シテイナーイ」

メイド(……気付かれてたようです~)

ダンサー「Meノ毒液ノ効果ハ、傍目デハ区別不能」

ダンサー「決シテ効果ハ分カラナイ……ナノ二、Youハ初手ノ毒液ヲ浴ビタ」

メイド「……」

ダンサー「熔解毒デナイ事ヲ察シテ避ケナカッタノデハナイ。 Meハ熔解毒シカ使ッテイナカッタ」

ダンサー「アレハ本当ニ避ケレナカッタ。高機動力ヲ有シテイル様ナノニ、トテモ不自然デース」

メイド「……まどろっこしいですね~。言いたいことはスッパリどうぞ~」

ダンサー「OK結論ネ! ソノ実、Youノ体力ノ方ガ限界ニ近付イテイル! ソウトナレバ……」

メイド「なかなか鋭いですね~。そノとおりですよ~。でも~……」



ダンサー「コレハ勝負アリデース! Meハ全ク……疲レテイナイノダカラーーーーァ!!」ダッ!


メイド「甘甘甘です~! エネルギ~は尽きようとも~メイド魂は尽きることはありません~!」ウィィィン!

女神(……考えましたねメタ狼。 あの女導師に揺さ振りをかけている)

女神(そしてAちゃん……いえ、アイちゃんも。あなたの夢、見させてもらいました)

女神(メイドさん、あと少しです。あと少しだけ耐えてください。……もう少しで)


セレ「……んっ!」ポゥ


女神「完全に力を制御できる。……あとはあの二人」


半神「……」

勇者「……」


女神「世界に仇なす魔王の魔力……確実に二人の命をギリギリまで削り取ってしまった」

女神「……どちらも驚異的な生命力でもってはいますが……」

女神「特に勇者……」

勇者「……」

女神「退魔の指輪……。一度発動したが最後、敵味方問わず範囲内の魔力全てを吸いつくす」

女神「己の魔力を吸われ、吸収量を一時超えた魔王の魔力をその身に受けてしまった……」

女神「……並大抵の術師、いや精霊でも回復は困難、ですね」

女神「力がすべて……吸われてしまったのですから……」


ダダダダダダダダダダッツ!


女神「っ!?」


『ぎゃははははははははは! ガキがいるぞぉおおお!!』ダダッ!

『ただ突っ立てるとか襲って下さいってかぁ!?』ダダッ!


セレ「えっ!?」

女導師?「……」

女導師「っ! その目は何ですか……やめてください。師匠を……そんな!」

女導師?「……」

女導師「……その蔑み憐れむような目を! 止めなさいと言っている!」ポゥ


ドガァッ!


女導師「はぁっ……はぁっ!」

女導師?「フム、自棄で気弾を壁に放つとは。らしくないではないか」グニャ

女導師「!? ……わんちゃん、でしたか」

メタ狼「己があるべき存在に、攻撃せんかったことは評価してやるがな」

女導師「……評価? わんちゃんが? この師匠を?」


女導師「あははははは!! いったい何を言ってるんですかねぇ!?」

メタ狼「そうか。貴様に化けたオレの目は、蔑み憐れんでるように見えたか」

アイ「せんせい……」

女導師「小細工を労そうが無駄ですよ! 師匠は止まることなど出来ないのですから!」ポゥ


ドガァッ!


アイ「せんせい!?」

女導師「そう……止められない……ううっ…一度呑まれたら……だから……ごほっ…」ポウッ


ドガァッ!


アイ「なんで!? なんでせんせいは自分に!?」

女導師「あはははは……なんで…っ……師匠は……止まれない……止まることができない……うっ…」

女導師「なんで……目から……滴が…流れる…止められない……あんな……目を見たせいで……」


メタ狼「アイ、俺達は少年等の相手だ」

アイ「なに言ってるのめたろー!? せんせいがっ!」

メタ狼「女導師が何故、己を傷つけているのか。生徒であるお主なら……分かる筈だ」

アイ「……」グッ

少年A「あははははは! とうとうあいつも壊れやがった!」

少年B「あひゃはははははははは!」

少年C「……血……もったいない……オイラが…」


アイ「みんな……」グッ

メタ狼「アイ、いくぞ」グニャ

アイ「……はいっ! みんなを止めなきゃ!」ダッ
 
メタ狼「まずは少年Aだ!」


少年A「ばっらばらにしてやんよーー!」

少年A?「オレの夢はだれにも穢させねぇ……」

少年A「……ははっ! タネなんか分かってんだ! おんなじ手がなんどもきくわけ!」

アイ(あたしは変身魔法の他は何もできなかったけど……!)

少年A?「だらしねぇぞオレ! 負けてんじゃねーよ!」

少年A「っ!?」ビクッ


アイ「……いまなら! ごめんねA君!」ポゥ


アイが新たに使う呪文の名前、概要を自由安価

>>706

エターナルフォースブリザード、相手は死ぬ


―――ようやく私の出番ですわね



少年A?「オレは自分と約束したのに! かっこいい剣士になるって!」


少年A「お、オレはもうなってる! 見ろよオレのこの返り血! たくさん殺したんだぜ!?」


少年A?「血に濡れることが……かっこいい剣士の証?」


少年A「そうさ!」

少年A「だからたくさん殺した! オレは強い! かっこいいんだ!」


少年A?「……じゃあなんでオレは、こんな場所にいるんだ?」


少年A「えっ……」

少年A?「思い出せよ。オレが思ってる格好いい剣士ってさ」


少年A「や……」


少年A?「強くてかっこよくて。どんな相手にも負けなくて。それで……」


少年A「やめ……」


少年A?「世界中を旅していたじゃないか」


少年A「いうなぁああーーーっ!!」



アイ「Aくん」ポゥ

少年A「!? しまった近……」

アイ「エターナルフォースブリザード」

少年A「……え?」

――――
―――
――


少年A「くらえ! ちょうひっさつけん!」

少女A「あたらない! きゅーきょくまほー!」


少年C「いいぞA! やれぇ! そこだぁー!」

少年B「むにゃ……うるさいなぁ、もう。てかどっちさ」

少女B「……え、えっと。 ……そ、そろそろ止めないと先生が……」


少年A「ふっ、やるな。オレのちょうひっさつけんを避けるなんて」ニッ

少女A「きゅーきょくまほーを受けても平気なんて。Aくんも凄いね」ニッ


少女B「……み、みんな。……そろそろ」

少年C「あっ、動いちゃ駄目だぜB姫。B姫は囚われたお姫様役なんだからな」

少年B「ふぁあ……。どっちに捕まってるのか分かんないけどね」

少女A「えいっ! エターナルフォースブリザード! 相手は死ぬ!」

少年A「それは卑怯だろ! 避けてやる!」サッ!


ガラッ


女導師「おはようございます。それでは授業を……」

少女A「……あ」

少年A「せ、せんせぇえええええ!」

女導師「は、はい? どうしましたA君?」

少年C「Aのまほーで先生が死んだ!」

少女B「えっ、えええーーーーーっ!?」

少年B「ふわぁ……この人でなし~……zZZ」

少年A「おまえ……よくも先生を! あっ、先生は死体役ね」

女導師「はっ? ……なるほど。それでは」バタッ

少年A「先生のかたき討ちだぁ! よくも先生を!」

少女A「A君が避けるからいけないんじゃない!」


女導師「……Bちゃんはお姫様として、二人は?」ボソッ

少年B「木」

少年C「茂み」

女導師「……必要なんですか、その役」

少年C「おいら達って、結局そういうもんだって思うし」

少年B「ふぁぁ……いてもいなくても……って感じ」

女導師(……はぁ。この二人にはいずれキッカケを与えねばなりませんね)

少年A「オレの勝ちだ!」ギュッ

少女A「いたい! っ…いたいよ…! Aくん……はなして…!」ウルッ

少年A「せんせいの仇だからな、そう簡単に……いたっ!?」パシッ

女導師「いけませんよ、A君」

少年A「何すんだよせんせい!」

少女A「ぐすっ……」

女導師「A君、あなたの夢は剣士になることでしたね?」

少年A「……そうだけど」

女導師「泣いてる女の子を苛めるのが、かっこいい剣士のすることですか?」

少女A「ううっ……ぐすっ」

少年A「あっ……」

少年A「……ごめん。痛かったか?」

少女A「……だいじょうぶ」

女導師「Aちゃん、相手が死ぬ魔法。あなたはコレを本当に唱えようと思いましたか?」

少女A「っ!」フルフル

女導師「ならよいです。ですが遊びとはいえ、軽々しく死を扱わぬように」

少女A「うん……」コクッ

女導師「特にEFBは人生の汚点になりえます。注意するように」

少女A「うん……ん?」

少年C「どういう意味?」

少年B「ぼくが知る訳ないでしょ……ふあぁ」

女導師「……ちなみに枕詞は?」

少女A「えっ?」

女導師「EFBならば枕詞をつけるのが相場。その部分を聞かせてください」

少女A「そんなのつけてないよ?」

女導師「……詠唱破棄ですか。上級者ですね」フッ

女導師(師匠ときたら……くっ。 あぁ、過去の自分に気弾をぶち込みたい……)

少女A「先生が遠い眼してる……」

女導師「こほん。それでは授業に入りますよ」

少女A「はーい」

少年A「……なぁA。ほんとうにゴメンな?」

少女A「いいよもう。それよりまた遊ぼ? 今度はあたしたちは仲間だよ!」

少年A「……ああ!」



『そうだ……オレは……オレたちは……』

――
―――
――――

アイ「あの時以来だね、この魔法。今度は発動したけど」

少年A「……」

アイ「二人とも先生に怒られちゃったよね。Aくんなんて頭叩かれて」

少年A「……」

アイ「死の魔法って怖いね。だって唱えたら……Aくんが死んじゃうんだもん」

アイ「あたし分かってなかった。死んじゃうって怖いんだね……」

少年A「……」

アイ「なのにA君達は……いっぱいいっぱい……ううっ…」

少年A「……」


アイ「おやすみAくん……」

少年B?「兄ちゃんと約束したよね。今より量子魔法を使えるようにするって」

少年B「はは……」

少年C?「世界中の宝を見つけ出す男になるって。そう約束した」

少年C「オイラは……オイラは……」


『兄ちゃんと約束したんだ。強くなるって』

『兄ちゃんに助けられて、兄ちゃんを助ける』

『そうだ、そのためにオイラ(ぼく)たちは、絆石のネックレスを作ったんじゃないか』


少年B「……」

少年C「オイラ……そっか……盗まなくても持ってた……大切な…もの」


アイ「ゴメンね……。Bくん、Cくん」


アイ行動自由安価

>>719

これは夢でした

アイ「これは夢だから……」

少年B「ああああぁぁ~~っ!」

少年C「でも……盗まなきゃ……持ってるって分かってるのに……盗まなきゃ……」

メタ狼「やはり呼び掛けだけでは戻らんか」

アイ「怖くて……悲しいけど……夢だから……全部ただの夢だから!……だから!」ポゥ

少年B「…あああ……あっ――――――」

少年C「……もう…盗ら、な――――――」


アイ「夢から覚めたらまた……みんなで……遊べる、から。だからあたしにっ……」


少年B「……」

少年C「……」


アイ「おはようって……言わせてね……お願い……」

アイ「……なかない。『アイ』は泣き虫の名前じゃないから」

少年B「……」

アイ「……なかない。『アイ』は立派な……魔法使いに、なる……名前だからっ」ポロ

少年C「……」

アイ「……なかな……あれ? いつの間にか……変身の魔法…とけてたみたい……」ポロポロ

少年A「……」

アイ「……なか…うっ。…ないて……ないよ? だって……また……会え……るんだ…から」スッ


……ドサッ


アイ「……また……あえ…」フッ


メタ狼「……夢か。後のことは任せるしかあるまい。今は眠れ、アイ」


アイ(……みん……な)

アイ「すー……」

メタ狼「フム、女導師が正気に戻ったらどう説明したものか……むっ?」


女導師「ああああああああ!!!」ダダダダダダ!

『げぐかああああ!?』

『ごぁああああああ!?』

『が……あっ…』ビクッツ ビクッ


女導師「師匠はっ! 師匠はぁああああああ!」ポゥ


ヒュウウウウドガァアアアアアアア!


メタ狼「抑えきれぬ破壊衝動を狂精霊に向けたか。あれでギリギリ手加減しているのが恐ろしい」

メタ狼「今のうちに子供らを女神たちの元へ………なっ、あれは!?」


キィィィィィイイイイイイイイイン!


メタ狼「……光の、翼だと?」

        セレの絆石のネックレスが光の翼を出現させた!


『な、なんだよこりゃぁあああ!?』ググッ……

『うぉおおおおおーーーーーっ!!!』ガンガン!


セレ「……あ、あれ?」

女神『セレちゃん。敵に気を取られず集中を』

セレ「えっ? お姉ちゃん!? あれっ!?」

女神『さぁ、早く!』

セレ「う、うん!」ポゥ……


『くそがぁあああああああああああ!!!』

『通せこらぁあああーーーーっ!!!』ガンガン!


女神『無駄ですよ。光の翼は絆石の使用者と仲間を包み込み、攻撃を防ぐ結界』

女神『あなた達では決して破れない。なぜなら……』


女神『これはそういう加護なのですから』ピシッ……

メイド「……」

ダンサー「Youハヨク頑張リマシタ。デスガ……」ググッ

メイド「……っ!?」

ダンサー「ココマデデース。機械デモ、首ヲ掴マレテ持チ上ゲラレルト苦シイデスカ」グググッ……

メイド「……ぁあ゙あ゙……あ゙……!」

ダンサー「HAHAHA! 言イタイコトハ、スッパリ。ソウナンデショー!」グググググッ!

メイド(……ショタ君……メタ様…………ロボ娘ちゃ……)


キィィィィィイイイイイイイイイン!


ダンサー「オヤ? アチラノ方……何デスカ、アノ翼ハ?」

メイド「……!」ガチャ

ダンサー「ン? アナタモ何シ…テェエエエエエエエ!?」

メイド「顔面に最後ノ……メイ、ドリル!」ウィィィン!

ダンサー「ギャァアアアアアーーッ!? 危ナイデーース!!」ポイ

メイド「うっ……」ドサッ ファサァ……

ダンサー「Oh……危ナク顔二穴ガ開クトコロデシタ」

メイド「がはっ…これで……はぁっ……私ノ……勝ち、ですよ~……」

ダンサー「ハァッ? 最後ノ攻撃ヲカワサレテ、何ヲ言ッテルンデスカー?」

メイド「私は……時間さえ稼げば……勝ちなノ、です~」

ダンサー「ン? 時間……?」

女神『ついに来ました。ここにいる者すべてが待ち詫びたであろう時が』

女神『セレちゃんの力は心の闇を振り払い、皆を呼び覚ます。……そして』



………セレ、準備はいい?



セレ「……」コクッ



………セレ、いくよ。汝が名は




セレ「セレ・シルフィード。風の力を受け継ぐ……者なり!」ポゥ




       真実の鏡は 青い水晶玉の放つ 光を受けた!




女神『私の時は終わりを迎える』ピシッ

女導師「はぁあああーーー! っ!?」ビクッ

『がっ………』ビクッ

『なんだ……この……光……?』ビクッ

ダンサー『カ、体ガ!? ウ、動キマセーン!?」ググッ……

少年A「……」

少年B「……」

少年C「……」


セレ「……わたし、自然と動物の心の声しか聞けなかった」


………でも今は


セレ「……聞こえる。先生が、Aくん達が、ダンサーさんが、たくさんの精霊たちが叫んで、泣いてる」

セレ「……どこにいけばいいか、分からない。 何も見えなくて、寒くて、苦しい」


………だから教えてあげなきゃね


セレ「うん。大丈夫だよっ……て。 もう……泣かなくていいんだよって……」ポゥ

女導師「あっ……うっ……」ポロ…

ダンサー「Meノ心ニ………スポットライト……?」

『………あそこに……いけば……』

『もう、泣かなくて……いいのか……』



………シルフィードの名の元に告げる。わたしのもとに集え わたしの風を辿れ



セレ「風の流れは出口があることを教えてくれる。……そして」



        真実の鏡は 聖なる光を 放った!



セレ「光は暗い道を照らしてくれる。出口はもう……」


            すぐそこだよ


キィィイイイイイイイイイイイイインン………――――

女導師「……」

ダンサー「……」

『……』 『……』 『……』 『……』


………セレ、がんばったね。 もう大丈夫だよ


セレ「はぁ……はぁ……う、うん。よかった、けど……」

セレ「女神お姉ちゃんは……?」



勇者「……」

半神「……」

メイド「はぁっ……はぁっ……」

メタ狼「大丈夫か、メイドよ」

メイド「……メタ様~……作戦は……成功したノ…ですか~?」

メタ狼「ああ。狂人化した者はすべて、真実の鏡の光を受けて気を失った」

メイド「よかったです~……あ、あれ~?」ペタペタ

メタ狼「フム、メイドよ。髪が……」

メイド「せ、戦闘中に髪が解けて~!? みみ、見ないでください~! 恥ずかしいです~!」バタバタ

メタ狼「フム、留具が破損したらしいな」

メイド「こっち見ないでください~! 私は大丈夫ですノで女神さんたちノ方へ行ってください~!」

メタ狼「フム、ならばアイと子供たちを頼むぞ」

メイド「ひ~~ん! 早く~! どこか~!」

メタ狼「癖っ毛かと思いきや、下ろすと素直な髪なのだな」

メイド「い~や~で~す~~!」

メタ狼「これは……」


女神「……」


セレ「……どうして?……お姉ちゃん……」

メタ狼「セレよ、何があった」

セレ「……わ、わかんない。気が付いたら……女神お姉ちゃんが……」

メタ狼「……セレよ、首にかけてある絆石を見せろ」

セレ「う、うん。……これ」

メタ狼「あの時と同じ、石化したままか。……だが」
 


――――セレの絆石のネックレスが光の翼を出現させた!――――


セレ「ね、ねぇ……お姉ちゃんは何で……」

セレ「……石に……なっちゃってるの?」

メタ狼「……タイムリミット、か」

勇者「……」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第6章幕引き

女神不在により自動進行

前回に引き続きサブタイトル募集


これまでのサブタイトルは下記の通り


第1章『世界を救った勇者に世界を創造します』
第2章『消し去れ、憎しみとプルプルのアイツ!』
第3章『師匠と試練と子供達』
第4章『夢の祠のその先に』
第5章『エルフの泉に潜む真実』


↓3まで 第6章サブタイトル候補 候補が3つ揃うまで繰越となる

続いて、候補+代案の中よりこの章のサブタイトルを投票により決定

候補は下記の通り


1、『闇の魔法使い暗躍』

2、『狂えし世界の理~犠牲と覚醒、そして別離』

3、『魔法少女アイ惨状』

4、『狂鳴慟哭―汝が失いしもの』


↓集計5票まで



投票の結果、2番に決定


引き続き本編へ    第6章幕引き


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

女導師「……うっ……ここ、は?」

メイド「代わりの髪留め~!どこかに無いんですか~!?」

女導師「……」

メイド「これでは私のアイデンティティが崩壊です~!」

女導師「あの、よかったらこれを。ただの紐ですが」

メイド「あ~! ご親切にありがとうございます~!」キュッ キュッ

女導師「いえ、それでですが……」

メイド「はい~? ……あ、あノ~急に私を襲いたくなったり~?」

女導師「はっ? いえそんなことは……っ!?」ズキッ

女導師「……夢」

アイ「……」

女導師「……ではないか。 ……っ」

メタ狼「気分はどうだ。女導師」

女導師「……わんちゃん」

メタ狼「一つ聞こう。覚えているか?」

女導師「……」コクッ

メタ狼「先に言っておくが。くれぐれも後悔の念に駆られ、思い余ったことをしてくれるな」

メタ狼「まだ何も終わってはいない」

女導師「……ええ」

セレ「……せ、せんせい」モジモジ

女導師「……今の師匠に触れぬように。この身は穢れている」

セレ「……そんな」

女導師「……ここはいまだ危険の香りがします。早く脱出しましょう」




くすくす……

女導師「よろしいですね?」

メイド「待って下さい~! ここにはショタ君も含めて怪我人が沢山いるんですよ~!?」

セレ「……女神お姉ちゃん。……そ、それに精霊さんたちも……」

メタ狼「とても俺達だけでは手が足らん。主や子供らをどう運び出すか」

メタ狼「それに出口は全て封鎖されていると、アイが」

女導師「……大丈夫です。師匠の見立てでは、この地下要塞は龍脈集う龍穴に位置している」

女導師「その龍穴からの力を得て、この部屋にいる対象者全てを地上へと送還できます」

メイド「そんなことができるノですか~?」

女導師「可能なはずです。……さぁ、再び闇の気に呑まれぬうちに」

メタ狼「……いいだろう」

女導師「それではいきます。……解!」ポゥ



【メタ狼達は狂王の地下要塞から脱出した!】

―――狂王の地下要塞・狂王の間


ザッザッザ……



魔王「……」



??「くくっ……なかなかに面白い、狂王たる我が見るに相応しい見世物だった」

狂王「得体の知れぬ声に耳を貸しただけでこうなるとは。おい」パチッ

精霊兵「はっ、ここに」

狂王「損害は?」

精霊兵「牢屋、及び宝物庫が半壊。王の間はご覧の通りです」

精霊兵「そして大多数の労働源。狂精霊の損失」

狂王「くくっ……これだけの見世物だ。見物料にしては安い方か」

精霊兵「さらに申し上げにくいことに……暗黒の託児室より、森羅の聖杯が盗まれました」

狂王「……まぁいい。実験は既に行き詰っていたのだからな」

狂王「異界の者の手土産だが、我はこの見世物で満足いった」

精霊兵「それでは残された実験体は」

狂王「捨て置け。勝手に腐らせろ」

狂王「各兵は要塞の修復にあたれ。ここは最後だ。行け」

精霊兵「はっ」シュッ


魔王「……」


狂王「くくっ……素晴らしい眺めだ。精神の精霊たる我の心を揺さぶるとは」

狂王「いずれ手に入れよう、この力。そして………世界をも!」 

狂王「くくっ…ふっふっふ…………ふはははははははーーーーー!!」





    『おぎゃぁ……』





――――第6章『狂えし世界の理~犠牲と覚醒、そして別離』・完――――


誰もが真実を追い求め


誰もが夢を思い描き


誰もが幸福であることを願った


強く握りしめた拳には


何かを失くす運命があるとも知らずに




これまでの旅を冒険の書に記録しますか?

→はい
 いいえ
    
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――



記録された冒険の書から続きを始めますか?

→はい
 いいえ








         世界は私を拒絶した


  



勇者『……っ』パチッ


勇者『……ここ、は……僕はいったい……』チョンチョン


勇者『っ!?』


女神『……』


勇者『め、女神!?』


女神『……』コクッ


勇者『……っ!」ギュッ


女神『……』


勇者『よかった……! 女神……!』

女神『……』


勇者『あっ、急にごめんっ! でも絶対こうしなきゃって!』


女神『……』フルフル


勇者『と、ところで女神。ここは何処か分かる?』


女神『……』


勇者『なんていうかこう……真っ白い空間っていうか。何もないよね、ここ』


勇者『なんで僕、こんな所にいるんだろう……』


勇者『ねぇ、女神……?』


女神『……』スッ

勇者『……女神? どうしたのさ、僕の胸に手なんか当てて』


勇者『ちょうど心臓の位置だよね。ははっ、今少し鼓動早いかも』


女神『……』ススッ


勇者『今度は僕の手? ……あっ』


女神『……』ギュッ


勇者『……退魔の指輪。……そっか、僕はこれを……」

勇者『あの場にいる誰もが傷ついていて……。使うより魔王を止める手段が無かった」


女神『……』


勇者『……結局僕は、今度も魔王より先に倒れてしまった』


女神『……』


勇者『……だから、なのか』


女神『……』


勇者『君が……神の拘束具から、解き放たれているのは』


女神『……』

女神『……』


勇者『僕の力が退魔の指輪に吸われたのもあって……支配者の権利を喪失したのか』


女神『……』


勇者『……ねぇ、女神』


勇者『なにか言ってくれよ……』


女神『……』


勇者『……女神』


女神『……』スウッ

勇者『……っ!』ギュッ


女神『……』


勇者『……僕は何も見ていない』


『……』


勇者『何も……見ていないから……だからっ』



『…』


勇者『いなく……ならないでくれっ……女神……っ』





勇者『まだ君に……伝えてないことが……いっぱい、あるんだ……っ』

―――アルテ帝国・海岸の家


勇者「……生きてる」

浮き輪精霊「あら、ようやく起きたの」

勇者「……君は、ヨット精霊の妹の」

浮き輪精霊「浮き輪の精霊よ」

勇者「……ここは」

浮き輪精霊「私の家。具合はどうなの? 痛い所とかある?」

勇者「……ない。どこも、痛くない……」

浮き輪精霊「ま、当然よね。私の家に大所帯が押しかけて来た時」

浮き輪精霊「誰もが傷を負っていた中で、あんただけは」

勇者「……」


浮き輪精霊「傷の一つも負ってなかったんだから」

勇者「……っ、頭が……」ズキッ

浮き輪精霊「無理はしないで。怪我は無くても数日間眠り続けていたんだから」

勇者「僕は……」

浮き輪精霊「私が聞いたことを話すより、本人達から直接聞いた方がいいわね」

勇者「……」

浮き輪精霊「あなたの仲間は今、それぞれの場所で体と心を休めている」

浮き輪精霊「会いに行くといいわ。話もそこで聞きなさい」

勇者「……ああ」

浮き輪精霊「ちなみに私に聞きたいことはある?」

勇者「……女神は、どこにいるのかな」

浮き輪精霊「……私には信じられないけど。それ、らしいわよ」

勇者「……」

浮き輪精霊「この家は今、あなたの拠点になってるから。だからまた後でね」

勇者「……」コクッ

勇者「……女神」

女神「――」


返事が無い。女神の体は祈るように両手を胸の前で結び石化してる


勇者「首輪と手錠が外れてるね」

勇者「簡素なドレスだけが残ってる」

勇者「……どこかで見たよ。こんな光景を」

女神「――」

勇者「……覚えてるかな。花の国でした勝負。まだ君に伝えていない」

勇者「……だから」ギュッ


女神「――」


勇者移動安価

1、防具精霊の店  メタ狼・女導師
2、海岸        セレ・アイ
3、教会        メイド

>>773

2

―――海岸


船精霊「見習い! 賢者の石の出力をあげろ!」

見習い「よ、よし! ……このボタンか?」ポチッ

船精霊「う、うわ馬鹿! そこは違う!」

見習い「な、なに!? ええいボタンがたくさんあってどれがどれだか分からん!」

船精霊「ざけんな覚えろよ! 30ぐらいしかねーんだから!」

見習い「充分多いだろ!」


アイ「……」

セレ「……」


船精霊「この操作が出来ないんなら船でのお前の仕事はないからな!」

見習い「ううっ……ここでも怒られてばかりだ……」

船精霊「まったく……」

アイ「ねぇ」

船精霊「ん? なんだよ」

アイ「……Aくん似てると思ったけど。そうでもなかった」

船精霊「は?」

アイ「Aくんはもっと格好いい」

船精霊「はぁーーーっ!? いきなり何言ってくれてんの!?」

アイ「……」

船精霊「言っとくけどオレの方がお前より年上なんだからな!」

アイ「……ちっちゃ」プイッ

船精霊「……」ブチッ


セレ「はわわわわわわ!」

船精霊「……このっ!」

アイ「……」

船精霊「……ったく。船にいるのはいいけど作業の邪魔はすんなよな」

セレ「……あ、あの!」

船精霊「な、何か用かよ」

セレ「……ご、ごめんね? でもアイちゃんは今……その……」

船精霊「……別にいい。オレは器のでかい船の精霊だからな」

セレ「……ありがとう」

船精霊「―――っ! れ、れれ礼なんか言われる筋合いないっつーの!」///

セレ「……よかった……あっ」


勇者「……セレちゃん」

セレ「……」トテトテ ポフッ

勇者「……」ギュッ

セレ「……」ギュー

勇者「ごめんね」

セレ「……」フルフル

勇者「おはよう」

セレ「……うん。おはよう」

勇者「……僕のこと……もう、怖くないの?」

セレ「……」ギュー

勇者「そっか……」ナデナデ


船精霊「……」

見習い「えっと、このボタンだったよな。よし」ポチッ

船精霊「……ぐふっ」ポタポタ

見習い「ええっ!? ま、また間違えた私!?」

アイ「……」

勇者「アイちゃんも、無事でよかった」

アイ「……うん」

勇者「話を、聞きたいんだ。いいかな?」

セレ「……」コクッ

アイ「……」


船精霊「……」

見習い「私かぁあああああ!? 私のせいなのかぁああああああ!?」

ダンサー「HAHAHA!」

―――
――

アイ「……」

勇者「……ちょっと待ってくれ。……君が?」

アイ「うん。あたしが皆をころ」

セレ「ア、アイちゃん!」

アイ「……」

勇者「まさかそんな……あの子達が……」

セレ「……わ、わたしが精霊の力を使うの、時間がかかって……それで……」

アイ「あたしがやったんだもん。セレちゃんは関係ないよ」

セレ「……そ、そんな」

アイ「みんな凍らせちゃう死の呪文。分かってて使ったのあたしだから」

勇者「君は変身魔法しか使えなかったんじゃ」

アイ「……その魔法で大きくなって、その時だけ使えるようになったから」

アイ「もういい? あたし疲れちゃった……」

勇者「アイちゃん、君は……」

アイ「あっちで休んでくるね……」フラフラ

勇者「……信じられない。あの子はまだ、子供で……友達を……」

セレ「……ね、ねぇお兄ちゃん」

勇者「ん? お兄ちゃんって、僕のこと?」

セレ「……う、うん。変かな?」

勇者「いや、嬉しいよ。それでなに、かな」

セレ「……メタ狼がね。―――だって」

勇者「……えっ?」チラッ


見習い「おい起きろ! いいのか! あたしがこの船をもらうぞいいのか!」

見習い「うん、もうそれでいい気がしてきた!」

船精霊「いいわけねーだろ……」

セレ「……だ、だから、その……」

勇者「分かった。メタ狼にはこれから会いにいって詳しいことを訊いてくるよ」

セレ「う、うん……」

勇者「よし、じゃあ早速……」

セレ「……お姉、ちゃん」ボソッ

勇者「……」

セレ「……わたし、アイちゃんと一緒にいるね」

勇者「頼んだよ」

セレ「……」コクッ タッタッタ



勇者「……セレ・シルフィード。そして羽衣の魔法使い、か」



勇者移動安価

1、防具精霊の店   メタ狼・女導師

2、教会       メイド


>>783

1

―――アルテ帝国・防具精霊の店


女導師「―――というのが師匠の推測です」

メタ狼「フム、なるほどな」

メタ狼「主が退魔の指輪を使ったがために、神の拘束具の効果も消え失せたということか」

女導師「わんちゃんと防具精霊の話を聞く限りは、恐らく」

女導師「支配者である勇者君の力が尽きて倒れたが為に、拘束具による封印が解けたか……」

女導師「それとも拘束具自体の力も吸われ、効力を失ったか」

女導師「あるいはその両方か」

メタ狼「どちらにしろそれが幸いした」

メタ狼「女神の加護のかかりし絆石。それがセレの身を守ったのだからな」


ヨット精霊「……で、これどこまでが本当の話なわけ?」

防具精霊「私の防具の性能を上回るなんて……くっ」

メタ狼「無論、全部本当の話だが」

ヨット精霊「いやいやいや」

ヨット精霊「えっ? 魔王とか、神とか……えっ?」

女導師「ここで語ったのは全て事実。しかし無理に信じなくてもよいです」

ヨット精霊「……防具精霊はどう思う?」

防具精霊「私の防具私の防具私の防具……」ブツブツ

ヨット精霊「……ふ~」

防具精霊「ひぃい!? な、なにすんのよアンタはーーーっ!」ゾワゾワ

ヨット精霊「あびゅう!!」バキッ

防具精霊「耳に息吹きかるとか、何考えてんの!」

ヨット精霊「ぼ、防具精霊と結婚したいと思っています……」

防具精霊「絶対あんたとは一緒にならないわ!」

メタ狼「フム、狂化した精霊たちの件もあるからな。ここは……む?」


勇者「聞いた話だとメタ狼達はここに……あっ」

メタ狼「主、目覚めたのか」

勇者「メタ狼……心配かけたね」ナデナデ

メタ狼「まったくだな。ここのところ心労が溜まってばかりだ」フリフリ

勇者「……先に、セレちゃんとアイちゃんに会ってきたんだ」

メタ狼「フム、ならば事の大筋は既に聞いているな?」

勇者「うん。だからさらに細かいことを聞こうと思って……あなたにも」

女導師「……」

勇者「……お互い、話さなきゃいけないと思うんです」

女導師「……そう、ですね。ええ、その通りです」

メタ狼「まずは先程の話を主に聞いてもらう。あくまで推測の話だが……」

メタ狼「―――以上だ。それで確認をとる為、ここを尋ねてきたのだ」

勇者「……やっぱり、そうなのか」

メタ狼「それは主もこの考えに至っていたということか?」

勇者「なんとなく、というか。まぁそうなるよ」

勇者「セレちゃん達の話を聞いた時。加護の力が一時的に復活した理由はそれしかないって」

メタ狼「フム、では女導師よ。もう一つの方を頼む」

女導師「……はい」

勇者「もう一つ?」

メタ狼「主の体についてだ。指輪を着けていた左手は焼け爛れ、もはや炭化一歩手前」

勇者「……」

メタ狼「恐るべき魔王の魔力そのもので受けた傷。並大抵の術師では手のつけられないほどだった」

メタ狼「にもかかわらず」

勇者「……僕の体に、ダメージは残っていない。このこともやっぱり女神が?」

女導師「……結論から言って、『命の加護』が働いたのかと」


勇者「え……?」

女導師「……勇者君が指輪を使い倒れたことにより、女神様の拘束が解き放たれたという仮説」

勇者「たぶん、当ってると思います」

女導師「絆石の発動の理由としての仮説ですが、それは勇者君にも当てはまったのではないかと」

メタ狼「『命の加護』の詳細は不明。だがそれが瀕死の者を癒すような効果なのなら説明がつく」

勇者「……セレちゃんの絆石と一緒に、命の加護も発動していたのか」

女導師「もしかしたら、ですが」

メタ狼「女神が人知れず時間を迎え、今はどの加護の道具も石化してる」

メタ狼「確認は取れない」

勇者「……最後まで、僕は女神に助けられたのか」

女導師「……」

勇者「あの、師匠……」

勇者「師匠は、体の方は大丈夫なんですか」

女導師「……はい」

勇者「なら、よかったです」

女導師「……師匠の体など、どうでもいいことでしょう」

女導師「こんな、穢れきった体など……いっそ……」

勇者「……そんなことないです」

女導師「……」

勇者「そんなこと、ないです」

女導師「……全て、師匠の責任です」

女導師「師匠の力が足りないばかりに闇の魔法使いに……」

女導師「黒い霧に囚われた……子供達と一緒に……」

勇者「……」

メタ狼「そして魔王陥落の後に、他の狂化精霊と共に現れ俺達と交戦」

メタ狼「アイの魔法。死を促す呪文で片をつけたという訳だ」

女導師「……っ」

メタ狼「さて、その理由だが」

勇者「……手遅れ、だったから」

メタ狼「そうだ」

女導師「……師匠達が命じられるまま、本能に従うまま殺戮を続け積み重なった罪」

女導師「精霊は万物の化身ともいわれます。あるいは火、あるいは水、あるいは風、あるいは土」

女導師「精霊を殺めるとは、それらに敵対することと同義」

勇者「……つまり」

防具精霊「簡単な話よ。例えばあんたが防具精霊の私を殺したとしたら。その時点であんたは防具に呪われる」

防具精霊「特殊な効果を受けられず、外すこともできず、その身には災厄が訪れる」

勇者「……一生、防具といわわれるものを装備できなくなる訳か」

防具精霊「鎧とか盾とか全部含んでるからね。私は。それが火土風土の精霊の強さの一つでもある」

防具精霊「公儀的な精霊な程、呪いは多く強い。その点こいつは私に比べると弱いわ」ゲシッ

ヨット精霊「……ぼ、防具精霊は俺がまも……がくっ」

メタ狼「何気に強い精霊だったのだな」

防具精霊「……そして、あんた達の言ってることが事実なら」

防具精霊「あまりにも多く、殺し過ぎたわね」

女導師「……」

防具精霊「不可抗力だとしても。殺された精霊はお構いなしに呪いを残すわ」

防具精霊「あなたは精霊の呪いに耐えるだけの力があるみたいだけど」

防具精霊「人間の子供に、耐えきれると思えないわね」

勇者「……狂化から解き放たれても精霊の呪いがその身を蝕み、命を奪うっていうのか」

メタ狼「だからアイは使ったのだ。『氷結』の即死魔法をな」


メタ狼「いや、俺達が使わせた。というのが正しいのか」

勇者「……」

女導師「……」

メタ狼「フム、主よ。この店で買った物を覚えているか」

勇者「……ああ。神の拘束具とリクルートスーツ。そして」

防具精霊「私のオススメ、『夢のズボン』ね」

メタ狼「さて、防具精霊が拾い、尻の部分が破けていたというこのズボン」

メタ狼「これの落とし主について、俺達は心当たりがあるな」

女導師「わんちゃんの話は本当に奇跡のように感じました。運命か、それとも必然なのか」

勇者「……その落とし主は、この世界から少し外れた世界に住んでいる」


メタ狼「そう、その者が住まう国。それは―――」

―――???


??1「おい! いい加減に起きないか!」


少年A「……A」

少年B「……むにゃ」

少年C「……すぴ~」


??1「……こやつら陛下の前だというのに。まったく常識を疑うな」

??2「でもそれ、破けたズボンを現世に放り投げる人に言われたくないっすねきっと」

??3「心配せずともそろそろですわ」

??3「さぁ目覚めなさい現世の子供よ。目覚めればそこには夢が広がっていますわ」

??3「私は夢を統べし者。ここは常世、夢の国。通称……」


女王「夢魔の国」

メタ狼「これはアイが変身魔法を使った時に、起きていたことだ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


メタ狼「大丈夫か、アイ」

アイ「うん。先生、急に襲ってきて……っ」ビクッ

メタ狼「案ずるな。心に揺さぶりをかけ続け、少しでも動きを止める」

アイ「……みんなを助けるためだもんね。大丈夫、あたし頑張る!」


―――それだけでは駄目だ! 狂化が解けても精霊の呪いを受けどのみち死ぬ!


メタ狼「む?」

アイ「えっ!? なにこの声、頭の中から聞こえる!?」

メタ狼「この声は……」


―――お前達がまさか捨てた私のズボンを持ってるとは。お陰で夢が繋がった


―――時間がない。手短に言うぞ。少年達を助けたければ殺せ!


メタ狼「お前は夢魔の国の隊長だな。暫くぶりだが何のつもりだ」

アイ「っ!? なにこの声、ふざけないでよ!」


―――言い方が悪かった。仮死状態にしろ。それで少年達は助かる!


メタ狼「どういう意味だ。ちゃんと説明しろ」


―――精霊の呪いだ! ~~~ああもう面倒だ! 『夢』を魅せるぞ! ポゥ


アイ「っ!?」

メタ狼「……なんと」

―――伝わったな! いいか、仮死状態にするんだ! あとはこっちでなんとかする!


アイ「……そんな……あたし、できないよ」

アイ「A君達を……殺す、なんて……」

メタ狼「他に方法は無いのか」


―――これが一番確実なんだ! 分かったら早くしろ!

―――友がこのまま死ねば後悔するのは貴様だぞ!


アイ「……っ」ビクッ


―――魔法の心得はあるな。お前の夢を覗いて分かった。氷結の即死魔法を使え


アイ「うっ……うっ……」


―――安心しろ。体は凍てつこうとも魂は我々夢魔が守る

―――もう一度言うぞ。殺らなければ、死ぬ


アイ「……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^

メタ狼「一瞬の出来事だ。突然白昼夢のようなものに襲われ、事情を知った」

勇者「……つまり少年達は」

女導師「完全に死んではいない……。氷の中で仮死状態となり夢を……」

勇者「……そっか。僕の持つ聖なる釘。それの元は夢魔黒山羊の欠片だったように」

メタ狼「夢のズボンもまた。夢魔の国の隊長の欠片だったという訳だ」

メタ狼「当初から心当たりはあったとはいえ、まさか役に立つとはな」

勇者「……よかった」

勇者「本当に……よかった……」

メタ狼「……ただ、アイの心には大きな傷が残っている」

勇者「……」

メタ狼「説明は何度もした。が、アイはそれを受け入れない」

勇者「……どうして」

女導師「……あの子もまた、優しい子だからです。即死魔法の感覚が褪せることなく残っている」

女導師「死の呪文は、凍てつく心を持って対象者の『死』をイメージして唱える」

勇者「……」

女導師「……あの子にはまだ、早すぎる魔法だったんです」

メタ狼「少年達の体が凍てついてるようにまた、アイの心も凍てついてしまった」

メタ狼「一度少年達の『死』を明確にイメージしたアイにとって」

勇者「……少年達は死んだ、いや自分が殺した。それだけ、なのか」

女導師「……すべて、師匠の責任です」


メタ狼「そう、アイは少年達の生を実感出来ない。思い描くことが出来ないのだ」

メタ狼「もっとも今はそれでいいのかもしれん」

メタ狼「実際にどう転ぶかは俺達には分からんのだからな」

女導師「……」

勇者「……少年達の体の方は今どこに」

女導師「……この町の教会に。そこには師匠達と同じく狂化された精霊達もいます」

メタ狼「メイドもそこだ。そして半神もな」

勇者「半神君……彼も確か危ないところだったって聞いた。……今はどうなのかな」

メタ狼「フム……」


半神の状態を安価

1、元気
2、未だに意識が戻らない
3、自由安価

>>802

1

メタ狼「一時は力を限界まで行使した影響もあり、危険な状態だったが……」

メタ狼「半分神なだけあるのか、今は無事に回復している」

勇者「じゃあ元気ってことでいいの?」

メタ狼「ああ。主の起きる三日程前に目を覚ました」

勇者「………良かった。彼にはたくさん助けてもらったから」

メタ狼「そうだな。女神とメイドがあの瞬間まで無事だったのは半神のおかげだ」

勇者「今から様子を見に行くよ。二人は……」

女導師「……」

メタ狼「……フム。スマンな、未だここで聞くことがある。一緒には行けん」

勇者「わかった。じゃあ僕一人で行ってくる。……ええと教会の場所は?」

メタ狼「ここから見えるあの建物だ。単純にアレに向かって歩いて行け」

勇者「うん。それじゃあまた後で海岸の家で」タタッ

女導師「……」

メタ狼「女導師よ、本当に行かなくていいのか? 教会には子供達の体がある」

女導師「……」

メタ狼「だというのに、お主は一度たりとも様子を見にいっていない」

メタ狼「それどころかアイとセレとの接触をも拒んでいる」

女導師「……」

メタ狼「お主は子供達の師なのであろう? それならば……」

女導師「……して」

メタ狼「フム?」

女導師「……どんな顔をして、氷の棺で眠る子供等に会えというのですか」

女導師「すべて……何も出来ずいたこの……師匠の責任だというのに……っ」

女導師「師匠のみならず罪無き子供達がその手を赤く染めて!」

女導師「あの方から預かった大切な品を手放して!」

女導師「アイにはその心に深き傷を残している!」

メタ狼「……」

女導師「……そして、女神様に残された時間を……勇者君と共有したかったであろう時間を失わせたのもすべて!」

女導師「すべてっ……師匠の責任じゃぁないですかっ……それなのに……!」

メタ狼「フム……」

女導師「はぁ……はぁ……っ……師匠はもう二度と、あの子たちの師匠などと……」


メタ狼「責任は負うだけではない。果たすこともできる」


女導師「……っ」ビクッ

メタ狼「仮にお主が事の全ての責任を負ったとして……」

メタ狼「それを一人で果たしきることができるか? 少なくとも俺には出来ない」

女導師「……くっ」

メタ狼「その身に果たし切れぬ責任など、前も見えずに背負い込むものではない」

メタ狼「かつてその身に世界の命運全て背負わされ、滅んだ男を俺は知っている」

女導師「……っ」

メタ狼「自責の念にかられた所で、現状は何も変わらない」

女導師「……」

メタ狼「もっともそれは、俺が言うまでもなく分かっていることと思うがな」

メタ狼「……フム、お喋りが過ぎた。今日のところは……まぁいい。戻るぞ」

メタ狼「今は誰しも心の整理をつける時間。主も平気そうな顔をしていたが心内は……」スタスタ

女導師「……師匠は」ギュッ


ヨット精霊「すぅぅぅうううううきぃいいいいいだぁああああーーーーっ!」

防具精霊「ふん! 雰囲気くらい作ってから来なさい」バキッ!

ヨット精霊「ぶふっ!」メキッ

防具精霊「ったく……。あ、もうお帰り?」

女導師「……ええ」

防具精霊「そう。でもできれば何か買っててくれると嬉しいんだけど」

女導師「……それでは、何が置いてありますか?」

防具精霊「防具のことなら何から何まで。装飾品なんかもまぁあるけど。そうねぇ……」


提示商品を自由安価
名前、性能などの概要

>>813-815

名称:聖アルテ公のアミュレット
効果:中央に深い群青色の宝石が埋め込まれたアミュレット
   一度だけ、あらゆる攻撃から味方全員を護ることができる
   が、代償として使用者の魂は永遠の闇をさ迷うことになる

防具精霊「まずはコレ。聖アルテ公のアミュレット」

防具精霊「群青色の宝石は守護の力を秘めてるわ。……けど」

女導師「……呪い、ですね。代償を必要とするものかと」

防具精霊「端的に言うとそう。使ったら最後、魂は永遠の闇へと沈む」

女導師「……永遠の闇」

防具精霊「闇の説明は不要よね。あなた一度それに身を委ねているんだから」

防具精霊「次に転移のクロス。あなた導師っていうから用意したわ」

女導師「天衣、ですね。確かに師匠の肌に合いそうです」

防具精霊「精霊の力と許しを得た時。着用者は精霊の力が届く範囲に転移できる」

女導師「っ!? なぜ……これを……師匠に……」

防具精霊「とっても便利よぉこれ。特性柄、精霊がいないと使えないのがネックね」

女導師「……師匠には過ぎた品物です」

防具精霊「あら、私はそうは思わないけど?」

女導師「……あなたには事の顛末を伝えたはず。故に師匠がこれを身に着けることは……」

防具精霊「ふーん、だから私もあなたに『わざわざ』伝えろって言うの?」

防具精霊「私がこの天衣を勧める理由を」

女導師「……」

防具精霊「さぁ次々いくわよー。次は……」

女導師「あの、防具精霊に恥じぬ品物の数々はまこと感嘆です。しかし……」

防具精霊「あら、なにか?」

女導師「お恥ずかしい話ですが、師匠は手持ちに余裕がないのです」

女導師「金銭携える暇無く連れてこられた身でありますから……」

防具精霊「……ふ~ん。なら、ここで日雇いのバイトするっていうのはどう?」

防具精霊「報酬は今あげた二つと、もう一つってことで」

女導師「それは……よろしいのですか?」

防具精霊「ええ。これ着て立ってるだけの簡単なお仕事よ。はい」

女導師「はぁ承知しま……なんですかこれ!?」

防具精霊「驚いてないで笑顔よ笑顔! 商売の基本!」


防具精霊「かつて無いほどにぼろ儲けさせてもらうわ!」

――――教会


勇者「教会、か。……こういう場所に来るのは前の世界以来だよ」

勇者「ていってもあまり利用してなかった気もするけど……まぁいいや。ごめんくださーい!」


―――はいはい~。少しお待ちを~


勇者「半神君とメイドさんに会って……それから…子供達に……」


ガチャ


メイド「お帰りなさいませご主人様~!」

勇者「間違えました」


バタン!


―――どうして閉めるノですか~!

勇者「……」


ガチャ


メイド「お帰りなさいお兄ちゃん~! メイド寂しかったんですよ~!」


バタン


勇者「……」


ガチャ


メイド「あんた今までどこにいってたのよ~! まぁいいけど~!」

メイド「お祈りと毒の治療とどちらがいいノ~? そ、それとも~……」

勇者「それとも?」

メイド「ド・リ・ル~?」ウィィィン

勇者「……なにやってるのメイドさん」

メイド「ん~? あ~! 勇者さん目が覚めたノですか~!」

勇者「まだ夢の中な気もするけど。メイドさんがシスターさんになってるんだもの」

メイド「え~とこれはですね~。簡単に申しますと人員不足なノです~」

勇者「人員不足?」

メイド「はい~。 狂化と怪我ノ治癒を受けている精霊さんが余りにも多いノです~」

勇者「本職の手が接客まで回らないからメイドさんがってこと?」

メイド「ショタ君がお世話になりましたノで御恩返しです~!」

勇者「だから修道服着てたんだ。一瞬別の何かの店かと思ったよ」

メイド「似合いますかご主人様~?」ヒラヒラ

勇者「似合ってるけど、メイドさんはメイドさんって感じかな」

メイド「シスター・メイドと呼んでくださいね~」

勇者「どっちなのそれ」

勇者「……でもよかった。メイドさんも元気そうで」

メイド「はい~。元気でいることもメイドの嗜みですノで~」

勇者「メタ狼から聞いてきたんだ。ここにメイドさんと半神君と……子供達がいるって」

メイド「お見舞に来てくれたノですね~。ありがとうございます~」

勇者「うん。それとあの時の話も聞きたくて」

メイド「分かりました~。それではショタ君ノお部屋に案内します~」

勇者「うん。それじゃお邪魔……っ!」

メイド「少しその~……特製の薬草の臭いとかが~……ですけど~……」

勇者「……いや、大丈夫。……ごめん」


勇者(……本当に多いんだ……犠牲になった精霊達は……)

ギギィィ……


半神「だれかな?」

メイド「ショタ君~! 勇者さんが来てくれましたよ~!」

半神「あっ、メイドちゃん! いや今はシスターちゃんかな?」

メイド「シスター・メイドでお願いします~!」

勇者「だから長いってそれ……っと。久しぶりな気がするよ半神君」

半神「うん久しぶり! 元気してた?」

勇者「うんまぁ。目が覚めたばかりだから何ともだけど」

半神「ボクは一昨日なんだ。目が覚めたときはメイドちゃんが凄かったよ」

半神「いっぱいいーーっぱい抱きしめてくれたんだ!」

メイド「嬉しすぎてつい~」

勇者「君も元気そうで安心したよ。……それで早速なんだけど」

半神「うん。それじゃあお話をしよっか」

―――……
――……


勇者「女神と一緒に行動してる間に、魔法使いと話を……」

メイド「はい~。動物の継ぎ接ぎみたいなモンスタ~、『鵺』を通してですが~」

半神「内容は話した通りだよ。……まさかボクまで利用されてたなんて」

半神「ごめん勇者。ボクが罠とも知らずに森羅の聖杯のことを話したから……」

勇者「気にしないでくれ。セレちゃんを守り切れなかった時点で僕の責任だ」

メイド「ショタ君を紹介したのは私ということもありますし~」

半神「……でも」

勇者「すべては、僕と奴の因縁が招いたことだ。誰も気にすることなんてない」

半神「……もしかしてあいつの言ってた『友達』って」

勇者「……」

勇者「君に、聞きたいことがある」

半神「なにかな?」

勇者「会った時には機会が過ぎちゃって、結局聞けなかったことだ」

半神「……いいよ。なんでも聞いてよ」

勇者「君は何者だ」

メイド「!?」

勇者「ここは人間、夢魔、エルフ、ロボット、精霊。いろんな種族が自らの国で暮らす世界」

勇者「ありとあらゆる種族がその存在を認められている世界といってもいい」

半神「……うん」

勇者「ある例外を除いて」



―――神と呼ばれる存在は世界に嫌われているんですよ

メイド「ゆ、勇者さん~?」

勇者「『神』は世界に存続できない……のに」

半神「……」

勇者「『半神』である君は、ここにいる」

勇者「『人間』と『神』の混血だからなのか。それとも別の理由だからなのか」

勇者「……教えてくれ。君は何者なんだ」

半神「……」

勇者「どうして……君がここにいるのにっ……」



―――勇者



勇者「女神が僕の傍にいないんだっ……!」

メイド「っ! 勇者さんいくらなんでも酷いと思います~!」

勇者「……あっ」

メイド「私も少しはメタ様からお話を伺っています! ですが~!」

半神「……」

メイド「その言い方ではまるで、ショタ君ノ方が消えっ「メイドちゃん」

半神「大丈夫だよ」ナデナデ

メイド「うぅ~……」

勇者「……頭が馬鹿になってみたいだ。………ごめん」

半神「いいよ。僕もさっき気にしなくていいって言われたから」

半神「これでお相子」ニコッ

勇者「……でもほんとうにゴメン」

勇者「君は女神の身を守ってくれた。そのことは本当に感謝しているんだ」

半神「うん。だからこれでお相子」コクッ

半神「それで、ボクが何者なのかってことだったよね」

勇者「……うん。差し支えがないなら教えてほしい」

半神「難しいことはボク自身にも分からない。でも言えるのは」

勇者「……言えるのは?」

半神「ボクはこの世界で生まれた、ということだよ」

勇者「……え?」

半神「神様は世界を思うがままに創造できる。特に女神ちゃんは『創造』の神」

半神「他のどんな神様よりもその力に長けている」

メイド「女神さんは凄い神様だったんですね~」

半神「うん。だけど世界は神様なんて大嫌い。何でかは知ってるよね?」

勇者「――ああ」


―――自分を好き勝手に弄れる存在なんて気持ち悪いじゃないですか

半神「でもボクは違う。ボクは『世界』から生まれた」

半神「神が世界を創るんじゃなく、世界がボクという神様を創ったんだ」

勇者「世界から創られた……神?」

メイド「何だか凄そうな感じですね~!」

半神「ねぇ、初めから考えてみて。ボクは世界から創られた。……じゃあ」


半神「こんな神様が生まれる世界を創ったのは……誰?」


勇者「――っ!」

勇者「そうか……君もまた。女神の世界創造の延長で生まれた存在」

半神「……」ニコッ

勇者「初めから答えはでていた……」ガクッ

メイド「わわっ! 大丈夫ですか勇者さん~!」

勇者「ははっ、簡単な話だ。女神は……願っていたんだ」

半神「……うん」



勇者「神様がいてもいい……そんな……世界を……」

勇者「だから……神である筈の君が、この世界で生まれた……」

半神「そうだったらいいなって、思ってるんだ」

メイド「うう~! それは少し悲しいです~!」ブワッ

半神「これはただの勘なんだけどね」

勇者「聞かせてくれ」

半神「ボクが『神』と『人間』の『半神』であるのも……」

半神「『神』の女神ちゃんが、『人間』とそういう関係になりたかったていう……」

半神「願いの表れだったんじゃないのかな?」

勇者「……女神が人間と」

メイド「うう~っ! それってどう考えても勇者さんのことですよね~?」ブワワッ

半神「だからある意味、ボクって二人の子供なのかも」

メイド「しょしょショタ君が勇者さんと女神さんの~!?」

半神「ある意味、遠まわし的な意味でだよ」

勇者「女神……っ……うっ…くっ」

メイド「……ショタ君~。教会のお仕事手伝って貰えますか~?」

半神「……うん! もうすっかり元気だからお手伝いしないとね!」スタッ


ガチャ


―――そういえばメイドちゃん。髪の毛まだ下ろしたままなんだね

―――そうなノですよ~。ドリルを使う分には問題ないノですが~



勇者「……女神……僕は」

――――――――
視点安価


1、魔法使い
2、少年達

>>834

―――――――――

2

――――夢魔の国・城中・女王の間


女王「夢とは本当に便利なものですわ。口で語ることなく、あなた達に全てを伝えられる」

少年A「……うそ、だ」

少年B「……信じられない」

少年C「……なぁ、おば」

女王「その続きを言ったら舌を切り落としますわよ?」キッ

少年C「お、おおお姉さん! オイラ達が子供だからって馬鹿にしてるのか?」ブルブル

隊長「いきなりのことで信じられぬだろうがな。だが事実だ」

少年A「……られるか」

隊長「む、なんだ?」

少年A「信じられるか! Aがオレ達を殺しただなんて!」

隊長「ええいでかい声だすな馬鹿もの!」キーン

少年A「はぁはぁ……」

女王「あらあら、近頃の現世の者達は本当に活きがいいですわね」

少年C「お、おいA落ちつけよ」

女王「精霊に惨殺の限りを尽くしただけのことはありますわ」

少年B「うっ……おぇええ!」ビチャビチャ

隊長「王の間で吐くなーーー!」

夢魔兵「今拭くもの持ってきますよ。しかしまぁ気持ちは分かりますよ自分」

少年A「……くっ!」キッ

女王「あら、質問があるなら受け付けますわよ?」

少年A「Aは……オレ達を殺すなんてこと絶対にしねぇ!」

女王「あら、あなたはAちゃんを幾度となく殺めようとしましたのに?」

少年A「う、うるさい!あんなのデタラメだ!」

少年B「う、嘘じゃないよ……ぼくたち……ほんとうにっ…おえええ!」ビチャビチャ

少年C「……」

夢魔兵「……隊長、陛下はもしや」ボソボソ

隊長「うむ、悪癖がでておられる。男の子だったのがこいつらの運の尽きだ」ボソボソ

女王「嘘か真か、それとも夢か。真実の鏡を用いるまでもないですわ。あなたはもう認めている」

女王「その手に残る感触、その瞳に無数に刻まれた光景は忘却を許さないのだから」

少年A「うっ……うるさい! こんなの……何かの間違いに決まってる!」

夢魔兵「隊長。他の二人はともかく、この子は……」

隊長「まったく。人の話を聞かない奴はこれだから嫌なんだ」

女王「困りましたわね。今は正直になってもらわないと処置の施しようがありませんのに」

少年A「オレは帰るぞ! こんな所にいつまでもいられるか!」

夢魔兵「死亡フラグまでたててますよ。あの子このままだとマジで死にます」
 
隊長「ああ面倒な! 精霊の呪いも未だ進行中だというのに!」

女王「落ち着きなさい。全ての事柄は伝えたのですから、あとは納得してもらうだけ」

女王「ですから………ふふふふふ」ゴゴゴゴゴ

少年A「な、なんだよお前! 気持ち悪い声だしやがって!」ビクッ

女王「さて……どんな手を使って納得してもらおうかしら」


女王が少年Aにすることを自由安価

>>839

おしりペンペン

からーの

電気アンマ

女王「はい。動けないように両手を縛りつけたところで…」

少年A「こんにゃろーー! 離せぇええ!!」ジタバタ

女王「魅惑の脱ぎ脱ぎタイムですわ!」ズサーーッ

少年A「うぎゃあああああああ!!」バタバタバタ!

少年B「わわわ……Aが……」

少年C「なんてこった……」

隊長「お前らは目と耳を塞いでおけ。あの少年の事を思うのならな」

女王「まぁなんて可愛いお尻。でも物分かりの悪いあなたには……」スッ……

少年A「てめぇええええ覚えてろよぉおお!!!」

女王「お仕置きですわ!」ペシーン!

少年A「っあ!?」ビクッ

女王「ああ……なんていい音……もっとお尻を突き出しなさい」

少年A「いっ―――てぇじゃねぇか! なにしやがああっ!?」ビクッ

女王「まずはその言葉使いを正さなければいけません……わね!」ペシーン!

少年A「てめえぇうあああ!? や、やめ、あああ!!」ビクビクッ

女王「どう、ですか!? 納得してもらう気にっ! なりましたかっ!?」


パシーーン! ペシーーーン! バシーーーン! パァーーーン!


少年A「い、嫌だぁあああ!  オレはぁあああ!  あああーーーっ!」ビクビクッ


隊長「……くっ、陛下自らこのような……ゴクリ」

夢魔兵「……隊長」

隊長「なんでもないからな!?」


女王「女王様と呼ぶのです! さぁ!」パァン!

少年A「……っう……くっそ……」ヒリヒリ

女王「あらあら。お尻全体が赤く染まって熟した果実のよう」スッ……

少年A「ひっ! や、やめ!」ビクッ

女王「ふふっ。どうですの? 全てを受け入れ、私の更生プログラムを受ける気になりまして?」ナデナデ

少年A「ふ、ふざけんな! オレはそんなもん……ていうか尻撫でるなー!」ジタバタ

女王「あら失礼。とても美味しそうでしたので」

少年A「もう離せよ! こんなことしたってオレは絶対に信じないんだからな!」

女王「……仕方ありませんわね」グッ

少年A「う、うわぁあああ!?」ゴロン

女王「どうです? 背中に感じる床の感触は。とても冷たくて気持ちいいでしょう?」

少年A「て、てめ!」

女王「叩かれ熱く腫れたお尻を冷やすにはもってこいですわね。さらにこう足を開くと……」グッグッ

少年A「うぁああ!?」ビクッ

隊長「へへ陛下!? そいつのこ、ここ股間に足を置いて何を!?」

女王「あら、決まっていますわ。それはもちろん!」グイッ

少年A「あひゃひゃひゃひゃやひゃははーーーーーーーーーーーー!」ビビビビビ

女王「こうする為ですわ! 一度やってみたかったんですのーー!」グイグイ

少年A「あひゃやああああーーめぇええええーーーははっはあああーーー!!」ビビビビ


少年B「A----!」

少年C「酷い酷過ぎる! もういろんな意味で!」


女王「ほらほらほらぁー! 早く降参しませんと大変な事になりますわよ!」ググ

少年A「うひゃははははああーーーーああああーーーーっ!!」ブルブルブルビクッ!

少年A「ああっ! もっ、もうやめっ! っああああ!!」ブルブル

女王「あなたがスイッチを押さぬ限り、私は機械のように足を動かし続けるだけ」グッ

少年A「そそそそんなの! ににに握ってぇえ! ないーーーっはああーーっ!」ビクッツ

女王「あなたが素直になる。それが私のOFFボタンですわ。押しますの?」ググググッ!

少年A「いやひゃああああ!! やめやめやめえーー!」ビクビクッ


隊長「へ、陛下。その辺でおよしになったほうが……」

女王「あら。でもここで素直になってもらわなければ何もできませんわよ?」グググ

少年A「あああああーーーっ!」ブルブル

隊長「でもその少年は既に周りの声が聞こえて……」

女王「受け入れなければいつまでたっても解放されませんわ! さぁ! さぁ!」


隊長「お願いですから最後まで話を聞いてください!」

少年A「あっ……ああああ!!」グタッ

女王「体力も残りわずか! さぁ早く認めてしまいなさい!」

少年A「うっうわ……あああ……あっ!!」ビクッツ

女王「あなたは良く頑張りました。ですがもう、口を開くことをオススメしますわ」

夢魔兵「というか逆に開き過ぎて口閉ざせてないっす」

女王「ふぅ……ならばここは……」


どうする?

1、フィニーッシュ!
2、止める
3、自由安価

>>846

1

女王「……ふっ」

少年A「もうっ……! やめっ!」

女王「フィニーーーーーーーーッシュ!」グイグイグイ!

少年A「あああっ! ああ――――――――――――ッ!」ビクゥゥゥッ!


隊長(刺した……)

夢魔兵(止め刺した……)


女王「アタァーーーーーーーーーック」グニグニグニ!

少年A「ええっ!? ああ゙――――――――――――ッ!」ビクゥゥゥッ! ビクゥゥゥッ!


少年B「アッタク!?」

少年C「そう続くの!?」



少年A「ああっ……あっ……うっ……っ」シャァアアアア……


女王「ああ……足が生温かく湿っていく感触…………癖になってしまいそう……」ゾクゾク

少年A「……くっ……っ……ううっ……ひぐっ……」

女王「さぁこれであなたも全てを認め……あら?」

少年A「うっ……ぜったい……みとめ……っ!」キッ!

少年A「この変態やろーーーーーー! オレは何も信じねぇえええーーーーーーー!」ダッ


ガチャ ダダダダダダダダダダッ!


少年A「うわぁああああーーーーーーーーーーーー」ダダダダダダッ



隊長「逃げただと!? 夢魔兵追うのだ!」

夢魔兵「出来ることなら放っておいて上げたかったっすよ」タッタッタ

女王「そんな……いったい私は……どこから間違って……だって予定では…」


少年B「予定ってなに? 確かにいろんな意味で認めたくない」

少年C「ある意味分かってた結末でしょコレ」

―――――――――――――――――――

視点安価

1、引き続き少年達
2、勇者達視点
3、魔法使い視点


>>850
―――――――――――――――――――

――――アルテ帝国・教会


少年A「」

少年B「」

少年C「」


勇者「……すまない。君たちが巻き込まれたのは僕の責任だ」

神父「もうよろしいですかな? この部屋は神聖なる領域ゆえ長居は許されませぬ」

勇者「……この少年達は、夢を見ているんですよね。……氷の中で」

神父「左様。然らば氷が融ければ少年等は目覚め、呪いの進行は一気に進むことになりますぞ」

勇者「……わかりました」



ギギィィ――――バタン

神父「心情はお察ししますが。この場での不注意で水泡に帰しては神も心を痛めます」

勇者「この部屋に安置してれば少年達の氷は融けないんですか?」

神父「左様です。我々神官が結界を張り、この部屋ごと時の停滞を図ってますゆえ」

勇者「時の停滞……。それも神の力を借りたものなんですか?」

神父「いえいえ、これは精霊の力です。とても高位な力なのは変わりませぬが」

神父「事情は私も伺っております。微力ながら、あなた方の力になりましょう」

勇者「……ありがとうございます」

神父「なに、礼を申すのはこちら。多くの同胞の命が貴方達の活躍で救われた」

勇者「しかし原因を作ったのは……その、僕が……」

神父「事情は伺っていると申したでしょう。他ならぬ神が貴方達を祝福しておられるのです」

神父「更にはこの国の伝説。『半神』までもがあなた達の味方にいる」

勇者「半神君って伝説扱いなんですか」

神父「それはもう。故にあなた達に協力するは天命」

神父「ご覧くださいアレを」スッ


精霊「ありがたやありがたや……半神様じゃぁ……」チャリーン

精霊「きゃーー! 噂には聞いてたけど超可愛いーー!」チャリーン

精霊「はんしん様ー! 野球しよー野球ー!」チャリーン

半神「あはは……こう集まられるとお手伝いできないかなーって……」


神父「もうお布施が溜まる溜まる。まこと良きことです」

勇者「え」

神父「コホン。まぁそれはそれとして」

勇者「なんだろう。さっきの言葉は聞かなかったことにすればいいのかな」

神父「あなた達はこれからの事は決まっておられるのですかな?」

勇者「……船精霊に、船を使わせてもらうことになってます」

神父「なるほど。時をかけるのですな」

勇者「この国で成すことはまだあるので、それが終わってからですけど」

神父「ほう。成すこととは?」

勇者「そうですね。まずそのまえに神父さんに伺いたいことがあります」


1、セレの両親について
2、狂王の地下要塞について
3、セレが図書館で調べた、精霊と魔王の関係について  ※>>24から参照
4、自由安価

>>856

3

神父「何ですかな? 私に答えられればよいのですが」

勇者「精霊と魔王の関係について。これはとある国の本の一文なんですけど」

神父「ほう、それはいったい」

勇者「『表面上友好的だが実体は冷戦状態』、と」

神父「……勇者殿の仰りたいことは分かりました」

神父「この世界において魔王とは何なのか。というところですかな?」

勇者「はい」

神父「なるほどその一文を見たとき、確かに不思議に思ったことでしょう」


神父「今のこの世界に、魔王は存在しないのですから」

神父「結論から申しますと、そのような伝説なら確かにあります」

神父「さらにその一文に加え四精霊はかつて魔王直々の配下であったとも」

勇者「四精霊が? 確か一際強力な力をもった原初の精霊ですよね?」

神父「はい。しかしその四精霊よりもなお、魔王の力は遥か強大だったとあります」

神父「戦えば犠牲がでる。この四人が配下に着くことで、精霊と魔王の友好の証としたのです」

勇者「種を守る為にですか……」

神父「時に望まぬ戦いに身を置き、無念の血を浴びながら四精霊は待ち望む」

勇者「……なにを?」

神父「何とも人任せな話ですがね。魔王を討ち滅ぼす者をです」

勇者「……魔王を討ち滅ぼす者。それってまさか……」

神父「あっ、伝説はここで御終いですよ」

勇者「えっ、オチは!?」

神父「世界各国にはこの伝説を元とした話が数多くありますが、結末はどれもつかず終いです」

勇者「なんでそんな中途半端に終わってるんですか」

神父「分かりません。それに結末無き伝説はそう珍しいものでもありません」

勇者「そんなアホな……」

神父「史実にその姿はなく、伝説としてその名を残す。それが『魔王』」

神父「そしてそれを討ち滅ぼす者の存在は、伝説ですら語られてはいない」


神父「故に私は思う。結末着かずのこの伝説は、未だ続いているのだと」

――――海岸


見習い「……やはり船長ではあのオヤジと被るか。となると……艦長しかないな」

船精霊「意味不明なこと言ってサボってんじゃねーよ……ったく」

見習い「なんだ、随分と元気がないな。悪いものでも食べたか?」

船精霊「おめーと一緒にすんな」

見習い「それと甲板にいた少女等はどうした? 流石に飽きてどこかに行ったか」

船精霊「昼飯調達しに行ってくれた。どっかの誰かよりよっぽど役に立つぜ」

見習い「なんだ自虐ネタか。よくないぞそれは」

船精霊「おめーのことだよ!」

ダンサー「ソンナンダカラ 前ノ船カラ追イ出サレルデスヨ!」

見習い「な……!!」ガーン

見習い「て、ちょっと待て。私がここいるのは海に突き落とされたからだ! 他でもないお前にな!」

ダンサー「HAHAHA!」クルクル

船精霊「……はぁ。あの子は今どこにいんだろ……」グキュルルル



セレ・アイの現在の居場所

1、市場
2、絶賛迷子中
3、自由安価

>>862

1

――――アルテ帝国・市場


セレ「わぁ……」ドキドキ


『さぁ勝った勝ったーー! 今買わないと後悔するよー!』

『おっとお客さんお目が高い! コイツは滅多に手に入らない貴重品さぁ!』

『これ筋力倍増の丸薬アル。使えばあなたも今日から屈強の戦士ネ!』



ワーワー!       買った!      あの商品が大量入荷だ!


       いい買い物したねぇお客さん!     食い逃げだー!




セレ「……こ、ここが精霊の国の市場……」ドキドキ

アイ「精霊ってこんなに沢山いるんだ」

セレ「……な、なんだか……懐かしい気持ち……」

セレ「わぁ……わぁ……」テクテク

アイ「あんまり離れちゃダメ」グイッ

セレ「わわっ!? ……ア、アイちゃん?」

アイ「絶対離れちゃダメ。離れたらまたアイツが来る」

セレ「え……あ、うん……」

アイ「でも大丈夫。セレちゃんはあたしが守るから」

セレ「……うん……え?」

アイ「あたしなら出来る。アイツが来たってあたしなら……」

セレ「アイ……ちゃん?」

アイ「だから離れちゃダメだよ。さ、早くお使いすませちゃおっか」ギュッ

セレ「……そ、そうだね」

アイ「で、お使いって何買えばいいんだっけ?」

セレ「え、えっと……お昼ごはんになるもの、かな」

アイ「なんでもいいの?」

セレ「……た、たぶん」

アイ「じゃああそこのお店で適当に買って早く戻ろうよ」

セレ「あそこ?」



アイの指差したお店について自由安価
店の概要・商品・店員など


>>866

モンスター料理を取り扱っている店。
料理を食べると、その料理の食材にされたモンスターの技が使えるようになる
蜘蛛を食べれば強力な糸が生成できるようなるし、蝙蝠を食べれば超音波が出せる
非常に多くの種類の料理を取り扱っていて、強くなりたい冒険者に大人気の店(味で人気な訳ではない)。

店員
元気いっぱいで気前もいい料理精霊の女の子
…だったが、効果を確かめるために客に出すモンスター料理全種類の試食をしているため
目からレーザーを出す、口からブレスを吐く、翼をはやして飛行する、爪や牙で切り裂く…等々
の能力を身に着けてしまい、もう何の精霊か分からなくなってきた。
最近はスライムをたくさん食べて、斬られると分裂して増殖するようになったらしい



                 【モンスター料理専門店】


セレ「……へ?」

アイ「じゃあ行こ。セレちゃん」ギュッ スタスタ

セレ「……えっ……えっ?」ズルズル

アイ「食べ物ならなんでもいいだよね……あたしも今はそう思う」



セレ「え―――――――――――――――――ッ!?」ズルズル

料理精霊「いらっしゃーーい! 料理精霊ちゃんのお店にようこそー!」

アイ「こんにちは」

セレ「……は、入っちゃった」

料理精霊「早速だけど君達ぃ~。ちゃんと店の看板見て来たのかなぁ?」

アイ「うん」

セレ(……い、いえない……アイちゃんが適当に指差したなんて……)

料理精霊「なんと! こんなお店にこんな可愛いお客さんが……!」フルフル

アイ「それでお昼ごはんを買いに……っ!?」

料理精霊「ありがとぉーー! ここに来るお客なんてゴツイ冒険者くらいだから超嬉しー!」スリスリ

アイ「んん~!?」ジタバタ

料理精霊「うんもう任せて! この柔わらかほっぺが落ちるような料理を御馳走しちゃう!」ムニー

アイ「ひゃめてよー!」ジタバタ


セレ「……こ、この人も精霊なんだよね?」

料理精霊「いやーでも本当に可愛い! ね、妹にならない?」ツンツン

アイ「ならない」プヨプヨ

セレ「……わ、わたしは……大好きなお姉ちゃんがいるから……」

料理精霊「そっかー残念! でも気が変わったらいつでも来てね!」

セレ「……あ、あの!」

料理精霊「ん~? なにかにゃあ?」ナデナデ

アイ「あたし達、用を済ませて早く帰りたいの」

料理精霊「ああーごめんごめん! お腹空いてるんだよね! 待ってて今作るから!」

セレ「えっ……ち、ちがうの! 頑張ってる船精霊くん達に……」

料理精霊「すぐ出来るから待っててねー!」タタタッ

セレ「だ、だからちが……!」

アイ「せっかくだからあたし達は食べていこっか」

セレ「……えっ」キョロ


→何かの手首


セレ「……」サー


出て来る料理を自由安価 (※効果は一過性限定)


アイに出される料理とその効果
>>871

セレに出される料理とその効果
>>872

ペラペラのサラダ
食べると体が平面になる

トラゴンのスープ
猫のような竜の骨からダシをとった極上の一品。食べると嗅覚が鋭くなり口からビームを吐けるようになる。

料理精霊「お待たせお待たせ! お料理出来たよー!」

アイ「早いね。今さっき出て行ったのに」

料理精霊「早くて安くて効きめバッチリが信念のお店だからねー!」コトッ コトッ

セレ「……わぁ……スープだ」

アイ「あたしのは……サラダ? なんかペラペラしてる」

セレ「……お、思ったよりも美味しそう……だけど」

料理精霊「にはは! 食べて食べてー!」

セレ(……モ、モンスターなんだよね……これって……)ゾクッ

アイ「いただきます」

セレ「……い、いただきます」


パクッ モグモグ…… ビビビビィーーッ!


セレ・アイ「「 !? 」」

料理精霊「どうかなどうかな!? 美味しいかにゃー!?」ナデナデ

セレ(……お、美味しいような……そうでないような不思議な味……けどそこじゃなくて……)ボソボソ

アイ(そもそも味がなかった。紙食べたみたい……うん、味が問題じゃないねこれ)ボソボソ

セレ(……あ、味がしたと思ったら……その……なにも無くなってた……?)

アイ(呑み込む前に口から消えちゃったみたい。代わりに電気見たいのが体に……)

料理精霊「ねぇねぇ! 感想聞かせてっててばー!」ツンツン

セレ「……お、おいしいです。 ね……アイちゃん」クイツ

アイ「味しなか………おいしいです」



料理精霊「え、マヂでマヂで!? 味覚大丈夫かい君達!?」


セレ「」

アイ「」

料理精霊「にははー! なーんだなんだ! やっぱり美味しくなかったんじゃーん!」

アイ「いろいろ酷い」

セレ「……う、うん」

料理精霊「だけどまぁ、龍猫のスープはそれなりだったね! アレはアレでー!」

セレ「龍猫?」

料理精霊「そそ! 正体不明のモンスターでね、最近ここらでけっこー出るんだよー」

アイ「それってどんなモンスター?」

料理精霊「えっとえっと、梟のような鼠のような……毛色は白とか青とか灰色とか」

セレ「……おえ」

料理精霊「時には空飛んだり木を成長させたり、化け猫まで召還する厄介な龍なんだよホント」

アイ「本当に龍なのそれ」

料理精霊「さぁ? モンスターそのものが分かんないことだらけだし!」



【世界豆知識】


この世界において『モンスター』とは
『闇の魔法使い』が操るとされる『黒い霧』より生れし者達の総称

例としてロボットの国で襲いかかってきた『寒天肉叢・心太肉叢』
地下要塞に出現した『鵺』など

本来この世界には存在しないもの
その存在に闇の魔法使いが絡んでいる事実は、勇者達などの極一部しか知りえない

料理精霊「モンスターって厄介だよね。正体不明で神出鬼没!」

料理精霊「オマケに人を襲うから怖いのなんの!」

セレ「……そ、それを料理しちゃうって……」

料理精霊「見た目美味しそうなのがいたからねー! 試しにやってみたのがこの店の始まり!」

アイ「美味しくなかったけど」

料理精霊「ちっちっちっ! 味は確かに微妙だけど……そろそろかにゃ?」

アイ「そろそろって何が……っ!?」クラッ

セレ「アイちゃんどうし……え?」クラッ


料理精霊「この料理はまさしく一味違うのだー!」


ボン!

料理精霊「にははー! 成功成功!」

アイ「なに……これ」ペラペラ

セレ「あ、アイちゃんが……アイちゃんが……紙みたいにペラペラして……」

料理精霊「これぞ料理精霊ちゃん秘伝調理術!」

アイ「いや……やだ……やだ……」フルフル

料理精霊「材料にしたモンスターの特性や能力を特殊な調理法で……」

セレ「あ、アイちゃん!」

料理精霊「ん? どしたのどしたの?」

アイ「なんなのこれ! やめてよ怖いよ! 駄目駄目駄目だめだめダメ!」

アイ「ダメなの約束したのにセレちゃんだけは守るのになのになのになのに」

セレ「ア、アイちゃんしっかりして! ねぇ!」

料理精霊「あ、えっとゴメン落ち着いてね! 大丈夫効果は一時的なものだからさ!」

アイ「守れないこんな姿じゃ守れないそうだまた変身すればいいんだ」キィン

セレ「ア、アイちゃん!?」

料理精霊「え、なになに何が起きるのってえーーーー!?」


キィィイイイイイイイイン!


アイ「っうわあああーーーーー!」

料理精霊「一瞬で少女が大人の階段をダッシュで駆け上った―!?」

セレ「こ、この姿って……!」

アイ「守りたいなら……またっ……コロさないと……!」

料理精霊「ちょちょちょ!? 君君なに言ってるのかなー!?」

アイ「エターナル……」

セレ「っ!? だ、だめーーー!」


キィィイイイイイイイイン!


料理精霊「今度はこっちが光ったーー!? いったい何なの君達ー!?」

アイ「フォース……ブリザ………っ!?」


ヒュゥウウウウウウウ


セレ「シルフィードの風は……心を落ち着かせる……だから」

アイ「あっ……あっ……」シュン


セレ「アイちゃん。大丈夫だよ」

料理精霊「ゴメンなさいでしたーーー!」ビシッ

アイ「うるさい」

料理精霊「でもペラペラ状態を変身魔法で上書きかけるなんて……驚いたよマヂで!」

セレ「……ア、アイちゃんは魔法の素質があるから」

料理精霊「てか君も君も! さっきシルフィードって言ってたよね!?」 

セレ「……う、うん」

料理精霊「マヂで四精霊のシルフィード!? なんでこんな所にいんの!?」

セレ「……わ、わたしのこと知ってるの?」

料理精霊「知ってるも何も四精霊知らない精霊なんてこの国には……!」

アイ「それよりセレちゃんに食べさせた料理! アレは大丈夫なの!?」

料理精霊「あ、大丈夫大丈夫! ビームの一発でも放てば大丈夫!」

セレ「……ビ、ビーム?」

料理精霊「どちらにしろ効果は一過性だから安心して!」

アイ「そう。よかった」

セレ「……ア、アイちゃん。そんなに心配しなくてもわたしは……」

アイ「駄目。またこんなことが起きるかもしれないから」

セレ(……ア、アイちゃんがこのお店を選んだんだけどなぁ……)

料理精霊(あちゃちゃー地雷だったみたい。けどそれよりも!)


料理精霊「ねぇねぇ君達。ちょーっとお手伝いしてくれないかなー?」


セレ「……お、お手伝い?」

料理精霊「そそ! 素材調達のお手伝いー!」

アイ「それってモンスターでしょ。絶対やだ」

料理精霊「そんなこと言わないで! 料理精霊ちゃん一人だと倒せそうにないんだよー!」

セレ「……え、モンスターって……その……」

料理精霊「料理精霊ちゃんが直接ハントしてるでありまーす!」ビシッ

アイ「そう。じゃあこれからも頑張ってね一人で」スタスタ

セレ「……ひ、引きずるのはやめようよアイちゃん」ズルズル

料理精霊「お願いお願い! 質はともかく量が多いの! 一人じゃ倒し切れないのー!」ガシッ グググ

アイ「っ! そんなの知らない! 危ないところには行かない!」グググ…


セレ「はわわわわわわ!?」

アイ「セレちゃんの手を離して!」グググ

料理精霊「いやいやー! せめて君だけでも手伝ってーー!」グググ

セレ「……ど、どっちも離して……」シクシク

料理精霊「四精霊の一角ともなれば超超余裕だからさー! 手伝ってー!」

セレ(……こ、この人わたしの事……風の精霊のことなにか知ってるんだよね……)

料理精霊「お願いー! 後で何でもお礼するからー!」グググ

セレ「!」

アイ「ダメ! セレちゃも何か言って!」グググ

セレ「……あ、あのわたし……手伝ってもいいかなって……あと引っ張らないで…」

アイ「セレちゃん!?」グググ

料理精霊「にゃるほどにゃるほどー! つまり君は風の精霊のことについて知りたいと!」

セレ「……う、うん。風の精霊……おかあさんについて…」

料理精霊「商談成立! いいよいいよ知ってること教えちゃおー!」

アイ「……仕方ないからあたしも手伝う。セレちゃんを守らないと」

料理精霊「お、やる気になってくれたんだー! ありがとねー!」ダキッ

アイ「あついから止めて」

料理精霊「それじゃあさっそく現地に……というか君達保護者いるのかな?」

料理精霊「日帰り出来る所だけど連絡くらいした方いいよね?」

セレ「……そ、それじゃあ」


連絡を入れるキャラを安価。選択キャラはモンスター討伐に参加


1、勇者
2、メタ狼
3、メイド
4、半神
5、女導師
6、連絡しない

>>886

1

セレ(……ゆ、勇者おにいちゃんには言ってた方がいいよね? ……だけど)

料理精霊「よしよし準備万端! それで連絡どうするのー?」

セレ「……す、するけど……その、今何処にいるのか……」

料理精霊「分かんないの?」

セレ「……」コクッ

アイ「誰に連絡するの?」

セレ「……ゆ、勇者お兄ちゃん」

アイ「……ふーん」

料理精霊「んじゃー匂いを辿ってみよー! 龍猫は嗅覚鋭いからねー!」

アイ「……に、におい?」

―――教会


セレ「……くんくん……み、見つけちゃった」

勇者「匂いで見つけたって……なんか地味にショックなんだけど」

料理精霊「君が勇者っち?」

勇者「えっ? あ、はい勇者っちですけど」

料理精霊「にははー! ノリいいね君ー! 料理精霊ちゃんは気にいったー!」グッ

勇者「……この人は誰なの?」

セレ「……ご、ご飯買いに行ったら……その……」

アイ「巻き込まれたの。ペラペラにされた」

勇者「ペラペラ?」

料理精霊「誰かと思ったら今や街の有名人だった訳かー……よしよし!」

神父「彼女はまた……」

勇者「四精霊の情報と引き換えにお手伝いか……なるほどね」

セレ「……う、うん。ごめんなさい……勝手に……」

勇者「謝る必要なんてないよ。これはセレちゃんが絶対にしなきゃいけないことだ」

アイ「でもお手伝いがモンスターと戦うことなんてやっぱり危ない」

勇者「そこは同感。二人とも早まらないで連絡をくれてよかったよ」ナデナデ

料理精霊「じゃあじゃあ! 勇者っちも一緒にモンスターハント行く!?」

勇者「セレちゃんの為だからね。行くよ」

料理精霊「やったー! 四人パーティなら更に楽勝楽勝!」

神父「御待ちなされ。彼女の知ってる情報など私も存じ……ふぐっ!?」

料理精霊「うっさいこれでも食べて寝てろー!」

神父「……ぐふっ」zZZ

アイ「何で眠らせたの?」

料理精霊「一身上の都合!」

勇者「という訳で、ここのことは頼んだよ」

メイド「分かりました~! メタ様には私から伝えておきます~!」

半神「でも大丈夫? 病み上がりなのに」

勇者「リハビリも兼ねて行ってくるよ。それにモンスターを野放しにはできない」

料理精霊「ショタっちもついてくればいいのにー!」

メイド「私が許しませんノで~。あとショタ君は私だけが呼んでいい名前ですからね~」

アイ「セレちゃん、準備はいい?」

セレ「……う、うん。……それでモンスターってどこにいるのかな?」

料理精霊「あ、言うの忘れてたねー! えっとえっと!」

モンスターの生息地域を安価


1、森
2、海
3、山地
4、自由安価

>>891

1

――――アルテ帝国・樹海


勇者「森……というより樹海か。アルテ帝国入国はこの森からだったけ」

セレ「……モ、モンスターって森にいるんだ」

アイ「普通だね」

勇者「森を舐めちゃいけない。狂暴な奴ほど縄張り張って神経研ぎ澄ませてるから」

料理精霊「森は視界最悪だし、大抵あっちが先にこっち見つけるんだよね」

勇者「まさしく相手の独壇場だ。だからみんな気を抜かないように」 

セレ「う、うん」

アイ「絶対に気なんて抜かない」

勇者「……本当は君に、こんな危ないことはしてほしくないんだけどね」

セレ「……え?」

勇者「もう二度と君に傷ついてほしくないんだ。―――ある約束を抜きにしても」


…………やくそくだからね、おにいちゃん

セレ「……で、でも」

勇者「でもこれは君自身の、夢の為の戦いだ。だから僕は止めないよ」ナデナデ

セレ「……あ」

勇者「今まで君に何もしてこなかった僕に、そんな権利があるはずもない」

セレ「そ、そんなこと………」

勇者「だからせめて君の力になる。僕が君に出来るのはそれくらいのことだからね」


料理精霊「今まで解消無しだったんだねー! 勇者っちは!」

アイ「かいしょーなしって……なに?」

料理精霊「要するに頼りない人のこと、かなー!」ツンツン

アイ「ふーん」ジー


勇者「……という訳で頑張らせて。負った汚名を返上したい」

セレ「……う、うん」

勇者「それから君は……」

アイ「あたしはセレちゃん守らないといけないから。帰らないよ」

勇者「……分かった。けどまずは自分の心配を優先してほしい」

アイ「……」

料理精霊「大丈夫大丈夫! 君達は料理精霊ちゃんのサポートしてくれればいいから!」

勇者「え、君は戦えるの?」

料理精霊「伊達に今まで一人でハントしてないし!」

料理精霊「頼みたいのはあくまでサポート! お手伝いでいいって言ってるでしょ?」 

勇者「なら前衛は僕達が引き受けるとして……」


ざわっ……


セレ「……っ」ピクッ

セレ「……」クイッ

勇者「ん、どうしたのセレちゃん?」

セレ「……いる」

アイ「え?」

セレ「……ち、近くに何かいる…………たぶん……」

料理精霊「マヂでマヂで!? 森に入ったばかりで偵察部隊に見つかっちゃった!?」

勇者「偵察部隊? ……そうか、確かモンスターは群れを組んでるだっけ」

料理精霊「襲ってはこないと思うけど…… ちょっとヤバヤバかも」

アイ「えっ、どうして?」

料理精霊「偵察部隊のお仕事は、群れに情報を伝達することだからねー!」

勇者「今取り逃がすと……この先がちょっと危なくなるね」

アイ「……どうするの?」


1、戦闘を仕掛ける
2、放っておく
3、自由安価
>>896

1

勇者「今ここで戦闘をしかける」

料理精霊「料理精霊ちゃんも賛成! あ、偵察部隊がどこにいるか君分かるかにゃ?」

セレ「……う、うん」スッ

アイ「セレちゃんの体が……透けてる?」

セレ「……あっちの木の上に3人……あっちの茂みに…1人」

勇者「……双方に同時にしかける。料理精霊さんは茂みに潜む方をお願い」

料理精霊「ちょっ!? 勇者っち!?」

勇者「相手は黒い霧から生まれたモンスター……。なら手加減は不要!」



潜む4匹のモンスターについて自由安価 (※全て同種族)

参考種族、容姿、能力、特徴、性格、口調など

>>898

種族 ゴーレム
容姿 機械兵 うしおととら参照
能力 魔法攻撃無効
特徴 動く度に黒板を引っ掻いたような音がする
性格 言われたことしかしないお役所型
口調 人語を話さないため不明

勇者「木の上に3匹……まずは地上に引きずり落とす!」ポゥ

料理精霊「1人で3匹相手とかモンスター舐めてない君!?」

勇者「はぁああっ………―――気弾!」カッ


ゴォオオオオオオオオオオオ―――――――バキバキバキッ!


??「ギギィィー!?」


料理精霊「大木がバキバギッと折れたーーーー!? なに今の魔法lーーー?」

アイ「これって先生の……」

勇者「メイドさんやロボ娘ちゃんと同じ機械……いや、ゴーレムか!」シュー

ゴーレムA「ゴギギ……」キィィー

ゴーレムB「ギガガ……」キキィィー

ゴーレムC「ガガギ……」キキキィィー


アイ「うっ……嫌な音」ゾワゾワ

セレ「……み、耳が痛い……」

料理精霊「っとと、遅れちゃった! こっちも茂みにいるの誘き出さない…っとね!」



料理精霊行動 参考>>866
茂みに潜むゴーレムに使う技を自由安価

>>901

自分を切り裂いて分裂しゴーレムを囲んでビーム照射

グググッ……


料理精霊「に……はは! いつになってもゾクゾクする……っ!」ビキッ ビキッ

セレ「……て、手が!?」

アイ「……鳥の手みたいに……あなたって何の精霊だったけ?」

料理精霊「あなたなんて他人行儀は止めてよー! 料理っち、もしくは……リョッチーで!」ビキキッ

アイ「そ、その鳥の手で攻撃するの?」

料理精霊「そうそう! この鳥さんの鍵爪で……」

セレ「……ごくっ」


料理精霊「自分を切り裂くのだぁあああーーーーーーーーーー!」ズシャァアア!


アイ「えええぇーーーーーーーーーーーーーーー!?」

料理精霊「ぎゃぁああああーーーーーーーーーー!!」

セレ「い、いやぁあああああーーーーーーーーー!!」



料理精霊「ぎぃぃいいいいやああああああああああーーーーーーーーーー!!」ベリベリベリ

料理精霊α『いくよー姉妹!』ダッ

料理精霊β『これきた姉妹!』ダッ

料理精霊γ『血祭りだ姉妹!』ダッ


セレ「……えっ」ポカン

アイ「なにあれ」ポカン


ゴーレムD「ギギゴ!?」キキキキィィ-


料理精霊αβγ『ゴーレム発見! 照準定めぇ――――!』


ゴーレム「ギギゴゴーーーーー!!」キキキキィィ-


料理精霊αβγ『トライアングルビーーーーム!』



ビイイイイイイイイイイイイ!!!

ゴーレムD「ギギ……ゴ…………」プスン プスン

料理精霊αβγ『にははー! スクラップですよスクラップ!』

セレ「……す、すごい」

アイ「……ほんとうに……なんの精霊なの」

料理精霊α『実はもう自分でもー』

料理精霊β『よく分からないのー』

料理精霊γ『困ったことにねー!』ニッ


料理精霊αβγ『だから元の精霊名じゃなくて、リョッチーって呼んで呼んで!』


セレ「……う、うん」

アイ「リョナチーね。分かった」

料理精霊αβγ『あながち間違いじゃないけどそれは止めて!』

勇者「一体は片付いた。次はお前達がああなる番だ」


ゴーレムA「ゴゴギギギ」キィィー

ゴーレムB「ギガガガガ」キキィィー

ゴーレムC「ガガギギギ」キキキィィー


勇者「っ……! 動かれると耳に響くな……」


ゴーレムA「ゴゴギギィィーーーー!」キィィ―― ゴッ!

勇者「なっ、意外と動きが早い!? ――けどっ!」シュッ

ゴーレムA「ゴギギ!?」キィィー スカッ!


勇者「動きが単調だ! 所詮お前らはただの人ぎょ……」


ゴーレムB「ギガガガガァァーーー!」キキィィー ブンッ!


バキィィッ―――!!


勇者「ぐふっ……!?」

勇者「くそっ、油断し……っ!?」

ゴーレムC「ガガギギギギィィーーーー!!」キキキィィー ブゥゥン!

勇者(避けられないっ! ――――やられ)


セレ「あ、危ない!」ポゥ


シュルシュルシュルシュル―――ギシッ!


ゴーレム「ギガガ……ガガ…ガガ!」ギシッ…


勇者「―――っ!? 植物の……ツタ!? ゴーレムの身動きを……」

アイ「早く動いて。セレちゃんに迷惑かけないで!」グッ

勇者「えっ、アイちゃん!? その姿って……」ダッ


ゴーレム「ギガガガガガーーー!」キキィィ―― ブチブチッ


セレ「……ち、千切られちゃった……」

料理精霊「君の本領発揮は『風』だからねー! 仕方ない仕方ない!」

料理精霊「勇者っち相手を甘く見過ぎー!」

勇者「ご、ごめん……。いや、それよりも……」ジッ

セレ「……はぁ。ア、アイちゃん大丈夫?」

アイ「平気。それよりセレちゃんは絶対前に出ないで」

料理精霊「何の為に料理精霊ちゃん改めリョッチーがお手伝い頼んだと思ってるのさ―!」

勇者「シルフィードと羽衣の魔法使い……これが話に聞いた二人の姿か」

料理精霊「無視してんぢゃねー!」バキッ!

勇者「げふっ!」

料理精霊「別にリョッチーは君達が晩御飯になっても問題ないんだからねー!」



ゴーレムA「ゴゴギ……?」キィィ――

勇者「……簡単な連携は苦もないわけか」

料理精霊「リョッチーが助っ人頼んだ意味分かったでしょ!」

セレ「……こんどは……風を」

アイ「あいつの手下なんて……あいつの手下なんて!」

料理精霊「あっ、君達もちょっと待っ――」


セレ「……えいっ!」ポゥ

アイ「みんなしんじゃえ!」ポゥ


料理精霊「だからなんで勝手な動くかなーーーー!」 


セレ行動自由安価
>>909

アイ行動自由安価
>>910

風の刃で攻撃

変身してゴーレムに吹雪で攻撃するが、モンスターに対する敵意が高まり過ぎて周りが見えてないのか
明らかに前に出過ぎ

アイ「あたしは魔法使い……あんな奴よりもずっとずっと!」

キィィィイイイイイイイイイン!


アイ「しんじゃえ……悪い奴はみんな!」フワッ

勇者「羽衣を纏った……そうかこれが本当の……!」

セレ「……風よ……お願い!」


ビュン! ビュン! ビュン!


ゴーレムA「ゴゴギギギーーーーー!?」キィィ―

  
勇者「風を操って刃にしたのか!?」

料理精霊「凄いね凄いねー! 確かに凄いけど意味ないからやめ―――」

アイ「氷漬けになってしんじゃえーーーー!」


ゴォォォオオオオオオオ――――――――!


料理精霊「さ、さむい!」ブルッ

アイ「はぁ……はぁ……これで悪い奴みんな……え!?」


ゴーレムA「ゴゴギギギ」キィィー

ゴーレムB「ギガガガガ」キキィィー

ゴーレムC「ガガギギギ」キキキィィー


セレ「……あ、あれ? き、きいてないの?」

料理精霊「だから止めろって言ったぢゃん! ゴーレムモンスターは魔法耐性があるんだってば!」

勇者「ちょっ、初めに言おうよ!」

料理精霊「初めから聞く気ゼロの君達が何言ってんのさーーーーー!」

アイ「……うそ。こんな奴にあたしの魔法が効かないわけ……ない!」ダッ

セレ「ア、アイちゃん!?」

ゴーレムA「ゴゴギギギ」キィィー

アイ「しんじゃえ! しんじゃえ! しんじゃえーー!」ポゥ


ゴォォォオオオオオオオ――――――――!


ゴーレムB「ギガガガガ」キキィィー

アイ「みんなみんな……あたしが! あの時みたいに!」


ゴォォォオオオオオオオ――――――――!


ゴーレムC「ガガギギギ」キキキィィー

アイ「凍って! 凍ってよーーーーーーーーー!」


ゴォォォオオオオオオオ――――――――!

アイ「……あ」

ゴーレムA「ゴゴギギギ」キィィー


   シ  ヌ  ノ  ハ  オ  マ  エ  ダ



アイ「いやぁああああーーーーーーーーー!」

ゴーレムB「ギガガガガーー!」キキィィー スッ

ゴーレムC「ガガギギギーー!」キキキィィー スッ


料理精霊αβγ『やっぱり一人でくればよかったかなぁもーーー!』ダッ

セレ「さっきみたいに植物で……!」ポゥ


勇者「ゴーレムAは一瞬で仕留めなきゃ間に合わない……聖なる釘よ!」キィィン

勇者の新剣技を自由安価
技名及び概要
>>915

ツインスパイク

体を竜のように変化させた料理精霊の背に乗って、敵に向かって高速で飛ぶ。
その後勇者が背中からジャンプして、料理精霊は勢いを生かして敵を爪で切り裂き、
敵が怯むor注意が精霊に向けられた所に、ジャンプした勇者が釘の力を込めた剣で敵を切り裂く。

敵が最初から勇者に注目して防ごうとすると、今度は最初の料理精霊の攻撃が通るという安心設計

セレ「……自然よお願い。……動きを封じて!」


シュルシュルシュルシュル―――ギシッ! ギシッ!


ゴーレムB「ギガガガガーー!?」ギギギ……

ゴーレムC「ガガギギギーー!?」ギギギ……


セレ「……もう一体に……と、届かない…!」


料理精霊α『αはAを狙うよ! 任せた姉妹!』

料理精霊β『ナイスサポート!  いくよ姉妹!』

料理精霊γ『オッケー任せて! やるよ姉妹!』


料理精霊αβγ『千魔擬態―――竜体演武!』ビキビキッ!


セレ「……あ、あれって……竜!?」

ゴーレムA「ゴゴギギギーーー!」キィィー 


ブゥン!


アイ「助けて……助けてよAく……」ギュッ


料理精霊α『ウォオオオオオオオオオオオーーーーー!』


ガッ!


ゴーレムA「ゴゴギ!?  ゴギギギギギーーーー!」キィィー 

アイ「……え?」チラッ

料理精霊α『にははーさすがはゴーレム! 竜の爪といえど三等分の力じゃ切り裂けない! ――けど!」ググ…


タタッ!


勇者「――――そこから離れろ、アイちゃん!」

アイ「……この声……空、から?」

【聖なる釘は聖剣へと姿を変えた!】


勇者「うぉおおおおおおおおおーーーーーーー!!」


ザシュ―――――ッ!


ゴーレム「ゴ……ゴギギ……ギ……!?」プスン プスン


勇者「連係剣技――ツインスパイク!」


ゴーレム「ゴ……ギ……ギ…………」プスン ツ――……


アイ「あ……あ……」ペタン

料理精霊α『にははー! まさに会心の一撃だったねー!』

ゴーレムB『………』ツー

ゴーレムC『………』ツー


料理精霊βγ『出来上がりーー! ゴーレム三枚おろし!』

セレ「……うわぁ。りゅ、竜って初めてみた……」

料理精霊β『一回じゃ切り裂けないなら、何回も切り裂けばいいんだもんねー!』

料理精霊β『動きを封じていてくれた君の手柄だよー! ありがとありがとー!』

セレ「……う、うん。………な、なんかいけないことした気持ち……」

料理精霊βγ『気にしない気にしなーい! にははーー!』


ゴーレムB「……」

ゴーレムC「……」


セレ「……あ、あの。……その、ごめんなさい」

料理精霊「はいはい! これに懲りたら二度と勝手に動かないでねー!」

勇者「肝に命じておきます……」

セレ「……ご、ごめんさない」

アイ「……ごめん」

料理精霊「せめてリョッチーの話を聞いてから突っ込んで!」

勇者「リョッチーはここら辺のモンスターを全部把握してるの?」

料理精霊「んー半分くらいかなー?」

勇者「……そうか」

料理精霊「でも系統で習性耐性弱点が似通ってるから話はちゃんと聞くことー!」

セレ「……う、うん」

料理精霊「それじゃあ再出発! セレっちには探知お願いしていいかな?」

料理精霊「リョッチーも探知能力あるけど五月蠅いんだよー!」

セレ「……う、うん。……がんばる」

アイ「……あたしは」

料理精霊「今は休むこと! それがアイっちの重要なお仕事!」

アイ「っ! お休みなんていらない! セレちゃん一人で頑張ら……」フラッ

セレ「ア、アイちゃん!?」

勇者「っと危ない!」ダキッ

アイ「……あ……あれ? 体が……動かない…」ググ…

料理精霊「ほらみたことかー! アイっちは無理しすぎなんだってばー!」

勇者「無理な魔法行使の一時的なリバウンド、なのかな」

アイ「……っ」

――――アルテ帝国・樹海・深層


料理精霊「セレっち探知どう?」

セレ「……このままずっとまっすぐ。……そこに嫌な気配がたくさん」スッ


勇者「アイちゃん。悪いね、僕の背中で」

アイ「……歩けるようになったら自分で歩くから、いい」

勇者「けど今は休まないと。ね?」

アイ「……」

勇者(少し……よくない傾向だ。あたりまえか、アイちゃんはまだ子供なんだ)

勇者(彼女よりもずっと温かい体なのに……その心は寒さに震えている)


勇者(時間には頼りたくない。……時間は、僕の大切な人を奪っていったから)


勇者の行動を自由安価
アイの為に成すこと、話すことなど
>>924

「夢」の話をする
夢魔の国の話だったり、少年達の夢だったり

勇者「そうだ、夢の話をしよう」

アイ「いきなりなんなの?」

勇者「アイちゃんはさ、『夢魔の国』って知ってるかな?」

アイ「知らない、けど。それがなに?」

勇者「そこは『眠る』ことで『見れる』国なんだ。『行く』には少し手順が必要な国」

アイ「……興味ない」

勇者「まぁ簡単にいうとさ。僕が見る夢も君が見る夢も、その国に住む夢魔が見せているものなんだ」

勇者「住むっていっても夢魔そのものが夢で、夢魔は夢が意志を持ったものらしくて……」

アイ「……」

勇者「はは、難しいことは僕にもよく分からないんだけどね」

勇者「夢魔が夢を見せて、夢が夢魔となって。その国は成り立っていくんだ」

勇者「そんな訳でさ、眠って見る夢は僕達の意思じゃ選べないらしいんだよ」

アイ「……そうなんだ」

勇者「もしかしたら、お尻丸出しの夢魔が襲ってくる夢とかみちゃうかもね」

アイ「ふーん」グサッ

勇者「ジョークだから爪立てないで! 刺さってるから痛いから!」

勇者「あ、そうだ! 自由に夢をみる方法があるんだった!」

アイ「……」パッ

勇者「いてて……アイちゃんは知ってるかな? そのことを」

アイ「……」

勇者「ある少年達はさ、そのことで凄い悩んでたんだ」

アイ「え?」

勇者「正確には少し違うんだけどね。その子達には目標が、将来の『夢』がなかった」

アイ「それって……」

勇者「それで僕は少年達と約束を交わした。お互い今より強くなろうって」

勇者「強くなって、お互いの力になろう」

アイ「……」

勇者「男と男の約束。それを果たす為に頑張ろうってね」


勇者「『夢』なんて大したものじゃないかもしれないけど、僕達は確かに頷きあったんだ」

勇者「ねぇアイちゃん。君には『夢』があるかな?」

アイ「あたしは……」


―――あたしは魔法使いになる!


勇者「君の友達は、夢を持っていたかな?」


―――オレはさ、かっこいい剣士になるんだ!

―――そんでせかいじゅうを旅するんだ!


勇者「持っているならもう一度よく思い返してみるんだ。自分の夢を、友達の夢を」

アイ「なんでそんなこと……あたしに言うの?」

勇者「なんとなく、だよ」

アイ「……じゃあ」



   お兄さんに、本当に見たい夢はあるの?

―――アルテ帝国・樹海・終着


セレ「……近い。……すぐ先にいる」スッ

料理精霊「よしよし! セレっちありがとー!」

アイ「どのくらいいるの?」

セレ「……ん……け、気配が濃くてわからない……」

勇者「……そうか。よし、まずは戦略を練ろう」

料理精霊「リョッチーの狙いは群れのボス! 他は別に相手にしなくていいんだけどー……」

勇者「そうもいかないだろうね。よし、まずはボスについて教えてくれ」

料理精霊「えっとねえっとねー!」



参考種族、容姿、能力、特徴、性格、口調などの他
弱点、食材にした際の効果など
>>930

マンドラゴ
臆病だが好奇心の強い心優しい植物モンスター。魔法と物理に耐性を持ち、猫ぐらいの大きさで可愛い。
。非常に大人しいが怒らせると集団で襲いかかる。今回は何故か暴走している。ちなみに頭の葉っぱは切ってもすぐに再生する。ボスは一回り身体が大きい

種族 マンドラゴ
容姿 植物が半擬人化したような姿、頭に葉っぱが生えている。今回はボスのお腹に謎のマークがあり倒すとそのマークが消える
能力 ゴーレムなどの無生物を操る、葉っぱから光弾を放つ。回復魔法が使える特徴 集団で群れる、可愛い
性格 大人しく友好的、好奇心が強いが臆病。今回は狂暴
口調 「ピー」としか鳴かない
弱点 本来は無しだが、今回はボスを倒してお腹のマークを消すとと大人しくなる
食材にした時の効果 頭の葉っぱを食べると精神を落ち着かせる効果があり混乱した時などに有効、乾燥させてハーブティーにしてもよい

料理精霊「ボスはマンドラゴっていう植物系魔草モンスター!」

料理精霊「基本的には大人しくて可愛んだよねー!」

セレ「……モ、モンスターなのに?」

料理精霊「うんうん! 頭の葉っぱがぴょこぴょこする姿にリョッチーはメロメロなのだー!」

勇者「倒すのに罪悪感が湧きそうだ……」

料理精霊「一回り大きいボスが種族を纏めてるから、なんとか探し出して!」

勇者「分かったよ。それで弱点は?」

料理精霊「特に見つかってないんだー! 以上!」

セレ「……え?」

アイ「……なにそれ」

料理精霊「殴っても魔法ぶっぱしても頭の葉っぱは変わらずぴょこぴょこしてるんだよねー!」

勇者「おい」

料理精霊「そもそもモンスターなんて分かんないことの方が多いし!」

料理精霊「だからリョッチーは何も悪くないよねー!」

セレ「……ひ、ひどい」

アイ「あんなに怒ったくせに」

勇者「ないわー」

料理精霊「仕方ないじゃん! 事実そうなんだもーん!」

料理精霊「あんまりリョッチーを怒らせると後が酷いからねー!」

勇者「へー……例えば?」

料理精霊「例えば……そこらへんの毒草を……やー!」ズボッ


一同『 !? 』


料理精霊「料理にぶちこむぞー! いいのかー! それでもいいのかー!」グイグイ


?「ピー! ピー!」バタバタ

勇者「ちょっ、なにそれ!?」

料理精霊「えーなにって毒そ……」

?「ピー! ピー!」バタバタ

料理精霊「……いやぁああああああああ!!」ブンッ!


ひゅーーーーーーーん


?「ピーーーーーーーーーーーー!?」


料理精霊「あーびっくりしたー!」

勇者「こっ