ハギヨシ「プロの使用人…ですか?」透華「そうですわ!」 (317)

このスレは咲スレです!

もし、ハギヨシさんがプロの使用人になったらというSSになります、ホモスレじゃないです!たまげたなぁ…

基本ゆっくり投下してゆくつもりなのであらかじめご了承いただけたら幸いです

たまに安価を取る事もありますが応えて貰えたら嬉しいです!それではどうぞ(迫真)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377095348

長野、龍門渕高校

ハギヨシ「プロの使用人とは急な話で…」

透華「ハギヨシ貴方はこの龍門渕家の立派な執事です」

ハギヨシ「その通りです、では何故…?」

透華「まぁ、他の経験も積む事も大切であると言う事ですわ」

ハギヨシ「いや、しかしお嬢様…私は…」

透華「 龍門渕家の執事たるもの色んな人に傅き、私とはまた違った持て成しが出来なければなりません」

ハギヨシ「…………」

透華「そういった経験を積ませるいいチャンスであると思いましたので今回はこうして貴方に話を切り出しましたの」

衣「ハギヨシがプロの人間に仕えるとは…また思い切った事をするな、透華よ」

一「ハギヨシさんが居ない間は僕たちで透華達の世話もするし安心しなよ!」

純「そうだぜ!任せとけって!」

智紀「…………」コクリ

ハギヨシ「はぁ…これはまた強引なやり方ですねぇ…それで?私は誰の使用人になるのですか?」

透華「ふふふ…!それはこのプロの使用人ですわ!」

安価>>3

縺吶%繧?s

トシさん(+宮守)


>>3が読み取れなかったので>>4の方にさせて頂きます

ハギヨシ「宮守の…トシさんですか?」

透華「そうですわ!今から岩手まで行く事になりますけど支度は三十秒あればいけますわよね?ハギヨシ」

ハギヨシ「…仰せのままに、お嬢様…」

衣「ハギヨシよ!三十秒で支度ができるのか!?」

一「まぁ、ハギヨシさんだし違和感は無いけどね…指パッチンで岩手から長野まで飛んで来そうだし」

ハギヨシ「ふーむ、流石に自転車がないと長野までは…」

全員「「「…え?」」」

ハギヨシ「あれ?皆様方は出来ないのですか?」

純「…おいおい、それって最早人間やめてるんじゃ…」

衣「…ハギヨシだからな!仕方ない!」

ハギヨシ「ふふふ…私はあくまで執事ですよ?」

透華「なんですか…その意味深なセリフまぁ、それよりも早く支度を済ませなさい」

ハギヨシ「…それでは、そうさせて頂きますお嬢様、」


ハギヨシはそう言って頭を下げると部屋から出てゆく、ハギヨシが部屋から出たあと透華は深いため息をついた


一「透華、実は寂しいんじゃないか?」

透華「…少しだけ寂しいと言っておきましょうか、身の回りの世話はハギヨシがいつもしてくれたものですし…」

純「でもハギヨシさんがプロの人に仕えるのって一週間なんだろ? しかし宮守の監督ってプロなのか?」

一「…元プロの人間なのかな?まぁ、どちらにしても僕たちみたいに教えるボランティアみたいになると思うよ」

衣「まぁ、色んな経験になるだろうから構わんだろう…しかし、一週間ごととはまた短期間だな?透華よ」

透華「特定の人間ばかりではなく色んな人間に傅き、奉仕する、そういった経験を積ませてより一層、龍門渕にふさわしい執事になるというものですわ!」

衣「成る程な…しかし、岩手とはまた遠い…」

一「お土産何がいいか後でハギヨシさんに言っとこうっと!」

純「あ、ずりーぞ!」

透華「なんだか…この二人に任せるのが不安になってきましたわ…」

安価は一週間ごとに行います、ハギヨシさんがどの人に傅くのは安価次第です、安価によっては一週間から延長も勿論できます


部屋の扉が開き、支度を終えたハギヨシが龍門渕の面子の前に姿を現す


ハギヨシ「…お嬢様、支度が整いましたので…」

透華「あら、随分と早かったですわね、荷物はあまり多くなさそうですけど?」

ハギヨシ「執事服とその他、必要最低限の物だけ入れました、まぁ、財布もありますしある程度は…」

透華「そうですか…それでは気をつけて行ってらっしゃい」

一「僕らのお土産忘れちゃだめだよ?」

純「まぁ、楽しんできてくれ!」

ハギヨシ「ふふふ…ありがとうございますそれではいってまいります」

衣「ハギヨシ!?」

ハギヨシ「………?」


ハギヨシが荷物が入ったスーツケースを持ち部屋から出ようとしたその時だった、衣が一際大きな声を上げハギヨシの名前を呼びハギヨシはそれに振り返った


衣「…絶対成長して帰ってくるのだぞ!」

ハギヨシ「…御意で御座います、衣様」


龍門渕の執事はこうして長野から岩手にへと旅立って行った


>>3にレスしてくれた方、ホント申し訳ないないです再安価に気づくのが遅れました…(涙目)


岩手県、宮守高校に向かう道中


ハギヨシ「…プロの方…ではありませんが…しかし、これも修業の一貫というやつなのでしょう傅く以上は全力でというやつですね」

ハギヨシは辺りを見渡し、岩手の風景を見るのどかで静かな空気と少しだけ涼しい風が彼の頬を掠めた

ハギヨシ「東北はやはり田舎なのか人工は意外と少なく感じますね…、長野も同じですが…」

ハギヨシ「空気も綺麗ですし、都会の街のゴミゴミしたものもありませんね、さて、どうしましょうか…」


ハギヨシはスマートフォンを取り出して辺りを見渡した


ハギヨシ「地図というものはやはり便利ですね、知らない土地でもこれならある程度は歩けそうです…」

??「ん~!?あれーこんなところに執事さんがいるよー!!」

ハギヨシ「……ん?」


ハギヨシは声のした方へと静かにくるりと身を翻して振り返る、そこに居たのは黒い服と帽子を被った大きな女性であった

彼女の体型や格好からハギヨシは前に読んだ怪談の本の内容を思い出した


ハギヨシ「…噂で聞いた事はありましたが…まさか、実物を見るとは…」

??「?…あ、あの!」

ハギヨシ「お札は生憎持ってきて無いのですが…」

??「お、お札?執事さんなのにお札持ってるんですか?」

ハギヨシ「…どうしようもないですね、八尺様となると私にも太刀打ちが…」

??「よ、妖怪じゃないよー!」

ハギヨシ「おや? 塩なら手持ちにあったようです」

??「話聞いてない!?」


ハギヨシは口元を抑えてクスクスと小さく笑う、ハギヨシの姿と言動に動揺していた女性は目を丸くしていた


ハギヨシ「冗談ですよ、えっと…貴方は?」

??「あ、私は豊音だよー、姉帯豊音」

ハギヨシ「おっと…失敬、執事として名乗るのを遅れてしまいました私は…」


ハギヨシは一呼吸置いて、目の前の少女に向かい合い、軽くお辞儀をして丁寧な物腰で自分の名前を名乗った


ハギヨシ「龍門渕家に仕えておりますハギヨシと申します…以後お見知り置きを…」










しばらくして、宮守女子までの道を知っていると豊音から話を聞いたハギヨシは彼女と行動を共にする事にした


豊音「へぇー!それじゃハギヨシさんは長野から来たんだー!」

ハギヨシ「えぇ、しかし見知らぬ土地だったので道に迷ってしまいまして」

豊音「あはは、だからスマートフォン使ってたんだねー、便利便利♪」

ハギヨシ「最近は近代的になってホント助かりますね…先ほどは妖怪などと言ってしまい失礼しました」

豊音「いいよー!私も初めて執事さん見て気が動転しちゃたしお互いさまだよー」


豊音の言葉に柔らかく微笑み返すハギヨシ、彼女との邂逅からすぐに打ち解ける辺り執事として流石だと言える


ハギヨシ「しかし、ホントにのどかな所ですね」

豊音「うん、私もここ大好きだよー、皆が居るし毎日が楽しい!」

ハギヨシ「…それはそれは、ところで貴女も宮守女子…でしたか?」

豊音「そうだよー いっつも皆と麻雀打ってるんだー!」

ハギヨシ「なら、これから一週間は一緒に過ごす事になりそうですね」

豊音「…?」


豊音はハギヨシの言葉に首を傾ける、先ほどあったばかりの執事がいきなり一緒に一週間過ごす事になると言われればそうなるのも仕方ないと言える


ハギヨシ「いえ、今日から一週間ほど宮守女子のトシさんに仕える事になりましたので…あなた方と恐らくはその期間一緒になると言う事です」

豊音「えー!!ハギヨシさんが!ちょー嬉しいよー!それじゃ宮守女子に向かってるのって」

ハギヨシ「その挨拶みたいなものですよ」


ハギヨシはにっこりと微笑み、豊音の言葉に頷く、こうして、宮守女子での一週間の生活が幕をあけるのだった

とりあえずご飯食べてきます

すいません、安価をとって貰ったのにも関わらずこの失態…プロのスレのはずが宮守スレになってしまった…

一週間後はとりあえず、すこやんにします




こんにちは!それじゃぼちぼち投下していきたいと思います!
読み直したんですが麻雀プロではなく使用人のプロって読めますね、字足らずでゴメンなさい、なんもかんもこの1が悪いです

ご指摘頂きありがとうごさいます!

岩手滞在、一日目


宮守女子、部室

トシ「…今日から私と共に麻雀を指導してくれる執事さんだ、皆もよろしくやっておくれ」

豊音「みんな!ハギヨシさんは本物の執事さんだよー!」

エイスリン『スゴイ!! カッコイイ!』

白望「…豊音…みれば大体わかるよ…」

胡桃「イケメン黒執事さん…ですか、なんかドラマみたいですね」

塞「まぁー、宮守女子部長としては執事さんに麻雀教わるってのは何か違和感が…」

それぞれ、トシから紹介されたハギヨシに各自感想を述べる、どちらにしても黒い服の執事がいればその反応は当然と言えるだろう

ハギヨシ「おやおや…、これでも龍門渕家の執事ですよ? ある程度は麻雀の指導にも自信はあります」

塞「へぇー…龍門渕って言えば確か岩手のとこの…」

胡桃「強豪でしたね、確か…」

ハギヨシ「まぁ、そうですね、基本私はトシさんの身の回りの世話やあなた方に麻雀を指導させてもらう役になります」

ハギヨシ「足らないところもあると思いますがどうかよろしくお願いします」


ハギヨシはそう言うと軽く頭を下げて宮守全員に言葉を述べる、彼女達はそんなハギヨシの丁寧な物腰に笑みを浮かべていた

白望「執事さんがいてくれたら…色々とダルくなくなりそう…私は歓迎する…」

豊音「私もだよー!ハギヨシさんはいい人だし問題ないよ!」

胡桃「お手柔らかにお願いしますね、あ、私は鹿倉胡桃って言います」

ハギヨシ「いえいえ、こちらこそ一週間よろしくお願いします」

ハギヨシはそう言っていつものように笑みを浮かべる、どうやらここに馴染むのにはさほど時間はかからない様に感じた

エイスリン『シツジフクニアッテル!ワタシエイスリン!ヨロシク!』

ハギヨシ「おやおや、これは可愛らしいお嬢さんで…こちらこそ」

塞「んでもって私が部長の臼沢塞!ハギヨシさん一週間ヨロシク」

トシ「それで、私の話は聞いてると思うけど顧問の熊倉トシだよ 改めてヨロシク」

ハギヨシ「皆様方…それではこれからヨロシクお願い致します」


一日目、岩手県

昼間、自己紹介を終えた彼女達はそれぞれ卓について麻雀を打ったり、自分のうち筋などの確認などをしていた


ハギヨシ「さて、それではこれからどうしましょうか」

トシ「そうだねぇ、それじゃひとまず個人的に指導する人を決めて貰おうかね、全体的な麻雀の指導は私一人でも十分やれるし問題ないよ」


ハギヨシは辺りを部室を見渡し、卓について麻雀を打つ少女達を見る


ハギヨシ「私一人と誰かと個人特訓というやつですか?」

トシ「なんなら、複数でも構わないけどねぇ…、好きな様にしてくれて構わないよ」

ハギヨシ「はぁ…、それはまたアバウトですねさて、それではどうしましょうか」

トシ「そうさねぇ、それじゃハギヨシさんはとりあえず…」


1、小瀬川白望

2、エイスリン・ウィシュアート

3、臼沢塞

4、姉帯豊音

5、臼沢塞

6、その他、希望があれば

安価>>21

6.エイスリン&胡桃

上げるた方がいいですか、アドバイスありがとうございます、安価感謝です!


トシ「それじゃ、エイスリンと胡桃を見て貰おうかね」

ハギヨシ「二人、ですか?別に構いませんが」

ハギヨシにそう告げるとトシはエイスリンと胡桃を手招きして呼ぶ

トシ「それじゃ、今からあんた達はハギヨシさんに色々と教えてもらいなさい」

胡桃「おっと、ご指名ですか ハギヨシさんヨロシクお願いしますね」

エイスリン『シツジサン!ヨロシク!』

ハギヨシ「お手柔らかによろしくお願いしますねお嬢様方」

ハギヨシは二人にお辞儀をし、軽く頭を下げる、

胡桃「そんなに堅苦しくなくても大丈夫ですよ、せっかくですから楽しみましょ?」

エイスリン『ウン!ワタシモソウオモウ!』

ハギヨシ「優しいのですね、それではまず何からしましょうか?」

胡桃「それじゃ、ちょっといまから三人で麻雀打ちましょう、それで何が足りないか教えてください」

ハギヨシ「おっと…やはり打ちますか、わかりましたそれじゃ卓に着きましょう」

エイスリン『シツジサン、ツヨイ?』

ハギヨシ「ふふふ?さてどうでしょうね?」

エイスリンに微笑みながら卓に着くハギヨシ、執事が麻雀卓に着くとなんだか違和感があるがそれでも様になるところを見ると指導もしているというのはあらがち嘘では無く感じる

ハギヨシ「それじゃぼちぼち始めましょうか」

胡桃「よろしくお願いします!」

エイスリン『ヨロシク!!』


それから数時間後、

麻雀を打ち色々とエイスリンや胡桃の特徴をつかんだハギヨシは彼女達に色々と自分が思った部分を述べる

ハギヨシ「そうですねぇ、全体的な感想を述べるとすれば、まずエイスリンさん」

エイスリン『…?ナニ?』

ハギヨシ「異常な高確率でほぼ13巡目までに門前テンパイするという事はスゴイと素直に思いました、しかし打点が平凡なとこで脅威性が感じない…というのが私の思うとこですかね?」

胡桃「へぇー…」

エイスリン『…ダテンガヘイボン…』

ハギヨシ「あまり強く言えた事では無いんですけどね、けれど面白い打ち方はされてました、さすがです」

エイスリン『ホント!ヤッタ!』

ハギヨシ(可愛らしいですねぇ、よほど麻雀の事が好きなんでしょう)


ハギヨシは喜ぶエイスリンににっこりと微笑み、ゆっくりと彼女に話し出す


ハギヨシ「ですから、平凡で脅威性が感じられない打点を、連続で跳満、満貫クラスの当たりを入れ込むというのも面白そうですね それはちょっとずつ改善していきましょうか?」

エイスリン『ウン!ハギヨシサンスゴイ!』

胡桃「ほぇ~改善点をこんな的確になんて…それで私は?」


エイスリンの弱点を述べたハギヨシに訪ねる胡桃、ハギヨシは丁寧な物腰で彼女に自分が感じた感想を述べはじめる


ハギヨシ「そうですね、徹底的なダマな打ち方はさすがでした 読めないうち筋は不意に戦意を削る意味でも良いと思います」

胡桃「本当に!よかった!」

ハギヨシ「はい、打つ人によっては苦手な方は苦しむ打ち方でしょうね、実に現代的な麻雀戦術の裏をかいたものだと思います」

胡桃「一応…改善点はある?ハギヨシさん?」

ハギヨシ「そうですねぇ…私としては長所を延ばす事が良いかな?っと自分としても貴女の打ち方自体は好きですよ?」

胡桃「…ふぇ!?」

ハギヨシ「ふふふ、まぁそれもおいおい延ばせば問題無いでしょう時間はありますし」


ハギヨシはそう言うと相変わらずの笑顔を彼女達に向ける、普段から執事の仕事をしてばかりのハギヨシはいい息抜きになったなと感じた


トシ「おやおや、よかったねハギヨシさんから褒めて貰って、おや?胡桃、顔が赤いが大丈夫かい?」

胡桃「な、なんでもないです!(ふ、不意打ちだった…)」


顔を紅くした胡桃はトシの問いかけに動揺した様子で応える、そんな胡桃とは別にエイスリンはハギヨシにこう述べていた


エイスリン『ハギヨシサン!モットイロイロオシエテ!』

ハギヨシ「エイスリンさん、言葉次第では勘違いする殿方もおられますから気をつけて下さいね?」

エイスリン「……?」

ハギヨシ「やれやれ…楽しい一週間になりそうですね」


こうして、ハギヨシの宮守での一日目の指導は終了した

夕方、放課後

とりあえず昼間の指導を終えたハギヨシは部室でこれからどうしようかと言う事で困っていた


ハギヨシ(仕方ない、今日はホテルに泊まりますかね財布も持って来てますし)

トシ「おや、そういえばハギヨシさんは今日は何処に泊まるんだい?」

ハギヨシ「いえ、予定は…今のところホテルにでも泊まろうかと」

トシ「はぁ、せっかく長野から来て貰ったのにそれは申し訳ないねぇ、よかったらハギヨシさんを一週間泊めてくれるくらい大丈夫だよ?」

ハギヨシ「いえ、それは流石に申し訳ないと言いますか…」


すると、宿泊先に困ったハギヨシについて話をしていた二人の耳に聞き覚えのある声が早速名乗りを上げた


1、小瀬川白望

2、エイスリン・ウィシュアート

3、鹿倉胡桃

4、臼沢塞

5、姉帯豊音

6、その他、希望があれば

安価>>25

胡桃


胡桃「私の家ならハギヨシさんを泊めても大丈夫です!」

トシ「おやおや、自分の打ち方褒められてすっかりハギヨシさんを気に入ったようだねぇ」

胡桃「そ、そんなんじゃ無いですよ!ま、まぁ…なんと言いますか嬉しかったのは本当ですが」


顔を真っ赤にして人差指をツンツンとして照れ臭そうに述べる胡桃、ハギヨシはそんな彼女に静かに頭を下げた

ハギヨシ「すいません、ありがとうございます、」

胡桃「そ、そんな!頭を上げてください!」

白望「…胡桃…身長小さいから大きい執事さんと見るとなんかシュール…」

豊音「あはは、顔真っ赤になってるおもしろーい」

エイスリン『ハギヨシサン、トメタカッタ』ショボーンの絵

塞「青春だねー」

胡桃「う、うるさい!そこ!」顔真っ赤


ハギヨシはそんな彼女達のやり取りにニコニコと笑顔を崩さないまま、胡桃の片手をそっと掴んで膝を着いた


ハギヨシ「胡桃さんの家にお世話になる事本当に感謝しています、不束者ですが家事、洗濯、料理は全て私がやらせて頂きます、お嬢様」

胡桃「お、お嬢様!?」

トシ「よかったねぇ、王子様見たいじゃないか」

塞「よかったねぇ、胡桃お嬢様」

エイスリン『オジョウサマ!ロミオトジュリエット!』絵を見せる

胡桃「か、からかうなぁ!!」

豊音「あ、ハギヨシさん!サインあとでもらってもいい?」

ハギヨシ「良いですよ?よければこの執事専用服を一着差し上げます」


一方、ハギヨシは騒がしい胡桃を他所に淡々と笑顔で豊音のサインを書いて渡していた


胡桃「ちゃっかりサイン貰うな!そこ!」

ハギヨシ「おや、これは手厳しい」


こうしてハギヨシはこれから一週間、胡桃の家に泊まる事になるのだった


岩手、一日目夜

こうして、胡桃の家に泊まる事になったハギヨシ、彼は胡桃との下校途中、とりあえず明日からの予定について少し考える事にした

ハギヨシ「さて、明日はどうしましょうか…」

胡桃「ハギヨシさん、明日も私達の指導してくれるんですよね?」

ハギヨシ「ハイ、そうですがなんといいますかせっかく岩手まで来ましたので」

胡桃「…?」

ハギヨシ「昼にでも何処かに出掛けようかなと思いまして、明日は練習は午前中で終わる…っと聞きました」

胡桃「あぁ、なるほど」

ハギヨシ「うーん、どうしましょうか」

胡桃「別に岩手に限らなくてもいい気はしますけどね」

ハギヨシ「お嬢様方からお土産を頼まれて居ますのでなんと言いますかなるべく良い物を買って行こうかな…と」

胡桃「お嬢様って…?龍門渕高校の?」

ハギヨシ「ハイ、透華様です、まぁお土産を頼んで来たのはその従者みたいな者たちからですが」

胡桃「そうなんだ、そこ右に曲ったらもう着きますよ」

ハギヨシ「まっがーれ♪」

胡桃「………なんですかそれ」

ハギヨシ「いえ、言ってみたかっただけです、気にしないで下さい」

胡桃に連れられて、早速、彼女の家にたどり着くハギヨシ、鹿倉家と掲げられた家の玄関の扉を彼女は開き彼に入る様に促す

胡桃「どうぞ上がって下さい」

ハギヨシ「それでは、お邪魔します」

胡桃母「あらぁ!いらっしゃい!待ってました」

胡桃「!?」

ハギヨシが玄関から家に入った途端に胡桃の顔色が変わる、中からはハギヨシを待ってましたと言わんばかりに彼女の母親が待ち構えていたのだ


胡桃母「娘から話は聞き及んでますわ、あの龍門渕家の執事さんなんですよね!」

ハギヨシ「はい、龍門渕家に仕えさせて頂いておりますハギヨシと申します」


相変わらずの笑顔と物腰で丁寧に名乗るハギヨシ、胡桃母は嬉しそうに話を続ける

胡桃母「あらぁ、執事さんなだけあって顔も整ってらっしゃるのですね
今日から一週間家にお泊まりなさるんですよね?大歓迎ですわ!」

ハギヨシ「はい、しばらくお世話になります、家事は全てお任せ下さいませマダム」

胡桃母「やぁね、マダムだなんて上手なんですから」

胡桃「ちょ、ちょっとお母さん!」


胡桃は自分の暴走気味の母親を宥めるように促す、しかし、自分の娘がハギヨシの様なイケメンの執事を連れてきた事によほど嬉しかったのか丁寧に頭を下げてこう述べはじめる


胡桃母「不束者ですがどうか娘をよろしくお願い致します」

胡桃「やめてってば!恥ずかしいって!」顔真っ赤

ハギヨシ「いえいえ、こちらこそ不束者ですが」

胡桃「は、ハギヨシさん!?」

まさか、自分の母親の言葉に丁寧な言葉遣いで返すハギヨシに目を丸くする胡桃

胡桃母は早速、ハギヨシに家に入る様に招き入れる

胡桃母「どうぞ、どうぞ!積もる話もあるでしょうし」

ハギヨシ「そうですか、それでは早速お邪魔します」

胡桃「ちょっと!待てぇぇぇぇ!?」

何故今日あったばかりのハギヨシが自分の彼氏のような扱いを受けているのか、

彼女は色々と突っ込みたかったがその声は無惨にも彼等には聞こえて無かったのだった

とりあえず一旦切りで

色々とアドバイス頂いてありがとうございました、更新はまた夜辺りに

こんばんは!そろそろ投下していきたいと思います
今のところの好感度表は以下の通りです

胡桃:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

豊音:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

塞:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

トシ:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

白望:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

エイスリン:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

宮守での一週間、好感度は安価次第ですね、ホモスレにしたいなら京ちゃん参戦も可能です、ですがホモは確立は低い(確信)、まぁ、濃厚は厳しいですね

カンちゃんは帰ってどうぞ(迫真)

プロの人を絡ませる場面も多く作るつもりなのでよろしくお願いします、それではゆっくりと投下していきます

鹿倉家、リビング


胡桃母「それで、うちの胡桃はどうですか?ハギヨシさん」

ハギヨシ「ん?…どうとは?」

胡桃「お母さん!ちょっと!」

胡桃母「いやねぇ、この子こんな性格だから男の人や彼氏なんてできた事無いんですよ」

ハギヨシ「それはそれは…可愛らしいお嬢さんなのに勿体無いですね」

胡桃「もう!ハギヨシさんも真面目に答えない!」


ハギヨシを交えての談笑、胡桃の母親は初めて男の人を家に連れてきた胡桃についてニコニコとハギヨシに語る


ハギヨシ「さて、料理…でしたね今日は私にご馳走させて貰えますか?」

胡桃母「あらぁ、執事さんの手料理なんて!…でも悪いですしせっかくですからお持て成しくらいはこちらで」

ハギヨシ「いえいえ、手料理ぐらいはさせて貰わないと…無賃で泊めて貰う私としても悪いですよマダム」

胡桃母「いやーん、うちの旦那よりもイケメンなのね!嫌いじゃないわ!」

胡桃「…なんかこっちそっちのけで盛り上がってる」ガックリ


ハギヨシは早速キッチンを借りて、包丁や食材を確認する、それなりに品は揃っており料理を作る分には困りそうに無かった


ハギヨシ「マダム、胡桃さんの父上様は今夜は遅くなりそうですか?」

胡桃母「そうねぇ、今日は仕事が大変だと言ってましたねぇ」

ハギヨシ「わかりました、ならお腹を空かした時の為に予備で一人前多く作って置きましょう」


ハギヨシはそう言ってフライパンを慣れた手つきで取り出しコンロに火を付ける後は物を炒めつつ、サラダやスープなどを手早く作ってしまい、十分もかからないうちに五人前の料理を作ってしまった


胡桃「…す、すごい!テレビでみる料理の鉄人みたい」

胡桃母「はぁー…様になるわね」

ハギヨシ「んふふ♪龍門渕家の執事たるもの料理は基礎ですから、さぁ、それでは試食してみてください」


ハギヨシはそう言うと慣れた手つきで素早く料理を並べた、そのどれもが盛り付け方も全て一流に見える



ゆっくりと料理を口に運ぶ二人、ハギヨシは静かに目を閉じて、決まっているであろう二人のセリフを待つ


胡桃「お、美味しい!? すごく美味しいですよ!ハギヨシさん!」

胡桃母「一流の職人ですわねぇ♪こんな料理が家庭で食べれるなんて、はぁ、頬が落ちそうです」

ハギヨシ「喜んで頂けて感謝の極み…」


ハギヨシはそう言って静かに自分の料理に手を付け食べはじめた、すると、彼は自分の作ったそれに少しだけ眉を潜める


ハギヨシ(…まぁ、七十点と言ったところですか、今回はちょっと失敗ですかね?)

胡桃「…ハギヨシさん?どうしたんですか?」

ハギヨシ「いえ、なんでもありませんよ、気にしないで下さい」


胡桃の問いかけにやんわりと答えを返すハギヨシ、彼女は首を傾げて再びハギヨシの作った料理を食べはじめる

そして、食事を食べ終わった胡桃母は早速、ハギヨシを部屋にと案内した


胡桃母「この部屋は空き部屋ですから滞在する間は好きに使ってくださいな」

ハギヨシ「感謝しますマダム、家事や手伝って欲しい事がありましたら何なりと申し付けください」

胡桃母「本当にいい人ねぇーハギヨシさんは♪浮気しちゃおうかしら」

ハギヨシ「うふふ、今も必死で働いてらっしゃる胡桃さんの父上様は私よりも良い人ですよ?冗談でもダメです」

胡桃母「そうですわね♪ありがとうございます」

ハギヨシ「こちらこそ有難いお言葉ですありがとうございます」

胡桃「ハギヨシさん、何か手伝うことありますかー?」

胡桃母「おやおや、それじゃお邪魔虫の私は洗濯でもしてますねー」


そう言って、ハギヨシを案内した部屋に顔を出した胡桃に聞こえるように声に出して部屋からでてゆく胡桃母

ハギヨシは手伝いを申し出た胡桃の方に振り返る


ハギヨシ「そうですねー…荷物も整理ましたし」

胡桃「あれ?それじゃもしかしてやる事ないですか?」


胡桃は自分が来る前にハギヨシが事を済ましてしまった事に首を傾げる、つまりは空回りというやつである

しかしながら、ハギヨシはそんな胡桃に懐から取り出した資料を見せ、微笑みこう述べた


ハギヨシ「それじゃ今日作った宮守の麻雀のデータがあるのですが整理するのを手伝って頂いても?」

胡桃「!!…よろこんで!」


二人はこうして一時間だけ、一緒に今日の麻雀のデータを整理した


夜、鹿倉家


ハギヨシ「さて、胡桃さんと資料を整理しましたしとりあえずやる事は一通りやりましたね」

ハギヨシ「とりあえず、今日は色々な経験ができました非常に成長の糧になったと思います」


ハギヨシは自分の懐に入っているスマートフォンを取り出した、すると一件だけメールが入ってきている


ハギヨシ「おや、メールですか? 誰からでしょう?」


龍門渕メンバー内誰か、安価>>39

一ちゃん


ハギヨシのスマートフォンには国広一という名前が上がっていた、ハギヨシはそのメールに首を傾げる


ハギヨシ「ん…? 一からですかどれどれ?」


スマートフォンを器用に弄り内容をその内容を早速確認する、龍門渕家を開けている今、一達が透華達を世話しているのだ気にならないといえば嘘になる


ハギヨシ「おっと、これはこれは」


メールの内容は自由、直下安価


メールを見て目を丸くするハギヨシ、その内容は…

一『ハギヨシさんが居ないから衣と透華が寂しそうにしてるよ、こっちも色々と参ってるからたまには顔出してね?』

ハギヨシ「はぁ…まだ一日目なのですが、やれやれ、そこが可愛らしくもあるんですがね」


ハギヨシは思わず笑みを零して、スマートフォンを静かに閉じた、確かに自分が居なくて寂しいと思って貰えたら悪い気はしない

ハギヨシ「さてと、もうだいぶ時間が経ちましたが…どうしましょうか」

時計を見るが夜の7時ぐらい、寝るには少しばかり早い気もする

ハギヨシ「気をまぎわらす為に何かしますかね?」

ハギヨシ「一応、裁縫道具や諸々持って来ましたし、マフラーでも編みますか?」

ハギヨシはスーツケースを少しだけ漁り、裁縫道具を取り出す

ハギヨシ「さて、どうしましょう…よく見たら毛糸を買うのを忘れました」

ハギヨシ「せっかくですし買いに出掛けるか…はてさて、これは困った」


以下、夜の行動

1、出掛ける

2、もういいっ…!!…休め…!

3、その他、好きな内容をどうぞ

安価>>45



ハギヨシ「今日は疲れましたし、早めに休むとしましょうか」

ハギヨシはそう言うと布団を敷いて部屋の電気を消す、岩手に来て一日目、龍門渕にいる時とは違う経験が出来て楽しく感じる

ハギヨシ「それではお休みなさい」

こうして、ハギヨシの岩手での一日目は静かに終了した

ハギヨシ好感度表更新


一:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

胡桃:★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆

豊音:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

塞:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

トシ:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

白望:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

エイスリン:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

透華:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

衣:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆


以上のようになりました、龍門渕メンバーは身内ですからね初期は高めにしました

それではぼちぼち二日目投下していきたいと思います、あれ?プロ出てこない

そもそも原因は私の字足らずです、本当申し訳ありません、いずれどのプロかを登場させますのでm(_ _)m

二日目、宮守女子部室


ハギヨシ「さて、二日目ですね確か練習は午前中で終了だとか」

トシ「ハギヨシさん、今日はどの娘をみるんだい?」


トシはそう言ってハギヨシが指導する娘を提案する、そう長くは打てないので時間は限られているし早めに決めといた方がいいというわけだ


エイスリン『ハギヨシサン!キョウハダレ?』ワクワク

胡桃「昨日のデータもありますよ!」

白望「…ダルい…」

豊音「誰だろう!ワクワクするよー」

塞「まぁ、どちらにしろ、いい経験になるしねぇ」


ハギヨシは深く考えた後に、とりあえず自分が決めた少女の名前を挙げる


ハギヨシ「そうですねぇ、とりあえずはこの娘にしましょうかね」


安価>>52

>>51

胡桃ちゃん一直線じゃないですかー


ハギヨシ「それでは胡桃さんで…お願い出来ますか?」

胡桃「ほぇ!?ほ、本当どすえ!」

白望「…胡桃、噛んでおかしい…」

エイスリン『イイナー、クルミズルイ!』

豊音「ハギヨシさんが選んだから仕方ないよー、伸び代があるって事でしょー」

塞「そんじゃ、後は私達で打とうか」


そう言って他の部員である豊音達は卓について、麻雀を打ちはじめる、ハギヨシは胡桃の方に近づくとにっこりと微笑んだ

トシ「おやおや、良かったねぇ胡桃」

ハギヨシ「お嬢さん、お付き合い願いますか?」

胡桃「よ、よろこんで!こちらこそお願いします!」

二人は早速卓に移動して、打ち方を確認しつつ個人的指導をはじめた


卓に着いた胡桃にハギヨシは早速昨日の資料を元に色々と指導を施しはじめる、まずは面前での打ち方


ハギヨシ「それじゃ、早速ですが、この待ちなら貴方は何を切りますか?」

胡桃「…こ、これですか?」

ハギヨシ「…グッド!、そうです」

胡桃「でも、これは…その後こうやってこうした方が」

ハギヨシ「えぇ、ピンズを捨ててからのその待ちは有効的ですね」

胡桃「字牌が手元に揃う時は…」


胡桃は自分が考えた手配をハギヨシに見せて、打ち筋を見せる、ハギヨシは少しだけ考えた後に牌を指差して教えた


ハギヨシ「私ならこの一萬ですかね?」

胡桃「な、なるほど!参考になります」

ハギヨシ「ふふふ、そんなに固くならなくても大丈夫ですよ」

トシ(おやおや…どうやら上手くいってるようだねぇ)

胡桃「それじゃ、この手牌の時は!」

ハギヨシ「これはですねぇ…」


色々と胡桃に指示を出して打ち方を確認し教えるハギヨシ、その姿を見て豊音達は目を丸くしていた


豊音「ほぇー、ハギヨシさんってやっぱりスゴイんだねー」

白望「…執事だしね…ダルい…」

塞「本当楽しそうに打ってる、いい事いい事」

エイスリン『ハギヨシサン、オシエルノジョウズ!』

トシ「ほれ、あんたたちも胡桃に負けない様に練習しな、私がちゃんとみてやるから」

全員「「「はい、お願いします」」」


こうして二日目の午前中の練習は胡桃の特訓に付き合い終了した


二日目、午後、

話の通り部活は午前中までで、午後からはハギヨシは完全にフリーとなる

ハギヨシ「さてと、とりあえずどうしましょうか」

ハギヨシ「お嬢様方のお土産も買わないといけませんしね、とりあえず何処に行きましょう」


1、街に出掛ける

2、デパートによって服を見に行く

3、スポーツショップに行く

4、ポルナレフッ!後ろだッ!

5、その他、自由に希望があれば

安価>>58

2


ハギヨシはとりあえず、自分が執事服しか持っていない事に気がつき新しく服を購入する事を思いついた


ハギヨシ「そうですね、せっかくですし服でも買いに行きましょうか」


ハギヨシは早速近くのデパートにやって来る、割と人は多くオマケに執事服という事で余計に目立った


ハギヨシ「さてと、割と早く来れたのはいいですが…やはり目立ちますかこの格好は一の格好も大概なのですが」


ハギヨシはとりあえず自分が着る服を探しにデパートを彷徨う、何着か良い服は見かけたがやはりピンとは来ない


ハギヨシ「普段から執事服ばかり着ているせいでしょうね、こういった服選びは正直苦手です」

??「…あれ?もしかして?」

ハギヨシ「ん…?」


ハギヨシはふと声をした方に振り返る、何かしらどっかで聞き覚えのある様な声であった


ハギヨシ「もしかして貴女は…」

麻雀プロ、もしくは大人組の内誰か

安価>>62

カツドゥーンプロ

ようやくプロが出たよパトラッシュ…


ハギヨシ「貴女はカツドゥーンプロ!」

藤田「違う違う!カツ丼だ!あと私の名前は藤田だ間違えるな!」


ハギヨシの冗談じみた言葉に全力で否定する藤田靖子、以前彼女は自分の使える天江衣と面識もある


ハギヨシ「これはこれは、すいません…ついつい動揺してしまいまして」

藤田「失礼にも程があるだろ!いきなりカツ丼とか!もっと他にもあるだろ」

ハギヨシ「いえ、ないですね」キッパリ

藤田「どういう事だ…それは…」


満面の笑みで答えるハギヨシにガックリと肩を落とす藤田、しかし、ハギヨシはクスクスと笑った後、彼女に話し出す


ハギヨシ「冗談ですよ、テレビでもよく拝見させてもらってますよマクリの女王さん?」

藤田「!…最初から知って」

ハギヨシ「はい、衣様とも面識がある方ですので全て知っておりますとも」

藤田「全く…びっくりしたじゃないか」

ハギヨシ「必死に弁解するとこは二十五歳のそれとは…」

藤田「わ、わぁー!!わぁー!!年齢をこんな場所で話すなぁ!」

ハギヨシ「おや、これは失敬、レディの扱いがなってませんでした」

藤田「貴方、絶対わかってやってるでしょ…」

ハギヨシ「はて?なんの事ですかな?」

藤田(…この澄まし顔…殴りたい!)プルプル

話しかけて来た藤田プロを散々いじくり倒したハギヨシはふと、自分がデパートに来た用事について思い出す


ハギヨシ「おっとそうでした、私、今執事服の他の服を買いに来ておりまして」

藤田「ん?…そういえば執事服以外見たことがないな…えっと…」

ハギヨシ「ハギヨシです、すいません名乗るのが遅れました」

藤田「いや、こちらこそ見知った顔を見かけたものだからつい声を掛けてしまった」

ハギヨシ「いえいえ、それで藤田プロ少しだけ頼みがあるのですが…」

藤田「…ん?なんだ?」


ハギヨシは相変わらずニコニコと笑顔を見せたまま、彼女に軽くお辞儀をしこう述べはじめる


ハギヨシ「私に見合う服を見つけてほしいのですが、付き合ってくれませんか?」

藤田「…ひょえ!な、なんだと!」


意味のわからない声を上げる藤田靖子、二十五歳、彼女はこうして一人の執事の服選びに付き合う事になるのだった


デパート、男性専用服店


藤田は慣れない男性服店に足を運び落ち着かない空気に非常に動揺していた


藤田(…あれ?なんでこんな事になってるんだろ?私、確か地方を盛り上げるために岩手のイベントに呼ばれただけなのに)

ハギヨシ「藤田プロ?よろしいですか?」

藤田「は、はい!?よろしいです!」


ハギヨシはその藤田の声に合わせてゆっくりと試着室のカーテンを開ける、そこにはハットを被りジーンズとジャケットでコーディネートされた貴公子が立っていた

これらは勿論、全て藤田が好み選んだものである


藤田「…か、かっこいい!…ッハ!」

ハギヨシ「おや、それはありがとうございます、しかし着心地が良い服ですね流石、藤田プロです」

藤田「い、いや!元々の素材が良いからだろ?私はただ良さげな服を選んだだけだ」

ハギヨシ「ふふふ、気に入りましたこれ買いましょう」


そう言って再び試着室に戻って服を着替え直すハギヨシ、藤田は先程のハギヨシの服装を思い返しふぅ、と息を吐く


藤田(いままで男性とは関わりが無かったからこういった事に対して免疫力無いんだよなぁ私は…)

ハギヨシ「お待たせしました、それじゃ次は藤田プロの番ですね? 何か欲しい服があれば付き合いますよ」

藤田「ほ、ほぇ!?そ、そうだな、私は別に…」

ハギヨシ「遠慮しないでください、付き合ってくれたお礼に服をプレゼントさせてはくれませんか?」

藤田「いや、ほら私みたいなのといたらデートしてると勘違い」

ハギヨシ「…?デートですよ?何を今更」

藤田「」


平然とした態度で答えるハギヨシに目を丸くしたまま、ポカンと口を開ける藤田プロ

ハギヨシはそんな彼女の片手を掴みやんわりと告げる


ハギヨシ「さぁ、次行きますよ時間は無限ではありませんから」

藤田(もう、どうにでもなーれ)


ハギヨシに振り回されるまま藤田は自分の服を買うべく女性服専門店へと連れて行かれるのだった

とりあえず一旦切りどすえ
安価ありがとうございます、次回は明日になります麻雀プロがようやく出て嬉しい

それではお休みなさい


こんにちは!それではぼちぼち投下していきたいと思いますん

もっとプロが出てくればいいなぁ(小並感)


岩手、デパート


ハギヨシに付き合わされた藤田靖子は現在、とても恥ずかしい思いをしていた、っというのも


藤田「…は、恥ずかしい…」

ハギヨシ「…ふーむ、やはりクールな女性にはコレですかねぇ」

店員「はい、よくお似合いですよお客様」


服屋で着せ替え人形みたく色々な服を着させられているからである、まさかこんな事になるとは藤田は全く予想していなかった


ハギヨシ「おや、お嬢様?お気に召しませんか?」

藤田「いや、そうじゃなくて…ってぇ!私はそもそもお嬢様とか言われる歳じゃ…」

ハギヨシ「どんなになろうが、女性である方はお嬢様です、さて、私としてはこれとこれがよくお似合いだったと思うのですが」

藤田「いや、あの…うぅ…」顔真っ赤

ハギヨシ「ふふふ、まぁからかい過ぎましたかね?」

藤田「…もう!なんなんだ貴方は!」

ハギヨシ「私は単なる執事ですよ?それ以上でも以下でもありません」

藤田「いや…もういいです」

ハギヨシ「ふふふ、ついつい可愛らしいからついからかってしまうのですよ、さてそれじゃ買い物も済みましたし行きましょうか」

藤田「…おぼえてろ、いつか、仕返ししてやる」

ハギヨシ「ほらほら、良い歳した大人が子どもみたいな事を言ったらだめですよ?」

藤田「……ッ!貴方はもうッ!」顔真っ赤

ハギヨシ(…この人面白いですね…)


クスクスと笑うハギヨシにプイと顔を逸らす藤田プロ、服を買い終えたハギヨシと彼女はとりあえず一緒にデパートから出た


ハギヨシ「今日は付き合ってくださりありがとうございます」

藤田「い、いや、こっちも服を買ってもらったしお互い様ですよ」

ハギヨシ「左様でございますか…あ、そうです!」


何かを思い出した様にそうつぶやくとハギヨシは胸元からある物を取り出した、その取り出した物とは…?


1、スマートフォン 連絡先を交換

2、エトペンのキーフォルダー、お礼

3、その他、自由にどうぞ(迫真)


安価>>71


スマートフォンを懐から慣れた手つきで取り出すハギヨシ、彼女はスマホを取り出したハギヨシに目を丸くする


ハギヨシ「連絡先を…良かったら教えて貰えませんか?」

藤田「…はぇ!?れ、連絡先ですか別に構いませんが」

ハギヨシ「こう会ったのも何かの縁ですしね、困った事があればいつでも駆けつけますよ」


ハギヨシはそう言うと藤田から携帯電話を預かり、三分もしない内に連絡先を交換した


ハギヨシ「また夜にでも暇があれば連絡下さい」

藤田「き、気が向いたらですよ、私もほらプロですから何かと忙しい…」

ハギヨシ「大丈夫です待ってますから」

藤田「~~~ッ!わ、私はこれで帰ります!」顔真っ赤


顔を真っ赤にしてそう言ってハギヨシを置いて駆けてゆく藤田プロ、その後姿を見ながらハギヨシは首を傾げていた


ハギヨシ「はて? 私、何か失礼な事でも言いましたかね?」


藤田プロの連絡先を手に入れた!夜にメールできるよ!やったね!ハギヨシさん!

ハギヨシはとりあえずその後、鹿倉家へと帰宅する事にした



岩手、鹿倉家に帰宅の道中


ハギヨシ「さて、服も買いましたしご満悦ですね、夜は何をしましょうか」


ハギヨシは田舎の道をぶらりと歩きながら予定について色々と考えていた、別にこれと言って予定は無いが時間は有効的に使いたいと言うのが執事というものである

ハギヨシ「しかしながら藤田プロがあそこまで面白い人だったとは予想外でした」

ハギヨシ「年甲斐なく、つい弄りすぎてしまいましたね、ふふふ」

ハギヨシ「まぁ、暫くは誰かに傅くプロの使用人になるわけですし、また縁があれば会うこともあるでしょう」


ハギヨシは独り言の様にそう呟きながら歩いているとなにやら見知った顔が見えた様な…


ハギヨシ「…おや? あれは…」


ハギヨシさんの前に現れたのは…


自由安価>>75

胡桃


それは、現在ハギヨシが岩手の滞在中に泊めて貰ってる鹿倉胡桃の後姿であった


ハギヨシ「胡桃さん…ではないですか?」

胡桃「あ、ハギヨシさん!今帰りですか?」

ハギヨシ「はい、そうですよ、胡桃さんも今帰りですか?」

胡桃「はい!そんなとこです、良かったら一緒に帰りましょう」

ハギヨシ「おや、奇遇ですね、とは言っても泊めて貰ってますから自然とそうなるんですがね」

胡桃「あはは、まぁいいじゃないですか、それでハギヨシさんは今日は何を?」

ハギヨシ「いえ、大した事は…執事服ばかりだったので今日はとりあえず普通の服を買いに…」

胡桃「あー!私も呼んでくれたら選んだのに!ハギヨシさん!」


そう言ってプンプンと怒ったそぶりを見せる胡桃、ハギヨシはまぁまぁ…っと宥める

ハギヨシ「また機会があればその時はお誘い致しますよ…、あっ!そうです!」


ハギヨシは何やら自分の手持ちからある物を取り出し胡桃に見せる、それは…


1、スマホ、連絡先交換

2、デパートで買ったキーフォルダ

3、安価自由、

安価>>80

1


ハギヨシは懐からスマートフォンを取り出し、胡桃ににっこりと微笑むとこう告げる

ハギヨシ「とりあえず連絡先交換という事で…どうでしょうか?」

胡桃「えっ!そ、そう言われてみれば私ハギヨシさんのアドレスや連絡先知りませんでしたね」

ハギヨシ「何かと物騒な世の中ですから…、まぁ、こんな田舎じゃ大丈夫とは思いますけど」

胡桃「とりあえず受けとっておきますねありがとうございます」

ハギヨシ「一週間後は多分、岩手には居ませんでしょうから…こういったものは早めに渡しといた方が良いでしょう?」

胡桃「…あっ…」


胡桃はハギヨシの言葉を聞いて思い出す、そう彼は一週間後にまた違う人の使用人になるために岩手から出てゆくのだ


ハギヨシ「…心配なさらずとも大丈夫ですよ、また戻ってくるかもしれませんしね?」

胡桃「本当…ですか?」

ハギヨシ「えぇ、心配ならこちらに遊びに来て貰っても構いません、私はいつでも待ってますから、だからそんな寂しそうな顔をしないで下さい」

胡桃「~~~ッ!べ、別に寂しいとか…!」顔真っ赤

ハギヨシ「ふふふ、そういう事にしときましょうかね?」


そう言って他愛ない会話をしながら楽しそうに家へと帰宅する二人、沈みかけの夕暮れは一層に綺麗に見えた

とりあえず一旦ここで切りです
次は夜に投下したいと思います、何か質問や希望があればおっしゃって下さいませ
胡桃ちゃんが早くも攻略されそうなんですが…麻雀プロェ…

ありがとうございます

複数周回はやります、好感度は調節しながらですかねあんまし上げるのが早すぎるとあれなんで…

上がるに連れて上げにくい仕様にしようかと考えているのですがどうでしょう?

ありがとうございます、それではその様に致します
あと、ぼちぼち投下したいと思います、…激流に身を任せ同化する…

では三日目の夜からになります、好感度表は以下の通りです


一:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

胡桃:★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆

豊音:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

塞:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

トシ:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

白望:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

エイスリン:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

透華:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

衣:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

藤田プロ:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


胡桃ちゃんが独走気味ですねさてどうしたものか、まぁなんとかしましょう(多分)

すいません、日にち間違えちゃった

二日目夜、鹿倉家


ハギヨシはとりあえず一日を服を買う事に費やして現在、滞在中に貸して貰っている部屋に戻っていた


ハギヨシ「ふぅ…とりあえず、服も買えましたしとりあえず安心ですね、さてどうしましょうか」


夜は特にこれといって用事も無く、だからといって何もしないのも執事をしているからか職業柄落ち着かない


ハギヨシ「ふむ…そうですね、せっかくですし何かしましょうか」

ハギヨシ「毛糸は買った事ですしね、道具も何かと購入できましたし小物くらいなら出来そうです」


ハギヨシはそう言って嬉しそうに浮かれた表情をしながら何をしようかと悩む

さて、ハギヨシが夜にとった行動は?


1、外に出掛ける

2、とりあえず誰かメールして寝る

3、編み物をする、もしくは物を作る

4、その他

安価>>90

2番は誰にするかを記入して貰えたら嬉しいです

2 エイスリン



ハギヨシ(そう言われれば今日教えたのは胡桃さんだけでしたね…、エイスリンさんが残念がってました)

ハギヨシはスマートフォンを取り出して、ふとエイスリンにメールを送る事を思いつく

ハギヨシ「せっかくですから、エイスリンさんにメールでも送って置きましょうか…って…私連絡先知らないんでした」

ハギヨシ「これではどうする事も出来ませんね…どうしましょう」

安価直下

1、胡桃に連絡先を聞く

2、嘘みたいだろ…寝てるんだぜ…これ…


ハギヨシはとりあえず胡桃にエイスリンの連絡先を訪ねる事にした、同じ家に居るのでそういった事は困らない

ハギヨシはリビングに向かい、そこでテレビを見ている胡桃を見つけた、

格好は家にいるからか無防備なシャツに寝巻き用の短いパンツだったオマケに煎餅を口に咥えたまま寝転んでいる


ハギヨシ「はぁ…すいません胡桃さん少し訪ねたい事があるのですが」

胡桃「ん~?なんですかーハギヨシさん」

ハギヨシ「エイスリンさんの連絡先ってご存知ですか?」

胡桃「うん、知ってますよー」

ハギヨシ「でしたら、教えて頂けますでしょうか伝えたい事がありますので」

胡桃「仕方ないですねー、はいどうぞ」


そう言って立ち上がると近くにあった自分の携帯をハギヨシに手渡す胡桃、ハギヨシは思わずそれに苦笑いを浮かべる


ハギヨシ「あの…これは?」

胡桃「宮守の連絡先全部あります、適当に開いて見て下さい 私、ハギヨシさん信用してますから勝手に見ても怒りませんし」

ハギヨシ「あぁ、成る程」


ハギヨシは妙に納得した様子で返し、携帯電話を扱って胡桃の携帯電話から宮守の連絡先を全部把握した

※これより、宮守メンバー全員のアドレスが分かりました

ハギヨシは連絡先をスマートフォンで登録したあと丁重に胡桃に携帯電話を返す


ハギヨシ「ありがとうございます胡桃さん、助かりました」

胡桃「お安い御用ですよ、ハギヨシさんには色々とお世話になってますし」

ハギヨシ「いえいえ、あ、胡桃さん…あと一つよろしいですか?」

胡桃「?…なんですか?ハギヨシさん?」

ハギヨシはゴホンと一つ息を吐くと実に悪戯的な笑みを浮かべて、胡桃に一言こう忠告する


ハギヨシ「あんまり無防備な格好を私の様な男性の前で晒したらダメですよ?」

胡桃「…っえ?……」


胡桃はハギヨシから指摘されて改めて自分の格好を見直す、普段から家でやっているから意識していなかったが自分が割とはしたない格好である事に気がついた


胡桃「~~~~っ!!」カァァ

ハギヨシ「おやおや顔を真っ赤にされてどうなさいました?」

胡桃「ハギヨシさんの!変態!」

ハギヨシ「まぁ、知ってましたよ、大丈夫です割と見慣れてますから身内で」

胡桃「そういう事じゃないですよ!」


顔を真っ赤にして激昂する胡桃にニコニコと平常運転のハギヨシは軽くお辞儀をしてこう述べる

ハギヨシ「そういう事でひとまず私は失礼させてもらいます」

胡桃「ハギヨシさんのえっち!」

最後の抵抗か素早く立ち去り扉を閉めて出たハギヨシに向かい柔らかいぬいぐるみを投げつける胡桃だが、
それは当たる事無く扉に当たり静かに地面に落ちるのだった


胡桃から連絡先を聞き出したハギヨシは一旦部屋へと帰り、とりあえず宮守全員の連絡先を整理する


ハギヨシ「ふむ、まぁ、まずまずといったところでしょうか、これで連絡網は完璧ですね」

ハギヨシ「しかしながら一週間滞在なだけなのに連絡先を勝手に聞いてよかったのかは疑問ですが…まぁ、良しとしましょうか」

早速、ハギヨシはスマートフォンを取り出してエイスリンにメールを送る事にした

ハギヨシ「さて文面はどんな風にしましょうか…」


安価>>97

今宵の月はとても綺麗ですね



『今宵の月はとても綺麗ですね』


ハギヨシ「何でしょうか我ながらこのキザっぽい文面は…ですが、割と話を切り出すには良いかもしれませんね、送信と」

ハギヨシはメールを打ちそれをエイスリン宛てにへと送信する、彼はのんびりと部屋で彼女からの返信を待った

ハギヨシ「おっと、メールが返って来ました…なになに?」

エイスリン『メール?モシカシテ、ハギヨシサン?』

ハギヨシ「おっと、いきなりメールしても誰か分かりませんね…『そうですよ、いきなりメールしてすいません』…っとこんなもので大丈夫でしょう」

ハギヨシはエイスリンからかえってきたメールに出来るだけ丁寧な文面を考えて送る

暫くするとエイスリンの方から返信が返ってきた

エイスリン『イイヨー、ウレシイ!ハギヨシサン、ツキミシテルノ?』

ハギヨシ「月見…ですか、今は九月では無いのですが、さてなんて答えましょう」

安価>>100

よくしてる 岩手の月は長野で見る月ともまたちがいますね


ハギヨシは長野での自分が良く衣に付き合って月を見に行く事をふと思い出した


ハギヨシ「そうですね…良く考えれば見に行く事は多かったですね、さて、その様に送ってみましょうか」


『良くしていますね、岩手の月は長野でのそれとはまた違います』


ハギヨシはスマートフォンでメールを確認して、長野にいる龍門渕のメンバーを思い返す


ハギヨシ「送信…と、透華様と衣様は大丈夫なのでしょうか、心配しても仕方ありませんが…」


ふぅ…とため息を吐き、部屋にあるカーテンを開いて月を見上げるハギヨシ、珍しい事に今夜の月は満月であった

ハギヨシのスマートフォンにはエイスリンからの返信が返ってきている


ハギヨシ「…ふふ、そうですか」


ハギヨシはその文面を見て、思わず頬がほころぶ、それはいつも浮かべている笑顔では無く自然と出たものであった


エイスリン『ツキノ絵ダヨー!キレイ?』

ハギヨシ「わざわざ…描いて画像で送ってくれるなんて可愛らしい人ですね、ホントに…」


ハギヨシはそう呟き、静かに月を見上げる、彼が見上げるその満月はその様子を照らす様に静かに輝いているだけであった…


宮守での二日目終了


岩手滞在、三日目


今回は午後から練習という事でハギヨシは午前中の行動をどうするか思い悩んでいた

ハギヨシ「さて、朝は良く目が覚めますね今日はどうしましょうか」

ハギヨシ「服は昨日の内に買ってしまいましたし、特にやる事無いんですよね」


ハギヨシは思い悩む様に考え込む、どうせなら誰かを誘って出掛けると言うのも面白そうだ


ハギヨシ「胡桃さん、今日は午前中ご予定は?」

胡桃「あ、ハギヨシさんすいませんちょっと午前中は…用事があるんです」

ハギヨシ「はぁ、そうですか」

胡桃「また今度お願い出来ますか?」

ハギヨシ「はい、喜んでお付き合いしますよ」

ハギヨシ(胡桃さんはどうやらダメそうですね…他の人を当たりますか)


ハギヨシはとりあえず滞在中にの鹿倉家から出て、これからどうするかを考える事にした


ハギヨシ「さてどうしましょうか…」


※胡桃はハギヨシの行動から除外されます

1、メールで誰かを誘う

2、街に出歩く

3、アラフォーザワールドッ!…時は止まる

4、その他、自由安価


安価>>105

2


ハギヨシはふとせっかくきた岩手の街をぶらついてみるのも面白そうだと思いついた

ハギヨシ「そうですね、せっかく岩手まで来たのですし街に出ないと損と言うやつですね」

ハギヨシ「では早速行ってみる事にしましょうか」

ハギヨシはそう呟くと買ったばかりの私服に着替えて、執事服を丁寧に折りたたみ仕舞う

ハギヨシ「いざゆかん!岩手の街に…なんて、年甲斐なく言ってみました」


こうしてハギヨシは三十分ほど徒歩で歩き、岩手の街にやって来る、しかしながら田舎だからかやはり他に比べると人は少ない

ハギヨシ「さて、勢いに任せて出たは良いですけどどうしましょうか」

ハギヨシは辺りを見渡して、色々と探してみる、雑貨屋やパチンコ屋、ボウリング場やバッティングセンター、映画館など、面白そうなとこはあれど一人で入るのはちょっと抵抗がある

基本執事なのでギャンブルなのはもってのほかである、まぁ、麻雀は例外なのであるが


ハギヨシ「もう少しだけ歩いてみるとしますか…」

モブA「あ、あのすいません!」

ハギヨシ「…?なんでしょうか?」


ハギヨシは街の中をもうちょっとだけ歩いて回ろうとしたその時だった、彼は見知らぬ一般人の女性から声を掛けられる

話を掛けてきた彼女の少しだけ離れたとこには数人の女性の姿が見える、この事からハギヨシは大体の事が予想出来た


ハギヨシ(成る程、逆ナン…っというやつでしょうか?初めてですがこれが…)

モブA「良ければ私達とぉ~ちょっとだけ付き合ってくれませんかぁお兄さん♪」


そう言ってハギヨシ手を勝手に掴む一般人の女性、顔は化粧で濃く明らかに面倒なタイプの女性であった

気品も何も感じられないその女性の行動と言動にハギヨシは思わず眉を潜める


ハギヨシ「生憎ですが…私はこれから用事がございまして」

モブA「えー、いいじゃんお兄さん付き合ってよぉ、そんな事言って実は暇なんでしょ?」

モブB「そうですよぅ、いい顔してるのに一人でいるなんてもったいなーい」


遠巻きで見ていた女性の連れも参戦して来て、面倒な展開にハギヨシは顔を引きつらせる、こういった人間はハギヨシは苦手であり同時に嫌いである


ハギヨシ「あの…いい加減に…」

??「あ~、すいません待った?」

ハギヨシ「…っえ?」


ハギヨシは絡まれていた自分に急に声を掛けて来た人物についつい目を丸くする、その人物とは…

宮守以外、大人組、麻雀プロ、もしくは他校の生徒

安価>>109




福与恒子


ハギヨシはその姿に見覚えがあった、確か、そうふくよかではないアナウンサーとかなんとか言ってた気がするあの女性だ


恒子「もしかしてまっちゃいましたー、すいません」

ハギヨシ「え、あ、いえ、私も今来たところです」


ハギヨシは口裏を合わせてとりあえず自分の前に現れた女性、福与恒子に応えるこれは勿論、即興で作った演技である


モブA「あ、あんた確か見た事ある!確かアナウンサーの!」

恒子「はいはーい、それは気のせい森の精ってね、私達もう行くからバイバーイ」

ハギヨシ「おっと!これはまた強引ですね…」


ハギヨシの手を握ったまま、強引にモブ達を追い払う福与恒子、それに連れられてハギヨシもなされるがままになっている

暫く歩いて彼女はハギヨシを近くの公園まで連れてくると息を吐いて近くのベンチに腰掛ける


恒子「ふぃー疲れちゃったぁー」

ハギヨシ「福与アナウンサー…でしたね? 先程は助けてくださりありがとうございます」

恒子「いいってー、人助けは人として当然だし、お兄さんそれにしても災難だったねぇ!」

ハギヨシ「ははは、面目ない、ホントに助かりましたよ」

恒子「いい男はモテるから辛いね~、このこの~」


そう言って、ハギヨシを肘でついてからかう恒子、しかしながらふと彼女は彼の顔を見て何かに気がついたのかまじまじと見つめる

そして、思い出したのか、ハッとした表情を浮かべて彼の名前を挙げた


恒子「あーッ!!今気づいたけどもしかして天江衣がいる龍門渕高校にいる執事さんだぁ!」

ハギヨシ「おやおや、ようやくお気づきになられましたか…ハギヨシと申します」

恒子「えっ?でもここ岩手だよね?長野の筈でしょ? 確か」

ハギヨシ「ちょっと色々と事情がありましてね、今は宮守女子の臨時コーチみたいなものをやらせてもらってます」

恒子「み、宮守!?ハギヨシさんスパイか何か?」

ハギヨシ「企業秘密です、んふっ」


そう言って人差し指を口に添えてにっこりと微笑み答えるハギヨシ、恒子は目を丸くしていた







とりあえず恒子ちゃん参戦!っという事でいったん切りにしたいとおもいます

さて、ようやく面白くなって参りました

次の更新は明日にしたいと思います!それではまた合いましょう!では!

こんばんは!すいません昨日は事情がありまして投下出来ませんでした!楽しみにしていらっしゃった方申し訳ありません!

実は今日も用事がありまして、あまり長くは投下出来ませんがお付き合いしてくれれば幸いです

ではぼちぼち投下していきたいと思います


岩手のとある、公園


恒子に助けられたハギヨシはとりあえず今後どうしようか迷っていた、っというのも特に予定が無いからである

街に出歩いてまさか、現役アナウンサーの福与恒子に会うとは夢にも思ってなかった


恒子「…まぁ、それでこっちにたまたま来てたって訳」

ハギヨシ「成る程、仕事ですか…大変そうですね」

恒子「もう慣れちゃったけどねー、ちょっとだけ息抜きにフリーの時間をもらって岩手の街に遊びに行ったらそこでたまたま…」

ハギヨシ「私が逆ナンされているとこに出くわしたと…、」

恒子「そういう事、まぁ、よかったけどね思わぬ人物に岩手で出会えたのは」


ハギヨシの隣のベンチに腰掛ける恒子はそう言ってクスクスと笑い、ハギヨシに告げる

確かに龍門渕の執事がまさか宮守の監督の臨時使用人になっているとは、まったく検討もつかない事であるからして、

アナウンサーを職業にしている恒子としてはとても面白く感じられた


恒子「それでー?そんな執事は街に出て何をしてたのかなー?」

ハギヨシ「正直なところ適当に時間を潰そうかな…っと、ですがやはり一人では何かと動き辛かったですかねー」

恒子「ふーん、だったら今は時間空いてるんだー」


恒子は何やら意味深い言葉使いでハギヨシに訪ねる、彼女の隣に座るハギヨシは笑みを浮かべたままこう述べた


ハギヨシ「そういう事になりますかね」

恒子「ならさっきのお礼に私の息抜き付き合って欲しいんだけど?頼める執事さん」


ハギヨシにそう言って軽く片目瞼を閉じてウインクする恒子、ハギヨシはそんな彼女に軽くお辞儀をする


ハギヨシ「よろこんで、お付き合いさせてもらいますよ」

恒子「決定!それじゃハギヨシさん行こう!」


恒子はそう言うとハギヨシの手を引いて無理やり立たせ、強引に引っ張ってゆく彼女に引かれるままベンチから立ち上ったハギヨシはやれやれといった具合にされるがままに今日一日彼女に付き合う事になったのだった




再び二人で岩手の街に戻ってきたハギヨシと恒子はとりあえず二人で何処に行こうか迷っていた


ハギヨシ「息抜きに付き合って欲しいとおっしゃってましたからもう行き先は決まっているものだと」

恒子「んー?勢いだよ?とりあえず何しようかとか考えてなかった」

ハギヨシ「左様でございますか」


ハギヨシは恒子の返答に思わず苦笑いを浮かべる、とりあえず今は二人で行動をするわけであるからある程度はスムーズに動きやすい


ハギヨシ「そうですね、さて何処にいきましょうか…」

恒子「うーん、そうだねー、あっ!それじゃあそこに行こう!」


恒子がハギヨシに行きたいと希望した場所は…


1、カラオケボックス

2、ボーリング場

3、服屋、もしくは小物屋

4、その他、自由安価


安価>>120

3



ハギヨシは恒子の指差した方を見る、そこには服屋とキーホルダーなどの小物がおいてある店が並んでいた


ハギヨシ「成る程、定番ですね」

恒子「でしょ♪、そんじゃいきましょ!」

ハギヨシ「わかりました」


ハギヨシは恒子のあとを追って店の中にへと入る、すると早速、恒子はハギヨシにどの服が良いのかを訪ね始めた


恒子「ねぇねぇ、執事さんって服のセンスいい?」

ハギヨシ「そうですね、並とでも言っておきましょうか…特に気にした事はありませんがある程度ならば」

恒子「ほほぅ、これは試さなければなりませんなぁ」


恒子はそう言うとハギヨシの腕を引いて置いてある服を指差し、楽しそうに微笑んでこう訪ねた


恒子「この中で執事さんは私にどれ着て欲しい?」

ハギヨシ「んっ…とそうですねぇ」


1、可愛らしいロングスカート

2、セクシーなミニスカート

3、太ももを強調するホットパンツ

4、その他、安価自由

安価>>125

3



ハギヨシは一つのホットパンツを彼女に示し、こう述べた


ハギヨシ「これなんてどうでしょう?最近の女性ならデニムのホットパンツなんかは流行だと聞きました」

恒子「へぇ~、私普段からスカートとかジーンズ、スーツだからこんな系は履いた事なかった」


恒子はそう呟くとハギヨシから示されたデニムを手に取る、しかし、彼女はそこである事に気がついた


恒子「これってもしかして太もも見せるやつだよねぇ…ハギヨシさんもなかなかむっつりなんだぁ、むしろ性癖が足フェチ?」

ハギヨシ「男性は誰しも下心というものを持っています、私も例外ではありませんよ?」

恒子「うはぁ、そう返してくるかー、うちのすこやんにもこの余裕を見習って欲しいものだねー それじゃ要望道理着替えてきてあげる」


そう言って恒子は試着室に入って早速ハギヨシが選んだホットパンツに着替え始める

ハギヨシはその間目を瞑り、彼女から名前を呼ばれるのを静かに待った


恒子「…覗いたら駄目だよー」

ハギヨシ「なんですか?ダチョウ倶楽部的なノリをしたら良いのですか?」

恒子「見て欲しいとか言ってないっての!!やったらぶっ飛ばすかんね」

ハギヨシ「ふふふ、しませんよ」


試着室で恒子が着替えている間こんな他愛のない会話も挟みつつ、彼女はやがて着替え終えハギヨシの名前を呼ぶ


恒子「…あの、もういいよーハギヨシさん」

ハギヨシ「ん…?そうですか、どれどれ?」


そう言って笑みを浮かべたまま静かに瞼を開けるハギヨシ、彼が瞼を開けるとそこには…


恒子「に、似合うかな?ちょっとエロい気がするんだけど」

ハギヨシ「エクセレント、良く似合っておりますよ恒子さん」


気恥ずかしそうに顔を赤くしながら試着室から出て、訪ねて来る恒子にハギヨシはにっこりと微笑みながら応える


スラッとした生足が強調され、更にもともと整った容姿の恒子が加わる事で更に綺麗さが三倍位増しになっている

お尻から腰のラインも綺麗な上にいう事がないと言った具合だ


恒子「も、もう!そんなにジロジロみちゃいやですよ!」カァァ

ハギヨシ「すいませんつい、見惚れてしまってましたあまりに綺麗でしたので」

恒子「…エッチ…」

ハギヨシ「失敬な、あくまで紳士ですよ?私は」


そう言って照れ臭そうにする恒子になにごとも無く返すハギヨシ、こうしてハギヨシの彼女との楽しいショッピングは滞り無く進んだ


すいません、いったん切りで…ちょいと用事で出てきます

明日にまた投下できたらしますのでよろしくお願いします!安価感謝です!

ソロモンよ私は帰ってきた!

というわけでぼちぼち投下していきたいと思います!最近バタバタしておりまして更新が不安定になっていますね、すいません



とりあえず、一通りのショッピングを終えた二人は店から出ると近くの喫茶店で少しばかり休憩をとっていた


ハギヨシ「さてと、とりあえず買い物はひとしきり終えた訳ですが」

恒子「あははー…ゴメンねー執事さん、主に私の服選びに付き合わせちゃって退屈だったでしょ?」

ハギヨシ「いえいえ、貴方のいろんな姿が見れて大変楽しい時間でしたよ、服の勉強にもなりましたし」

恒子「またまた口が上手いんだからー、このスケベ執事さん♪」

ハギヨシ「おやおや、酷い言われ様ですねぇ」

恒子「ふふふ、冗談ですよ♪」


そう言って他愛のない談笑で互いに笑い合う二人、はたからみればカップルの会話である


ハギヨシ「あ、そう言えば…」

恒子「ん?どうしたの?執事さん?」

ハギヨシ「いえいえ大した事は無いのですが…」


ハギヨシは恒子に微笑んだまま自分が今思い出した事をゆっくりと口に出し話出す

その口にした言葉は…


1、貴方の連絡先教えてもらって無いですね?

2、この間、藤田プロと会ったのですが…

3、健夜プロとは仲がよろしい様で…

4、その他、自由安価


安価>>133


ハギヨシはにっこりと微笑んだまま恒子にこの間会った藤田プロについての話をし始める


ハギヨシ「最近、デパートで藤田プロに出会ったのですが、これが大変面白い方でしてね♪」

恒子「え!?嘘、ホントに!、藤田プロ来てたんだぁー!これは惜しい事をした…」

ハギヨシ「どうせ弄りたいだけだったのでしょ?健夜プロみたく」

恒子「あっちゃーばれてたか、すこやんも面白いけど案外、藤田プロって天然なとこがあって可愛いのよ、ああみえて」

ハギヨシ「知ってますとも、貴方の代わりに散々弄り倒しておきました♪」

恒子「グッジョブ!ハギヨシさん!」


ビシガシグッグッ!と手を互いに合わせてへんなところで意気投合する二人、

しばらくしてふとハギヨシが時計を見ると時計は午後12時ごろを指していた、彼は午後から宮守の練習がある事を思い出す

ハギヨシ「さて、私はそろそろこれでお暇させていただきますか」

恒子「?執事さん午後から何かあるの?」

ハギヨシ「はい、これから宮守の方達の麻雀指南がありますので」

恒子「うっはー、ガンバッてね♪…あ、そうだハギヨシさん!」

ハギヨシ「…ん?何ですか?」


席を立ち、踵を返してその場から立ち去ろうとするハギヨシを呼び止める恒子、彼女は微笑んだまま彼にこう告げる


1、ハギヨシさんの連絡先教えて?

2、買い物付き合ってくれてありがとう

3、その他、自由安価

安価>>136

2


呼び止めたハギヨシに恒子は嬉しそうに微笑み、こう最後にお礼の言葉を述べる


恒子「今日は楽しかったよ、買い物に付き合ってくれてありがとう」

ハギヨシ「…いえいえ、また機会があればお付き合いします」


丁寧な言葉遣いで恒子に微笑み告げるハギヨシ、恒子は少しばかり顔を紅くして照れ臭そうに頬を掻く


恒子「そんな事言うと勘違いしちゃうんだよ?女の子って」

ハギヨシ「さて、どうでしょうね?もしかしたらその勘違いの方かも…」

恒子「またそうやってはぐらかすー」

ハギヨシ「お互い様ですよ、ふふふ」


ハギヨシはそう言うと恒子に背を向けて喫茶店から立ち去る、

喫茶店のコーヒーを一口だけ口に付けた恒子は静かにそのカップを両手に持って一人穏やかな表情でその名前を呟く


恒子「ハギヨシさんか…ふふふ、」


昼間の暖かい日差しが窓から差し込む喫茶店は何処か彼女にとって居心地よく感じられるのであった


午後、宮守女子


三日目の午後の練習、ハギヨシは相変わらず今日はどのメンバーの練習を見るのか迷っていた


トシ「んで、今日はどの娘を見てくれるんだい?」

ハギヨシ「さてはて、今日はどうしましょうか…」


※胡桃は二日連続で見ているので自然と対象から除外されます、これはどの娘でも共通です


ハギヨシは真剣な眼差しで、自分が力添えできそうな娘を考える、打ち方や癖、能力などは大体資料を見返して頭の中で整理してある


ハギヨシ「そうですね…私が選ぶのは…」


安価>>142



ハギヨシは資料をみつめながら塞の顔をチラリと見ると、静かに彼女の名前を挙げる


ハギヨシ「…では、塞さん今日は貴女を見たいと思います」

塞「え?私見るの?ハギヨシさん」

ハギヨシ「ええ、貴女の打ち方…少しばかり気になりまして」

塞「いや、私は構わないけど…」


ハギヨシはにっこりと微笑み、静かに塞の手を握ると丁寧な口調で優しくこう告げた


胡桃「あっ!?…」

白望「…?胡桃?」

胡桃「いえ、すいません、なんでもないです…」


いきなり声を上げる胡桃に首を傾げる白望、彼女は何処かムスっとした表情を浮かべてハギヨシの行動を黙って見ていた


ハギヨシ「では、よろしくお願いしますねお嬢さん?」

塞「や、ちょっと!ガラじゃないってば」


顔を真っ赤にして慌ててハギヨシの手を離す塞、ハギヨシはそんな彼女の様子にクスクスと笑いながらトシと他のメンバーにこう告げる


ハギヨシ「…っというわけです、私は塞さんを見ます」


ハギヨシがそう告げると全員は納得した様子でそれぞれ卓に着いて麻雀を打ち始める


胡桃(ハギヨシさんのアホ!)


ハギヨシが塞の手を握った時、多少なり胡桃の機嫌が悪くなったと言うのはご覧の通りである


トシ「手を握ったのは、塞の…」

ハギヨシ「どれだけ打ってるのかは…一流の執事なら手を握るだけでわかります」

トシ「だろうと思ったよ」


トシになんの戸惑いも無く告げるハギヨシ、こうして三日目のハギヨシの個人指導が始まった


ハギヨシはとりあえず塞の持つ能力、片眼鏡で見つめた者の能力を塞ぐという事について、彼女に訪ねた


ハギヨシ「…塞さん、確か貴女はこの能力の発動中、相手を和了らせなかったと聞き及んでおります」

塞「ま、まぁそうですねぇ、だけど相手が強ければ体力の消耗も激しくて」

ハギヨシ「それに…その怪物、能力持ち一人を抑えている間は他の面子はフリーになると…」

塞「どうにかしたいとは思ってたんですけどねぇ」


ハギヨシに苦笑いを浮かべながら話す塞、ハギヨシは真剣に悩んだ後にこう述べ始める


ハギヨシ「ではその能力持ちのポイントゲッターを抑えつつ、早いツモあがりもしくはロンの直撃を身につけて周りを一蹴する技術を目標にしてみてはどうでしょうか?」

塞「…早く和了る技術をつけろと?」

ハギヨシ「まぁ、そう言う事になりますかね? 出来れば苦労しないと言うものではありますが」


ハギヨシは笑みを崩さないまま、塞の対面の卓に座り、牌を並べて彼女にこう告げる


ハギヨシ「二人打ち麻雀なら牌の回りが早いですし、すこしでもその技術を身につける練習になると思います」

塞「なるほどぉ、んじゃ一局お願いします」

ハギヨシ「よろこんで♪お手柔らかに」


ハギヨシと塞はこうして二人で麻雀をうち回し始め練習をし始める、たまに手を止めて手配を予測し彼女に指摘をしながら教えるハギヨシ


とりあえずまた急遽急用が入りました、今日はいったん切りにします、

明日には更新出来ると思いますので!塞ちゃんとの絡みを楽しみにすいませんm(_ _)m

こんにちは!どうも投下が不安定で申し訳ありません、私用でバタバタしておりました
咲スレの時間だオラァー!の画像シリーズを見て最近腹筋崩壊しました、アレってなんなんだろうね?咲ちゃんがグレるのかな?

と言う訳でぼちぼち投下していきたいと思います!



互いに卓に着いて麻雀を打ち始める二人、ハギヨシは相変わらずニコニコと笑みを浮かべたまま麻雀を打つ為、塞は微妙に打ち辛そうな表情を浮かべていた


塞(…ポーカーフェイス…って言うのかね?何考えてるか分からない)

ハギヨシ「…塞さん手を止めては駄目ですよ?早く打ち回す練習なのですから」

塞「は、はい!?」


そう言って自身の手牌とハギヨシの顔を見てどの牌を切るか困惑していた塞は慌て先程頭に浮かんだ牌をとっさに卓に捨てる


ハギヨシ「あ、それロンです」

塞「え?、あ…嘘ォ!?」

ハギヨシ「えっと、満貫ですかね?」


そう言って苦笑いを浮かべながら手牌を晒すハギヨシ、確かに塞が捨てた牌が当たり牌で上がっている


塞「うへぇ~、こりゃ完全にやられちゃった…」

ハギヨシ「集中力が足りません、メッ!ですよ?」

塞「ふぐっ…!?言い返せない」



それから、何度か塞は二人で打ち回しハギヨシから指摘を受けた事を受け入れつつ時間を過ごした


ハギヨシ「さてと…それでは少しばかり休憩を挟みましょうか?」

塞「…つ、疲れたぁー…」

ハギヨシ「ふふふ、よく頑張りましたかなり上達してらっしゃってましたよ?」

塞「どうだろう?確かにそんな気はする…」

ハギヨシ「最初はそんなものですよ、さて、お疲れでしょうし気分転換に少しばかり外に出ましょうか?」


ハギヨシはそう言って卓から立ち上がると塞に丁寧な言葉遣いで提案する、彼女は目を丸くしたが、それになんと無く同調する様に頷く


塞「そうだねー…確かに外の空気が吸いたいかも」

ハギヨシ「それではとりあえず…」


ハギヨシはそう言って自分が思いついた場所を口に出し始める

1、学校の中庭

2、定番、屋上

3、近くの公園

4、その他、自由安価で


安価>>158

1

とりあえず今から仕事があるのでいったん出ます
夜にまた投下で安価は直下から始めたいと思います、


学校の中庭、ハギヨシと塞は息抜きに二人でこの場所を訪れていた、ハギヨシは身体を伸び伸びとのばす彼女をベンチから眺めている


塞「ん~!!やっぱ外は気持ちいい!」

ハギヨシ「天気も良さげですからね、田舎特有の空気も澄んでいますし」


ハギヨシはそう言って自分の鞄からニコニコと笑いながらあるものを取り出す


塞「?ハギヨシさん何してるの?」

ハギヨシ「ん…?いえ、ちょっと胡桃さんのご自宅のキッチンを少しばかりお借りしましてね、お菓子を作ったんですよ」

塞「お菓子?なんでまた?」

ハギヨシ「こういう事になるだろうと予想しましてね」

塞「息抜きの為に作ったの?」

ハギヨシ「はい、モチベーションを上げるのも指南役の務めですから…それに」


自分が手作りしたお菓子とお茶を取り出してやんわりと塞に微笑むハギヨシ、彼から取り出されたクッキーや小さなパンケーキはどれも丁寧な作りをしていた


ハギヨシ「久々に作ったので…貴女に是非食べて貰いたくてね?」

塞「…………」カァァ


ハギヨシの言葉にみるみる顔を真っ赤にする塞、彼女のそんな表情を見ていたハギヨシはクスクスと笑みをこぼす


ハギヨシ「なんてね?冗談ですよ」

塞「…っへ?、は、はぁ!知ってましたしそんな事!?」


ハギヨシにからかわれて顔を真っ赤にしたまま反論する塞、ハギヨシはそんな彼女の口の中に隙ありと言わんばかりにクッキーを放り込む


塞「…むぐっ!」

ハギヨシ「おやおや、女性がそんな声を荒げては駄目ですよ?そういう人は結婚相手が見つからずアラサーになってしまうんですから」

塞「むぐむぐ~!?(怒)」


ハギヨシにお菓子を口に突っ込まれた塞は顔を相変わらず真っ赤にしたまま意味の分からない言葉を発する

彼女はお菓子を食べ終えると急いでお茶を口にいれてハギヨシにこう述べ始める


塞「…ぷぁ!?ハギヨシさん!からかうのもいい加減にしてよ!あとお菓子美味しかった!!」

ハギヨシ「そうですか、それは何よりでしたありがとうございます」

塞「…こ、こちらこそ…って、違うってぇの!?」

ハギヨシ「おや?何がですか?」

塞「そりゃいろいろと!」

ハギヨシ「さいですか」

塞「上手く無い!上手くないからね!」


ハギヨシにペースを崩され、なんとも言い返せなくなっている塞、こうしたやり取りを繰り返し二人の練習の合間の一時の休憩はゆったりと過ぎるのであった


宮守女子部室、

休憩を終えた二人は再び卓について向かい合わせで麻雀を打っていた、勿論、二人打ち麻雀である


ハギヨシ「これはどうですか?」

塞「………ロン!」

ハギヨシ「エクセレント、上々ですね調子が上がってます」

塞「マジすかッ!?」


塞の言葉に静かに頷くハギヨシ、彼はわざとらしく片手で口を抑えながら演技臭くこの様に述べ始める


ハギヨシ「あっ…ヤバイ!スゴクいいッ!激ヤバかもしれないッ!」

塞「マジすか!!マジそう思う?実はひそかに私もそう思うのよ、でしょォ???!!…これ?試合に使える?」

ハギヨシ「グッド、勿論です」


自分が捨て牌を直撃させた塞に笑顔を浮かべたまま素直に賞賛の声を送るハギヨシ、

そんな二人のやり取りを遠目で見ていた白望達とトシは感心した声をこぼしていた


白望「へぇ…やるじゃん…」

豊音「なんか楽しそうだねー、いいなー」

トシ「ホレホレ、あと四日もあるんだしあんた達もいろいろと教えてもらうだろう?今はこっちに集中しな…特に…」

エイスリン『クルミ!ソレアタリ!』

胡桃「…うぐ!?なんですと!」


エイスリンからロンを直撃させられた胡桃を見て溜息を吐くトシ、トシは胡桃に近づくとポンポンと頭に手を置く


トシ「麻雀に私情を挟むのは二流がやる事だよ」

胡桃(くっそ~家に帰ったら絶対文句言ってやる!)

トシ「どうやら届いてないみたいだねぇ…はぁ…」


何やら悶々と抱えている胡桃の様子に呆れた様に声を溢すトシ、こうしてハギヨシの麻雀指南の三日目、練習は塞に付き合い終えた


とりあえず今日はここまでです、次回は三日目の夜からになります!
気がついたら文字化けしてますね…やってしまった

次は三日以内には投下します、出来れば明日には!それではまた会いましょう

こんばんは!お待たせしました!それではぼちぼち投下していきたいと思います

今回は三日目の夜からです、バイト辞めて時間に余裕が出来て嬉しいなぁ…


三日目の夜、鹿倉家

練習を終えたハギヨシは胡桃と共に家に帰宅していた、だが、どうした事か胡桃は練習を終わってからハギヨシに何やらご立腹といった様子である


胡桃「…ふん!」

ハギヨシ「…ん~マンダム…どうしたんですか胡桃さん?私、怒られる様なご無礼を致しました?」

胡桃「ハギヨシさんのアホ!」

ハギヨシ「…おやおや」


そう言って自分の部屋に駆けてゆく胡桃、流石の完璧執事のハギヨシでもこれにはタジタジである、なにやら自分が悪いのは間違い無いのであるがその原因が分からない


ハギヨシ「さてさて…これは困りましたねぇ」

胡桃母「ハギヨシさんどうなされました?」

ハギヨシ「いえ、ちょいと胡桃さんの機嫌を損ねてしまった様で」

胡桃母「…もう、あの娘ったら!すいませんねぇ」

ハギヨシ「いえいえマダム、大丈夫ですよ、あの手の理由はなんとなくわかりますから」

胡桃母「………?」


ハギヨシはそう言って胡桃母に一礼して自分の部屋にへと戻る、気がつけばこの家にもだいぶ馴染んだなとハギヨシ自身も思わず感心してしまった


ハギヨシ「まぁ、慣れというのは大切ですからね、さて、ではこれからどうしましょうか?」


とりあえず鹿倉家に借りた部屋に帰ったハギヨシは夜の行動について思い悩む、宮守全員のアドレスもあるし、手芸をするにも購入した物品があるため困らない


ハギヨシ「そうですねぇ…それでは」


1、誰かにメールを送る

2、岩手を歩こう、夜編!

3、だが断る、寝ると言った筈だ

4、自由安価、なんでもごされ

安価>>169


ハギヨシは散々考えた挙句、とりあえずジッとしていられなかったので夜の岩手を歩いてみる事を思いついた


ハギヨシ「さて、そうですねぇ…せっかく岩手に来たのですから夜に出歩いてみましょうか」


ハギヨシはそう呟くと自分の身の周りに必要最低限の財布やケータイといった物品を持ち鹿倉家の玄関の扉に手を掛ける


胡桃母「あら?ハギヨシさんお出かけ?」

ハギヨシ「えぇ、少しばかり外に用事がありまして」

胡桃母「あらそうなのー、あ!それならこの家の鍵渡しときますわ!遅くなるなら多分入れなくなるかもしれませんし」

ハギヨシ「…ありがとうございます、助かりました」

※これで鹿倉家には出入りが自由になり門限はあぼんされました、夜更かしは自由です

胡桃母「いえいえ、それじゃ行ってらっしゃいハギヨシさん」

ハギヨシ「なるべく遅くならない様にしますよ、それでは」


ハギヨシはまたもや胡桃母に一礼して鹿倉家を後にする、夜の岩手はやはり田舎だからか星が綺麗に広がっていた

ハギヨシはとりあえず散歩という事でそこら辺を少しばかり歩いてみる


ハギヨシ「さてと…それでは胡桃さんの家からだいぶ離れましたがどうしましょう」


1、スマホを使い誰かを召喚する

2、とりあえず街にデルデー

3、以外ッ!それはッ!アラフォー!

4、自由安価、なんでもごされ


安価>>174

3



以外ッ!それはッ!アラフォー!?

ハギヨシは咄嗟に翻り自分の側に感じた人影に反応した!夜の夜道田舎とはいえ何が起こるのかわからない

だが、そこに立って居たのは…


ハギヨシ「この気配、貴様!アラフォー!」

すこやん「えぇ!?いきなりなんなの!しかもアラフォーじゃないよアラサーだよ!」

ハギヨシ「これは失敬、こんな岩手の夜道、しかもこんなところであの小鍛冶プロに会うとは思いもしなかったものですから…動揺してしまいまして」

健夜「失礼にも程があるでしょう!?え?この後姿どっかで見たことあるなーと思って声を掛けようとした矢先この扱いだよ!」

ハギヨシ「まぁ、恒子さんが岩手にいると聞いてから貴女がいるだろうなー…とは思ってました、漫才にも相方は常にいるものですし」

健夜「さっきから失礼だよ!芸人じゃないよ!何言わせてるの!」


ハギヨシはそう言って自分の前に現れた小鍛冶健夜にクスクスと笑みを溢す、

そのプロとしての器量やや落ち着いた雰囲気がある女性というハギヨシ自身、自分の見解とはだいぶ違った印象を受けた


ハギヨシ「あら?違いましたか、これは失敬、何故か恒子さんからはアラサーに会ったらとりあえずこれを言っとけと言われたものですから」

健夜「なんでそんな扱いなの!?もっと優遇されてもいいじゃないですか!」

ハギヨシ「いえ、仕様です」キッパリ

健夜「この執事さんかなりSだ!酷い!」


健夜の反応に笑みを溢すハギヨシ、彼はそんな健夜にとりあえずこんな夜の暗い時間になぜ出歩いていたのか訪ねる事にした


ハギヨシ「ふふふ、それで?小鍛冶プロはどうして夜道を歩いてらしたんですか?」

健夜「また無理矢理話を逸らしたね、はぁ…、折角岩手にきたから星でも見ようかなって偶々出歩いてたんです」

ハギヨシ「ほう…それで偶然っと」

健夜「そういう事ですよ、まさかここであの龍門渕の執事さんに会うのは予想外でしたけど…」


ハギヨシはその言葉に以外そうに目を丸くする、彼女がまさか自分の事を覚えているとは思っても見なかったからだ


ハギヨシ「いやはや、覚えていてくださいましてありがとうございます」

健夜「言っときますけど覚えていなかったらあの反応は大変失礼ですからね?いや、覚えてても失礼ですけど」

ハギヨシ「ご無礼致しました」


ハギヨシはそう言って深々と健夜にお辞儀をする謝罪を込めたそれを見て彼女はどうやら納得したようだ


ハギヨシ「そうです、小鍛冶プロよかったら…」


セリフ自由安価


安価>>177

>>176


ハギヨシは優しく微笑み、紳士らしい振る舞い方でそっと健夜に向かって手を伸ばしこう述べた


ハギヨシ「よかったら、一緒に星を見ませんか?」

健夜「…え?」

ハギヨシ「女性の夜の一人歩きは感心しません、ですからボディガード…というやつですよお嬢様」


ハギヨシはそう言ってにっこりと微笑んだ、整った顔立ちに紳士的な態度、健夜はどうせ一人で見ようと思っていた天体観測に意外な誘いを受けて顔を真っ赤にした


健夜「…っえ!えぇぇぇぇ!?わ、私そんな…」顔真っ赤

ハギヨシ「私も落ち着かないので出てきたのはいいですが何をしようか迷っていたところです…ご同行してもよろしいでしょうか?」

健夜「べ、別に構いませんけど…」

ハギヨシ「なら、決まりですね♪」


そう言って健夜の手を握りリードするように歩き出すハギヨシ、彼女は顔を真っ赤にしたまま俯く


健夜(お、お母さん!…今日初めて男の人に手を握ってもらいました…!)


しばらく歩く事数分後、二人は共に岩手の夜空を眺める為に見晴らしの良い場所に移動した

空を見上げれば満天の星が空に輝き、月もより美しく映えるように光っている

先程まで俯いたままの健夜にハギヨシはそっと告げる


ハギヨシ「ほら、小鍛冶プロ…俯いてないで見て見て下さい」

健夜「ほへ?は、え?着いたの?」


間の抜けた様な声を溢す健夜、彼女はとりあえずハギヨシに言われた通りに空を見上げてみる


健夜「……わぁ…綺麗……」

ハギヨシ「…同感です、素晴らしいですね」


二人はそう言って共に夜空を見上げる、都会では見れない岩手の幻想的な夜空がそこにはあった、長野でも星は確かに見えるがそれとはまた違った印象をハギヨシは受ける


ハギヨシ「…一人でみる星空よりも二人でみる方がなんだか楽しいですね、共感出来るという意味で…」

健夜「は、え!?それって…」

ハギヨシ「衣様と二人で月を見るのも、貴女とこうして一緒に星を見るのも…誰かと一緒にいるという時間は価値があるというやつですよ…」

健夜「あ、ありがとう…ございます」顔真っ赤


ハギヨシは顔を真っ赤にしてお礼を述べる健夜ににっこりと微笑む、星が見る事が重要では無く誰かと一緒にいて時間を過ごすというのが大切、その言葉は健夜には恥ずかしく照れ臭い言葉であったが心に響くものを感じた


健夜(…相方…か…恒子ちゃんと一緒にいる時間…そして、高校の時に一緒に戦った人達との時間…)


彼女はふと思い出す、自分は今まで人と交わる時間は大切にしてきたのかと…、ハギヨシはそんな彼女にそっと告げ始めた


ハギヨシ「貴女は…一期一会を大切に感じた事はありますか?」

健夜「…え…?」


夜空を見上げたままなにやら唐突なハギヨシの問いの言葉に目を丸くする健夜、彼はそんな彼女にゆっくりと語り始める


ハギヨシ「私は今も大切だと感じています、透華様達との出会いも宮守の皆様との出会いも…藤田プロや恒子さん…そして小鍛冶プロ、今の貴女との出会いも私にとって大切なものです」


彼は健夜に夜空を見上げたまま淡々と語る、対して健夜は少しばかり考えた後にゆっくりと口を開き自分の言葉を紡ぎ始める


健夜「…一期一会…ですか、いい言葉ですね、きっとそうですね…私は…」


先程まで顔を赤くしていた健夜は実に穏やかな表情を浮かべていた


健夜「…今までの人達に感謝しています、プロになってもみんなに麻雀という出会いを与えたいと今も思っていますね…」


ハギヨシは健夜の返答に満足したようににっこりと微笑む、別にただ単に語りたかっただけ、理由はない、けれど彼女は自分が思っていた通りの人であるとハギヨシはこれで納得出来た


ハギヨシ「それでは、そろそろ戻りましょうかいい話も聞けましたし」

健夜「…もうこんな時間かぁ、そうですね帰りましょうか」


彼女はそう言って、ハギヨシの言葉に賛同する、あまり遅くなると恒子が心配すると思っての事だろう


健夜「あ、そうだ、ハギヨシさん、私の事は健夜でいいです、小鍛冶プロは固苦しいですから」

ハギヨシ「そうですか…では健夜さん?」

健夜「?…なんですか」


ハギヨシの名指しに首を傾げる健夜、ハギヨシはそんな彼女に対してこう述べる


1、いえ、呼んでみただけです♪

2、連絡先、交換しませんか?

3、今日はありがとうございました

4、安価自由、なんでもござれ


安価直下でございます


ハギヨシは持ってきたスマホを取り出して微笑んだまま、こう彼女に告げる


ハギヨシ「よければ、連絡先交換しませんか?」

健夜「連絡先…ですか?」

ハギヨシ「はいそうです、貴女との一期一会を大切にしたい…という意味を込めてです」


ハギヨシはそう言って彼女に優しく微笑む、ハギヨシからそう言われた健夜は動揺した様子を見せずに自分のスマホを取り出して彼に連絡先を教えた


健夜「一期一会…っていうやつですよね?なら私も貴方とのこの出会いを大切にしたいですから」

ハギヨシ「ふふふ、一緒ですね♪」


ハギヨシの言葉にクスリとつい笑みを溢す健夜、彼女はとても清々しく晴れやかな気分であった

それからハギヨシは健夜を泊まっているというホテルの前まで送り返し、そこで別れを告げる


ハギヨシ「それでは健夜さんお休みなさい良い夢を…」

健夜「はい、お休みなさい、送ってくれてありがとうございました」


ハギヨシにそう言って手を振りホテルの中にへと姿を消してゆく健夜、その後姿を無事に見送ったハギヨシは一息ついて身を翻す


ハギヨシ「さて、私も帰りますかね…」


こうしてハギヨシの三日目の夜は静かに終わりを告げるのであった


※すこやんに連絡が取れるよ!やったねハギちゃん!

とりあえず今日はここまでです!

好感度表を表示して終了したいと思いまふ、更新はまた三日以内にはしたいと思います!安価ありがとうございました!


ハギヨシさん好感度表現在


一:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

胡桃:★★★★★★★☆☆☆☆☆☆

豊音:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

塞:★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆

トシ:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

白望:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

エイスリン:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

透華:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

衣:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

藤田プロ:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

恒子:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

すこやん:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆


おっとsage忘れてました、とりあえず以上の通りです、訂正でエイスリンも★が四つですね、とりあえずそれなりにプロが出てきてホッとしてます

岩手は後三日ですかね?さて、塞ちゃん大逆転なるか、それともプロ組が来るか楽しみです

それではまた会いましょう!

咲スレの時間だオラァー!って霞さんが言ってた

そんな訳でぼちぼち投下していきたいと思います、岩手四日目からですね

岩手四日目、鹿倉家

今日はなんとオフという事、ついでにハギヨシは宮守のメンバーで山に行く事になった


ハギヨシ「山に…ですか?」

胡桃「そうですよ、ハギヨシさんも後三日で帰ってしまいますから思い出作りにって」

ハギヨシ「そうですか、岩手は自然が溢れてますからね、実に楽しみです」


あの後、昨晩ハギヨシは胡桃に謝り許してもらい和解した、胡桃も時間が経っていた為かあまり怒ってはいない様子であった

とりあえず、山に行く準備をする二人、その時、胡桃の携帯がなり彼女はポケットからそれを取り出して確認する


胡桃「ハギヨシさんハギヨシさん、監督から後一人だけ宮守以外の知り合いを呼んでもいいだって」

ハギヨシ「ん…?車には乗るんですか?」

胡桃「いや、どうやら車が足りないみたいだからレンタカー借りる予定で車を運転出来る人が欲しいんだって」

ハギヨシ「一応、私も運転出来ますがそうですねぇ、折角ですから誰か誘いますか」


ハギヨシはそう言ってスマホを取り出してとりあえず知り合いにメールを送って見る事にする

そのメールを送った相手は?


※連絡先を交換した大人組の誰か、恒子に連絡する場合はすこやんが付いて来ます


安価>>194


ハギヨシは巧みにスマホを弄り、とりあえず思い当たる人物に連絡を取る事にした


ハギヨシ(恒子さん…って言っても連絡先聞きそびれましたからね…健夜さんに連絡をとって貰って彼女も誘いましょう)


ハギヨシはそうして、まずは恒子の連絡先と行動を一緒にしているであろう健夜に連絡を取る事にした、メールの内容は勿論、車の運転のお願いと山へ行く事への誘いのメール

数分くらい後になって、ハギヨシの携帯に音が鳴り着信が入った、彼はすかさずスマホを取り出すと耳を添える


ハギヨシ「もしもし、健夜さんですか?」

健夜『あ、もしもしハギヨシさん?メール見ましたよ!恒子ちゃんにはさっき伝えて本人は行く気満々みたいです』

ハギヨシ「そうですかよかったです、お二人が来てくれるなんて宮守の皆様もお喜びになると思いますよ」

健夜『こちらもわざわざお呼びして貰って嬉しいです♪ …あ、恒子ちゃん?何? ん? 誰と話してるかだって? ハギヨシさんだよ』

ハギヨシ(…なるほど、お二人は同じホテルの部屋でしたか…)


電話越しに聞こえる健夜の声に納得したように笑みを溢すハギヨシ、するとしばらくして健夜の慌てふためいた声が彼の耳に聞こえてくる


健夜『ちょ、ちょっと!?違うから!狙ってるとかッ!…アラフォーとか言うな!アラサーだってば!』

ハギヨシ「あの…健夜さん?」

健夜『あ、私の勝手にッ…!?』

恒子『こんにちわーハギヨシさん!誘ってくれてありがとう!』


ハギヨシはスマホから聞こえてくる声が恒子に変わった事で恐らく健夜から彼女が取り上げて無理矢理代わったんだろうと予想して苦笑いを浮かべる


ハギヨシ「相変わらずでなによりです、それで?お答えは?」

恒子『もち!私も健夜も行くよー♪ あ、バカちん!そこは掴んじゃ駄目だってば!…あん!』


楽しそうに電話越しにはしゃぐ大人組二人にスマホを握っているハギヨシは笑みを浮かべたまま、冷静な言葉遣いでこう返す


ハギヨシ「それではお待ちしています♪では」

恒子『キャッ!ちょっと!まっ…』


プツンと消えるスマホの音声、ハギヨシのスマホでの会話の一部始終を見ていた胡桃は彼に首を傾げながら訪ねる


胡桃「どうだった?ハギヨシさん?」

ハギヨシ「どうやら来てくれるみたいですね♪」


こうして四日目の山に遊びに行くメンバーは無事に揃ったのだった


さて、とりあえず一旦飯を食べて来ます

という事で四日目はアウトドアに山に行こうになりました!麻雀じゃ無いけど大丈夫ですよね?

ただいまもどりました!それでは投下していきたいと思います!

岩手、山地、川の近隣

車で三十分程でついた岩手の山の中にある川の周辺、ハギヨシはアウトドアに必要な物品などを詰めた車から荷物を早々と並べる

女性達は川で泳ぐ為に水着に着替えており、トシはくつろぐ様に組み立てられた椅子に座っていた


ハギヨシ「…ふぅ、荷物はこれで全部ですかね?」

トシ「すまないねハギヨシさん無理させてしまって」

ハギヨシ「いえいえ、執事ですから慣れております♪お気にならさず」


ハギヨシはそう言って笑顔でトシに応える、すでに自室で水着に着替えていたハギヨシは着替える必要は無く何があっても大丈夫な様にしていた

そこに水着に着替えを終えた女性達がやってくる


恒子「へぇ~これ全部執事さん一人でやったんだ~凄いねぇ」

ハギヨシ「おや、着替えは済んだみたいですね」

豊音「それにしてもすごいよー!ハギヨシさん!プロの小鍛冶プロと知り合いだったなんて!」

健夜「あ、ありがとう豊音ちゃん」


ハギヨシが連絡を取った二人と合流した宮守のメンバーは最初度肝を抜かれた顔をしていたが、

車でいろいろと話しているうちにどうやら簡単に打ち解ける事ができてすっかりと馴染んでしまっていた


胡桃「…ま、まぁ、私はハギヨシさんを泊めてますから知ってましたよ」

塞「あれあれ~嘘はダメだよ、嘘は」

胡桃「う、うぐ…!?」

白望「…ん~…虫に刺されるのだるい」

エイスリン『シロ!ハヤククル!』


着替えを終えた後から女性達がハギヨシが並べたBBQセットなどが置かれている場所にぞろぞろとやってくる、


ハギヨシ「ほうほう…これは…」


ハギヨシは彼女達の水着姿を改めて見渡し感心した声を溢す、とりあえず、ハギヨシは…安価>>201の水着を見た

こーこ


ハギヨシは改めて恒子の水着を見てみた、綺麗な脚線美に締まったウエスト、少しばかり強調のあるバストがよりアダルトな雰囲気を醸し出している

流石アナウンサーをしているだけあってとても美しいプロポーションといったところだろう、赤い布地は彼女の積極的な性格を思い出させる


恒子「な、なんですか?そんなにジロジロ見て…」顔真っ赤

ハギヨシ「いやいや、恒子さんらしい水着だなぁ…と思いまして」

恒子「…もう!この変態執事め!」


ニコニコと笑みを浮かべたハギヨシの言葉に身体を捻り胸を隠す様に両手で覆う恒子、

次にハギヨシは…安価>>204の水着を見て感想を述べ始める

胡桃


次に胡桃の水着にへと眼をやるハギヨシ、小さな彼女の体格にピッタリな水兵の着る制服のような水着、

実に可愛らしい愛嬌があり、つい撫でたくなる様な衝動がこみ上げてくる


胡桃「ど、どうですか?ハギヨシさん」顔真っ赤

ハギヨシ「よくお似合いですよ?ヨシヨシ」


…っと思ったら既にハギヨシは行動に移してしまっていた、頭を撫でられた胡桃は余計に顔を赤くし頭から湯気を立ち上らせる


トシ「あらあら、よかったねぇ胡桃」

白望「…ふぃ…川の近くは涼しいね」

豊音「うーん、ちょっと胸が苦しい気がする…」

エイスリン「トヨネ!スゴイオッキイ!」


ハギヨシが胡桃を撫でる間に川の近くではしゃぐ宮守のメンバー、

とりあえず、ハギヨシは最後に安価>>208の水着を見てみる事にした、





ハギヨシは塞の水着を見てみた、一言で言い表すならあざとく、とてもエロいといったものである

赤い布地は強調する胸を抑え、腰のくびれはとても芸術的である、多分、川に入ったらもっとスゴイ事になるだろうとハギヨシは思った


塞「な、何?ジロジロ見て?」

ハギヨシ「すいません塞さん、鼻血が出そうなのでちょいと離れてはくれませんか?」

塞「あれ~?執事さんもしかして興奮しちゃったってやつ?」


そう言って塞は悪戯っぽい笑みを浮かべてビキニのヒモをちょっとだけ引っ張り胸をわざとらしくハギヨシに魅せる

胡桃はそれに対してムスッとした表情を浮かべて塞の背後から近寄り、そして…


胡桃「このエロい胸が悪いのかぁ!!私は持ってなくてすいませんね!」ムニョン

塞「きゃああああ!?ちょっとぉ!」


嫉妬も混ざった勢いで塞のおもちを思いっきり持ち上げた、塞のおもちは勢い良く持ち上がりハギヨシの目の前にへと迫る


ハギヨシ(…ブラボー…おぉ…ブラボー)


気がつけばハギヨシの片方の鼻から血がたらりと落ちる、流石にこの光景を前にしていくら完璧執事といえど耐えられなかったようだ


健夜「は、ハギヨシさん!鼻血鼻血!、ほらティッシュありますから」

ハギヨシ「…ふぅ…健夜さんありがとうございます」


ハギヨシは慌てて健夜から手渡されたティッシュを片方の鼻に詰めて止血し、改めて心を無にする


ハギヨシ「さて少しばかり落ち着きました…さてどうやら皆様は泳ぐ様ですが…」


ハギヨシは自分のこの後の行動を考える事にした、とりあえず…


1、普通に泳ぐ、滝からダイブしにゆく

2、釣りをする、もしくは魚を狩る

3、遠目から女性達を観察、眼福

4、その他、安価自由


安価>>211



ハギヨシはとりあえず折角川に来たという事で自分も泳ぐ事にした、とりあえず準備運動を手早く済ませて着ていたTシャツとパーカーを脱ぐ


ハギヨシ「…ぬん!…」

恒子「おぉ…執事さんが脱いだ!」


ハギヨシが服を脱いだ事に声を上げる恒子、皆は年頃だからかハギヨシの身体が気にならない訳が無くそちらに眼を向ける


健夜(…す、すっごーい、腹筋とか筋肉引き締まってる)

胡桃(意外と綺麗な身体してるんですねぇ…)

白望(…へぇ…スゴイね…)


ハギヨシを見てそれぞれ内心で声を溢す健夜達、ハギヨシはそんな彼女達を他所に先程、自分に鼻血を出させた塞まで近寄るとわざとらしく声を上げて力こぶを作る


ハギヨシ「…ふんッ!…見てください塞さん…こいつをどう思います?」

塞「す、凄く大きいです…」顔真っ赤

ハギヨシ「…よろしい」


ハギヨシはそう言って先程のお返しが出来たと満足したのかそのまま川へは行かず何やら少しばかり先にある滝の方へと歩いて行く


ハギヨシ「…それでは皆様、行って参ります、直ぐに帰って来ますので」


そう言って塞達の方を見たままにっこりと微笑むハギヨシ、その場にいたメンバーはハギヨシがこの後のしようとする行動に度肝を抜かれる事になる


ハギヨシ「それではご機嫌よう!…ふん!」

「「「「えぇぇぇぇぇ!?」」」」


何とバク転して下の方の滝つぼにへとハギヨシが飛び込んで行ったのだ、当然全員は騒然し、一斉に声を上げる


ドパンと音を立てる水飛沫、慌てて滝つぼに飛び込んでいったハギヨシを確認する為に胡桃達は見に行く


ハギヨシ「…思ったより冷たいですね」


だが、そこには涼しい顔で滝つぼから顔を出すハギヨシの姿があった、これには流石に全員苦笑いを浮かべる


胡桃「め、めちゃくちゃだよハギヨシさん…」

豊音「あはははは!すっごーい!」

ハギヨシ「良い子は真似したらダメですよ?」

恒子「…いやいや、説得力ないから」


こうして岩手での四日目、宮守や健夜達と過ごす山での楽しい時間はあっという間に過ぎて行くのであった


ひとまず今日はここまでです!改めて安価感謝です!塞ちゃんはエロいはっきりわかんだね

そうですね、希望があれば小ネタも書けたらなと思います、次回は三日内には投下したいと思います、それではまた会いましょう!

こんばんは!すいません長らくお待たせしました! それでは、ぼちぼち投下していきたいと思います!


四日目、夜、岩手山中の川原近く


昼間、ひとしきり泳ぎ回りくたびれたメンバーは夜食にBBQという事になり、全員楽しい時間を過ごしていた

当然ながら、ハギヨシさんは勿論BBQにおいての焼き係的ポジションを務めている


ハギヨシ「塞さん、これとこれはもう焼けました、持ってってください」

塞「はいよ!任された!」


こうやってハギヨシが焼いた肉や野菜を塞が皿に集めて全員が居る場所にへと持ち運んでゆく

キャンプセットで立てられたテーブルには既に焼かれた人数分の野菜や肉がずらりと並んでおり、皆はそれを口々に運び声をこぼしていた


白望「…うん、うまい…けど食べるのダルい」

エイスリン『ホッペタオチル!オイシイ!』

恒子「はっはー! 遠慮なくどんどん食べろー若者よー」

健夜「なんかそれ引っかかる言い方だよ…恒子ちゃん…」

恒子「んーもう!そんなん細かいとこ気にするからアラフォーって言われんだよすこやん!」

健夜「アラサーだよッ!?って何言わせるのこんなとこで!」


恒子にからかわれて声を上げる健夜、普段と相変わらずの二人に野菜や肉を焼いてるハギヨシはついついクスクスと笑みを浮かべる

そして、ある程度、野菜や肉を焼き終えた後にハギヨシはトングを置いて、自分も食事を取る為にテーブルの方へと移動する


豊音「ハギヨシさん!お疲れ様!」

トシ「助かったよ、ありがとうねぇハギヨシさん」

ハギヨシ「いえいえ、大した事ではありませんよ、それでは私も頂きましょうかね…」


ハギヨシはそう言って、静かに空いていたテーブルの席にへと腰掛ける、勿論、女性ばかりだからか焼いた野菜や肉は十分な程余っている

ハギヨシが座った席は…?


※BBQに来ているメンバーの内誰かの隣です、二人選べます


安価>>220


>>218

ハギヨシはスッと塞と白望の間に入り、二人の顔を見てにっこりと微笑みながらこう告げた


ハギヨシ「それじゃ失礼しますね♪」

塞「どうぞ!どうぞ!座って下さい♪」

白望「…別に気にしなくていいよ」

ハギヨシ「それではお言葉に甘えて…」


そう言って、椅子に腰掛けるハギヨシ、彼は割り箸を割って眼をつむり礼儀正しく合掌する


ハギヨシ「いただきます」

塞「あはは、相変わらず固いなぁ」

ハギヨシ「私は仕事柄ですね♪気にしないで下さいな」


ハギヨシはそう言って、自分が焼いた野菜や肉を口にへと運び食す、そして納得した様に頷いた


ハギヨシ(まぁ、良しでしょう♪)

塞「あ、そうだ!ハギヨシさん!ハギヨシさん!」

ハギヨシ「ん?…なんですか?」


ハギヨシは自分の名前を呼ぶ塞に振り返り首を傾げ訪ねる、彼女は悪戯そうな笑みを浮かべてハギヨシに自分野菜を掴んだ自分の割り箸差し出して来た


塞「はい!あーんして下さい♪」

ハギヨシ「!?」

胡桃「!?」ガタッ

白望「あ…、いいなぁ…食べさせてもらえて…」


この塞の行動には流石のハギヨシの驚いた様子で眼を丸くし、それを偶々見ていた胡桃は無意識の内に席から立ち上がっていた



ハギヨシ「塞さん、これは一体…」

塞「ん?なんの事ですか?ただ私はハギヨシさんが疲れてるだろうから気を遣って食べさせてあげようとしてるだけですよ?」


ハギヨシの問いかけに悪戯な笑みを浮かべて告げる塞、ふと、ここでハギヨシは塞に昼間、自分が腕の筋肉を見せつけて顔を赤くさせた事を思い出す


ハギヨシ(成る程…負けず嫌いですねぇ…お返しという訳ですか)

塞「んー?ほらひと思いにパクリと食べて下さいよ♪」


ハギヨシは塞の差し出す野菜からほのかに辛い何かの匂いが漂って来たのを感じとった、恐らくは香辛料の類、激辛の奴を仕込んでいる

本来なら羨ましいシチュエーションを演出したつもりで自分を嵌める作戦だったのだろうとハギヨシは納得した

しかし、彼女に引っ掛かって上げないというのも可哀想だと思う…


ハギヨシ(そうですねぇ…ここは)


1、自分は白望さんに食べさせてあげたいので

2、『覚悟』とはッ!ry(以下略

3、間接キスしたいんですか?私と

4、その他、好きなセリフをどうぞ


安価>>223

3


ハギヨシは悪戯な笑みを浮かべている塞に、満面の笑みをを返しながら一言だけ彼女にこう告げた


ハギヨシ「間接キスしたいんですか?私と」

塞「……へ?」


ハギヨシの言葉に眼を丸くし間抜けた声をこぼして、野菜掴んだ箸を持ったまま硬直する塞

そうして、意味が分かった途端にだんだんと塞の顔が赤くなってゆく


塞「………の…か」顔真っ赤

ハギヨシ「んー?なんですか塞さん聞こえないですよ?」

塞「ハギヨシさんのバーカァ!バーカァ」顔真っ赤


そう言って、ハギヨシの前から顔を真っ赤にして遠ざかる塞、しかしながらハギヨシは涼しげな表情を浮かべていた、実に満足そうである


ハギヨシ「いやぁ…詰めが甘いですねぇ、あははは!」

白望「…楽しそうで何より…」


逃走した塞を笑うハギヨシに気だるそうに告げる白望、こうして楽しい夜の時間はあっという間に過ぎ去ってゆくのであった

とりあえず今日はここまでです!次回は三日以内には投下出来たらいいなと思います!あ、好感度表は次回に持ち越しで…

小ネタは>>227の人の希望を聞きたいと思います、次回の初めに投下します

乙ー
ハギヨシのいない龍門渕家

ただいま戻りました!一週間経ちましたね…だいぶお待たせしてすいませんorz

諸事情でバタバタとしておりました、それではぼちぼちと投下していきたいと思いますm(__)m

あと、世界一位さん!連覇おめでとうございます!

長野、夜、龍門渕家


ハギヨシが他の使用人として透華の屋敷出て行ってから数日が経ち、彼女達はほのかに彼の事を個々に心に掛けながら日々を過ごしていた


一「うがー!!掃除が終わらないよー!そこ!埃がついてるから!」

モブメイド「は、はい!申し訳ありません!」

純「いやぁ…大変そうだなぁ、一」

一「感心してないで!はい箒!」

純「えぇ!…俺もやんのかよー」

一「サボらないっての!もうハギヨシさんの留守頼まれてるのに手を抜いたらめんどくさいでしょ!」

純「へいへーい」


そう言って面倒そうに箒を動かし床を掃く純、その光景を遠目から見ていた智紀は窓を磨きながら指示を出す一に訪ねた


智紀「そういえば…今透華は何処にいるの?」

一「透華なら多分テラスで外でも眺めてるんでしょ…はぁ、ハギヨシさんに他の使用人として外だしたのはいいけどさ…」

純「そうだよなぁ…大体、なんでハギヨシさんを他所に出すかなぁ…寂しがる癖に」

一「たまに変な思いつきで行動するからねぇ透華は…さてそれより仕事仕事」

智紀「ふぅ…疲れる…」


三人はこうしてメイド達と共に仕事に戻り掃除やら、何やらの家事に戻る、ハギヨシがいない分の損失はやはり大きいようでもあったがなんとかやってはいけてるようであった


そして、ところ変わって龍門渕家、テラス


ここでは夜の景色を眺めながら星を見上げる透華一人だけ居た、長野もまた田舎であるから星空は綺麗に輝いており月と合わさる事で実に壮観である

そんな中、彼女は何処か遠くにいる自分の執事の事を思い返していた


透華「…………」


彼女はふと、ハギヨシとはじめに出会った事を思い出していたそれは彼との邂逅の記憶、

ふと、気がつけばいつも彼女はハギヨシの名前を呟いていた、いつもそばにいる人間で当たり前だと思っていたからだ


透華(…こうやって、一人で考えるのもいつぶりかしらね…)

衣「…おぉ!透華よ、ここに居たのか」


ふと、夜風に当たっていた透華の元に衣が声を掛けながらやって来た、彼女は声に反応し衣の方へ振り返る




透華「…どうしたんですの?衣?」

衣「私が月を見にくるのはそう珍しい事でもなかろう、お前もハギヨシが心配なのか?」

透華「…まぁ…そうですわね…」

衣「なんだ衣と一緒か、ほのかにお土産とやらが楽しみであるが…」


衣はそう言って透華の横に並ぶ、月を見上げる一人の少女は自分の横に並び同じ物を見上げる衣に淡々と語り始めた


透華「…衣…、もしも…、もしもの話だけれど…ハギヨシが龍門渕から抜けると言っても大丈夫?」

衣「なんだまた唐突だなお前は…まだハギヨシがここから出て数日だぞ?」

透華「…ふふ、いや…ちょっと聞きたくなりましたの、それで?どうなんですの?」


衣は透華の言葉に首を傾げながら暫く考え込み、そして自分が考えて出した答えを紡ぎ始める


衣「それが…ハギヨシが選んだ答えならば仕方あるまい、心苦しくはあるが受け入れはするさ」

透華「…衣、むこうぶち…ってご存知かしら?」

衣「…?いや、言葉の意味は知ってはいるが…」


透華はそんな解答を述べる衣に微かに微笑み、再び月を見上げたまま言葉を紡ぎ始める、その表情は何処か暗くそして悲しげであった


透華「「むこうぶち」とはどこにも属さない腕のあるギャンブラーを意味していますわ…私と出会う前ハギヨシがそうでしたの…」

衣「…!?なんだと!初耳だぞ!」

透華「…話してませんもの当然ですわ」


透華は平然とそう言うと、ハギヨシについての話を衣に淡々とこぼし始める、そして、暫くすると彼女は柔らかい笑みを溢し衣にこう述べた


透華「またこの話は今度…勝手には話せる事じゃないから…」

衣「…透華しか知らない何かがあるのだな?」


衣の質問に透華は静かに頷く、それに納得したのか潔く衣は彼女からハギヨシについて問いただすのをやめた


衣「これは…ハギヨシが来てから聞く事にする」

透華「こういう本人がいない機会ができましたから、こうやって話しましたのよ?」

衣「他の三人は?」

透華「当然、知りませんわ」


衣はそうか…と一言だけ透華に返すと彼女に背を向けたままテラスから部屋へと戻ってゆく


衣「私はもう寝る…透華…お前も」

透華「わかってますわ」


衣に背を向けたまま言葉を返す透華、彼女はテラスから見上げる月と星を眺めながら再び一人で静かに夜風に当たる


透華(ハギヨシ……)


ハギヨシがいない龍門渕邸、こうして透華達、各々は彼の帰還を心待ちにしながら夜を過ごすのであった…

こんな感じで龍門渕の小ネタは終了です、あれ?厨二臭い?気のせいです(多分)
アコチャーは風評被害ですね間違いないです(確信)

私は明日、朝五時起きなので残念ながら小ネタを落として今日はここまでです、早ければ明日の昼過ぎには本編を投下してゆきたいと思ってます、

バイト辞めたのに時間が無いってどういう事なのよ(泣)すいません楽しみにしてましたみなさん!三日以内にと宣言したのに投下できなかった事を深くお詫び申し上げますm(__)m

ただいま戻りました!(^^)
朝の早起きってしんどいですねぇ、そんな訳でぼちぼちと投下してゆきたいと思います!^q^



岩手滞在四日目、夜、鹿倉家


ひとまずBBQも終わり後片付けをして帰宅したハギヨシと胡桃は家にへと辿り着き戻り一息ついていた


ハギヨシ「ふぅ…ようやく着きましたね」

胡桃「車で送ってもらったけどへとへとだよぉ、楽しかったけど…」

ハギヨシ「そうですね、確かに川で泳ぐのは気持ちよかったです」


ハギヨシはニコニコと微笑みながら胡桃に応える、岩手での一週間の中で楽しい思いでが出来たと実に満足であった


ハギヨシ「それじゃ、明日も練習がありますし寝ましょうか?」

胡桃「そうですね、また明日もヨロシクお願いしますねハギヨシさん」

ハギヨシ「ふふ、こちらこそ♪」


そう言って互いに別れて部屋に帰る二人、部屋に戻ったハギヨシは一息ついて考え込む

特にこれと言ってやる事は特にないが…


ハギヨシ(さて、何をしましょうかね…)


行動安価>>340






ハギヨシは暫く考え込み、明日の予定について考えて見る事にした、もう明日を含めば岩手に来てから5日になるわけだから無意味に動き回るのは勿体無い


ハギヨシ「ふむ、そうですねあしたはどうしましょうか、いろいろと行きたい場所はあるのはありますが…」


ハギヨシはとりあえずあしたの練習が終わって何処に行くかを決める事にした


ハギヨシ「そうですねぇ…」


ハギヨシはふと、そう呟き今まで行った場所と今、思い浮かんだ場所を薄っすらと思い出す、


1、藤田プロと遭遇したデパート

2、恒子とデートした岩手の街

3、山じゃ!山賊王に俺は成る!

4、魔界の扉、雀荘

5、安価自由、お好きな言葉をどうぞ


安価>>143



ハギヨシはふと自分が岩手に来ているのに文化遺産であり、世界遺産にも登録されている平泉に行っていない事を思い出した


ハギヨシ「これはいけませんね…せっかく岩手に来たのに勿体無い事をするとこでした」

ハギヨシ「ついでに写真も撮りたいですね、いやはや楽しみが増えました」


ハギヨシはポンと手を叩き、明日は平泉に行く事をこうして決意する


ハギヨシ「さて、ならば夜は早めに寝ておかないといけませんね…」


ハギヨシは敷いていた布団に横になり、部屋の電気を消す、四日目の夜はこうして静かに終了した


はい、キリがよいのでここで一旦好感度表を投下したいと思います、

ハギヨシさん好感度表はこちら


ハギヨシさん好感度表現在


一:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

胡桃:★★★★★★★★☆☆☆☆☆

豊音:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

塞:★★★★★★★☆☆☆☆☆☆

トシ:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

白望:★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

エイスリン:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

透華:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

衣:★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

藤田プロ:★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

恒子:★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆

すこやん:★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆


塞ちゃんの怒涛の追い上げが迫っております、胡桃ちゃんは相変わらず一位、はてさてどう成る事か…

※今度から選択によっては好感度を下げるものを導入しようと思ってます、地雷にはご注意を(ニッコリ)

岩手滞在五日目、宮守女子


ハギヨシは午前中の練習に付き合い、トシから誰の指導をするのかを互いに談話していた


トシ「さて、五日目だね…今日はどの娘を見るんだい?」

ハギヨシ「ふむぅ、そうですね…」

エイスリン『ワクワク!!』

塞「そういやもう五日目だもんねぇ…」

胡桃「…もう五日目か…」

豊音「凄くはやいよねー時間が経つのって」

白望「…そうだね」


ハギヨシの言葉を静かに待ちながら、ハギヨシが来てからの日にちを思い出し談話する宮守のメンバー達

暫くして、ハギヨシは彼女達に今日自分が見る事にした娘の名前を口を開き挙げる


ハギヨシ「そうですね…今日は…」


宮守のメンバーからハギヨシの見る面子を選んで下さい

安価>>250

>>248


なんやて!安価とれるの意外と早い!(驚愕)


ハギヨシは口を開き、今日自分が見る事にした宮守の娘の名前を全員にゆっくりと告げる


ハギヨシ「それでは…豊音さん、今日は貴女のうち筋を見せて貰えますか?」

豊音「…!?…え!」

トシ「おやおや、よかったじゃないか豊音」

ハギヨシ「初めて出会ってから言われてみれば一回も見てませんでしたからね」


ハギヨシはそう言って、柔らかい笑みを浮かべて豊音に告げる、その言葉を聞いた彼女は満面の笑みを浮かべていた


豊音「やったぁ!ちょーうれしいよ!それじゃ早く打とうハギヨシさん!」

胡桃(いいなぁー…)

塞(まぁ、私は昨日見てもらったからねぇ)

エイスリン『ヨカッタネ!トヨネ!』

白望「…がんばって…」


宮守のメンバーはそれぞれ豊音に声を励ましの言葉を掛けたり羨ましそうにと様々な心情を各自に抱いていた

ハギヨシはそんな彼女達を他所に指名した豊音のうち筋を見るべく卓に座る


ハギヨシ「では、始めましょうか?」

豊音「はい!ヨロシクお願いします!」


こうして五日目のハギヨシによる個人的指導は始まるのであった


ハギヨシはまず、いつも通りに豊音に面前を作らせ何処をどうするのかと言った指導を施し始める


ハギヨシ「豊音さん、この場合はどう切ります?」

豊音「こうかなー…?どうハギヨシさん」

ハギヨシ「ほうほう、なかなか…」


良いうち筋を魅せる豊音に声を溢すハギヨシ、彼はじっと彼女の手を見つめて疑問に抱いていた事をふと訪ねはじめる


ハギヨシ「豊音さん、確か貴女は色んな能力をお持ちでしたね?」

豊音「およ? うんそうだよー、手の内をさらさない様に言われてるしあまり使わない様にはしてるんだけど?」

ハギヨシ「やはり、そうでしたか背向(そがい)のトヨネでしたっけ?」

豊音「うん、まぁそれだけじゃ無いんだけどねー」

ハギヨシ「ほぅ…それは凄いですね…」


豊音はニコニコとハギヨシに答えながら楽しそうに麻雀を打つ、ふと、ハギヨシは興味が湧いたのか彼女の向かいに座りこう告げた


ハギヨシ「では、それを確認させてもらっても?」

豊音「いいよー!二人打ち麻雀だね!それじゃ勝負だよー!ハギヨシさん!」


二人は向き合い、こうして二人打ち麻雀を打ち始める、しばらくしてハギヨシはリーチ棒を場に出しリーチ宣言する


ハギヨシ「リーチです、」

豊音「なら、私もリーチだよー」

ハギヨシ「…!?なるほど…」


ハギヨシは何かを肌で感じたのか、豊音の追っかけのリーチ宣言に納得した様に声を溢した…そして…


ハギヨシ「…………」タンッ!

豊音「それロンだよー、満貫だね」


ハギヨシの捨て牌で上がり宣言する豊音、ハギヨシは静かに頷くとパチパチと彼女に拍手を送った


ハギヨシ「お見事です、納得いきましたよ」

豊音「ほんと!やった!」

ハギヨシ「ですが…少しだけ気になる点がありましたのでそれだけ教えさせていただきます」

豊音「どのへん?教えてハギヨシさん」

ハギヨシ「えっとですね…」



ハギヨシは自分が思った事を事細かに豊音にこうして教えてゆく、彼女は何処か楽しげな表情でハギヨシのそれに静かに耳を傾けた


ハギヨシ「…そしてこうですが」

豊音「なるほど!わかりやすいよー!」

ハギヨシ「ふふふ…そう言われると嬉しいですね」


ハギヨシはどういたしましてと一言だけ告げると、時計にちらりと目をやる、時間は気がつけば軽く2時間程経っていた


ハギヨシ(ふむ、時間帯的にそろそろ休憩を挟みましょうか)


ハギヨシは休憩を挟む事にし、その旨を豊音に伝える


ハギヨシ「豊音さん少しだけ休憩を挟みましょうか?」

豊音「いいよー!ちょっと疲れてたとこだし」

ハギヨシ「それでは…」


ハギヨシは卓から立ち上がりとりあえず場所を宮守の部室から移動し、外に出る事にした

ハギヨシと豊音が移動した場所は…?


1、屋上でラン[ピザ]ー

2、近くの公園でゆったりと一息

3、安定の中庭、中庭さんパネェです

4、自由安価、なんでもござれ


行動安価>>156

ミスりました(笑)

安価>>257でオナシャス

1



ハギヨシは豊音をつれてとりあえず休憩を取るために屋上にやって来た、豊音は外の空気と涼やかな風に満足する様に背筋をグッと伸ばす


豊音「ふわぁ!室内ばっかりいたから外は気持ちがいいよー!」

ハギヨシ「ふふ…それはよかったです」


豊音がグッと背筋を伸ばす時に胸についている二つの大きなおもちが揺れたのに彼の目がいったのは内緒である

豊音はふと、後ろにいるハギヨシにと目をやる、彼は何やらバスケットの様なものを手に持って来ていた


豊音「…?ハギヨシさんそれは何?」

ハギヨシ「ん?…これですか?よくぞ聞いて下さいましたね、休憩用に鹿倉家で作って来たクッキーAND紅茶です」

豊音「ほんとぉ!うわぁハギヨシさんお菓子なんて作れるんだぁ!すごーい」

ハギヨシ「照れますねー、ほら食べましょうか」


ハギヨシはそう言って屋上にバスケットをおいて紅茶ついで、クッキーを豊音に見せる


ハギヨシ「はい、食べて下さい」

豊音「いただきまーす!…んぐっ…!!、ちょー美味しいよこれ!!」

ハギヨシ「喜んでいただけて何よりです」


ニッコリと微笑み豊音に嬉しそうに応えるハギヨシ、しばらくしてクッキーを何枚か食べ終えた豊音はハギヨシにこんな提案を持ち掛ける


豊音「そうだ、ハギヨシさん、こんな美味しいクッキー食べさせてくれたお礼になんでも一つだけ言う事聞いてあげるよー!」

ハギヨシ「おやおや、またそれは急なご提案で…」


クスクスと笑みを溢し、満足な表情を浮かべる豊音に告げるハギヨシ、

しかしながら彼女はクッキーをわざわざ作って来てくれたハギヨシにどうしてもお返しがしたいと言う


豊音「なんだかしてもらってばっかりだし…私ができる事ならなんでもするよー」

ハギヨシ「ん?」


とりあえず、彼女の提案にハギヨシは考えて思いついた事をゆっくりと豊音に告げはじめる


言動安価>>261

そうですか、豊音さんは優しいんですね


とりあえず、今から用事が出来ましたので一旦キリにしたいと思います!

とりあえず安価は160さんから再開したいと思います!!次回は三日以内には更新出来たらいいと思っておりますので!

それでは!また会いましょう!(・ω・)ノ


ミスりました、すいません(泣)次回は161さんから再開したいと思います

それじゃぼちぼち投下していきたいと思います、

言動安価からでしたね!



ハギヨシは自分の力に成りたいと告げてくる彼女ににっこりと笑みを浮かべたままこう告げた


ハギヨシ「豊音さんは…優しいのですね…しかしながら心配は無用でございますよ?」

豊音「そうかぁ、うーんしてもらって悪い気がするよぉ」

ハギヨシ「まぁ、力を貸して欲しい時は私から伝えさせて頂きます、お心だけ頂いておきますよ」


ハギヨシはそう言うと、チラリと時計に目をやり、休憩の時間が少しオーバーしている事に気がつく


ハギヨシ「さて、程よい時間ですし戻りましょうか」

豊音「うん、そうだねー!先生よろしくお願いします!」

ハギヨシ「先生とは…またむず痒いですね…悪い気はしませんがこちらこそ、よろしくです♪」


二人はそんな他愛のない会話をしながら再び宮守の部室にへと戻る、そして再び麻雀の練習にへと励むのであった


宮守高校、校門前


練習指導を終えたハギヨシは午後はフリーという事でこれから世界遺産の平泉を見に行く事にしていた


ハギヨシ「…ふむ、岩手にありと言われる平泉…、楽しみですね」

ハギヨシ「お土産もついでにそこで買っていきますか、衣様が好きなお菓子なら何かしらあるでしょう」


ハギヨシは時間を刻む時計とにらめっこしながら自分がどれくらいの時間で平泉に着くのかを予測する


ハギヨシ「交通手段、そうですねバスかタクシーを使いますか…まぁ車を持っている人がいれば話は別なのですが」

ハギヨシ「一人で平泉というのも寂しいですね…そうだ誰か…」


安価>>274

コンマが60以上であれば偶然にも女性を発見、

※女性の選択は自由です、ただし、一度ハギヨシと面識がある女性になります

藤田


残念、見つけられず

ハギヨシはあたりを見渡したが気のせいであったようで、お婆さんが一人目の前を横切っただけであった


ハギヨシ「さて、仕方ない一人で行くとしましょう…写真は持ちましたし…」


少しだけ寂しいと感じながらも前向きに捉えるハギヨシ、向かうは岩手の世界遺産、平泉


ハギヨシ「いつか京都にも行ってみたいですね♪」


そう呟きながら彼は一人、平泉行きのバスにへと乗り込むのであった


岩手の世界遺産平泉


世界遺産を一目みようとバスから降りたハギヨシは暫く歩く事数分で目的地である平泉にとたどり着いた


ハギヨシ「ほほぅ…これは美しい噂の中尊寺ですか…早速一枚、」


その大きさと美しさにハギヨシは早速持ってきたカメラで写真をとる、日本独特の風景がそこにはあった


ハギヨシ「これが…日本ですね…洋風な屋敷にいつもいましたから忘れていました、剣道でも始めてみましょうかね」

ハギヨシ「おっと…忘れてしまうところでしたお土産、お土産」


ハギヨシは衣達に買って行くお土産について思い出し、平泉に売ってあるお土産専門の店にへと足を運ぶ


ハギヨシ「…さて、どれにしましょうか…?」


ハギヨシは目の前にあるお土産についてどれを選ぶか頭を悩ませる、どれも独特なデザインのものばかりだ


安価>>290

1、エトペン僧侶キーホルダー

2、中尊寺せんべい

3、平泉あんこ餅


コンマ70以上なら

誰か好きなキャラが出現するイベントが発生します、面識はなくても大丈夫です

再安価>>280

すいませんミスです(泣)

33


ちょいと高コンマすぎましたね、すいません次回は緩くします


イベントは特に起こらず

ハギヨシは平泉あんこ餅をとりあえず人数分購入し、とりあえず実に満足した面持ちでそれをしまった


ハギヨシ「どうも、ありがとうございます♪」

おばさん「いやーん、イケメンだから特別にサービスよ♪サービス♪」


互いにニコニコしながら嬉しそうに談笑する二人、そして、とりあえずお土産を買い終えたハギヨシは平泉を一通り周り写真を取り終える


ハギヨシ「ふむ…とりあえずこれくらいにしておきますかね…さてこれからどうしましょうか…」


ふと、一通り平泉を見終わったハギヨシは今後の予定を考えながら、時間を確かめる


ハギヨシ「まぁ、時間はこれといって余裕はありますね♪…ですがたまには胡桃さんのお宅に早く帰っておくのもいいですが…」


とりあえず移動しようかと結論を出すハギヨシ、彼はこうして平泉からバスに乗り込む事にした


安価>>287 コンマ50以上でイベント発生、自分の好きなキャラが出現します

ハギヨシが次に向かう先


1、岩手の下町

2、胡桃の家に帰宅

3、海に行って夕焼けを見に行く

3 ハルちゃん


ちょいとメシ食べるので一旦切ります

すぐに安価から再開させるので少しだけお待ちを

ちょいと遅れましたが再開させます


イベントは起こらず、

ハギヨシはとりあえず、時間が余ったので海に行く事にした


ハギヨシ「夕焼けの沈む海というのもなかなかいいかもしれませんね、海に行きましょうか時間もありますし」


ハギヨシはバスに乗り込みとりあえず一旦街に行って乗り換えて海に向かう事にした


ハギヨシ「あ、そうです!せっかくですから、バイクか何かレンタル致しましょうか…汐風に当たりながらツーリングも面白いかもしれません」


ハギヨシ「しかしながら…うむ、別に海を見に行くだけですしね…どうしましょうバスで行ってのんびり眺めるのもいいと思いますが」


1、バイクを借りて海にツーリング

2、面倒だ、バスでいいだろ

3、やっぱり面倒だ、帰宅


安価>>+3

1



ハギヨシ「ツーリング…、気分転換にはいいでしょう」


ハギヨシは近くのレンタルバイク店に立ち寄る事にした、品揃えはもちろん、綺麗なバイクが形を損なわずそこにずらりと並ぶ

ハギヨシはどれを選ぶか、顔を険しくし、真剣に悩む事にした


ハギヨシ「…うーむ、気分転換ですからさほど早くなくても大丈夫なんですけどね、私、自転車でも峠を越えれる自信はありますし…」


ハギヨシは難しい表情を浮かべたまま、とりあえず、目についた一台のバイクを借りる


ハギヨシ「これ一台、借りれますか?」

店員「まいど!」


店員はハギヨシの要望通りのバイク少しだけ弄ると、ハギヨシの目の前に持ってくる

ハギヨシは手渡されたヘルメットを受け取り、店員に現金を手渡した


ハギヨシ「…それではいきますか」


ハギヨシはそういって、勢いよくバイクをふかし、道路へと出る、天気も良くツーリングにはもってこいの天気だ

ハギヨシが山の峠を暫しの間走ると、ある光景が目に入ってくる


ハギヨシ「おや…?あれは…」


安価>>297


正直、すまんかったです

とりあえず、イノシシがハギヨシのバイクに突進するということで


山の中に続く道路を風を切りながら速度を上げてバイクで駆け抜けるハギヨシ、彼はアクセルを回しその物体に気づくのが遅れた…

そいつは…


ハギヨシ「…!?…ぐっ!」


ガツンと鈍い音、ハギヨシの身体は宙に舞うが、地面にへと素早く受け身を取り大怪我は免れた

しかし、完璧な執事といえど人間、腕を切りそこから赤い血液が滴るように落ちてくる

そして、ハギヨシのバイクに突進したそれは山の中へと消えるように駆けていった


ハギヨシ「…イノシシ…ですか、まさか出くわすとは…」


ハギヨシはそう呟きながら転倒したバイクに視線をやる、イノシシからぶつかられはしたが、どうやら故障までは至らなかったらしい


ハギヨシ「幸いですね…、帰れないという事はなさそうです」


と、ハギヨシはバイクに近づき車体を立て直す、すると彼はある事に気づいた


ハギヨシ「…そうでもないですか…そうですか…」


ぼっこりと、イノシシがぶつかったところが燃料の場所であったらしく、走る為の給油入れに穴が空き燃料がこぼれ出てしまっていたのだ

これではもう走る事は当然できない

とりあえず、ハギヨシは山道から生還する為に道路を通る同じくツーリングする人を捕まえる事にした


ハギヨシ「通ってくれたらいいのですが…」


安価>>302

ハギヨシ通る顔見知りの通行者がたまたまバイクで通りかかる


しばし、レンタルしていたバイクを立て直し黄昏れるハギヨシ

するとそこに、自動車の走る音と共に、彼の見知った知り合いが通りかかった


ハギヨシ「おや?…なんと」

藤田プロ「……!?」


執事的な洞察力のおかげか、車に乗っている彼女の姿を捉えたハギヨシは思わず声をこぼす


ハギヨシ「藤田プロじゃないですか…いやぁ…助かりました」

藤田プロ「ハギヨシさん…ッ?え…?こんなところで何を…」


公道にバイクと共に佇むハギヨシを見ながら、そう訪ねる藤田プロ、ハギヨシはそんな彼女の質問に目を丸くしながら苦笑いを浮かべ、自分の隣で煙を出しているバイクを示す


ハギヨシ「まぁ…ツーリングしていましたらこういう訳でして」

藤田プロ「!?…え?事故ったんですか?」

ハギヨシ「はい、察しの通りです」


ハギヨシはそう言うと、電波の繋がらないiPhoneを取り出し、藤田プロに見せいろんな意味で詰んでいた事を話す

藤田はハギヨシの災難な話に同情か苦笑いを浮かべ、彼のバイクとハギヨシを乗せる事にした


藤田プロ「さて、それじゃとりあえずどうしますか?」

ハギヨシ「そうですね…それじゃとりあえず」


移動安価>>314

1、胡桃の家に帰る

2、そのまま山にドライブ

3、とりあえず学校へ

4、移動先、自由

1


1、胡桃の家に帰宅


ハギヨシは藤田にとりあえず、居候になっている胡桃の家に戻るように促す事にした


ハギヨシ「とりあえず、バイクも故障してますし、胡桃さんの家に向かってもらえますか?」

藤田「ん…?えぇ、構いませんよ?」


ハギヨシの言葉に頷き、そう応える藤田プロは故障したバイクを積んだまま、ハギヨシを胡桃の家まで送る事にした

その間、目的地に着くまで車での二人だけの空気、藤田はハギヨシに質問をしはじめる


藤田「えっとハギヨシさん…、」

ハギヨシ「はい?、何でしょう」

藤田「いつまで岩手にいるんですか?」


そう、藤田はハギヨシの岩手に長期滞在について疑問に思っていた、とはいえ、一週間の間だけ岩手に滞在するだけであって、長くというわけではない


ハギヨシ(どうしましょう、理由を話しておいたほうがいいでしょうか…?)


本来はプロの使用人になるはずが、元プロの使用人(コーチ代役)みたいな事をやっている、

滞在時間もさほど、多くは残されてはいないし、ここは藤田に話しても問題はないだろうとハギヨシは思った


ハギヨシ「実は、…」


>>317


1、岩手滞在が終わり次第、健夜プロの使用人に

2、同上、終わり次第、恒子の使用人に

3、同上、終わり次第、藤田プロの使用人に

4、同上、終わり次第、咏ちゃんの使用人に…

5、戒能プロの使用人に

6、自由安価、好きなプロの名前をどうぞ

7、変わらず岩手滞在

6 のよりん

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