幸子「それがですね…レッスンから帰ってきたらテーブルにエナドリらしきものが置いてありまして…」ﾌﾟﾙﾙﾝ


幸子「プロデューサーさんからの差し入れかと思いゴクゴク飲んでしまって…」ﾌﾟﾙﾙﾝ


幸子「飲んでる途中にラベルに志希さんのサインが入っている事に気が付きましたが時すでに遅く…」ﾌﾟﾙﾙﾝ



幸子「気が付いたらこんな体になってしまったんです！」ﾌﾟﾙﾙﾝ


輝子「う、ウカツすぎるぞ…」

小梅「でも本当にスライムになったの…見た目変わってないように見えるけど…？」

幸子「いえ、何か体がグニョグニョしているような…そんな違和感があります」ﾌﾟﾙﾙﾝ

輝子「へぇ…どれどれ…」ｽッ


ｸﾞﾁｮッ


輝子「ひゃっ！」

小梅「しょ･･･輝子ちゃんの手が幸子ちゃんのお腹に入っちゃった…」

幸子「ね？おかしくなってますよね？」

小梅「ホントだ…痛くないの？」

幸子「ええ、痛覚は全く･･･っていうか輝子さんそろそろ手を…」

輝子「い、いや…なんだか･･･」

小梅「どうしたの？まさか手が溶けたとか？」

幸子「怖い事言わないでください！」



輝子「フヒヒ･･･ひんやりして気持ちいい…」ｷｭﾝ

幸子「・・・・・」

輝子「すごいぞこれは…キノコと同じくらい感触がいい…」

幸子「微妙に褒められてる気がしません…」

小梅「へぇ…どれどれ…」ｽッ


ﾌﾞﾆｮﾝ


小梅「ホントだ…これは…ヤバイかも」

幸子「ちょっと…小梅さんまで･･･」

輝子「で、これはどうやったら戻るんだ？」

幸子「ラベルには一晩で綺麗さっぱり戻ると書いてありましたけど…」

小梅「そっか、それなら今日いっぱいは楽しめるってことだね」ｸﾞﾆｸﾞﾆ

幸子「ちょっと…そこグニョグニョしな…いで･･･」

小梅「スライムも一応ホラーの範疇だし…ね」

ｶﾞｼｬｰﾝ

輝子「ん？何の音だ？」


ﾋｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳ…ｸﾞﾁｬッ!



輝子「ひっ…」

小梅「ま、窓からサッカーボールが飛び込んできて幸子ちゃんの頭を吹っ飛ばしちゃった…」


幸子（首無し）「え？ボク一体どうなっちゃったんですかぁ！？」ｵﾛｵﾛ

輝子「ど、どうやって喋ってるんだ…？」

幸子（首無し）「そんなのわかりませんよ！とにかくどうにかなってるんです！」

小梅「と、とにかく早く頭を…」




ｶﾞﾁｬ



晴「悪ぃ！外でサッカーやってたらボールが…」


幸子（首無し）「え？」


晴「さ、幸…子…頭が…ない…？」

晴「ま、まさかオレのシュートで…」ｶﾞｸｶﾞｸ

輝子「いや、これは…」


幸子（首無し）「大丈夫です！ボクは無事です！」

晴「ひっ！」ﾋﾞｸ

小梅「そ、そのままじゃ逆効果だよ…」

幸子（首無し）「あ、そうでしたね」ﾆｭﾙﾝ

晴「く、首が生えた…」

幸子「大分この体にも慣れてきました」

晴「一体どうなってんだ？」

小梅「じ、実はかくかくじかじかで…」

晴「まるまるうまうまってわけか、大変だな…」

ｶﾞﾁｬ

梨沙「ちょっと！ボール取りにいつまでかかってるのよ！」

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

輝子「フヒ…騒がしくなってきたな…」

小梅「実は…」






みりあ「え？幸子ちゃんがスライムになっちゃったの！？」

薫「ホントだ！うでとれるよ！」ﾌﾞﾁッ

幸子「ちょっと！やめてくださいよ！痛くありませんけど！」

～30分後～

幸子「うう…小学生組にもみくちゃにされてしまいました…」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

輝子「フヒ…仁奈ちゃんには着ぐるみにされてたしな…」

小梅「ありすちゃんも最初は恐る恐るだったけどずっとぷにぷにしてたからね…」

幸子「もう疲れました…このまま何もなければいいんですが…」

ｶﾞﾁｬ

蘭子「フゥ…今宵も魔力を消耗してしまった…」

小梅「あ、蘭子ちゃん」

幸子「お疲れ様です」ﾌﾟﾙﾙﾝ


蘭子「！？」

蘭子「わ、我の邪眼も極まってきたようだ…」ﾌﾗッ

幸子「え？」

蘭子「さ、幸子ちゃんがプルプルして見える…」


輝子「実はな…かくかくじかじかで」


蘭子「そ、そんなファンタジーなことが…」

幸子「何なら触ってみますか？」

蘭子「う、うむ…」ｽッ


ﾑﾆｭﾝ


蘭子「わぁ…ホントにスライムみたいにプルプルしてる…」

幸子「そうでしょう…あ、こんな時にクシャミが…」


幸子「クシュン！」


ﾍﾞﾁｮッ

幸子「あ！すみません蘭子さん！大丈夫ですか！？」

蘭子「うう…」ﾍﾞﾁｮﾍﾞﾁｮ


輝子「さ、幸子ちゃんの口から出た粘液が…」

小梅「蘭子ちゃんの服にまとわりついちゃったね」



蘭子「うう…汚されちゃった…」ﾍﾞﾁｮﾍﾞﾁｮ

幸子（な、なんか背徳感が…）

～10分後～

小梅「なんとか落ちてよかったね」

幸子「まったく…もう何も起こらないでくださいよ…」





幸子（幸子だがその後も…）


愛海「スライム！？女の子の服を溶かすって奴だよね！？これでお山見放題！？」ｳﾍﾍﾍﾍ

幸子「そんな効力ありませんよ！」

幸子（愛海さんに無茶振りされたり…）

珠美「せええええええええええええいっ！」


ｽﾊﾟﾝ!


幸/子「」


珠美「幸子さん…珠美が覇気を使えたらただじゃ済みませんでしたよ」

幸子「洒落にならないのでやめてください！」


幸子（珠美さんのチャンバラごっこに付き合わされたり…）



杏「ふああ…ひんやりして気持ちいい…」


幸子「杏さん！そろそろ効果切れそうだから出てくださいよ！」


幸子（色々大変なことがありましたが…）

幸子（ようやく元に戻ることができました）


モバP「ハハハハ、そりゃ大変だったな」

幸子「笑い事じゃないですよ！」

モバP「わかったわかった、志希には薬の管理はちゃんとするように言っておくから」

幸子「まずそういうのの製造をやめさせてほしいんですけどね…」

モバP「しかしスライムか、俺も子供の頃はよく遊んだなぁ」

幸子「そうなんですか？」

モバP「ああ、当時は風呂いっぱいのスライムに埋もれてみたいと思っていたこともあったぞ」

幸子「男の子って、そういう所ありますよね…ボクには理解できませんけど」











？？「…うふふ♡」

～志希ラボ～

志希「あれ？処分しようと思ってたスライム化ドリンクが…」




～Pの家の風呂場～


ｶﾞﾗﾗ


モバP「ふぅ…きょうも疲れたな…ん？」

モバP「何だか湯船の色が…」








まゆスライム「さぁ、プロデューサーさん♡」

まゆ「今こそ子供のころの夢を叶えるときですよぉ♡」


～おわり～