亜利沙「琴葉ちゃん、恵美ちゃん、エレナちゃんの年齢・身長・体重・スリーサイズを平均してみたんです！」

亜利沙「すると……

17才
158.67cm/46kg
B84/W56.33/H83

になったんです！」

亜利沙「これ、ほぼ奈緒ちゃんです！」

奈緒「た、確かに……」

※奈緒のプロフィールは
17才
159cm/46kg
B84/W57/H83

奈緒「よう気づいたな……でも別にええんやない？」

亜利沙「トライスタービジョンのみんなは体型だけじゃなくて中身も奈緒ちゃんに似てるんです！」

亜利沙「だから、奈緒ちゃんの強力な競合相手になりうるんです！」

奈緒「そうなん？」

亜利沙「まず琴葉ちゃんとはプリンセス属性や、お風呂好きなところが被ってます！」

亜利沙「恵美ちゃんとはお兄さんがいる点、おしゃべりが好きな点が被ってます！」

亜利沙「そしてエレナちゃんとは、体力があってサッカーが得意なことが被ってます！」

奈緒「ホンマや！」

亜利沙「このままでは、奈緒ちゃんのお仕事もファンもトライスタービジョンの3人に取られかねません……」

奈緒「それはアカンな……」

奈緒「こうなったら、私がその3人より実力があるって示すしかないな！」

奈緒「トライスタービジョンと勝負して、全員打ち負かすんや！」

奈緒「そうと決まれば早速出発や！気合入れて行っくで〜〜〜！」

亜利沙「はい！亜利沙もご一緒します！」

……

恵美「今日のお昼さ、このお店行ってみない？」

琴葉「どれどれ……うん、いいね♪」

エレナ「ワタシも賛成だヨ♪」

ｶﾞﾁｬ

奈緒「たのもー！」

TSV「！？」

恵美「い、いきなりどうしたの？」

奈緒「私と勝負やー！」

エレナ「勝負？」

琴葉「えっと、どういうこと？」

亜利沙「かくかくしかじかで、3人には奈緒ちゃんと戦っていただきます！」

恵美「にゃはは、唐突だね……」

奈緒「じゃ、まずは琴葉とボーカルで勝負や！」

琴葉「私と？」

亜利沙「音源はこちらに用意してあります！」

亜利沙「審査員はありさが務めさせていただきます！」

亜利沙「カメラも回しておくので、オーディションみたいに気合入れて頑張ってください！」

亜利沙「先攻は奈緒ちゃんです、お願いします！」

奈緒「よーし！」

〜♪

〜数十秒後〜

奈緒「どや！」

亜利沙「いいですね！」

亜利沙「後攻は琴葉ちゃんです、お願いします！」

琴葉「頑張ろう……！」

〜♪

〜数十秒後〜

琴葉「どうかな」

エレナ「おー！」

恵美「さすがだね〜♪」

奈緒「亜利沙、判定は！？」

亜利沙「奈緒ちゃんの勝利ですー！」

奈緒「よっしゃー！」

恵美「え！？」

琴葉「手応えあったんだけどなあ……」

エレナ「ワタシも琴葉の方が上手だったと思ったヨー？」

恵美「審査員怪しい！」

亜利沙「では次に参りましょう！」

奈緒「次はエレナとダンスで勝負や！」

エレナ「負けないヨー！」

亜利沙「同じく音源は用意してあります！」

亜利沙「審査員は引き続きありさが務めます！」

恵美「ちょっと！」

亜利沙「では先攻の奈緒ちゃんお願いします！」

奈緒「やったるで〜！」

ﾀﾝ ﾀﾝ ﾀﾝ ……

〜数十秒後〜

奈緒「完璧や！」

亜利沙「素晴らしいです！」

亜利沙「後攻のエレナちゃん、お願いします！」

エレナ「いくヨ〜！」

ﾀﾝ ﾀﾝ ﾀﾝ ……

〜数十秒後〜

エレナ「バッチリ♪」

琴葉「2人とも凄いなあ」

恵美「よかったよー！」

奈緒「亜利沙、判定！」

亜利沙「奈緒ちゃんの勝利ですー！」

奈緒「いぇーい！」

エレナ「えー！？」

琴葉「奈緒ちゃんも上手だったけど、私はエレナの勝ちかなって」

エレナ「そうだよネー！」

恵美「ちょっと贔屓してない？」

亜利沙「では次いきましょう！」

恵美「おーい」

奈緒「最後は恵美とビジュアルで勝負や！」

恵美「ビジュアルで勝負って、何するの？」

亜利沙「お二人には自撮りしてアプリで加工してもらいます！」

亜利沙「より上手く盛れていた方の勝ちとします！」

恵美「へー、面白そうじゃん♪」

亜利沙「ではどうぞ！」

奈緒「かわいく、かわいく……えへ♪」ﾊﾟｼｬｯ

恵美「この角度で……」ﾊﾟｼｬｯ

〜数分後〜

奈緒「できた！」

恵美「アタシも！」

亜利沙「ではまず奈緒ちゃんの自撮りから見てみましょう！」

奈緒「かわいいやろ？」つｽﾏﾎ

琴葉「かわいい♪奈緒ちゃんらしい感じだね♪」

エレナ「うんうん、かわいいヨー♪」

奈緒「ふふ、元がええからな♪」

亜利沙「可愛すぎます！この写真ください！」

奈緒「うん！」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

亜利沙「次は恵美ちゃんの自撮りを見せてください！」

恵美「どうかな？」つｽﾏﾎ

琴葉「わあ、かわいい♪加工も凝ってる♪」

エレナ「わーお、すっごくキレイだヨー♪」

恵美「我ながら上手くできたと思うよ♪」

亜利沙「こっちも欲しいです！ください！」

恵美「はいよー」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

奈緒「そういえば亜利沙、判定は？」

亜利沙「はい、奈緒ちゃんの勝利ですー！」

奈緒「やったやったー！」

恵美「そんなー！？」

エレナ「さっきからおかしいヨー！」

琴葉「私は恵美の写真の方が上手だったと思う……」

恵美「自信あったんだけどなー」

奈緒「私の完全勝利や！」

ｶﾞﾁｬ

千早「みんな賑やかね」

恵美「あ、千早」

琴葉「……ん、これ亜利沙ちゃんのカメラだよね」

亜利沙「！」

琴葉「千早ちゃん、この映像見てほしいんだけど……」

千早「何かしら」

琴葉「私と奈緒ちゃんが歌ってる映像で……」

亜利沙「だ、ダメです！」ﾀﾞｯ

奈緒「ストップ！もう勝負は終わったやろ！？」ﾀﾞｯ

恵美「あーりさっ♪」ｶﾞｼｯ

亜利沙「恵美ちゃん……！？」

恵美「亜利沙はカワイイなあ♪」ｷﾞｭｰ

亜利沙「ふわぁ……幸せれす……」///

奈緒「チョロすぎやろ！」

エレナ「ハグしようヨー♪」ｶﾞｼｯ

奈緒「んなっ！？」

奈緒「身動きが取れへん……！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

琴葉「さっき私と奈緒ちゃんが歌で勝負したときの映像なんだけど、どうかな？」

〜♪

千早「そうね……」

千早「やはり琴葉さんの歌は基礎をしっかり抑えていて正確ね」

千早「横山さんは声量があって元気がいいけど、雑になってしまっているところもあるわね」

琴葉「じゃあ勝ったのは……？」

千早「総合的に見たら琴葉さんが上かと」

琴葉「やった♪」

奈緒「……」

ｶﾞﾁｬ

響「はいさい！」

琴葉「あ、響ちゃんちょうどいいところに！」

響「んー？自分に何か用かー？」

琴葉「これ見てくれるかな？さっき奈緒ちゃんとエレナがダンスで勝負したときの映像なんだけど……」

響「どれどれ……」

〜♪

響「おー、2人ともなかなかやるなー！」

響「うーん、エレナの方がしなやかな感じがして上手かなー。まあ自分には敵わないけどね！」

エレナ「ワタシの勝ちだネ！」

奈緒「……」

ｶﾞﾁｬ

美希「おはようなの〜」

琴葉「美希ちゃん！見てほしい写真があるんだけど……」

琴葉「あ、でも奈緒ちゃんの写真持ってないや……」

奈緒「（私の自撮りは私と亜利沙のスマホの中や。スマホが持ってかれても暗証番号がわからなければ……）」

恵美「ねえ亜利沙。スマホの暗証番号教えてくれたらイイコトしてあげる♡」

亜利沙「はい、暗証番号は******です！」

奈緒「おいーーー！」

琴葉「亜利沙ちゃん、ちょっとスマホ借りるね♪」

亜利沙「はい！何でも貸します！」

琴葉「えっと、奈緒ちゃんと恵美が自撮りアプリで勝負したんだけど、どっちの勝ちだと思う？」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

美希「あはっ☆2人ともとってもカワイイの♪」

美希「でも恵美の方が上手く盛れててキラキラしてるって思うな♪」

恵美「やったね♪」

奈緒「……」

琴葉「というわけで、中立かつ専門的な立場からの意見では私たちの勝ちだったね」

奈緒「……」

亜利沙「奈緒ちゃん……」

奈緒「うわ〜ん負けた〜！」ﾀﾞｷｯ

亜利沙「ふおぉぉ、奈緒ちゃん……！」///

奈緒「三タテされた〜！」

亜利沙「よしよし、好きなだけありさの胸で泣いてください♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

奈緒「阪神と一緒や〜！」

昴「お、奈緒も野球見てるのか？」

昴「ちょうどよかった、この辺でちょっとキャッチボールでも……」

琴葉「昴ちゃん？」ﾆｺｯ

昴「ゲッ、琴葉！？」

昴「ははっ……オレ外行ってくるよ……！」

エレナ「ワタシも行く〜！」

恵美「（昴、いつの間に居たの？）」

奈緒「うう……こうなったらヤケ食いや……」

奈緒「嫌なことがあったら美味しいもんたくさん食べて忘れるんや！」

美奈子「わっほーい！」

美奈子「今から作るからちょっと待っててね！」

亜利沙「ありさにもお願いしますー！」

恵美「（美奈子もいつの間に！？）」

〜次の日〜

奈緒「なあなあ、3人に勝てるもん見つけたで」

琴葉「へえ」

恵美「なになに？」

奈緒「体重や。昨日の今日でめっちゃ増えたで♪」

エレナ「ワーオ、凄いネー！」

恵美「やるじゃん♪」

TSV「いやダメでしょ！」



END