ひな「大地殿ー！時子殿ー！空ちゃーん！」


ひな「陽太ー！！！」



ｼｰﾝ…



ひな「本当に誰もいないのか…」

ひな「どこかへ出かけたのか？」

ひな「…いや、それならわしが予知できぬはずがない」

ひな「・・・・・いや」



ひな「もうわしは神ではないのか…」

ひな「とにかく外を探してみよう」

ひな「もしかしたら本当に全員出かけているかもしれんからな」


ひな「まずは伊座並か阿修羅でも探すか･･･」


ｶﾞﾁｬ



ｼｰﾝ…



ひな「外にも誰もいない…」

～数時間後～


ひな「ハァハァ…」

ひな「マジで誰もおらんとは…」


ひな「ラーメン屋行っても真宮寺もおらんかったしな…」


ひな「まさか…」





ひな「これが世界が終わるということなのか･･･」

ひな「わし以外の人類、全てが消える…」

ひな「これが世界の終わりか･･･」


ひな「実際味わってみると、中々寂しいもんじゃな…」






ひな「陽太ぁ…」ｸﾞｽッ

ひな「…ん？」


ひな「陽太の家に明かりが…」


ひな「まさか！」



ｶﾞﾁｬ

？？「せーの…」










一同「ひなちゃん、お誕生日おめでとう！！！！！」




ﾊﾟｧﾝ!





ひな「・・・・・」


ひな「え？」

陽太「ひな、誕生日おめでとう！」

伊座並「おめでとう」

阿修羅「おめでとう！」

空「おめでとうだし」

大地「おめでとう」

時子「おめでとう」

神宮司「おめでとうございます！」

天願「フン、よかったわね」


ひな「え…これは一体…」

陽太「やだなぁ今日はひなの誕生日じゃないか」

伊座並「だからみんなで示し合わせてね」

阿修羅「誕生日パーティを計画したって事だ」


ひな「そ、そうじゃったのか…」



神宮司「それにしても天願さんすごいですね～まさかこのためにご近所さん全員を日帰り旅行に連れて行くなんて」

天願「私にかかれば簡単なことよ」ﾌﾝ

ひな「そんな…もう神ではないわしのためにこんなことまで…」

陽太「何言ってるんだよひな」



陽太「ひなが神様じゃなくたって、僕にとっては永遠に女神なのさ」

ひな「陽太///」

陽太「ひな///」








伊座並「これはいい陽ひなだわ、後でカレンダーにしましょう」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

阿修羅「そ、そーね…」

空「ほら兄貴、アレ」

陽太「う、うん」


陽太「ほらひな、プレゼントだよ」ﾊﾟｶッ


ひな「こ、この指輪は…」


陽太「この日の為に必死でバイトしたんだ、ひな…」



陽太「これからも僕の神様でいてくれないか？」

ひな「…うむ///」

ﾄﾞｻッ

阿修羅「杏子ちゃん！？」

伊座並「だ、大丈夫よ…ちょっと興奮しただけ…」ﾄﾞｸﾄﾞｸ

阿修羅「鼻血出てますけど…」

伊座並「国宝君の時もこのくらいのを期待していいのよね？」

阿修羅「は、はぁ…」





陽太「ひな//」

ひな「陽太///」









鈴木「ったく、幸せになってくださいよ先輩」

尾熊「じゃあ盗撮なんてしないで直接言えよ」



～おわり～