【神様になった日】陽太「父の日」 (13)

陽太「今日は父の日だ!ということで…」




陽太「父さん、いつもありがとう」

空「ありがとうだし」

時子「ありがとう、あなた」


大地「いや~ハハハハハ…」

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大地「ここまで感謝されるなんて、父親冥利に尽きるよ」


ひな「・・・・・」

大地「ん?どうしたんだいひなちゃん」






ひな「おとーさん、いつもありがとう」

大地「!」

大地「い、今の聞いたかい…」

時子「ええ、しっかりと」

大地「遂にひなちゃんからお父さんと呼ばれるとは…」

大地「あの人から託されてホントよかったよ…」ポロポロ



ひな「おとーさん…ないてるの?」

陽太「嬉しいんだよ」

空「それで兄貴、この後は?」

陽太「え?何もないけど?」

空「え!?ないの!?」

陽太「なんでそこに驚くの!?」


空「だ、だっていつものパターンだと、サプライズとかいってひなちゃんの(元)お父さんとか呼んでる所だし!」

陽太「ああ、それね…」

陽太「僕だって前までの無能な僕じゃないんだ」

陽太「ひなを助けに行った時散々ポカやらかしたからね」

空「威張ることじゃないし」

陽太「ここでひなのお父さんを呼んでもひんしゅくを買うだけ…」

陽太「向こうには向こうの過程があるんだからね」


空「あ、兄貴が兄貴じゃないし…」

ひな「よーたもいつか、おとーさんになるの?」

陽太「もちろんだよ、そしてお母さんは…」

ひな「えへへ///」

陽太「ひな///」


空「やっぱ兄貴キモイし」

空「ってあれ!?」

陽太「どうしたの?」

空「いつもならここで唐突に杏子さんがきて、『陽ひなキター!』とか悦に浸るのに…」

陽太「ああ、彼女は今日お父さんと食事に行ってるからね」

空「あ、そういえば…」

陽太「彼女もお父さんと色々あったからね…」

空「え?じゃあ今回はオチないし?」

陽太「うーん…ないね」

空「な、何か釈然としないし…」


ひな「そら?おちこんでる?」

陽太「まぁお年頃だからね」

ひな「むねがよけいひっこんでみえるー」


空「おい」

陽太「ま、まぁまぁ…」

~一方その頃、高級レストラン~

伊座並「うっ…」ポロポロ

伊座並父「ど、どうしたんだい杏子!?」

伊座並「いや、なんでもないわ」


伊座並「ちょっと美味しいシーンを見逃した気がして…」

伊座並父「そ、そうかい…」

~さらにその頃 フェンリル社の駐車場~

ガチャ

尾熊「さて帰るか…ん?」

尾熊「助手席にネクタイと手紙が…」







『まぁ感謝はしてるよ 鈴木央人』





尾熊「…フッ」


~おわり~

これで終わりです

終盤の展開が凄すぎて忘れがちですが、伊座並さんも中々の悲劇のヒロインでしたよね。

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