急に暑くなりましたのでごちうさのＳＳになります

こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

ｶﾁｯ

ｶﾁｯ

ｶﾁｯ

チノ「おかしいですね……リモコンのスイッチが入らないです」

ココア「チノちゃん貸してみて」

チノ「もしかしたら電池切れでしょうか？」

ココア「スルー！？」

リゼ「単4でいいか？」ｺﾞｿｺﾞｿ

チノ「はい、お願いします」





ﾋﾟｯ

ｳﾞｫｫｫｫｫ

ココア「寒い！ちょっと寒すぎるよ！」

リゼ「効果音がGAU-8だなんて、いくらなんでも変すぎるだろ！」

チノ「いったい、何のことですか！！」

ﾋﾔﾋﾔｧ



リゼ「ふぅ……ちょうどいいぐらいの涼しさになったな」

チノ「これならココアさんもバリバリお仕事に……」

ココア「すぅー、すぅー」

チノ「寝ないでください！！」

ココア「そういえば、夏メニューとかって何か新しいの考えてるのかな？」

リゼ「定番のアイスや氷製品はともかく、6月まで一週間もないし、それぐらいは」



チノ「」

ココア「大変！チノちゃんが息をしてないよ！」

チノ「というわけで、緊急会議『新メニューに何がいいか』を開催したいと思います」ﾊﾞｰﾝ

ココア「わー、ぱちぱち」

リゼ「泥縄式だな……」

チノ「ではまず……ココアさんから」

ココア「はい！某アイドルを真似して、いちごパスタならぬいちごうどんパン…」

チノ･リゼ「却下」

ココア「即答！？」

チノ「あんな橘印の暗黒物質の類似品をお客さんに出すわけにいきません」

ココア「えー、もちょちゃんに静香ちゃんには好評だったのに？」

リゼ「というより、夏に関係ないだろ」

ココア「えっと……冷やして出すとか！」

リゼ「やはり却下だ」

ココア「ならリゼちゃんは何かあるのかな？」

リゼ「私か……うーむ。あ、イチゴシロップを」

チノ「二人共、苺に何か恨みでもあるのですか？」ｼﾞﾄｰ

リゼ「違う違う。ホット○ルピスにイチゴシロップを入れたのを『乙女の祈り』と称したのを大正時代にカフェで出していたんだ」

ココア「なるほど。カルピ○みたいな飲物は手作りで簡単に作れるもんね」

チノ「なるほど……苺の甘酸っぱさとカ○ピスの爽やかさ」

ココア「いいねー、採用だよ！」

チノ「何故、ココアさんが決めるのですか！」

ココア「あとは、コーヒーを凍らせてそのまま砕いて食べちゃうとか」

リゼ「それいいな」

チノ「あの……」

ココア･リゼ「ん？」





チノ「できれば……コーヒーは煎れたての香りを楽しんでもらいたいので……その」ｼﾄﾞﾛﾓﾄﾞﾛ

ココア「……」

リゼ「……」

チノ「あの……すみません……」



ココア「チノちゃん、偉いよ！」ﾀﾞｷｯ

チノ「わわっ、いきなりなんですか！？」

ココア「私、コーヒーのこと詳しくないけど……」

チノ「昔、将来の由愛にバリスタがどうとか言ってませんでしたか？」

ココア「…………香りって重要だよね！」

リゼ「無理矢理ごまかしたな……」

ココア「パンだって、焼きたてのあの匂いはたまらないからね。よくわかるよ」

チノ「……すみません。何か我が儘言ったみたいで」

ココア「チノちゃんは偉いな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

チノ「もう……子供じゃないんですから」

リゼ「挽き立ての香りを生かすなら、アフォガートみたいなのはどうだ？」

ココア「それもいいね！リゼちゃん、またまた採用だよ！」

チノ「もう……」

ココア「あ、そうだ。千枝ちゃんが教えてくれたけど、戦艦『しらせ』って船で」

リゼ「『しらせ』は砕氷艦だ」

ココア「そだっけ？……とにかく、そこでカレーライスのご飯をコーヒーを入れてるんだって！」

リゼ「なるほど。カレーならスパイスで食欲を邁進させる効果も期待できるな」

ココア「でしょでしょ。ラビットハウスオリジナルブレンドとかいけるでしょ！」

チノ「なら、さっそく準備を……」

ココア「あー！」

リゼ「何だ！？敵襲か！」ｽﾁｬ

ココア「アユマリンのアニメが始まる時間だ！私、ちょっと録画予約してくるよ！」

ﾀﾀﾀﾀｯ



チノ「……ココアさん」



「仕事して下さい！！」