モバP「ジュニアアイドルのプロデュースに力を入れるぞ!」 (10)

モバP「うーん……」

ちひろ「プロデューサーさん、難しい顔をしてどうかしましたか?」

モバP「これはちひろさん。いやね、うちの事務所って大所帯だから、所属するアイドルの数ハンパないじゃないですか?で、思ったんですけど、どの年代が支持されやすいのかなーと?」

ちひろ「と、言いますと?」

モバP「たとえば卯月や凛たちのような高校生、美波なフレデリカのような大学生、楓さんや美優さんのような美人な大人組、それらよりも下になると悠貴のような中学生もいますよね?」

ちひろ「そうですね、いろいなアイドルがいますね」

モバP「もちろんどの年代が一番良いとか悪いとかじゃないですけど、やっぱりアイドルって親しみを感じるかどうかが重要と思うんですよね」

ちひろ「ええ」


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モバP「そこで僕、気付いたんですよ!」

ちひろ「何を?」

モバP「親しみを感じて応援したくなりやすくなる……それはまだ穢れを知らない小さな子ども、つまり小学生くらいの女の子たちですよ! というわけで、ジュニアアイドルを全面的にアピールしたいと思います!」

ちひろ「…………これは早苗さん案件ですね」

モバP「ノォォォォーーーーーーーーンンン!!! 何故ですか!? 僕はただアイドルとして小学生たちを売りに出したいだけなのですよ!?」

ちひろ「いやだって、なんかよからぬことを考えている雰囲気を感じたので」

モバP「何ですかそれは!?」

ちひろ「ジュニアアイドルって……なんかいやらしいイメージありますよね。ふつうにアイドルと表現すれば良いじゃないですか? ジュニアアイドルだとグラビアのアイドルって感じしますし」

モバP「いやいや、それは偏見でございますわよ千川さん。いいですか? ジュニアアイドルだからってすべてがアウトなわけじゃないんですよ! つうか2019年の今でもジュニアアイドルの雑誌や新作DVDは出てるし、発売イベントもあります。あと中学生くらいのアイドルが雑誌のグラビアで出ることもあるし、かつて存在したあまりにも過激すぎるものじゃなけりゃ別に大丈夫なんですよ! 違法というわけじゃありません!!」

ちひろ「どうしてそんなに詳しいですか?」

モバP「念のため弁護士に相談できるサービスで質問して回答してもらったからですよ」キリッ

ちひろ「うわぁ……」ヒキ

モバP「なんで引くねん!? そもそも僕は可愛いうちの小学生アイドルたちに酷いことをさせるつもりじゃありません」

ちひろ「はぁ……で、どうして小学生なんですか?」

モバP「よくぞ聞いてくれました。中学生から大人が悪いわげじゃないですけど、ほら、人って成長するじゃないですか? 中学生でも背が高かったり、色々と成長してる子もいますよね」

ちひろ「まあ、そうですね」

モバP「高校生でも身体の成長はあると思いますけど、高校生は義務教育じゃないし子どもとは言えない、つまりジュニアでは無くなります。で、大学や社会人では18歳以上ですよね」

ちひろ「それで小学生を推すと?」

モバP「左様! 小学生は成長は個人差があるけど、まだ小さいですよね。で、女性アイドルのファンってぶっちゃけ今までろくに彼女もできたことない残念なおっさんが多いじゃないですか?」

ちひろ「何ぶっちゃけたこと言ってんですか!? そのおっさんたちがキャバクラみたく貢ぐからアイドルビジネスは成り立ってるわけですよ!」

モバP「さすがは千川様、説得力がある……」

ちひろ「それに、若いファンや女性ファンもいますよね」

モバP「もちろんいますよ。でも太い客はお金のあるおじさんと思います。たとえば40代や50代でも彼女いない人って、アイドルで疑似恋愛するレベルじゃなくなると思うんですよ」

ちひろ「え?」

モバP「40代や50代だと彼女というか嫁さんというか、娘がいてもおかしくない年齢でしょ? でも恋愛もしたことない人に娘なんていない。だから娘を可愛がる機会がない。故に娘がいたらどんな感じかを機にする……そこにビジネスチャンスがある!」ビシッ

ちひろ「つまりおじさんたちをターゲットにして、小学生のアイドルと擬似親子体験をさせると?」

モバP「ふふふっ、我ながら完璧でございまする」

ちひろ「へんな事件起きなきゃいいけど……」

モバP「さてと、では実際にいるジュニアアイドルがどんな感じか、検索して参考にしますか」カタカタ

ちひろ「はぁ……私は席を外しますので、しばらくここのことは頼みますね」

モバP「イエッサー!」


モバP「さてと、では【ジュニアアイドル 人気 ヤバイ】で検索っと……」カタカタ

モバP「むっ!? なんだこれは!!」

モバP「おいおいおい、いくらなんでもこれはアカン、アカンでごぜぇますよ……」

ガチャ

千枝「プロデューサーさん、お疲れ様です」

モバP「最悪なタイミングで合法な子が来たぁぁぁーーーー!?」

千枝「プロデューサーさん、どうかしましたか?」

モバP「なんでもないよ……千枝こそどうした?」アセアセ

千枝「今度のライブの衣装についてお話が……あれ、パソコンでナニを見てるんですか?」

モバP「ファッ!?」

千枝「あ、もしかしてそれが今度の衣装ですか?」

モバP「あ、こら! 見ちゃらめぇぇぇぇーーーー!!」

ガチャ

ちひろ「いけないいけない、忘れ物をしました」

千枝「あ、ちひろさん」

モバP「ファッ!?」


ちひろ「千枝ちゃんとプロデューサーさん……そのパソコンの画面……」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira160764.jpg





ちひろ「プロデューサーさん……」ゴゴゴゴゴゴ

モバP「ちちちち違うんです! これはそのあの……」

千枝「プロデューサーさんは千枝にこんなエッチな格好をさせるんですか……うぅぅ、でもプロデューサーさんがどうしてもと言うなら、頑張っちゃいます///」



モバP「…………」



ちひろ「ふふっ……」


























モバPの人生が終わり

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