ココア「もう朝か……」 (19)

prrr…

モカ「ココア?もう起きた?」

ココア「…うん……もう起きてるよ」

モカ「そう、じゃあ切るわね」

ココア「うん……」

……
鏡を見る

ココア「…………」

ココア(酷い顔………こんな顔じゃ誰にも会えないね、顔洗わないと…)

バシャバシャ…

ココア「ふぅ………今日も元気な保登ココアでいないとね…」

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私の名前は…保登ココア
中学の頃、物事にやる気が出なくなったり、自分のことを突然嫌になったり時々絶望感に襲われたり…自傷行為もしてしまい……
それと他人が嫌で全く人と話しませんでした
友達も全くいませんでした
別にいじめられたりしたわけではありません
お姉ちゃんやお母さんにも沢山迷惑を掛けました
病院に連れて行かれたりして抵抗し暴れたこともあります
お姉ちゃんはそれでも私にずっと優しく接してくれてました
ある日突然の衝動でお母さんを階段から突き飛ばしてしまい大怪我をさせてしまいました
私は更に絶望感に襲われ自殺を考えましたが

お母さんの友達がいる遠い街に行ってそこで治療しなさいと言うのでそれに従うことにしました
きっと…
家族は私のことを見放し、完全に嫌いになったんだと思います、だから私を遠ざけたんだよね
そりゃそうだよね…

…そしてそこには中学生の女の子がいるそうです
仲良くなれのかな…変な子だと思われたくないな…
はやくこの私の病気を治して友達たくさん作りたいな

ラピッドハウスにきて数ヶ月がたち
私はチノちゃん、シャロちゃん、リゼちゃん、チヤちゃん、マヤちゃん、メグちゃんとであった
みんなとても良い娘たちで私にはもったいないくらい
どうしてこんな私と仲良くしてくれるんだろ
気持ちを抑えないと……私は明るいムードメーカーの保登ココアなんだから……


ココア「お、おはよう、チノちゃん!」

チノ「おはようございます」

ココア「う、うん!なにかな」ニコッ…

チノ「朝ごはんはもうできてるので食べましょう」

ココア「あ、うん…ごめんね手伝えなくて……」

チノ「あ、いえ、大丈夫ですよ」

ココア(………はぁ………チノちゃん……完全に気を使ってる………私ホント駄目だね……3年も年上なのに……ホント嫌だ………)

チノ「?どうしました?」

ココア「あ、ううん、ごめんね」

ミス

ココア「う、うん!なにかな」ニコッ… ←これ無し

ココア.チノ「「いただきます」」

ココア(今思い返せば…実家にいたときはずっと一人でご飯食べてたんだよね……)

チノ「なにか考えことですか?」

ココア「あ、ううん!美味しいね!いつもありがとう!」

チノ「いいですよ、別に、料理、楽しいですし」

ココア「う、うん……」

チノ「それよりさっきなんであんなこと言ったんですか?」

ココア「へ?」

チノ「ごめんね手伝えなくて………だなんて、ここさんのセリフとは思えませんよ…」クスッ

ココア「あ、ごめん………」

チノ「別に謝る必要はないです」

ココア(どうしようなんて答えれば……)

ココア「い、いつも悪いなー!と思ってね!」

チノ「………それもココアさんらしくないんですけどね……」ボソッ…

ココア(うぅ……今日は全然眠れなかったから迂闊に変な発言しちゃう……)

チノ(今日のココアさんほんと元気ないですね……なにかあっあんでしょうか?)

ココア(学校行きたくないな…………めんどくさい……)

チノ「ココアさん、そろそろ学校のじかんです」

ココア「あ、うん…」

……分かれ道

ココア「それじゃあねまたねチノちゃん」

チノ「はい」

ココア「…………」

ココア「……………ハァハァ………」

ココア「チヤちゃん………チヤちゃん……」ハァハァ………

周りの人(あの娘…顔色悪いけど大丈夫かしら?…)

ココア(…一人は怖い………はやくチヤちゃんに会いたい……!……)

チヤ「あ、ココアちゃん」

ココア「ち、チヤちゃん!!」ダッ!

チヤ「うふふ、そんな急がなくてもいいのに」

ココア「…あ、うんごめんね!さぁ学校に行こう!」

チヤ「ええ」


教室

周り「でさー………えー……マジー?………」

アハハハハ…

ガラガラガラ…

ココア(ぅ………ぅるさい……………嫌だ……)

クラスの人「おーっす、ココアーチヤー」
クラスの人2「おはよー」

ココア「お、おはよー!」 チヤ「おはよぉー」 

嫌な学校の始まり…

体育の時間

先生「それじゃあペアを組んで体操してください」

ココア「あ……あ……ち、チヤちゃ………」
チヤ「ココアちゃーん、一緒にやろ?」

ココア「あ、うん!」

クラスの人たち「おまえらホント仲いいよなー」

ココア「あ…う、へ、へへーん、当たり前だよ!なんてったってチヤちゃんと私は親友なんだから!」

ココア(…親友だなんて………相手はそう思ってないかもしれないのに………勝手なこと言ってゴメンなさい…………)

チヤ「もちろんそうよ♪」

ココア(あ………チヤちゃん…チヤちゃんはホント優しいなぁ…)ぐすっ…

掃除の時間

ココア「チヤちゃん……」

チヤ「あれ?ココアちゃん?どうしたの?」

ココア「あ、えっと………」
ココア(どうしよう…)

チヤ「ココアちゃんは階段よね?」

ココア「あ、うん……」

チヤ「終わったら手伝いに行ってあげるわ♪」

ココア「あ、えっと…あ、ありがとう!」

チヤ「ふふ♪」


ココア(はぁ…はぁ………私……最低だ……これじゃあ手伝わせるために会いにいったみたいになってる……)

ココア「はやく……はやく掃除終わらせてチヤちゃんに迷惑かけないようにしないと……」

ココア「あっ!」

ガラガラガラガラ…バッシャーン←バケツの水が下に飛び散る

上級生「………………っ…」

ココア「あっ………あっ…………」ドクドク…

上級生「……」

ココア(ど、どうしよう、謝らなきゃ………!)

ココア「ハァ…ハァ………ご、ごめ…ごめ…ん……なさ
上級生2「おい!どうしてくれてんだよ!友達がびしょびしょになっちゃったじゃねーか!!!!」

ココア「ッッ!!!……ご、ごめ……」ジワッ…

上級生「こいつちょうびびってね?…」ボソッ…
上級生2「あぁ………w」

上級生2「おいwお前ちょっと面かせやw」

ココア(嫌だ…………嫌だ………助けて………助けて…………)ガタガタ…


ココア「…………!」ダッ…

上級生「あ、おい!!」
上級生2「チッ…逃げやがった……」
上級生「まあいいじゃんwあいつの顔覚えたしw」
上級生2「そうだなwwww」

ココア「ハァハァ………ハァハァ…………」

空き教室

ココア「うぐっ……ひぐっ………ぁぁぁぁあ……」ポロポロ…

ココア「もう、やだぁ………えぐっ………グスッ…」ポロポロ…

ココア「お姉ちゃん…お姉ちゃん…………」ポロポロ…

その頃教室では……

チヤ「掃除終わったと同時に呼び出しくらっちゃってココアちゃんのところに行けなかったわ……ていうよりもココアちゃんまだ戻ってこないわね…どうしたのかしら」

ガラガラガラ…!

先生「おい!保登はどこだ!」

チヤ「え?ココアちゃんがどうしたんですか?」

先生「あいつ掃除用具だしっぱでサボりやがって…それに廊下もびしょびしょにしたままなんだ」

チヤ「えぇ!?!?ほ、ほんとうなんですか?」

先生「ああ」

チヤ「ココアちゃん………どうしたのかしら………」

ココア「…………帰ろう…」



ココア「あ………かばん忘れた…………でももう授業中だよね………あはは………」

ココア「……私……どうしてこんなにだめなんだろ………なんでこんなにドジなんだろ……」

ココア(なんで私ってこんなグズなんだろ………他人の迷惑しかかけてない…生きててもしょうがない、そうだ、だから家族は…私を家から追い出してこんなところに置いていったんだ 誰からも必要とされていないんだ、私は…死n
シャロ「あれ?ココアー!」

ココア(ッッ!?)ビグッ!!!………

ココア「あ………あ…しゃ、シャロちゃん……!?」

シャロ「珍しいわね、こんな時間に会えるなんて 学校はもう終わり?」

ココア「え、、あ、、う、うん!そうなんだぁ」

シャロ「………ココア?あんた泣いてたの?」

ココア「ぁ…ぇ?……な、泣いてなんかないよ?…!」

シャロ「そんなバレバレな嘘ついても簡単にわかるわよ…」

ココア「ぁ…ぅ、ぅ……」ジワッ…

シャロ「い、いったいどうしたの?」

ココア「な、なんでもないよ…………」

シャロ「な、なんでもないことないでしょ!いいから話しなさいよ!ココアが泣くなんて普通じゃないもの!」

ココア(シャロちゃん…とても良い友達だな…みんな優しい…だからシャロちゃんに迷惑かけたくない…)

ココア「ごめんね、なんでもないから!大丈夫だよ!」

シャロ(…はぁ……全然話してくれない……仕方ないわ…)

シャロ「ちょっと付いてきなさい」

ココア「え…?」

公園

シャロ「はい、これ」つホットココア

ココア「え…?これ…私に?……」

シャロ「そうよ、あついから気をつけなさいよ」

ココア「う、うん……あ、ありがとう……」

ココア「……」ゴクゴク…

ココア「あはは、美味しい」ニコッ

シャロ「そ、そう?良かったわね…!」

ココア「その…ごめんね?迷惑かけて……本当のことも話せなくて……ごめんね…」

シャロ「……ココアらしくないわね、もういいから遊んで忘れましょうよ!私これから暇だから」

ココア「う、うん!」

シャロと夜まで遊んだ…

シャロ「それじゃ、またねココア」

ココア「あ、うん……」シュン…

シャロ「も、もう!遊び足りないのはわかるけどもう夜だしチノちゃん心配しちゃうから!ね!?」

ココア「うん……ごめんね…!またね!」グスッ…

シャロ「ぁ…ちょ…まちなs…」

ココア「っ……」ダッ…

シャロ「……」

シャロ(今日一日遊んでわかったけど…ココア………あの娘……なにかとても深い闇を抱えてる気がするわ……遊んでる最中はいつもと変わらなかったけど…さっきだって…やはり、帰宅してたとき泣いてたことを聞くべきだったかしら?……心配だわ………追いかけようかしら…)


ココア(久しぶりだったなぁ……こんなに楽しかったの……シャロちゃん…優しかったなぁ………お姉ちゃんみたいだった………えへへ……おかしいな…私と同い年なのにね……明日も遊ぶ約束しちゃったけど……迷惑だったかな……シャロちゃん忙しいのに……バイトも掛け持ちしてるし……やっぱ断ろ……迷惑だもんね……きっと…)

ドンッ!

ココア「ぁっ……」ドサッ

上級生1「イテッ!おぉい!前見てあるけや!」

ココア「ぁ……ぁ…………ご、ごめんなs
上級生2「あ、こいつ…!私らに水かけて誤りもせず逃げたやつだ!」

ココア「ひっ…ぁ…………ご、ごめ…な……ぃ…」
上級生1「……こいつめっちゃビビってるしw……あ、良いこと思いついた…wなぁ??w」
上級生2「あぁw…いいね…」

一方その頃

チヤ「あれ?シャロちゃん?どこかお出かけ?こんな夜に」

シャロ「ちょ、ちょっと夜遅いしココアをラピッドハウスまで送ってくる!」

チヤ「え?!ちょ、ちょっとまって!?ココアちゃんさっきまでいたの?」

シャロ「え、ええ…」

チヤ「シャロちゃん…………………………」
シャロ「な、なによ…」

チヤ「どうして……どうして…………どうして私も誘ってくれなかったの!?私もココアちゃんと遊びたかったのに!」

シャロ「はぁ?知らないわよそんなの、それより今急いでるからあとで聞くから!」

チヤ「あ、ちょっとまって、これ!」つカバン

シャロ「カバン?ココアの?」

チヤ「ええ、学校に置き忘れて早退したらしくて……しかも先生にも言わずに黙って…」

シャロ「は?ど、どういうことよ!」

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