【FE】エクラのバスタイム【安価】 (83)

エクラ「ふぃー、やっぱり温泉は心も体も癒されるわー」

エクラ「お?あれは・・・>>2

エクラ(♂)が温泉で英雄達とグダグダするだけのSS

前作です【FE】囚われのカゲロウ - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1580893237/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585353199

失せろ乱立作者

>>4でお願いします

アルフォンス

エクラは男だけど女性キャラもあり?

>>4 混浴なので(タップバトル参照)ありですよー

アルフォンス「君も入っていたのか。失礼するよ」

エクラ「アルフォンスお疲れー。城に新しく作った温泉、皆喜んでるよ」

アルフォンス「異界から呼び出して戦いに協力してもらっているからね・・・これくらいの配慮は当然だ」

ザパァ
アルフォンス「んぁあぁーーー・・・」フゥー

エクラ「お年寄りかな?」

アルフォンス「や、やめてくれエクラ。シャロンにもジジくさいって言われてるんだから・・・」

アルフォンス「ともかく明日は休みを取ることにしたし、ゆっくり読書でもしようかな・・・」

エクラ「え、本読むの!?ここで?」

アルフォンス「防水魔法がかけられているから大丈夫さ」

エクラ「いやそれも気になったけど」

アルフォンス「僕は一人でのんびり読むのが好きなんだけどね・・・」


ファたそ『アルフォンスお兄ちゃん、なんの本よんでるの~?』

カナス『あ!僕もその本興味があったんですよ!古代魔道の発達と文化形態の相関がうんたらかんたら』

セルジュ『こらミネルヴァちゃん!人の本食べちゃいけません!』


アルフォンス「大所帯の辛さと言うべきか・・・」

エクラ「な、なんかゴメンな?たくさん呼んじゃって」

エクラ「で、今は何の本読んでるんだ?」

アルフォンス「パオラに借りたものなんだけど」スッ

『地政学的見地から考察するペガサスの分布と社会体制』

エクラ「・・・へ、へぇ」

アルフォンス「簡単に説明すると」

アルフォンス「ペガサスナイトを輩出する国はマケドニアにシレジア、イリアのような荒涼とした、あるいは降雪量の多いところが多いだろう?そうした地理的条件がペガサスを中心とした騎士団の創設に繋がったというのが一般的な見解なんだけど」

アルフォンス「この本は人間の戦略以前にペガサスの生態が軍事を始めとする社会の成り立ちの基盤となってきたという仮説を提唱していて・・・」


アルフォンス「・・・というわけなんだ、エクラ」

エクラ「zzz」ブクブク

アルフォンス「!?エクラ、温泉で寝ては危険だ!」ザパァ

エクラ「ぷはぁ。スリープかけるのやめろよな」

エクラ「でもなんか安心したわ。アルフォンスも休んだり、好きなことやる時間はちゃんと作ってるんだな」

アルフォンス「うん。忙しい時はどうしても空き時間を充てたくなるけど・・・」

アルフォンス「それで倒れて迷惑をかけたら本末転倒だし、皆を心配させるのも忍びないからね」

アルフォンス「休むのも任務のうち・・・というのかな」

エクラ「そうそう!苦労しそうな時は俺たちを頼ってくれよな」

アルフォンス「・・・ありがとう、エクラ」

アルフォンス「じゃあ早速頼みたいことがあるんだ」

エクラ「うん!なになに?」

アルフォンス「最近懐に余裕ができたんで本を買い漁ってたら・・・片付けられなくなってしまってね」

アルフォンス「・・・ベッドが7割侵食されている」

エクラ「!?何故もっと早く・・・」

アルフォンス「壁と本に挟まれて寝返りも打てないのはもうたくさんだ・・・エクラ!頼む!」

エクラ「・・・フローラも連れて行こう・・・」


こうして風呂から上がった2人は本の山を崩しにかかり、
アルフォンスのベッドは本来の広さを取り戻したのであった。


エクラ「ふう~~~・・・やっぱり温泉はいいねぇ~」

>>11次に来たのは誰?

ギムレー(♀)

「ふん。ここが虫けらどもの湯浴み場ですか・・・」

エクラ「ん・・・!?この禍々しい気配は・・・」

ギムレー♀「我はギムレー・・・破滅と絶望を司る至高の邪竜」

ギムレー♀「何をしているのです?跪いて我が威容を讃えるのですよ」


エクラ「(ぜ、全裸で仁王立ちしてそんな魔王ムーブされても・・・)」

エクラ「(邪気のモヤモヤがいい感じに大事なところ隠してるな。安心なような残念なような)」

ギムレー♀「しかしぬるい水たまりですね・・・こんなものを有り難がる人間はどれだけ脆弱な身体をしてるんですか」

ギムレー♀「いっそ入っただけで炭になるほど熱くしてあげましょうか」

ギムレー♀「スルトごときには及びようもない灼熱・・・煉獄にね」

エクラ「おい、ここは皆の温泉だぞ!勝手なことは・・・」

グワァッッ!!

エクラ「!?棘が」

ギムレー♀「許しを得ずに近づくことは許しません。欲に溺れやすい人間が何をするか知れたものではありませんから」

ギムレー♀「まあ、私も人間ごときを叩き潰すのはわけないですが、なにぶん面倒なので・・・無用な諍いを起こすつもりはありませんよ」

エクラ「それならいいけど・・・」

エクラ「・・・ところで、どうして温泉に?」

ギムレー♀「ふふふ・・・私のことが気になるのですね」

エクラ「いや、そこまd」

ギムレー♀「仕方ありませんね!その小さな頭に教えて差し上げましょう」

エクラ「話したがり・・・」ボソ

ギムレー♀「最近、疲れのたまる戦闘が多いので・・・その疲れを癒しにきたというわけです」

エクラ「戦闘・・・?いつもご飯食べてダラダラしながら威張ってるところしか見てないけど・・・」

ギムレー♀「知っての通り、私が力を解放した真の姿は、大陸に匹敵する雄大な体?を誇ります」

エクラ「(あ、無視した)」

ギムレー♀「その姿で大空を遊泳するのが私の華麗なる趣味なのですが・・・」

エクラ「・・・は?待って?飛んでる?」

エクラ「竜の姿で?」

ギムレー♀「はい。矮小な人間どもの巣を覆いながら飛び、私の偉大さを知らしめるためにね」

エクラ「大騒ぎになるだろ!」

ギムレー♀「無視するようでしたら雷でも落とすところですよ」

ギムレー♀「そして人が気持ちよく空を飛んでいるところに・・・」

ギムレー♀「どこからか人間どもがやってきて戦場にするんですよ!下品に駆けずり回って!背中が痒いやらで心底不快極まります」

エクラ「あ、あれ、モノホンのギムレーの背中だったの!?」

https://livedoor.sp.blogimg.jp/gruntz21-feherose/imgs/d/0/d058b010.png

ギムレー♀「そうです!風が心地よいだの、空気が薄くて鍛錬に最適だの勝手なことばかり宣って・・・!」

ギムレー♀「あなたでも王子でも誰でも構いませんが、金輪際やめるように申し付けてください!」

ギムレー♀「いいですね!」

エクラ「その姿で飛ぶのやめればいいんじゃ・・・」


ギムレー♀編終了

エクラ「はへぇ~・・・温泉は疲れが取れる・・・」

>>18誰が来た?

今日はこれでお終いです

サザとミカヤ
複数が無理ならサザのみで

ミカヤ「あら、エクラ。今日も任務お疲れ様」

エクラ「あっ!ミカヤ・・・そちらk」

ザザ「俺もいるぞ」サッ

エクラ「あ、サザも。今日は2人で温泉に入りに来たんだね」

サザ「ああ、まあな」ズイッ


エクラ「・・・えっと」

ミカヤ「サザ?警戒しすぎよ」

サザ「エクラについては"間違い"が起こるまいと信じてはいるが・・・なにぶん習慣になっていてな。体が勝手に動く」

サザ「気分を害したならすまない」

ミカヤ「もう・・・ごめんなさいね?エクラ。離れ離れになったこともあるから、過保護なの」

エクラ「あはは・・・いや、大丈夫。それにしても、姉弟で仲がいいんだな」

ミカヤ「そうなのよ♪サザが小さい頃は今日みたいに一緒に水浴びしたり・・・」

サザ「あっ!?おいミカヤ!」

ミカヤ「さっきみたいなのはその頃からかしら」

エクラ「へぇ~」ニヤニヤ

ミカヤ「『裸でもミカヤは俺が守る!』って・・・かわいかったわ」フフッ

サザ「・・・///」ブクブク

ミカヤ「・・・そうだサザ。あの特訓はどうなったの?」

エクラ「特訓?」

サザ「それは・・・」

ミカヤ「いえね、昔サザは水の中で息を止めたり、目を開けたりするのができなかったんだけど」

ミカヤ「それだと水の中の敵に負けちゃうかも、って言ったら・・・」

サザ(小)『じゃあ特訓する!』

ミカヤ「それから毎日桶に顔を突っ込んでたわよね」

サザ「あれは・・・まあ、子供の強がりだよ。今は大人になったし、それぐらい余裕だ」

エクラ「じゃあ試してみない?」

サザ「何?」

エクラ「水中でどれだけ長く息を止められるか、競争してみようよ」

ミカヤ「あら、いいわね!じゃあ私が審判をするから」

サザ「密偵の俺に勝てるわけもないだろうが・・・まあいい。暇潰しにはなるだろう」


ミカヤ「2人ともいいわね?それじゃよーい・・・」

ミカヤ「始め!」

ザッパァァァァァン

サザ「・・・」プクプクプクプク

エクラ「・・・」

ミカヤ「・・・」

サザ「・・・」プクプクプクプク

エクラ「・・・」

ミカヤ「・・・」

サザ「・・・」プクプクプクプク

エクラ「・・・」

ミカヤ「・・・」


バシャァァァァァァン!!

サザ「おいっっ!」

サザ「お前から持ちかけておいて俺だけ潜らせるとはどういうことだ!?」

エクラ「ははは、バレちゃった」

サザ「当たり前だ!こんな透明な湯の中で顔が見えないんだからな!」

ミカヤ「うふふっ。ちょっとからかいすぎたかしら」

サザ「ミカヤ、あのなあ・・・」


ミカヤ「でも、ちゃんとお湯の中を見ていたわね」

サザ「?」

ミカヤ「目を開けていても、平気なんでしょう?」

ミカヤ「特訓、ちゃんと実っていたわね。サザ」

サザ「・・・」

ミカヤ「何だか不思議だわ。互いに背を預けて、何度も死線をくぐり抜けてきたというのに」

ミカヤ「日常のなんでもないことであなたの成長を実感するなんて・・・」

サザ「・・・俺を温泉に誘ってよかった、か?」

ミカヤ「あら?どうして分かったの?」

サザ「俺も一応似たような気持ちだから・・・」

ミカヤ「・・・ふふ、そう」

サザ「あぁでも、温泉で必要以上にベタベタしたり、小さい頃の話をするのはやめてくれ」

サザ「口が軽いやつに見聞きされたら面倒なことになるからな」

ミカヤ「そうね・・・サザも大人になったって改めて分かったし、接し方も少しずつ変えていかなくちゃ」

ミカヤ「エクラはどう・・・あら?いない」

サザ「(あいつ、余計な気を回したな・・・)」


脱衣所

エクラ「~♪~♪~♪」

サザミカヤ編終了

エクラ「さて、体が暖かいうちに寝るとするか!」

エクラ「明日も温泉に浸かるとしよう・・・」

>>26明日は誰に会う?

複数人、大陸を超えた組み合わせでもOKです

おっといけない
>>28でお願いします

またやらかした・・・
次に書き込んでくれた人のキャラにします

エクラ「今日は趣向を変えて朝風呂にしようかなー・・・」

ザッッ


「待たれよ」

エクラ「カ、カゲロウ!?」

カゲロウ「いかにも。単刀直入に申し上げるが、城の近辺に不審な影がいくつか見えた」

エクラ「・・・敵かな」

カゲロウ「恐らく。今1人で入るのは危険かもしれぬ」

エクラ「そ、そっか・・・じゃあ片付くまで待って」

カゲロウ「私が護衛を承ろう」


エクラ「・・・へっ?」

カポーーーーン


カゲロウ「・・・ふぅ・・・」チャプ

エクラ「(スタイル抜群のくノ一と混浴なんて・・・)」

エクラ「(時代小説にありがちなシチュエーションだな・・・)」

カゲロウ「んんっ・・・」タユン

エクラ「(小説なら大抵この後は・・・)」ゴクッ


カゲロウ「エクラ」

エクラ「わっ!な、何?」

カゲロウ「今の私は影のようなもの。あまり気にせず羽を伸ばすがいい」

エクラ「(気にするなって言われても・・・)」


カゲロウ「んん~っ・・・」ユサッ

ボイイ~~~~~ンン?


エクラ「(これが気にならない男とかいないって!!)」

エクラ「(ま、まずい。俺のブレイザブリクが召喚態勢に・・・)」

カゲロウ「エクラ?大丈夫か」

エクラ「う、うんうん!大丈夫」

カゲロウ「特に困ったことは・・・」

エクラ「全然全然!」

カゲロウ「私の身体はどう思う?」

エクラ「そりゃあもうスゴい・・・」


エクラ「はっ?」

カゲロウ「そうか。自惚れというものかもしれんが、人に見せて恥ずかしくない身体だとは思っている」ザパン

エクラ「なっ、待っ・・・!」

カゲロウ「アスク王国に来てから世話になってきているからな。これで礼になるというのであれば・・・」シュルシュル

エクラ「(ち、近づいてくる!)」


スル・・・スル・・・

パサァッ


カゲロウ「好きに、してくれ・・・」プルンッ

エクラ「!?!?!?!?!?」

エクラ「なに、なに・・・なにをする気だよ!?」

カゲロウ「案じることはない。少し肌を重ねるだけだ」

エクラ「ななななな・・・」

カゲロウ「エクラ・・・」抱きっ

ムニュッ

エクラ「(や、柔らかッッッ!)」

カゲロウ「耳を貸せ。話したいことがたくさんある」ニュウウウウッ

エクラ「(こすれてる!こすれてるって!)」

カゲロウ「はぁ・・・エクラ・・・」ムギュッッ!

エクラ「~~~~~っっ!!」


カゲロウ「10の間顔を伏せていろ」

エクラ「!」

カゲロウ「前に2人、後ろに3人。大した使い手ではないらしい」

カゲロウ「出入り口に写し身を向かわせて気を逸らしたうちに仕留めてこよう」

エクラ「でも、裸だよ?」

カゲロウ「武器はあちらから頂戴する・・・よし、今だ!」


ザパァァァァァァン!


エクラ「・・・!・・・!」

ビュウウッ ガン、ギンッ! ブゥンッ!
ザン! ズバァァッ!!

シーーーン・・・


カゲロウ「・・・これで安心だ。もう顔を出していいぞ」

エクラ「お、お疲れ様。カゲロウ」

カゲロウ「刺客が狙うのはエクラか王族・・・湯に入れて警護が薄くなれば、そちらに敵の目が向くかと思ってな」

カゲロウ「囮にしたようで、申し訳ない」

エクラ「そ、それは構わないんだけど・・・」

カゲロウ「それから・・・先程の"あれ"は丸腰だと敵に油断させるためのものだ。突然すまなかったな」

エクラ「い、いや・・・むしろ大歓迎です。はい」

カゲロウ「私は敵の残党などいないか、少し周りを確認してくる。ここは大丈夫だとは思うが、念のため注意を頼む」

エクラ「うん。カゲロウも気をつけて・・・」


カポーーーーン

エクラ「・・・」

ムニュウウウウウッ!

エクラ「・・・また、刺客来ないかな・・・」


カゲロウ編終了

エクラ「昼の仕事もひと段落ついたし、温泉で汗を流すかな・・・」

>>39誰がいる?

ファたそ

エクラ「ん?なんだあれ」

「きゃっきゃっ」ビシャビシャ

エクラ「真っ黒な竜が遊んでる・・・?」

「あ!エクラお兄ちゃんだ!」ズンズン


エクラ「その声、もしかしてファ!?」

ファ「うん!ファはね、ここでドロドロ遊びしてたんだよ」

エクラ「泥でこんなに真っ黒になったのか・・・」

ファ「流しに行こうっと」ポテポテ

エクラ「あ!待って!」

ファ「?」

エクラ「そこは皆が入るお湯なんだ。ドロドロにしちゃうと皆困っちゃうよ」

ファ「そっかー」

エクラ「あっちで泥を落としてから入ろうね」

ファ「うん!」ペタペタ


エクラ「お待たせ!体を洗う道具取ってきたよ」バタバタ

ファ「わぁ!そのキラキラしたの何?」

エクラ「これはアクアに貸してもらったんだ。水がたくさん出てくるんだよ・・・よし、目瞑っててね」

ズオオオオブシャァァァァァァァァ

ファ「きゃあーっ!」ニコニコ

エクラ「それじゃ、洗うよー!」つブラシ

ゴッシゴッシゴッシゴッシゴッシ

ファ「えへへっ、くすぐったいー!」クスクス

エクラ「翼のあたりはよく動かすから念入りにね」ゴシゴシ

エクラ「(しかしそれにしても・・・)」

ファ「~♪~♪」ペタァーン

エクラ「(ファって意外と細いんだな・・・なんだか濡れたフェーみたいだ)」フフッ


エクラ「よし!綺麗になったしお湯に浸かろうか!」

ファ「やったーーー!」

バサァッッ!

エクラ「と、通り雨!?」

ファ「あったか~」ファー

ザッパァァァァァァァァァン・・・

ファ「いっぱい流れちゃった・・・」

エクラ「はは、あそこからたくさん出てるから大丈夫だよ」

ファ「ライオンがお湯出してる!」

エクラ「汲み上げた地下水を綺麗にして、流す仕掛けがその中にあるんだ」

ファ「ここね。仕掛けといっても、特に何も・・・」


エクラ「・・・?」

ファ「ごろごろ~ん」バシャバシャ

エクラ「気のせいか・・・」

ファ「あったかくて・・・眠たくなってきちゃった~」ファ~

エクラ「それじゃあ上がろうか。冷たいジュース一緒に飲もう」

ファ「わーい!ジュース!」パシャパシャ


アクア「あれは・・・エクラにファね。後で宝具を・・・」

エクラ「しっかり乾かしたからね。これでお昼寝風邪ひかないよ」

ファ「エクラお兄ちゃんありがとう!」

フワフワフワフワモコモコオッ!

アクア「!!!???」

エクラ「乾かすとすごいことになったな~」

ファ「ファ、たんぽぽみたい~」フワフワ

エクラ「おやすみ、ファ。見回りの人も呼んでくるからね」

ファ「おやすみ~」


ファ「zzz・・・」

アクア「・・・」コソコソ

ファ「zzz」モフッモフッ

アクア「・・・」


ガバァッ!


アクア「・・・///」モフモフモフモフモフモフモフモフ

アクア「//////」フワフワフワフワフワフワ

ファ「~♪」スヤスヤ


ファ編終了

エクラ「今日もひとっ風呂浴びるとするかな~」

>>47誰がいた?

投稿遅くて申し訳ありません

ラズワルドとピエリ

エクラ「あー、汗かいた。さっさと洗い流そうっと」

ザザザザザザザザァ・・・

エクラ「ん・・・うわっ!なんだこのお湯!」

エクラ「せ、石油か!?炎魔法の使い手が入らないように・・・」


「早く頭洗うのよ!いーっぱい汗かいちゃったの!」

「や、やっぱり僕帰るよ・・・」

「やーなの!洗ってくれなきゃヤダー!」


エクラ「この声は・・・」

ピエリ「あーっ!エクラなの!」

ラズワルド「あっ、エクラ!?これは、これはその・・・」

エクラ「・・・」

エクラ「・・・ど、どうぞごゆっくり」

ラズワルド「エクラ!違う!違うんだってばー!」


エクラ「・・・成る程ね。剣術の試合で勝った方が負けた方に好きなことを命令できると」

ラズワルド「そしたら一緒に温泉に入れなんて言うものだから・・・どうしたものかと」

ピエリ「どうするも何も、ピエリもラズワルドも、それからエクラもこの温泉に集まってるのよ!もう逃げられないの!」

ピエリ「ピエリとお風呂に入るまで終わらないのー!」

エクラ「(あの黒いお湯はピエリの染料だったのか。しかし・・・)」

エクラ「(メイクが落ちると顔の印象結構変わるな。実年齢より幼く見えるぞ)」

ピエリ「ピエリ体は自分で洗えるの!髪の毛やってー!」

ラズワルド「エ、エクラ頼むよ!後生だから・・・」

エクラ「やれやれ・・・分かった。俺も手伝うよ」


エクラ「ピエリ毛量すごいね。まるで滝みたいだ」

ピエリ「優しく洗ってくれなきゃヤダ。この櫛を使うのよ!」つイイやつ

ラズワルド「すごく高そうな櫛・・・それじゃあ洗うよ!目に染みないように気をつけてね」

ピエリ「はーい!ぎゅーっ・・・」ギュー

ピエリ「~♪~♪」

エクラ「ピエリはいつも誰かと一緒に風呂に入るのか?」

ピエリ「ピエリは大人のレディーだから1人で入れるの!でもピエリは髪が多いから、頭を洗っている時背中が気になるの・・・」

エクラ「あー、よくあるよね。そんなの」

ピエリ「怖くなって桶を投げつけて、壁に穴を空けるのも?」

エクラ「それはない」


エクラ「(大丈夫大丈夫。小さい女の子をお風呂に入れてると思えばいいんだから)」ヒソヒソ

ラズワルド「(女の子ったって・・・)」ヒソヒソ

ピエリ「きゃっ!くすぐったいの!」プリンプリン

ラズワルド「(これは小さい子の体じゃないでしょ!)」

エクラ「・・・」

ザパーーーーン!

ピエリ「わぁーーい!」バシャバシャ

ラズワルド「温泉で泳いじゃダメだよー・・・」


エクラ「でもさピエリ、どうしてラズワルドを温泉に誘ったりしたんだ?」

ピエリ「・・・ピエリはいつもお化粧してるでしょ?」

ラズワルド「うん」

ピエリ「それでね、すっぴんを皆に見せるの恥ずかしいから、いつもお風呂には1人で入ってたの。でもピエリは髪が多くて不便だし・・・」

ピエリ「だからラズワルドに一緒に入ってもらいたかったの!」

エクラ「つまり・・・ラズワルドならすっぴん見られてもいいってこと?」

ピエリ「うん!」

ラズワルド「いや。・・・いやいやいやいや、ピエリは恥ずかしくないかもだけど、僕はとてつもなく恥ずかしいからね!?」

エクラ「まぁまぁ、すっぴん見せるほど信頼されてるってことじゃない」

ラズワルド「見えるのはすっぴんだけじゃないでしょ!」

ピエリ「ラズワルドへんた~い。でも安心するのよ。経験を重ねれば慣れるの」

ラズワルド「経験・・・?まさか次も・・・?」

ピエリ「もちろんなの!試合でピエリが勝つたびに一緒にお風呂なの!」

ピエリ「ピエリと一緒にお風呂入ってるラズワルド、もう他の女の子とはお話しできないのよ!」

ラズワルド「!!」

ラズワルド「そ、それは困る!断じて困る!」

ピエリ「嫌ならラズワルドも強くなればいいの!試合でも手抜いててつまんな~い」ブー

エクラ「(ん?もしかしてそのために・・・)」

ラズワルド「だ、だってたくさんの人が見てる前でなんて・・・(僕の剣技を母さんに見られたりしたら・・・)」

ピエリ「それならラズワルドは一生ピエリのお風呂係なの!」

ピエリ「ラズワルドが強くなったらピエリも対抗して強くなって、結局ラズワルドは一生ピエリのお風呂係なのよ!」

ラズワルド「僕はお風呂係じゃないのに~~~!」

エクラ「(・・・こんなに計算高い娘だったとは・・・)」

ピエリ「楽しみなの~♪」


ラズワルド&ピエリ編 終了

エクラ「久しぶりの風呂だな・・・」

>>56誰がいる?

仕事忙しい&内容考えるので更新遅めです。申し訳ありません

オルティナ

エクラ「・・・」ガリガリガリガリガリ

エクラ「今日は作業多いな・・・」ガリガリガリガ

ジュルジュ

エクラ「あっミスった。やり直しだ・・・」

エクラ「・・・」ガリガリガリガリ

ジュルジュ

エクラ「あ」

エクラ「あ゛ーもう!馬鹿か俺は!」ダーン!


エクラ「・・・」

エクラ「急がば回れだ。風呂に入って頭を切り替えるか・・・」

カポーーーン

エクラ「・・・」フゥーッ

エクラ「落ち着くな・・・少しずつ冷静になってきた気がする」

エクラ「焦ってもさっきみたいにミスを連発するだけだ。今後も定期的に休憩を・・・」


~~~♪~~~♪~~~♪


エクラ「?なんだ、この歌・・・向こうからだ」ザバ


オルティナ「・・・」

エクラ「あれはオルティナ。一体何を」

エクラ「おーい!オルティナ、何をしているんだ?」

オルティナ「!あなたは召喚士の・・・エクラ。湯浴みの邪魔をしてしまいましたか?」

エクラ「いや、こっちこそ急に話しかけてすまない。・・・ん?その剣はもしかして」

オルティナ「はい。女神より賜りし二振りの神剣・・・ラグネルとエタルドです」

エクラ「噂通りすごい剣だ。それに刀身も輝いてる」

オルティナ「はい。しかしこの剣は多くの修羅場をくぐり抜け、夥しい"負の気"を帯びているのです。それを祓うための儀式を行います」

エクラ「温泉で・・・?」

オルティナ「ここが一番適しているのです。では・・・」

オルティナ「~~♪~~♪~~♪」

フォォォ・・・ン ?

エクラ「(二振りの神剣がオルティナの周りで浮遊している・・・)」

ゴォォォォ・・・バシャァァァァァァン

エクラ「(温泉のお湯が、刀身を包み込んでいく!まるで剣がお湯を吸い上げているかのようだ・・・!)」

オルティナ「~~~~~♪~~~~~♪」

パァァァァン・・・キラキラキラキラ ?

エクラ「!!」

オルティナ「・・・これにて完了です」

パァァァァ・・・

エクラ「すごい輝きだ・・・まるで生み出されてすぐの時に戻ったような。しかし、どこかさっきよりも・・・優しく?感じる」

オルティナ「はい。この温泉の力を纏いましたから」

エクラ「温泉の力・・・そういえば、この儀式は温泉だからこそだと言っていたね」

オルティナ「順を追ってお教えしましょう」


オルティナ「"負の気"が強すぎればよからぬ事が生けるものの身に起こります。しかし、それを無理に取り除こうとすれば逆効果となり、より深刻な負の気を呼ぶことになるのです」

オルティナ「なので、負の気を頭ごなしに否定するのではなく、解きほぐすことのできる力が必要・・・」

エクラ「それが温泉、ってことか。・・・うん、確かにお湯に浸かるとリフレッシュできて、冷静な判断ができるようになるよね」

オルティナ「それだけではありません。耳を澄ませてください」

シグルーン『さぁ、それでは次は御髪を洗わせていただきますね・・・』

サナキ『構わぬ。この歳ともなれば、自らの頭ぐらい一人で洗えるぞ』

タニス『ただし、目が痛くならぬための道具はお取りにならない、と』

サナキ『わ、悪いか!?』カァァッ


エクラ「そういえばサナキはオルティナの遠い子孫だったね」

オルティナ「はい。皇帝として重圧も苦しかろうあの娘が・・・身分で隔てられているはずの家臣たちと、仲睦まじく」

オルティナ「このような景色を見る度に、私が見出した温泉の力はやはり尊いものだと思うのです」

カポーーーン・・・

エクラ「・・・」

エクラ「温泉の力、かぁ」

エクラ「思えばこの温泉で会ってきた皆って、王子様とか英雄だとか、あまり縁のない立場の人たちばかりだ」

エクラ「それでも一度温泉に浸かってしまえば、そんな違いがまるでなくなってしまうかのようにすら思ってしまう・・・」

エクラ「そして彼らの業にいたるまで・・・」


エクラ「・・・やっぱ温泉ってすごいな」


オルティナ編 終了

エクラ「ひとっ風呂浴びてから寝るかな・・・」

>>65誰がいた?

ロイ

エクラ「ふ~~今日も仕事の疲れを・・・お?」


エクラ「何か新しい建物できてるな・・・蒸風呂?」

エクラ「あっ!サウナか!へぇ、サウナできたのか・・・」

エクラ「サウナってほとんど入ったことないけど・・・折角の機会だし、入ってみるか!」


ムワァ~~~


エクラ「うお、入っただけで汗が滲んでくる」

エクラ「あれ?あそこにいるのは・・・」

ロイ「やぁ、エクラ。君も蒸風呂に?」

エクラ「ロイじゃないか!まさかサウナで会うとは」

ロイ「エクラもこっちにおいでよ。温泉とはまた違った気分転換になるから」


ムワワワワワワ~・・・


エクラ「ふぅーっ、ふぅー・・・」ダラダラ

ロイ「ここに水もあるから。あまり一気に飲んではいけないよ」

ロイ「体温の急変は蒸風呂で一番危険だからね」

エクラ「ありがと・・・ロイはかなり慣れてるみたいだ」

ロイ「ちょっと興味が沸いて入ってみたら、とても気持ちが良くてね。気分を切り替えたい時はここに来るんだ」

エクラ「それにしても、ふぅ・・・ロイは・・・全然平気みたいだね」

エクラ「俺は、まだまだ慣れないけど・・・」

ロイ「そうだね。僕としても、自分は熱さに強い方だと思うな」

エクラ「封印の剣は炎が出るから?」

ロイ「それもあるけど・・・むしろデュランダルの方ではないかな」

ロイ「僕は元の世界で神将器を集めていて、その最初がデュランダルだったんだけど、地下の溶岩地帯に安置されていたんだ」

ロイ「まだ戦力も小さかっただけに印象に残ったし、こちらの世界でもデュランダルを見ることも多いから・・・その感覚が蒸風呂と馴染むんだと思うよ」

エクラ「なるほどね・・・」

エクラ「こっちに来てくれる皆も、暑いのにすぐ慣れてくれると楽なんだがなー」

ロイ「そうだね、アスクに召喚される中には暑さが苦手な人も多いようだし」

エクラ「俺のいた所は季節の差とか結構激しくて、それが当たり前だと思って慣れてたんだけど」

エクラ「そうじゃない人の方が多いのかもなぁ。夏が来ないとか、年中雪降ってるとか、陽がほとんど射さないとかさ」

エクラ「宿舎でも誰をどの部屋に割り振るかで結構悩むんだ・・・」


エクラ「はっ!いけないいけない。今はリフレッシュ中なんだから」

ロイ「身体は温めても、頭は冷やさないとね」

エクラ「そういえば、いつの間にか熱気が苦しくなくなってきたよ。ロイと話をしているおかげかな」

ロイ「それが不思議なんだよ。誰かと楽しく話している時はこの熱さも苦しくないし、むしろ丁度よく感じるみたいなんだ」

エクラ「そうか・・・サウナってそんなに長く入れないだろうと思ってたけど」

エクラ「一人でじっと耐え忍ぶ求道者みたいな先入観があったからなんだな」

ロイ「実際、仲間や友人と一緒に入っている人が多いよ。この間は若い父上とヘクトル様がいたり」

エクラ「サウナでも勝負してるんだな。はは」

ロイ「白鷺の王子が倒れかけて鷹と鴉の王が助け起こしてたりとか」

エクラ「無茶しちゃダメだって・・・」

ロイ「あとは、シグルド公子とアーダンが修行がどうとか言ってたな」

エクラ「メティオは修行でどうにかなるの・・・?」

ザパ・・・(水風呂)

エクラ「・・・整ったーーーーー!」

※整う・・・サウナによる身体の爽快感を表す用語

エクラ「サウナって気持ちいいな!これから機会があればもっと入ることにしよう」

ロイ「僕もそうしてくれると嬉しいな。サウナで話をする相手が増えるのは嬉しいし」

エクラ「そうだな。そのうちサウナ同好会とか集めてみるか!」


エクラ「ところで・・・」

エクラ「ここのサウナの熱って、どこから来てるんだ?」

ロイ「実は、僕も少し気になっていたんだ。地図などを見ても火山脈なんかは特に確認できないし・・・」

ロイ「何かしらの熱源があるのかな?」


~アスク王国 地下~


「グルルルル・・・」

「グオオオオオオオッ」

ボオァァァァァ・・・

ニニアン「皆、お疲れ様。そろそろ休憩の時間よ」

火竜「グルッ」ボシュウ

ニルス「よかったね、ニニアン!皆ここにも慣れてくれたみたいだよ」

ニニアン「ええ。ここに迷い込んで来てしまった時はどうなるかと思ったけど、役に立てて彼らも嬉しいみたい」

火竜「ガフ~」ファー

ニルス「そのうちアルフォンス王子達以外にも紹介してあげたいけど・・・大丈夫かな?」

ニニアン「きっと受け入れてくれるわ。様々な異界から英雄が集う、アスク王国なんですもの」

ニニアン「あの子のような志を持つ仲間が、きっとたくさんいるわ・・・」


ロイ編 終了

エクラ「風呂ではしっかりと汚れを洗い落とさないとな・・・」

>>74誰がいる?

次の更新は21日以降になります

リーフ

テクテクテクテク・・・

エクラ「今日は休みだ!さて、また風呂にでも・・・」

「エクラ~♪」ユッサユッサユッサユッサ


ドインッッ!!
「うわっ!」


カミラ「お疲れ様、エクラ」プルン

エクラ「カミラ・・・驚かさないでよ」

エクラ「(弾力が・・・)」ドキドキ

カミラ「今日はいつも頑張ってるエクラにプレゼントがあるの。ええと・・・」ガサゴソ

エクラ「谷間ポケット初めて見た・・・」

カミラ「はい♪どうぞ」ボヨン

エクラ「これは・・・アスクの地図?印が付いてるみたいだけど」

カミラ「戦いの間に私が見つけた温泉よ。今度はカムイ達も連れて、一緒に入りに行きましょ・・・?」ウッフーン

エクラ「か、考えとくよ・・・」


スタスタスタスタ・・・

リーフ「それで、そうなると・・・」

ナンナ「でしたら、このように・・・」

エクラ「?あれはリーフとナンナ。何か相談してるのかな」

エクラ「おーい2人とも!どうかしたのか?」

リーフ「あぁ、エクラか。実はちょっとね」

ナンナ「リーフ様。ここはご相談してみては?」

リーフ「そうだな・・・頼んでみよう」


リーフ「実は、少し頼みたいことがあるんだが・・・」

エクラ「そういうことなら、もちろん協力するよ」

リーフ「ありがとう。それで・・・」

リーフ「エクラはこのアスク王国で、寛げる場所を知らないか?」

エクラ「寛げる場所?」

リーフ「一人でのんびりできるような」

エクラ「休みを使って旅行にでも?それに、一人って」

リーフ「実は・・・フィンのことなんだ。慰安旅行に行かせてあげたいと思っているんだよ」

ナンナ「元の世界ではお世話になりっぱなしだから、少しでもご自分のために休んでいただきたいの」

リーフ「父上も母上も、それに姉上も少しは羽を伸ばしてきて欲しいと言っているし。旅行なんて言っても断るだろうから、偵察とか適当な理由をつけてさ」

エクラ「成る程。それで・・・でも俺もアスク王国の地理にはそんなに詳しく・・・」


エクラ「!そうか、あれがあった」

~アスクのどこか~


リーフ「エクラも休みだったんだろう?付き合わせて申し訳ないな」

エクラ「いいのいいの。元々風呂入る予定だったから、こういう秘湯に来れて嬉しいよ」

エクラ「でここは、疲れとか、あと傷の回復にいい温泉だって。フィンはいつも前線の方を駆けて怪我をすることもあるから、ちょうどいいんじゃないかな」

リーフ「落ち着いたいいところだ。静かな方がフィンにもいいだろう」

エクラ「俺達も入ってみよう、ささ」


エクラ「ふぃー・・・でも、フィンってやっぱり自分から休みを取ったりはしないんだ?」

リーフ「ああ・・・いや、一度だけ」

リーフ「僕達の戦いが終わり、大陸に平和が戻ってきたばかりの時だ。これから国の再建で忙しくなるという時に、フィンは突然暇が欲しいと言い出した」

リーフ「どうやら・・・イード砂漠に行っていたようなんだ」

エクラ「確かそこは・・・キュアンとエスリンが・・・」

リーフ「父上と母上に、色々報告をしに行ったのかと思った。あるいはラケシス・・・ナンナの母君を探しに行ったのではないかと」

リーフ「フィンが戻ってきたのは、それから3年ほど後だった」

エクラ「・・・」

リーフ「しかし今なら少しだけ分かる。フィンが旅をした本当の理由が・・・」


リーフ「フィンは・・・一人になりたかったんだ」

リーフ「レンスターを失って以来・・・フィンはずっと僕の側に在って、僕を守り、共に進んでくれた」

リーフ「自惚れかもしれないが・・・僕は彼の行く道標のようなものだったのかもしれない」

リーフ「そして辛く長い戦いが終わり・・・僕は前の世界を取り戻すのではなく、新しい世界を作るために働き始めた」

リーフ「・・・もしそれが、フィンが自分の在り方を考え直す理由なのだとしたら・・・」

エクラ「寂しい?」

リーフ「ああ。でも、同時に嬉しくも思う。フィンが"僕の腹心"としてだけではない、自分を見つけるきっかけを手に入れてくれるのなら」

リーフ「だから、フィンには一人で休める時間をあげたいと考えたんだ」

エクラ「それってリーフにとっては、自分のためでもあったりするの?独り立ちというか・・・」

リーフ「うん、実際それもあると思う。それに・・・」

リーフ「自分のためにもやってるってことが伝わる方が、フィンも気兼ねなく休めると思うんだ」

エクラ「よく考えてるなぁ・・・俺も見習わなきゃ」


エクラ「あ!夕陽だ!綺麗だなぁ」

リーフ「本当だね。真っ赤な・・・美しい空だ」

リーフ「・・・赤い空を穏やかな気持ちで見られる日が来たんだな、ようやく」


リーフ「フィンにも早く見せてあげたい。あの時からついにここまで辿り着いたんだってこと・・・」

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