市原仁奈(12)「清楚なお仕事がやりたいでごぜーます!」 (18)

―時は202×年

―日米台と露中韓との戦争は終わり、長い戦いにピリオドを打った

―荒廃した祖国。混乱する経済。そして、許容できない大量の戦死者

―世界は今だ混沌の最中であった

―そんな中、一つの光が差し込んだ



―それが児童ポルノ許可法。通称「ロリ合法」である

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所謂、L.M.B.Gキャラが歳を取ったら話になります

よろしかったら最後までお付き合いくださいませ

仁奈「プロデューサー!」

モバP(以下P)「お、仁奈か。どうした?」

仁奈「たまには、仁奈達も裸とか水着とかじゃなくて、せーそなお仕事がほしーです!」

P「では仁奈。清楚なお仕事とはなんだ?」

仁奈「はい!美波おねーさんや夕美おねーさんがやるような仕事でごぜーます」

P「つまり、水着やえっちな衣裳を来て撮影したり、そのまま舞台で踊ったり歌ったりする仕事だな」

仁奈「??……えーと?」

P「まぁ、いつも裸寸前か全裸ばかりでもかわいそうだからと、今回は別のうさぎさんのお仕事だ」

仁奈「うさぎでごぜーますか!?わーい!」

―現場

薫「それでは、新発売のミルキーソフトのアイスクリームのお味はどうかな?」

ペロッ

千佳「うーん、冷たくて甘いです……あ!」

トロー

薫「大変!千佳ちゃんの衣裳の間に溶けた白くてドロドロなアイスが入っちゃった」

千佳「ふえーん、気持ち悪いよー!」フリフリ

仁奈「はいはい、今拭いてやるですよ」

千佳@バニーガール「はーい」

薫@バニーガール「じゃあ、次のコーナーは……」



仁奈「……」

仁奈@バニーガール(どうしてこうなった……)

―控え室

千佳「はぁー、冷たかった」

薫「大丈夫?かゆくなったりしない?」

千佳「へーきへーき。チカは魔法使いだから」

仁奈「……」

仁奈「……二人共。今の仕事に疑問はないでごぜーますか?」

薫「疑問?」

仁奈「仁奈達、まだ小学生でごぜーますよ。それなのに、おっぱいを見せつけたり……」

薫B110「それでファンのみんなが元気になるなら!」

千佳B95「魔法使いは変身の度に裸を見られるのは慣れてるからね」

千佳「それに、最近は下着姿とか見られているとドキドキしちゃって」クネクネ

薫「わー!千佳ちゃんも?私もせんせぇに見せる時みたいで、いつもステージに立つとドキドキするんだー!」

仁奈B92(……いやですよ。この変態娘達め)

仁奈「はぁ……」

仁奈(昔みたいに、普通にアイドルやりたいでごぜーますよ)

仁奈(でも……)

仁奈(今の世の中、ままならねーですよ)

仁奈(私達よりも年上なみんなも似たりよったり)

仁奈(舞ちゃんは大人を叱ったりして大人気だし)

舞『この豚共め。こんな小さな私のおしおきで目覚めるなんて、変態行為をする許可を出した覚えはないわ!』

豚(?)『ブヒヒィ』



仁奈(千枝ちゃんとみりあちゃんは、二人で危ないお仕事に走ったし……)

千枝『ほらほら、ここをこんなに涎を垂らして』

みりあ『さぁ、お仕置きタイムだよ……お尻を出して』

美嘉『フヒヒ……★』

仁奈(桃華ちゃんとありすちゃんはデキちゃってそのまま活動停止中)

仁奈(梨沙ちゃんと晴ちゃんは……二人でお仕事ですが)

晴『ほら……服を脱いで。言うこと聞かないとダメだぞ』イケボ

梨沙『ひゃ、ひゃい……こ、こう?』スルスル

晴『そうそう……さ、甘えて来て、楽に……なっちゃえ……』

梨沙『あ、あッ――はヒツ!!』

客『キャー!ダイテーハルサマー!』

仁奈(……昔、中学生以上だった人はみんな、普通にアイドルをやってるのに)

仁奈(なんでもう少し早く生まれてなかったんですか……)

仁奈(もしくは……)チラッ





こずえ身長160cm「雪美ー……次のレッスンはー……?」

雪美身長168cm「……ん……あと2時間ある……」



仁奈身長149(あれぐらい突抜けて大きくなりてーですよ)

仁奈「はぁ……」

仁奈「もう少し、私も胸が小さければ」



千夜72「ほぅ」

芳乃73「でしてー」

珠美72「ですぞー!」





仁奈「」

仁奈「ご、ご、ごめんなさい……」ガクガクブルブル



千夜「いや……謝る必要はない」

仁奈「……へ?」

芳乃「なにやらー、淀んだ気配がありましてー」

仁奈「もしかして……私のこと?」

珠美「珠美達でよろしければ、その悩みを伺いますぞ」

仁奈「…………」

仁奈「ぐすっ……」



仁奈「うわぁぁああんっ!」

芳乃「よしよしー」ナデナデ

…………
……

珠美「そうでしたか……昔の珠美でしたら、P殿に遇われていましたが、同時に皆から愛されてましたからな」

芳乃「世の中ー、今だ混沌と暗雲の最中でー」

千夜「……慰めにもならないだろうが、私の話を聞いてはくれないだろうか?」

仁奈「……はい」

千夜「私は……両親を失い住む家も無くしさ迷っている所をお嬢様に拾われた話は知ってるな?」

仁奈「はい……」

千夜「お嬢様のためなら何でもする、お嬢様に一生かけてお世話をしようと誓った頃、お嬢様の方はそんな私を心配してくださった」

仁奈「聞いてるでごぜーます。ちとせさんが、そんな千夜さんが心配で堪らなくて……」

珠美「プロデューサーにスカウトされたのは、タイミングがよかったとかなんとかですな」

千夜「そう……その時、拒否をしてばかりでした私にも、彼はずっと気にかけてくださった」

千夜「今の私があるのは、あの頃のお二人と見守っていただいた皆様のおかげだと思っています」



千夜「……お嬢様に獲られましたがね」

芳乃「ほー……淡い想いの物語でしてー」

千夜「こほんこほん!(///)」

仁奈「?」

千夜「仁奈さんの話を聞いている限りですと、今の仁奈さんのプロデューサーも決して嫌がる仕事ばかりを出しているわけではないと」

仁奈「そうでごぜーますね。本当に嫌な仕事は持ってこねーし、千佳ちゃんや薫ちゃんにはもっと肌が出てる仕事を…………あ」

仁奈「……そうだったんですか。仁奈も……プロデューサーに……」

珠美「おそらく、プロデューサーも断腸の想いなんでしょうぞ。今の小さい子が……昔なら考えられない仕事をする世の中ですし」

芳乃「彼の者もー、組織の一人ですからー。それは認めてあげてくださいませー」

仁奈「……ありがとうございます、皆さん」

千夜「迷いは消えたようだな」

仁奈「まだ抵抗艦はあるですよ……でも、何かわかった気はするですよ」

珠美「その意気です!あとは本人のやる気です!!」

仁奈「じゃあ、お仕事頑張ってくるですよー!」





珠美「若いっていいですな」

芳乃「でしてー」

千夜「……」

珠美「珠美も、もう少しぼっきゅんぼんなら……少しは違ったのでしょうか……」シクシク

芳乃「私もー……せめて、お隣りのイキリ金魚ぐらいあればー」グスッ

千夜「……」

千夜「……今夜どうです?お嬢様の取っておきをひねってきますが」

珠美「いいですね」

芳乃「酒に頼ることができるのも大人でしてー」

千夜「では、また今宵に」

仁奈(結果……しばらくはこのまんまの状況が続いた)

仁奈(変わるようになったのは、中学生になった頃)

仁奈(背がぐんぐん伸びて、あっという間に160の大台に)

仁奈(そうしたら、自然とそういう仕事は消えて、昔みたいな仕事が戻ってきました)

仁奈(……着ぐるみが着れないという違いはありましたが)



仁奈(そして……さらに数年経ち)

若葉「あら、仁奈ちゃん。久しぶりね」

仁奈「はい、若葉さん。いえ、プロデューサー夫人……」

若葉「もう……今は仁奈ちゃんもでしょ」

仁奈「はい。桃華ちゃんには先をこされましたが、私も……(///)」

若葉「うん、お互いに頑張ろうね。せっかく愛する旦那様が、数あるアイドルから私達を選んでくれたんだから」

仁奈「はい!……それに、10年待ち続けた甲斐がありましたから(///)」

若葉「あらあら……もう、お姉さん。当てられちゃった」

仁奈「えへへ……今、私の中にはあの人との新たな命がありますから」

若葉「ふーん……お姉さんも三人目、頼んじゃおうかな?」

仁奈「あー、美由紀さんや由愛さんと張り合うのは……」

若葉「…………そうね。二人で15人だっけ?」

仁奈「由愛さんが最近……さらに追加しましたそうで……」

若葉「アグレッシブね……」

仁奈「じゃあ、式は……」

若葉「うん。嫌と言われても出席するからね」

仁奈「ありがとうございます」

若葉「それから先輩として一言」

仁奈「はい?」





若葉「ドレスを着たまましない方がいいわよ」

仁奈「へ…………し、しませんっ!」

若葉「あらあら」



―こんな幸せな未来がありますように

~Fin

最後駆け足ですみません。ある小説を読んでパッと思いついて書きました

設定も明日にも忘れそうなぐらい適当ですが、何卒ご容赦を

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