２月８日　仁奈の家


市原仁奈「ただいまでごぜーます！」

ｼｰﾝ･･･

仁奈「ママ？いねーでごぜーますか･･･？」

仁奈「あっ、留守番電話が光ってやがります！えいっ」

ﾋﾟｰｯ、ﾒｯｾｰｼﾞｶﾞ ｲｯｹﾝｱﾘﾏｽ

『仁奈･･･ごめんね。今日もおうちには帰れそうにないの･･･』

『パパもやっぱり帰るのは無理だって言ってたわ･･･今日は仁奈のお誕生日なのに･･･本当にごめんなさい』

『テーブルの上に前に仁奈が欲しがっていた着ぐるみを置いたわ』

『あと着ぐるみの横にお金を置いておいたから、それでおなか一杯好きな物を食べて頂戴。それじゃあね･･･』

『･･･と、そうだ･･･お誕生日おめでとう。仁奈』

ﾒｯｾｰｼﾞﾊ ｲｼﾞｮｳﾃﾞｽ

仁奈「･････････」

仁奈「･･･大丈夫でごぜーます･･･」

仁奈「仁奈は･･･一人でもだいじょーぶでごぜーますよ」

？？？『Pさん、準備は9割方完了しました。後は仁奈ちゃんを連れてくる間に終わりますので･･･』

？？？「分かりました、では今から仁奈を連れてそちらに向かいます。またあとで･･･ちひろさん」ﾋﾟｯ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

仁奈「あれ、誰か来やがりましたね」

仁奈「どちらさまでごぜーますか？」ｶﾞﾁｬ

三船美優「こんにちは、仁奈ちゃん」

仁奈「美優おねーさん！どうしたんでごぜーますか？」

美優「静岡でのロケが終わって、仁奈ちゃんの家が現場の近くにあるのを思い出してね。折角だから挨拶してこうと思ったの」

仁奈「そうだったんでごぜーますか！来てくれてうれしーです！」

美優「･･･ねえ、仁奈ちゃんもし良かったら一緒にご飯食べに行かない？」

仁奈「えっ、いいんでごぜーますか？」

美優「ええ、とっても良いお店を知っているの･･･どうかしら？」

仁奈「大丈夫でごぜーますよ！今すぐ準備してきやがりますから、待っててくだせー！」

美優「慌てなくても大丈夫よ･･･ふふ」

仁奈「じゅんびかんりょー、でごぜーます！」

美優「ふふ･･･じゃあ、行きましょうか。Pさん」

モバP「よっ、仁奈」

仁奈「あっ、P！来てたんでごぜーますか！」

モバP「美優さんの付き添いでな。ほら早く乗りなさい」

仁奈「はーい！」

美優「ではPさん･･･お願いします」

モバP「はいはい」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ･･･

モバP「･･･さて、そろそろ着くな･･･仁奈」

仁奈「？何でごぜーますか？」

モバP「悪いんだけど、ちょっとこれで目隠ししてくれ」つｱｲﾏｽｸ

仁奈「え･･･何ででごぜーますか？」

モバP「いいからいいから。大丈夫、別に悪い事はしないから」

仁奈「うう～･･･わかったでごぜーます･･･」ｽﾁｬ

ｷｷｯ

モバP「よし着いた。それじゃあ行きますか。仁奈、それ、俺が良いって言うまで取らないでくれな？」

仁奈「む～、何も見えねーです･･･」

ｽﾀｽﾀ

仁奈「･･･P？まだ着かねーんですか･･･？」

美優「もうちょっとよ･･･仁奈ちゃん」

モバP「よし、着いた。じゃあいいか、仁奈１，２、の３でマスクを取るぞ」

モバP「１･･･２の･･･３！」ﾊﾞｯ

「「「「「「「「「「仁奈ちゃん、お誕生日おめでとうーーーーーーーーーー！！！！」」」」」」」」」」ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟｰﾝ！！

仁奈「ふ･･･ふぇ！？何でごぜーますか！？」


ﾆﾅﾁｬｰﾝ！　ｵﾒﾃﾞﾄｰ､ﾆﾅﾁｬｰﾝ！　ﾆﾅﾁｬﾝﾀﾞｲｽｷﾀﾞｰ！


モバP「どうだ、驚いたか？」

仁奈「ぴ、P！これは何でごぜーますか！？」

モバP「ふふふ･･･今日は仁奈の誕生日だろ？それのお祝いパーティーだ！」

美優「実はね･･･仁菜ちゃんのご両親から頼まれたの」

仁奈「パパとママから･･･？」

美優「ええ、『自分たちは仁奈の誕生日を祝う事が出来ない。だから代わりに事務所で可能な限り盛大に祝ってやってほしい』ってね」

モバP「わざわざ連絡してきてくれてな、『その為ならどのような協力も惜しまない』とまで言ってきた。仁奈への精一杯の愛情が伝わってきたよ」

モバP「で、どうせだったら事務所の人間だけと言わず、ファンの人達にも一緒に祝ってもらおうって事になってな、こうして準備をしてたって訳だ」

モバP「･･･まあ流石に静岡で一番デカい会場を貸し切って行うとは思わなかったけど･･･ちひろさん、一体どんな手練手管を使ったんだか･･･」

モバP「親御さんもお忙しい中、仁奈の好きな食べ物とか好きな番組とかを細かくメールで送ってくれて、お陰で随分と計画が立てやすくなった」

仁奈「ママ･･･パパ･･･」ｸﾞｽ･･･

モバP「さて！タネ明かしはこれぐらいにして――」

モバP「仁奈、今日はお前が主役だ！心行くまで楽しんでくれ！ではまず･･･」

ヘレン「ヘーイ！Happy　Birthday、仁奈！」

仁奈「ヘレンおねーさん！」

ヘレン「まずはこの私が世界レベルのバースデーソングを披露するわ！さあ皆行くわよ！ミュージック、カモン！」ﾊﾟﾁﾝ！

ヘレン「Happy　Birthday　To　You～♪
　　　　Happy　Birthday　To　You～♪
　　　　Happy　Birthday　Dear　Nina～♪
　　　　Happy　Birthday　To　You～♪」

ﾜｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ！！

ヘレン「いかがだったかしら、仁奈？」

仁奈「すげーよかったです！ヘレンおねーさん！」

ヘレン「フッ、喜んでくれて何よりだわ。さて次はこれよ！」ﾊﾟﾁﾝ！

上田鈴帆「鈴帆のお出ましだ～！」ｸﾞｵｵｵｵｵｵﾝ

ﾜｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ！！

仁奈「わーっ、鈴帆おねーさん！ドラゴンでごぜーます！」

鈴帆「ふっふっふ･･･仁奈ちゃん、誕生日おめでとう！これ、ウチからのプレゼント！」

仁奈「わぁー！おサルの着ぐるみでごぜーます！」

鈴帆「今年は申年たい！一杯使ってくれると嬉しいけんね！」

仁奈「ありがとーごぜーます！鈴帆おねーさん！」

鈴帆「ふっふっふ、喜んでくれたようで何よりたい！さ～て次は･･･」

鈴帆「解散からの即再結成で有名な芸人コンビ、Asteriskの二人だ～！」

前川みく・多田李衣菜「「誰が芸人コンビにゃ（だっ）！！」」

仁奈「あははははっ！」

仁奈（誕生日は仁奈が1年で1番嫌な日でごぜーました）

仁奈（でも、今はちげーです）

仁奈（誕生日は･･･仁奈が1年で1番幸せな日でごぜーます！）




終わり