幼じょりーん「じょじょのきみょうなぼうけん」 (163)

 ――杜王町


仗助「えっ!?丞太郎さんまた杜王町に滞在するんスかーッ!」

丞太郎「ああ。なにか困るのか?」

仗助「い、いや・・・そうじゃあねーッスけどよォ~ッ・・・せっかく『吉良吉影』の件も解決したばっかりなのにまた何かあったのかなァ~って・・・」

丞太郎「・・・今回は吉良やアンジェロのような話じゃあない。この町にはまだ奇妙な謎があってな・・・」

仗助「まさかまた『スタンド使い』がらみの話ッスか」

丞太郎「・・・そんなとこだ。だが仗助、お前には別の仕事を任せたい」

仗助「仕事・・・?」ゴクリ

丞太郎「出てこい」スッ

 <ヒョコッ

ようじょ「・・・」ジー

仗助「?・・・なンすか・・・その子・・・・・・!・・・ま、まさか・・・」

丞太郎「自己紹介してあげるんだ」

 \バッ!/


じょりーん「アタシはクウジョウジョリーン!」バーン!


仗助「じょっ、じょっ、じょっ・・・丞太郎さんの娘さんッスかァ~~~ッ!?」

 バン!

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丞太郎「この子の名は『徐倫』・・・5歳だ。俺はこの町でとある『調査』のためにしばらく滞在する。仗助、お前にはその間この子の『子守』を任せたい」

仗助「な、な、なンでスってェ~~~ッ!?」ドーン

丞太郎「・・・なんだその反応は」

仗助「じょ、丞太郎さんの娘っ子さんを預かるなんて・・・俺子守なんてしたことねーッスよ!(静の時だってジジイがいたしよォーッ)」

丞太郎「今回の『調査』は何が待っているか未知数だ。徐倫を巻き込むわけにはいかない」

仗助「だったら実家に置いてきゃあいいじゃあないッスか!なんだって連れてきちゃったんスか!?」

丞太郎「吉良や『弓と矢』の件でこの町に滞在していた時に徐倫に寂しい思いをさせてしまった。今度はそうはさせない」

仗助「・・・奥さんに怒られたんスか?」

丞太郎「・・・・・・ああ」

仗助「・・・また杜王町に行くならこの子も連れていって・・・そう言われたんスね?」

丞太郎「いや、また徐倫をひとりぼっちにしたら離婚だと言われた」

仗助「・・・丞太郎さんも大変スね」

丞太郎「理解が早くて助かる。仗助、しばらくの間お前に徐倫の面倒を見てほしい。いいか」

仗助「で、でもそんな大役・・・」

丞太郎「お前だから頼んでるんだ」

仗助「っ・・・・・・しょぉがねェ~ッスねェ~・・・」ポリポリ

丞太郎「いいか徐倫、この仗助おじさんがお前の子守をしてくれる。何かあったらこいつに頼るんだ」スッ

仗助「お、おじさん・・・」ガチョン

じょりーん「パパ、またいなくなっちゃうの?」

丞太郎「俺は仕事があるんだ。だが安心しろ。お前も俺も、同じ町にいる。この前よりもずっと近くにいれるぞ」

じょりーん「・・・わかった!」

丞太郎「いい子だ」ナデナデ

じょりーん「あたし、スッゲーいいこだから!」フンス

丞太郎「任せたぞ仗助。わかっているだろうが、もし徐倫に何かあったら、二度と学校に行けない体にしてやるからな」

仗助「プレッ・・・プレッ・・・プレッシャァ~~~ッ」


 ソレカラドシタノ

仗助「・・・・・・丞太郎さん、行っちまった・・・」

仗助「・・・」チラ

じょりーん「・・・」ジー

仗助「うッ・・・めっちゃ見てる・・・ガン飛ばしてるゥーッ・・・・・・どうすりゃあいいんだ~~~ッ。小さい女の子との接し方なんてわかんねーぞッ・・・」

仗助「チェッ・・・丞太郎さんもメンドーなことを押しつけてくれたぜェ~~~ッ・・・かといってほっぽり出すわけにゃあいかねーし・・・ウウゥ~ッ・・・」

仗助「・・・・・・え、エート・・・徐倫・・・ちゃん?・・・と、とりあえず俺のウチに行こぉーか?」ニ、ニッカリ・・・

じょりーん「おらぁ!」ポコォ

仗助「でッ!?な、なにしやがる!?」

じょりーん「しらないおじさんはぶっとばせってパパがいってた!」フンス

仗助「こ、このガキャァ~~~ッ・・・」プルプル

じょりーん「アタシにちかづくんじゃあねー!こんどはほんきでなぐるよ!」

仗助「勘違いすんじゃあねーよッ。俺ァ丞太郎さんに代わってオメーの面倒を見ンだからよォ~。仲良くしよーぜ。なッ」

じょりーん「ふんっ」ゲシ

仗助「あだっ!あ、足ふみやがったなッ!このヤローッ!」

じょりーん「ベー」

仗助「・・・・・・こいつ・・・丞太郎さんの娘だろうとカンケーねー・・・『しつけ』が必要のよーだなァ~ッ・・・」

 仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」ドギャン!

じょりーん「!」

仗助「てめーには見えねーだろーがよー、俺の『スタンド』でつまみ上げてビビらしてやるぜ・・・泣いてもスグにはやめねーぞコラッ!」

 バッ!

 \ガッシィ~~~ンッ!/

仗助「!?・・・・・・なッ・・・こ・・・『これは』・・・!?」


 ドドドドドドドドドドドドドド

じょりーん「・・・」


 ドドドドドドドドドドドドドド

仗助「こ、こいつも『スタンド使い』!?」


じょりーん「こどもだからってナメんじゃあねー・・・アタシの『スタンド』は『いと』をだすのーりょく!そして・・・『いと』はあつまって『りったい』になる!」


じょりーん「これがアタシののーりょく!『すとーん・ふりー』だッ!」

 すとーんふりー『パミィーッ!』

仗助「こ、子供なのに『スタンド使い』だとォ~!?・・・そ、そういうえば静に至っては赤ん坊なのに『スタンド使い』だったもんな・・・丞太郎さんの子供だし、不思議じゃあねーか・・・」

じょりーん「やるかーこのやろー」

 すとーんふりー<シュッシュッ

仗助「こ、子供のクセに生意気なヤツ・・・」

じょりーん「やるってんなら・・・」クラッ

じょりーん「あれ?・・・」フラ~

仗助「・・・?」

じょりーん「ぅぁ・・・」クラァ~ッ

 ポテリ

仗助「!?ど、どうした!?お、おい!?なんで倒れてんだ!」

じょりーん「う・・・うう・・・もうだめ・・・」キュ~

仗助「オイオイオイオイオイオイィィ~~~ッ!?だ、大丈夫か!?な、なにがダメなんだオイッ!徐倫ッ!しっかりしろ!どうしたってんだァ~~~ッ!」

じょりーん「・・・おなかすいた・・・」

仗助「!」ガン

 ソレカラドシタノ

 <ウィーン

仗助「ホレ、コンビニでチョコパイ買ってきてやったぞ。食べな」バリリッ スッ

じょりーん「・・・しらないひとからもらっちゃダメってパパがいってた」

仗助「オメーもガンコだな。俺ァ丞太郎さんにオメーの子守を任せれてるって何度言やーわかるんだ。悪い人間じゃあねーってんだよ。いい加減信用してくれよな~」

じょりーん「フシン・・・」

仗助「ブっ倒れるくらい腹へってんならよォ~、エンリョせず食えよ。毒なんか入っちゃあいねーからよ」

じょりーん「・・・」サッ ガシッ バッ

仗助「ンな奪いとらなくったって・・・」

じょりーん「!・・・う、うンまァい!」パァー

仗助「ケッ、いくら『スタンド使い』ったってやっぱガキだな。チョコパイ一つでこれだけ感激すんだからよ」

じょりーん「うめー!すんげーうめー!」ガツガツ

仗助「・・・・・・そういやぁ自己紹介がまだだったな。俺ァ東方仗助っつゥーんだ。丞太郎さんの・・・叔父だ」

じょりーん「?・・・パパのおじさん?」ングング

仗助「まァこれがまたややこしい話でな・・・つってもガキに説明しても理解できねーか」

じょりーん「アタシはガキじゃないよ!りっぱなレディーだ!」バン

仗助「へエー、そーですか。そりゃ失礼しましたねーッ」ケッ

じょりーん「・・・・・・ジョースケ」クイクイ

仗助「あン?」

じょりーん「・・・たべものくれてありがとう」ペコ

仗助「!・・・おッ・・・ちゃんとお礼言えんじゃあねーかッ!出来た子だッ!さっすが丞太郎さんの娘だぜェ~!」ワハハ! ワシャワシャ

じょりーん「あたまワシャワシャしないで!ジョースケのクセに!」ワシャワシャ

仗助「あァ~ン?仗助のクセにィ~?誰に向かってそんな口きぃーてんだァ~?」コチョコチョ

じょりーん「ヒャハハハハハ!こしょこしょしないで!ヒヒヒヒハハハハ!くすぐったい!やめてー!アハハハハハ!」コチョコチョ

 ――・・・・・・

承太郎「呼び出してすまないな」

 「いや、かまわないさ。先日の『弓と矢』の件も聞いていたが、こちらも忙しくってね。今回は手を貸せそうだ」

承太郎「今回は『弓と矢』よりも・・・より奇妙で未知数なことになりかねん。お前の助けが必要になるだろうと思ってな」

 「僕に出来ることがあるなら喜んで協力するよ。ところで承太郎・・・結婚生活は順調か?」

承太郎「茶化すんじゃあない。お前もそろそろ身を固めたらどうだ」

 「どうだろうね。それより徐倫ちゃんは大きくなったか?久しぶりにまた会いたいな。僕のこと覚えてるだろうか」

承太郎「徐倫なら丁度、今この杜王町にいる。信頼できる仲間に子守を任せたからな」

 「へェ!そりゃあいい。徐倫ちゃんに会いに行ってもいいかな?」

承太郎「かまわんが、本題を忘れるんじゃあないぜ」

 「わかっているよ」


承太郎「それじゃあ・・・調査に向かうぞ、花京院」

花京院「ああ」

 バン!

このスレッドは
『仗助「承太郎さんの娘さんすかァ~ッ!?」』というシリーズのリテイクになります。旧スレとは一切関係がありません
原作改変部分が多々あります。ご注意ください

次回の更新は来週金曜日になります

承太郎 が 丞太郎 になってしまっていました。申し訳ありません

康一「あ、仗助くーん」

奥泰「よー、これからドゥ・マゴ行ってダベろーと思うんだけどよォー、オメーも来っだろー?ジョォースケェ~」

由花子「勉強すんのよ。間違えてんじゃあないわよアンタ」

康一「そうだよ。一番テストがヤバイの奥泰くんじゃあ・・・・・・って、仗助くん、その子は?」

仗助「オオ、みんな」

由花子「まあ!仗助アンタ・・・」

奥泰「てめー仗助ッ!ついに血迷ったかッ!そんなガキンチョにまでイロメ使ったってのかコノヤローッ!」

康一「仗助くんの娘さんかァ~~~ッ!?」

由花子「同級生が児童誘拐になっちゃうなんて・・・行きましょう康一くん。アイツと私達は他人ってコトで口裏合わせましょう」

仗助「おのれら~ッ!マトモな思考回路のヤツはいねーのか!」アホ!

奥泰「なんでぇ、仗助のカノジョじゃあねーのか」

康一「高校生パパじゃあなかったのか・・・」

由花子「ロリペド野郎」

仗助「てめーらは俺をなんだと思ってんだコラ!こいつはなァ――」

 バッ!

じょりーん「アタシはクウジョウジョリーン!」バァーン

仗助「お前の自己紹介勢いあるな」

康一「クウジョウ・・・!?・・・ま、まさか承太郎さんの娘さん!?」

奥泰「ってことは結婚してるのか承太郎さんッ!クソッ!グヤジィ~!」

由花子「へえ、かわいらしいじゃない。あのイカツイパパに似なくてよかったわね」ナデナデ

じょりーん「おねーちゃんだれ?パパのおともだち?」

由花子「由花子よ。こっちはボーイフレンドの康一くん♡世界で一番イイ男よ♪そっちのハナクソは奥泰」

奥泰「ガッ」

じょりーん「ぼーいふれんど!?・・・すっげー・・・おとなのレディーだ」

由花子「ふふ、ありがとね」

康一「承太郎さんはどうしたの?」

仗助「なんでもこの町でやることがあるっつってよー、ガキのお守りを任せられたんだ」

じょりーん「ガキじゃないよ!アタシもおとなのレディーだよ!ボーイフレンドはいないけど」

奥泰「ハハハ、大人だってよ。どっからどーみてもハナタレのがきんちょじゃあねーか」ケタケタケタ~

じょりーん「おらぁ!」ポコォ!

奥泰「あでっ!・・・け、蹴りやがったなこのガキャ!」

由花子「奥泰、今のはアンタが悪いわ。この子に失礼でしょ」

奥泰「ガキにガキっつって何が悪いんだコラ!オムツもとれてねーオタマジャクシのクセしてこの奥泰さまにケリ入れるたぁいい度胸だぜ!男の怖さってヤツを教えてやるぜこのダボが!」

じょりーん「おらおら!」ポコポコ

奥泰「おぶっ!・・・は、腹パン・・・」グラ

じょりーん「うせろ!うっおとしいぞダボヤス!」

奥泰「こ、こ、こ、このヤロォ~~~!」グワラバ

 \ズン!/

奥泰「ぐえッ!」ズンム

エコーズACT3『オチツキナヨ、ボーズ』SHIT

康一「もー奥泰くんってば。仗助くん、僕達はもう行くよ。その子の面倒を見るので大変だろうからね」

奥泰「ウグ・・・こ、コーイチ!・・・てめーの能力・・・重ッ・・・」グググ

由花子「『ラブ・デラックス』」ギュルルルルム

由花子「康一くん、もう平気よ。このダボヤスは私が封じ込めたから、このままドゥ・マゴまで行きましょう」

康一「そうだね由花子さん。それじゃあね仗助くん、徐倫ちゃん。二人仲良くね」

仗助「おう」

じょりーん「ばいばいユカコおねーちゃん、コーイチ」バイバーイ

奥泰「てめー由花子!放しやがれーッ!あのチビスケぶっとばしてやる~!」ジタバタ

じょりーん「ダボヤス、ダボヤス」

奥泰「あ、あン・・・?」

じょりーん「あっかんべー」

奥泰「ウヌオオオ~~~!このクソガキィ~~~1」グッパオォン!

仗助「おい、奥泰」

奥泰「なんだ仗助ッ!」

仗助「あっかんべー」

奥泰「グピィーッ!」ベボォ~

奥泰×
億泰○

でした。申し訳ありません
久しぶりに書くとミスが多い

仗助「さ、ついたぜ。ここが俺のウチだ」ドジャア~ン

じょりーん「わあ、しょみんてきなたたずまいですね」

仗助「どこでそんな言葉覚えたの?」

朋子「あら、帰ったの仗助。ちょうどアタシも今帰ったとこ――って仗助!?その子・・・」

仗助「ゲッ!お袋!(ゆっくり説明しようと思ったのにお袋の帰宅とカブっちまった~!)」

朋子「かンわいぃィ~~~ッ!」ハグゥー

じょりーん「わっ」ハグゥー

仗助「お、お袋・・・あのよォ・・・」

朋子「あなたがジョリーンちゃんね~♪今日からココがあなたのお家よ~」ダキカカエー

 仗助<ズコーッ

じょりーん「アタシのことしってるの?」

仗助「お袋、徐倫のこと知ってるのか!?」

朋子「ええ、ジョセフのひ孫を預かってほしいってあのおっきな白い人が挨拶にきたもの」ナデクリナデクリ

仗助「さ、さすが承太郎さん・・・根回しはちゃんとしてるゥ・・・」

じょりーん「ここがアタシのおウチ?アタシのおウチはヒコーキでギューンっていってクルマでブロロロ~ンっていったところにあるんだよ」

朋子「わーそりゃスゴイわね~ッ。じゃあこの家には入りたくな~い?」

じょりーん「・・・」

朋子「お菓子もい~っぱいあるわよ~?」

じょりーん「はいりたい!」

朋子「よーしそれじゃあウチの中を探検だー!お菓子のお宝を探すわよ~!」

じょりーん「おーっ!」タタター

仗助「・・・さすが、子供の扱いにゃ慣れてる・・・親は偉大だ・・・」ゴクリ

じょりーん「わあ!チョコのおかしがいっぱい!」

朋子「ぜ~んぶ食べていいわよ」

じょりーん「!?・・・ぜ、ぜんぶ?・・・つまりはオールオッケー!?」

朋子「そうよ。ただし食べ過ぎには注意。鼻血が出ちゃうからね」

じょりーん「やったー!ありがとうかーちゃん!」

朋子「あら、母親と認めてもらえたのかしら」アハハ

仗助「いいのかよお袋。食いブチが増えることになるのによ-」

朋子「もっちろん!こんなかわいい子なら大歓迎!それにその分アンタのご飯減量すりゃいいんだし」

仗助「なッ、なンじゃとォ~!?」ガーン

じょりーん「ジョースケ、アタシがいたらこまるの?」

仗助「ウッ!・・・・・・い、いや・・・」

じょりーん「ウルウル・・・」

仗助「・・・いいッスよ」

じょりーん「やったー!きょうからアタシはここでくらすのだ~!」ワハハハー

朋子「仗助、徐倫ちゃんと仲良くするのよ」

仗助「くっ・・・なんか色々とメンドーなことになりそーだぜ・・・」

じょりーん「おらぁ!」ポコッ

仗助「あだっ!」

じょりーん「ジョースケがおにだよ!わーい!」タタタ

仗助「テメッコラずりぃーぞオイィーッ!」ドタドタ

朋子「子供が二人・・・」フフ


 ――・・・

承太郎「ここだ」ザッ

花京院「ここがそうなのか?特に変わった様子はうかがえないが・・・いたって普通の海岸じゃあないか」

承太郎「こっちから見てみろ。ほら」スッ・・・

花京院「!・・・・・・これか。なるほど、これが・・・」


承太郎「ああ、こう呼ばれている。『壁の目』と」


花京院「まるで裂け目のようだな。この土地に『スタンド能力』を発現させる効果があるというのかい?」

承太郎「そうだ。他にもいくつか奇妙な事象を引き起こすそうだ」

花京院「その奇妙な事象について調査をするのが我々の仕事ということか」


 アヴドゥル「それだけじゃあない」ザッ

花京院「アヴドゥル。君も来たか」

アヴドゥル「久しぶりだな、花京院。承太郎」ニッ

承太郎「アヴドゥル、例の件は調べがついたか?」

アヴドゥル「ああ、アメリカ大陸に点在する奇妙な土地・・・『悪魔の手のひら』と呼ばれる土地は、やはり『スタンド』を発現させる効果があるようだ」

承太郎「やはりか。日本のこの『壁の目』とアメリカに複数存在する『悪魔の手のひら』はほぼ同一の性質を持つらしいな」

花京院「『スタンド使い』を生む土地か・・・厳重に管理する必要があるな」

承太郎「問題は『スタンド使い』だけじゃあない。この写真の男性を知っているか?」ピラ

花京院「・・・知らないな。誰だ?」

承太郎「名は『スティーブン・スティール』。現在はアメリカのSPW財団の施設で保護されている」

 承太郎「・・・彼は『200年以上前の人間』だ」バン

花京院「なんだって!?」


承太郎「彼は19世紀末のアメリカでイベントプロモーターをしていたが、ある日気がついたら、この杜王町の『壁の目』の側に倒れていたらしい」

承太郎「彼が困惑していたところを警察が保護し、最終的にSPW財団の所へと回り回ってきたというわけだ」

承太郎「事情聴取を重ねた結果、彼の言うことは嘘ではないと判明した。間違いなく『200年以上前』のアメリカの人間だ」

花京院「それじゃあ彼は過去からタイムスリップしてきたとでも言うのかい?」

承太郎「さらに奇妙なことに、彼の知る歴史と我々の知る歴史には『差違』が生じている。第23代アメリカ合衆国大統領は?」

アヴドゥル「ベンジャミン・ハリスン」

承太郎「彼は『ファニー・ヴァレンタイン』だと答えた」

花京院「ヴァレンタインといえば先日就任したばかりの大統領じゃあないか」

アヴドゥル「どういうことだ・・・歴史が全く違うじゃあないか」


承太郎「そう、スティール氏は『平行世界』から来た人間だ」バン

花京院「この世界とそっくりの、だが少しだけ違う世界・・・」

アヴドゥル「『平行世界』?まるでファンタジーだ」

花京院「そうも言えませんよアヴドゥル。パラレルワールド理論は現代科学でもよく議論されているそうですからね」

承太郎「これはあくまで仮定だが・・・この『壁の目』は『平行世界』に通じる『ワームホール』」

花京院「あるいは『平行世界』に行き来できる『スタンド使い』がどこかにいるのか・・・」

承太郎「今回の滞在の目的は・・・この『壁の目』の封印と、『平行世界』から来た人間の保護だ」

花京院「異世界からの転生者を保護するのか」

アヴドゥル「放っておくわけにはいかないからな。だが見分ける方法は?」

承太郎「・・・模索中だ」

アヴドゥル「前途多難だな」

花京院「一体どれほどの『平行世界』の人間がこの町にいるのかも分からないのだものな・・・」

承太郎「やれやれだぜ」


 草むらの影<WRRYYY・・・

今回はここまでで
次回の更新は来週金曜日になります

ロリィィじゃなくてWRRYYとは、さてはまともな奴だなッ!?

仗助「捕まえたぞコノヤロ~」グリグリ

じょりーん「うあ~やめろ~」アハハハ

朋子「あら、ヤダ・・・しまったわ。ねェ仗助ェ~、アンタ図書館行く予定あるゥ?」

仗助「図書館ン~?いいや、行かねーな。将来的に訴訟されたりしたら法律学びに行くかもしれねーけどよー」

朋子「返却期限昨日までのCDがあったのよ。QUEENの名盤『オペラ座の夜』借りっぱなしだったわ。返しに行ってくれない?アタシ晩ご飯の準備があるから」

仗助「行かねーっつってんスけどね」

朋子「ついでに徐倫ちゃんを案内してあげなさい。ほら、お小遣いあげっから」スッ

仗助「仕方ねェ~なァ~徐倫行くぞ」パッシィァ

じょりーん「やったー!たんけんたんけんアタシのまち!」

仗助「こいつ杜王町を支配しやがった」


 ――・・・

じょりーん「わーい!」タタタ

仗助「元気ッスねェ~。バカみて-」

じょりーん「ジョースケはやくはやく~!はしってはしって!」

仗助「俺ぁそんな無駄に体力を浪費したりしねーんスよ」

じょりーん「ジョースケもトシだな~。きーん!」タタター

仗助「・・・今時の若ェのは生意気だな」

じょりーん「あ!ジョースケ!みて!なんかおみせがある!」

仗助「あン?」


玉美「ようお嬢ちゃん!たこ焼き食べるかい?おっいしいぞォ~」ドジュゥ~

じょりーん「タコヤキ?ボコボコにタコなぐりしてヤキいれるってこと?」

仗助「こりゃ承太郎さんの娘だわ」

玉美「おん?なァんだ仗助じゃあねェーか。女連れとはいいご身分だねェ」

仗助「こんなとこで屋台出してんスか。ちゃんと合法なんだろーな」

玉美「安心しろ。心の錠前に誓って法には触れてねーよ」ニカッ

じょりーん「ねえオッチャン、なにをやいてるの?」

玉美「なんでェお嬢ちゃん、たこ焼き見たことないのかい?そいつぁもったいない。こんなにウマイ食べ物を知らないなんて」

玉美「ウチのたこ焼きは変わり種も豊富ッ!明太子ソースをかけたヤツにネギたっぷりのヤツ、チョコ入りなんてのもあるぞ」

玉美「それから女子に一番人気なのはこのチーズ入りたこ焼きだ。上から刻みチーズもかけてるからコレステロールたっぷりだぜ」

じょりーん「ゴクリ・・・ヨダレタラ~・・・」ジー

玉美「仗助、この状況で心が傷まねーのか?純真無垢なこの子の希望をムゲにするなんて酷じゃあないのォ?」

仗助「あ~ハイハイ、わかったわかりましたよ。買やいいんでしょ買やぁ」スッ

玉美「マイドッ!さあお嬢ちゃん、女子人気バツグンのチーズたこ焼きだよ。火傷しねーようにな」

じょりーん「わぉ!オッチャンありがとう!」

仗助「火傷すんじゃあねーぞ。気をつけろ」

じょりーん「ふーふー」

じょりーん「はむっ・・・ハフハフホフホフッ」

じょりーん「あふあふッ・・・ンン~~~ッ!ふまいッ!」パァー

玉美「うンまいかいィ?そりゃあよかった」ニッカ

仗助「マジにちゃんとしてんスね~ッ。意外だ」

玉美「これがけっこう稼げるのよ。やっぱ真っ当に得た金ってーのは気分がいいやねッ。もう当たり屋まがいのタカリなんてやる気もでねーぜ」ハハハ

仗助「その方がいいぜ。またしばらく承太郎さんもこの町に滞在すっからよ、ヘタな悪事働くと何されっかわかんねーからな」

じょりーん「パパおこるとこわいよ。ときがとまるもん」

玉美「キモに命じとくぜ・・・」

 ――図書館

じょりーん「ひろーーーい!」

 <ひろーーーい! <ヒローーーイ! <ヒローーーイ! <・・・

仗助「シィーッ!静かにしろッ。ここは図書館だぞ。ウルサクしたら逮捕されちゃうからなッ」シーッ

じょりーん「オッケーベイビー」b

仗助「お袋のCD返しに来ただけだがついでだついで、おめーも何か読みたい本がありゃあ言いな」

じょりーん「やったー!かいけつゾロリがよみたい!」

仗助「懐かしーなオイ。えーっと絵本絵本・・・絵本のコーナーは・・・スいませエん図書館の人~、絵本ってどこに置いてるんスかねエ~?」

エニグマの少年(宮本輝之助)「はいハァイ、なにかご用で・・・・・・ってウグゲッ!?東方仗助!?」ガタタ~ン

仗助「おウ、図書館の司書さん、かいけつゾロリはどこに置いてあるか教えてくれっか?」

エニグマの少年「アワワ・・・も、もう悪いことはしてないゾッ!僕ァ改心したんだ!もう本の中に閉じ込めないでくれエ~ッ!」ビクビク

仗助「おいおいおいおいおいィイ・・・勘違いしてんじゃあねーぜ。おめーがもう二度と悪事をしないって約束したから『本』から元に戻してやったんだぜ」

仗助「また悪さしたらオシオキしてやるがよー、心を入れ替えたってんならビクビクするこたぁねーぜ」ポンポン

エニグマの少年「ひ、ヒィ~ッ!もうあんなのはコリゴリだァ~ッ!」

じょりーん「ジョースケ、このひとにヤキいれたの?」

仗助「昔の話だ昔のーっ。もういい、自分達で探そうぜ徐倫」

じょりーん「じゃあなビビリくん」ポン

仗助「マジメに働かねーと今度は昆虫図鑑に閉じ込めてやるぜ」ナンチャッテ

エニグマの少年「ウヒィィーーーッ!」ビククゥッ

仗助「そう落ち込むなよ徐倫。まさかかいけつゾロリ全巻貸し出し中とは思わなかったが、それだけ人気ってこった」

じょりーん「ショボン・・・」

仗助「代わりに『ホウレンソウマン』借りるんだからいいだろ。さ、俺もなんかCD借りっかな」

仗助「ん~、何にしようかな~ッ。レッドツェッペリン、REOスピードワゴン、ダイアーストレイツ、ワム!、AC/DC・・・」

 <肩ドンッ

仗助「あ、スンませン」

間田「う、すいませェん・・・って仗助!?」ビクッ

仗助「なぁんだ間田じゃねえか」

じょりーん「ジョースケいろんなひとにビビられてるね」

間田「な、なんだよお前、ベビーシッターでもはじめたのか?」

仗助「承太郎さんの娘さんッスよ。子守任されてんだ。おめーさんこそ一人で何してんだ?」

間田「な、なんだよ!一人で図書館来たらダメだってのか!?一人で映画館行ってもいいし一人で回転寿司行ってもいいし一人で遊園地行ってもいいだろ!?」

仗助「なんか言われたの?」

じょりーん「ひとりでほんよんでるの?パパもよくやってる」

間田「べ、勉強だよ勉強ウウーッ。イイ大学入るためには勉強しなくちゃならねーんのッ!」

仗助「そっかおめー高校3年だったなそういや」

じょりーん「ひるまっからべんきょうなんてサミシーな」

間田「お、おまえッ!全受験生を敵に回す気かッ!炎上するぞッ!今のご時世失言一つで大炎上なんだぞ!」

仗助「なにと戦っとるんだお前は」

じょりーん「どんなべんきょしてるの?」ズイィ

間田「あッ、お、おい・・・(ウヒ、女の子のいいニオイ・・・)」

仗助「間田、その子に指一本でも触れたら顔の形変えるからな」

じょりーん「わ、いっぱいもじがかいてる」

仗助「どれどれ・・・ウゲ、英語の文がビッシリだ・・・こりゃあめまいがするぜ・・・」

間田「ふっ、仗助、てめーの学力じゃあこの英文の発音すらわかんねーだろ。ほれ、悔しかったらここの一文を読んでみろよ」ウヒヒ

じょりーん「ルックアウト ヒアー カムズ トゥ ザ スパイダーマン」

間田「!?・・・なッ、なにッ!?」ガタッ

仗助「徐倫おめー字が読めんのかッ!・・・って、そりゃそーか。アメリカ生まれアメリカ育ちだもんな」

じょりーん「こんなのカンタンだよ」

間田「~ッ!・・・じゃ、じゃあここ!この文!ここの文を読んでみろッ!」ビシッ

じょりーん「パーティ イカナ アカンネン」

間田「じゃあこれ!」

じょりーん「ザンヌイユ ヨーガリー ヒーガリー」

間田「これ!」

じょりーん「ポ!」

間田「ぜ・・・全部正解だ・・・」

仗助「やるじゃあねーか徐倫」ナデナデ

じょりーん「これベンキョするいみあるの?」

間田「ガーン・・・」

仗助「さ、そろそろ行こうぜ徐倫。間田センパイ、がんばって勉強しなよ。5歳の子供に追いつけるようにな」

じょりーん「あばよだよな」ノシ


間田「・・・」

間田「やってられるかァ!ゲーセン行くぞゲーセン!」

仗助「これとこれとこれ貸し出しで」ドサッ

エニグマの少年「アヒィーッ!」

仗助「おめーマトモに仕事できねーのか」

じょりーん「ねえジョースケ、アタシさきにそといってるね」タタタ

仗助「あッ!おい待て徐倫!おい輝之助!早く貸し出し処理しろッ!」

エニグマの少年「イィィーブブハァーッ!」


 ――・・・

 「あァ~・・・弱った・・・なんだってこんなことになっちまったんだ・・・」

 「日本人のカワイコちゃん追いかけてったのが運のツキだったぜ・・・トホホ・・・」

 「ちくしょォ~ッ、今ごとダンナもカンカンだろうな~ッ・・・どうしよう・・・」ガックシ

じょりーん「おっちゃんオッチャン」ポンポン

 「あン?・・・どこからか美人の声・・・」ピククッ

じょりーん「こっちこっち」クイクイ

 「オわッ!・・・よォビューティフルガール。サイン欲しいのかい?」

じょりーん「おっちゃん、どうしておちこんでるの?」

 「あァ・・・実はおじさん、映画業界じゃちょいと名の知れた俳優なんだけどな・・・」

じょりーん「おっちゃんハリウッドスターなの!?」

 「そんな大それたモンじゃあないがよ・・・『ホルホース』って言うんだが知らないかい?」

じょりーん「きいたこともみたこともない」

ホルホース「・・・もっと頑張らなきゃあな・・・」

じょりーん「どうしてマイゴになっちゃったの?」

ホルホース「映画の宣伝で日本に来てたんだが、ちょいと息抜きがしたくって散歩してたらいつの間にか迷っちまって・・・」

じょりーん「たいへんだね。でもだいじょうぶ!このまちにくわしいひとがいるよ!」

ホルホース「君が案内してくれるのかい?」

 仗助「おい徐倫ッ!ここにいたのか・・・どこに行ったか心配しちまったぜ~ッ」ゼイゼイ

じょりーん「このジョースケがあんないしてくれるよ」

仗助「は?お前何を言っ――って!?あ、あ、あなたはッ!・・・」ガクガク

仗助「映画スターのホルホースさんじゃあないッスかァ~~~ッ!」バァーン

ホルホース「フフんッ。そうホメるなって。照れるじゃあないの」ンフフ~

じょりーん「ジョースケ、このひとゆうめいなの?」

仗助「そりゃそォーッスよ!端正な顔立ちなのに自らスタントもこなす有能なアクションスターッスよ!」

仗助「まだビッグネームじゃないからそこまでギャラも高くなく雇えて業界内での評判も上々!」

仗助「身体を張れるイケメンってことでトム・クルーズの劣化版って呼ばれてるホルホースさんだぜ~~~ッ!」

ホルホース「うれしくて涙でちゃう」

仗助「俺ファンなんスよ~!『顔長剣士との決闘』も『予言少年冒険記』も見ましたよ~!大笑いして腹痛かったッス!」

ホルホース「どっちも感動モノなんだけどな」

仗助「いやぁ感激だな~!ところでどうしてスターがこんなとこに?」

じょりーん「しごとほっぽりだしてマイゴになったんだって」

ホルホース「杜王グランドホテルにクルーがいるんだが、5時までに戻らないと東京でのジャパンプレミアに間に合わねーぜ」

仗助「そいつァいけねェ!俺に任せてくださいよ!すぐに連れてってやりまさァ!」

じょりーん「ジョースケなんかテンションがヘン」

 ソレカラドシタノ

仗助「到着ゥ~っ!」バン

じょりーん「うわ~、おっきないえ」

ホルホース「ありがとよジョースケボーイ。おかげでなんとかなりそうだ」

 「あっ!Mr.ホルホース!どこに行ってたんですか!?いきなりいなくなったんで心配してたんですよ!」

仗助「ホルホースさんのマネージャーさんッスか?」

ホルホース「ああ。プロモーターでもあるんだ。ジョースケボーイ、礼は何がいい?」

仗助「じゃ、じゃあサイン!サインほしーッス!映画で使った小道具にサイン入れてくださいッス!」

ホルホース「へっ、そんなのお安いご用さ」

仗助「ッシャ!高く売れるぞッ!」グッ

ホルホース「それと・・・ジョリーン、お前さんが俺を助けてくれたんだ。恩にきるぜビューティーレディー」

じょりーん「アタシもたまにはいいことするからね」フンス

ホルホース「じゃあな。新作映画、見てくれよな」


仗助「はァ~、まさか映画スターが杜王町に滞在してたなんてな~。しかも知り合えるなんてラッキーだったぜ」

じょりーん「ねえねえジョースケ。さっきのひと・・・」

仗助「ん?ホルホースさんのマネージャーか?」

じょりーん「りょうほうのおててがおててだったよ」

仗助「は?」

ホルホース「悪かったってダンナァ~ッ、そうムクれねーでくれよォ~ン」

Jガイル「まったくお前ってやつは大人としての自覚があんのか!?ジャパンは大きな市場なんだ。ここでコケたら興行収入も大きく転ぶんだぞ!」

ホルホース「だからよォ~ッ、無事間に合ったんだからいいじゃあねーか。それに公開イベントは明日、東京だろ?それにしたってもう5時になるぜ。出発の準備はいいのかい?」

Jガイル「お前頭脳がマヌケか?東京行きは明日だ」

ホルホース「エエッ!?・・・でもダンナ、5時から予定があるって言ってたじゃあねェか」

Jガイル「人と会う約束があるんだよ。オメーと俺、二人でな」

ホルホース「はン?」

 <ノックノック

Jガイル「来たか。ホルホース、妙なマネするんじゃあねェぜ」

ホルホース「なんだってんだいダンナ。おどかしっこはナシだぜ」

 <ガチャ

承太郎「景気がいいらしいな、ホルホース」

ホルホース「!・・・てめッ――」メギャン!

Jガイル「やめろホルホースッ!」

 >バォッッッ!<

ホルホース「ッ・・・!」ピタリ

 星の白金『・・・』オオォォォ~ッ・・・

承太郎「テメーの『皇帝』の弾丸が放たれるのが先か、俺の『星の白金』の拳がアゴを砕くのが先か、試してみるか?」

ホルホース「・・・・・・いや・・・エンリョしとくぜ・・・」サッ・・・

承太郎「利口な判断だ」スッ・・・

ホルホース「ダンナ!こりゃどーいうこったい!会う約束ってのは承太郎のことか!?無断外出のオシオキにしちゃあやりすぎだぜッ!」

承太郎「心配するな。俳優として第二のスタートを切ったお前と、そのプロモーターとして改心したお前を今更咎めるつもりはない」

Jガイル「なんでも大事な話があると言ってたが・・・」

承太郎「ああ、実はコレコレシカジカ・・・」

ホルホース「カクカクウマウマ・・・・・・『平行世界』?『異世界からの来訪者』?・・・そんな話を信じろってのか?」

Jガイル「その話を俺達にしてどうだってんだ?まさかその『平行世界』の人間を狩るのを手伝えってか」

承太郎「いや、お前達も警戒してくれという話だ。真っ当な人生を歩きはじめたばかりのお前達を巻き込むつもりはない」

承太郎「だが・・・『平行世界』の人間はどこにいるかわからない。もし『スタンド使い』だったなら危険だからな」

ホルホース「わかったわかったよ。もし見つけたらブチのめしゃあいいんだろ」

Jガイル「こっちの世界の人間とコッソリ入れ替わってるなんてこともあるかもしれねエな」

承太郎「気をつけろ二人とも。スデにどっちかが『平行世界』の人間かもしれんぞ」

ホルホース「・・・」ゴクリ

Jガイル「・・・なに見てんだよ」

承太郎「話はそれだけだ。じゃあな。・・・・・・最後に言っておく。俺も『平行世界』の俺かもしれんぜ」ナンテナ

ホルホース「ケッ・・・ゾっとしないねェ・・・」

ホルホース「ケケケッ、杜王グランドホテルでもう一泊するってんならまたカワイコちゃんを探しに行くぜ」ヘヘヘ

ホルホース「日も暮れたことだし、仕事帰りのOLとオトモダチになりたいなァ~ッ、なアんて」デヘヘh

 「あっ、あのッ!・・・あなた、あの有名なホルホースだよね!?」

ホルホース「ん?」


ジョニィ「わッ・・・や、やっぱり本物だァ!さ、さ、サインくださいッ!」

理那「ジョニィさん、役者さんの私的な時間をお邪魔するのは・・・」

ホルホース「かまわないよレディ。そっちの坊主一人だったら断っていたが、美しい君に免じてサインでもなんでも受けるぜ」

ジョニィ「やったぁ!ありがとうミスターホルホースッ!」

理那「よかったですねジョニィさん(とはいえ、ジョニィさんとの初デートなのに・・・もうっ!)」

ホルホース「お前さん達、ティーンエイジャーかい?だったら俺みたいなのよりもっと若い俳優のがスキなんじゃあないの?」サラサラ~

ジョニィ「そんなことないさ。僕は19歳だけど、あなたの映画は全部見てるのさ。『荒野の保安官』が特にスキで・・・」

ホルホース「ホールドアップ!ホルホースだ!」メギャン!

ジョニィ「わッ!それだよそれェ~ッ!『荒野の保安官』のキメ台詞ッ!銃の小道具まで携帯してるなんてさすがプロだ!」

理那「?」

ホルホース「ウレシイねェ。坊主、お前さんの一番好きな映画はなにか教えてくれっかい?俺にエンリョするこたぁねぇぜ」

ジョニィ「そりゃ決まってるさ。シルベスター・スタローンの『ターミネーター2』さッ」

 《ガアァーンッ!》

ジョニィ「ッ!?・・・がっ・・・・・・ッ!?・・・」

理那「!?」

ホルホース「『皇帝』」バン

理那「キャアアァァァーーーッ!?ジョニィさんッ!?」

ホルホース「『ターミネーター2』に出演してんのはスタローンじゃあなくてシュワルツェネッガーだ。お前さん『平行世界』の『スタンド使い』だな」

ジョニィ「ガフッ・・・!?・・・ぐぶ・・・・・・(な・・・なんだ・・・突然・・・『撃たれた』・・・!?・・・あの銃は本物なのか!?・・・)」

ホルホース「お嬢さん、アンタにゃ危害は加えやしないさ。坊主、おめーさんも大人しくしょっぴかれるってんならこれ以上は痛めつけねーぜ」

理那「な、なんなのですかあなたは!どうしてジョニィさんを・・・!」

ジョニィ「ぶ・・・うぐッ・・・」

ホルホース「ホレ、悪いこた言わねーから大人しくしな。両手を見える様に前へ出せ」

ジョニィ「ぐ・・・うぐ・・・」

理那「ジョニィさん・・・」

ホルホース「早くしな。両手を前に出せッ」

ジョニィ「くぅ・・・ウゥ・・・わ・・・わかった・・・両手を・・・前に出せばいいんだな・・・」

 ス・・・

 ドン! ドンドン!

ホルホース「ッ!?・・・ぐふッ・・・!?・・・なッ!?・・・・・・(何も持ってねェのに・・・銃弾が!?・・・)」

ジョニィ「・・・『爪(タスク)』・・・・・・両手を・・・前に出したぞ・・・これでいいんだろ?・・・」

 ⇐To be continued・・・

今回はここまで。次回更新は来週金曜日です

楽しみにしとるやで

多忙&ネタがあんまり思いつかなかったので更新は来週になります。申し訳ございません

>>38
ありがとう・・・本当にありがとう・・・それしか言葉が見つからない・・・
正直、見てくれてる人がいるだろうかと不安しかないけど>>24みたいに「読んでる人もいるよ」ってのがわかると本当に助かる泣けてくる

 ――・・・

 市バス<プップ~ ブロロォ~ッ・・・

じょりーん「すっげーたのしかった!」キラキラ

仗助「そりゃあ~なにより。子供にとっちゃあ杜王グランドホテルからウチの近所までのバス旅でも大冒険だもんな」

じょりーん「ジョースケ!ジョースケ!またのりたい!バス!」グイグイ

仗助「無茶言うなよな~ッ。せっかくウチまで帰ってきたってのに。それにおめー窓の外見てハシャぐから皆に見られてハズカシーっつゥーの。こっちの身にもなれよなーっ」

じょりーん「ぶー、イジワル」ゲシ

仗助「また今度乗ればいいじゃあねーか。それより早くウチに帰ろーぜ。腹が減って背中とガッチャンコしそうだぜ。ほれ、バス停から歩いてすぐだぜ」

じょりーん「ウチまできょうそうッ!」ダッ

仗助「アッ!待てコノヤローッ!ずりぃーぞ!」ダッ


仗助「ぬおあー!」バァーン

仗助「ハア・・・ハア・・・ハア・・・」

じょりーん「うわー、ジョースケはえー」ポテポテ

仗助「・・・ちくしょー、なんだってガキ相手に全力疾走させられてんだ・・・無駄にエネルギー使ったぜ・・・」ゼイゼイ

じょりーん「あ、ジョースケ、みてアレ」

仗助「え、ナニ?」ゼイゼイ

じょりーん「ウチのおとなりのおウチがおおさわぎだよ」


引っ越し業者「よいしょっと。コステロさ~ん、このタンスはどの部屋に運べばいいッスかァ~ッ?」

グロリア「奥から二番目の部屋に運んでいただけますか?エルメェス、案内してあげて」


えるめぇす「・・・」ムス~ッ

仗助「あー、隣の家に誰か引っ越してきたんだな」

じょりーん「だれ!?だれがおひっこししてきたの!?」

仗助「チワーっす」

グロリア「あら、お隣の・・・ヒガシカタジョウスケさんですね」

仗助「え?どうして知ってんスか?」

グロリア「ついさっきヒガシカタトモコさんにご挨拶したところなんです。高校生の息子と幼い娘がいると聞いたので・・・あなたがジョリーンちゃんね?」

じょりーん「ごめいとう!」ピコーン

グロリア「アメリカからお隣に越してきた、グロリア・コステロです」

じょりーん「あめりか?・・・どっかできいたような・・・」ハテ

仗助「おめーの生まれ故郷だろーがよ」ビシッ

グロリア「ジョリーンちゃんは何歳かな?」

じょりーん「ファイブイヤーズオールド!」バッ

グロリア「5歳?それじゃあ妹と同い年だわ。仲良くしてあげてね」

じょりーん「イモート?」

グロリア「エルメェース、エルメヘェ~~~ッス、こっちにきなさァ~~~っい」

 えるめぇす「チェッ」

 ポテポテ・・・

 \ザッ・・・!/

えるめぇす「・・・」バァーーーン

じょりーん「・・・」ドォーーーン

 えるめぇす&じょりーん『・・・』ギャドォーーーン

仗助「なんでニラミあってんだおめーらは」

えるめぇす「・・・」ジト

じょりーん「・・・」ジー

グロリア「エルメェス、ちゃんと自己紹介できるかな?」

えるめぇす「・・・」

仗助「徐倫、挨拶したらどーだ?」

じょりーん「アタシはクウジョウジョリーン!」バァーン!

仗助「お前毎回そうやってポーズキメんの?」

グロリア「ほら、エルメェス、ジョリーンちゃんは自己紹介出来たわよ。あなたも出来るでしょ?」

えるめぇす「あいとふくしゅうのキッス!」バァーン

グロリア「違うでしょ、エルメェス・コステロですッでしょ」

仗助「なんかフキゲンそーッスねその子・・・」

グロリア「ごめんなさい。故郷のお友達と離ればなれになっちゃってふてくされてるんです」

えるめぇす「マジブルーだわ」

グロリア「私達、家庭の事情でこのモリオーチョーに引っ越すことになったんですが、この子はずっと行きたくない行きたくないって・・・」

えるめぇす「なえるわー」

グロリア「わかってちょうだいエルメェス。きっと新しい家も気に入るわ。この町はいい所だし、また友達も出来るわよ」

えるめぇす「まえむきすぎてウケる」

仗助「その子ほんとに5歳?」

じょりーん「えるめぇす、あんた、トモダチいないの?」

えるめぇす「は?いるし。アタシのホントのおウチにいったら、しゃしんもいっぱいあるから」

えるめぇす「このまえもアタシの5さいのたんじょうびのパーティーしたし、ともだちいっぱいきたし、みんなでイスとりゲームとかビンゴとかやったし」

えるめぇす「でもココにはみんなはいない。ニッポンなんていきたくなかった。ずっとみんなといっしょにいたかった」

グロリア「エルメェス・・・」

えるめぇす「ココにはだれもいない・・・ステファニーもドナもミシェルもキャシーもキミーも・・・アタシのともだちは・・・ココにはひとりもいない・・・」

じょりーん「じゃあアタシがともだちになったげる」

えるめぇす「!」

じょりーん「ニッポンでさいしょのともだち。アンタのあたらしいともだち。アタシはクウジョウジョリーン!」バァーン

じょりーん「アタシもココにきたばっかりだから、まだおともだちはコーイチとオクヤスとユカコとホルホースしかいないの。だからえるめぇすもともだちになろ!」

じょりーん「ねっ☆」

えるめぇす「・・・・・・ウケる」

じょりーん「それどーゆーいみ?」

えるめぇす「わらっちゃうっていみ」

じょりーん「なんにもジョークいってないよ?」

えるめぇす「・・・いいよ。アンタのともだちになってあげる。アンタも・・・アタシのともだちになってくれる?」

じょりーん「あたぼうよ!」アクシュ!


仗助「・・・なんだコイツのコミュ力は・・・」

グロリア「グスン・・・エルメェス、良かったわね・・・いいお友達が出来て・・・マジウケるわ」グスン

仗助「妙な言葉使いは姉の影響か・・・」

今回はここまでで。次回の更新は来週金曜日予定です

フルハウスで草

>>45
気づいてくれる人もいるんだ・・・ありがたい

グロリア「さあさ二人とも、そろそろお夕飯の時間だからおウチに帰りましょ」

じょりーん「ええー、もっとあそびたーいー」

グロリア「また明日エルメェスと遊んであげてね」

じょりーん「じゃああした、あしたあそぼうね!えるめぇす!」

えるめぇす「りょ」

じょりーん「えっ、なにそれどゆいみ」

えるめぇす「りょ~かいっちゅーイミよ。ナウいレディーがつかうコトバさ」

じょりーん「すっげ-!えるめぇすシティーボーイじゃん!」キラキラ

仗助「ガールだろ」

グロリア「それじゃあね、徐倫ちゃん、仗助さん」

えるめぇす「ばいびー」

じょりーん「えっ!またなんかカッコイイことば!」

仗助「ホレ、おめーも帰るんだよ。そろそろお袋が晩飯作って待ってるだろーぜ」


 ――・・・

ホルホース「グフッ!・・・ぐ・・・ううっ・・・」ボタボタ

ジョニィ「ハア・・・ハア・・・」ドクドク

ホルホース(このガキ・・・両手に何も持っちゃあいないのに撃ってきやがった・・・なんだ?・・・こいつの『スタンド能力』は銃を透明にする能力だとでも言うのか・・・?)

ジョニィ「ハア・・・ミスターホルホース・・・きっとあなたは誤解をしている・・・ハア・・・僕があなたに攻撃されるような理由が思い当たらない・・・あなたは僕を誰かと勘違いしているんじゃあないですか・・・」

ホルホース「理由?・・・そりゃあテメーが『平行世界』からやってきた『スタンド使い』だからだろォーが」

ジョニィ「!・・・・・・ど、どうしてそれを・・・」

理那「ジョニィさん・・・」

ホルホース「何が目的か知らねーが、真っ当なヤツならコソコソなんかしないだろうよ」メギャ

ジョニィ「・・・やめてくださいミスターホルホース・・・あなたは僕の『スタンド』の射程内にいる・・・その銃を下ろしてください・・・」

ホルホース「指か?お前さんの『スタンド能力』は指から銃弾を出す能力なのか?・・・まあ、知ったこっちゃねーが・・・次は外さねー・・・俺の『皇帝』はてめーの眉間に風穴を空けるぜ」

ジョニィ「・・・」ドドドドドドドドド

ホルホース「・・・」ドドドドドドドドド


ドスゥッ・・・!

ジョニィ「!?・・・・・・なッ・・・!?」

 ズブズブ・・・!

ジョニィ(う、後ろに・・・背後から『刺されている』ッ!?・・・な、なんだ!?・・・敵がもう一人・・・)クルッ


 吊られた男『相手は二人組・・・とは考えなかったか?』

ジョニィ(!・・・す、『スタンド』!・・・姿は見えないのに・・・『水たまりに敵スタンドがいる!』)

ホルホース「ナイスだぜ、Jガイルのダンナ」ニヤッ

ジョニィ(ま、マズイ!・・・撃たれる・・・!)

理那「ジョニィさん!」

ホルホース「あばよ!」

 \ブウゥゥワアアアァァァァ~~~ッ!/

ホルホース「!?・・・なんだ!煙!?・・・いや、『霧』か!」

 \モワワアアァァァ~~~ッ/

ホルホース「突然『霧』が広がって・・・視界が見えねぇ!数メートル先すら見えないほどの濃霧が・・・突然出現しやがったッ!」クッ!

ジョニィ「!・・・これは・・・!」

理那「ジョニィさん!ジョニィさん!?どこにいるんですか!?」

ジョニィ「理那!こっちだ!僕に捕まって!」

 <ガシィッ

理那「ジョニィさん!」

ジョニィ「『爪ACT3!』」ドン!

 ギャルルルルルルルルルル!

 ドシュルルルルルゥーーーッ・・・


ホルホース「!・・・霧が晴れてくぜ・・・」メギャ

ホルホース「・・・・・・いねェ・・・濃霧に紛れて消えやがった・・・」

吊られた男『まんまと逃げられたな。霧のせいで水たまりに映っていた小僧の姿も消えて、俺も取り逃がした』

ホルホース「チッ・・・運のいいヤローだぜ」

 ――離れた路地・・・

 ・・・・・・ギャルルルルル

 \バン!/

ジョニィ「ハア・・・ハア・・・ハア・・・」

理那「ハア!ハア!ハア!・・・じょ、ジョニィさん!今のは一体・・・私・・・まるで穴に吸い込まれるみたいに・・・」

ジョニィ「説明しているヒマはない理那・・・ハア・・・君を巻き込みたくはなかったが・・・すまない・・・ハア・・・」

理那「どういうこと・・・一体何が・・・」


 「間一髪だったな相棒」

ジョニィ「・・・ああ、君が助けてくれなかったらどうなっていたか・・・」

理那「!・・・あ、あなたはジョニィさんのオトモダチの・・・」

ジャイロ「ニョホ」

ジョニィ「『鉄球の回転』・・・水たまりを巻き上げて瞬間的に濃い霧を発生させたんだな・・・おかげで逃げられた・・・」

ジャイロ「気ぃつけろよジョニィ、どうやら俺達のことを侵略者か何かだと思ってる連中がいるみてーだな。女の子とデートしてる場合じゃあねーぜ」

ジョニィ「ああ・・・そうらしいな・・・彼らからすれば僕らは異邦人・・・だが、『目的』を果たさなければ・・・僕らはそのために『こっちに来た』のだから・・・」


 ⇐To be continued・・・

今回はここまでで。次回更新は月曜か火曜になります

今回はここまでで。次回更新は月曜か火曜になります

 ――・・・

じょりーん「オイシイ!」パァー

朋子「ニコニコ」

じょりーん「このバンハーグおいしい!おニクがたっぷりジューシー!」

朋子「見なさい仗助、本場アメリカの子が言うんだから間違いないわ」フンス

仗助「なァ~んかよォ~、今日の晩飯いつもより気合い入ってんじゃあないのォ~?徐倫がいるからってカッコつけてんじゃあないの~?」

朋子「るっさいわねッ。そんなこと言う子にはデザートのアイスあげないんだから~」プイッ

じょりーん「アイス!?アイスあるの!?ほしいほしい!」

朋子「はーい、コンビニで色々買ってきたから、好きなの選んでね~」ガサガサッ

じょりーん「わあ!おいしさのホウセキバコや~!」

仗助「どこで覚えたのキミ」

じょりーん「コレ!あたしコレがいい!」テッテレー

朋子「ワオ、チョコミントアイスなんてオツね徐倫ちゃん」

仗助「俺ァあんまスキじゃあねーんだよな~。ハミガキ粉食ってるみてーでよー」

じょりーん「ほわァ~!クチのなかがシーハーシーハーするゥ~ッ!」ヒーハー

朋子「それ食べ終わったらオフロに行きましょうね~♪」

仗助「あ、俺もフロ行きたかったのによ~」

朋子「スケベ」

じょりーん「スケベ」

仗助「なッ!・・・違っ・・・一番風呂入りたかったってイミだっつの!」

じょりーん「まあジョースケのようなおこちゃまにはアタシみたいなおとなのレディーはあこがれるだろうけども」

仗助「俺ァガキにコーフンするほど変態じゃあねー!」

じょりーん「ガキじゃないもん!」ゲシ

仗助「あだっ!こ、このドチビがァーッ!」


朋子「ふふ、仗助に妹がいたらこんな感じだったのかしらね・・・ねえ、ジョセフ・・・」

じょりーん「あッ、いいユだったァ~なッ」カトチャンペッ

朋子「徐倫ちゃん、あなたほんとにアメリカ生まれ?日本の文化知りすぎじゃない?」

 <な、な、なんじゃこりゃあ~~~!

じょりーん「?・・・どしたのジョースケ。でっかいコエだして」

仗助「さっき図書館で『QUEEN』のアルバムCDを借りたんだけどよォ~・・・ケースの中身がまるで違うんだよ」

じょりーん「なにこれ、まっしろなCDだ」

朋子「あ~、それCDデッキの中をキレイにするCDクリーナーとかいうやつでしょ。図書館の人が間違ってケースに入れてたのね」

仗助「かァ~・・・ツイてねェ~・・・」

じょりーん「かして!」パシッ

じょりーん「こんなも~ん!」ガララッ

じょりーん「おらぁ!」ブォン!

仗助「ああっ!窓から投げ捨てやがった!」

朋子「よくやったわ徐倫ちゃん!仗助のカタキをとってくれたのね!」ナデナデ!

じょりーん「フンス!ジョースケ、これからもなんかイジメられたらアタシがリベンジしてやっからね!」


 《DISC》<ヒュ~~~~~~ッ・・・

 水たまり<ポチャンッ

 水たまり<・・・・・・

 水たまり<・・・ズブ・・・ズブズブ・・・


 水たまり<バシャアッ!


 フー・ファイターズ『・・・・・・』フシュゥ~~~ッ・・・

 ――・・・朝

仗助「Zzz・・・Zzz・・・」グオー

じょりーん「ほしのひかりをみていたい!」ドボォ

仗助「おごッ!・・・・・・じょ、徐倫・・・寝てる人の腹に飛び乗るんじゃあないって承太郎さんに教わらなかったのか・・・」

じょりーん「あさだよジョースケ!いつまでもソファーでねてるんじゃあないよ!」イシシッ

仗助「俺のベッドがオメーに奪われたからソファで寝てるんじゃあねーかッ!コラ!」

じょりーん「きょうはなにしてあそびますか!ジョースケせんしゅ!」ハイ!

仗助「あのなァ~っ、俺ァ学生だぜ。平日の昼間はガッコーに行かなきゃなんねーんだよ、ガッコー」

じょりーん「ん!じゃあアタシもいく!ガッコー!」

仗助「冗談言ってんじゃあねーッスよ!学校に子供連れてく高校生がどこにいんだっての」

じょりーん「じゃあアタシはなにしてあそべばいいのよさ」

仗助「お隣の女の子と遊ぶ約束してたじゃあねーか。しっかりしたお姉さんも一緒だったし、面倒みてもらえ」

じょりーん「そのいいかた・・・もうアタシはヨウズミってワケね・・・」

仗助「おめーホントどういう教育受けてんの?」


 ――・・・

仗助「というわけで面倒みてもらえませんでしょうか」

グロリア「いいですよ~。昨日エルメェスと遊ぶ約束してたもんね~徐倫ちゃん」

じょりーん「そういうことですな!」カッカッカ

えるめぇす「マジくさ」

じょりーん「えっ!?アタシくさい!?ジョースケのおフトンでねたからかな・・・」スンスン

えるめぇす「わらえるってイミだよ」

グロリア「徐倫ちゃん、ジョースケさんのベッドで一緒に寝てたの・・・へェ~・・・」スッ・・・

仗助「わーやめろッ!誤解してんじゃあねーッスよ!スマホを取り出してんじゃあないッ!ケーサツに電話しないでくれェーッ!」

グロリア「というわけで今日は私が二人の面倒をみちゃいますっ」フンス

えるめぇす「マジなえだよね」

じょりーん「どゆイミ?」

えるめぇす「おねえちゃんってけっこードジだからフアンだってこと」

グロリア「それじゃあ今日はみんなで『レモネード』を売りましょ♪」

じょりーん「ぐれねーど?」

グロリア「レモンのジュースを売って、お金を稼ぐの。アメリカに居た頃にやらなかった?」

じょりーん「ウチってカホゴだからそーゆーことやらせてもらえなかった」

グロリア「あらぁ、それじゃあ今日は徐倫ちゃんにとっても初めてのレモネードスタンド開店ね。いっぱいかせごー!」オー!

じょりーん「レモンのジュースってどうやってつくるのかな?」

えるめぇす「カンタンだよレモンをぶっつぶせばシルがいっぱいでるんだ」ス・・・

えるめぇす「『キッス』!」バン! グシャア!

じょりーん「わ!すごい!えるめぇすもスタンドつかいなの!?」

えるめぇす「え?・・・」

じょりーん「アタシもなんだー」ドシュン

えるめぇす「うそっ!?チョーヤバじゃん!マジでアガる~!」

じょりーん「アタシたち、スタンドなかまだねっ!」

グロリア「あらぁ、エルメェス、もうレモネード作ったの?さすが私の自慢の妹♪」

 えるめぇす「おねえちゃんはスタンドつかいじゃあないんだ。アタシの『キッス』はみえてない」

 じょりーん「へー」

グロリア「ちょっと味見してもいいかしら?」ゴクッ

グロリア「ブボハァッ!」スッペェーーー!

えるめぇす「マジうまいっしょ。レモンをにぎりつぶしたからカジューひゃくぱーせんとだぜ」

グロリア「」ピクピク

えるめぇす「おねえちゃん、ウマすぎてぶったおれた。マジテンアゲじゃん」

じょりーん「よーし!アタシもいっぱいぐれねーどつくるよ!『ストーンフリー』!」バン

じょりーん「おらおらぁ!」バコォ!ブシュウゥゥ~ッ

えるめぇす「おおっ、じょりーんのスタンドもレモンをにぎりつぶした!」

じょりーん「じゃんじゃんつくるよ!」


 ――・・・

FF『・・・・・・』ギュピッ・・・ギュピッ・・・

FF『・・・私は・・・誰だ?・・・・・・なぜここにいる・・・』ギュピッ・・・ギュピッ・・・

FF『わからない・・・何も・・・・・・わかるのは、私に『知性』が与えられたということ・・・』ギュピッ・・・ギュピッ・・・

FF『そして・・・アテもなく歩いてはいるが・・・本能的に『生存』を求めているらしい・・・・・・生きるために・・・水分を求めて・・・』ギュピッ・・・ギュピッ・・・

FF『・・・『生存』とは戦いだ・・・生きるためには生存競争に勝たねばならない・・・・・・私は・・・戦う者・・・』ギュピッ・・・ギュピッ・・・

FF『・・・何者かわからない(WHO)・・・だが生きるために戦う者・・・・・・『フー・ファイターズ』・・・それが私・・・」ギュピッ・・・ギュピッ・・・


 <オラァ! グジュウゥゥ~ッ

FF『・・・?・・・・・・声・・・人間の子供の声か?・・・』

 <キッス! ブジュウゥゥ~ッ

FF『・・・こっちか・・・この草陰の向こうから・・・』ガサガサッ・・・

 じょりーん「ふぅー!いっぱいつくったな!」ハタライター

 えるめぇす「これだけレモネードがあればバカウレするっしょ!」フンス

FF『!・・・・・・あれは『水分』!・・・・・・う、ウマソウッ!・・・』ジュルリ

FF『だが待ってほしい』

FF『私はプランクトン・・・この姿は人間とはかけ離れた異質な怪物のようなもの・・・』

FF『私に与えられた『知性』は・・・この姿を人間に見せるのは懸命ではないと判断できる・・・しかし、あの水分は欲しい・・・・・・どうしたものか・・・』

FF『ム・・・この建造物は・・・人間の家屋。そしてこれは『窓』と呼ばれる、屋内外を見通せる箇所・・・』

FF『この『窓』の側に飾られている『写真』・・・これは人間の子供の写真だ。この人間の子供に『擬態』するとしよう。この姿なら、警戒されることもあるまい・・・』

FF『しかし、人間の身体の内部の構造がわからない・・・発声器官や内臓器官まで『擬態』が出来ないか・・・ゆえにコトバを使うのにはいささか不便しそうだ・・・』

FF『仕方あるまい。外見だけを人間の子供に似せて、あの水分を確保するのが先決ッ!』ウジュルウジュルウジュル・・・


じょりーん「!・・・」

えるめぇす「どしたじょりーん」

じょりーん「みて。えるめぇすんチのまどのとこ・・・だれかいるッ!」

えるめぇす「!・・・ま、マジじゃん・・・やばたにえん!」

 <ウジュルウジュル・・・

えるめぇす「ヘイッ!そこでなにしてるッ!そこのおまえッ!ツラァだしな!」

 <ウジュルウジュル・・・

じょりーん「も、もしかしたらドロボーかもしれないよ・・・」

えるめぇす「ドロボーだったらようしゃしない!ボコすからでてこいッ!」

 <ウジュル・・・・・・

 <・・・


FF(エートロのすがた)「・・・」

じょりーん「?・・・オンナのコ・・・?」

えるめぇす「!?・・・あ、アンタは『エートロ』!?ど、どうしてここに・・・」

FF「・・・」ダッ

 バッ!

じょりーん「あっ!」

FF「んぐっ・・・んぐっ・・・んぐっ・・・」ゴクゴクゴク

FF「プはァ~~~~~ッ!」パァー

じょりーん「にゃ、にゃんだぁ~ッ!?アタシたちがつくったぐれねーどをガブガブのんでるぞ~!」

FF「ん」サッ

FF「ぶぐっ・・・ぐびぐび・・・」ゴクゴク

じょりーん「あー!のんじゃだめー!それはうりものですよおきゃくさんーッ!」

FF「ぷひはぁ~~~ッ」パァー

じょりーん「えるめぇす!このコなに!?ダレなの!?アンタのトモダチィ!?」

えるめぇす「こいつは『エートロ』・・・アタシがアメリカにいたころのトモダチ・・・だけど・・・どこか『ちがう』・・・」

えるめぇす「エートロはおとなしいコでアタシがまもってあげてた。このコはエートロにそっくりだけど、エートロじゃない。エートロはレモネードがだいきらいだった」

えるめぇす「それにエートロはいまもアメリカにいるはず。こいつはエートロにそっくりなまるっきりべつじんだ!」

FF「んくく」ゴクゴク

じょりーん「あー!おきゃくさまこまります!おきゃくさまこまります!」グイグイ

FF「ゲップ」

じょりーん「がぁ~~~ん・・・ぜんぶのんじゃった・・・」

えるめぇす「ヘイッ!アンタいったいなにものだ!アタシたちのレモネードをぜんぶのんじゃって、どういうつもりのタモリさん!」

FF「・・・ア・・・」

じょりーん「?・・・なに?」

FF「・・・う」

じょりーん「・・・もしかして、しゃべりづらいの?」

FF「ん」コクコク

えるめぇす「パパとママはどこにいるのさ」

FF「んー」フルフル

えるめぇす「いないの?」

FF「そ」コクコク

じょりーん「アンタ、なまえは?じぶんのなまえ、いえない?」

FF「・・・うー・・・ふ・・・ふっ・・・ふーっ・・・」

じょりーん「ふ?」


FF「ふー・・・ふぁいふぁーす」

今回はここまでで。次回更新は来週の金曜日になります

じょりーん「ふーふぁいふぁーす?・・・ケッ!これからはおまえのことをFF、えふえふってよんでやるぜ!」

えふえふ「えふえふ・・・!」パアア

えるめぇす「おめーどこのどいつなんだよ、エートロにそっくりだけどよー」

えふえふ「・・・」

えるめぇす「ブチってんじゃあねーぞっ」

じょりーん「まいごなのか?」

えふえふ「・・・そうともいう」

じょりーん「えっ」

えるめぇす「どこにすんでるんだ?」

えふえふ「・・・」フルフル

えるめぇす「・・・お、おウチないのか?」

えふえふ「・・・」コクリ

えるめぇす「・・・パねぇな・・・」

じょりーん「みなしごハッチだな」

えふえふ「?」

えるめぇす「いえなきコじゃん・・・」

えふえふ「?」

じょりーん「よし!じゃあえふえふ、アタシんチこい!」

えるめぇす「!?」

えふえふ「?」

えるめぇす「ほ、ほんきかじょりーんっ!どこのどいつかわかんないコだぞ!」

じょりーん「え、いいんじゃね?べつに」

えるめぇす「ノリかるっ!」

じょりーん「こまってるひとがいたらたすけてやれってパパがいってた」

えるめぇす「そりゃタテマエだタテマエ」

じょりーん「けっこうな?」

えるめぇす「そりゃオテマエだオテマエ」

じょりーん「ジョースケはいいヤツだからきっとおんなじこというよ」

えふえふ「キミの・・・おウチ・・・?」

じょりーん「キミじゃあないよ。アタシはじょり・・・ッハ!アタシはクウジョウジョリーン!」バァーン

えるめぇす「わざわざポーズきめやがって・・・」

えふえふ「クウジョウジョリーン・・・」

えるめぇす「アタシはえるめぇすだ。あいとふくしゅうのキッス!」バァーン

えふえふ「フーファイターズ!わたしをよぶならそうよべ!」バン

 じょりーん&えるめぇす『!?』

えふえふ「たまにちゃんとしゃべれる」フンス

えるめぇす「お、おう・・・」

じょりーん「じゃさっ、じゃあさっ!ジョースケのゴキゲンとるためにもさっ、おいしいケーキをつくっておむかえしようぜッ!」

えるめぇす「け、ケーキッ!?」

えふえふ「ケーキ・・・しってる。ちしきある。ちきゅうじょうでいちばんオイシイたべもの」

じょりーん「そう、そのとーりっ!ケーキをつくってあげたらジョースケもきっとえふえふをみとめてくれるハズ!」

えふえふ「おおっ・・・」

えるめぇす「ンなカンタンにいうけどよォ~っ・・・ケーキのつくりかたしってるのか?」

じょりーん「しらない」

えふえふ「んーん」フルフル

えるめぇす「ガクッ・・・」

じょりーん「だいじょうぶ!だいどころにいっぱいりょうりのホンがおいてあったから、きっとケーキのつくりかたもかいてるはず!」

えるめぇす「マジまえむきじゃん・・・」

じょりーん「よーし、さんにんでオイシイケーキつくろー!」

えふえふ「おー」

えるめぇす「えっ!?アタシもカウントされてんの!?いつのまに!?」

今回はここまでで
次回更新は来週金曜日になります

 ――・・・

仗助「うゥ~・・・心配だぜェ~ッ・・・」ソワソワ

億泰「仗助ェ~、おめー落ち着きがねーなァ~ッ。なにをソワソワしてんだ」

仗助「徐倫のことだよ。なにごともなきゃァいいけど・・・どーもヤな予感がすんだよな~」

康一「大丈夫だよ。承太郎さんの娘さんなんだから、おかしなことはやらないだろうさ」

重ちー「そんなことよりジョースケッ!早くノるかオリるか決めるどッ!そーやってポーカー勝負をウヤムヤにしよーとしたってそーはいかないどッ!」

仗助「てめー重ちー、せっかく長い入院生活が終わったばっかだってのにまた病院送りにされてーのかコラ」

億泰「あの吉良吉影のボゲにふっとばされてよォ~、また狙われたら面倒だってんで入院生活してたんだよな~オメー。仗助の『スタンド』ですぐ治るのによー」

仗助「おかげで吉良のヤローはテメーを始末したと思い込んで、それ以上おめーがヤツに狙われることはなかったがな。その恩義をムゲにすんのかコラ」

重ちー「それとこれとは話が違うどッ!さあいくど!オイラは『Kのスリーカード』だどッ!この勝負はオイラの勝ちだど~ッ!」シシシッ

仗助「・・・そンじゃあよォ~・・・俺の手札を見せてやるぜ・・・・・・『Aのフォーカード』!」バン

重ち-「アロ・・・ホゲェ~~~ッ!」


 ――・・・

じょりーん「あった!ケーキつくりのほん!」ババーン

えふえふ「おぉ・・・」

えるめぇす「じょりーん、アンタ、じよめるの?」

じょりーん「こどもだからよめませ~ん」

えるめぇす「」ガクッ

えふえふ「アタシ、すこしならよめる」カモ

じょりーん「おお!すごいぞえふえふ!さすがチシキのモウシゴ!」

えふえふ「ふっ」ドヤサァ

えふえふ「まず、『スポンジ』に『クリーム』をぬる。そのうえに『イチゴ』をのせれば、ケーキのかんせい」ッテ カイテル

じょりーん「なァーんだ!カンタンじゃん!」

えるめぇす「3つのアイテムをあつめればいいんだな」

じょりーん「それじゃあアタシは『スポンジ』をさがしてくるから、えるめぇすは『イチゴ』を、えふえふは『クリーム』をさがしてきてくれ!」

えふえふ「ん」

えるめぇす「しゃーなしだぞ」ヘッ

じょりーん「よーし!ストーンオーシャンズ、しゅつげきー!」オー


じょりーん「あった!『スポンジ』!」バーン

じょりーん「きのうのよる、かーちゃんがおさらをあらうときにつかってたのをおぼえてたぜ!」ウシシ

じょりーん「えふえふゥ~ッ!どーだ!?みつかったか~!」

えふえふ「・・・」ポテポテ

じょりーん「『クリーム』あった?」

えふえふ「これ、『クリーム』ってかいてる」

 《ハンドクリーム》

じょりーん「おおー!さすがえふえふ!じがよめるとはさすがだな!」

えふえふ「ふっ」トクイゲッ


えるめぇす「『イチゴ』ゲットしてきたぞー」

じょりーん「ほんとうかえるめぇす!」

えるめぇす「ほんもののイチゴはみつからなかったから、ウチからこれをとってきた。イチゴのニオイがするけしゴム。おねえちゃんにもらったやつ。これなら『イチゴ』のかわりになるだろ」

じょりーん「てんさいじゃーん!」

じょりーん「でっきるっかな♪でっきるっかな♪」クリーム ヌリヌリ

えるめぇす「でっきるっかな♪でっきるっかな♪」クリーム ヌリヌリ

えふえふ「イチゴはいります」ポム ポム ポム


じょりーん「できた!」

 バァーーー《けーき》ーーーン


えるめぇす「こどもだけでケーキをつくってしまった・・・ヤバ、マジヤバじゃん」

えふえふ「イチゴがたくさんのっていてすばらしい」

じょりーん「これをジョースケにたべさせてあげれば、きっとえふえふをウチにむかえいれてくれるぞ!ヤッタなえふえふ!」

えふえふ「うん」

えるめぇす「ケーキつくっちゃうとか、アタシらプロになれるかもな。マジヤバいよ」


 <ピンポ~ル

えるめぇす「!・・・インターホン」

じょりーん「ここはアタシのウチだから、アタシがでる!」ダダダ

えるめぇす「お、おいまてじょりーん!こどもがるすばんしてるときは、イルスをつかえっておねえちゃんが・・・」

じょりーん「いらっしゃい!」ガチャ


 ポルナレフ「よお、元気にしてたか?徐倫」バン


じょりーん「ポルポル!」

えふえふ「?」

えるめぇす「だ、だれだあのあたまのなげーヤツは・・・」

じょりーん「ポルポル!ポルポル!」キャッキャ

ポルナレフ「ジョリーン!ジョリヒィ~ンッ!」キャッキャ

 ポルナレフ&じょりーん『ポルポルポルポルポルナレフッ!』ビシィ

ポルナレフ「つづきましてぇー」

えるめぇす「ま、まてまて!じょりーん、だれなんだそいつはぁー!」

じょりーん「コイツはポルナレフ!アタシのともだち!」

ポルナレフ「我こそはジャン・ピエール・ポルナレフ!空条徐倫のダチだ!」バァーン


 ――・・・


花京院「ふむ・・・」パタン

アヴドゥル「なにか見つかったか」

花京院「いや・・・この図書館に蔵書されているめぼしい本は一通り目を通したが・・・『壁の目』に関する情報はなかったよ」

アヴドゥル「やはりか・・・歴史上にそれらしい文献が無いとなると、まさに手探りになるな」

花京院「承太郎は?」

アヴドゥル「ジョースターさんを迎えに港へ行った。あの人の『隠者の紫』で、何か手がかりがつかめるかもしれない」

花京院「『壁の目』・・・『平行世界』・・・『二つが一つに混ざり合う』・・・本当に奇妙な話だな・・・そういえばポルナレフは来日しないのかい?」

アヴドゥル「既に到着しているはずだが・・・ヤツのことだ。どこかで油を売っているのだろう」

花京院「ふっ、違いない」

アヴドゥル「腹が減ったな。何か食べていくか」

花京院「いいね。近くにイタリア料理の店があると聞いたが・・・」

アヴドゥル「たしかそこの角を曲がった先に・・・――」

 「失礼。そこのあなた」

花京院「・・・?」

 「そう、あなたです。あなた・・・さっき図書館で『土地の本』を調べていましたね」

花京院「そうだが・・・キミは?」

 「ある者の使いであなたに会いに来た」

  >ドン!<

花京院「!」

 《シパァァーーーッ!》

花京院「ッ!?・・・・・・ぐ・・・が・・・!」

アヴドゥル「花京院!?」


 「お前の喉に・・・『ジッパー』を取り付けた。新鮮な酸素を再び肺に取り入れてーってんなら・・・俺の質問にちゃんと答えることだ」

アヴドゥル「貴さ――」

 「動くな。後ろを振り返ってみろ。・・・ゆっくりだ」

アヴドゥル「!・・・」チラ・・・

 「俺の部下が銃口を向けてる。この距離なら、お前がまばたきした瞬間に、確実に急所に弾丸をブチ込める」

アヴドゥル「・・・くっ」

花京院「ぐっ・・・がっ・・・」パクパク


ブチャラティ「この町の・・・『壁の目』について嗅ぎまわってる奴らを締め上げる・・・それが俺の『仕事』だ。俺の名はブローノ・ブチャラティ。質問には正直に答えてもらう」

 バン!


⇐To be continued・・・

今回はここまでで。次回更新は来週金曜日になります

 ――・・・港

承太郎「少し早く港に着いたか・・・ジジイが来るのはまだ時間がかかりそうだ」

承太郎「じじいのスタンド・・・『隠者の紫』で『壁の目』を調べればなにかわかるかもしれん。もしかしたら『平行世界』の『先』を映し出す可能性もある」

承太郎「なんにせよ、手がかりは全て調べていくしかあるまい。事態が大きくならないうちに・・・」

 <ザッ・・・

承太郎「!」

 「失礼・・・あなた・・・・・・あなたが『あの』・・・空条承太郎さん・・・ですか・・・?」

承太郎「・・・ああ」

 「はじめまして。あなたと少し・・・お話がしたいのですが・・・かまいませんか?」

承太郎「・・・君は?」


ジョルノ「『汐華 初流乃』・・・・・・」

 バン!


 ――・・・

花京院「ぐかっ・・・かっ・・・」パクパク

アヴドゥル「花京院!」

ブチャラティ「さあ、質問に答えてもらおう。てめーら誰の指図で動いてる。裏で手引きしているやつがいるのか?」

アヴドゥル「・・・言っている意味がわからん。なんの話だ・・・貴様達は誰だ。どうしてこんなことを・・・」

ミスタ「ヘイッ!オッさん!質問してんのはコッチだぜ。後頭部によォ~、も一個鼻の穴を空けられたくなかったらちゃんと質問に答えるんだな」

アヴドゥル「・・・(前のこの男は『スタンド使い』で間違いない・・・背後にいる男は・・・拳銃を持っているということは『スタンド使い』ではないのか・・・?・・・)」

ブチャラティ「答えろ。『壁の目』を探っている人間は他にもいるのか?」


アヴドゥル「・・・いいだろう。答えてやる。だが・・・私の『スタンド』に耐えられたらばなッ!」ドン!

ブチャラティ「!」


アヴドゥル「『魔術師の赤』!」ギャァーーースッ!

ブチャラティ「くっ!やはり『スタンド使い』かッ!」

ミスタ「野郎ッ!」

 銃<ドギュドギューン!

魔術師の赤『ギャアァーーーッス!』ゴバオオォォォオオオオ!

 《弾丸》ボッシュウウゥゥゥ――,゜.:゜.:。:。,+゜

ミスタ「なッ・・・!?・・・弾丸が空中で消滅した!?なんて熱だッ!」

アヴドゥル「この私に銃なんぞ通用せんと思え」キリッ

ブチャラティ「『スティッキィ・フィンガーズ』!」ドシュバ!

アヴドゥル「『魔術師の赤』!」ドシュバ!

ミスタ「ブチャラティーッ!」

アヴドゥル「取った!」ガッシィイ!

ブチャラティ「!」

アヴドゥル「私はかつての敵との戦いで・・・両腕を暗黒空間に飲み込まれ失った・・・今の私のこの腕は・・・SPW財団の技術で作られた最新式の『義手』!その馬力は、骨などたやすくへし折る!」

 グギギギギ・・・メシ・・・

ブチャラティ「ぐっ・・・うおおおああああああ!」グググ

アヴドゥル「ムウン!『赤い荒縄(レッド・バインド)』!」ボオオォォオオオ!

ブチャラティ「ッ!・・・うぐッ・・・こ、呼吸が・・・」グググ

ミスタ「つッ・・・強いッ!・・・こいつは猛者の『スタンド使い』だッ!」

 ジッパー<スウゥ・・・

花京院「かはッ!はあッ!はあッ!はあッ!・・・・・・く、首のジッパーが消えた・・・助かったよアヴドゥル・・・」

ブチャラティ「うぐぐ・・・」グググ

ミスタ「ブチャラティィイイーーーッ!」ドギュドギュドギュ!

アヴドゥル「効かんと言っているのだ!」ボッジュウウウゥゥゥ・・・

ブチャラティ「ぐうぅううう!『スティッキィ・フィンガーズ』!」

 バラララァッ・・・!

アヴドゥル「!・・・自分自身をジッパーでバラバラに分解して、我が『赤い荒縄』から脱するとは・・・」


ブチャラティ「はあ・・・はあ・・・参ったな・・・軽い気持ちでこの島国にきたんだが・・・こんな達人スタンド使いと戦うことになるとは・・・」

ミスタ「ッ・・・」

花京院「待ってほしい。キミ達・・・我々を痛めつけるのが仕事だと言っていたな。一体誰がそんな依頼をしたんだ。我々には身に覚えがない。襲われる理由に心当たりがないんだ」

ミスタ「アホかてめーッ。依頼主のこと誰が話すかバーカッ」

花京院「我々はこの町の『壁の目』を調べているだけだ。不測の事態が起こる前に・・・奇妙な事故が起こる前に、それを未然に防ごうとしている。ただそれだけだ」

ブチャラティ「知ったことじゃあない・・・」

花京院「なに・・・!」

ブチャラティ「俺達は『壁の目』というのが何なのか、依頼主が何をしようとしてるのか、そんなことは知ったことじゃあない」

ブチャラティ「ただ貴様らをシメて、『壁の目』について金輪際関わろうとしないと約束させる。それが俺達が依頼された『仕事』だ・・・」

ブチャラティ「『仕事』はこなす・・・無傷で帰るってのは難しそうだがな・・・」

花京院「・・・・・・わかった。そこまで言うのなら、こちらも黙ってやられるワケにはいかない・・・少々手荒になるが、仕掛けてきたのはそっちだからな」ズアッ

ミスタ「!・・・」


花京院「『緑の法皇(ハイエロファントグリーン)』」ドン!

今回はここまでで。次回更新は金曜日になります

違う!>>74の『緑の法皇』じゃなくて『法皇の緑』だ!間違えた!

 ――・・・

えるめぇす「じょりーんのダチィ~ッ?」

じょりーん「そう!ポルポルはアタシのツレ!」

ポル「こいつがまだこォ~んなちみっちゃい頃からトモダチなんだよ。なーッ」

じょりーん「アタシができたてホヤホヤのころからなかよしなんだよ」

えるめぇす「いいかた」

ポル「オメーらが徐倫の新しいダチかーッ。よろぴくな!」

えふえふ「よろぴく」

じょりーん「ポルポルどうしてここにいるの?いつもはフランスかイタリアにいるんでしょ」

ポル「おう、承太郎・・・おめーの親父がよォー、なんか杜王町で調べたいものがあるから来てくれっつゥーからよォー、わざわざイタリアから来てやったぜ。ついでもあったしな」

えるめぇす「ツイデ?」

ポル「俺ァ最近、イタリアのギャング組織の顧問やってんだよ」

えるめぇす「えっ」

ポル「そのギャングによー、すげー大物から『仕事』の依頼が来たんだよ。なんでも、『カベノメ』とかゆーのを嗅ぎまわってるヤツをブチのめしてくれとかなんとか・・・」

ポル「で、そのギャング組織の奴らもこの町に行くってんで、俺も一緒にやってきたってわけよ」

えるめぇす「ギャングって・・・」

じょりーん「すげーオオモノってだれ!?しゅわるっちゅねっがー!?」

えふえふ「エルヴィス・プレスリー?ジミー・ヘンドリックス?ボブ・マーリー?」


ポル「『アメリカ合衆国大統領』のファニー・ヴァレンタインだ」

 ――・・・

ブチャラティ「それが貴様の『スタンド』か・・・メロンみてーだな」チラ

 ミスタ(わかってるぜブチャラティ・・・あの炎のスタンド使いには銃弾は効かねーが、こっちのメロン野郎が俺に背を向けている今の内に、問答無用でブチ混んでやる!)チャキ

花京院「僕のスタンド・・・『法皇の緑』を実戦で発現させるのは久しぶりだ。かつての戦い依頼、戦いとは距離を置いた生活を送っていたからな・・・だが!」

 <ッ! ,゜.:。+゜✧

 >ボゴォ!<

ミスタ「!?ッ・・・うぐぁッ!・・・」ブシュウゥ~ッ!

花京院「鍛錬を怠っていたわけじゃあない。『エメラルドスプラッシュ』・・・その発動速度、弾速はかつてよりも成長している」

ミスタ「なッ・・・なんだッ!?・・・ふ、ふとももに・・・銃弾をくらったのか!?・・・何口径だこりゃあッ!・・・こんなデカイ銃痕がッ・・・」

花京院「それだけじゃあない」

 シュ! ドッギャアアアァァァァァーーーーーー!

ブチャラティ「!?・・・スタンドが触手のように伸びて・・・まるでレーザー網のように周囲に張り巡らされていくッ!」

花京院「ハイエロファントの『結界』。その半径は『40メートル』だッ!お前達二人を同じ『結界』で取り囲んだ!」

 バアァーーーーーーン!

花京院「この『結界』の中にいるかぎり、お前達に前後左右360度全方位からエメラルドスプラッシュを喰らわせることができるッ!」

  /ドッバアァーーー!/

 >ドボドボォ!<

ミスタ「うぐえあああぁ!」

 \ドッバアァーーー!\

  >ドゴドゴス!<

ミスタ「ぐぎやあぁ!・・・りょ、両足が・・・!」ドサッ

 |ドッバアァーーー!|

 >バズバスウゥ!<

ミスタ「いぐあァッ!・・・う、腕も・・・」

花京院「これで・・・ピストルを持った彼は四肢に傷を負った。立ち上がることはおろか、銃を構えることすら出来ない。そのまま這いつくばっていれば、これ以上攻撃はしないよ」

アヴドゥル「全く恐ろしいスタンドだ・・・『法皇の緑』・・・パワーこそないが、エメラルドスプラッシュは肉体を貫通する威力を持つ・・・それをあんな風に打ち込まれちゃたまったもんじゃあないな」

花京院「君に言われたくはないな、アヴドゥル」フッ・・・

ミスタ「・・・グッ・・・ギギギ・・・」グググ・・・

ブチャラティ「ミスタッ!」

花京院「安心してくれ。キチンと治療を受ければ後遺症も残らず治るはずだ。とはいえ、この場では戦闘不能だがね」

ブチャラティ「・・・」

花京院「君も今・・・『結界』の中にいる。どうなるかはわかったはず・・・最後のチャンスだ。君達の雇い主は誰だ。僕らを邪魔に思っている『敵』は誰なんだ」

ブチャラティ「・・・口を割ると思うか?俺達は『プロ』だ・・・たとえアゴを万力で挟まれようと、両目に電極をブッ刺されようと、ゲロることはない」

花京院「・・・わかった。ならば君も・・・再起不能にさせてもらう」

 花京院「トドメくらえッ!360度全方位からのッ!エメラルドスプラッシュ!」

        ,゜.:。+゜  ,゜.:。+゜  ,゜.:。+゜

 ,゜.:。+゜ ドッバアアアア   アアアアア アアアアア  アアアアアア  アアアアアア! ,゜.:。+゜

      ,゜.:。+゜   ,゜.:。+゜   ,゜.:。+゜


ブチャラティ「花京院・・・と、言ったか。アンタ、すっかり俺を包囲したつもりだったろうが・・・甘かったな」

 花京院「!」

ブチャラティ「たしかにこれは前後左右360度からの攻撃だが・・・取り囲んでいない方角がまだあるぞ」

ブチャラティ「それは『下』だッ!『スティッキィ・フィンガーズ!』」

 \ドン!/ ビッシイィィィーーー!

花京院「!・・・自分の足下にジッパーを取り付け、身を隠した!?」

 >>>ババババババババ!<<<

アヴドゥル「全方位エメラルドスプラッシュがかわされたッ!」

花京院「まッ、まさか地面の中に入ってやり過ごすとはッ・・・!」

アヴドゥル「気をつけろ花京院!ヤツがどこから姿を現すか警戒するのだッ!」

花京院「くっ・・・どこだ・・・どこから来ようと・・・その瞬間にエメラルドスプラッシュを・・・!」


 ミスタ「・・・う・・・・・・ぐ・・・」グググ・・・

ミスタ(俺を・・・完全に戦闘不能だと思い込んでやがる・・・今だ・・・今しかねー・・・ブチャラティは俺にこの『隙』を作ってくれたんだ・・・)グググ・・・

ミスタ(奴の攻撃で・・・這いつくばった状態で手も足も動かせねー状況だが・・・・・・甘いぜ・・・まだ『指は動く!』)スッ・・・

ミスタ「そして引き金さえ引ければッ!弾丸を奴のド頭にブチ込めるッ!『セックス・ピストルズ!』!」ガキンッ!

 >ドギュ!<

 ピストルズ『イイィィィィィーーーーーー!ハアァァァァァーーーーッ!』

 バッシイィィーーー!√
        ゴッ!<
            ガッ!>
                 >ゴバッ!<

アヴドゥル「・・・!」

アヴドゥル(しまった・・・!・・・銃使いの男・・・まだ戦う意志があったか!・・・だが『魔術師の赤』で・・・)

 ピストルズ『パスパァーーース!』

   <ゴッ!

アヴドゥル「!?なにッ!?軌道が曲がった!?」

 アヴドゥル(狙いは・・・私ではないッ!花京院かッ!)

 アヴドゥル(ダメだ!弾丸を焼き尽くすのが間に合わんッ!)

アヴドゥル「花京院!危なーいッ!」バッ!

 >ボッゴオォ!<

花京院「!?」クルッ

 アヴドゥル「ッ・・・」ブシャアァー

花京院「アヴドゥル・・・?」

 アヴドゥル<ドサッ・・・

花京院「アヴドゥルゥーーー!」

 花京院「エメラルドスプラァーッシュ!」ドバアァー!

 /ドボドゴォ!/

ミスタ「がッ・・・!」

花京院「アヴドゥル!?・・・そんな・・・・・・あっけなさすぎる・・・」

アヴドゥル「・・・・・・勝手に殺すんじゃあない・・・」

花京院「アヴドゥル・・・!」

アヴドゥル「・・・撃たれるのは・・・・・・慣れている・・・それよりも・・・・・・気をつけろ・・・花京院・・・下だ・・・!」

花京院「!」

 ジイイィーーー・・・!

花京院「僕の足下に・・・ジッパーが・・・!」

ブチャラティ「・・・!」

 バッ!

花京院「『法皇の緑ッ!』」バッ!

ブチャラティ「『スティッキィフィンガァーーーズ!』」ゴッ!

花京院「全方位!エメラルドッ!スプラアァーーーーーッシュ!」


ブチャラティ「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!」

 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!


ブチャラティ「アリーヴェデルチッ!」

 ドッゴオォォォーーーーーー!

花京院「うぐああぁぁぁぁぁぁーーーーー!」

 ドッバアアァァァーーーー!


ブチャラティ「『引き分け』・・・か・・・スタンドを叩き込んだが・・・奴の攻撃をかわせない・・・・・・」オオォォォ・・・

 ,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜.:。+゜

    ,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜.:。+゜

,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜.:。+゜

 ≫ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!≪

ブチャラティ「ぐほォアアァッ!」

 ドッバアアァァァァァーーーーーーーーー!


 \ドシャアアァァァ!/

 ミスタ「・・・・・・ッ・・・ブチャラ・・・ティ・・・・・・」


  アヴドゥル「・・・花京院・・・・・・」


花京院「―――」


   ブチャラティ「―――」


  バン!
【ミスタ:重傷】
【アヴドゥル:重傷】

  バン!
【花京院:再起不能・・・?】
【ブチャラティ:再起不能・・・?】


⇐To be continued・・・

今回はここまでで。昔ガチのバトルが見てみたいって言われたことあったので、ガッツリバトル要素も入れてみようとやってみました
次回更新は来週金曜日になると思います。バトル需要無いようなら今後はバトル要素をサッパリ切るかもしれません。需要あるならまたバトル書くかも

 ――・・・

 <ドジュウゥ~~~ッ

ポル「さァでけたぜ!ジャン・ピエール・ポルナレフ特製お好み焼きだァ~ッ!」ゴショウミアレ!

 じょりーん&えるめぇす『おいしそ~っ!』

ポル「お好みソースとマヨネーズをかけてェ~ッ・・・さ、食べな食べな!」

じょりーん「いっただっきまァ~~~っす!」ア~ン パクッ

じょりーん「んー!フツーのあじ!」ペカー

えるめぇす「マジだ!フツーのあじ!」

じょりーん「いうほどオイシくもなく、かといってマズいわけでもない、カもなくフカもなくフツーのおあじ!」モグモグ

ポル「へへっ、よせやい」テレルゼ

えふえふ「・・・」クピクピ

ポル「FFよー、おめーはホントに水だけでいいのか?」

えふえふ「・・・」コクッ

ポル「変わってるなァ~お前さん。ダイエットなんざ気にするトシでもなかろーに」

えふえふ「おいしい」クピクピ

えるめぇす「ところでさァ~ポルポル。アメリカがっしゅうこくだいとうりょうからおしごとをまかされたっていってたよな」

ポル「おう」

えるめぇす「アタシ、だいとうりょうとプリクラとりたいんだ。しょうかいしてくれない?」

じょりーん「あっ!ズルい!アタシもだいとうりょうとアヤトリしてあそびたい!」

えふえふ「おみずおいしい」クピクピ

えるめぇす「ねェねェ、いいだろうポルポルゥ~?だいとうりょうとプリとったとかマジウケるじゃん?いいだろォ~?」

ポル「無茶言うんじゃあないぜお嬢さん。相手は世界一忙しいオッサンの一人なんだぜ。それに、大統領から仕事を頼まれたのは俺じゃあなく、俺のダチだぜ」

えるめぇす「チェッ、だいとうりょうとプリとれるのワンチャンあるかとおもったのになァ」

じょりーん「アタシはネコチャンのほうがスキ!」

ポル「徐倫、『ワンチャン』ってのは『ワン チャンス』の略だぜ。犬のことじゃあない」

じょりーん「?」

ポル「さあおめーら、メシを食い終わった所だ!なにして遊ぼっか!」

じょりーん「ポルポル、パパによばれてきたっていってたのにあそんでばっかりでいいの?」

ポル「いーのいーの!俺と承太郎はダチだからよー、1時間や2時間くらい待ち合わせに遅れても大丈夫なの!それくらい仲が良いのよ!」

えるめぇす「ナイわー」

ポル「ホレホレ、そいじゃあかくれんぼでもして遊ぶぞ!俺が鬼の役やってやっからよ、おめーらどこぞに隠れるんだ!」

じょりーん「よっしゃー!ぜってーみつかんないとこにかくれちゃうもんねー!」

えふえふ「みつかったらどうなる?」

ポル「コチョコチョの刑だ~!」ウッシッシ!

えふえふ「!」ゾォ~ッ

えるめぇす「わー!かくれろー!」ピュー

じょりーん「よっしゃー!」タタタ

ポル「ハッハッハ、ガキのお守りは楽しいぜ。平和ってーのを実感できるよなァ~ッ」ハハハ

じょりーん「ふっふっふ・・・ジョースケのヘヤのベッドのしたにかくれたもんね。ここならぜったいにみつかりっこないよ」クスクス

えるめぇす「おい、じょりーん、もうちょっとそっちにツメてくれよ」グイグイ

えふえふ「いたい」ギュウ

えるめぇす「あ、すまんえふえふ。おしすぎた」

じょりーん「っていうかなんで3にんともおんなじばしょにかくれるのさ!みつかったらぜんめつエンドじゃん!」

えるめぇす「だってヒトサマのいえだから、よくわかんないんだもん」

えふえふ「このいえにいちばんくわしいのはじょりーん。じょりーんがかくれるばしょならみつかるかくりつはひくい。よってじょりーんといっしょにいるのがベスト」

じょりーん「もー、しかたないなァ。みつからないようにシズカにしとるんだぞ」

えるめぇす「りょ」

えふえふ「わかった」

じょりーん「そうだ!ポルポルがくるまでヒマだからしりとりしてまってようよ!」

えるめぇす「こえでけェな」

じょりーん「じゃあアタシからねー。クウジョウ ジョリーン!」バン






 <ポッポー ポッポー ポッポー

えるめぇす「・・・けっこーじかんすぎたとおもうんだけど、ポルポルぜんぜんこねーな」

えふえふ「ねてるのかも・・・」

じょりーん「Zzz・・・」

えるめぇす「・・・トイレいきたい」モジ

えふえふ「みずのみたい・・・」

えるめぇす「おい、じょりーん」ペチペチ

じょりーん「はッ!?あ、アタシじゃないよ!?」ビク

えるめぇす「どんなユメをみとったんだ」

じょりーん「・・・んあ、どうしたのね?」

えるめぇす「アタシ、トイレいきたいんだけど・・・ばしょおしえてくんない?」

えふえふ「おみずほしい」

じょりーん「もー、しょうがないなァ~。ふたりともアタシがいないとなァ~んにもできないんだからァ~」

 壁|<ヒョコッ・・・

 <ジ~~~ッ・・・

じょりーん「こちらファルコン、てきはみあたりません」キリッ

えるめぇす「よし、いまのうちにトイレにいくぞ」タタタ

えふえふ「みず」タタタ

じょりーん「トイレはそのドアだよ。えふえふはこっち。キッチンにいくよ」

えふえふ「うん」コクリ


じょりーん「じー・・・」

じょりーん「よし、ポルポルのヤローはいないな」

えふえふ「れいぞーこ」ガキョ

えふえふ「!・・・ミネラルウォーターにオレンジジュース・・・アクエリアスまである!」キラキラ

えふえふ「じょりーん、これのんでもいいの?」キラキラ

じょりーん「いいよ」タブン

えふえふ「わーい!ガブガブ

じょりーん「ポルポルがやってくるまえにズラかるんだからね。あんまりのみすぎるとオネショしちゃうぞ」

じょりーん「・・・ん?」


 <・・・・・・

じょりーん「・・・?」

 <・・・・・・

じょりーん「・・・」ジッ・・・

 <・・・・・・

じょりーん「・・・だれかいるの?」

 <・・・・・・

じょりーん「・・・」チラ

 えふえふ「ウメーウメー」ガブガブ

じょりーん「・・・」

 <・・・・・・


じょりーん「・・・ポルポル?」ソ~・・・

 <・・・・・・


じょりーん「ポルナレフ?」ヒョコ


 ポルナレフ「―――ッ・・・――・・・・・・――ッ・・・」ガタガタガタガタ


じょりーん「!」


ポル「―――グッ・・・――・・・ッ・・・グヒ・・・――」ピクピクブクブク


じょりーん「ポッ・・・ポルナレフッ!?・・・シロメむいて・・・アワふいて・・・・・・『ブったおれてるッ!』」

ポル「――ギ・・・――ッ――・・・・・・――・・・キ・・・――」ガタガタ

じょりーん「ポルナレフッ!・・・ど、どうして・・・なにが・・・・・・」


 玄関<ガチャッ・・・

じょりーん「!」


 玄関<ギィィィ~~~~~ッ・・・・・・


じょりーん「・・・だ、だれ?・・・・・・ジョースケ?・・・・・・かえってきたの?・・・」


 玄関<ィィィ~~~~~ッ・・・・・・



Dio「・・・・・・RRRYYYYY・・・」ギィィ~ッ・・・



⇐To be continued・・・

今回はここまでで。わかりづらいので説明しますと、
徐倫とFFキッチンへ→キッチンの端で白目むいて泡吹いて倒れてるポル発見→玄関が開く音→開いた扉の奥からDioが覗いてる
です

おつおつ。こんなスレがあるとは
幼じょりーんがいて他にも色々いるってことはEOH準拠かな?

>>92
EOHやってない勢なのですごめんなさい
幼じょりーんを中心に、原作とはちょっと違う歴史を歩んだ(平和な)世界ということで勘弁してください

 ――・・・

承太郎「汐華初流乃・・・・・・そうか・・・君が・・・」

ジョルノ「その反応、僕のことを調べていたようですね。つい最近、髪の色が変わったので、一目では気づかなかったでしょう」

承太郎「・・・」

ジョルノ「そう怖い顔をしないでください。敵意はありません。あなたと・・・空条承太郎さんと、お話がしたいと前々から思っていたので」

承太郎「私を知っているということは、過去に何をしてたかも知っているんだな」

ジョルノ「はい」

承太郎「・・・」

ジョルノ「ご安心ください。先程も言った通り敵意はありません。どうです、立ち話もなんですし、お茶でも」

承太郎「・・・」


ジョセフ「話すべきじゃ、承太郎」ザッ

承太郎「!・・・じじい、到着したのか」

ジョセフ「初流乃くん・・・いや、ジョルノくんと呼ぶべきか。わしらもいずれ、君と会わねばならんと思っておったのじゃ。君の訊きたいことに答えようじゃあないか」

ジョルノ「感謝します、ミスタージョースター」ペコ

ジョルノ「では、この近くに我が『組織』の身内が経営しているリストランテがあるので、ご案内しましょう」ニコッ

 ――・・・『トラサルディー』


承太郎「・・・」

ジョセフ「さて、なにから話せばいいものやら・・・」

ジョルノ「改めて自己紹介をさせていただきます。僕はジョルノ・ジョバァーナ。イタリアのギャング組織『パッショーネ』の構成員をしています」

承太郎「ギャング?」

ジョルノ「これ名刺です」スッ

ジョセフ「『あなたのお悩み解決します いつでもどこでもササっと派遣 ギャング・パッショーネ 代表取り締まり役:ディアボロ TEL10-666666』・・・・・・これほんとにギャング?」

ジョルノ「我が組織は先日まで麻薬を売買する悪徳業者だったのですが、上司のブチャラティをはじめ、僕達一部のチームがボスに直訴(物理)し、考えを改めさせたのです」

ジョルノ「以降、組織は世のため人のために奉仕する『いいギャング』になったのです。ボスも改心して、今は地元の慈善活動にいそしんでます」

承太郎「ヘヴィだな」

ジョセフ「人々から好かれるいいヤクサじゃと?まるでジャンプ漫画みたいじゃな」

ジョルノ「ジャンプ漫画ですよ」

ジョセフ「そうじゃったわい」

承太郎「・・・で、話したいことというのは一体何だ?ジョルノ・ジョバァーナ」

ジョルノ「・・・・・・『父』のことです」

承太郎「・・・」

リメイクなの?

ジョセフ「ジョルノくん・・・わしらは――」

ジョルノ「申し訳ありませんでした」ザン

 ジョセフ「!?」

ジョルノ「父のせいで・・・あなた方には多大なご迷惑をおかけしたことをここにお詫びします」

ジョセフ「な、なぜ君が謝るのじゃ。顔を上げてくれい。謝罪すべきはわしらの方じゃというのに・・・」

ジョルノ「いえ・・・私も伝え聞いた程度ではありますが、父・・・『DIO』の悪行は知っています」

ジョルノ「あなた達はその邪悪の化身を倒すためはるばる日本からエジプトまで旅し、過酷な戦いの果てに討ち取ったと・・・あなた方には返しきれない恩が出来てしまった」

承太郎「DIOのことは君の責任じゃあないぞ、ジョルノくん」

ジョルノ「いえ・・・身内の不始末は僕の不始末です。あなた方がいなければ、世界はどうなっていたことか・・・」

承太郎「・・・DIOの息子とは思えないほど礼儀正しい男だな、君は」

ジョルノ「父とは血のつながりこそあれど、一度も会ったことはありません」

承太郎「似ても似つかぬ奴さ、君とは」


 トニオ「食前酒をお持ちシマシタ。ドウゾ」スッ

ジョルノ「ありがとうございます。・・・話したいことというのは、父のことをお訊きしたかったというのもあります」トクトク・・・

承太郎「DIOのことを訊きたいのか」トクトク・・・

ジョルノ「はい。父はどんな男だったのですか?」

承太郎「ブタ野郎だ」

ジョセフ「承太郎、実の息子になんてこと言うんじゃ」

ジョルノ「ははは・・・手厳しいですね。多くの人に迷惑をかけた邪悪の化身・・・もし今も生きていたなら、僕がこの手で引導を渡したいくらいです」

ジョセフ「・・・」

ジョルノ「では、DIOに・・・ブタに乾杯」チーン✧


承太郎「生きてるよ」

ジョルノ「!?」('3'),゜.:。゜<ブーッ!

>>96
前の幼じょりんはストーリーも何もなくダラダラやってただけなので、今回は一応話を筋立てして、それなりにちゃんとした話として書こうと思いました
よって、はい、そうです、リメイクみたいなものです

ジョルノ「なッ・・・なんですって・・・?」

承太郎「今はアメリカで株のトレーダーをしている」

ジョルノ「ウソですよね・・・DIOはあなたに倒され、日光によって完全に消滅させたとSPW財団から聞きましたが・・・」

承太郎「公的にはそうなっているだけだ」

ジョセフ「あの戦いで・・・DIOは確かに承太郎に負けた。じゃが奴を消滅させず、改心させたのじゃ」

ジョルノ「うっそォ・・・」

承太郎「100年も棺桶の中で孤独だったから考えが変わったのか、奴の身体にジョースターの精神が残っていて影響を与えたのか、いずれにせよ、奴は悪事から身を退き、人間社会で暮らす道を選んだ」

ジョセフ「戦いによってアヴドゥルは両腕を失い、花京院は腹に風穴が空き、イギーは全身骨折したが、幸いにも犠牲者はゼロじゃった」

承太郎「奴をボコって『今後一切人間を襲わない』『これからは真っ当に生きる』という約束をさせたんだ」

ジョルノ「・・・名作の3部が台無しじゃないですか・・・」

承太郎「ジョルノくん、父親と話がしたいのなら・・・アメリカに行くといい。生まれて初めての親子水入らずの生活ができるぞ」


ジョルノ「・・・・・・ふふふ・・・ははははは、あなた達にはまいりましたよ。まさかDIOにトドメをささずに見逃してやるなんて・・・」

ジョルノ「・・・そうですね・・・今回の仕事が終わったら・・・父に会いにいくのも悪くないかもしれませんね・・・」フフ

 トニオ「お待たせいたシマシタ~。マルゲリータピッツァとアクアパッツァデス~」ススス

承太郎「ところで、君の言う仕事とはどんな仕事なんだ?」モグモグ

ジョルノ「ええ、実はファニー・ヴァレンタイン大統領からの依頼で、この町にある『カベノメ』とやらを調べている人間をボコれということなのですが」モグモグ

承太郎「ング」

ジョセフ「ほう、それはつまりわしらということじゃな」

ジョルノ「なんと、あなた方がそうでしたか」

承太郎「待て。何故だ?何故私達を攻撃するんだ」

ジョルノ「仕事の依頼はチームのリーダーであるブチャラティが大統領から直接聞き、僕達下っ端はそれに従っているだけなので・・・」

ジョルノ「ブチャラティは義を重んじるタイプなので、仕事の依頼理由はキチンと大統領から聞いているでしょうが、おそらく尋ねたところで知らぬ存ぜぬと返されるでしょう」

ジョルノ「ですが仕事を受けたということは・・・真っ当な『理由』があるのだと思います。あなた方を排除する、真っ当な理由が・・・」

承太郎「・・・そのブチャラティという男と話がしたい」

ジョルノ「それは――」


 ナランチャ「ジョルノ!大変だ!ブチャラティが病院送りにされたって!」バン

ジョルノ「!」


 携帯<ソ~ノ~チ~ノ~サ~ダ~メ~♪

ジョセフ「承太郎、ケータイなっとるぞ」

承太郎「ああ、もしもし。アヴドゥルか」

承太郎「何・・・病院で治療を受けてるからお金を用意してほしい?」

ジョセフ「詐欺じゃ詐欺」

ちょっと先の展開思いつかんから今回はここまでで
もうちょっとで終わるけどどの話をどの順番で書くべきかわかんないから考えます

あ、次回更新は次の金曜日で

 ――・・・

 扉<バァン!

ナランチャ「ブチャラティ!大丈夫か!?」

フーゴ「うるせぇーーーーーッ!」ゴン

ナランチャ「いでっ!」

アバッキオ「落ち着け。ついさっき容態が安定したとこだ。今は眠ってる」

ナランチャ「ホッ・・・良かった」

ジョルノ「ミスタの方は・・・?」

アバッキオ「体中穴ぼこだらけだが、ブチャラティほど重傷じゃあねー。こっちのベッドにいる」シャー

ミスタ「よー」

ナランチャ「とにかく安心したぜェ~・・・で、誰にやられたんだ?」

ミスタ「それがよ・・・」


 扉<ガチャ

承太郎「アヴドゥル、様子はどうだ?」

アヴドゥル「私はまだいい。花京院の方が重体だ。今は落ち着いて眠っているが・・・もう少しで再起不能になるところだった」

ジョセフ「とりあえずは安心したわい。しかしおぬしらほどの者がどうしてこんなことに・・・?」

アヴドゥル「実は・・・」


 ミスタ&アヴドゥル『そっちの奴らにやられたんだ』ビシッ

ジョセフ「ゲッ・・・」

ジョルノ「なんと、ミスタージョースターの連れ合いに?」

ナランチャ「ブチャラティ達をやった奴らとどうして相部屋なんだよッ!」

承太郎「やれやれだ・・・」

ナランチャ「てめーらよくもブチャラティをッ!」バッ

ジョルノ「待ってくださいナランチャ」

ナランチャ「『エアロスミス』ッ!」ドォーーーン!

承太郎「!」

アバッキオ「よせナランチャ!こんなとこで――」

ナランチャ「ブチャラティがやられた分の2倍!てめーらに風穴あけてやるぜェ~~~ッ!」

 エアロスミス<ドガガガガガガガガガガ!


承太郎「『星の白金』」

 ――――――ッ     ッ――――――


ナランチャ「――!?」

フーゴ「・・・?・・・・・・な、なんだ?・・・なにが・・・なにが起こった・・・」

ナランチャ「エアロスミスの機関銃攻撃が・・・消えた・・・?」

 星の白金『・・・』スッ・・・ バラバラバラ

ナランチャ「!・・・す、スタンドが『掴んだ』のか・・・エアロスミスの機銃を・・・!?」

承太郎「やれやれ・・・すこし落ち着くんだ。ここは病院だぞ・・・」

フーゴ「あ、あの男のスタンド・・・機銃を全弾素手で掴んだというのか?・・・ば、バカな・・・どういうスピードなんだ・・・」

承太郎「一旦冷静になろう。スタンドを下がらせろ。このままじゃあ話し合いもできない」

ナランチャ「っ・・・!このやろう!そっちのじいさんがどうなってもいいのか!」

 エアロスミス<ジャキッ!

承太郎「!」

ナランチャ「スタンドを下がらせろ!じゃあなきゃァそっちのジジイを撃つ!」

アバッキオ「ナランチャ!てめーなにくだらねぇことやってんだ!」

ナランチャ「うるせー!こいつらはブチャラティをやった!どうせ卑怯な手に決まってる!だったらこっちも人質くらい――」

 『ガッシィィ!』

ナランチャ「!?」


ジョセフ「小坊主・・・わしを年寄りだと思って舐めるのはよくないな」

ナランチャ「こ、このジジイも『スタンド使い』!?・・・」

承太郎「ジジイ、そのスタンドは・・・」

ジョセフ「わしのスタンド『隠者の紫』・・・DIOとの戦いからのう・・・ちいとわしも鍛えたんじゃ。『ツル』を集め『立体』とすることで『近距離パワー型スタンド』を形成したんじゃ」

ジョセフ「『星の白金』ほどとは言わんが・・・それなりのパワーとスピードを持つ人型のスタンド形態・・・」

ジョセフ「名付けて『ディープ・パープル』じゃ」バッバッバァーン!バッバッババァーン!

承太郎「やれやれ・・・この老いぼれはまだまだ長生きするぜ」ニ・・・

ナランチャ「て、てめー!エアロスミスを放しやがれ!」

ジョセフ「落ち着かんか。こんなところで暴れるんじゃあないわい」

フーゴ「ナランチャを放さないと言うのなら・・・」ドン

 パープルヘイズ『うばるるるるる・・・』フシュ~

アバッキオ「待てフーゴ。てめーこんなとこで――」

フーゴ「スタンドを下げろ!さもないとこの病室の人間全員が死ぬぞ!」

ジョセフ「まいったのう・・・」ポリポリ

承太郎「やれやれ・・・」


 「きみたち、まちたまいー!」

 扉<バァン!

ナランチャ「!」

フーゴ「!?・・・あ、あなたは・・・」


 「この場は私に免じて収めてくれないか。その代わり・・・なぜ君達が争うことになってしまったのか、その全ての真相を、今ここで話そう」


ヴァレンタイン大統領「この私、ファニー・ヴァレンタインがな」

 ――・・・

 キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン・・・

仗助「よっシャ!さっさと帰るぜ!徐倫がウチをめちゃくちゃにしてなきゃあいいが・・・」

ミドラー「待ちなさいヒガシカタくん」

仗助「ゲッ・・・理科のミドラー先生・・・ま、まさか・・・」ゴクリ

ミドラー「あなた、この前の地質学のテスト赤点だったでしょう。今日は居残りで補習よ」バーン

仗助「じょ、冗談じゃあねェ~ッスよォ~!今日はウチでガキが留守番してるんスよ!なんとか見逃してくんないッスかァ~!?」

ミドラー「ん~、どおしよっかなぁ~」クネクネ

仗助「ねっ、ねっ、そこをなんとか・・・センセーのカンダイなオココロで・・・」ペコペコ

ミドラー「んっん~・・・」クネクネ

ミドラー「ダァ~メッ♪」バン

仗助「・・・グレート・・・」

億泰「だっはははは~!天下のジョースケさまもベンキョーには頭が上がらねーかッ!」ガハハハハ

マライア「虹村、あんたは化学の補習だよ」

ネーナ「家庭科の服飾もヘタすぎるから居残りで作り直しさ」

億泰「おんぎゃアァーーーーーッ!」


仗助「徐倫・・・なにごともなきゃあいいが・・・」



じょりーん「だ・・・だれですか?」


Dio「・・・・・・」スッ・・・

 床<ギィ・・・ ギィ・・・

じょりーん「・・・し、しらないヒトはウチにあがっちゃいけないんだよ!」

Dio「・・・RRR」

 床<ギィ・・・ ギィ・・・

じょりーん「ポルポル!おきて!しらないヒトがはいってきたよ!」ユサユサ

ポル「・・・ッ・・・ククッ・・・うぐ・・・」ガタガタ

じょりーん「あわわ・・・アワふいてぜんぜんへんじしない!」


Dio「小娘・・・・・・名前は・・・なんというか?」

じょりーん「!」

Dio「俺達は初対面だろう・・・初めて会った相手には自己紹介をするのが常識ってもんじゃあないのか?」

 床<ギィ・・・ ギィ・・・

じょりーん「レディーになまえをきくときはじぶんからなのるんだよ!」

 床<ギィ・・・ ギィ・・・


Dio「俺はDio・・・『ディエゴ・ブランドー』・・・・・・この世界とは違う世界から来た人間だ」バン

じょりーん「でぃえご・・・まらどーな・・・!」

Dio「ディエゴ・ブランドーだ。ヒトの名前はちゃんと覚えろ、クウジョウ・ジョリーン」

じょりーん「!どうしてアタシのなまえをしってるの!?」

Dio「調べさせてもらったのさ・・・クウジョウ・ジョウタロウの一人娘・・・奴にとってなによりも大切なモノ・・・」

じょりーん「・・・?・・・ちょっとなにゆってるかわかんない」


Dio「俺は・・・『壁の目』のヒミツを知っている」

 Dio「その秘密を知るのはこの世界では俺ただ一人だけでなければならない・・・誰もが自動車に乗るからこそ渋滞が起きる・・・秘密を知る者は俺一人だ・・・」

  Dio「だがお前の父、クウジョウ・ジョウタロウは『壁の目』を調べ、その秘密を暴こうとしている・・・それを阻止するためには奴を始末しなければならない」

   Dio「だが奴はかなりの手練れのスタンド使い・・・俺一人で奴を始末するのは少し骨が折れる・・・俺は密かに奴の弱点を調べた・・・そしてお前という最大の弱点を発見したのだ」

  Dio「娘であるお前を人質に取ればクウジョウ・ジョウタロウなぞ簡単に始末することができる。『壁の目』を探る人間は邪魔なのだ・・・」

 Dio「クウジョウ・ジョリーン・・・俺はお前を手に入れる。そのためにここにきた。覚悟しろ・・・ククク・・・」

Dio「さァ、大人しくこのDioのモノとなれ!クウジョウ・ジョリーン!」ダッ!


じょりーん「へんたいだァァァーーーーッ!」

今回はここまでで
Dioファンのみなさんごめんなさい

 ――・・・

ジョセフ「合衆国・・・大統領じゃと・・・!」

承太郎「本物か?・・・なんだってアメリカの大統領ともあろう大物がこんなところに・・・」

大統領「今回の件について全てを説明せなばならんと思い、こうして足を運んだのだ」

ナランチャ「すげー!本物だ~ッ!」

フーゴ「ナランチャ!ガキみたいにさわぐんじゃあないッ!ど、どうも大統領閣下・・・よ、ようこそ日本へ・・・」ペコペコ

アバッキオ「仕事の依頼主がわざわざ出向くとは、一体どういうこったい」

大統領「君達に全てを話そう・・・今回の『壁の目』をめぐる奇妙な事件の真相を」

承太郎「・・・」

大統領「長い説明パートになるがすまん、ごめん」

ジョセフ「あ、はい」


大統領「私は君達と同じ『スタンド使い』だ。能力は『平行世界間を行き来出来る』というものだ」バン

ミスタ「自分のスタンド能力をバラすってことは・・・相当だぜ」

ナランチャ「へいこうせかいってどういうことだ?」

大統領「この世界とそっくりだがどこかが違う別の世界・・・それが平行世界だ。その数は限りなく、無限の数だけ存在する」

大統領「実は・・・私は『この世界』とは異なる平行世界から来た人間だ」

大統領「現代よりも少々過去の時間軸の平行世界からこの世界にやってきたのだ」

大統領「昔々、あるところの世界の私が、ある事情で『生きているディエゴ・ブランドー』という男を捜し、無限の平行世界を渡り歩いていた」

 承太郎「ディエゴ・ブランドー・・・?」

大統領「多くの世界でディエゴは既に死んでおり、生きているディエゴを探すのは容易ではなかった」

大統領「だが無限の平行世界を探している内に、とある世界で『瀕死の状態のディエゴ』がいた」

大統領「五体満足のディエゴを探していた私は、その瀕死のディエゴを置いてさらに別の世界へと移動した・・・」


大統領「だがそこで事故が起きた」

大統領「私が平行世界へ移動しようとした際、誤って瀕死のディエゴも巻き込んで移動してしまった」

大統領「私は気づかず、ディエゴを巻き込んだまま次の平行世界へと移動した」

大統領「その際、ディエゴは平行世界と平行世界の狭間の空間を漂流し・・・そして『この世界』に流れ着いた」

大統領「偶然流れ着いたその場所が『壁の目』だ」


大統領「『壁の目』というものは奇妙だが『モノが混ざり合う』という特異な能力を持った土地だ。奇妙なことに、それは『モノ』だけでなく『平行世界と平行世界』をも混ぜあわせてしまったのだ」

大統領「様々な偶然が重なった結果だろう・・・『壁の目』の奥に、『ディエゴが元居た世界』と『この世界』を混ぜ合わせた『道』ができてしまったのだ」

大統領「いわば別の世界とのトンネルだ。ディエゴはそれを理解し、利用しようとしている」


大統領「この世界にディエゴが流れ着いたのを知ったのはつい先日だ」

大統領「私の世界のスティーブン・スティールという人間が行方知れずになり、調査した結果この世界の『壁の目』というイレギュラーなものを発見した」

大統領「私はこの世界に来訪し、ディエゴの企みを探っていたというわけだ。その過程でこの世界のアメリカ合衆国大統領という地位に座ってしまったが」

大統領「そして『壁の目』を通って平行世界へと行ってしまう者が現れないように、ブチャラティ君に誰も『壁の目』に近づかないように依頼した」


ナランチャ「なげェ。三行で説明しろ!」

大統領「異世界のディエゴがこの世界に来た」

大統領「なにか企んでるから止めたい」

大統領「誰も異世界に行かないようにしたら君達がケンカしだした」

アヴドゥル「つまり私達がスタンドバトルをしたのは全く無意味だったということか」

大統領「そうだ」

ミスタ「あんたは『壁の目』で誰かが平行世界に迷い込まないように俺達に見張りをさせたかったってことか」

大統領「そうだ」

フーゴ「じゃあ最初から事情を説明していればこんなことにはならなかったのではないですか」

大統領「そうだ」

アバッキオ「ちゃんと説明しなかったからブチャラティは大怪我したってわけか」

大統領「そうだ」

ジョセフ「早とちりするような仕事の依頼をしたのが悪いんじゃな」

大統領「そうだ」

ジョルノ「ディエゴという人がこの世界に来た原因は?」

大統領「それも私だ」

承太郎「この野郎・・・!」グッ

ジョセフ「待て承太郎、さすがに大統領を殴るのはダメじゃ。国際問題じゃぞ」

大統領「ほんとうにすまないと思っている」

アヴドゥル「なんとも奇妙な話だ・・・」

承太郎「やれやれだぜ・・・」

今回はここまでで。説明がむずかしくてすみません
次回更新は来週金曜日になるかと思います

ジョセフ「それで・・・そのディエゴという男は今もこの世界のどこかにおるんじゃな」

ジョルノ「そいつを見つけだして元の世界に送り返さなくてはなりませんね」

承太郎「そして『壁の目』を封印しなければな・・・やれやれ」

大統領「ディエゴ・ブランドーは現在どこにいるのか・・・それも私にはわからない。何かよからぬことが起きていなければいいが・・・」


 ――・・・東方邸

Dio「さァこいッ!くるんだクウジョウジョリーンッ!貴様は俺のものとなるのだァーーーッ!」グアバー

じょりーん「ぎゃー!こっちにくるなー!」ダダダ

Dio「WRRRRYYYYYYYYYYY!」ドシュ!

じょりーん「『すとーんふりー』!」ドババ!

 ボッゴォーーーン!

Dio「クワアァーッ!」ガッシャァーン

じょりーん「はあ・・・はあ・・・おさらのたながぶったおれちゃった・・・かーちゃんにおこられる・・・」

Dio「RRR・・・」ムクリ

じょりーん「ゲッ!」

Dio「いいゾッ・・・実にいい・・・俺は気の強い女がダイスキだ・・・」

じょりーん「こ、こいつ・・・マジでヤベーヤツだッ」

Dio「LORRYYYYYYYYYYYYYYY!」バッ

じょりーん「わー!こっちくるなー!」

 ドン!ドンドン!

Dio「ブッ」

 ドッバァーーーッ・・・

じょりーん「!」


えふえふ「じょりーんにちかづくんじゃあねー」

じょりーん「えふえふ!」

えふえふ「プランクトンをだんがんのようにトバしてヤローのがんめんに3ぱつブチこんだ。どこのだれだかしらねーが、フホウシンニュウってやつだぜ」フー

じょりーん「やったー!カッコイイー!」

Dio「RRYYYY・・・そっちにいるのはクウジョウジョリーンのトモダチか?・・・」ムクリ

じょりーん「ゲッ!」

えふえふ「ギョッ!」

Dio「俺は必ずクウジョウジョリーンを『手に入れる』・・・それは変わらない。だがその後ッ、クウジョウジョリーン一人ぼっちだとかわいそうだな・・・たしかに・・・」

じょりーん「は・・・?」

Dio「クウジョウジョリーンは俺のものとなるが、寂しい思いをさせるわけにはいかない。ならば・・・トモダチも一緒に『俺のもの』とすべきだ・・・」

えふえふ「へ・・・?」

Dio「LORRRYYYY・・・FF・・・と、そう呼ばれたな?キサマも俺が手に入れてやるッ・・・クウジョウジョリーンとそのトモダチのFFッ!二人まとめて俺のものとなるのだァーーーッ!」

 じょりーん&えふえふ『ドへんたいだァァァーーー!』

 トイレ<ジャ~

えるめぇす「ふぅー、サッパリしたァー」スッキリ

 <ドタドタドタ・・・

えるめぇす「ん?なんかさわがしーな」

 <ドタドタドタ!

えふえふ「にげろオォォォーーー!」トタドタドタ

じょりーん「えるめぇすッ!トイレにもどれッ!なかににげこむんだァーーーッ!」ドタドタドタ

 Dio「LORRRYYYYYYYYYYYYYYYY!」ドタドタドタ

えるめぇす「えっ!?えっ!?えっ!?」

えふえふ「わーっ!」ドタドタ

じょりーん「しめろッ!しめろしめろッ!」ドタドタ

 トイレのドア<バタム!

じょりーん「カギだカギィーッ!」

 トイレのドア<ガチャキンッ


 扉│<ドンドン!

Dio⁅立てこもっても無駄だぞクウジョウジョリーン!こんなものは単なる時間稼ぎにしかならんッ!無駄だ無駄ァーッ!」

 扉│<ドンドン!

じょりーん「あわわ・・・とじこめられちった!」

えふえふ「はっぽーふさがり」

えるめぇす「お、おい!なにがどーなってんだ!さっきのあのオトコはだれだッ!あッ!ていうかアタシいまトイレしたばっかなんだからでてけよ!ニオったらはずかしいだろッ!」

 扉│<ガリガリガリ・・・

Dio⁅こんなドアっころ、すぐにぶち破ってやってもいいんだぞォ・・・それがイヤなら自分で中から出てくるんだな。大丈夫・・・ヒドイことはしない・・・俺はイギリス生まれだからな⁆

えるめぇす「な、なんなんだ!ドアのむこうにいるのはだれなんだ!?しらないひとだったようなきがするッ!」

じょりーん「せつめいしてるヒマはないえるめぇす!みしらぬオトコがアタシたちをゆうかいしようとしておいかけてきたからアタシたちはトイレのなかにとじこもってるんだ!」

えるめぇす「ゲッ!せつめいしてるヒマあった!」

 扉│>ガリガリガリィィ・・・!

Dio⁅LORYYYYY・・・⁆

えふえふ「ドアをひっかいてる。ネコちゃんみたいに」

えるめぇす「アワワ・・・きっとアタシたちをたべるつもりだ!いちばんセのたかいアタシからおいしくいただかれちゃう!」

じょりーん「ふたりともおちつけ。3にんそろってトイレにとじこめられたこのじょうきょうをどうやってきりぬけるか」

 じょりーん「『いち』、ドアをあけていっきにはしりぬける」

 じょりーん「『に』、てきがあきらめてかえっていく」

 じょりーん「『さん』、おもわぬスケットがあらわれる」

 じょりーん「『よん』、むり。げんじつはヒジョーである」

えふえふ「オーディエンスをつかわせてくれ」ピンポーン

えるめぇす「だまってろ!ドアをあけてはしりぬけるっきゃない!3にんでバラバラにはしればだれかはいきのこれる!」

じょりーん「ぜんいんブジじゃなきゃイミがない。ジョースケがかえってくるまで――」

Dio⁅いいだろう。3秒後にぶち破ってやる。ドアから離れておけよ。ケガしたら大変だからな⁆

じょりーん「ぎょぎょっ!こたえは『よん』だった!」

Dio「3・・・2・・・1・・・――」


 >バッゴオォォーーーンッ!<

Dio「ブゲエェーーーッ!?」

 ドッゴオォーーーン!


 扉│じょりーん「!?・・・な、なんだ?・・・すごいおとがしたけど・・・」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

Dio「――・・・ぐ・・・ムムウ~ッ・・・・・・」ムクリ

Dio「この痛み・・・懐かしいな・・・・・・まさかお前たちも『こっち側』に来ていたとは・・・」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 <シルルルルル・・・・・・

 /ドキュウ~ンッ/

 >パッシイィ<


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 「ニョホ」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ジョニィ「今の鉄球の一撃、随分スカっとしたんじゃあないのか?ジャイロ」

ジャイロ「ああ、だがよォ~・・・Dioのヤローを追いかけて『元の世界』からはるばるやってきてあちこち探しまわった苦労に比べりゃよォ~・・・まだゼンゼン足りねーぜッ」


 【こたえ:『さん』】

 ⇐To be continued・・・

こんかいはここまでで

じょりーん「な、なんなんだッ!?トイレのそとではいったいなにがおこっているんだ!?」ガチャガチャ

えるめぇす「ちょおまえらマジででてけって!トイレさっきつかったばっかだってーの!マジヤバたんピーポー!」

えふえふ「のどかわいた」

じょりーん「やかましやーっ!いまそれどころじゃあねーッ!カギがぶっこわれてあかないんだよォーッ!」ガチャガチャ

えるめぇす「にゃにィ~ッ!?トイレにとじこめられたってことかァーッ!?ありえなァ~~~いッ!」ドーン

えふえふ「しばづけたべたい」

じょりーん「ちくしょーっ!いったいなにがどーなってるだァーッ!」


Dio「ジョニィ・ジョースター、ジャイロ・ツェペリ・・・『俺の世界』から追ってきたのか?・・・ヒマな奴らだ。歩けるようになったのか?たしか・・・足が不自由だったハズだが・・・」

ジョニィ「少しずつだが歩けるようになったのさ・・・僕らは大統領からの依頼で君を元の世界に連れ戻すよう言われた。まあついでに『こっち側』でちょいと観光をしたりもしたが・・・」

ジャイロ「生きてさえいればよォ~っ・・・方法は問わねーってお達しだ。再起不能にしてでも連れて帰るぜ」ザッ

ジョニィ「お前のスタンド能力は『恐竜化』し『生き物を従わせる』能力。だがここではお前が恐竜化させられるような生き物はいないぞ」

Dio「・・・」

ジャイロ「家ん中じゃあよ~、鳥だとかトカゲだとかはいねーからなァ~~~ッ。ペットの犬か猫がいるんなら別だがな」ニョホ

Dio「クワアアアァァァァァァーーーッ!」バッ!

ジャイロ「オラァ!」ゴッ!

ジョニィ「爪(タスク)!」ドンドバ!

 ッッッ!

Dio「無駄だ無駄ァァ!『恐竜の動体視力』!・・・この俺に攻撃を当てることはWRRYYYYY!不可能だと知れッ!ゼロ距離ならまだしも、この位置で貴様等の攻撃など当たるワケがないッ」

 爪の穴<グルルウゥゥ~~~ッ

Dio「そしてェェーッ!ジョニィ・ジョースターの攻撃の『穴の追尾』も!スデに知っているッ!一定時間かわしきれば『穴』は消滅することもなッ!」バババッ

 爪の穴<ルルウゥ~~~ッ・・・

ジャイロ「チッ・・・今まで何度とDioと戦ってきたが故に・・・お互いの能力は知り尽くしてるってワケだな。こりゃ当てるのに一苦労するぜジョニィ」

ジョニィ「『爪』の自動追尾も捌かれるとなると、搦め手じゃあなきゃ命中しそうにないな」

ジョニィ「だけどジャイロ、ヤツも攻撃するには近づくハズだ。距離を取りつつ牽制していれば、向こうに攻撃されることなく狙い撃ちできる。こちらが有利だ」

Dio「・・・」


 <ザグウ

ジョニィ「っ・・・?」チラ

 <ドッバアァァーーーッ!

ジョニィ「!?・・・なっ・・・う、腕が!?腕から血がッ!?」ブジュウゥーーー!

 <ザグバア!

ジャイロ「うぐッ!?・・・な、なんだ!?・・・Dioとは距離があるってーのに・・・全身にカマイタチにやられたかのような斬撃がッ!」ブジュウ~~~ッ!

ジョニィ「ジャ、ジャイロ・・・これは・・・目に見えない攻撃を受けているッ!僕達は『攻撃されている』!」

 <ザクザク! <ズバシャァァ!

ジャイロ「だがどうやってだ!どうやって攻撃してきているッ!」ドシュウゥ~~~ッ!

 ジャイロ「ハッ!」


 恐竜『キシャアアアァァァァァァーーーーーッ!』

ジャイロ「『蚊』だッ!Dioは『蚊』を『恐竜化』させて攻撃してきているッ!」バン!

 恐竜蚊『シャアアアアアアーーーーーッ!』

 <ガブウ! ザグゥ! ズバア!

ジョニィ「1匹や2匹じゃあない!無数の『蚊』が恐竜となって襲ってくるッ!クソッ!小さいが全身から出血させられたらマズイ!」バアァー!

ジャイロ「さしずめ吸血恐竜ってトコか!クソッ!痛エェーッ!肉がついばまれてるッ!」ブッシュウー!

Dio「お前達が現れた時スデに!蚊を恐竜にして従えさせていたのだ!WRYYY!そして大量出血によって弱った貴様達の喉をかっ切ってやるぞッ!忌々しいカスどもがァー!」


 <ビタァッ

 恐竜蚊『グアッ!?・・・・・・カッ・・・カッ?・・・・・・』ピク・・・ピク・・・

Dio「!?」

 恐竜蚊『ア・・・アギ・・・・・・』ピク・・・ピク・・・

 \バタッ・・・/     \ドサッ/

      \ピクピク・・・/   \バタリ・・・/

\ピクッ・・・ピク・・・/     \バタッ/

Dio「!?・・・恐竜達が・・・――」


ジャイロ「『鉄球の回転技術』・・・俺達の皮膚に鉄球の回転を与え、血液にエネルギーを加えた。その体内の血液を吸った恐竜どもを気絶させて身動き出来なくしたぜ」

ジョニィ「いくぞジャイロ」

ジャイロ「やるぜジョニィ」ニョホ


ジャイロ「オラアァ!」

 ッ!

 鉄球<ッッッ!

Dio「無駄だと言ったハズだジャイロ・ツェペリ!当たるワケがないッ!」バッ!

 |壁<ゴッシャアァ!

ジョニィ「『爪(タスク)!』」ドン!ドバ!

Dio「当たるワケがないイィ!」ササッ!

 |壁<ッッ!

 <ドボ!ドコォ!

Dio「ッ!?・・・がッ・・・・・・なにィ!?」ドッバアァ!


ジャイロ「俺が鉄球を投げたのはオメーの背後の『壁』にゴムのような弾力を与えるためだ。鉄球の回転で壁の性質を変えたんだぜ」

ジョニィ「壁は僕の『爪弾』を跳ね返し、かわしたと思ったお前の背に直撃させた。跳弾だ。2発・・・当てたぞ」

 Dio<ドザアアーッ

ジョニィ「だが油断するなジャイロ!2発当てたと言っても跳弾で威力が落ちている。致命傷には至っていない」

ジャイロ「ヤツを仕留めるにはもう2発・・・いや1発でも当てる必要があるってワケだな」

Dio「グ・・・お、おのれ・・・貴様達・・・」ググ・・・

Dio「WRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」バッ!

ジョニィ「来るぞ!距離を取れジャイロッ!」

ジャイロ「野郎ッ!」ゴッ!

Dio「無駄無駄無駄無駄無駄ァー!」ッ!

 ドシバッ!

ジャイロ「うぐおッ!・・・」

ジョニィ「爪弾!」ドン!ドン!ドン!

Dio「YYYYYYYYY!」バッ!

 爪弾の穴<ズルルオォ~~~ッ!

Dio「振り切るッ!」バッ!

 ドヒュゥ――――√ ̄ ̄ ̄Z___| ̄ ̄ ̄\ゝ――ンッ!

 爪団の穴<ルルル・・・・・・


Dio「かわし切ったぞ!・・・ム」

 ・・・・・・ッ・・・・・・

Dio「隠れたか・・・クン・・・スキを見て狙撃するつもりだな。だが・・・」クンクン

Dio「至近距離まで詰め寄らせはしない・・・狙撃しようなんて無駄なことだ。攻撃が当たるよりも素早く察知し、回避できるのだからな・・・」クンクン

 <バッ!

ジャイロ「オ――」

Dio「姿を見せたなジャイロ・ツェペリ!右後だ!」

ジャイロ「ラアァッ!」ゴッ!

 鉄球<ッッッ!

Dio「『だがッ!』」

 バッ!

ジャイロ「!」


Dio「右後のジャイロ・ツェペリの姿は『罠』。湿度が上がっていることに気づかないと思ったか?右後のジャイロ・ツェペリは光を屈折させて作った虚像。回転の技術とやらのな・・・」

Dio「そして本物は左だ。右後の空気中に鏡のような虚像を発生させ、本物が左から攻撃する。気づいていたとも・・・左からの貴様の攻撃をな・・・」

Dio「貴様らタンカスがいくら頭をひねろうとこの俺に攻撃を当てることなど出来んッ!無駄無駄無駄ーーーッ!」


ジャイロ「いいや、『いい位置』だ。今の鉄球は、お前に『かわさせるため』に投げた。かわして『その位置に移動させるため』に投げたんだ」


 ――ギャル・・・

Dio「・・・!」

 ギャルギャルギャル

Dio「・・・」チラ

 壁|<ギャルギャルギャル


Dio(バ・・・バカな・・・・・・壁から・・・『ジャイロ・ツェペリの腕』が・・・)


ジョニィ「『爪(タスク)ACT3』・・・爪弾の穴に肉体を巻き込み、移動させる。発現したばかりの頃は自分の身体を穴で分離させることしかできなかったが、自分以外の物体もできるように成長した」

ジョニィ「ジャイロの腕と鉄球を穴に巻き込み、壁から『腕を生えさせた』」

ジョニィ「Dio・・・その位置におびき寄せられたのはお前だ。ジャイロの腕の位置に・・・お前の顔面が来るように。この超至近距離なら・・・『かわせまい』」

Dio(クソッ・・・恐竜の――)


ジャイロ「オラァッ!」

 >ッッッゴオォ!<

Dio「ブッゲエエェェェェェェェェェ
               ェェェェェ
       ェェェェェェ       ェェェェェェェ
    ェェェェェェェ  ェェェェ         ェェェェェ
  ェェェェ        ェェ!   ェェェェェェェ
    ェェェェェェェェェェ     ェェェェェェェ
         ェェェェェェェェェェェ         」


     \ドッコオオォォォォーーーーーン!/


ジャイロ「やれやれだぜ」


 ⇐To be continued・・・

今回はここまでで

すみません今後の展開全く思いつかないので更新は来週になります


がんばってくれ応援してる

>>133
ありがとう本当にありがとうそれしか言葉が見つからない
見てくれてる人が一人でもいることがわかるだけで助かるます

ジョニィ「やったか!ジャイロ、Dioを倒したぞッ!完全にキミの鉄球を顔面にたたき込んだッ!回転して吹っ飛んでいったぞッ!」

ジャイロ「ああ・・・完璧に決まったぜ。俺達の勝ちだ。さすがに・・・ちと疲れたぜ・・・」

ジョニィ「少し休もう。激闘だったものな。来いよジャイロ、こっちにキッチンがあるよ」

ジャイロ「そうだな・・・ちょっと4(シ)2(トゥ)0(レイ)して、休ませてもらうとすっか・・・」フラ・・・

ジョニィ「おっ、見ろよジャイロ。テーブルの上にケーキがあるぞ。それも手作りのようだッ」

ジャイロ「スゲーうまそーじゃあねーかッ。これ食べてもいいと思うか?ジョニィ~ッ」

ジョニィ「んー、常識的に考えたら他人の家のモノを食べるなんてダメなことだが、今の僕達はDioとの戦いでヘトヘトだし、出血もヒドい。体力回復のために少しくらい食べてもいいんじゃあないかな」

ジャイロ「だよなッ。だよなァ~ッ!やっぱそォ~思うゥ~?そいじゃあよ~、ちょっとだけカンパしてもらお~ぜ~」ニョホホ

ジョニィ「ああ、お皿とフォークを出すよ。ええ~っと、食器はこの棚かな」


 <ガンッ

 ポル「」ピクピク

ジョニィ「わあ!ジャイロ!大変だ!誰か倒れてる!白目むいてるぞッ!泡も吹いてるッ!」

ジャイロ「まさかこの家の住人か?Dioにやられたのかもしれねー・・・」

ジャイロ「おい、アンタ、しっかりしろ」ピシャンピシャン

ポル「ウ・・・ググ・・・・・・ムウ・・・あ、アンタ達は・・・?」ポル・・・

ジャイロ「旅のモンだ。お前さんなんだってこんなとこでぶっ倒れてたんだ?」

ポル「うう・・・そうか・・・・・・俺はなにをしていたんだっけか・・・たしか・・・――」


 ~~~ホワンホワンホワ~ン~~~

 >>86にて、ポルナレフと徐倫達がかくれんぼをはじめた頃・・・

ポル「さァ~てッ、徐倫達はどこにいるかなァ~ッ?すぐに見つけてやるぜェ~」キョロキョロ

ポル「ムッ!あ、あれは・・・!」

 『>>66 >>67 >>68で徐倫達が作ったケーキ』

ポル「テーブルの上にうンまそ~なケーキがあるじゃあねェ~かッ!いただきィーッ!」ガプ

ポル「ッ!?」ング

 ポル「カッ!?・・・ググ・・・ギペ・・・ガププ・・・ッ!?」グググ~ッ・・・

 ポル「」バタン

 ~~~ホワンホワンホワ~~~ン~~~


ポル「――そうだ・・・たしかクソマズイケーキを食って・・・」

ジョニィ「大丈夫かい?ほら、これでも食べて気をしっかり持つんだ。僕達も今食べようと思ってたところだよ」ケーキッ

ポル「ああ、すまねー。恩にきるぜ」バク

 ポル「あ」

ジャイロ「そいじゃ俺達もいっただきまァ~っす」ガブ

ジョニィ「う~む、クリームもたっぷりで・・・・・・ッ!?・・・ガ・・・グピ・・・・・・プゲッ・・・」


 ポル「」ピクピク

  ジャイロ「」ピクピク

   ジョニィ「」ピクピク

じょりーん「ねえみんな、トイレのそとがしずかになったぞ。なにがあったんだろう」

えるめぇす「ここからでられないんじゃあなんにもわかんないな」

えふえふ「ヒャクブンはイッケンにシカズ」

じょりーん「こうなったらしかたない!みんなでいっせいにスタンドこうげきをしてドアをぶっこわすぞ!」

 じょりーん「いっせーのーせっ!」

  すとーんふりー『オラオラオラ!』

  きっす『ウッシャァァー!』

  ふーふぁいたーず『フォアァァ!』

 >ドッカーーーーーン!<

じょりーん「よし!だっしゅつせいこう!」キリッ

えるめぇす「おーこられる、しーらないっと」

えふえふ「みて。いえのなかがメチャクチャ」

 \メッチャクッチャアアァァ~~~ッ・・・/

じょりーん「こりゃヒデー・・・かーちゃんがかえってきたらカンカンだぞ」ゾ~ッ・・・

えるめぇす「ウチのママだったらいっかげつオヤツきんしにされるな」

えふえふ「いったいなにがあったのだろうか・・・」


 ―――――・・・・・・

じょりーん「?・・・」

 ―――ドドドドドドドドドドドド


じょりーん「・・・」クルリ・・・


 ドドドドドドドドドドドドドドド


Dio「ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・」


 ドドドドドドドドドドドドドドド

Dio「クウジョウ・ジョリーン・・・ハァー・・・ハァー・・・追い詰めた・・・ぞ・・・ハァー・・・俺は・・・諦めんぞ・・・ハァー・・・ハァー・・・」

じょりーん「わー!」

 すとーんふりー『オラァ!』ドゴォ!

Dio「ブゲェ!」

じょりーん「にげろー!」タタタ

Dio「き、貴様ァ!ハァ・・・逃がすかァ!」ドタタタ

えるめぇす「おっかけてくる!よーし、このおっきなハシラドケイに『シール』をはって」ズキュン

Dio「WRRYYYYYYYYYYY!」ドタタタ

えるめぇす「いまだ!『シール』をはがすッ!」ペリッ

 >>ブアァチィィイイイ!<<

Dio「ぐぴぃーーーっ!」

えるめぇす「やったー!ハシラドケイではさんでやったぞ!」

えふえふ「これでもくらえ」ピューッピューッ

Dio「クアァァー!水鉄砲だとッ!こんなもので・・・ゲッ、なんだこれ。ベトベトするぞ」ベチャア~

えふえふ「シャンプーだよ」

Dio「キイィィィィコエエエエエ!目がァ!目が染みるウゥゥゥ!」ギエピー!

じょりーん「えふえふ、こんどはコレをつかえ」

えふえふ「くらえー」ピューッピューッ

Dio「こ、今度はなんだ!?目に入ったぞッ・・・!」

じょりーん「マスタード」

Dio「アオアオアッヒャッホホホーーーゥ!」

短いけど今回はここまでで。次回更新は月曜日になります。あと二回ほどで終われたら終わる

短いけど今回はここまでで。次回更新は月曜日になります。あと二回ほどで終われたら終わる

Dio「こンのガキャァァアアーーー!」グアバー

じょりーん「わー!キレたー!」

えるめぇす「にげろやにげろー!」ピュー

Dio「WRRRYYYYYYYY!LORRRYYYYYYYYY!」キシャー

じょりーん「やばい!アタシたちはこどもであしがみじかいけどあいてはキョーリューだからはやい!」タタタ

えるめぇす「このままじゃつかまっちまうよォ~!」タタタ


 えふえふ))))))) <スイィ~~~ッ

じょりーん「え!?」

えふえふ「やっほ」スイー

じょりーん「えふえふ!?おそうじロボットにのっかってる!」

えるめぇす「アタシらものせてくれェ~!」ヒョイ

じょりーん「これでにげれるぞ!」ヒョイ

Dio「クシャアアアアアァァァァァァ!逃げるんじゃあないッ!LORRYYYYYYYYYY!」

じょりーん「うほほ~!はやいはやーい!」

えるめぇす「だがヤツもあきらめないぜッ!」

えふえふ「だいじょうぶ。さっきつかったシャンプーをゆかにまく」ベチャベチャ~

 <ツルルンッ☆

Dio「クア!?わわわわッ!」キュキュキュツルツルツル~

じょりーん「イトでひっかけてやる」ピーン <ガッ

Dio「LORRRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」ズッテンツルツルツルドンガラガッシャァ~ン

じょりーん「いえーい☆ナイスえふえふぅー」ハイターッチ

えふえふ「いぇいいぇいいぇーいわーぉ」ターッチ

えるめぇす「アイツ、すべってころんでキッチンのほうにスっとんでいったぞ」

じょりーん「よーし、トドメさしちゃる!」タタタ


 ポル「」 ジャイロ「」 ジョニィ「」

じょりーん「わ、オトナたちがぶったおれてる」

えふえふ「なにがあったのだ」

Dio「ウムムムゥゥゥ・・・よくもやってくれたな・・・」ユラ・・・

じょりーん「まだやるかー!」シュッシュッ

えるめぇす「コノヤロ!これでもくらいやがれ!ぎゅうにゅうパックだ!」ブン

Dio「ヌワ!やめろッ!お腹下すだろうがッ!」

じょりーん「たまごばくだんー!」ビュン

Dio「危ない!」パシッ

Dio「貴様!食べ物を粗末にするんじゃあないッ!割れたらもったいないだろう!」

 じょりーん「おおーナイスキャーッチ」パチパチ

 えるめぇす「すごいすごーい」パチパチ

Dio「フッ!」トクイゲッ

じょりーん「んにゃろー!これならどうだー!たまごマシンガン!」ヒュヒュヒュ

えるめぇす「アタシもやるぜ!」ヒュヒュヒュ

Dio「無駄無駄無駄無駄無駄!」パシパシパシパシパシッ

 じょりーん&えるめぇす『おお~~~っ!』パチパチパチ

Dio「ハッハハハ!これが大人だァーッ!」トクイゲッ

えふえふ「アタシもやる。えいっ」ヒュ

Dio「無駄だ無駄ァー!」パシッ

 Dio「WRRYYYYYYYYY!冷たいッ!なんだぁこれはァ~~~ッ!」ヒンヤリ

えふえふ「こおり」

Dio「ギイヤアアアァァァァァァ!つ、冷たいィィ!肌がただれるゥゥ!」カッチカチヤゾ!

 じょりーん「なんだかメチャクチャきいてるぞ」

 えるめぇす「きっとこおりがじゃくてんなんだ」

 えふえふ「キョウリューはヒョウガキでゼツメツした。よってこおりがニガテなのはトーゼン」

 じょりーん「そうか!よーし!アタシにいいかんがえがある!」コンボイ!

じょりーん「まずコーラをじゅんびします」ペットボトル

じょりーん「それをえふえふにのんでもらいます」

 えふえふ「のめのめーい」ゴクゴク

じょりーん「そしてメントスをたべてもらいます」ピョイ

じょりーん「するとコーラがだいふんか!」

 えふえふ<ブボシュウウゥゥゥゥウウウウウ~~~ッ!

Dio「LORRRYYYYYYYYYYY!?な、なにをするだァーッ!全身ビシャビシャになってしまったじゃあないかッ!」

えるめぇす「えふえふにのませたイミある?」

じょりーん「そしてワーイにげろー!」タタタ

 えふえふ「うほほーい」タタタ

 えるめぇす「キーン」タタタ

Dio「WRRYYYYYY!逃げるなァァーッ!待たんかオノレらァーーーッ!」グアバー

じょりーん「このヘヤににげこめッ!GO!じょりーんGO!」ガチャ

Dio「追い詰めたぞッ!袋のネズミだッ!バカめッ!これだから子供はバカだァーッ!もう逃げ場はないぞ観念し――」

 扇風機<ブオオオォォォォオオオオオ~~~ッ!

 クーラー<ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン!

Dio「クワアアァァァーーーーーッ!こッ、凍るッ!か、身体がッ・・・!」ピキピキ

じょりーん「どうだ!ビショビショでつめたいヘヤにはいればだれだってカゼをひく!アタシだってそーする!」

えふえふ「きょうりゅうはさむさによわい。これでDioはカチンコチンになっちゃうハズ」

えるめぇす「やるじゃあねーかじょりーん!これでヤローもオシマイだーッ!」

 扇風機<ブオオオオオオォォォォォ~ッ

 クーラー<ガンガン!

Dio「が・・・カカ・・・・・・こんな・・・よくもこんな・・・凍る・・・ギギギ・・・・・・」カキカキ

Dio「イヤ・・・だ・・・・・・俺は・・・ただ・・・・・・しあわ・・・せに・・・なりたかっ・・・」ピキピキ・・・

じょりーん「・・・」

Dio「・・・た・・・・・・だけ・・・」ピキ・・・

えるめぇす「やったぞ!とうとうやっつけた!こどもだけでこのヘンタイヤローをたおしたぞーッ!」

じょりーん「リモコンかして」Pi

えるめぇす「!?」

 クーラー(暖房)<ゴゥンゴゥンゴゥン

えるめぇす「なにやってんだああーーーッ!じょりーん!なぜ『ダンボー』にきりかえるッ!そんなことをしたら――」

 Dio「・・・」ジュンジュワ~

えふえふ「こおったのがとけてきた」

えるめぇす「ほれみろォーーーッ!なんでそんなことするんだァーーーッ!」

じょりーん「なんてゆーか・・・たすけるのよ。なんだか・・・コイツ、すっごいカワイソーにみえてきたんだ。こおってゆくコイツの『め』・・・みてたらさ・・・」

じょりーん「アタシとおなじだったんだ。パパがいなくって・・・ひとりぼっちのさみしーときのアタシの『め』と・・・」

じょりーん「こいつの『イタミ』が・・・わかったんだ。なんとなくだけど・・・だからたすける」

えるめぇす「っ・・・じょりーん・・・アンタってほんとバカ」

えふえふ「ニコッ」

Dio「・・・」ジュンジュワァ~~~ッ・・・

えるめぇす「だがよー、じょりーん。どーするんだ?コイツがふっかつしたら・・・また『おいかけっこ』のはじまりだ」

Dio「フフフ・・・マヌケめクウジョウジョリーン・・・」ジュワ~

Dip「お前のおかげで・・・よみがえったぞ!」バッ

じょりーん「いいさ。『トムとジェリー』みたいな『おいかけっこ』をしたいんだったらさー、つきあってあげるよ。それでアンタがさみしくないならな」


 ドドドドドドドドドドドドドドドド

Dio「・・・クウジョウ・・・ジョリーン・・・・・・」

 ドドドドドドドドドドドドドドドド

じょりーん「こいッ!Dio!」バッ


 <ガチャ

仗助「帰ったぜ徐倫。この部屋かァ~ッ?遅くなっちまってスマなかったな。だがワビのしるしにアイスクリーム買ってき――」

Dio「LOOORRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」

じょりーん「あ、ジョースケおかえりー」

Dio「え」

仗助「」

Dio「・・・・・・いや・・・これは・・・・・・その・・・」


仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』」ズキュン

Dio「アロ・・・ホゲェー!」


仗助「ドラ ララ  ラ  ラ ララ  ラララ ララ  ラ  ララ ララ ラララ ラ   ラ ララ ラ ラララ   ラララ  ラ  ラララ ララ  ラ  ラララ  ララ ラ!」


 バン!

今回はここまでで

 ――・・・

ポル「・・・う・・・・・・うゥ~む・・・」パチッ

承太郎「気がついたか、ポルナレフ」

ポル「承太郎?・・・うっ・・・ここは・・・」

承太郎「病院だ。お前、ロクでもねーもんを食ったらしいな。腹をぶっ壊して倒れてるところを運ばれたんだ」

ポル「そうだ!俺は徐倫達と遊んでて――」

承太郎「安心しろ。子供達は無事だ。仗助が家に帰ってきて、お前とあの二人を見つけ、救急車を呼んだんだ」

ポル「あの二人?」

 ジャイロ「Zzz・・・」 ジョニィ「うぅ~ん・・・理那・・・アメリカ人に『天使にラブソングを』って言っても伝わらないよ・・・」ムニャムニャ

承太郎「仗助のウチの台所でお前と一緒にぶっ倒れてた。症状は同じだ。何を食ったらそうなるのかしらねーがな」

ポル「うむむ・・・なんだか記憶があやふやだが・・・とにかく万事オッケーなんだな」

承太郎「やれやれだぜ。3日も寝込んでなにが万事オッケーだ」

ポル「3日!?そんなに寝てたのか俺ァ!?」

承太郎「そうとうヤバイものを食ったようだな」

 <ガララッ

じょりーん「ポルポル~!」ドタバタ

 えふえふ「おじゃましまんにゃわ-」ドタバタ

 えるめぇす「おっつー」ドタバタ

ポル「!・・・徐倫!それに徐倫のツレのガキどもも・・・どうして病院に――」

じょりーん「ポルポル!ポルポル!」ピョンピョン

ポル「!・・・あ、ああアレか」

 じょりーん&ポルナレフ『ポルポルポルポルポルナレフッ!』ビシッ

ポル「つづきましてェー」

仗助「コラ、病院じゃあ静かにしろって言っただろーが徐倫」

じょりーん「おみまいにきたよポルポル!そのゴぐあいはドウ?」

ポル「おう、俺ァ大人だからな。もうヘッチャラチャリオッツよ!」ムン

じょりーん「おー、さすがポルポル!」

えふえふ「さすがオトナ」

仗助「スンませんポルポルさん。どーも俺の留守中にこいつらの面倒みてもらったみたいで・・・」ペコォー

ポル「おう、おめーがジョウスケだな。承太郎から話は聞いてる。承太郎に代わる徐倫の保護者だな」

じょりーん「ポルポル!ポルポルがげんきになるためにアタシたちでオカシつくってきたよ!」バン

ポル「ゲッ・・・」ギクリ

えるめぇす「アタシたち3にんでつくったクッキーだ。マジウマだよきっと」

えふえふ「これたべればポルもげんきポルポル」

承太郎「お前達、こいつはまだ体調が――」

ポル「食わせてもらうぜ!おめーらの愛がこもったお菓子をよ~!」バクバク

承太郎「ポルナレフ、無茶をすると――」

ポル「」ガクッ

じょりーん「わ、シロメむいちゃった」

承太郎「やれやれだぜ」

仗助「そいじゃあ俺達はここらでオイトマしますわ。いくぞお前ら」

じょりーん「バイバイポルポル!げんきだせよ!」

えふえふ「ドンマイ」

えるめぇす「またオカシつくってやるからね」

ポル「お・・・おお・・・またなオメーら・・・ゴフッ・・・」

承太郎「俺も行く。ポルナレフも意識が戻ったことだしな。じゃあな」ガラ


仗助「承太郎さんの友達の花京院さんとアヴドゥルさんの見舞いも行きますか?」テクテク

承太郎「いいや、あいつらは元気だけが取り柄みたいなもんだし、放っておいても問題ない。これから『壁の目』について大統領達と話さなくっちゃあならねーからな」

仗助「俺も詳しくは聞いてねーッスけど・・・色々と『壁の目』のせいで騒動があったそうですね」

承太郎「ああ。『壁の目』は封印することになる。平行世界のスティーブン・スティール氏のように、この世界に偶然迷い込んでしまう人間がまた現れるかもしれないからな」

仗助「徐倫達を襲おうとするヤツがまたやってくるかもしれねーッスもんね」

じょりーん「?なにが?」


 病室<LORRYYYYYY・・・

えふえふ「いまこっちのヘヤからヘンなこえがきこえた」

えるえめぇす「どっかできいたような・・・」

仗助「放っとけ。もうヤツとは二度と関わることはねー。病院送りで済んで感謝してもらいたいくらいだぜ」

今回はここまでで

ジャイロ&ジョニィVSDioで白熱してると思ったら急にコントが始まった
何を言っているか(ry

>>152
ジョジョっぽいバトルを本気で書いてみようとチャレンジし、そういえばこれ一応幼じょりーんが主人公だったって気づいて慌ててトムとジェリー風コントにしました

 ――カフェ ドゥ・マゴ


仗助「それで・・・これからどうするんスか承太郎さん」

承太郎「まだしばらくこの杜王町に滞在することになる。『壁の目』の騒動は終わったが、事後処理やら色々とやることはある。それに・・・――」

 じょりーん「おッ!えるめぇす!おめーのリンゴうさぎさんじゃあねーかッ!ちょうだいよッ!ちょーだいッ!オムライスのハタあげるからさァーッ!」

 えるめぇす「ふざけんじゃあねーぞッ!アタシは『ハンバーグおこさまランチ』をちゅうもんしたからリンゴのうさぎさんがあるんだッ!てめーは『オムライスおこさまランチ』だろうがッ!」

 じょりーん「だからおくれっていってるんじゃあないの~。ほら、ハタ、ほしいだろ~?」ハタハタ

 えるめぇす「ハタなんかいるかーッ!リンゴのうさぎさんのほうがカワイイだろッ!スッゲーかわいいッ!」

 じょりーん「いいやッ!ハタのほうがすごいねッ!なァえふえふッ!おめーもそうおもうだろ!?ハタほしいよな!?」

 えふえふ「メロンクリームソーダおいしい」ヂュー

承太郎「徐倫もようやくこの町に慣れてきた頃合いだ。せっかくできた友人と離ればなれになるのもかわいそうだしな」

仗助「おい徐倫、くちにケチャップついてんじゃあねーか。ジっとしてろ、ホレ」フキフキ

 じょりーん「んぶぶ」フキフキ

承太郎「お前の保護者面も板についてきたしな」ニヤリ

仗助「え、なんスて?」

承太郎「しばらく徐倫はお前に預けたままにする。そのFFという少女はどうするつもりだ?」

仗助「俺ん家で面倒みますよ。放っておくわけにはいかねーし」

承太郎「じじいの『隠者の紫』でFFを調べた結果、スタンドを発現させたプランクトンだと判明した時は驚いたが・・・」

 えふえふ「カルピスおいしい」ヂュー

承太郎「今となっては徐倫の大切な友達だ。仗助、徐倫とFFを任せたぞ」

承太郎「俺はこれから『パッショーネ』の奴らと話をつけてくる。奴らも『壁の目』を封印する作業に協力してくれるようだ」

仗助「イタリアのギャングが杜王町に居座るっつーのもよー、なんか妙な話ッスよねー」

承太郎「大統領も全面的に支援してくれる。元はと言えば彼が原因の一翼だからな。責任を感じているんだろう」

仗助「アメリカの大統領がバックに付いてるっつーのもよー、なんかスゲー話ッスよねー」

じょりーん「パパまだおしごと?」

承太郎「ああ、まだしばらくはな。それまで仗助の家で大人しくしててくれ」

じょりーん「わかった!ジョースケのいえでドンパチやってる!」

仗助「話聞いてる?」

承太郎「だが仗助、まだ油断はできんぞ。封印するまでは『壁の目』を通って『こちら側の世界』に漂流してくるヤツが居ないとも限らん。封印が完了するまで・・・徐倫達を守るのはお前の役目だ」

仗助「わかりました。任せてください。俺が――」


仗助「俺がみんなを守りますよ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・・


・・
・・・
・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

じょりーん「おはよー!」

 すとーんふりー『おらぁ!』ドゴム!

仗助「うぐぇッ!?・・・じょ、徐倫・・・てめぇ何度言えばわかるんだ・・・朝はもっと優しく起こしてくれって・・・」ピクピク

じょりーん「おきろネボスケジョースケ!ガッコーにおくれるぞ!」

えふえふ「おきろー」

仗助「わーったわぁーった!チクショー、朝から元気なこったぜ・・・」シブシブ

花京院「おはよう、仗助くん」ズアッ

仗助「どあっ!?か、花京院さん!?なんでウチに・・・」

花京院「承太郎に代わって徐倫の様子を見にきたのさ。仗助くん、5歳の子に朝起こしてもらうなんて格好悪いんじゃあないかな」

朋子「あらン仗助、起きたの?典明くんに挨拶した?」

仗助「お袋、てめー花京院さんが男前だからって・・・」

朋子「やぁーねぇそんなんじゃあないわよ。私は今でもジョセフ一筋・・・でも典明くんもイケメンなのはたしかね♪」ルン

花京院「ありがとうございます」ニコッ

朋子「や~ん笑顔もキャワイイッ♪」

仗助「チェッ・・・いいトシしてなにやってんだか・・・」

朋子「徐倫ちゃん!」

じょりーん「おらぁ!」ゲシ

仗助「いてっ!」

じょりーん「アホかジョースケ!レディーはいくつになってもレディーなのッ!しつれいしちゃうワッ!」フンス

朋子「わーい、ナイスよ徐倫ちゃん」パチパチ

仗助「てめー妙な教育してんじゃあねーぞお袋ッ!」

 <ピンポーン

えるめぇす「おはようございます」ガチャ

じょりーん「きたかえるめぇす!きょうもいっぱいあそぶぞッ!」

朋子「あらお隣さんのエルメェスちゃん、いつも徐倫ちゃんとFFちゃんと遊んでくれてありがとうね」

えるめぇす「こちらこそまいどおせわになっております」ペコォー

仗助「朝も早よから遊ぶ気満々だな・・・」

 <ピンポ~ル♪

じょりーん「あ、このチャイムのおとは!」

ポル「そう、俺だよ!ポルナレフだよ!」バァーン

 じょりーん&えふえふ&えるめぇす&ポル『ポルポルポルポルポルナレフッ!』ビシッ

仗助「ポルナレフさんまで!?なにしに来たんスかッ!」

ポル「なにしに来たはねぇ~だろうがよ~仗助ッ。花京院だけにゃあ任せておけねーからな。俺も徐倫達と一緒に遊びてーのよ」ニカッ

花京院「フ・・・いつまでも子供だな君は」

ポル「てめーもだろ、相棒」トン

仗助「承太郎さんのツレにゃあロクな大人がいねーな・・・ったく」

花京院「それよりいいのかい仗助くん、時間」

仗助「ゲッ!ヤッベェーッ!遅刻ッスよォ~ッ!」ドタドタ

じょりーん「いってらっしゃ~い!」

えふえふ「くるまにきをつけて」

えるめぇす「スタンドつかいにはきをつけるんだぞ~」


承太郎「・・・」

ジョセフ「心配か?自分の娘が」

承太郎「いいや。なにせてめーの息子に任せたからな。誰よりも信頼できる相手だ」

ジョセフ「フン・・・クサいことを言うわい」

アヴ「ハハハ・・・」

承太郎「どうしたアヴドゥル」

アヴ「いや、なに・・・昔はホリィさんを救うためエジプトまで命を賭けた旅に出たが・・・あの頃に比べて平和になったと思ってな」

承太郎「・・・」

アヴ「皆、無事に故郷に帰れた。そして今はこうして、子供達を笑顔で見守ることができる。こんなに素晴らしいことはない」

ジョセフ「まったくじゃ。あんな危険な戦いの中でよく無事じゃったわい」

イギー「(^ω^)<セヤナ!」

ジョセフ「イギーも丸くなったしなあ」ナデナデ

アヴ「こいつ、ワンチュールばっかり食うんですよ。安いドッグフードじゃ物足りなくなってしまったらしい」

ジョセフ「生意気なところは変わっとらんようじゃな」

イギー「(^ω^)<マアナ!」

承太郎「変わるものもあれば、変わらぬものもある。この『平和』は・・・変わらずに守り続けていきたいものだ」


承太郎(祈っておくか・・・この平和を・・・徐倫達の成長を・・・)



 ――終――

 ~おまけ~

ジョルノ「・・・」


テレンス「あっちぃ~な日本!」

ケニーG「ったく何が悲しくってこんな炎天下のアスファルトをトボトボ歩かなきゃならんのだッ!」

ヴァニラ「黙れ。いやなら帰ればいい。誰もついてこいなどと言っていないのだぞ」

ヌケサク「今日はどこに観光に行く予定なんですか?」

DIO「『金閣寺』だ。WRYYY・・・日本有数の世界遺産をこの目で見るのだ。実に・・・楽しみじゃあないか」

ヴァニラ「DIO様、いくら日焼け止めクリームを塗っているからと言っても日光は天敵・・・日傘を」バサッ

DIO「フム、日傘もいいがヴァニラ・アイス・・・ここは『キョート』・・・この方が見合うとは思わんか?」バッ

ケニーG「おおッ!それはジャパニーズ『番傘』!」

テレンス「さすがはDIO様!オシャレに余念が無い!」

ヌケサク「和と洋のコラボレーション!実にナウくてシブいですDIO様!」

DIO「フフフ・・・日本楽しい・・・」


ジョルノ「あの・・・失礼」

DIO「ム?」


ジョルノ「あなたが・・・・・・僕のお父さんですか・・・?」

DIO「・・・・・・」


DIO「来たか息子(ジュニア)・・・」

 ~おしまい~

これにて終了です。ここまで呼んでくれた方ありがとうございました

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