美穂子「ラブライブ!です!」憧・灼・竜華・和「は?」 (85)




竜華「ラブライブ…ラブライブ…なんか聞いたことはあるような気ぃするわ…」


和「…聞いたこともない単語ですね。どういうことですか?福地さん」


美穂子「長い話になりそうなので、とりあえず飲み物をご用意しますね。アイスティーでいいですか?」


憧「異論なーし」


灼「…同じく」





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1540379467




5分後


竜華「はぁ~やっぱアイスティーは至高の飲み物やなぁ(愉悦)」


和「間違いありません(確信)」


美穂子「さて、じゃあ説明しますね」


憧「待ってましたー♪」


美穂子「先日、上埜さんとその…初めての…//」


憧「あ?」


和「とうとうヤッてしまいましたか」


灼「ギルティ…」


竜華「…血盟百合団の魂の誓い、忘れたんか?」







美穂子「ち、違いますっ!」


美穂子「そ、その…初めての…おうちデートを…//」


竜華「あぁ!?惚気かいな!!そんなん言うたらうちやって怜とおうちデートしまくっとるからな!?」


美穂子「ち、違うんです!違うんです!惚気けた…くないと言えば嘘になりますが…」


和「そうですか。それでは福地さん、殴られる準備は出来ていますか?」


美穂子「ああ…もう違うんです!その時に上埜さんにあるアニメを教えてもらったんです!」


灼「それが…ラブライブ…?」


美穂子「はい。見たことある方はいないようなのでざっくりとあらすじを説明しますと…」






穂乃果(私、高坂穂乃果!音ノ木坂学院に通う高校2年生!私の通う大好きな音ノ木坂学院が閉校の危機に…なので今流行りのスクールアイドルに挑戦しようと決めたの!紆余曲折しながらもなんとか仲間を集めて、μ'sってグループを作って…スクールアイドルの全国大会、ラブライブに挑むことになったんだよ!)


美穂子「…という話でして」


憧「ふぅん。まぁありがちなかんじね」


竜華「それでどーするっちゅうねん」


美穂子「…このアニメ。一見は努力、友情、青春といったかんじに見えたのですが」


和「あらすじを聞く限りではそんなかんじですね」


美穂子「…ですが、そこには確かに百合の香りがしました」


灼「!」


美穂子「参考BGMをご用意したので、是非お聞きになって下さい」






lalala...
ユメの迷路…ユリの迷路…
lalala...

憧れを語る目が
遠くを探してる時
寂しくなる
私はここにいると言いたいの

Ah! ふたりきりで硝子の花園へと
誰もいない 誰もいらない
そっとこわれそうに咲きたい~♪





硝子の花園/絢瀬絵里・東條希






竜華「…めちゃくちゃいい曲やなぁ」


和「…感動しました」グスッ


灼「」ポワワワン


憧「なぜ…苦しくなるの?」


美穂子「この歌からも分かるように、明らかにラブライブ!には百合要素があります。」


憧「そうね、間違いないわ。」


竜華「みんなで叶える物語…その中で百合の花が芽吹くのは全く不思議なことやないな、うん(確信)」


美穂子「それに私…聞いてしまったんです」


灼「…?」






~回想~


にこ(みんなの前で歌って、ダンスして、みんなと一緒に盛り上がって、また明日から頑張ろうって、そういう気持ちにできるアイドルが、私は大好きなの!)





絵里(私は穂乃果に一番大切なものを教えてもらったの。変わることを恐れないで、突き進む勇気。私はあの時、あなたの手に救われた。)





美穂子「…ラブライブ!とっても素敵なお話でしたね」グスッ


久「…いいわね」ポソッ


美穂子「?上埜さん、今なにか言いましたか…?」


久「面白かったわねーっ、って言ったのよ」


美穂子「…はいっ」


~回想終了~






美穂子「と…」


憧(あのコマシ部長のことだからなぁ)


竜華(あの子もこの子も美味しそう!しかも全国大会まであるなんて喰べ放題じゃない!いいわね!、のいいわね…な気がしてならんわ)


灼(福路さんには言えな…)


和「…ラブライブが素晴らしい百合の花を咲かせてることはわかりましたが、それでどうするって話なんですか?」


憧「まさかオススメアニメを紹介する為だけに召集かけ…あ」


竜華「なるほどな。そういうことか」


美穂子「はい」


美穂子「あの上埜さんもアイドルに憧れていたんです。皆さんの想い人さんたちだって女の子です。1度は憧れたことがあるはずです…アイドルに」


美穂子「つまり」






和「私たちでスクールアイドルを始めて…」


灼「みんなで叶える物語…」


美穂子「夢のストーリー!」


竜華「まぶしいな!いいな!おいでよ!」


憧「うれしいな!いいな!もっとね!」


5人「「ひとつになれこころ…KiRa-KiRa!!」」


憧「てことは…行き先はひとつ!」


竜華「いざゆかん!」


5人「「鹿児島~♪」」ゴッ





小蒔「ヒィィィィ!?!?」ガクガク


初美「こ…この嫌なかんじは…」ガクガク


春「レズの殺気…」ポリポリガクガク


巴「波長パターンピンク!間違いありません!レズです!」ガクガク


霞「…キリシマ作戦を発動します」


初美「霞ちゃん…ほんとですかー!?」


春「…それしかない」ポリポリ


小蒔「キリシマ作戦…?」


巴「姫様には説明してなかったですね。キリシマ作戦というのは…」


霞ちゃん「小蒔ちゃん、初美ちゃん、私がおろせる全ての神の力を」


巴「私と春ちゃんでひとつにまとめて、敵に放つという…」






小蒔「そんな作戦が…でも、そんなことをしたら彼女たちが…」


春「普通の人間だったら、跡形もなくなる…」


初美「でも、あのレズ達はそれくらいしないと止まらないのですよー」


霞「…小蒔ちゃん。私たちに選択の余地はないの。生きるか、死ぬか…私たちは死んでしまったとしても、小蒔ちゃんだけは守らないと…」


春「それが私たちの使命…」ポリポリ


小蒔「…わかりました。私は、みんなと共にこれからも生きていきたいです!全力以上でおろさせていただきます…!」ゴッ


巴「幸い今回は奴らの殺気がまだ遠い…きっと原村さんと福路さんの拠点の長野県辺りだと思います」


春「レズのスピードは計り知れない…でもまだ時間はあるはず」ポリポリ


霞「小蒔ちゃん!少し辛いだろうけど、時間がないから一気にいくわよ!」


小蒔「はい…!」


初美「どんどん来ますよー…集まってくる!」






2時間後


巴「…殺気が大分濃くなってきましたね。恐らくもう九州に上陸しています」


初美「新幹線でも8時間かかるって話ですよー…」


霞「出発が関西からじゃなくて良かったわ…何とか間に合ったわね」


小蒔「…zzz」


初美「はるる、巴ちゃん、発射準備はどうですかー?」


春「いつでもいける…」ポリポリ


巴「もう何も怖くない…!」


霞「巴ちゃん、巴違いよ」








ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ


初美「…!来ますよー!」


霞「春ちゃん!巴ちゃん!」


春・巴「「いっけぇぇぇぇ!!!」」ドォォォォ!!


??チュドーン


初美「やりましたよー!」


小蒔「みゅ~…」ムニャムニャ


霞「小蒔ちゃん、お目覚めね。作戦は成功よ」ニコ


小蒔「本当ですか!?お役に立てて…良かったです…」ジワ


春「流石のレズも神々の力には打ち勝てな…


ドーーーーーーン!!!


巴「嘘でしょう!?」


霞「まさか…暴走!?」






テーテレテレテレテレ テーテレテレテレテレ テーテレテレテレテレ テーテレテレテレテー テーテーテレテーテレッテテー


ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ



灼「…ぬぅん!」


和「…こんな攻撃で」


美穂子「…我々の覇道は」


竜華「…止められぬ!」


憧「ウォォォォォォ!!!」(咆哮)


初美「ひとり暴走どころかビーストモード突入してますよー!」


霞「小蒔ちゃん!逃げ…


美穂子「うふ♪」


小蒔「…霞ちゃん、ごめんなさい…」ハガイジメ


春「そんな…いつの間に…」


巴「姫様!!!」


竜華「うちらも手荒な事はしたくないんよ。わかるよな?」ゴッ


和「そうです。ただちょっと、お話を聞いてほしいだけです」ゴッ


灼「…わかるよね」ゴッ






初美「霞ちゃん…どうしますかー…」


霞「…わかりました。お話を聞きましょう。」


巴「霞ちゃん…!」


霞「巴ちゃん…人質にとられたのが小蒔ちゃんでさえなければ私たちにはまだ選択の余地があったの」


霞「でも今、人質にとられているのは霧島神境の姫、小蒔ちゃんなのよ」


霞「私たちの使命は?」


春「姫様を…守ること…」


巴「…はい」


霞「そう。私たちには最早選択の余地はないのよ」


憧「話がわかる人がいてよかった♪」


初美「姫様にひどいことしないでほしいですよー…」


竜華「せやなぁ…神様がすぐおりてきてくれたらええんやけどなぁ」






巴「…今回はどういった神様を御要望で?」


美穂子「今ある女子高生の麻雀文化を、スクールアイドル文化に換えたいのです」


和「そして、私たち5人とそれぞれの想い人を同じ高校にして欲しいですね」


霞「…御要望はわかりました。」


憧「雀卓の準備お願いね♪」


初美「わかりましたー…」


小蒔「うぅ…グスッ…」


和「さっさと寝てください」ゴキッ


小蒔「ふにゅ~…」






~20時間後~


憧「あ~もう!!さっさと降りてきなさいよ!!」


霞「もうお肌がボロボロよ…」


小蒔『…私は改変の神…です』


竜華「キタ━(゚∀゚)━!」


小蒔『御要望の件ですが…麻雀文化をスクールアイドル文化に置き換えて、皆さんを同じ場所に集めるまでは可能です』


美穂子「やったわ!」


小蒔『しかし…ご指名の方々の中に1人いらっしゃる成人の方。その方を高校生にすることは、時空を司れない私には不可能です』


灼「なん…だと…」


和「では、赤土先生をスクールアイドル部の顧問に、というのはいかがですか?」


小蒔『それでしたら、可能です…』


竜華「それでええか?灼ちゃん」


灼「仕方な…ハルちゃんが傍にいてくれるなら…」


憧「よっしゃ!決定ー♪」


小蒔『かしこまりました…もう金輪際小蒔には近寄らないで下さると幸いです…』


和「前向きに善処します」


小蒔『では…いきます!』ゴッ






~改変完了~


穏乃「私、高鴨穏乃!阿知賀女子学院に通う高校2年生!今、実は大ピンチ…その理由は…」


デデーン


【閉校のお知らせ】


穏乃「…こんなのってないよ」


憧「仕方ないよ…今年も新入生、1クラスしかいなかったんだもん」ペラッ…


和「この学校、どんどん生徒数が減っていってしまってますからね…」


穏乃「こんなの絶対おかしいよ!」


和「私たちには、どうしようも出来ません…」


憧「そうね~…」ペラッ…


穏乃「もう憧!雑誌なんて見てる場合じゃないでしょ!」


憧「…シズ。もしかしたら、閉校の危機…何とか出来るかも」


穏乃「ほんと!?」


憧「この記事見て」


和「これは…」






穏乃「く、玄さん!?と…隣のマフラーの人は…?」


憧「シズ覚えてないの!?宥姉だよ!ほら、前通学バスでも一緒だった…」


穏乃「あー!あの常にマフラー巻いてた人!」


和「玄さん…途中で転校してしまいましたもんね…懐かしいですね…」


穏乃「ところで、何で玄さん達が雑誌に!?」


和「Saint Pineとは…?」


憧「2人のユニット名。玄たち、姉妹でスクールアイドルしてるのよ」


穏乃「スクールアイドル…?」


憧「知らないの!?今すごい流行ってるのよ、スクールアイドル」


穏乃「知らないよ…和は知ってた?」


和「聞いたことくらいは…」


穏乃「で、スクールアイドルがどうしたっていうのさ…」






憧「玄たちの今通ってる高校もね、閉校の危機だったみたいなの」


穏乃「まじ!?」


憧「うん。雑誌のインタビューに書いてあった」


和「それで…?」


憧「今ね、スクールアイドル界で1番の人気なのよ。玄たちSaintPain…」


穏乃「1番…!?」


憧「そう。それで新入生が急増したんだって。そして閉校も取りやめになったって」


和「そんなことが…!」


穏乃「すごい…!」


憧「だからさ、私たちも…スクールアイドル、やってみない?」


和「私たちが…ですか…?」


穏乃「…」


憧「シズ?」


穏乃「うおおおおお!!!燃えてきたああああああ!!!」


和「穏乃…」


穏乃「やろう!やろうよ!スクールアイドル!」


憧「うん!」


穏乃「まずは仲間を集めないとね!」


憧「まず1人!ここにいるー!」


穏乃「和も一緒にやってくれるよね!?」






和「私は…」


憧「和?」


和「…恥ずかしいです」


穏乃「そんな…和…和がいないと私、頑張れないよ…!お願い…っ!」ウルウル


憧(…)


和「穏乃、ずるいですよ…」


和「…わかりました」


穏乃「やったー!」


和「やるからには全力でやりますよ?」


穏乃「うん!」


憧「この学校は部活申請出来るのが5人からだからね。まずは同好会ね」


穏乃「早速生徒会に申請しに行こう!」ダッシュ


和「穏乃!廊下は走っちゃいけません!」






~生徒会室~



穏乃「…というわけで、スクールアイドル同好会を作りたいので申請に来ました!」



久「認められないわぁ」



憧「はぁ!?どうしてよ!」



美穂子「この学校にはもうね、アイドル研究部っていう部活があるの」



和「聞いたことありませんね」



久「今は部員が1人だからね」



穏乃「え!?部活として認められるのは5人以上からって…」



美穂子「この学校の校則では、設立当初に5人以上いれば、その後は人数が減っても部として成立するのよね」



和「そうなんですね…」



久「同じような部活を2つも、というのは認められないわぁ」



久「それに…遊び半分で首を突っ込まれたくないのよ」






穏乃「遊び半分なんかじゃ…!」



久「じゃあ、あなたたち曲はもう用意出来てるの?衣装は?振付は?」



憧「それは…」



美穂子「まずは、既にあるアイドル研究部の部長さんと話してみたらどうかしら?」



久「美穂子!」



美穂子「久さん…校則上は、問題ないでしょう?」ニコッ



久「…そうね」



久(それに、あの子はそう簡単に認めないだろうし)



久「わかりました。既存のアイドル研究部と合併、ということなら許可するわ」



穏乃「おっしゃあー!!!」



和「穏乃、憧。早速アイドル研究部に行きましょう!」



憧「おうよ!」



穏乃「失礼しました!」ガラバタンッ






久「…なんであの子達の肩を持ったの?」



美穂子「私はただ、校則に従って発言しただけですよ?」ニコ



美穂子「久さん、私…最近カード占いにハマってるんです」



久「カード?」



美穂子「ええ。今日の私の発言は…カードが私に告げたことをそのまま言ったんです」



久「カード…ねぇ…」






~アイドル研究部~



穏乃「着いた!」



和「早速失礼しましょうか」



憧「失礼しまーす」



穏乃「うわー!すごい!この棚全部、アイドルのDVD!」



和「色んなアイドルのポスターがありますね…」



憧(ゲッ…あのサインは…)



竜華「…なんの用や」



穏乃「あっ!すいません!あの!私、2年の高鴨穏乃です!」



竜華「なんの用か聞いてんねんけど」



憧「あの!私たち、スクールアイドルを始めようと思ってて」



竜華「は?」



和「それで、スクールアイドル同好会を作ろうとしたのですが既存のアイドル研究部があるとのことで認めてもらえなくて…」



穏乃「それで、アイドル研究部との合併なら許可するって生徒会長に言われて…」







竜華「帰ってや」



憧「はぁ!?」



竜華「認めん。さっさと出てき」



穏乃「そんな…!」



和「どうしたら、認めていただけますか?」



竜華「認めへん!帰れ!」



憧「あのねぇ!話くらい聞きなさいよ!」



穏乃「…憧。先輩に向かってそんな口をきいたらダメだよ。ここは一旦引こう」



竜華「…二度とウチの前に姿あらわさんといて」



和「前向きに善処します」



穏乃「失礼しました…」ガラバタン






~教室~



穏乃「ダメだったね…」



憧「何なのよ!あの生徒会長もアイドル研究部の部長も!」



和「もう少し、仲間を増やした方がいいかもしれませんね」



穏乃「それだ!そうだよ!もっと仲間を増やせば、認めてもらえるかも…!」



憧「アテはあるの?」



和「はい。1年生で、かわいがってる子がいるんです。誘ってみますね」ポチポチ



ブーブー



怜「咲ちゃん、携帯ブーブーいってるで」



咲「え、私!?あ…ほんとだ…」



怜「相変わらず携帯慣れへんのな」



咲「うん…」



怜「誰からだったん?」



咲「原村先輩…えっと…スクール…アイドル?」



怜「スクールアイドル…なんや最近よぉ聞くよなぁ」



咲「そうなんだ…初めて聞いたよ」



怜「で、スクールアイドルが何やって?」






咲「うん…スクールアイドルを始めたから、私も入らないか…って…」



怜「へぇ…ええやん。やってみれば?」



咲「うーん…でも私、あんまり目立つタイプでもないし…」



怜「ウチは知っとるで。咲ちゃん、小さい頃からアイドルに憧れてたやん」



咲「それは…」



咲「じゃあね…あのね…」



怜「?なんや」



咲「その…もし私が、スクールアイドルを始めるとしたら…怜ちゃんも一緒に、やってくれないかな?」



怜「…ウチは無理や。病弱やし」



咲「もう、また病弱アピール」



咲「昔に比べたら大分良くなったでしょ?体育の授業だって、出られるようになったし…」



怜「まぁ…でも歌って踊ってってなると…やっぱ病弱やし…」



咲「むぅ…そっかぁ…」



怜「でも、咲ちゃんはやってみたらええやん。応援するで!」



咲「うーん…」ポチポチ






ブーブー



和「あ、返信来ました」



穏乃「どう?どう!?」



『少し考えさせてください』



憧「あー…」



穏乃「でも、断られたわけじゃない!今までよりは望みのある答えだよ!」



和「確かに、そうですね」



穏乃「誰か、他にもいないかなあ…」



憧「…あ。アテ、あるかも」



穏乃「ほんとっ!?」



憧「うん。咲ちゃんたちと同じ、1年生なんだけどね…覚えてない?鷺森灼ちゃんって子」



穏乃「うーん…」



和「あ、思い出しました。確か小さい頃、よくピアノ弾いたり歌ったりしてましたよね」



憧「そうそう!ピアノも歌もすごく上手だったじゃない?あわよくば作曲だって出来ちゃうかも!」



穏乃「いいねー!早速誘ってみよう!」






~1年生の教室~



穏乃「たのもー!!!」



ザワザワ



憧「って違うでしょ。」ビシッ



咲「原村先輩!」



和「あ、咲ちゃん。あの、鷺森灼さんって子、いますか?」



咲「灼ちゃん…あれ?いないね」



怜「灼ちゃんなら、多分音楽室やで。いつも昼休みと放課後は、ひとりで音楽室行くねんあの子」



咲「そうなんだ…知らなかったよぅ」



和「ありがとうございます。えっと…咲ちゃんのお友達ですか?」



怜「はい。園城寺怜っていいます」



和「怜ちゃん。って呼んでもいいですかね?ありがとうございます。早速音楽室に行ってみますね」



怜「はい。それでは」



和「あ、咲ちゃん…いいお返事、してくれると嬉しいです」



咲「…はい」






~音楽室~



灼「…」



憧「居たわ」



和「ピアノの椅子に、座ってるだけですね…」



穏乃「…うん」



灼「…どちら様ですか?」



憧「あ…バレてた?」



憧「灼、覚えてる?私たち、小さい頃面識あるんだけど…」



灼「…新子さんと、高鴨さんと、原村さん」



和「覚えててくれたんですね、ありがとうございます」



灼「…それで、私に何か用ですか?」






憧「あのね、私たち閉校の危機を何とかしたくてスクールアイドルを始めようと思ってて」



灼「スクールアイドル…?」



穏乃「うん!灼ちゃん、ピアノも弾けるし歌も上手でしょ?だから…!」



灼「お断りします。私はもうピアノを弾いたり歌ったりする気はないです。誰かさんが諦めちゃったから」



和「誰かさん…もしかして…赤土先生のことですか?」



灼「…」



穏乃「赤土先生…うたのおねえさんの?」



灼「そう。私の憧れだった…」



灼「でも、うたのおねえさんバトルとかいう特番ですこやんっていううたのおねえさんに負けてから、一切歌もピアノもやめちゃったって」



灼「だから私も、もう弾けない。歌えない。目標が、なくなってしまったから…」



憧「あれ?でもたしか、赤土先生って来週から阿知賀の音楽教師として赴任するってお姉ちゃんが…」



灼「え…」



憧「ほら、音楽の先生産休に入るでしょ?それで、臨職でって話だったはず」






灼「で、でも…音楽教師だからって、当時のハルちゃんに戻ってくれるとは…」



憧「そっか。じゃあまた来週改めてお誘いにこよっかな。いいお返事を期待してるわ」



灼「…」






穏乃「灼ちゃん…どうだろうね」



憧「んー、赤土先生を顧問の先生としてGETすればいけそうな気がしない?」



和「それはいい案ですね。顧問の先生も必要ですし」



穏乃「咲ちゃんは返答がまだわからない、生徒会長は怖い、副会長は…少し優しい。アイドル研究部の部長さんも怖い…」



和「前途多難ですね…」



憧(何でだろう。咲ちゃんと一緒に、あの怜ちゃんって子を勧誘出来れば、アイドル研究部の部長は何とかできるっていう自信に満ち溢れているのは…)



憧「とりあえずは来週、赤土先生の赴任を待とう。じゃないと何も始まらない!」



和「そうですね」



穏乃「うぅ~…じっとしてられない!体力つけるために走ってくる!うおおおお!」ダダダダダ



憧「シズが今以上に体力付けても誰も追いつけないわよ…」







~1週間後~



晴絵「初めまして。産休に入った音楽の三尋木先生の代わりに来ました、赤土晴絵です。短い間になりますが、よろしくお願いします!」



灼「ハルちゃん…ほんとに…!」ジワッ



憧「シズ、早速今日晴絵を勧誘しに行くわよ」ヒソヒソ



穏乃「おう!」ヒソヒソ



~放課後~



和「赤土先生…!お久しぶりです…!」



晴絵「お前…和か!相変わらず立派なものをおもちで…」



和「もう!まだそんなことを…」



晴絵「アハハ、ごめんごめん。後ろにいるのは…穏乃と憧じゃない!うわー…懐かしいなあ…」



憧「晴絵!久しぶりね!」



穏乃「赤土先生!会いたかった~!!!」



晴絵「おうおう、嬉しいこと言ってくれるじゃないの~♪」






和「なんだか、あの時に戻ったみたいで…嬉しいです…!」



憧「晴絵のうたの教室ね!毎週すごい楽しかったもんなあ」



穏乃「うんうん!特に川遊びに行った日が…」



憧「うたの教室の話でしょーが」ビシッ



晴絵「うたの教室ね…懐かしいなぁ…ハハ…」



憧「…あのね、晴絵。実は晴絵にお願いがあるの」



晴絵「えー?何だよ、珍しく神妙な顔して…」



和「私たち、本気なんです…!」



晴絵「…!いいよ、聞くよ」






穏乃「この学校が、来年度から新入生の募集を辞めて、閉校って話。知ってますよね」



晴絵「あぁ…うん…」



穏乃「それで、私たちスクールアイドルを結成して…有名になって、この学校の閉校を阻止したいんです!」



晴絵「本気か!?」



憧「もち」



晴絵「スクールアイドル…確か、今1番人気なのって…」



和「玄さんと宥さんの、SaintPain…ですよね」



晴絵「あぁ、知ってたのか」



穏乃「はい…」






穏乃「私たちも!玄さんたちみたいに、学校を閉校の危機から救いたいんです!だから…」



憧「お願い晴絵!私たちの…顧問になって…!」



和「お願いします…!」



晴絵「…あの日、すこやんに惨敗して。うたのおねえさんを辞めて。もう二度と歌なんか、ピアノなんか。って思ってた」



晴絵「そんな私を支えてくれたのは…うたの教室でのみんなとの楽しい日々の記憶だった」



憧「晴絵…っ!」ウルウル



晴絵「もう一度、音楽に触れよう。そう思い直せたのも、みんなのおかげなんだ」



穏乃「赤土先生…っ!」ウルウル



晴絵「望の紹介で阿知賀に赴任して…またみんなと会えた…これもきっと、運命なんだと思う」



和「赤土先生…」グスッ



晴絵「引き受けるよ!私に任せなさい!」



穏乃「やっ 灼「やったあああ!!!…あ」







晴絵「びっくりしたぁ…って、もしかして灼かっ!?」



灼「え…ハルちゃん…覚えててくれたの…」



晴絵「当たり前だろ?灼は私の…ファン第1号だろ?」



灼「うん…!うん…!」グスグス



灼「…原村さん、高鴨さん、新子さん」



憧「うん」



灼「私…先輩たちと一緒に、スクールアイドル、やります」



和「はい」



灼「これから…よろしくお願いします!」



穏乃「うん!よろしくね!」







晴絵「びっくりしたぁ…って、もしかして灼かっ!?」



灼「え…ハルちゃん…覚えててくれたの…」



晴絵「当たり前だろ?灼は私の…ファン第1号だろ?」



灼「うん…!うん…!」グスグス



灼「…原村さん、高鴨さん、新子さん」



憧「うん」



灼「私…先輩たちと一緒に、スクールアイドル、やります」



和「はい」



灼「これから…よろしくお願いします!」



穏乃「うん!よろしくね!」



憧「よっしゃ!1日で顧問と4人目GET!」



和「いい調子ですね。明日は、もう一度咲ちゃんにお願いをしてみます」



灼「咲ちゃん…って、宮永咲ちゃんですか?」






和「はい。交友があったので、誘ってみてるんです」



穏乃「まだいいお返事は聞けてないんだけどねっ!でも諦めないよ!」



灼「そうですか…わかりました」






~次の日放課後~



怜「咲ちゃん咲ちゃん」



咲「なに?怜ちゃん」



怜「今日やろ?原村さんにお返事する日…」



咲「うん…」



怜「どうするん?」



咲「やっぱり、私には向いてないかなって…ほら、私って地味だし、声も小さいし…かわいくないし…」



怜「咲ちゃんはかわいいで」



咲「もう…からかわないで怜ちゃん」



怜「ほんまや。抱きしめちゃいたい!って思うくらいかわいいで!」



咲「えっ…//」






怜「咲ちゃんはかわいい。自信持ちな。ウチが保証する」



怜「やりたいんやろ?本当は」



咲「…」



ガラッ



怜「あ、灼ちゃん」



灼「ごめ…話、聞こえちゃって…」



怜「別にええで」



灼「咲ちゃん」



咲「え…?」



灼「やりたいって気持ちがあるなら…やってみた方がいいと思…」



怜「ほら、灼ちゃんもこう言ってることやし!早速原村先輩に、お返事しに行こか」グイ



咲「えっ…ちょっ…待っ…!」



灼「行こ…」グイ



咲「誰か助けてぇ…っ!」




すいません
とりあえずiPSたちは今のところ過去改変したことを忘れています
そして原作咲-Saki-の年齢は無視して役当ててます
1年生が咲、怜、灼
2年生が憧、穏乃、和
3年生が竜華、久、美穂子
神様時空操れないとか言ってましたがそこはまぁ…ね





~屋上~



咲「なんで屋上…?



灼「練習場所探しの下見で、今ここにいるらし…」



怜「ほないこか」バタン



咲「わわっ…」



晴絵「おぅ灼ー!遅かったな!」



灼「ごめんなさ…」



和「咲ちゃん!来てくれたんですね」



憧「あれ?もしかして隣の子も仲間に入ってくれるの?」



怜「あ、いえ。私は付き添いで」



穏乃「そっか…」



和「咲ちゃん…返事を聞かせていただけますか?」



咲「わ、私…」



咲「…っ」







怜「咲ちゃん。ウチは知っとるで。咲ちゃんがずっとずっと、アイドルに憧れてたこと」



灼「やらないで後悔するより、やってみた方がいいと思う…」



灼「いい声、持ってるんだし…」



灼(具体的に言うと聖杯戦争とかに参加してそうな…あれ?聖杯戦争って何だろう…)



咲「わ……わたし………」



怜・灼 トンッ…(背中を押す)



咲「えっ…」




怜・灼 ニコッ




咲「…!」




咲「あのっ…私…宮永咲です…地味だし…声も小さいし…得意なことって…多分ないんですけど…アイドルになりたいって気持ちは、皆さんにも負けないつもりです…っ!」



咲「だから…私、皆さんの仲間に…入れてほしいです…っ!」







穏乃「もちろんだよっ!」



和「よろしくお願いします、咲ちゃん!」



晴絵「…で、だ。咲の隣の…えっと」



怜「園城寺怜っていいます」



晴絵「怜な。怜は入ってくれないのか?」



憧「まだまだメンバー募集中だよ?」



怜「ウチは…その…病弱やし…」



咲「怜ちゃん…」



咲「一緒に、楽しもうよ!」



怜「…!」



怜(小さい頃から、いつもウチに言ってくれた言葉…)



怜「…人より体弱い分、ご迷惑をお掛けすることもあると思います」



和「その時は、全力でお助けしますよ」



穏乃「そうだよっ!仲間なんだからっ!」



怜「…改めまして、ウチ、園城寺怜です。これから…よろしくお願いします!」



穏乃「よっしゃああああ!!5人目、6人目揃ったー!!」







和「やりましたねっ!ね、憧?」



憧「…うんっ!」



憧(どうしてだろう…?順調に進んでいって、嬉しい気持ちに間違いはない…)



憧(でも、私にはもっと大事な目的が…あったような…)



憧(…何も思い出せない)



晴絵「さて、じゃあメンバーも大分集まったし、本格的に活動開始かな?」



和「いえ…その前に、既存のアイドル研究部と話をつけないといけないのです」



晴絵「どゆこと?」



穏乃「かくかくしかじか…」



晴絵「…なるほどね。話を聞く限りはなかなか手強そうだね」



咲「怖そうな人だね…」



穏乃「でも、これだけ仲間が集まったんだ!可能性は上がったはず!」



和「そうですね!」



穏乃「よっしゃー!じゃあ早速、アイドル研究部に行こう!」



憧「了解!」




こんなに投稿トロかったか?偽物じゃね




~アイドル研究部室~



穏乃「失礼します!」



竜華「…何しに来たんや」



和「もう一度、お話を聞いていただきたくて伺わせていただきました」



竜華「話すことはない。帰ってや」



憧「聞きなさいよ!仲間だって増えたのよ!」



灼、咲、怜 ゾロゾロ



竜華(!?1番後ろの子、めっちゃかわええやないか…!あの子ならトップアイドルも…)



穏乃「私たち、本気なんです…!どうか、お願いします!」



和・憧・灼・咲・怜「「お願いします!」」



竜華(あの子と仲良くなりたいなあ…)



竜華「そ、そこまで言うならしゃあないなー(棒)ウチもあんたたちの仲間になったるわ!」



穏乃「本当ですか!?」





>>62

はい。偽物です

http://blog.livedoor.jp/dpdmx702/archives/39100242.html
↑これも書きました
チームiPSが好きすぎる偽物です
すいません


ある程度書き溜めたので投下したはいいもののその後書く時間がなさすぎました。もう少し書き溜めるべきでした…






憧(やっぱり!これでもかってほどの手のひら返し!…でも、なんで私こうなることがわかったんだろう…)



憧(まただ…何か大事なことを忘れてる気がする…)



竜華「えー、そっちの新入りの3人の娘たちは初めましてやんな。お名前教えてもらえる?」



咲「は、はい…!宮永、咲です」ペッコリン



灼「鷺森灼です…」ペッコリン



怜「園城寺怜です。よろしくお願いします。」キラキラキラーン



竜華(うわ眩しっ!!なんやあの娘…ん?)



竜華「と…き…?」



怜「はい?」



竜華(なんや?なんなんやこのかんじ…この響き…まるで前世で結ばれてたかのような…いやむしろスタンドだったようなこの、感覚…っ!)



怜「部長さん…?どうかしたんですか…?」



竜華「あ、いやっ!ううん…気にせんといて!えっと、咲ちゃん、灼ちゃん、怜…ちゃんやな!これからよろしく!」ニコ







咲・灼・怜「「はいっ!」」



晴絵「いやーよかったよかった!これでひとつ問題クリアだな!」



竜華「えっと…?」



晴絵「あ、ごめんごめん。たしか、今このアイドル研究部は顧問の先生不在だったよな?」



竜華「はい」



晴絵「この子たちから頼まれてね。今日から顧問を務めさせて貰おうと思うんだけど…構わないかな?部長さん!」



竜華「はい…!ずっと1人だったので…!」



憧「寂しかったんですかぁ~?部長っ♪」



竜華「はぁ!?そんなことひっとことも言っとらんわ!」



憧「アハッごめんごめん♪」



和「…」



和(なんででしょう…前にも、こんな光景を…よく、見てたような…?)



和(気のせいですね。そんなオカルトありえま…せん…)



穏乃「よーし!じゃあ部室と部長をGETしたし!改めて生徒会室に行こうっ!」



竜華「ウチに任せときっ!」



竜華(怜…ちゃんに、いいとこ見せるチャンスやな!)






~生徒会室~



穏乃「たのもーーーーっ!!!」ガラッ



怜・竜華「なんでやねん」ビシッ



憧「」イラッ



咲「わわっすごい…怜ちゃんと部長さん、息ぴったりだったよぅ」



晴絵「2人共関西弁だもんな~本場のツッコミってやつ?」



怜「アハハ…つい…//」



竜華「」鼻血ツー…



和「大変ですっ!部長さんが立ったまま鼻血を出して白目を向いて…気絶してます!」



美穂子「こんな女子高生がいるなんて…世の中まっくろね…」



久「………ふっ…ふふっ………」



久「あははっ…あはははっ…あーーー!もう!何故かそうしなきゃいけない気がしてかしこいかわいいクールな生徒会長演じてたけど!もう限界よ!!」



久「ふふっ…何よ…白目むいて鼻血垂らして直立不動で気絶って…!」ケラケラ






竜華「」ハッ



竜華「何わろうとるねん!」



久「ふふっ…あぁ、ごめんなさいね」



久「こんな面白そうなこと、放っておけないわ!」



美穂子「久さん…?」



久「私と美穂子も仲間に入れてもらうわよ!」



穏乃「本当ですかっ!?」



美穂子「ええっ!?」



穏乃「なんかよくわかんないけど…っ!よっしゃああああ!!これで9人!いける!いけるよ!憧っ!和っ!」



和「はい…っ!」



憧「見てなさいよ!閉校になんて絶対させないんだからね!」



久「これでも昔は天使の歌声ウエノエルとかエンジェルウエチカって言われてたんだから♪」



灼「?…どこからウエノ…」



久「あぁ、ごめんごめん。私中学の時は上埜って名字だったのよね」



美穂子「上埜…さん」






美穂子(どうして?上埜さんという響きだけで泣きそうになるわ…)



晴絵「よし!とりあえずこれで全ての問題は解消された!いよいよスクールアイドルとして、活動始めるよ!」



全員「「はいっ!!」」



晴絵「まずは…作詞、作曲、振付、衣装のデザインとか。出来そうな子はいるかな?」



憧「私、振付やってみたい!」



穏乃「憧、そういうの得意そうだね!」



和「じゃあ…私、作詞をしてみたいので、やってみてもよろしいでしょうか…?」



久「異議なしよ!」



晴絵「作曲はさ、灼。やってみない?」



灼「え…」



咲「灼ちゃん、ピアノ上手だもんね」



怜「やってみたらええんじゃない?うちらも出来るだけお手伝いするで」



灼「…ありがとう。私が、作曲…やってみます…努力する…」



晴絵「よし!任せたよ、灼!」ニコッ



灼「!」///



灼「うん…」



灼(あれ……前にも……こんな話を、ハルちゃんとしなかったっけ…?)





晴絵「えーと、じゃあ後は衣装のデザインか…」



美穂子「あ、あの…!」



美穂子「私に、やらせていただけないでしょうか…」



美穂子「お裁縫は得意なんです」ニコ



全員((聖母の微笑み…!))



晴絵「よし、じゃあ衣装は美穂子にお願いしよう!あとは…あぁ、部長決めないとな」



穏乃「部長は、決まってますよ!」



穏乃「そうですよね!清水谷先輩!」



竜華「当たり前やろ!元々ウチの部や!」



晴絵「そうだった!ごめんごめん!」



晴絵「あくまで今の人選は代表というだけだから、みんなで協力だよ!」



全員「「はいっ!!」」



咲「…うふふっ」



怜「咲ちゃん?」



咲「怜ちゃん…私たち、アイドルになるんだねっ!」



怜「…せや!これから頑張ろな、咲ちゃん!」



咲「うんっ!」



イチャイチャ



憧・竜華 イラッ



憧(ん?なんのイライラ?これ…)



竜華(何かが引っかかる…ウチ、何か大切なこと忘れてへんか?)





~次の日~


穏乃「体力つけないとねっ!手始めに神社の石段10往復だー!!」



怜「ウチ…もう…あかんわ…」はてっ…



竜華「ときぃぃぃぃぃ!!!ちゃん!!!」



~1週間後~



和「歌詞が出来ました!」



灼「こっちも大分出来上がった…後は歌詞に合わせて少し修正かけるね」



憧「私も振付考えたわよ!」



美穂子「衣装案も出来上がりました。これで良さそうでしたら早速作り始めたいのですが…」



みんな「「異議なーし!!」」



咲「あの、私たちも衣装作り、精一杯お手伝いしますねっ!」



怜「石段10往復出来た今のウチにはお裁縫くらいお茶の子さいさいやで!」



美穂子「ふふっ心強いわ♪」



竜華「ウチも手伝う!」






~2週間後~



久「ワン、ツー、スリー、フォー!」



久「はい、休憩ー!」



憧「きっつー…」



穏乃「でも、少しづつ形になってきたよ!」



美穂子「そうですね。みんなで力を合わせて…乗り越えていく…素敵ですね」ニコ



久「そうね。ここで提案がひとつあるんだけど…」



咲「なんですか?部長」



久「今から先輩禁止よ!」



和「先輩禁止…?」



久「もっと仲良くなって結束深めよーってことよ?」



和「ふんふむ…」






憧「おっけー!んじゃこれからは久と竜華と美穂子って呼べばいいのね!」



竜華「アンタは元から大して変わらんかったやろ」



憧「初対面ではちゃんと敬語使えるからいーのっ!」



怜「ほれ。咲ちゃんも練習してみ」



咲「えっと…穏乃…ちゃん。和ちゃん…憧ちゃん…竜華ちゃん…美穂子ちゃん…久……ちゃん?」



久「私の時だけ間が多くないかしら?」



咲「すいません。何故か久ちゃんは部長ってのがすごくしっくりと…」



怜「生徒会長やからか?」



灼「かも…」






~そして1ヶ月が経ち



全員「「出来たーっ!!!」」



穏乃「歌も踊りも!ちゃんと合わせられたねっ!」



美穂子「衣装も無事完成しました♪」



憧「まずはハルエに見てもらおうよっ!」



和「そうですね!あとのお楽しみですって、後半除け者みたいになっちゃっていじけてましたもんね」フフ



灼「私がしっかり慰めておいた…」



久「呼んだ来たわよ~♪」ガラッ



竜華「はやっ」



晴絵「やっと完成したんだってー?楽しみにしてたからなぁ。早く見せて!」



咲「はい!」



穏乃「それでは聴いてください!」



全員「「KiRa-kiRa Sensation!!」」






奇跡それは今さ ここなんだ
みんなの想いが導いた場所なんだ
だから本当に今を楽しんで
みんなで叶える物語 夢のStory
「まぶしいな!」「いいな!」「おいでよ!」
「うれしいな!」「いいな!」「もっとね!」
ひとつになれこころ…KiRa-KiRa!!




憧・和・灼・竜華・美穂子「「!!!」」



晴絵「すごいっ!!すごいよみんな!!頑張ったね!!」



穏乃「ウェヒヒ…」テレテレ



咲「…なんか…感動しちゃった」



怜「うちもや…」



久「みんながひとつになった気がしたわね…」



晴絵「ん?どうしたの?和たち」







和「!いえ…感動してしまって、つい」



憧「ん…そうそう…」



美穂子「ええ…」



竜華「…最高やったわ」



灼「…」



晴絵「よし!じゃあ今日はもう遅いし解散!気を付けて帰れよー」



穏乃「お疲れ様でしたーっ!!憧、和、帰ろう!」ルンルン



憧「…ごめん、シズ。今日は和たちと約束があって」



和(!憧も思い出したんですね)



和「そうなんです。すいません、穏乃。行きましょう、灼、竜華ちゃん、美穂子ちゃん」



灼・竜華・美穂子(!)



竜華「…ほな行こか」



灼「ん…」



美穂子「…はい。それでは皆さん、また明日」ニコ



久「お疲れ~♪」



咲「じゃあ、帰ろっか怜ちゃん」



怜「せやな。お疲れ様ですー」






~憧ホーム~



憧「お待たせ~飲み物持ってきたよ。アイスティーしかなかったんだけどいいよね?」



和「問題ありません」



竜華「さて…この様子だと、みんな思い出してるやんな?」



美穂子「はい。何で今まで忘れていたのかしら…」



灼「私がハルちゃんを忘れるなんてそんなオカルトは…」



憧「まぁ、とりあえず思い出せて良かったって事で。これからは本来の目的の為に切り替えていくわよ!」



和「そうですね。じゃないと何のために世界を変えたのかわかりません」



灼「具体的には…?」



憧「とりあえず作詞担当の和には今後露骨過ぎず匂わせるかんじで同性愛をテーマにした歌詞をお願いするわ」



和「ふんふむ…潜在意識から徐々に洗脳していくわけですね。わかりました」



竜華「なるほどな。じゃあ憧ちゃんの振付もそんなかんじで進めてくんやな」



憧「そうね、そして美穂子の衣装デザインもこれからは私たちの欲望を叶えるべく際どいかんじでお願いね」



美穂子「はい!」







灼「…ハルちゃんは顧問だから私には得がないんだけど」



竜華「灼ちゃんは他に代わりがきかない作曲やん?それを理由に赤土先生と放課後2人で秘密の花園(そうだん)すればええやん!」



憧「うんうん。そして部長の竜華には歌詞、ダンス、衣装の方針変更を疑問視する子たちをうまく懐柔するという重要な任務があるわよ」



竜華「ウチ麻雀部でもなかなか人徳のある部長ってキャラやったし余裕やわ!」



灼「ハルちゃんと…放課後ふたりきり…秘密の…」ポワポワ



和「方針は決まりましたね。これから私たちのこの想いを歌に乗せて…果ては人類総百合化計画なんてのもいいですね」




美穂子「素晴らしいわ!」




憧「よっしゃ!じゃあ早速明日から始めるわよ!みんな今日のうちに新曲考案ね!」




灼「…努力する」






次の日 お昼休み




和「一晩中咲さんのことを考えて作詞しました。どうぞ」ピラッ




憧「さっすが和!仕事が早いわー。どれどれ…想いよひとつになれ…か」




想いよひとつになれ(想いがひとつになるとき)
このときを待っていた

ふと気づくと 重なり合うよ
一途に未来を呼ぶこころ
ふるえてる手をにぎって行くんだよ

すれ違ったあとで 同時に振り向いた
ほらね本当は 一緒だったよ気持ちはね

なにかをつかむことで(夢にもいろいろあるから)
なにかをあきらめない(そうでしょ?)
想いよひとつになれ
どこにいても同じ明日を信じてる

Wow wow いつだってこころのまま
Wow wow いつだってひとつになれ


………







美穂子「…素晴らしいわ」グスッ



竜華「早く怜とひとつになりたいわ…(恍惚)」



灼「昨日ふわーっと考えたメロディと合いそう…多分すぐに曲も出来上がると思…」




和「本当ですか?早く曲にしたいですね…ふふっ…」



憧「ねぇこの曲さ、灼をセンターに置いて残りはそれぞれペアダンスにするのはどう?」




美穂子「ペアダンス…!」




和「でも、それでは灼さんが…」




灼「ぼっち…」ズーン




憧「ふふーん。偏差値70以上の憧ちゃんがそんなお粗末な計画立てるわけないじゃない!」




竜華「と、言いますと」




憧「みんなペアってことは、実質灼だって晴絵とペアになるってことよ?」




灼「!!!」ガタッ




このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年12月02日 (日) 11:43:04   ID: Lue7qIDh

コイツらの話はつまんね
真面目に書いてるなら論外だしネタだとしても最早寒いからな

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