モノクマ「オマエラにドンキーコング64の能力をあげまーす!!」 (23)

最原「モノクマ……どういう事だ?」

赤松「ド、ドンキーコング64って……?」

モノクマ「いやー、最近ボクドンキーコング64にハマっちゃってさー」

モノクマ「だからリアルドンキーコング64をやろうと思って!!」

入間「なんだよそれ……意味分からねえよ……」

モノクマ「というわけで!! ドンキーコング64の能力を与えるのは……」









モノクマ「百田くん、王馬くん、真宮寺くん、春川さん、ゴン太くんの5人でーす!!」

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百田「な、なんでオレ達だけなんだよ!!」

モノクマ「いやーボク的にはナイス配役だと思うけどなー」

春川「配役……?」

モノクマ「百田くんはドンキー、王馬くんはディディー、真宮寺くんはランキー、春川さんはタイニー、ゴン太くんはチャンキーだよー!!」

ゴン太「ね、ねぇ……どうしてゴン太は選ばれたの?」

ゴン太「そもそも……ドンキーコング64ってなんなの?」

白銀「えっと……ゴン太くん以外にも分からない人がいるだろうから説明するけど……」

白銀「ドンキーコング64は昔ニンテンドウ64で発売されたゲームソフトで……5匹の猿を使い分けるアクションゲームなんだよ」

王馬「えー? オレが猿役って事ー? 猿以下のキー坊じゃなくて?」

キーボ「誰が猿以下ですか!!」

モノクマ「さぁ我が子達!! 5人を連れて行って!!」

モノクマーズ「はーい!!」

百田「うおお!!? 離せ!!!」

最原「百田くん!! みんな!!」

茶柱「連れて……行かれちゃいました」












百田「う……ここは?」

春川「……分からない」

真宮寺「当たり一面……真っ暗だネ」

王馬「あれー、ゴン太は? 死んじゃった?」

百田「!!! ゴン太が……いねぇ!!」

ブォン!!

モノクマ『オマエラはタッグバレルの中にいるんだよ!!』

百田「モノクマ!!」

真宮寺「タッグバレル……だって?」

モノクマ『誰かがタルに触れないと外に出られないから!!』

モノクマ『説明書も中に入れてあるからさ!! 是非読んでねー!!』

百田「ちょっと待てよ!! 言ってる事が全然わかんねーよ!!」

ブォン

百田「……クソ!!!」

王馬「ふーん、成る程ねー」

春川「……何か分かったの?」

王馬「要するにドンキーコング64でもタッグバレルってのがあるからそれも再現してるわけでしょ」

王馬「んで、オレらはその猿の固有技を使えるようになったって事だよ」

王馬「ほら、説明書を見てよ。 みんなの技が書いてある」

百田「どれどれ……」

百田「……へー!! オレは自分の顔が写ってるタルに入ると無敵になれるのか!!」

春川「……私は……くるくるパラシュート?」

真宮寺「クックックッ……自分の髪の毛をプロペラ代わりにするなんて……聞いた事もないヨ」

王馬「試しにやってみてよ春川ちゃん」

春川「……やらない」

百田「待て!! ゴン太は!!?」

王馬「だからゴン太は外にいるんだよ。 タッグバレルに入らない限りはオレ達も外に出れる事はないだろうね」

真宮寺「……所で彼は……僕らが今受けた説明を聞くことができてるのかな?」

春川「……!!」








ゴン太「あれ!! なんでみんなタルの中に!!?」

百田「うおお!!? ゴン太!!?」

王馬「偉いねゴン太!! タッグバレルを見つけたんだね!!」

ゴン太「あのね、気づいたら周りに誰もいなくて……」

ゴン太「そしたらタルがあったから……中を覗いたらこうなっていて……」

百田「ああ、実はな……」












ゴン太「ごめん、ゴン太馬鹿だからよく分からないんだ……」

ゴン太「でもみんなで協力してここを出ないといけないっていうのはよく分かったよ!!」

春川「ねぇ、タッグバレル以外にも何かなかった?」

ゴン太「そういえば……王馬くんの顔が写ってるスイッチがあったよ」

王馬「じゃあオレの出番だねー!! ゴン太交代!!」












王馬「ドンキーコング64ねぇ……まぁつまらなくはないかな」

王馬「スイッチは……壁に張り付いているこれだね。 てことは……」

王馬「……これだ!!」

ドカーン!!

王馬(説明書見たけど王馬タックルって……センスないよなー)

しばらく進んで

王馬「うわー。 なんだよこの急な坂道」

王馬「……あれ、ここにもタッグバレルがある」

王馬「坂道……そうか!!」










王馬「真宮寺ちゃん交代!!」

真宮寺「何かあったのかい?」

王馬「急な坂があるからさ、登ってくんない?」

真宮寺「成る程……ハンドウォークの出番だネ」















真宮寺「……確かにこれは僕じゃないと登れなさそうだネ」

真宮寺「クックックックックックッ……」

真宮寺(笑いたくないのに何故か勝手に笑ってしまうヨ……)

中継

最原「真宮寺くんが小刻みに笑っている!!」

茶柱「気持ち悪いです!!」

白銀「!!! もしかして……ランキーを再現する為に?」

モノクマ「その通りでーす!! ランキーもハンドウォークする時に『ヘッヘッヘッヘッ』言うからねー!!」

百田「あーオレも早く外に出てこの力使いてー!!」

王馬「そういえば百田ちゃんと春川ちゃんはローリングアタックができるらしいね」

百田「マジか!? やってみようぜハルマキ!!」

春川「やらない」

真宮寺「交代だヨ、春川さん」

真宮寺「ここから先は……君のくるくるパラシュートじゃないと進めそうにないヨ」

春川「分かった」

百田「頑張れよハルマキ!!」

その後も5人は協力して進んでいった。




百田はレバーを引いたり……

百田「クソ!! なんだこのドンキーコングってゲーム……難しすぎるだろ!!」







王馬はバレルジェットで飛んだり……

王馬「うはー!! これはつまらなくないねー!!」








真宮寺は風船のように膨らんだり……

真宮寺「お腹が……苦しいヨ」











春川は小さくなったり……

春川(早く終わらせたい……)










ゴン太は透明になったりした。

ゴン太「な、なんで!!? なんでゴン太、透明になっちゃったの!!?」

そして……

百田「……クソ!! 出口はどこだ!!?」

百田「……? 『ゴール』?」

ドガシャアン!!

ゴン太「うわあっ!!?」

百田「!!! タッグバレルから……みんな出てきた!!!?」

真宮寺「全員が外に出られるなんて久しぶりだネ……」

春川「でもどうして急に……?」

モノクマ「オマエラ!! よくここまで辿り着きました!!」

真宮寺「『ゴール』って事は……これで終わりかい?」

モノクマ「いいえまだです!! 最後にオマエラは……」








モノクマ「このワニボクサー型ロボット、キングジューゾーくんと戦ってもらいまーす!!」

キングジューゾー「ムナカタァ……///」

百田「な、なんだよこのロボ!! エグイサルよりでけえじゃねえか!!」

白銀「大丈夫!! セコンドは私がつくよ!!」

ゴン太「白銀さん!!?」

最原「白銀さんだけじゃない……僕らも応援するよ!!」

アンジー「神った試合見せてねー!!」

春川「みんな……」

百田「よーし……あいつらの期待に答える為に……」

百田「宇宙に轟くオレのパンチを見せてやるぜ!!!」

第1ラウンド

白銀「リングの隅にあるバレルに入って……タイミングよく出て!!」

百田「よっしゃ!! 任せろ!!」













第2ラウンド

白銀「キングジューゾーの頭上に落ちるように天井の照明を破壊して!!」

王馬「キー坊にやっちゃダメ?」

キーボ「なんでボクにやるんですか!!?」










第3ラウンド

白銀「伸びる腕を利用してリング外のスイッチを押して!!」

真宮寺「お安い御用だヨ……」











第4ラウンド

白銀「小さくなってキングジューゾーの靴の中に入って!!」

春川「分かった」












春川「靴の中クサいなら言ってよ」

白銀「ごめん、それは知らなかった……」

そして最終ラウンド……

百田「ぶちかませゴン太ー!!」

ゴン太「うん!!!」

ゴン太(みんなの為に……ゴン太は戦う!!)

ゴン太「うおおおおおおお!!!」

ドカーン!!

赤松「やった!! キングジューゾーを倒したよ!!」

星「……やれやれだな」

夢野「……うちの魔法のお陰じゃな」

茶柱「流石です夢野さん!!!」

天海「それでモノクマ……君の遊びに付き合うのはこれで終わりっすか?」

モノクマ「うん!! 終わりだよ!!」

モノクマ「さぁ、見事キングジューゾーを倒したゴン太くんにはゴールデンバナナをプレゼント!!」

ゴン太「!!!!」

東条「……どうしたの獄原くん?」

ゴン太「ゴン太……バナナは苦手なんだ!!」

王馬「ええ!? ゴリラなのに!!?」

夢野「ゴン太は人間じゃ……」

モノクマ「このバナナを食べないと外には出られないよ!!」

ゴン太「そんな!!?」

入間「ゴールデン……バナナ?」ゴクリ

白銀「変なスイッチ入っちゃってない!!?」

百田「ゴン太!! 我慢して食え!!!」

ゴン太「……分かった!!! ゴン太食べるよ!!」

パクッ!!

モノクマ「おおーーバナーナ!!!」

星「よく我慢したな……偉いぞ獄原」

ゴン太「みんなの為だもん!!」

こうしてリアルドンキーコング64は幕を閉じた……

白銀「……」

白銀(うんうん!! 地味にこの企画、視聴者に人気みたい!!)

白銀(次はリアルバンカズでもやろうかなー!!)











食堂

天海「あれ……入間さんは?」

東条「今日も研究教室に籠ってるわ」

アンジー「神った発明品作ってるのかなー」

入間「ヒャーヒャッヒャッヒャッ!!! 待たせたなテメーら!!」

最原「入間さん」

入間「この学園から出られる発明品を作っちまったぜ!! オレ様天才!!!」

茶柱「一体何を作ったんですか!!?」

入間「……百田!! お前は周りの敵を気絶させられるコンガだ!!」

百田「!!!」

入間「王馬にはオレンジ型爆弾!! 真宮寺にはカメラ!! 春川には羽根を発射するボウガン!! ゴン太には衝撃波を出せるココナッツだ!!!」

入間「これならデスロードなんてぶっ楽勝だぜ!!」

赤松「すごい……すごいよ入間さん!!!」

真宮寺(僕のカメラは本当に武器になるのか……?)

こうして彼らは……

ドカーン!!!

本当にデスロードをクリアしてしまい……更には学園の破壊まで成功してしまったのだった。

最原「そんな……僕らがフィクションだなんて……」

赤松「白銀さん……絶対に許さない!!!」












チーダン「お前クビ」

白銀「私のせい!!?」

終わり

レア社を忘れるな

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