【ミリマス】百合子「プロデューサーさんにお菓子を渡したい」 (18)

【事務所】

杏奈「お菓子……?」

百合子「うんっ、そうなんだけど……」

杏奈「急に、なんで……?」

百合子「えっと、なんていうか……」

杏奈「……?」

百合子「その、プロデューサーさんにお礼がしたいなーと」

杏奈「なるほどね……」

百合子「この前すごく大きなライブがあったでしょ?プロデューサーさん、ここのところずっと忙しそうだったし、お礼も込めてお菓子とか作って渡せたらなって思って……」

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杏奈「そういうこと……。百合子さん、お菓子作れるの?」

百合子「うっ、それは……」

百合子「だ、大丈夫だよ!……大丈夫かなぁ?」

杏奈「やっぱり……。春香さんに、頼んでみる?……それとも他の事務所の……アイドルの子、とか?」

百合子「えぇ!?他の事務所の人なんて無理だよ~!やっぱり春香さんかなぁ……?」

杏奈「杏奈も、それでいいと……思う」

百合子「そう……だよね!じゃあ明日、春香さんに頼んでみるね!」

杏奈「うんっ」

【翌日 事務所】

ドアガチャ-

百合子「おはようございます!」

ミリP(以下P)「おう、おはよう。今日はやけに早いな、どうしたんだ?」

百合子「え、あ、いえ、特には……。それより春香さんって今日はお仕事ですか?」

P「春香?どうしてまた?」

百合子「少しお話があって……」

P「ほーん。ちょっと待って、今確認するから」

テチョウペラペラ

P「今日は昼にインタビューだけだな……。まだ時間が早いから、いつ来るかはわからないけど」

百合子「そうでしたか……」

P「まぁ待ってりゃそのうち来るさ」

ガチャ

P「お?」

春香「おはようございまーす!」

P「おはよう、ちょうど来たな」

春香「はい?どうかしたんですか?」

百合子「おはようございます、春香さん!」

春香「百合子ちゃん、おはよう!……で、なんの話です?」

P「なんか百合子が春香と話したいことがあるって」

百合子「はい、そうなんです。春香さん、ちょっといいですか?」

春香「そうなの?大丈夫だよ!」

百合子「では、その……」チラッ

P「ん?」

春香(あっ)

春香「では、私たちだけで話したいのでプロデューサーさんはどっか行っててください♪」

P「なんだそれ……。わかったよ」

P「じゃあ屋上にでも行ってるから、終わったら呼んでくれ」

春香「はーい」

スタスタ ガチャ



春香「……それで、お話って?」

百合子「えっと、お菓子の作り方について相談したいなって思って」

春香「そうなんだ~!でもどうして急にお菓子作りなんて?」

百合子「えっと、その……」

春香「あっ、言えない感じ?」

百合子「いえ、そういうのじゃなくて……」

百合子「プロデューサーさんにプレゼントを……」



春香「ふふっ、やっぱりね」

百合子「えぇ!?」

百合子「どうしてですか!?」

春香「さっきプロデューサーさんのこと見てたから、なんとなーくプロデューサーさん絡みかなーって、ね」

百合子「ぁ……」

春香「あはは、そういうことなら力になるよ!私で良ければね♪」

百合子「本当ですか!ありがとうございます!」

春香「じゃあオフの日を教えてもらってもいいかな?」

百合子「はい!」

春香「なるべく早いほうがいいよね。なら…………」

【数日後 天海家】


百合子「では、よろしくお願いします!」

春香「頭なんて下げないでいいよ……」アハハ

春香「んー、とりあえず何を作るか、だね」

百合子「あまり難しいのは……」

春香「そうだね……、シンプルにクッキーとかはどう?」

百合子「クッキーですか?」

春香「うん、定番だしねっ。あと形とかいろいろ種類が作れるから、飽きさせなくていいかなって」

百合子「そうですね……わかりました!クッキーにします!」

春香「うん!じゃあまずは基本的な材料から……」









百合子「で、出来ました……!」

春香「うんうん……、いい感じだね♪」

百合子「はいっ、ありがとうございました!」

春香「あとは渡すだけだね」

百合子「そうでした……」

春香「ふふっ、がんばってね」

百合子「はい……」




【翌日 事務所】


ガチャ

百合子「おはようございま~す……」ソーット

杏奈「あ、百合子さん、おはよう……」

百合子「杏奈ちゃん……」

杏奈「お菓子は……どうだった……?」

百合子「うん、いい感じに出来たよ。けど……」

杏奈「けど……?」

百合子「き、緊張する~……」

杏奈「百合子さん……。がんばって……ね」

百合子「うん、がんばります……」



ガチャ

P「お、おはよう百合子、もう来ていたのか。まだ仕事まで少し時間あるけど」

杏奈 ササッ

百合子(杏奈ちゃん!?)


百合子「お、おはようございます、プロデューサーさん。それなんですが…少し時間いいですか?」

P「うん?いいよ」

百合子「…………」

P「それで、何か相談事か?」

百合子「えっと……」

杏奈(百合子さん……ん……)サムズアップ

百合子(杏奈ちゃん……)

P「ど、どうしたんだ?大丈夫か?」

百合子「……プ、プロデューサーさん!!」

P「うぇ!?な、なに?」

百合子「あの、これ……」



P「これは……クッキー?」

百合子「はい、受け取ってくれますか……?」

P「お、おお」

P「ありがとう、百合子」

百合子「ど、どういたしましてです」



P「でも急にどうして?」

百合子「この前のライブ、プロデューサーさんのおかげで大成功してとってもいいものになりましたし、それで何かお礼がしたくて……。あと日頃の感謝も込めて……です」

P「そんな……俺じゃなくて、あれは百合子や他のみんなが頑張ったからだよ」

百合子「もちろん皆さんもですが、プロデューサーさんのおかげでもあるんです!プロデューサーさんが忙しくても一生懸命準備してくれたから、私たちも……私もがんばれたんです」

P「そ、そうかな?なんか照れるな……、まぁでもそんなこと言ってもらえて、とても嬉しいよ。プロデューサー冥利に尽きるってやつかな」

P「ではありがたくいただきます」

百合子「ど、どうぞ!」

百合子「春香さんにいろいろ教えていただいたので、味は大丈夫だと思います!……多分」

P「百合子がくれたものなら何だって嬉しいさ」

P「というか、あのときの春香への用ってこれのことだったのか……」

百合子「そうなんです。あのときは追い出すような感じになってしまいすみませんでした……。さすがにプロデューサーさん本人の前ではご相談できなかったので……」

P「いやいや、全然気にすることじゃないよ」



P「じゃあ早速1つ食べようかな」

P「パクリ、うん……うん、美味しい!」

百合子「本当ですか!?よかったぁ……」

P「嘘なんかじゃないよ、本当に」モグモグ

P「ありがとう、残りも大事に食べさせていただくよ」

百合子「はいっ♪」


P「……じゃあ俺は外出てくるから。またな」

百合子「はい、お仕事頑張ってください!」

P「おう!……音無さん、外回り行ってきますねー!」


ハァーイ キヲツケテクダサイネー


百合子(はぁ、渡せた……。でもプロデューサーさん喜んでくれてよかったっ)ホッ

百合子(あとで春香さんにもお礼をしなくちゃ!……それにしたって、お菓子作るのって結構楽しいかも)

百合子(……またいつかプロデューサーさんに作ってあげたいな)

杏奈「百合子さん……」

百合子「あ!杏奈ちゃん、なんでさっき隠れちゃったの!」

杏奈「だって……杏奈、居ないほうがいいかなって……」

杏奈「でも、ちゃんと渡せてよかった……。おつかれ……百合子さん」

百合子「もう……。うん、ありがとっ」



【数日後…】



百合子「プロデューサーさんっ、今度はドーナツを作ってみました!一緒にどうですか……?」

P「おぉ百合子。ドーナツか……うん、いいな!じゃあお言葉に甘えるとしようかな」

百合子「はいっ♪では……」

オォーウマイ! ヨカッタデス♪ 



美希「むぅ、最近プロデューサー、百合子とばっかイチャイチャしているの!」

未来「わぁ、百合子たち楽しそうだなぁ。ねっ静香ちゃん!」

静香(っ!プロデューサー、百合子……)

未来「静香ちゃん?」

可奈「いいなぁ、美味しそうだな~♪」

志保「可奈はお菓子はダメよ」

ワイワイガヤガヤ

春香(百合子ちゃんよかったね!でも百合子ちゃんもお菓子キャラってことは私のキャラが……!)



百合子「……」

百合子「ふふっ」

P「??どうかした?」

百合子「いえ、何でもっ」




おわり

短いですが以上で終わりです
ありがとうございました

乙、百合子は当然のごとくかわいいけど
やっぱり春香も当然のごとくかわいいなあ

蘭子「混 沌 電 波 第 171幕 !(ち ゃ お ラ ジ 171回)」
蘭子「混沌電波第171幕!(ちゃおラジ171回)」 - SSまとめ速報
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どっか行けは言葉としてどうなのかなぁ
そして盛り上がりも中身もなくてつまらん

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