【モバマス安価】凛「いい加減決着をつけようよ」 まゆ「望むところです」2 (978)

これは【モバマス安価】凛「いい加減決着をつけようよ」 まゆ「望むところです」の続きです

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――――

凛『沖縄まで残り半分の道のりも』

凛『楽しめそうだね』ニヤリ

まゆ「ですね」ニヤリ

凛『それじゃ、通信を切るよ』

凛『今度会う時は、ゴールで直接ね』

ブツン

まゆ「……」

まゆ(今ので私も燃え上がっちゃいました)

まゆ「時子さん!」

時子「!」ビクッ

まゆ「私、頑張ります! 応援していてください!」

時子「……ええ」

まゆ「よぉーし、いきますよ!」

まゆ「それっ!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   山梨  長野  岐阜  静岡
凛  ○☆× ●○× ×☆○ ○○○

   愛知  三重  滋賀  京都
まゆ ○×● ○○○ ○○○ ○○○


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください


まゆ:8マス進む+2

【進行状況】

   長野  岐阜  静岡  愛知
凛  ●○× ×☆○ ○○○ ○×○

   三重  滋賀  京都  大阪
まゆ ○○○ ○○○ ○○○ ●○○


まゆ「8と2で10です! 凛ちゃんに言った通り」

まゆ「大きく離しますよ!」

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「大阪といえば、道頓堀や通天閣」

まゆ「食べ物だと、たこ焼きお好み焼きのイメージですけど」

まゆ「ここはそれらと関係が無さそうですね……」

???「ふっふっふ、大阪へようこそまゆチャン」

まゆ「みくちゃん! こんにちは」ニコッ

みく「あ、うん……もっと気迫を出して欲しいんだけど……」

みく「まあいいにゃ。まゆチャンにはこのマスに止まったこと」

みく「後悔させてあげるにゃ」フフフ

まゆ「悪い笑顔! 一体何をするの?」

みく「手始めにここの紹介をするにゃ」

みく「名前は『スパワールド世界の大温泉』! 温泉、岩盤浴、プールが楽しめて」

みく「さらにご飯も食べれるし、スポーツジムやリラクゼーションのお店もあって、ホテルに宿泊ができる」

みく「一粒で何度も美味しい施設にゃ! 特にお風呂が気持ちよくて、数も多いしオススメにゃ!」

まゆ「プライベートでもぜひ行ってみたいところですね!」

みく「すごろくが終わったら現実のみくに頼んでみるにゃ。オフの日に連れて行くにゃ!」

みく「と、一通り説明したけど、勝負のフィールドはお風呂じゃなくてプールにゃ」

まゆ「プール……泳ぎ対決?」

みく「ハズレ! 正解は……相撲にゃ!」

まゆ「相撲!?」

みく「ただの相撲じゃないにゃ。相撲は相撲でもお尻を使う、尻相撲にゃ!」

まゆ「尻相撲!?」

まゆ「や、やったことないのでルールが分からないんですけど……」

みく「みくも同じ。ルールっていうか、やり方は単純だよ!」

みく「プールに浮かんだ円形のフィールドに乗って」

みく「お尻を使って相手を水に落とした方が勝ちなの」

まゆ「お尻を使って……押せばいいんですか?」

みく「みくも考えたけど、基本的にはそれしか無いよね……」

みく「とりあえずやってみよう! ちなみに1回のみの真剣勝負だよ!」

――――

晶葉『いつものように私が審判を務めるぞ!』

まゆ「……」

みく「まゆチャンの水着姿、やっぱり可愛い」

まゆ「みくちゃんもですよ。ネコ耳は外さないんですか?」

みく「防水用だから平気にゃ! さあ、フィールドに乗るにゃ」

まゆ「はい……わわっ! あ、足場が……」ユラユラ

みく「水に浮いてるから当然にゃ。上手くバランスを取らないと、すぐ水の中にゃ」

晶葉『準備はいいか? 背中合わせになってくれ!』

みく「絶対に負けない!」スッ

まゆ「私も、勢いを削ぐわけにはいきません!」スッ

晶葉『整ったな! いくぞ!』

晶葉『レディー……ゴー!!』


↓1 みく

↓2 まゆ


コンマ二桁をマイナス 耐久値が200あり、先に0になった方が負け


みく:141

まゆ:128


みく「うにゃにゃにゃぁぁぁ……!」グイグイ

まゆ「ま、負けま……せん……!」グイグイ

晶葉『ほう、みくが僅かに押しているな!』

晶葉『まゆよりも尻が大きいからか!』

みく「う、嬉しいような腹立たしいような……複雑な気分だけど……!」

みく「今は素直に喜んでおくにゃ!」グイグイ

まゆ「うう、みくちゃんよりお尻が小さいせいで……このままじゃ負けます……!」

みく「捉えようによっては嫌味にゃ! このー!」グッグッ

まゆ「きゃっ! 危ない……!」グググ

晶葉『良い勝負だぞ! これはみくが勝つか!?』


↓1 みく

↓2 まゆ


コンマ二桁をマイナス


みく:56

まゆ:47


まゆ「ま、負けないと……言ったはずです!」グイグイ

みく「にゃっ!? お、押され……」

晶葉『まゆがここで踏ん張った! みくを押し返している!』

晶葉『しかし、依然有利なのはみく! 形勢逆転とまではいかないぞ!』

みく「ふっ……なかなかやるにゃ」

みく「だけどまゆチャン、これで終わりにゃ。まだみくは余力を残しているのにゃ!」

まゆ「!?」

みく「ネコチャンパワーで、まゆちゃんを落とすにゃー!」グイグイ

まゆ「つ、強い……!」グググ

晶葉『ここでみくが畳み掛けに入った! まゆは必死に持ちこたえるが』

晶葉『フィールドの外が刻一刻と迫っている! どうする!?』

まゆ「ううっ……! ま、負けられ……ない……!」グググ


↓1 みく

↓2 まゆ

コンマ二桁 同時に0になった場合、よりマイナスに振り切れた方が勝利


みく:-39

まゆ:-32


まゆ「ふ……ふふ……!」ピタッ

みく「!?」

みく(あれ? 押すことができない! まゆちゃんが堪えてる!?)

まゆ「余力を残していると言いましたよね……」

まゆ「私もです……!」グイグイ

みく「なっ……」

晶葉『なんと言うことだ! まゆがどんどんみくを追いやっていくぞ!』

晶葉『位置は再び真ん中に戻り、今度はまゆがみくを水へ……いや』

晶葉『みくも踏ん張ってまゆの侵攻を止めた! 両者、定位置で留まった!』

みく(と、止めたはいいけどもう限界にゃ……!)

みく(仕方ない。ここは最後に思いっきり力を込めて……)

まゆ(力を振り絞って、みくちゃんを押し飛ばすしかありません……!)

まゆ(失敗すれば、まゆに勝目は無いですけど……やるしか……)

みく(よし)

まゆ(いきます!)

みく・まゆ(いっせーの……せっ!)グイッ

ドンッ

みく・まゆ「!?」

バシャーン!

晶葉『おっと! 両者同時に尻を突き出したら』

晶葉『互いに押し飛ばされて着水!』

みく「ぷはっ! けほっ、けほっ……まゆチャンも落ちたの?」

まゆ「ど、どっちが勝ちなんですか? こういう場合は」

晶葉『今から勝負の様子をスローカメラで確認するぞ!』

晶葉『先に水に体をつけてしまった方が負けだ!』

晶葉『30秒ほどかかるから、その間……外れてしまった水着をつけてくれ!』

みく・まゆ「!?」カァァ

みく「早く言ってにゃー! 水着はどこ!?」キョロキョロ

まゆ「ありました!」ホッ

晶葉『上だけでよかったな!』


――――

晶葉『確認が終了した! 勝者の発表だ!』

みく・まゆ「……」ゴクリ

晶葉『先に水に体をつけてしまったのは……』

晶葉『まゆ!』

まゆ「!!」

晶葉『よって勝者はみくだ!!』

みく「イェーイ! ネコチャンパワーにゃー!」グッ

まゆ「うぅ……残念です……」

まゆ「みくちゃん、ありがとう。強敵でした」

みく「僅差の勝利だし、まゆチャンも手強かったよ!」

ギュッ

晶葉『それじゃあ2人は自由に過ごしていてくれ! 私は凛の様子を見てくる!』

まゆ「休憩時間ですね。みくちゃん、遊びませんか?」

みく「いいね! まずはウォータースライダーにゃ!」

みく「プールの後はお風呂に入ろう!」

まゆ「賛成ですっ」

まゆ(もう何回目ですけど、何度でも入りたいです♪)


――――

凛「もうお腹いっぱい……」

文香「信州リンゴ、どうでしたか……?」

凛「どんどん食べちゃったよ。リンゴジュースも美味しかったし」

晶葉『凛! サイコロだぞ!』

凛「うん、まゆの見てたから理解してる。ありがとう」

凛(ゲーム開始時みたいに差が開いちゃったけど……きっと追いつけるよね)スッ

凛「えい!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   長野  岐阜  静岡  愛知
凛  ●○× ×☆○ ○○○ ○×○

   三重  滋賀  京都  大阪
まゆ ○○○ ○○○ ○○○ ●○○


↓1 コンマ一桁 0は10


凛:3マス進む-2

【進行状況】

   長野  岐阜  静岡  愛知
凛  ○●× ×☆○ ○○○ ○×○

   三重  滋賀  京都  大阪
まゆ ○○○ ○○○ ○○○ ●○○


凛「ふぐっ……3から2を引いて1……」

凛「また1マスしか進めないけど……1回休みに入らなかっただけマシかな……」

晶葉『そうそう、ポジティブに考えていけ!』

文香「長野マス……心さんの持ち場ですね……」

心「え? ちょ、待って、アップルパイがもう少しで焼けるんだって」

聖「しょうがないです……」

麻理菜「しょうがないな。行ってこい」

心「亜里沙ちゃん☆ はぁとの代わりに…」

亜里沙「調理に手が離せないので……」

今日はここまでにします
これまゆの勝ちが決まったんじゃ…

前スレに誘導なかったから気づかなかった

>>29
忘れていました…
前スレに貼ってくださってありがとうございます

心「ですよねー。よし、一緒にワープするぞ凛ちゃん☆」

心「なるべく早く戻ってくるから、アップルパイ残しとけよ☆」

亜里沙「たくさん焼きますから大丈夫ですよ」ニコッ

ビュンッ

――――

ビュンッ

凛「私も早く終わって欲しいな。先に進みたいし」

心「任せろ☆ はぉとに設定されたバトルは全部カンタンだから☆」

心「ただし、どちらかが必ず酷い目に遭うけど」

凛「……まさか……」

凛「まゆとやったみたいなロシアンな感じ?」

心「ご明察♪ 後ろにある田を見て。何だか分かる?」

凛「わ、気づかなかった。野菜?」

心「んー間違ってはないかなー。正解はわさび!」

心「ここは大王わさび農場っていう場所で、それはもう長い歴史のあるところなの☆」

心「わさびを栽培してる他にも、食事する場所や、収穫したわさびを加工する場所なんかもあってね」

心「ほら。あそこの水車小屋がある水辺は、かの有名な黒澤明監督の」

心「『夢』っていう作品のロケ地にもなったんだぞ☆」

凛「説明してくれてありがとう」

凛「でも私の頭の中は『わさび』という単語に支配されちゃって……」

凛「絶対食べ物の中に仕込むパターンでしょ」

心「まあ分かるよね☆ 今から売店でわさびソフトクリームを2つ買って」

心「そのうちの1つにわさびを超入れて、激辛鼻ツンソフトクリームを作ります☆」

心「凛ちゃんとはぁとに分からないように入れ替えます☆ その中から選びます☆」

心「いっせーの、でパクっといきます☆」

凛「わさびを引いたら負けなんだね」

心「ううん逆。わさびがアタリだから、間違えんなよ☆」

凛「嘘……」

――――

心「この水車いいなー、風流で♪」

凛「……」

心「聞いてる?」

凛「わさび怖い」

心「んなこと言ったって、そういう勝負なんだから割り切れ☆」

凛「薬味としては好きなんだけど」

凛「バラエティの罰ゲームになると途端に嫌いになる」

心「好きな人はいないと思うぞ?」

凛「ところでいつから始めるの」

心「もうちょい観光してから。せっかく来てるんだし楽しまなきゃね☆」

凛「こんな精神状態じゃ心から楽しめそうにないけど……」

心「だらしないぞ☆ 幸子ちゃんなら秒で切り替えるのに」

凛「そう考えたらすごいね、幸子って」

――――

心「今渡ってるこの橋ね」

心「幸せのかけ橋って言って、カップルで渡ると幸せになれるとか」

凛「え"」

心「なんだそんな顔!」

凛「いや、だったらプロデューサーと2人で渡りたいなって」

凛「どうして心と……」

心「今だけカップルって手もあるぞ♡」ウインク

凛「」サササッ

心「引くな引くな。ちょっ、うしろ畑だぞ危ない!」

心「ウソだって☆ 別にカップルじゃなくてもさ」

心「可愛い女の子のペアってことで、神様から恩恵を受けるかもしんないし」

心「アイドルとして幸せになれるかもよ☆」

凛「嬉しいけど、アイドルとしての幸せも女としての幸せも」

凛「自分の手で掴みたいから」キリッ

晶葉(確かフラグの神様に祈ってたよな凛)

心「それはもちろんだけど、祈っておいて損はないでしょ☆」

凛「まあね」

凛(ってか、ゲームの中で効果ってあるのかな)

――――

心「買ってきたぞー!」スタタタッ

凛「ついに来てしまった、この時が」

心「すでに仕込み済みだから、あとは選ぶだけ」

心「お店の人に入れ替えてもらったから、当然はぁともどれがどれか分からない」

心「始めるぞ☆」

凛「うん……」

凛「わ、私から選んでいい?」

心「どうぞ! 残り物には福があるっていうし☆」

凛「やっぱり後で」

心「じゃあはぁとから…」

凛「やっぱり先に選ばせて!」

心「どっちだよ!」

凛「先でお願いします。自分の手で掴みたいんだ」

凛「……」ジー

心「見比べても無駄、見た目は全く一緒だから」

凛「……」ゴクリ


凛「右にする!」スッ

心「オッケー、はぁとは左ね☆」


心「もう一度確認するけど、激辛だったら勝ちで、普通だったら負けだから」

凛「うん」

心「いくぞ」

心「いっせーの」


心「せっ」パクッ

凛「……っ!」パクッ


↓1 心

↓2 凛


コンマ一桁 偶数なら心の勝ち 奇数なら凛の勝ち

すみません、↓1のみでよかったですね…
どちらも偶数なので心さんの勝ちで進めます

心「……」モグモグ

凛「……」モグモグ

凛「……美味しい」

凛「甘いけど、後からぴりっとした辛さがやってきて。それがクセになる」

凛「わさびだよね。これアタリ?」


心「んがぁぁぁぁぁぁ!?!?」

凛「うわっ!?」ビクッ


心「げほぇっ! ごふぅっ! がらいっ☆ げほっ、うえっ!」

心「ごほっ、ごほっ☆ げほっ! うぉえっほっ☆」

凛「し、心がアタリみたいだね」

凛(☆をつけて何とか自分のキャラを保とうとしてる)

――――

凛「もう大丈夫?」

心「うん……ありがと」

心「はー、やっばー……想像を絶した。苦しくて死ぬかと思った」

凛「一定量のわさびを食べると本当苦しいよね。鼻がツンとして涙も出て」

心「おかげで鼻の通りがスっとした☆」

心「凛ちゃんも食べる?」スッ

凛「い、いいよ……私は自分の食べたし」

凛「美味しかったよ。わさびとソフトクリームって意外といけるんだね」

心「クセになるでしょ☆ あと、ここのわさびも薬味として使えば」

心「料理の味を引き立てて、すっごく美味しいからな☆」

心「そだ! レストランあるし、ご飯食べてく?」

凛「リンゴがまだ消化されてないから……」

心「そういえばそうだった☆ 美味しいのに残念!」

凛「今度長野に行く機会があったらぜひ寄りたい」

心「うんうん☆ ぜひぜひ☆」

――――

みく「にゃあーーー!!」

まゆ「きゃあーーー!!」

ザパーンッ

みく「あははっ、楽しいにゃー!」

まゆ「もう一度滑りましょう!」

晶葉『まゆ!』

みく・まゆ「!」

まゆ「凛ちゃんもう終わったんですか?」

晶葉『短めだったからな!』

みく「名残惜しいいけど、ここまでにゃ」

みく「お風呂はまた今度連れてってあげるね。着替えてきて!」

まゆ「はい!」ザバッ スタタタッ

――――

まゆ「出発の準備ができました!」スッ

みく「凛ちゃんってかなり離されてるんでしょ?」

まゆ「ええ、20マスくらい」

まゆ「だけど離しておくに越したことはないですし」

まゆ「私は常に大きい目を要求します!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   長野  岐阜  静岡  愛知
凛  ○●× ×☆○ ○○○ ○×○

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
まゆ ●○○ ×○○ ○☆○ ○☆○


↓1 コンマ二桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください


まゆ:5マス進む-2

【進行状況】

   長野  岐阜  静岡  愛知
凛  ○●× ×☆○ ○○○ ○×○

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
まゆ ○○○ ●○○ ○☆○ ○☆○


まゆ「ええ!? い、1回休み……」

みく「やってしまったにゃ……」

みく「でもまだまだ差はついてるし、そんなに悲観することないにゃ!」

まゆ「そうでしょうか」

まゆ(脳裏をよぎるのは凛ちゃんの底力)

まゆ(サイコロ運を味方につけてしまわないか不安です)

――――

ビュンッ

まゆ「兵庫県出身は、7人くらいいたような」

まゆ「どの方が待ってるんでしょう」

???「お待ちしておりました」スッ

まゆ「クラリスさん!」

クラリス「兵庫県のこのマスは、私がご案内させていただきます」ペコリ

短いですが、今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます

23時頃から始めます

大幅に遅れてしまいました、すみません
今から始めます

まゆ「ありがとうございます!」

まゆ「温泉ですか? 兵庫の温泉といえば有馬温泉ですよねっ」ワクワク

クラリス「はい。群馬県の草津温泉、岐阜県の下呂温泉」

クラリス「そして兵庫県の有馬温泉と、日本三名泉と呼ばれているうちの1つですね」

まゆ「入ってみたいなぁ」

クラリス「ご期待されているところ申し訳ないのですが」

クラリス「私が紹介するのは、有馬温泉ではありません」

まゆ「えっ」

クラリス「ごめんなさい。ですが、きっと満足していただけると思います」

クラリス「お腹、空いてますよね?」

まゆ「そういえば、ここに到着したら急に…」

グー…

まゆ「あぅ……すみません」カァァ

クラリス「いいのですよ。仕様ですから」

クラリス「まゆさんには今から、兵庫グルメを堪能していただきます」

まゆ「グルメ!?」キラキラ

クラリス「目の色が変わりましたね」フフ

クラリス「今日と明日の2日間、朝昼晩の計6回」

クラリス「兵庫の街を歩きながら、美味しいものを食べるというプランです」

まゆ「いいですね。賛成です!」

クラリス「では参りましょう。まずは朝食です」

――――

まゆ「ここは?」

クラリス「明石焼きのお店、今中さんです」

クラリス「卵、小麦粉、だし汁を混ぜた生地でタコを包み、焼いたもの」

クラリス「それが明石焼き。ここで作られる明石焼きは」

クラリス「ふわふわのとろとろ、熱々なのです」

まゆ「……」ゴクリ

クラリス「ソースやだし汁、お塩をつけていただくのですが」

クラリス「そのままで食べても至福の味。とても美味しいのですよ」

まゆ「……」タラァ

まゆ(はっ! いけない、ヨダレが)ジュル

クラリス「ふふ、待ちきれないご様子ですね」

まゆ「クラリスさんの説明もですけど」

まゆ「匂いが鼻に届いて、刺激されて……早く食べたいです」


――――

まゆ「こ、これが明石焼き……」

クラリス「出来たてですよ。召し上がってください」ニコニコ

まゆ「いただきます」

まゆ「まずは何もつけずに……ふー、ふー」

まゆ「ちょうどいい熱さにして……はむっ」

まゆ「んっ、はふはふっ! あふい……モグモグ」

まゆ「モグモグ……ゴクン……ふぅ」

まゆ「美味しい」キラキラ

クラリス「だし汁もつけてみてください」

まゆ「いただきます」チョンチョン

まゆ「はむっ、はふほふっ……モグモグ」

まゆ「ゴクン……んー! ほっぺたが落ちますぅ」フニャア

クラリス「お顔が緩んでますね」クスクス

まゆ「緩みますよこれは。次はソースを」チョンチョン

クラリス「ご堪能ください」ニコッ

まゆ「モグモグ……ゴクン」

まゆ「ソースも美味しいですっ」

クラリス「ふふ」

――――

まゆ「美味しかったぁ。ふわふわとろとろの触感で」

まゆ「毎食食べてたいくらい」

クラリス「そんなに気に入っていただけるなんて」

まゆ「今の明石焼きだけで満足しちゃいました。サイコロを振ってもいい気分です」

まゆ「けど、まだ紹介してくださるんですよね」

クラリス「ええ、お昼に。それまでここをお散歩しましょう」

まゆ「ワープして来ましたけど、どこですか? お花が綺麗」

クラリス「淡路市にある、淡路島国営明石海峡公園というところです」

クラリス「ご覧の通り、四季折々のお花が咲いていて、お子さんが走り回れる広場もあるので」

クラリス「ご家族水入らずの休日はもちろん、カップルのデートコースにも最適ですわ」

まゆ「お散歩にも持ってこいですね♪」

まゆ「風が気持ちいい……そろそろ春の訪れですね」

まゆ「なんて、ゲームの中で何を言ってるんだって話ですよね」クスクス

クラリス「お気持ちは分かります。何もかも現実のようですから」

まゆ「リアルすぎてビックリですよ」

まゆ「目で見たこと、肌で触れたこと、匂いや音」

まゆ「さらには味覚まで感じられるなんて」

晶葉(天才晶葉のプログラムとはいえ、照れるな)

――――

クラリス「お昼ですね」

まゆ「公園を離れて、また街中にやって来ました」

まゆ「お腹もちょうど空いてきた頃です……」

クラリス「お任せください。昼食はあそこでいただきます」

まゆ「……和平……?」

クラリス「カニ料理、海鮮料理、日本料理の専門店です」

まゆ「カニ……!」

クラリス「そう、まゆさんに食べていただきたいのは」

クラリス「松葉ガニです。ズワイガニと呼んだ方が親しみがありますね」

すみません、また短いのですがここまでにします
22頃に始めます

クラリス「何故カニなのかというと、兵庫県はズワイガニの水揚げ日本1位だから」

クラリス「和平さんは本場のカニを、新鮮なうちに食すことのできるお店なのです」

まゆ「新鮮なカニ! いいですねぇ」

――――

まゆ「アツアツかに雑炊、ずわい蟹ステーキ、蟹あんかけ茶碗蒸し」

まゆ「どれも美味しそうなメニューで目移りしちゃいます」フフ

クラリス「選んでいる最中すみません。まゆさんにはぜひ食べていただきたいものがあるんです」

クラリス「もしよければ、2人分注文しても……」

まゆ「お願いします! クラリスさんのオススメ、食べたいです!」

クラリス「ありがとうございます」

(注文後)

まゆ「1つ気になったことがあるんです」

クラリス「?」

まゆ「クラリスさん、ここのカニ料理のこと、よく知ってるように見えるんですけど」

まゆ「何度かいらしてたんですか?」

クラリス「いえ……一度、お祝いの日に来たことがあるだけです」

クラリス「知識が豊富なのはプログラムされているからで」

クラリス「何分、裕福ではなかったので……」

まゆ「すみません、失礼でしたね」

クラリス「そんなことはありません」クスッ

クラリス「お話しているうちに、注文のお料理がきましたようですね」

まゆ「わあ……!」

――――

クラリス「コースお料理もあったのですが、単品で注文しました」

まゆ「かにの押し寿司、かにみそ、かにの炙り焼き」

まゆ「こんなの絶対美味しいですよぉ……」キラキラ

クラリス「いただきましょう」

まゆ「はいっ。始めに押し寿司を……パクッ」

まゆ「モグモグ……ふふふっ」

クラリス「ど、どうされましたか?」

まゆ「モグモグ、ゴクン……すみません。つい笑いが」

まゆ「美味しいものを食べると自然に笑ってしまう法則ですよ」

クラリス「なるほど。では私も」パクッ

クラリス「モグモグ……ふふふ」

まゆ「クラリスさんも笑いましたね」

クラリス「ゴクン……はい。とても美味しいので」

まゆ「こんな感想、食レポのお仕事だったら怒られちゃいますけど」

まゆ「語彙力が消失してしまうほど絶品です!」

まゆ「続いてかにみそを一口」パクッ

まゆ「うん、美味しい……でもこれこそ説明しがたい味ですね」

クラリス「カニの美味しさを凝縮したような、濃厚な味わいですね」

クラリス「例えるなら、ウニに苦みを足したような」

まゆ「分かりやすいですね! 苦みが無ければもっと美味しいのに」

クラリス「この苦みがいいのですよ♪」

クラリス「アメリカでは、かにみそを食べずに廃棄してしまうらしいです」

まゆ「そうなんですか!? もったいない」

まゆ「次はかにの炙り焼きをいただきましょう。鮮やかな赤色……パクッ」

まゆ「モグモグ……甘味があって、噛めば噛むほどカニのエキスが口に広がります……」

まゆ「美味しいの一言に尽きます!」

クラリス「満足していただけたようで何よりですわ」パクッ

クラリス「モグモグ」

まゆ「……クラリスさん、食欲旺盛ですね。朝の明石焼きもそうでしたけど」

クラリス「ゴクン。そうでしょうか、人並みですよ♪」


――――

まゆ「……」ホクホク

クラリス「ご満悦ですね。嬉しい限りですわ」

まゆ「カニなんて久しぶりに食べましたし。ゲームの中ですけど、心もお腹も満たされました♪」

まゆ「で、やって来たのは水族館ですか?」

クラリス「神戸市にある、立須磨海浜水族園です」

クラリス「美しいお魚はもちろん、ラッコやイルカのショーもあるのです」

――――

まゆ「ラッコ……可愛い……」キュン

クラリス「ラッコのお食事ライブですね。サケや貝などを食べる様子の」

クラリス「実演と解説をしているようです」

まゆ「可愛い……」

――――

ザパーーン

まゆ「わぁ! すごい!」

クラリス「イルカのショーは、迫力のあるジャンプや演技を披露していただけます」

クラリス「この後はトレーニングの様子も見られます」

ザパーーン

まゆ「跳びました!」


――――

まゆ「子供みたいにはしゃいでしまいました……ごめんなさい」

クラリス「楽しんでもらえて何よりですわ♪」

まゆ「魚が泳いでる……綺麗ですねぇ。あ、これって」

クラリス「カクレクマノミですね」

まゆ「可愛い。確かファインディングニモのモデルになったんですよね」

クラリス「ええ。しかし、実は違うのではないかという話が浮上しているのです」

まゆ「そうなんですか?」

クラリス「はい、モデルはカクレクマノミではなく……続きは調べてみてください」

まゆ「気になるとこで切らないでください!」

――――

まゆ「クラウンアネモネフィッシュ、っていう魚がモデルなんですねぇ」タプタプ

クラリス「体の模様から考察すると、ですが。公式ではカクレクマノミとなっていますね」

クラリス「さて、そろそろ到着です」

まゆ「もう夜になりましたけど、仕様なんですか?」

クラリス「少しだけ早めました。一応兵庫観光でなく、グルメのご紹介なので……」

クラリス「ここは、ぼたん鍋処 如月庵というお店です」

まゆ「ぼたん鍋ですか」

クラリス「ご存知で?」

まゆ「知識だけですけど。イノシシのお肉を使った鍋とだけ」

クラリス「はい。仰る通り、イノシシのお肉やその他具材を味噌鍋で煮ていただくお料理です」

クラリス「どんなお味かは、ご自分の舌で確かめてください」

まゆ(想像できない……豚肉みたいな感じかな)

――――

グツグツ

まゆ「ふぁ……良い匂い……」

クラリス「栗入り味噌のぼたん鍋です」

クラリス「カルビもも肉、ミックス肉、特選ロースとメニューがあるのですが」

クラリス「今回はミックス肉を選びました。特上カルビともも肉、特選ロースが混ざっているのです」

まゆ「も、もう食べてもいいんですか?」

クラリス「ふふ、食いしん坊ですわね。どうぞ召し上がってください」クスクス

まゆ「うっ、そんな言い方しなくても……いただきます」ペコリ

まゆ「早速イノシシのお肉を……はふっ、モグモグ」

まゆ「モグモグ……ゴクン」

クラリス「どうですか?」

まゆ「……~~~っ」

まゆ「美味しいですっ!」パァァ

まゆ「鹿やイノシシのお肉って、臭みがあると聞いてたんですけど」

まゆ「全く無いですね!」

クラリス「しっかり処理されたお肉は臭みが無いのです」

クラリス「昔は知識も不足していて、お肉の臭みが取れなかったので」

クラリス「少しでも臭いを紛らわそうと考えた結果、味噌を使ったそうです」

まゆ「あっ、だからこの鍋も味噌なんですか?」

クラリス「詳しくは調べてみてください」

まゆ「またですか! 分かりました」

まゆ「でも今は鍋を……パクッ、モグモグ、モグモグ」

まゆ「ゴクン、堪能します」

クラリス「締めのおうどんもあるので、よければ食べてください」

まゆ「また食欲をそそる情報を。現実だったら確実に太りますね」

――――

まゆ「ご馳走様でした」ペコリ

クラリス「全て平らげてしまいましたね」

まゆ「野菜も、うどんも美味しくて……もう入らないです」

クラリス「これで1日目は終わりですが、どうでしたか?」

まゆ「美味しいものを食べさせていただいて、ありがとうございます」

まゆ「兵庫グルメはダイエットしてる女の子の天敵ですね。明日も紹介していただけるんですよね?」

クラリス「ええ。楽しみにしていてください♪」

まゆ「どこかに宿泊するんですか?」

クラリス「いえ……綺麗な夜景の見える場所で食休みした後、朝までワープします」

クラリス「太陽が昇った頃、お腹も空いて睡眠も充分とれた状態になっています」

まゆ「つくづく便利ですね。お風呂に入りたい……」

クラリス「お風呂にも入り終えた状態ですよ」

まゆ(そういう問題じゃなくて……ううん、もういくつも入ってきたし我慢しよう)

――――

凛「……」

心「美味しそう」

凛「うん。お腹空いてないのに食べたくなってきた」

凛「目の前にぼたん鍋出てきたら飛びつくと思う」

心「犬か!」

晶葉『凛!』

凛「分かってる」スッ

心「ここで差を縮めないとヤバいぞ☆」

凛「だよね……チャンスをものにしたい」

凛「私の願いをサイコロに込める!」グググ

凛「いけっ!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   長野  岐阜  静岡  愛知
凛  ○●× ×☆○ ○○○ ○×○

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
まゆ ○○○ ●○○ ○☆○ ○☆○


↓1 コンマ一桁 0は10


凛:2マス進む-2

【進行状況】

   岐阜  静岡  愛知  三重
凛  ●☆○ ○○○ ○×○ ○○○

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
まゆ ○○○ ●○○ ○☆○ ○☆○


凛「2が出た!! この場合マイナスはされないんだよね!?」

凛「2マス進むよ!! 行ってくる!!」

晶葉『凛……』

凛「1回休みが何!? まだ負けと決まったわけじゃないし!!」

凛「ありがとね心、また!!」

心「あ、うん……」

ビュンッ

心「凛ちゃん絶不調じゃん」

晶葉『こうも波に乗り切れないと、私の頭にも凛の負けがよぎってしまうな』

晶葉『だがあいつはめげないだろう! シンデレラガールにも選ばれたアイドルだ!』

心「それが関係あるかは分かんないけど、瞳の奥に火が灯ってたし」

心「くじけてないってのは確かだな☆ 負けんなよ凛ちゃん!」ニコッ

ここまでにします
読んでくださりありがとうございます

0時頃から始めていきます


――――

ビュンッ

凛「まゆが止まった岐阜県のマスだ」

凛「ということは、待ち受けてるのは星花だよね」

星花「はい」スタスタ

凛「下呂温泉を紹介してくれるの?」

星花「いいえ、凛さんには飛騨高山の観光を楽しんでいただきたいと考えています」

星花「……気を落とさないでくださいね」

凛「え?」

星花「まゆさんとかなりの差がついてしまっていますが」

星花「まだまだ勝負は…」

凛「大丈夫だよ。負けが確定するまで折れないって決めたから」

凛「心配してくれてありがとう」ニコッ

星花「凛さん……ふふ、杞憂でしたね」

星花「行きましょうか。始めに町並みを見て回りましょう」

スタスタ

晶葉(カッコつけてるけど、これって助手をかけた欲望丸出しの勝負なんだよな)


――――

星花「さんまち通りは、飛騨高山の定番とも言えるスポットなのです」

星花「古い町並みと言われている通り、江戸時代の城下町としての町並みを今でもこうして保存していて」

星花「小京都とも呼ばれているんですよ」

凛「良い雰囲気だね。色んなお店が並んでて」

凛「お酒とか甘味処とか……あっ」

凛「あれって飛騨牛の握り? 行列ができてる」

星花「はい。テイクアウトして、その場でいただくことができるのです」

星花「並びますか?」

凛「うん、食べてみたい」

――――

凛「肉の寿司ってどんなものかと思ってたけど」

凛「美味しいね。飛騨牛だからかな」

星花「お肉は元々ご飯と合いますし、お寿司の形にしたのは素晴らしいアイディアですわ」

凛「発想の勝利ってやつだね」

凛「あっ」

星花「?」

凛「ひ、飛騨牛の串焼き……美味しそう」

凛「向こうには飛騨牛の肉まんが……」

星花「その他にも飛騨牛コロッケ、飛騨牛のつくねなど」

星花「色々な食べ物が売られていますよ」

凛「食べたい。でも飛騨牛寿司で、満腹ゲージが80から100に……」

凛「このマスにいられる時間ってどのくらい?」

星花「ホテルに一泊して、明日の昼頃にサイコロを振る予定ですわ」

凛「じゃあ明日の昼に食べる。いいかな?」

星花「もちろんです♪」

――――

凛「地酒が売られてる」

星花「ここの他にもいくつか酒造場があります」

星花「美味しいと評判なのです。そしてお酒を用いて作られる」

星花「カステラやチーズケーキも絶品だとか」

凛「食べたことないの?」

星花「幼かったので。今もまだ19歳ですし」

凛「買っていかない? ゲームの中だし大丈夫だよ」

星花「い、いけませんわ!」

凛「じゃあ私だけ買うね」

星花「凛さん……いつから悪に染まってしまわれたのですか」

凛「大げさだよ……。一口だけだよ、一口だけ」

――――

星花「購入を止めなかったことに対し、罪悪感に苛まれていますわ」

凛「そんなに? 分かった、食べないよ」

凛「ゲームの中といえどやっちゃいけないよね」

星花「その通りですわ!」

凛(一応しまっておくけど)コソコソ

凛「次はどこに行くの?」

星花「とある神社です」

凛「神社か、パワースポット的な?」

星花「着いてからご説明します」ニコッ

凛「?」


――――

星花「ここですわ」

凛「木に囲まれて、神聖な空気だね」

凛「どんな神社なの?」

星花「日枝神社です。高山を代表するお祭り、高山祭の」

星花「春のお祭りが行われる場所として有名です」

星花「行事がない時は、こうして静かな神々しい場所」

星花「私、ここが好きなんです」

凛「ぼーっとしてたいね」

星花「分かっていただけますか?」

星花「日枝神社に来ると、心が平穏に包まれて」

星花「不思議な気持ちになって……」

凛「分かる」

星花「ちなみに、ここは某アニメ映画に出てくる場所の」

星花「モデルになったところではないかと言われているんです」

凛「え? 何の映画?」

星花「君の名は。です」

凛「あ、そっか。そういえば聞いたことがある。飛騨高山だったね」

星花「いわゆる聖地ですわね」

凛「君の名は。……346の中でも話題になったよね。泣けるとか胸がキュンとするとか」

凛「私もあの映画観て、無性にプロデューサーとくっつきたくなったなぁ」フフッ

星花「記憶に新しいです。何人かのアイドルの方たちが」

星花「プロデューサー様のお傍について回っていましたよね」

凛「そうそう、プロデューサーへの攻撃が激しくなったんだよ」

晶葉(特に大人組はヤバかったな)

――――

星花「陣屋はご存知ですか?」

凛「うん」

星花「ここはもともと、高山城主の金森氏の下屋敷だったのですが」

星花「徳川幕府の直轄地となり、江戸から代官、郡代がいらっしゃって陣屋となったのです」

星花「陣屋は全国に60ヶ所以上あったのですが、建物が残っているのはここだけです」

凛「……」タプタプ

星花「凛さん?」

凛「! き、聞いてるよちゃんと」

星花「中もご案内しますね」

凛(陣屋について調べてた、なんて言えない)

凛(まあ自分の知識が間違ってないか確認しただけだけど)

ここまでにします
昼から始める予定です

すみません、急用ができてしまったため
20時頃から始めていきます…


――――

凛「もう夕方だなんて、楽しいと時が経つのが早いね」

凛(にしても良いホテルだなぁ……飛騨ともえホテルだっけ)

凛(お風呂も気持ち良かったし。あとすぐ近くに、君の名は。聖地の古川駅があるらしい)

凛(行ってみたいけど浴衣に着替えちゃったしな……)

星花「凛さん、ベッドでくつろいでいらっしゃるところすみません」

星花「そろそろお夕飯の時間ですから、指定されたお部屋へ向かいましょう」

凛「ご飯? やった。完全空腹になったしゆっくり味わいたいよ」

――――

凛「飛騨牛だ!」キラキラ

星花「お昼に、食べたい食べたいと仰っていたので」

星花「飛騨牛ステーキのプランを選択しました」フフ

凛「ありがとう星花! いただきます」

凛「まずは飛騨牛を焼いて……」スッ

ジュウウウ

凛「この音いいよね……食欲をそそる音……」

星花「焼けるのを待つ間に、他のお料理もいただきましょう♪」

凛「在郷料理かぁ。お豆腐をいただこう」スッ

パクッ

凛「モグモグ……ゴクン」

凛「はー……何ていうかさ。これまでも色んなところ行って色んな料理食べたけど」

凛「どれも抜群だよね。美味しいとしか言えないよ」

星花「天ぷらも召し上がってみてください」

凛「うん」スッ パクッ

モグモグ

凛「ゴクン……衣の中に食材の風味や味が閉じ込められてて」

凛「ご飯が進むねこれ」パクッ モグモグ

星花「飛騨牛、もう焼けたのでは?」

凛「あ、そうだね」スッ

パクッ

凛「モグモグ……旨味が……旨味が……!」

凛「モグモグ、ゴクン……ごめん、食べながら喋っちゃった」

星花「お味はどうですか?」

凛「柔らかくて、噛むごとに旨味が口の中に広がるよ」

凛「何もつけずそのままで食べても美味しい。最高だね」

星花「そうですか」フフ

凛「星花、自分は食べずに私を見てるばっかだけど」

凛「食べないの?」

星花「いただきますよ。ただ、凛さんがとても幸せそうにお料理を口へ運ぶので」

星花「つい見入ってしまって」クスクス

凛「や、やめてよ……恥ずかしい……」カァァ

――――

凛「お腹いっぱい……文字通りご馳走だった」

星花「ひとまず案内はここまでです。続きは明日に」

凛「寝るまで自由時間だね」

凛「……ねえ星花、好きな人っているの?」

星花「え?」

凛「恋の話しようよ。もしかして、星花もプロデューサーのこと好き?」

星花「ええ、素敵な方だと思います」

凛「!?」

星花「ですがお慕いしているわけでは……」

凛「そ、そう。ビックリした」

凛「じゃあ好きな人はいないんだ」

星花「今のところ」

凛「怪しい」

星花「ほ、本当です!」

凛「徹底的に問い詰めるよ」

――――

凛「そうだ」

星花「どうされました?」

凛「ほら、昼にチーズケーキを買ったでしょ」

凛「ちょっと食べてみようかなって」ゴソゴソ

星花「ええ!? 食べないと仰っていたはずでは……!」

凛「まあまあ、一切れだけだよ」

星花「一口から一切れになってますわね……」

凛「わー、美味しそう。お酒の匂いがする」クンクン

星花「そういえば凛さん、お腹が満たされたのでは」

凛「デザートは別腹だよ。いただきます」パクッ

凛「モグモグ……モグモグ……」

星花「ああ、何てこと……」ソワソワ

凛「ゴクン……おお、アルコールの感じが……」パクッ

星花「と言いつつも二口目。一切れ食べてしまいましたね」

凛「モグモグ……ゴクン。しっとりしててなめらか」

凛「程よい甘さで美味しいね、うん」スッ

星花「凛さん! まさか二切れ目を!?」

凛「これで最後だから! 本当に最後!」パクッ

凛「モグモグ……」

星花「……」

凛「モグモグ……ゴクン。美味しい」パクッ

凛「モグモグ……」

星花「……」

星花「……そんなにですか?」

凛「ん?」

星花「そんなに美味しいのですか?」

凛「美味しい。例えば、このチーズケーキにアルコールが入ってなかったとしても」

凛「すごく美味しいと思う」

星花「……」

星花「あ……あの」

凛「ん?」

星花「私も……一口、いただけないでしょうか」

凛「……ふふ」

凛「もちろんだよ。どうぞ」スッ

星花「……」スッ

星花「ひ、一口だけ……」ドキドキ

パクッ

星花「!」モグモグ

星花「ゴクン……これは……美味しい……!」キラキラ

凛「星花は20手前だから、私よりもお酒の味が分かってるかもね」

星花「美味しいです、すごく……も、もう一口」パクッ

モグモグ

星花(美味しいですわ。ダメ、食べてはいけないのに)ゴクン

星花(どんどん口に……!)パクッ モグモグ

凛(次から次へと口に入れていく。相当ハマったみたい)

凛「その反応を見るに、このチーズケーキの味はプログラムされてなかったみたいだね」

星花「ゴクン……はい、成人していないので」

晶葉(酒の細かな情報をプログラムするかどうかは、20歳よりも上か下かで決めてるからな)

凛「私はもういいや。よかったら星花食べて」

星花「い、いえ、さすがに全部は」

(10分後)

凛「結局ほとんど食べちゃったね」

星花「……」

凛「星花?」

星花「うふふ……でざーとは、べつばらですわ……」フラフラ

凛(酔ってる?)

星花「んー……むにゃぁ……」バフッ

凛(ベッドに倒れた)

凛「も、もう寝るの?」

星花「いいえー……もっとおはなししましょう……」

星花「恋のおはなしを……」

凛「いいけど」

凛(うわ、セクシーすぎる)カァァ

凛(浴衣が乱れてかなりギリギリ……これはすごい色気だ)パシャッ

凛(しまった、つい写真を)

星花「凛さん……おはなしを……」

凛「分かったよ。星花から話して?」

凛(これは、眠るまでかかるかも)

――――

クラリス「朝になりました」

まゆ「クラリスさんの言った通り、心身共にスッキリしてます!」

グー

まゆ「!!」

クラリス「あら、お腹もちゃんと空いているようですね」

クラリス「そんな食いしん坊なまゆさんに、早速兵庫グルメを紹介します♪」

まゆ(何で鳴るの……お腹のバカ……!)カァァ

クラリス「見えてきましたよ。あれが出石そばの人気店、近又さんです」

クラリス「ご覧の通り、行列ができるほど評判のお店です」

まゆ「出石そばって、どんなおそばなんですか?」

クラリス「並んで待ちながら説明いたしますね」

クラリス「出石そばは、兵庫県豊岡市出石町を中心に食されている郷土料理なのです」

クラリス「2、3口程度で食べ終わる1皿のおそばが5皿出されるのが通常で」

クラリス「そのお店、特製のつゆにつけて召し上がるのです」

クラリス「他にも、刻みネギ、大根おろし、わさび、とろろ、生卵などがついているので」

クラリス「お好みでいただくことができます」

まゆ「聞いているだけでお腹が……」

クラリス「待ち遠しいですね♪」

――――

まゆ「こ、これが話に聞いた出石そば」

クラリス「ご自由にどうぞ」

まゆ「えー、どうやって食べよう……オススメはないんですか?」

クラリス「最初は何もつけずに。次につゆにつけて」

クラリス「そしてその次はネギやわさびの薬味を添えて、後にとろろと卵を加える」

クラリス「という順番でしょうか。お店の方に聞いた通りですが」

クラリス「いえ、順番ではありませんね。自分好みにいただくのが一番ですから」

まゆ「でも、そうすれば色んな楽しみ方ができますよねぇ」

まゆ「参考にさせてください! まずは何もつけずに、いただきます」


ズルズル

まゆ「モグモグ……モグモグ」

ゴクン

まゆ「……」

クラリス「ご感想は?」

まゆ「コシがあって、おそばの香りが口の中に……」

まゆ「すごいですね。これだけでも美味しいなんて」

まゆ「つゆにつけたらどうなるんでしょう……」

クラリス「確かめてみてください」

まゆ「い、いただきます」スッ チョンチョン

ズルルッ

まゆ「!!」

まゆ「な……なるほど……これが行列のできる人気店のパワー……!」

まゆ「今、私座ってるじゃないですか」

クラリス「? はい」

まゆ「お行儀が悪いですけど、もし立って食べてたら」

まゆ「あまりの美味しさに膝から崩れ落ちてると思います」

クラリス「……」

まゆ「ごめんなさい、今の忘れてください」

まゆ「この美味しさをどう表現すればいいのか頭を悩ませているんですけど」

まゆ「食レポって難しいですね……」

クラリス「言葉にしなくても、まゆさんの幸せそうな顔を見れば」

クラリス「充分伝わりますよ」ニコッ

まゆ「本当ですか? よかった♪」

まゆ「けど、練習するに越したことはないですよねぇ」

まゆ「ネギ、わさびを添えて、つゆにつけて……」スッ チョンチョン

ズルルッ

まゆ「!!!」

まゆ「こ、これは……おそばと特製つゆだけで天にも昇るほど美味しいのに」

まゆ「ネギとわさびを加えたら、味が……えっと……!」

まゆ「……普通に食べます……」

クラリス「何故ですか? 見ていて楽しいですよ♪」ニコニコ

まゆ「うう、やらなきゃよかった……」

一旦休憩します
0時頃から再開します

まゆ「次はとろろと、生卵も」スッ

チョンチョン ズルルッ

まゆ「!!!!」

まゆ「♡」

クラリス(やはり、このお顔だけを見るだけで幸せな気持ちになりますわ)ウフフ

――――

まゆ「姫路城、綺麗ですねぇ」

クラリス「どの季節でも美しく見えますね」

クラリス「私は春の桜と共に観賞するのが好きなのですが」

まゆ「……」

クラリス「まゆさん、上の空でどうされましたか」

まゆ「す、すみません。まだ出石そばが頭から離れなくて」

まゆ「今まで生きてきて、色んなおそばを食べましたけど」

まゆ「近又さんのおそばが一番好きです」

クラリス「まあ! 紹介させていただいた私も嬉しいです♪」

クラリス「兵庫県に行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってくださいね」

まゆ「はいっ」

まゆ「すみません、姫路城の話でしたよね」

まゆ「私は春の姫路城を見たことがないので、何とも言えませんけど」

まゆ「きっと綺麗なんだろうなぁ」ポー

クラリス「よろしければ、桜を咲かせることもできますが」

まゆ「そ、そうでしたね……。いいです、現実で直接見ることにします」

まゆ「少しくらいは楽しみをとっておきたいので」

クラリス「確かに、あっさり見られたら感動が薄れてしまうかもしれませんしね」

――――

まゆ「ゆっくりと姫路城を眺めてたら、いつの間にかお昼になってた」

まゆ「もっと色々見て回りたかったな……」

クラリス「周辺の観光も、楽しみにとっておいてください」フフ

クラリス「着きましたよ。ここです」

まゆ「青森?」

クラリス「ええ、青森さんです。ここは神戸のご当地グルメ」

クラリス「そばめし発祥のお店なのです」

まゆ「そばめし……?」

クラリス「簡単に言いますと、焼きそばと焼きご飯を合体させたお料理です」

クラリス「麺とご飯、そしてソースの組み合わせが素晴らしく、ソース好きの方にはたまらない一品です」

すみません、少ないのですがここまでにします
明日もできれば昼、ダメなら夕方から始めます

近々兵庫に行く予定なのでとても参考になってます。

まゆ「本当だ、ソースの匂いが……」クンクン

クラリス「お腹が空いてきますわね。入りましょう」

――――

ジュウウウ

クラリス「まずは鉄板で焼きそばを作り」

クラリス「その後、ご飯を入れるんです。この時焼きそばを、こてで細かく刻みます」

クラリス「最後にソースで味を整えて完成です」

まゆ「作られる様子を見るのもいいですね!」

まゆ「焼きそばとご飯の他に何か入ってますけど、何ですか?」

クラリス「『ぼっかけ』という、そばめし同様のご当地グルメです」

クラリス「すじ肉とコンニャクを甘辛く煮込んだものです」

クラリス「さあ、召し上がってください」

まゆ「いただきますっ」

まゆ「焼きそばとご飯、ぼっかけを一緒に……」パクッ

まゆ「モグモグ、モグモグ」

まゆ「……」キラキラ

クラリス(幸せそうなお顔)フフ

まゆ「合いますね、焼きそばとご飯の組み合せ!」

まゆ「ぼっかけも美味しいですし、すべてが絡んで生み出されるハーモニーがたまりません!」

まゆ「美味しくないわけがないです!」スッ

まゆ「どんどんいっちゃいますね」パクッ

クラリス「これぞ故郷の味、という気がします」

クラリス「お家でも作れますからね」

まゆ「確かに、材料も手に入りやすいですし」

まゆ「家庭の料理として出したら子供も大喜びでしょうね」

まゆ「私も作ってみたいけど……こんなに美味しくできるのはお店だからですよね」

クラリス「気に入っていただけたようですね」

まゆ「それはもう! やみつきですよ!」

まゆ「♪」パクッ モグモグ

クラリス「あら、ほっぺにソースが」

まゆ「え?」

クラリス「待ってください」スッ

フキフキ

まゆ「!!」

まゆ「そ、そんなことしなくても……!」

クラリス「気にしないでください。ついしてしまったことですから」

まゆ「しますよ……小さい子じゃないのに、こんな……」カァァ

まゆ「もっと落ち着いて食べます」パクッ モグモグ

クラリス「ふふ」ニコニコ

――――

まゆ「兵庫グルメが食べられるということで、はしゃぎ過ぎてましたね」

クラリス「はしゃいでいいのですよ」

まゆ「その結果、恥ずかしい思いをすることになったので……」

まゆ「さっきのあれ、忘れてもらえますか?」

クラリス「まゆさんがそう仰るのなら」

晶葉(メモリーにはちゃんと記録されてるけどな)

まゆ「ありがとうございます。それで、ここは……」

クラリス「目の前にそびえ立っているのは、神戸ポートタワーですわ」

クラリス「夜になると、7040個ものLED照明が点いて」

クラリス「とても美しいイルミネーションになるのです」

まゆ「だからワープしたら夜だったんですね」

クラリス「はい、お見せしたくて」

まゆ「すごく綺麗ですね。男性の方と一緒に観たら」

まゆ「ロマンチックな雰囲気になりそう」

クラリス「外からではなく、中から観る夜景も圧倒されますよ」

クラリス「入ってみましょうか」

まゆ「ぜひお願いします」

――――

まゆ「……素敵……」ウットリ

クラリス「目を奪われてしまいますわ……」

まゆ「この場所でプロデューサーさんに愛の告白をされたら」

まゆ「間違いなくオッケーしますね」

クラリス「プロデューサー様になら、どの場所で告白されようともお引き受けするのでは?」

まゆ「そうなんですけど、やっぱりロマンチックなところがいいです」

まゆ「街の灯りが宝石みたい……」

クラリス「惚れ惚れしますわ」

――――

クラリス「そろそろお食事の場へ向かいましょうか」

まゆ「ここにいたら時間を忘れちゃいますね」クスッ

まゆ「どこに行くんですか? もしかして」

クラリス「心当たりが?」

まゆ「日本三大中華街の1つとして知られるチャイナタウン、南京町ですか!?」

まゆ「聞く話によれば食べ歩きグルメの宝庫だとか!」

クラリス「そうですね。南京町のグルメはとても美味しいですわ」

クラリス「老祥記(ろうしょうき)というお店では、多ければ1日1万個以上売れると言われている」

クラリス「豚まんがあるのです。皮に味がついていて、餡には最小限の味つけのみ」

クラリス「そうすることでストレートに豚の旨味を味わえるらしいです」

まゆ「……」ゴクリ

クラリス「そしてトロトロの角煮が味わえる角煮まんが売られている皇蘭(こうらん)さん」

クラリス「イベリコ豚をとろとろになるまで、じっくり煮込んでいるので」

クラリス「しっかりと旨味が染み渡っています」

クラリス「タレが飲んでしまえるほど美味しい焼き餃子のお店、点心倶楽部楽園さんや」

クラリス「肉汁があふれ出す小龍包の行列店、yunyunさん」

クラリス「ワンコインでフカヒレラーメンが食べられる鮫麵屋さん。絶品ですね」

まゆ「うぅ……話を聞くだけで美味しそう……」

クラリス「衣はサクサク、中はホクホクの神戸コロッケが売られている、神戸コロッケさん」

クラリス「まゆさんにはまだ早いですけど、大堀商店さんで売られている、冷たい青島ビールは」

クラリス「今紹介したどのお料理にも合いますね」

クラリス「極めつけはデザートです」

クラリス「エスト・ローヤルさんの本店が南京町にあるのですけど」

クラリス「ここのシュークリームが大人気なのです。外はサクサク、中のクリームはぎっしり」

クラリス「神戸マシュマロ浪漫さんはマシュマロの専門店なのですが」

クラリス「レモン、ストロベリー、抹茶など色んな味があって、口に入れたら消えてなくなってしまう食感なのです」

まゆ「……」ジュルリ

クラリス「お土産に最適なのはさんと神戸フランツさん」

クラリス「益生號さんは美味しい焼き豚や、豚足、豚の耳なども売られているのです」

クラリス「チャーシューを購入する地元の方が多いとか」

クラリス「最後に、神戸フランツさんは壺プリンというものが販売されています」

クラリス「壺プリンは3段の層でできていて、一番上はクリーム」

クラリス「その下は、なめらかな舌触りのカスタードプリン」

クラリス「さらにその下はビター味のカラメル。それら3つの味を自由に変えて楽しむことができます」

まゆ「……長々と強大な攻撃を受けました……」

まゆ「これは深刻なダメージです。回復するには今すぐ南京町に行かないと」

クラリス「申し訳ありません。向かうのは南京町ではないのです」

まゆ「ええ!?」ガーン

まゆ「じゃあ何で説明を……」

クラリス「まゆさんが、南京町について知りたいようだったので」

まゆ「そんな……殺生ですよぉ……!」

まゆ「連れて行ってください! お願いします!」ギュッ

クラリス「ごめんなさい。でも、今から行くところも美味しいお料理のお店ですから」

まゆ「うー……」

――――

クラリス「ここです」

クラリス「神戸牛のステーキなどを取り扱っていらっしゃる、和黒さんです」

クラリス「すぐ目の前で調理していただけるので、食べるだけでなく」

クラリス「見て楽しめます」

まゆ「神戸牛のステーキ……!」

まゆ「そ、そんな高そうなもの、いただいていいんですか!?」

クラリス「はい」ニコッ

――――

まゆ「」

クラリス「どれでも好きなものを選んでくださいね」

まゆ「あ、ああ……あの……」

まゆ「値段が……」プルプル

クラリス「そのくらい高級なお肉ですから」

一旦休憩します
23時頃から始めます

まゆ「ですよね。本当に食べていいんですか……?」

クラリス「ええ」

まゆ「じゃあ、これを」スッ

クラリス「焼き加減は?」

まゆ「迷いますけど……ミディアムでお願いします」

――――

ジュウウウ

まゆ「わぁ……! こんなお肉食べたことないです!」

クラリス「赤身と白身の彩りが綺麗ですわね」

まゆ「本当にいただいていいんですよね?」

クラリス「その質問、3回目ですね。寸前で取り上げたりしませんから、ご安心を」クスクス

クラリス「出来たようです。先に召し上がってください」

まゆ「……」ゴクリ

まゆ「いただきます」スッ

パクッ

まゆ「!!!」

まゆ「……っ」プルプル

クラリス「感想を聞かなくても伝わってきます」フフ

まゆ「モグモグ……ゴクン」

まゆ「こんな……こんな素晴らしいものが、この世に存在していいんでしょうか……」

まゆ「美味しいという言葉では言い表せません。もっと上の……」パクッ

まゆ「……っ」プルプル

クラリス「今までにない喜びようですね」

まゆ「ゴクン……いえ、他のお料理も当然美味しかったです!」スッ

まゆ「ただステーキという枠では、このお肉がトップに躍り出ました」パクッ

まゆ「……っ」プルプル

クラリス(口へ運ぶたびに震えていますね)

まゆ「感動すら覚えます……美味しすぎる……」

クラリス「ゆっくり味わってください」

まゆ「はい……」

まゆ「お塩と胡椒で食べても美味しいですけど」

まゆ「このたれ、特製なんですよね……これをつけて食べるのが一番です」

まゆ「幸せ……♡」

クラリス(まゆさんは、本当に美味しそうに食べますね)ニコニコ

――――

凛「朝食も、在郷料理を堪能できたよ」

凛「特に朴葉味噌。ご飯何杯でもいけそう」

星花「自家製のお味噌に、ネギなどの薬味とキノコ、山菜を絡め、朴の葉に載せて焼いたものですね」

星花「ご飯のお供として、私もよく食べました」

凛「いいな……あんなに美味しいものが身近にあって」

星花「あら、凛さんの住む東京だって、美味しいものが沢山あるじゃないですか」

星花「レジャー施設もそこら中にありますし」

凛「まあそうだけど……」

凛(隣の芝生は青く見えるってやつなのかな)

星花「さあ、到着ですわ。私たちのいたさんまち通りから離れて」

星花「白川郷にやって来ました」

凛「これが合掌造り集落……」

星花「ご存知の通り、世界遺産にも登録されている貴重な場所です」

星花「合掌造りの屋根は独自の建築技術なのです。作物の育たない厳しい冬を乗り切るため」

星花「そして養蚕を行うため、考えられたのですよ」

凛「人が一杯いるね」

星花「世界遺産ですからね。外国からいらっしゃった方もみえますね」

――――

星花「ここは集落を見渡せる展望場所ですわ」

凛「一望できるね」

凛「人の生き抜こうとする力ってすごいね。その結果世界遺産にもなって」

星花「ええ、語り継がれなければいけないものです」

星花「今でも多くの方が、集落を保持するため守り続けているのです」

凛「夏の景色もきっと見惚れちゃうんだろうね」

星花「美しいですよ、雪で真っ白の景色が青々として」ニコッ

――――

凛「あ、ラーメンだ」

星花「ここでもお酒などお土産が買えたり、お料理が食べられるんです」

星花「そうですわ! ラーメンと言えば、高山ラーメンを紹介しそびれました」

凛「高山ラーメン」

星花「はい。お昼は高山ラーメンにしましょうか♪」

星花「それともここで…」

凛「飛騨牛……」ボソッ

星花「あっ」

星花「そうでしたね。さんまち通りで飛騨牛の食べ歩きを……」

凛「ラーメン……」

星花「どうされます? 凛さんが食べたい方で」

凛「……」

凛「飛騨牛にするよ。ラーメンの味はゲームの外で、実際に行って確かめる」

星花「そうですか。すみません」

凛「何で謝るの? 星花は悪くないよ」フフッ

凛「むしろ感謝しなきゃ。色々案内してくれて」

星花「務めですから。とはいえ、凛さんと観光できて」

星花「とても楽しかったですわ♪」

凛「私もだよ。ありがとう」ニコッ


――――

まゆ「……」ポー

星花「神戸牛の味、思い出していらっしゃるようですね」

まゆ「え? あ……はい。記憶に残る味です」

まゆ「神戸牛だけじゃなく、明石焼き、カニ、ぼたん鍋」

まゆ「出石そばにそばめし。ゲームの中ですけど、兵庫グルメの魅力に囚われちゃいました」

まゆ「今度は現実で、この舌で直接味わいたいと思います!」

まゆ「神戸牛はちょっと手が出ないですけど」エヘヘ…

クラリス「お料理のことを上手くお伝えできるが不安だったのですが」

クラリス「言葉なんていりませんでしたね」フフ

まゆ「そんなことありません! クラリスさんがいたからこそです」

まゆ「紹介してくださってありがとうございました」ペコリ

クラリス「お気になさらず」ニコニコ

クラリス「もうそろそろサイコロを振る時間ですわ」

まゆ「1回休みもこれで終わりですか」

まゆ「凛ちゃんもまた休みになってくれたし、ゆったり過ごせました♪」スッ

まゆ「それでは、もーっと距離を広げるとしましょう!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   岐阜  静岡  愛知  三重
凛  ●☆○ ○○○ ○×○ ○○○

   兵庫  奈良  和歌山 鳥取
まゆ ●○○ ○☆○ ○☆○ ○☆○


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください


まゆ:5マス進む


【進行状況】

   岐阜  静岡  愛知  三重
凛  ●☆○ ○○○ ○×○ ○○○

   兵庫  奈良  和歌山 鳥取
まゆ ×○○ ○☆● ○☆○ ○☆○


まゆ「5マス、まあまあですね」

まゆ「ではクラリスさん、またお会いしましょう!」

クラリス「はい、また♪」ヒラヒラ

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「南京町も必ず行こう」ボソッ

まゆ「ということで奈良県にやって来ましたけど」

まゆ「ここは……神社?」

ステーンッ

???「痛い!」

まゆ「!!」

まゆ「歌鈴さん! 大丈夫ですか?」

歌鈴「は、はい……ちょっと転んだだけなので」

ここまでにします
書いてる側も、勝負を忘れて観光要素につられそうになってます…
色んなアイドルでこのすごろくやるのも面白そうですね

>>108
ネットで必死に調べた知識なので、現地の人からすると浅いと思うのですが
そう言っていただけると嬉しいです

すみません、再開は明日になります…
20時くらいに始めます

歌鈴「えっと、ようこそ大神神社へ!」

歌鈴「ここは島根県の出雲大社、三重県の伊勢神宮と並ぶ」

歌鈴「日本最古の神社です。大宮神社の神様は、古墳時代よりも前から祀られていたんですよ!」

歌鈴「主祭神は大物主大神。配神は大己貴神、少彦名神です!」

まゆ「しゅさいしん?」

歌鈴「普通、神社は複数の神様をお祀りしているんです」

歌鈴「その中で主として祀られる神様を主祭神、それ以外の神様を配神などと言います」

まゆ「へー」

歌鈴「アイドルに例えるなら、ライブステージに立つセンターとサイドですね!」

まゆ「それは例えとして適切なんでしょうか……」

まゆ「というか、一度も噛みませんでしたね?」

歌鈴「何度も練しゅ……神社にまつわる事なら平気なんです!」

まゆ(努力の結晶ですか)

まゆ「神社の説明ありがとうございます。でも」

まゆ「こんな場所で勝負なんて荒々しいことしていいんですか?」

歌鈴「勝負という名の修行ですから大丈夫でふ!」

歌鈴「あう、噛んだ……」

まゆ「修行!? な、何をするんですか?」

歌鈴「身構えないでください! 大それたことはしませんから」

歌鈴「私たちが行うのは、平常心対決です。神社は神様の領域ですから」

歌鈴「邪な感情を捨て去らねばなりません。つまり欲望のことです」

まゆ(お参りで神様にお願いするのって、あれ直接欲をぶつけてますよね?)

歌鈴「今から目の前に、私とまゆさんの欲を煽るホログラムが映し出されます」

歌鈴「ですが! 絶っ対に気持ちを揺るがしてはいけません! 心を清らかにしてください」

歌鈴「静かな水面をイメージするといいです。バシャバシャして乱さないように」

まゆ「分かりました」

歌鈴「ホログラム動作と審査を担当するのは晶葉ちゃんです!」

晶葉『任せろ!』

歌鈴「始めますよ、いいですか?」

まゆ「待ってください。すー……はー……」

まゆ「……はい。大丈夫です」

歌鈴「私もですっ!」

晶葉(2人の欲を煽るもの……これでいいか)

晶葉『では行くぞ! よーい』

晶葉『スタート!』

ブンッ


↓1 歌鈴

↓2 まゆ


コンマ一桁 偶数なら平常心、奇数だと揺れ動く 5回やります


歌鈴:×・・・・

まゆ:○・・・・


P『まゆ』

まゆ「!!」

まゆ(やっぱりプロデューサーさんできましたね)

まゆ(ううん、平気。今のまゆはどんなものを見せられても冷静)

P『まゆ、好きだよ』

まゆ「……」

P『愛してる』ニコッ

まゆ「……っ」

晶葉(水面が乱れてきたぞ)

まゆ「すー……はー……」

まゆ「……」

晶葉(ほう、落ち着かせたか。やるじゃないか)

晶葉(歌鈴の方は……)

歌鈴「あ、あわわ……!」

晶葉(バシャバシャ揺れてるな)

晶葉(そろそろ違うのを映すか)

ブンッ

歌鈴・まゆ「!!」


↓1 歌鈴

↓2 まゆ


コンマ一桁 偶数なら平常心、奇数だと揺れ動く

P『まゆ』スタスタ

まゆ(またプロデューサーさんだ。大丈夫、耐えてみせる)

P『おいまゆ、聞いてるのか?』

ドンッ

まゆ「!!」

まゆ(う、後ろに壁が現れて……壁ドンを……!)

晶葉(乱れてきた)

P『まゆ』ズイッ

まゆ(か、顔が近い! これは破壊力が……!)

まゆ「すー、はー、すー、はー……」

まゆ「……」

晶葉(おお、無表情になると共に心も穏やかに!)

晶葉(すごいぞまゆ、欲をコントロールできるんだな!)

晶葉(歌鈴は……)

歌鈴「……」

晶葉(今度は動じないか、やるな。ピクリともしないぞ)

晶葉(それじゃあこれはどうかな?)

ブンッ


↓1 歌鈴

↓2 まゆ


コンマ一桁 偶数なら平常心、奇数だと揺れ動く


歌鈴:×○○・・

まゆ:○○×・・


歌鈴「ん? ふぇっ!?」カァァ

歌鈴「だ、ダメダメ! ふぅーー……」

まゆ(何に動揺したんだろう)

晶葉(お互いのホログラムは見えてないから気になるだろうな)

歌鈴「すぅー……ふぅーー……」

歌鈴「……」

晶葉(落ち着いたか。危うかったが)

晶葉(一方まゆは)

P『まゆ』

まゆ(プロデューサーさんバスローブバージョン!?)

P『一緒に寝ようか。おいで』

まゆ(せ、セクシーすぎる……♡)ハァ ハァ

晶葉(欲望の嵐で水面がすごいことに)

晶葉(さて、次のホログラムを)

ブンッ


↓1 歌鈴

↓2 まゆ


コンマ一桁 偶数なら平常心、奇数だと揺れ動く


歌鈴:×○○×・

まゆ:○○××・


歌鈴「うぐ……美味しそう……」ジュルリ

歌鈴「お腹が空いて……」

晶葉(歌鈴の好物で責めるぞ)

歌鈴「に、匂いが……だめぇ……」エヘヘ

晶葉(ふっ、堕ちたか)

まゆ「プロデューサーさぁん」ギュー

P『アイラブユー』

まゆ「ミートゥー♡」

晶葉(まゆのやつ欲を抑える気ないな。長く助手と触れてないせいか?)

晶葉(ここまで両者互角……次で決まるな)

晶葉(さあ! これを耐えることができるか!?)

ブンッ


↓1 歌鈴

↓2 まゆ


コンマ一桁 偶数なら平常心、奇数だと揺れ動く 互角の場合、数字の大きい方が勝ち


歌鈴:×○○××

まゆ:○○××○


歌鈴「こ、これはぁ……♡」

まゆ「はぁ、はぁ……♡」

晶葉(歌鈴もまゆも、魅力にあてられているな)

晶葉(引き分けか)

歌鈴「だ、ダメなのに……欲を抑えなきゃいけないのに……!」

歌鈴「体が勝手に吸い寄せられて……」

晶葉(いや、歌鈴はまだ抵抗の意思が見られる)

晶葉(よってこの勝負は……ん?)

まゆ「……」

晶葉(何!?)

晶葉(まゆが正座して平静を保っているぞ! いつの間に!)

P『まゆ。結婚しよう』

まゆ「……」

晶葉(求婚する助手を物ともせず……ここに来て我に返ったか)


――――

晶葉『結果を発表する!』

歌鈴・まゆ「……」ドキドキ

晶葉『平常心対決、勝者は……まゆだ!』

まゆ「本当ですか!?」

歌鈴「やっぱり! 欲に負けてしまう時がかなりあったし……巫女なのに」シュン

まゆ「私もですよ!」

晶葉『僅差かと思われたが、最後の最後でまゆが平常心を保っていたからな!』

晶葉『それが審査に響いたんだ!』

歌鈴「ダメですね私……もっと心を清めないと」

まゆ「あの、すごく気になってるんですけど」

まゆ「歌鈴さんは何が見えてたんですか?」

歌鈴「好きな食べ物とか。あとは……」

歌鈴「……秘密です」ポッ

まゆ「そこまで言ったんですから教えてくださいよぉ」

歌鈴「い、卑しいですよまゆさん!」

まゆ「卑しいものだったんですか?」

歌鈴「違いましゅ! あう……噛んだ……」

まゆ「私が見たもの教えますから」

歌鈴「ダメです!」スタタタッ

まゆ「あっ、逃げた!」

ステーンッ

晶葉(転んだ)

まゆ「大丈夫ですか!?」

――――

凛「……」

星花「凛さん、手が止まってますけど」

星花「もうお腹一杯なんですか?」

凛「羨ましい」

星花「え?」

凛「私もプロデューサーにあんなこと言われたい……」

凛「晶葉に頼もう」パクッ モグモグ

晶葉『それはできないぞ!』

星花「あら、話をすれば」

凛「モグモグ、モグモグ……ゴクン」

凛「何で? ちょっとくらいいいでしょ」

晶葉『勝負以外では使わないようにとプログラムされてるんだ!』

凛「……」

晶葉『残念だったな!』

凛「じゃあ、そういう勝負ができれば」

凛「私のワガママ聞いてくれる?」

晶葉『叶えられる範囲内ならな!』

凛「よし……ごちそうさま!」

凛「次の目的地へ、サイコロスタンバイ!」スッ

星花「大きな目が出るように、祈りを捧げます」ギュッ

凛「ありがとう。星花と過ごした時間、忘れないよ」

晶葉(これから死地に向かうようなセリフだな)

凛「サイコロさんお願いします、良い数字をお願いします」

凛「ていっ!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   岐阜  静岡  愛知  三重
凛  ●☆○ ○○○ ○×○ ○○○

   兵庫  奈良  和歌山 鳥取
まゆ ×○○ ○☆● ○☆○ ○☆○


↓1 コンマ一桁 0は10


凛:10マス進む

【進行状況】

   三重  滋賀  京都  大阪
凛  ○●○ ○○○ ○○○ ○○○

   奈良  和歌山 鳥取  島根
まゆ ○☆● ○☆○ ○☆× ○☆○


凛「よし! よしっ!!」グッ

星花「やりましたね凛さん!」

凛「星花が祈ってくれたおかげだよ」

凛「じゃ、行ってくるね」

星花「幸福を願っています」ニコニコ

ビュンッ

――――

ビュンッ

凛「よっと、三重県に到着」

凛「まだまゆと16マスの差があるんだよね……」

???「あの……」

凛「常に10を出すくらいの勢いじゃないと」

凛「その前に、アイドルを倒してプラス2の恩恵を…」


???「あの!」

凛「!」ピクッ

智絵里「凛ちゃん……こんにちは」

凛「智絵里。ひょっとして私の相手?」

智絵里「うん、ここに配置されたの……」

智絵里「どこか分かる?」

凛「プールとか乗り物が見えるから」

凛「アミューズメントパーク?」

智絵里「あたり! ナガシマスパーランドっていうの……」

智絵里「巨大プールやウィータースライダーで、泳ぎを楽しむことができるし……」

智絵里「ジェットコースターやお化け屋敷、観覧車もあって」

智絵里「子供が喜ぶこと間違いなしの、夢のようなところなんだよ」

智絵里「近くにホテルもあるから……まとまった休みに家族で行くのに最適なの」

凛「これでもかってくらいヨイショ宣伝したね」

智絵里「そ、そんな……私も行ったことあって、楽しかったし……!」アセアセ

智絵里「大げさなんかじゃないよ? 本当に!」

凛「分かってるって。こうしてパッと見ただけでも面白そうだもん」

凛「それで、このナガシマスパーランドで何をするの?」

ここまでにします
少しペースを上げて、20時から開始にしていきたいと思います

智絵里「プールを使うの……」

智絵里「まずはサーフィンプールっていうプールで、息止め対決」

智絵里「次にウォーターチューブっていうスライダーで、悲鳴ダメ対決」

智絵里「最後に、流水プールで流れに抗え対決」

凛「水三昧だね」

智絵里「先に2勝したら勝ちだよ……だから」

智絵里「流れるプールは使わないことになるね」

凛「へ? 何で?」

智絵里「だって……わ、私が先に2勝しちゃうから……!」バンッ

凛(いつになく強気だ。やれって言われたのかな)

凛(正直可愛いだけだけど……)

凛「面白い冗談だね。先に2勝するのは私だよ!」ドンッ

凛(とりあえずノっておこう)

智絵里「あとで吠え面かかないでね……!」バンッ

凛「こっちのセリフ!」ドンッ


――――

晶葉『第1回戦は息止め対決! フィールドはサーフィンプールで行うぞ!』

晶葉『両者、息を整えろ!』

智絵里「ふー……」

凛「すぅー……」

凛(息止めか。時間測ったことないな)

晶葉『ルールの再確認をしておく! 私の合図と共に、2人は息が続く限り』

晶葉『水の中に潜る! そして我慢できず、先に水面から顔を出してしまった方の負けだ!』

晶葉『いいな?』

智絵里・凛「うん(……)!」

晶葉『よし! では、位置について!』

晶葉『レディー……ゴー!!』

智絵里「……!!」ザプンッ

凛(何でそこだけ英語?)ザプンッ

凛「……」

智絵里「……」

智絵里・凛「……」

晶葉(2人共、いい感じだな)


↓1 智絵里

↓2 凛

持ち点200からコンマ二桁をマイナスしていき、0になった方の負け


智絵里:108

凛:188


智絵里「……」プクプク

晶葉(智絵里の水面から泡が。まさかもう限界なのか)

凛「……」

晶葉(凛はまだ平気そうだな)

凛「……」

凛(日頃レッスンで鍛えてる肺活量を存分に活かせるよ)

凛(智絵里はっと)チラッ

智絵里「……!」プクプク

凛(口と鼻から泡が出てきてる)

凛(これは案外余裕でいける?)

智絵里「っ……!」


↓1 智絵里

↓2 凛

コンマ二桁をマイナス


智絵里:35

凛:145


智絵里「……っ!!」ブクブク

凛(もうそろそろ限界みたいだね)

凛(私はちょっと息苦しくなってきた程度だし、このままいけそう)

智絵里「……! ……っ!」ブクブク

智絵里「……っ……!!」ブクブク

凛(手で口を抑えて、何とか持ちこたえようとしてる)

凛(顔真っ赤だ)

智絵里「……!」

凛(ん? 私を見て……こっちに近づいてくる?)

凛(一体何を……)

凛(……ま、まさか……!)

ガシッ

智絵里「……!」ギュー

凛(やっぱり! 私に攻撃を仕掛けて……!)

凛(反則でしょこれ!)


↓1 智絵里

↓2 凛

コンマ二桁をマイナス


智絵里:0

凛:93


凛「……!!」ブクブク

凛「……っ」グイグイ

智絵里「……!」ムギュー

凛(くっ、全然離れない。道連れにする気!?)

凛(そうはさせないよ。そっちが攻撃するなら)

コチョコチョ

智絵里「!?」ゴボボッ

凛(こっちは反撃する! くすぐり攻撃!)コチョコチョ

智絵里「っっ……!! っ……っ……!!」ガボゴボ


ザバッ


智絵里「ぷはっ! はぁ……はぁ……」

晶葉『智絵里の呼吸を確認! よって勝者は凛だ!』

ザバッ

凛「ふぅ……まずは1勝!」

智絵里「うぅ……卑怯な手を使って負けるなんて……」

凛「何であんなことしたの」

智絵里「ぷ、プログラムされてて……」

凛「おのれ晶葉!」

晶葉『そういう仕様なんだから仕方ない!』

晶葉『妨害は禁止されてないから、どんどんやってくれていいぞ!』

凛「よりによって智絵里相手に」

智絵里「でも、次は1人ずつ挑戦する対決だから……妨害はないよ」

――――

晶葉『ウォーターチューブは、寝そべったままの状態で』

晶葉『水が流れる円筒の中を滑っていくスライダーだ!』

晶葉『急旋回したり急降下したり、スリル満載だぞ!』

凛「これを滑って、最後まで悲鳴を上げなきゃいいんだね」

晶葉『その通り!』

凛「どの程度ならセーフ? 『きゃっ』や『ひっ』みたいな小さな悲鳴は?」

晶葉『アウトだ! 小さくても悲鳴は悲鳴だからな!』

凛「了解。智絵里、どっちが先に滑る?」

智絵里「……」

凛「智絵里?」

智絵里「えっ、あっ……どっちでもいいよ……」

凛(かなり不安そう)

凛「智絵里が決めていいよ。さっき私が勝ったから」

智絵里「じゃあ後攻で……」

凛(即答。どっちでもよくなかったみたいだね)

――――

凛「私の目の間に飛んでるこれ、何?」

凛「ハリーポッターのクディッチに出てくる黄金のスニッチみたいなやつ」

晶葉『挑戦者の顔を撮影するための小型浮遊カメラだ!』

晶葉『対象がどんなにスピードを出そうがずっと追い続けて、しっかりと顔を映すんだ!』

晶葉『これで悲鳴を上げたか判断するぞ!』

智絵里「可愛い……」

凛「オッケー。ちょっと恥ずかしいけど」

凛「気を引き締めていくよ」スッ

晶葉『スタンバイできたな! それでは始めよう!』

晶葉『空中モニターを出してっと』ブンッ

智絵里「凛ちゃんの顔が映ってる」

晶葉『今回は合図を出さない! 自分の好きなタイミングでスタートしてくれ!』

凛「分かった」

凛「すー……はー……渋谷、いきます!」シュッ


シャアアアアアアア


凛「……!!」

凛(こ、これはなかなか……!)

晶葉『目を見開いている! ビビってるな!』

智絵里「怖そう……」


↓1 コンマ二桁 3回やって合計し、100を越えたら悲鳴


凛:30


凛「ッ……!!」

晶葉『強ばった表情で固まってるな!』

智絵里「怖そう……」

晶葉『悲鳴を上げないよう我慢しているのか!』

晶葉『悲鳴を上げることすらできないほど怖いのか!』

凛(こここ、怖い!!)

凛(口開いたら間違いなく声出ちゃう!)

シャアアアアア

凛(ひっ!? 体が揺さぶられる!)

晶葉『凛、頑張ってるな!』

智絵里(気が気じゃないよぉ……)ソワソワ


↓1 コンマ一桁 30にプラスして100を越えたら悲鳴


凛:37


凛「んっ……!!」

晶葉『お!? 今微かに声が……!』

智絵里「でも悲鳴じゃなかったような」

晶葉『そうだな! 今のはセーフだ!』

凛「……!!」キリッ

晶葉『おっと? 凛の顔つきが凛々しくなったぞ!』

晶葉『これは覚悟を決めた顔だ! 恐らくちょっとやそっとの事じゃ動じないぞ!』

晶葉『当然悲鳴など上げないだろう!』

凛(あとちょっと! あとちょっとで終わる!!)

凛(頑張れ私!)


↓1 コンマ二桁 37にプラスして100を越えたら悲鳴


凛:70


シャアアアアアア

凛(出口が見えた!!)


ザパァァァァン


智絵里「り、凛ちゃんすごい……!」

晶葉『悲鳴を上げなかったな!』

凛「ぷはっ」ザバッ

凛「ふー……やった。自分を貫いたよ!」

――――

晶葉『これで智絵里は引き分けに持ち込むしかなくなったな!』

凛「引き分け?」

晶葉『悲鳴を上げなければ引き分けになるぞ! その場合、次の勝負に移る!』

智絵里「……」プルプル

晶葉『……この調子だと、滑り出した瞬間に悲鳴を上げそうだが』

凛「頑張れ智絵里」

智絵里「ふ、ふっ……勝者の余裕を見せてるのも今のうちだよ……」プルプル

智絵里「必ず引き分けになって、3回戦に持ち込むから……!」プルプル

凛(強気なキャラを守ってるんだね。健気、そして可愛い)

晶葉『カメラも位置についた! 好きなタイミングで始めてくれ!』

智絵里「四葉のクローバー……私に力を……」スッ

凛(どこから取り出したの)

智絵里「いきます……!」シュッ


シャアアアアアアア


智絵里「っっ……!!」

凛「口を開けてあわあわしてる」

晶葉『悲鳴を上げたいが言葉にならない』

晶葉『と言った感じだな! このまま続けばいいが』

智絵里(これ、ダメ……! 速いよぉ……!)

智絵里(か、カーブで体が揺すられる……!)

智絵里「ぴっ」

晶葉・凛「!!」

凛「今……」

晶葉『いや、セーフだ! ハッキリ聞き取れなかった!』


↓1 コンマ二桁 3回やって合計し、100を越えたら悲鳴


智絵里:74


智絵里(も、持ちそうにない……凛ちゃん、こんなのを我慢したの?)

智絵里(ひぃやぁぁぁぁ!)グワングワン

凛「カーブするごとに頭が大きく揺れてる」

晶葉『一杯一杯のようだな! これは決まりか?』

智絵里(ま、負けたくない……堪えて……堪えてみせる……!)ウルウル

凛「悲鳴の前に涙が……」

智絵里(こ、怖いって考えちゃダメ……! 楽しいって思わないと……)

智絵里(楽しい、楽しい……これは楽しい)

晶葉『限界が近づいているようだ!』

凛「目がぐるぐるしてる」


↓1 コンマ二桁 74にプラスして100を越えたら悲鳴


智絵里:91


智絵里「ぴゃっ」

晶葉・凛「!!」

凛「今の悲鳴?」

晶葉『ぴゃっ、は予想外だったな! ノーカウントだ!』

晶葉『しかし、次からは「ぴゃっ」も悲鳴に含むぞ!』

智絵里(も、もうダメ……これ以上は……)

智絵里(我慢なんて……!)

智絵里「……!」パクパク

晶葉『口がぱくぱくし出したぞ!』

凛「悲鳴まで秒読みの段階! けど、あと少しでゴールだ」

晶葉『どうなる!?』

智絵里「……っ!!」


↓1 コンマ二桁 91にプラスして100を越えたら悲鳴


智絵里:180


凛「頑張れ智絵里!」

智絵里「……っっ!!」

智絵里「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!」


ザパァァァァン


晶葉『智絵里の悲鳴を確認! 勝者、凛!』

凛「智絵里ー! 大丈夫!?」

智絵里「ぷはっ」ザバッ

智絵里「もうちょっとだったのに……うう」

晶葉『私たちも下へ降りよう!』

――――

晶葉『結果発表!! は、しなくてもいいか!』

凛「そんなに落ち込まないでよ智絵里」

智絵里「……自分でもこんなに弱いとは思わなかった……」

智絵里「おかげで、せっかく用意した3回戦もできなかったし……」

凛「細かいことは気にしないで」

晶葉『やりたいならやるか? 第3回戦!』

凛「そういう問題じゃないと思うよ……」

智絵里「……やる」

凛「え」

智絵里「やりたい。やらなきゃもったいないし」

智絵里「個人的に、凛ちゃんに勝ちたい……!」

凛「ま、まあ智絵里がそう言うなら付き合うけどさ」

晶葉『決まりだな! 流水プールに向かうぞ!』

凛「まゆについてなくていいの?」

晶葉『プログラム晶葉は、最大4つに別れることもできるから大丈夫だ!』

晶葉『手続きが面倒だから使いたくないんだが、仕方ない!』

――――

晶葉『ということで、別れてやって来たぞ!』

まゆ「教えてくれてもいいじゃないですかぁ」

歌鈴「嫌ですっ」

晶葉(まだやってたのか)

まゆ「晶葉ちゃん! ちょうどよかったです」

まゆ「歌鈴ちゃんが見たもの教えてもらえませんか?」

歌鈴「絶対に言っちゃダメですから!」

晶葉『分かっている! まゆ、プライバシーの侵害だぞ!』

まゆ「うっ、言われてみれば」

まゆ「しつこかったですね……すみませんでした」ペコリ

歌鈴「分かってもらえればいいんですよ」ニコッ

まゆ「……晶葉ちゃん」

晶葉『?』

まゆ「求婚してくるプロデューサーさん、映してもらえませんか」

晶葉『歌鈴がダメと分かったらそれか! ダメだ!』

晶葉『あれは勝負のために映したんだ! 勝負でしか使わない!』

まゆ「けち」ボソッ

晶葉『サイコロを振りたくないようだな!』

まゆ「そ、そんなことないですよぉ! 振ります振ります!」アセアセ

まゆ「凛ちゃんが10を出したようですけど」

まゆ「それならこっちも10を出せばいいだけの話です」スッ

歌鈴「巫女の私に平常心勝負で勝ったんですから」

歌鈴「きっと神様のご加護がありますよ!」ニコニコ

まゆ「心強いですね!」

まゆ「いきます……大きい目、出てくださいっ!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   三重  滋賀  京都  大阪
凛  ○●○ ○○○ ○○○ ○○○

   奈良  和歌山 鳥取  島根
まゆ ○☆● ○☆○ ○☆× ○☆○


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください


まゆ:9マス進む+2

【進行状況】

   三重  滋賀  京都  大阪
凛  ○●○ ○○○ ○○○ ○○○

   和歌山 鳥取  島根  岡山
まゆ ○☆○ ○☆× ○☆○ ○●○


まゆ「うふふ♪ 9が出ちゃいました♪」

まゆ「プラス2をすれば11マス進む。実質10が出たも同然ですねぇ♪」

歌鈴「やりましたね!」グッ

晶葉『あー……まゆ! 喜んでいるところ悪いんだが…』

まゆ「そういえば、まだ岡山はマップに表示されてなかったので」

まゆ「どんなマスがあるか分からなかったですけど」

まゆ「晶葉ちゃん。まゆの止まった場所はどんなマスなんですか?」

晶葉『だからな、喜んでいるところ悪いんだが』

晶葉『そこは1回休みのマスだ!』

まゆ「……」

まゆ「……え?」

バタッ

歌鈴「まゆさん!? 大丈夫ですか!」

まゆ「は、はい……ちょっとビックリして倒れただけですから」

歌鈴「ちょっとビックリのリアクションじゃないですよ!?」

晶葉『現実を受け入れろ!』

まゆ「ええ、もちろんです。1回休み……まあいいでしょう」スッ

まゆ「凛ちゃんとはまだ差がありますし。岡山で羽を休めて」

まゆ「戦いに備えます! 歌鈴ちゃん、それでは!」

ビュンッ

歌鈴「焦ってましたよね」

晶葉『これで3回目だからな! そして』

晶葉『今まではどちらかが休めば、もう片方も休むという状況になっていたが』

晶葉『今の凛のマス付近には1回休みがない!』

歌鈴「つまり、差は確実に縮まるということ……」

晶葉『凛の動きに注目だな!』

――――

ビュンッ

まゆ(ううん、平気。凛ちゃんが少ない目を出せば……)

まゆ(やめよう。こんなこと考えても無駄だし)

まゆ(岡山県をじっくりと観光しよう)

ここまでにします
また明日、再開します

遅れて22時からになります

まゆ「ここは……お城。岡山城の前ですか?」

まゆ「……」

まゆ「……誰も声をかけてきません」


(5分後)


???「まゆさんっ!」スタタタッ

まゆ「あ、悠貴ちゃん」

悠貴「はぁ……はぁ……すみません、ちょっと走ってたんです」

まゆ「いいんですよ。ゆっくり呼吸を整えてください」ニコッ

悠貴「ふぅ……ふぅ……」

悠貴「ふー……も、もう平気です!」

まゆ「ゲームの不具合かと思ってビックリしました」

まゆ「晶葉ちゃん、何か言ってくれればいいのに」

晶葉『近くにいたから言うまでもないと思ってな!』

悠貴「えっと、マスの説明をしますねっ」

悠貴「まゆさんには、今から私と岡山の観光をしてもらいます」

まゆ「素敵! 岡山全体のですか?」

悠貴「それも可能ですけど、考えてあるのは数箇所を回るプランです」

悠貴「美味しいスイーツもご馳走しますよっ!」ニコッ

まゆ「スイーツ……!」キラキラ

悠貴「楽しみにしててくださいっ」

悠貴「岡山スポットその1! まずはこの岡山城ですね」

悠貴「1597年に、豊臣五大老の一人、宇喜多秀家さんが築城して」

悠貴「その後、小早川さん、池田さんの手によって整備と拡張が行われたんです」

悠貴「黒い外観から、別名烏城。または金烏城とも呼ばれています」

まゆ「綺麗ですねぇ……」

悠貴「中にも入れますよっ。天守閣には備前焼工房があって」

悠貴「土ひねり体験ができます」

まゆ「備前焼って?」

悠貴「炻器という、陶磁器の一種です。備前市周辺が産地だから備前焼きなんです」

悠貴「特に伊部地区が盛んですから、伊部焼きとも言われてますね」

――――

悠貴「岡山城を眺めながら、お菓子を食べましょう!」

まゆ「やった♪」

悠貴「座れる場所に座って、取り出すのは……」ゴソゴソ

悠貴「大手まんぢゅうですっ」スッ

まゆ「お饅頭ですね!」

悠貴「はい。北海道産の小豆で作ったこし餡を」

悠貴「備前米を使った生地で包んで、蒸すんです。餡が透けて見えるほど薄い皮が特徴です」

悠貴「どうぞ、食べてください!」

まゆ「いただきます、はむっ」

まゆ「モグモグ……んふ、上品な甘さですねぇ……美味しい♪」

悠貴「そのまま食べてももちろん美味しいですけど」

悠貴「電子レンジでちょっと温めたり、凍らしたりするとまた美味しいんですよっ!」

まゆ「へぇー、通な食べ方ですね」

悠貴「私のオススメは温めですっ」パクッ

悠貴「モグモグ……ゴクン。話は変わりますけど、まゆさん。岡山といえば何だと思いますか?」

まゆ「岡山といえば? 岡山城と大手まんぢゅう。あとは……桃太郎とか」

まゆ「きびだんごとか……」

悠貴「そして?」

まゆ「白桃……って、桃太郎にまつわるものばかりですね」

悠貴「いいんですよ」クスクス

悠貴「ある意味、私の求めていた答えです。この岡山観光が終わる頃」

悠貴「まゆさんはもっと答えてくれるはずですっ。岡山といえばの質問に!」ゴゴゴゴ

まゆ(や、やる気が視覚でも伝わってきますね)

悠貴「お饅頭、まだありますよ」スッ

まゆ「いただきます!」


――――

悠貴「私たちが今向かっているのは、岡山城から徒歩で4分くらいの場所にある」

悠貴「岡山後楽園です」

まゆ「あ! そういえば後楽園は岡山県でしたね」

まゆ「日本を代表するほどの美しい庭園なんですよね」

悠貴「そうなんですっ。後楽園から見る岡山城も、とっても綺麗なんですよ」

悠貴「あとは……見てからのお楽しみですっ♪」

まゆ「お預けとはやりますねぇ……」ウズウズ

――――

まゆ「わぁー……」

悠貴「どうですか、この景色」ニコニコ

まゆ「素敵です……風情がありますねぇ……」ウットリ

まゆ「あっ、岡山城。悠貴ちゃんの言ってた通り」

まゆ「ここから眺めるのも良いですね」

悠貴「ですよねっ。画になるんですよ、写真を撮るのにもってこいの場所で……」

悠貴「って、しまった。後楽園の説明をしないと」アハハ…

まゆ「いいじゃないですか、もう少し歩いてからで」ウフフ

頭痛が酷いので、少ないのですが今日はここまでにします…
すみません

いまさらだが先行が止まった一回休みマスやスペシャルマスの効果は一回だけにして後攻は効果なしでもよかったな
そうすれば若干勝ち筋がみえてくる後攻に

>>214
効果なしでイベントだけ起きる、みたいにしてもよかったですね
まゆの出目が凄いので仕方ない部分もありますが

悠貴「いえ、説明させてくださいっ」

悠貴「後楽園は、国の特別名勝……つまり文化財に指定されている」

悠貴「日本三大名園の一つです」

悠貴「江戸時代の始め頃に、岡山の藩主、池田さんの声によって造られたもので」

悠貴「1687年に手をつけてから、なんと14年。1700年に完成したんです」

まゆ「14年!? いえ……昔ですし、こんなに広いから」

まゆ「きっとそのくらいかかりますよね」

悠貴「ですね。なんと言ったって、総面積は133000平方メートル」

悠貴「東京ドームの約3倍ですからね」

まゆ「ひぇ……」

――――

まゆ「モキュモキュ」

悠貴「岡山といえば桃太郎。桃太郎といえばきびだんご」

悠貴「後楽園の中でも売られてるんですよっ。味はどうですか?」

まゆ「モキュモキュ……ゴクン」

まゆ「柔らかい食感と、控えめな甘さで」

まゆ「食べやすいです。次々に食べているうちに」

まゆ「いつの間にか無くなっちゃいそうですねぇ」フフ

まゆ「現に、あと一つしか残ってないですし……パクッ」

悠貴「私もです……パクッ」

悠貴・まゆ「モキュモキュ……モキュモキュ……」

悠貴・まゆ(美味しい♪)ポワーン

――――

まゆ「水面に写る景色と、本物の景色を合わせて見るこの画」

まゆ「素晴らしいですねぇ」

悠貴「現在の季節は春に設定してますけど」

悠貴「夏の青々とした木々だったり、秋の紅葉だったり」

悠貴「冬の雪景色も、ため息が出ちゃうくらい綺麗なんですっ」

まゆ「……カメラって」

悠貴「?」

まゆ「カメラって使えないんでしょうか」

まゆ「このゲーム内で写真を撮って……そう! 例えば現実に戻った時に」

まゆ「プリントアウトできるとか! 良い機能だと思いませんか?」

晶葉『残念だがそれはできない!』

まゆ「晶葉ちゃん! できないんですか?」

まゆ「でも、前に李衣菜ちゃんとコスプレ対決した時に」

まゆ「賞品としてコスプレを送ってくれるって……」

晶葉『あれは自腹だからな! 基本的には物として』

晶葉『現実に送り出してしまうのは、本物に対して無礼な行為だと思う!』

晶葉『だから頼まれてもやらない!』

まゆ「無礼……なるほど……」

悠貴(できるにはできるんだ)

まゆ「理解しました、すみません」

まゆ「だけど、それを言ったらこうして体験してるのもダメじゃないですか?」

晶葉『その通りだ!』

まゆ「認めちゃうんですね……」

晶葉『これ以上は突っ込まないでくれ! 私の存在が危うくなる!』

晶葉『大前提として宣言するが、このゲームは本物をリスペクトしているぞ!』

晶葉『本物と瓜二つなほど精巧なコピーだが、それは本物の良さを分かってもらいたいからだ!』

まゆ(弱気になってる?)

まゆ「大丈夫です、分かってますよ」ニコッ

まゆ「ちょっと深入りしちゃいましたね。後楽園、もっと観賞しましょうか」

悠貴「はいっ」


――――

まゆ「後楽園、良いところでした♪」

まゆ「さすが文化財に指定されるほどですね」

悠貴「晶葉さんの言ったことじゃないですけど」

悠貴「現実でもぜひ行ってくださいね! やっぱり本物は違うと思うので」

まゆ「もちろんです!」ニコニコ

まゆ「次は確か、井倉洞? っていう場所に向かうんですよね」

まゆ「洞窟ですか?」

悠貴「はい。着いてからのお楽しみですっ」

まゆ「またお預けなんて……」

――――

悠貴「ここですね。岡山県の天然記念物、井倉洞」

まゆ「山………というか、岩……?」

まゆ「どういうところなんですか?」

悠貴「入ってみれば分かります♪」

まゆ「気になるじゃないですかぁ……」


――――

まゆ「……」

悠貴「答えは、鍾乳洞でしたっ」

悠貴「綺麗ですよね? 新見市の井倉、阿哲台地の石灰岩地帯に」

悠貴「ながーい間、雨水などが浸食してできたんです」

悠貴「ほら、天井からぶら下がってるような石があるじゃないですか?」

悠貴「あれがつらら石。下からタケノコみたいに出来てるのが石筍っていうんですよっ」

まゆ「……」

悠貴「照明に照らされて、幻想的ですよね」

悠貴「……まゆさん?」

まゆ「……」ポー

悠貴(ふふ、見とれてるみたい)

――――

まゆ「人の手によって作り出したものも綺麗ですけど」

まゆ「自然が作り出したものは、また違う魅力がありますね……」

悠貴「お話の中に出てくるような場所ですよねっ」

まゆ「本当に素敵……」

少なめですがここまでにします
明日は再開できるか分からないのですが、できれば20時に

乙乙
コンマなんだし出遅れた方は休みなしとかいらんよ
出遅れた方に勝ち筋をー、とかやるときりがなくなる

>>223
確かに、結局低い数字が出てしまうと
追いつけるものも追いつけないですね
ともあれ、設定は変えずこのまま続けていきます

そしてすみません、再開は朝の10時からにします

まゆ「そういえば、スマホを使えば写真撮れますね」

悠貴「あっ、言われてみれば」

まゆ「もちろん撮りませんよ」フフ

まゆ「晶葉ちゃんの言ったこともそうですけど」

まゆ「たまには撮影せず、こうして眺めるだけでもいいかも」

まゆ「記憶に刻んで、思い出としてしまっておいたら」

まゆ「もっと特別になると思いませんか?」

悠貴「今の世の中は、写真や動画とか」

悠貴「形として残せる手段がたくさんありますからね」

まゆ「恋人をデートに誘う時にも使えますよ」

まゆ「こんな感じの素晴らしい景色を見たんだけど、写真が無いから上手く説明できなくて……」

まゆ「よかったら今度見に行かない? なんて」

悠貴「東京からだと宿泊コースですね」アハハ…

悠貴「でも素敵ですっ!」

まゆ「悠貴ちゃんは、好きな人いないんですか?」

悠貴「えっ」

まゆ「学校の勉強とか、アイドルのお仕事とかで」

まゆ「忙しいとは思いますけど、想いを寄せている人の一人くらい」

悠貴「私はプログラムなので……答えられませんよ」

まゆ「ということは、いるんですね!」キラキラ

悠貴「い、いませんっ」

まゆ「うふ、バレバレですよ♪ そうと分かれば」

まゆ「徹底的に突き止めなきゃいけませんねぇ♪」

悠貴「どうぞご自由にっ。いないんですから答えようがないですし」プイッ

――――

悠貴「着きましたね! ここが今日泊まるホテルです」

悠貴「湯郷温泉に入れるんですよっ」

まゆ「湯郷温泉?」

悠貴「岡山県の美作三湯という、3つの温泉のうつの1つです」

悠貴「鷺の湯とも呼ばれる、全国に知られた名湯なんですよ」

まゆ「名湯……!」

悠貴「あと、美肌作りの湯としても女性に人気ですっ」

まゆ「美肌……!」

まゆ「これは入るしかないですねぇ♪」

――――

カポーン

まゆ「ふぅ……」

悠貴「気持いい……」

まゆ「……」ジー

悠貴「な、何ですか?」

まゆ「こういう時に恒例の、身体チェックです」

まゆ「悠貴ちゃんもお肌綺麗……これが若さ……」

悠貴「ふふっ、3歳しか違わないじゃないですか」

まゆ「触っても?」

悠貴「えー、恥ずかしい……」

まゆ「私も触っていいですから♪」

悠貴「分かりました……」

まゆ「すべすべ」サワサワ

悠貴「……」

まゆ「……」サワサワ

悠貴「も……もういいですよねっ?」ササッ

まゆ「あ、ごめんなさい。やりすぎちゃった……」

悠貴「いいんです。その代わり私も」ソー

サワサワ

悠貴「わっ、すごい。見た目だけじゃなく手触りも」サワサワ

まゆ「大げさですよ」ニコッ

まゆ「……悠貴ちゃんの好きな人」

悠貴「!」ピクッ

悠貴「掘り返すんですかっ? 終わったと思ったのに!」

まゆ「突き止めるって言ったじゃにないですか」ウフフ

まゆ「誰でしょうねぇ……学校かな? それともお仕事関係?」

悠貴「……」

まゆ「その顔を見るに、学校の男の子じゃないですね」

悠貴「顔だけで分かるはずないですっ」

まゆ「……」ジー

悠貴「う……」

まゆ「……」ジーー

悠貴(近い)

悠貴「もー……分かりました」

悠貴「気になってる人ならいます」

まゆ「同級生?」

悠貴「そこまでは言えませんっ! お、怒りますよ!」

まゆ「あは、ごめんね。もうやめるから」

まゆ「突き止めるって言ったけど、いることが分かっただけで充分」

悠貴「確信してなかったんですね……」

まゆ「うん、カマをかけただけ♪」

まゆ「応援してますから、頑張ってくださいね」

悠貴「気になってるだけですから! それに」

悠貴「……いえ、何でもないです」

まゆ「何ですか? 気になります」

すみません、中断します
再開は17時頃に

再開できずすみませんでした…
今日から8時に始めていきたいと思っています

無理せずマイペースでええんやで

>>233
ありがとうございます

すみません、遅れてしまいましたが
今から始めていきます

悠貴「忘れてくださいっ」

まゆ「今言おうとしたことだけは喋ってもらいますよぉ」ニコニコ

悠貴「うぅ……」

悠貴(まゆさんには言えないって言おうとしたんだけど)

悠貴(しまった……口を滑らせちゃったなぁ……)

悠貴「あっ! そういえばさっきのお料理、すごく美味しかったですよねっ!」

まゆ「その話はあとでたっぷりしましょう」

まゆ「さあ、早く教えて? なんて言おうとしたの?」ズイッ

悠貴「あ、あはは……」

悠貴(絶対言えないっ! 上手く言い訳しないと!)

――――

晶葉『勝者、智絵里!!』

智絵里「やった……!」グッ

凛「やるじゃん智絵里……まさかこんな底力を秘めてたなんて」

智絵里「えへへ、それほどでも……」

智絵里「凛ちゃんも、すごい追い上げで」

智絵里「危うく負けちゃうところだったよ……」

凛「何言ってんの、結構距離あったじゃん。謙遜しちゃって、このこの」グイグイ

智絵里「えへへ……」テレテレ

晶葉『凛! サイコロタイムだぞ!』

凛「え? あ、まゆもう終わった……っていうか」

凛「1回休みに止まってるじゃん! やったね」

晶葉『これはチャンスだぞ!』

智絵里「1回休みマスはこの辺にないし」

智絵里「確実に差を縮められるね!」

凛「うん。でも、肝心なのはどれだけ縮められるか」

凛「5以下は絶対に出したくない。出しちゃいけないよ」スッ

智絵里「四葉のクローバーに願いを込めるよ……!」

凛「ありがとう! はあっ!」ポイッ

コロコロコロ

晶葉(ごく自然にフラグを立てたな)


【進行状況】

   三重  滋賀  京都  大阪
凛  ○●○ ○○○ ○○○ ○○○

   和歌山 鳥取  島根  岡山
まゆ ○☆○ ○☆× ○☆○ ○●○


↓1 コンマ一桁 0は10


凛:7マス進む+2

【進行状況】

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
凛  ○●○ ×○○ ○☆○ ○☆○ 

   和歌山 鳥取  島根  岡山
まゆ ○☆○ ○☆× ○☆○ ○●○


凛「7! つまり進めるのは9!」

智絵里「よかったぁ……」ホッ

凛「智絵里がお願いしてくれたおかげだね」フフ

凛「行ってくるね」

智絵里「えっ。ま、待って」

凛「名残惜しいのは分かるよ。私ももっとここで智絵里と遊びたいし」

凛「けどそういうわけにもいかないんだ。ごめんね」

智絵里「そうじゃなくて…」

凛「また必ず遊びに来るから」ニコッ

ビュンッ

智絵里「……水着のままだけど、いいのかな……」

晶葉『移動中に着せ替えしておくから安心しろ!』

智絵里「よかった……」


――――

ビュンッ

凛「大阪といえば……道頓堀に通天閣、たこ焼きやお好み焼きとか」

凛「食べ物が関わる勝負かな? それとも…」

凛「!!」

凛(しまった、そういえば私水着のまま……!)ササッ

凛「あれ、ちゃんと服着てる」

晶葉『私が操作しておいたんだ!』

凛「ありがとう。こんな人の多い場所で水着姿を晒すなんて恥ずかしいし」


???「惜しいなー! 水着やったらウチが気持ちよくツッコミ入れたのに!」

凛「うっ……この声は……」


凛「笑美」

笑美「なんや、嫌そうな顔して」

凛「だって……笑美が出てきたってことはだよ」

凛「リアクションとか漫才とかで勝負するんでしょ? 自信ないよ……」

笑美「まあ……ウチも最初はそのつもりやったんや」

笑美「張り切ってこのゲームのデータ記録に臨んだまではよかった!」

笑美「けども」

凛「違ったの?」

笑美「とりあえず先に、この目立つ建物の説明するで!」

笑美「世界最大級という触れ込みの『海遊館』や! この水族館は」

笑美「天保山ハーバービレッジっちゅう複合型アミューズメント施設の内の1つでな」

笑美「他には、買い物を楽しめる天保山マーケットプレースに大型観覧者」

笑美「遊覧船に乗れたりホテルに止まれたり、ファミリー、カップル、その他諸々が楽しめるところなんや!」

笑美「それらの詳しい説明はひとまず置いといて」

笑美「海遊館な! ここに入れば、たちまち魚たちの魅力に心を奪われる」

笑美「そのくらい綺麗な展示や。特に、夜の海遊館は見物やで~」

凛「へぇ……プロデューサーとデートに行きたい場所がまた増えたよ」

笑美「相変わらずやな。ほんで」

笑美「勝負の内容なんやけど……デートや」

凛「は?」

笑美「海遊館でのデート対決や! う、ウチは反対したんやで?」

笑美「お笑いの勝負にした方が絶対盛り上がる言うて! けど晶葉は聞く耳持たず……」

今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます

笑美「まあええわ。いつまでもうだうだ言ってる場合ちゃうし」

笑美「進行できひんからな。ざっくり説明するで~!」

笑美「今から先攻後攻を決めて、それぞれ海遊館を1時間ずつ回るんや」

笑美「ウチらはかわいい彼女やから、彼氏にかわいさをアピールせなならん」

笑美「で、全部終わったらどっちがかわいかったかを決めてもらうんや」

笑美「質問は?」

凛「はい!」スッ

笑美「どうぞ!」

凛「彼氏役は誰!? プロデューサー!?」キラキラ

笑美「そやなぁ……ウチらの身近にいる男の人言うたら」

笑美「ファンの人かスタッフさんか、身内かプロデューサーか」

笑美「その中で彼氏役に抜擢できるのは、プロデューサーくらいやな」

凛「じゃあ……!!」

笑美「ちゃうで」

凛「……」シュン

笑美「テンションの変わり用エグいな」

笑美(哀愁がすごくて、そこはコケるとこやろ! ともツッコめんわ)

笑美「ごめん……期待させて」

凛「いいんだよ……」

笑美「気を取り直すけど」

凛「うん」

笑美「じゃあ……彼氏役はアイドルにやってもらうで!」

笑美「この人や!」ジャーン


瑞樹「登場しづらいわ……」スタスタ

笑美「すみません」

凛「瑞樹さんが彼氏役?」

瑞樹「意外かしら。大阪クールアイドルの中では」

瑞樹「一番イケメン役が似合うと思うんだけど?」キリッ

凛(恵磨さんとか愛結奈さんとか、それこそ水族館なんだから)

凛(櫂さんとかいると思うんだけどな)

瑞樹「何か言いたそうね」フフ

凛「滅相もないです! 瑞樹さんの男装見てみたい!」

>>245

× 瑞樹「意外かしら。大阪クールアイドルの中では」

○ 瑞樹「意外かしら。大阪アイドルの中では」 です

瑞樹「男装ってほどじゃないけど、カッコよく決めるわよっ」

笑美「瑞樹さんにはこれから準備に入ってもらうから」

瑞樹「また後でね」ウインク

凛「……瑞樹さんのことを彼氏と思えってことだよね」

笑美「そう」

凛「できるかな」

笑美「ま、できひんかったらそれで仕舞いや」

凛「!」

笑美「ウチが圧勝やな! ふふふ♪」

凛「そ、そうはさせない!」

――――

瑞樹「イケメン瑞樹の完成よ」キリッ

凛「おお、カッコいい」

笑美「美人やしな。こうなるのは必然や」

笑美「先攻はほんまにウチでええんか?」

凛「譲ってあげるよ」

凛(本当はモニターで感じを掴みたいだけだけど)

瑞樹「じゃあ笑美ちゃん、行きましょ……こほん」

瑞樹「行こうか笑美」ニコッ

笑美「ぷっ……!」

笑美(あかん、思ったより強烈や。クールやでクール)スー ハー

瑞樹「ひどい! 今笑ったでしょ!」

笑美「ごめんなー? デートが楽しみで♪」ニコッ

瑞樹「っ……!」キュンッ

瑞樹(え、笑美ちゃんこんな愛らしい笑顔ができたのね)

凛(やるね……)ムム

――――

笑美「水のトンネルや。めっちゃ綺麗やなー」キラキラ

瑞樹(目を輝かせちゃって、もう……可愛いわね)

笑美「見て見て! 魚があんなに!」

瑞樹「本当だ、すごいね」

笑美「気持ちよさそうに泳いでるなぁ」

笑美「なあなあ、今度海に行かへん?」

瑞樹「海?」

笑美「魚を見てたら泳ぎたくなってん」

笑美「ええやろ? ウチの水着見放題やで」ニカッ

瑞樹(このはにかみ、威力高いわ)

瑞樹「分かった、今度ね」

笑美「約束な!」

――――

笑美「わー、ペンギンかわいい~♪」

笑美「あんなん反則やろ……よちよち歩いて……」

瑞樹(この反応も計算なのだとしたら、かなり凄腕ね)

笑美「オウサマペンギンやて。名前もかわいーなー」

笑美「なっ、そう思うやろ?」ニコッ

瑞樹「うん」

瑞樹(あなたも負けてないわよ)


――――

瑞樹「グレート・バリア・リーフ」

瑞樹「5000以上のサンゴ礁が連なって、長さは2000kmにもなるらしいね」

笑美「色んな色の魚が泳ぎ回って、幻想的や」

笑美「あの四角い魚、なんて言うん?」

瑞樹「トゲチョウチョウウオ」

笑美「へー、蝶に似てるから?」

瑞樹「そこまでは分からないけど……」

笑美「じゃああの魚は?」

瑞樹「ロクセンスズメダイ」

笑美「タイか。あんな小さいのもいるんやな」

笑美「なあ、あれは?」

瑞樹(子供みたいに好奇心旺盛ね)フフ


――――

笑美「カニや!」ジュルリ

瑞樹「じゅるりって、やな音が聞こえたけど」

笑美「カニと言ったらカニ道楽やしな」エヘヘ

笑美「けど、こうして生きているカニを眺めるのもええな」

笑美「しっかし長い脚やな~」

瑞樹「世界最大のカニだからね。オスのハサミの脚を広げたら、3mにもなるみたい」

笑美「3m!? ウチより大きいやん」

瑞樹「というか、どの人間よりも大きいね」

笑美「すごいなぁ……ん?」

笑美「こっちのカニはトゲトゲやな」

瑞樹「イガグリガニといって、ヤドカリの仲間らしい」

笑美「どうやって食べるんやろ」

瑞樹(やっぱりそれなのね)


――――

瑞樹「ただいまー」

凛「1時間ぴったりだね。どうだった?」

凛「って、私もモニターで見てたから分かるけど」

笑美「かわいかったやろ」ドヤッ

瑞樹「笑美ちゃんの純粋な可愛さが伝わってきたわ」

瑞樹「聞きたいんだけど、あれって作ったもの?」

笑美「それは企業秘密や! さあ、次は凛の番やで!」

凛(瑞樹さん、かなりキュンときてたっぽいし)

凛(言っちゃうと不利な立場だね)

凛(でも、乗り越えてみせるよ。笑美という壁を!)

――――

瑞樹「……」

凛「……」

瑞樹(ずっと無言ね。どうしたのかしら)

瑞樹(何かアピールしないと、評価もできないわよ?)

寝落ちしていました、すみません
また20時くらいから始めます

結局また大幅に遅れました…
始めていきます

凛「ご、ごめん……」

凛「緊張しちゃって……」モジモジ

瑞樹「!!」

瑞樹(なるほど、初デートを意識してるのね)

瑞樹(しかもこの様子は、人生初のデートね。上手くお話できるかとか)

瑞樹(目いっぱいのオシャレで、可愛く見えてるかなとか)

瑞樹(そんなことで頭がいっぱい。可愛さをアピールできる良いシチュだわ)

凛「ねえ……「手、繋ご……?」スッ

ギュッ

瑞樹「っ!」キュンッ

瑞樹(俯きながら握ってきて……なんて初々しいの……!)

凛「嫌だった?」

瑞樹「そんなことないよ」

瑞樹(可愛いわね全く!)

↑ミスしたのでもう一度上げなおします

凛「ご、ごめん……」

凛「緊張しちゃって……」モジモジ

瑞樹「!!」

瑞樹(なるほど、初デートを意識してるのね)

瑞樹(しかもこの様子は、人生初のデートね。上手くお話できるかとか)

瑞樹(目いっぱいのオシャレで、可愛く見えてるかなとか)

瑞樹(そんなことで頭がいっぱい。可愛さをアピールできる良いシチュだわ)

凛「ねえ……手、繋ご……?」スッ

ギュッ

瑞樹「っ!」キュンッ

瑞樹(俯きながら握ってきた……なんて初々しいの!)

凛「嫌だった?」

瑞樹「そんなことないよ」

瑞樹(可愛いわね全く!)


――――

凛「カワウソだ。可愛い」

瑞樹「ぬいぐるみみたいだね」

凛「うん……触ってみたいな」

凛「うちのハナコとどっちが肌触りいいんだろう」

瑞樹「そういえば、凛ちゃん犬を飼ってるんだっけ」

凛「うん。カワウソにも負けないくらい、すごく可愛いんだよ」

凛「その上、お利口でお行儀良くて」

凛「そうだ。よかったら今度、遊びに来る?」

瑞樹「いいの?」

凛「人懐こい子だから、瑞樹さんとすぐ仲良くなれると思う」ニコッ

瑞樹(眩しい笑顔)

――――

凛「イルカって優しい目をしてるよね」

凛「あの目を見てるだけでこっちも優しい気持ちになってくる」

瑞樹「分かる」

凛「……アイドルでいうと、誰かな……」ボソッ

瑞樹「え?」

凛「あ、すみません。今のは演技とかじゃないので、スルーしてください……」

瑞樹「……」

瑞樹「穏やかな子や、包容力のある子、しっかり者」ボソッ

凛「!」

瑞樹「ゆかりちゃんや星花ちゃん、響子ちゃんとか」

凛「……肇、美波、夕美」

凛「じゃあさっきのカワウソは?」

瑞樹「LMBGの子たち。あとは幸子ちゃんに、美鈴ちゃん」

凛「美鈴がカワウソって、威嚇ばっかしてそうですね」フフ

瑞樹「幸子ちゃんは、一番目立つところにいそうね」

笑美(勝負そっちのけやん。でも考えたらおもろそうやな)

――――

凛(気を取り直して)コホン

凛「ウミガメを直接見るのって初めてかも」キラキラ

瑞樹「水族館にでもいかないと見れないしね」

凛「……」キラキラ

瑞樹(綺麗な瞳。これは演技じゃなくて本物みたい)

凛「あのピンクの魚は何だろう」

瑞樹「ピンクマオマオだって」

凛「ふふ、可愛い名前」

瑞樹「マオマオっていうのが、現地の言葉で魚って意味らしいね」

凛「へぇー」

――――

凛「わぁー……!」

瑞樹「幻想的だね」

凛「クラゲがふわふわ浮いて……綺麗……」

凛「……」

瑞樹(夢中みたいね。気持ちは分かるけど)フフ

ギュ

瑞樹「!」

凛「……」カァァ

瑞樹(さりげなくまた手を握ってきた)

瑞樹(いじらしいわ……)

凛「瑞樹さん」

瑞樹「ん?」

凛「もしよかったら、ですけど」

凛「また……デートしてくれますか?」

瑞樹「もちろん」

瑞樹(恐る恐るがポイントね。グッとくるわ)

凛「やった、ありがとうございます」ニコッ

瑞樹(そしてこの笑顔、素敵)

――――

笑美「けっかはっぴょーーーー!!」

瑞樹(某司会者を意識してるわね)

凛「うるさい……」キーン

笑美「あはは、ごめんな? これいつかやりたいと思ってて」

笑美「ウチと凛のデートは無事終えた。あとは瑞樹さん次第や!」

瑞樹「……決まったわ」

凛「え、もう!?」

笑美「めっちゃ早いですね!」

瑞樹「凛ちゃんとのデートが終わった瞬間から、それぞれのポイントをまとめてたのよ」

瑞樹「たった今集計が終わった」

笑美・凛「……」ゴクリ

瑞樹「発表するわよ!」

瑞樹海遊館デート対決、一番可愛かったのは……」


↓1 笑美

↓2 凛


コンマ二桁 数値の高い方が勝利


ジャカジャカジャカジャカジャカ

瑞樹「僅差だったのよね、本当に」

瑞樹「笑美ちゃんよ!」

笑美・凛「!!」

笑美「よっしゃあ!」グッ

凛「ぐぬぬ……手ごたえあったのに」

瑞樹「ええ、凛ちゃんの初々しさにはやられたわ」

瑞樹「どこか懐かしさも相まってね……」

笑美(遠い目をしてる)

瑞樹「だけど、笑美ちゃんのラブラブカップルなノリが」

瑞樹「私の心にダイレクトにきたのよね」

瑞樹「もう可愛くて、メロメロになりそうだった」

笑美「ベタ褒めやん! ありがとうございます!」

凛「……」

凛(まゆに少しでも近づくため、勝っておきたかったけど)

凛(こうなれば仕方ない。10を出して8マス進むしか……)

笑美「そないに落ち込まんでもええやん」ガシッ

凛「えっ」

瑞樹「負けちゃったのは残念だけど、まだこの先何があるか分からないんだから」

瑞樹「今はここで思いっきり遊びましょう!」ガシッ

凛「いや、ちょっと……何で腕を掴むんですか」

笑美「買い物しようや!」グイグイ

瑞樹「遊覧船にも乗りましょう!」グイグイ

凛「引っ張る必要がどこに!?」ズルズル

――――

凛『歩きますから! 引きずらないで!』

まゆ(ほっ……よかった。これでマイナス2されますね)

まゆ(凛ちゃんには1マスでも距離を置いてもらわないと)

ピピピピ ピピピピ

まゆ(もう起きる時間ですか)カチッ

まゆ(一応睡眠はとれましたし……)

悠貴「zzz……」

まゆ(悠貴ちゃんを起こさないと)

まゆ「悠貴ちゃん、起きて」ユサユサ

悠貴「ん……ねむい……」

まゆ「朝ですよぉ。今日はどこに案内してくれるんですか?」

悠貴「まってお母さん……もうちょっと……」モゾモゾ

まゆ(お母さん?)

まゆ「うふふ♪」ニコニコ

悠貴「……あれ?」

ガバッ

悠貴「お……おはようございますっ」

まゆ「おはよう」ニコニコ

悠貴「……あの……」

悠貴「私、何か変なこと……」

まゆ「言ってませんよ♪」

悠貴「そ、そうですか」

悠貴(寝ぼけてお母さんって言ったような気がするけど)

悠貴(気のせいだったかな)

まゆ(可愛いですねぇ♪)ニコニコ

今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます

22時から始めていきます

すみません、明日の朝に変更します…



まゆ「ホテルで朝食も済ませて、観光の準備は万端♪」

まゆ「これからどこに行くの?」

悠貴「ゆったりお散歩できる、とても綺麗なところですよ」ニコッ

まゆ「?」

――――

悠貴「ここですねっ。岡山県和気郡、和気町にある」

悠貴「藤公園です!」

まゆ「……綺麗……」ウットリ

悠貴「藤公園は他県にもあるんですけど」

悠貴「昭和60年に開園したここは、全国から有名な藤が集められて」

悠貴「その数なんと100種類なんですよ!」

まゆ「100!? 藤ってそんなに種類があったんですね……」

悠貴「花の房が1メートルもあるものや、小さいもの」

悠貴「花の紫色が濃いもの、薄いもの。桃色や白の色の花もあるんですよ」

悠貴「種類の多さでは日本一なんですっ」

まゆ「へぇー……。見て回っても?」

悠貴「もちろんです! そのために来ましたから」


――――

悠貴「ちょうど満開の時期ですねっ。綺麗に咲いてます」

悠貴「いつもは静かな公園なんですけど、ゴールデンウィークになると」

悠貴「この藤を見に来る観光客でいっぱいになるんですよっ」

まゆ「気持ちが分かります。遠出してでも観賞したい美しさですから」

まゆ「……プロデューサーさんに、手紙を添えて贈ってもいいかも」

悠貴「藤の花をですか?」

まゆ「前に調べたことがあって。プロデューサーさんに花を贈る時」

まゆ「何にしたらいいのかなって」

まゆ「それで花言葉から考えようって思って、調べたら」

まゆ「候補の1つとして藤が出てきたの」

悠貴「花言葉、聞かせてくださいっ」

まゆ「優しさ、決して離れない、恋に酔う」

悠貴「……」

まゆ「でも、恋に酔うっていうのが引っかかりますよね」

まゆ「まゆは恋じゃなくて、プロデューサーさんに酔ってるんですから」

悠貴「あ、あはは……」

>>273
藤の種類の多さが、花の中で日本一みたいになってますが
藤公園の中では日本一ということです、組み立てがおかしくなってしまいました


――――

まゆ「ここは?」

悠貴「閑谷(しずたに)学校です。江戸時代初期に建てられた」

悠貴「日本で初めての、庶民のための公立学校なんですよっ」

まゆ「初めての学校……」

悠貴「はい。2015年には、近世日本の教育遺産群として」

悠貴「日本遺産にも認定されたんです!」

悠貴「ちなみに、今でも講堂学習の場が設けられているんですよ」

悠貴「小中高の学生はもちろん、大人の人も参加できて」

悠貴「あと史跡も見学できるんです」

――――

まゆ「岡山城の時もそうでしたけど」

まゆ「こうして歴史に触れるって、いいですよね」

悠貴「しんみりしちゃいますね」フフ

まゆ「あ……。あれって紅葉の木ですか?」

悠貴「はい。秋になれば、今とはまた違う景色を見ることができます」

悠貴「春には桜も咲いて、四季折々の楽しみ方ができるんです」

悠貴「この近くにキャンプ場や遊び場があるので、家族で来るのにも向いてますねっ」

まゆ「良いところですねぇ」

悠貴「お土産を買うお店もありますよ♪」

悠貴「絵はがきやレターセット、文鎮にしおりなど」

悠貴「趣のある商品が売られているんです」

――――

悠貴「ちょっと早いですけど、お昼にしましょうっ」

まゆ「観光も楽しみですけど、ご当地グルメを頂くのもすごく楽しみです」ワクワク

まゆ「ここ、お寿司屋さんですよね?」

悠貴「吾妻寿司さんです。まゆさんには、ばら寿司というお寿司をご紹介したいです!」

悠貴「あ、来ましたね」

まゆ「酢飯のいい香り……これって、ちらし寿司?」

悠貴「いえ、ちらし寿司とばら寿司は違うんですよ」

悠貴「ちらし寿司は、酢飯の上に具材を散らして乗せるから、ちらし寿司」

悠貴「ばら寿司は、酢飯にばらして混ぜ込むから、ばら寿司」

悠貴「ばらすというのはつまり、解体する。バラバラにするってことですね」

まゆ「なるほど。乗せるか混ぜるかの違いなんですね」

まゆ「いただきます!」

まゆ「はむっ……」

まゆ「!!」

悠貴「ど、どうしました?」

まゆ「モグモグ……ゴクン……」

まゆ「美味しいですっ! レンコンのシャキシャキした食感も楽しめて」

まゆ「酢飯とエビなどの具材がよく合いますねぇ」パクッ

悠貴「ですよねっ。私も大好きなんですよ」パクッ

悠貴「モグモグ、モグモグ……ゴクン。ちなみに」

悠貴「東京では、ばら寿司のことも『ちらし寿司』と呼ぶ傾向があるらしいです」

まゆ「そうなんですか?」

悠貴「はい。なので、注文する時に確認した方がいいかもしれませんね」

悠貴「ちらし寿司を注文したのに、ばら寿司が出てきたってこともありますから」

少ないのですがここまでで
次は17時に始めていきます

遅れました…今から書いていきます


――――

まゆ「美味しかったぁ……」

悠貴「満腹、満足ですねっ。ご家庭でも作れると思うのでぜひ!」

まゆ「お店の味は出せませんけどね。やってみます」フフ

まゆ「で、ここは……またお城ですね?」

悠貴「雲の上に浮かぶお城と聞いて、ピンときませんか」

まゆ「あっ、知ってます!」

悠貴「それがこの備中松山城です。標高430メートルの臥牛山山頂にあって」

悠貴「天守閣を持つ山城の中で1番高いところにあるんですよっ」

悠貴「城跡が国の史跡……つまり歴史・学術上価値の高いものとして指定されてて」

悠貴「天守閣や二重櫓(やぐら)は重要文化財に指定されてるんです」

まゆ「貴重ですね、当たり前ですけど」

まゆ「雲に浮かぶ様子は……?」

悠貴「9月下旬から4月の上旬に雲海を確認できて」

悠貴「日の出から午前8時。その限られた時間に、備中松山城展望台から見ることができます」

悠貴「見たいですか?」

まゆ「はい!」

悠貴「ちょうどその季節ですし、操作する必要はないですね」

悠貴「明日の朝、行きましょうか♪」

まゆ「ありがとうございます!」

――――

悠貴「今から向かうのは、倉敷美観地区という場所です」

悠貴「江戸時代初期に、物資の集散地として発展した歴史を持つところで」

悠貴「もちろん、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されているんです」

悠貴「……その前に」

まゆ「?」

悠貴「おやつを食べましょうっ! これです」スッ

まゆ「ワッフル……!」キラキラ

悠貴「そう! 岡山県内、各地に展開している洋菓子店」

悠貴「白十字さんの定番商品の1つで」

悠貴「昭和32年に創業者が発案して、60年たった今でも愛されてるワッフルですっ」

悠貴「ハチミツ風味の、ふんわりした皮の中に」

悠貴「たっぷりのカスタードクリームが入ってるんですよ」

まゆ「ごくり」

悠貴「どうぞ食べてくださいっ」

まゆ「いただきます……かぷっ」

まゆ「モグモグ……んふふっ」

まゆ「ゴクン、すみません。変な笑いが出てしまいました」

まゆ「何ですかこれ! 皮はふわっふわで、クリームな甘ーくなめらかで」

まゆ「食べた人を幸せにしますね!」

悠貴「絶賛ですね」フフ

まゆ「こんなの、しちゃいますよ。だって美味しいんですから」

悠貴「じっくり味わってくださいねっ」

――――

悠貴「やって来ました!」

まゆ「ここが倉敷美観地区……まるでタイムスリップしたいみたい」

悠貴「江戸時代の面影を残してますからね」

悠貴「町並みを見て回るのもいいですけど、倉敷デニムや倉敷ガラスといった」

悠貴「倉敷発のブランドの品を見るのも素敵ですよっ」

まゆ「色々あるんですねぇ」


――――

悠貴「見てくださいまゆさん! ある映画のロケ地になった場所です!」

まゆ「この橋ですか?」

悠貴「何だか分かりますか?」

まゆ「うーん……歴史ものでしょうか」

悠貴「明治時代初期の日本を舞台にしているので、間違いではないかもしれませんね」

悠貴「正解は、るろうに剣心です。主人公の緋村剣心と」

悠貴「相楽左之助が戦ったところなんですよっ」

――――

悠貴「これが倉敷ガラスです」

悠貴「少し厚みがあってぽってりした、暖かみのある雰囲気のガラスです」

まゆ「可愛いですね♪」

悠貴「よければ、何か一つ購入しますか?」

まゆ「そうしたいけど、ゲームの外には持ち出せないから……」

悠貴「あ……そうでした。じゃあ、ゲームの中だけで楽しむというのは?」

まゆ「……ありですね。このマスにいる間だけでも」ニコッ

一時中断します
22時頃に再開します

まゆ「この湯のみにしよっと」

悠貴「いいですねっ」

まゆ「悠貴ちゃんは買わないの?」

悠貴「今選んでるんですけど……迷いますね」ムム

まゆ「これとかどう?」

悠貴「わ、素敵ですね!」

悠貴「けどこっちも……んー……」

まゆ「自分の好きな方を選んで」ニコッ

悠貴「じゃあ……まゆさんの選んでくれたのにします」

悠貴「一目惚れしちゃって」エヘヘ

まゆ「薦めた私も嬉しい♪」ウフフ

――――

悠貴「夜は旅館に泊まるんですけど」

悠貴「そこで、この湯のみを使ってお茶しましょうっ」

まゆ「いい考えですね♪」

まゆ「次はどこに入るの?」

悠貴「いえ、建物には入りません。カフェや美術館がありますけど」

悠貴「そこは後にして、川舟に乗ります!」

まゆ「川舟! さっきから視界を出たり入ったりしてたから」

まゆ「ずっと気になってたんですよ」

悠貴「ここに来た一番初めに乗るべきだったかもしれませんね」

悠貴「町並みがゆったり観賞できますよっ♪ こっちですっ」

――――

まゆ「はぁ……いいですね……」

まゆ「なんと言えばいいんでしょう……優雅な気分になれます」

悠貴「それに気持ちいいですよね。風を感じられて」

悠貴「あ、ほら! さっき渡った橋ですよ!」

まゆ「下を通り抜けるんですねぇ」

悠貴「まゆさん、あそこの建物! 美術館ですよ」

悠貴「あとで行きましょうねっ」

まゆ「うん」

まゆ(ふふ、悠貴ちゃん私よりもはしゃいじゃって)ニコニコ

すみません、早いですが今日はここまでにします
明日もまた朝、9時か10頃に始める予定です


――――

――――――

――――――――

まゆ「倉敷美観地区……とてもいいところでした」

まゆ「なんと言っても、あの空気感がいいですよね」

悠貴「浸っちゃいますよねっ」

まゆ「ええ。それにお土産も買えて、うきうきです♪」

まゆ「悠貴ちゃん、案内してくれてありがとう」

悠貴「いいんですよ、私も楽しかったですし!」エヘヘ

まゆ「ところで、悠貴ちゃんが言ってた旅館って、あとどのくらい?」

悠貴「もうすぐですよ。ほらっ、見えてきました」

悠貴「奥津温泉に入れるところなんです。湯郷温泉と同じで」

悠貴「美人の湯として人気があるんですよっ」

まゆ「また磨きがかかっちゃいますねぇ、お肌に♪」

――――

悠貴「まゆさん、お茶淹れますねっ」

まゆ「ありがとう。任せちゃってごめんね?」

悠貴「気にしないでください♪ はい、どうぞ」スッ

まゆ「ふふ、やっぱり良い湯のみですねぇ」

悠貴「味わい深いですね」

悠貴「それでは……えっと、湯のみで乾杯ってするものなんでしょうか?」

まゆ「いいと思いますよ。乾杯♪」

悠貴「乾杯ですっ」

ゴク

まゆ「……はぁ……」

悠貴「ほっとする……」

悠貴「ここらでまた岡山名物を出したいところですけど」

悠貴「そろそろご飯ですから、我慢しましょう」

まゆ「ちなみに何を紹介する予定だったの?」

悠貴「マスカットきびだんごです」

悠貴「もちもちきびだんごの中に、マスカットの蜜が入っていて」

悠貴「食べると口の中にフルーティーな味が広がるんですよ」

まゆ「た、食べたい……」

悠貴「お夕飯をいただいた後にしましょう」

まゆ「楽しみがまた一つ増えちゃいましたね♪」

ウフフフ アハハハ

――――

凛「……」

凛(まゆ、すっかり観光客の気分だけど)

凛(またまたこれが勝負だってことを忘れてるでしょ)

凛(私にとっては都合いいけどね。せいぜい楽しみなよ)

凛(その間私はまゆを猛追するから)

瑞樹「凛ちゃん、これあなたに似合うと思うわ!」

凛「え?」

笑美「キティちゃんのバッグや! 背負ってみて!」

凛「ええ、子供っぽくないかな」

笑美「ええからええから」

瑞樹「さあさあ」

凛「しょうがないな……」フフ

凛「どう?」

笑美「めっちゃええやーん!」

瑞樹「可愛い! あとこの靴下も履いてみて!」スッ

凛「さすがにそれは……」

――――

凛「どう?」

瑞樹「いいわよ! すごく!」

笑美「キティちゃんとコラボするために生まれてきたんちゃうか!?」

凛「へへ、言い過ぎだよ」テレテレ

晶葉『凛、サイコロだ!』

凛「晶葉。久しぶりに声を聞いた気がする」

晶葉『私も久しぶりに声を発した気がするぞ!』

凛「それじゃあ2人とも、私は行くよ」

笑美「短い時間やったけど、楽しかったで!」

瑞樹「また遊びに来てね」ニコッ

凛「うん」

晶葉『ほら、サイコロだ!』

凛「……その前に」

凛「キティちゃん装備を外そう」

瑞樹「何でー?」

笑美「似合うのにー」

凛「次に顔合わせするアイドルにビックリされるから……」

――――

凛「よし、いくよ」スッ

笑美・瑞樹「りーん! りーん! りーん!」

凛「声援ありがとう。力に変えてみせる!」ポイッ

コロコロコロ

凛(2マス先にある1回休みさえ踏まなければ)

凛(あとは突き進むだけ! 2と4は出ないで、お願い!)


【進行状況】

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
凛  ○●○ ×○○ ○☆○ ○☆○ 

   和歌山 鳥取  島根  岡山
まゆ ○☆○ ○☆× ○☆○ ○●○


↓1 コンマ一桁 0は10


凛:1マス進む

【進行状況】

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
凛  ○○● ×○○ ○☆○ ○☆○ 

   和歌山 鳥取  島根  岡山
まゆ ○☆○ ○☆× ○☆○ ○●○


笑美・瑞樹「あ……」

凛「……」

凛「嘘やん」

笑美・瑞樹(関西弁になった!)

凛「いや、確かに2と4出るな言うたけどもやな」

凛「1はないやろ」

瑞樹「お、落ち着いて凛ちゃん」

笑美「まだまだ分からんし……」

凛「それ何度も聞いたわ」

凛「躓くたびに何度も言われた。まだまだ分かれへんって」

笑美「とりあえず関西弁やめようや、な?」

凛「ごめん……取り乱してた」

瑞樹「いいのよ」

晶葉(かける言葉が見つからない)

凛「大丈夫だよ晶葉、私は自分を見失ってない」

凛「ちょっとヤバかったけど持ち直したから」ニコッ

晶葉『あ、ああ……。くじけるなよ!』

凛「当然!」

ビュンッ

――――

ビュンッ

凛(大丈夫やればできる頑張れ私できるできる)

凛(気合いを入れよう、ほっぺを叩いて)

パンッ

凛(痛い……でもこれでいい!)ジンジン

凛(次の対戦相手は……?)


???「……」

凛(何故か引いた目でこっち見てる)

凛(って、急に現れたと思ったらいきなりほっぺを叩くんだもんね)

凛(そりゃ不審な目で見られるよ)

凛「ごめん法子、ちょっと色々あってさ」

法子「色々って……?」

――――

法子「そういうことだったんだ」

法子「ドーナツ食べる? 元気出るよ!」スッ

凛「もう平気だけど……もらうね。ありがとう」ニコッ

法子「んー、サイコロの出目は運次第だからねー」

法子「どんなに少ない目が出ても、前を向き続けるしかないよね」

凛「うん。諦めるわけにはいかない」

凛(これに勝てばプロデューサーの正妻になれるんだから)

法子「今の話を聞いて、勝負に負けてあげたい気もしてきたけど」

法子「真剣勝負じゃないと、つまらないよね?」

凛「もちろん。手を抜かれて勝っても、プロデューサーをものにした感じがしないし」

凛「全力でやって」

ここまでにします
17時頃に始めます

法子「まかせて! じゃあ勝負の説明をするね♪」

法子「その名も『どっちが面白いか・リアクション対決』!」

凛「タイトルで大体何するか分かったよ」

法子「まあまあ、最後まで聞いて!」

法子「今から私が作ったこの特製たこ焼きを、1つずつ食べるの」

凛「どれか1つにカラシかワサビが入ってるんでしょ」

法子「ううん、全部に入ってる」

凛「全部!?」

法子「美味しかったら面白いリアクション狙えないし!」

法子「たこ焼きは4つあるから、チャンスは1人2回」

法子「面白いリアクションをして、晶葉ちゃんに点数をつけてもらいます!」

法子「そして、その合計で競います!」

凛「嫌な勝負……」

法子「勝った人には、この道頓堀にあるたこ焼き屋さんのたこ焼きがもらえるよ!」

凛「それは嬉しい。マイナス感情が0に近づいたよ」

法子「説明終わりー! 始めよっか♪」

凛「もうやるの……面白いリアクションの仕方が分かんないんだけど」

法子「幸子ちゃんを参考にすればいいよ~、完璧だよ?」

凛「あれは狙ってもできないでしょ」

凛「ふー……よし。とりあえずやってみる」

法子「それがいいね! どっちから先にやる?」

凛「選択権がこっちにあるなら、法子からで」

法子「いいよ!」

凛(怖じてないってことは、勝つ自信があるってことだよね)

凛(一体どんなリアクションをするんだろう)

法子「どれにしようかなー……これだ!」

法子「まあ全部同じなんだけど」クスクス

法子「いただきまーすっ」パクッ

凛「……」ドキドキ


↓1 コンマ二桁 高いほど面白い


法子:73


法子「もぐもぐ……ふっ!?」

法子「んぐぅぅぅぅぅぅ!! からぁっ……!!」

凛(何その声!?)

法子「げほげほっ、ごふぁ、げぇっほぇっ!!」ジタバタ

凛(法子が見たことないえづき方してる!)

凛(というか、えづいてるところも見たことないけど)

凛「……ふふっ」

法子「せき、げほ、とまんなっ、こほぁっ!」

法子「ばけ、げほげほ、ばけつを……!」

晶葉『出現させよう!』

ブンッ

法子「こほっ、けほっ……!!」

法子「はぁっ、ふぅっ、げほっ」

――――

法子「はぁ……あー、辛かった」

凛「大丈夫?」

法子「うん、もう平気っ!」

凛「すごいね……っていうか」

凛「今のってどうだったの? 私、ちょっと笑っちゃったけど」

凛「可哀想にも思えちゃって」

晶葉『なかなかのリアクションだったぞ!』

晶葉『お客の爆笑メーターというものを使ったんだが、73%』

晶葉『つまり充分な笑いが取れている!』

法子「いえ~い!」ピース

凛「あんな様子、アイドルが見せちゃいけないでしょ!」

晶葉『同じことを幸子にも言えるか?』

凛「うっ」

晶葉『アイドルもああいう仕事をしなければいけない時が来るかもしれないんだ!』

晶葉『今は幸子を軸に頑張っているが、もしかしたら法子や凛にもな!』

凛(会社の方針とかあるじゃん……)

凛「まあ、そうだね。こういうことに慣れておいてもマイナスにはならないし」

凛「むしろプラスだよね」

法子「そうそう! やってみると楽しいよ~」

凛(それは絶対嘘だ)

凛「覚悟して臨むよ」

法子「さあ選んで!」

凛「……」


↓1 コンマ二桁 高いほど面白い


凛:40


凛「わー、すごく美味しそうなたこ焼きだね」ニコニコ

法子「え?」

晶葉(ほう、なるほどな。まずはこれから起こる悲惨な出来事とは正反対の)

晶葉(喜び、美味しそうというイメージを植え付け)

凛「いいよねたこ焼き、大好物なんだ」

凛「いただきます♪」パクッ

晶葉(そして食べ、リアクションをする)

晶葉(いわゆるフリを作ることにより、笑いは起きやすくなる)

凛「――!!」

凛「んぐっ、げほごほっ!! えっほっ!!」

晶葉(……起きやすくなるんだが)

凛(だ、ダメだこれ! 予想以上に辛くて)

凛(リアクションが上手くできない……!)

凛「げほっかふっ、ぇおっほっ!」

凛「ごふっ、げほぅえっ! げぇっほっ!」

晶葉『バケツだ!』ブンッ

凛「ありが、げほっ、はぁっ、おぅっ……!」

晶葉(ほとんど立ち止まってたな。これではせっかくのフリも活かせない)

法子「あはははっ♪ ご、ごめん、おかしくてつい……!」

晶葉(法子は爆笑してるが)

――――

晶葉『爆笑メーターは40%だ!』

凛「やっぱり……もうちょっと法子みたいに」

凛「体を動かした方がよかったかな」

法子「面白かったのに~」

凛「はは……ありがとう。次はまた法子だよ」

法子「ふふふ、ここで凛ちゃんを突き放しちゃうよー!」

法子「凛ちゃんのやり方からヒントをもらったし」

凛「ヒント?」

法子「えへ、見てれば分かるよ♪」


↓1 コンマ二二桁 高いほど面白い


法子:46


法子「椎名法子のー♪ 大阪飯を食べようー♪」

法子「さあ! 今日はこの有名なたこ焼き店をご紹介したいと思います!」

凛(なんか1人演技が始まった)

法子「わー、美味しそうですねー! 熱々のできたてですよー!」

法子「これが人気のメニューらしいです。見てください、喉がごくりと鳴っちゃいます!」ゴクリ

法子「ではいただきましょうか! あーん」パクッ


法子「んぅっ!?」ビクッ

法子「~~~~っ!! ~~~~っ!!」ジタバタ

法子「からぃっ……! ――――!!」ピョンピョン

晶葉(丁寧にフリを作ったな。けど設定がおかしいぞ)

晶葉(有名店がそんな辛いものを出すわけがないだろう)

晶葉(いや……そういう意味では面白いか?)

凛「ふふふ」

凛(じたばたしたり飛び跳ねたり、可愛い)

凛(顔も真っ赤だし)クスクス

(むしろこれで一つだけ何も入ってなかったら面白そう)

法子「ばけつぅ……!」

晶葉『よしきた!』ブンッ

法子「けほけほっ」

――――

法子「ど、どうだった?」

凛「可愛かった」

法子「え~、それじゃダメだよ」

凛「可愛くて笑っちゃったんだよ」フフ

晶葉『アイドルらしい笑いの取り方かもしれないな!』

晶葉『だが、爆笑ゲージは46%だ!』

凛「テレビ受けはよくないってことかな」

法子「難しいねー」ウーン

凛「46……さっきの73と合わせたら、119か」

凛「つまり私は80%を出さないと負け……」

晶葉『高いハードルだな!』

凛「追い込まれてるけど、乗り越えるしかないよ」

法子「凛ちゃんならできるよ! 頑張って!」グッ

凛「対戦相手を応援するって……法子らしいけど」

凛「私もドラマ仕立てでいくよ」コホン


↓1 コンマ二桁 高いほど面白い

凛「ただいまー」ガチャ

凛「あれ、プロデューサー。まだ起きてたの?」

凛「先に寝てていいっていったのに」フフ

法子「どんな設定?」ヒソヒソ

晶葉『助手と同棲生活中なんだろう。凛らしい』

凛「え? ご飯も作ってくれたんだ、ありがとう」ニコッ

凛「たこ焼きだー。美味しそう……何も食べてなかったんだよね」

凛「いただきまーす、はむっ」


凛「かっらぁっ!?」ビクッ

法子「ぷっ」

晶葉『ははっ』

凛「げほっ、待ってこれ、げほっげほっ!!」

凛「からすぎっ、うおへぇっ!! 何入れ"だの"……!?」

凛「ち"ょっどごれ"っ!! ごっほっ、ぐふっ!!」

凛「ばけつぅぅぅ……ばけつを……!」

法子(倒れ込んで、藤原竜也さんみたい)

晶葉『バケツだぞ!』ブンッ

凛「げはっ、こほっこほっ」

――――

凛「はー……涙が……」フキフキ

法子「凛ちゃんすごい面白かったよ~!」

凛「本当?」

晶葉『ああ、その証拠に』


晶葉『爆笑ゲージは……87%だ!!』

凛「えっ、ということは……」

晶葉『凛の勝ちだな!』

法子「おめでとう凛ちゃん!」

凛「うん、ありがとう! 嬉しいよ」

中断します
再開は22時頃に

>>316
ぜひ取り入れさせていただきたかったのですが
人の案を使っていいのか悩んだ末、断念しました…ありがとうございます

凛「けど、問題はサイコロ振る時なんだよね」

凛「大きい目が出ないと意味ないし」

晶葉『しかしこれで1回休みは回避できたぞ!』

凛「そうだね。それは本当によかった」

凛(あとまゆの出目がどうなるか)

――――

悠貴「どうですか?」

まゆ「……素敵……」

まゆ「雲の上にお城が浮かんでる……」

悠貴「絶景ですよね。一生に一度は見ておきたい景色と言われてますし」

まゆ「納得です……ずっと見ていたいくらい」

まゆ「……やる気が沸いてきました」

悠貴「?」

まゆ「私、このゲームに絶対勝ちます」

まゆ「そしてプロデューサーさんと結婚して、夫婦になってから」

まゆ「今度は現実で見に行きます。この景色を」

悠貴(結婚がかかった勝負だっけ)

晶葉『準備はできたか?』

まゆ「サイコロを振る時間ですか。はい、大丈夫です」

まゆ「あら? 凛ちゃん、1マスしか進んでない?」

まゆ「うふふ♪ どうやら自分から勝機を手放しているみたいですねぇ♪」

――――

凛「……っ!」

法子(ぐうの音も出ないって、まさにこの事だね)

――――

まゆ「私は違いますよ? ゴールに向かってきっちり進みますからね」スッ

まゆ「えいっ」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
凛  ○○● ×○○ ○☆○ ○☆○

   岡山  広島  山口  徳島
まゆ ○●○ ○○× ×☆○ HHH


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください


まゆ:7マス進む

【進行状況】

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
凛  ○○● ×○○ ○☆○ ○☆○

   岡山  広島  山口  徳島
まゆ ○×○ ○○× ×☆● HHH


まゆ「7ですか、いいですねぇ」

悠貴「やりましたねっ!」

――――

凛「くぅー……!」

法子「ドーナツ食べて落ち着いて~」スッ

凛「はむ……美味しい……」モグモグ

――――

まゆ「悠貴ちゃん、ありがとうございました」

悠貴「このまま走り切って、ゴールテープを切ってくださいねっ」

まゆ「はい」ニコッ

まゆ「あの、晶葉ちゃん」

晶葉『何だ!』

まゆ「またマップに新しいマークが表示されましたよね」

まゆ「Hって」

晶葉『ああ、それはな…』

まゆ「も、もしかして……エッチなことを……」ポッ

悠貴「……」ドキドキ

晶葉『そう言うと思ったよ! 安心しろ違うから!』

晶葉『まゆがそのマスに止まったら説明するぞ!』

まゆ「気になるじゃないですかぁ」

晶葉『いいから早く飛べ!』

まゆ「はーい……」

ビュンッ

悠貴「ち、違ったんですね……」

晶葉『お前も勘違いか!』

――――

ビュンッ

まゆ「ついに山口県まで来ちゃいましたね」

まゆ「ここを乗り切れば、あとは四国に九州」

まゆ「そして沖縄……!」


???「そうはさせないわよ」

まゆ「! この声は、梨沙ちゃんですね」


梨沙「まゆにはここで脱落してもらうから!」

まゆ「脱落!? そ、そんな無茶なことが……」

晶葉『できるわけないだろう! 私の手中にあるプログラムだぞ!』

まゆ「ですよね」ホッ

梨沙「脱落はないにしても、動きを封じてみせるし」

まゆ「何でそんなに足止めしたいんですか?」

梨沙「求められた以上のことをすれば、きっとパパに褒めてもらえ…」

晶葉『迷惑にしかならないぞ!』

梨沙「えっ」

晶葉『パパにも言っておこう。梨沙は人に迷惑をかける…』

梨沙「だ、ダメ! 分かったわよ、言うこと聞くから……」

晶葉『よし! まゆとちゃんと勝負するんだぞ!』

まゆ「……」ニコニコ

梨沙「何よ」

まゆ「いえ別に」

まゆ(可愛いですね)

梨沙「えっと、まずは……そう! 勝負の説明をするから」

梨沙「ちゃんと聞いててね? 一度しか言わないから!」

まゆ「分かりました」

梨沙「目の前のここ、秋吉台サファリランドっていうの」

梨沙「サファリパーク形式の動物園で、迫力満点の動物たちや」

梨沙「可愛い動物たちがすぐ近くで見られるのよ」

梨沙「あと遊園地も兼ねてて、小っちゃい子は大喜び間違いなしね!」

まゆ「そのサファリランドで、何をするんですか?」

梨沙「懐かせ勝負」

まゆ「?」

――――

まゆ「はう……可愛い……」キュン

梨沙「見ての通り、7匹のウサギをこの柵の中に入れてもらったわ」

梨沙「アタシたち2人がエサを持って、中に入った瞬間から勝負」

梨沙「餌付けやなでなでを駆使して懐いてもらって、10分経った時」

梨沙「近くにいたウサギの数で勝敗を決めるの!」

まゆ「そんなに上手くいきますか?」

晶葉『現実では難しいものでも、ゲームの中なら可能だ!』

晶葉『ある程度好感度を上げれば、懐いてもらえるよう設定してあるぞ!』

まゆ「丸っきり恋愛ゲームですね……」

梨沙「開始は5分後よ、用意したエサを持って!」

――――

梨沙「5、4、3、2、1……スタート!」ササッ

まゆ「……!」ササッ

まゆ(犬や猫ならまだしも、ウサギを懐かせるなんてやったことありません)

まゆ(まずは1匹に狙いを定めてみましょう)

まゆ「おいでー♪ 美味しいご飯がありますよー♪」

ウサギ「……」

まゆ(見向きもしないですね)

まゆ(いきなり触ったら警戒されちゃうかも……どうしよう」


↓1 梨沙

↓2 まゆ


コンマ二桁をプラスしていき、合計数値の高かった方が勝利 全部で3回


梨沙:41

まゆ:70


梨沙「ほーら、ご飯よー」ヒラヒラ

梨沙「あ、1匹来た! 真っ先に私のところに来たってことは」ナデナデ

梨沙「さてはロリコンね?」モフモフ

梨沙「ちゃんとお手入れしてるのね。もふもふ♪」

梨沙(まゆの様子は……)チラッ


まゆ「よしよし♪」ナデナデ

梨沙(なあっ!? 3匹も!?)

梨沙(負けてられない……向こうのウサギもこっちに呼び寄せる勢いで、何かしないと)

梨沙「ウサギさん、こっちに来てくれたら」

梨沙「ニンジン1本のところ、なんと! 1つオマケして2本よ!」

晶葉(通販番組か)


↓1 梨沙

↓2 まゆ


コンマ二桁をプラス


梨沙:55

まゆ:88


まゆ「みんな可愛いですねぇ♪ もっとご飯あげちゃいます」

まゆ(気がつけば4匹も私の元に来てくれてますね)

まゆ(このまま維持できれば勝ちですけど、きっとそう上手くはいきません)

まゆ(梨沙ちゃんは……)チラッ


梨沙「これを逃すと手に入らないわよ! この場限りなんだから!」

まゆ(2匹のウサギが釘付けのようです)

まゆ(あと1匹は知らん顔……なんとかこっちに引き寄せたいですけど)

梨沙(うー、全然見てくれない! エサで釣るのは無駄なの?)

まゆ「きゃっ。もう……スカートの中はダメですよぉ」

梨沙「!!」

梨沙(あれだ! 私のセクシーさをアピールすれば)

梨沙(動物だってめろめろにしちゃうんだから!)

梨沙「ウサギさん♡」

梨沙「ねぇ、お願い♪ アタシにところに来てー?」

梨沙「いっぱいもふもふしてあげるから♪」ウインク

まゆ(なるほど、可愛さで虜にするつもりですね)

まゆ(動物に通用するとは思えませんけど……残り時間だってあと2分ですし)

梨沙「投げキッスもプレゼント♡」チュッ

まゆ(ロリコン男性ならまず落ちますね)

まゆ(けど、ウサギにはやっぱり効いてないみたいですよ)

まゆ(どうやらまゆの勝利ですね)フフ


↓1 梨沙

↓2 まゆ


コンマ二桁をプラス


梨沙:111

まゆ:152


ピョンピョン

まゆ「あっ」

まゆ(ウサギが1匹向こうへ……!)

梨沙「来てくれたのね、ありがとう♪」ナデナデ

まゆ(お、恐るべし……ウサギまで虜にするなんて)

まゆ(いえ、これで3対3の引き分けですから。あとはあそこのどっちつかずのウサギを)

梨沙(引き寄せた方が勝ちね!)

梨沙「ウサギさん、こっちにおいで? ニンジンいっぱいあるから♪」

まゆ「こっちもありますよぉ。今なら2本オマケです」

梨沙「それアタシの!」

まゆ「梨沙ちゃんは1本ですよね? まゆは2本ですから♪」

梨沙「むぐぐぐ」


晶葉『タイムアウトだ!!』

梨沙・まゆ「!」

梨沙「え?」

まゆ「もう10分ですか? 引き分けですけど」

晶葉『よく見ろ!』

まゆ「あ」

梨沙「孤高のウサギが……まゆの近くに……!」

晶葉『よって勝者はまゆだ!』

まゆ「やりました♪」

梨沙「そんなぁ、あとちょっとだったのにぃ」

まゆ「手ごわかったですよ。まさかウサギを魅力で悩殺してしまうなんて」

まゆ「梨沙ちゃんにしかできませんね」

梨沙「……そう?」

まゆ「はい♪ まゆには絶対にできません」

梨沙「そ……それほどでもないけど」ポッ

まゆ「うふ」ニコニコ

晶葉(まゆ、かなり強いな)

晶葉(凛の勝つビジョンが消えかけている。逆転はあるのだろうか)

晶葉(……どちらかがHのマスに止まれば、あるいは……)

今日はここまでにします
凛頑張れ

備中松山城は直近3日の天気と当日の天気を確認した上で1時間以上早くから行かないと場所取れないし雲海見れないのよ乙

>>351
やっぱりそれだけ人気なんですね
絶景スポットへの旅行は、天気の確認が特に欠かせませんね

すみません、開始は1時間遅れて23時からになります

遅れましたが、今から始めていきたいと思います…

梨沙「向こうに、モルモットとかポニーもいるけど」

まゆ「触れあいたいです!」

晶葉(楽しそうだな、まゆは)

晶葉(差をつけているからこそ、こうして素直に楽しむこともできる)

晶葉(しかし凛は……)

――――

凛「……」

法子「凛ちゃん、元気出して」

凛「え? 私は元気だよ、何言ってるの」フフ

法子「空元気に見えるけどなぁ」

凛「そ、そんなことないって。つかさとも約束したし」

凛「勝負が終わるまでめげないってさ……晶葉にも励ましてもらったし……」

凛「うん、そうだよ。落ち込んでる暇はない」

法子「凛ちゃん……」

凛「……だけど……」

法子「?」

凛「このままじゃ私……自分から勝負を挑んでおいて……!」

凛「最初勝ち続けたはいいけど途中から相手に踏んばられて!」

法子「り、凛ちゃん?」

凛「そのまま押し切られて、結果負けちゃうような」

凛「マンガでいうさ! 主人公を引き立てる序盤の敵みたいな奴じゃん!!」

法子「!?」ビクッ

法子(すごい迫力)

凛「散々勝ち誇っちゃったし! あんなお手本のようなドヤ顔を見せておいて!」

凛「このまま負けたら……負けちゃったら……!」

凛「みじめ」クスン

法子「凛ちゃん……」

凛「何よりも、こんなに差がついてると」

凛「プロデューサーが私の手から離れていく想像をしちゃうんだよね」

法子「……」

法子(そもそも凛ちゃんの手に中にあったっけ)

凛「ねえ法子。私このまま、まゆの踏み台になるのかな」

凛「今からまゆとプロデューサーの、結婚スピーチの内容を考えておいた方がいいのかな」

法子「ま、まだまだチャンスはあるよ! ね?」

凛「……うん……」

晶葉(様子を見に来てみれば、もう何回目かの落ち込みようだな)

晶葉(いや、今回は一段とすごい。爆発したか。現状を見れば仕方ないんだが)

法子「サイコロ振ろう? はいっ♪」スッ

凛「うん……振る」

晶葉(これは、少しくらい補正をしてやってもいいか)

晶葉(いやダメだ。まゆにも申し訳ないし、贔屓なんてしたら正々堂々の文字が崩れてしまう)

晶葉(自分で掴め、凛)

凛「えい」ポイッ

コロコロコロ

晶葉(これで少ない目が出たら、どんな反応をするんだろう)


【進行状況】

   大阪  兵庫  奈良  和歌山
凛  ○○● ×○○ ○☆○ ○☆○

   岡山  広島  山口  徳島
まゆ ○×○ ○○× ×☆● HHH


↓1 コンマ一桁 0は10


凛:3マス進む+2


【進行状況】

   奈良  和歌山 鳥取  島根
凛  ○●○ ○☆○ ○☆× ○☆○

   岡山  広島  山口  徳島
まゆ ○×○ ○○× ×☆● HHH


凛「3……2を足して5……まあまあだね」

法子「あっ! 凛ちゃんスペシャルマスだよ!」

凛「……!」

法子「やったね♪ これは飛躍のきっかけになるよ!」

凛「うんっ」


晶葉『ちょっと立ち直ったか!』

凛「晶葉、見てたんだ」

晶葉『そりゃな! せっかくのスペシャルマスだ、頑張って勝てよ!』

凛「勝敗はさて置き、全力で挑むよ!」

ビュンッ

晶葉『まだネガティブが抜けきってなかったな』

法子「グッドラック凛ちゃん!」


――――

ビュンッ

凛「スペシャルマスは、序盤にまゆが止まった以来だね」

凛「海外出身のアイドルだっけ。誰かな……ん?」

凛「うわぁー……! 辺り一面、桜の木でいっぱいだ」

凛「なにこれ、すっごく綺麗……!」キラキラ


???「来たナ!」

凛「!!」


ナターリア「待ちくたびれテ、おハナミの準備するところだったヨー」

凛「ナターリア、これは意外……って、どの海外アイドルが出てきても意外か」

凛「いざ勝負! の前に、この場所の説明できるの?」

ナターリア「とてもガンバって覚えたカラ、任せとけ!」

ナターリア「ここは日本一の桜のメイショ、吉野山だヨ」

ナターリア「世界遺産にも登録されたスゴイトコロ! シロヤマザクラを中心に」

ナターリア「下千本、中千本、上千本、奥千本の4ヶ所にミッシュウしてて」

ナターリア「イチバン標高の低い下千本から開花していくんダ!」

ナターリア「夜になるとライトアップされて、また魅力的な桜が見られるヨ」

凛「私たちのいるここは?」

ナターリア「下千本ダヨ。ショウブが終わったら、上の方も見にイくゾ!」

凛「賛成。だけど、その肝心な勝負で勝ち星をあげないと」

凛「桜を楽しめそうにないよ」

ナターリア「どんなショウブか、気になるカ?」

凛「……」ゴクリ

ナターリア「発表するゾ! 恋愛ドラマ対決ダ!」

凛「れ、恋愛ドラマ……?」

凛(まゆと奏がやったみたいな感じかな)

ナターリア「そう、恋愛ドラマ。このキレイな場所で、今からナターリアとリンで短い恋愛ドラマをやるんダ」

ナターリア「設定は何でもイイ。カップルや夫婦、センパイにコウハイ」

ナターリア「カケオチした男女、おネエさんと少年、その逆。何でもイイカラ設定を考えテ」

ナターリア「観た人のココロを大きく動かした方が勝ちダ!」

凛「お姉さんと少年は無理があるでしょ……相手にも寄るけど」

ナターリア「可能だゾ! 設定をいじればナ!」

凛「何それ怖い」

ナターリア「さて、ここでナターリアとリンの相手をしてくれる人に登場してもらおウ!」

ナターリア「どうゾ!」バッ

凛(奈良県出身は、歌鈴とのあさん)

凛(歌鈴はちょっと頼りないから……ううん、案外ありえる)

凛(でも、やっぱりのあさんが有力かな)


スタスタ


凛(え?)

凛(……う、嘘……でしょ……?)

凛(そんな、ありえるの? こんなこと……!)


ナターリア「ジャーン! プロデューサーが相手役ダ!」ギュッ

P「お、おい、くっつくな」


凛「……」

P「?」

P「なあ、凛の奴なんか固まってないか?」

ナターリア「ホントダ! どうしタ?」

凛「……はぁ……はぁ……」

凛「はぁ……はぁっ……はぁっ……!」

P「こ、呼吸が荒くなってきたぞ」

ナターリア「病気カ!?」

P「おい晶葉! これは何だ!?」

晶葉(極度の興奮状態に陥っている……これは……)

晶葉『マズい! 凛から離れろ!』

凛「プロデューサぁぁぁ」ガバッ

P「!?」

(5分後)

凛「ふー! ふー!」ジタバタ

ナターリア「どーどー! 落ち着けリン!」グイグイ

晶葉『大丈夫か助手!』

P「……ああ……めちゃくちゃ匂い嗅がれたけど……」

晶葉『どうやら久しく助手を接していないせいで』

晶葉『溜まりに溜まっていた感情が爆発したようだ!』

P「囚人か!」

凛「ナターリア、放して」

ナターリア「だめダヨー! 今放すと、リンまた暴走するヨー!」

凛「大丈夫、気持ちを整えたから」

P「晶葉」

晶葉『凛の言うとおりだ! もう大丈夫らしい!』

晶葉『だが万が一ということもある、気をつけろ!』

凛「人を猛獣扱いしないでよ」

P「まさしくそれだったぞ、さっきのお前」

凛「……その声、いつ聞いてもいいね……」フフ

晶葉『警戒ッ!!』

P・ナターリア「」ササッ

凛「大丈夫だって! 嬉しさが込み上げてきただけだし」

凛「もう襲わないから安心して」

晶葉(嬉しさ以外の感情もあっただろ)

凛「それより、早く勝負をしようよ。時間食っちゃったし」

P「誰のせいだ誰の」

ナターリア「言うほど経ってないけどネ! 始めヨー!」

ナターリア「まずはどんな設定にするか決めてネ」

凛「確認するけど、観る人の心を動かせばいいんだよね」

凛「心を動かすってことは、感動させたり切なくさせるってこと?」

ナターリア「そうダヨー! あと、観る人はカリンとノア、そしてアキハダヨ!」

晶葉『歌鈴と晶葉は今こっちに向かってる最中だ!』

凛「それ先に言ってよ……」

凛(歌鈴は純粋な恋愛ものとか好きそうだね。のあさんは……)

凛(何だろう。悲恋とか? 分かんないな)

>>367
ミスしたので、修正してもう一度上げます

凛「人を猛獣扱いしないでよ」

P「まさしくそれだったぞ、さっきのお前」

凛「……その声、いつ聞いてもいいね……」フフ

晶葉『警戒ッ!!』

P・ナターリア「」ササッ

凛「大丈夫だって! 嬉しさが込み上げてきただけだし」

凛「もう襲わないから安心して」

晶葉(嬉しさ以外の感情もあっただろ)

凛「それより早く勝負をしようよ。時間食っちゃったから」

P「誰のせいだ誰の」

ナターリア「言うほど経ってないけどネ! 始めヨー!」

ナターリア「まずはどんな設定にするか決めてネ♪」

凛「確認するけど、観る人の心を動かせばいいんだよね」

凛「心を動かすってことは、感動させたり切なくさせるってこと?」

ナターリア「そうダヨ~! あと、観る人はカリンとノア、そしてアキハダヨ!」

晶葉『歌鈴とのあは今こっちに向かってる最中だ!』

凛「それ先に言ってよ……」

凛(歌鈴は純粋な恋愛ものとか好きそうだね。のあさんは……)

凛(何だろう。悲恋とか? 分かんないな)

凛「……」

ナターリア「さっき例に出した、おネエさんと少年だけど」

ナターリア「プロデューサーを少年にすることもできるよ~! リンとナターリアもちっちゃくネ!」

P「マジか……」

凛(プロデューサーの少年バージョン!? 最高じゃん!!)

凛(いや、クールになろう。欲望に負けちゃダメ。勝ちにいく設定を考えないと)

ナターリア「ナターリアはもう決めたからナ♪」

P(不安しかない)


↓1 ナターリア

↓2 凛


恋愛ドラマの設定 (例:カップル、夫婦、先輩後輩など。デートしに来た、別れ話をする予定など、さらに詳細を書いていただいてもOKです)

ここまでにします
お付き合いありがとうございます

19時頃から始めます

凛「……決めた」

ナターリア「そうカ! ハジめかアトか、どっちがイイ?」

凛「よければナターリアが先にやって」

凛(最後の最後まで入念にチェックして、完成度を上げたいし)

ナターリア「分かった! 練習時間は3時間だゾ。プロデューサーといっぱい練習して」

ナターリア「とてもカンドウする作品を作ってネ!」

――――

P「俺1人しかいないんだけど、どうするんだ」

ナターリア「リンの方にもいるゾ? 分裂したプロデューサー」

ナターリア「あとで合体して、記憶や経験もイッショになるから平気だヨ♪」

P(影分身みたいだな)

――――

凛「2人っきりだね」ギュー

P「こら離れろ! こんなことするために時間を費やすのか!?」

凛「そうだね……私としてはそうしたいんだけど」

凛「これもプロデューサーと1つになるため、我慢しよう」スッ

P「?」

凛「本題に入るけど、まずは……ごにょごにょ」

P「は?」

凛「私に任せて。全米のハートを掴むような大ヒット作を生み出すから」

凛「ということで晶葉、プロデューサーを小さい子にして」

晶葉『任せろ! 年齢変更ビーム!』ビビビビ

P「おい待てっ! ぐわぁぁぁぁ!!」ビビビビ

シュンシュンシュン…

凛「……ふっ」

凛「ふふふふ……これはヤバいね」

凛「この可愛さを活かせば、間違いなく……」

――――

梨沙「まゆ? モニターにかじりついてどうしたの?」

まゆ「放っておいて、今良いところなの」

まゆ「はぁ……はぁ……何あれ、凶器じゃないですか……」

まゆ「撫でたい……抱きしめたい……!」

梨沙(あまりの必死さに動物も近づこうとしないわ)



(3時間後)


歌鈴「お、遅れちゃったと思ったら、まだ全然余裕がありましたね」

のあ「ええ……」

歌鈴「……えっと」

歌鈴「のあさんは、恋愛ドラマ観るんですか?」

のあ「あまり」

歌鈴「そうなんですか。恋愛ものより、ファンタジーとかミステリーとか好きそうですもんね」ハハ

歌鈴「あ! き、気分を悪くしてしまったらすみません! そんなつもりは……!」アタフタ

のあ「そう感じるのは必然的……気に病む必要はないわ」

のあ「男女の恋模様への興味、人並みにはある。ただ擬似的なものを好んで観賞しようとは思わない」

歌鈴「じゃあ、なんでここに?」

のあ「呼ばれたから」

歌鈴「あ、はい……」

歌鈴「それに嫌いではないし……アイドルの考えた作品となれば」

のあ「同じアイドルとして興味がそそられるわ」

晶葉『そろそろ始めるぞ! 審査員の私たちは、今から披露されるドラマを見て』

晶葉『それぞれに点数をつける! そしてその合計が高かった方が勝者だ!』

一時中断します
続きは22時から

歌鈴「この数字を書き込む画面はそういうことなんですね」

晶葉『ではいくぞ! 先攻はナターリア!』

晶葉『どんな物語かは観て理解してくれ!』


スタスタ

歌鈴「あ、来ましたね」ヒシソ

ナターリア「キレイな桜だヨー」

P「うん、少し遠出してよかったな」

P「こんなに良いものが見れた。テレビや写真で観るのとは全然違うよ」

ナターリア「……」

ギュッ

P「? なんだいきなり」

ナターリア「何となくこうしたかったノ」

ナターリア「……ネエ。こうやって腕に抱きついてたら」

ナターリア「周りの人に、どう思われるカナ」

P「え? んー……仲の良い兄妹じゃないかな?」

ナターリア「……」

>>381
ミスしたのでもう一度

歌鈴「この数字を書き込む画面はそういうことなんですね」

晶葉『ではいくぞ! 先攻はナターリア!』

晶葉『どんな物語かは観て理解してくれ!』


スタスタ

歌鈴「あ、来ましたね」ヒソヒソ

ナターリア「キレイな桜だヨー」

P「うん、少し遠出してよかったな」

P「こんなに良いものが見れた。テレビや写真で観るのとは全然違うよ」

ナターリア「……」

ギュッ

P「? なんだいきなり」

ナターリア「何となくこうしたかったノ」

ナターリア「……ネエ。こうやって腕に抱きついてたら」

ナターリア「周りの人に、どう思われるカナ」

P「え? んー……仲の良い兄妹じゃないかな?」

ナターリア「……」

ナターリア「あっそ」プイッ

P「な、何だよ……」

ナターリア「何でもないヨ!」

――――

P「人がいっぱいだな。さすが世界遺産」

ナターリア「カゾクで見に来てる人が多いネー」

ナターリア「あと、コイビトも……」

P「そうだなぁ」

ナターリア「早くいい人見つけないとナ」フフッ

P「俺のことか? まあそのうちに」

ナターリア「それ、何度も聞いてるゾ」

P「うるさい。お前こそ、可愛いんだから早く彼氏作れよ」

P「いつまでも俺と一緒にいても、つまらないだろ」ハハ

ナターリア「そんなことナイ」

P「!」

ナターリア「イッショにいると楽しいヨ? 今も」

P「……そうか」

P「まあ、家が隣同士。挨拶を交わしてる内に交流も増えて」

P「仲良くなって……今じゃ家族みたいな関係になってる俺たちだもんな」

P「一緒にいて気が楽だよな。ははは」ナデナデ

ナターリア「そ、そういうイミじゃなくて……っていうか撫でるナ!」

P「ごめんごめん」

ナターリア「ナ……ナターリアが言いたいのは、そういうことじゃなくて……」

P「ん?」

ナターリア「……何でもナイヨ……」


歌鈴「プロデューサーさんとナターリアちゃんは、兄妹のように仲のいい男女の設定なんですね」

のあ「そして片方はもう片方に恋心を抱いている……」

歌鈴「その想いを伝えたいけど、伝えてしまったら、今みたいに仲のいい関係が崩れちゃうかもしれない」

のあ「だから言い出せない……勇気が出ない」

歌鈴「うう、切ない……!」


P「そうそう、この前うちの母親がお見合いしろって迫ってきてさ」

ナターリア「え?」

P「まだそんな歳じゃないってのに。写真も送ってきたんだよ」

P「開いてみたら、なかなか美人なんだよな」

ナターリア「断るよネ?」

P「……どうだろう」

ナターリア「な、なんで!? 嫌なんでショ?」

P「ほら、社会人になると出会いの場が減るだろ」

P「さっき『そのうち』なんて言ったけど、この先、彼女ができるか分からないしさ」

P「ならいっそ、写真の美人さんと身を固めてもいいかなって」

P「昨日風呂入ってる時、そんな風に思っちゃって」

ナターリア「……」

P「もしそうなったら、ナターリア。お前にも紹介…」

ナターリア「しなくてイイ!」

P「へ?」

P「い、いや……もしそうなったらの話で……」

ナターリア「お見合いするナ!」

P「何でだよ! 俺の勝手だろ!」

ナターリア「……」

P「どうしたんだよお前……なんか変だぞ」

P「もしかして、変なこと言っちゃったか。だとしたら謝る」ナデナデ

ナターリア「それもやめテ!」パシッ

P「!」

ナターリア「ナターリアのこと、そんな扱いしないで」

ナターリア「ナターリアは……あなたの妹じゃないヨ!」

P「え……」

ナターリア「どうして見てくれないノ……目の前にいるのニ」

ナターリア「あなたのコトっ……トッテモ……トッテモ大好きな……」

ナターリア「オンナのコ、いるのに……」

P「!!」

ナターリア「どうしてオンナのコじゃなくて、妹としてしか見てくれないノ?」

ナターリア「あなたと過ごす時間、楽しいヨ……」

ナターリア「このままのカンケイでもいいかなって、そうオモったこともあった」

ナターリア「だけど、やっぱり……」

ナターリア「コイビトになりたいヨ」ポロポロ

P「……ナターリア……」


ギュッ


ナターリア「……!」

P「俺はバカだ」

P「自分勝手にナターリアを妹扱いして、その気持ちに気づかずに……」

P「本当にごめん」

ナターリア「ううん……イイノ……」エヘヘ

ナターリア「ナいちゃって、ゴメンネ。みんな見てるカラ……」

P「このままでいい」

ナターリア「……?」

P「俺、こうしてナターリアに直接言われることでようやく分かった」

P「心のどこかで、ナターリアを好きになってたんだ」

ナターリア「……都合イイナ」

P「なっ……本当だって! 別に勢いで好きになったわけじゃ…」

チュッ

P「!?」

ナターリア「これで印つけたヨ。もうあなたはナターリアのモノ」

ナターリア「分かった?」

P「あ、ああ……」

ナターリア「もしあなたの想い、ニセモノだったとしても」

ナターリア「ホントの好きにしてみせるカラ!」ニコッ


~♪ ~♪


のあ「この音楽は?」

歌鈴「エンディングの曲にありそうな感じですね」

晶葉『ドラマの終了を告げる音楽だ! これでナターリアの話は終わりだな!』

歌鈴「よかったですねっ! 涙腺にきましたよ!」

晶葉『おっと、感想・評価は全て終了してからにしてくれよ?』

晶葉『余韻を考慮して、凛のドラマは今から10分後に始めるぞ!』

――――

ナターリア「ふー、楽しかったヨー!」

歌鈴「ナターリアちゃん! すごく良かったですよ!」

ナターリア「ホント!? やり切ったカイがあるネ!」

ナターリア「ノアはどうだったカ?」

のあ「注目したのはあなたたちの演技……」

のあ「プロデューサーはともかく、ナターリアは役そのものと同化していた」

のあ「観客を引き込む素質の持ち主ね……凛はどう対抗してくるか、見物」

ナターリア「褒めてくれてるよネ?」

歌鈴「うんっ」

ナターリア「それほどでもないヨー!」

晶葉『みんな、席についてくれ! 凛の準備ができたようだ!』

晶葉『それでは始めよう! スタート!』


凛『私は渋谷凛、15歳。東京に住むクールな女子高生』

歌鈴「え? な、何ですかこれ」

のあ「ナレーションのようね」

晶葉『こういうドラマもあるにはあるな』

凛『家は花屋で、趣味は犬の散歩。特に目立ったプロフィールでもなくて』

凛『ごく普通の高校生活を過ごしていたんだけど』

凛『ある日、その子はやってきたの。その可愛さで私を虜にする8歳の男の子が』

凛『名前はPくん。親戚の事情で3年間だけ預かることになったらしい』

凛『詳しい説明は不要、とにかく可愛いの。容姿もやることなすこと何もかも、全てがキュート』

のあ「これ、いつまで続くのかしら」

歌鈴「まあまあ……」

凛『今日はPくんとの間に起きた思い出のうち、一つを紹介しようと思う』

凛『春休みに、旅行で奈良県にある吉野山にやってきた私たちは、とても楽しい時間を満喫していた』


スタタタッ

P「凛お姉ちゃん! こっちだよー!」

歌鈴・のあ「!?」

歌鈴(あ、あれ……プロデューサーさんですか!?)

歌鈴(すごく可愛いっ!!)

のあ(……)

凛「もー、Pくんは足が速いなぁ」フフ

晶葉(顔がデレデレだ)

P「えへへ! 捕まえてみてよ!」

凛「よーし」

ビュンッ!!

凛「捕まえた」ギュッ

P「へ?」

晶葉(ものすごい初速でそのまま助手のもとへ)

晶葉(消えたかと思ったぞ)

歌鈴・のあ「……」ジー

晶葉(まあ、この2人は助手に夢中で気づいていないようだが)

P(おい凛、段取りが違うぞ!)ヒソヒソ

凛(ごめん、プロデューサーが可愛すぎて)ヒソヒソ

P(いいから早く舵を取り直せ!)

凛「こほん……見てPくん。シロヤマザクラだよ」

P「すげー! 超キレー!」キラキラ

P「……」チラッ

凛「どうしたの?」

P「な、何でもない」

凛「嘘でしょ。絶対こっち見たし」

P「うん……えっと……」


P「凛お姉ちゃんも……綺麗だよって言おうとしたんだ」ポッ

凛「」


歌鈴・のあ「」


凛・歌鈴(KAWAII!!)

のあ(……)

凛(ダメだ。あんなに練習したのに、顔がいやらしい笑顔になりそう)ピクピク

凛(堪えろ、堪えろ、堪えろ!)グググ…


凛「ふふっ、ありがとう」ニコッ

P(よし、よく耐えた!)

P「本当だよ。凛お姉ちゃんも、この桜に負けないくらい綺麗だよ」

凛「お世辞が上手いね」ピクピク

P「お世辞じゃねーし……」ボソッ

凛「あ」

P「?」

凛「待って、動かないで」ヒョイッ

凛「はいとれた。桜の花びらが、Pくんの頭に乗ってた」

P「あ、ありがとう」

P「今、凛お姉ちゃんの頭にも乗ったよ! とってあげる!」

凛「本当?」スッ

P「ダメ! しゃがまないで、このままとるから」

凛「いや、どう頑張ったって無理でしょ」

P「とる! よっと……ふっ……!」

P「うーん……!」グググ

歌鈴(あんなに必死に手を伸ばして……可愛い……)

のあ(……)

凛(可愛い可愛いヤバい可愛すぎる)ピクピク

P「くっそー……!」

凛「はい」スッ

P「あ! しゃがまないでって言ったのに!」

凛「だって、このままじゃどう頑張ってもとれないよ?」

P「……」ヒョイッ

P「とれた」

凛「ありがとう」フフッ

P「……ボク、いつか絶対凛お姉ちゃんより大きくなるからね」

P「そしたら頭にのった花びら、とってあげるから」

凛「うん、待ってるね」ニコニコ

晶葉(子供との約束か。評価できるポイントだな)

凛「もうちょっと上まで行こっか」

P「うん!」

すみません、勝負途中なのですが今日はここまでにします
明日、22時から始めます


P「ねえ、凛お姉ちゃん」

凛「なに?」

P「彼氏いるの?」

凛「んー、どっちかな」フフ

P「いるよね……凛お姉ちゃんキレイだし、可愛いもん」シュン

凛(お前の方が可愛いよ!)

凛「いないよ」

P「本当!?」

凛「うん、告白されたことはあるけど」

凛「みんな断ったんだ」

P「何で?」

凛「付き合うとか、そういう気になれなかったから」

凛「何でだろうね。付き合えば好きになれるかもしれなかったのに」

P「……」

P「り、凛お姉ちゃん!」

凛「ん?」

P「あのね……ボク……」モジモジ

晶葉(助手もよくあんな風に演技ができるな)

凛「どうしたの? 恥ずかしがらずに言ってごらん」

P「ボク……」


P「凛お姉ちゃんのことが好きです!」

凛「」キュン

歌鈴「」キュン

のあ(……)


P「付き合ってください!」

凛「ええ? 私たち、歳が離れてるよ?」

P「恋に歳の差なんて関係ないよ!」

P「お願いします!」

凛「んー」

凛「……いいよ」

P「え!?」

P「いいの?」

凛「返事ははい、だね。Pくん可愛いし」

P「ボク、本気だよ? 結婚も考えてるよ?」

凛「いいよ。Pくんが大人になっても、そのことを覚えてたらね」ニコッ

P「ありがとう! 絶対に忘れないよ!」


凛『口約束を交わしたPくんの笑顔は、とっても素敵だった』

凛『一方、この約束を本気にしていなかった私は、10年後……高校を卒業したPくんに結婚を迫られ』

凛『本当に結婚してしまうことになろうとは、思いもしなかったのだ』


~♪ ~♪


晶葉『終わったようだな!』

歌鈴・のあ「……」

晶葉(まだ助手を見つめているな)

――――

ナターリア「アレ? Pくんの姿じゃないのカー」

P「もうドラマは終わったからな」

P(凛に何されるか分かったもんじゃないし)

凛「残念だよね、可愛かったのに」

ナターリア「ネー」

凛「演技も最高だったよプロデューサー。死ぬほど可愛かった」

P「二度とやるか」

晶葉『話が盛り上がっているようだが、点数をつけ終わったぞ!』

晶葉『ナターリアと凛、2人の点数を同時に出すからな!』

ナターリア「緊張するヨ」ドキドキ

凛「……」ドキドキ

凛(私の設定はこれでよかったはず。自信を持とう)

凛(勝ってプラス5の恩恵を受けるんだ)

凛(……もし負けたら1回休み……)

凛(って、そんなこと考えちゃダメ!)ブンブン

晶葉『では一斉に……ドン!』


↓1、2、3 ナターリアの点数

↓4、5、6 凛の点数


コンマ二桁 合計点数の高かった方が勝ち


ナターリア:歌鈴59点 のあ83点 晶葉98点

凛:歌鈴88点 のあ32点 晶葉13点


ナターリア「わっ! 点数高いヨ!」

凛「」

晶葉(すまないな凛、ちゃんとした評価をつけさしてもらったぞ)

晶葉『1人ずつ評価を言っていこう! まずは歌鈴!』


歌鈴「2人とも良かったでしゅ! あっ、すみません……」

歌鈴「ナターリアさんのドラマは、切なさが伝わってきて最高だったんですけど」

歌鈴「プロデューサーさんの演技が、もう少し良ければ高得点でしたね」

P「ごめんナターリア……演技なんて初めての経験で……」

ナターリア「落ち込まないデ! プロデューサー、すごくガンバったヨー!」ナデナデ

歌鈴「あとは桜を使った演出が物足りませんでした。せっかく良い場所なので」

歌鈴「ナターリアさんが思いを伝えるところで、風を吹かせて」

歌鈴「桜の花びらを舞い上げるような感じがあれば、100点満点でしたね」

P「細かくないか」

歌鈴「良い作品だったからこそですよっ!」フンス

歌鈴「そして、凛ちゃんなんですけど……」

歌鈴「他のお2人は厳しめの点数ですけど、私はよかったと思います!」

歌鈴「ほっこり日常ものの雰囲気が出てましたし、Pくんが可愛くて可愛くて」エヘヘ

凛「ありがとう……」

P「もうあの姿にはならないぞ……!」

晶葉『次はのあだな! どうだった?』

のあ「多くは語らない……ナターリアのドラマは恋愛ものとして上手く仕上げていた」

のあ「歌鈴の言う演出には目を伏せたわ、話の流れを見ていたから」

のあ「凛はPくんの愛らしさに頼りすぎ」

凛「うう……でも、可愛かったですよね?」

のあ「ええ。けどこれは恋愛ドラマ。恋愛模様で心を動かさないと、点数はあげられない」

凛「正論すぎる」

のあ「……いえ、違うわね」

凛「?」

のあ「Pくんが愛らしすぎたのがいけないわ。そのせいで恋愛要素が薄れてしまった」

凛「!!」ガーン

のあ「つまり凛が勝つには、プロデューサーの歳を下げないような設定にするしかなかったのよ」

凛「な……なるほど……!」

P(すごい恥ずかしいんだけど)

歌鈴(やっぱりのあさんから見ても可愛かったんだ)

晶葉(多くを語ってるじゃないか)

晶葉『次は私だな! ナターリアは素晴らしかったぞ!』

晶葉『助手の演技や桜の演出など、どうでもよくなるほど光っていた!』

ナターリア「褒めすぎだヨ」アハハ

晶葉『いや、本当のことだ! 将来的には女優としてもやっていけそうだな!』

晶葉『次に、凛!』

凛「はい」

晶葉『自分の欲望に負けたな!』

凛「……それもある……」

晶葉『それが全てだ! 凛は、助手の少年状態と触れ合いたいという欲に負け』

晶葉『欲に合わせた設定を練ってしまった! もったいない!』

凛「くぅ……!」

晶葉『まあ長く助手と接していないせいでもあるだろうが』

晶葉『もうちょっと我慢できていればな!』

凛「……うん」

凛「我ながら情けない奴だと思うよ。これはプロデューサーがかかった勝負なのに」

凛「真剣になりきれなかったんだもん……」

凛「でもさ、こんなの無理だよ」

凛「プロデューサーがいるんだよ? 長らく合ってなかったプロデューサーが目の前に」

凛「プログラムだったとしてもさ……私には抑えきれないよ」

晶葉『元気を出せ! まだ勝ち目は…』

凛「もういいんだよ晶葉」

晶葉『は?』

凛「ここで1回休みになっちゃったら、まゆには追いつけないよ」

凛「特技もなしで進まなきゃいけないんでしょ? サイコロで少なくとも7以上出して」

凛「止まったマスの勝負には全勝するくらいしないと……」

晶葉『だから、その可能性もあるだろう?』

凛「諦める」

晶葉『!?』

凛「勝負を諦めるよ。そしてここに住む」

晶葉『何を言ってるんだ!?』

凛「いいじゃん、ここには色んな食べ物があるし、アイドルのみんなもいる」

凛「それに……プロデューサーも」ギュッ

P「り、凛?」

凛「現実のプロデューサーはまゆのものに」

凛「この世界のプロデューサーは私のものに……ね?」

P「ね? じゃない! そんなのダメに決まってるだろ!」

歌鈴「そうだよ凛ちゃんっ!」

のあ「クールダウンして」

凛「プロデューサー……」ハァ ハァ

P「ヤバい!! 凛がはぁはぁ言い出した!!」

晶葉『襲撃準備に入ったぞ!! 誰か止めろ!!』

――――

P『やめろ凛!! 脱がすなぁぁ!!』

晶葉『落ち着けこら!』

ワーワー ジタバタ

梨沙「す、すごいことになってる……」

まゆ「……しい」ボソッ

梨沙「え?」

まゆ「羨ましい」ポロポロ

梨沙「うわっ!?」

梨沙(涙と鼻水で顔ぐしゃぐしゃ!)

まゆ「何なんですか……ナターリアちゃんはプロデューサーさんとのラブラブを見せつけて」グスッ

まゆ「凛ちゃんは小さいプロデューサーさんと触れて、結婚の約束まで……」

まゆ「まゆもそっちに行きますぅ!」グリグリ

梨沙「ちょっと!? モニターに顔を擦りつけても無駄よ!」

梨沙「そっちには行けないから! 離れて!」グイグイ

まゆ「いや! プロデューサーさんの温もりに触れるのぉ!」

トンッ

まゆ「うっ」バタンッ

梨沙「!? あ、晶葉……!」

晶葉「全く……凛もまゆも、助手のことになると手がつけられないな」

梨沙「わざわざ実体化して、手刀までしなくてもいいんじゃない!?」

晶葉「こうでもしないと収まらないからな……」

晶葉「問題はサイコロだが、こうしよう」

まゆ「」フワッ

梨沙「まゆが浮いた!!」

晶葉「私が操作している。まゆたちも今はデジタルだからな、お手の物だ」

晶葉「こうすればまゆが振ったことになるだろう」クイックイッ

まゆ「」スッ

梨沙(サイコロを持った……)

梨沙「こんなことができるなら、凛とまゆの暴走も簡単に封じられるでしょ」

晶葉「プレイヤーに関しては、意識がない状態でしか動かせないんだ」クイックイッ

ポイッ コロコロコロ


【進行状況】

   奈良  和歌山 鳥取  島根
凛  ○●○ ○☆○ ○☆× ○☆○

   山口  徳島  香川  愛媛
まゆ ×☆● HHH ○×○ ×○○


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください


まゆ:8マス進む+2

【進行状況】

   奈良  和歌山 鳥取  島根
凛  ○●○ ○☆○ ○☆× ○☆○

   愛媛  高知  福岡  佐賀
まゆ ×○○ ●☆○ ○○× ○☆○


晶葉「まゆの体には幸運が溜まっているのか」

晶葉「いや、凛もある意味運を持っているのか」

梨沙「どういうこと?」

晶葉「まゆが止まった高知のマス、1回休みなんだ」

晶葉「これで凛の1回休みはチャラになる……が」

晶葉「まゆが10進んだ分は取り戻さないとな」

まゆ「」

梨沙「まゆってこのまま送れるの?」

晶葉「もちろんだ。私が操ればすぐに」

梨沙「送った先のアイドル、びっくりしない?」

晶葉「すぐ目覚めるよう設定するから大丈夫だ」

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「……んっ」ピクッ

まゆ「いたた……誰かに首を……あれ?」

まゆ「ここはどこ?」キョロキョロ

晶葉『起きたな!』

まゆ「晶葉ちゃん! これはどういうことですか?」

――――

まゆ「そういえばそうでした! 何でプロデューサーさんのもとへ連れて行ってくれないんですか!?」

晶葉『いいのか、本物じゃなくて!』

まゆ「!」

晶葉『今凛のところにいる助手はプログラムだぞ!』

晶葉『本物に手伝ってもらって作り上げた……言い方は悪いが、偽物だ!』

晶葉『それで満足できるならここに出現させるが』

晶葉『お前たちは本物の助手とくっつきたいんだろう?』

まゆ「……はい」

まゆ「その通りです晶葉ちゃん。ありがとうございます、目が覚めました」

まゆ「で、ここは1回休みのマスなんですよね」

晶葉『残念ながらな!』

まゆ「いえ、凛ちゃんともまた差がつきましたし」

まゆ「このくらい大丈夫ですよ♪」

晶葉(これは……自信か?)

晶葉(仮にここから追いつかれても、自分は絶対勝てるという自信)

晶葉(言い換えれば慢心でもあるが……)

まゆ「それで、高知県のアイドルはどこに?」

晶葉『ああ、向こうにいるぞ!』


こずえ「……zzz……zzz……」

まゆ「え」

晶葉『何だ?』

まゆ「いえ……1回休みということは」

まゆ「観光とかグルメ食べ歩きとかするんですよね」

晶葉『そういう設定だ!』

まゆ「こずえちゃん、紹介できるんですか?」

晶葉『セリフは全部覚えたらしいぞ!』

晶葉『そろそろ起きると思うから、そばで見守っててやってくれ!』

晶葉『私はこれで引っ込むからな!』

まゆ「……」

まゆ(本当に大丈夫かな)スタスタ

こずえ「……すぅ……すぅ……」

まゆ(可愛い……気持ちよさそうにベンチで寝てる。妖精さんですね)フフ

まゆ(ここは、公園ですよね?)キョロキョロ

今日はここまでにします
追い込まれてからの、まゆの進撃は本当にすごいですね

正直もう消化試合だよな

0時頃からの開始になります

>>428
まゆが少ない目を出し続ける可能性も…今までを考えたら無いかもしれないですね

今日、17時頃から始めたいと思います

20時に変更します

始める詐欺すみません…
今から書いていきます

こずえ「……ん……」ピクッ

まゆ(あ、起きた)

まゆ「おはようこずえちゃん」

こずえ「まゆ……? おはよう……」

こずえ「こんなところで……どうしたのー……?」

まゆ「ふふ、こずえちゃんが起きるまで待ってたんですよ」

まゆ「私、このマスに止まったので」

こずえ「……?」

まゆ(忘れちゃってるのかな)

まゆ「晶葉ちゃんに何か言われませんでした? 高知を案内して欲しいとか」

こずえ「……あ……」

こずえ「いわれた……ここにきたひとに、こうちの……」

こずえ「いろんなもの……おしえてあげてって……」

こずえ「まゆ、しりたい……?」

まゆ「はい。ぜひ」ニコニコ

こずえ「いいよー……こずえ、まゆをあんないするねー」

こずえ「おててつないでー……つなげー……」

まゆ「はい」ギュッ

まゆ(可愛いなぁ……)

――――

こずえ「こうちの……いろんなもの、おしえる……」

こずえ「まずは、あさごはん……たべよー……」

まゆ「さんせーい♪」

こずえ「ここだよー……なまえはね……」

こずえ「ながのあさひどうほんてん、りんべる(永野旭堂本店リンベル)っていうのー……」

こずえ「このおみせの、ぼうしぱんたべよー……」

まゆ「ぼうしパン?」

こずえ「こうちにしか、うってない……とくべつなぱん……」

こずえ「りんべるさんが、いちばんさいしょにつくったんだよ……」

まゆ「なるほど、発祥なんですね」

こずえ「くりーむがはいってたり……あんこがはいってたり……」

こずえ「きゃらめるあじもあるの……おいしいよ……」

こずえ「いいよー……こずえ、まゆをあんないするねー」

こずえ「おててつないでー……つなげー……」

まゆ「はい」ギュッ

まゆ(可愛いなぁ)

――――

こずえ「こうちの……いろんなもの、おしえる……」

こずえ「まずは、あさごはん……たべよー……」

まゆ「さんせーい♪」

こずえ「ここだよー……なまえはね……」

こずえ「ながのあさひどうほんてん、りんべる(永野旭堂本店リンベル)っていうのー……」

こずえ「このおみせの、ぼうしぱんたべよー……」

まゆ「ぼうしパン?」

こずえ「こうちにしか、うってない……とくべつなぱん……」

こずえ「りんべるさんが、いちばんさいしょにつくったんだよ……」

まゆ「なるほど、発祥なんですね」

こずえ「くりーむがはいってたり……あんこがはいってたり……」

こずえ「きゃらめるあじもあるの……おいしいよ……」

↑ >>438と同じ内容なので無視してください


――――

まゆ「んーっ♪ おいひい」モグモグ

こずえ「ふつうのぼうしぱんも、おいしいけど……」

こずえ「こっちの、ろいやるぼうしぱん(ロイヤルぼうしパン)……たべてみてー……たべろー……」

まゆ「あーんしてくれますか?」

こずえ「あーん……」スッ

パクッ

まゆ「!! これもすごく美味しい! 上品な味で♡」キラキラ

こずえ「りんべるさんの、くりーむが……きじにねりこんであるの……」

こずえ「まいるどで、ほっぺたがおちるあじ……」パクッ

こずえ「モフモフ……コクン……おいしいねー……」

まゆ(食べ方も可愛い……)

――――

まゆ「美味しかったぁ」

こずえ「……」

まゆ「? どうしました、こずえちゃん」

こずえ「おなかいっぱいになって……ねむい……」

まゆ「寝ますか? さっきみたいな公園にワープして…」

こずえ「だいじょうぶ……まゆを、あんないしなきゃいけないから……」

まゆ「そうですか」

まゆ(こずえちゃんを膝枕してみたかったんですけど)


――――

こずえ「ここ……かつらはま(桂浜)……」

こずえ「とさの、みんよう……よさこいぶし(よさこい節)にもでてくるなまえなのー……」

まゆ「綺麗なところですねぇ」

まゆ「あそこに見えるのって、坂本龍馬像ですよね?」

こずえ「うん……さかもとりょうまさん、しってる……?」

まゆ「もちろんですよ。日本史を学べば必ず出てくる人ですから」

こずえ「じゃあ、せつめいはやめるね……」

まゆ(こずえちゃんの話し方だと、ちょっと時間かかっちゃうかもしれないですしね)ハハ…

こずえ「あのどうぞうは……しょうわさんねん、ごがつにじゅうななにち(昭和3年5月27日)にたてられたの……」

こずえ「むこうにある、てんぼうだいにのぼれば……もっとちかくでみられるよ……」

まゆ「見たいです!」

――――

こずえ「りょうまさん……こんなにちかい……」

まゆ「凛々しいお顔ですね」

まゆ「龍馬さんも、かつてはこのように」

まゆ「この桂浜から、太平洋を眺めてたんでしょうね」

まゆ「こういう妄想を膨らませると、気持ちが高ぶってきますねぇ」

こずえ「なんでー……?」

まゆ「んー……そうですねぇ。歴史上の人物が見ていた場所を」

まゆ「時を経て、現代の私たちが見ている。共有してるんだって考えたら」

まゆ「自然と感動しちゃうんですよ」

こずえ「……こずえ、よくわかんない……」

まゆ「あはは……」

こずえ「でも……それって、すてきだね……」

まゆ「はい♪」

――――

こずえ「じゃーん……」

まゆ「可愛いすぎる」

まゆ「じゃなくて……法被にハチマキを身につけて、どうしたんですか?」

こずえ「いまから……おどる……」

まゆ「何でですか!?」

こずえ「そのまえに、よさこいまつり(よさこい)のせつめいしなきゃ……」

>>443
一番したのこずえのセリフ

こずえ「そのまえに、よさこいまつり(よさこい祭り)のせつめいしなきゃ……」です

祭りが抜けてました

まゆ「よさこい祭り……聞いたことあります」

こずえ「おまつりがひらく、よっかかんのあいだ……」

こずえ「ひゃくまんにんのひとがさんかする……おおきなおまつりなのー……」

まゆ「100万……!?」

こずえ「おまつりのいちにちめ……ぜんやさい(前夜祭)には、はなびたいかいもあるんだよ……」

まゆ「それ知ってます! 確か約4000発打ち上げるとか」

こずえ「そう……きれいだよー……」

まゆ「それで、残りの3日間は踊りを披露するんですよね」

こずえ「うん……ふつかめとみっかめは、おどりのほんばん……」

こずえ「よっかめは、ぜんこくたいかい……あと、こうやさい(後夜祭)……」

こずえ「ほんばんはね……しない(市内)の、きゅうかしょのきょうえんじょう(競演場)と……」

こずえ「ななかしょのえんぶじょう(演舞場)で……にひゃくちーむがおどるの……」

まゆ「ひぇー……その人数は?」

こずえ「にまんにんだって……」

まゆ「すごいですねぇ……」

短いですがここまでで
明日は22時に

まゆ「200チーム2万人ってことは、1チーム100人くらい」

まゆ「100人が同時に踊るんですよね」

こずえ「きれいなのから、かっこいいの……いろんなおどりがあるよー……」

まゆ「? 踊りって、1種類じゃないんですか?」

こずえ「ちーむによってちがう……よさこいなるこおどり(よさこい鳴子踊り)っていう」

こずえ「おうたのめろでぃーをいれれば……すきに『あれんじ』していいんだって……」

こずえ「あとねー……ほかにも、るーるがあるの……」

こずえ「ひゃくごじゅうにんいか(150人以下)のちーむで……なるこをもって、まえにすすむふりつけで……」

まゆ「へー、楽しそう!」

こずえ「あいどるのちが……さわぐー……?」

まゆ(どこでそんな言葉を)

まゆ「そうですねぇ。お仕事の都合がつけば、アイドルみんなを誘って参加してみたいですね」

まゆ「こずえちゃんも一緒に」ニコニコ

こずえ「いけたらいくねー……」

まゆ「杏ちゃんみたいなセリフですね」

まゆ「そういえば今から踊るって言いましたけど」

まゆ「もしかして、よさこい祭りの踊りを披露してくれるんですか?」

こずえ「うん……こずえがかんがえた、おりじなるのおどりだよー……」

こずえ「こずえひとりでおどるか……こずえのぶんしんを、ひゃくにんよういするか……」

こずえ「どっちがいいー……?」

まゆ「分身できるんですか!?」

こずえ「できるよー……」

まゆ「……」

まゆ(こずえちゃん100人が、並んで踊ってる姿……)

まゆ(可愛い。いや、ちょっと怖いかも)

まゆ「1人でお願いします」

こずえ「わかったー……いちについてー……」ササッ

まゆ(100人も興味本位で見てみたいですけど、やめましょう)

こずえ「みゅーじっく、すたーと……」

~♪ ~♪

まゆ(ふわふわした、可愛い曲調ですねぇ)

こずえ「……♪ ……♪」クルクル

こずえ「……♪」スイスイ

まゆ(か、可愛い……! まさしく妖精の舞……!)

まゆ(癒されますねぇ)ホッコリ

こずえ「……♪」フワフワ

まゆ(……あれ……ちょっと眠たくなってきた……)

こずえ「♪」ユラユラ

まゆ(この舞を見てると……心が安らいで……)

こずえ「……♪」クルクル

――――

ナターリア「ここが奥千本ダヨー」

凛「綺麗だね」ギュッ

P「うん……」

晶葉(休みの間、ずっと助手の近くにいるという約束を取りつけ、何とか落ち着かせた)

晶葉(まさか手刀も効かないとは……)

凛「ねえプロデューサー、恋人ごっこしよう」

P「は?」

凛「本来なら新婚ごっこといきたいところなんだけど」

凛「まずは段階を踏んで、ね」

P「いや……それは…」

凛「嫌なの?」

P「ひっ」

P(凛の目からハイライトが消えた!!)

P「……」チラッ

歌鈴「こっち見てますよ」ヒソヒソ

のあ「指示を待っているようね」ヒソヒソ

晶葉『付き合うしかないだろ。断ったらまたエヴァ初号機のような暴走を始めるぞ』ヒソヒソ

のあ「ジェスチャーで指示を出す」スッスッ

P(凛の言うとおりに、か。まあそうだよな)

P「分かった」

凛「そう言ってくれると思ったよ」フフッ

凛「じゃあお互いの呼び名を決めよう。私はプロデューサーのことPくんって呼ぶから」

凛「プロデューサーは私のこと……凛って呼んで」

P「いつもと変わらないな」

凛「シンプルイズべストだよ。お願いねPくん」

P「分かったよ凛」

歌鈴「あの……こう言ってはあれですけど、凛ちゃんちょっと病んでませんか?」

のあ「全ては、まゆに追いつけないと自分で決めつけてしまったせい」

のあ「この世界のプロデューサーにも否定されたら、凛は失恋したことになってしまうから」

晶葉『それを認めたくないんだろうな』

歌鈴「なんとかやる気を出せないかな……」

のあ「良い考えがある」

晶葉『本当か!』

のあ「ただしこれは、ここにいるアイドル全員が協力しなければ成功しない作戦」

のあ「晶葉も実体化して」

晶葉『任せろ!』

歌鈴「ナターリアちゃん呼んで来ますね!」スタスタ

凛「Pくん、しゅき」

P「うん……」

凛「Pくんは?」

P「……好きだよ」

凛「むふふっ」ニヤニヤ

凛「ご、ごめん……変な笑い声出ちゃった」

P「そんな凛も可愛いくていいな」

凛「えへへ、やめてよ照れるから」ニマニマ

ナターリア「……」

ナターリア(ナターリア、どうすればいいのかナ?)


――――

こずえ「……ふぅ……おわったよー……」

こずえ「こずえのおどり、どうだったー……?」

まゆ「すごく可愛くて、癒されましたよ」ニコニコ

まゆ(あとちょっとで睡魔に負けるところでした)

まゆ(こずえちゃんのおどりは、不思議な力を秘めているのかも)

こずえ「よろこんでもらえて、うれしいー……」ニコッ

まゆ(もー、また可愛らしい笑顔を……!)キュン

――――

こずえ「おひる、たべよー……」

まゆ「おー! お店はここですか?」

まゆ「藁焼き鰹たたき、明神丸……って看板に書いてありますけど」

こずえ「そうだよー……かつおのたたき、たべるのー……」

こずえ「ここ、ひろめいちばてん(ひとめ市場店)で……」

こずえ「みょうじんまるさんはー……かんこーきゃく(観光客)におすすめする、いんしょくてんをきめる」

こずえ「こうちけんみんそうせんきょ(高知県民総選挙)でねー……」

こずえ「にせんじゅうよねんに、いちいをとったんだよー……」

まゆ「1位ですか! すごい……もっと楽しみになってきましたよぉ……!」ワクワク

こずえ「まゆ……あれみて……みろー……」スッ

まゆ「わっ! 店頭で鰹を焼いてます!」

こずえ「こうやって、みてもたのしめるんだよー……すごいねー……」

――――

まゆ「わー……塩たたき定食、たれたたき定食……」

まゆ「この塩たたき丼は平日限定のメニューなんですね」

こずえ「うん……とってもおいしいよー……」

こずえ「てんねんのしおを、ぱらってふった……しんぷるなあじつけなのー……」

まゆ「それがまたいいんですよね、こういうの。素材の味を活かしているというか」

こずえ「こっちの、しゃきとろどん(しゃきとろ丼)は……かつおのたたきに、とろとろやまいもをかけたどんぶりでー……」

まゆ「ううっ」

こずえ「みぞれどん(みぞれ丼)は……かつおのたたきに、だいこんおろしとぽんずをかけた…」

まゆ「それ以上はどうか! 迷いすぎて決められなくなっちゃいます!」

こずえ「こずえのおすすめはねー……しおたたきていしょく(塩たたき定食)……」

こずえ「みょうじんまるさんの、かんばんめにゅーなんだよ……」

まゆ「看板メニュー……平日限定……どっちをとりましょう」

まゆ「こういう言葉に弱いんですよね。んー……決めました!」

まゆ「塩たたき定食にします!」

こずえ「こずえはねー……みぞれどんにするー……」

ここまでにします
読んでくださってありがとうございます

まゆ「おすすめじゃなくて?」

こずえ「ちがうものをたのめば、こうかんできるよー……」

まゆ「て、天才ですか……!!」

――――

まゆ「こ、これが塩たたき定食……」ゴクリ

まゆ「塩が振ってある鰹のたたきが輝いて見えます……!」

こずえ「おしおはねー……くろしおちょう(黒潮町)っていうところでつくられた」

こずえ「てんじつえん(天日塩)なのー……」

まゆ「確か、海水を太陽の熱で蒸発させて作った塩のことですよね」

まゆ「はぁ……説明を聞くたびにお腹が空いてきます。早く食べましょう!」

こずえ「それじゃあ、てをあわせて……いただきまーす……」

まゆ「いただきますっ!」

まゆ「まずはもちろん、この鰹のたたきを……パクッ」

まゆ「モグモグ……。!!」

こずえ「どうしたのー……?」

まゆ「モグモグ……ゴクン」

まゆ「おすすめしたいお店だというのが実感できますよ、こずえちゃん!」

まゆ「口に入れた途端、香りが広がりますねぇ。これは藁ですよね?」

まゆ「風味を引き立ててます。そして当然、天然塩との相性も抜群で」

まゆ「こんなの、ご飯が進まないわけがないですよぉ!」パクッ モグモグ

こずえ「こずえのみぞれどんも、おいしいよー……」

まゆ「モグモグ……ゴクン、ぜひ交換を!」

こずえ「ひときれ、どうぞー……」スッ

まゆ「いただきます」スッ パクッ

まゆ「モグモグ……モグモグ」

まゆ「ゴクン……はぁー……」

こずえ「あじわってるねー……」

まゆ「はい……分かってたんですよ。鰹のたたきと、大根おろしポン酢の組み合わせは美味しいって」

まゆ「でもこれは、その上をいってますね」

まゆ「たった一切れだけで、ご飯がどんどん進みます!」パクッ モグモグ

まゆ「モグモグ、ゴクン。さらに味噌汁も」ズズ…

まゆ「ふー……美味しい……」ポワポワ

こずえ「たんとおたべー……」ニコニコ

まゆ「ああ……美味しいものを食べられるのは幸せですね」

まゆ「でも、食べれば食べた分だけ、量が減っていく……この鰹も」

まゆ「まあ当たり前なんですけど」

こずえ「かつおのたたきだけ、ちゅうもんもできるよ……たべる……?」

まゆ「本当ですか!? あ、でも……お腹の様子を見てからにします」アハハ…

――――

まゆ「結局あれ以上の注文はしませんでした。お腹いっぱい」

こずえ「しおたたきのほかにも、たれたたきがあるから……こんどたべてねー……」

まゆ「絶対に行きます。明神丸さんですね、覚えました!」

まゆ「で、次に行くのはお城でしたっけ」

こずえ「うん……こうちじょう(高知城)だよー……」

こずえ「ここのこうえんで、おやすみしてから……」

まゆ「眠いですか?」

こずえ「ちょっとだけおねむ……おひるねしていい……?」

こずえ「あそこのべんちで……ちょっとだけだから……」

まゆ「いいですけど……」

こずえ「まゆー……おひざかしてー……かせー……」

まゆ「膝枕ですか。ふふ、いいですよ」

まゆ「けど、すぐに横になると太っちゃいますよ?」

こずえ「おやすみー……」ポフッ

こずえ「おひざー……やわらかくて、あったかい……」

まゆ「もう、仕方ないですねぇ」フフ

まゆ「30分くらいしたら起こしますからね」

こずえ「……zzz……zzz……」

まゆ(もう寝たんですか!?)

こずえ「……すや……すや……」

まゆ「……」

まゆ(可愛いって思うの、これで何回目でしょうか)ナデナデ

――――

まゆ「……これが高知城……」キラキラ

こずえ「さくらもさいてて……きれいだねー……」

こずえ「こうちじょうは……にほんのおしろのなかで……」

こずえ「いちばん、むかしのままのかたちをしてるおしろなのー……」

まゆ「そうなんですか! 大抵復元されてますしね」

こずえ「しあと(史跡)にもえらばれてるよー……きちょうだから……」

まゆ「選ばれないわけがないですね、こんなに立派で歴史があるもの」

こずえ「さくらがいっぱいさいてるけど……ほかにもあるんだよ……」

こずえ「うめのおはな……もものおはな……」

こずえ「なつは、あじさい……あきはもみじ……ふゆはやぶつばき……」

まゆ「色んな景色が見られるんですねぇ」

こずえ「いまから、みにいこ……」ギュッ

まゆ「はい」

まゆ(急に手を握られると、どきっとしますね)

まゆ(私、まるで男の子みたい……違うのは、恋愛感情なのか)

まゆ(可愛さでキュンとくるのかですけど)

――――

こずえ「おはな、たくさん……」

まゆ「風も気持ちいいです」

まゆ(今更ですけど、マスごとに季節が違うんですよね)

こずえ「あ……ちょうちょ……」

こずえ「ひらひらとんでる……かわいい……」


ヒラヒラ

ピトッ

こずえ「わ……」

まゆ「花じゃなくて、こずえちゃんの鼻に止まりましたね」クスクス

こずえ「……ふあ……」

こずえ「くしゅっ」

ヒラヒラ

まゆ「あ、飛んでいった」

こずえ「くしゃみで……ちょうちょ、びっくりさせちゃった……」

こずえ「ごめんね……ばいばい……」フリフリ

まゆ(こずえちゃんのくしゃみ。レアですね)

――――

まゆ「もう高知城を離れるんですか?」

こずえ「あとは……ほんとのこうちじょうにいってね……」

こずえ「おたのしみ……」

まゆ「それはもちろんですけど」

まゆ「なら、次はどこに?」

こずえ「ひみつ……」

まゆ「えー、気になるじゃないですかぁ。教えてください」

こずえ「ひんと……また、きれいなところだよ……」

まゆ「綺麗ということは、景色を楽しむところですね? んー」

まゆ「……ダメですね。分かりません」

こずえ「ざんねん……こたえは、ついてから……」

まい「焦らしますね」

こずえ「わーぷするよー……」

――――

こずえ「とうちゃく……」

まゆ「わぁ! 川ですね!」

こずえ「そう、かわ……しまんとがわ(四万十川)だよー……」

こずえ「ここはねー……おっきな『だむ』がないから……」

こずえ「みずのながれが、ゆったりしてて……にほんさいごのせいりゅう(清流)……」

こずえ「あと……にほんさんだいせいりゅう(日本三大清流)のひとつっていわれてるの……」

まゆ「三大ということは、残り2つもあるんですよね」

こずえ「うん……かきたがわ(柿田川)とー……ながらがわ(長良川)……」

早いですがここまでにします
明日は20時頃から始めます

再開できずすみません…
今から書いていきます

こずえ「そのふたつも、きれいなかわだよー……」

まゆ「いつか訪れてみたいですねぇ。今は四万十川を楽しむということで」

まゆ「何をするんですか?」

こずえ「……じゃん……」スッ

まゆ「サンダルにシュノーケル、そして浮き輪に魚とり網……」

まゆ「つまり、川遊びをしようってことですね」

こずえ「おひさまもでてるし……およぐときもちいいよー……」

こずえ「みずぎも、よういしたから……いっしょにあそぼー……」

まゆ「いいですねっ、着替えましょうか」ニコニコ

――――

まゆ「あのー……ちょっといいですか」

こずえ「まゆ、にあってるねー……」

まゆ「ありがとうございます。いえ、そうじゃなくて」

まゆ「何でスクール水着なんですか?」

こずえ「ダメだったー……?」

まゆ「いえ。学校でも着てますし、別にいいんですけど」

こずえ「おそろいだよー……」ニコニコ

まゆ「ふふ、そうですね」

まゆ「それじゃあ、川へゴーです!」スタタタッ

こずえ「まゆー……まずはじゅんびうんどうしなきゃ……」

まゆ「え」

まゆ「あ、はい……ですよね。準備運動は大事です……」

まゆ(年上なのにはしゃいじゃって、恥ずかしい)カァァ

――――

こずえ「しまんとがわには、いろんなおさかながいるのー……」

まゆ「目の前にも泳いでますね」

こずえ「おさかなほかくだいさくせんしよー……」

こずえ「こずえは、あみをうごかすから……まゆはおさかなをよんでー……」

まゆ「分かりました! いきますよー!」

ジャバジャバ

まゆ「えいっ、はっ」ジャバジャバ

まゆ「そっちに行きましたよこずえちゃん!」

こずえ「まかせろー……」チャプン

こずえ「とったよー……」ザパッ

こずえ「……あれ……?」

まゆ「いませんね」

こずえ「まゆとこずえのさくせんからにげるとは……できる……」

まゆ(網を動かすの、ゆったりし過ぎてるような)アハハ…

――――

こずえ「うきわでぷかぷか……」

まゆ「水浴び、気持ちいいですねぇ♪」チャプチャプ

こずえ「まゆー……」パシャ

まゆ「何ですk……きゃっ!?」

こずえ「えへへー……」

まゆ「や、やりましたねー! えいっ!」パシャ

こずえ「わぷ……このー……」パシャパシャ

まゆ「うふふっ♪ それっ、それっ♪」パシャパシャ

こずえ「むむ、なんのー……」スイー

こずえ「……あれ……まゆ、はなれてく……」スイー

まゆ「大変!! 流されてますよこずえちゃん!?」

こずえ「かってにうごく……たのしいよまゆー……」ヒラヒラ

まゆ「手を振ってる場合じゃないですよぉ! 今行きますから!」ザブザブ

こずえ「ばたあしで、ながれにさからうねー……」チャプチャプ

まゆ「逆らえてないですよ! もっと動かしてください!」

――――

まゆ「はぁ……はぁ……どうなることかと思いました……」

こずえ「めいわくかけて、ごめんなさい……」ペコリ

まゆ「いいんですよ。でも、これからは気をつけてくださいね」ナデナデ

こずえ「うん、やくそくする……」スッ

まゆ「ゆびきりげんまん、ですね」ギュッ

まゆ(リアルこずえちゃんにも、念のため言っておいた方がいいでしょうか)

まゆ「ふぅ、ちょっと喉が渇いてきちゃった」

こずえ「きゅうけいしよー……あそこにある、ちいさい『てんと』のなかに……」

こずえ「つめたいのみもの、たくさんあるよー……」

まゆ「ありがとう♪ これで日陰で休めますね」

――――

まゆ「はぁー……よく冷えてますね。美味しい」

こずえ「まゆ、これたべて……」スッ

まゆ「?」

まゆ「アイスクリームですね、ありがとう!」

こずえ「ちがうよー……これ、あいすくりん(アイスクリン)っていうの……」

こずえ「とりのたまごとか、さとうとかからつくる……」

こずえ「ぎゅうにゅうのしぼうせいぶん(脂肪成分)が、さんぱーせんといか(3%以下)の、こおりがしなの……」

こずえ「こうちと、おきなわのものがゆうめいなんだよー……」

まゆ「へぇー……! いただきますねっ」スッ

パクッ

まゆ「!? な、何でしょうか、この食感。アイスというよりシャーベットみたい」

まゆ「味もあっさりしてますね!」

こずえ「しぼうぶんがないから……だいえっとしてるときにも、いいかも……」

まゆ「なるほど、ありですね」ペロペロ

まゆ「休憩が終わったら何をしますか? 今のうちに決めておきましょう」

まゆ「もう一回、捕獲大作戦やります?」

こずえ「こんどは、すいちゅうめがねで……かわにもぐる……」

こずえ「おさかな、みよう……?」

まゆ「はい、いいですよ♪」

こずえ「それがおわったら……ううん、これはひみつ……」

まゆ「何ですか?」

こずえ「ひみつ……」

まゆ「もうっ、また気になることを」

短いですがここまでで
明日はなるべく早めに

こずえ「むねが、どきどきするから……たのしみにまっててー……」

まゆ「こずえちゃんは焦らし上手ですねぇ」フフ

――――

まゆ「あれ? もう暗くなってきましたね」

こずえ「これからおこることの、じゅんびだよー……」

まゆ「さっき言ってた、胸がドキドキすることですね!」

まゆ「一体何が始まるんでしょうか」ソワソワ

こずえ「ふくをきて、まってて……」

(数分後)

まゆ「……」

こずえ「……」

まゆ「あ、あの……まだですか?」

こずえ「きた……」

まゆ「え?」

こずえ「あれみてー……みろー……」

まゆ「!!」

まゆ「ホタル! ホタルがいます!」

まゆ「向こうにも! あっ、そっちにも!」

こずえ「きらきらひかってるねー……」

まゆ「すごい……! ホタルが飛び交って、幻想的……!」

まゆ「夢のような光景ですねぇ」

こずえ「ごがつのおわりから、ろくがつのはじめにみられるの……」

こずえ「でも、こんなにたくさんのほたるがみられるのは……うんがいいとき……」

まゆ「確かにこういうのは、環境が整わないと難しそうですね」

まゆ「あ」

こずえ「まゆのかたに、とまった……」

まゆ「こずえちゃんの頭にも」

こずえ「ほんとだ……えへへ……」

まゆ「ふふ」ニコニコ

――――

まゆ「綺麗でしたね。忘れられない記憶になりました」

まゆ「というか、このゲームで体験したこと、全部忘れられないですけどね」

こずえ「こずえも、たのしいよー……まゆとあそべて……」

まゆ「こずえちゃん……! そう言ってもらえて嬉しいです♪」ギュッ

まゆ「そういえば、目的のお店はもう少しかかりますか?」

こずえ「もうすぐだよー……」

まゆ「ペラ焼き、でしたっけ。有名なんですか?」

こずえ「こうちの『そうるふーど』っていわれてるの……」

こずえ「そうるふーどって、どういういみー……?」

まゆ「え? うーん……その土地の人に親しまれている、伝統的な料理のことでしょうか」

こずえ「そうなんだ……」

まゆ「た、たぶん」

こずえ「あ……ついた……」

こずえ「ここはねー……がんそぺらやきにしむら(元祖ペラ焼きにしむら)さんだよー……」

こずえ「ぺらやきの、ゆうめいなおみせなの……はいろー……」

――――

まゆ「こういう質問、お店に入る前にするべきだったかもしれないですけど」

まゆ「ペラ焼きってどんな食べ物なんですか?」

こずえ「えっとねー……こむぎこ、たまご、みずをあわせて……」

こずえ「ねぎと、じゃこてん(じゃこ天)をのせて、やくんだよ……」

まゆ「お好み焼きみたいですね。じゃこ天って?」

こずえ「おさかなのすりみ(すり身)を、あぶらであげたもの……」

こずえ「えひめけんの、きょうどりょうり(郷土料理)なんだって……」


こずえ「きたよー……これがぺらやき……」

こずえ「こずえは、とんかつそーす……あまくち……」

こずえ「まゆは、うすたーそーすの、ふつう……」

まゆ「ありがとうございます。へー、こんな見た目なんですね」

まゆ「ソースのいい香りが、食欲をそそりますよぉ」ゴクリ

こずえ「おもちかえりもできるけど……できたてをたべたほうが」

こずえ「ふわふわでおいしいの……たべてー……たべろー……」

まゆ「いただきます! はむっ」

まゆ「はふはふっ、あふい! モグモグ……」

まゆ「……~~っ! 美味しいっ!」キラキラ

まゆ「こずえちゃんの言うとおり、ふわふわですね! ネギの食感もいいアクセントで!」

まゆ「はむはむっ……空腹が満たされていく……」

こずえ「おいしいねー……モフモフ……コクン」

まゆ「ああ、こずえちゃん。口の周りがソースだらけですよ」

まゆ「ちょっと待ってください。ティッシュで拭きます」フキフキ

こずえ「んむ……ありがとー……」

こずえ「モフモフ……」

まゆ(やっぱり食べ方可愛い。小さな口で頬張って、ハムスターみたいですね)クスッ

こずえ「コクン……こうちのたべもの、まだあるんだよ……」

こずえ「かわえびのからあげ(川エビに唐揚げ)とか、なべやきらーめん(鍋焼きラーメン)……」

こずえ「やたいぎょうざ(屋台餃子)……ほかにもいろいろ……」

まゆ「ぜひ食べてみたいですね!」

こずえ「おしえてあげたいけど……これたべたら、もうおわりなの……」

こずえ「さいころ、ふらないと……」

まゆ「そ、そうなんですか?」

こずえ「あとは、ほんもののこずえと、かなと……ほんとのこうちにいって」

こずえ「おしえてもらってねー……」

まゆ「加奈ちゃんも高知でしたね。3人で旅行、いいですね」

まゆ「必ず行きますよ」ニコッ

こずえ「あ……まゆ、おくち……」

まゆ「へ?」

こずえ「そーすついてる……てぃっしゅで、ふいたげる……」フキフキ

まゆ「あぅ……ありがとうございます」

まゆ(年上なのに、恥ずかしい)カァァ


――――

凛「Pくん」

P「ん?」

凛「呼んでみただけ」

P「そ、そう……」

凛「♡」

のあ「――という段取り。頭に入れた?」

ナターリア「完璧ダヨー!」

歌鈴「そんなことで本当に復活するんですか……?」

晶葉「まあ物は試しというし、ダメならダメで別の方法を模索するだけだ」

晶葉「やってみようじゃないか」

のあ「その通り。いきましょう」スタスタ


凛「ねえPくん。私たち、まだ色んなこと未経験だよね」

P「え」

凛「デートもほとんど行ってないし、初キスとか……その先も……」モジモジ

P「まだ早いんじゃないかなー……ははは」

凛「何言ってるの? 付き合ってもう1年目だよ?」

P(そんな設定知らない!)

凛「なのに、未だにこうして手を繋いでるだけだし……」

凛「そろそろもっと進んでもいいと思わない?」ジリジリ

P「な、何で近づいて……」

凛「Pくん……」ジリジリ

凛「……」スッ

P(目を瞑った! キスしろと?)


のあ「待って」

P「!」

凛「のあさん、邪魔しないでもらえますか」

凛「今は私とPくん、2人きりの時間を過ごしてるところなので」

のあ「そうね、謝る。ただあなたに伝えたいことがあって」

のあ「すぐ終わるわ。時間をもらうことは可能?」

凛「……まあ、ちょっとだけなら」

のあ「ありがとう。まずは結論から」

のあ「あなたとプロデューサーはとてもお似合いよ」

凛「え? あ、ありがとうございます」

晶葉「助手は収入もいいし安定した生活を望める。性格もまあまあで、顔は悪くはない」

晶葉「言ってしまえばなかなかの優良物件だ。そんな男の隣に並べる女は、凛……お前しかいないだろう」

凛「そんな……へへっ」テレテレ

ナターリア「ホントにリンは羨ましいヨ! アイドルのナターリアたちから見ても、可愛くてキレイで」

ナターリア「リンなら、どんな男の人も射止められるネ!」

凛「それほどでもないよ……もうやめて。なんかむず痒いから」

歌鈴「私はそうは思いません」

凛「!」

晶葉「おい歌鈴! 何を言ってるんだ?」

歌鈴「だって、ありえないですよ」


歌鈴「凛ちゃんほど素晴らしい女の子がこの世に存在するなんて」

凛「!!」


歌鈴「神様から愛されすぎてます……巫女の私には尚更分かるんです」

凛「……」

歌鈴「ごめんなさい。嫉妬が入っちゃって……そうは思わないなんて、酷いことを……」

凛「……」

のあ(マズイ。やりすぎた?)

凛「……」


凛「んー……まあまあ……それほどでもない、かな……?」フフッ

晶葉(チョロイ)

のあ「そういうことよ。私たちの気持ち、伝わってるといいけど」

凛「すごく伝わってきたよ。そっか、そんなに魅力出ちゃってるんだね」フフフ

のあ「ええ。でも」


のあ「プロデューサーを諦めた今のあなたは、魅力半減よ」

凛「……!!」


のあ「あなたの目の前にいるプロデューサーはプログラム」

のあ「本物はゲームじゃなくて現実にいる」

凛「……」

のあ「彼を手に入れるため頑張ってきたのよね」

のあ「彼の笑顔を、欲しいままにしたいから」

のあ「なのに、ここまできて諦めるなんて」

凛「……だって……まゆとの差が……」

歌鈴「意気地なし!」

凛「か、歌鈴……」

歌鈴「どんなに差が開いても、誰かがゴールするまでは負けじゃないんですよ?」

歌鈴「つかささんにも言われてたじゃないですか!」

凛「……」

ナターリア「そうだヨ、リン。負けちゃダメ」

ナターリア「勝負もだケド、自分に負けないデ! 最後まで戦わナイと!」グッ

凛「ナターリア……」

晶葉「諦めたらそこで試合終了。良い言葉だな」

晶葉「戦い抜くんだ凛! 戦うのをやめてしまったら、得られるものも得られない」

晶葉「全力で突き進め」

凛「……」

のあ「凛」

凛「……」

凛「……ありがとう、みんな」

歌鈴「凛ちゃん……!」

晶葉「決意を固めたか」

凛「うん……たぶん、へこむのはこれで最後だと思う」

凛「絶対に負けない。まゆがゴール目前までいったとしても」

凛「私は諦めない。プロデューサーにふさわしいのは私だから!」

ナターリア「その調子だヨ!」

凛「プロデューサー」

P「?」

凛「恋人ごっこは終わり。私は前に進むことにしたから」

凛「また会おうね。現実で」ニコッ

P「……頑張れ」

凛「うん! 晶葉、サイコロ!」

晶葉「ほら!」スッ

凛「はっ!」ポイッ

歌鈴「受け取ってからすぐに投げましたね」

凛「すぐにでも進みたいからね。さあ! 何でもいいから出て」

↑途中送信してしまったので、もう一度投下します

P「……頑張れ」

凛「うん! 晶葉、サイコロ!」

晶葉「ほら!」スッ

凛「はっ!」ポイッ

歌鈴「受け取ってからすぐに投げましたね」

凛「すぐにでも進みたいからね。さあ! 何でもいいから出て!」

コロコロコロ


【進行状況】

   奈良  和歌山 鳥取  島根
凛  ○●○ ○☆○ ○☆× ○☆○

   愛媛  高知  福岡  佐賀
まゆ ×○○ ●☆○ ○○× ○☆○


↓1 コンマ一桁 0は10


凛:9マス進む

【進行状況】


   島根  岡山  広島  山口
凛  ○●○ ○×○ ○○× ×☆○

   愛媛  高知  福岡  佐賀
まゆ ×○○ ●☆○ ○○× ○☆○


歌鈴「あー! またスペシャルマスですよっ!」

ナターリア「やったネ!」

凛「うん。だけど、勝たなきゃまた1回休みだから」

のあ「あなたなら勝てる」

凛「ありがとう。負けてもくじけないから」

晶葉「負けた時のことは考えるな」

凛「ふふ、そうだね。それじゃ!」

ビュンッ

のあ「……成功したわね」

歌鈴「噛まずに言えた……奇跡でしゅね。ってここで……」

晶葉「感謝するぞみんな」

ナターリア「気にするナ~!」ニコニコ

P「……」

のあ「プロデューサー、質問がある」

のあ「あなたは凛たちのことをどう思っているのか」

P「えっ?」

歌鈴「私も聞きたいですっ。プログラムですけど、本人の心理は反映されてるんですよね」

ナターリア「どうナノー?」

P「プライバシーってもんがあるだろう」

歌鈴「ということは、少なからず好意を?」

P「言えないよ。そもそも晶葉にそう設定されてるんだ」

晶葉『個人情報を管理する義務もあるからな!』

ナターリア「あ、声だけに戻っタ」

のあ「残念ね」

晶葉(まあ、私には分かるんだがな)

――――

ビュンッ

凛「ほっ」スタッ

凛「島根県出身は、茄子と蓮実だけど……」

凛「スペシャルマスだし、海外出身のアイドルが対戦相手。誰かな」

今日はここまでにします
明日は18時から始めます

19時に変更します


???「私ですよ~」

凛「あ、イヴ」


凛「まあやっぱり、島根に縁もゆかりもないよね」

イヴ「そうですね。出身はグリーンランドですから~」

イヴ「でも日本は大好きですよ? この島根も、触れてみたらとても良いところでっ♪」

凛「ブリッツェンは?」キョロキョロ

イヴ「協力を求めているのは私のみということで」

イヴ「残念ながらプログラムはされませんでした~……寂しいです」シュン

イヴ「代わりといってはなんですけど、ブリッツェンのぬいぐるみを持ってます~」スッ

凛「そ、そっか。可愛いね」

凛「話は変わるけど、勝負について聞きたいな」

イヴ「分かりました~! とても面白い勝負ですよ~」

イヴ「今からするのは、グルメリポート対決ですっ」

凛「グルメリポート……」

イヴ「ここからちょっと歩いた場所に、『献上そば羽根屋』という有名なお蕎麦屋さんがあるんですけど」

イヴ「そこのお蕎麦をリポートして、審査する人の食欲をより刺激した方が勝ちです~!」

イヴ「どうですか~? わくわくしますよね?」

凛「んー……やったことないんだよね、食レポって」

凛「だから不安が大きいかな」

凛(このゲームで食べてきた数々の料理も、『美味しい』としか言ってないし)

イヴ「安心してください、私もですよ~」

イヴ「これを機にリポートを学びましょう♪ きっと今後のお仕事にも役立ちますっ」

凛(私は本人だからいいけど、イヴはプログラムだから意味ないんじゃ……)

――――

イヴ「用意はいいですか~?」

凛「いやいや待って! 早くない!? ぶっつけ本番なの!?」

イヴ「え?」

凛「だって私たち、食レポのやり方とか全く知らないんだよ」

凛「ちょっと調べてもいいんじゃない?」

イヴ「言われてみればそうですね! じゃあ5分だけ調査タイムを」

凛「短っ!」

イヴ「あ、そうそう。審査してくれるのはこの人です~」

カメラマン「……」

凛「誰?」

イヴ「カメラマンさんです♪」

凛「それは分かるけど」

イヴ「私たちのリポートの撮影をしてくれます!」

イヴ「審査員は、このロケ用カメラの向こうにいるアイドルたちで」

イヴ「リポートが終わったら、私たち2人の点数をつけてもらいます~」

凛「アイドルたちって?」

イヴ「島根県出身のお2人と晶葉ちゃんですっ」

イヴ「中継が繋がってますよ~、まあ中継されてるのは私たちですけど~」

――――

茄子「凛ちゃん、イヴちゃん、頑張って♪」

蓮実「2人の食レポ、楽しみにしてます」ニコッ

晶葉『声だけだが私もここにいるぞ!』

――――

凛(空に浮かぶモニターに、2人の楽しそうな姿が……)

イヴ「あと4分ですよ~」

凛「えっ、調査タイム始まってたの!?」

凛「早く言ってよ。えっと、スマホで検索を……」タプタプ

凛「グルメリポート、やり方……っと」

イヴ「ふむふむ、なるほどなるほど~」タプタプ

(4分後)

イヴ「さあ、始めましょうか~!」

凛「正直学べた感じがしないけど、あとは流れに任せるしかないね」

凛「どっちが先にやる?」

イブ「ジャンケンしましょう♪ 最初はぐー!」

イヴ「ジャンケンぽんっ!」

凛「勝った!」

イヴ「先攻か後攻か、どっちですか~?」

凛「……後攻で」

凛(やっぱりこういうのは、まず誰かのを見て参考にしたいし)

イヴ「いいですよぉ~! じゃあ行ってきますね!」

イヴ「カメラマンさん、よろしくお願いします~」

スタスタ

凛(そうだ、今の内にある程度セリフを考えておこうかな)

凛(蕎麦だから、コシがありますねー! とか……?)

すみません、急用ができてしまい
再開は0時過ぎになります、本当にすみません


――――

イヴ「イヴ・サンタクロースの聖夜のごちそう~!」

イヴ「ということで、今週も始まりましたよ~! 主役はもちろんこの私、イヴ・サンタクロースですっ♪」

凛(番組形式なんだ)

イヴ「聖夜=クリスマス。誕生日や記念日に匹敵するほど特別な日と言っても過言ではないです」

イヴ「この番組は、そんな聖夜の食事に選んでもいいんじゃないかというくらい」

イヴ「絶品のお料理を紹介していきますよ~!」

イヴ「今日はですね~。なんと、島根県の出雲市に来てます」

イヴ「出雲という言葉にピンとくる方もいらっしゃると思います。出雲大社? いえいえ食べ物ですよ!」

イヴ「そうです~! 今向かっているのは、出雲蕎麦のお店なんです!」

イヴ「確かこの辺に……あっ! ありましたね~」

イヴ「献上そば羽根屋さんですっ。江戸時代の末期に創業した、歴史のながーいお店なんですよ~」

イヴ「では、早速入店しましょう!」

――――

イヴ「わ~、雰囲気のある店内! まさに『和』の空間ですね~」

イヴ「お品書きを見てみましょう。お蕎麦はもちろん、定食、うどんもあります~」

イヴ「お持ち帰りもできるんですね~……何にしようか迷ってしまいますけど~」

イヴ「これにしましょう♪ 出雲独特と言われる、割子そば、釜揚げそばの2種類のうち」

イヴ「割子そばを注文します~♪」


(数分後)

イヴ「割子そば、どんなお蕎麦なんでしょうねぇ?」

イヴ「予備知識はないんですよ~。だからとっても楽しみで」

イヴ「あっ! 頼んだものがきましたよ~!」

イヴ「三段重ねの器に、お蕎麦が入ってます。なるほど! この器が『割子』というものなんですねっ」

イヴ「綺麗な器です~。そして? こちらが、だし汁と薬味ですか~」

イヴ「ふむふむ……どうやら、お蕎麦をだし汁につけるんじゃなくて」

イヴ「このお蕎麦の入った割子器に、だし汁と薬味を入れちゃうらしいです~」

イヴ「カンペの通りに、だし汁と薬味を……」スッ サッサッ

イヴ「これでいいんでしょうか~? それでは、いただきます♪」ペコリ

イヴ「まずは一口……ズズズッ」

イヴ「……んんー!」キラキラ

イヴ「香りが強いですね~! 口の中に風味が広がりますっ」

イヴ「これはだし汁じゃなくて、お蕎麦の香りですね~」ズズズ

イヴ「ほうほう……出雲のお蕎麦は、そば粉を作る時に、そばの実を皮ごと石臼で挽くので」

イヴ「色も濃く見えて、香りが強いんですか。へぇ~」

イヴ「ズズズッ……モグモグ。美味しい……お箸が進みます~」

――――

イヴ「一段目、食べ終わりましたっ!」

イヴ「一段でも量があるんですよね~。たくさん食べたいという方も満足できると思いますよ~」

短いのですがここまでにします
今日は昼、夕方、夜に別けて始める予定です

すみません
始めていきます

イヴ「もし足りなかったら、一段ずつ注文することもできますし」

イヴ「そして皆さん、これは重要ですからね~!」

イヴ「どうやって二段目を食べるのかと言うと……一段目に入ってるお汁を、こうやって移して」スッ

イヴ「さあ召し上がれ、というわけです~。いただきます♪」

イヴ「ズズズ……♪」

イヴ「はぁ~……お口が幸せですよぉ。これを食べるため、週に1回は旅行したいくらい~♪」

イヴ「この割子そばっ、聖夜のごちそうにピッタリだと思います~!」

――――

イヴ「ということで、羽根屋さんを紹介させていただきました~」

イヴ「今すぐにでも食べたい! でも遠いなぁ~、と思ったそこの方!」

イヴ「羽根屋さんは通信販売も行っているので、ぜひホームページをチェックしてくださいね~」


イヴ「終わりですよ~」

凛「……」

イヴ「どうしましたか~? 次は凛ちゃんの番ですよ♪」

凛「うん……」

凛(しまった。イヴのを観てて思ったけど、これって先攻が有利じゃない?)

凛(後からやる方は、先にやった方の二番煎じにならないよう気をつけなきゃいけないし)

凛(まあイヴとは違う料理を注文すればいい……のかな?)

凛「行ってくるよ」スタスタ

イヴ「頑張ってください~」ニコニコ

凛(これは余裕の笑み? それとも素直に応援してくれてるの?)

凛(何にしたって、絶対に勝つ)

――――

蓮実「割子そば、本当に美味しいですよね」

茄子「私も週に1回は食べに行ってます」

茄子「イヴちゃん美味しそうに食べてましたね♪」フフ

晶葉「表情から伝わってきたな。そういうのは大事だ」

晶葉「そして凛の食レポは……もうすぐ始まるようだな」

――――

凛「皆さんこんにちは。今日も『どるめし』が始まりましたね」

晶葉(凛もイヴのような番組形式か)

凛「視聴者の方に、オススメ料理と応援してるアイドルをセットで決めてもらって」

凛「ネットで抽選して、見事当たると……なんと、そのアイドルがオススメ料理を食べに行くというこの番組」

凛「おかげ様で、とっても好評なんですよ。今回もたくさんのご意見をいただきました」

凛「そして選ばれたのが、私渋谷凛と、島根県出雲市にある『献上そば羽根屋』さんです」

凛「ハンドルネームしぶPさん、ありがとうございます」ニコッ

凛「何せものすごい数の抽選だったので、まさか選ばれるとは思いませんでした」

凛「お蕎麦は好きなので、嬉しいです。えっと……もうすぐで着くと思うんですけど」キョロキョロ

凛「あっ、あれでしょうか? 羽根屋さんです」

凛「素敵な外観のお店ですね。期待で胸が膨らんできました」ソワソワ

凛「入ってみましょう」

――――

凛「店内も和を感じることのできる、素敵な空間ですね」

凛「お品書きを見ると、どれも魅力があって目移りしてしまいますけど」

凛「しぶPさんのオススメ、釜揚げそばを頼みましょう」

凛「当然食べたことないです。そもそも島根に行く機会があんまり」

凛「この後、島根観光してみたいなーなんて。ダメですか?」クスッ

(数分後)

凛「料理が来たみたいです」

凛「わー、これが釜揚げそば。何故釜揚げと呼ばれるのかというと」

凛「お蕎麦って、釜や鍋から茹でたら水洗いしますよね?」

凛「だけどこれは、茹でたらそのまま器に入れるらしいです。だから釜揚げ、なんですね」

凛「食べ方は……だし汁と薬味を、お蕎麦に入れていただくみたいですね」

凛「早速入れたいところですが」

凛「まずはお蕎麦のみをいただくことにしましょう」

晶葉(ほう)

イヴ(なるほど、それやってなかったですね~)

凛「その前に、ちゃんと撮りましたか? このお蕎麦、素晴らしいですよ」

凛「もっと近くで! さあ!」

蓮実(お料理を見せるのは大切ですね)

茄子(大抵は専用の画が用意されてますけど)

凛「オッケーですね。では、いただきます……ズズズ」

凛「! 味わい深いですね。お蕎麦の風味も感じられて、香りも楽しめますよ」

凛「だし汁と薬味を合わせたら、一体どうなっちゃうんでしょうか?」

凛「よいしょ……こんな感じかな」サッサッ

凛「見てくださいこれ。美味しそうですよね」スッ

蓮実(だし汁を入れた画もちゃんと)

凛「では、いただきます!」

凛「ズズズ……モグモグ」

凛「モグモグ……ゴクン」

凛「すごい……! だし汁が絡むと、お蕎麦の味が引き立ちますね……薬味も添えるとまた美味しくて」

凛「ほっぺたが落ちるとはこの事です」

凛「ズズズ……モグモグ」

凛「美味しい……二口三口と、どんどん食べちゃいます」

凛「こんなに美味しいお蕎麦なのに、お値段もリーズナブル」

凛「男の人も満足できそうな量ですね」ズズズ

凛「モグモグ……ゴクン」

凛「喉を潤したいなという時は、一緒についてるこの飲み物です」

凛「何だと思いますか? お茶でもお湯もありません」

凛「実は、そば湯なんですよ。何から何までお蕎麦を堪能できるんですね」

――――

凛「どうでしたか皆さん。島根県、出雲市にある羽根屋さん」

凛「もし近くに来た時、ふとこの番組のことを思い出して寄ってみてください」

凛「お座敷もあるので、ゆっくりくつろげますよ」

凛「行きたいけど時間がない! どうしよう! という方は」

凛「安心してください。羽根屋さんは通信販売も行っています。ぜひご購入を!」

凛「それでは、今回の『どるめし』のパーソナリティ、渋谷凛でした」ヒラヒラ


イヴ「やりますね~凛ちゃん」

凛「手応えは分かんないけど、焦らず気を抜かないままできたと思う」

イヴ「ですね~。プロデューサーさんが関わらなければ、あんなにスマートなのに」

凛「ふふ、まるで人が変わってるみたいに言わないでよ」

晶葉『変わってるだろ』

凛「晶葉! これで食レポは終わったけど、点数は?」

茄子『美味しいですねー♪』ズズズ

蓮実『お蕎麦は出雲に限りますね♪』モグモグ

凛「……」

イヴ「何でお蕎麦を食べてるんですか~?」

晶葉『2人の食レポを見てたら食べたくなってきたんだ』ズズズ

凛「嬉しいけども!」

茄子『も、もうすぐ食べ終わりますから!』

蓮実『ちょっと待ってくださいっ』

――――

晶葉『すまなかったな。では、発表するぞ!』

イヴ「もう評価できたんですか?」

蓮実『実はすでに点数をつけ終えてたんですよ』

茄子『しっかり考えたからね』

凛・イヴ「……」ゴクリ

晶葉『もう一つのモニターを出現させるぞ! それを見てくれ!』

晶葉『結果はこうだ!』

バンッ


↓1、2、3 イヴ

↓4、5、6 凛


コンマ二桁 合計点数の高かった方が勝利


イヴ:96

凛:210


イヴ「あ~、負けちゃいました」エヘヘ

凛「……」

イヴ「凛ちゃん、おめでとうござ……凛ちゃん?」

凛「……っし」

凛「よしっ! やったよ! 勝てたよ……!」グッ

イヴ「す、すごい喜びよう……」

晶葉(まゆに追いつくかどうかの大事な一戦だったからな)

晶葉『例によって、審査員が1人ずつ評価を言うぞ。まずは蓮実!』

蓮実『2人とも、初の試みでよく頑張ったと思います』

蓮実『ただイヴさんは、食レポというより美味しいものを堪能してる女の子というイメージがついてしまって』

蓮実『お蕎麦の知識を紹介してから、ずっと幸せそうに食べ続けてたのが、首を捻ってしまう要因でした』

イヴ「仰る通りですね~」

蓮実『美味しそうな顔はすごくよかったんですけどね。食レポだという意識を持ち続けて欲しかったです』

蓮実『凛ちゃんは、全体的に上手に紹介できてたと思いますよ』

蓮実『あとはイヴさんくらい幸せそうな表情ができれば最高ですね』

凛「練習するよ」

茄子『私はイヴちゃんの表情を高く評価しました』

茄子『こっちまで幸せになってきちゃう、素敵な笑顔で』フフ

イヴ「ありがとうございます~!」ニコニコ

茄子『凛ちゃんも可愛い笑顔を見せてくれて、よかったです』

茄子『レポートも普通にこなせてましたし』

晶葉『聞く限りでは、2人とももっと点数を上げていいんじゃないかと思うんだが』

茄子『うーん……やっぱり、技術が物足りないですね』

茄子『食レポは、視聴者の方に『いかに食べてみたいと思わせるか』が重要なので』

茄子『そのためには極論、美味しいという言葉を使わずに進めて欲しいです』

イヴ「ハードルが高い~」

凛「海の宝石箱やー! みたいな?」

茄子『ふふふ♪ はい、そういうのも面白いですね。とにかくもっと技術を磨けば』

茄子『今後のお仕事にも幅がでますよ♪』

凛「精進します!」

晶葉『次は私か。と言っても、大体茄子が言ってしまったんだ』

晶葉『初めてにしては良かった。しかし公平な目で見て判断すれば、物足りない点が多かった』

晶葉『だから2人とも厳しめだ』

凛「全然いいよ。晶葉のそういうとこ好きだよ」

晶葉『え? あ、ああ……』

晶葉(スペシャルマスで勝ったから、多少余裕が出てきたようだな)

イヴ「食レポの奥深さ、知ることができました~」

イヴ「凛ちゃん、良い勝負でしたねっ。私の点数低いですけど、えへへ」

凛「結果はそうだけどさ。私、イヴのを観ててヤバいと思ったんだ」

凛「すごく眩しい笑顔だったから」

凛(一瞬、天性の笑顔を持つ卯月が浮かんだよ)

イヴ「そこまで言ってもらえるなんて、自信ついちゃいますよ~♪」

凛「つけちゃって。そうだ、この辺ちょっと歩いていいかな?」

凛「蓮実と茄子さんも一緒に」

茄子『いいですね』ニコニコ

蓮実『そっちに行きますね!』

凛(というか、そこ何処なの?)

――――

まゆ(やるじゃないですか凛ちゃん)

まゆ(土壇場で良い流れを引き寄せてますねぇ……でも、何度も言ってますけど)

まゆ(勝つのはまゆですからね)

こずえ「すぅ……すぅ……」

まゆ「こずえちゃん、膝から起きてください。サイコロを振らないと」ユサユサ

こずえ「ふぇ……なにー……?」ゴシゴシ

まゆ「眠ってたのにごめんね。そろそろ行かないと」

こずえ「そっかー……がんばってね……」

こずえ「まけないでー……まけるなー……」グッ

まゆ「はいっ、このまま勝ち切ります!」

まゆ「もう九州に入りますねぇ。一気に長崎まで進んでもいいんですよぉ?」

まゆ「お願いします、サイコロさんっ」チュッ

ポイッ

コロコロコロ

こずえ「さいころに、ちゅー……いみあるのー……?」

まゆ「これで良い目が出ないかなって」


【進行状況】


   島根  岡山  広島  山口
凛  ○●○ ○×○ ○○× ×☆○

   高知  福岡  佐賀  長崎
まゆ ●☆○ ○○× ○☆○ ○○○


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください


まゆ:6マス

【進行状況】


   島根  岡山  広島  山口
凛  ○●○ ○×○ ○○× ×☆○

   高知  福岡  佐賀  長崎
まゆ ×☆○ ○○× ●☆○ ○○○


まゆ「6! ありがとうございますサイコロさん♪」

こずえ「ばいばい、まゆー……」ヒラヒラ

まゆ「またね♪」ヒラヒラ

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「そろそろ温泉に入りたいなぁ、なんて贅沢を言ってみます」

まゆ「まあ無理ですよね。温泉でどんな勝負をするのかっていう話ですし」

まゆ「何でもいいから勝ちにいかないと!」


???「まゆさーんっ!」スタタタッ

まゆ「?」

ここまでにします
あまり進められずすみません…
明日はできれば22時頃に

23時になります

まゆ「珠美ちゃん!」

珠美「まゆさーんっ!」パタパタ

まゆ(めいっぱい手を振りながらこっちに走ってくる)

まゆ(何でしょう……この珠美ちゃん、何かに似てます……)

珠美「ようこそ佐賀県へ! 歓迎しますよ」

途中送信しました、すみません

まゆ「珠美ちゃん!」

珠美「まゆさーんっ!」パタパタ

まゆ(めいっぱい手を振りながらこっちに走ってくる)

まゆ(何でしょう……あの珠美ちゃん、何かに似て……)

珠美「ようこそ佐賀県へ! 歓迎しますよ!」

まゆ「……あ」

まゆ(分かった。飼い主が帰宅して喜んでるワンちゃんだ)

珠美「まゆさん?」

まゆ「! ご、ごめんなさい。珠美ちゃんだったんですね、このマス」

珠美「いかにも! 手に汗握る熱い果し合いを繰り広げましょう!」

珠美「その前に、こちらの施設をご紹介しますね」

まゆ「肥前夢街道……? 何があるところなんですか?」

珠美「一言で言うと、歴史型のテーマパークです。関所をくぐれば、たちまち江戸時代にタイムスリップです!」

珠美「中では忍者になりきって遊ぶことのできる、手裏剣打道場や、吹矢道場」

珠美「さらに、見れば白熱間違いなしの忍者ショーも開かれるんです!」

まゆ「へぇー!」

まゆ「……ん? 忍者?」

珠美「どうされました?」

まゆ「疑問に思うことがあって。忍者といえば、あやめちゃんですよね」

まゆ「で、珠美ちゃんは武士。もしくは侍じゃないですか」

珠美「一人前ではない修行中の身ですが」エヘヘ

まゆ「武士が忍者の施設を紹介するんですか?」

珠美「引っかかるのは無理もないですが、ご安心を! 後にどういうことか分かりますよ!」

珠美「まずは一通り体験してみましょう!」

――――

まゆ「本当ですねぇ。江戸時代のような雰囲気」

珠美「何も新たに形作ったわけではないのです! ここは昔、宿場町として栄えた嬉野の町なんです」

珠美「それを再現したのが肥前夢街道です。あっ、あれが手裏剣打道場ですよ!」

まゆ「手裏剣を投げられるんですか?」

珠美「はい、本物の手裏剣です。珠美も試しにやってみたのですがどうも上手くいかなくて」

まゆ「武士が手裏剣を……」

珠美「お試しですよ、お試しっ! 決してなびいたわけではありませんっ!」

珠美「まゆさんもぜひやってみてください、ささっ」グイグイ

まゆ「お、押さなくてもいいじゃないですか」


――――

まゆ「はっ」シュッ

トン

珠美「むむ、やりますね!」

まゆ「なんとなくコツを掴めたような気がします」フフ

まゆ「珠美ちゃんはやらないんですか?」

珠美「もうやりません! 忍具に手を出しては武士の名折れ!」

珠美「ささ、次は吹矢道場へ行きましょう!」グイグイ

まゆ「もうですか!?」

――――

まゆ「すぅー……。ぷっ」

トン

珠美「お見事!」パチパチ

まゆ「慣れてくると面白いですねぇ」

まゆ「珠美ちゃんもどうですか?」

珠美「いえ、珠美は先ほど体験したので」

珠美「もう一度やるのは武士の名折れです!」

まゆ「1回はセーフみたいなの、何なんですか?」

珠美「珠美たちは武士や忍、アイドルである前に、1人の人間です」

珠美「人間誰しも気になることはあるものです。気になってしょうがないとモヤモヤしますよね?」

珠美「そのモヤモヤを解消するため、1回くらい挑戦してもいいとは思いませんか」

まゆ(達観した表情……)

まゆ「じゃあもしプロデューサーさんが、珠美ちゃんの唇の感触を確かめたいと言って」

まゆ「キスをせがんできたら、モヤモヤを解消するために受け入れるんですか?」

珠美「へっ!?」カァァ

珠美「そ、それは……」モジモジ

まゆ「もし私が、珠美ちゃんにイヌ耳カチューシャとイヌ尻尾をつけたいと言ったら」

まゆ「受け入れてくれるんですか?」

珠美「イヌ耳!? つけたいんですか!?」

まゆ「もしもの話ですよぉ」

珠美「うう……そんなこと……」

珠美「……どうやら珠美はまだまだ修行が足りぬようですね」

珠美「お礼を言わせてください! 大事なことに気づかせてくださり、ありがとうございます!」

まゆ「そんな大げさな……」

まゆ「ところで、イヌ耳は?」

珠美「恥ずかしいのでダメです!」

まゆ「いいじゃないですか、ちょっとだけ」

珠美「嫌です!」

まゆ「お願い、つけてみたいの」

珠美「やはり珠美につけたいのではありませんか!!」

珠美「ぐぅ……そ、そうですね……条件次第では……」

まゆ「条件とは?」

――――

まゆ「わぁー! これが忍者ショー!」

まゆ「機敏な動きで、迫力ありますねぇ!」

まゆ「ところで、早く条件を話してくださいよぉ」

珠美「今考えているところなので……」

珠美「決めました! これから行う勝負で、まゆさんが勝ったら耳をつけます!」

まゆ「なるほど。サイコロの目を+2できて、珠美ちゃんの可愛い姿も見られる」

まゆ「一石二鳥ですねぇ♪」

珠美「勝ったらの話ですよ! ただし、まゆさんが負けた場合」

珠美「恥ずかしい格好で写真を撮らせてもらいます!」

まゆ「!?」

珠美「実はこの肥前夢街道、コスプレ撮影会というものがあり」

珠美「お客が用意した衣装で、この町並みを背景に写真を撮れるのです」

珠美「また、ブーケンビリアの花園があって、そこでも撮影できます」

まゆ「……」

珠美「どうですか? 嫌ならイヌ耳の話は無かったことにして、普通の勝負を…」

まゆ「いいでしょう」

まゆ「その条件で受けます。でも私が撮影されるなら、珠美ちゃんだって撮影されないと」

珠美「もちろん! イヌ珠美をお見せし、好きなポーズをとりますよ!」

まゆ「ふふっ、成立ですね♪」

まゆ「それで肝心の勝負は何をするんですか?」

珠美「この衣装に着替えてください」スッ

まゆ「?」

珠美「説明はその後です! 珠美も着替えるので」

――――

まゆ「これって、侍?」ジャーン

珠美「よくお似合いですよ! 刀も持ちましたね? では説明します」

珠美「今から行うのは、殺陣対決です!!」

まゆ「殺陣対決……?」

珠美「ご存知ですか」

まゆ「はい。ドラマや映画である格闘シーンの、戦いの演技のことですよね?」

珠美「その通り! 素手や武器で颯爽と、ばたばたと敵をやっつけていく、あのカッコいい演技!」

珠美「珠美も時代劇を見るたびに憧れていました。いつかあんな風になりたいと」

珠美「そして今、その願いが叶うんですっ!」キラキラ

まゆ「興奮してるところすみませんけど、説明を……」

珠美「失礼しました! 今から1人ずつ、江戸の町並みを歩くんですよ」

珠美「途中で忍者に囲まれます」

まゆ「何故?」

珠美「まあ敵の組織の差金とか、そんな感じでしょう」

珠美「とにかく、ここで決め台詞を言います! ビシッと!」

まゆ「例えば?」

珠美「何でもいいですよ。『この数で闇討ちたぁ笑わせるねぇ』とか!」

まゆ「『ファンの方ですか? 嬉しいです!』とか」

珠美「その展開からどうやって戦闘シーンに繋げるんですか……」

まゆ「冗談ですよ♪」

珠美「と、とりあえず決め台詞を言った後、いよいよ殺陣の開始です!」

珠美「忍者の方たちは、こちらが斬りやすいよう配慮してくださるので」

珠美「できるだけカッコよく、流れるように進めてください」

珠美「そして最後の1人を倒した後、刀を鞘に収めてビシッと一言です!」

珠美「『またつまらぬものを斬ってしまった』とか!」

まゆ「『私を斬ろうなんて百年早いですよ』とか」

珠美「そうです! まあ審査基準はビシッと決まるかどうかなので」

珠美「別にカッコよくなくてもいいですよ!」

まゆ(けど、カッコよくないと決まらないような)

途中ですがここまでにします
明日も22時の予定です

珠美「晶葉さんに、台詞と殺陣、それぞれに点数をつけてもらって」

珠美「合計が高い方の勝ちですから!」

まゆ「分かりました。先攻後攻は?」

珠美「まゆさんのお好きに」

まゆ「なら、珠美ちゃんが先にやってください」

まゆ「殺陣なんてやったことないので、動き方を見たいです」

――――

晶葉『では、これより殺陣対決を始める!』

まゆ(日も落ちて夜になった)

晶葉『よーい……アクション!』


珠美「……」スタスタ

珠美「むっ」

スタタタッ

忍者集団「……」ササッ

珠美「……」

まゆ(さあ囲まれましたよ。どんな台詞を?)


↓1 コンマ二桁 高いほどビシッと決まる 台詞を書いていただいてもOKです

珠美「刀を抜く間も……見せません!」チャキ

忍者集団「……!」ザワ…

晶葉(眼光も鋭くて圧がある。なかなか良いな)

まゆ(カッコいい)

忍者A「……」ジリジリ

スタタタッ

まゆ(あっ! 忍者の1人が珠美ちゃんに!)

まゆ(殺陣が始まるんですね!)

珠美「……」スッ

晶葉(居合の構えか?)


↓1 コンマ二桁 高いほど流れるような殺陣

珠美「切捨て御免!」

珠美「てやあっ!」グッ

珠美「……あれ?」

晶葉(刀が抜けてない)

まゆ(忍者の方、短刀を振り上げたまま固まってますよ)

珠美「よいしょっ、抜けた! ていっ!」ズバッ

忍者A「ぐふっ……」バタン

忍者B・C「!」スタタタッ

珠美「遅い! はあっ!」ズバッ

忍者C「うっ」バタン

珠美「えっと、もう1人は」キョロキョロ

まゆ(珠美ちゃん後ろ!)

晶葉(後ろでまた斬られるのを待ってるぞ)

珠美「むっ、殺気! 後ろか!」ズバッ

忍者B「!?」バタン

珠美「どうですか珠美の太刀筋。見えなかったでしょう」

忍者D・E「つ……強い……!」

珠美「珠美の命を狙えと、誰に頼まれたのか教えてくれるなら見逃してあげますよ」

忍者D・E「……」ジリジリ

珠美「まだやるんですね。致し方ない……斬る!」

――――

忍者G「ぐはっ……!」

バタン

まゆ(ぎこちなかったですけど、今ので全員ですね)

珠美「……」

晶葉(ここも肝心だぞ。きっちり締めろ!)


↓1 コンマ二桁 高いほどビシッと決まる 台詞を書いていただいてもOKです

珠美「奥義! 無双斬!」チャキン

珠美「あなた方は、ある意味幸せですよ」

珠美「最後に珠美の奥の手を見ることができたのですから」

晶葉(奥の手をそんな簡単に出していいのか)

まゆ(殺陣はもたもたしちゃいましたけど、台詞はちゃんと決めてますね)

――――

珠美「まゆさんは準備に入りましたか」

珠美「どうでしたか晶葉ちゃん! 珠美の演技は!」

晶葉『殺陣以外はなかなか良かったぞ!』

珠美「あはは、やはりそうですか」

珠美「何度もイメージを重ねて、忍の方と打ち合わせもしたのですが」

珠美「あろうことか緊張してしまって……未熟者ですね!」

晶葉『手も震えていたしな! まあ、よく頑張った!』

晶葉『もうすぐまゆの演技が始まるようだ!』

珠美「楽しみです! まゆさんの武士の演技、どんな感じなんでしょうか!」


まゆ「……」ユラリ ユラリ

珠美(おお! ゆらゆらと覚束無い足取りですが、それが強者の雰囲気を醸し出しています!)

珠美(カッコいい! すでに珠美のツボに入っていますよっ!)

スタタタッ

忍者集団「……」ササッ

晶葉(囲まれたな)

まゆ「……」

珠美(第一声は!?)ワクワク


↓1 コンマ二桁 高いほどビシッと決まる 台詞を書いていただいてもOKです


まゆ「……うふふふふふ……」

まゆ「私の刀が血を欲しがってますよぉ」シャキン

ペロォ

忍者集団「!?」ビクッ

晶葉(こっわ)

珠美(は、迫力はありますが……これは狂気を感じます……!)プルプル

珠美(主人公を執拗につけ狙うライバルキャラのような……!)

忍者A「……」

晶葉(最初に斬りかかる人が怖気づいて固まってるぞ)

忍者A「!」ハッ

忍者A「お、お命頂戴!」スタタタッ

まゆ「うふふふ……」ユラリユラリ

珠美(ひえっ……)


↓1 コンマ二桁 高いほど流れるような殺陣

まゆ「うふ」ヒラリ

ズバッ

忍者A「ぐはっ」バタン

忍者B・C「……!」スタタタッ

まゆ「甘いですよぉ」ズバズバッ

忍者B・C「!!」バタン

まゆ「うふふっ」

まゆ「あははは!」ユラユラ

忍者D・E「……っ!」ガタガタ

晶葉(怖い怖い)

珠美(狂人武士を演じきってますね……しかし)

珠美(殺陣がカッコいいです。敵の動きを見切って躱し、一太刀で殺める)

まゆ「次は誰ですかぁ? この子にいっぱい血を吸わせてあげないと」

忍者D「はあっ!」シャッシャッ

まゆ「無駄」キンッキンッ

珠美(手裏剣を弾いた!?)

まゆ「次はあなたですねぇ」スタタタッ

ズバッ

忍者D「ごふっ……」バタン

まゆ「ふふ、次は? いつでもかかって来てください」

忍者E「う……」

まゆ「来ないの? それじゃあ」

まゆ「こっちから行きますよぉっ」スタタタッ

――――

忍者G「つ、強すぎ……る……!」

バタン

まゆ「……」

珠美(す、すごい)

晶葉(圧倒的な強さを見せつけたな)

晶葉(さて、どんな言葉を発する)


↓1 コンマ二桁 高いほどビシッと決まる 台詞を書いていただいてもOKです


まゆ「うっ」

晶葉(ん?)

珠美(まゆさんが、うずくまってしまいました。どうしたんでしょう)

まゆ「……刀から妖気が……抑えるので精一杯ですね……」チャキン

晶葉(刀を収めて、自分の手を顔にあて……厨二っぽいポーズを)

珠美(……カッコいい……)

まゆ「! こ、これは……まゆがやったんですか……?」

まゆ「何てことを……この悲劇、何回繰り返せば済むんでしょう……!」グッ

晶葉(どうやら妖刀に支配されていた、という設定のようだ)

――――

まゆ「どうでしたか? ちょっと狙いすぎちゃったかも」

珠美「殺陣はすごく良かったです! 恐ろしさと強さが相まって、見事な動きを!」

珠美「手裏剣はどうやったんですか!?」

まゆ「ああ、あれは忍者の方に狙ってもらったんです」

まゆ「内心まゆに当たるんじゃないかと冷や冷やしてたんですけど、さすがですねぇ」

珠美「なんと! 珠美もお願いすればよかったです!」

晶葉『うーん……』

まゆ「晶葉ちゃん、点数をつけてくれましたか?」

晶葉『ん? そうだな、ちょうど今終わった!』

晶葉『発表しよう!』

珠美(どきどき)

まゆ(そわそわ)

晶葉『まずは、忍者に囲まれた時の台詞の評価!』

晶葉『珠美が67点! まゆが16点!』

珠美「おおー!!」キラキラ

まゆ「むー」

晶葉『そして殺陣は、珠美が9点! まゆが63点!』

まゆ「高いですね!」

珠美「9……緊張さえなければもっと……!」

晶葉『この時点では、まゆが3点リードしているが』

晶葉『最後、決め台詞の点数は……!』

珠美・まゆ「……」


晶葉『珠美57点! まゆ16点!』

珠美「!!」

晶葉『合計すると、133点と105点だ! よって勝者は珠美!』

珠美「ま、まゆさんに勝ちました!!」

まゆ「むむ……悔しい……!」

珠美「へへ! でも、まゆさんの台詞の評価が低いのは何故でしょうか?」

珠美「強者らしさが出ていて、正直負けたと思っていました」

晶葉『強者とカッコいい台詞は関係ないからな!』

まゆ「なるほど……言われてみれば。色々な作品を観ると、カッコいい台詞って脇役からも出てますもんね」

まゆ(殺陣に練習時間を割いていたというのもありますし……)

まゆ(いえ、これは言い訳ですから飲み込みましょう)

まゆ「珠美ちゃん、おめでとうございます。カッコよかったですよ」ニコッ

珠美「まゆさんこそ、力の入った演技が素晴らしかったです!」スッ

まゆ「……? 何でカメラを持ってるんですか?」

珠美「え? まさかお忘れではないですよね?」ニコニコ

珠美「確かに約束しましたよ。勝負に負けたら、恥ずかしい格好で写真を撮らせてくれると」

まゆ「!!」

まゆ「あ……そ、それは……そのぅ……」

珠美「その恥ずかしい格好をしてもらいますよ! さあこちらへ!」グイグイ

まゆ「心の準備がまだ……!」

珠美「問答無用!」

まゆ「いやー!」


↓1 恥ずかしい格好とは R18的なものは無しでお願いします


――――

珠美「まゆさん! こっちを見てにゃんにゃんポーズを!」

まゆ「に、にゃーん……」

珠美「いいですよ! とても愛らしいです!」パシャパシャ

まゆ(うー……何でこんなことを……まあ勝負に負けたからですけど……)

まゆ「あの、写真はあとで消してくれるんですよね?」

珠美「そんなことをしたら、撮った意味がないではありませんか!」

まゆ「で、でも晶葉ちゃん! このゲームで写真は現像しちゃいけないから、」

晶葉『撮った写真を現像するのはダメだが、撮るのは禁止してないぞ!』

まゆ「嘘……!」

晶葉『本当だ!』

珠美「まゆさん! 今度は寝転がって甘えたポーズを!」

まゆ「に……にゃーん!」

晶葉(開き直ったか)

――――

凛「ここが出雲大社かー……!」

茄子「祭神、大国主大神が祀られてる神社ですよ♪」

茄子「縁結びの神、福の神と言われてるんです」

凛「……お参りしていこうかな」

イヴ「それがいいですよ~♪ きっと成就しますよっ」

凛「うん、それじゃあ…」

晶葉『残念だが、もう時間だ! サイコロを振ってくれ凛!』

凛「!」

蓮実「思ったよりも早かったですね……」

イヴ「あとちょっと待ってもらえませんか~? お願いします!」

晶葉『うーむ……仕方ないな! 待とう!』

イヴ「さすが晶葉ちゃん~!」

凛「……」

凛「いや、いいよ。やめておく」

イヴ「え? どうして……」

凛「神様の力に頼りすぎてもダメだよ。結局は自分の足で進まなきゃいけないし」

凛「みんなが応援してくれれば、それで充分」

イヴ「凛ちゃん……」

茄子「じゃあ、ここで凛ちゃんの勝利を願ってますね」ニコッ

蓮実「私たち3人で!」

凛「うん! 晶葉、サイコロを」

晶葉『それ!』ポンッ

凛「せっかく+5されたんだもん。1や2じゃ物足りないよね」

凛「大きい目を出さないと」

晶葉『そうだな! しかし10は出さない方がいい!』

晶葉『まゆも止まった、高知の1回休みマスに止まってしまうからな!』

イヴ「なんと!」

茄子「2と3もダメですね。1回休みです」

蓮実「地雷が多い……」

凛「き、緊張してきたよ」ドキドキ

凛「よし……振るよ? いいね?」

茄子「凛ちゃんのタイミングでどうぞ」

凛「うん。すー……はー……えいっ!」ポイッ

コロコロコロ

イヴ「私たちもドキドキです~!」

蓮実「2、3、10は回避して!」

凛「……」ゴクリ


   島根  岡山  広島  山口
凛  ○●○ ○×○ ○○× ×☆○

   高知  福岡  佐賀  長崎
まゆ ×☆○ ○○× ●☆○ ○○○


↓1 コンマ一桁 0は10


凛:5マス進む+5

【進行状況】

   山口  徳島  香川  愛媛
凛  ×☆● HHH ○×○ ×○○

   高知  福岡  佐賀  長崎
まゆ ×☆○ ○○× ●☆○ ○○○


イヴ「お~! やりましたね~!」

凛(これだけ進めてもまゆは見えない、か)

イヴ「凛ちゃん?」

凛「あ、ごめんね。何とか休みは防げたね」

凛「……ねえ晶葉。Hのマスが表示されたけど、もしかして……」

晶葉『違う! まゆとの話を聞いてただろ!』

凛「やっぱり違うんだ。まあ大体の予想はつくけど」

凛「さて、行こうかな」

茄子「心を強く持ってね!」

蓮実「応援しかできないですけど」

イヴ「プロデューサーさんをものにしてしまいましょう~♪」

凛「ありがとう。行ってくるよ」ニコッ

ビュンッ

ここまでにします
お付き合いありがとうございます

再開は明日になります…本当にすみません


――――

ビュンッ

凛「まゆの止まった山口県のマス。相手は梨沙だよね」

凛「……エメラルドグリーンの海……白い砂浜……ここはどこだろう?」

梨沙「角島よ」

凛「!!」

梨沙「後ろから声をかけただけでそんなにビックリする?」

梨沙「ここは角島っていう、人口900人くらいの島なの」

梨沙「2000年に本土と繋ぐ角島大橋が完成してから、一躍人気スポットになったのよ!」

凛「へー、綺麗な景色だもんね」

梨沙「キャンプ場もあるの。海を見て。遊んで。忘れられない思い出を作るのに最適の場所ね」

凛「一夏の思い出か……いいね。砂浜の追いかけっことか憧れる」

凛「それで、この浜辺で何をするの?」

梨沙「勝負に決まってるじゃない」

凛「いや、そうじゃなくてさ」

梨沙「分かってる、何で勝負するかでしょ。あれを見て!」

凛「?」

梨沙「見覚えあるでしょ」

凛「うん、バレーのネットだね。つまり……ビーチバレーか」

梨沙「正解よ! 今から水着に着替えて、楽しくプレイしましょ!」

凛「一対一でやるの?」

梨沙「それはあとで説明するわ!」

――――

凛「ちょっと攻めてみた。プロデューサーにも見せてあげたいなぁ」

梨沙「黒のビキニ……。な、なかなか似合ってるじゃない」

梨沙「アタシも負けてないけどね! どーお? セクシーでしょ!」ウッフーン

凛「……」

凛(ヒョウ柄の水着でも、梨沙が着ると可愛くなるね)

凛「ソウダネ、カワイイヨ」

梨沙「なんでカタコトなのよ!」

梨沙「まあいいわ。さっき一対一でやるのかって聞いたわよね」

梨沙「ビーチバレーは二対二でプレイするものだから、それに習って二対二でやるわよ!」

凛「え? あと2人はどうするの?」

梨沙「呼んであるわ。ほら来た!」


スタスタ

海「ビーチバレーなんて久々ー。絶対に負けないよ!」

凛「海! す、すごいね」

海「何が?」

凛「水着姿だと抜群のスタイルが強調されてさ。白、似合ってるね」

海「ありがとう」ボイーン

凛(バレーボールが2つ……強い……)

梨沙「このセクシーさにはまだ敵わないわ……」ボソッ

凛「あれ? もう1人は?」

ライラ「ライラさんでございますです」ヒョコッ

凛「わっ、海の後ろから」

梨沙「山口出身はアタシと海しかいないから、スペシャルマスから引っ張ってきたの」

ライラ「ビーチバレー、頑張りますです」グッ

凛(紺色の水着にショートパンツか。可愛い)

凛「これで4人揃ったね。チーム分けはどうする?」

梨沙「身長的に凛と海を一緒にするわけにはいかないから、海はアタシとチームよ!」

凛「え」

凛(じゃあ私はライラと? 大丈夫かな。ちょっとおっとりしてるとこあるし)

ライラ「よろしくお願いしますです」トコトコ

凛「よ、よろしくね」

ライラ「わたくし、ふつつかなところがありますが、勝利へかける情熱は誰にも負けませんので」

凛「頼もしいよ」

梨沙「じゃあルールを説明するわね。一般的なビーチバレーよりも自由度が高いわ」

梨沙「ボールに触れていいのは3回まで。3回以内に相手側へボールを返せなかったら負け」

梨沙「1ゲーム勝負で、先に5点取った方が勝ちよ。以上」

凛「短いね。5点か……1プレーの重みが増すよ」

海「いい緊張感を持って体を動かせそうだ」ワクワク

梨沙「開始は5分後だから、それまで作戦会議をしてね」

――――

凛(作戦会議って、どんな作戦を考えればいいんだろう)

ライラ「リンさん、わたくし気づいたことがございます」

凛「気づいたこと? 教えて」

ライラ「リサさんはこのビーチバレー、自由度が高いと言ってましたね」

ライラ「つまり……ごにょごにょ」

凛「はっ?」

ライラ「こういう事もアリだと思いますです」

凛「いやいや、そんなダメでしょ! 違反だよ!」

ライラ「違反ならルールとして説明するはず」

ライラ「言わなかったということは、やってもいいということでございますよ」

凛「うーん……一理あるような、ないような……」

凛「分かった。じゃあもし相手が……」ヒソヒソ

ライラ「はい。了解でございます」

(5分後)

晶葉『両チーム、位置についたな!?』

梨沙「ええ!」

凛「いつでも始めていいよ」

晶葉『それではこれより、ビーチバレーを開始する!』

晶葉『サーブは1ポイントごとに交代するぞ! 最初は凛チームからだ!』

凛「しまっていこー!」

ライラ「いこー、でございます」

ポーンッ

海「梨沙!」ポンッ

梨沙「おっけー! トスをあげるわ!」ポンッ

凛(スパイク! ブロックしなきゃ!)

凛「そうは……させない!」バッ

海「へぇ、なかなか良い反応だ……でも」

海「ウチのアタックは強烈だよ!!」バンッ


バチィッ

凛「くっ……!」

凛(弾かれた! ライラのポジションとは別の方向に……!)

ライラ「任せてください」スタタタッ

ズザーー ポンッ

梨沙(スライディング!?)

海(ライラってあんな機敏に動けたのか!)

凛「ナイスプレーだよライラ! トス!」ポンッ

ライラ「ライラさんのアタック、見せるですます」スタタタッ

海(やるじゃないか。今度はこっちがブロックだ!)バッ


↓1 梨沙チーム

↓2 凛チーム

コンマ二桁 数の大きい方が1ポイント

ライラ「……と思わせて軽くチョン」チョン

海「なっ!?」

凛(ナイスフェイント! 上手く決まったね!)

梨沙「まだアタシがいるわっ!」スタタタッ

ズザザーー ポンッ

凛「!?」

海「いいね梨沙! トス!」ポンッ

凛(今度は梨沙のスパイク。フェイントか、本当に打ち込んでくるか)ササッ

ライラ「臨機応変に対応するですよー」ササッ


海「そらっ!!」バンッ

凛「え!?」

ピーー

晶葉『梨沙チームに1ポイント!』

凛(そんな……海がトスして、そのまま海が攻撃を……!)

ライラ「意表を突かれましたですます」

凛「無理もないよ! あんなのバレーじゃないし!」

梨沙「ふふ、言ったはずよね? これは自由度が高いって」ニヤニヤ

海「ルールは最低限。言われてないことは何をやってもいいんだよ」ニヤニヤ

ライラ(お手本のような悪役面でございます)

凛「……ふーん……」

凛「ふーーーーん……」

梨沙「な、何よその顔は」

凛「別に? ライラ、さっき言ったことお願いね」

ライラ「ライラさんにお任せあれー」

海「なるほど。こういうことは予想済みだったわけか」

梨沙「けど、具体的に何をしてくるかは予想できないでしょ?」

凛「そっちもね」フフ

晶葉(凛がいやらしい笑みを)

梨沙「何を企んでるか知らないけど」

梨沙「アタシたちには絶対敵わないわよ!」ポーンッ

凛「それはどうかな」


海「うわ!? 何するんだ!?」

梨沙「え?」


ライラ「戦利品でございますです」ジャーン

海「卑怯だぞ! 返せ!」ササッ

梨沙(ライラが海の水着(上)を奪ってる!!)

ライラ「これで両手が使えませんね」スタタタッ

海「どこ行くんだ! 審判タイム!」

晶葉『すまないが、ポイントが入るまで続行だ!』

海「くっ……待てっ!」スタタタッ

梨沙「……」

凛「これで一対一だね」

梨沙「!」ハッ

凛「ボーッとしてるうちに、もう3回目のタッチだよ」

凛「最後はスパイクで!」バンッ

梨沙「こんなの無しよー!」スタタタッ

ズザーー ポンッ

凛「かろうじて受けたか」

梨沙「舐めないで! 次はアタシの番よ!」ポンッ

梨沙「喰らいなさい!」


↓2 梨沙チーム

↓3 凛チーム

コンマ二桁 数の大きい方が1ポイント

今日はここまでにします
続きは明日に

梨沙「はあーっ!」バンッ

凛「ブロック!」バシッ

ピーー

晶葉『凛チームに一ポイント! これで1対1だ!』

梨沙「しょうがないじゃない! 海がいないんだもん!」

凛「こっちだってライラいないしフェアだよ」

梨沙「っていうか、その2人はどこに……」キョロキョロ


ライラ「戻ったでございます」

海「はぁー……はぁー……!」

凛「何とか取り返したみたいだね」

海「ああ、すばしっこくて手間がかかったけど」

海「まさか水着を奪われるなんてな」

梨沙「次も仕掛けてくることを考えたら、きっちりガードしとかないとね」

凛(よし、バレーに集中できなくさせることができた)

凛(これだけで私たちに有利だよ。あとは梨沙たちの攻撃を回避しつつ、攻めまくれば)

凛「それ!」ポーンッ

海「梨沙」ポンッ

梨沙(奪いに来ないわね)ポンッ

海「そらっ!!」バンッ

凛「受けきる!」ポーンッ

ライラ「トスでございます」ポンッ


凛「ひゃっ!?」

ライラ「!」


凛「や、やめっ……あはははっ!」ジタバタ

梨沙「そっちがその気なら、こっちもこうするわ!」コチョコチョ

ライラ「仕方ないですます。そのまま、ライラさんアタックっ」バンッ

海「ははっ、軽いね」ポンッ

海「さあ、今度はウチらの一対一だ。さっきのお返しをさせてもらうよ!」ポンッ

海「ほらぁっ!!」バンッ


凛「くぅっ!」ポーンッ

海「何!? くすぐられながらもレシーブを……!」

梨沙「なんて精神力なの!」

凛「けど、スパイクは無理っ……頼むよライラ!」ポンッ

ライラ「成功させるでございますよー」

ライラ「ライラさんアタックっ」バンッ

海「無駄無駄! そんなやわな攻撃じゃ、決められないよ!」ポーンッ

海「どうする? このままじゃウチらの勝ち……ひゃんっ!?」ビクッ

ライラ「ライラさんもくすぐり攻撃ですます」コチョコチョ

海「ふっ、あははははっ! やめろこの……!」ポンッ

ライラ「やめませんー」コチョコチョムニュムニュ

海「ど、どこ触ってんだ!」

海(くそ、スパイクは無理! 返すので精一杯だ!)ポンッ

凛「あはははっ! くすぐったいっ、ふふふふっ!」

梨沙「このままボールを落としちゃいなさい!」コチョコチョ

凛「そ……そうはいかない……!」ポンッ

凛「はふっ、ま、負けられないっ」ポンッ

晶葉『……』

晶葉(わけの分からん画だな)

梨沙「しぶといわね。これでどう!?」ガシッ

凛「うっ! 動けない!」グググ

梨沙「勝った! 2ポイント目いただき!」



↓1 梨沙チーム

↓2 凛チーム


コンマ二桁 数字の大きい方が1ポイント

凛「くぅーー……!!」グググ

梨沙「させない……!!」グググ

ピーー

晶葉『ボールが凛チームのコートに入った! 梨沙チームは2ポイント目だ!』

凛「や、やられた」ガクッ

梨沙「ふふふ、こっちの作戦勝ちね!」

晶葉『というか力技だろう!』

海「はぁ、はぁ……思ったよりしんどいねこれ」

凛「そりゃ普通のビーチバレーに妨害ありのルールなんだから、色んな意味で疲れるよ」

ライラ「みなさん、定位置につきましょう」トコトコ

梨沙「何ですまし顔なの、あんた……」

――――

梨沙「ねえ、提案があるんだけど」

梨沙「1回くらいは普通のビーチバレーしない?」

凛「いいよ。ただし裏を突いて妨害とかやめてね」

梨沙「しないわよ。それじゃ、いくわ!」ポーンッ

凛「よしっ」ポンッ

ライラ「トスでございますよ」ポンッ

凛「いけっ!」バンッ

海「甘いね」ポーンッ

梨沙「頼むわ海!」ポンッ

海「渾身の、一撃だよ!!」バンッ

凛「撃破する気なの!?」

ライラ「ライラさんレシーブっ」ズザザーー ポンッ

凛「ファインプレーだよライラ! ほら、トス…」

ガシッ

凛・ライラ「!?」

梨沙「かかったわね!」

ライラ「むむ」グググ

凛「何で!? 妨害しないって言ったじゃん! 約束したじゃん!」ジタバタ

海「口約束なんて不確かなものさ。悪いけどこのまま…」

凛「このぉ!」ポンッ

海「へ、ヘディングだと!?」

梨沙「油断しないで! 全身の動きを固めるのよ!」

ライラ「ライラさん拘束抜け」スッ

梨沙「ええ!? 今どうやって抜け出したの!? しっかり抱きついてたのに!」

凛「すごいよライラ! やっちゃえ!」

ライラ「それー」ポンッ

海「ウチに任せろ!」スタタタッ

ズザザーー ポンッ

ライラ「間に合ったでございますか」

梨沙「アタシも戻るわ!」

梨沙「くっ、油断を誘う作戦に失敗したわね」ポンッ

凛「危うく負けるとこだったよ。もう騙されないからね!」

海「別にいいさ。これで終わりなんだから、なっ!」バンッ


↓1 梨沙チーム

↓2 凛チーム

コンマ二桁 数字の大きい方が1ポイント

ピーー

晶葉『梨沙チームに1ポイント追加! これで3対1だな!』

凛「海は厄介だね……っていうか」

凛「ちょっと捻くれすぎじゃない!? 勝つためなら何してもいいの!?」プンプン

梨沙「ア、アタシたちだって好きでやってるんじゃないもん」

海「プログラムされててさ」

凛「……」ジトー

晶葉『妨害ありというルールなんだ、こうなることも頭に入れておかないと!』

凛「むー……」

晶葉『……分かった! 少しレベルを下げよう!』

晶葉『よし、これで今みたいな裏切り行為は無くなったぞ! 妨害は健在だがな!』

凛「ありがとう。できれば妨害も無くして欲しいんだけどね、まあいいや」

凛「3対1か……リードされてるね。追い上げないと」

ライラ「リンさん、わたくしにサーブを打たせてください」

凛「ライラが? いいけど」スッ

ライラ「どーもですます。いきます、えい」ポーンッ

海「間髪入れずにきたね! よっ」ポンッ

梨沙「ほっ」ポンッ

海「いくぞ! オーシャンスパイク!」バンッ

凛「え? 何それ……おっと!」ポーンッ

ライラ「ウミさんの必殺技でございますね」ポーンッ

凛「必殺技? へー」

海「……」

梨沙「いい歳して」

海「ち、ちょっとノリノリになっただって!」カァァ

海「誰だってこういう時あるだろ!?」

凛「恥ずかしがったところを狙う!」バンッ

海「うわっ! よっと!」ポーンッ

凛「惜しかった」チッ

梨沙「海、決めて!」ポンッ

海「やったな! そらっ!!」バンッ

シュウウウウ

凛(ひっ! 羞恥心からか、ボールの勢いが増してる!)

凛(受けられるの、これ)


↓1 梨沙チーム

↓2 凛チーム


コンマ二桁 数字の大きい方が1ポイント

凛(受けられるかどうかじゃない)

凛(受けるんだ!)スッ


凛「そいっ!!」バシンッ ポーンッ

海「!?」


海「う、ウチの全力が……!」

梨沙「レシーブされた!」

凛「はは、腕が痛い。容赦ないね」ジンジン

ライラ「リンさん、決めましょう」ポンッ

凛「うん! はぁぁぁっ!」バンッ

梨沙「海ー!」

海(!? しまった、ボーッとして……!)

ピーー

晶葉『梨沙チームのコートにボールが落ちた! 凛チームに1ポイント!』

凛「ふぅ……まだ負けてないよ」フフ

ライラ「ハイタッチですます」スッ

凛「いえーい」パンッ

今日はここまでにします
3ポイント先取にすればよかったかも

土日は昼、夕方、夜と始める予定ですが
もし再開できなかった場合、お知らせします

遅れてしまいすみません…
8時には再開します….

無理しなくても自分のペースで投稿してくれていいんだよー

>>597
ありがとうございます…
今から始めていきます

凛「これで3対2。まだまだこれからだね」

海「不覚をとった……けど、もう隙は見せないよ」

海「はっ!」ポーンッ

凛「よっと」ポンッ

ライラ「一発で決めましょう」ポンッ

凛「よしきた! オーシャンスパイク!」バンッ

海「ほ、掘り返すなっ!!」ポーンッ

梨沙「落ち着いて海!」ポンッ

海「ああ、大丈夫さ。一球入魂!!」バンッ

凛「なんの!」ポーンッ

ライラ「オーシャントス」ポンッ

凛「オーシャンスパイク!!」バンッ

海「まだやるか!?」

晶葉(良い勝負になってきたな)

梨沙「海、今度はアタシに打たせて!」ポーンッ

海「オッケー、しっかり打って」ポンッ

梨沙「絶妙なトスね! はあっ!!」バンッ

凛「!?」

凛(私とライラが届きそうにないポイントに!)スタタタッ

凛「届けぇぇぇ!」ズザザーー

ポーンッ

凛「よし! あとは頼んだよライラ……あっ!」

凛(しまった! そのまま相手のコートに入っちゃった!)

海「ラッキー」ポンッ

梨沙「もう一度行くわよっ」ポンッ

海「助走をつけて、思いっきり叩くぞ!」スタタタッ

海「ありったけだ!!」バシュウッ

シュルルルル

凛(うわっ、強烈だ……!!)

凛(こんなの絶対にレシーブできないよ……!)

ライラ「リンさん」

凛「!」

ライラ「わたくしがリンさんと背中合わせで、衝撃を受け止めます」

ライラ「力を合わせてレシーブしましょう」

凛「ライラ……ありがとう! よし、いくよ!」


↓1 梨沙チーム

↓2 凛チーム


コンマ二桁 数の大きい方が1ポイント


バンッ

凛「ふっ!!」ポーンッ

海「くうっ、またレシーブされたか!」

梨沙「ええ、だけどよく見て!」

凛「うう……」

ライラ「とても強い力でございます」

梨沙「2人は尻餅をついてるわ!」

海「本当だね! ボールは……」

ポフッ

海「砂浜に落ちた!」

梨沙「アタシたちの勝ちね!」

ライラ「4対2でございますね。あとがないですます」

凛「マズい……少しでもサイコロの出目を増やさなきゃいけないのに……」

凛「ここで-2なんかされたら……」

梨沙「さあ凛、サーブ権はそっちよ。さっさとケリをつけましょう」

凛「……」

ライラ「リンさん」

凛「!」

ライラ「ここから追い越しましょう。ライラさんたちならできるですます」

ライラ「ボールに喰らいつくのでございます」

凛「うん……そうだね」ニコッ

凛「気合入れよう! いくよ!」ポーンッ

海「梨沙、またさっきのやろう!」ポンッ

梨沙「必勝法が見つかったわね!」ポンッ

海「助走をつけて……いけっ!!」バシュウッ

シュルルルル

凛「きたよ! レシーブ体勢!」

ライラ「同じ過ちは繰り返さないですます」ササッ

バチィッ

凛「……っ!」ジンジン

海「何だと!?」

梨沙「完璧にレシーブされた!」

凛「ふふっ……海からいいヒントをもらったよ」

海「?」

ライラ「リンさんっ」ポンッ

凛「こっちも助走をつけて……」スタタタッ

凛「くらえ、しぶりんスパイク!!」ドゴォッ

グオオオオオ

海「しぶりんスパイク!? ウチの必殺技を散々イジっておいて!!」

梨沙「す、すごい球威……! どうするの!?」

海「梨沙はウチの背中を押して! 受け止めてみせる!」スッ

バンッ シュルルルル

海「ぐぐぐ……!」

梨沙「お、圧されてる……!」グイグイ

海「負けるか……!」


↓1 梨沙チーム

↓2 凛チーム


コンマ二桁 数の大きい方が1ポイント

凛「いけ! いけー!」

海「ふぎぎぎ……!!」シュルルル

海「ぐわあっ!?」バチィッ

梨沙「海!?」

凛「やった……! やったよライラ!」

ライラ「首の皮一枚繋がりましたねー」ニコッ

ライラ「でも、まだ……」

凛「だね。4対3だから、まだまだ気が抜けない」

凛「……っていうかさ。私の打ったスパイク強力すぎじゃなかった?」

海「それを言うなら、ウチのスパイクも想像以上に強かったぞ」

晶葉『少しだけ設定をいじったんだ!』

梨沙「晶葉……どういうこと?」

晶葉『両チーム熱いバトルを繰り広げていたからな! 梨沙たちも妨害プログラムに逆らって!』

梨沙「あ、ごめんなさい」

晶葉『構わないさ! だから、もっと面白くなると考えて4人の身体能力を上げたんだ!』

晶葉『これでマンガやアニメのようなプレーができるぞ!』

海「なるほど」

凛「面白いかな……まあいいや」

凛「サーブ権、梨沙たちだよ」

梨沙「そうね」

梨沙(マンガやアニメのようなプレーって、本当なの?)

梨沙(ちょっと回転を加えてみよ)ポーンッ

シュルルルルッ

凛・ライラ「!?」

海「な、何だこれっ! ボールがブーメランみたいに大きく曲がって……!」

梨沙「すごい!」キラキラ

凛「ライラ!」

ライラ「はい」ピョーン ポンッ

凛(ありえない横っ飛びでレシーブした!)

凛「身体能力が上がったってこういうことか。ライラ、トス!」ポンッ

ライラ「体が軽いですます」シュバッ

凛(ものすごいジャンプした!)

ライラ「ライラさんアタックっ」バコォンッ

コオオオオオ

海(角度のあるスパイク! 受けられるか!?)スッ

ドシュウッ シュルルルル

海「こ……のぉ……!!」グググ

梨沙「海!」

海「平気だ! トスに備えてくれ!」

海「そらっ!」ポーンッ

凛「受けきった!!」

梨沙「すごいすごい!」ポンッ

海「へえ、結構楽しいな。じゃあもっとエグいスパイクを」

海「お見舞いしてやるっ!!」スタタタッ

ドシュッ

ゴゴゴゴゴ

凛「くっ……!」ササッ

凛「止めてみせるよ!」ドンッ シュルルルル

ライラ「ライラさんもお手伝いでございます」ササッ

凛「ありがとう、そのまま背中を押して!」

凛「うう……! さっきよりも強力……!」グググ

凛「負けて……負けてたまるか……!」グググ


↓1 梨沙チーム

↓2 凛チーム


コンマ二桁 数の大きい方が1ポイント

凛「はああああ……!!」

凛「っりゃあああ!!」ポーンッ

海「なにぃ!? またしても……!」

梨沙「や、やるじゃない!」

凛「腕のHPがヤバいことになってるけどね……」ジンジン

ライラ「リンさん、どうぞ」ポンッ

凛「あのスパイクを、1プレーに2回レシーブはキツい」

凛「だからこれで決める!」シュバッ

梨沙(ものすごく高いジャンプ!)

凛「いっけぇぇぇ!」バァンッ

ブンッ

梨沙・海「!?!?」

海「ボールが増えた!!」

凛「無回転スパイクのブレ球だよ!」

梨沙「どれが本物なの!?」

バフッ

ピーー

晶葉『凛チームに1ポイント! これで4対4だ!』

梨沙「無理よ、あんなのレシーブできるわけないでしょ!」

海「追いつかれたか……」

凛「ハイタッチ」スッ

ライラ「いえーい」パンッ

梨沙「やるわね凛、ライラ」

凛「そっちもね。次で最後だよ、覚悟して」

海「ああ、覚悟して望むよ。そしてウチらが勝つ」

ライラ「ライラさんのサーブでいいですか?」

凛「うん、任せたよ」

ライラ「それでは……」スタタタッ

梨沙・海「!?」

梨沙(まさかジャンプサーブ!?)

ライラ「えいっ」バンッ

シュルルルル

海「厄介なこと考えるね……はっ!」ポーンッ

梨沙「上手いわ海!」ポンッ

海「ふふっ、凛! そろそろ腕で受け止めるの厳しいんじゃないの!?」スタタタッ

海「避けた方が身のためだよっ!」ドシュッ

ゴゴゴゴゴ

凛「まさか! そんなことしたら負けちゃうじゃん!」

凛(とはいえ、腕がヤバいのは確か。どうしよう)

凛(とりあえずあと1回受け止めて……)スッ


ライラ「ライラさんにお任せ」ジャーン

凛「!!」


凛「何してるのライラ! 危ないよ!」

ライラ「安心してください。秘策があるのでございます」

海「無駄だよ! ウチのスパイクはちょっとやそっとの考えじゃ…」

ライラ「それ」ポーンッ

凛・梨沙・海「!?」

梨沙「う、海のスパイクをいとも簡単に……!」

凛「どうやったのライラ!?」

ライラ「腕にボールが触れた瞬間、腰を落としながら腕をこうやって動かして」クネクネ

ライラ「威力を軽減したのですます」

海「ば、バカな……」

凛「よく分かんないけど、それもっと早くやってくれればよかったのに」ポンッ

ライラ「身体能力が上がったからこそ考えついたのでございます」

ライラ「スーパーライラさんアタックっ」バシュッ

ギュルルルル

梨沙「かなりの回転がかかってるわ! 気をつけて!」

海「ああ!」スッ

バシィッ ギュルルル

ポーンッ

海「うわっ! ボールが後ろにすっ飛んだ!?」

梨沙「回転のせいよ! 間に合うのこれ……!?」スタタタッ

梨沙「届けーーーー!!」ピョーン

凛「お願い! そのまま地面に落ちて!」


↓1 梨沙チーム

↓2 凛チーム


コンマ二桁 数の大きい方が勝ち

梨沙「ううーー……!」グイー

バフッ

梨沙「……と……届かなかった……」

ピーー

晶葉『この瞬間、勝者が決まった! 4対5で、逆境を乗り越えた凛チームの勝ちだ!』

凛「か、勝った……」

凛「勝った! 勝ったよライラ!」ギュッ

ライラ「おめでとうございます」

凛「ライラのおかげだよ! 本当にありがとう!」

梨沙「負けたわ……」スタスタ

凛「梨沙!」

海「押し切れると思ったんだけどね。強かったよ、凛チーム」

凛「梨沙チームもね」ヘヘ

晶葉『熱い勝負だったな! 見てるこっちもワクワクしたぞ!』

凛「ねえ、提案なんだけどさ。妨害は無しにして、今みたいなルールの方がいいんじゃない?」

凛「やってて楽しかったし」

ライラ「妨害はよくないのですます」

晶葉『ああ、私も見直そうと思っている!』

晶葉『さて……あとは4人で自由に楽しんでくれ! 海で泳ぐもよし! ビーチバレーを続けるもよしだ!』

海「いいのかい? じゃあサーフィンでもしようかな」

梨沙「アタシもやってみたい!」

ライラ「わたくしもですます」

海「いいよ、おいで。凛はどうする?」

凛「パラソルを差して、その下でのんびりしてるよ」

凛「ちょっとやりたいこともあるし」

海「やりたいこと?」

凛「晶葉、モニター出してくれる? まゆの様子を見たいんだ」

晶葉『分かった!』ブンッ

海(ああ、そっか。まゆはもうゴールの近くまで来てるから)

晶葉(気になってしょうがないんだよな)

凛「……」

――――

まゆ「はぁ……やっと撮影が終わりました」

珠美「可愛かったですよまゆさん!」

まゆ「その写真、どうするんですか?」

珠美「ご安心を! ゲームのメモリーに保存しておきます!」

まゆ「全然安心できないんですけど……消して欲しいなぁ」

珠美「それはできません!」

まゆ「うぅ……」

晶葉『まゆ、振っていいぞ!』

まゆ「あ、凛ちゃんも終わったんですね」

まゆ「気を取り直しましょう。ゴールを目指して」スッ

珠美「あと少しですね」

まゆ「ええ、沖縄までもうちょっと」

まゆ「お願いしますっ!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   山口  徳島  香川  愛媛
凛  ×☆● HHH ○×○ ×○○

   高知  福岡   佐賀  長崎   熊本  大分  宮崎  鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ×☆○ ○○× ●☆○ ○○× ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ◎


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください

ミスしたのでもう一度投下します

まゆ「全然安心できないんですけど……消して欲しいなぁ」

珠美「それはできません!」

まゆ「うぅ……」

晶葉『まゆ、振っていいぞ!』

まゆ「あ、凛ちゃんも終わったんですね」

まゆ「気を取り直しましょう。ゴールを目指して」スッ

珠美「あと少しですね」

まゆ「ええ、沖縄までもうちょっと」

まゆ「お願いしますっ!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   山口  徳島  香川  愛媛
凛  ×☆● HHH ○×○ ×○○

   高知  福岡   佐賀  長崎   熊本   大分  宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ×☆○ ○○× ●☆○ ○○× ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ◎


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください


まゆ:7マス進む-2

【進行状況】

   山口  徳島  香川  愛媛
凛  ×☆● HHH ○×○ ×○○

   高知  福岡   佐賀  長崎   熊本   大分  宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ×☆○ ○○× ●☆○ ○○× ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ◎


まゆ「!!」ガーン

珠美「な、なんと……まゆさんは負けてしまったので、マイナス2」

珠美「今出た7の目から2を引くと5……5マス進んだら……」

晶葉『長崎の1回休みに止まるな!』

まゆ「まあ休んでも余裕はありますけどね」

まゆ「ただ、用心するに越したことはありません。ここで特技を使います」

晶葉『ほう! 残り1回の特技をか!』

まゆ「今が使い時と見ました! これで差は縮まりません!」

――――

ズシン!

凛「ぐはあっ! 見えない何かに押さえつけられてる感覚が、また……!」

凛「この演出必要ないんじゃないの!? ねえ晶葉!」

↑まゆのマスが進んでないミスです
もう一度投下します…


まゆ:7マス進む-2

【進行状況】

   山口  徳島  香川  愛媛
凛  ×☆● HHH ○×○ ×○○

   長崎   熊本   大分  宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○● ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ◎


まゆ「!!」ガーン

珠美「な、なんと……まゆさんは負けてしまったので、マイナス2」

珠美「今出た7の目から2を引くと5……5マス進んだら……」

晶葉『長崎の1回休みに止まるな!』

まゆ「まあ休んでも余裕はありますけどね」

まゆ「ただ、用心するに越したことはありません。ここで特技を使います」

晶葉『ほう! 残り1回の特技をか!』

まゆ「今が使い時と見ました! これで差は縮まりません!」

――――

ズシン!

凛「ぐはあっ! 見えない何かに押さえつけられてる感覚が、また……!」

凛「この演出必要ないんじゃないの!? ねえ晶葉!」


晶葉(確かにそうかもしれない。解除しておこう)スッ

まゆ「では行ってきます! 長崎の地へ!」

珠美「お気をつけて!」ヒラヒラ

ビュンッ

――――

ビュンッ


まゆ「1回休みだから、例に漏れず観光やグルメ紹介でしょうか?」

まゆ「誰が案内して……ん?」

~♪ ~♪

まゆ(音楽が聞こえる。向こうから?)スタスタ

~♪ ~♪

???「ひっこぬかーれてー♪ あなただけにー♪ ついてーいくー♪」

???「きょうもーはこぶー♪ たたかう♪ ふえるー♪ そしてーたべーられるー♪」

まゆ「……」

まゆ(ピクミン?)

まゆ(というか、この声は)スタスタ

まゆ「やっぱり! 柑奈さんでしたか」

柑奈「あれ、まゆちゃん? どうしたのこんなところで」

まゆ「どうしたの、じゃないですよぉ。このマスに止まったんです」

柑奈「あっ! しまった、その事すっかり忘れてた!」

まゆ「ギターを弾いてたんですか」

柑奈「ごめんねー! 少しでもラブ&ピースを広めようって思って!」ペコリ

まゆ(ピクミンの歌で広まりますかね。可愛いですけど)

まゆ「えっと、何をするんでしょう」

柑奈「計画はちゃんと考えてるよ。一緒に長崎観光しよう!」

柑奈「まずはハウステンボスだね。知ってる?」

まゆ「もちろんです! 佐世保にあるテーマパークですよね」

柑奈「そうそう♪ オランダの街を再現した、東京ディズニーリゾートの1.5倍の敷地面積があるところなんだ」

柑奈「色んなイベント、アトラクション、グルメがあって、楽しむ要素満載!」

柑奈「入ったら時間を忘れちゃって、気がついたら夜になってるかもね」

まゆ「それは困りますね……他の場所も見たいですし」

柑奈「そんな欲張りなまゆちゃんのために、2日間用意してあるよ」

柑奈「1日目はハウステンボス。2日目は他の観光地に行く予定なの!」

まゆ「欲張りだなんて……。でも、最高ですね!」

柑奈「期待しててね。じゃ、行こっか」

ここまでにします
もしかしたら次スレにいく可能性が

ハウステンボスを1日で満喫できると思わない方がいいぞ

>>637
広い敷地に多くの施設なのでキツそうですね…
23時から始めていきます


――――

まゆ「ここが……ハウステンボス……」

まゆ「素敵なところ……」キラキラ

柑奈「さっきまゆちゃんが言ったように、オランダの街並みを再現してるんだ!」

柑奈「ドラマ、映画、CMのロケ地にも使われてるの。テーマは、ヨーロッパ全体だよ!」

柑奈「はいこれ」スッ

まゆ「何ですか?」

柑奈「パスポート。これを持っていれば、無料で入れる施設があって……まあ使えば分かるよ」

柑奈「さあ、どこに行きたい? 観るか、遊ぶか、触れるか」

まゆ「どんなものがあるか分からないので……柑奈さんにお任せします」

柑奈「オッケー! なら最初は、お花が見れる場所に行こう!」

柑奈「まゆちゃん、あれを見て」

まゆ「自転車がありますね」

柑奈「ただの自転車じゃないよ、2人乗り用だよ。レンタサイクルフィッツさんから借りたの」

柑奈「目的地までワープするのも手だけど、せっかくだから雰囲気も楽しもう♪」

まゆ「いいですねぇ!」

↑すみません、勘違いしてたので直してまた再アップします


――――

まゆ「ここが……ハウステンボス……」

まゆ「素敵なところ……」キラキラ

柑奈「さっき言ったように、オランダの街並みを再現してるんだ!」

柑奈「ドラマ、映画、CMのロケ地にも使われてるの。テーマは、ヨーロッパ全体だよ!」

柑奈「はいこれ」スッ

まゆ「何ですか?」

柑奈「パスポート。これを持っていれば、無料で入れる施設があって……まあ使えば分かるよ」

柑奈「さあ、どこに行きたい? 観るか、遊ぶか、触れるか」

まゆ「どんなものがあるか分からないので……柑奈さんにお任せします」

柑奈「オッケー! なら最初は、お花が見れる場所に行こう!」

柑奈「まゆちゃん、あれを見て」

まゆ「自転車がありますね」

柑奈「ただの自転車じゃないよ、2人乗り用だよ。レンタサイクルフィッツさんから借りたの」

柑奈「目的地までワープするのも手だけど、せっかくだから雰囲気も楽しもう♪」

まゆ「いいですねぇ!」


――――

コギコギ

まゆ「まるで本当にヨーロッパに来たみたい!」キラキラ

柑奈「日本とは思えないよね! 色んなとこに行くから、楽しみにしてて」

柑奈「あ、着いたよ! フラワーロード!」

まゆ「?」

まゆ「……わあー……!」キラキラ

柑奈「季節ごとに植えてるお花が違うんだ。5月から6月頃になると紫陽花」

柑奈「それから夏にかけて、バラやヒマワリ。春に設定してある今は、チューリップだね」

まゆ「可愛い……綺麗……」

柑奈「ふふっ、さっきから目がキラキラしっぱなしだね」クスクス

まゆ「飛び込んでくるもの全てが新鮮で、美しいので……」

柑奈「自転車から降りてお散歩しよっか」

まゆ「はい!」

――――

まゆ「♪」

柑奈「ご機嫌だね」

まゆ「花に囲まれて、元気にならないわけないですよぉ」ニコニコ

まゆ「このチューリップって、種類はどれだけあるんですか?」

柑奈「ここに植えてあるのは700品種だね。数は100万本だよ」

まゆ「100万!? すごい……」

柑奈「日が落ちたらライトの光に照らされて、また綺麗なんだ」

柑奈「夜になったら見に来よっか」

まゆ「はい、ぜひ!」

――――

まゆ「次はどこへ?」コギコギ

柑奈「そうだねー。はしゃげるアトラクションに行こっか」コギコギ

まゆ「どんなアトラクションですか?」

柑奈「見ればすぐに分かるよ」フフ

――――

柑奈「到着! その名も、天空レールコースター~疾風~だよ」

柑奈「高さ11メートルのスタート地点から、コースターで一気に滑走するの」

柑奈「上下左右に体がぐわんぐわん揺れて、面白いよ!」

まゆ「絶叫系ですか……」

柑奈「絶叫するほどじゃないよー。乗ってみれば楽しいって!」

柑奈「ちなみにここはパスポートが使えるから、1回目は無料だよ」

まゆ「そうなんですね。では…」

柑奈「ちょっと待って。これに乗るには、動きやすい服装じゃないとダメなの」

柑奈「サンダルやミュール、そして私たちみたいなスカートの人は、利用できないんだ」

まゆ「え? じゃあどうすれば」

柑奈「シューズとズボンをレンタルしよう。こっちに来て」スタスタ

――――

シャアアアアア

柑奈「やっほーー!」

まゆ「……」

まゆ(柑奈さん、行っちゃった。次はいよいよ私の番)

まゆ(ちょっぴり怖いけど、せっかくだし……)

まゆ(まゆ、行きます!)バッ

シャアアアアア

まゆ「ひっ」

まゆ(こ、怖いじゃないですかぁ! 結構スピードが出て……!)

シャアアアアア

まゆ(……あれ? 結構楽しいかも)

まゆ(というか、楽しいかも!)

まゆ「きゃーー!」

まゆ(風を感じられて気持ちいい!)

グワングワン

まゆ「きゃっ!? あははっ」

まゆ(コースが上下左右に、グネグネ曲がってる。体が揺れるってこういうことだったんだ)

まゆ「やっほーー!」キャッキャッ

――――

柑奈「どうだった?」コギコギ

まゆ「気分爽快でした! 楽しかったです」コギコギ

柑奈「でしょ! この他にもシューティングスターっていうコースターがあるから」

柑奈「時間があったら乗ってみようね!」

――――

柑奈「少し早いけどお昼にしよう。何が食べたい?」

まゆ「どういうお店があるんですか?」

柑奈「多種多様だよ。和食はもちろん、韓国料理、フレンチ、イタリアン」

柑奈「お寿司、ステーキ。長崎名物のちゃんぽんと、佐世保バーガーでしょ」

柑奈「チーズ料理、ソーセージ専門店、あとはデザートのお店」

柑奈「忘れちゃいけないのが、ロボットが料理を作ってるっていうお店と、マイナス10℃のカフェだね」

まゆ「最後の2つインパクトありますね」

まゆ「どうしよう……そんなにあったら迷っちゃいます」

まゆ「柑奈さん、オススメありますか?」

柑奈「どれも美味しいけど、ここは長崎だから、やっぱり名物を食べて欲しいな」

まゆ「賛成です! ということは、ちゃんぽんか佐世保バーガーか」

まゆ「究極の二択です……」ムムム

柑奈「夕食もここで食べるから、もしよければ2つとも食べられるよ」

まゆ「!!」

まゆ「す、素晴らしいアイデアですね……! お昼は佐世保バーガーで、夜は長崎ちゃんぽんにします!」

柑奈「了解♪ 佐世保バーガーか。お店4つあるんだよね」

まゆ「4つも!? またまゆに過酷な選択を強いるんですか……!」

柑奈「落ち着いてまゆちゃん、私が決めてあげるから」アハハ…

――――

コギコギ

柑奈「着いたね! 佐世保バーガー認定店の一つ、ビッケンビッケンさんだよ」

まゆ「そういえば気になってたんですけど、佐世保バーガーってどんなバーガーなんですか?」

柑奈「いい質問だねまゆちゃん。続きは中に入ってからにしよう」

――――

柑奈「ビッケンスペシャルチーズバーガーと、長崎角煮バーガーを一つお願いします」

店員「かしこまりました」

まゆ「それで、さっきの続きは?」

↑訂正する箇所があるため、もう一度再アップします
 すみません

まゆ「柑奈さん、オススメありますか?」

柑奈「どれも美味しいけど、ここは長崎だから、やっぱり名物を食べて欲しいな」

まゆ「賛成です! ということは、ちゃんぽんか佐世保バーガーか」

まゆ「究極の二択です……」ムムム

柑奈「夕食もここで食べるから、もしよければ2つとも食べられるよ」

まゆ「!!」

まゆ「す、素晴らしいアイデアですね……! お昼は佐世保バーガーで、夜は長崎ちゃんぽんにします!」

柑奈「了解♪ 佐世保バーガーか。お店4つあるんだよね」

まゆ「4つも!? またまゆに過酷な選択を強いるんですか……!」

柑奈「落ち着いてまゆちゃん、私が決めてあげるから」アハハ…

――――

コギコギ

柑奈「着いたね! 佐世保バーガー認定店の一つ、ビッケンビッケンさんだよ」

まゆ「そういえば気になってたんですけど、佐世保バーガーってどんなバーガーなんですか?」

柑奈「いい質問だねまゆちゃん。続きは注文してからにしよう」

――――

柑奈「ビッケンスペシャルチーズバーガーと、長崎角煮バーガーを一つお願いします」

店員「かしこまりました」

まゆ「それで、さっきの続きは?」

柑奈「まあまあ急かさないで。佐世保バーガーはね。地元産のこの具材を使ってるから、とか」

柑奈「そういう決まったスタイルのバーガーじゃないんだ」

柑奈「佐世保市内のお店で提供される、『手作り』で、『注文されたら作り始める』バーガーの総称なんだよ」

まゆ「へぇー! 作り置きとかしないんですか?」

柑奈「そうなの。ちなみに、さっき佐世保バーガー認定店って言ったの覚えてる?」

まゆ「ええ、引っかかってました。認定されるものなんですね」

柑奈「うん、2007年に創設されたんだよ。佐世保バーガー認定制度って制度が」

柑奈「独自性、主体性、信憑性、手作り、などなど。色んな項目を基準に審査して、合格したお店が認定されるの」

柑奈「ただし佐世保市内に限るんだけど」

まゆ「佐世保以外ではお店を出しちゃいけないんですか?」

柑奈「そんなことはないよ! 現に佐世保以外で出してるお店もあるしね」

――――

柑奈「このオープンテラスで食べよう。座って!」

まゆ「いよいよ食べる時が来ましたね。佐世保バーガーを」ゴクリ

柑奈「まゆちゃんのビッケンスペシャルチーズバーガーは、1番人気のメニューなんだ」

柑奈「肉厚お肉にスライスチーズ、シャキシャキレタスとオニオン、ジューシーなトマト」

柑奈「パンも柔らかくて食べやすいし、評判なんだ」

まゆ「も、もう我慢できません! いただきます!」

まゆ「あぐ、食べづらい……顎が外れそう……」

柑奈「あ、ごめんね。食べ方があるんだよ」

まゆ「先に言ってくださいよぉ」

柑奈「ごめんごめん。まあそのまま食べても美味しいんだけど」

柑奈「こうやって、包み紙の上からバーガーを押して」ギュッ

柑奈「程よく潰れたら、さあ召し上がれ」

まゆ「なるほど。その方が食べやすそうではありますけど」ギュッ

まゆ「せっかくの形を、いいんでしょうか」

柑奈「ハンバーガーってそういうものらしいし、まとまった具材を別々に食べるなんてもったいないでしょ?」

まゆ「確かに……では、改めていただきます。はむっ」

まゆ「っ……!!」モグモグ

柑奈「おめめがキラキラ。美味しい?」フフ

まゆ「!」コクコク

まゆ「――ゴクン……ふぅ」

まゆ「本当、柔らかいですね! 食べやすいです」

まゆ「トマトやレタスもフレッシュで、お肉とチーズの味と抜群に合います!」

まゆ「あむっ……モグモグ」

柑奈「私も食べよう」パクッ

柑奈「ん~……肉厚でとろとろの角煮が、他の具材とぴったり合う」

柑奈「言うなれば角煮がラブで、トマトやレタスがピースだね。最高だよ♪」

今日はここまでにします
今週中に終わりたいけど、終わるかなこのペース…

まゆ「ラブ&ピースですか。こういう美味しいものをみんなで食べたら、争いなんて無くなっちゃいそうですよね」

まゆ「笑顔も絶えない世界になりそう」

柑奈「ねー♪ はむはむ」

まゆ「……」ジー

柑奈「もぐもぐ……ん?」

まゆ「……」ジー

柑奈「角煮バーガー食べたい?」

まゆ「い、いえ……見つめてすみません」ササッ

柑奈「遠慮しなくていいよ。譲り合いは大切だから」

まゆ「じゃあ一口交換しましょう。スペシャルチーズどうぞ」スッ

柑奈「ありがとう。角煮どうぞっ」スッ

まゆ・柑奈「いただきます!」パクッ

モグモグ

まゆ・柑奈「……♪」ニコニコ

――――

まゆ「ふー、満たされました。角煮バーガーも柔らかくて美味しかったです」

柑奈「幸せな気持ちになれたね。食休みでちょっと休憩するとして」

柑奈「次はあそこに行こうかな」

まゆ「あそこ?」

柑奈「うん、たくさん遊べるところだよ」

柑奈「人気スポットだから、本来は並ばなきゃいけないんだけど……」

――――

柑奈「よかった。運良くすんなり入れるね!」

まゆ「いつもだと、どのくらい列ができるんでしょうか」

柑奈「平日は並ばなくても済むことが多いんだけど」

柑奈「土日祝日、それにまとまった休みだと結構混雑するね」

柑奈「並ばずに入れるのがハウステンボス、なんて言われてたんだけどね」

まゆ「そうなんだ……」

柑奈「まあ行列の話はこのくらいにして、この施設の説明をしようかな」

柑奈「ここは『VRの舘』っていって、色んなVRゲームがプレイできる場所なんだ」

柑奈「ところでVRって分かるよね?」

まゆ「確か、バーチャルリアリティですよね。現実ではないけど、まるでそこにあるかのように見せる技術のことです」

柑奈「そうだね。仮想現実とも言われてるよ」

柑奈「まゆちゃんと凛ちゃんがやってるこのゲームもVRだね」

まゆ「あ、言われて気づきました。だってこの空間、現実そのものですから」

柑奈「VRの行き着くところかもしれないね」ハハ…

柑奈「えっと、まず始めにこのチケットを買おうか」

まゆ「何のチケットですか」

柑奈「VRチケットだよ。入場はパスポートで大丈夫なんだけど」

柑奈「VRで遊ぶには、このチケットを買うの。もちろん無料で遊べるゲームもあるよ」

まゆ「なるほど……でもお金が……」

柑奈「ふふ、分かってるよ。はいこれ」スッ

まゆ「チケット!」

柑奈「4枚渡すから、自分で選んで遊んでね」

まゆ「ありがとうございます!」

まゆ「どれにしようかなぁ。2枚使うのもありますし」

まゆ「数に限りがあると悩みますねぇ。そういうのも楽しいんですけど♪」

――――

まゆ「これにします! Airtone(エアトーン)!」

柑奈「リズムゲームだね。両手でコントローラーを持って、体を動かしながら遊べるゲーム」

まゆ「なんたってアイドルですからねぇ。リズム感はありますよぉ」

まゆ「始まりました! はっ、ほっ、えいっ」

(数分後)

まゆ「うぐ、フルコンボを逃しました……」

柑奈「あとちょっとだったね」

まゆ「悔しい……けど、楽しかったです!」

まゆ「キャラクターの女の子も可愛くて♪」

まゆ「もう1回やろうかな……いえ、ここは我慢しましょう」

まゆ「どんなゲームがあるか分かりませんし」

――――

まゆ「あ、面白そうなのがありました」

柑奈「ウルトラ逆バンジー。名前の通りのゲームだね」

まゆ「逆ってことは、下から上に飛ぶんでしょうか」

柑奈「やってみようよ。私も一緒に体験するから」

まゆ「ですね!」

(数分後)

まゆ(椅子に座って、VR機を装着)スッ

まゆ(あとは待っていればいいんでしょうか?)

柑奈「わっ、すごいね」

まゆ「本当ですね! ここからどうやって逆バンジーを……きゃっ!」

柑奈「動いたよ!」

まゆ「は、始まったみたいですね。あうっ」ガクンッ

柑奈「椅子も揺れて……上下に動き出したよ!」

柑奈「わっ、わっ……きゃあぁぁぁっ!」

まゆ「す、すご……! どんどん上に昇っていきます……!」

柑奈「ひゃー……!」

まゆ「わわっ! きゃあっ!」

(数分後)

まゆ「はー……」

柑奈「迫力あったね……」

まゆ「はい……臨場感がありました……」

まゆ「チケット無くなりましたし、無料のゲームをやってみましょう」

まゆ「お金があれば、もう4枚くらい買ってそうですけど」

柑奈「ハマったみたいだね」フフ

まゆ「ええ、どっぷりと……ん? あれは何ですか?」

柑奈「BotsNew OF THE DEAD。VRホラーだね」

まゆ「柑奈さん、あっちに面白そうなものがありますよ! 行ってみましょう!」スタタタッ

柑奈(逃げるように去っていったね)アハハ…

――――

まゆ「楽しかったぁ。また来たいです」

柑奈「ぜひ来て! 今以上にハッピーな時間を過ごせるよ」

柑奈「んーと、次はどこに行こうかな……」

まゆ「どんなアトラクションでもいいですよ!」ワクワク

柑奈「そう? ならまたVRが体験できるところ行く?」

柑奈「VR心霊百物語とか、ホラー系のゲームが楽しめるんだけど」

まゆ「……」プクー

柑奈「嘘だって! ごめんね? そんなに怒らなくても」

まゆ「知ってて言ってますよねっ」プイッ

柑奈「ごめんなさい。お詫びに、っていうか、そもそも行こうとしてた施設なんだけど」

柑奈「VRの舘と同じ、人気があるとこへ連れて行くから」

まゆ「……」

柑奈「ほら、自転車に乗って? 行こう♪」

まゆ「怖いところじゃないですよね」

柑奈「騙したりしないってば」

まゆ「……」スッ

柑奈(機嫌悪くしちゃったなぁ。反省)

柑奈(次の場所で喜んでくれるといいんだけど)

――――

柑奈「着いたよ」

まゆ「……ここって……」

柑奈「ショコラ伯爵の舘っていうの。チョコレートがテーマなんだ」

まゆ「チョコレート……」

柑奈「そう。かな子ちゃんとか大喜びしそうだね」

柑奈「さ、入ろう? パスポートで入館できるから」

――――

まゆ「わあ、甘い匂いがします」

柑奈「館内はチョコレートの香りが漂ってるの。はい、どうぞ」スッ

まゆ「何です?」

柑奈「さっきのVRの舘みたいに、チケットで色々体験できるんだ」

柑奈「カカオチケットっていうの。そこの機械で購入しなきゃいけないんだけど」

柑奈「特別にね♪」

まゆ「ありがとうございます!」

まゆ「11枚……多いですね」

柑奈「その代わり、1回で使用する数もちょっと多いんだ」

柑奈「使う時になったら言うから、まずは展示物を見て回ろう」

――――

柑奈「チョコの歴史を知れたり、チョコでできたミニチュアが飾ってあるの」

まゆ「可愛いですねぇ♪」

柑奈(機嫌、直してくれたみたい。よかった)

まゆ「すごいなぁ……。あっ! これ、もしかしてドレス?」

柑奈「綺麗でしょ。チケットを使えば試着できるし、撮影もオッケーなんだ」

柑奈「どうする?」

まゆ「んー……我慢します。写真で撮っても、現像はできないですし」

まゆ「現実でプロデューサーさんと行って、直接見せてあげたいなって♪」

柑奈「まゆちゃんらしいね」フフ

――――

柑奈「じゃんっ、これは魔法の蛇口です」

まゆ「魔法、ですか?」

柑奈「カカオチケットを3枚使えば使えるんだ」

柑奈「捻ればなんと、チョコドリンクが出てくるんだよ!」

まゆ「チョコドリンク! 飲んでみたい!」

柑奈「じゃ、2人分ね。コップを用意して……お先にどうぞ!」

まゆ「……」ドキドキ

キュッキュッ コポポ…

まゆ「本当ですね! チョコレートが出てきました!」キラキラ

柑奈「子供の時、家の蛇口からジュースが出てきたらなーとか思ったよね」

柑奈「その妄想を叶えてしまったんだよ!」

まゆ「素敵ですねぇ、夢があって。柑奈さん、どうぞ!」キュッキュッ

柑奈「ありがとう♪」キュッキュッ コポポ…

柑奈「よし、と。乾杯しよっか」キュッキュッ

まゆ「はい。乾杯ですっ」

柑奈「乾杯♪」

コクコク

まゆ「ふぅ……甘くて美味しい」ニコニコ

まゆ「思ったよりも飲みやすいですね。くどくないです」

柑奈「チョコのドリンクって聞いたら、それがちょっと心配なんだけどね」

柑奈「温かいのと冷たいのがあるから季節関係なく楽しめちゃうし」

――――

まゆ「ここは何でしょう?」

柑奈「チョコのテイスティングができるんだ」

柑奈「60種類のチョコがあって、その中から毎月、テイスティングできるチョコが選ばれるの」

まゆ「月ごとに違うんですか?」

柑奈「そうそう。日本国内のチョコはもちろん、海外のチョコなんかもあるんだよ」

まゆ「……」ゴクリ

柑奈「食べてみる? チケット3枚使うけど」

まゆ「いただきたいです。どんな味なのか」

――――

まゆ「んふ♡」モグモグ

柑奈「舌触りがいいね……このチョコ好きかも」モグモグ

まゆ「どのチョコですか?」

柑奈「これだよ」

まゆ「じゃあ次はそれを食べよっと。柑奈さん、これも美味しいですよ」

柑奈「どれどれ」パクッ

柑奈「うん、美味しい! 甘さ控えめでいいかも」

まゆ「ビターがお好みですか?」

柑奈「そういうわけじゃないけど、たまには食べたくならない?」

まゆ「分かる気がします。カカオ99%のチョコとか」

柑奈「あれって甘さ控えめとは違うよね……」

まゆ「ダイエットしてる時とかいいですよ」

――――

柑奈「さて、次はこのチケットを使用します」スッ

まゆ「入場の時に買った板チョコですね! どうするんですか?」

柑奈「ショコラ伯爵の研究室。ここでは、この板チョコをデコレーションすることができるんだ!」

柑奈「カカオチケットを3枚使って、可愛く飾り付けしよう?」

まゆ「いいですねぇ!」

――――

柑奈「クッキー、アポロなどなど、色んな飾り付けの中から5種類選んで」

柑奈「このチョコペンで接着していくんだ」

まゆ「アポロは重要なキーアイテムになる気がします……」

今日はここまでにします
来週終わりになりそうですね

続きは未定です…
始めていきます

まゆ「どんな風にデコレーションしようかなぁ。まずは並べてみよう」スッ

柑奈「私はクッキー主体でいこっと♪」

(数分後)

まゆ「んー、こんな感じですかねぇ」

柑奈「♪」

まゆ(柑奈さんのデコレーションは……)チラッ

まゆ(やっぱり、ラブ&ピースの文字は入ってるんですね)

(さらに数分後)

柑奈「できた! ラブ&ピースチョコ!」

柑奈「デコレーションでラブとピースが表現できてる。我ながら上手くできたな♪」

まゆ「私もできました」

柑奈「わー、可愛い! さすがまゆちゃんだね」

まゆ「ポイントはやはりアポロですね。上手に収まりました」ニコニコ

――――

まゆ「ショコラ伯爵の舘、良かったぁ♪」

柑奈「スイーツ好きな女の子はぜひ行きたいよね!」

柑奈「ダイエットしてる女の子には危険な施設だけど」フフ

まゆ「歯止めが効かなくなっちゃいますからね」

まゆ「というか、もう夕方ですか……早いですねぇ」

まゆ「もっと色々回りたいのに……」

柑奈「しょうがないよ。それだけアトラクションも多いし」

柑奈「あと1つ施設に行ったら、ちゃんぽん食べよっか」

まゆ「はい。次はどんなところですか?」

柑奈「可愛いで満たされるし、癒されること間違いなしだよ」

まゆ「癒される……?」

――――

柑奈「到着! テディベアキングダム!」

まゆ「テディベア!」

柑奈「そう。ここは700ものテディベアが収容、展示されてるところなんだ」

柑奈「名前の由来や、世界に広まった理由を知ることもできるし、何より展示されてるテディベアたちが可愛いの♪」

柑奈「貴重なのから、すっごく大きいの。色んな種類のテディベアを見てみよう!」

――――

まゆ「早速大きいのがありましたよ!」

柑奈「ジャイアントベアだね。座高3.6m、重量500kgのテディベアだよ」

柑奈「抱きついてみたいね。ふかふかしてそう」

まゆ「そのまま眠りたいですね。良い夢が見られると思います」


――――

まゆ「本当に、色んなテディベアがありますねぇ」

柑奈「お気に入りは見つかった?」

まゆ「みんな可愛くて決められませんね」

まゆ「でも、テディベア……小さい頃におままごとでよく遊びましたよ」

柑奈「今は遊んでないの?」

まゆ「部屋に飾ってはいますけど、遊んだりはしないですね」

柑奈「本当かなー?」

まゆ「なんで疑うんですか……まあ、たまに一緒に寝たりしますけど……」モジモジ

柑奈「ふふ、可愛いね」ニコニコ

まゆ「い、言わせないでくださいよ! 柑奈さんこそどうなんですか?」

柑奈「秘密♪」

まゆ「ズルい!」

――――

柑奈「可愛いテディベアを堪能して満足したところで、お腹も満たそうか」

まゆ「ちゃんぽんって、ラーメンとどう違うんですか?」

柑奈「完成形は似てるけど、作り方とかは全然違うんだよ」

柑奈「ラーメンは、スープに茹でた麺を入れて」

柑奈「その上にチャーシューやメンマの具をトッピングする、合わせ盛り料理」

柑奈「対してちゃんぽんは、まず具を炒めて、炒めた具と茹でた麺をスープと一緒に煮込む、煮込み料理なの」

まゆ「煮込むんですか? そんなことしたら、麺がふにゃふにゃになっちゃうんじゃ……」

柑奈「ううん。使う水も麺も、ラーメンとは違う特殊なものなんだ」

柑奈「だからふにゃふにゃにはならず、もちもちした食感になるんだよ」

まゆ「へぇー! そうなんですか」

柑奈「説明はこんなところにして、このお店に入ろう!」

まゆ「悟空」

柑奈「うん、悟空さんだよ。長崎名物、ちゃんぽんと皿うどんの専門店なんだ」

柑奈「ただのちゃんぽんじゃないの。うちわエビやっていうエビや、国産牛ローストビーフなんかもトッピングしてて…」

まゆ「百聞は一見にしかずですよ! 早く入店しないと席が無くなっちゃいます!」ソワソワ

柑奈「分かったから急かさないで。無くならないから大丈夫」フフ

――――

まゆ「どれも美味しそうですねぇ……」

柑奈「迷っちゃうよね」

まゆ「うー、ここは定番の長崎ちゃんぽんを。でも他のもいいなぁ……」

まゆ「自家製ローストビーフちゃんぽんとか、うちわ海老ちゃんぽんとか」

柑奈「この赤辛ちゃんぽんは、ピリ辛が好きな人にオススメだね」

柑奈「黒ごまちゃんぽんも美味しいよ。焦がしにんにくの香りがする黒ごまをトッピングしてあるの」

まゆ「ま、マズいです。迷いすぎて、このままだと迷宮入りしちゃいます」

まゆ「柑奈さん、どうか私に助言を!」

柑奈「うーん。私なら、まずは定番を頼むかな。他のメニューはまた今度来た時にして」

まゆ「定番を……ですよね。ありがとうございます」

まゆ「決めました。何だかんだ、定番を捨てることはできないので」

まゆ「長崎ちゃんぽんにします!」

柑奈「じゃあ私は細麺皿うどんで。また交換しよう♪」

柑奈「あと小龍包も1つ頼もうか。4個だから、2個ずつ食べれるよ」

まゆ「お願いします!」

――――

まゆ「……」モグモグ

柑奈「いい匂い! 空腹に染みるねー」

柑奈「……?」

まゆ「……」モグモグ

柑奈「まゆちゃん、どうしたの。ずっと無言だけど」

まゆ「ゴクン……ごめんなさい。味わってたんです」

まゆ「本当、もちもちの麺ですね! スープは鷄ですか?」

柑奈「そうだね。長崎ちゃんぽんは鶏がらスープがベースなんだ」

柑奈「鶏がらのみか、鶏がらベースに豚骨をブレンドか。どっちかしかないんだよ」

まゆ「あっさり、しつこくなくて美味しいです。野菜と、海老などの海鮮も具沢山」

まゆ「栄養満点ですねぇ♪」

柑奈「皿うどんも美味しいよ! 一口どうぞ」スッ

まゆ「ありがとうございます! 熱々のあんかけと、野菜もちょこっと乗せて」パクッ モグモグ

まゆ「うふふ♪ 美味しいです! 麺のパリパリの食感も楽しめますし」

柑奈「皿うどんは食感もいいよね。食べ進めていくと、またしっとりとした食感に変わっていくのが」

柑奈「小龍包も食べよう」パクッ

柑奈「んー♪ 見てまゆちゃん、肉汁がこんなに」

まゆ「ごくり……私もいただきます」スッ パクッ

まゆ「ふわぁ……旨味が口の中で……」

柑奈「溢れ出すよね! 噛めば噛むほど、じゅわっと」

まゆ「至福の一時ですよぉ。あ、柑奈さん、ちゃんぽんどうぞ」スッ

柑奈「ありがとう! いただきまーす♪」チュルルッ

柑奈「あー、顔が綻んじゃう」ニコニコ

まゆ「美味しい料理は、人を幸せにしますね」

柑奈「……こんなに美味しいものが、世界中の人たちに行き渡ればいいのにな」

まゆ「そうですね。みんなで食卓を囲んで、幸せな時間を過ごしたいですね」

柑奈「それができれば、世界平和も間近になるよ」

柑奈「なんか歌いたくなってきた。一曲いいかな?」スッ

まゆ「どこからギターを!?」

ここまでにします
読んでくださりありがとうございます

すみません、再開は明日になります
22時くらいに

すみません
10時から始めていきます

まゆ「歌はあとにしませんか? 食事中ですし」

柑奈「おっとそうだった! まずは食事だね」

まゆ「あはは……」

――――

柑奈「ドムトールン。ハウステンボスのシンボルタワー」

柑奈「105メートルもあって、場内のどこからでも確認できるんだよ!」

柑奈「そしてここ、5階展望室からは、ハウステンボスの全景が見られるの」

まゆ「街が光輝いてますね……!」

柑奈「綺麗でしょ♪ 夜になるとライトアップされるんだ」

柑奈「ハウステンボスで、遊びに遊んだ後の締めとして最高だよね」

まゆ「はい……」ウットリ

柑奈「実はここの他に、白い観覧車とかカヌーとか、景色を観賞できるアトラクションがあるんだけど」

柑奈「迷いに迷ってここにしたんだ」

まゆ「……2箇所とも行くというのは可能ですか?」

柑奈「欲張りまゆちゃんが出たね」クスクス

まゆ「う……」カァァ

柑奈「できなくはないけど、行けるとしたらあと1箇所かな」

柑奈「ホテルも紹介したいし」

まゆ「そうなんですか……じゃあ観覧車にします」

柑奈「カヌーじゃなくていいの? 貴重な体験だよ?」

まゆ「迷いに迷った結果ですよ。貴重だからこそ、リアルで体験してみたいので」

柑奈「了解♪ じゃ、もうちょっと眺めたら向おうか」ニコッ

――――

ザザ…

梨沙「うわ、バランスとるの難しい……!」

海「最初はそんなもんさ」

ライラ「楽しいですます」スイー

梨沙「!?」

海「ライラは早くもコツを掴んだみたいだな」ハハハ


晶葉(向こうの3人は海で楽しく遊んでるな)

晶葉(だが凛は……)

凛「……」サッサッ

晶葉(砂浜に相合傘を描きながら、モニターの先にいるまゆをずっと見つめている)

晶葉『凛』

凛「分かってる。まゆも1回休みだから観ててもしょうがないって言いたいんでしょ」

凛「だけど、観てないと落ち着かないんだよ。他のことに手つかずなんだ」

晶葉『気持ちは分かるが……いや! お前がそう言うなら、これ以上口出しはしないさ!』

凛「ありがとう」

晶葉『差し入れのアイスだ!』

凛「嬉しいよ」スッ ペロペロ

凛「そういえば私、このマスの勝負に勝ってからまゆの特技で1回休みにされたけど」

凛「この場合、+2はどうなるの?」

晶葉『無効化はされないぞ! つまり、次のサイコロの目は+2される!』

凛「よかった、安心したよ」

――――

チュンチュン

まゆ「……んぅ……」モゾモゾ

まゆ「ふあぁ……あれ? ここって……」

まゆ「そっか。ホテルに着いて、お風呂に入ったらすぐ寝ちゃったんだっけ」

柑奈「あ、起きた?」

まゆ「柑奈さん……おはようございます」

柑奈「おはよう♪ よかった、そろそろ起こそうと思ってたから」

柑奈「あまりに気持ちよさそうな寝顔だったから、悪い気がして」エヘヘ

まゆ「もうチェックアウトですか?」

柑奈「ううん、朝食の時間だよ。そろそろ運ばれてくるからね」

かつてハウステンボスが
消滅ピンチを迎えた事実
……柑奈は知ってるかな?

まゆ「そんなサービスが……」

柑奈「ルームサービスだよ。ここはテラス付きのお部屋だから、テラスに出て食べよう」

まゆ「テラスがあるんですか!?」

柑奈「何言ってるの、昨日目をキラキラさせながらはしゃいでたじゃない」フフ

まゆ「え? そういえば、そんな記憶が……」

柑奈「よっぽど疲れてたんだね。自転車とはいえ、結構な距離進んだからね」

柑奈「さあ、着替えて寝癖も整えて。準備しよう」

まゆ「わっ、こんなに髪が跳ねてるなんて!」

――――

まゆ「モグモグ」

まゆ「ゴクン……朝日を浴びながら、内海を眺めて優雅な朝食」

まゆ「解放的です♪ 良いところですねぇ。ホテルヨーロッパ、でしたっけ」

柑奈「うん。名前の通り、ヨーロッパの雰囲気を感じられるホテルだよ」

柑奈「お部屋は数種類、可愛いのからエレガントなものまであって」

柑奈「お食事もフレンチだけじゃなく、日本料理、鉄板焼き。そしてホテルのイベントとして、コンサートや舞踏会が開かれるんだ」

まゆ「舞踏会?」

柑奈「仮面舞踏会だよ。無料で渡される仮面をつけて、ドレスを借りて踊るの」

まゆ「へー、楽しそうですね♪」

柑奈「参加するもよし。観賞してるだけでもオッケー」

柑奈「まあ、この朝食を食べ終えたら他の観光地に行くから、観ることもできないんだけど……」

そして、このハウステンボスには
日刊紙がある……これ豆知識な(^^)

>>682 >>684
調べて勉強になりました、ありがとうございます
知っていれば途中で盛り込めたのに…

まゆ「残念ですね……。でも、まだまだ機会はありますし」

柑奈「そうだね。ハウステンボスに来て、実際に体験してみて!」

――――

まゆ「もう出発ですか。名残惜しいですね」

まゆ「こんなに素敵なテーマパークだったんですねぇ……」

柑奈「楽しんでもらえてよかったよ!」

柑奈「けどね、実はこのハウステンボス。赤字続きで経営が危うかった過去があるんだ」

まゆ「そうなんですか!? あ、でも聞いたことあるような」

柑奈「ディズニーリゾートより広いけど、人口が首都圏よりも圧倒的に少ないし」

柑奈「アクセスも良いとは言えないしね。それに加えて、長崎は雨が多いんだよ。佐世保市は特に」

まゆ「なるほど。お客さんに来たいと思わせるには、色んな障害があったんですね」

柑奈「それらを乗り越えて今のハウステンボスがあるんだけど……詳しくは調べてみて」

まゆ「ええ、そこまで言ったなら最後まで……」

柑奈「もうワープしなきゃいけないんだ、ごめんね?」

まゆ「分かりました……それで、次はどこに?」

柑奈「飛んでから説明するよ!」

中断します
続きは17時頃に

少し遅れます…

重ね重ねすみません、20時頃に始めていきます


――――

柑奈「着いたよ! あそこに見えるのが長崎ペンギン水族館!」

まゆ「ペンギンがメインの水族館なんですか?」

柑奈「名前で分かるよね。元々は長崎水族館だったんだけど」

柑奈「1998年に一旦閉館して、2001年に長崎ペンギン水族館として開館したんだ」

柑奈「世界で18種類いるペンギンの内、9種類がここで飼育されてるんだよ!」

まゆ「多いですね!」

柑奈「もちろんペンギンだけじゃなくて、魚類、甲殻類の生き物も飼育されてるよ」

――――

柑奈「最初は、駐車場から水族館までの道のりにある、ビオトープっていうゾーンを観賞しよう」

まゆ「豊かな自然ですねー」

柑奈「長崎の里山を再現してるんだって。草花、樹木、メダカやカダヤシが生息してるんだ」

柑奈「水族館に着くまでも楽しめるなんて、ナイスアイディアだよね!」

まゆ「本当、面白いですねぇ。ところでカダヤシって?」

柑奈「北アメリカ原産の魚だよ。日本でも外来種として分布を広げてるの」

――――

柑奈「中に入ったら順路をゆっくり歩いて、ペンギンとお魚たちを見よう♪」

柑奈「まずはこの群れだね!」

まゆ「カタクチイワシ、ですか」

まゆ「すごい……この群れ一つが、まるで意思を持っているかのようです」

柑奈「釘づけになっちゃうよね。キラキラ輝いてるウロコも綺麗で」

まゆ「あっ。あれってペンギンですよね! 水の中を泳いでる」

柑奈「これは2階の亜南極ペンギンゾーンと繋がってるプールなんだ」

柑奈「キングペンギン、ジェンツーペンギン、イワトビペンギンが見られるよ!」

まゆ「可愛いですね♪ あの子はイケメンです」

柑奈「イワトビペンギンだね。マカロニペンギンの仲間だよ」

柑奈「見ての通り、頭についてる黄色の飾り羽が特徴なの。クールでしょ!」

まゆ「カッコいいですねっ。他のペンギンは見当たりませんね?」

柑奈「こことは違う場所で飼育されてるからね。追々見ることができるよ!」

――――

柑奈「まゆちゃんまゆちゃん! ここだよ、温帯ペンギンゾーン」

柑奈「ケープペンギン、フンボルトペンギン、マゼランペンギンがいるよ」

まゆ「キュートですねぇ♪ よちよち歩いて……触りたい」

柑奈「触れるイベントあるよ。あそこにいるフンボルトペンギンに」

柑奈「土日と祝日にしか開かれないんだ」

まゆ「へぇー……。さ、触っても……?」

柑奈「いいよ、後でね♪」

まゆ「ありがとうございます!」


――――

柑奈「ペンギンに触る前に、他の生き物に触ってみるのはどうかな?」

柑奈「ここはタッチングプールっていうところだよ。ヤドカリやヒトデに触ることができるの!」

まゆ「ちょっと怖いですけど、挑戦してみます」

まゆ「まずはヒトデに……」ドキドキ

サワサワ

まゆ「な、何でしょうこの触感……ザラザラしてますね。ヒトデってこんな……」サワサワ

柑奈「不思議な触感だよねー。あ、ねえねえ! 次はあれに触ってみようよ!」

まゆ「どれですか?」

柑奈「ナマコ。可愛いよ!」

まゆ「……可愛いでしょうか……?」

柑奈「名前の響きも可愛いし、見た目も可愛いでしょ?」

まゆ「うーん、言われてみれば可愛いような気も」

まゆ(あんまりしないかも)ハハ…

柑奈「私、触ってみるね」サワサワ

柑奈「ほう! これは……なるほど……!」

まゆ「どんな手触りですか?」

柑奈「直接確かめた方が早いよ。ほら!」

まゆ「じゃあ失礼して」サワサワ

まゆ「……」サワサワ

まゆ「説明しにくいですね」

柑奈「ね! 軟らかいと思ったら硬くなって。生き物って感じがするよね」

まゆ「ですね。そういえばナマコって食べられるんですよね?」

柑奈「うん、酢の物とかね。食べたことないけど」

柑奈「もしかしてお腹空いた?」

まゆ「いえ! ただ思い出したので……って、なんで笑うんですか!?」

柑奈「何でもないよ」フフフ

まゆ「く、食いしん坊とか思ってないですよね? そういうのじゃないですから! 私はただ――」

――――

まゆ「はぁー……可愛い……♡」サワサワ

柑奈「ふふ、メロメロだね」

まゆ「可愛いペンギンに触ったらそうなりますよぉ。すべすべふわふわ♪」サワサワ

まゆ「でも意外ですね。もっと嫌がるかと」

柑奈「比較的大人しい性格だからね。喧嘩しても激しく争うことはないんだよ」

まゆ「……抱っことかは……」

柑奈「それはちょっと厳しいかな」アハハ

まゆ「ですよね」ウフフ

まゆ「でも、そのくらい可愛いです♪」サワサワ

一時中断します…

すみません、20時から再開します
終わりまで長引きそうな気配が

柑奈「では、私も触らせてもらおうかな」サワサワ

柑奈「この感じ、クセになりそう♪」

まゆ「ずっと触ってたいですねぇ♪」

――――

柑奈「ペンギンのお散歩だよ!」

まゆ「たくさんいますね。和みます」ニコニコ

柑奈「このイベントも土日と祝日にやるんだ。どの種類のペンギンが歩いてくるかはお楽しみ!」

まゆ「動画に撮りたい……」ウズウズ

柑奈「いいよ! あとで見返そう? ゲームの中だけならいつでも観ていいし」

まゆ「それじゃあ」タプタプ

まゆ「にしても、なんでこんなに癒されるんでしょうか」REC

柑奈「見た目もそうだし、よちよち歩くのも可愛いしね」

――――

柑奈「さて、ペンギンや海の生き物に充分触れたし、そろそろ次の場所に行こっか!」

まゆ「……」ジー

柑奈「あはは、動画に夢中だね」

まゆ「はっ! すみません、つい」

柑奈「ううん、いいの。気持ち分かるもん」

すみません、続けます

柑奈「あとで私にも見せてくれる?」

まゆ「当然ですよ! スマホをしまって」スッ

まゆ「次はどこへ?」

柑奈「グラバー園ってとこ。長崎の有名スポットなんだ」

柑奈「その前に、長崎名物のこれどうぞ!」スッ

まゆ「カステラ、ですか? 茶色いですね」

柑奈「松翁軒っていう有名なお店の、チョコ風味のカステラ、チョコラーテだよ!」

柑奈「明治時代に生まれたこの商品は、チョコレートカステラの元祖と言われてるんだ」

柑奈「チョコパウダーじゃなく特注の板チョコを使ってて…」

まゆ「おいしい! まるでガトーショコラのような!」モグモグ

柑奈「って、もう食べてる! そう、ガトーショコラみたいな濃厚な味わいなんだよ」

柑奈「長崎に行ったらぜひ購入したいカステラの一つだね! 私も食べよっと」パクッ

まゆ「一つということは、他にも有名店が?」

柑奈「あるよ。ザラメのカステラのお店とか、桃カステラのお店とか、幻のカステラのお店とか」

柑奈「とっても美味しいから、ぜひ来店して買ってみてね!」

――――

まゆ「グラバー園……これが……」

柑奈「1859年、長崎開港した後、長崎に来住したイギリスの商人がいたんだ」

柑奈「グラバー、リンガー、オルトって人たちなんだけど」

柑奈「その人たちの旧邸があった敷地に、長崎市内にあった歴史のある建造物を移築して、野外の博物館として形作ったの」

まゆ「なるほど……。グラバー園って、人の名前から取ったものなんですね」

柑奈「うん。グラバーさんはグラバー商会っていう、お茶や絹の輸出や、船舶、武器の輸入をする会社を設立して」

柑奈「薩摩藩、長州藩、そして後の明治政府の重要人物とも深い関わりを持ってたすごい人なんだ」

――――

まゆ「エスカレータ-なんてあるんですねぇ」

柑奈「坂の地形だから、あると楽だよね♪ 園内には動く歩道もあるよ」

柑奈「えーっと……料金所から入ってすぐのところにあるあそこが、旧グラバー住宅だよ」

柑奈「基本の順路に沿って観るつもりだから、近くに寄るのは最後になるけど」

まゆ「お楽しみというわけですね」

柑奈「名前を使われるほどの人だからね」フフ

――――

柑奈「ここは旧三菱第2ドックハウス。造船所の近くに、船員の休憩宿泊施設として建てられたんだ」

まゆ「造船所は?」

柑奈「さっき、歴史のある建造物を移築したって言ったよね」

柑奈「それがこれなんだ。っていうか、グラバー邸、リンガー邸、オルト邸以外はみんなそうなの」

柑奈「このドックハウスの中には、船の模型や写真が展示されてるよ」


――――

まゆ「この家は?」

柑奈「旧リンガー住宅だね。リンガーさんは、グラバー商会の幹部なの」

柑奈「他のお家もそうだけど、洋風の建物に屋根瓦がついて、和と洋が合体した不思議な雰囲気だよね」

まゆ「はい、とても素敵です♪」

柑奈「オルトさんの旧邸も向こうにあるよ! 観てみよう!」

――――

柑奈「まゆちゃん、今更だけど足大丈夫?」

まゆ「え?」

柑奈「ほら、昨日自転車で移動しっぱなしだったから、筋肉痛とか」

まゆ「……実はちょっとだけ……」

まゆ「でも、心配するほどじゃないですよ。ありがとうございます♪」

柑奈「ならよかった。痛いのに歩き回すような、酷いことしてたかと……」ホッ

柑奈「はい! ここがお待ちかね、旧グラバー住宅だよ!」

まゆ「建物も然ることながら、お花もいっぱい咲いてて」

まゆ「それに良い景色が一望できるところですね♪ グラバーさんが羨ましい」

柑奈「坂が多いけど、その分見晴らしが良くて気持ち良いよね!」

柑奈「ここまで数箇所の建造物を観てきたけど、夜になるとまた綺麗な景色が観られるんだよ」

まゆ「まさか、ライトアップ?」

柑奈「その通り! 7月中旬から10月初旬の期間限定なんだけどね」

かなり短いのですが、ここまでにします
明日、22時に始めます


――――

まゆ「あれ?」

柑奈「どうしたの?」

まゆ「石畳のここだけ、ハートの形になってます」

まゆ「何か意味あるんですか?」

柑奈「あ! そうそう、そういえば忘れてたよ」

柑奈「これはハートストーンっていって、見つけると恋の願いが叶うかも? って言われてるんだ」

まゆ「恋の願い!? そうと分かれば拝むしかないです!」

まゆ「手を合わせて……成就しますように成就しますように……」スリスリ

柑奈「そ、そんなに本気にならなくても。ジンクス程度だよ?」ハハ…

まゆ「何であっても、お願いするに越したことはないですよぉ」ウフフ

まゆ「柑奈さんはいいんですか?」

柑奈「んー。それじゃあ恋っていうか、愛を願おうかな」

柑奈「ワールドラブ! 世界が愛で満ち溢れますように」スリスリ

――――

柑奈「出口に到着、っと。グラバー園はどうだった?」

まゆ「とても魅力のある施設でした。建造物が美しくて」

まゆ「写真などの展示や、柑奈さんの説明で歴史を知ることができましたし」

まゆ「有意義な時間を過ごせましたね♪」

柑奈「よかったー♪ 案内できてるか不安だったんだ」

柑奈「グラバー園の観光はこれで終わりだから、ライトアップの景色は観られないんだけど……」

まゆ「お楽しみとして、とっておきます」ニコッ

柑奈「うん。長崎に行くことがあれば、立ち寄って観てみてね! 本当に綺麗だから」

柑奈「さて、次の目的地で長崎観光は終わりかな」

まゆ「え? もうですか? まだ早いですよぉ」

柑奈「ごめんね! でも、最後は記憶に残るような絶景スポットに連れて行くから!」

柑奈「その前にこれを食べよう。び~わ~ゼ~リ~」スッ

まゆ(某ドラちゃんのような言い方)

柑奈「このびわゼリーは、茂木っていう地域の名産品なんだよ」

柑奈「ぷるぷるゼリーの中に丸ごとのびわを入れちゃった、とんでもない一品なの!」

柑奈「涼しげな見た目で、夏にピッタリのデザートだね!」

まゆ「美味しそう……」

柑奈「もちろん美味しいよ! ささ、食べて!」

まゆ「いただきます」

まゆ「ゼリーとびわを掬って……わぁー、本当ぷるぷるですね!」

まゆ「はむっ……なんて上品な甘さ! びわの瑞々しくてジューシーな果肉をそのまま閉じ込めてますね!」

柑奈「つるんって喉越しもいいんだよね。お土産でもらったら、その日ずっとウキウキしちゃうよ♪」

まゆ「間違いないです。その人にハグしちゃいますね」

ンー オイシイネ! モグモグ

――――

凛「……」タラァ…

晶葉『凛、よだれよだれ』

凛「おっと」ジュルリ

凛「いいなー長崎。びわゼリーもそうだけど、角煮とか食べてみたい」

晶葉『凛も止まれば食べられると思うぞ!』

凛「そうだね。1回休みに止まったらもう終わりだし、それだけは絶対に避けたいけど」

凛「ところで、まゆのターン長くない? ライラがビッグウェーブに乗れてるくらい時間経ってるよ」

晶葉『ああ、そろそろ振ってもいい頃だな! まゆはもうすぐ終わりだ!』

凛「いいんだね。よし!」スッ

凛「あっ、水着は……ごめん、また着替え頼めるかな?」

晶葉『任せろ! ワープと同時に、着ていた服と入れ替えておくぞ!』

凛「ありがとう」


梨沙「行くのね」

凛「!」

凛「はは、ずっと遊んでてもいいのに」

海「そうはいかないさ。熱い戦いを繰り広げた仲だしな」

ライラ「見送らせてくださいですます」

凛「みんな……ありがとう」

梨沙「凛はこれから四国に入るのよね?」

凛「うん、少しでもまゆのいる九州に近づきたいところだけどね」

梨沙「そうね。10を出せば一気に高知よ!」

凛「理想は10だね。10が出なくても、できれば×には止まりたくないな……」

海「祈るしかないよ。頑張れ!」

ライラ「念じるでございます」

凛「……ふぅーー……」

凛「……今だ!!」ポイッ

コロコロコロ

梨沙「何が今なの?」

凛「なんとなく良い出目が出そうなタイミングで振ったんだ」

海「直感か」

凛「そういうこと。お願いサイコロ!」


【進行状況】

   山口  徳島  香川  愛媛
凛  ×☆● HHH ○×○ ×○○

   長崎   熊本   大分  宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○● ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ◎


↓1 コンマ一桁 0は10

すみません、今更なのですが

>>523 >>525では長崎のマスが○○○なのに

>>623 >>627では○○×に変換されているという重大なミスをしてしまいました…

まゆ普通に進めたのに…すみません

凛:5マス進む+2

【進行状況】


   愛媛  高知  福岡  佐賀
凛  ●○○ ×☆○ ○○× ○☆○


   長崎   熊本   大分  宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○● ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ◎


梨沙「あっ!」
海「げっ!」
ライラ「わっ」

凛「……」

晶葉(この結果は……確定ではないが……)

晶葉(凛の敗戦を濃厚にするものだな)

凛「5に2を足して、7マス進む……か」

梨沙「ま、待って! 実はアタシ、凛が来る前にそこで砂のオブジェを作ってたのよ!」

梨沙「そのオブジェを崩した場所にサイコロが通過しちゃって、5が出ちゃって」

凛「いいんだよ梨沙」

梨沙「!」

凛「フォローありがとう。でも、私はこの結果を受け止めるよ」

凛「受け止めた上で、気持ちを切らさずに進み続けるから」ニコッ

梨沙「凛……」

凛「じゃ、行くね。勝負楽しかったよ」

海「頑張れ。こんな月並みの言葉しか言えないけどさ」

ライラ「勝機はあるでございますよ」

凛「うん」ニコッ

ビュンッ

――――

ビュンッ

凛「……ふぅ」

凛(大丈夫。うん、大丈夫)

凛(まゆがゴールに着くまでは、まだ終わってない)

凛「えっと、アイドルは……どこだろう?」キョロキョロ

コロコロコロ…

凛(ん? サッカーボールだ。ってことは)スッ


晴「ハンド」

凛「えっ」

晴「手で触っちゃダメだろー。地面に置いて」

凛「え、いや……え?」

晴「はーやーく」

凛「う、うん」スッ

晴「パス!」

凛「……はい」ポンッ

晴「よっと。いいね、それっ」ポンッ

凛「あの、晴? このマスの紹介は?」

晴「へいパース!」

凛「ぱ、パス」ポンッ

(数分後)

晴「なかなかいいパス出すじゃん凛。ほっ」ポンッ

凛「ありがとう」

凛(いつまでやるんだろう)ポンッ

晴「……」

晴「元気出せよ」

凛「!」

晴「絶体絶命の状況だけど、もしかしたらまゆがこれから1を出し続けるかもしれないしさ」

凛「……励ます準備をするために、パスのやりとりを?」

晴「特定のプレイヤーに肩入れするのはフェアじゃねーし、言うか迷ってたんだけどな」

凛「普通に言ってくれればいいのに」

晴「パスのやりとりは、気持ちを通わせるのに持って来いなんだ」

晴「凛がオレの気持ちに気づかないから、こうして口に出したんだぞ」

凛「そんな無茶な……だけど」

凛「気遣ってくれてありがとう。嬉しいよ」ニコッ

晴「その顔を見ると、心配する必要なかったみてーだな」

凛「もうへこまないって決めてるしね。このゲームでかなりメンタルが強化されたよ」

晴「じゃあプロデューサーがまゆとくっついても平気なのか?」

凛「…………」

晴(やべっ、やっちゃった)

晴「ごめん、今のスルーパスで! 余計だったよな」

凛「い、いいんだよ。それより、そろそろマスの紹介をして欲しいな」

晴「だな! 凛にはオレと一緒に愛媛観光してもらうぜ」

晴「今から観光スポットを数箇所回って、夜は旅館に泊まるっていう、まあ他の1回休みマスと同じような内容だ」

晴「温泉もあるから、溜まった疲れも吹っ飛ぶぞ」

凛「いいね! 確か温泉は、志乃さんと入った時以来かな」

凛「ナイスな計画だよ晴、早く出発しよう」

晴「慌てんなよ。スタートの目的地はここの近くにあるんだ」

晴「リフティング勝負しながらゆっくり行こうぜ」

凛「通行人とか道路とか、大丈夫なの?」

晴「へーきへーき。やってれば分かるよ」

ここまでにします

ちなみにゴールの仕方ですが、自動ゴールでイベントがあり
それをクリアすればゴールという、当初考えていた通りの方法にします
早くゴール地点に到達した方が有利になるよう設定してます

23時から始めます

まゆがミスで一回休みになったならしぶりんも謎の力で一回休みにすればよくね?
って思った時には一回休みになっていた。何を言ってるかわからないと思うが


――――

凛「人も車も通らなかった……」

晴「面白いだろ? 道路でサッカーなんて、こういう空間でしかできねーし」

晴「へへ、リフティング勝負はオレの勝ちだな!」

凛「さすがだよ。私もいい線までいったんだけど」

凛「ここが目的地だよね?」

晴「ああ、タオル美術館ICHIHIROってところ。今治市にあるタオルの美術館なんだ」

晴「タオルを使ったタオルアートや、タオルが作られる工程なんかを見物できるんだぜ」

凛「今治タオルは知ってたけど、美術館なんてあるんだね。知らなかったよ」

晴「タオルだけじゃねー。西日本最大面積のタオルショップとか、紅茶を味わえるカフェ。中国料理の店もある」

晴「さらに、ヨーロピアンガーデンっていう色んな植物が見られる場所も併設されてて、自然も満喫できるんだよ!」

凛「へー……ますます興味が沸いてきた」

――――

晴「これが、タオル、布、糸を使って作った作品だ」

凛「わー、可愛いね」

晴「作家、画家、グッズデザイナーとして活躍してる人が作ったんだ。すげーよな」

晴「向こうにはムーミンのアートがあるぜ」

凛「ムーミン? 何で?」

晴「陶磁器も飾られてて、それとコラボしてるんだ」

晴「あと、有名な久谷焼、有田焼をタオルアートで表現してる作品もあって……見たほうが早いか。こっちだ!」スタタタッ

凛「あ、急に走ると危ないよ!」

>>724
まゆに2回振らせる予定です


――――

晴「ここがタオルを売ってるところだぜ。まだ他にもあるんだけどな」

凛「当たり前だけど、色んなタオルがあるね」

晴「オレが普段使ってるのもここで買ったやつなんだ!」

晴「山ほど種類があるから、凛も好きなの選んで買えよ」

凛「えっ。でも、お金が……」

晴「オレに任せろ! 美術館を満喫できるくらいのお金は持ってるぜ」スッ

凛「やった、ありがとう!」

凛(年下の娘に買ってもらうのは気分的にあれだけど)

――――

凛「いいの買っちゃった♪」フカフカ

晴「あとでサッカーやる時に活躍するな」

凛「サッカー……? 汗かくほどやるの?」

晴「時間に余裕持たせてあるからさ。ダメかな」

凛「んー……まあ、リフティング勝負に負けて、悔しさを晴らしたいし」

凛「その後に温泉入ったら最高だろうし。いいよ」

晴「約束だな!」ニコッ

――――

晴「もうすぐ13時を回るし、飯を食べていこう」

凛「中国料理?」

晴「そこも美味いんだけどな。今から行くところは違う店だよ」

晴「あった、ミュージアムカフェ。ここの紅茶はフランスの会社から取り寄せてるらしい」

凛「フランスの紅茶って、字面からしてオシャレだね」

晴「だよなー。お嬢様アイドルが好きそうだな、桃華とか」

凛「ランチは?」

晴「焦んなよ。ちゃんとあるから注文しよう」

――――

凛「ゴクリ……かぐわしい……」

晴「オレが伊予牛サーロインステーキランチ」

晴「で、凛が春野菜とベーコンのクリームパスタ。2人の料理がテーブルに並んだな」

凛「晴はオレンジジュース頼んだんだね」

晴「な、なんだよ。欲しいのか?」

凛「ふふ、違うよ」

凛(子供らしくて可愛いなって思ったんだけど、言ったら怒っちゃうよね)

晴「凛は紅茶なのか」

凛「せっかくだし頼まないとね。食べようか」

晴「ああ。いただきます」

凛「いただきます」

短めですみません、ここまでにします

0時に再開します

凛「パクッ……モグモグ……」

凛「んんっ! まろやかでクリーミー、美味しい!」

凛「パスタもそうだけど、野菜との相性が抜群だね!」

晴「モグモグ……」

凛「晴、ステーキはどう?」

晴「美味いよ。ソースがオレ好みで」

晴「なんて、通ぶったセリフは言えねーな。ステーキ食う機会がそんなに無いし」ハハ

凛「まあアイドル同士の打ち上げでも、肉といえば大体焼肉だもんね」

凛「たまにはステーキのお店に行ってもいいかも」

晴「あ、それ賛成! ちょうど気になってた店があるんだよ」

――――

凛「はぁ……いい香り」

晴「飲まねーの?」

凛「まずは香りを楽しまないと。フランスから取り寄せたものなんだし」

晴「違いとか分かるのか?」

凛「……」

凛「ズズ……美味しいなー」

晴(分かんないのか)


晴「さて、ここらでデザートを頼もうかな」

凛「え? 料理についてきたプチデザート食べたのに?」

晴「もっと食べたいんだ。凛はどうする?」

凛「どんなデザートがあるの?」

晴「ケーキとかパフェ。フロートもあるぜ」

晴「オレはチョコレートパフェにしよう!」

凛「うーん、迷うけど……私はいいや。お嬢様のように、エレガントに紅茶を楽しむことにする」ズズ

晴「そんなに気に入ったのか。オレ、そういうのよく分かんねーんだよな」

晴「飲むとしたら紅茶花伝くらいだし」

凛「あー、美味しいよね。私は午後ティーも好きだよ」

晴(お嬢様から庶民になった)

――――

晴「ふー、満腹だ。もう食えない」

凛「食べ過ぎじゃないの」

晴「許容範囲内だよ。それより、そろそろ次の場所に行こう」

凛「もう? あとちょっと待ってくれないかな」

凛「良さげなタオルがあって、ずっと頭に引っかかっててさ」

晴「欲しいの?」

凛「見たいだけだよ。お願い」

晴「いいけど……」

すみません、今日も短いのですがここまでにします…
明日はなるべく早めに再開します


――――

晴「結局買ってるじゃねーか」

凛「ごめんね、ありがとう」フカフカ

晴「気に入ったならそれでいいよ。あ、見えてきたぞ」

凛「動物園だ!」

晴「うん、愛媛県立とべ動物園。元は道後動物園って名前で、ここじゃない場所にあったんだけど」

晴「動物たちにありのままの環境で生活させたいってことで移転してきたんだ」

晴「園内には約170種もの動物がいるんだぜ」

凛「ひゃくななっ……多いね!? いや、そんなものなのかな」

晴「東京にある上野動物園は約350種だから、まあ大体の飼育数は100種から300種の間くらいじゃねーかな」

凛「上がいたね。上野動物園だけに」

晴「は?」

凛「何でもないです」

凛「それより、動物を見たくて見たくて仕方ないよ。早く行こう!」スタタタッ

晴「あっ、おい! 楽しみで走り出すって子供かよ!」

――――

凛「170なんて数、数時間で見られるのかな」

晴「見られるかもしれないけど、一つ一つに時間はかけられねーだろうな」

晴「だから、見たい動物だけをじっくり見るって方法もあり」

凛「なるほど」

晴「まあ個人の自由だけどさ。どうする?」

凛「迷う……ちょっと待ってね」

~~凛の脳内~~

凛(悪魔)「いいじゃん、欲張っちゃいなよ。色んな動物見たいでしょ?」

凛(天使)「またここに来る機会はあるし、今は見たい動物だけにしよう」

凛(悪魔)「名案だねそれ」

~~~~

凛「ということで、見たい動物だけ見ることにするよ」

晴「何が『ということ』なんだ」

凛「頭の中で天使と悪魔が戦ってたんだ」

晴「戦わせる必要あるか……?」

――――

晴「オススメを教えて欲しいって言うから紹介していくぞ」

晴「まずはペンギンだ」

凛「ねえ待ってヤバい。可愛すぎるんだけど」

凛「まゆの様子をモニター越しで見たときのペンギンより距離が近いよ」

晴「そりゃ目の前にいるしな」

凛「うわー可愛い。どの角度から見ても可愛い、何でなの?」

晴「オレに聞かれても」

凛「晴は何でそんなに冷静なの。あの可愛さを前にして」

晴「可愛いとは思ってるよ。触ってみてーし」

凛「やっぱりそうだよね。ペンギンにタッチしたまゆが羨ましいな……」

凛「あっ、見て見て晴。ペンギンの泳ぎ、まるで空を飛んでるみたいだよ」

晴「本当だ。キレーだなぁ」

凛「もうずっと眺めていられるよね」

――――

凛「もうちょっと見ていたかった……」

晴「1時間くらい見たよな……。凛さえよければ戻るけど」

凛「ううん、我慢するよ。次はどの動物?」

晴「あれだ。動物園の目玉と言ってもいいかもしれない」

凛「!!」

凛「百獣の王、ライオン……!」

晴「他にもいるぜ。向こうにはキリン、あっちはヒョウ、あれはクロサイ」

凛「わわっ、迫力あるね!」

晴「すげーだろ。んで、あそこにはサーバルキャットがいる」

凛「サーバルキャット!? すごーい!」

晴「言うと思ったよ」

寝オチしてしまいました、すみません…
0時前に眠くなるの何とかしないと
今日は昼の15時から始める予定です

遅れました…今から始めていきます

凛「え、何が?」

晴「サーバルのモノマネしたんだろ?」

凛「してないけど」

晴「すごーい! ってやったじゃねーか」

凛「それのどこがモノマネなの」

晴「知ってるだろ。けものフレンズのサーバルだよ、去年放送してたやつ」

凛「どんな感じ? 具体的に教えて」

晴「はあ? んーと、例えば……」

晴「って何させようとしてんだ! あぶねえ、騙そうとしやがったな」

凛「バレたか。奈緒ならそのままやってくれるんだけどな」フフ

晴「そんなにチョロくねーだろ……と言いたいけど、否定できねーな」

――――

凛「にしても、オーラがあるよねライオンって。百獣の王と呼ばれるだけあるよ」

晴「凛はどの動物が好きなんだ?」

凛「犬」

晴「即答かよ。まあ飼ってるしな」

凛「晴はどうなの?」

晴「オレ? そうだな……チーターっていいよな、足速いし」

晴「あのスピードがあれば無敵だぜ」

凛「サッカー的な意味だよねそれ」

晴「ああ。飼うならやっぱ犬かな、ボール遊びできるし」

凛「ボール遊びなら猫もできるよ」

晴「あれは遊びっていうか、猫が勝手にジャレついてるだけだろ?」

晴「オレはボールをパスし合ったりしたいんだよ」

凛「犬でも難しいんじゃないかな……。教えればできるかもだけど」

凛「そういえば、ライオンって猫だよね」

晴「ネコ科だな」

凛「ボール遊びできるのかな、手で弾いてコロコロさせてさ」

晴「どうなんだろうな……でも想像したら可愛いな」ヘヘ

凛「うん、そうだね」クスクス

――――

晴「次はアフリカゾウだ」

凛「小さいゾウもいる」

晴「親子で飼育されてるんだよ。アフリカゾウの家族を見られるのは、日本でここだけなんだ」

凛「へー……可愛いな」

凛「ふと気になったんだけど、ゾウの赤ちゃんでもやっぱり体重は結構あるよね?」

晴「ああ、生まれたばかりの赤ちゃんでも120kgはあるらしいぜ」

凛「120!? 私の約3倍か……」

晴「ちなみに大人は、大体6トンから7トンの間。デカいので13トンもある奴がいるんだって」

凛「す、すごいね……私が何人いればつり合いが取れるんだろう……」

晴「300人くらいだな」

凛「私が300人……怖い」

晴「そりゃ怖ぇーだろ。特にプロデューサーにとっては」

凛「そう? 300人で意思疎通できれば、プロデューサーにとって夢のような楽園を提供できると思うけど」フフ

晴(ますます恐怖でしかねーだろ……)

――――

晴「ここはリトルワールドっていう、小さくて可愛い動物が飼育されてるゾーンだ」

晴「モルモットにレッサーパンダ、ポニーやコツメカワウソが……」

凛「……」ジー

晴「凛?」

凛「……見てよ晴……何、この生き物……」

晴「何って、モルモットだろ」

凛「はぁ……かわいい……」ニマニマ

晴(あ、ハナコを可愛がる時と同じふにゃけた顔だ)

凛「よしよし、よーしよし」ナデナデ

凛「この子すごく大人しいよ。抱っこしたい……」

凛「あ! ウサギがこっちに来てくれたよ、天使?」

凛「もふもふ……かわいいなぁもう……」モフモフ

晴(可愛いが平仮名になるくらい虜になってるな)

晴「向こうにはレッサーパンダがいるけど」

凛「本当に!? あ、でももうちょっともふもふしていたい……」

晴「好きにしてくれていいぜ」

晴(オレもちょっと触ろうかな……)ソー

ナデナデ

晴(さ、触れた)

晴(……ウサギの咀嚼って面白いな……)

――――

凛「はい可愛い」

晴「見た瞬間かよ」

凛「だって可愛いんだもん。まるでぬいぐるみみたいだよ」

凛「そういえばレッサーパンダって、何でレッサーパンダって名前なんだろうね」

凛「パンダの面影は無くもないけど、パンダではないよね?」

晴「アライグマの仲間だな。データによると、元々はレッサーパンダがパンダなんだってさ」

凛「……?」

晴「歴史を遡ると、パンダよりもレッサーパンダの方が早く確認されてるんだ」

晴「元々パンダは伝説の生き物って認識で、だけど後に発見されたから」

晴「レッサーパンダは、パンダにその名前を奪われたんだ」

晴「だからレッサー(Lesser)パンダ。レッサーってのはより小さい、劣ったって意味なんだよ」

凛「ええ……劣ったって、可哀想だね」

晴「ひでー名前つけるよな。○○グマ、みたいに変えればよかったのに」

凛「でも意味を考えないなら、レッサーパンダって響き可愛いよね」

凛「見た目が可愛いからそう思うのかもしれないけど」

――――

晴「これで最後の動物だな。ベアストリートっていうゾーンだ」

晴「ここには名前の通り、色んなクマやアシカが飼育されてるぞ」

晴「特にピースって名前のシロクマは、この動物園のアイドルとして扱われてるんだ」

凛「アイドル……! 歌ったり踊ったり?」

晴「さすがにしないだろ。遊んでる姿を見ると癒されるんだって」

ゲッ歯目の中では世界一大きな
カピバラって動物がいるが……
それを集めた「カピバラ園」が
有名だよね>長崎バイオパーク


――――

凛「ほ、本当だ……可愛い……」

凛「っていうかシロクマって大きいね」

晴「シロクマに限らず、クマは予想よりも大きいよな」

晴「力も強ぇーし、走った時のスピードは時速60kmらしいぜ」

凛「速い!」

晴「シロクマは40kmだけど、それでも人間には出せないよな」

凛「とんでもないね」

凛「あの遊んでる姿を見ると可愛いって思うけど、野生のクマに遭遇しちゃったら……」

晴「適切な対処をして、あとは祈るだけだな」

凛「願わくば出会わないようにも祈りたいね……」

――――

晴「凛、もうそろそろ行こうぜ」

凛「あと少しだけ待って。何を買うか決めてるの」

凛「晴も一緒に見ようよ。色んなお土産が並んでるよ」

晴「オレはパス。もう買ったんだ、このコップを」スッ

凛「いつの間に!? 可愛いねそれ」

凛「じゃあ私は……クリームサンドにしよう。あとで食べよう?」

晴「美味そうだな」

>>753
カピバラの露天風呂とかあるらしいですね
グラバー園と迷った末、グラバー園にしました

晴「宿泊施設に行って、落ち着いたら食うか」

凛「いいね! 次の観光施設はどんなところなの?」

晴「キレーなものがたくさん見られる場所。詳しくは着いてからな」

晴「と、その前に渡すものがある」ゴソゴソ

凛「渡すもの? 何だろう」

――――

まゆ「……わー……っ」

柑奈「ね、言ったでしょ。記憶に残る絶景スポットって」

まゆ「稲葉山の展望台……忘れることができないかも」

まゆ「そのくらい素敵で、綺麗な夜景です。ずっと胸がドキドキして」

柑奈「なんたって世界新三大夜景にも選ばれたほどだからね」

柑奈「長崎市のランドマークで、1000万ドルの夜景とも言われてるんだ」

まゆ「ええ、そのくらいの価値がありますよこれは……」

まゆ・柑奈「……」

柑奈「……なんか、見惚れてずっと黙っちゃうね」

まゆ「ですね。ふふっ♪」

柑奈「あはは♪」

柑奈「おっと……もう終わりみたい」

まゆ「え? 終わりって、この景色を見るのが? 急すぎませんか」

柑奈「急って、1時間は見てるよ」アハハ…

まゆ「もうそんなに時間が!? 気づきませんでした」

まゆ「うー、まだ観たいのに……。でも、我慢しなきゃ……」

まゆ「あとちょっとで。あとちょっとでゴールなんですから!」グッ

柑奈「ゴールまで、いちにーさんしー……16マスだね」

まゆ「16……最短で2回振れば……あれ?」

まゆ「あのー晶葉ちゃん! 質問が!」

晶葉『どうした?』

まゆ「ゴールって、ぴったり止まらなきゃいけないんですか?」

まゆ「もしそうなら、まだ勝負は分からないんですけど……」

晶葉『いや、自動ゴールだ! 例えばあと3マスでゴールという時、3以上なら必ずゴールになるぞ!』

まゆ「そうなんですね。よかったぁ」

まゆ「では、振ります!」スッ

柑奈「頑張ってまゆちゃん!」

晶葉『待て!!』

まゆ「!?」ビクッ

晶葉『まゆに大事なことを言い忘れていた!』

まゆ「ビックリしたぁ……」

柑奈「心臓が止まるかと思った……」

まゆ「言い忘れって何ですか?」

晶葉『驚かせてすまない! 実はな』

晶葉『まゆが今止まっている長崎のマス、1回休みじゃないんだ』

まゆ「……」

まゆ「え?」

まゆ「えぇぇぇぇぇ!?」

晶葉『手違いで×マークになってしまったんだ、本当に申し訳ない!』

柑奈「私、気がつかなかったけど……」

晶葉『マス自体が×になっていたからな、当然そこのアイドルも1回休みの対応をとるようになる!』

まゆ「えっと、じゃあ……どうなるんですか? もう休んじゃいましたよね?」

晶葉『そこなんだが、まゆにはサイコロを2回分振ってもらいたい!』

まゆ「ですよね、そうするしか……」

まゆ「嬉しいような戸惑ってるような感じですけど、まずは1回目ですね」ポイッ

コロコロコロ

まゆ「ちなみにここで2回振っちゃって、その出目を足して進むのか」

まゆ「1回振って進んで、止まった先のイベントを消化して、もう1回振るのか。どっちですか?」

晶葉『後者だ! よろしく頼む!』


【進行状況】


   愛媛  高知  福岡  佐賀
凛  ●○○ ×☆○ ○○× ○☆○


   長崎   熊本   大分  宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○● ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ◎


↓1 コンマ一桁 0は10


まゆ:1マス進む+2

【進行状況】


   愛媛  高知  福岡  佐賀
凛  ●○○ ×☆○ ○○× ○☆○


   熊本  大分   宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○● ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ◎


まゆ「うっ、ここで1マスですか」

まゆ「だけど+2がされてるのは、どういうことでしょう?」

晶葉『迷惑をかけてしまったからな! せめてもの償いだ!』

晶葉『ただ次の勝負では恩恵はないから、勝負に勝って自力で掴んでくれ!』

まゆ「分かりました! ありがとうございます!」

晶葉『お礼を言うことはないぞ!』

柑奈「まゆちゃん、ゴールまで走り抜けてね!」

まゆ「はい! お世話になりました、ありがとうございます!」

柑奈「応援してるからね!」

ビュンッ

――――

ビュンッ


まゆ「ほっ。着地はお手の物ですね」

まゆ「熊本県……個性の強いアイドルが一人いますね」

一時中断します
再開は23時からです

すみません、再開遅れます

再開できそうにないため、今日はここまでにします
読んでくださりありがとうございます、明日こそ15時頃に再開できればと思います

長崎の山は稲佐山やで

>>765
ご指摘ありがとうございます
大変失礼しました…稲葉ではなく稲佐山でした

今から書いていきます

まゆ「あとはゆったりしたアイドルと、恥ずかしがり屋のアイドル」

まゆ「どのアイドルが登場するんでしょうか」


???「ふっふっふ……ハーッハッハッハ!」

まゆ(この笑い声は……個性の強いアイドルでしたか)


蘭子「聖なる地に来訪せし紅い魂の色よ! よくぞこの場に到達した!」
  (まゆさん、熊本県へようこそ!)

蘭子「聖なる地の呼び名の通り、ここは楽園と見紛うほど素晴らしき土地。想うがままに未知を開拓したいところではあるが」
  (熊本は本当にいいところなので、できれば詳しく紹介したいんですけど)

蘭子「それより先に決戦の時を迎えねばならぬ……解読は後ほど!」
  (まずは勝負しなきゃいけませんよね……観光はその後で!)

まゆ「す、すごい! 翻訳が頭の中に入ってくる!」

まゆ「しかし我は汝の言の葉の解読に困難を極める。望みが叶うならば、より簡易な意思疎通を行いたいのだが……」
  (でもちょっと混乱しちゃうので、できれば普通に喋って欲しいなぁ、なんて……)

蘭子「なんと!? 紅い魂の色も我と同じ言語を!?」
  (ええ!? まゆさんも私と同じような言葉遣いを!?)

まゆ(ダメもとでやってみただけですけどね)ハハ…

蘭子「……こほん。紅い魂の色がそう望むのならば、言の葉を選択することも容易いこと」
  (……こほん。まゆさんがそう言うなら、普通の喋りますね)

蘭子「……よ、よろしくお願いします……」ボソッ

まゆ「はい、よろしくお願いします」ニコッ

まゆ「ここって、すごく空気も美味しくて自然に囲まれてますけど、どこなんですか?」

蘭子「阿蘇ファームランドっていうところです。熊本県阿蘇郡、南阿蘇村にある健康テーマパークで」

蘭子「癒・泊・動・栽・食・買の、6つのテーマに分けた施設があるんですよ」

まゆ「健康テーマパーク?」

蘭子「はい、健康の専門家の人が監修してるんです……。例えば癒の施設では、阿蘇健康火山温泉っていう温泉があって」

蘭子「岩風呂や蒸気風呂など、様々なお風呂でそれぞれの楽しみ方ができます」

蘭子「食の施設は、地元の食材を地元の方法で調理した、健康メニューをいただくことができますし」

蘭子「泊の施設は、つまり宿泊。丸いドームがいくつもあって、その一つ一つが全部お部屋なんです」

まゆ「そこに泊まることができるんですか?」

蘭子「そうです! 想像してみてください。朝起きて、外に出れば大自然に囲まれてて」

蘭子「深呼吸すれば美味しい空気。とってもリラックスできると思いませんか?」

まゆ「間違いなしですねぇ!」

まゆ「それにしても……蘭子ちゃんがこんなに長々と普通に喋ってるの、初めて見ました」

蘭子「あ、う……これは……上手く説明できないと、頭に入らないですし……」

蘭子「人工知能の力を借りただけです……本当はもっとぐだぐだで……」モジモジ

まゆ「よ、余計なこと言いましたね。忘れてください」

まゆ「えっと、勝負はどこで?」

蘭子「案内しますね。ついて来てください」


――――

まゆ「ここは……?」

蘭子「健康チャレンジ館っていう、屋内運動施設です」

蘭子「運動目的の装置がいくつかあって、ゲーム感覚で楽しく体を動かすことができるんです」

まゆ「!」ピーン

まゆ「なるほど。その装置で、どちらが良い結果を出すか勝負するんですね?」

蘭子「そうです! 3つの装置で競って、先に2勝した方が勝ちですよ」

まゆ「ふふ、アイドルとして日頃レッスンしてるんですから、自信はありますよぉ♪」

蘭子「フフフ……我とて同じこと! この身に宿りし大いなる力、見るがいい!」
  (私だってレッスンしてますから! 本気の力、見せちゃいますよ!)

まゆ「あ、スイッチが入った。やっぱりその方が生き生きしてますね」フフ

――――

蘭子「第1回戦は、ジャンプ&タッチという装置です!」

蘭子「囲まれた3面の壁にボタンがいくつもあって、次々に光ります」

蘭子「光った瞬間、それをタッチしていくんです。敏捷や集中力が鍛えられますよ!」

まゆ「これをより多くタッチした方の勝ち、というわけですね。いいでしょう」

まゆ「先攻後攻を決めましょうか。最初はグー、ジャンケン…」

ポンッ

蘭子「勝利の女神は我に微笑んだ!」
  (勝っちゃいました!)

まゆ「幸先が良いというやつですね。でも負けませんよ!」

まゆ「どっちにしますか?」

蘭子「先攻でお願いします」

蘭子「すー……はー……」

まゆ「準備はいいですか? よーい……」

まゆ「スタート!」

ピカッ

蘭子「む! そこか!」タッチ

ピカッ ピカッ

蘭子「この程度、力を発揮するまでもない!」タッチタッチ
  (このくらいへっちゃらです!)

まゆ(むむ、やりますねぇ)

まゆ(でもここからですよ。集中力を研ぎ澄ませないと)


↓1 コンマ二桁 蘭子のタッチできた率 全体の○○%で表します


蘭子:全体の8%


ピカッ ピカッ

蘭子「ほっ! はっ!」タッチタッチ

まゆ「……」

ピカピカピカッ

蘭子「あ、あわわっ……えい! やあ!」タッチタッチ

まゆ(あれ? 最初はよかったのに、あとは全く追いついてない)

まゆ(蘭子ちゃんこういうの苦手なんでしょうか)

蘭子「や、やるわね! どうやら我の身に宿りし大いなる力を解放する時が…」ツルッ

まゆ「あ」

ステーンッ!

蘭子「痛いっ! うう、お尻が……」

ピカッ ピカッ

まゆ(ゲームは続いてるけど、蘭子ちゃんはそれどころじゃないですね)

まゆ(力を解放する前に終わっちゃうとは……)

――――

蘭子「私の負けです……」

まゆ「早いですよ! 私はどうなるか分からないですし!」

蘭子「でも、タッチできたのって4回くらいですし……まゆさんはそれ以上できますよね?」

まゆ「まあ順当にいけば。だけどアクシデントが起こるかもしれませんし」

蘭子「……そうですね」

蘭子「こほん。では、我はこの場にて、紅い魂の色に重圧をかけるとしよう!」
  (じゃあ私はここで、まゆさんにプレッシャーをかけます!)

蘭子「……」ジー

まゆ(ものすごい見てくる)

まゆ「じゅ、準備はできました! いきます!」

蘭子「……」ジー

まゆ「スタート!」

ピカッ

まゆ「余裕ですっ」タッチ

ピカッ ピカッ

まゆ「これも、何とか!」タッチタッチ

まゆ(問題はここからですね!)

蘭子「……」ジー

まゆ(視線が気になる)


↓1 コンマ一桁 まゆのタッチできた率


まゆ:全体の81%


まゆ(いえ、ダメです! 集中をボタンに向けないと!)

ピカピカピカッ

まゆ「やっ、ふっ、そこっ!」タッチタッチタッチ

ピカピカピカピカッ

まゆ「えーい!」タッチタッチタッチタッチ

蘭子「む……」

蘭子(と、とっくに私の記録を越えてる)

蘭子(まゆさん、すごい……あれに追いつけるなんて)

――――

まゆ「ふぅ、いい汗をかきました」キラキラ

蘭子「すごいです!」パチパチパチ

まゆ「え?」

蘭子「びっくりしました。あんなにタッチできるなんて」

蘭子「パーフェクトに近いんじゃないですか?」

まゆ「そ、そうですか? 集中してたので数えてなかったですけど」

まゆ「蘭子ちゃんも転んでなければ、もっとタッチできてましたよ!」

蘭子「そう思いますか?」

まゆ「はい!」

蘭子「……じゃあ、あとでもう1回やってみようかな」

まゆ「お付き合いしますよ♪ いい運動になりますし」

――――

蘭子「次はここです。名づけてスーパーショット」

蘭子「5つのバスケットゴールが、ヘの字に設置されてますよね?」

蘭子「次々に光るので、光ったゴールにボールをシュートするんです」

まゆ「わあ、楽しそう!」

蘭子「ゴールした数で勝敗を決めますから、ゆっくり慎重に」

蘭子「でも素早くやらないといけません」

まゆ「難しいですね……冷静を保って判断しないと」

蘭子「さっきは私が先攻だったので、今度はまゆさんからどうぞ!」

まゆ「いいんですか? 勝手が分からないので怖いですけど……やってみましょう」

蘭子「準備はいいですか?」

まゆ「待ってください! シュートの練習を少しだけ」エヘヘ

まゆ「はっ! こんな感じでしょうか」


まゆ「よし、オッケーですよ!」

蘭子「では始めてください!」

ピカッ

まゆ(光った! 慎重に……)ヒョイッ

カンッ

まゆ「あー、惜しい……!」

蘭子「まだまだここからですよ!」

まゆ「ようし」

ピカッ

まゆ(慎重に)

まゆ「……」ヒョイッ

ポスッ

まゆ「入った!」

蘭子「すごい! その調子です!」パチパチパチ

まゆ(蘭子ちゃん、勝負してること忘れて、応援してくれるなんて)ウフフ


↓1 コンマ二桁 数字が大きいほどゴールした数も多い

中断してしまいすみません
21時から再開します

まゆ「それっ!」ヒョイッ

ポスッ

蘭子「また入った!」

まゆ「はー、これで終わりみたいですね」

まゆ「結構入れることができましたよぉ♪」

蘭子「むぅ……強敵」

まゆ「今度は私がプレッシャーをかける番ですね」

まゆ「もう後がないですよ? どうしますか?」フフ

蘭子「いかなる者も、我から翼を奪うことはできないわ」
  (どんな人にも、私は負けません!)

蘭子「膨大な重圧など無に等しい! いざ!」
  (大きなプレッシャーにも動じません! いきます!)

まゆ「練習はしなくていいの?」

蘭子「……やります」

蘭子「えっと、左手は添えるだけ……左手は……」ボソッ

――――

まゆ「いきますよ! よーい、、スタート!」

蘭子「てやっ」ヒュンッ

ポスッ

蘭子・まゆ「!!」

蘭子「やった、入ったー!」ピョンピョン

まゆ(まさかジャンプシュートをするなんて……!)

まゆ「次、光りますよ!」

ピカッ

蘭子「それっ」ヒョイッ

ポスッ

蘭子「また入った! えへへ♪」

まゆ「す、すごい……!」

まゆ(これ、負けるんじゃないですか私……)


↓1 コンマ二桁 数字が大きいほどゴールした数も多い


ピカッ

蘭子「シュート!」ヒョイッ

ポスッ

ピカッ

蘭子「もう1回!」ヒョイッ

カンッ

蘭子「むむ、惜しい」

まゆ(今外したので失敗は3回目。だけど、あとは全部ゴールしてる)

まゆ(か、敵わない……)

蘭子「どうやら終幕のようね」
  (もう終わりみたいですね)

まゆ「負けました蘭子ちゃん……あんなにズバズバ入れるなんて……」

蘭子「宿していた力の一片を解放したまで。次は全てを解き放つわ!」
  (まだまだこんなものじゃないですよ! 次はもっと全力でいきます!)

まゆ「ま、まゆもまだ全てを見せてませんからね! 決着をつけましょう!」

――――

まゆ「……持久走ですか」

蘭子「まだ何も言ってませんよ!」

まゆ「でもこれ、ジムとかで見るようなランニングマシーンじゃないですか」

まゆ「ゲーム的な要素も無いですし、ヘトヘトになっちゃいますよ……」

蘭子「話は最後まで聞いてください。これはダイナモスピンといって」

蘭子「制限時間内にどれだけ走れるかを測る装置なんです」

蘭子「だから、どれだけ長い時間走れるかとか、そういう勝負じゃないですよ」

まゆ「そ、そうだったんですね。早とちりして失礼しました」

まゆ「時間が決まってるならまだ……いえ、それでもキツそうです」

まゆ「とはいえ泣き言なんて言ってられません! 全力で走りますよ!」

蘭子「トップはどうしますか?」

まゆ「私、蘭子ちゃんときたので、私でお願いします」

蘭子「分かりました!」

まゆ「まずは準備運動を……」グッ グッ

(1分後)

まゆ「オッケーです!」

蘭子「では始めましょう! よーい」

蘭子「スタート!」

タッタッタッタッ

まゆ(序盤は軽く走って、どんどんペースを上げていく)

まゆ(そして残り10秒くらいになったら思いっきり走る。この作戦でいきます!)

まゆ「ふっ、ふっ、ふっ……」

蘭子(呼吸法も意識してる)

タッタッタッタッ

まゆ(まずはジョギングペース。そしてゆっくりと上げていって……)

まゆ(そろそろ50%くらいの力で……)


↓1 コンマ二桁 数字が大きいほど良い結果


タタタタッ

まゆ「はっ、はっ、はっ……」

蘭子(時間を見ながらペースを上手く変えてる……)

まゆ(そろそろラストスパートですね。残り15、14、13、12、11)

まゆ(10秒を切った! ここで全速力です!)スタタタッ

蘭子(すごい! 最後の10秒は全速力で!)

蘭子(何から何まで完璧に近いくらい切り替えてる!)

まゆ「くぅ~……!」スタタタタッ

蘭子「しゅ、終了です!」

まゆ「ぷはぁっ! ……はぁっ……はぁっ……ゆっくりペースを落として……」

まゆ「クールダウンします……ふぅ……」

蘭子「お、お見事です。計算された走りでしたね」

まゆ「計算通りに、いくか……不安、だったんですけど……」

蘭子「あ、ごめんなさい話しかけちゃって! ゆっくり休んでください」

まゆ「ありがとうございます……」

――――

まゆ「さて、蘭子ちゃんはどんな走りをみせてくれるんでしょうか」

蘭子「ふっふっふ……計略は我が脳内に封じ、決して明かされることはない」
  (作戦はありますけど、絶対に教えませんよ♪)

蘭子「さあ、閉じた幕が再び上がる時! 秘めたる力を今、解放する!」
  (さあ、始めましょう! 本気を出します!)

まゆ「準備運動はしたんですか?」

蘭子「あ、はい! まゆさんが走ってるうちに済ませておいたんです」

まゆ「分かりました。それではいきますよ? よーい」

まゆ「スタート!」

タッタッタッタッ

蘭子「ふっ、ふっ、ふっ……」

まゆ(徐々にペースを上げていく。ここまでは私と一緒ですね)

まゆ(ここからどうするんでしょうか)

蘭子「ふっ、ふっ……」

まゆ「!」

まゆ(まだペースが上がってる。これは……)

蘭子(よし、このへんで……)タッタッタッタッ

まゆ(やっとペースが安定した。……ひょっとして……)

まゆ(時間経過するごとにペースを上げていく方法が私なら)

まゆ(蘭子ちゃんは、最初から最後までずっと同じペースで走り続ける方法)

蘭子「はっ、はっ、はっ……」

まゆ(う、結構速いですね。このペースでいくなら、私を追い抜く可能性も……)

蘭子「はっ、はっ、はっ……」


↓1 コンマ二桁 数字が大きいほど良い結果

蘭子「……はっ、はっ、はっ……」

まゆ(あれ? なんか)

蘭子「はっ、はっ……はぁっ……」

まゆ(だんだん遅く……)

蘭子「はぁっ……ひぃっ……ふぅっ……!」

まゆ(明らかにバテてますね)

まゆ(ヤバいと思って一回りペースを落としましたけど)

まゆ(この様子なら……)

蘭子「ふっ……不覚ぅ……!」

――――

蘭子「ぜぇ……ぜぇ……」

まゆ「お水どうぞ」スッ

蘭子「ありがとうござます……」

蘭子「……負けました……」

まゆ「は、はい……最初は結構良かったんですけどね!」

蘭子「最初だけ良くてもダメです……あのペースを維持しないと」

蘭子「維持できなかったということは、どのみちまゆさんに負けていたということ」

まゆ「そうでしょうか。走り方次第では分からなかったと思いますよ」

まゆ「蘭子ちゃんだって、アイドルのレッスンで持久力がついてますし」

蘭子「そう思いたいですけど……」

蘭子「えっと、とりあえず結果発表をしますね。2対1でまゆさんの勝利です」

まゆ「やりました! と喜ぶのはいいんですけど」

まゆ「かなり汗かいちゃいましたね……このままで過ごすのは憂鬱……」

蘭子「温泉で汗を流しましょう! 気持ち良いですよ」

まゆ「あっ! その手がありましたね、すっかり忘れてた」

まゆ「火山の温泉でしたっけ。楽しみです♪」

蘭子「あの、もうちょっとだけ休んでもいいですか?」

まゆ「もちろんですよ、色々お話しましょう!」

晶葉(まゆ、サイコロを2回振れること忘れてないか)

――――

晴「どうだ、ポンジュース美味いだろ」

凛「うん。初めて飲んだけど絶品だよ」

凛「そっか、ポンジュースって愛媛なんだね」ゴクゴク

晴「……」

晴「もう1本飲むか?」

凛「ありがとう。でも、お腹たぷたぷになりそうだから」フフ

晴「そっか」

晴(アクシデントでまゆが2回振ることになったのに、顔色一つ変えないな)

晴(大泣きされても困るけど)

凛「ねえ、もう次に行かない? どんなところに連れてってくれるのか楽しみでさ」

晴「だな。じゃ、ワープするぞ!」

凛「お願いします」

――――

蘭子「阿蘇健康火山温泉は、男湯と女湯、それぞれ1000坪もある大庭園露天風呂なんです」

まゆ「広い!? ということは、お風呂の種類も豊富なんですよね? ここに来た時に少し聞きましたけど」

蘭子「10種類あります。岩風呂、ミネラル湯、蒸気風呂、寝湯などなどです」

まゆ「全部入っても!?」

晶葉『まゆ!』

まゆ「きゃっ!? 晶葉ちゃん、脅かさないでください」

晶葉『なるべく驚かないよう意識したつもりだったんだが、すまなかった!』

晶葉『それより、サイコロのことを忘れてないか?』

まゆ「!!」

まゆ「思い出しました……ごめんなさい」

晶葉『いいんだ! 今入ってる風呂から出たら、よろしく頼むぞ!』

まゆ「はい!」

まゆ「ということなので、入るのはまた今度ですね」

まゆ「今入ってるのは確か、健康ミネラル大浴場でしたっけ」

蘭子「そうです。床には天然石が敷き詰められてるんですよ」

蘭子「奥にあるあれは、パワーストーン鉄釜風呂、ミネラル陶器風呂です」

まゆ「そんなのもあるんですねぇ」

――――

まゆ「気持ちよかったぁ」

蘭子「体の芯からぽかぽかして、気持ちよかったですね!」

まゆ「ええ、本当に! 次の戦いに向けた準備も整いましたし」

まゆ「サイコロを振りましょうか」スッ

蘭子「残り13マスですから、今回じゃゴールはできませんね」

まゆ「ですねぇ。でもせめて、次にサイコロを振る時には少ない目でゴールできるように」

まゆ「今、大きい目を出しておきます!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】


   愛媛  高知  福岡  佐賀
凛  ●○○ ×☆○ ○○× ○☆○


   熊本  大分   宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○● ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ◎



↓1 コンマ一桁 0は10


まゆ:9マス進む+2


【進行状況】


   愛媛  高知  福岡  佐賀
凛  ●○○ ×☆○ ○○× ○☆○


   熊本  大分   宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○●○ ◎


まゆ「9が出ました!」

蘭子「2をプラスすると11ですね! まゆさんすごい!」

晶葉(まゆのやつ強すぎるだろう)

まゆ「すー……はー……最後にもう一度、この美味しい空気を吸っておきます」

まゆ「では、蘭子ちゃん! 行ってきます!」

蘭子「うむ! 紅い魂の色に女神の加護があらんことを!」
  (はい! まゆさんに幸あれ!)

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「北海道から出発して、何日経ったかは分からないですけど」

まゆ「ようやく都道府県ナンバー47、沖縄までやってきました!」

まゆ「本当に現実では1時間しか経ってないんでしょうか……」

晶葉『本当だ! たった今、37分30秒を過ぎたところだ』

まゆ「あれ!? 全然経過してない!」

晶葉『まゆが大きい出目を連発してきたからな! 最短では40分前後で終わるぞ!』

まゆ「はぇー……」


???「マユ」ツンツン

まゆ「?」クルッ

まゆ「あっ、ケイトさん!」

ケイト「ハァイ♪」

まゆ「そっか、スペシャルマスだから……」

まゆ「ここは、沖縄の街ですよね?」キョロキョロ

ケイト「そうデス。沖縄のお土産から生活用品まで、色んなモノがたくさん売ってマス」

ケイト「向こうでは、ちんすこう売ってマシタ。マユも食べマスカ?」

まゆ「わあ、ありがとうございます」

まゆ「ん、美味しい♪ 塩味ですね」モグモグ

まゆ「ところで、ここでどんな勝負を?」

ケイト「Battleは、違う場所でやりマス。今からWarpするんデス」

まゆ「何でそんなことを? だったら最初から…」

ケイト「そこは、とっても綺麗な場所ダカラ。マユをビックリさせたくて」

ケイト「感動しマスヨ?」ニコッ

まゆ「粋な計らいというやつですね! わくわく♪」

ここまでにします
できれば3日までには終わる予定です

書き忘れました…明日も休みなので15時頃から再開します
お付き合いしてくださると幸いです

訂正、お付き合いしてくださる方がいれば、です
何度もすみません

今から書いていきます


――――

ザザ…

まゆ「わー!」キラキラ

ケイト「どうデスカ? エメラルドビーチデス」

ケイト「海洋博公園の中、沖縄美ら海水族館の近くにある、Y字型のBeach」

ケイト「遊びの浜、憩いの浜、眺めの浜、の3つに区切られてるんデス」

まゆ「名前の通り、エメラルドグリーンが綺麗ですねぇ」

まゆ「その向こうのブルーとのコントラストがまた素敵です」

ケイト「ビックリしましたカ?」

まゆ「とっても♪ あと、この美しさに見惚れちゃいますね」

まゆ「こんな場所で何をするんですか? ビーチバレー?」

ケイト「アイドルと海辺の砂浜の組み合わせといえば、何だと思いマスカ?」

まゆ「アイドルと、海辺の……」

まゆ「イメージビデオの撮影とか、グラビア?」

ケイト「正解デス! 今からするのは、ちょっぴりSexyな水着グラビア対決デス」

まゆ「ちょっぴりエッチな……!?」

まゆ「え、エッチな水着を着るんですか?」

ケイト「着てもいいデス。水着は好きなものをChoiceしてくだサイ」

ケイト「あとは、海辺で撮影開始デス。横になってPoseしたり、海水と戯れたり」

ケイト「アイドルらしくCuteに撮るのもいいデスケド、ちょっぴりSexyがテーマデスカラ」

ケイト「SexyPoseしたり、Sexyに振舞うことも忘れてはいけまセンネ」

まゆ「ふむふむ、エッチに見せることも大事なんですね」

ケイト「あの、マユ? Sexyとエッチは、違いマスヨ?」

まゆ「えっ?」

ケイト「エッチは、見た目。Sexyは、内面デス」

ケイト「つまりエッチな格好をするだけでは、Sexyとは言いまセン」

ケイト「仕草、振る舞いで、色気を出すことが大切なんデス」

まゆ「あ……言われてみれば、そうですね」

まゆ「混同しちゃいけませんね。ありがとうございます、ケイトさん」

ケイト「お礼を言うほどのことでは……」

ケイト「それでは、どんな風に撮影するかのイメージを決めて、それぞれ撮影し」

ケイト「また2時間後に集まりまショウ」

まゆ「分かりました!」

――――

まゆ「うーん……仕草、振る舞いで色気を出す。これは金言かも」

まゆ「特にスタイルが抜群とは言えない私にとっては……」

まゆ「見た人にセクシーと思わせるには、どうすればいいんだろう」

――――

ケイト「マユには偉そうなこと言いましたケド、私もまだ勉強中デス」

ケイト「SexyなPoseも練習して、研究しないと」

ケイト「水着はどうしまショウ。前に着たものを使っても……」


↓1 ケイトの選んだ水着

↓2 まゆの選んだ水着

ケイト「いくら内面が大切はといえ、水着の効果も重要デス」

ケイト「ハイレグで攻めてみまショウ。あとはPoseの研究をしマス」

ケイト「まずは基本中の基本、両手を頭の後ろに、胸を張ってクビレを作る」クイッ

ケイト「あとは、四つん這いになって、切なそうな目線を」

ケイト「切なそうな目線……難しいデス」

――――

まゆ「肝心な水着は……」

まゆ「確かケイトさんは、『エッチな格好をするだけでは』って言ってた」

まゆ「つまり、エッチな格好をしても良いということ」

まゆ「とはいえ、過激すぎるのはダメですし……ちょっとネットで調べてみよう」タプタプ

まゆ「わー……すごい……」カァァ

まゆ「まゆには刺激が強いものばかり。似合うかなぁ」タプタプ

まゆ「ん? これは……」


(2時間後)


ケイト「できましたカ?」

まゆ「はい、できる限りのセクシーを出しました」

まゆ「男性ファンの方が見れば、鼻の下が伸びちゃうと思いますよ」

ケイト「自信が伝わってきマスネ」フフ

まゆ「」

↑すみません、まゆ「」を消したものを投下します

ケイト「いくら内面が大切はといえ、水着の効果も重要デス」

ケイト「ハイレグで攻めてみまショウ。あとはPoseの研究をしマス」

ケイト「まずは基本中の基本、両手を頭の後ろに、胸を張ってクビレを作る」クイッ

ケイト「次に、四つん這いになって、切なそうな目線を」

ケイト「切なそうな目線……難しいデス」

――――

まゆ「肝心な水着は……」

まゆ「確かケイトさんは、『エッチな格好をするだけでは』って言ってた」

まゆ「つまり、エッチな格好をしても良いということ」

まゆ「とはいえ、過激すぎるのはダメですし……ちょっとネットで調べてみよう」タプタプ

まゆ「わー……すごい……」カァァ

まゆ「まゆには刺激が強いものばかり。似合うかなぁ」タプタプ

まゆ「ん? これは……」


(2時間後)


ケイト「できましたカ?」

まゆ「はい、できる限りのセクシーを出しました」

まゆ「男性ファンの方が見れば、鼻の下が伸びちゃうと思いますよ」

ケイト「自信が伝わってきマスネ」フフ

一時中断します
18時から再開します

まゆ「ケイトさんこそ、自信がありそうですけど」

ケイト「そんなことはないデス。上手くできたか不安なのデ」

ケイト「では、観賞会をしまショウカ。どちらのを観マスカ?」

まゆ「ケイトさんが最初でいいですか?」

ケイト「分かりまシタ! じゃあモニターを出して、DVDをセットデス」ウィーン

まゆ(どんな映像なんでしょう。楽しみ)


~♪ ~♪


まゆ(わ、エロチックな音楽……)

ケイト『……♡』

まゆ(あれ、服を着てる? これから水着に着替えるのかな)

まゆ(にしてもケイトさんの顔を見てると、胸がドキドキ……魅惑の表情をしてる)ドキドキ

ケイト『……』シュルッ

まゆ(え!? 服、脱いじゃうの? 水着に着替えないまま)ドキドキ

まゆ(あ、下に水着を着てた。なるほど、こうやって興味を唆るんだ……)

ケイト『……♪』

まゆ(これは、ハイレグ! セクシーな水着!)カァァ

まゆ(す、すごい……色んな意味で)ドキドキ

ケイト『……♡』

まゆ(ポーズも自然にとってる)

まゆ(……やっぱり、胸は武器ですね……)

ケイト『♪』パシャパシャ

まゆ(寄せては返す海水を足でパシャパシャ)

まゆ(可愛らしい行動なのに大人っぽく見えるのは、何か秘密があるんでしょうか)

ケイト『……♪』

まゆ(お尻の形、綺麗だなぁ)

まゆ(女のまゆでも見入っちゃう)

――――

ケイト「これで終わりデス。どうでしたカ?」

まゆ「……」

ケイト「マユ?」

まゆ「ご、ごめんなさい。もうなんか、すごくて……」

まゆ「これが大人の女性かと」

ケイト「大げさデスヨ。私もまだまだなのデ」

まゆ「いやぁ……セクシーでしたよ……」

ケイト「ありがとうございマス。次はまゆの番デスネ♪」

まゆ「今のを見せられたら、あまり見せたくない気持ちが……」

ケイト「そんなこと言わず、ディスクを。さあ♪」

まゆ「ど、どうぞ」スッ

ウィーン

ケイト「楽しみデスネ」ワクワク

まゆ「お、お手柔らかに」


~♪ ~♪

ケイト「可愛い曲デスネ」

まゆ「はい、狙いがあって」

まゆ『……』

ケイト「あ、マユが出てきまシタ」

ケイト「これは……Bondage! Challengerデスネ!」

まゆ「新しく作ってもらった水着で、ちょっと可愛くデザインしてもらったんです」

ケイト「SexyとCuteの両立デスカ。色が真っ黒なのがポイントデスね、色気を感じマス」

まゆ『♡』

ケイト「仰向けに横たわって、色っぽい上目遣い。とってもCute!」

まゆ『……♪』

ケイト「海辺のシーンに変わりまシタ」

ケイト「お尻のくい込みを直すシーン。ドキッとしマスネ」

まゆ『……♡』ニコッ

ケイト「……」

ケイト(一見アイドルらしい仕草デスケド)

ケイト(動作をゆっくりにしたり、笑顔に色っぽさを足したちして工夫してマスネ。艶がありマス)

まゆ『……♡』チュッ

ケイト(この投げKissも、CuteだけれどSexyも感じる)

ケイト(考えられてマスネ)


――――

まゆ「以上が私のグラビアです」

ケイト「素晴らしいデス!」パチパチパチ

まゆ「そんな、拍手するほどじゃ……」

ケイト「いえ、とても細かく計算された動画でGoodでシタ!」

晶葉『私も良かったと思うぞ!』

まゆ「晶葉ちゃん、観てくれてたんですね」

晶葉『審査を任されていたからな! そうでなくても、2人のグラビアは貴重なものだから』

晶葉『少し興味があったんだ!』

まゆ「それで、どうでしたか?」

ケイト「私たちの作品は……」

晶葉『まあ慌てるな! 今ありとあらゆる点から2人の映像を見て審査している最中だ!』

晶葉『終わるまで、沖縄名産のスムージーを用意したから飲んでいてくれ!』

まゆ「やった♪」

ケイト「いただきまショウ♪」

――――

まゆ「美味しいですねぇ」チュー

ケイト「体が喜んで、元気が出てきマス♪」チュー

晶葉『2人とも、審査が終わったぞ!』

まゆ「想像よりも早い!」

ケイト「それで、結果は?」

晶葉『ああ、2人ともセクシーさを考慮した良い作品だった!』

晶葉『まずこれだけは言っておくぞ!』

まゆ「ありがとうございます。ど、どっちが勝ったんです?」

晶葉『……』


↓1 ケイト

↓2 まゆ


コンマ二桁 数字の大きい方が勝利

晶葉『……勝者は』


晶葉『まゆだ!』

まゆ「!!」

ケイト「んー、残念デス」

まゆ「や、やった! でも何で? ケイトさんの方が明らかに……」

晶葉『確かにケイトはすごかった。色気に満ち満ちていた』

まゆ「じゃあ尚更どうして」

晶葉『まあ一言で言うと……エロかったからだ!』

まゆ「へ?」

ケイト「というと?」

晶葉『セクシーはやり過ぎるとエロに偏ってしまう!』

晶葉『ハイレグという選択をしたのなら、ポーズや仕草をもっと控えるべきだったな!』

まゆ(確かに、結構大胆でしたね)

ケイト「何ということでショウ……その線引きに気を配っていたのデスケド」

ケイト「甘かったということデスネ……」

まゆ「けど、言い方を変えたらセクシーさが限界突破したということですよね」

まゆ「まゆにはそれができそうにないですし……」

ケイト「そうデスカ? とってもSexyでしたよ」

まゆ「私にはケイトさんみたいなスタイルが無いですから」アハハ…

ケイト「そういう問題なら、マユはまだ成長すると思いマス」

まゆ「そうかなぁ……もう16歳だけど……」

ケイト「大丈夫デスヨ♪ 気にしすぎたら、その分成長が止まってしまうかもしれまセン」

ケイト「気を楽にしてくだサイ」

まゆ「一理あるかもしれませんね。そうします!」

ケイト「それじゃあ、勝負も終わったことデスし、海で泳ぎマスカ?」

まゆ「賛成です!」

――――

凛「……」

凛「……」ムニムニ

晴「どうした、いきなり自分の胸を揉んで。人目につくからやめろよ」

凛「ちょっとね」

凛「晴はまだ伸びしろあるよね」

晴「は?」

凛「こっちの話だよ。まあ私には脚があるし」

晴(何の話だ。まゆの勝負関係か? 見てなかったから分かんねー)

凛「ここが晴の言ってた場所?」

晴「ん? ああ。道後ぎやまんガラス美術館ってとこ」

晴「水と自然にあふれた庭園に囲まれてるんだ」

晴「夜にはライトアップされて、この館全体が芸術品みたいにキレーになるんだぜ」

凛「見たい……」

晴「この中を見て回って出たら、ちょうど夜になってると思うから、その時見よう」

晴「中に入るぞ」スタスタ

――――

凛「すごい……これガラスなんだ……!」

晴「精巧に作られてて、そうとは思えねーよな」

晴「ここには、希少な江戸時代のぎやまん・びいどろ」

晴「明治・大正時代の和ガラス作品とかが展示されてるんだ」

凛「びいどろって、聞いたことあるな。なんだっけ」

晴「薄い吹きガラスのこと。ポルトガル語のヴィードロからきてるんだってさ」

晴「あ。ほら、あれ見てみろよ。赤い板ガラスだ」

晴「この後に行く道後温泉本館にもあるんだよ」

凛「へぇー……綺麗だね。触ってみたい」

晴「やめろよ?」

凛「分かってるよ、子供じゃないんだから」フフ

――――

凛「このグラデーション、綺麗だなぁ。どうやって作るの?」

晴「そこまでは知らねーな。ただ、これは大正時代のガラスだな」

凛「大正時代のガラス……江戸時代、明治時代と何が違うのかな」

晴「説明するとすげー長くなるんだよな。まあ一つ言えるとしたら」

晴「大正時代にはこういうグラデーションとか、色鮮やかで華やかなガラスが作れるような技術が確立されたってことだ」

凛「それまではできなかったんだね」

晴「らしいな。ガラスの品質が向上して、世界にも進出したんだって」

凛「世界レベルか」

晴「あの人が思い浮かぶな」

凛「嫌そうな顔だね。ヘレンさん嫌いなの?」

晴「いや、嫌いとかじゃなくて……なんて言えばいいんだ」

晴「ヘレンさんと接すると、戸惑うからさ……」

凛「気持ちは分かる」

――――

凛「心が洗われるって言うのかな。ガラスたちを見てると、澄んだ気持ちになれる」

晴「本当か?」

凛「うん。晴れ晴れするよ」

晴「そっか」

晴(連れてきて正解だったな)

凛「ガラスって生活の一部にもなって、人類に欠かせないものになってるけど」

凛「もし世界からガラスが消えたらどうなるんだろう」

晴「変なこと考えるな。ガラスが無くなったらか……」

晴「まず、部屋から外の景色が見られねーな」

凛「車のガラスとかもね。運転できなくなっちゃう」

晴「そうか? 風を感じられて気持ち良さそうだけど」

凛「目を開けることができないと思う」

晴「ああ、なるほど。冬もキツそうだな」

凛「プラスチックで代用できるかな?」

晴「柔いしなぁ。強化プラスチックとかでいけるかも」

凛「あれってガラスの繊維が入ってるらしいよ」

晴「そうなのか。じゃあ、やっぱガラスが無いと困るな」

凛「ね」

――――

晴「そういえばここ、美術館以外にもカフェとかあるんだよ」

凛「そうなの? って、ここに入るときに見たあれかな」

晴「それだな。ランチやスイーツ、ワインも美味いらしいぞ。オレは飲めねーけど」

凛「私だって。大人アイドルなら大喜びかもね」

晴「だろうな」フフ

すみません、また中断します
22時から再開します


晴「さーて、日が沈んだみたいだし、いよいよ温泉だな」

凛「その前にライトアップを見ないと」ソワソワ

晴「分かってるって。外に出れば見られるよ」

――――

凛「……はぁ……」

晴「何でため息?」

凛「良いため息だよ。この景色を見て、思わずね」

凛「こういう綺麗な場所って、日本でどれだけあるんだろう」

晴「100以上はあるよな。絶景スポット100選とか、本屋で見かけるし」

凛「人に見つかってない秘境とかあるのかな」

晴「そう考えるとロマンがあるな」

――――

晴「着いた。ここが道後温泉本館だ。国の重要文化財にも指定されてる」

晴「坊ちゃん湯とも呼ばれてるんだ」

凛「なんで?」

晴「小説『坊ちゃん』の舞台にもなってるんだよ。夏目漱石が使用した部屋もあるんだって」

晴「中には神の湯と霊(たま)の湯があって……まあ、実際に入ってみれば分かるか」


晴「ここの入口でチケットを買う。神の湯だけに入れるチケットが1番安い」

晴「他には、神の湯に入った後、座敷でくつろげるチケット」

晴「二階にあるちょっと豪華な霊の湯に入れるチケット。霊の湯に入った後、個室の休憩室でくつろげるチケットがある」

晴「1番安いの以外は浴衣を借りられるし、茶菓子もついてくるんだ。ちなみにどれも1時間以内のプランだ」

凛「私たちが入るのは?」

晴「1番高いチケット、と言いたいところだけど、この後宿泊するところでもくつろげるし」

晴「神の湯に入るだけでいいかなと思ってる」

凛「そうだね、私もそれでいいよ。霊の湯はまた今度に」

――――

カポーン

晴「ふー……気持ち良い」

凛「最高だね……」

晴「できればサッカーをしてから入りたかったんだけどな」

凛「あ! そうだよ、サッカーはいつやるの?」

晴「まあ明日の朝でいいだろ。チェックアウトしてからも時間あるし」

晴「サッカーした後、またここに来ようぜ。6時からやってるんだ」

凛「朝風呂かー、いいね」

凛「……」ススス

晴「? 何だよ、無言で近づいてきて」

凛「レッツ、スキンシップ」ムニッ

晴「うわっ!? ばば、バカっ! どこ触ってんだ!」

凛「胸だけど」

晴「なんで驚いてんだ! こっちが驚いたっての!」

凛「触っちゃダメなの?」

晴「ダメに決まってるだろ……ったく」

凛「ごめん、悪かったよ。こういうの他のアイドルとお風呂入った時にやるからさ」

凛「お詫びに私のも触っていいよ」

晴「いいよ別に」

凛「いいから触ってよ、ほら」

晴「痴女かお前! うわっ、手を無理やり押しつけるな!」

ムニュッ

晴「……」

凛「どう?」

晴「どうって言われても……柔らかいよ」

晴「オレもこんな風になるのかな」

凛「嫌?」

晴「サッカーやる時邪魔になるし。凛くらいの大きさだったらいいけどさ」

晴「雫とか愛梨とか、あんなにはいらねーな」

凛「まあ、あの胸でサッカーやったら揺れて痛いだろうしね」

晴「うん、あと重そうだ。自由に動けないだろーな」

晴「胸の成長って何歳で止まるんだ?」

凛「聞いた話だと、30代後半でも大きくなるらしいよ」

晴「マジかよ……」

――――

晴「なんで胸の話で盛り上がったんだろ。のぼせてたのか」

凛「別に普通じゃない? 女子トークの一つとしてさ」

凛「改めて、お風呂気持ちよかったね」

晴「そうだな。明日入るのが待ち遠しい」

晴「……っと、そろそろ到着だな」

凛「え? どこに?」

晴「オレたちが泊まるとこ。お、見えてきた」

凛「5分くらいしか経ってないのに……」

晴「すげー近いんだよ。着いたな、大和屋本店だ」

晴「部屋はスタンダードなやつ選んだけど、良いとこなんだよ」

凛「期待に胸を膨らませるよ」

――――

凛「おー! 和室!」

晴「いい雰囲気だろ。畳が10畳分らしいんだけど、その割には広く感じるよな」

凛「えっ、そうなの? 本当広く感じるね」

凛「ゆっくり羽を伸ばせるよ」ノビー

凛「おっとそうだ。動物園で買ったクリームサンドを食べようかな」

晴「忙しいな……。それはあとにしとこうぜ、もうすぐ食事だし」

凛「食事! どんな料理が出てくるんだろうなぁ」

晴「妄想を膨らませる前に、日本料理か西洋料理か中国料理か、どれがいいか教えてくれ」

凛「日本料理だけじゃないの?」

晴「ああ、ここはその3種類の料理を選んで食べられるんだよ」

晴「本当はこんな直前には決められないんだけど、まあそこはゲームだからな」

凛「なるほどね。どうしよう……うーん……」

凛「洋食も中食も食べてみたいけど、せっかく和室に泊まってるんだし」

凛「日本料理でお願いします」

晴「了解。じゃ、浴衣に着替えてから食べに行くか」

――――

凛「個室なんだね」

晴「レストランでも食事できるけどな。ちゃんとプライベートの空間もあるんだ」

凛「静かに楽しみたい人に助かるね」


凛「わ、料理が来たよ! 盛りつけが綺麗で展示品みたい!」

晴「見て楽しむこともできるよな。食べよう!」

凛「いただきます、パクッ」

凛「モグモグ……ふふふ」

晴「な、なんだよニヤニヤして……気味悪いな」

凛「そんないやらしい笑みだった? ごめん」

凛「上品な味で美味しくてさ、ついつい」

晴「あむっ、モグモグ……」

凛「笑わないの?」

晴「笑うことを強いるなよ……そりゃすごく美味いけど」

――――

凛「わぁ、鍋がグツグツ煮立ってる。いい匂い」

晴「ここに肉を入れるんだよ」

凛「すき焼きだね。よいしょっと……早く火が通らないかな」

晴「パクッ……モグモグ……♪」ニコニコ

凛「あ、笑った」

晴「な、なんでオレを観察してんだよ」

凛「観察なんてしてないよ。たまたま目に入っただけ」

凛「今の顔、可愛かったなぁ。写真に撮りたかった」

晴「やめてくれ」

凛「嘘だよ、ふふ。もうそろそろお肉いいかな?」

凛「うん、いい感じだね。いただきます」パクッ

凛「モグモグ……うんっ! 噛めば噛むほど味が染み出てくる」

凛「柔らかくて美味しい……」

晴「本当だ、この肉美味い! 味付けがいいのかな? 両方か」

晴「凛、この刺身食った? すげーぞ」

凛「食べた食べた。新鮮で引き締まった身だよね」

凛「添えてある柑橘系の果物を絞って、果汁を垂らしてから食べると、また違った美味しさなんだよ」

――――

凛「身も心も満足」

晴「美味かったなー……ふあぁ……」

凛「あれ、もう眠い?」

晴「いや、ちょっとあくびが出ただけ……」

凛(眠そうなのに)

凛「ねえ、ここってお風呂あるよね?」

晴「そりゃあな。露天風呂と足湯、エステルームなんてのもあるぜ」

凛「入ってきていいかな」

晴「さっき入ったのにか?」

凛「まあまあ、お風呂は何度入ってもいいじゃん」

凛「明日も道後温泉に入るんだしさ」

凛「晴はどう?」

晴「凛がそう言うなら、オレも入ろうかな」

晴「スキンシップは無しだぞ」

凛「大丈夫だよ」ニコッ

――――

凛「いい体つきだね、サッカーやってるから?」サワサワ

晴「無しって言っただろ! 約束したのに!」

凛「しないとは言ってないよ。ただ、さっきみたいに胸とかは触らない」

凛「腕だけだから」

晴「なんでそんなに触りたいんだよ……」

凛「晴とこうしてお風呂に入る機会なんてめったに無いし」

凛「話は変わるけど、素敵なお風呂だね」

晴「うん、静かで落ち着けるよな。中のヒノキ風呂はいい香りがするし」

凛「もう一度入ってこようかな」

晴「そうしろよ、オレはここにいるから」

凛「冷たい……」

晴「凛がひっつき過ぎなだけだって」


――――

凛「道後温泉と合わせて2回もさっぱりしちゃった」

晴「……」

凛「晴? どうしたの、さっきから黙ってるけど」

凛「そっか。スキンシップそんなに嫌だったんだね……本当にごめんね」

晴「違ぇーよ、眠いんだ。もう寝ようかな」

凛「早いね。これからお話したり、一緒にクリームサンド食べようと思ってたんだけど」

凛「晴もまだまだ子供だね」フフッ

晴「なっ……そういう言い方されると黙ってられねーぞ」

晴「よし、もうちょっと起きてる。凛が眠くなるまでな」

凛「えっ、いや、無理しなくていいよ? ごめん、変なこと言っちゃって」

晴「起きてる! 確かに寝るには早い時間だしな」

凛「そろそろ22時だよ……。分かった、私も寝るからさ」

晴「起きてろ、どっちが遅くまで起きてるか勝負しよーぜ」

凛「い、いいけど……」

――――

晴「……すぅ……すぅ……」

凛(布団に座った瞬間だね)

凛(起こさないように移動して……お茶とクリームサンドを用意しよう)コソコソ

今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
明日も15時頃から始めていきます

すみません、遅れて16時から始めます


(数分後)

凛(美味しい)サクッ モグモグ

凛(なめらかなクリームとサクサクのビスケットの触感がベストマッチだね)

凛(お茶も進むよ)ズズ…

凛「はぁ……落ち着く……」

凛「……」

凛(ちょっとまゆの様子を確認してみようかな)

――――

ザザ…

まゆ「し、失礼します」ペタペタ

ケイト「ん……ひんやりしマス」

まゆ「あの、日焼け止め塗る必要あるんですか?」

まゆ「紫外線とかも調整できますよね」ヌリヌリ

ケイト「雰囲気は大切デスヨ♪」

まゆ「なるほど。じゃあケイトさんが終わったら、私もお願いしてもいいですか?」

ケイト「もちろんデス」

――――

凛(ぐぬぬ、南国のビーチを楽しんでるね)

凛(私もすぐにそっちに行くから、覚悟しといてね)

凛「ふあぁ……」

凛(眠くなってきた。食べたばっかなのに……)

凛(まあ太りはしないだろうけど、腹筋してから寝よう……)

――――

(翌日の朝)

晴「ほらほらどうした? 遅いぜ!」スタタタッ

凛「しまった!?」

晴「シュートだ! へへ、これで5対2だな」

凛「はぁ、はぁ、さすがだね晴。スピードもテクニックもある」

晴「凛も結構いい動きしてるじゃねーか。鍛えればやり手のフォワードになれるぜ」

晴「いや、サッカーだからやり足か? まあいいや」

晴「いい時間だし、汗も存分にかいた。温泉に行こーぜ」

凛「ま、待って。負けっぱなしじゃ納得いかない」

凛「せめてあと1点入れたい」

晴「負けず嫌いだな。いいぜ、それまでにオレが何点入れるか分からねーけど」フフ

――――

カポーン

凛「疲れたー」

晴「7対3でオレに勝ちだな」

凛「悔しい……また今度勝負しようよ」

凛「私もサッカーの技術を磨いておくから」

晴「ああ、受けて立つぞ」

晴「その前に、まゆとの勝負に勝たねーとな」

凛「うん」

凛「……晴はさ、勝てると思う?」

晴「は?」

凛「私がまゆとの勝負に勝てると思う?」

晴「……」

凛「ハッキリ言っていいよ」

晴「確立で言うと98%負けるんじゃねーか」

凛「あれ、100%じゃないんだ」

晴「だってまゆはまだゴールしてないだろ」

凛「ふふ、そうだね。でもまゆはゴールの手前にいるし、スペシャルマスで勝ったからプラス5」

凛「サイコロを振らなくてもゴールできちゃう。晶葉が自動ゴールって言ってたしね」

凛「だからつまり、私はこのターンでゴールしなきゃいけなかったんだよ」

晴「……」

凛「ごめんね、落ち込んでるんじゃないんだ。ただもう負けは確定してるのに、強がるのもどうかと思ってさ」

晴「負けてねーって」

凛「慰めてくれてありがとう」ニコッ

晴「慰めじゃなくてさ……まあどうせすぐに分かるか」

凛「何が?」

晴「こっちの話。とにかく、気持ちを切らさず進めよ」

凛「うん、そうだね」


――――

凛「よーし、サイコロスタンバイ!」スッ

晴「1回休みは踏むなよ」

凛「そうしたいけど、運任せだからね。まだ私に運が残っていれば」

凛「大きい出目、なおかつ1回休みに止まらないはず!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】


   愛媛  高知  福岡  佐賀
凛  ●○○ ×☆○ ○○× ○☆○


   熊本  大分   宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○●○ ◎


↓1 コンマ一桁 0は10


凛:4マス進む

【進行状況】


   高知  福岡  佐賀  長崎
凛  ×●○ ○○× ○☆○ ○○○


   熊本  大分   宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○●○ ◎


凛「やった、4が出てスペシャルマスに止まった!」

晴「まだツキはあるってことだな」

晴「何度も言うけど、気持ちを切らすなよ。まだ負けてねーんだから」

凛「うん。色々紹介してくれて楽しかったよ、ありがとう晴」

ビュンッ

――――

ビュンッ

凛「高知に到着っ」スタッ

凛「海外出身のアイドルは、あと誰がいたかな? ヘレンさん、ナターリア、イヴ、ライラ、ケイト」

凛「その他は……」


菲菲「ふぇいふぇいダヨー!」

凛「!?」


凛「菲菲!」

菲菲「そうダヨ、ふぇいふぇいダヨー!」

凛「……何してるの?」

菲菲「公園の鳩にエサをあげてたヨ。可愛いネー」

凛「それは見れば分かるけど……その鳩が勝負に関わってくるの?」

凛「あ、この公園が高知県の観光地なのかな?」

菲菲「どっちも違うヨー。この鳩も公園も、他県と同じ普通の生き物と公園ダヨ」

凛「じゃあ、これから目的地に行くんだね」

菲菲「そうダヨ! ちょっと離れたとこにあるから、ワープするネ」

――――

菲菲「着いたネ! ここダヨ!」

凛「わー、オシャレというか何というか、魅力的なデザインの建物だね!」

菲菲「海洋堂ホビー館四万十っていうとこヨ。海洋堂知ってるカ?」

凛「ごめん、知識不足で……」

菲菲「気にしないデ。説明するネ!」

菲菲「海洋堂は、世界的にも有名な模型を作る会社! ガレージキット、フィギュア、食玩、色んなもの生み出してるヨ!」

菲菲「造形物の精巧さ、造形センスは世界屈指。すごいヨー、あの恐竜映画、ジャラシックパークにも関わってるからネ」

凛「ジュラシックパーク!? スピルバーグ監督の!?」

菲菲「海洋堂の恐竜モデルを、コンピューターグラフィックス制作の資料にしたらしいヨ」

菲菲「他にもガメラの制作に協力したりネー。あとチョコエッグ知ってるカ?」

菲菲「あれのも海洋堂。チョコエッグのヒットが、日本国内に名前が広まったきっかけなんダヨ」

凛「す、すごい会社なんだね」

菲菲「とんでもないネー。ちなみに、本社は大阪にあるんだヨ」

菲菲「じゃあ何でここにホビー館があるのかというと、創設者の人が高知県出身だからダヨ」

凛「へぇー……」

凛「それで、その海洋堂でどんな勝負をするの?」

菲菲「勝負はあとデ! まず中に入って展示物を見ようヨ!」

――――

凛「あ、ケンシロウだ」

菲菲「北斗の拳の主人公ダネ。リアルですごいヨー」

菲菲「上を見るとビックリ! 恐竜ダヨ!」

凛「ティラノサウルスかな。今にも動き出しそうなくらいリアルだね」

凛「こっちにはゴジラがある! うわー、よくできてるなぁ」

凛「菲菲の説明の通り、精巧な作りだね。どうやって制作してるのかな」

菲菲「気になるネー。ちなみにシン・ゴジラの、レジンキャスト製の完成品が販売されてたんだけど」

菲菲「値段は993600円。にもかかわらず、ものすごい数の注文があったらしいヨ」

凛「ひぇー……。だけど、こんなにすごい模型を作れる会社の製品なら、どんな値段でも買いたいって気持ちも湧いてくるだろうね」

――――

凛「うわわっ、模型がたくさん! 見ごたえあるねこれ!」

菲菲「どれも高クオリティダネー」

凛「本当だよ、ずっと見てても飽きないと思うよ」

凛「あ! あれってエヴァンゲリオンのアスカだっけ?」

菲菲「そうダネ。等身大カナ?」

凛「ぽいね。すごいなぁ……」

凛(うちの飛鳥も、正式にお願いしたら作ってもらえたりするのかな)

凛(私的にはプロデューサーをお願いしたいね)

凛(……実物と同じ大きさのプロデューサーのフィギュア……想像しただけでヤバい)

――――

凛「ジオラマ、すごかったね。その光景を切り取ってそのまま模型にしたみたいなさ」

菲菲「空気感が伝わってくるネ!」

菲菲「最後に紹介するのはここダヨ。ジオラマ教室」

菲菲「ホビー館のフィギュアを使って、1時間くらいでジオラマを作れるんダヨ」

凛「へー……。あっ」

凛「分かったよ菲菲、何で勝負するのか」

菲菲「さすがに気づいたみたいダネ! そうダヨ」


菲菲「フィギュア作り対決ダヨ!」
凛「ジオラマ作り対決でしょ!」


凛「……は?」

菲菲「あー、残念だったネ。ハズレダヨ」

凛「ちょ、待って。フィギュア作り対決?」

菲菲「そうダヨ。今からこの作業場を借りて、フィギュアを作るんダヨ」

凛「いやいや、フィギュアって……私素人だよ? ジオラマならまだやりくりできそう、って言ったら失礼かな」

凛「とにかく、フィギュアは無いでしょ! 作り方も勉強しなきゃいけないし!」

菲菲「ふぇいふぇいも同じダヨ! 必要な材料や道具は余る程揃ってるし、この空間だけ1日が1秒になる設定をするから」

菲菲「時間はどれだけかかってもいいヨ。学ぶ時間もたっぷりあるからネ!」

凛「えぇ……本当にやるの? 決定?」

菲菲「決定! 何を作るかはお任せ。最終的にクオリティの高かった方が勝ちダヨ!」

菲菲「準備はいいカ? 始めっ!」スタタタッ

凛「ちょっと! 私の意見を無視しないでってば!」

凛「……まあそういう勝負なんだし、仕方ないか……」

凛「割り切ろう。えっと、まずネットで調べないと」タプタプ

(数分後)

凛「へー、そうなんだ。簡単に作れるフィギュアもあるんだね」

凛「だけどクオリティを高くしなきゃいけないから、どうしても時間はかかっちゃうよね」

凛「っていうか、肝心なのは何を作るかだけど……どうしよう」

――――

菲菲「フィギュア作り、楽しそうダネー! うきうきするヨ!」

菲菲「ネットで作り方を調べる前に、何を作るか決めようカナー」


↓1 菲菲が作るフィギュア

↓2 凛が作るフィギュア


コンマ二桁が途中までの出来 結果に影響します

すみません、説明不足でした…
どんなフィギュアを作るかも書いていただきたいです

菲菲の内容だけ再安価をとります ↓1でお願いします

菲菲「可愛い可愛いキョンシーを作るヨー」

菲菲「服の質感や躍動感でポイントを獲得するヨ」

――――

凛「やっぱりプロデューサーフィギュアかな」

凛「等身大に挑戦してみたいけど、ここは我慢して1/7スケールに」


(1時間後)


凛「よし、設計図はこんなもんかな」

凛「絵とかあんまり得意じゃないけど、我ながらカッコよくできたかも」フフフ

凛「って、これで満足しちゃダメだよね。形にしてからじっくり眺めよう」

――――

菲菲「ポップなキョンシーの絵ができた!」

菲菲「ジャンプしてるとこを切り取れたヨ! あとはこれを再現するだけ!」

菲菲「それが1番難しいんだけどネー」


(4時間後)


凛(はぁー……疲れた……)

凛(石粉粘土で肉付けに取り掛かったはいいけど、やっぱり難しいな)

凛(ふかふか高級椅子に座ってる設定だから、立つかどうかのバランスは考慮しなくていいけど)

凛(問題はやっぱりディティールだよね。似せなきゃいけないし、スーツがどうなってるか観察しなくちゃいけない)

凛(完成はいつになるかなぁ)


菲菲「凛、ご飯ダヨー」スタスタ

凛「! ありがとう。ちゃんと食事があるんだね」

菲菲「もちろんダヨ。はい、鍋焼きラーメン」コトッ

菲菲「ちくわ、ネギ、生卵が入ってる、ご当地グルメダヨ」

凛「熱々だね。いただきます!」

凛「ズズッ……はふはふっ、モグモグ……」

凛「はー、美味しい……体が温まるよ」

菲菲「ふぇいふぇいも一緒に食べるネ」

菲菲「フィギュア作りはどんな感じなノ?」ズズッ

凛「う……ま、まあまあ順調かな!」

凛(本当は全然出来てないんだけど)

凛「菲菲はどう?」

菲菲「分かってたけど難しいヨ。上手くできないネ」アハハ

菲菲「でも楽しいから、最後まで集中してやり遂げてみせるネ!」

凛「……」

凛(楽しい、か。言われてみれば結構ワクワクするね)

凛(形が出来上がっていくのが面白くて。ソファーもいい感じにできたし)

凛(よし、頑張ろう! 最高のプロデューサーフィギュアを完成させるんだ!)


(3時間後)


凛(うー、ずっと集中してるから頭が痛くなってきた)

凛(目も疲れてきたし……ちょっと休憩しようかな)

菲菲「オヤツの時間ダヨー」

凛「オヤツ? あ、大福だ。ちょうど甘いもの欲しいなって思ってたんだ」

菲菲「満天の星大福っていう名前ダヨ。中身は4重層になってて、生クリームと上質なあんこを、ほうじ茶のお餅でくるむの」

菲菲「さらにその上から、ほうじ茶粉をたっぷりまぶした、ちょっぴり苦味のある大福ネ」

凛「美味しそうだねっ。ありがたくいただきます」

凛「ぱくっ……モグモグ……。本当だ、クリーミーな生クリームとあんこの甘さに、ほうじ茶の苦味がマッチしてる」

凛「甘すぎない大人のスイーツだね」

菲菲「美味しいネ!」

凛「うん、ほっぺたが落ちそう。この大福が売ってるお店、なんて名前なの?」

菲菲「満天の星、ダヨ」

凛「大福の名前と同じなんだ。覚えとこっと」


(4時間後)


凛「ふー……」

凛(難航しちゃってるなぁ。なんとか形は作れてきたんだけど)

凛(1番大切なプロデューサーの顔も手をつけてないし)

凛(菲菲の様子を見てみようかな)スッ

――――

菲菲「……」

凛(すごい集中してる。話しかけない方がよさそうだね)

凛(確かキョンシーを作ってるって言ってたよね。結構出来上がってる……)

凛(私も壁を乗り越えないと)スタスタ

菲菲「むむむ」

菲菲(躍動感ってどうやって出すのカナ? 全然できないヨ……)

菲菲(写真を見て研究しないと)ジー


(1日後)


凛(睡眠をとって疲労は回復。頑張ろう)

凛(今の私、職人の顔になってるかな。なんて)フフ

菲菲「あうー……」

凛(菲菲、唸ってる。私みたいに上手くできない箇所があるんだね)

凛(その箇所に私も挑もうとしてるんだけど。そう、プロデューサーの顔に)

凛(髪の毛の表現もよく分かんないし、色んなフィギュアの資料を見て、ピンときたのをマネしようかな)


(2日後)

菲菲「ぬぅ……」

凛「ここをこうして……」

(5日後)

凛(よし、これは上手くできたんじゃない?)

菲菲(そうだ、こうすれば……」


――――


菲菲・凛「できた!」


菲菲「あ、凛もできたカ?」

凛「菲菲も? ほぼ同時だったね」

凛「ねえ、対決を始めてからどのくらい経ったっけ」

菲菲「1ヶ月は越えてるヨ」

凛「だよね。でもこの空間の1日は外の1秒だから、たぶん1分も経ってないんだよね……恐ろしい」

凛「えっと、完成品はどうするの?」

菲菲「晶葉に審査してもらうから、そこに並べてヨ!」

凛「プロの審査じゃないんだ……」

晶葉『安心してくれ! ちゃんとそういう知識はインプットしてある!』

凛「うん。まあ何となく察しはついてたけど」

一時中断します
21時半頃に再開します

晶葉『ほう、両者なかなかよく出来てるな!』

凛「初心者なりに努力はしたよ」

菲菲「頑張ったヨ!」

晶葉『情熱は伝わってくるな! いい作品だ!』

晶葉『しかし、この勝負はあくまでクオリティを重視するからな!』

菲菲「結果を聞く準備はできたヨ」ドキドキ

凛「遠慮なく言って」ドキドキ

晶葉『それでは……』


↓1 菲菲のフィギュアの完成度

↓2 凛のフィギュアの完成度


コンマ二桁 途中の出来と足して大きかった方が勝利


菲菲:13+5=18

凛:3+7=10


晶葉『……うん……まあ……』

晶葉『僅差で菲菲の勝ちだな!』

凛「うぐっ……」

菲菲「やったヨー! 嬉しいヨー!」

凛「ま、負けた……なんてことなの……!」

菲菲「晶葉、勝負の分かれ目はどこカナ」

晶葉『えっ、ああ……その……』

晶葉『菲菲のキョンシーの方が似ていたからだ! 凛のプロデューサーはもう少し誰か分かるくらい表現して欲しかった!』

晶葉『しかし2人とも本当に頑張ったな! 素晴らしいぞ!』

菲菲「えへへ、ありがとー!」

凛「……」

菲菲「凛? どうし…」

菲菲(あっ、そっか。ここで負けたら1回休みになっちゃう)

菲菲(だから凛は……)

凛「おめでとう菲菲。キョンシーよくできてるね」ニコッ

菲菲「えっ」

凛「どうやって作ったの? 教えてよ」

菲菲「い、いいヨ! こっち来て!」

晶葉『……』

晶葉(これで凛の勝率は、99%くらいか)

晶葉(だが、まだ負けではないんだぞ。凛)

――――

まゆ「……やりました」

まゆ「ついにこの時がやって来ましたよ……!」

ケイト「どうしマシタ?」

まゆ「ケイトさん。パラソルの下でジュースを飲みながら、くつろいでいるところすみません」

まゆ「凛ちゃんのターンが終わったので、次は私のターンなんです」

まゆ「そしてこのターン、私は確実にゴールします」

ケイト「+5に恩恵を受けてマスからネ」

まゆ「はい! この長く、楽しかったすごろくも……終わりなんです」

まゆ「そう考えたらちょっと寂しいですけど。これでまゆはプロデューサーさんの正妻に…」


晶葉『聞いてくれまゆ!』

まゆ「! 何ですか晶葉ちゃん」

晶葉『凛も聞いて欲しいんだが、2人に言ってなかったことがある!』

――――

凛「言ってなかったこと?」

菲菲「何だろうネ」

――――

晶葉『実はな! ゴール地点に到達したら』

晶葉『試練を受けなければならないんだ!』

まゆ「試練?」

↑すみません、ミスです…
修正したものを投下します

晶葉(これで凛が負ける確率は、99%くらいか)

晶葉(だが、まだ負けではないんだぞ凛)

――――

まゆ「……やりました」

まゆ「ついにこの時がやって来ましたよ……!」

ケイト「どうしマシタ?」

まゆ「ケイトさん。パラソルの下でジュースを飲みながら、くつろいでいるところすみません」

まゆ「凛ちゃんのターンが終わったので、次は私のターンなんです」

まゆ「そしてこのターン、私は確実にゴールします」

ケイト「+5に恩恵を受けてマスからネ」

まゆ「はい! この長く、楽しかったすごろくも……終わりなんです」

まゆ「そう考えたらちょっと寂しいですけど。これでまゆはプロデューサーさんの正妻に…」


晶葉『聞いてくれまゆ!』

まゆ「! 何ですか晶葉ちゃん」

晶葉『凛も聞いて欲しいんだが、2人に言ってなかったことがある!』

――――

凛「言ってなかったこと?」

菲菲「何だろうネ」

――――

晶葉『実はな! ゴール地点に到達したら』

晶葉『試練を受けなければならないんだ!』

まゆ「試練?」

晶葉『そうだ! その試練をクリアすれば、晴れゴールとなる!』

晶葉『凛にもまだチャンスがあるということだな!』

凛「……!」

まゆ「そ、そうなんですか。でも当然、リードした人が有利になるんですよね?」

晶葉『もちろんだ! 凛がまだまだ大きく離されていることには変わらない!』

晶葉『とりあえずサイコロを振ってゴールしてみてくれ!』

まゆ「分かりました!」

――――

凛「……そっか。晴が言ってたのはこういうことだったんだ」

菲菲「よかったネ!」

凛「うん。だけど、まゆがもうすぐゴールしちゃうことには変わらない」

凛「問題はどんな試練なのか、だけど」

――――

まゆ「それでは、振ります!」ポイッ

コロコロコロ

まゆ「……3が出ました! 5と足して、8ですね!」


【進行状況】


   高知  福岡  佐賀  長崎
凛  ×●○ ○○× ○☆○ ○○○


   熊本  大分   宮崎   鹿児島 沖縄  ゴール
まゆ ○○○ ○○○ ○×○ ○☆○ ○☆○ ●

まゆ「マップ的にはゴールです。けど、試練かぁ……一体何だろう」

ケイト「何が来ても、マユなら乗り越えられマスヨ」ニコッ

まゆ「ケイトさん……ありがとうございます」ギュッ

まゆ「色々勉強ができて楽しかったです。行ってきます!」

ケイト「ハイ、気をつけて」ヒラヒラ

まゆ「ってそうだ! 晶葉ちゃん、お願いが……」

晶葉『服に着替えさせてくれ、だろう! 分かってるぞ!』

まゆ「ありがとうございます! では」

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「よいしょ……って、何ここ!? 真っ暗です」

まゆ「暗闇で何も見えませんよぉ。誰かー! 晶葉ちゃん?」


パッ


まゆ「きゃっ!?」

???「ようこそ、試練の間へ!」

まゆ(急に明かりが……あれ?)

まゆ「ちひろさんじゃないですか。何をしてるんですか?」

ちひろ「私はちひろではありません。ゴールした皆さんに試練を与える者」

ちひろ「試練の鬼です」

まゆ「試練の鬼」

まゆ(だから鬼みたいなコスプレをしてるんですね)

まゆ「何で鬼なんですか?」

ちひろ「晶葉ちゃんに聞いてください」

まゆ「そんな設定をつけられて怒ってないんですか?」

ちひろ「最初はちょっとイラっとしましたけど……まあ、こういったゲームに参加するのも息抜きできて楽しいかなって」

ちひろ「意外とノリノリなんですよ♪」フフ

まゆ(お金を手渡されたんじゃないんですね)

ちひろ「言っておきますけど、プレイヤーの考えてることは私に伝わりますからね?」ニコッ

まゆ「えっ。ごめんなさい」

ちひろ「謝ってくれればいいんです。お喋りも楽しいですけど、そろそろ本題に入りましょうか」

ちひろ「それっ」

ブンッ

まゆ「わっ! ルーレットが出てきた!」

まゆ「北海道、青森……これって都道府県?」

ちひろ「そうです。ルールを説明するので、よーく聞いてください」

ちひろ「まず私がこのルーレットを回します。そこにプレイヤーがダーツを投げます」

ちひろ「見事命中したらルーレットを止めて、ダーツの刺さった箇所を見ます」

まゆ「もし東京だったら東京の勝負。大阪だったら大阪の勝負をするんですね?」

ちひろ「その通り! ただし、勝負の相手はアイドルではなくこの私です」

まゆ「鬼に勝てばゴールできる、というわけですか」

ちひろ「残念! 違うんですよ」

ちひろ「勝負と表現してますけど、実は勝ち負けは関係ありません」

ちひろ「プレイヤーの方がその都道府県のバトルで獲得したポイントが、攻撃となって私のHPを減らすんです」

ちひろ「ちなみにHPは300あります」

まゆ「へー、なんかミニゲームみたいですね」

ちひろ「その表現が的確かもしれませんね」

ちひろ「では、準備はいいですか?」

まゆ「どうぞ!」

ちひろ「ルーレット、回転!」シャッ

クルクルクル

まゆ「この台に置かれた矢を使えばいいんですね」スッ

まゆ「行きますよぉ……それっ!」ヒュンッ

タンッ

ちひろ「お見事! 刺さったのはどこかなー♪」ピタッ


↓1 的中した都道府県 どの都道府県でもOK

ちひろ「岩手県ですね。それでは、フィールドオン!」

ブワァ

まゆ「!?」

まゆ「す、すごい! 周りの景色が変わった!」

ちひろ「ここは岩手県のある市内、あるお店の前です」

ちひろ「何のお店でしょうか?」

まゆ「わんこそば!」

ちひろ「ピンポーン♪ よく分かりましたね!」

まゆ「看板に書いてありますし……」

まゆ「もしかして、わんこそばをどちらが多く食べれるかという……?」

ちひろ「ご明察! 今からこの東屋さんに入って、わんこそばの食べた杯数を競うんです!」

ちひろ「その前にスタッフをご紹介しますね」

まゆ「スタッフ?」

スタスタ

美優「よろしくお願いします」ペコリ

志希「お手伝いお手伝い♪」

雫「気持ちよく食べてもらえるよう努めます~」ニコニコ

まゆ「岩手県アイドル勢揃いですか!」

ちひろ「美優さんは私、雫ちゃんはまゆちゃんの側で、わんこそばを投入する係」

ちひろ「志希ちゃんは食べ終わった器の数を数える係です」

志希「数えるだけじゃつまんないから、わんこそばを食べるたびにどんな表情をするかも調べるよ♪」

まゆ「Sっ気のある調査ですね」

ちひろ「数えてくれるなら、あとは何をしても結構ですよ」ニコッ

ちひろ「さあ、入店して始めましょうか!」

――――

まゆ「わ、とっても美味しそう!」

ちひろ「東屋さんはわんこそばで有名なお店ですからね」

雫「私も岩手に帰ったら1回は行きますよ~」

美優「美味しいですよね。私は40杯くらいが限界でした」

まゆ「2人とも、着物を着て準備万端ですね」

雫「ちょっと胸がキツいですけど」ギュムム

まゆ「あ、はい……」

志希「薬味も美味しいんだよねー。味を変えて食べるのは、お椀を一つでも多く増やすために重要かもね」

まゆ「できれば味わって食べたいですけどねぇ」

志希「いいんじゃない? 最終的に杯数が多ければいいんだし、ゆっくり食べてもさ」

まゆ「そ、そうですか? ……はっ! 騙されませんよ? 食べ物はよく噛んで食べると満腹になりやすいんです」

志希「ふふ、騙したつもりはないんだけどなー♪」

美優「あの、お蕎麦が用意できたので始めましょうか」

ちひろ「分かりました」

まゆ「……」ドキドキ

志希「それじゃ、位置についてー。よーい……始めっ!」

美優「はい、どんどん」スッ

ちひろ「ズルルッ」

美優「じゃんじゃん」スッ

ちひろ「ズルルッ」

雫「どんどん♪」スッ

まゆ「ズルルッ」

雫「じゃんじゃん♪」スッ

まゆ「ズルルッ……あの、その掛け声は?」

雫「わんこそばを食べる時にやるんですよ~。どんどん♪」スッ

まゆ「あ、ズルルッ」

雫「じゃんじゃん♪」スッ

まゆ「ズルルッ」

まゆ(一口で食べられるサイズだし、このままならそこそこいけるかも?)


↓1 ちひろ

↓2 まゆ


コンマ二桁 3回やって数字の合計が高い方が勝ち

雫「どんどん♪」スッ

まゆ「ズルルッ」

雫「じゃんじゃん♪」スッ

まゆ「ズルルッ」

志希(ほほーう)

美優「どんどん」スッ

ちひろ「ズルルッ」

美優「じゃんじゃん」スッ

ちひろ「ズルルッ……」

志希(2人とも、ほぼ同じペースで同じ杯数食べてる)

志希(ちょっとまゆちゃんが早いかなー。良い勝負してるじゃん)


↓1 ちひろ

↓2 まゆ


コンマ二桁 それぞれの数字にプラス

雫「どんどん♪」スッ

まゆ「ズルルッ」

雫「じゃんじゃん♪」スッ

まゆ「……ズルルッ」

志希(お? まゆちゃんのペースが落ちてきた)

志希(それに対してちひろさんは……)

美優「どんどん」スッ

ちひろ「ズルルッ」

美優「じゃんじゃん」スッ

ちひろ「ズルルッ」

志希(ペースを落とさず黙々と食べてるね)

志希(これは、ちひろさんが勝ったかな~?)

まゆ(うっ、やりますねちひろさん……)

まゆ(正直もう限界が近いんですけど……)ズルルッ

ちひろ(ふふ、わんこそばは食べ方にコツがあるんですよ)ズルルッ

ちひろ(このままいけば、まゆちゃんは近いうちに落ちる!)ズルルッ


↓1 ちひろ

↓2 まゆ


コンマ二桁 それぞれの数字にプラス

志希(ちひろさんが50杯到達。まゆちゃんが40杯到達)

志希(そしてペースは……)

美優「どんどん」スッ

ちひろ「ズルルッ」

美優「じゃんじゃん」スッ

ちひろ「ズルルッ」

雫「頑張ってください~、どんどん♪」

まゆ「うう、ズルルッ……」

雫「まだいけますよ~、じゃんじゃん♪」

まゆ「……チュルチュル……」

志希(ちひろさんはまだ衰えない。まゆちゃんは虫の息)

志希(これは決まったね~)

まゆ「も、もう無理です……」

雫「どんどん♪」スッ

まゆ「え? 無理って言ったのに……」

雫「わんこそばは、お椀の蓋を閉じるまでずっと続きますよ~」

まゆ「そんな……! チュルチュル……はい、閉じました」ササッ

まゆ「ごちそうさまでした」ペコリ

雫「お粗末さまです~♪」

まゆ(お、美味しかったけど、それ以上にお腹が一杯で……苦しい……)

まゆ(ちひろさんの様子は……?)チラッ

美優「どんどん」スッ

ちひろ「……ズルルッ」

美優「じゃんじゃん」スッ

ちひろ「ズルルッ……」

まゆ(まだ食べ続けてる! でも、ペースは落ちてるみたい)

美優「どんどん」スッ

ちひろ「ズルルッ」

美優「じゃんじゃん」スッ

ちひろ「ズルルッ……と、閉じました!」ササッ

美優「はい。ちひろさん終了です」

ちひろ「ふー、お腹いっぱい」

まゆ「すごいですねちひろさん……そんなに食べられるなんて」

ちひろ「ふふっ。実は以前わんこそばを食べる機会があったんですけど」

ちひろ「その時に今のまゆちゃんと同じ失敗をしちゃって。経験を活かしたんですよ♪」

志希「結果を発表するよ~! ちひろさん、72杯。まゆちゃん、49杯」

志希「よって勝者はちひろさーん!」

ちひろ「やりました♪」ピース

まゆ「な、72杯!?」

志希「女性の平均が、確か30~60杯だったね」

ちひろ「平均を越えましたね!」

美優「お蕎麦を入れてる私も驚きました……」

雫「え~っと、確かわんこそば15杯で、普通のお蕎麦一食分でしたよね~?」

志希「だからちひろさんは5食分食べたことになるね♪」

まゆ「とてつもないですね……。というか、じゃあまゆは3杯分食べたんですね」

まゆ「そう考えたら充分ですよ……」

ちひろ「ふふ、そうですね。あ、ちょっと苦しくなってきた」

ちひろ「食休みということで、しばらく休憩しましょうか……」

まゆ「賛成です」

美優「では、私たちはお蕎麦を食べましょうか」

志希「いえーい♪」

まゆ「え? 3人もわんこそばを?」

雫「それもいいですけど、ここはわんこそばの他にも美味しいメニューがあるので~」

美優「一般的なお蕎麦はもちろん、お蕎麦の定食や、丼物なんかもありますし。お弁当も販売されてるんです」

――――

志希「それじゃ、ばいばーい♪」ヒラヒラ

美優「またお会いしましょう」

雫「及川牧場にも来てくださいね~」

まゆ「岩手に行った時、必ず行きます!」ヒラヒラ

ブンッ

ちひろ「以上、岩手でのわんこそば勝負でした」

まゆ「ゴール地点に戻るの早くないですか? できれば観光なんかを……」

ちひろ「それは現実で楽しんでください。もしくは、またこのすごろくを遊んで岩手に止まったらで」

まゆ「もっともな意見ですね」

ちひろ「ところで、岩手の勝負でまゆちゃんが獲得したポイントは……合計112点ですね」

まゆ「それどうやって出したんですか?」

ちひろ「まあまあ、こっちの話ですから。不正もないですし、結果はそのままちゃんとお伝えするので」

ちひろ「えーっと……試練の鬼、ちひろは112のダメージを受けた!」

ちひろ「ぐわーーー!!」ガクッ

ちひろ「や、やりますね……しかしまだHPは188残っています」

ちひろ「これからですよ、ふふふ」

まゆ「楽しいですか?」

ちひろ「はい。無反応は寂しいのでノってください」

まゆ「じゃあ次から反応します……」

――――

凛「1回休みがもどかしい」ソワソワ

菲菲「結構ダメージ与えたネ」

凛「うん、このまま100ずつ与えられたら、私に残されたチャンスはたった1回だよ」

凛「1回じゃどう頑張ってもゴールは無理だし、ちひろさんの試練も乗り越えられない」

凛「まゆが少ない数字を出し続けてくれるのを祈るしかないね……情けないけど」

――――

まゆ「そういえば凛ちゃんが1回休みなので、もう1回ダーツができます!」

ちひろ「了解です! では、回転!」シャッ

クルクルクル

まゆ「どこに刺さるかな……えいっ!」ヒュンッ

タンッ

ちひろ「ルーレットストップ。次の舞台は……」ピタッ


↓1 的中した都道府県 どの都道府県でもOK