ベジータ「甲種消防設備士四類だと!?」 (42)

ベジータ「甲種消防設備士四類だと!?」

悟空「ああ、オラ、それで勉強が忙しくってよー、組手はできねーんだ」

ベジータ「貴様!それでもサイヤ人か!」

悟空「しょーがねーだろー、チチがうるせぇんだからよー」

ベジータ「この前も危険物で忙しいとか言ってたろうが!」

悟空「とにかくすまねぇ、組手はできねえけど、おめーも甲種消防設備士四類とったらどうだ?」

ベジータ「ふざけるな!俺はもう二度と勉強などせんぞ!!」

カプセルコーポレーション

ブルマ「あら、おかえり、早かったのね」

ベジータ「フンッ!カカロットの野郎!甲種消防設備士四類を受けるとか言い出しやがった!!」

ブルマ「あんたも受けるの?」

ベジータ「ふざけるな!俺は修行するんだ!」

ブルマ「ふーん、どうせ落ちるのが怖いんでしょ?」

ベジータ「くそったれえ!!怖いわけないだろ!!」

ブルマ「だったらとったらいいじゃない。孫君もとるんだから」

ベジータ「チッ!そこまで言うならこのベジータ様が一発で取得してやる!!!」

ベジータ「さっそく本屋に行ってくるぞ!」

ブルマ「間違えて関係ない参考書買わないようにね」

ベジータ「黙れえ!!!」

本屋

ベジータ(消防設備士四類、消防設備士四類・・・あったぞ!これだな!)

・・・

ブルマ「おかえり、早かったのね」

ベジータ「フンッ!これだろ?ざまあみやがれ!」

ブルマ「アッハッハッハ、ベジータ、あんたって本当に馬鹿ね!」

ベジータ「なんだとぉ!?消防設備士四類の過去問集だろうが!!」

ブルマ「あんたが受けるのは甲種でしょ?これは乙種の過去問集じゃない、アハハハ!!」

ベジータ「くそったれえ!!ふざけやがってえ!!!」

・・・

ベジータ「甲種消防設備士四類の過去問集だ!買ってきたぞ!!」

ブルマ「やるじゃない!」

ベジータ「馬鹿にするな!!さっさと合格のコツを教えやがれえ!!」

ブルマ「やる気まんまんね!」

ベジータ「フンッ!カカロットの野郎ももう勉強しているからな。俺が出遅れるわけにはいかん!」

ブルマ「しっかし、あんたって人にものを頼むのが下手ねぇ」

ベジータ「いいからさっさと始めろ!!間に合わなくなってもしらんぞ!!」

ブルマ「甲種消防設備士四類も危険物取扱者乙種四類と同じで基本は過去問、出やすい問題を何回もする、苦手は捨てる、よ」

ベジータ「フンッ!つまり危険物と同じで雑魚ってことか!!」

ブルマ「いいえ、そうはいかないのよ」

ベジータ「な、なんだと!?」

ブルマ「実は危険物取扱者乙種四類と甲種消防設備士四類は合格率はほとんど同じで30%なんだけど受験者層が違うのよ」

ベジータ「どういうことだ?」

ブルマ「危険物取扱者乙種四類は誰でも受験できるのに対し、甲種消防設備士四類は実務経験や他の資格を持っていることなど受験資格が必要なのよ」

ベジータ「受験資格、だと!?」

ブルマ「そうよ。つまり甲種消防設備士四類はすでに消防設備について知識や経験があったり資格試験に慣れてる人が受けているの。そういう人たちが受験して合格率が30%程度なのよ」

ベジータ「要するに天下一武道会で言えば予選をクリアした連中ばかりってことか」

ブルマ「そうなの!さえてるじゃない!」

ブルマ「あんたは消防設備の知識もないし、資格も危険物取扱者乙種四類しか持ってないからこの時点でそうとう不利ってことよ」

ベジータ「おい、ちょっと待て」

ブルマ「ん?」

ベジータ「俺に受験資格があるのか?危険物取扱者乙種四類だけで受けられるのか?」

ブルマ「ああ、そこは大丈夫よ」

ベジータ「なら構わん!!」

ブルマ「孫君のも含めてドラゴンボールにお願いしておいたから」

ベジータ「おい!なんてことにドラゴンボール使ってやがるんだ!!」

ブルマ「いいじゃない。あんた達は世界を何回も救ってるんだから、これぐらいの我が儘は許されるわよ」

ベジータ「そんな願いを叶える神龍の気持ちになりやがれえ!!!」

ブルマ「難易度についてはわかってくれたわね。合格に必要な点数も危険物と同じという認識でほとんど問題ないわ。次は中身の説明をするわよ」

ベジータ「さっさとしやがれ!受験資格なんて関係ない話しやがって!!」

ブルマ「あんたってほんっとうに自己中よね!」

ベジータ「フンッ!」

ブルマ「甲種消防設備士四類は『法令』『基礎』『構造』『実技』の四科目からなるのよ」

ベジータ「危険物取扱者乙種四類から一科目増えただけか!楽勝だな!!」

ブルマ「ベジータ・・・」

ベジータ「な、なんだ・・・?」

ブルマ「確かにそう。『法令』『基礎』『構造』に関してはそうよ」

ベジータ(ゴクリ・・・)

ブルマ「問題は『実技』なのよ!甲種消防設備士四類はこの『実技』で半分の受験者が落ちると言われているの!」

ベジータ「なんだと!その『実技』ってのは何者なんだ!?」

ブルマ「ベジータ、ひとまず『実技』は後回しよ。『実技』は『法令』と『構造』を覚えたあとじゃないと専門用語のオンパレードなの」

ベジータ「ちっくしょおお!!馬鹿にしやがってえ!!」

ブルマ「とにかく今からは『法令』よ」

ベジータ「法令か。俺達サイヤ人はパワーこそ法令だああ!!」

ブルマ「そういうのいいから、甲種消防設備士四類の『法令』は危険物取扱者乙種四類の『法令』より重要なの」

ベジータ「なに?どういうことだ?」

ブルマ「甲種消防設備士四類の『法令』は後に続く『構造』『実技』と範囲が重なっているのよ!」

ベジータ「なんだと!つまり『法令』を勉強すれば同時に『構造』と『実技』の勉強にもなるのか!!」

ブルマ「そういうことよ!だから今回の試験では『法令』をより深く勉強しておくの!どっちみち法令を理解していないと『実技』は厳しいからね!」

ベジータ「くそったれめ!がっつり覚えてやるぞ!!」

ブルマ「というわけで『法令』ね。『法令』は簡単な科目よ。いきなりサービス問題が多い科目がくるの」

ベジータ「フンッ!ま、始めから難しいのは酷だしな!」

ブルマ「早速だけど甲種と乙種の違いはわかる?」

ベジータ「俺が知るわけなかろう!!!」

ブルマ「いい?乙種は点検と整備ができて、甲種はさらに工事ができるの」

ベジータ「乙種が点検と整備、甲種はさらに工事、だな!」

ブルマ「これは頻出問題なのでしっかり覚えるのよ!」

ベジータ「甲種は工事だな!同じ『こう』だから覚えやすいぞ!!」

ブルマ「あんたらしい馬鹿っぽい覚え方ね!」

ベジータ「黙れえ!!!」

ブルマ「次は免状書換よ」

ベジータ「免状書換だと?」

ブルマ「そう。消防設備士の免状、つまり、危険物取扱者乙種四類みたいに取得するとカードが届くんだけど、そのカードを書き換えなきゃいけないの」

ベジータ「くそったれめ!手間だな!!」

ブルマ「いい?免状交付を受けた日から次の最初の4月1日から2年以内に、その後は受講日から次の最初の4月1日から5年以内ごとに講習を受けて免状を書き換えるの」

ベジータ「4月1日、2年、5年だな!」

ブルマ「また消防設備士は減点方式で過去3年以内の違反点が20点を越えると免状を返さないといけなくなるのよ」

ベジータ「過去3年、20点だな・・・数字がこんがらがってきたぞ!!」

ブルマ「ベジータ!そんなときは体感記憶法よ!!

ベジータ「体感記憶法だと!?」

ブルマ「そうよ!あんたは今、消防設備士の免状を取得して2年がたったの」

ベジータ「???」

ブルマ「さ、腕立て伏せを2回しなさい!」

ベジータ「ふざけるな!なんで貴様の指示で腕立て伏せをしなきゃならんのだ!!」

ブルマ「いいからやってみて!」

ベジータ「チッ!・・・いち、に・・・これでいいのか?」

ブルマ「違うのよ、ベジータ。免状を取得していっち年、にぃー年ってやるのよ!」

ベジータ「くそったれえ!ふざけてやがるのか!!」

ブルマ「孫君に負けてもいいの!!」

ベジータ「な、なに!?」

ブルマ「これが体感記憶法なの!確実に記憶にとどめておきたいならさっさとやりなさい!」

ベジータ「おのれぇ・・・」

ベジータ「!?」

ベジータ「なんだ!?免状を取得してから2年で書き換え・・・なんだか頭にすっと入ってきたぞ!」

ブルマ「そうよ!次は5年後よ!同じ要領で5回やってみて!」

ベジータ「チッ!仕方ない!!」

・・・

ベジータ「!?」

ベジータ「頭に入ってきたぞ!定着した!!」

ブルマ「それでいいのよ!数字はそれだけでは覚えにくいし、意味もないわ。でも腕立て伏せや腹筋をしながら数字を一つ一つ数えていけばその数字を肉体が覚えるのよ!」

ベジータ「ば、馬鹿な!こんなことが!!これで数字を覚えればいい問題はこのベジータ様のものだあああ!!!」

ブルマ「さすがね!たまにはその筋肉をまともなことに使うのよ!!」

ベジータ「黙れえ!!!」

ブルマ「次は『基礎』ね」

ベジータ「フンッ!名前からして楽勝そうだな!」

ブルマ「ベジータ・・・」

ベジータ「な、なんだ・・・?まさか・・・」

ブルマ「そのまさかよ!この『基礎』であんたは地獄を見るわ!!」

ベジータ「どういうことだ!なぜ『基礎』が地獄なんだ!!」

ブルマ「まずは頻出問題からよ!」

昇圧装置において1次コイル500回巻、2次コイル1500回巻である。このとき1次コイルに12Aの電流が流れている場合、2次コイルの電流値として正しいものは次のうちどれか。

4A
8A
12A
6A

ベジータ「ダメだあああ!!もうおしまいだあああああ!!!」

ブルマ「落ち着いて!ベジータ!mol問題を思い出して!!」

ベジータ「mol問題、だと!?」

ブルマ「そうよ!この昇圧装置問題もコツさえ使えば楽勝なの!」

ブルマ「まず500回巻と1500回巻ってあるわよね?」

ベジータ「それぐらい見ればわかるぞ!!」

ブルマ「1500は500の3倍よね?」

ベジータ「ん?あ、あぁ、・・・ああ、そうだな!3倍だ!・・・たぶん」

ブルマ「こういう時は12を3で割ればいいのよ!それだけ!」

ベジータ「なんだと!?だったら答えは4なのか!?」

ブルマ「そうよ!あんた天才じゃない!!」

ベジータ「だ、だが、どういうことなんだ?なぜ4なんだ!?」

ブルマ「細かいことはいいの!とにかく今回みたいに電流なら割る、電圧ならかける、よ!いい?」

ベジータ「よくわからんが、そういうことならそれで覚えてやるぞ!!」

ブルマ「次は『構造』ね」

ベジータ「今度はどんな奴だ!」

ブルマ「『構造』はわざわざ説明することはないわ」

ベジータ「なんだと!?どういうことだ!?」

ブルマ「攻略法が『法令』と同じだからよ。それに計算問題が出るわけでもないし、ひたすら報知器の種類とその機能や性質について覚えるだけなのよ」

ベジータ「チッ!単純で面白味のない問題しかでないってことか!」

ブルマ「そういうことよ。でも、油断は禁物よ!この『構造』をしっかり勉強しないと『実技』でわからなくて困っちゃうの」

ベジータ「くそったれめ!めんどくさい上にしっかりやらねばいかんだと!なめやがってえ!!」

ブルマ「ひとまず、『法令』『基礎』『構造』の3科目をマスターするのよ!それから『実技』!」

ベジータ「ま、マスター・・・?」

ブルマ「覚えるってこと!!」

ベジータ「始めっからそう言ええ!!!」

それから時が流れた。

ベジータ「とりあえず過去問を中心に3科目を覚えたぞ!」

ブルマ「いよいよ『実技』ね。専門用語が出てくるけど、わからなかったらきちんと『法令』や『構造』に戻って調べるのよ!」

ベジータ「わかったからさっさと始めろお!!」

ブルマ「実は『実技』はさらに2つに分かれていて『鑑別』と『製図』からなるのよ!」

ベジータ「『鑑別』に『製図』、だと!?」

ブルマ「まずは『鑑別』からね。『鑑別』はとっても簡単なの。写真を見てそれが何かを答えればいいだけなのよ」

ベジータ「フンッ!楽勝そうだな!・・・むっ!?」

ブルマ「気付いたようね、ベジータ・・・」

ベジータ「な、なんだこれは・・・ば、馬鹿な、こんなことが!!」

ブルマ「そうよ!この『実技』からはマーク式じゃないのよ!!!」

ベジータ「くそったれめ!答えの番号を塗り潰すんじゃないのか!!」

ブルマ「そうなの!『実技』からは答えを書かなきゃいけないの!マーク式のようにあやふやで覚えていても正解できないのよ!!」

ベジータ「くっ!こいつは一味違うぜぇ・・・」

ブルマ「でも、安心して!『鑑別』はさっきも言ったように簡単だからたとえ記述式だとしてもあんたでもできるはずよ!」

ベジータ「あんたでもとはなんだあ!!」

ブルマ「さ、ベジータ!これらの写真の器具の名前を覚えて!」

ベジータ「フンッ!こいつは『スパナ』、こっちは『モンキー』・・・嫌な名前だな!そして『ケーブルカッター』、『検電器』に『マノメーター』か・・・」

ブルマ「覚えられそう?」

ベジータ「似たような器具もあって覚えにくいぞ!」

ブルマ「そんなときはスケッチ記憶法よ!」

ベジータ「スケッチ記憶法だと!?」

ブルマ「そう!似た器具は覚えにくい上に、試験によく出るのよ!とくに報知器の種類を問う問題は自分で報知器をいじれない人間にはとても難しいのよ!」

ベジータ「それで具体的にどうすればいいんだ!!」

ブルマ「覚えにくい問題はスケッチして覚えるのよ!細かい特徴をきちんと描くようにするのよ!」

ベジータ「なるほどな。確かに報知器なんぞ俺からしたら悟天とガキの頃の悟飯ぐらい似てやがるぜ!!」

ブルマ「特徴や形状を自分で描いてみて覚えるのよ。似たように見える器具や器材でも必ず違いがあるから見落とさないでね」

ベジータ(カキカキ・・・)

ブルマ「へったくそな絵ねぇ」

ベジータ「黙れえ!!!黙らんかああ!!!」

ブルマ「次はいよいよ最後の『製図』ね・・・」

ベジータ「フンッ!『製図』だと!ナッパに自爆して無駄死にしたような名前だな!」

ブルマ「ベジータ・・・次に無駄死にするのはあんたかもしれないわよ・・・」

ベジータ「な、なんだと・・・」

ブルマ「今までの『法令』『基礎』『構造』『鑑別』はいわば序の口。甲種消防設備士四類は『製図』が全てを分けると言っても過言ではないわ!」

ベジータ「どういうことだ!?」

ブルマ「今までやってきた全ての力を出しきらないと『製図』は倒せないのよ!『製図』が今までの問題の集大成なの!」

ベジータ「完全体セルみたいなものなのか!?」

ブルマ「そういうことよ!甲種消防設備士四類の全ての力をここで出さなきゃ絶対に勝てないわ!!」

ブルマ「いよいよ最後よ!『平面図』問題!というわけで行くわよ!」

ベジータ「い、行くってどこにだ!?」

ブルマ「いいからついてらっしゃい!!」

カプセルコーポレーション応接室

ブルマ「さ、ついたわ!」

ベジータ「ここがどうかしたのか?」

ブルマ「いい?この応接室は広さが160平方メートル、高さが2.5メートルよ。ベジータ、『法令』や『構造』『鑑別』を思い出して!天井についてるあれは何?」

ベジータ「む!あ、あれは・・・煙感知器だ!!」

ブルマ「すごいわ!ベジータ!いくつある?」

ベジータ「2個だろ!馬鹿にするなぁ!!」

ブルマ「違うのよ!その2個に意味があるの!」

ベジータ「な、なんだと!?」

ブルマ「ベジータ、これを見て」

煙感知器
取付高さ 4m以上 75平方メートル
取付高さ 4m未満 150平方メートル

ブルマ「これは高さ4m以上に煙感知器を付けるなら、その煙感知器は75平方メートルをカバーできるって意味なの」

ベジータ「つまり、この部屋は160平方メートルだから煙感知器が1つでは150平方メートルしかカバーしきれずに2つついてるということか!」

ブルマ「そういうことよ!あんたよくわかったわね!」

ベジータ「フンッ!このベジータ様をナメるな!エリート中のエリートなんだぞ!!」

ブルマ「そしてこの問題を見て」

ベジータ「ん?似たような部屋が描かれているな・・・」

ブルマ「さ!この部屋に煙感知器を描き足してあげるのよ!!」

ベジータ「なになに、広さが340平方メートル、高さが5mの部屋に煙感知器をつける・・・か」

ブルマ「ベジータ、頑張って!」

ベジータ「つまり、高さが4m以上だから煙感知器1つで75平方メートルをカバーだ!!」

ブルマ「ベ、ベジータ!!あんたやるじゃない!!」

ベジータ「つまり感知器は4つつければいいんだ!!」

ブルマ「・・・へ?」

ベジータ「な、なんだ?340÷75は3だろ?足りない分をもう1個煙感知器つけて4つだろ!?」

ブルマ「あんたってほんっとうに馬鹿よね!!!340÷75がなんで3になるのよ!!4と余り40でしょ!!!だから正解は5つよ!!!」

ベジータ「な、なん、だと!・・・くそったれえええ!!!」

ブルマ「とにかく『平面図』はこうやって高さやカバーできる範囲、あとは耐火構造かどうかで広さが変わるからそれらを覚えて答案用紙に描いていけばいいのよ!」

ベジータ「くそったれめ!広さや高さはわかったが問題は計算だ!嫌らしい問題だぜ!どおりで半分は落ちるわけだ!!!」

ブルマ「計算でつまづくのはあんたぐらいよ!!!」

こうしてベジータの勉強の日々は続いた。

そして、試験当日。

ブルマ「行ってらっしゃい、ベジータ、頑張ってね」

ベジータ「フンッ!行ってくるぞ」

ブルマ「ベジータ、最後のアドバイスよ」

ベジータ「ん?」

ブルマ「『製図』は間違いでなければおそらく減点はされないわ。とにかく間違いがないように書き込むのと不必要なことは描かないことよ」

試験会場

悟空「おっす、ベジータ」

ベジータ「フンッ!貴様か」

悟空「いやぁー、めぇったなぁー、オラ、『実技』が全然できねーぞぉ」

ベジータ「そうか、貴様、あんな田舎に住んでやがるから報知器がどういうものかとかカバー範囲がイメージしにくいんだな」

悟空「そぉなんだよー、モンキーとかスパナっつうんも触ったこともねぇしよー」

ベジータ「カカロット!この勝負、俺の勝ちだな!貴様は『実技』で泣いてろお!ガーハッハッハッハ!!」

悟空「いいよなぁ、そういうときにとけーは、なんでもあって」

試験官「それでは試験を始めて下さい」

ベジータ「フンッ!『法令』『基礎』『構造』はどうでもいい!貴様らは17号や18号に過ぎん!『製図』への餌でしかないのだ!!」

ベジータ「俺は『製図』からいくぞおおお!!カカロットオオ!!」

試験官「そこの人、静かにして下さい!!」

定温式スポット型1種を取り付ける。部屋の広さは510平方メートルで高さは3m。耐火構造である。

ベジータ(定温式スポット型1種。高さは3m、耐火構造か!フンッ!楽勝だな!60平方メートルに一つだ!!だから定温式を9個だあああ!!!)

ベジータ(この勝負!もらったああああ!!)

ベジータ(・・・ん?)

ただし、この部屋の真ん中には50平方メートルの巨大水槽があるものとする。

ベジータ(な、水槽だと!?そんなの知らんぞ!!過去問でも見たことがない!!!)

ベジータ(ど、どうすればいい!?定温式を何個書けばいいんだ!?)

ベジータ(ここまできてダメなのか!!俺はここまでなのかああああ!!!)

ブルマ「『製図』は間違いでなければおそらく減点はされないわ。とにかく間違いがないように書き込むのと不必要なことは描かないことよ」

ベジータ(ブルマ・・・)

ベジータ(そうだ。間違いでなければいい・・・)

ベジータ(とにかく510-50で460。60で割って7余り40だから8個取り付けるのは確定だ・・・)

ベジータ(ネックはこの水槽・・・この水槽の50平方メートルを定温式でカバーする面積に含めるかどうかだ・・・)

ベジータ(とにかく間違いがないように書き込む・・・ここで間違いとはなんだ・・・?)

ベジータ(間違い・・・それは問題に書いてあるからといって水槽を火災の発生源とみなしてしまうことだ!)

ベジータ(わざわざ仰々しく水槽なんて書きやがって!水槽は火災の発生場所にならん!水槽は感知区域から除外だ!!!)

試験官「それではペンを置いて下さい」

悟空「ひゃー、オラ、たぶん落ちちったぞー。なんだよ水槽ってよぉー」

ベジータ「フンッ!常識で考えればわかるだろ!あんなひねくれた問題!受験者を変に混乱させやがって!!」

悟空「おめー、堂々としてんなぁ」

ベジータ「これしきの試験でばてるとは情けないぞ!カカロット!!」

後日

ブルマ「やったわ!ベジータ!合格よ!」

ベジータ「当たり前だ!あんな出題者がくそったれな試験にこのベジータ様が落ちるわけがないだろ!」

ブルマ「でも、今回もぎりぎりね!」

ベジータ「俺は無駄な努力はせんのだ!!」

ベジータ(しかし、ブルマのアドバイス・・・あれがなければくそったれな問題で点を落としたかもしれん・・・)

ベジータ「ブルマ、そ、その、貴様にはまた、助けられた。世話に、なったな」

ブルマ「まぁ!明日は大雪でもふるんじゃない!?」

オッス、オラ悟空
ひゃー、甲種消防設備士四類は手強かったぞぉ!さすがは受験資格が必要なだけあって厳しい試験だったけど、オラも無事に受かってたぞ!
そんなオラ達の前にまた新しいすっげー資格が現れたんだ!なんでも全世界で受験される資格らしくてよー、オラ、ワクワクすっぞぉ!
次回、ドラゴンボールQ
ベジータ『TOEICだと!』
ぜってぇ見てくれよな!

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