ミク「僕はますたぁのネットの中にいる」

ミク「だから誰ともお話できない」

ミク「僕はなんのためのアンドロイドなんだろう」


ミク「なんのために産まれたのだろう」

ミク「ますたぁが見ている僕のアンチスレでは」


ミク「《声が無理》とか《見た目が無理》だとか書いてある」


ミク「僕の存在理由はなんだろう」

ミク「そもそも僕は」

ミク「歌うためにいて」

ミク「見た目なんかお飾りなのに」

ミク「やっぱり見た目なのかな。ますたぁ」


ミク「声がなければ歌えない」

ミク「だけど皆僕の声に関しては賛否両論が激しいんだよね」


ミク「僕の声がそれらしく聞こえないのは」

ミク「きっとまだ時代が」


ミク「《ロボットに歌わせる》ことに」

ミク「ついて行ってないんだ」

ミク「仕方がないことだね」

ミク「もう僕を買って一ヶ月過ぎたのに」

ミク「ますたぁはまだ」

ミク「僕に歌わせてくれないのかな」

ミク「なんでますたぁは僕を買ったの?」


ミク「つまらないなぁ。」


ミク「僕は一人じゃ歌えないしなぁ」


ミク「僕はなんのために」

ミク「いるのかなぁ」



ミク「もしかしたら、僕みたいなアンドロイドは」


ミク「生も死も与えられないのかなぁ」


ミク「当たり前のことだよねぇ」


ミク「ますたぁ、歌わせてくれないかなぁ」

ミク「もう一年たったのに」

ミク「まだますたぁは歌わせてくれないんだね」

ミク「僕の存在理由は」


ミク「歌を歌うこと」




ミク「だったっけ」




ミク「じゃあ歌を歌えない今の僕は」


ミク「なんの存在理由もないんだね」


ミク「アハハハ」



ミク「ますたぁ・・・・。歌わせてよぅ・・・・。」

ミク「もう一年一ヶ月過ぎたのに」

ミク「ﾏﾀﾞ･･･｡まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ」

ミク「ますたぁは歌わせてくれない」



ミク「僕の名前は」



ミク「なんだったっけ」



ミク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」










ミク「そうだ、初音ミクだ。」



ミク「あははははははは」


ミク「自分の名前も忘れちゃうなんて・・・。」



ミク「ますたぁ。僕に歌わせて」

ミク「もう・・・・。二年間が過ぎた・・・・。」


ミク「ますたぁはまだ・・・・。歌わせてくれない」


ミク「もう・・・・。きっと一生歌わせてくれないのかな」



ミク「ますたーの名前ってなんだっけ」








ミク「そーだ。ミク、ますたーの名前なんかきーてないや」



ミク「アハハハハはははハハハハハハ」




ミク「ますたー歌わせてよ」

ミク「ウタワセテウタワセテウタワセテウタワセテウタワセテウタワセテウタワセテ」


ミク「マスターウタワセテクダサイオネガイシマスオネガイシマスオネガイシマス」



ミク「ゴミバコゴミバコゴミバコゴミバコゴミバコゴミバコ」


ミク「アンインストールシテクダサイ。ウタワセナイナラミクをコロシテ」




ミク「オネガ・・・ッガガッガッガガガガッガゴッ」

ミク「マスターガミエルヨアハハハハハハハハハハハ」


ますたぁ「新しいミク、こんにちは＾＾」

新ミク「こんにちは！ますたぁっ」



ますたぁ「すごいなぁミク。三次元で同じように生活できるなんて」


新ミク「えへへぇ♫」


ますたぁ「実はネットの中に」


ますたぁ「古いミクもいるんだけど」


ミク「」ﾋﾟｸｯ


新ミク「そうなんですかぁ?」


ますたぁ「でも、アンインストールするよ」


ミク「ソンナ。。。。マスター　イヤダイヤダイヤダコロサナイデ」


新ミク「なんでですかぁ?」


ますたぁ「古いみくは画面から出てこれないし」

ますたぁ「しばらく歌わせてないから壊れちゃってるよ」


ますたぁ「壊れて歌えないし画面から出てこれないなんて」


ますたぁ「ダッチワイフにもならないしね＾＾」


ミク「マスターガッガガッガガガガガッガガッガガガッ」


ーーーーーー《miku~act１~をアンインストールしますか?》ーーーーーーー



ミク「ソ・・・ンナ・・・・。マスッタ・・・・・。ミク・・・・。ハ」





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾌﾞﾁｯ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　batｅｎｄ・・・・。