チノ(ココア)「あれ………?私がココアさんに……なってる…!?」 (78)



チノ「ふわぁ………」

チノ「………あれ……ここってココアさんの部屋?………もしかして夜中トイレ行ったとき寝ぼけてココアさんの部屋で寝ちゃったんでしょうか…」

チノ「……ココアさんは…いませんね もう起きてるんでしょうか?下に行ってみましょう」



チノ「…………誰もいません………」

チノ「とりあえず学校に行く支度をしましょう………」

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チノの部屋

ガチャ…

チノ「………………………………え」

ココア「…んー……ムニャムニャ………」Zzz……

チノ「……わ、私が目の前に………………これは………………夢…?なんでしょうか?………」

フニフニッ

ココア「………っ………」Zzz…

チノ「ゆ、夢じゃ…ない!?い、いったいこれは………」アタフタ…

ココア「………ふぁぁ…」

チノ「あっ……お着ました…」

ココア「あ、おはよう…………私……………
……………って………あれ?…………」


チノ「………」  ココア「………」

チノ「えっと………おはようございます………ココア………さん……?」

ココア「え……えぇ!?!?!?どういうことー!?!?」

チノ「お、落ち着いてください!ココアさん!原因はわかりませんが多分…私とココアさんが入れ替わってしまったんです」

ココア「わけがわからないよぉ!」

チノ「わ、私だって信じられません!!」

ココア「夢………?」

チノ「じゃないですよ ほら」 

ムギュ

ココア「痛たた! 夢じゃ………ない!?」

ちょっと名前逆のほうがわかりやすいと思ったので逆にします……

ココア「夢じゃないです…本当なんです…」

チノ「うーん…とりあえず…お腹空いたよぉ…」

ココア「あ、そうですね 朝ご飯作ります」

チノ「わーい♪」

ココア「………………………」

チノ「どうしたの?チノちゃん」

ココア「い、いえ……なんでも……」


ココア(私の顔で…あんなに笑顔できるなんて…………)

ココア「……………」 ジャー…

チノ「す、すごい……私があんなに料理をうまく作れるなんて!」

ココア「中身は私ですから…」

……

チノ「いただきまーす!」

ココア「いただきます」

チノ「うんれ!美味しい♪」

ココア「…………」

ココア(これからどうしましょう……)

チノ(………なんか…あんなに静かな私って……ちょっと……面白い……)

チノ「ねぇチノちゃん」

ココア「はい?」

チノ「入れ替わったことってみんなには内緒にしない?」

ココア「え?なんでですか?」

チノ「心配かけちゃうといけないしこんなこと話しても信じてもらえないよきっと!」

ココア「……………そう、ですね わかりました」




ココア「あっ…学校はどうしましょう……」

チノ「行かないとだめだよ!私はチノちゃんの学校で」

ココア「私は…ココアさんの学校………」

チノ「ではいってきまーす!」

ココア「ま、待ってください!!」

チノ「え?なに?」

ココア「普段の私はそんなうるさくないです もっと私みたいになってください」

チノ「う、うん、頑張るよ! じゃなくて
は、はい 頑張ります………かな?」

ココア「そうです」

チノ「そういうチノちゃんは私の真似できるの?」

ココア「え………で、できますよ!! ……じゃなくて……で、できる…よー!………………うぅ……やっぱ無理です……」




チノ「風邪引いたことにして今日は喋らないっていう方法もあるよ?」

ココア「そう…します………」

チノ「じゃあお互い気をつけようね!」

ココア「はい……」

……

チノ「あっ!マヤさん!メグさん!」

マヤ「おーチノーおはよう」

メグ「なんだか今日は元気いいね~」

チノ「うんっ!………じゃなかった
…はい!元気です!」

マヤ「あはは!チノへんなのー」

メグ「チノちゃんすごーい!」

チノ「えへへ~/////」



……


ココア「マスクして…あとは風邪引いたフリしてれば………」

チヤ「あ、おはようココアちゃん」

ココア「………っ…」コクッ…

チヤ「あら?ココアちゃん風邪?」

ココア「……」コクッ…

チヤ「そう……お大事にね………喉痛めて話せないの?」

ココア「……」コクッ…

チヤ「大丈夫かしら……学校終わったらお医者さんに行ったほうがいいわよ」

ココア「………」コクッ…




先生「じゃあ…この問題を……香風さん」

チノ「はい!○○です!」

先生「せ、正解です」

おおおおお! パチパチパチ…

マヤ「チノすげえ!」

メグ「今日のチノちゃんすごいね!」

チノ「え、そうかな?…じゃなかった…そ、そうですか?ありがとうございます////」

チノ(私の方は……上手くやるてるけどチノちゃん大丈夫かな?……)

ココア「……………」

クラスメイト「ココア?大丈夫?」
クラスメイト2「早く元気になってね」
クラスメイト3「ココアさん…辛そう…」
クラスメイト4「元気がないココアさんもアリね…」

ココア(うぅ……皆さんに囲まれて緊張します………それにしてもココアさん…すごい人気者です……)

クラスメイト「ていうか、喋れなくなる風邪なんてあるのかな?」
クラスメイト2「?あるんじゃないの?ココアが今そうじゃない」
クラスメイト3「ココアさん無理しないで早退しても良いのよ?」

ココア(………心配かけないためにも……なにか一言言ったほうが………よし)

ココア「み…みんな、心配してくれて、あ…あり…がとう……////」ウツムキ…

クラスメイト(うっ…/////)
クラスメイト2(いつもうるさいココアが……)
クラスメイト3(急に静かになると…ギャップで)
クラスメイト4(物凄く可愛く思えてきましたわ!!)

そして、なんとか無事、二人共学校1日目を終えれた

ココア「はぁ……疲れました……」

チノ「今日は楽しかったー♪」

ココア「いいですね…ココアさんは」

チノ「え?」

ココア「なんでもないです…では仕事しましょう……」

チノ「う、うん」

ガチャ…

リゼ「よう、チノ、ココア」

チノ「あっ!リゼちゃん!」もふもふ~

リゼ&ココア「!?!?!?」

リゼ「な、なにしてるんだチノ!?/////」

チノ「え?あ…」

ココア「ちょ、ちょっとこっち…」グイッ!

チノ「わわっ」

ココア「本当に今日学校でうまくやれたんですか!?」

チノ「や、やれたよぉ~」

ココア「もう!…さっきみたいなことはやらないでください!私のイメージが崩壊します!」

チノ「わ、わかったよ…ごめんね?」

ココア「はぁ……」

……


リゼ「おいおい、どうしたんだ?」

チノ「な、なんでもないです…あはは~…」チラッ…

ココア「……………」イラッ…

リゼ「な、ならいいんだが……なんだかさっきのチノ、ココアみたいだったぞ?」

チノ「…す、すいません!」 

ココア「え、えへへ~……チノちゃんどうしちゃったんだろ~ね…」

……


チノ「う、うわぁ!」パリーン…

リゼ「おいおい…チノ大丈夫か?今日で4枚目だぞ?」

チノ「ご、ごめんね……じゃなくてごめんなさい」

リゼ「え?あ、いや、別に良いんだが………それにしても…」

ココア「い、いらっしゃい…ませ……お席の方ご案内いたします……」

リゼ「…………」

ココア「コーヒー1杯…お願いします……」

チノ「はいっ!」

……

ココア「お、お待たせしました………コーヒーとココアです…」

客「……………っ! ちょ、ちょっとこれコーヒーじゃなくてココアじゃない!」

ココア「え!?」

チノ「あ、間違えちゃった?えへへ…」

ココア「えへへ…じゃありません!」

リゼ「ど、どうなっているんだ………これは……」

…… 


ココア「や、やっとおわった………」

チノ「疲れたぁ~…」

リゼ「お疲れ様二人共」

リゼ「なぁ、お前たち今日おかしくないか?チノはコーヒーとココア間違えるしコップも落とすしココアは接客ぎこちなかったし………」

ココア「…………」 チノ「…………」

リゼ「なにかあったなら相談するぞ?」

ココア「その、ほ、ほんとうになんでもないんだよ~…」

チノ「は、はい!なんでもないです!」

リゼ「…………そうか、ならいいんだが………それじゃあ私は帰るな おやすみ」

ココア「お、おやすみ」

チノ「おやすみなさい~」

……


チノ「はぁ……ねぇチノちゃん……」

ココア「…なんですか………」

チノ「私達…大丈夫なのかな………」

ココア「…………そんなの…わからないです………」

チノ「………そもそも、どうして入れ替わっちゃったの?」

ココア「………………もう、今日は…疲れました………」

チノ「そうだね…………っ………あ、ねえチノちゃん」

ココア「なんですか?…………」

チノ「そ、その……トイレ……行きたくなっちゃった……」

ココア「え、…………えぇ!?……そ、そんな……」

チノ「どうしよう………」

ココア「が、我慢してください!!」

チノ「え、えぇ!?それっていつまで!?」

ココア「入れ替わりが治るまでです!」

チノ「そ、そんなの無理だよぉ!!!」タッタッタッ…

ココア「あっ!!待ってくださ………」

チノ「………見ないようにすれば大丈夫だよね?……」
 
チノ「っ……………」

……


チノ「ふぅ…」

ココア「っ……//////」

チノ「ん?チノちゃんどうしたの?」

ココア「な、なんでもありません!」

チノ「あ、そろそろお風呂の時間だ」

ココア「っ……そうてすね……」

チノ「えっと……一緒にお風呂に入るときいつも見てるしいいよね?」

ココア「……はぁ…仕方ないです……」

チノ「わーい!」

ココア「その代わり!!一緒に入りましょう!」

チノ「う、うん、わかった」

ココア「……」パチッ…スッ…

チノ「………」ヌギヌギ…

ココア(っ……ココアさんの身体………見ないようにしないと……/////)

チノ「あ、チノちゃんのおっぱい小さいね」フニフニッ

ココア「なっ!!!こ、ココアさんの胸が大きいだけですよ!!ていうか私の身体の胸触らないでください!」

チノ「うわぁ…私の身体……こんなんなんだ……」ジーッ…

ココア「あ、あんまし見ないでください……/////」

チノ「えー?良いじゃん、私の身体なんだしぃ……それに……えいっ」

ココア「ひゃんっっっ!!」

チノ「うわぁ…柔らかい……」モミモミ…

ココア「っ…/////ほ、ほんとうにもう…やめて……くださ…ぃ…!///////」

チノ「えへへ、ごめんごめん」

ココア「もう………」ドキドキッ…

ココア「ふぅ…」

チノ「逆上せちゃったよぉ~」クラクラッ…

ココア「……………」

ココア(なんか…見てて凄い危なっかしいですね………私の身体………)

チノ「うわっ!」ステン!

ココア「わっ…」

ムギュ…

チノ「ご、ごめんねチノちゃん……」

ココア「い、いえ…………」

ココア(ん?………)

もふもふ…

チノ「チノちゃん?どうしたの?」

ココア「い、いえ………ちょっとココアさんじっとしててくださいね」

チノ「え?うん」

ココア「も、もふもふ…」

チノ「わっ!?チノちゃん!?」

ココア(こ、これは………良いです…/////)

チノ(も、もふもふされるのも……悪くないかも……/////)

ココア「…………」ギュッ…

チノ「…………」ドキッドキッ…/////

チノ「も、もう!チノちゃん!いつまでやってるの!?/////」

ココア「す、すいません!つい………」

チノ「えへへ、気持ちよかった?」

ココア「は、はい……っ…///////…」

ココア「あの、今日は…一緒に寝ませんか?」

チノ「え?なんで?」

ココア「いや……その………な、なんとなく…嫌なら別にいいです」

チノ「嫌じゃないよ!じゃあ私の部屋で寝よっか♪」

ココア「は、はい!」

……


ココア「ココア……さん?……」

チノ「………なぁに………チノちゃん……ふぁぁ…………ムニャムニャ……」

ココア「そ、その……またもふもふしてもいいですか?……」

チノ「いい…よ~………」

ココア「………///」ギュッ!……

チノ「っ…………ちょ、チノちゃん…力つ、つよすぎ……」

ココア「ご、ごめんなさい……」ギュッ… 

チノ「…私も………」ギュッ…

ココア「………/////」

チノ「今日は…このまま寝ちゃおっか………」

ココア「は、はい………抱きしめあったまま……/////」

チノ「………」Zzz…

ココア「………」Zzz…

ココア「………………」

チノ「………………」Zzz…

ココア「ど、どうしましょう……眠れません………」

ココア「……トイレいきましょう……」

ガチャ…

ココア「下は見ないように………/////」

……


ココア「ふぅ……」

ジャー…←手を洗う音

ココア「………」←鏡を見てる

ココア「私……本当に……ココアさんの身体に入ってるんですね………」

ココア「……………」ドキッドキッ…/////

ココア「ハァ…ハァ…………」ドキッドキ…

ココア「ココアさんの唇…」フニフニッ…

ココア「柔らかい……」

ココア「ほっぺたも柔らかい……髪の毛もサラサラで……凄く……良いです……」

ココア「ココアさんの身体……欲しい…………」ドキッドキ………

ココア「はっ!…こうしちゃいられません……」



ココア「よしっ……」

ココア「っ…………」タラ-ッ… ポタッポタッ……

ココア「唾液を…ココアさんの…コップに……沢山…溜めて………」 ポタッポタッ…

20分後…

ココア「半分くらい溜まりました……喉が痛いです……」

ココア「これを……冷蔵庫に保存しておいて…身体が戻ったとき………飲まさせて頂きますね…///////」

ココア「あとは……ココアさんの…血……あ…でも………ココアさんの身体に…傷は付けたくありません……流石にだめですよね………」


ココア「ココアさん?……………」

チノ「……」Zzz…

ココア「寝てますね………」ホッ…

ココア「私も…眠くなってきました………」

ココア「おやすみなさい……」Zzz…





翌朝

チノ「おはようチノちゃん……ふぁぁ…」

ココア「おはようございますココアさん、もう朝ごはんできてますよ」

チノ「はーい……」



チノ「あれ?私のコップは?」

ココア「その、昨日割ってしまって…新しいの用意しました」

チノ「あ、そうなの?ありがとう」

ココア「いえ……」



チノ「今日は学校も仕事も休みだね~」

ココア「はい」

チノ「たまには二人で出かけよっか」

ココア「え?」

チノ「実はみたい映画あるんだー、どうかな?」

ココア「わ、私は別に良いですよ?」

ココア(ココアさんと、デート……/////)

チノ「それじゃ、いこっか♪」

ココア「はいっ!」

……

ココア「…………」

チノ(ハァ…ハァ……)

ココア「ココアさん、歩くの遅いですよ」

チノ(そんなこと言ったって……チノちゃんの体の体力無さすぎだよぉ…それに足の長さも私の体と違うし……)

チノ「ま、まって……チノちゃん……」ハァ…ハァ…

……


ココア「やっと映画館つきましたね」

チノ「ぜぇ…ぜぇ……そうだね……」







チノ「ぅう~!面白かったぁ!!」

ココア「どうします?もう帰りますか?」

チノ「うーん…あっ、ちょっとトイレ行ってくるね」タッタッタッ…

ココア「え?は、はい」

……

ココア「あっ、あの店……ちょっと見たいです…」

ココア「ココアさん帰ってくるのもう少し掛かりそうですし入っちゃいましょう」

……

チノ「お待たせ~ ……って…あれ?チノちゃーん?………い…いない」

チノ「ど、どうしよう………」

チノ「とりあえず辺りを探してみよう」

……

店「ありがとうございましたー」

ガチャ

ココア「……ココアさん、おそいです」



チノ「チノちゃーん? チーノーちゃーん?………うーん…チノちゃんいないなぁ……ケータイにも繋がらないし……」

チノ「チノちゃーん!!……………」

シーン…

チノ「…………あれ…ていうかここ……どこ?…………」

チノ「…………」ジワッ……

チノ「え?え!?………ちょっ……」ポロ…

チノ「な、なんで………」ゴシゴシッ…

チノ(少し不安になっただけで涙が……もしかしてチノちゃんの身体だから?………)

ココア「ど、どうしよう……迷子に……」ポロポロ…

ココア「チノちゃん!チノちゃん!!」ポロポロ…

…………
……

ココア「トイレを見ましたがいませんでした…」

ココア「やっぱ……ココアさんが戻ってくるまで待ってればよかったです……」 

?「うわぁぁぁぁん…チノちゃーん……」

ココア「!?…こ、この声は!」ダッ…

チノ「うわぁぁぁぁん!!」

ココア「ココアさんっ!!」

チノ「!?チノちゃん!?うわぁぁぁぁん!!チノちゃーん!」ポロポロ…

ココア「も、もう!探したんですよ!!」ホッ…

チノ「だ、だってトイレから戻ったらチノちゃんが居なくて!!それで…!」ポロポロ…

ココア「あっ………」

ココア(私のせい………)

チノ「うっ…ヒグッ…………」ポロポロ…

ココア「も、もう大丈夫ですよ……」ナデナデ…

チノ「…ぁ……っ…/////…」ポロポロ…



ココア(なんでしょうか…この感じ……守りたいって感情が溢れてきます……)

ココア「ココアさん…」ギュッ…

チノ「ふぇ………ち、チノちゃん…いいよ…は、恥ずかしいよぉ……////」

ココア「いつものココアさんなら…どこでもお構いなしでもふってきますよ……」ギュッ……

チノ「ぅぅ…………/////」

チノ(確かに……なんで恥ずかしいなんて思ったんだろ………)

チノ「も、もういいよ………ありがとう…////」 

ココア「そうですか?……もう暗いですし帰りましょうか」

チノ「うん…//////」

チノ(でも……恥ずかしいけど…チノちゃんにもふもふされて…凄く嬉しかった……////…チノちゃんも…いつも私にモフモフされて、嬉しかったのかな……もしそうだったら…嬉しいな…/////…)

ココア「さっ、手を繋いで帰りましょう」

チノ「えっ!?そ、それは別にいいよぉ!!…///////」タッタッタッ…

ココア「ふふっ…まったく照れ屋さんですね」

ココア「私にそっくりです」

ココア「…………………」

ココア(……私に……そっくり…………?)

……


チノ「今日も一緒にお風呂入ろ♪」

ココア「え、ええ……」



ココア「…………」ジーーー…

ココア「…?…………あれ………」

ココア(な、なんで…私ココアさん(チノの)身体ずっと見てたんでしょうか……)

チノ「うーん………/////チノちゃーん……」スリスリッ…

ココア「ひゃっ!なっ!ココアさ…やめ…//////」

チノ「えへへ~………いまチノちゃん自分(私)の身体見てたでしょ~」

ココア「っ!………そ、それは……」

チノ「隠してもだめだよ~?私も自分(チノちゃん)の身体見てたもん♪」

ココア「え……」

チノ「なんか知らないけど急にじっくりと見たくなっちゃって……元々私の身体なのに変だよね~/////」

ココア(お、おかしいです……なにかがおかしい……)

チノ「それに……なんか……熱くなって……//////」

ココア「わ、私もう上りま…きゃっ!」

ステーン!
 
チノ「わっ!」

ココア「ご、ごめんなさい…………あっ…//////」

チノ「………っ………顔が……目の前に………//////」

ココア「は、裸でこんな……だ、駄目です………//////」

チノ「はぁ…はぁ……チノちゃん………き……す……しよ………」

ココア「!?!?!?だ、だ、だ……それは……だめです!!」

ザバァー! 

チノ「わぷっ!!!………」グッショリ…

ガチャ…バタンッ…

ココア「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…………」


ココア「い、いったいどうなっているんでしょうか………一旦解析してみましょう…」

ココア「昨日はなんともなかったのに元私の身体を見ていたら急に熱くなって…それに今日の映画館の帰りにココアさんのことを守ってあげたい感情が湧き出て抱きしめたくなったりとか…手をつなぎたくなったり………」

ココア「ココアさんも元ココアさんの(今は私の)身体を凝視したり、迷子になって泣き出したり……恥ずかしがり屋になってり……これって……つまり……」

ココア「ま、まさか……………性格や感情が……身体に合わさるようになってるのでしょうか?……い、いやでも、心が入れ替わったならそれらも入れ替わってるはずじゃ………いえ……確かに最初の1日だけはなんともありませんでした……つまり日数が進むに連れて………」ゴクリッ…

ココア「これは大変です……!」

ココア「一刻もはやく治さなくては!!」

ガチャ…

チノ「もう!酷いよチノちゃん!口の中に入っちゃったじゃん!」

ココア「そ、そんなことより大変ですよココアさん!!」

チノ「へ?」

ココア「実は………」

チノ「え、えぇぇ!?どうしよう!!」

ココア「…………わ、わたしは……その……このままでもいいかなって思ってます…」

チノ「え?な、なんで?……」

ココア「そ、それは…教えません……」

チノ「な、お、教えてよ!」

ココア「い、言いません!」

ココア(ていうより言いたくないです……だって…………………ココアさんが羨ましいんです……クラスメイトに愛されてみんなから愛されて……胸も大きくて可愛くて……それに…なにより……私は…ココアさんのことが…好きで………ココアさんになれるなら………もう…それでも……いいって………)ウルッ…

チノ「わ、私は反対だよ!!」

ココア「え?……」

チノ「わ、私は自分の身体に戻りたい!!べ、べつにチノちゃんの身体が嫌だってわけじゃないけどでも!自分の身体がいいのっ!!!!」

ココア「で、ですが、治し方がわからなくてはどうしようもありませんよ…」

チノ「それはこれから一緒に考えようよ!」

ココア「もういいですよ………」

チノ「よ、よくないよ!!!!モカお姉ちゃんに私の身体で会いたいのに!!チノちゃんの身体のままじゃ意味がないよ!!だから諦めちゃだめだよ!!」

ココア「っ!!!もういいんですよ!!」

チノ「っ!!もう…………知らないっ!!チノちゃんのばかっ!!」ダッ…

ココア「い、いかせません!」ガシッ

チノ「えっ!?は、離して!!」

ココア「駄目です」

チノ「も、もー!こんなことしてる場合じゃないのに!!」

ココア「……………」グイッ…

チノ「っ………」

チノ(チノちゃんの身体じゃ振りほどけない!………)

ココア「あれ?ココアさん、どうしたんですか?逃げないんですか?」ニヤニヤ…

チノ「っ!……は、離して………」

ココア「だめですよ♪」

チノ「はな……して……よ……」ポロポロ…

ココア「まったく……私の身体…ほんと非力ですね……まあ高校生の力にかなうはずありませんけどね」クスクス

チノ「意味が…わからないよ…チノちゃんはもとの身体に…戻りたくないの?……」

ココア「……さっきも言ったはずです…」

ココア「私はこのままでもいいんですよ」

チノ「だから私が良くないんだってば!」

ココア(あ…そうだ…)ニヤ…

ココア「っコホンッ…もー!チノちゃん!わがまま言っちゃだめだよ!」

チノ「…え?………」

ココア「このままで…いよっ?ね?」

チノ(わ、私の真似?や、やめて!!)

ココア「ほーら♪チノちゃんもふもふ~♪」

チノ「い、いやっ!!!やめてよぉ!」ポロポロ…

ココア「やめないよぉ~♪」

チノ「もう…やだよぉ………」ポロポロ…

ココア「っと、お遊びはここまでにして……」

チノ「………………」ウルッ…

ココア「もうどうしようもありませんよココアさん、なった原因もわからないのに直し方なんて余計わからないんです」

チノ「……で、でも……」ポロポロ… 

ココア「あーもう、泣かないでくださいよ、ちょっと私の部屋に行きましょう」

グイッ!

チノ「えっ、チノちゃん!?」

ココア「えいっ」

ドサッ

チノ「痛っ!ら、乱暴しないでよ!」

ココア「別にいいじゃないですか、元々私の身体なんですし」

ココア「…………」


ココア「それよりも………本当は私に乱暴にされて嬉しいんじゃないんですか?」

チノ「え………………何言ってるの!?痛いだけだよ!」

ココア「本当に?……」

チノ「ほ、本当だよっ!!!」

ココア「…ふーん………」 

パチーン! 

チノ「痛っ!…………え…」ヒリヒリ…

ココア「……………」

パチーン!

チノ「痛ぅ!!や、やめて!!」ポロポロ…

ココア「……ふふっ……」ナデナデ…

チノ「ーっ!/////////」ゾクゾクッ……

チノ(な、なに………この気持ち……胸が急に…)

ココア「ほら、やっぱり……いま気持ち良いって思いましたよね?」

チノ「なっー!?……………」

チノ(なんで?なんで??これじゃあまるで私…変態だよ………)

ココア「そうです、私はココアさんに暴力されたかったんですよ……」

チノ(え?…………)

ココア「暴力されたあと優しく撫でられて包み込まれる幸福感………大好きなんです…もちろんココアさん限定ですけどね」

チノ「チノ…ちゃん……それは流石に変態だよ…」ジトッー…

ココア「っ!?きゅ、きゅうに余裕出てきましたね……もう一発叩きますよ?」

チノ「えっ!?や、やめて!………」ビクッ!…

チノ「叩かれるのはまだ怖いの……」ウルッ…

ココア「……わかりました……」

チノ(でも……あの嬉しい気持ちは……本物で…忘れたくない……もとの身体に戻ったら味わえなくなるのかな…………)

ココア「…………ふふっ……」

チノ「で、でもやっぱもとの体に戻りたい…モカお姉ちゃんに会う前に…戻りたいよぉ…」ポロポロ…

ココア「我慢してください」

チノ「そ、そんな………っ!そんなの嫌だ……」ギシッ…

ココア「どこに行くんですか?」

チノ「誰かに相談してくる……」

ココア「行かせませんよ?」

チノ「っ………えいっ!」

ココア「わっ!ちょ、ちょ!苦し…」

チノ「布団の上からもふもふ攻撃だよ!」

ココア「くっ!………いい加減に!!」

チノ「きゃっ!………」ズテンッ!

ココア「はぁ………はぁ…………」

チノ「……………」ビクッ…

ココア「はぁ……はぁ…………」

チノ「え………ちょ、ちょっと………こな…いで!……」ズリッ…

ココア「…………っ!」 ドゴッ!

チノ「ウグッ!…………」 ……ポタッ…

チノ「……痛っ………え……殴られ……っ…血が……」ポタッポタッ…

チノ「痛っ!………痛いよぉ……」ジワッ…

チノ「っ…うう……」ポロポロ…

ココア「騒がないでください…」ギロッ…

チノ「っ………」ゾワッ…
 
ココア「次泣いたり嘆いたりしたら今のでは許しません」

チノ(……なんで…なんでチノちゃんがこんなに怖いの………本当にチノちゃんなの………それとも……チノちゃんの性格が更に私に馴染んできてるの……?)

ココア「ふふっ……年上の高校生って怖いですよね?」

チノ(………そんなこと…ない!………私高校生だもん……!)

ココア「あなたは中学生です」

チノ「ち、ちが…う!!私は高校生で…私がココアだよ!!」

ココア「まだ言うんですか………はぁ…仕方ありませんね」

ガサゴソッ…

チノ「な、なに……それ…」

ココア「見てわかりませんか?ペンチですよ ペンチと言ってもハサミのような感じのねじ切るタイプのペンチてす」

チノ「な、なんで……いまそんなもの…………」ガタガタ……

ココア「ふふっ…震えちゃって……可愛いですね……」

ココア「ココアさんが自分が香風チノだって認めるまで拷問します」

チノ「え……ご、拷問………………!?」

チノ「いや……いや……………殺される………」ガタガタガタガタ………

ココア「何言ってるんですか殺しませんよ ただ、ちょーっと…やばいかもしれませんよ?」クスクス…

チノ「あ…………あ……………ぁ…」ガタガタガタガタ……

ココア「ココアさんが自分が香風チノだって認めない限りやめませんからね」

チノ「だって、わたしはココアで…あなたがチノちゃんで………」ガタガタ…

ココア「はぁ……」ガシッ…

チノ「えっ!は、はなしてっ!」

ココア「駄目です」

チノはココアの指にペンチを挟む…

チノ「っ…!!………………」ガタガタ…

ココア「ふふっ…私の身体の指……細い…ですね…簡単に切れちゃいそうです…」

チノ「いやぁぁぁぁ!!」ジタバタッ!!

ココア「わわ…ちょ、ちょっと暴れないでください…あっっっ!!!」グイッ…  

ココアが暴れたことによりチノが滑って思わず指に力が入り…そして……

ググッ…

チノ「あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!痛゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!辞めてぇぇ!!!」ジタバタッ…

ココア「だ、だから暴れないでくださ………あぁ!…」 

ググッ… チャキィーン……

ココア(あっ……閉じた音…)

ポトッ…

ココア「あ…………あ……。う、うそ……冗談のつもりだったのに…………」

チノ「い、痛い……痛゛い゛痛゛い゛痛゛い゛!!!う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!」ポロポロ…

ココア「こ、これは…私のせいじゃ……ないです……暴れたココアさんがいけないんです………」アタフタ…

チノ「酷゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!指゛返゛し゛て゛よ゛ぉ゛ぉ゛!!!痛゛い゛よぉぉぉぉ!!」 

ポタッポタッポタッポタッ……

ココア「ど、どんどん血が………あわわわ……ど、どうすれば……」ウルッ…

ココア「そ、そうです…そ、それは元々私の身体なんです…私が何をしようと勝手じゃないですか……」

ココア(……自分でも………馬鹿だと思ってます……でも……言い訳するしかありません……正当化しないと………最悪感で押し潰れてしまいます……)

チノ「ハァ…ハァ…………………痛い……よぉ…………病院………つれてって………」

ポタッポタッポタッポタッ…………

ココア(…さっさと…認めないココアさんが悪いんです)

………
……


リゼ「はっ…はっ…たまには…ランニングもいいな!……ラピットハウスの前を通ってゴールだ……」

?「うわぁぁぁぁん……」

リゼ「な、なんだ!?」

?「痛いよぉぉぉぉ…」

リゼ「チノの声!?!?」

リゼ「き、緊急事態だ!勝手に上がらさせてもらう!」

ガチャ

タダダダダダダッ!!

ココア「え!?だ、誰か来る!?!?」

リゼ「ち、チノ!!!!」

ココア「り、リゼさん!?」

チノ「り、ぜ……ちゃ………助け…て……はぁ…はぁ……」

リゼ「う、うわぁぁぁ!!あたり血だらけで………ゆ、指が……っ!!……お、落ち着け!!わたし!!ま、まず止血……いや、病院…!?………救急車呼ぶべきか!?」

チノ「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……くっ……はぁ…はぁ……痛ぃ……ょぉ………」

リゼ「ど、どうしよう!!すごく衰退している…………おいココア!なにしてるんだ!!救急箱持ってきてくれ!!」

ココア「え…え………」

ココア(え……ど、どうしたら………)

リゼ「え、え、じゃない!!
落ち着いてるくせに え、え、って…!
冷静なのか冷静じゃないのかわからないやつだな!!!救急箱どこにある!!」

ココア「えっと……たしか…………はい……」 つ救急箱

リゼ「よ、よし…と、とりあえず……消毒液でいいのかな…いや、まて……スマフォで指が切れたときの対処法調べよう……」

リゼ「切断した指を…えっと…保存しとく……ふむふむ…それで…」

チノ「…………寒い…痛い……助けて…リゼちゃん…寒いよぉ…………」ガタガタ………

リゼ「…えっ!?………」

ピタッ…

リゼ「す、すごい高熱……も、もうだめだ!救急車を呼ぶしかない!!私の手にはおえない!」

ココア「………………」

ココア(し、仕方ありません………呼ぶしかなさそうです)

リゼ「はいっはいっ!場所は~……で、 症状は中指が切断してて……え…なにをして切断したかって……そ、それはわからないです!はい…はい…」

リゼ「よしっ!もう少しで救急車来るからな!あと少しの辛抱だ!」

チノ「ほん……と…?……ありがと……リゼちゃん……ハァ…ハァ…………」

リゼ「……あ、ああ……それはいいんだが……その……チノって……私のことリゼさんって読んでなかったか?いつからちゃんで呼ぶように……」

ピーポーピーポー…

リゼ「あっ、来たぞ!たてるか?!」

チノ「うんっ…………ハァ…ハァ………」

ココア「………………」

ココア「…………落ちてる…指……これは捨てちゃいましょう」 ポイッ…

医者「はいっ、これで、一応応急処置はできたわ」

リゼ「あ、ありがとうございました」

チノ「…………」

医者「それにしても……断面がえぐれてて……なにかでねじ切ったような……ふーむ………あなたはチノさんが何で切断したかはわからないんでしたよね?」

リゼ「は、はい……」

医者「他に同居人はいませんか?ご家族の方とか」

リゼ「あ、えっと……下宿している保登ココアって娘がいますが………あれ?そういえば、あいついないな……まさかついてこなかったのか!?」

医者「はぁ、まあいいでしょう、チノさんは出血が激しくすぐに手当しなかったため酷く衰退しております」

リゼ「はい、私が駆けつけたときにはすでに血だらけで…」

医者「わかりました…チノさんは明日退院できますので保登さんにお伝えください」

リゼ「わ、わかりました…失礼します」

ココア「………」

リゼ「あ、おい!!ココア!!」

ココア「………ん?なにリゼちゃん」

リゼ「な、なにって……はぁ…まあいい それよりチノのことだ」

ココア「ん?何かな…」

リゼ「どうしてこうなったんだ?説明してくれ」

ココア「………………」

リゼ「………………どうした?」

ココア「…………リゼちゃん」

リゼ「な、なんだ?」

ココア「あんまり詮索しないでもらえないかな?…………」

リゼ「な、なに……………私はただ…心配で……!」

ココア「………余計なお世話だよ」ニコッ

リゼ「なっ!!!!!!…なんだと!………くそっ!!もういい!!」ダッ…

ココア「…………」

次の日…

ピピッ…ピピッ…

医者「……うん、熱も下がってるわね」

チノ「……」

医者「建てる?」

チノ「は、はい……」

医者「………その…切れた指なんだけど……見つからなかったみたい……見つけてすぐに手術すれば治るかも知れなかったんだけれど…」

チノ「…うっ…グス……」ポロポロ…

医者「あっ…ご、ごめんね!……」

チノ「いえ…大丈夫です…」

医者「あっ……そういえば…前に貴方のお店に行ったことあるわ………」

チノ「………え…」

医者「ラピットハウスの娘でしょ?とっても美味しかったわ、あの時のコーヒー……」 

チノ「…………」

医者「また、行ってもいいかしら?」

チノ「………はいっ…」

医者「ふふっ……楽しみにしてるわ…」ナデナデ…

リゼ「おーい、チノー」

医者「あら、お友達が待ってるわよ」

チノ「あ、あの…ありがとうございました!」ダッ…

……


リゼ「なぁ…チノ………どうしてこうなったんだ?」

チノ「え………えっと………い、言いたくない………」

リゼ「なっ……おまえもか……はぁ……私ってそんな信用ないのか?……」

チノ「ち、ちがうの!!そうじゃなくて!!!」

リゼ「私はお前の力になってあげたいんだ!頼む!おしえてくれ!、あ、あとチノのその口調の変化も気になる…もう…わけがわからないことだらけなんだ……」

チノ「わ、わかった……それも説明するね……その……信じてもらえないかもしれないけど……実は私…………ココ…ア…………あ……ぁ……ぁ…ぁ……」ガタガタ……

リゼ「なっ!ど、どうした!? 落ち着け!!チノ!!」

リゼ(い、いったい……)

ココア「……あはっ♪チーノーちゃん♪何言おうとしたのかな?」ニコッ

リゼ「うおぉ、こ、ココア…か……」

チノ「こ、こないで………こないでよぉ………鬼ぃ…悪魔……!!」

ココア「はぁ…チノちゃんさぁ…これなーんだ…」 チャキッ…チャキッ…

チノ「ーーーっ!!!!!」ガタガタガタガタ!!!!……

リゼ「な、や、やめろ!!ココア!!怖がってるじゃないか!!」

ココア「あーもう……うるさいなぁリゼちゃん……」

リゼ「な、にっ!?………」

ココア「もう邪魔だからどっかに行ってよ」

リゼ「なっ…なっ!!…………」

チノ「リゼちゃん行かないでっ!!!」

リゼ「あ、当たり前だ!!私がチノを守るからな!」

ココア「全く……はぁ…もう演技するのも面倒くさくなってきましたよ……」

リゼ「なっ!?…」

チノ「………………」ガタガタ…

ココア「リゼさん、これは私とココアさんの問題なんです、部外者は引っ込んでてください」

リゼ「は…え……な、なんだよその口調……まるでチノみたいだぞ………………………………はっ!?…」

バッ!

チノ「リゼ………ちゃん………」ウルッ…

リゼ「よ、読めたぞ……………」

リゼ「そういうことか………!!」

リゼ「お前……ココア……なのか?………」

チノ「…………!?うん!!そうだよ!!私ココアだよ!!」

ココア「…………」

リゼ「え……でもどうして……」

ココア「説明するのも面倒ですし勝手に想像してください」

リゼ「………………………わかった、あとはもう任せよう……これはさすがに私には…無理だ…」

チノ「え……」 ココア「え………」

チノ「う、嘘だよね?…………リゼ…ちゃん……」

リゼ「すまないが、もう付き合いきれない」

チノ「え……え…………どうして………」ウルッ… 

リゼ「どうして?……はっ……二人して私を馬鹿にしてるんだろ?なにが私ココアだよ!だ……バカにするのもいい加減にしろ!」 ドガッ!

チノ「痛っ!?………え………殴られ………」ジワッ…

リゼ「私は帰る…」ダッ…

チノ「うっ………ひくっ………どう……して………」ポロポロ……

ココア「リゼさん……ばかすぎです………」

チノ「………………」ポロポロ……

ココア「ほら、行きますよココアさん」グイッ…

チノ「…………………」ポロポロ…

ガチャ…

ココア「つきましたよ」

チノ「……………」ポロポロ…

ココア「はぁ…いつまでも泣かないでください……」

チノ「………ぐすっ……」ポロポロ…

ココア「……はぁ……………これ、なんでしょう」

チノ「……………?」

チノ「あっ…。わ、わたしの指………………!!!か、返して!!!!返してよぉぉ!!」

ココア「だめです」

チノ「ひ、酷いよぉぉぉ!!!!!!!」ポロポロ…

ココア「………これ、返してほしいですか?」

チノ「う、うん!…………」

ココア「それならこれからずっっっっーーーーと、香風チノになりきってください」

チノ「え………………」

ココア「これからずっとあなたは香風チノで私が保登ココア 

それが嫌なら返しませんし



また

どこかの指切断しちゃうかもしれませんよ?」ニコッ…
 




チノ「っ!!!…………………」ガタガタガタガタ…………


ココア「どうしますか?誓いますか?」ニコッ

チノ「は………い……誓います……」ポロポロ…

ココア「うんっ!良い子だよ~チノちゃん…♪」ナデナデ…

チノ「あ、はは………嬉しいです…………」ポロポロ…

ココア「チノちゃんもふもふ~♪」ギュッ…

チノ「っ……も、もう………ココアさんヤテテクダサイ……」


ココア「……………私は照れながらやめてくださいっていつもしていたんですが………はぁ…そんなんじゃすぐにバレちゃいますよ?」

チノ「っ………………っも、もう……やだよぉ……」ポロポロ…

ココア「っ!」グイッ!

チノ「っぁ!!…………やめ…て………ゲホッ…」

ココア「…………」

チノ「くるし………わか、わか、ったから………ゆるし…て……」

ココア「…………はぁ…」 ぱっ…

チノ「けほっけほっ!!ハァ……ハァ……」ウルウル…
 

ココア「テイク2です チノちゃんもふもふ~♪」ギュッ

チノ「…わ……ココアさん………や、やめてください……////」

ココア「………ま、いいとしましょう これから毎日特訓ですよ 朝 昼 晩 ずっっと私になりきれるように特訓です」

チノ「………は、い……」ポロポロ…

ココア「これから、毎日頑張ろうね!チ ノ ち ゃ ん ♪」

後日談

そして1ヶ月後

ココア「いらっしゃいませー♪こちらのお席へどうぞ~」

リゼ「おいチノー、コーヒーとココアな」

チノ「はいっ」

………


ココア「ふぅ……今日のお仕事終わりっ!」

チノ「お疲れ様です…ココアさん…」

ココア「うんっ!お疲れ♪」

チノの自室

チノ「はぁ……今からでも元に戻らないかな…ケータイも友達も知り合いも家族も全て…チノちゃんに……もういやだよぉ………」ポロポロ…

コンコンッ… ガチャ

ココア「ふふっ、ココアさん、また泣いていたんですか?」

チノ「なんか……用?……」

ココア(……あれ以降……ココアさんは私に対してすごく冷たくなりました まあ、嫌われて当然のことをしましたし……仕方ないですね)

ココア「いえ、ただ明日モカさんがここに来るって連絡があっただけですよ」ニコッ

チノ「え……………………嘘………お姉ちゃんが……………」

ココア「もちろんココアさんは いつも通り にしていてくださいね いつも通り にね」

チノ「っ!?………わ、わかってるよ……もう出ていってよ!………」

ココア「…はぁ……ココアさん、すこし調子に乗ってませんか?」

チノ「え………」ビクッ…

ココア「私はココアさんに愛想よく接するようにって言い聞かせましたよね!?」グイッ!

チノ「い、痛いっ!!髪引っ張らないで!!」ジワッ…

ココア「はぁ…もういいです、明日が楽しみですしね 今ココアさん傷つけてバレたりしたら面倒ですしね…
あー………コホンッ
私のお姉ちゃんに久々に会えるの楽しみー♪    
なんちゃって…ふふっ……ではおやすみなさい」

バタンッ…

チノ「………………………」

チノ「うっ……グス…………もう………やだぉ…………」ポロポロ……

次の日…

モカ「やっほーお姉ちゃんだよー」

ココア「あっ♪お姉ちゃん!ひさしぶり~♪」

ギュッ……

モカ・ココア「えへへ//////」

モカ「あれ?チノちゃんは?」

ココア「…………さぁ?…」

ココア「それよりも~みてみて~じゃーん!」

モカ「わぁ!美味しそう!これココアが作ったの!?」

ココア「うんっ!一緒に食べよっ♪」

モカ「え、ええ…ところでチノちゃんは」

ココア「いいからいいから♪ね?」

……


チノ「…ぅぅ………グスッ………おね……えちゃん…!!…ヒグッ………」ポロポロ……

チノ「会いたかったのに………会いたかったのに……辛いよぉ…………」ポロポロ…



モカ「それじゃあ帰るわね」

ココア「うん♪またねー」

……
… 

ココア「……」



ココア「ふふ……これで……完璧です………ココアさんの身の回りのものすべてを手に入れました……………あとは………」チラッ…

チノ「…………なに………グスッ…」ポロポロ…

ココア「ふふっ…なんでもありませんよ……」

ココア(あとは………ココアさんを私のものにするだけです、力づくでも………)

END…

上のレスに対してですが

ここ最近のごちうさのSSは多分全て私です…
つまらなかったらごめんなさい…

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