【艦これ】大淀「提督!プレゼントを配達せよ!作戦2017が発動されました!」 (30)

いつもの男提督さんが酷い目にあうクリスマスな話し

年内に書き終われるかなぁ


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鎮守府明石工廠地下室

提督「本日は一人も欠けることなく集まってくれ感謝する。」

長門「年に一度の重要ミッションの集まりだ。欠席など有得ん。」

武蔵「その通りだ。」

赤城「今年は龍驤さんに代わりまして私が代表させていただきますね。」

鈴谷「重巡は去年に続いて鈴谷だよー。」

鈴谷「あっ航巡とか軽空母じゃんってつっこみはなしでねー。」

川内「那珂は広報が忙しいから軽巡代表は私が代わりにするね!」

提督「重要な任務になるが皆、分かっているな?」

武蔵「無論だ。」

提督「よし。では最初に今年のミッションについて説明をしてもらう。」

提督「大淀、明石。集まってくれた皆さんに状況説明を。」

大淀「皆さん次期大規模作戦に向けてお忙しい所お集まりいただきありがとうございます。」

大淀「先日よりご連絡をさせていただいていますクリスマス特別ミッションについて説明をさせていただきます。」

大淀「まずは此方をご覧下さい。」

\ パッ /

照らし出された黒板には鎮守府の有る地域の地図が張り出されていた。


大淀「鎮守府創立時より毎年行われていますが今年もクリスマスミッション。」

大淀「駆逐艦、海防艦へプレゼントを配達せよ!を執り行います!」

大淀「プレゼントについては明石から説明をさせていただきます。」

明石「話しを引き継ぎまして説明させていただきますね。」

明石「健康診断等を通じてサンタクロースを信じているかどうかの調査を慎重に行い

   信じている艦娘達には欲しい物について様々な手段で聞き出してまいりました。」

長門「ほう。」

明石「なかなか大変だったんですよ?」

明石「一部の理解している娘なんか『 司令官との赤ちゃんが欲しいわ 』なんて言ってくるんですから・・・。」ハァ

提督「・・・、まだ捕まりたくないです。」ガクブル

明石「戦艦の方々に至っては『 テディベアでいいわ! 』と直接言ってくる方もいましたね。」

提督「去年も贈ったよ?!」

明石「とりあえずそういう訳で慎重に調査を行った結果をそちらお手元の資料に記載しておりますのでご確認ください。」

鈴谷「結構可愛らしいプレゼント希望が多いね。」

ペラペラ。

川内「世界平和。」オオゥ

大淀「電さんにはお気持ちは分かるのですがサンタさんにも無理があるとお伝えしておいたのですが・・・・。」

提督「まぁ、うん。」

長門「妹が欲しい・・・。」ウムゥ

提督「島風は、うん、姉妹艦が計画倒れのワンオフだからねぇ。」カナシイネェ

長門「頑っ頑張ってみないか/// ?」

提督「えっ!?何をさ!?」

大淀「それは置いておいてですね。プレゼントの配達を行うに当たってばれないようにするため皆さんご協力をお願いします。」

長門「まかされた。」


提督「今年もサンタコスの時期か・・・。」

武蔵「それにしても配達だけなら我等の力を借りずともよさそうな気がするのだが。」

長門「甘いぞ武蔵。」

武蔵「?」

長門「去年は提督が地雷で星になりかけた。」

武蔵「!?」

鈴谷「そういえば提督を沖まで回収しに行ったねー。」

提督「あれは死ぬかと思った。」

武蔵「寧ろよく死ななかったな。」アキレ

大淀「今年はさらに殺しに来てます。」

提督「本当!?」

大淀「ロシアからの通関書類でMi-24を見ました。」

提督「おおぃ!空飛ぶ戦車!?」

大淀「ロシアコンビが輸入を企てたようで残念ながら国内に持ち込まれたようです・・・。」

提督「うそぉおお!?」

明石「えーっとこれは知り合いの武器業者からのというか明石商会会員情報なんですが。」

提督「はい。」

明石「コマンチを横須賀米軍経由で持ち込んだ迷惑コンビが居ます。」

川内「まじかぁ・・・。」

全員うつむいています。


武蔵「うちの鎮守府のサンタクロースは伝説の工作員なのか?」

武蔵「いや、アフガン、ベトナム帰りとかか?うむ、それなら納得いくな。」ウム

提督「武蔵が現実逃避しだした!」

武蔵「というか、なぜその様にサンタクロースを殺す?事に全力なんだ?」

提督「いやさ、うちの鎮守府って成り立ちがあれな訳でね。」

長門「建造組の武蔵は知らないと思うが鎮守府創立の際に色々あってな。」

長門「しかも我々の鎮守府は敵の進攻により放棄された廃村をそのまま利用している。」

長門「なればこそ過剰な防衛行動に出る駆逐艦の娘達が出てしまうのだよ。」

提督「説明ありがとうね。鎮守府の設立時は廃村だったから放棄建物使い放題って思ってたんだけどねぇ。」

川内「警備の問題からまさかこんな事になるとはねぇ。」

鈴谷「でも姉妹で家一軒とか他所の鎮守府じゃあり得ない贅沢出来てるから鈴谷は提督に感謝だよ。」

提督「元帥がさぁ、全てが終わった後もそこあげるから、とか気楽に言うからね。」

提督「放棄されて日が浅いから好きにして。だもん。」

提督「だから適当に住居をあてがいすぎた。」

明石「新築したの庁舎だけですもんね。工廠とかは漁協の倉庫を改造したのでしたし。」

提督「建物にかけるお金が安く済んだよ。本当。魚の保管用巨大冷凍庫とかは鳳翔さんとか間宮さんがめっちゃ喜んでくれた。」

長門「加賀が銀蝿しようとして大変な事になったな。」

提督「そうそう、救出する時に固まったサイドテールを折ってしまって。」

川内「暫く不機嫌だったね。」

赤城「私は止めたのですが。」

大淀「提督、昔話に花が咲いている所を申し訳ないのですが。」

そういいながら差し出すA4コピー用紙。

大淀「元帥付の同期大淀から送られてきた謝罪文です・・・・・。」



『 元帥がとある国の総統と意気投合し海岸線防衛の為、

  彼の国より高射砲と列車砲を贈られた事を御連絡させていただきます

  この武器供与により男提督さんが今年大変辛い目に遭うであろう事を

  先に謝罪させていただきます  』


提督「私、骨が残らないね。」

明石「パリ砲ではないみたいです。」

提督「いやドーラとかアハトアハトとか持ってくるなよ!!」

川内「線路の幅の問題とかは解決できてるんだろうか?」

明石「割とまともな心配ですね。」

提督「分かりました!今年のクリスマス配達なし!なしです!」

大淀「なん…..だとぉ?」ギロリ

提督 ヒィッ

提督「いっいや、その、ね?」

提督「サンタコスしてる娘達もいるじゃん?その娘達に配達してもらったら早いんじゃないかなーって・・・・。」オドオド

大淀「サンタコスはあくまでサンタコスです。」

大淀「サンタのような格好であってサンタではありません。」

大淀「似非サンタです。

   六本木や歌舞伎町で夜のお仕事をしていそうなサンタが枕元に来ることを考えると

   道徳的に良くないのは当たり前ではありませんか!」


提督 ヒィッ

長門「そもそもサンタクロースは男性だからな。」

長門「女性である我々では逆立ちしても無理な話だよ。」

武蔵「しかし、提督を失う訳にもいかないだろう。サンタについては事実を教えた方が良いのではないのか?」

大淀「武蔵さん。清霜さんに駆逐艦が戦艦になれる訳が無いだろ。と言えますか?」

武蔵「すまない。浅慮だった。」

大淀「まぁ、いいかね。提督、分かったらさっさとサンタの格好をしてプレゼントを配達する腹括れ。」オオン?

提督「はっはい。」ヒィィ

明石「プレゼント物資は全て準備済みです!」

こうして、今年も配達任務が発動された。


クリスマス当日

みなさん、こんにちは!

いえ、こんばんはでしたね!

海上から演出のため赤城の艦載機さん達の力をかりゲゲゲの鬼太郎宜しく配達を開始したのですが絶賛命の大安売り状態です!


「CP!CP!こちらニコラ!ハインドが出てきてる!このままだと殺される!」

「エアカバーを頼む!」

「こちらCP!現在手配をしている!今しばらく耐えて欲しい!」


キュンキュンキュン

ダダダダッダダッダダダダ!


「こちらダッシャー01、被弾した!指揮権を02へ委譲する!」

「諸君の健闘を祈る!」


グワァァー


「CP!CP!直掩がやられた!なんとかしてくれ!」

「こちらCP!応援はまもなく到着する!今しばらく持ちこたえて欲しい!」


提督が扮するサンタクロースを容赦なく撃ち始めるハインド。


ガン「同志ヴェールヌイ。資本主義の豚を撃ち落してやれ!」

ヴェル「同志ガングート。赤色は我等が祖国の革命を表す色。彼の者も赤色ですが宜しいのですか?」

ガン「同志ヴェールヌイよ。貴官の疑念について答えよう。

   かのサンタクロースなる資本主義の豚が現在世界中に蔓延っているに原因はコカコーラなる企業が元凶だ。」

ガン「奴らはその商業展開において太って赤色の服を着た老人を採用し商業的展開を行った。」

ガン「悔しいことにその強烈なインパクトを用いたプロパガンダは

   世界の人々にサンタクロースなる悪魔の像を決定づけ固定させる事となった。」

ガン「富を独占し超え太った豚にわれ等の革命の色を着せる。実に我等の革命を冒涜しているではないか!」

ガン「これを見過ごす事は我等世界革命への重大なる過失である!」

ガン「さぁ、同志ヴェールヌイよ!彼奴を撃て!

   そしてこのコーラーを飲み、資本主義を飲み干し打勝とうではないか!」ゴクゴク

ヴェル「了解。」ゴクゴクゴク

ガン「腹が立つほどにマズイな!」ウマー

ヴェル「これは資本主義の豚を倒しラーゲーリーで製造させ

    人民に配り資本主義の豚どもはこんなに不味い物を飲んでいると喧伝しないといけない。」ゲフ

ヴェル「キンキンに冷やし思想強化の為に無理やり飲ませねばならないと思われる。」ウマー

ガン「うむ。さぁ、やるぞ!」ゲフゥ


レシプロと言えど飛行機と武装ヘリ、本来は速度で振り切れるはずなのだが提督を吊り下げて飛んでいるためその速度は遅く。

本来の起動性能も失われていた。


「くそぉ!!!!」

「蜂の巣になりたくねぇ!!!」

「こちら米軍所属海兵隊。騎兵隊の応援が必要かしら?」

レシーバーに聞こえてくるは頼もしい同盟国の言葉。

「勿論です!てか!はよ!はよ!あの忌々しいコミー共を叩き潰して!?」

「サンタさんの要請によりサラが参りました!」

聞こえてくる同盟国の武装ヘリのエンジン音のなんとありがたいことか。

「まるで天使の羽音だぜ。」

「CP!こちらサラトガ!」

「CP了解。コールサインはルドルフでお願いする!」

サラ「赤鼻ですか。可愛らしいですね。」

サラ「ルドルフ01。これから敵を排除します!」

サラ「サラの子達!アタック!」

武装ヘリから放たれるはスティンガー。

ボン!

いかな空飛ぶ戦車と言われる程に装甲が分厚かろうと対空ミサイルの前には敵わない。

提督「2機しか製造されてないのによくもまぁ手配できたもんだ。」

提督「愉快なコンビが敵に回ってなくてよかった。資本主義バンザイ!」

提督「とはいえ、今のうちに。」

「こちらダッシャー02!パッケージの配達に成功した!戦域を離脱する!」

艦載機に運ばれていたサンタコスをした提督は地面に着地する。

「CP!こちらニコラ現地に到着した!次の指示を頼む!」

「CPよりニコラへ現地にエージェントを派遣している合流してくれ。」

「こちらニコラ、了解。」

鎮守府に置かれた作戦指揮所と通信のやり取り。


「提督!こっちネー!」


着地点近くには見慣れた女性の姿。


「んー、作戦行動中でなければこのままデートと洒落込みたい所デース。」


可愛らしくウインクするは誰もが認める素敵なお姉さん。

そう金剛だ。


提督「金剛―――――!!!」


ギュー


金剛「おおぅ。熱いハグデース。死ねそうデース・・・。」ウットリ


高速戦艦はアイオワがいるから充分?

金剛型は非力?

そんな事をいう提督は首を括った方がいいだろう。

資源をカンストさせるような兵站の重要性を理解する提督ほど理解しているはずだ。

普段の消費をいかに抑えるか。

更に大規模作戦においてもいかに消費を押さえつつ周回をするか。

それらの悩みを解消しあまつさえ高速、これだけで充分に。

“いい女” たるのが金剛なのだ。


金剛「Hey、提督。感動的シーンで申し訳ないけど時間が押してるネー。」ナゴリオシイ

金剛「目的地まで急ぐヨ!」チクショウデース


ひょいと担ぎあげられる。


提督「逆なら絵になるんだがね。」

金剛「んー、仕方ないデース。大人しくして欲しいネ!」


しかし、赤い国という奴はしつこさに定評があることは皆ご存知だろう。


ガン「居たぞ!」

金剛「Shit!コミーどもめしつこいネ!」

金剛「提督!ここは任せて配達に行って下さいネ。」

提督「いいのか?というか有体に言えばそれ死亡フラグと言うやつじゃ?」

金剛「No 戦場に一人で出てくる女神は勝利の女神ヨー?」

提督「成る程、勇者の魂を連れていくヴァルキリーなら人数が足りないか。」


そして首元にキス。


金剛「女神の祝福ネ!」

提督「・・・、まいったな。指輪の用意がない。」

金剛「終わったらしっかり用意しておいてネ!」

提督「あぁ。勿論だ。」


まるで戦場映画の一コマのようだが提督はプレゼントを配達しているだけである。

そして、提督は駆け出した。後ろを振り向かずプレゼントの配達の為に!

今日はここまでデース

クリスマス当日はケーキが叩き売りみたいなお値段になるので一人者にはありがたいですね

流石にホールで買うというか食べるような事はしませんが

年内に頑張って終らせなきゃ! ここまでお読みいただきありがとうございました

更新、いたします

お時間よろしければお付き合いくださいませ


暁型住居付近

提督「金剛に任せたものの悪いことしたかなぁ。」

提督「と、最初の配達先だ。」

電「司令官さん、こっちなのです。」テマネキ

提督「あっ。」

雷「司令官!暁はぐっすり寝ているわ!」

提督「あらら。」ドーモ、オオタカサカジョーサン

提督「うん、そうだよね。この二人は知っていて騙された振りをする出来た娘だよね・・・。」

提督「去年は殺されかけたのが嘘のようだよ。」シミジミ

電「サンタさんの副業が司令官さんだと知っていれば殺しにかからなかったのです。」

提督(サンタ業が本業ではないのだが・・・・。)

雷「そうよ!だいたい軍事施設に秘密裏に侵入してあまつさえ私達の枕元に何かを置いていくなんて。」

電 雷「「不審人物以外の何者でもないわ!(なのです!)」」

提督「だからと言ってM82でソリを狙撃とか酷くない?」

電「爆発物を仕掛けに来た工作員とかかもしれないじゃない!?」

雷「鎮守府壊滅の悲劇は避けるべきなのです!」

提督「まぁ、うん。それはそうだね。うん、二人のいう事には一理あるわ・・・。」

提督「その発想についてはそのうちよく話し合おう?それで、これはね、二人にプレゼントだよ。」

提督「響のは置いていくから渡しておいて貰えるかな?」

雷 電 「「分かったわ!(なのです!)」」


そして、二人に案内され目指すは暁の寝室。


雷「とその前にはい、司令官。」

提督「これは?」

雷 電「私たち姉妹みんなからのプレゼントよ!(なのです!)」


目で開けるように促され開けるとそこには


提督「マフラー。」


手作りなのだろう、不恰好ながらもなんとか首に巻ける長さ。


提督「あた・・・たかいです。」


感極まり言葉に詰まりながらも礼を言う提督。


雷「配達、がんばってね!」

電「響ちゃんについてはごめんなさいなのです。」


そして暁の枕元にプレゼントを無事配達。

こうして提督は1軒目の配達を完了した。


提督「毛糸の暖かさ以上の温もりを感じる。」ヌクヌク

提督「着任時はウォーモンガーかと思うかのような笑顔が自然な笑顔になってて提督嬉しい!」

提督「提督をやっててよかったなぁ・・・・。」ヌクヌク


そして、提督は次なる目的地へ向け村落を走るのだった!


提督「おっさんになると走るのきついわ・・・・。」

利根「であろうな。」ババーン!

利根「というより提督よ。普段から運動が足らぬのではないか?」

提督「と、びっくりした。利根が次の目的地の案内を?」


うむ。と自信ありげに頷く利根。


提督「流石にこうサンタを敵の工作員か何かと勘違い?している娘は減ってきてるけど。」

利根「今年も一定数はおるの。」

提督「サンタコスをしてサンタは安全って啓蒙活動を事前に進めていたんだけどね。」

利根「やはり誰にも知られることなく『 配達 』任務を行うのが

   スニーキングミッション中の敵性行為に見えるのだろうて。」

提督「サンタも世界中で苦労してそうだよねぇ。」ハァ

利根「極め付けが北アメリカ航空宇宙防衛司令部がその位置を追っかけているからの。」

提督「その所為で人類に危険を齎す敵だから監視しているに違いないと勘違いする娘が出る。」

利根「困ったものだのぅ。」

利根「まぁ、それはともかく長距離の移動は疲れるであろう?乗り物も用意しておるぞ。」

提督「あっ、助かる。もうね、歳はとりたくないねぇ。」


利根が指差す先にそれは居た。


ババーン!


提督「待て。ちょっと違わない?」

利根「トナカイだぞ?」



※鹿の仲間のトナカイは雄雌ともに角が生えるのですが
 生え変わり時期の関係でクリスマスシーズンに角が生えているのは
 雌、もしくは子供なんだそうです。発情期は10~11月くらい。
 つまりサンタさんのソリを引くトナカイはオネエ・・・・・?(9頭の内3頭は雌)



筑摩「提督、手綱をどうぞ。」


色っぽく頬を上気させ筑摩の体に何故か巻かれるているのは馬につけるそれ。


筑摩「あぁ、提督に手綱を取っていただけるなんて。」ウットリ

提督「えぇ!?」ドンビキ

利根「筑摩が是非にとのぅ。」ハァ

利根「なかなか提督も業が深いものよな。」ニコニコ


つまり筑摩に乗ってそういう事なのだろうか?


提督「いや、どんな特殊プレイなんだよ。」

筑摩「なんでしたら二人羽折みたいにこの衣装の中に入られます?」ヌギヌギ

筑摩「防寒も出来ますし。」ポッ


積極的に迫る筑摩。


利根「提督も罪作りだの。」

利根(既成事実さえ作ってしまえば何とでもなるしの。流石は筑摩。)


傍観する利根。

これは罠だ!一歩進んだが最後、二度と戻れなくなる罠だ!

提督の脳裏で最大級の警報が鳴る。

しかし、餌は旨そう、いや最上級のものなのだ。

男なら筑摩の様な女性が誘ってきている前にして理性を保てるであろうか?

断じて『 否 』である。


提督「ちくまぁぁあ――――――!」

利根「勝ったの。」


しかして勝ちを確信したときほど負けがそばに有るとはよく言ったもので。


「貰ったクマ―――!」


何者かが袋にサンタ提督を詰め込み攫って行った。

シュババババ!


球磨「提督も色香に惑わされちゃ駄目クマ。」

提督「はっ。私はなんてことを・・・。」

球磨「さっ、目的地に着いたクマ。」

吹雪「司令官!お待ちしてました!」


ついたところは吹雪型の住居。


提督「吹雪達の中でサンタ信じるような娘いるの?」

吹雪「叢雲ちゃんが。」メソラシ


意外!それは叢雲ッ!


提督「なんと。」

球磨「ちょっと驚きクマ。」

提督「でも去年はあれ?」

記憶をしっかりと呼び起こす提督。

提督「あ―――、うん。確かに。」

枕元において帰りました。

提督「叢雲は普段がしっかりしてるから全然そういう印象なかった。」

球磨「それじゃいくクマ。」

抜き足、差し足。


吹雪「忍び足。」

提督(サンタさんのお越しですよぉ・・・・。)

球磨(くまー。)

吹雪(そっと置いて退散ですよぉ。)


ゴトン。


提督 球磨 吹雪 !!!

提督がミミノアーレにつまづく。

叢雲「ん・・・・?」ムニャムニャ

提督「Iloista joulua」


※ 1が残念だから機械翻訳だよ!御免なさいだよ!


叢雲「まっまさかサンタさん!?」

提督「Kyllä」

提督「Lahjoja hyviä lapsia.」


つプレゼント


叢雲「あっありがとう!」パァー

吹雪「うちの妹が可愛すぎて萌え死にしそう。」

叢雲「あっ、あの!サンタさん。これ、受け取っていただけますか!?」


オズオズと出されるのは可愛らしくラッピングされたプレゼント。


叢雲「うちの司令官と同じ物で申し訳ないんだけど。」

叢雲「去年はその、渡しそびれちゃって。」シュン

促され開けると可愛らしいセーターが出てきた。

球磨「暖かそうクマ。」

吹雪「似合ってますよ!」

提督「Kiitos!」


こうしてミミノアーレをピンク色に染めた叢雲に見送られながらサンタは球磨と一緒に去っていった。

今回分ははこれにて更新終了です

お腹が空きすぎて年越し用に買ってた蕎麦食べちゃった・・・

明日また買いに行かなきゃ・・・

次回もよろしければお読みいただけると幸いです

ここまでお読みいただきありがとうございました

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