【安価デレマス】触手と狂気の呪具迷宮【R-18】 (70)

このスレは診断メーカーの一つ、呪具迷宮(ttps://shindanmaker.com/a/608320)を用いてファンタジー風な世界観でデレマスアイドル達を嬲ったり精神崩壊させたり快楽堕ちさせたりするスレです。


〇基本ルール
・「体力/精神力/アイドル名/階数」のように表記して診断を行ない、20F到達でクリアとなります。
・体力、精神力は100が上限値であり、開始時は双方ともマックスの状態で1Fからスタートします。
・体力が0になるか、イベントの結果によってゲームオーバーになります。精神力0でも即ゲームオーバーになりません。

〇呪具について
・ダンジョン内には呪いのアイテム、"呪具"が落ちていることがあります。呪具の効果は様々ですが基本的にメリットとともにデメリットがあります。
・ダンジョン内に登場する敵やイベントで装備している呪具の数を参照することが多々あります。
・呪具を装備するかどうかは安価によって決定します。ただし一度装備した呪具はイベント以外では外せません。
・同じ呪具を複数装備することも可能です。その場合はメリット、デメリット共に重複します。

〇その他
・アイドルはそれぞれファンタジーっぽいジョブをしていてダンジョンに飛び込むという設定になります。
・イベントによるエロイベントは描写に改変を加える場合があります。基本的には凌辱触手エロになります。
・ゲームオーバーになった場合は安価によって次のアイドルを決定します。

いろいろつたない点が多く更新もゆっくりペースになると思いますが、よければおつきあいください。

では早速最初の冒険者を決めましょう。
冒険者:安価↓2

記念すべき最初のぎせいs…冒険者は奏さんになりました。


ハーピー奏(以下奏)「……っ、ここは…?」

奏「見覚えのない、じめじめとした場所……落ち着いて、何があったのか思い出すのよ…」
奏「そう…確か、久しぶりに街の方へ出て行って、文香に本を返したりして……」
奏「帰りはいつもと少し外れたルートで空を飛んでいたら……何か、邪悪な気配を後ろから……」

奏「……ダメね。詳しくは思い返せない」
奏「ただここでいつまでもじっとしているワケにもいかない、か。……あの邪気がここから出ていたものだとしたら、早く脱出しないとね」

ざっ……
奏「ぐっ…落ちた時に痛めたかしら……。仕方がない、翼が使えないなら歩くしかないわ」


ざくっ、ざくっ
奏「壁、床、天井……気持ち悪い触手でいっぱい……。一体どこの誰がこんな悪趣味なダンジョンを……」

……ペタ、ペタ
奏「……!?」

ペタ、ペタ、ペタ、ペタ……
奏「何か来る…!……この通路なら、やり過ごせそうね」

ペタ、ペタ、ペタ、ペタ、ペタ、ペタ……
奏「(酷い臭い……獣臭…?)」

奏「……!?」
奏「(なに、この怪物!?触手でできた魔獣……おぞましい見た目と、酷い匂い……)」
奏「(その上に乗っているのは……女?…魔翌力からして、この場所を造ったモンスターかしら)」

奏「今の私では勝ち目はないわね…急いで、静かに、ここを離れましょう……」
そろり…そろり……


奏「……はぁ、はぁ…!」
奏「あんな触手の化け物は聞いたことも見たこともないわね。…うれしくない発見ですこと」

奏「……仮にあの女がここを作った化け物だとすると、その目的は……」
奏「それに、アイツが乗っていた獣のようなナニカ。アレはどう見ても……!」

奏「……ふぅ、考えても仕方ないわ。とにかく先へ、上へ進みましょう」


100/100/ハーピー奏/1F探索中…

【危機】
通路の奥から、ぺたぺたという小さな足音と獣じみた喘ぎ声。
四つん這いで口や耳、陰部から寄生生物を飛び出させた探索者と、その背に乗り現れた美しい女性……パラサイトクイーンだ!
「寄生」の文字が含まれる【呪具】か【状態異常】を持っていない場合は彼女から逃れられる。

体力:100→100
精神:100→100

100/100/ハーピー奏/2F探索中…

奏「上に登っても景色は相も変わらず触手まみれね……」
奏「見える範囲に動くものがいないだけマシか…。あの怪物が一体だけとも限らないのが悩ましいわ…」

周囲に視線を走らせ警戒を怠らない奏の表情に焦りは薄い。彼女は知っている、危機的状況でこそ冷静さは命を救う綱となる。
前方、側方、あるいは天井や床にまで目を配りながら着実にフロアを把握していく彼女は、普通のダンジョンであれば易々と踏破してしまうのだろう。

しかし残念ながら―この迷宮は"普通"ではない。何から何まで異常な迷宮なのだ。

奏「…行き止まりね、戻りましょうか」
……シュルルッ!
奏「!?」
奏が"それ"に反応できたことはまさしく警戒心の賜物で、だがしかし意味をなさぬものであった。
彼女が安全だと判断して移動してきた床から突如として生えてきた触手が彼女の肢体を絡めとり拘束する。
とっさに逃れようと体を躱した先にも伸びてきたそれは無遠慮に彼女の軽やかな装いと柔らかな肉体を揉みしだく。

奏「ッ!離れなさいっ…!」
ここに至っても彼女は平静を守った。大声を出して他の危機を招くリスクを負わず、ただ無力な闘争を触手と演じるに留まった。
事実、生えてきた触手は彼女の体をまさぐるだけで彼女自身に何か影響を与えるものではなかった。

奏「…!?服が……!」
触手の影響は彼女自身ではなくその服に如実に表れる。触手がなぞりあげるたびに、まるで窓の曇りのように布地が消え去る。
美しい稜線を描く豊かな胸部から腰のカーブにかけての服はもはや布切れ同然となり、その切れ端すら最後には喪われた。
奏「ダメッ…!ダメよ、そこはぁ…!」
そして彼女の必死の生死もむなしく、スカートがあっという間に溶かされ下着すらも躊躇なく奪われて、秘部が外気にさらされる。

奏「くっ……はっ、あぁぁ……」
完全に服を除去し終えた後も触手の群れは名残惜しむように彼女の裸体をのたくり、やがてするすると床と同化していった。
後に残されたのは呆然と生まれたままの姿を壁にもたれかけさせ、荒い息を吐く奏のみ。

奏「油断、したわ……。こんな辱めを、ダンジョン自体にされるなんてね」
皮肉気にそうつぶやく彼女だったが、頬は赤らみ足は震えている。彼女が何とか心を落ち着かせ次の階へ進むのはもう少し後のことになる。


100/100/ハーピー奏/2F探索中…

【危機】
突如何かに全身を覆いつくされ、柔らかい肉襞にもみくちゃにされた!数分で吐き出されたが身体中ねとねとの上服が溶かされている!
ひんやりとした空気がより一層不安を煽る……。精神力-5

体力:100→100
精神:100→95

100/95/ハーピー奏/3F探索中…

奏「………」
奏「よし、何もないわね…?」
奏「もうあんな目はごめんよ……」

奏「よし、階段も見つけたしさっさとこのフロアからも出てしまいましょう」
奏「……ダンジョンを裸でうろつくことになってるなんて誰にも言えないわね」
奏「頭がおかしくなったと思われるわ…」

プシュゥゥゥゥ……
奏「…空気の、音?」
奏「…違う、なにかガスが噴射されている音!」
奏「急いで、次のフロアへッ!」

プシュゥゥゥゥ……


100/95/ハーピー奏/3F探索中…

【異常】
長い長い通路、その先には階段が見える。しかし、通路の中ほどまで来た時、凄まじい勢いでピンクのガスが吹き付ける!
息を止めて駆け抜ければ問題なく突破出来る。

体力:100→100
精神:95→95

イベントが不発だったりするとこんな感じの文章になるかと思いますが、ご勘弁ください…

100/95/ハーピー奏/4F探索中…

奏「……?このフロア、なんだか様子が妙ね」
奏「いやに殺風景、それに妙な気配がする…」
奏「気をつけていきましょう……」

ざっ、ざっ…
奏「……特に何も見当たらない?」
奏「私の思い違いかしら…。でも確かに……」
ざっ、ざっ……ぴたっ
奏「…これは?」

奏「壁に埋まった指輪……どうしてこんなところに…」
奏「それにこの妙な感じ、この指輪がこのフロアに生物の気配がしない原因ね」
奏「離れてみているだけなのに、この恐ろしい感覚……。いわゆる、呪いの指輪ってとこかしら」

奏「……この指輪を持っていけば、魔物に襲われたとしても十分対処できるでしょうね」
奏「ただ、その場合……私の精神もこの指輪に喰いつくされることになると思うけれど」

100/95/ハーピー奏/4F探索中…

【呪具】
死の宣告が落ちている。死神と契約する呪いの印。心臓を握られているような感覚に身体の震えが止まらなくなる……。
装着すると【戦闘】に無条件で勝利する。その代わり、常に精神力が0になる。なお、【ボス】には無効。

呪具を発見した場合、装備するか否か安価で決定します。
1装備する
2装備しない
安価↓2

奏「…そう、そうね。迷う余地はないわね」
奏「何を犠牲にしてでも、まずは生きてここを脱出することよ」
奏「……ッ」

壁に半ば埋まった指輪に人差し指を通した瞬間、金属のリングが奏の白い指に噛みついた。
指先の痛みがじわりと全身に広がり、経験したことのない悪寒を伴って心をすり減らす。
奏「大丈夫……まだ、これくらいなら……」
ずるりと壁から引き抜いた指輪には死神を意味する髑髏の意匠が象られている。

奏「先へ進みましょう……」
生きとし生けるものの精神を脅かす指輪は奏の精神をどう変容させていくのだろうか。

体力:100→100
精神:95→0(死の宣告装備による)

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

100/0/ハーピー奏/5F探索中…

奏「なるほど、確かにこの指輪の力は絶大ね…」
奏「振れる壁や床の触手が退いていく……。まあ、どの程度まで作用するのかは分からないけれどある程度の保険にはなるわ」
奏「……この、心をむしばまれているような感覚さえなければ最高なんだけれど…」

かつん…
奏「…?何か、ある…?」
奏「黒塗りの大きな…箱?鍵がついているみたいね」
奏「棺桶……にしては少し小さいかしら。……まぁ、振り回せば武器にはなるかもしれないわ」
奏「…何か嫌な予感がぷんぷんするけれど、さてどうしましょうか」

【呪具】
呪いの箱が落ちている。箱には鍵がかかっているようだが、思い切り振り回せばそれだけで十分だろう。
装着、というか持っていくならば箱から漂う不吉な予感に1F毎に精神-10される。
この呪具はいつでも任意に捨てられ、且つ任意の呪具を捨てるイベントで最優先して捨てられる。【レア】イベントの場合は優先しなくてよい。


〇補足説明
身代わり兼呪具数の足しにするアイテムです。精神が大きく減る効果がありますが、いつでも自由に捨てられる効果があります。
ただし、現状奏の精神が0であり、また回復もされない(死の宣告参照)ので、実質デメリットがなくしたがって装備しても今は捨てる必要がない状態です。
なお「呪具数が一定以上の時」に発生するイベントもあるため、装備安価は通常通りにとります

呪いの箱を…
1装備する
2装備しない
安価↓2

奏「…ま、今更気にしても仕方ないわね」
奏が手にとった漆黒の箱は持ち上げると、かすかに中で何かが動いたような音がした。
その不安を心の隅に押しやって―いや、その不安を感じる心すら指輪に浸食されながら、彼女はゆったりと次の階へ赴いた。


100/0/ハーピー奏/5F探索中…

体力:100→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:呪いの箱
1F毎に精神-10。この呪具はいつでも任意に捨てられ、且つ任意の呪具を捨てるイベントで最優先して捨てられる。

100/0/ハーピー奏/6F探索中…

奏「死神の指輪に謎の箱……これじゃ安っぽい邪神教徒ね」
奏「早く脱出して色々と解放されたいわ……」

奏「…あら?また、何か置いてあるわね。……薬ビン?」
奏「ご丁寧に説明書まで添えられて……なになに?」

"サキュバスフレグランス!淫魔の体液で作られた魅惑の香水、一吹き百イキ!滋養強壮、性欲絶倫!"

奏「……媚薬、ね。普段なら見向きもしないのだけれど……」
奏「……ある程度のデメリットを許容するなら、体力を維持、強化するのに役に立つわね」


100/0/ハーピー奏/6F探索中…

【呪具】
サキュバスフレグランスが落ちている。淫魔の体液で作られたらしい妖しい香水で、一吹き百イキ!が宣伝文句らしい。
装着した場合、常に状態異常:催淫(【淫行】を引いた際、選択肢があっても強制的に性行為を選択しさらに体力精神力-10)になる。
また、1F進む毎に体力+5される。(上限100)

サキュバスフレグランスを…
1装備する
2装備しない
安価↓2

奏「……」
小瓶の中に入っていた薄紫色の液体を揺らしながら、射出孔の先端を自分に向ける。
甘く蠱惑的な香りが鼻腔を伝わって脳をとろかす。
これはあくまで精神を高翌揚させるため、体力に余裕を作るため…朦朧とする自身に言い聞かせて、香水を振りかける。

奏「ふっ……あぁ…♥」
一吹きで小瓶の中身は綺麗に空になり、その中身は全て奏の体に振りかけられた。
香水のかかった肌から浸透していく媚薬が全身に伝わるまでにそう時間はかからなかった。
裸にされた体が熱く疼く。風のないじめじめした空間の中で自分の体だけが熱を持て余している。

奏「やぁ…♥あ、ふぅ…♥」
甘い吐息が一人でに漏れ、敏感な突起が持ち上がっていくのが自分でもわかってしまう。
空虚な死に苛まれていた精神の隙間に快楽の波が入り込み、どうしようもなく劣情が沸き上がる。

奏「違う…。まだ、私、やることが……♥あぁぁ…♥ぐっ、あぁっ…」
息を吸えば精神が崩壊に近づき、息を吐けば体が快楽にむせび泣く。その感覚の中で、奏は自身を見失わないように必死だった。
繋ぎとめた心と体を振り起こすと、彼女はよろよろとしながらも次のフロアへと向かった。


体力:100→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:呪いの箱
1F毎に精神-10。この呪具はいつでも任意に捨てられ、且つ任意の呪具を捨てるイベントで最優先して捨てられる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる。

100/0/ハーピー奏/7F探索中…

奏「はぁ……はぁ……♥」
奏「ちょっと、キツすぎる気付薬だったわ。おかげさまで、体がすっかり火照ってしまった」
奏「痴女の誹りを否定できないじゃないの……んっ♥」

奏「……ここ、触手がずいぶん絡まっているみたいだけれど、何かあるのかしら」
奏「…どきなさい」

……ズズズズズ
奏「この指輪を使うことに心はすり減るのに、それに躊躇を覚えなくなっているわ……よくない、よくない兆候よ…」
奏「それで……これは何?」
奏「肉塊でできた……鎧?いえ、盾かしら…?」

奏「ナニカに襲われた時にこれを使えばカモフラージュできそう」
奏「ずいぶんと重そうだけれど…それはさっきの香水の力でなんとかなりそう?」

100/0/ハーピー奏/7F探索中…

【呪具】
肉塊大盾が壁にへばりついているのを見つけた。文字通り肉の塊で出来た大盾だ。化物の、だが。
装着すればこの肉塊に潜り込んで隠れ、【危機】を任意に何度でも回避出来る。
その代わり危機を回避する度潜り込んだ肉塊に身体を舐られ体力ー5、さらにその重量から1F毎に体力が-1される。

肉塊大盾を…
1装備する
2装備しない
安価↓2

30分程度席を外しますので、安価後は次に誰を突入させたいか、どういう趣向のエロイベントが欲しいかなど自由にお話しくださいませ

奏「…ふむ、必要はないかしら」
奏「これ以上の大荷物を背負う余裕は…ちょっと無さそうね」
奏「危険は自分で何とかしましょう。そう、いつも通りにね」


体力:100→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:呪いの箱
1F毎に精神-10。この呪具はいつでも任意に捨てられ、且つ任意の呪具を捨てるイベントで最優先して捨てられる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる。

100/0/ハーピー奏/8F探索中…

奏「…この階には特に何もなし、か」
ふぅと息をついた奏の額にはじっとりとした汗が浮かんでいる。
足の疲れ、心の疲労、そして淫らな興奮。それらが入り混じった息をほぉと吐いた彼女はゆらりと先へ進む。
もはや気にしてもいない裸体を触手が張り巡らされた迷宮に晒しながら、彼女はいっそ堂々と思えるほど優雅に行進する。

奏「…ん?この部屋はまだ見ていないわね」
ふと目を横に逸らした先の小部屋、この迷宮では珍しく触手に浸食されていない壁や床はそれだけでも彼女に僅かな安心感を与える。
つつと自らも意識していないように入室した彼女は、しかしそのちょっとした不注意のツケを支払うことになる。

カチッ
奏「…?何か、ふん……でっ!?」
足元にあった小さなボタンを踏み抜いた次の瞬間、後ろの扉が勢いよく閉まる。
閉じ込められた―そう認識した彼女の聡明な頭は避けようのない次の異変の予兆を聞き取ってしまう。
奏「ガスの漏れる音…!くぅっ…!」
咄嗟に口と鼻を覆ってしゃがみ込む奏。その目の前で僅かに黄色く色づいたガスがゆっくりと部屋を満たしていく。
ドアは一向に開く気配がなく、こちらからドンと叩いてみてもへこむ気すらしない。

奏「うっ……くぅっ……♥」
掌では完全にかばいきれなかった隙間からガスが体内に潜り込んでくる。少しずつだが確実に彼女の頭を鈍らせるガスだ。
奏「うぁ…♥あっ、くぅ……♥だめ、あたまが、ぼーっとして…♥」
ずるりと力なく手が顔から離れる。既に目は虚ろで半開きになった口はガスをせき止めようともしていない。
彼女の頭脳がガスに完全に浸りきるまでにそう時間はかからなかった。

奏「あーっ♥……んっ、ひっ、ひぃんっ♥」
ガスの充満した室内で奏はその力が抜けきった身体を動かしながら自分を慰めていた。
死神との契約による精神の汚染とその上に重なる媚薬の効果で限界に来ていた脳は混乱ガスによって容易にその活動を鈍化させた。
彼女の劣情を邪魔する理性はこの場には存在せず、うまく動かない手をもどかしげにくねらせながら自分の胸を、秘所を浅ましく慰める。
奏「うぅぅ♥あぁ、やぁ、いやぁっ♥もっと、あぅぅっ♥」
感じる部位を思うように触れないことにいら立ちながらも稚拙な自慰に没頭する奏が理性を取り戻すのはずいぶん先のことになった。


100/0/ハーピー奏/8F探索中…

【異常】
発見した小部屋を探索中、かちりと足元から小さな音が……罠だ!小部屋の出入り口が塞がれ、部屋に黄色のガスが噴出する!
為す術なくガスを吸い、状態異常:混乱(次のフロアで【呪具】を見つけた場合必ず装着する)になってしまった!

体力:100→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:呪いの箱
1F毎に精神-10。この呪具はいつでも任意に捨てられ、且つ任意の呪具を捨てるイベントで最優先して捨てられる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)
・状態異常:混乱…次のフロアで【呪具】を見つけた場合必ず装着する(9Fで解除)

100/0/ハーピー奏/9F探索中…

奏「(頭が重い…体がいうことを聞いてくれない…)」
奏「んっ、はぁ…♥」
ぽたり…

奏「(クラクラする…考えがまとまらない…)」
奏「んんんっ♥」
ぽたり…ぽたり…

幽鬼のような足取りで歩く奏はまだ先のガスの影響が抜けていないようだった。
裸体を揺らし、汗とも愛液ともつかぬぬるりとした液を垂らしながら、指輪によって触手を退けて進む姿からは普段の凛とした印象を感じられない。

ふと、触手の海の中に何か布のようなものを目にした気がした。
奏「…これ」
持ち上げてみたそれはいわゆるビキニ水着の格好をしており、最低限のところを隠すぐらいしか用をなしていない。
かつ、この迷宮内に打ち捨てられているということはろくでもない代物であるのだが……

奏「んっ♥……はっ、ぁん♥」
理性を失った奏はその疑念に気づくことなく、ただ目の前にあったというだけのそれを装着していく。
扇情的な白い水着をその身に完全に纏ったその瞬間、奏の意識が不意に覚醒する。
奏「……!?私、今何を……」

そして一瞬遅れて水着が"蠢いた"。
奏「ひっ…ひゃああぁぁぁぁっ♥♥♥」
敏感な部位を嬲るように水着の内部に存在する触手がくちくちと音をたてて責め立てる。
奏「あぁぁ…♥♥だめ、だめなの♥」
耐えきれず片膝をついて荒い息を吐きだす奏はやがて来るだろう絶頂に備えてぐっと歯を食いしばる。

だが―
くち、くち、くち、くち、くち……
奏「なんっ、でぇ…♥」
触手は一定の動きを繰り返すだけで、快感を持続して与えてはくるものの絶頂の高みからは徐々に離れて行ってしまう。
奏「うっ…♥っ、あぁぁぁぁぁ……♥」
思わずしてがりがりと水着を掻きむしるも、ぴっちりと覆われたそれは指の刺激を奥へは通さない。

絶頂を前にして膨れ上がった熱情を喉の奥で殺しながら、奏はよろよろと立ち上がった。
奏「先へ、進まないと……。さき、へ…」


100/0/ハーピー奏/9F探索中…

【呪具】
テンタクルビキニが枝に引っかかっている。ただ自らを快楽の虜にするだけの呪具なので、装着するメリットは何一つない。
男女問わず敏感な部位をぴっちりと被い、抵抗しようのない甘美な刺激を与え続けてくれるだろう。
装着するならば1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

※混乱の効果で強制的に装備


体力:100→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:呪いの箱
1F毎に精神-10。この呪具はいつでも任意に捨てられ、且つ任意の呪具を捨てるイベントで最優先して捨てられる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)
・状態異常:混乱…次のフロアで【呪具】を見つけた場合必ず装着する(9Fで解除)

100/0/ハーピー奏/10F探索中…

奏「あ、うぅぅ…♥♥」
奏「じくじく、する…。くっ、ふぅぅ…♥」
奏「耐えるしか、ない…けど……!」

??「お困りのようだね~、美しきハーピーちゃん?」
奏「!?誰っ!」

露天商「見ての通り~。露天商って感じかなー」
露天商「売り物はちょーっとハーピーちゃんには勧めれないぶっ飛んだ発明品だけどねー、にゃはは♪」
奏「そう……なら、用はないわ…」

露天商「ちょっと待ってよ~。用があるから呼び止めたんだってば」
露天商「キミ、いろいろと面白そうなアイテム持ってるよね~?ハスハスしたからなんとなーくわかるんだよ」
露天商「そこで!一個だけタダで引き取ってあげまーす♪どうどう?ハーピーちゃんにもお得な話でしょ?」
露天商「ま、あげませんっ!って言うならしかたないけど~♪あたしは次いつどこで出会えるか、わかんないよー?にゃはは~♪」

奏「……」
露天商「さぁ!よーく考えて選んでよ~?シンキングターイム、スタート♪」


100/0/ハーピー奏/10F探索中…

【レア】
露店のように道具を広げた怪しい風体の女を発見。どうやら呪具を一つ外す事が出来るらしい!
望むなら今までに装着した呪具の中から一つを選んで外してもいい。その場合、その呪具によってもたらされる効果は悪性・良性問わず消える。
ただし、一度増えた分の体力精神力は減らさなくて良い。


解除するのは…

1:死の宣告を解除する(精神力は元には戻らず0のままとする。ただし解除によってイベントや呪具による精神力の回復が可能になる)
2:呪いの箱を解除する
3:サキュバスフレグランスを解除する(状態異常:催淫が同時に解除される)
4:テンタクルビキニを解除する
5:何も解除しない

このレス以降で最も早く2レスの賛成がついた安価を採用する

5ということで解除はなしです!

奏「……いえ、必要ないわ」
露天商「……ほほう?」
奏「解除する必要はない。お気遣いだけ受け取っていくわね」
露天商「えー……そっかー、うーん…」
奏「…どうしてあなたが残念そうな顔するのよ」
露天商「その指輪とか欲しかったにゃーって。なかなかいい雰囲気出してるからね~」

露天商「ねぇねぇ~?どうして一個も解除しなかったのかにゃ~?」
奏「必要だと思ったから…それだけよ」
露天商「ホントかな~?ホントにその箱とかビキニとか必要だと思ってる~?」
奏「………」
露天商「にゃはは♪ごめんごめん、ちょっとからかいすぎちゃった~」

露天商「でもまあ…自分の欲にたまには素直になってもいいんじゃなーい?」
露天商「…この迷宮で狂っちゃう前に、ね♪にゃはは♪」

フッ……
奏「……消えた?」
奏「今のは、まさか夢だったのかしら……」
奏「………っ♥あっ、はぁ…♥」
奏「考えても、しかたないわ。上に進まないと……んっ♥」


100/0/ハーピー奏/10F探索中…

体力:100→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:呪いの箱
1F毎に精神-10。この呪具はいつでも任意に捨てられ、且つ任意の呪具を捨てるイベントで最優先して捨てられる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)

100/0/ハーピー奏/11F探索中…

奏「このフロアでもめぼしいものはなし…と」
奏「…あの怪物に遭わないで済んでいることを感謝すべきか、手がかりがないことを恨むべきか、迷うところね」

奏「さて、急ぎ階段に……」
…ぐしゃっ!
奏「っ…!?なにか、柔らかいものを踏んだような…」
奏「うっ……虫の死骸だわ…」
奏「化け物のしっぽじゃなくてよかった……ん?」

きらっ…
奏「これは…鍵…?」
奏「……!まさか……」

かちゃりっ…ぎぃぃ……
奏「……驚いたわ。まさか、こんなところでこの箱の鍵を……」
奏「中身は……植物の種?」
奏「何に使うかは分からないけれど、未知の力が込められている気がするわ……」
奏「箱に入れて保管されていたということは……強力なのか、危険なのか、あるいはその両方か」


100/0/ハーピー奏/11F探索中…

【レア】
ぐじゃ。恐る恐る足を上げると、そこには大きな虫が……精神力-5。しかしよくよく見れば、虫の体内にきらりと光る何かが……これは、鍵だろうか?
【呪具】呪いの箱があるなら、それを開けられる。
中には【呪具】《迷宮の種》が入っている。これを持っている限り、【危機】【戦闘】【ボス】を無条件に回避出来る。
但し、迷宮のフロア数が倍になり、迷宮を踏破しても【バッドエンド2:新たなる呪具迷宮】になる。この呪具はいつでも捨てられる。


えー、球審のスレ主です(半ギレ)
まさかこんなことになるとは思ってなかったのでめちゃくちゃ驚いております。
いわゆる公式チートといってもいいアイテムなのですが、階数が倍になるという都合上、多くのアイドルの雄姿、痴態を見たい!という目的とはズレが生じかねない効果も持っています。
階数増加自体は、19Fまでこれを所持して進んで20F到達時に捨てることで回避できるのですが……そこまでするとおそらく極めて平坦と進んでしまう恐れがあります。

そのため特殊裁定として、迷宮の種の効果を「【危機】を無条件に回避できる」のみに限定し、階数倍加効果を無効にするという形にしたい思いますが賛同いただけるでしょうか?
その上で、20Fまで無事に到達した場合はエンディング分岐として、種を捨てるか捨てないかの安価をとりたいと思います。

ご理解いただけると幸いです。スレ主は若干の間、気を静めてまいります…

では、そのように進めます。奏さんは運さえも味方につける魔性の女やでぇ…

100/0/ハーピー奏/11F探索中…


体力:100→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

E:迷宮の種
無条件に【危機】イベントを回避できる。任意に捨てることが可能で、踏破時にこの呪具を所持している場合エンディングが変化する。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)

100/0/ハーピー奏/12F探索中…

奏「…妙な種ね。ずいぶんと大きいし、それに何か脈打っているような気がするわ」
シュルルッ!
奏「…邪魔」
ジュゥッ!

奏「ここでは落ち着く時間もなし…。早く日の光を浴びたいわ…」
種を手にしながらそう一人ごちる奏。彼女の周りには焼け焦げた触手の束が散らばっている。
死の宣告を使いこなしつつあるのだ。その代償か、先ほどから奏はひどく心が空虚なように感じていた。
奏「…これ以上心を食い荒らされる前に、ね」
そうつぶやくと、奏が纏う衣装がひときわ大きくぶるりと震えて奏の体に快楽を流し込む。
ヒトの心から離れつつある精神と快楽に溺れてしまいそうな肉体。その危ういバランスの上に今の奏の理性は立脚していた。


奏「…あれは」
だからこそ、奏はその光景を見過ごせなかったのだろう。
壁に背を預けるようにしているそれは裸の女性だった。表情は読み取れないが…かすかに息をしているのか、やや体が動いている。

奏「……!」
罠かもしれない、とは考えた。だがそのうえで奏は自分の精神性を元に戻すことを望んでいた。
彼女から何か情報が聞けるかもしれない。もしかしたら共に歩む仲間になってくれるかもしれない。
そう、彼女がまだ正常でいてくれていたのなら―

奏「大丈夫!?しっかりして……」
ズ……ズルル……
だが現実は残酷であった。奏が揺り起こした彼女の顔に表情はなく―
グパァッ…
奏「ひっ…!?」
限界を超えて開かれた口からは巨大な触手が顔をのぞかせていて―

グジュルルルルッ!
奏「おっ…ごぁ、ぃっ?!!?」
反応する間もなく、奏の口にその巨大なモノがねじ込まれる。
奏「かっ……ひっ……」
それは喉を押し広げて、奏の体内奥深くまで侵入し、そしてそのまま―
奏「ッッッ―――!?!?!?」
おぞましいナニカを腹の奥深くに放出した。

奏「ぐっ…!しっ!……失せなさいッ!」
それで力尽きたのか、だらりと垂れ下がった触手を女性の体ごと押しのけた奏は指輪の力をもってしてそれらをまとめて塵に帰す。
奏「うぐ……なに、なにをされたの、わたしは……?」
それでも腹の中の違和感は収まらない。どころか、自分の中でそれが動き回っている様すらまざまざと感じ取れる。
奏「わたしは……いったい、どうなるの…」
その問いに答える者は、いない。


100/0/ハーピー奏/12F探索中…

【異常】
迷宮の壁に打ち捨てられた長髪の女性。助けようとした瞬間、女の口から何かが飛びついてきて突然の口づけ!
喉の奥深くへと挿し込まれた触手からは何かが放出されて……慌てて引き剥がすと、触手は力を失い倒れた。
状態異常:寄生・淫(5F以内に【休息】出来なかった場合、体を内側から作り変えられ体力の最大値が50になり、この異常を永続付与)になった。


体力:100→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

E:迷宮の種
無条件に【危機】イベントを回避できる。任意に捨てることが可能で、踏破時にこの呪具を所持している場合エンディングが変化する。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)
・状態異常:寄生・淫…5F以内に【休息】出来なかった場合、体力の最大値が50になる(17F終了時に永続化して付与)

100/0/ハーピー奏/13F探索中…

奏「きもちわるい……あたまいたい……うっ、あぁぁぁ…♥」
奏「弱気になったらダメ…分かるのに…!」
奏「……落ち着いて、一度周りを見渡しましょう」

奏「………?ここの部屋、なにかありそうね」
ざっ…ざっ…
奏「赤い刃のナイフ…?どの道ロクなものではないでしょうけれど…」
奏「…ああ、私の腹を裂いて中に取りついたナニカを殺すのには向いているかもね」


100/0/ハーピー奏/13F探索中…

【呪具】
ヴァンパイアナイフが落ちていた。斬りつけた相手の血を啜り永遠の若さを保つとされるが、斬り続けなければ持ち主の血を求める危険なナイフ。
装着するならば生物と【戦闘】する度に体力+10されるが、1F進む毎に体力-2されていく。

ヴァンパイアナイフを…
1装備する
2装備しない
安価↓2

奏「……」
持った右手に吸いつくようにナイフは奏の元に収まった。赤い刃は何かを訴えかけるように妖しくきらめく。
奏「…いいナイフね、気に入ったわ」
その危険性を認識しながらも、奏は素直な感想としてそう口にする。美しく凶暴なナイフが彼女の瞳の中で燦然と輝いた。


体力:100→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

E:迷宮の種
無条件に【危機】イベントを回避できる。任意に捨てることが可能で、踏破時にこの呪具を所持している場合エンディングが変化する。

E:ヴァンパイアナイフ
生物と【戦闘】する度に体力+10。1F進む毎に体力-2。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)
・状態異常:寄生・淫…5F以内に【休息】出来なかった場合、体力の最大値が50になる(17F終了時に永続化して付与)


※ヴァンパイアナイフのように「1F進むごとに~」という表記の場合は取得した次のフロアから適用されることになります。
 一方で取得した時に体力、精神力を増減させるものに関してはその場で変動します。

100/0/ハーピー奏/14F探索中…

シュルルッ!
奏「………」
ジュゥッ!

シュルルルルッ!!
奏「…………!」
グシャッ!

奏「…終わり、かしら」
奏「はぁ…♥ふっ、うぅっ……♥」
奏「…我ながら狂ってるわ。触手を焼き落とすたびに、ゾクゾクするなんて……」
奏「もしかしたら、もう………」
奏「……考えても詮無きことね」

ちゃりん…
奏「……コイン?見たことのない種類だけれど…」
奏「どれどれ……"運命のコイン"?」


100/0/ハーピー奏/14F探索中…

【呪具】
運命のコインが落ちている。ピンと弾いて表なら幸運、裏なら不運になると言われるコインだ。呪いのせいで1Fに1度必ず弾いてしまう。
装着した場合、1F進む毎にフロア数を参照し、偶数なら受ける回復効果が5倍になる。奇数なら受けるダメージ効果が2倍になる。

運命のコインを…
1装備する
2装備しない

奏「…今更自分の運命をコインにゆだねる気はないわ」
奏「さ、進みましょうか」


100/0/ハーピー奏/14F探索中…

体力:100-2(ヴァンパイアナイフ)+5(サキュバスフレグランス)→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

E:迷宮の種
無条件に【危機】イベントを回避できる。任意に捨てることが可能で、踏破時にこの呪具を所持している場合エンディングが変化する。

E:ヴァンパイアナイフ
生物と【戦闘】する度に体力+10。1F進む毎に体力-2。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)
・状態異常:寄生・淫…5F以内に【休息】出来なかった場合、体力の最大値が50になる(17F終了時に永続化して付与)

100/0/ハーピー奏/15F探索中…

奏「…ずいぶん毛色が違う階ね」
奏「なにか、実験をしていたような雰囲気…。もっとも、触手は入り込んでいるけれどね」
奏「さてと…まずは、除去しないとね…んっ♥」
ジュゥッ!ズシャッ!


奏「ふぅぅっ…♥……ここが最後の部屋かしら」
ぎぃぃ…
奏「…罠は特にない。逆に目立つものも…?」
奏「これは…なに…?触手の切れ端…?」

奏「文書が横に置いてあるわね」
奏「……ふむ、この文書を信じるのであれば、これは生命を癒す実験的な触手だということね」
奏「ただし、すでに悪性の寄生を受けている対象には効果がないどころか、むしろ悪影響ですらあると……」


奏「…必要ないわね」
奏「正確には…出てくるのがもう少し早かったらってところかしら」
奏「あいにく、先客がすでにいるのよ…。きわめて厄介なヤツがね…」


100/0/ハーピー奏/15F探索中…

【異常】
部屋の片隅に落ちていたフラスコに入った寄生生物と、日誌を見つけた。どうやら体内に宿せば体を癒してくれる、実験体らしい。
寄生させるなら、状態異常:寄生・癒(3F毎に体力精神+5。ただし別の寄生系異常と一緒にかかった場合、効果が1F毎に体力精神-2に変化)になる。

※既に寄生がある場合は不利にしかならないので常識的な判断として回避しています。ご了承ください。


体力:100-2(ヴァンパイアナイフ)+5(サキュバスフレグランス)→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

E:迷宮の種
無条件に【危機】イベントを回避できる。任意に捨てることが可能で、踏破時にこの呪具を所持している場合エンディングが変化する。

E:ヴァンパイアナイフ
生物と【戦闘】する度に体力+10。1F進む毎に体力-2。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)
・状態異常:寄生・淫…5F以内に【休息】出来なかった場合、体力の最大値が50になる(17F終了時に永続化して付与)

100/0/ハーピー奏/16F探索中…

奏「このフロアも研究所…?…私の知識ではそれ以上のことは分からないけれど」
奏「…なにか、私の状況を改善するようなモノが落ちてたりしないかしらね」
ざっ…ざっ…

ざっ…ざっ…
奏「この部屋、何かいる気がする…」
奏「………ざっと見ても何も見当たらないけれど」
奏「……!?また、触手の切れ端…?今度は別の種類なのかしら」

奏「説明書によると…寄生防護寄生虫、取りつけが容易で他の寄生生物を駆逐できる優れもの…」
奏「まさしく、私の今求めていたものじゃない」
奏「…何かの罠ではないかと疑ってしまう程度には、迷宮にいすぎたわね」

100/0/ハーピー奏/16F探索中…

【呪具】
寄生防護寄生虫が蠢いているのを見つけた。取り払うのが容易かつ他の寄生生物を喰らう習性を持つ寄生虫だ。
自身の体内への侵入を許容し装着すれば、寄生の文字を持つ【状態異常】を消去し防ぐ事が出来る。ただし、永続付与の物は消去できない。
その代わり、拭えない異物感で1F進む毎に精神力-1。また、戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

※今回の場合は状態異常:寄生・淫の解除が可能

寄生防護寄生虫を…
1装備する
2装備しない
安価↓2

奏「この触手を持って……ヴァギナから挿入しろ、ねえ…」
奏「…サイズ的には確かに細いけれど……ああ、迷っていてもしかたがない、か」

説明書の指示に従って、椅子に座り身にまとっていたビキニをずらす。完全に取り外さなければ触手ビキニも抵抗はしないようだ。
奏「……っ♥」
下腹部からむわりと淫臭が立ち上る。さんざん触手でねちっこくいじられていた秘所はぐしょぐしょに濡れ、湯気と共に粘液が零れ落ちる。
奏「自分のことながら、これはぁっ♥はぁ、うぅ…♥」
指を押し込んでしまいたい渇望を必死に抑えて、震える手で細い触手を秘所にあてがう。
寄生防護寄生虫は淫水にあてられて活性化したのだろうか、奏の割れ目にすでに先端をこすりつけている。

奏「暴れないで…今、はなしてあげ…ひぃぃぃあぁぁっ♥♥♥」
その勢いに指が滑った。妨げのなくなった寄生虫は一直線に奏の最奥にまで向かい、彼女をたやすく悶えさせる。
奏「あぁあぁぁぁっ♥♥いや、いやぁ♥そんなところ、まで♥ふっうぅううぅぅっ♥♥」
細いとは言え彼女の人差し指とほぼ同じ大きさのそれを濡れた秘所はなんなく咥え込む。
あちこちの肉襞をかき分けながら進む寄生虫の動きに、奏は椅子から転げ落ちそうになりながら天を見上げる。

奏「あぁぁぁぁっ♥あはぁっ♥いいっ♥おくっ、きてぇ♥♥」
その目は情欲に染まり、口からは絶えず歓喜の声があがる。焦らしに焦らされ待ち望んだ悦楽に体が全力で応えてしまう。
奏「イく♥イくっ♥あぁぁっ…♥ひぁああああぁぁぁっ♥♥♥」
そしてこりっと子宮口に先端が引っ掛かった感触とともに、腹の中の不快感が霧散するような感覚を覚え、奏は絶頂に達した。

奏「……はっ♥…はぁっ♥…んんっ♥♥」
しばらくしてのけぞっていた体勢から復帰した奏はひとまずの正気を取り戻す。
奏「……これで、いいわ。厄介なモノは取り除けた……。あ、はぁ…♥」
そう言いながら一度自分の下腹部を撫でてぞくりと体を震わせると、再びフロアの探索へと戻っていった。


体力:100-2(ヴァンパイアナイフ)+5(サキュバスフレグランス)→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

E:迷宮の種
無条件に【危機】イベントを回避できる。任意に捨てることが可能で、踏破時にこの呪具を所持している場合エンディングが変化する。

E:ヴァンパイアナイフ
生物と【戦闘】する度に体力+10。1F進む毎に体力-2。

E:寄生防護寄生虫
寄生の文字を持つ【状態異常】を消去し防ぐ。永続付与の物は消去できない。
拭えない異物感で1F進む毎に精神力-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)
・状態異常:寄生・淫…5F以内に【休息】出来なかった場合、体力の最大値が50になる(17F終了時に永続化して付与)→除去!

100/0/ハーピー奏/17F探索中…

奏「……!」
奏「だだっ広いフロアね…。それにこの凶悪な気配…!」

ドス…ドスッ…!
バオオオオオオオオォォッ!!!
奏「ケルベロスッ…!」

奏「(まっすぐにこちらに向かってくる…!ナイフと指輪だけでどうにかなるかしら)」
すっ…
奏「(……ダメね。指輪が反応しない…!相手が強すぎる…!)」
奏「(それならどうする…?逃げる…?なにか、なにかあるはず……!)」

ズズズ……
奏「…!?種が、膨らんでる…?」
バオォォッ!?ウゥゥゥゥゥッ……

ズガガガガガガッ!
奏「!触手が大量に…!…でも、これでアイツの視線は切れた…!」
奏「このスキに…!」
だっだっ………
バオオオオオオオッ!ガルオォォォオォォン!

奏「はぁ…はぁ…なんとか、なったわ…」
奏「…今のチカラ、触手を自由に召喚し操る力……」
奏「そんな力が、コレにあるってこと…?」


100/0/ハーピー奏/17F探索中…

【危機】
通路の壁に巨大な影が映り、重い足音が響く……凶悪な何かが近づいてくる!通路から現れる3つの頭……魔犬ケルベロスだ!
身を隠せども、奴らは魔力を嗅ぎ付ける……【呪具】を5つ以上装着している場合、居場所がバレて襲われてしまう。
迷宮の種による超自然的な力により何とか逃走することに成功した。

体力:100-2(ヴァンパイアナイフ)+5(サキュバスフレグランス)→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

E:迷宮の種
無条件に【危機】イベントを回避できる。任意に捨てることが可能で、踏破時にこの呪具を所持している場合エンディングが変化する。

E:ヴァンパイアナイフ
生物と【戦闘】する度に体力+10。1F進む毎に体力-2。

E:寄生防護寄生虫
寄生の文字を持つ【状態異常】を消去し防ぐ。永続付与の物は消去できない。
拭えない異物感で1F進む毎に精神力-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)

100/0/ハーピー奏/18F探索中…

奏「…そろそろ最上階が近いのかしら?」
奏「このフロアは長い通路だけみたいね」

奏「…考えることはいろいろあるけれど、どれもありえない結論に落ち着いてしまう」
奏「この迷宮はそもそも何なのか。誰が何のために作ったのか。この指輪は何なのか。誰がここで研究をしていたのか」
奏「……それにこの種。これは一体……」

ズンッ!
奏「落とし穴ッ!?しまっ、たっ……!」
奏「くっ、なんとか、翼で、できない、かしらっ…!」

ズガガガガッ!
奏「…!?触手で孔が埋まって……っと」
奏「今のも、この種の力よね…?」
奏「……触手を自由に操作できる…。もしかして、この種こそが迷宮の核…?」


100/0/ハーピー奏/18F探索中…

【危機】
探索中、踏み抜いた床に突如穴が開く!
迷宮の種によって事なきを得た。

体力:100-2(ヴァンパイアナイフ)+5(サキュバスフレグランス)→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

E:迷宮の種
無条件に【危機】イベントを回避できる。任意に捨てることが可能で、踏破時にこの呪具を所持している場合エンディングが変化する。

E:ヴァンパイアナイフ
生物と【戦闘】する度に体力+10。1F進む毎に体力-2。

E:寄生防護寄生虫
寄生の文字を持つ【状態異常】を消去し防ぐ。永続付与の物は消去できない。
拭えない異物感で1F進む毎に精神力-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)

100/0/ハーピー奏/19F探索中…

奏「…ここも直線通路のみ、ね」
奏「……研究成果なのかしら。触手の生物が円筒の容器に入れられて浮かんでるわ」
奏「…本当に、この研究をしていたのは誰なのかしらね」

奏「……それで、またコレがあるわ。寄生防護寄生虫……」
奏「二体も必要とする機会はほぼないとは思うのだけれど……」

100/0/ハーピー奏/19F探索中…

【呪具】
寄生防護寄生虫が蠢いているのを見つけた。説明省略

寄生防護寄生虫を…
1装備する
2装備しない

奏「……この先に、何が待っているのかしら」


100/0/ハーピー奏/19F探索中…

体力:100-2(ヴァンパイアナイフ)+5(サキュバスフレグランス)→100
精神:0→0

E:死の宣告
【ボス】を除く【戦闘】に無条件で勝利する。常に精神力が0になる。

E:サキュバスフレグランス
常に状態異常:催淫になる。1F進む毎に体力+5される。

E:テンタクルビキニ
装着するメリットは何一つない。
1F毎に精神-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

E:迷宮の種
無条件に【危機】イベントを回避できる。任意に捨てることが可能で、踏破時にこの呪具を所持している場合エンディングが変化する。

E:ヴァンパイアナイフ
生物と【戦闘】する度に体力+10。1F進む毎に体力-2。

E:寄生防護寄生虫
寄生の文字を持つ【状態異常】を消去し防ぐ。永続付与の物は消去できない。
拭えない異物感で1F進む毎に精神力-1。戦闘時【呪具】の装着数に数えられない。

・状態異常:催淫…【淫行】のイベントを回避できない。またそのイベント終了後に体力と精神が-10ずつされる(サキュバスフレグランスの効果)

100/0/ハーピー奏/20F探索中…

奏が20Fに到達したとき、最初に感じたのは森の香りだった。
続いて耳が音を感じ取った、柔らかで優美でそれでいて自然の雄々しさを持った音色。
奏「………」
??「……ほー?」
今までとは異なる空間に足を踏み入れた奏を待っていたのは一人の少女だった。
??「よい夜ですねー、こんばんはー」

奏「あなたがここの支配者?」
創造者「支配と言われるとやや返答に困りますゆえー、ここは穏当に創造者とでもー」
そう名乗った少女は小首をかしげて言葉を続ける。その表情に邪気は見えない。
創造者「わたくしがしたことはこの塔を産み落とし、生命力を行きわたらせたことでしてー」

奏「……産み落とす?」
創造者「はいー、この塔は生きているのですよー。もっとも、今にも寿命が尽きようとしているのですがー」
その言葉を奏はやや苦々しく受け止める。その手元の指輪でした所業を責められているように感じたからだ。
創造者「お気になさらず―。どのみち、ここは消え去る運命なのですからー。ゆえにこそ、彼らを従えていた彼女もいずこかへ立ち去ったのでー」
奏「…まるで心を読んだみたいに話すのね」
創造者「心は読めませぬがー、人の子の気持ちに寄り添うことは得意なのでしてー」

手元の楽器を軽く弾いて彼女は続ける。
創造者「塔の内で生命の輪廻が巡り、その活力がわたくしを通じて天に還る…それがこの塔の役割でした」
創造者「力に惹かれた学術家が学びを深めたり、力ある妖魔が女王を名乗ってみたりー……良き日々だったのでしてー」

何か言いたげな奏を制して創造者は続ける。
創造者「その過程で何人かの人の子、あるいは人に近しい魔の子が迷い込み、多くが塔の贄となりましたー」
創造者「それは仕方のないことでしてー。彼らが自然を犯した分の活力と考えれば、理に適うことでしてー」

一息ついて、また楽器の音色が広がる。
創造者「ですがー、わたくしは塔の試練を乗り越えた勇ある者はそれを称えるべきだと考えておりますー」
創造者「そうですよー、奏さん。そなたのような方でしてー」
奏「……」
創造者「そなたが元に戻りたいと望むのならばー、それを叶えましょう」


元の場所に戻れる。それを聞いた奏の心は激しく動揺した。
当然それが目的でここまで来たのだ。だが、今の自分が前の自分とどれほど食い違っていることか。
心を喰われ死と同化し始めた精神、生命を斃す度に感じるえもいわれぬ快感。自分が戻ってもいいのか。

創造者「迷いは当然のことでしてー」
創造者の言葉ではっと思考から抜け出した奏は、いつしか自分が彼女の前で膝をつき脱力していることに気づいた。
創造者「ここに至るまでにさぞいろいろなことがあったのでしょうー」
奏「ひっ♥あぁぁぁぁぁ……♥」
創造者の小さな手が優しく腹部に触れる。それだけで奏の頭は多幸感に塗りつぶされた。

創造者「そなたの推察通り、そなたの精神はすでに尋常のそれを超えていましてー」
へそをなぞりあげる。
創造者「そなたなら元の生活には戻れるでしょうー。しかしそれは仮初のものにすぎませぬー」
脇腹をくすぐるようにしてさすられる。
創造者「快楽と殺戮が直結してしまったそなたはしかも理性まで存在するのでしてー、それはあまりにも酷ではー?」
ぐいと、強く子宮のある部位の腹を押される。

奏「ッッ―――♥♥♥♥いっ、ぎひぃっ♥♥♥ィッッッ♥♥♥♥♥」
膝立ちで固定されたまま、奏はがくがくと異様に身を震わせる。甘く囁くような声が脳に響き渡り、快楽と共に深く深く刻まれていく。
創造者「ねぇ、そなたー?」
いつの間にか後ろに回りこんでいた創造者が手にした何かをそっと奏の腹にあてる。
創造者「変わってしまったそなたにぴったりのものを、そなたはすでに手にしているのでしてー」

奏「はぁぁ♥♥なに、なに、するの♥♥」
おののく奏の腹にぐいと押し付けられたのは、あの奇妙に脈打つ種だった。
奏「ひあぁぁぁっ♥♥♥」
創造者「この種は新たな塔を生み出す源なのでしてー。そなたの創造通りですが、これを産み落とすための母が必要なのでして―」
一層ゆったりとした声で創造者は囁く。

創造者「これを身に宿せば、七日七晩後にやがて種が孵り、そなたは新たな塔を生み出す者となるのでしてー」
創造者「その塔をどう扱うもそなたの自由。命を巡らせるもよし、こちらから人の子を誘い入れるもよし、ただひたすらに悦を貪るもよし……」
創造者「奏さん、選ぶのでしてー。人ならざる心を以てかつての友と暮らすか、人ならざる身に代わって新たな世界を導くかー」
奏「わたし…♥♥♥どちらか、えらべ、って……」
創造者「どちらを選んでも後悔は残るでしょうがー、この導きもきっと運命でありますゆえー、身を任せるのでして―」


奏「わ、たしは……」
思い浮かべる、友の顔を、友の声を、日々暮らしてきた街や森のことを。それからその中に一人浮いている自分のことを。あるいは触手の海に君臨する自らを。
奏「わたしは………」


1このまま元通りの生活をする
2迷宮の種を使って新しい呪具迷宮を生み出す

先に3つ分の安価が入った方を選択肢として進めていきたいと思います。
投稿が遅くなって申し訳ありません

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