ルリア「グランが死んだって団の皆に伝えておきました!」グラン「!?」 (190)

ルリア「ふふーん!」

グラン「いやふふーんじゃねえって!!何してくれてるんだよルリア!!!」

ビィ「オイラがやろうって言ったら、目をキラキラさせながら賛成してくれたぜ!」

グラン「ビィの引き金か、オイ…!(ゴゴゴゴ)

ビィ「おっ、おい!!何もそんな怒らなくてもいいじゃないかよ!!それにお前だってこの前…」

ーーーーーーーーーーーーー

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ーーグランサイファー宴会ーーー
ワイワイガヤガヤ

グラン「うーん……」

ビィ「どうしたってんだ?そんな辛気臭い顔してよぉ!リンゴなら向こうにたくさんあるぞ?」

グラン「いやー、なんだか最近、僕の騎空団の中での立場がドンドン落ちて来てるような気がしてて…」

ビィ「そうかぁ?オイラにはそんな風に見えないけd…」

クラリス「ヤッホー!!団長っ!!」(ド-ン)

グラン「うわああわたたあっ!!いきなり突っ込んで来ないでくれよ!!」

クラリス「そんなこと言わないでさあ…ほらほらだんちょーもこれ飲んで!」(ホロヨイ-

グラン「うわっ、クラリス酔ってる??それにそのワインクラリスの飲みかけじゃんか!!」

クラリス「何?だんちょーそういうの気にする感じなの?カワイー!!!」

グラン「なっ、ち、ちがっ!///
と、とにかくあっち行っててくれ!!」

クラリス「ちえー、釣れないの!」(スタコラ-)

クラリス「…うちは団長だから構わない、ってだけなのに(ボソッ)」

グラン「はあ…ほらね?一応僕団長なのに、威厳なんてからっきしないんだよ…」

ビィ(いつかモテない野郎に刺されるわこいつ)

すまん恥ずかしい、差し金やね

ss初めての雑魚なんで大目に見ておくれ…

ビィ(うーん…でも親友のこいつの悩みは解決してやりたいしなあ…)

ビィ「!」

グラン「何かいい案浮かんだの?」

ビィ「ああ!オイラに任せてくれれば一発で解決だぜ!」

グラン「ありがとうビィ…!今度最高級リンゴ仕入れてやるからな!!」

ビィ「ホントか!?!?やったあああ!!じゃ、早速準備に取り掛かるぜ!!」(ピュ-

ーーーーーーーーーーーーーー
ビィ「という訳だぜ!」

ルリア「グランが困ってるなら、私はいつでも協力しますよ!」(ニコ-

グラン「な・に・が・と・い・う・わ・け・だ!!!」(ギリギリ

ビィ「いてえええええええええ!!!掴むな掴むなギブギブギブ!」

グラン「ルリアもダメじゃないか、こんなことに協力しちゃ!!」

ルリア「協力した方が、面白くなりそうだと思ったのでつい」

グラン「」

ルリア「皆には、『星晶獣との戦いの中で致命傷を負い、私を守るため自ら命のリンクを切った』ってことにしてあります」


グラン「何それ笑えない」


ルリア「グラン…見て見たいとは思わないんですか?いつもグランのことを馬鹿にしている(?)人たちが、いざグランが命を落としたときどんな反応をするのか…?」


グラン「いや、それは……」


ルリア「それにこれはグランの威厳を取り戻すためでもあるんです、グランには付き合ってもらわないと困るんですよ!」


グラン「……」


ルリア「私のご都合星晶獣に、みんなの様子を映し出して貰いましょう!1人目は誰にしようかな…」

>>8

カリオストロ

飯食べたので再開

カリオストロ「……」(カチャカチャ


ルリア「どうやら今は錬金術の実験中のようですね…」



カリオストロ「……ッ!!駄目だ!!!!こんなんじゃアイツは……!」


グラン「…?」


カリオストロ「俺は……開祖なんだ……!禁忌だって、いくらでも……」(バタッ


グラン「なっ、倒れたぞ!?流石に俺、カリオストロのところn」


ルリア「いけ!筋骨隆々竜!」


筋骨隆々竜「ビィアアアアアアアアアッ!!!!」(ガバッ)


グラン「もがっ、離せ!!!ビィ!!!」


ルリア「私が行ってきます!」(スタコラ-)

ルリア「カリオストロさん…!」


カリオストロ「やめろ、離してくれ…」(フラフラ)


ルリア「もう休んでください!!このままではカリオストロさんの体が…!」


カリオストロ「馬鹿野郎!!俺にはいくらでもスペアボディがあるんだよ!!」


カリオストロ「でもあいつの…あいつの魂だけは…!今の俺の実力ではどうしようもできねえ…」(ポロポロ


ルリア「……」


カリオストロ「ハハッ、笑っちまうよな。魂の錬成は禁忌だ、って決めたの…俺なんだぜ?」


カリオストロ「その禁忌を今、俺は俺自身で破ろうとしている…なんつー皮肉なんだ…ひぐっ…」

カリオストロ「こいつを見てくれ…」(ゴロン)


グラン「なっ…、これは!?」


カリオストロ「あいつのスペアボディだ。美少女しか作らねえ、って言う俺のプライドを捨ててまで、グランそっくりに作ったんだぜ。」



カリオストロ「後は魂だ…けどこれを錬成することは…」



カリオストロ「いや、一つだけ方法がある。」



ルリア「カリオストロさん…?」


カリオストロ「錬金術の基本中の基本。錬成、ってのは『等価交換』が大原則なのさ。」


グラン「…!!!やばいやばいやばいやばい!!!!」

カリオストロ「この方法は使いたくなかったんだが……なんでだろう、あいつのためなら恐れはない。」


ルリア(…!!マズイです!!ビィさん離してあげて!!)


ビィ「! ビアアアィ…ィ…ィ…」


グラン「!!離れた!!」(ダッ


カリオストロ「グラン、俺はもう1000年以上生きたんだ、悔いはない。俺の命で、俺の分まで生きてくれ…。…カリオストロとの、約束だよ?」

ルリア「待ってください!!!これは実は…」


(バタンッ!!!

グラン「はぁっ……はあっ……!!間に…合ったっ!!」


カリオストロ「あ…え…なん……で……?」


ルリア「実はですね、カリオストロさん…」



ビィ・ルリア「ドッキリ大成功でーすwwwwwwwwwwwwwwwブンツクパ-ブンツクパ-wwwwwwwwパフパフパフwwwwwwwwwwwwwww」


カリオストロ「」


グラン「」


ビィ「よっ、カリオストロ!wwwwwwwお前あんな一面もあるんだな!wwwwwwwwwwこいつのことなんかいつもどうでも良さげな顔してるのになぁ!wwwwwwwww」


カリオストロ(何かが切れる音)


カリオストロ「どうやらキミ達死にたいらしいね☆」(ニコ-)


カリオストロ「アルス・マグナぁぉぁぉあああああッッ!!!」
ドゴアアアアアンッ!!


ビィ・ルリア「ンギェエアアアアアンゴアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!」


グラン「待って僕とルリアは感覚のリンクギアアアアアアアエエエエアアアア!!!!!!!!!!!」

グラン「ん……ここは……?」


カリオストロ「わあ団長さん☆目が覚めたんだね!!よかった☆」


ビィ・ルリア「前が見えネェ」


グラン「」

ーーーーーーーーーーーーーー
カリオストロ「…ったく……この2人から事情は聞かせてもらったぜ……とんでもねえこと考えるガキとトカゲだ……」


グラン「ご、ごめん……。」


カリオストロ「まあ団長は悪くない、ってことも分かったけどよ」


グラン「……ねえ、カリオストロ。」


カリオストロ「…?」


グラン「僕のことを心配してくれていて……嬉しかった。」


グラン「本当にありがとう」


グラン「だけど、カリオストロ。君は僕のために、自分自身の命を投げ捨てようとした…。」


グラン「僕は僕が死ぬより、僕の仲間の命が消えてしまうことの方がずっっと怖い……!!」


グラン「そんなことは……もうしないでくれ……」(ポロリ


カリオストロ「……団長……」


カリオストロ「……あーあ、やめだやめ。本当はこう言うシーンって、俺がお前に抱きついて泣きじゃくるシーンじゃねえのか?」


グラン「……」


カリオストロ「ま、グランみたいなやつが団長だから、俺もこの騎空団に入ったんだろうな」(ズイッ)


グラン「…っ」(顔近い…)


カリオストロ「……ありがとうよ///」(チュッ


グラン「!!??!?」


カリオストロ「じ、じゃあな団長!さっさと出てきて、他の奴らにも謝るんだな!!」(ダッ


グラン(放心状態)


ビィ・ルリア「見えネェ」

ルリア「さあ、というわけでグラン、次行きましょう!」


グラン「なんでルリアはあんな目にあっても懲りないわけ???バカなの???」


ルリア「召喚石の中にはダメカとか再生効果とか持ってる方達がいっぱいいるので余裕です!さっきのは落ちてたポーション拾って回復しました!」


グラン「」


ルリア「さて、次は誰の所に行こうかなぁ~♪」

>>18



ほんまに恥ずかしい…気をつけるわ

ついでに自分に安価貼るバカがいると聞いて
安価下

ルリア「シルヴァさんのところを見てみましょう!」


ビィ「まあ、あいつはしっかりしてるし割と大丈夫なんじゃねえか?」


ルリア「どうでしょうね……あ、いたいた♪」



シルヴァ「ブツブツ…私が…私がこの団を引っ張らないと……団長亡き今、私が倒れてどうする…」フラフラ 



ビィ「あーこれは相当キてるぜ!!(喜)」


ルリア「また私行ってきます!!」ウッキウキ


グラン(こいつらと旅するのやめようかな…)

ルリア「さてさて、この辺に確かシルヴァさんは…♪ってえええええ!?!?」


シルヴァ「……ああ、ルリア……見られてしまったか……」チマミレ-


ルリア「ちょっ、ダメですシルヴァさん!!!!!早まらないで下さい!!!」


シルヴァ「…落ち着いてくれ、こんな傷で私が死ぬことはない。この数は、自分への戒めなんだ。」


ルリア「何言ってるんですか!!早く手当てしないと……」


シルヴァ「触るなッ!!!」


ルリア「ヒッ」


シルヴァ「私がもっと強ければ、団長が死ぬことはなかった。」


シルヴァ「私が団長の危険を前に察知できれば、団長は救うことができた。」


シルヴァ「十天衆と肩を並べたいなんて言っていたのに、大切な人1人さえ、守ることさえままならない」


シルヴァ「私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと」

ビィ「やべえなんか変なスイッチ入ってるぞ」


グラン「」(ダッ)

グラン「シルヴァさん!!!!!」(バタンッ! 


シルヴァ「私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ」


ルリア「ど、どうしましょうグラン……」


グラン「ま、まずはヒールだ!!!こんな状況で放っておけるか!!」(ポワンポワン


グラン「だめだ…傷は治っても落ち着いてくれない……」


グラン「……」


グラン(ギュッ)


ルリア「おぉー……」


グラン「シルヴァさん、僕はここにいます。大丈夫です。」


グラン「どうか…落ち着いてください」


シルヴァ「………」


グラン「ほら、こっちを見て……」


シルヴァ「…団長……なのか……?」


グラン「はい…」


シルヴァ「…あっああ……」
シルヴァ「うわああああああああああああああん!!!!」(ムギュ-


グラン「おああっ、シルヴァさん!!」


シルヴァ「わっ、わた、し、が、しっかりしない、ど、って思っで、でも、もう、壊れちゃいそう、で、……ああああっ……」(ボロボロ)


グラン「……本当に……ごめんなさい……(ムギュ-)」


ーーシルヴァはこの後1時間に渡って、グランに抱きつき泣き続けたーー

グラン「シルヴァさん!」(バタン


ルリア「グ、グラン…どうしましょう……」


グラン「まずはヒールが先だ!こんな状態で放っておけないだろ!!」


グラン「…とりあえず治療は終わった…だけど……」


シルヴァ「私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと強ければ私がもっと」


グラン「……」


グラン (ギュッ)


ルリア「…おぉー……」


グラン「ごめんなさい、シルヴァさん……僕はここにいます」


シルヴァ「…あっ……ああっ…」


シルヴァ「本当…なのか……?本物なの…か……」


グラン「ええ、本物です…どうか、落ち着いてください」


シルヴァ「うっ、うああっ……」


シルヴァ「うわああああああああああああん!!!!!」ボロボロ


シルヴァはこの後、1時間程グランに抱きつきながら泣きじゃくり、その後安心しきった顔で眠りに着いた…

なんか送れてないと思ってもっかい書いて送ったら次のページにあったでござるよ

ものすごく死にたいでござるssこわ

こんなゴミみたいなssでも、見てくれる人がいるなら続き書きますを!!!感謝!!


チュン…チュン…


シルヴァ「…んん……朝か……?」


グラン「zzzzz」


シルヴァ「…ん?」


シルヴァ「……うっ、うわあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」


グラン「!??!??ど、どうしましたシルヴァさグボァ!!!」



シルヴァ「くるな!!!!おばけ!!!!!ちかよるな!!!!!!」(ブンブン


グラン「いやまって僕生きオボェ!!!!!」(ドガシャア)

ワ-ワ- ドウシタンデイコンニャロ- キエエエエダンチョウダ!!!!


グラン「ええ、そういう訳でですね、はい。ルリア達がいたずらで嘘を流したんです」(ボコボコ


シルヴァ「そ、そうだったのか。それはすまなかった。とにかく団長が生きていてよかったよ。」


グラン(今ので死ぬ所だったんだよなぁ)


グラン「え、じゃあ昨日のことも覚えてないですか?」


シルヴァ「ん?私昨日何かしたのか?」


グラン「覚えてないんですね…まあ、その方がシルヴァさんにとって良いはずです。」


シルヴァ「?」


グラン「本当に申し訳ありませんでした、ルリア達にはよく言って聞かせますので…失礼します」(ガチャン


シルヴァ「……私何したんだっけ……昨日は朝起きてその後トレーニングして……それから……」


シルヴァ「……っ!!////」


グラン「あんなこと覚えてられてると、僕も恥ずかしいからなあ……」


ーー僕は、ここにいますーーー


グラン「~!!///」(ダッ

そんな訳で今日のラスト1人募集します!
明日以降は気力があったら続けます

あんかした↓

ごめんね、ペトラのことイマイチよくわかってないので、カレンちゃんで書かせて下さい

にわかきくうしで申し訳ないorz

ーーーーーーーーー
カレン「ねえねえー、いーじゃん!!アタシだって団長っぽいことやりたいの!!!!」


グラン「うーん困ったな…。……!そうだ、カレン!」


カレン「何!?アタシも団長になれるの!?」


グラン「いやそういう訳じゃああないんだけどね……」


カレン「えー?じゃあ何よもう!」


グラン「カレンには、団長代理の仕事をしてもらう!!」


グラン(まあ僕が楽できる、ってのが一番でかいんだけどね…。でも果たしてこれでカレンは納得してくれるのだろうか?)


カレン「…い」


グラン「…ダメだった?」


カレン「……ぃいやったあああああああ!!今日からアタシ、団長の代理なのね!!」


グラン「う、うんそうだよ。」(なんかすごい喜んでる…)


カレン「じゃあアタシ張るからね!よろしくね、団長!!」


グラン「う、うん。よろしくね、カレン!」(なんかちょっと申し訳ない気分になってきた…)


ーーーーーーーーーーーーーー

カレン「……アタシはね、グラン」


カレン「本当は、団長なんて立場はどうでもよかったの。」


カレン「アタシはただ、いつもみんなの中心にいて、楽しそうだった貴方の……一番近くに居たかったんだ。」


カレン「でも、そんなこと言うの恥ずかしくて、でもグランの隣にはいたくて…」


カレン「つい出てきちゃった言葉が『団長になりたい』って言葉なんだ。」


カレン「今、この騎空団には団長がいない。そうなると、必然的に次の団長候補は、団長補佐であったアタシになるはず。」


カレン「エヘヘ、グラン…アタシ、夢叶っちゃったよ……」(ポロリ


カレン「うっ…ううっ……えぐっ……ひっく……」


ーーーーーーーーーーーーーーーー
ルリア「うわー……ガチ泣きしちゃってますねー……。どうするんですか?これ」


グラン「君何でそんな態度で居られるの???ねえ???」

ルリア「それにグラン、これほとんど愛の告白みたいなものですよ??これ聞いちゃってほっとくわけにいかないですよね?」


グラン「やめてくれ……出来るだねぼかしておきたかったのに現実を直視させないでくれ……」


ルリア「じゃあ逆に聞きますけどグラン、貴方はカレンのことどう思ってるんですか!?」


グラン「えっ……それはまあ……」


グラン「可愛いし、同年代の女の子だから気軽に話せて楽しいし、成り行きとはいえいつも僕のことを手伝ってくれて……」


ルリア「もうっ、そんな話じゃなくて!!好きなんですか!どうなんですか!?」


グラン「いやっそれは……その…///」


ルリア「はい、決まり!!状況は私が整えるのであとはグランにお任せしますよ!!」


グラン「あっおい!!!!待って心の準備が!!!!!」

カレン「ううっ……ひぐっ……」


ドア(コンコン)


カレン「……誰?」


ルリア『ルリアです……』


カレン「…ごめんねルリア。アタシ今ちょっと、外に出られそうにないや……」ヒグッ


ルリア『そうですか…』


ルリア『……ここに、手紙を置いておきます。グランの机を整理して居たら、貴方宛の手紙が出てきました』


カレン「……グランからの手紙……?」


ルリア『…私はこれで失礼します。』


カレン「……」(ガチャッ


カレン「これが…グランが私に残した最後のメッセージ……」



ルリア(私の星晶獣は、全空一ィィィ!!!!!グランの筆跡を完全トレースした手紙を捏造させることなど、造作もないわァァァッ!!!フハハハハハハァッッ!!!)


ビィ(うわぁ…ヒロインがしちゃいけない顔してるぜルリア……)

ーーーーーーーー
カレンへ


これを読んでいる、と言うことは僕はもうこの世に存在しない、と言うことなのだと思う。


騎空団という常に危険と隣り合わせの仕事をしている以上、常に覚悟はしてきた。だから、僕はいつ死んでも納得できる。


でも、たった一つだけ。


たった一つ、この手紙に残しておきたいことがあった。


それは、君への「本当の想い」だ。カレン。


カレンが「団長候補になりたい」と言った時は、正直びっくりしたよ。


だけど、旅を続け、僕の一番近くで仕事をしてくれる姿を見ている内に。


いつのまにか、僕はカレンを好きになっていた。


僕が疲れた時も、カレンが近くで仕事をしてくれていただけで、またやろうと気力が湧いてきた。


僕が悲しい時も、カレンと話しているだけで、自然と気分が晴れてきた。


僕にとってカレンは、本当に大きな存在だったんだ。


このことを僕の口から伝えられなかったことを、謝らせてほしい。


カレンは僕と同じ、いやそれ以上に成長した。


今なら立派に団長を務められるはずだ。


僕が叶えられなかった夢を、カレンに叶えてほしい。


さようなら グランより

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

カレン「……」


カレン「こんなの……ひどいよ……」


カレン「アタシだって、グランのこと………!!!」


カレン「なのっ、なの、に……!し、死んじゃった後に手紙でなんて…!!!!」


カレン「うわああああああああああん!!!!」(ボロボロボロ)



グラン(どのタイミングで入れっていうんだよこれ……入れねえよ……)

ルリア(もうっ、グランなにしてるんですか!?これから一番面白いところだっていうのに!!)


ビィ(しょうがねえ、オイラが一肌脱いでやるか…!!)


ルリア(ビィさん…!!!)


ビィ「はぁあああああああああっ………!!!」ブォンブォンブォン


ルリア(すっ、すごい…ビィさんが、竜の力を解放している……!)

ーブォン!!!

パワー特化ビィ「ふぃー……さ、やるぜ?」(シュゥゥゥ


パワー特化ビィ「はあああっ!!!」(ドゴォ!!


パワー特化ビィ「オラオラオラッ!!!!!(ズドドドドド!!!


グランサイファー(グワングワングワン

グラン「なっ、どうしたんだ!!!グランサイファーが揺れてる!!!乱気流にでも巻き込まれたのか!?」グワングワングワン


カレン「グ、グランサイファーが揺れてる……しかも大きい……!」


カレン「助けて、団ちょ……」


カレン(ああ、団長はもう、いないんだった)


棚(グラァ


カレン「ひっ、棚が倒れ……!」


カレン(ごめんなさい、グラン……私も今から、そっちに行くことになりそう……)


カレン(貴方と一緒に……空の果て……見たかったなぁ……)



グラン「どりゃああああああああああああ!!!!!!」(ドゴォン!!!


カレン「……へっ!?」


棚「」


グラン「詳しい話は後だ!机の下に潜り込むぞ!!」


カレン「えっ、団長、えっ……あれ!?!?」


グラン「あああもう早く!!!」(ギュ-


カレン「えっ、えええええええっ!!!////」

カレン(そっ、そんな!?団長が生きてる!!!)


グラン「くそっ!!何なんだこの揺れは!?」


カレン(それに…すっごく近い……!///)ドキドキ




グランサイファー「」シ-ン 


グラン「ふう……何とか落ち着いたっぽいな。」


カレン「」ブシュ- 


グラン「うわああああっ!ごっ、ごめん!!」ドタタッ


カレン「」ガシッ


グラン「?」


カレン「……まだ、ここにいて…」プルプル


グラン「…うん」ダキ-

ーーーーーーー
カレン「それで?要するにルリアちゃん達のイタズラ、ってことなのね?」


グラン「はい、そうです……」


カレン「ハァ…馬鹿みたい、アタシ一人で勝手に盛り上がって…」ボソッ


グラン「……」


グラン「あの、さ、カレン。」


カレン「今度は何よ?ったくもう…」


グラン「今回のドッキリなんだけど、実は一つだけ……嘘じゃないところがあるんだ。」


カレン「ハァ?何の話よ………っ!」


グラン「あの手紙こそルリアの作り物だけど…」


グラン「僕が君のことが好きだ、っていうこと。それだけは真実なんだ。」


カレン「……えええええええええ!?!?!?」


グラン「こんな事をしてしまった後だ。嫌われても仕方ない。でも、これだけは事実だ。」


グラン「カレン、君のことが好きだ」


カレン「~~~!!!////」


グラン「…どうかな?僕もこんなこと初めてだから、恥ずかしいよ///」


カレン「……こっち向きなさい」


グラン「?」


カレン 「えいっ」チュッ


グラン「ッ!!!!!!!」


カレン「ふふっ、ドッキリのお返し!これでおあいこよ!じゃあね!」ガチャ


グラン「」プシュ-

ssとか初めて書いたけど死ぬほど疲れるねこれ…

ひとまずここまで、気が向いたらまた書きます

おはようございますー、僕の最初に書きたいもの書いちゃいたいと思います

また安価取りたいけど、昨日みたいに書けなさそうなキャラだったら最安価取っちゃうかも

ルリア「さあ、今日もグランの威厳を取り戻すため頑張りますよ?」


グラン「あんだけの騒動になってまだ僕のためだって言えるの?マジ?」


ルリア「この近くにいる子は……あっ、ハレゼナちゃんなんかどうでしょう?」


ビィ「おっ、オイラハレゼナとは仲良いし、見てみたいぜ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハレゼナ「……」


ビィ「……部屋の隅っこでうずくまってるな」


ルリア「なんかつまんないですねー…ちょっと声かけてきて見ますね」ピュ-


ハレゼナ「……」


ドア「」コンコン


ハレゼナ「いぃっ!!!」ビクゥ


ルリア『ハレゼナさん…?開けても大丈夫ですか…?』


ハレゼナ「いっいやだあああっ、やめろ!!!あけるな!!!!!」(ブォンブォン


ルリア「そんなこと言ったって……ハレゼナさん、もう何日も部屋から……!せめて食事だけでも取ってください!!」


ハレゼナ「ボクに、ちかよるなああああああっ!!」バキィ!!ブォンブォン  


ルリア「ハレゼナさん……っ」



ルリア「とまあこんな感じでした」


グラン「」


ハレゼナ(ずっと……ボクは一人で生きてきた……)


ハレゼナ(スラム街で生まれ育ち、いじめられないようにキルデスソーを作り……)


ハレゼナ(この世のものが、皆怖く見えてた)


ハレゼナ(でも……団長と会って……)


ハレゼナ「ううっ……ひぐっ……」


ハレゼナ「やっと見つけた……あんぜんな人だったのに……」


ハレゼナ(また……ボクは一人ぼっち……)



ビィ「うわー、これドッキリ終わっても人間不信になっちまうんじゃねえか……?」


グラン「お前のせいなんだよなぁ」

グラン「てか、何日も食事すらしてないの!?」


ルリア「ええ、私が泣きながらハレゼナちゃんにグランが死んだって言ったら、その日からずっと部屋に閉じこもってますね」


グラン「ルリアのバカ!!!大食い!!!!星晶獣出してくるやべー奴!!!!!」ダッ

ルリア「」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
グラン「はぁっ……はぁっ……」ダダッ


グラン「ここだ!ハレゼナの部屋!!」


グラン「…ごめん!!」バキィ


扉「」


グラン「うわっ、すごい臭いだ……!入るよ、ハレゼナ!!」


ハレゼナ「ひっ……いい……」ガクブル


グラン「僕だ!!!グランは死んでなんていない!!」


ハレゼナ「うああああうそだ!!!!!!!やめろ!!!こっちにくるな!!!!!!!!!」ブォンブォン


グラン「ダメだ、完全に錯乱状態に陥ってる……!」


ハレゼナ「死んじまえええええええッ!!!!!!」ブォォォン


グラン「うわああっ!!危ないっ!!!」ヒュン 

グラン「はぁっ……はぁっ……!!落ち着いてくれハレゼナ!!!本当に僕なんだ!!信じてくれよ!!!」


ハレゼナ「うるさいうるさいうるさいうるさい!!!ボクに近寄るなあああっ!!!!」ブォォン


グラン「うわああっ!!」サッ


グラン(クソッ、このままじゃ僕がやられるか、それかハレゼナの体力が尽きて倒れるかだ……!)


グラン(ただでさえ衰弱しているハレゼナが、こんなに激しく戦っていたら…本当に取り返しのつかないことになる……!)


グラン(……やるしかないのか……!)


グラン「…ごめん、ハレゼナ」


グラン「はあああああああああっ!!」ダッ


ハレゼナ「うわあああああああああああ!!!!来るな来るな来るな!!!!!!!!」ブォンブォン


グラン「やあっ!!!!」ガキン


ハレゼナ「ひぃっ…やっ、やめて……!!」ブォンブォォン!!


グラン(ハレゼナに攻撃を当てることなく、キルデスソーだけにダメージを蓄積させる……!)ガンガンガン!!


グラン(……!!ここだっ!!!)


グラン「…だあっ!!」ガキイイイイン!!


キルデスソー「」


ハレゼナ「あっああっ……キルデスソーが……!!!」


グラン「」ツカツカ


ハレゼナ「うわ、あ、あ、ごめんなさい、ごめんな、さ、いああ……!」(ジョ-)


グラン「」ギュウウッ


ハレゼナ「うあ、ああ……え……?」

グラン「ごめん……本当に、ごめん……」ボロボロ


ハレゼナ「あ…え…ボク、負けて、これから、いじめられるんじゃ……」


グラン「そんなことする訳……ないだろ……。言ったじゃないか、僕がハレゼナの、あんぜんになるって……」


ハレゼナ「……ホント……?ホントに、団長なの……?」


グラン「そうだ…僕は生きてる……!」


ハレゼナ「……っ」ボロボロ


ハレゼナ「……よかっ………た……」バタン


グラン「……おい、ハレゼナ!!ハレゼナああああああっ!!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハレゼナ「……?」


ハレゼナ「……あれ、ここは……」


グラン「……!気がついた!!」ガタッ


ハレゼナ「……」


グラン「よかった……取り返しのつかないことにならなくて……」


ハレゼナ「……っ」ボロボロ


グラン「ハレゼナ……?」


ハレゼナ「ボ、ボク……混乱していたとは言え……団長にぼっ、暴力を……!」ブルブル


グラン「……」


グラン「やっぱりハレゼナは優しいね」


ハレゼナ「っ!そんなこと、ない……っ」


グラン「あの時戦ってて、感じたよ。ハレゼナはあの時、僕に確実に手加減していた。」


ハレゼナ「…」


グラン「あの時、ハレゼナにとって僕は本当に恐ろしかったはずなのにそれでも、絶対に殺そうとはしていなかった…」


グラン「それがどれだけ難しいことか、僕たち騎空士なら誰でも知ってるはずさ。」


グラン「その上、今もこうやって、自分ではなく人のことを心配してる……」


グラン「すごいよ、ハレゼナは」


ハレゼナ「……」

ハレゼナ「…あ、あの、…団長……」


グラン「どうしたの?」


ハレゼナ「……ボク、いま気付いたんだ」


グラン「?」


ハレゼナ「……ボクね、やっぱり団長のことが……っ」


扉「」バァン!!


ハレゼナ「!?」


グラン「!?!?!?」


ルリア・ビィ「ジャージャーーンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwドッキリ大・成・功でーーっす!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


ハレゼナ「」

グラン「」

ルリア「いやーすごかったですよグラン!!私達見てて感動しちゃいました!!!ドラマでも見てるような気分でしたよ!!!」


ビィ「ハレゼナさっきおしっこ漏らしてたよなwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww流石にビビりすぎなんじゃねえか?あれはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


グラン「おっおい、お前ら!!!やめろ、やめてくれ!!!!!」


ハレゼナ「…」カチャカチャ


ルリア「あれ、ハレゼナさん??何してるんです…か…」


ハレゼナ「完成だぜぇ……キルデスソー二号……!」ゴゴゴゴ


ビィ「おっおい!!それは流石にオイラ達死んじまうって!!!」


ハレゼナ「わかってらあああああああ!!!最初っから殺すつもりだぜええええええええ!!!!」ギュオンギュオン


ビィ・ルリア「ま、まって、話しあおア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア!゛!゛!゛!゛」グチャグチャグチャ


グラン「だから感覚のリンクア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!゛!゛!゛」

ルリア「全く……エリクシールがなければ即死でした……」

ビィ「オイラだって不死身ってわけじゃないんだぜ?」


グラン「」ピクピク


ハレゼナ「……」ハァ

ハレゼナ「……!」


ハレゼナ「…だ、団長!!」


グラン「……どうしたんですか……」


ハレゼナ「これまではずっと、団長にボクのことあんぜんにしてもらってたよなあ??」


グラン「うん、まあそうだね……」


ハレゼナ「だから、今日からはその逆だぜえ!!今日からは、ボクが団長をあんぜんにしてやる!!!」


グラン「…?」


ハレゼナ「だから!!!今日からはずーっとボクが、団長を守ってやるって言ってるんだよォ!!!これって最高にクレイジーだよなぁ!!」(ギュ-)


グラン「ああああ痛い痛い痛い!!!!いまはあかんあかんあああああああああああ!!!」


ハレゼナ「……これからもよろしくな、団長ゥッ!!!」

どうしてもハレゼナで書きたかったので満足や

安価しといてくれたら、無理のない範囲で書いてきます

ルリア「さて……次の人は……っと……?」


ハレゼナ「~♪」(ギュ-


グラン「あ、あの…ハレゼナさん…?」


ハレゼナ「どうしたんだぁ~?ケケッ!」(ギュ-


グラン「ちょっと暑いんだけど…」


ハレゼナ「何言ってんだよォ!!ボクがずっと一緒に居ないと、団長がキケンになったとき、あんぜんにしてあげられないだろぉ!?」


ビィ「うわー…突っ込まないようにしてたけど、グランってもう何股もしてるよなこれ…」


グラン「そっ、そんな!!僕はただ……」


ハレゼナ「ん~♪」(スリスリ


ルリア「うーん、有罪!w」


グラン「お前らのせいだっつーの……」

こんな感じでハレゼナ連れて来たいけどいいかい??

ルリア「…ん?これは……?」


ナルメア「…」(カチャカチャ


ルリア「ナルメアさんが料理してます、ほらグラン見て見て!!」バンバン


グラン「痛い痛い!!全くどうしたんだよ…」


ナルメア「~♪」トントントン 


ビィ「なんだ…ナルメアの奴案外普通じゃねえか!」


グラン「よかった…ナルメアさんはしっかりしてるし」


ナルメア「さ、ご飯できたわよ!団長ちゃん?」


不気味な人形「」


一同「」



ルリア「……」チャンネルカエ-


ルリア「さて、誰を探しに行きましょうか?」ニコ- 


グラン「いや待ってくれ!!!!アレは確実にヤバイ!!!」


ビィ「オイラ達、パンドラの箱を開けちまったみてえだ…」


ハレゼナ「」(ガケガクガク


グラン「とにかく、もうナルメアさんは僕一人でどうにかできる状況じゃない!!皆で行くぞ!!」


ルリア「その皆、に私は入ってませんよね…?これ」


ハレゼナ「ボ、ボクは余裕だぜェ!?」(ガクカク


グラン「ハレゼナはともかくルリアは来るに決まってんだろ!?!?行くぞほら!」グイ-


ルリア「あああああごべんなさいあれはさすがに勘弁してくださいいいいい」ズルズル


ハレゼナ「あ、お、おい!!待てよォ!!」ダッ

ーーナルメア部屋前ーーー
ルリア「あ、あの……あからさまにヤバイオーラが部屋から出て来てるんですけど……」


グラン「ほら、ル、ルリア前まで我先にと飛んでってただろ!?早く入って!!」


ルリア「わ、私が先陣切るんですか!?!?」


ビィ「それしかねえぜ!頼んだぞルリア!」(棒)


ルリア(このトカゲ今度シチューにしてやるか……)


ドア「」ガチャ


ルリア「ど、どうも~…あはは……」


ナルメア「あら、ルリアちゃん!丁度今団長ちゃんとお昼ご飯食べてたの。良かったらどう?」


ルリア「いや、あのははは…」


ナルメア「 ど う ?」


ルリア「ハイイタダキマス」

ナルメア「きょうの料理は特に自信があるのよ♪」ゴチャア


料理?「」


ルリア(こ、これは……カタリナのご飯にも勝るとも劣らない……)


ナルメア「ほら団長ちゃん、食べて食べて!!」


ナルメア「…もうしょうがないなあ///」


ナルメア「はい、あーーん」ベチャベチャベチャ


ルリア「」


ナルメア「…ルリアちゃんどうしたの?いつもは一番よく食べるのに……」


ルリア「えっ!?あの、は、はい!いただきます…」


ルリア(私の脳が警鐘を鳴らしている!!!この料理を食べては絶対にならないと!!しかし、このまま食べなければナルメアさんに何をされるか分からない……!!!)


ルリア(ええい、ままよ!!!)パク-



ルリア「…」


ナルメア「どう?美味しい?」


ルリア「……う」


ナルメア「う?」


ルリア「ウポボボオォアエエエアアアアアアッ!!!!!」(ブシャアアア


人形「」ビチャァツ


ルリア「ウボォ、ゲホっ、ゲホっ……あっ……」


ナルメア「団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが汚された団長ちゃんが」


ルリア(あっ、私死んだ)

グラン「やべえ!!!総員退避!!!!!」ダッ


ルリア「ああっ、まっ、待ってください!!!!」ダッ


ナルメア「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
ヒュンヒュンヒュン

一同「ああああああああああああ!!!!!!!!!!!」ズドドドドドド

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
カレン「~♪」

ズドドドドドドドドドドドドド

カレン「…?」


一同「ああああああああああああああああ!!!!!!!!」ドドドドドドド


ナルメア「殺す殺す殺す殺す殺す殺す」ヒュンヒュンヒュン


カレン「」

カレン「ちょっ、ちょっと!!!これどういう状況!?!?」


ルリア「実はかくかくしかじかで……」


カレン「またルリアのせいじゃない!!!」


グラン「とにかくどこかに隠れよう!!このままだと確実に体力が……」


ナルメア「コロスコロスコロス…!」


グラン「ほらきたあああああ!!!!」ダッ

ーー船底隠し倉庫ーー
グラン「はぁっ……はぁっ……とりあえずここならしばらくは見つからないはずだ……」


ハレゼナ「こんな所に倉庫があったなんてなァ…はぁ…はぁ……」ギュ-


グラン「ちょっ、ハレゼナ!こんなところでまでくっつかなくても……」


カレン「……なんか二人の距離近くない……?」ジト-


グラン「いや、これはそn


ビィ「こいつ、ハレゼナをお抱えのボディーガードにしたんだよ!全く抜け目のないやつだぜ!」


ハレゼナ「キヒヒッ!!ボクが団長の安心安全だああっ!!」スリスリ


グラン「ちょっ、二人とも!?!?」


カレン「ふぅーん、そうなんだ……」ゴゴゴ


グラン「いや、そ、そういう訳ではなく!!」


ハレゼナ「えっ……ボ、ボク、一緒にいちゃ…ダメか…?」ブルブル 


グラン「だあああっ、ハレゼナも!!!とにかく今はここを切り抜ける方法を考えるのが先だよ!!!」


ルリア「wwwwwwwwwwwwww」ダンダンダン

ルリア「正直ナルメアさんは精神的なダメージが大きすぎて、今までみたいに言葉でどうにかできる領域を超えています…!」


ビィ「じゃあどうしろってんだよぅ…」


ルリア「いえいえ、そうじゃなくって!言葉がダメなら、もう身体に訴えかけるしかないでしょう??」


グラン「ばっ、暴力はダメだよ!!ルリア!!」


ルリア「そうじゃないです!グラン、分からないんですか??」


グラン「じゃあ何を……っ!!」


ルリア「そうです!グランがナルメアさんにチューしてあげればいいんですよ!!」


ハレゼナ・カレン「!?!?!?」

ルリア「眠れる美女はキスで目覚める、って昔から相場が決まってるんですよ!!(それに私も面白いし)」


カレン「バッ、バカ!!!そんなのダメに決まってるじゃない!!」ガタッ


ハレゼナ「そっ、そうだ!!!ボクも反対だァッ!!」


ビィ「でもよぉ…現状それ以外にナルメアを止める方法無いんじゃねえか……?」



グラン「」


カレン「ほっほら!!団長もちゃんと反対しなさいよ!!」


グラン「そっそうだ!それにナルメアさんだって可哀想じゃないか!!好きでもない男にキ…キスなんてされたら!!」


ビィ(いつもの自分に対するナルメアの態度見てねえのかこいつ…)


ビィ「それにいつまで時間があるのかだって、分かったもんじゃ…!」


ドア「 」ドグシャァ


ナルメア「見つけ…タ……」ゴゴゴゴ


一同「」

ナルメア「もう……逃がさナい……」ゴゴゴ


ルリア「あわ、あわわわわわ」ガタガタガタ


グラン「クソッ……!!やるしかないのか……!」


グラン「ジョブチェンジッ!!」ボォン!!


ダークフェンサーグラン「ごめんよナルメアさん……グラビティ!!!」カッ


ナルメア「ぐぅっ!?」ズズッ


カレン「ナルメアの動きが鈍くなった!!」


ダークフェンサーグラン「今だ!ルリアッ!!」


ルリア「ハデスさん…力を貸して下さい!!ハァッ!!」ゴオオオオッ


ナルメア「ううっ……体が…動か……な……zzz……」


ダークフェンサーグラン「よっ、よし…ハデスの睡眠効果が効いてくれた……!」

ナルメア「zzz…」


グラン「とりあえずは何とかなったけど、起きたらまた追いかけっこ再開なのかな……?」


カレン「団長!?ダメだからねチューなんてしたら!!」


グラン「そっ、そんなことわかってるよ!!」


ルリア「な、何言ってるんですか!こんなこと永遠に続けられる訳ないですよ!!変な意地はってないでキスしてあげて下さいよ!!」


ハレゼナ「ダメだダメだダメだァッ!!!ボクがそんなことさせなィッ!!!」バッ


ギャ-ギャ-ワ-ワ-


カリオストロ(…?ったく向こうで何騒いでやがんだよ…!ちょっとどついてきてやるか……)ツカツカツカ


ルリア「ほら!!早くキース!キース!キース!!」


グラン「だからやらないって言ってるだろ!!!!」


ビィ「ええいまどろっこしい!!早く行ってこい!!」(ドォン


グラン「うわあああああっ、ちょっ、おっとと!!」ヨタヨタ


ナルメア「ううっ、ここ、は……?」ムク


グラン「ナ、ナルメア!!避けてええああああ!!」ドンガラガツシャ-ン


ナルメア「えっ!?ちょっ、団長ちゃ…きゃあっ!!」ドガシャア


カレン「うわああああっ!!ちょっと二人とも、だいじょ……う……b……」


ナルメア・グラン「…!!」ズキュウウウウウウウウン!!!!!!


カリオストロ「おい、オメーらうるせえぞ!!!こんなところで大騒ぎしや……が……」ボトッ


グラン「ま、待ってくれ!!!事故!!事故だから!!!!!」ガバア


ナルメア「だ……団長ちゃんと……ち、チューしちゃった……///」カアアッ


ハレゼナ(白目)

カリオストロ「なるほど……うちの団長は人目につかねえ所で団員を押し倒す、クソ野郎だったってことか……!見損なったぜ……」キッ 


グラン「だから違うんだってば!!!!!カレン何とか言ってあげt」


カレン「えぐっ…ううっ…うええええええええええん!!!!」


グラン「ガチ泣き!?!?ちょっ、ハレゼナ!!!!」


ハレゼナ「」シ-ン


グラン「ダメだ、完全に気を失ってる……!ル、ルリア!ビィ!!」


ルリア・ビィ「」コソコソ


グラン(こ、この野郎………ッ!!)ビキビキビキ


カリオストロ「ギルティだな……!死ね!!アルス・マグナァァァッッ!!!!」ズドオオオオオオン!!!!


グラン「またこのパターンギオエアアアアアアアアアオアアアアアッッ!!!!!」ドドドドドド

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カリオストロ「フン、取り敢えずグランの野郎がレイプ魔のクズじゃねえってことはわかったよ。」


正座グラン「…だがらぞうだっでいっだのに……」ボロボロ


カリオストロ「でもやっぱり許せねえ!!オ、オレ様というものがありながら、ナルメアとも……!///」


カレン「なっ、ちょっと待ってよ!!!団長は私とつっ……付き合ってるのよ!?!?」ギュ-


ハレゼナ「ダメだァ!!団長は誰にも渡さねェェェッ!!!」ギュゥゥ


グラン「うわああああ二人とも痛い痛い痛い!!!!!」メキメキメキ


カリオストロ「そんなん認める訳ねえだろうが!!!ねっ、団長サン☆」キュピ-ン


グラン「いや、あの……実はみんなの言ってること、全部本当っていうか……」


カリオストロ「……はあああ!?!?ど、どういうことだよオイ!!そんなことが許されると思って……!!」


ハレゼナ「えっ!?そっそんなこと……!」ビケッ
 
カレン「へへ、残念でしたー!」ギュ-


カリオストロ「なっ、ううっ……!」ジワッ


ルリア「あっ!!グランがカリオストロさん泣かせた!!」


カリオストロ「うわあああああっ!!グランのレイパー!!!死ね!!!!」


グラン「ちょ、待って!!カリオストロ!!」


ハレゼナ「そんな……団長は、ボクの……たいせつ……!!」ジワッ


グラン「ああっハレゼナまで!!!」アタフタ


ビィ「オイラ知ってるぜ!こういうのを女の敵、って言うんだよな!」


ルリア「そうですね、ビィさん……グランみたいになっちゃだめですよ?」


グラン「…」(殺意、ってこう言う感情なんだな)


ーーこの後みんなに半日かけて土下座し、なんとか許しを得た。

好きなキャラをドッキリでいじめるスレの予定だったのに、なんか想像と違うものが出来た…

ルリア「次は誰を見てみようかな……♪」 ウキウキ


ビィ「さっき一番ヒドい目にあったってのに、もうこれだもんなあ……」


グラン「うん、すごい精神力だと思う」


グラン「あれ?甲板にいるのは……?」


オイゲン「……」スパ-


ルリア「オイゲンさんです…空を見ながら葉巻ふかしてますね。」


ビィ「あいつも呑気なもんだぜ!ウチの団長が死んだってのによぉ!」


グラン「死んでない!!」クワッ


ルリア「また私行ってきます!」タッタッタッ

ルリア(確かこのあたりに、オイゲンさんが……)


オイゲン「……」スパ-


ルリア(あっ、いたいた!じゃあ私はこの辺に…)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

オイゲン(…あっけないもんだな、人の死ってのは)


オイゲン(アウギュステを救ってもらい、アポロを救ってもらい)


オイゲン(そして今、俺が旅を続けられているのも、グランのおかげだ。)


オイゲン(こんな老いぼれには勿体ねえ位のモンを、俺ァアイツから貰った……)


オイゲン(……そんなアイツのことを、俺はどこかで死ぬ訳がねえ、って思っちまってたんだな……)


オイゲン「…俺ァ馬鹿か…外面ばっか年寄りヅラしてよォ…」プルプル


オイゲン「こんな甘い考えじゃ、ガキンチョと何にも変わらねぇ……」グシャ

???「ううっ……ひっく……」グシュ


オイゲン(…?誰だ…)ザッ


ルリア「ぐすっ…ううう……」


オイゲン「……」


オイゲン「……よぉ、嬢ちゃん。隣座るぜ。」ストン


ルリア「オイゲンさん…」


オイゲン「……ルリア、お前さんの気持ちは、痛え程よく分かる……」


ルリア「……」ピクッ


オイゲン「だがな、ダメだルリア…。泣いてばかりじゃあ前には……」


ルリア「オイゲンさんに何が分かるんですかっ!!」ギリッ


オイゲン「…っ!」

ルリア「グランは……グランは私のために既に一度……死んだんです……!」


ルリア「私は……そんなグランを、二度までも……しっ…死なせて…しまった……!」ガタガタガタ


ルリア「皆は優しいから、そんなこと言わない…。でも私は……」


ルリア「殺人者と……何も変わらないんです」ブルブル


オイゲン「……」


ルリア「私は……私は……!」ガタガタ

オイゲン「……へへっ……」


ルリア「っ!?……何が……何がおかしいんですか!!」ギロッ


オイゲン「……お前さん、やっぱり団長とそっくりだ」(葉巻を取り出す)


ルリア「……どういうことですか?」


オイゲン「お前ら二人は……優しすぎるんだ。」


ルリア「……」


オイゲン「アイツは、自分の命なんざ顧みず、お前さんの危機を救った。」


オイゲン「お前さんだってそうだ。知り合って何分の奴の命を、自分の命を使って救ったんだからな。」


オイゲン「人が困ってたら、自分のことなんざ気にせず助けに行っちまう。元々そんな奴らなんだよ、お前ら二人は。」スパ-


ルリア「…オイゲンさん…」

オイゲン「団長の奴もよ、絶対後悔なんてしてないだろうぜ?むしろ本望だったんじゃねえか?自分のことを守ってくれた相手を、守って死ぬなんて……。ったく、最後までスカした野郎だぜ。」


ルリア「……」


ルリア「……グランを死なせた……私のような人間が……」


ルリア「生きていても……いいんでしょうか……?」グズッ


オイゲン「…逆だ、ルリア。お前さんはな……」


オイゲン「グランがいねぇ今こそ、生きにゃならねえんだ……アイツのために、な。」


ルリア「うぅっ……グ……グラン……っ!!」ボロボロ


ルリア「うわああああああああああああん!!!」


オイゲン(そうだ……今はもうグランはいねえ……)スパ-


オイゲン(だからこそ、生きている俺達が、あいつの分まで生きなきゃならねえんだ……ッ!!)グシャッ


オイゲン「グラン……しばらく待ってろよ…。イスタルシアの土産話ひっさげて、いつか迎えに行ってやっからな……!」

ビィ「…いよぉし!!カットォッ!!!」バチ-ン


オイゲン「!!?!?!?」


ルリア「あっ、ビィさん!!」ケロッ


オイゲン「」


ビィ「いやービックリしたぜ……オマエ、役者にでもなりゃいいんじゃねえか?」


ルリア「えへへ…」テレテレ


オイゲン「なっ……なんだお前さん……さっきまで泣いてたんじゃあ……」


ビィ「ああ、オイゲンももう少しすれば分かるはずだ……」


ズドドドドド……


ビィ「おっ!やっと来たか!!」


グラン「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛こ゛へ゛ん゛よ゛オ゛イ゛ケ゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛!゛!゛!゛」ダバ-


オイゲン「」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オイゲン「ったくよ……全部ルリアとビィのイタズラだったってのか……?」


正座ルリア「はい、ごべんなさい……」(頭のタンコブを押さえながら)


正座ビィ「痛えよお……殴らなくてもいいじゃんかよ……」サスリサスリ


正座グラン「いや、ゲンコツ一発で済んでむしろありがたいと思った方がいいよ……」サスリサスリ


オイゲン「お前もちゃんとこの二人の面倒ぐれえしっかり見てやれや……監督不行き届けだ……」


正座グラン「ご、ごめん……」


オイゲン「…ま、でも俺もいい勉強になったわ。騎空士には、こういうことが常に起こりうる……そういう仕事だもんな。」


オイゲン「それに免じて、今回は許してやる」


正座ビィ「オイゲン……!」


オイゲン「…ただし次は無いと思え」ギロッ


一同「ヒェッ…」

少ないけど今日はこの位でやめます

リクエストしてくれるのありがたいけど、書き切れるかわからないので一旦締め切りますを

乙!
るっリアが基本演じれば良い絵になりそう

>>128
そちらも楽しみに読んどりますで大将

ーーシルヴァの部屋ーー
ベッド「」モゾモゾ 


シルヴァ(うぅ……勢いに任せて私は何て事を…///)ジタバタ


シルヴァ(これじゃ団長に合わせる顔がない……)


シルヴァ「……まぁでも……悪い気はしなかったな……」ボソッ


シルヴァ(って何を言ってるんだ私は……!!///)ウネウネ

シルヴァ「こんな様子ではダメだ!気持ちを新たにしろ、私!!」ガバッ


シルヴァ「布団で悶えるのはもうやめだ……もう誰かに泣きついたりなんて……」パラッ


シルヴァ「……?何か落ちたな」


シルヴァ「……これは……手紙……?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ルリア「うーん、クムユさんどこにもいませんねぇ」


グラン「……何かあったら僕、シルヴァさんに殺されちゃうよ……」


ドドドドドドドド


ビィ「ん?なんの音d……」


ドア「」バァン!!


シルヴァ「うわああああああああああどうしようだんちょおおおおおおおおお!!!!!! 」ダキツキ-


グラン「うわああっ、シ、シルヴァさん!?どうしたんですか!?」


シルヴァ「クムユが!クムユがあああああああっ!!」ダバ-


グラン「ぐええええええええ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!シルヴァさん落ち着いてあああああああ!!!!」メシメシメシ


ルリア「どっ、どうしたんですか、シルヴァさん?状況が全く飲み込めないんですが……」


シルヴァ「こっ……これが、私の部屋に……」グズッ


ビィ「クムユからの手紙か……にしても、一体何が……?」ピラッ


ビィ「っ!!」


ルリア「ビィさん?」


ビィ「ヤベェぜグラン!!これを見てくれ!!」


グラン「……!ビィ、見せて!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
突然いなくなっちまって申し訳ねーです


突然のことでびっくりしてると思うです、だけどクムユは行かないといけないですよ。


団長のために、そして自分の為に……クムユは団長が殺されたっていう西の孤島に、行ってくるです。


……多分クムユは生きて帰ってこれないと思うです。


けど、仕方ねえことです。


クムユはシルヴァ姉ちゃん、ククル姉ちゃん、そして団の皆のことが大好きだったです


最後まで心配かける子で、本当にごめんなさいですよ。


クムユより
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シルヴァ「クムユが……クムユが1人で、西の孤島に……」ガタガタ


ビィ「おいおい、西の孤島、って星晶獣がウジャウジャいるっていうあそこか……?」


グラン「…シルヴァさん、落ち着いて下さい。まだクムユが死んでしまった訳じゃない。」


シルヴァ「そ、そんなこと言われたって……!」


グラン「僕達が慌てていたら、何も始まらないんだ!こんな時だからこそ、僕たちは冷静にならなきゃいけないんです…!」プルプル


シルヴァ「…」(……団長が、震えている……?)


シルヴァ(…! そうか、団長だってクムユが心配でどうしようもないのに、私を落ち着かせようと無理して…!)


シルヴァ「…すまなかった、取り乱してしまったようだ…」


ルリア「はっ、はやくラカムさんに知らせましょう!!」


グラン「……それじゃあ間に合わない!!皆、付いて来て!」ダッ

ーー船の甲板ーー
小型騎空艇「」ゴウンゴウンゴウン


ビィ「うわぁ、オイラこんなのがあるなんて、初めて知ったぜ……!」


グラン「空を旅している途中、どうしても船を離れなきゃいけなくなったときのために、幾つか作っておいたんだ…。クムユも、これを使ってここを出たんじゃないかな。」


グラン「……うん、狭いけど詰めれば何とか皆乗れそうだ。皆、乗って!!」


グラン「ここをこうして……」ブルルン


グラン「よし、エンジンがかかった!!西の孤島へ向けて、急ぐよ!」ギュオン!!


シルヴァ「あ、ああ!」


シルヴァ(頼む……間に合ってくれ…)

ーー3日前ーー
クムユ「ふんふふ~ん♪」ルンルン


グラン「…」


クムユ「あっ、団長さん!!今回の依頼は、どこに行きやがるですか?」トコトコ


グラン「あっクムユ!今回は西の孤島だよ。あそこの島でしか取れないっていう薬草を取りに行くんだ」


クムユ「に、西の孤島…ですか…」ゴクリ


グラン「クムユも付いてくる?」


クムユ「ぴいっ!?い、いや!クムユは今ちょっと忙しくて…!」


グラン「あはは、無理しなくていいんだよ」テクテク


クムユ「……」


クムユ「……はぁ……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

>>140
取る× 採る○

クムユ「…」


クムユ(この団での生活は、とっても楽しいです。)


クムユ(皆優しいし、ククル姉ちゃんもシルヴァ姉ちゃんもいるですよ)


クムユ(でも…クムユはこのままで本当にいいです?)


クムユ(クムユは度胸をつけて、立派な職人になるためにこの団に入ったです)


クムユ(ちょっとは治って来たかと思ったのに、クムユはまたビビって逃げちまったです…)


クムユ(こんな様子じゃ立派な職人になんてなれねぇですよ……)


クムユ「…クムユのドチクショー…」ショボン

ルリア「うわああああああああああん!!!」


団員「どうしたルリア!」「団長は無事なの!?」「おっ、落ち着け!」


クムユ(…?何かあったですかね?)トコトコ


クムユ「どうしたです?ルリアさん…」


ルリア「グランが……グランが……!」


ルリア「私を守って、せ、星晶獣に…殺され……!」


クムユ「…っ!?な、何言ってやがりますか…!クムユは信じねえですよ…!」


ルリア「私の……私のせいなんです……!グラン…ごっ、ごめんなさ……」


ルリア「うああああああああああああ!!!」


クムユ(そんな……団長が……!)サアアッ

ーークムユの部屋ーー
クムユ「ふえっ……ううう……」ボロポロ


クムユ(クムユに…クムユに度胸があったら……!クムユがもしあの時、一緒に行くって言えたなら……!)ブルブル


クムユ(もしかしたら団長を、助けられたかもしれねえですのに…!)


クムユ「……だ、だんちょう……」


クムユ(…シルヴァ姉ちゃん、ククル姉ちゃん……クムユはこれからも…)


クムユ(…こうやって、臆病なまま、皆を失い続けるですか……?)ピクッ


クムユ「…」


クムユ「……そんな風に、なってたまるかってんです」スクッ


クムユ「……皆、ごめんなさいです。少し火薬、貰っていくですよ。」

グラン「……見えた、あそこだ!!皆、着陸するよ!」シュゴオオオオ


シルヴァ「ああ!」


シュウウウウ…プシュ-…


ルリア「つ、強い怒りの気配を感じます……!星晶獣が怒っているんです……!」


ビィ「おーーーーいクムユーーー!!いるなら返事してくれーーー!!」


グラン「クムユーーー!!どこだああああ!!」


ドゴォォォォン!!!


ルリア「!! いっ、今向こうから、大きな音が!!」


シルヴァ「そっちか!!皆、行くぞ!!」ダッ

魔物①「ギギ…グガガガ…」ドオオオン


クムユ「どうだってんですコンチキショー!!ウチの銃工房で鍛えた銃を舐めるんじゃねーです!!」チャキ


魔物②「グアアアアアアッ!!!」バッ


クムユ「…!来るです!!もうクムユは、恐れないですよ!!」バァンバァン


魔物②「ウゴォッ!!」ドサッ


クムユ「はあ、はあ……あいつの根城はどこに、ありやがるです…!」ダッ



シルヴァ「……っ!!居たぞ!!クムユだ!!」バッ


ルリア「えっ、ど、どこですか!?」キョロキョロ


シルヴァ「あの山の南峰あたりだ!!私に付いてこい!」ダッ


ビィ「あっ、あの山ってここから1kmは離れてるぜ!?相変わらずとんでもねえ奴だぜ…」


グラン「シルヴァさんの目には頼りっぱなしだ…!皆、急ぐよ!」

ーー洞窟内ーー
クムユ「ここが、星晶獣の住処ですね……!」ギリ


星晶獣「グルルルル…」


クムユ(さすがは団長を倒した星晶獣…オーラが違うですよ……)ブルッ


クムユ「でも、クムユは…引き下がる訳にはいかないです。」ザッ


クムユ「お前を倒して、団長の恨みを晴らすです!!やあああああっ!」ドオンドオン


星晶獣「ゴガアアアアアアアッ!!!!」バッ

クムユ「やあっ、とりゃ!ほうっ!!」バァン!!ババン!!


星晶獣「グッ!!ゴアアアアアアアアア!!」キンキンキン!!


クムユ「やっぱり効かないです…!なら、これならどうですコンチクショー!!」ドオンドオン!!


星晶獣「ガアアアアアアアアッ!!」ブンッ


クムユ「ぴいいっ!!ま、まだまだです!!」ドォンドォン


星晶獣「フシュルルル……ウガアッ!!!」バチィ!!


クムユ「うわああああっ!!」ズザザザ!!


クムユ「こ、この位どうってことないですよコンニャロー!!」カチッカチッ


銃「」シ-ン…


クムユ「たっ、弾切れ……!」


星晶獣「ゴオオオオオ…」ズン…ズン


クムユ「…!」


星晶獣「ウガアアアアアアアアアアアアッ!!!」ブン

ゴゴゴゴゴゴゴ


星晶獣「……?」


クムユ「…間に合ったですよ…!」ニヤリ


クムユ「クムユが狙ってたのは、この洞窟の崩れかけの天井……!瓦礫に埋もれちまうといいです!!」


ズドドドオオオン!!!!


星晶獣「ウゴオアアアアアアアアッ!!!!!!」ズドドドドドド


クムユ「この時を待ってたです!!グランサイファーの火薬から作った、特製爆弾を…特と味わうといいです!!」バッ


星晶獣「グキエエエエエエエエエッ!!!!」ドゴオオオオン!!!!!


クムユ「やっ、やった……当たった!!」

シュゥゥゥゥゥゥ……


クムユ「や……やったですか……?」


ゴゴゴゴゴゴ


クムユ「そっ……そんな……!!」


星晶獣「ブオオオオオオオオオン!!!」ドゴオオオン


クムユ「あっ、あああっ……!!」ガタガタガタ


クムユ「も、もう爆弾も、弾もねえです……!」


クムユ「あ、ああ……ごめんなさい、ごめんな……さ……い……!」


クムユ(助けて、シルヴァ姉ちゃん、ククル姉ちゃん…)


星晶獣「ガアアアアッ!!!」ブンッ


クムユ(団長……!)

ガキイイイイン!!!!

クムユ「…っ」


クムユ「あっ……あれ……?」


???「ダメじゃないかクムユ、こんなところに1人で来たら…!」ギリギリ


???「次に団長の弔い合戦をするときは、私に一言相談するんだぞ…!」ギリギリ


クムユ「あっ、ああああっ……!」ワナワナ


グラン「全く、シルヴァさん…そんな縁起でもないことを言わないで下さいよ…」


シルヴァ「はは、冗談に決まっているさ。…なあ、団長?」


クムユ「シルヴァ姉ちゃん!!団長!!」ブワアッ

グラン「はあああああっ!!」ザシュッ!!


シルヴァ「いやあっ!はっ!だああっ!!」ドォンドォン!!


星晶獣「ブモオオオオオオッ!!」ブォンブォン


クムユ「よ、よかった……!!団長が生きてるです……!」


ルリア「あ、あのー……クムユちゃん……」


クムユ「ルリアさん!!団長は…!団長は無事だったですよ…!」ズズッ


ルリア「いや……実はそれなんですけど……」

クムユ「ええええええっ!?!?ル、ルリアさんウソ付いてたですか!?」


ルリア「ご、ごめんなさい…こんなことになるとは思わなくて…」


クムユ「~!!ルリアさんのバカバカバカ!!」ポコポコポコポコ


ルリア「ゆ、許して下さいぃ~!」


グラン「!!ここだっ!」ザシュウ


星晶獣「ブオオアアアアアッ!!!」グラアッ


シルヴァ「星晶獣にスキが出来た!今のうちに逃げるぞ!」


グラン「よし!クムユ、いくよ!!」(手を差し出す)


クムユ「…! あいっ、団長!!」ギュッ

グラン「はあっ、はあっ…クムユが乗って来た騎空挺って、どこにあるかわかる?」ダダダダダ


クムユ「し、島の入り口近くの草っ原に置いてあるはずですよ!」


グラン「よし、それなら僕達の騎空挺が置いてある場所とそんなに離れていない!」


グラン「先にそっちに行くから、クムユはそれに乗ってここから逃げるんだ!僕達は、自分の乗って来た騎空挺で逃げる!」


クムユ「あいっ!」


シルヴァ「ふふ…クムユ、強くなったね。曲がりなりにもこれも、ルリアのおかげなのかな?」


クムユ「ルリアさんはキライです!コンチキショー!!」プイッ


ルリア「うう…。私、嫌われちゃいました…」ショボン


グラン「当たり前なんだよなぁ…」

グラン「見えた、あそこにあるのがクムユの騎空挺だね!」


クムユ「そうです!クムユはこれに乗って先に行ってるですよ!」ダッ


シルヴァ「よし、それじゃあ私達も騎空艇のところに行くぞ!」


グラン「はい!!」ダッ


クムユ「はあ、はあ……着いた!」ガチャッ


クムユ「早くこれで脱出して、みんなと合流するですよ……」


騎空挺「」シ-ン


クムユ「…うっ、動かねえです!!ま、まさかクムユがいない間に魔物か何かに壊されたですか!?」


メキメキメキ…ドオオオオン!!!


星晶獣「グルルルルル……ブオオオオオオオ!!!!」ドドドドド


クムユ「ぴいいいいいっ!!せ、星晶獣のヤローが、もうここまで……!」


クムユ「に、逃げるですよ!!」ガチャッ

グラン「…あった!僕達の騎空艇!!」


ルリア「後はこれに乗って帰るだけ……」


ピイイイイイイッ!!!


シルヴァ「なっ……!今の声は……!」


クムユ「うわあああああああん!!!こっちにくるんじゃねえです!!!」ドドドド


ビィ「なっ!?騎空艇に乗ったはずじゃ!?」


シルヴァ「…クソッ!」ガタッ


ルリア「ああっ!!シ、シルヴァさん行っちゃダメです!!貴方まで巻き込まれちゃいます…!」


シルヴァ「そ、そんなこと言ったって、見捨てるわけにいかないだろう!!」


グラン「…僕が行く。」ダッ


ビィ「ああっ、待てグラン!!」

クムユ「はぁっ……はぁっ……も、もう体力の限界です……」


グラン「クムユ!!こっちだ!!」バッ


クムユ「だ、団長……!」


グラン「こっちに跳ぶんだ!!僕が抱きとめる!!」


クムユ「ぴいっ!?こ、ここからそっちに跳ぶですか!?」


グラン「それしかないんだ!頼む…僕を信じてくれ…!」


クムユ「そ、そんなこと言っても……何メートル高さがあるですか……!」プルプル


グラン「クムユ!!君は1人でこんな所に来れたんだぞ!!そこから跳ぶのなんて、大したことない!!」


クムユ「…!」


星晶獣「グモオオオオオオオオ!!!!」ドドドドドド


グラン「さあ!!早く!!」

クムユ「……こっ……」


クムユ「こなくそーーーっ!!!」


バッ!


グラン「そうだ!!こっちだああっ!」ガシイッ!!!


グラン「おっ、ととと……うわあ!!」ドシン


クムユ「あ、ああ……怖かったですよ……」フルフル


グラン「よしよし…よく頑張った」ナデナデ


クムユ「…えへへ…///」ギユ-


グラン「さ、僕達の騎空挺に行こう。みんな待ってる!」


クムユ「あいっ!!」

ビィ「グラン……クムユ……!無事に戻ってくるんだろうな……?」


ルリア「今はグランを信じるしかありません…待ちましょう…!」


シルヴァ「……!あれは!!」


グラン「おおおおおーい!!」(クムユを抱き抱えながら)


クムユ「~♪」


ルリア・ビィ「グラン!!」バッ


シルヴァ「…全く、彼には世話になってばかりだな…。」フッ

グラン「ウカウカしてると、あいつが来てしまう!皆、騎空挺に乗って!」


クムユ「ガッテンだ!!」ピョン


グラン「よし、後はここを脱出するだけだ…!」ブルルルル


グラン「……っ!!」


ルリア「ど、どうしたんですか!?早く出発しないと…!」


グラン「分かってる!!でも、…」


グラン「機体が…動かないんだ…!!」ブルルンブルルン

クムユ「なっ!?こっちも動かないですか!?」


シルヴァ「こっ、故障でもしてしまったのか!?」


グラン「いや、騎空挺自体に故障はない…」


グラン「……だけど、そもそもこの機体は、何人も人が乗れるよう設計されていないんだ……。」


ビィ「重量オーバー、ってことか!?」


グラン「そう、みたいだ……!」ギリッ


シルヴァ「そっ、そんな……!やっとここまで来たっていうのに……ッ!」

グラン「……」


グラン「クムユ、この機体の操縦はできるね?」


クムユ「で、できますけど……」


グラン「なら、問題ないね。」ガチャ


ルリア「…!まさか、グラン!?」


ビィ「おい!!バカな考えはやめろ!!」


グラン「エンジンはかけてある。後は少しレバーを引くだけで、発進できるよ。」ツカツカ

シルヴァ「そっ…そんなこと出来る訳がないだろう!!戻ってこい、団長!!」


グラン「じゃあこれ以外に、どんな方法があるって言うんだ!!」キッ


シルヴァ「っ!!」ビクゥ


グラン「クムユもシルヴァさんも……自分の身体を見てみろ!!これ以上戦うことなんて、出来るはずがない!!」


グラン「…今、あの星晶獣を唯一足止めできる僕こそが…ここに残るべきなんだ!!」

ルリア「ダメですダメですダメです!!わ、私…グランがいなくなったら…私……!」ガクガク


グラン「……ごめん、ルリア」スッ


グラン「僕は初めて、君を裏切る。」カッ


ルリア「うああっ!?グ、グラン……何……を……!?」ガクッ


グラン「ルリアの力を、強制的に引き出させてもらった…!」


グラン「出でよ!!バハムート!!」パアアアアッ


バハムート「グオオオオオオッ!!」


グラン「バハムート…この船を、空に出せ。」


バハムート「ブルルル…」ガシッ


クムユ「やっ…やめるです…!お願いです…!クムユ、団長と一緒にいたいです…!」フルフル


シルヴァ「団長……!考え直してくれ……!嫌だ…嫌だ……!」


ルリア「…グ…ラ、ン…!」ガクッ
 

グラン「皆……」


グラン「ありがとう」


バハムート「グオオオッ!!」ブン!!


一同「うわあああああああっ!!!!」ゴオオオオオッ!!

ーーその後、グランサイファーに無事辿り着いたルリアは、自分が嘘を付いていたこと、そのせいでグランが本当に犠牲になったことを団の皆に打ち明けた。


カレン「そっ……そんな……また、嘘……なんだよね?そうだよね、ルリア?あはは…」


カリオストロ「そ、そうだ…。ルリア、二度目はさすがに趣味が悪いぞ…?」


シルヴァ「…す…ま、ない……。私が付いて…いながら…!」グスッ


シルヴァ「うあああああああああああん!!!」


クムユ「団長が死ぬ訳ねえです…こんなの…悪い夢です…」ウルウル


ハレゼナ「…そ、んな……!」ガタガタガタ


オイゲン「クソが……嘘から出た真、ってとこか…!」ギリッ

ーーその時、悲しみに沈んだこの騎空団には決して似合わない、明るい声が天から響いた。


???「いやっほーー!たっだ今戻りました~!!」


カリオストロ「…?上から…?」


クムユ「!!この声は……!」ダッ


ゴウンゴウンゴウンゴウン…プシュ-


ククル「どうもー!ククル姉ちゃん、帰還です!」ビシイ!


ククル「……あれ?なんか皆、お通夜モード?」


一同「……。」


ククル「そんな皆さんに、元気が出るお土産、実は持って来てるんだー!」ニヤニヤ


ククル「じゃじゃーーん!!」


グラン「あ、あの…どうも……」


クムユ「団長でーーす!」ドヤッ


一同「……えええええええええっ!?!!?」

ルリア「グラン……グランが……生きてる……!」ワナワナ


ルリア「うわあああごべんなざいいいいい!」ムギュ-


グラン「うわっ!ち、ちょっと今はいきなり飛びついてこないd」


カリオストロ「…うあっ…グランンンンンンン!!!!」ダキ-


グラン「あああああ!!傷口が開く開く!!」


クムユ・シルヴァ「うわああああああん!」ムギュ-


グラン「ちょっ、マジで今はうあああああああああ!!!!」


カレン・ハレゼナ「ああああああだんちょおおおおお!!!!」ギュウウ


グラン「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」


オイゲン「どっ、どう言うことだ…?説明してくれ、ククル」


ククル「いやね?実は私もクムユからの手紙を見て、慌てて1人で小型騎空挺に乗って西の孤島に行ったんだけど…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ククル(クム坊……!無事でいてよ……!)ブロロロロ


ククル「…あそこだ!西の孤島…!」


ドゴオオン!!.


ククル「!?誰か戦ってる!?しかも1人で!!」プシュ--


ククル「クム坊!?そこにいるの!?」ガチャ 


星晶獣「ガアッ!!グギギイ!!」ブオン


グラン「だりゃああっ!!」キキン!


ククル「!?!?だっ、だだだ団長!?!?」


グラン「……!?クッ、ククル!?何でここに!!」


ククル「それはあたしのセリフだよ!!グラン、この前の依頼の時に死んじゃったはずじゃ…!?」


グラン「いや、それはその……うおっ!」ガキン


ククル「…!いやああっ!」ドンドンドン!!


星晶獣「グウ!?」グラッ


ククル「グラン!早く私の騎空艇で脱出するよ!」


グラン「う、うん!」ダッ

ククル「…とまあ、こんな感じで、星晶獣の所から命からがら逃げてきた、って訳!」


オイゲン「…ったく…!何度も心配かけやがって……!オイ、グラン!!さっさと医務室で治療しても…ら……」


グラン「」ドクドクドク


オイゲン「ばっ!?お、オメェらやり過ぎだ!!傷口が開いてるだろうが!!」


ルリア「うわあああんグランンンンンンンン!!」ギュウウウ


オイゲン「バカ!!止めろォ!!」ダッ

グラン「…本当に死ぬかと思った…」


ルリア「うう…ごめんなさい」ショボン


グラン「…まあ、今回のは僕も悪かったけどね…」


ルリア「…」


ルリア「グラン…私、あなたが本当にし、死にかけて…自分がどんなことをしていたのか理解しました…。」


ルリア「私は…あんな思いを皆にさせていたんですね…」


グラン(今更かよこいつ…)

グラン「…はぁ、もういいよ…」


グラン「次は、こんなことしちゃだめだよ?」


ルリア「……怒らないんですか…?」


グラン「今回はね…皆無事で、ルリアも反省してる訳だし。」


グラン「それに……今回のことって、曲がりなりにも僕のためだったんでしょ?」


ルリア「はい…」


グラン「だったら、そんなに強く怒れないよ…」


ルリア「…グラン…」

ルリア「ふふっ…あのね、グラン。私、やっぱりあなたの事が大好きです。」


グラン「なっ!?い、いきなり何を!?」


ルリア「言葉通りの意味ですよ?」ニコッ


グラン「そっ、そんなこと言われても…僕は…!///」


ルリア「良いんです。グランが私のことを、愛してくれなくても。」


ルリア「グランと一緒に旅をして、笑って、泣いたりすること…。それが、私の一番の幸せですから」


グラン「…ルリア…」

???「おい、押すなって!!バレたらどうすんだよ!」ボソボソ


???「うるさい!!このままグランとルリアがイイ感じになったらどうすんのよ!!」ボソボソ


???「な、なあ…やっぱり良くないんじゃないか?盗み聞きなんて……」ボソボソ


ルリア(…扉の向こうから、声が…?)


ルリア「…!」ニヤッ


ルリア「ね、グラン…。最後に…キスして貰ってもいいですか?」ズイッ


グラン「ええっ!!ル、ルリアさん!?」タジッ


???「!?!?」ガタタッ


ルリア「もうカリオストロさんとも、ナルメアさんとだってしたじゃないですか……私も、グランと…したいです…///」


グラン「やっ……やめ……!///」

ドゴオオオオオオオン!!!


グラン「ひいっ!!とっ、扉が!?!?」


ルリア「えへへ…皆さん、お先に失礼してます」ギュッ


カリオストロ「さっきから聞いてりゃルリアとイチャつきやがって!!何でテメエはそう分別がねえんだ!!」グワッ


グラン「うわああっ!い、イチャイチャなんてしてないよ!?」


カリオストロ「どの口がそんなことほざくんだこの野郎!!イチャつくなら…お、俺様がいるだろ!」カアッ


グラン「…へ?」


カレン「ちょっと!!カリオストロまで何言ってんのよ!?は、離れなさいよ!」グイ-


クムユ「クムユも団長大好きですよー!」ピョコン


グラン「み、皆!?何でここに!?」


シルヴァ「すっ、すまない…ルリアと何か良い雰囲気だったから、思わず付いてきてしまった…」シドロモドロ


グラン「シルヴァさんまで!!」

カリオストロ「ほ、ほら…いつでも俺様の所に来て、甘えていいんだぜ!///」


カレン「だーかーらー!!アンタの入り込む余地はないの!さっさとそこを退きなさい!!」ギャ-ギャ-


クムユ「クムユも仲良くしたいですよ!」ギュッ


シルヴァ(…いいなぁ…)モジモジ

ルリア(ね?グラン…心配することなんてないでしょう?)


ルリア(こんなに皆が貴方のことを慕ってる…それが分かれば、十分なはずです。)


ルリア(威厳がない、だなんて落ち込む必要…ないんですよ?)


ルリア「ーーねえグラン!次はどの島に行くんですか?」

終わります


色々と酷いssだったけど、見てくれた皆さんありがとうございます

安価してくれたのに結局書かなかった人達ほんまにすいません…

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年03月16日 (金) 09:43:17   ID: YlgN-34T

良かったで

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