真美「うぉーあいにー!」 (20)

P「何言ってるんだいきなり」

真美「うぇえー・・・そんなんじゃダメだよ兄ちゃん、『これからは中国の時代だ!』って社長さんも言ってたよ?」

P「ああ、社長の発言に影響されてるのか・・・」

真美「兄ちゃんも中国語くらい話せないと、これからお仕事なくなっちゃうかもしんないよ?それでもいいの?」

P「・・・そりゃ困ったな」

真美「でしょでしょ!だったら今のうちに真美と中国語の勉強しよ!」

P「おいおい珍しいじゃないか、真美が自分から勉強したがるなんて」

真美「真美だってたまにはそういう気分のときもあんの!」

P「いや、今までほぼなかったろ」

真美「うるさいなー、いいから勉強するよ!ほら座って!」

P「しょうがないな・・・少しだけ付き合ってやるか」

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※真面目に勉強するスレではありません。そういうのを期待された方はごめんなさい。

真美「んじゃーはじめるよ」

P「おい、テキストとか無いのか?」

真美「ゼータク言わないでよ、そんなの買ってたら真美のお小遣いがもったいないじゃん!」

P「ほんとに勉強する気あるのかよ・・・」

真美「いいのー、今はネットとかあんだから!兄ちゃんは真美の言うとおりにしてて!」

P「わかったわかった」

真美「じゃ、真美のあとに続いて発音してください」

P「はいはい」

真美「はいは一回!」

P「はいは一回!」

真美「もー!今はそういうノリいいから!いくよ!『にーはお』!」

P「ニーハオ」

真美「ちょっと違うなー、もっかい!『にーはお』!」

P「にーはお」

真美「うんうん、合格っぽいねー」

P「本当にその発音で合ってるのか・・・?」

真美「単語の意味だけど・・・さすがの兄ちゃんでもこれくらいは知ってるよねー?」

P「『こんにちは』だろ?大人をバカにするんじゃない」

真美「よくできましたー!んじゃー次いくよ!」

P「おう、どんどんいこう」

真美「『しぇーしぇー』!」

P「シェーシェー」

真美「違う違う!『しぇーしぇー』」

P「しぇーしぇー」

真美「うん、いい感じっぽい」

P「良い発音の基準がわからん・・・」

真美「これはねー、『ありがとう』っていう意味だね」

P「このへんはよく聞くやつだな」

真美「次はねー、ちょっとレベル上げて文章でいくかんね!」

P「ここからが本番か・・・」

真美「いくよ!う、『うぉーあいにー』!」

P「ウォーアイニー」

真美「『うぉーあいにー』!」

P「うぉーあいにー」

真美「もっかい言ってみて!」

P「うぉーあいにー」

真美「えへへー、いい感じだねぇ」

P「そうなのか・・・?」

真美「意味はねー・・・兄ちゃん知ってる?」

P「いや・・・なんか、聞いたことあるような気がするんだけど・・・わからん」

真美「んっふっふ~、兄ちゃんもたいしたことないですなぁ~」

P「うるさいな・・・で、どういう意味なんだよ」

真美「えー、そんなの簡単に教えちゃったらつまんないっしょ!自分で考えること!」

P「えぇ・・・」

真美「あ、ググったりしちゃダメだかんね!こういうのは自分で考えなきゃダメだから!」

P「いや・・・なぞなぞじゃないんだから考えたって答え出ないだろ」

真美「もー!そんなだからゆとり世代って言われるんだよ、兄ちゃん」

P「世代は関係ないだろ・・・わかったよ、考えればいいんだろ」

真美「うん、それが明日までの宿題ね!んじゃー兄ちゃん、うぉーあいにー!」

P「うぉーあいにー・・・うーん、挨拶みたいなもんか?」

<翌日>

真美「兄ちゃん、にーはお!」

P「にーはお」

真美「ねね、宿題できた?」

P「いや・・・なんかこう、挨拶かな?っていうくらいで・・・」

真美「うぇえー、ざっくりしすぎっしょー!そんなんじゃ先が思いやられますなぁ」

P「お前がググるなっていうから何の手がかりもないんじゃないか・・・」

真美「ちゃんと真美の言いつけを守ってるのは褒めたげるけどー、これじゃ宿題は受け取れないなー」

P「・・・」

真美「できなかったバツとして、これから毎日真美と会ったとき『うぉーあいにー』って言うこと!」

P「なんだよそれ」

真美「いいから言うのー!あ、他の人がいるときとかは言わなくていいけどね、あと真美以外の子に言っちゃダメ!」

P「んな難しいこと要求するなよ・・・」

真美「バツだから難しくなかったら意味ないっしょ!」

P「うーん・・・それもそうか・・・?」

真美「・・・ほら兄ちゃん、なんて言うんだっけ?」

P「・・・うぉーあいにー」

真美「えへへー、よくできました!んじゃーまたね、兄ちゃん!」

P「思春期の女子の考えることはよくわからん・・・」

伊織「・・・なによ、あんたと真美ってそういう関係だったの?」

P「うわ、いたのか伊織」

伊織「人をオバケみたいに言うんじゃないわよ!」

やよい「私もいますよ、プロデューサー!おはようございまーっす!」

P「やよいもいたのか、おはよう」

伊織「で、さっきのはなんなのよ?」

P「いや・・・これ言っていいのかな」

やよい「真美と何か約束したんですか?」

P「ああ、まあ、そんな感じかな」

伊織「はー、めんどくさいわね」

P「すまん」

>>9
なんか投下してから違和感に気づいたので修正します



伊織「・・・なによ、あんたと真美ってそういう関係だったの?」

P「うわ、出た!・・・ってなんだ、伊織か」

伊織「人をオバケみたいに言うんじゃないわよ!」

やよい「私もいますよ、プロデューサー!おはようございまーっす!」

P「やよいもいたのか、おはよう」

伊織「で、さっきのはなんなのよ?」

P「いや・・・これ言っていいのかな」

やよい「真美と何か約束したんですか?」

P「ああ、まあ、そんな感じかな」

伊織「はー、めんどくさいわね」

P「すまん」

伊織「でもまあ、聞こえちゃったもんは仕方ないでしょ?アンタよくあんな恥ずかしいこと言えるわね」

P「恥ずかしいこと?」

伊織「『我愛你』とか言ってたじゃないの」

P「『うぉーあいにー』な」

やよい「『うぉーあいにー』だよ、伊織ちゃん」

伊織「そ、そうね、悪かったわよ・・・」

P「やよいと一緒だと話しやすくて助かる」

やよい「えへへー、私プロデューサーの役に立ててますか?」

P「ああ、ありがとうやよい」

伊織「そんなことはいいから私の話を聞きなさいよ!」

P「いや、なんか真美が突然中国語を勉強しようって言い出してな・・・」

やよい「ちゅーごくご?」

伊織「バカのいつものバカらしい思いつきね」

やよい「バカって言っちゃダメだよ、伊織ちゃん」

P「やよいの言うとおりだぞ、伊織」

伊織「ぐ・・・わ、悪かったわよ・・・」

P「そんでもってかくかくしかじかというわけだ」

やよい「まるまるうまうまなんですねー」

伊織「思いっきり端折ったわね・・・まあなんでもいいけど、そういうことだったのね」

P「伊織は知ってそうだけど、『うぉーあいにー』ってどういう意味なんだ?」

伊織「教えてあげてもいいけど・・・それってアンタ的には大丈夫なわけ?」

やよい「私も気になりますー!」

伊織「やよいには後でゆっくり教えてあげるわ」

P「いや、俺もググるなとは言われたけど、人に聞くなとは言われてないから実際のところギリギリセーフだと思う」

伊織「アンタ、汚い大人になったものね・・・」

P「大人というのはそういうものだよ」

やよい「そうなんですかー?」

P「やよいは例外だよ」

伊織「汚いのはこいつみたいな奴だけだから、やよいは安心していいのよ」

P「・・・」

・・・・・・

P「おーい、真美」

真美「あ、兄ちゃん!『うぉーあいにー』!」

P「・・・『愛してる』」

真美「・・・うぇぇ!?」

P「って意味だろ?『うぉーあいにー』」

真美「そ・・・そーだけど、もしかしてググった?」

P「いや、伊織が教えてくれたんだ」

真美「いおりんのやつぅ~・・・」

P「俺が教えてくれって言ったんだよ、ググるのはアウトでも人に聞くのはセーフだろ?」

真美「うあうあうあ~!!笑点だったよ~~!!」

P「盲点な」

真美「あのね兄ちゃん、別にこれ、ググったら載ってただけで、別に真美、兄ちゃんのこと好きとかじゃ・・・」

P「わかってるわかってる、中国語の勉強の一環だよな」

真美「う、うん・・・」

P「やよいと伊織にも、他言しないように言っておいたから心配しなくていいよ」

真美「・・・」

P「これからも色んな言葉、勉強していこうな」

真美「うん・・・」

真美「あ、そういえば兄ちゃん・・・これってさ、新しい曲に使えるんじゃない?」

P「ん・・・?『うぉーあいにー』・・・『WOW I NEED』・・・これは・・・ティンときた!」



こうして双海真美の新曲『WOW! I NEED!! ~シンギングモンキー 歌唱拳~』が誕生したという・・・

非常にガバガバな説ですがこういうのもアリかなーって・・・
これにて劇終にござる

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