【けものフレンズ】俺「アライさん・・・ゆるさねぇ・・・絶対に!!」 (465)

【閲覧注意】

このSSは残酷な描写があります
けものフレンズが好きな方、中でもアライさんが好きな方や
残酷、エログロ、汚物がでてくる描写が苦手な方は閲覧をしないようにお願いします
また、このSSに登場するアライさんは結構うざいのでアライさん嫌いな人も不快に感じるかもしれません

適当に設定も作ってますので、そのあたりもご了承ください


このSSは下記のSSの続きになります
【けものフレンズ】俺「アライさん・・・ゆるさねぇ・・・絶対に」
【けものフレンズ】俺「アライさん・・・ゆるさねぇ・・・絶対に!」

とある親子が道を歩いていると、一匹のアライさんが草むらから這い出てきた

アライしゃん「なのだー」ヨチヨチ

子供「うわー可愛い、何この子」

親「アライさんだよ」

子供「ねぇ、この子飼ってもいい?」

親「だめだよ、こんな子飼っちゃあ」

子供「えー! いいじゃんお願いだよ」

親「だめだめ、犬猫ならいいけど。これはだめ」

子供「この子がいい! お願い! 今日はぼくの誕生日なんだよ! だからお願い!」

親「う~ん」

親(意思疎通も出来るみたいだし、しっかり躾ければ大丈夫かな)

親「よし! わかった! 今回だけだぞ!」

子供「ホントに! やったー!」

子供「今日から家族だよアライさん」

アライしゃん「のあー!」

アライさんも喜んでいるようだ
僕たちは家に帰りアライさんを部屋の中へ放つ

子供「ここが今日からアライさんのおうちだよ」

アライしゃん「のだー」ヨチヨチ

子供「可愛いなあ、一生懸命はいはい歩きしてる」

アライしゃん「の・・・・////」ブルブル

子供「? どうしたのかな?」

アライしゃん「のだぁ」ブッブブブブブーブリブリブリブリブリ

子供「あー! 大変だ! アライさんがうんちしたー」

親「あらら、いっぱい出たねぇ」

アライしゃん「のだぁ////」ブリュッ

親「しょうがないな動物だから、あとでトイレの場所を教えてあげないとね。とりあえず一緒にお風呂入ってきなさい」

子供「わかったー! アライさん行こ?」

アライしゃん「だぁだぁ」

色々大変なこともあったけど、僕はアライさんを育てた
アライさんを育てて1ヶ月が経過した頃

子供「アライさん、ごはんだよ」

アライしゃん「ごはん、たべうのだぁ」

なんとアライさんが喋ったのだ

子供「アライさんが喋った!」

アライしゃん「ごはんなのだぁ」

僕はとても嬉しかった
それから少し立った頃こんなこともあった

子供「アライさ~ん、一緒に遊ぼー」

アライしゃん「あそぶのだー」トテトテ

アライさんが立って歩き出したのだ

子供「アライさんが歩いた! 今までハイハイしかできなかったのに」

こうしてアライさんは順調に育っていった



テレビ「害獣でおなじみのアライさんが捕獲され駆除されました」

アライしゃん「アライしゃんがてれびにうつっているのだ」

子供「そうだねアライさんだよ」

なんだか最近アライさん駆除番組が増えているように感じられる
でも、うちのアライさんはきっと大丈夫だ
こんなに可愛いし、絶対害獣なんかじゃないんだ

僕はずっとそう思っていた
でも・・・・・

子供「アライさん! だめだよ! 部屋の中で暴れまわっちゃ!」
アライしゃん「ふはははは、狩りごっこなのだー」

家の中でやりたい放題ボール遊びをする
もちろん家の中はめちゃくちゃになった

アライしゃん「たのしかったのだ」

子供「アライさん、だめだよもう暴れちゃ」

アライしゃん「お風呂はいるのだー」


アライさんは僕の言うことを聞いてくれなくなった

アライしゃん「美味しいのだ! 美味しいのだ!」

親「アライさん! だめだよ! 冷蔵庫の中身を食べちゃ」

アライしゃん「アライしゃんおなかがすいたのだ! だからたべるのだ!」

親「ダメだって!」バシッ

アライさんの腕から食べ物を奪い取った

アライしゃん「何をするのだ!! アライしゃんのものなのだ!! アライしゃんが先に手を付けたのだぁ!!」ガルルル

アライさんは再び食べ物を強引に奪い取り、食べ始めた

アライしゃん「アライしゃんの食事の邪魔をするななのだ!!」

親「・・・・・・」

もう僕たちは限界だった



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子供「やだよーはなれたくないよー」

アライしゃん「アライしゃんも一緒にいたいのだ!」

アライしゃん「お願いなのだ! おうちに帰りたいのだ!」

親「だめだよ、アライさんはもうウチでは飼えないんだ」

子供「どうして、どうしてなの?」

アライしゃん「そうなのだ、なんでなのだ! アライしゃんは何も悪いことしてないのだ! いい子にするのだ」

親「子供のときはとてもいい子だったさ」

アライしゃん「アライしゃんはいい子なのだぁ!」

親「でもね、成長したアライさんはもう手に負えないんだよ」

親「さんざんやりたい放題してくれたね?」

アライしゃん「そんな・・・・そんな」

アライさんがちょっと可哀想に思えた
このままアライさんはどうなってしまうんだろう
そう考えていた時だった

俺「あのーよかったら、俺が引き取りましょうか?」

親「え? でもこの子は」

俺「あーいいんです、アライさんのことはよく分かっていますから」

親「そうなんですか? 本当にお願いしてもいいんですか?」

俺「ええ、もちろんです!」

親「わかりました、この子をお願いします」

子供「アライさんいなくなっちゃうの?」

親「ああ、でもこの人が引き取ってくれるんだ。 そのほうがアライさんにとってもいいんだ」

子供「そんな・・・・・」

俺「そうだよ、一緒にいてもお互い不幸にしかならない。 今はわからなくてもいつかわかる日が来る」

俺「だから、アライさんの為を思って俺に預けてくれるね?」

子供「わかった・・・・・・お願いします」

俺「よし、いい子だ! じゃあもう行くね」

アライしゃん「アライしゃんはもうおうちに帰れないのだ?」

俺「いや、そんなこと無いよ。 いつかきっとまた会える」

アンチスレの方で素晴らしい画像を貼ってくれた方がいたので
元気が出ました!
大量のアライちゃん達すっげぇウザいです!!!!!!

寝なければいけないが
まだやれる!!

子供「元気でね、アライさん。 また会おうねー」

アライしゃん「わかったのだ、 またいつかなのだ」

俺「アライさん、行こうか。 お腹へってるでしょ? うちには美味しいご飯がたくさんあるんだよ」

アライしゃん「美味しいご飯があるのだ? やったのだー」

俺はアライさんの手を握り、歩き出した



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俺「さてと、アライさん。 このかごに入ってくれるかな」

アライしゃん「? 何なのだ?」

俺「歩き疲れたでしょ? 俺が運んであげるね」

アライしゃん「アライしゃんはまだ疲れていないのだ」

俺「そうか・・・・・・・・・・・いいからさっさと入れよ!!!!」ガンッ!

俺はアライさんを蹴り飛ばしカゴの中へ押し込んだ

アライしゃん「い、痛かったのだ、何をするのだ」

俺「仕事に決まってんだろ」

アライしゃん「何をしているのだ、ここから早くアライさんを出すのだ」

俺はアライさんの入っているかごをシートで密閉していく

アライしゃん「暗いのだ、アライしゃんをどうするのだ」

俺は背中に背負っているケースからガスボンベを取り出す

アライしゃん「それはてれびで見たことがあるのだ」

俺「ほぅ・・・・・こいつを知っているのか? ならば何をされるのか分かっているな?」

ここでようやく自分が何をされるのか感づいてきたらしい

アライしゃん「それでなにかをされるとアライしゃんは動かなくなってしまうのだ、きっと眠くなってしまうのだ」

俺「害獣のくせにテレビなんか見やがって、下手に学習能力がつくと厄介だな」

俺「まあお前は馬鹿だから分かっていないようだが、眠るだけじゃあないんだよ」

アライしゃん「?」

俺「殺処分だ。 これからお前を駆除する。 これからお前はくたばるんだよ」

アライしゃん「そんな! ひどいのだぁ! だして! ここから出してほしいのだ!!」ガンガンッガシガシ

アライしゃん「お前がアライしゃんの『かいぬし』になるんじゃないのか!?」ガシャガシャ

俺「そんなことは一言も言っていない。 なんでも都合よく解釈するとは、やはり害獣だな」

俺はガスボンベをアライさんの入っているかごに取り付けた

アライしゃん「お願いなのだ! やめるのだ!! ここからだすのだぁ!!!!」ガシャガシャ

アライさんが泣き叫ぶ
俺はアライさんめがけてガスを噴射した
プシューッ

アライしゃん「まって・・・・・たす・・・・・」

悲鳴も暴れる音も聞こえなくなった



俺「本当にこいつらは何時までたっても居なくならない・・・・・」


原因はわかっている
少し前、アライさん養殖工場から大勢のアライさんが逃げ出したこと
そして、そのアライさん達は妊娠していて、そいつらがさらに増える要因になっていること

あとはアライさんを使った違法風俗店の横行
本来害獣であるアライさんは見つけたら通報、即駆除が一般的である
だが、違法風俗店は人間ではなくアライさんを働かせている

さらに業務上の行為により妊娠し、使えなくなったアライさんやその子供を野に放ったりしてしまっている
これは害獣の繁殖行為を幇助していることになっており、野生のアライさんを増やすことにつながっている

こういった違法行為を通報し取締ってもらうこともハンターである俺の仕事である

だが、いくらアライさん達を駆除しようがこれでは奴らの繁殖力に追いつくことは出来ない
如何にして元を断とうか常日頃考えている


今日も駆除の要請が入り、俺は現場に向かう

~公園


依頼人「あ、どうもお疲れ様です」

俺「お疲れ様です。あれが現場ですか」

依頼人「ええ、そうなんですよ。何年か前から住み着いているみたいで、ここを拠点に繁殖しているとか」

俺「それは厄介ですね・・・・」

依頼人「一年ほど前にもここで子供のアライさんを見かけたっていう話も聞きますし・・・・」

俺「一年前ですか・・・・・ならばその子供達はもうすでに自立して他の棲家を見つけて繁殖しているかもしれません」

依頼人「そんな・・・・」

俺「ですが、ご安心下さい。ここにいる分だけでも確実に駆除してみせますから」

依頼人「お願いします・・・・」

俺は早速現場周辺から捜索を始める

俺「恐らく公園の角の樹木が多い場所に住み着いているな・・・・・木の上か木の根に穴を掘っているな」

通常の害獣駆除と違い、俺が相手にしているのはアライさんだ
奴らはフレンズ化の影響でいくらか判断力がある
だから自分の棲家に近づく不審な『ヒト』を見つけた場合、逃げられる可能性もある

ここを棲家にしている奴は数年前から居るという話だ
恐らくは駆除屋やその罠に対しては敏感になっているはずだ


目星をつけた場所を観察していると、早速ターゲットが現れた

親アライさん「まわりにヒトはいないのだ」
子アライさん達「いないのだ」
子アライさん達「大丈夫なのだ」
子アライさん達「へーきなのだ」

ウジャウジャウジャウジャ

木の根元の穴からアライさん達が這い出てくる。その数は6匹ほど

応援してます

俺さんの性格凄く好き

>>14 >>15
ありがとうございます

書き溜めはないのであまり投下出来ませんがちょっとだけ投下します


親アライさん「そろそろ巣立ちの時期なのだ! みんな自分で餌をとってくるのだ!! 今日のごはんはお前たちがとるのだぁ!!」

子アライさん達「わかったのだ、ぴっかぴかのを探してくるのだぁ」
子アライさん達「アライさんにおまかせなのだー!」
子アライさん達「美味しいのをとってくるのだ」

巣立ちの準備をしているようだ、近いうちにこいつらが野に放たれてしまう
そうなれば放たれた奴らがまた繁殖をする、必ず食い止めなければ

俺「巣立ちの時期か・・・・アライさんの習性では巣の近辺で餌を探すはずだ」

俺「恐らく公園のすぐ隣の民家が狙いだ。 そこに罠を仕掛けよう」


俺は先回りして民家の縁側に毒団子を置かせてもらった
そして早速、子アライさん達は匂いにつられてやってきたのだった

子アライさん1「のだー」ガサッ
子アライさん2「いい匂いがするのだぁ」
子アライさん3「あそこに食べ物があるのだ!」

子アライさん達は民家の縁側の団子に気がついたようだ

子アライさん1「おいしそうなのだー」
子アライさん2「ここでたべるのだー」
子アライさん3「あれ・・・・これどうやってたべるのだ?」

子アライさん達は毒団子をどうやって食べるのか困っているようだ
ここで食べられてしまっては困る。巣穴まで持って帰って貰わないと・・・・
実は団子をパッケージに包み大人のアライさんじゃなきゃ開けられないように細工してある

子アライさん1「美味しそうだけど・・・・食べられないのだぁ!!!」
子アライさん2「でもアライさんが手に入れたのだ! アライさんのものなのだ!!」
子アライさん3「持って帰るのだ!!」

見つけたものをすぐに自分のものとして認識してしまうアライさんの習性のようだ
習性ゆえの行動だろう、アライさん達は巣穴へ持って帰ることにしたようだ



~巣穴

子アライさん1「わっせっわっせ」
子アライさん2「餌をとってきたのだー」
子アライさん3「アライさんはえらいのだぁ」

親アライさん「ふはははは、よくやったのだ」

子アライさん4「なのだー」ヨチヨチ
子アライさん5「のだー」ヨチヨチ

子アライさん達は盗んできた食べ物を自慢している

子アライさん1「アライさんはすごいのだ」
子アライさん2「でもこれは食べられないのだ」
子アライさん3「どうやって食べるのだ」

親アライさん「これはこうやって開けるのだ!!」

子アライさん1「うわーすごいのだぁ」

親アライさん「早速みんなで食べるのだ!!」

子アライさん達「のだー」ノダー

親アライさん「お団子なのだ! チビ達食べるのだ」

子アライさん4「のだー」モグモグ
子アライさん5「なのだ」ムシャムシャ

子アライさん1「美味しいのだぁ」
子アライさん2「いい匂いがするのだぁ」
子アライさん3「ヒトはいい食べ物を持っているのだぁ!!」

アライさん達は毒団子を頬張っていく
野生のアライさん達にとっては食事の時間が至福の時と言えるだろう
だが、そんな幸福な一時もつかの間。 すぐに地獄はやってきた


子アライさん4「の・・・・だぁ」

子アライさんの調子がおかしい、いきづかいが荒く苦しそうである

子アライさん5「の・・・・・だ」

子アライさんたちが次々に倒れていく
皆泡をふいて白目をむき、痙攣している

子アライさん4「の・・・・だ」ピクピクピク

子アライさん1「うぅ・・・・・・お腹が痛いのだ」ピクピク
子アライさん2「苦しいのだ・・・・・・」ピクピク
子アライさん3「あぅ・・・・あ・・・あ」ブクブク

すみません
もう寝ます

結構人がいますね
閲覧ありがとうございます

書き溜めは殆ど無いのでゆっくり行きます

親アライさん「みんなどうしたのだ?」

のんきに毒団子を頬張っていた親アライさんだが、この異常な事態に気づいた

親アライさん「しっかりするのだ!!」

元気そうにしていた親アライさんだが、ついには毒の症状が出始めた

親アライさん「う・・・・・・うあぁ・・・・・苦しいのだ」バタッ


子アライさん4「の・・・・・あ」ピクピク
子アライさん5「」ピク・・・ピク

群れの中でも比較的幼いアライさんはすでに呼吸も止まってしまっている

子アライさん1「うぅ・・・・・・」ピク・・・ピク
子アライさん2「くるし・・・・・たす・・・・」ビクン
子アライさん3「」ピク・・・

親アライさん「み・・・・みんな・・・・・うぅ」

親アライさんもついに限界のようだ
次第に元気がなくなり、動かなくなっていく

親アライさん「あ・・らい・・・・さ・・・は」

親アライさん「し・・・・たく・・・・ない・・・の・・・・だ」

親アライさん「」

とうとう巣の中のアライさん達は全滅してしまった


俺「・・・・・やっとくたばったか」

俺はアライさん処理用の袋を取り出し、巣穴の調査を開始した
巣穴は狭いので、中をよく見るために穴の入口を拡張する

俺「こんな所に巣を作りやがって・・・・・」

拡張作業をしようとすると後ろから声をかけられた

野アライさん「さとがえりなのだー」

振り向くと一匹のアライさんがそこにいた

野アライさん「そこはアライさんのもともとのお家なのだー、邪魔だからどくのだ」


どうやら俺のことを警戒していない様子である
こいつはただのマヌケなのか?
みんな同じような馬鹿面なので、判断のつけようがない
こういった場合は珍しいので今後の活動のために付き合ってもらおう


俺「こんにちは、アライさん」

野アライさん「こんにちはなのだ」

俺「ここはアライさんのお家なんだって?」

野アライさん「そうなのだー さとがえりなのだー」

俺「実はここに住んでいるアライさんと俺は友達でね。いま遊びに来てるんだよ」

野アライさん「そうなのか? だったらお前もアライさんの友達なのだー」

俺「ところでアライさん、アライさんはどこに住んでるの? 今度遊びに行きたいんだ」

野アライさん「アライさんはあっちの山に住んでるのだ」

俺「へぇー、きっと立派なお家なんだね。山のどこにあるのかな?」

野アライさん「そうなのだーりっぱなアライさんのお家なのだー」

野アライさん「おっきな木の根元に穴を掘ったのだ」

俺「そうなんだー、がんばったんだねー」

野アライさん「そうなのだアライさんはすごいのだ!」


俺の問いかけに野アライさんはペラペラと喋りだす
幾つか有力な情報も得られた

あの山で大きな木があるのは地形からして西側の斜面だろう
あそこなら植生も濃い、身を隠すにはうってつけだろう


俺「じゃあ今度遊びに行かせてねアライさん」

野アライさん「アライさんにおまかせなのだ」

俺「ああそれから、アライさんは近所に友達とか居るの? 人間は近所付き合いで話したり遊んだりすることもあるんだ」

野アライさん「そうなのか? アライさんのおうちの近くにも仲間は居るのだ」

野アライさん「アライさんのお家から崖を下ると、川があるからそこにいっぱいいるのだ」

俺「そうか・・・・・ありがとう」


必要な情報は手に入った

俺「アライさん、この巣穴に用があったんだよね? どうぞ」

野アライさん「そうだったのだ! さっそく入るのだ」

俺「アライさん、ちょっとこっち向いて?」

野アライさん「なんなのだ?」


ザシュッ!
俺「団子を切らしちまったからな・・・・・こういう手段には出たくなかったんだが」

俺は野アライさんの両目に指を突き刺した

野アライさん「ああああああぁぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁ!!!!」グシャッ

あまりの痛みにアライさんは暴れだした
両手で目をおおい、泣き叫ぶ

だが、俺の指は野アライさんの両目にまだ食い込んでいる
野アライさんは噛み付こうとしてきたが、俺は差し込んだ指の関節を曲げ、指を野アライさんの頭蓋骨にロックする

野アライさん「いあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!!! いだいのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! はずれないのだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

俺「うるさい、黙れ」ガンッ

野アライさんの後頭部を木の幹に叩きつけ、大人しくさせる

野アライさん「がっ・・・・・・うぅ・・・・・お・・・だ」

俺「大人しくしていろ」ザシュッ

俺は野アライさんの目から指を引き抜いた
野アライさんの顔面は眼球がなくなり、両目の部分にポッカリと黒い穴が空き、そこから血がダラダラと流れ出ている
不気味な人形のようになってしまった野アライさんは、弱ってしまったのか木にもたれかかっている


野アライさん「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」


通常の生き物ならばここまですればもう助かることは無いだろう
だが、こいつは厄介なもので、致命傷からでも回復する可能性を秘めている
息の根を止めるまで油断は出来ない

俺「いま終わらせてやる・・・・・・・おらぁぁ!!」

ベキッ! グチャッ!
野アライさんの胸部に正拳突きを叩き込む
肋骨が折れ、心臓に突き刺さった

野アライさん「おぶっ・・・・・」ブシャッ!

野アライさんは盛大に血を吹いて倒れた

野アライさん「っ!! っ!!! っ!!!」ビクンッビクンッビクンッ

表情がなくなり、体を丸めて定期的に痙攣を繰り返す
心臓を確認すると、原型を留めないくらいにつぶれている
どうやら筋肉の痙攣のようだ


俺「・・・・・・・きたねぇ死に様だな」

こんな死体の状態でも動くとは・・・・
本当に嫌悪感を与える害獣だ

見るに耐え難いので、害獣の死体を袋にしまいこんだ

お疲れ様です

ちょっとですが続けます

俺「さて、巣の中から死体を・・・・・・・」

依頼人「どうですか? 作業は順調ですか?」

俺「ええ、今巣の中を調べて死体を回収したら終了です」

依頼人「それはよかった・・・・・・・ん?」


子アライさん6「のだぁ」スリスリ


足元を見ると、幼いアライさんが俺の足に頬ずりしていた

俺「まだいやがったのか・・・・・」

依頼人「ほお、子供が居ましたか。 どれどれ、こっちにおいで~」


ゲシッ!
子アライさん6「のあっ・・・・のあぁぁ!!」

俺は足にまとわりつく幼いアライさんを蹴とばし、振り払った
幼いアライさんはべそをかいている

依頼人「ああ・・・・・ないちゃいましたよ」

グチャッ!
子アライさん6「おっ・・・・・ごあ・・・・」ピク・・・ピク

奴が泣いて動けない状態を狙って踏みつける

依頼人「そんな、ふみつけなくても・・・・・」


ゴキッ!
子アライさん6「」ビクンッ・・・・・・パタッ

まだ生きているようなので、頭蓋骨を踏み潰し、砕き、絶命させる
頭部を砕かれ脳みそを垂れ流し、害獣の幼体は沈黙した


依頼人「殺さなくても・・・・」

俺「見苦しいものを見せてしまいましたね」

俺「ですが、よく考えて下さい。 駆除は行わなければなりません」

依頼人「しかし・・・・・」

俺(ショックな現場を見せてしまったが、奴らはこういうものなのだと)
俺(奴らに慈悲を与えてはいけないのだと、分かって頂かなければいけない)

俺「奴らは危険なのです、だから駆除を依頼されたのですよね」

依頼人「そうです・・・・・」

俺「失礼を承知で申し上げます。 大多数の人間は奴らへの考え方が甘いのです」

俺「奴らは危険な生物なのですよ? こいつを逃がせばまた増える、そして被害も大きくなる」

依頼人「確かにおっしゃるとおりです。 ですが、このようなやり方では・・・・」

俺「そういった考えが甘さを呼ぶのです」

俺「今から実際に起きた被害についてお話します・・・・」


俺は数年前の新聞の切り抜きを取り出し依頼人に説明する
それは、俺が幼少のときに犯した罪の痕跡だった・・・・・
俺はあのときのことを彼に語った


依頼人「そんな・・・・・そんなことが・・・・」

俺「奴はまだ幼体でした・・・・・」

俺「ですが、俺の家族にもたらした傷は大きかったのです」

俺「だからいつでも殺る覚悟を持っていなければいけません」

俺「大切なものを守るためにはね」

依頼人「どうやら、想像を超えて危険な状況のようだ・・・・・・こんな奴らが蔓延っているなんて」

依頼人「初めて奴らを怖いと思いました・・・・・お願いです、奴らをこの地域から根絶やしにして下さい!!」

依頼人「うちにはまだ小さい息子がいるんです・・・・・もし山とかで襲われでもしたら・・・・」

俺「脅かすようなことを言ってしまい、申し訳ございません」

俺「ですが、今後は認識を改めて奴らに備えてください」

依頼人「わかりました」


依頼人は納得してくれたようだ

こういった意識改革も奴らの被害縮小につながっていく

確かに世の中にはまだ認識の甘い人々がいる
だが、年々増える『凶悪な被害』に意識を変えざるを得ない人々も増えてきている

奴らの被害を食い止めるために俺は日々戦い続けるしかない

閲覧ありがとうございました

俺の戦いはこれからも続くはずです

ごめんなさい
一回やってみたかっただけです
まだまだ続きます

帰ってきてから続きを書きます

ごめんなさいね

俺達の戦いはこれからだ!!
みたいなやつをやってみたかったんです

この職業も忙しいもので、次の日には新たな依頼が入った

~廃屋

俺「こんにちは、害獣駆除の依頼を受けてきました」

依頼者「どーも、ご苦労様です」

俺「現場はあの廃屋ですか・・・・」

依頼者「そうなんです、通行人があの廃屋からアライさんの鳴き声が聞こえたって言うんですよ」

俺「なるほど・・・・・それはいつ頃からですか?」

依頼者「3ヶ月くらい前かな・・・・」

俺「恐らく、あの廃屋内で繁殖してますね」

依頼者「え! 増えてるんですか!?」

俺「その可能性は高いですね。 早速調査をさせて下さい」


俺は怪しまれないように廃屋の周囲から調査を始める

俺「家の裏手には足跡が無い・・・・・・正面の屋根に空いている穴から屋根裏に侵入しているな」


侵入経路がわかったので、廃屋の中を探索していく
廃屋の中には屋根裏への出入り口はなさそうだ

俺「やはり正面の穴か・・・」

俺はアライさん達が逃げられないように出入り口を封鎖した


なんなのだ
くらいのだ
のだー
のだー


何かが聞こえてくるような気がしたが、屋内に移動し作業に移る
アライさんが居るであろう場所の真下に陣取り、燻煙材を用意する
そして天井に穴を開けようと棒でつつく


ひっ
びっくりしたのだ
のあー
のあー


奴らの鳴き声がする
ここに居るようだ
天井に穴を開け、燻煙材を焚き穴へ煙を流し込んでいく

なんなのだ?
の・・・のあぁ

異常事態に奴らも恐怖しているのだろう、不安な声が聞こえてくる


ご・・・ごほっごほっ
の・・・のぁ!
くちゅん!
いけないのだ! このままだとアライさんたちは・・・・


天井裏はドッタンバッタンと暴れている
もう少し弱らせてやろう


脱出するのだ! ・・・・・・・あれ? 入り口がないのだぁ
の・・・のだ! のだぁ!
げほっげほっ!
うぅ・・・・・


そろそろ弱った頃だろう
別の場所にもう一つ穴を開ける


あ! あそこに出口があるのだぁ!! やったのだ!! みんな早く逃げるのだぁ
なのだー!
のだぁ!!


穴の先で待ち構えていると小さいアライさんたちが落ちてきた


ボトッ! ボトッ! ボテ!
アライちゃん1「の・・・・のだ」プルプル
アライちゃん2「のだあ」プルプル
アライちゃん3「なのだー」


落下の時にぶつけたのかアライちゃんたちは頭を抑えて小刻みに震えている
とても痛そうだ
そして俺がいることに気がつくと、蜘蛛の子を散らすようにヨチヨチと逃げ出した

アライちゃん1「べぶっ・・・」ベシャ
アライちゃん2「ぷげ・・・・」グチャ
アライちゃん3「の!・・・あ・・・」ゴキッ

アライちゃん達は痙攣して沈黙している
まだ親のアライさんが出てきていない
人間の存在に気づいて警戒して出てこれないのか・・・・
いや、子供たちのこの姿を見ればすぐに出てくるだろう
ん?


屋アライさん「・・・・・・」じー

穴から親のアライさんがこちらを見ている
俺は屋アライさんに踏み潰したアライちゃんを掴み上げ、見せつけてやる

屋アライさん「!!!」

屋アライさん「大変なのだ!! 子供たちの危機なのだぁ!」

害獣が何か喚いている

屋アライさん「ぐぬぬぬ・・・・・すぐに離すのだぁ!!」ダンッ

突如屋アライさんが飛びかかってきた
見の危険を感じた俺は、屋アライさんの顔面に拳を叩き込み迎撃する

屋アライさん「ごぶっ!!!」バキッ!

威力が乗ったカウンターに屋アライさんはその場に崩れ落ち、顔を抑えてうずくまる

屋アライさん「うぅ・・・・・痛いのだ、痛いのだ」

>>53
投下ミスりました
正しくは>>54です

失礼
>>56

アライちゃん1「のだー」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ


ここで逃がすとまずい、幼体だというのに煙を喰らってまだこれだけ動けるというのか
流石は害獣と言われるだけのことはある、凄まじいタフさだ
俺は逃すまいと、アライちゃんたちを踏みつけていった

アライちゃん1「べぶっ・・・」ベシャ
アライちゃん2「ぷげ・・・・」グチャ
アライちゃん3「の!・・・あ・・・」ゴキッ

アライちゃん達は痙攣して沈黙している
まだ親のアライさんが出てきていない
人間の存在に気づいて警戒して出てこれないのか・・・・
いや、子供たちのこの姿を見ればすぐに出てくるだろう
ん?


屋アライさん「・・・・・・」じー

穴から親のアライさんがこちらを見ている
俺はアライさんに潰されたアライちゃんを掴み上げ、見せつけてやる

屋アライさん「!!!」

屋アライさん「大変なのだ!! 子供たちの危機なのだぁ!」

害獣が何かほざいている

屋アライさん「ぐぬぬぬ・・・・・すぐに離すのだぁ!!」ダンッ

突如屋アライさんが飛びかかってきた
見の危険を感じた俺は、屋アライさんの顔面に拳を叩き込み迎撃する

屋アライさん「ごぶっ!!!」バキッ!

威力が乗ったカウンターに屋アライさんはその場に崩れ落ち、顔を抑えてうずくまる

屋アライさん「うぅ・・・・・痛いのだ、痛いのだ」


それにしてもこの話のアライさんは弱いな
彫刻刀を相手に刺すことにためらいのない小学生みたいな、弱いけど気を抜くと危ない害獣なのか

屋アライさんが動けないでいる間にアライちゃん達を袋に詰めていく

アライちゃん1「の・・・・だ」ノダー
アライちゃん2「のだ・・ぁ」
アライちゃん3「」ピクピク

アライちゃん達は虫の息だがまだ生きているようだ、さすがは特定害獣、しぶとい
ここまで勢力圏を広げてきただけのことはある、ここで処分せねばなるまい

害獣駆除の際に発見した害虫を追い払うための殺虫剤も用意してあるので
殺虫剤の針をアライちゃんに突き刺し噴射する


ブスッ!
アライちゃん1「のだ!!」ビクッ

ブシュー!
アライちゃん1「! のだぁ!! のだぁ!! のだぁ!!!」バタバタ

アライちゃん1「のっ!! のだ!! の・・・・おぷっ!!」ビクッビクンビクン

アライちゃん1「」

一匹片付いた、次の害獣も駆除をする


ブスッ!

アライちゃん2「のあぁ!!」ビクンッ

ブシュー!
アライちゃん2「のあぁっ!! のおっ!! ひぎぃ!! ひぎぃ!!」バタバタ

アライちゃん2「ひぎー!! ヒギー!! ・・・・・・・っ!!」ビクンッ・・・・パタ

アライちゃん2「」


最後の一匹は・・・・

アライちゃん3「」

最後に残ったアライちゃんは目を見開いて、口を半開きにしたまま動かなくなっている

>>57
例のアライさんは偶然ひどい目にあうだけだったり、相手にしたのが素人だったり、
危ない目にあっても偶然邪魔が入ってやられないと言った理由でしぶとく行きています。

今回のアライさんたちが弱く見えるのはプロの駆除屋の『俺』が確実な手段で殺しにかかっているからですね

屋アライさん「痛いのだ、痛いのだ、うぅ・・・・・・」

自分のことで精一杯なのか子供の悲鳴が聞こえていないようで、まだうずくまっている

屋アライさん「アライさんが可哀想なのだ・・・・・・酷いのだぁ」

俺「おい・・・・・起きろ」

屋アライさん「痛いのだぁ」

俺「起きろと言っているんだ」ゲシッ

屋アライさんの尻を蹴り飛ばす

屋アライさん「痛っ!! なにをするのだ」

こちらを向いた屋アライさんの目に飛び込んできたものは、ぐったりとしているアライちゃん達だった

屋アライさん「!!! そ、そんな・・・・ひ、ひどいのだ」

屋アライさん「アライさんの・・・・アライさんの・・・・」

屋アライさん「酷いのだ!! アライさんが可哀想なのだ!!」

屋アライさんは俺を恨めしそうな目で睨みつけてくる。 今にもこちらに飛びかかってきそうな勢いだ
俺は護身用に持っていたナタを抜き放ち屋アライさんに向ける

屋アライさん「そ、それはだめなのだ・・・・・アライさんにそれを向けないでほしいのだ」

俺「これが何か分かっているようだな? 他のハンターに追いかけられでもしたか?」

屋アライさん「ぐぬぬぬ・・・・・」

俺「来ないならこちらから行くぞ」ブン

ナタの腹で屋アライさんの顔面を引っ叩く

屋アライさん「ぐ・・・・・痛いのだ」

屋アライさんは引っ叩かれた衝撃でその場に倒れ込み、汚い尻をこちらへ向けている
すかさず俺はナタを振り下ろし、屋アライさんの尻尾を切断した

屋アライさん「あ・・・・・・いだい! いだいのだぁー!!」


通常フレンズの耳と尻尾はけものプラズム(強)で構成されており、それらは動物としての機能をフレンズの人体に付属するものである
人体器官としては繋がりはないとの見解だが、野生化しているアライさんにとっては自然界で生き抜くための必須な部位であるためか、
驚くべきことにすでに感覚や肉体的な繋がりも発生しているようである


屋アライさん「痛い!! 痛いのだぁ!!!」

俺「驚いたな・・・・・血まででている」

ここで仕留めておこう、俺はもう一度ナタを振り上げる

屋アライさん「ひっ!! 怖いのだ!! 逃げるのだぁ」

もうすでに子供のことなど忘れて逃げ出そうとしている
次の機会に繁殖できればいいと思っているのだろう
繁殖力の高い害獣ならではの発想なのかもしれない

屋アライさん「アライさんの危機なのだぁ!!」ダッ

屋アライさんは逃げようと駆け出したが、俺はヤツの頭にナタを振り下ろした

ブンッ!
屋アライさん「おっ!・・・・・・・」バカッ

屋アライさん「」ドシャッ

頭を真っ二つにされ、屋アライさんはその場で絶命した

俺「これで終わりか・・・・・・」

アライさんたちの死体を袋に収納し、他のアライさんが居ないか廃屋の中を調査する
屋根裏も含め廃屋内は調べ尽くしたが、もう他には居ないようだ



俺「駆除が完了しました」

依頼者「お疲れ様です」

俺「廃屋に居たのはこれで全部でした」

依頼者「4匹ですか・・・・・やはり子供もいましたね」

俺「ええ、取り逃がしたらまずいところでした」

依頼者「いやー助かりました、今日はありがとうございました」

俺「ご利用ありがとうございました、では今日はこれで」


こうして今日の依頼を無事に終えることが出来た
毎日毎日害獣駆除の依頼が入ってくる、数年前では考えられなかったことだ
そう言えば明日は銭湯のボイラー室を見てほしいって言われてたな
その次は工事現場か・・・・・


--------------------------


~1ヶ月前(銭湯)

ゴソ・・・・・ゴソ


野アライさん「わっせっわっせ」

野アライさん「ふー、やっと入れたのだ」

野アライさん「ここは暖かいのだ、ここをアライさんのおうちにするのだ」

野生のアライさんは銭湯のボイラー室に目をつけた
お湯を沸かす熱に惹かれてやってきたのだろう

野アライさん「ふははははー、ここはかいてきなのだ。 早速アライさんの寝床をつくるのだー」

思い立ったらすぐにボイラー室の壁を剥がしたり、断熱材を引きちぎっていく

野アライさん「わっせっわっせ」

部屋の中を荒らしたい放題荒した結果、一時間後には立派なアライさん専用ベッドが出来上がっていた

野アライさん「気持ちいいのだぁ~お昼寝するのだ」


~数時間後


野アライさん「う~寝ていたら寒くなってきたのだ」

野アライさん「もっと暖かいところに移動するのだ・・・・・・あっ! あそこが暖かそうなのだ」

野アライさんは蒸気輸送のパイプに目をつけた

野アライさん「ここなら暖かいのだ、早速ここにすわってぇ・・・・」

どうやって繁殖してるんだ?
工場の時は人に犯されて人間との間にこどもの国出来てたけど男のアライさんもいるのかな?

今まさに野アライさんがまたがって座ろうとしているパイプは超高熱の蒸気輸送パイプだった
そんなことは知らない野アライさんはくつろごうとパイプにまたがった

野アライさん「ふー」ぽすっ・・・・じゅ~

野アライさん「!!!!」ジュー

野アライさん「!!!! 熱いのだ!!! 熱いのだぁ!!!」

素早く飛び退こうとする野アライさんだが、皮膚が焼けてパイプに張り付いてしまっている

野アライさん「あつっ!!! のだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

今まで味わったことのない熱が野アライさんの尻を焼いていく
その様はまるで拷問のようだった

野アライさん「の!!! のだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ブチブチブチ

尻の皮を引きちぎり、どうにか脱出することに成功した

野アライさん「はぁ・・・・はぁ・・・・・痛いのだ」

野アライさんの尻は焼けただれ血が出て真っ赤になっている、特に肛門は溶接されたように張り付いてしまいひどい状態だ

野アライさん「うぅ・・・・・休むのだ・・・・・寝床へ戻るのだ」

傷ついた体を癒やすために野アライさんは寝床へと向かった

>>64
それに関してはあとで出てくるかもです


~翌日


野アライさん「よく寝たから治ってきたのだ、アライさんは強いのだ」

そう、昨日の火傷もだいぶ良くなっている、これはアライさんのフレンズとしての能力に他ならない

野アライさん「起きたことだし、早速おといれするのだ」

野アライさん「うううん~っ!! う~ん・・・・・・・・」

おかしい、どんなに頑張っても肛門から排泄物が出てこない
いつも通り便意を催しているというのに

野アライさん「あれ・・・・・でないのだ」

野アライさん「お便秘さんなのだ?」

そう・・・・出ないのも当然である
昨日のパイプにまたがった時、肛門を焼き、肛門付近の大腸も収縮し閉じてしまっていた
どんなに頑張っても排泄口は閉じてしまっているので、排泄することは出来ない

野アライさん「昨日いっぱい食べたからうんちしたいのだ」

野アライさん「でも出ないのだぁ!!!」

何時までたっても出ない排泄物に、この場は諦めるしかなかった

野アライさん「仕方がないのだ、ご飯にするのだ」

そう言って野アライさんはいつも通り、畑を荒らしに行くのだった

~数時間後

野アライさん「美味しいのだ!! 美味しいのだ!!」ガツガツ

野アライさん「今日は畑でもいっぱい食べたし、蓄えも持ってきたのだ」


~数日後

野アライさん「お腹が大きくなってきたのだ・・・・・・また赤ちゃんが出来てしまったのだ」

野アライさん「あんまり食べる気がしないけど、赤ちゃんのために食べるのだぁ」

野アライさんのお腹が大きくなっているのは妊娠しているからではない
それに気付かずに野アライさんは食べ物を食べ続けていく


~1週間後

野アライさん「またお腹が大きくなったのだ、アライさんが頑張って食べたおかげなのだ」

野アライさん「でもなんだか苦しいのだ」



~数週間後

野アライさん「はぁ・・・・・・はぁ」

お腹がパンパンに膨れ上がった野アライさんは苦しそうに息をしている

野アライさん「苦しいのだ・・・・・もうすぐ産まれるのだ?・・・・」

これは妊娠などではなく、どう考えても体調不良である
それもそのはず、あれだけ食べて数週間もの間排便をしていないのだから
今頃体内では毒素が回っている頃だろう

野アライさん「の・・・・・・だ・・・・・」ハァハァ

野アライさん「あたまが・・・・・痛いのだ・・・・」ハァハァ


~1ヶ月後


野アライさん「の・・・・・・だぁ」

もうすでに野アライさんは虫の息だった

野アライさん「はぁ・・・・はぁ・・・・・の・・・・だぁ」



ガチャ

俺「ここがご依頼の現場ですね」

依頼主「そうなんです、この前従業員が不審な音と鳴き声がするって言ってまして」

俺「そうですか、早速調査をさせて下さい」

俺「それにしても暑いですね」

依頼主「ボイラー室ですからね」

俺「それに何か変な匂いがしますね」

依頼主「ん? 確かに変な匂いが・・・・」

俺「!!!」



野アライさん「・・・・・・・・・」ハァハァ



俺「こ、これは」

目を向けるとボイラー室の端っこに苦しそうに横たわっているアライさんがいた
お腹が異常に膨れ上がり、便臭のようなものを感じた

依頼主「あれが・・・・・犯人か」

依頼主「お腹が大きい、もしかして子供がいるのか?」


野アライさん「・・・・・・・」

横たわっているアライさんはこちらの声に反応しない
相当弱っているようだ

俺「妊娠しているにしてはお腹の膨らみがおかしい、こんなに弱っているのも何かあるな」

俺「おい、こんなところで寝ているがどうした?」

野アライさん「・・・・・・・苦しいのだ・・・・・・うんち・・・・でないのだ」

依頼主「こんな所で糞をしようとしていたのか」

俺「? 便秘か? 野生のアライさんはとても丈夫であらゆる環境に対応できるはずだが・・・・」

この仕事はアライさん駆除が主な活動だが、同時にアライさんの生態調査も行っている
野アライさんの不調の原因を調べるため、俺は野アライさんの毛皮(服)を剥ぎ取り、肛門の辺りを観察する

俺「なんだこれは・・・・・肛門が塞がっている」

これでは排泄は出来ないはずだ、よく観察すると肛門や臀部周辺に火傷の後らしきものが伺える

俺「恐らく、何らかの状況で肛門にひどい火傷を負い、溶接されたように張り付いてしまっているのだろう」

これは興味深い現象だ。通常致命傷を負った状態からでもフレンズとしての特殊能力から回復をするはずだが、
肛門が張り付いている状態では傷だけ塞がっており、元には戻らないようだ

俺「ふむ、あとで研究所に連絡して解剖してもらおう」

周辺に他のアライさんがいないか確認し、清掃、侵入経路の補強をし、
野アライさんを運び出して今日の仕事を終了する


依頼主「本日はありがとうございました」

俺「ありがとうございました。 また何かあればよろしくお願いします」

依頼を完了し、野アライさんを研究所に引き渡して帰途についた

俺「明日は工事現場か・・・・・」

次の現場もまたろくでもないことが起きることだろう

人が結構いますね

続けます


~そのころ工事現場


作業者「親方ぁ!! 今日発破かけちまいましょうよ」

親方「そうだなー、明日この近辺に駆除屋が来るからな」

作業者「駆除屋? 何のです?」

親方「お前には言ってなかったけ? 最近工事現場の仮設物置にアライさんが出るって噂でな、駆除のプロに来てもらうことにしたんだよ」

作業者「アライさんて最近テレビでやってるあれですか?」

親方「そうそう、それそれ」

作業者「それって、あの可愛いやつでしょ? なんで駆除なんか・・・・・」

親方「お前ニュースみてねぇのか? しょっちゅう被害報告出てんだろうが」

作業者「ああ、何か農作物荒らしたりするやつでしょ」

親方「それだけじゃねえ、ウチも天井裏に住み着かれてな。駆除してもらったんだよ」

親方「アライさんの糞尿で天井板が腐っちまって張り替えたよ・・・・とんだ損害だぜ」

作業者「家破壊されるのは怖いっすね、さっさとやっちまいましょう」

親方「ああ、ちなみに今回頼んだのはウチの駆除を担当してもらった人だ、完璧にアライさんを駆除してくれるって評判だ」

作業者「そうなんですか・・・・・あっ、そろそろ作業しましょうか」

親方「よーし、ダイナマイトはセットしたな?」

作業者「オッケーです、周囲の安全確認もしました」

親方「よーし、始めるぞ」

親方「5ー、4-」



ボコッ

子アライさん「なのだー」ヒョコ

野アライさん「食べ物探すのだ」

親方が爆破のカウントをしていると、地面から野生のアライさんとその脇に抱えられた子供のアライさんが現れた


親方「3-」


野アライさん「岩のところに何か香ばしい匂いがするのだぁ」

そう言うと野アライさんは設置してあるダイナマイトに向かっていく


親方「2ー」

作業者「!!! 親方! まずいですよ何かあそこにいます」


野アライさん「これはきっとヒトの食べ物なのだぁ、いい匂いがするのだぁ」

野アライさん「ちび、これを食べるのだ!」

子アライさん「ふはははは、たべうのだぁ」カプッ


ダイナマイトを食べ物と勘違いした野アライさんは自分の子供にダイナマイトをくわえさせる


作業者「あれ、アライさんだな」

親方「1ー」

親方「ん? なんか言ったか?」

カチッ!

ドガーーーーーン!!

野アライさん「」ベチャ
アライちゃん「」グチャ

作業者「親方・・・・・・あれ」

親方「なんだ? ・・・・・・あれは」


親方の視線の先にはダイナマイトで吹き飛び、岩に潰されたアライさん達の死体があった

作業者「アライさんですね、ダイナマイト直撃で吹っ飛んだみたいですよ」

親方「マジか・・・・お前片付けとけ」

作業者「えー」


--------------------------


~翌朝

俺「お早うございます、本日害獣駆除の件で来ました」

親方「おう! 今日は頼むぜ!」

親方「現場に行く前にちょっとした報告だが」

俺「?」

親方「昨日アライさんを殺しちまったみたいなんだよ」

俺「アライさんをですか・・・・・ちなみに死体は?」

親方「昨日部下に片付けさせたよ」

俺「確認ですが、確実に死んだんですよね?」

親方「ああ、発破の直前になんかダイナマイト咥えてそのまま爆破しちまった」

親方「2匹いたが、死体も断片的にしか残ってねえし、2匹とも頭が吹き飛んでたな」

俺「そうですか、それならよかった」

俺「死体はこちらで預かっておきますね。 では現場に向かいましょう」



~物置

俺「あれが現場ですね」

親方「ああ、あそこに住み着いているって話らしい」

俺「わかりました、作業が終わりましたら連絡いたします」

親方「よろしくー」


いつも通り現場の周辺から調査を始める、周辺には他にアライさんが住める場所はないようだ
今回怪しい場所はここだけだな
物置の中に入り、捜索を始める

俺「・・・・・・何かいそうだな」

物置に入ると長い間掃除していないのかホコリが舞う
室内は全体的にホコリが積もっているようだった
しかし不自然にホコリがない部分がある、これは何かが通った後に違いない
何者かの通り道らしきものを辿っていくと


アライちゃん1「すぅー・・・・すぅー」スゥースゥー
アライちゃん2「のぁ・・・・・のだー」スゥースゥー

ダンボールで作られた巣の中に、小さなアライさんが2匹眠っていた
ここにはこいつらだけだろうか、周囲を捜索する
どうやらこいつらだけのようだ

アライちゃん1「の・・・・・だ?」パチッ

1匹が目を覚ました

アライちゃん1「おはよーなのだ」

なんと俺に向かって挨拶してきた

アライちゃん1「おなかしゅいたのだ」ヨチヨチ

そのままのんきに俺の方に向かって4足歩行で歩いてくる
俺はアライちゃんを掴み上げた

アライちゃん1「のだ? のだー」

状況が分かっていないようで、とても楽しそうだ

アライちゃん1「あぐあぐ」ノダー

俺の指をしゃぶったり甘噛したりしている
なぜか俺になついているようである

アライちゃん1「あうーうんちしちゃいのだ」ブルッ


どうやら便意を催したらしい
とりあえず肛門に瞬間接着剤を塗り排泄させないようにする
作業現場の衛生管理も仕事のうちだ

ヌリヌリ
アライちゃん1「の//// のだっ//// ぬるぬるなのだ///」

そう思っているのもつかの間

アライちゃん1「!!! のだ!! あちゅいのだ!! のだぁぁぁ!!」ヒリヒリ


瞬間接着剤を誤って手につけてしまったヒトは経験があるだろう
つけた瞬間にじわじわと熱さがこみ上げて、皮膚を固めていくあの感覚を

アライちゃん1「のだ!! のだぁ!! ・・・・・・のだぁ」


接着剤が固まり、落ち着いたようだ
大便に加え小便までされては困るので、接着剤を排泄口に差し込み排泄を阻害する

ぬぷっ
アライちゃん1「のぁ!!」ビクンッ

ここで差し込む穴を間違えた、尿道ではなく膣穴に差し込んでしまった


アライちゃん1「////のあっ /////のだぁ」ヌプヌプ スコスコ


以外にスムーズに入った。こんなに小さくても体は繁殖に備えるため、成長しているようだ
もともと繁殖力の高い生物である故なのだろうか

小さいアライさんは性の喜びを感じ、自分から腰を動かしている

俺「・・・・・・」

害獣の性処理に付き合わされている暇はない、今度こそ接着剤を尿道に差し込み注入する

アライちゃん1「のだっ!!! いたいのだぁ!!」

これで排泄することはない、現場を汚さず処理できる
今度は小さいアライさんの体に接着剤を塗り、巣であるダンボールに貼り付け動けなくする


アライちゃん1「のだー」ポー


唐突な出来事に小さいアライさんは放心状態になっている
もう一匹の小さいアライさんに手を伸ばそうとすると、放心状態だった小さいアライさんが話しかけてきた


アライちゃん1「ヒトしゃん・・・・アライちゃんのおまたじんじんするのだ」

アライちゃん1「さっきのきもちいいのもっかいしてほしいのだ////」


俺はその言葉に嫌悪感を覚えた
無視してもう一匹の処理に当たる

アライちゃん2「のだー・・・・のだー」スピー

同じように処理を施したが、のんきに眠っている
小さいアライさん達を残し、現場を離れる

俺「さて、あとは親が来るのを待つだけだ」

ちょっと書き溜めます

ちなみに『俺』のやり方は現実的に正しい駆除の方法ではないかと思われます
あくまで知的生命体アライさんに対するやり方です

>>89
日本語がおかしかったですね
『俺』のやり方は、正しい駆除の方法ではないと思います

子供のアライさんたちを餌に罠を仕掛け、親のアライさんが現れるのを待った
だが、何時までたっても現れる気配はない
今日は切り上げさせてもらって次の日に来ることにした


--------------------------


~物置の中

アライちゃん1「ヒトしゃんいなくなったのだ、退屈なのだ」

アライちゃん2「う、うーん・・・・・・のだぁ」パチッ

アライちゃん1「起きたのだ? アライちゃんと遊ぶのだ、でも動けないのだ」

アライちゃん2「おかしいのだ、アライちゃんも動けないのだ」

アライちゃん1「とりあえずごはんたべるのだ、ヒトしゃんがおいてったのだ」

アライちゃん2「のだー」


ガツガツ
アライちゃん1「美味しいのだぁ」ムシャムシャ

アライちゃん2「美味しいのだぁ」ガツガツ

アライちゃん1「いつもよりたくさんたべてしまったのだぁ」

アライちゃん2「のだー」

アライちゃん2「うんちしたくなったのだ・・・・・・・あれ、でないのだ」

アライちゃん1「アライちゃんもうんちしたいのだ・・・・・・・でないのだ」

アライちゃん2「おしっこでるのだー・・・・・・・あれ、でないのだ」

アライちゃん1「アライちゃんもおしっこでるのだ・・・・・・・・・でないのだ」

アライちゃん2「もっとふんばるのだ・・・・・・んんん~」ミチミチメリメリ

アライちゃん2「!!!!」

アライちゃん2「いたいのだぁ!!」

接着剤で固めた肛門を強引にこじ開けて排泄しようとすればそうなる

アライちゃん2「おしっこも・・・・・・!!!」

アライちゃん2「いたいのだぁ!!」

何をしてもだめである

~翌日


俺「さて、今日はかかってるかな?」

いつも通り周囲の調査から始め、異常がないことを確認し物置の中に入る


アライちゃん1「うぅ・・・・きのうからうんちでないのだ」

アライちゃん2「おしっこでないのだ・・・・・痛いのだ」


排泄ができない小さなアライさん達は苦しそうにしていた

俺「ガキどもだけで、親はいないのか?」

どうやら親はまだ戻ってきていないようだ

俺「まさか一昨日の爆破に巻き込まれたやつか・・・・」

状況を確かめるためにアライちゃん達に聞いてみた

俺「おい、お前らの家族は何匹居る」

アライちゃん1「うぅ・・・・・ヒトしゃん・・・・おはよーなのだ」

アライちゃん2「ヒトしゃんなのだ」

俺「挨拶はいい、答えろ」

アライちゃん1「アライちゃんのむれはアライちゃんたちのほかに2匹いるのだ」

アライちゃん2「いまはどこかにいっちゃったのだ」

俺「お前らの親と姉妹か?」

アライちゃん1「そうなのだ」

アライちゃん2「おとといからままがかえってこないのだ」

俺「そうか・・・」

ここで確信した、こいつらの親兄弟は昨日の爆破に巻き込まれて死んでいる
だが、一応確認しておかなければならない
俺は昨日親方から受け取った、2匹のアライさんの死体が入った袋を取り出す

アライちゃん1「ままの匂いがするのだぁ」

アライちゃん2「かえってきたのだ? ごはんがたべたいのだ」

なるほど、どうやら本当にこいつらの親兄弟のようだ
これで確認は取れた、もうこいつらには用はない

俺はアライちゃん1を掴み、ダンボールから引き剥がす

アライちゃん1「せなかにくっついちゃったのだ」

べりべりべり
アライちゃん1「いたいのだぁ!!」

アライちゃん1「うぅ・・・・・せなかのけがわはがれちゃったのだ」

ヒョイ
アライちゃん1「だっこしてくれるのだ?」

アライちゃん1「あぐあぐ」カプカプ

前と同じようにアライちゃん1は俺の指をしゃぶったり、甘噛してくる
こちらが駆除しようとしているとは知らずに

俺はアライちゃん1がしゃぶっているお気に入りの指を喉の奥まで突き刺した

グサッ
アライちゃん1「っ!!! ーっ!! ーーーっ!!」バタバタ

俺「よおく味わえ、お前が大好きな指だぞ」

アライちゃん1「~~~~~!!!」バタバタビクンビクン

アライちゃん1「っ!!・・・・・・」ダラーン

アライちゃんは動かなくなった
あとで復活すると危険なので、首の骨を折っておく

グキッ!ベキッ!
アライちゃん1「」

アライちゃん1の首が一回転したところで
もう一匹に手を伸ばす

アライちゃん2「やめうのだ・・・・・アライちゃんがかわいそうなのだ」

俺「安心しろ、すぐに同じところに送ってやる」

接着剤で固定されているアライちゃん2を引き剥がす

べりべり
アライちゃん2「っーーーーー!! いたいのだぁ!! けがわはがれちゃうのだぁ」

俺はアライちゃんを掴み上げ、首に手をかけた

アライちゃん2「やめうのだ! やめうのだ!!」バタバタ

アライちゃん2「やめてほし・・・・・・・」グキッ

俺は躊躇なくアライちゃんの首を折った
アライちゃんは鼻血を流し、そのまま動かなくなった

袋に死体を詰め、作業を終了する


--------------------------


俺「作業完了しました、こいつらが捉えた害獣です」

俺はアライさん達の死体が入った袋を見せる

親方「ほう、合計4匹か・・・・・・やっぱり物置にいたんだな」

俺「ええ、物置には2匹。 先日爆破した奴らの家族だったようです」

親方「とりあえず完了だな!!」

俺「はい、ありがとうございました」

親方「ありがとよ」


この現場を終えたらまた次の依頼だ・・・・・
と言いたいところだが、今回は依頼はない
なので、以前公園で駆除したアライさんのおうちとやらへ行ってみるとしよう

~翌日(山)


今回の活動は以前公園で駆除したアライさんが言っていたおうちがある山での活動だ
ここで気をつけなければいけないのは、民家や人工物のような狭い場所では中々見られない『群れ』の存在だ
通常奴らは基本的には群れを作らない、だが家族単位での群れは作る。今までと違い成体のアライさん家族に出くわすかもしれない
奴らが群れとして活動するならば、襲われる可能性もあるし、捕獲も困難になる

細心の注意を払い、森の中を進んでいく

俺「以前アライさんが言っていたおうちはこの辺にあるはずだ」

目的地へ向かって歩いていると早速アライさんに遭遇した


山アライさん1「!!! ヒトなのだ!!」

警戒しているようだ
逃げられないように毒団子を取り出し、注意を引く

俺「そこの穴はお前の巣か?」

山アライさん1「・・・・・・・・そうなのだ」

食べ物が気になるようでこちらを伺っている

俺「そうか、この食べ物をやるから少し教えて欲しい」

山アライさん1「なんなのだ?」

俺「このあたりに大きい木が生えている場所はあるか? それからこの辺にはアライさんが多いのか?」

山アライさん1「あっちにあるのだ、あとこの辺はアライさんの仲間がいーっぱいいるのだぁ」

なるほど、警戒しなければな

大して投下できなくてすみません
閲覧ありがとうございました

今日はここまで


不用意に拷問したりせず、淡々と駆除するのがリアリティーあっていいね

うずくまってスキ見せてるのをわざわざ蹴って起こしてナタの腹で引っ叩いてから処分とか割りと無駄に苦しめてる気もするが、俺さんの動機は私怨だししゃーないか

お疲れ様です
閲覧ありがとう御座います

>>108 >>109
駆除のプロなんでなるべく淡々と駆除するようにしています
ただ、私怨も入ってますので苦しめることもあります

すこし投下して
また23時ごろ来ます

俺「礼だ、食べ物をやる。 巣に戻って食べるがいい」ポイ

巣穴の中に団子を放り込む

山アライさん1「ごはんなのだー!」

団子につられて巣の中に飛び込んだ

はぐはぐ!!
美味しいのだ!! ・・・・うっ
あ・・・ぁ

うめき声のようなものが聞こえてきた、くたばっただろう
俺も巣の中に入り込み、確認する


山アライさん1「」

どうやらくたばったようだ
まだまだ先はありそうなので、死体の回収はあとにしよう

アライさんの死体に刺激性の毒液をかけ、他のアライさんの餌にならないようにする
あわよくば、毒がかかった死体を食べてついでに他のアライさんもくたばればいい
毒は毒キノコや唐辛子などを配合した自然由来のものだ

俺「ここには子供はいなかったようだな」

巣を後にし、他のアライさん達の駆除へ向かう
道中何回かアライさんに遭遇した


~翌日


猟師「よかった、今日は天気がいいぞ」

キタキツネ「うん・・・・・・帰っちゃうの?」

猟師はここで迷った、天気もいいし帰ることは可能だろう
だが、宿を提供してくれたキタキツネの友人はまだ見つかってない

キタキツネ「帰るなら・・・・・・吹雪かないうちがいいよ」

キタキツネもこう言ってくれている
しかし猟師は

猟師「いや、まだ君の友人を見つけていない。 一緒に探そう」

キタキツネ「ありがとう・・・・・///」

とりあえずギンギツネが行きそうな場所を当たってみる

キタキツネ「この辺はよく来る狩場なんだ」

猟師「へぇここが・・・・・」

猟師(帰ったら猟師仲間に注意しておこう、キタキツネ達が怪我をしないようにな)

猟師「ちなみに匂いはたどれない?」

キタキツネ「昨日の吹雪で消えちゃっててわからない」

>>112
すみません間違えました
書いてる最中の別のSSを投下しました

無視して下さい

誤爆が多くてすみません
112のことは気にしないでください

そのたびに駆除をしていく
だがおかしい、この山に来てから子持ちのアライさんを見かけない
疑問に思っていると

山アライさん2「ヒトがいるのだ」
アライグマ「キーキー」

アライグマを脇に抱えたアライさんに遭遇した

俺「・・・・・」


初めて見る光景だった
謎の事態に油断していたのか

アライグマ「キーキー」バッ

山アライさん2「あっ!!! まつのだー」

逃げられてしまった
アライさんに逃げられるとは、何時以来だろう


--------------------------


目印の大きな木とやらを探していると

俺「あったぞ」

根本にアライさんが入り込めるような穴がある木にたどり着いた

周囲を警戒する
どうやら周囲にはいないようだ

俺「巣の中に気配を感じるな、別のアライさんが住み着いたようだな」

巣の中をのぞくと


アライグマ「キーキー」パンパンパン

山アライさん3「気持ちいいのだ・・・・・気持ちいいのだぁ///」パンパングチャグチャ

アライグマ「キーキー」パンパンパン

山アライさん3「はぁ・・・・・あっ・・・・・ん・・・・・」パンパンパン

アライグマ「キーキッ・・・・・・キー」ビクン

山アライさん3「あっ・・・・・・・・」

ビュルッ!ビュルルル!ドプドプ

アライグマ「・・・・・・・・」ヌプッ

山アライさん3「はぁ・・・・・はぁ・・・・」ドロォ


驚いたことにアライさんが後尾をしていた
人間による繁殖以外の方法は確認されていなかったはずだ

なるほど先程遭遇した奴はそういうことだったのか

アライグマ「キッ!」

アライグマがこちらに気づいたようだ

アライグマ「キー」ダッ

アライグマは逃げ出してしまった
どうやらこの巣穴は反対側が吹き抜けになっており、そちらから逃げてしまったようだ
しっかりとした装備、罠を備えていなかったから仕方がない

俺の専門はアライさんだ、やつの方が優先順位が高い


山アライさん3「どこへいくのだ・・・・はぁ・・・はぁ」

山アライさん3「また仲間が増えるのだ・・・・・・えへへへ」

交尾後のアライさんは幸せそうにしている
こちらが観察していると

山アライさん3「? ・・・・・!!」

山アライさん3「ヒトなのだ! また来たのだ!! アライさんの子供をまた奪いに来たのだ」

何のことを言っているのかわからないが、威嚇されているようだ

山アライさん3「アライさん達の子供を返すのだ!!!」

事情がわからないので駆除する前に聞いておこう

俺「何の話だ? 俺はここに来るのは初めてだが」

山アライさん3「アライさん達の子供を取られたのだぁ!!」

俺「まあいい、聞かせてみろ。 何かできるかもしれん」

山アライさん3「はぁはぁ・・・・・・アライさんは何も悪いことしてないのだ」

山アライさん3「アライさん達は山の木の実や動物をとってごはんにしたり、畑から食べ物をもらったりして静かに暮らしていたのだ」

俺(・・・・・・・盗んでるじゃねぇか!)

山アライさん3「子供を作って仲間を増やしたり、いっぱいいっぱい仲間が増えたのだ」

俺「・・・・・・・」

山アライさん3「そんなある日のことだったのだ」


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ガサガサ

ハンター1『へへへ、ここならたくさん生息してるらしいぜ』

ハンター2『そろそろ奴らの生活圏だな』

ハンター3『おっ! あったぞ巣穴だ』

少ないですが今日はここまででご勘弁を

ネタはたくさん考えてあるのですが、文章にするのが時間かかりそうで・・・・
こっから先はちょっとゲスい内容になってくるかもしれないので、苦手な人はご注意を

まあ、無理せずにね
http://i.imgur.com/1EXTqzy.jpg

>>131
素晴らしいです

少しですが更新します

~巣穴

山アライさん3『はぁ・・・・・はぁ・・・子供がたくさん生まれたのだ』

アライちゃん1『のだー』ヨチヨチ
アライちゃん2『なのだー』ヨチヨチ
アライちゃん3『のあー』ヨチヨチ
アライちゃん4『なのだー』ヨチヨチ
アライちゃん5『のだーのだー』ヨチヨチ
アライちゃん6『のだー』ヨチヨチ
アライちゃん7『のだー』ヨチヨチ

このようにして定期的に多くの子供を産み続け、アライさんは繁殖している
今日も繁殖に成功して、一息ついていた時だった


ハンター1『おーいるいる』

ハンター2『早速やるぞ』

ハンター達は巣穴の中のアライさんに話しかける

ハンター1『おーいアライさーん』

山アライさん3『?』

ハンター2『へへへへ、可愛い赤ちゃんだねぇ』

山アライさん3『ヒトなのだ!!』

アライちゃん達『なのだー』ヨチヨチ
アライちゃん達『なのだー』ヨチヨチ

山アライさん3『ちび達!! そっちへ行ってはいけないのだ!!』

山アライさんが必死になって子供たちを止める

ハンター1『あーあ、せっかくの可愛い赤ちゃんなんだから、俺達にも触らせてくれよ』

ハンター2『そうだぜ、いつもみたいに『アライさんは可愛いのだぁ』って言ってみろよ』

山アライさん3『ぐぬぬぬ、ちび達! 早く逃げるのだぁ』バンッ

子供たちを裏手から逃がすために山アライさんは子供たちを引っ叩いた

アライちゃん達『のだーのだー』アセアセ
アライちゃん達『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん達『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん達『のだー』ヨチヨチヨチヨチ

山アライさん3『これで子供たちは逃げたのだ。 あとはこいつらを足止めしておくのだ!』

ハンター1『あれれーせっかくの可愛い子供たちを見せてもらおうとしたのになー』

ハンター2『へへへ、逃げられちゃったなー』

山アライさん3『ぐぬぬぬ』


のだー
なのだー
キャッキャッ
あうあう


山アライさん3『? ちび達?』

山アライさん3(まだ逃げていないのか?)

子供たちの声のする方を振り向くと


ハンター3『こんにちはアライさーん』


もう一人のハンターが待ち受けていた

山アライさん3『ぐぬぬぬ・・・・・・あれ?』

裏手にいるはずの子供たちがいない
ふと見ると、ハンターは大きな袋を所持している

山アライさん3『?』

ハンターの持つ袋をよく見ると


もぞもぞ
袋『なのだー』モゾモゾ



山アライさん3『!!』

ハンター3『流石に気づいたようだな』

山アライさん3『そんな・・・・子供たちを返すのだぁ!!』

袋『のだ!のだ!』モゾモゾ

ハンター3『ありがとねアライさん、いっぱい収穫できたよ』

山アライさん3『やめるのだぁ!!!』

子供を取り返そうと山アライさんがハンターに襲いかかろうとした

ハンター1『まてよ、どこへ行くんだ?』ガシッ

ハンター2『へへへ、こっちの相手を忘れちゃ困るぜ』ガシッ

山アライさん3『何をするのだ! アライさんを離すのだ!』

ハンター達に捕まってしまった

ハンター1『おい、しっかり抑えとけよ』

ハンター2『へいへい』

ハンター2が山アライさんを押さえつける

山アライさん3『動けないのだ! 早くアライさんを離すのだ!!』

ハンター1『あんまり暴れないほうがいいぜ?』カチャカチャ

ボロン

山アライさん3『!!!』

ハンター1が自分の股間を露わにした
その陰茎は猛々しくそり立ち、血管がドクドクと脈打っている

それを見た山アライさんは・・・・

山アライさん3『あ・・・・・・あれは・・・・・』

山アライさん3『ああああああ!』ガクガクガク

ハンター1『なんだ? どうした?』

山アライさん3『うぁ・・・・・やなのだ・・・・・おしおきは・・・やなのだ』

山アライさん3『やめてほしいのだ・・・・・作業長さん・・・・・お願いなのだ・・・・』

過去に刻まれた恐怖が蘇る

ハンター1『あ? 意味わかんねぇ、このままぶち込むぞ』

山アライさん3『なんでもするのだ・・・・・・お願いなのだ・・・・・やなのだ』

ハンター1『うるせえよ』

ズプッ!
山アライさん3『あ・・・・・・・あああああああああああ!!!』

ハンター1『へへへ、いいもんだなぁ』ジュプジュプ

山アライさん3『ああっ・・・・うぅ・・・・・』ヌプヌプ


子供を奪われ失意の中、敵であるハンターに陵辱されるアライさん
過去には養殖場で同じような経験もしている
その記憶が蘇り、とても抵抗などできなかった

ハンター1『はぁはぁ、そろそろ出すぜ』パンパンパン

山アライさん3『ひっく・・・・・・うぅ・・・・・』パンパンパン

ハンター1『出すぞ! 孕めえぇぇぇぇ!』パンパンパン

山アライさん3『う・・・・ああああ!!』パンパンパン

ドプッ! ドプッ! ビュルッビュルルル!

山アライさん3『うぅ・・・・・・』ドロォ

ハンター1『はぁ・・・・はぁ・・・・』ヌプッ

ハンター1『これで確実に孕んだな』

ハンター2『おい、そろそろ行くぞ』

ハンター1『おう、 じゃあなアライさん、ちゃんと育てとくんだぞ、ひひひひ』

ハンター1『お前らには増えてもらわないとなぁ』

ハンター2『おいハンター3! 大事な商品に傷をつけるなよ!』

ハンター3『大丈夫だよ、こいつら無駄に生命力は強いからな。 そのまま袋にぶち込んでも死にゃしないよ』

ハンター2『ちげぇねえ』

ハンター達『ハハハハ!』


山アライさん3『はぁ・・・・はぁ・・・・・・』


袋『のだーのだー』モゾモゾ

その袋の中身は、アライさんを呼んでいるようだった
しかし、アライさんにはすでに気力は残っていなかった

ついにアライさんの意識はなくなった

気がついたときには既にハンター達は居なくなっていた




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山アライさん3「その後も何回かそいつらは来たのだ」

山アライさん3「そのたびに同じことをされたのだ、アライさんはひがいしゃなのだ!!」

俺「・・・・・・」

山アライさん3「あいつらが来るたびに子供が奪われていったのだ!」

山アライさん3「これじゃ仲間が増えないのだ、でも仲間を増やしたいのだ」

山アライさん3「だから『ぱーとなー』を捕まえて、交尾をしていたのだ」

山アライさん3「アライさんはこれからもっと『はんしょく』するのだ」

山アライさん3「この山を仲間でいっぱいにするのだぁ!」エッヘン


目の前のアライさんは迷惑な夢を延々と語っている
なるほど、こいつらは増えるわけだ
あとでこいつも確実に駆除しなければな

俺「そうか・・・・・・そいつらはどこに居るか知らないか?」

山アライさん3「しらないのだ」

俺「なんでもいい、そいつらの会話を何か聞いていないか?」

山アライさん3「わからないのだ、なんか『うる』とか、『やみいち』とか言っていたのだ」


俺「闇市だと・・・・・・」


まずい・・・・・
ここらで闇市といえば違法な商売に手を染める連中の溜まり場だ
中にはアライさんの販売、アライさんを使った商売を生業にしている者達も居る

もし闇市の人間が海外向けの商売も受け持っていた場合大変なことになる
なぜならアライさんが国外へ渡ってしまう可能性があるからだ

こいつらは特定在来害獣だ
特定外来種であるアライグマとは違い、国内でフレンズ化、繁殖したアライさん達は
国外に出しては行けない存在だ

理由は今までこいつらに関わってきた者達なら分かるだろう

とりあえず
今回の更新はここまでにします

お疲れ様です
続きを投下します

俺「・・・・・・」

山アライさん3「どうしたのだ? 顔色が悪いのだ」

俺「ああ、良くない気分だ・・・・・少しお前のお家で休ませてくれ」

山アライさん3「まかせるのだー、休んでいくのだ」

人間を警戒しているであろうアライさんも流石に俺の尋常じゃない様子に何かを感じたのだろう
山アライさんは俺に背中を向け、ついてくるように促す


俺「・・・・・・」

ガッ!
山アライさん3「?」

完全に油断している山アライさんの首にロープを掛け、締め上げる

山アライさん3「うぐ・・・・・・あ・・・・あ」ギリギリ

俺「俺が気分を悪くしたのはな、お前が大迷惑な計画を語ったからだよ」

山アライさん3「や・・・・め」ギリギリ

俺「根絶やしにしてやる、害獣」

ギュッ!
山アライさん3「うっ! ・・・・・・・・」


どうやらくたばったようだ
念のために数秒間締め続けた後、首の骨を折っておく

ゴキン!
山アライさん3「・・・・・」ビクンビクン

山アライさん3「」


俺「予想以上に危険な状況だ・・・・・」


近いうちに闇市へ潜入し、奴らの行動を探らねばならないだろう

今日はアライさん達の死体を回収し、下山することにした


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~闇市


アライさん達を捉えたハンター達は闇市のとある店に足を運んでいた

ハンター1「今日も稼げたな」

ハンター2「ああ、大量だったな」

ハンター3「あの山はたくさん生息しているからな」


袋「のだー」モゾモゾ

カゴ「出すのだ!!」ガシャガシャ


ハンター1「おい、店主! いるか?」

店主「はいはい、今行きますよ・・・・・おや、いつもお世話になっております」

ハンター2「挨拶はいい、こいつらを買い取ってくれ」

店主「ではブツを拝見しましょう」

店主「小さいのはこのダンボールに、大きいのはカゴを覆ってあるシートを取ってください」


袋「だあだあ」モゾモゾ

カゴ「アライさんをここから出すのだ」ガシャガシャ


ハンター1「今すぐ出してやるから待ってろ」

ハンターが袋を逆さまにし、ダンボールの中へぶちまける

ドバドバ ボトボトボト

アライちゃん達「のだー」ボトボト
アライちゃん達「のだー」ボテ
アライちゃん達「のあー」ボトボト

大きめのダンボールの中にアライちゃん達が積み重なっていく

ウジャウジャ キャッキャッ
アライちゃん達「の・・・のだ」ヨチヨチ
アライちゃん達「あうあう」ボテッ
アライちゃん達「の・・・だー」ムギュー

丈夫なアライちゃん達も積み重なり、流石に苦しそうだ


店主「おお、今回も多いですな。 それに、みんな元気なようだ」

ハンター2「そりゃそうだ、さんざっぱら畑から食べ物を強奪しまくってた奴が親だからな。 さぞかし栄養状態もいいだろうな」

ハンター1「じゃあ、大きい方も見せるぜ」

ハンターがカゴに掛けられたシートを外す


野アライさん「なんなのだ? ここは何処なのだ?」

店主「ほう、こいつも栄養状態が良さそうだ。 いい値段で売れそうだ」

野アライさん「お前は誰なのだ? アライさんはおうちに帰りたいのだ」

ハンター3「状態もいいだろ? 金額ははずんでくれよ」

店主「わかりました、ただいま算出いたしますのでお待ちを・・・・」

野アライさん「なんでアライさんを閉じ込めるのだ? アライさんはここから出たいのだ」

ハンター1「心配しなくてもあとで出してやるよ」

野アライさん「お腹がすいたのだ」

ハンター2「大丈夫だ、今後は衣食住も保証された場所で働いて貰うからな」

野アライさん「いしょく・・・?」

ハンター3「住むところも、食べるものも与えられるということだ」

野アライさん「そうなのか?」

ハンター3「そのかわり仕事・・・・ヒトの役に立ってもらう」

野アライさん「アライさん役に立つのか? ふはははは、アライさんにおまかせなのだー!」

ハンター3「まあがんばれよ」

野アライさん「・・・・でも、ここには仲間がいないのだ、森ではアライさんいっぱい仲間を増やしたのだ」

ハンター3「お前以外にもアライさんはいるぜ」

野アライさん「他にもアライさんはいるのか?」

ハンター3「ああ、それからお前自身も仲間を増やすことになると思うぜ」

野アライさん「はんしょくするのだ?」

ハンター3「そうなるな」

野アライさん「わかったのだ! アライさん子供をたくさん産んでここをアライさんでいっぱいにするのだ!」

ハンター3「・・・・・・」

野アライさん「ふはははは」

店主「金額が出ましたよ・・・・・これが今回の買い取り金額です」

ハンタ-3「おお、悪くねえ」

ハンター1「またたのむぜ」

野アライさん「お前たちどこへ行くのだ? アライさんおうちへ帰りたいのだ」

ハンタ-2「これからはそいつがおうちを提供してくれるってよ」

野アライさん「そうなのか? わかったのだ」

店主「ご利用ありがとうございました」

野アライさん「行ってしまったのだ」

店主「さてと、アライさんこれから君を『飼い主』の場所へ連れて行くよ」

野アライさん「かいぬし?」

店主「そう、その人が君の住む場所もご飯も与えてくれるんだよ」

野アライさん「そうなのか? いいヒトなのだ!」

店主「そのかわりにね、君には仕事、つまり役に立ってもらうんだよ」

店主「確か君は洗うのが得意なんだってね? ちょうどいい、君の仕事はお客さんをちょっと変わったお風呂で洗うことなんだ」

野アライさん「そうなのか? ふはははは、あらいさんにおまかせなのだー!」

店主「じゃあ、いーっぱいお客さんを気持ちよくしてね、アライさん」




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~街



昨日山でのアライさん狩りを終え、今日は一休みしようと思っていた
しかし役所に用事があるのを思い出し、街を歩いている
まあ、闇市への潜入準備もついでに今日やっておこう

俺「いろいろと情報を仕入れとかないとな・・・・・・ん?」


役所に向かっていると、道中変なものを見かけた


アライさんA「これを『やくしょ』に持っていくのだ」
アライさんB「そうすればお金を貰えるのだ」

2匹のアライさんが何かを話しながら役所へ向かって歩いている
その手には動物が抱えられている

犬「・・・・・」ショボーン

何やらおかしなことを考えているようだ

アライさんA「ヒトがやくしょってところへ動物を持っていってお金にするところを見たのだ」

アライさんB「きっとこいつを持っていけばお金をもらえるのだ」

アライさんA「お金があれば、おいしそうな食べ物を『おみせ』でもらうことが出来るそうなのだ」

アライさんB「前はもらっただけですごく怒られたのだ。 でもお金と交換すれば怒られないそうなのだ」

犬「・・・・・キュー」


余計な知識を備えやがって・・・・
犬を抱えているのはそういうことだったのか

確かに指定された『害獣』を捕獲すれば、報奨金がもらえるかもしれない
だがこの犬、首輪に住所のプラカードもついており、どう見ても飼い犬である
つまり、対象外だ

すぐに捕まえてやりたいが、駆除道具を持っていないし逃げられても困る
犬には悪いが、様子を見させてもらおう。 飛んで火に入る夏の虫を


アライさんA「ヒトのおうちから持ってきたときは暴れて大変だったのだ」

アライさんB「でもアライさんがんばったのだ」

アライさん達「「ふはははは」」


なんということだ、人の家から犬を誘拐したのか
ただの動物ならばやらないことを平気でやってのける


アライさんA「やくしょについたのだ」

アライさんB「やっとお金を貰えるのだ」


用事もあることだし、一応後をつけておこう
もし役所で暴れられたら大変だ。 駆除屋として奴らを監視しておこう


~役所


職員1「次の方どうぞー」

職員1「次の方・・・・・あれ?」


アライさんA「ここなのだ」

アライさんB「アライさんなのだ」

犬「・・・・・」ショボン


職員1「え・・・・・・アライさん?」


アライさんA「動物をもってきたのだ」

アライさんB「これを渡すからお金をよこすのだ」

職員達「お・・・おい、アライさんだぞ」
職員達「やばいやばい」
職員達「おい、早く網もってこい!」

アライさん達の出現に職員達がざわめく

アライさんA「な、なんなのだ」

アライさんB「どうしたのだ」

不穏な空気にアライさん達も警戒しだした
まずいな・・・・

俺「アラ~イさ~ん」

アライさん達「?」

たまらずアライさん達に声を掛けた

俺「アライさん、今日は動物を届けに来てくれたのかな?」

アライさんA「そうなのだ」

職員1「おい、君! この場から離れるんだ!」

アライさんA「!!」

アライさんB「怖いのだ・・・・・」

アライさんA「早く帰るのだ」

いけない、野生のアライさんはアホだが基本的に警戒心が強い
早くも逃げ出そうとしている


俺「ちょっと黙ってて下さい」

職員1「しかし・・・・」

俺「いいから!」

職員1「・・・・・・」


気を取り直してアライさん達に話しかける

俺「アライさん、動物を届けに来たんだよね?」

アライさんA「そうなのだ、それでお金をもらいに来たのだ」

アライさんB「お金で美味しいものを食べるのだ」

俺「そうかいそうかい、ところでその動物はどこに居たのかな?」

アライさんA「あっちにいたのだ」

アライさんB「ヒトのおうちに居たから持ってきたのだ」

アライさんA「捕まえる時すごく暴れたのだ」

アライさんB「アライさんがんばったのだ」

俺「がんばったね、アライさん。 ここの人に動物のことを話してくるからちょっと待っててね」

アライさんA「わかったのだ」

アライさんB「待つのだ」

アライさん達は承諾したようで、俺に背を向けて雑談を始める

アライさんA「これでお金が手に入るのだ」

アライさんB「やったのだ」


俺「早くカゴかロープを用意して下さい」ボソッ

職員1「わかりました」

そして俺はアライさんの背後に忍び寄り

ガシッ! ドン!
アライさんA「!!」
アライさんB「痛いのだ!」

髪の毛を掴み、うつ伏せになるように倒した

俺「よーし、このままおとなしくしろ」

アライさんA「痛いのだ、やめるのだ」バタバタ

アライさんB「アライさんを離すのだ」バタバタ

俺「抑えましたので、早く縛って下さい」

職員1「わかりました」


こうしてアライさん達は捕獲された

職員1「ご協力ありがとうございました」

俺「いえ・・・・自分は用がありますのでここで」

休日にもアライさんを捕獲してしまうとは
奴らは本当に面倒だ

とりあえず用事を済ませ、闇市への潜入の準備をする
明日には乗り込んでやろう



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~闇市


ついに来てしまった、ここは警察すらまともに入ってこない魔の地域
一体ここでは何が起きているのだろう

俺「怪しげな商店が多いな・・・・」

周囲の様子を見ながら進んでいく
そしてとある区画に入り込むと、そこには・・・・


アライさん達「おにーさん、うちに寄っていくのだ」
アライさん達「そこのヒト、サービスするのだ」
アライさん達「おじさま、アライさんが体を洗ってあげるのだ」

俺「なんだ・・・・これは」


この市場には多くの店舗が並んでいる
だがそのほとんどにアライさんがいるようだ

店の前で客引きをするアライさん、店頭でカゴに押し込まれて売られているアライさん
商品を運ばされているアライさんなどが多く見られる

アライさん1「うう・・・・重たいのだ」ヨロヨロ

アライさん1「あっ!」ベシャ

重そうな荷物を運んでいたアライさんが倒れて商品を地面にぶちまける

アライさん1「早く拾うのだ・・・・」

店員1「コラァ! 何やってやがる!!」

アライさん1「ひっ! ごめんなさいなのだ!」


闇市を見る限り、アライさんとヒトは共存も可能にも見えるな
アメムチきっちり使い分けてしつけれれば、従順な愛玩用アライさんにもなりうるのかね

>>159
しょせんは害獣です
アメをあげると調子に乗るのでやめたほうがいいですね

店員1「てめぇはお仕置きだ」

店員はムチを取り出し、アライさんを折檻する

ピシッ ピシッ
アライさん1「い、痛いのだ、やめるのだ」

アライさんはうずくまってムチに打たれる

アライさん1「お願いなのだ、もうやめてほしいのだ」

ムチで打たれたアライさんの背中は毛皮も皮膚も破け、血が出始めている

アライさん1「ひっぐ・・・・・痛いのだぁ・・・・・うああぁぁぁぁん」ボロボロ

ビシィッ!
アライさん1「きゃうっ! ・・・・・・・」

店員1「今回はこれくらいで許してやる! さっさと作業に戻れ!」

アライさん1「・・・・・」ピクピク

店員1「・・・・・・聞いてんのか!!」

ピシッ!
アライさん1「ひっ! ごめんなさいなのだ! ごめんなさいなのだぁ!」

アライさん1「うぅ・・・・・・」

アライさんは立ち上がると、荷物を拾って再び歩き出した


俺「・・・・・・」


害獣をこのようにして、労働させるとは
話には聞いていたが、実際見ると気分がいいものではない
闇市とは言え害獣が街に蔓延っているのだから

気を取り直して調査を開始する

店主1「おにーさーん、いいのあるよ。 ひひひひ」

アライさん2「うぅ・・・・・・」

アライさんを売っていたり


店主2「そこの人、見かけねえな・・・・・ちょっと見ていかねぇか」

アライさん3「お願いなのだ、何か買ってほしいのだ!」

アライさん3「でないとアライさんは・・・・アライさんは・・・・」

店主2「黙ってろ!」ボコッ

アライさん「のだっ! うぅ・・・・・痛いのだ」

店主2「すみませんね、躾けがなっていないもんですから」

アライさんを呼び込みに使ったり


アライさん4「ヒトさん、ヒトさん、これはアライさんのじかせい商品なのだ」

アライさん4「買ってほしいのだ」

何の商品かと尋ねると

アライさん4「アライさんのうんちなのだ、園芸用の肥料に使えるのだ」

俺が去ろうとすると

アライさん4「今ならサービスするのだ、おまけなのだぁ」ブッブブブーブリブリブリブリュブリュブリュ

その場で脱糞し、渡そうとしてくる

アライさん4「んーいい匂いがするのだぁ・・・・・これを買うのだ」グチャグチャ

見るに耐えない光景なので無視して先を急ぐことにした
どうやらこのアライさんは自分で商売?をしているようだ

アライさん4「お願いなのだ! 買ってほしいのだぁ!」

後ろから何か聞こえるが無視だ

アライさん4「行かないでほしいのだ、アライさんが可哀想なのだ!」

住人「ゴルァァ! こんなところでクソ垂れ流すな!」

アライさん4「ひっ! 怖いのだ! でも、ちょうどよかったのだ、これを買うのだ」

住人「馬鹿野郎! そんなきたねぇクソさっさと片付けろ!」

アライさん4「これはアライさんの商品なのだ!」

住人「うるせえ!」ゲシッ

アライさん4「うっ!」ベチャ

住人に蹴られたアライさんは自分の排泄物に顔から突っ込んだ

アライさん4「アライさんがうんちまみれなのだ・・・・・でもいい匂いがするのだぁ」

住人「気持ちわりいな! 駆除してやる!」

住人は倒れているアライさんの心臓にナイフを突き刺した

アライさん4「うっ! あああ・・・・・く、苦しいのだぁ・・・」

アライさん4「あ・・・・・・」バタッ

アライさんはその場で絶命した

流石は闇市、このようなことを人の目が多い所で行うとは

面倒事に巻き込まれるのはゴメンだ、今のことは見なかったことにして先に進む

店主3「おにーさん、うちはいい品そろってるよぉ。 見ていって」

俺「すまないが、先を急いでいる」

店主3「まあまあ、そんなこと言わずにとりあえず見るだけ見てってよ」

俺「! なにをする」

店主は俺の腕をつかみ、自分の店へ引きずり込む

店主3「いらっしゃい」

俺「・・・・・・」

強引に連れ込まれたが、状況確認のため一応店内を見回す
薄暗い中色々なものが陳列されている

店主3「どう?うちは色々あるでしょ」

店主3「そうだ! おにーさんまだ若いでしょ? いいものあるよぉ」

俺「なんだ?」

店主3「当店オリジナルのオナホールだよ」

店主3「今持ってきてあげるね」

店主がなにやら怪しげなグッズを持ってこようとしている
逃げ出すか・・・・そう思っていると店主が戻ってきた

店主3「ほらこれ・・・・・気持ちいいよぉ」

俺「!!!」


ウジャウジャウジャ
アライちゃん達「のだー」ヨチヨチ
アライちゃん達「なのだー」ヨチヨチ
アライちゃん達「のだっのだぁ」ズリズリ


店主が持ってきたのは小さいアライさん達だった


アライちゃん達「のだっのだ!」ヨチヨチ
アライちゃん達「だあだあ」ノダー
アライちゃん達「のだぁぁぁぁ!」ナノダー


小さいアライさん達は広くて浅い木箱のなかに藁を敷いたものに入れられており
ひよこ売りのような形で売られていた
その箱には『オナホール 2500円』と書いた札が取り付けられている


俺「・・・・・・」


店主3「驚いてるねぇ、外では見かけない品だからね」

店主3「そうか、使い方知らないもんね。 使い方教えてあげるよ」


そう言うと店主は箱から1匹小さいアライさんを掴み上げる

アライちゃん1「のだ?」

店主3「この子がいいな」

アライちゃん1「のだぁ、のだっのだっ! あぐあぐ」カプカプ

店主3「こらこら指をしゃぶらない、こっちをしゃぶってよ」

ボロン
店主は自らの一物をさらけ出した


店主3「気持ちいいんだよ・・・・ほら!」

アライちゃん「のだっ♪」ノダー

ズボッ!
アライちゃん1「のあっ!」ビクン

店主は勢い良く自分の一物を小さいアライさんの口に突っ込んだ

店主3「ひひひひ」ジュポジュポ

アライちゃん1「おあっおぁっ! あぐあぐ」ジュポジュポ

俺「・・・・・・」

アライちゃん1「フー・・・・フー」ナミダメ

店主3「ああ・・・・・・いい、いいよアライさん・・・」ジュポジュポ

アライちゃん1「お・・おぷっ・・・・フーフー」ジョー

口に一物を咥えさせられ苦しそうな小さいアライさんは失禁し始めた

アライちゃん1「う・・・・の・・・あぁ・・・」バタバタ

店主3「こらこらダメだよ、顔をそむけちゃ」ジュポジュポ

店主は暴れる小さいアライさんの頭を掴み固定し、逃げられなくする

アライちゃん1「!! あ・・ぐ・・・・の・・・・あぁ・・おえ」バタバタ

店主3「はぁはぁ・・・・・・もうそろそろ」ジュポジュポ

アライちゃん1「の・・・・あぁ・・・・ちゅぷ」バタバタ

店主3「うっ!」


ビュルッ! ビュルルルル! ドプドプ

アライちゃん1「っ! うぷっ!」

店主は小さいアライさんの口内に己の欲望をぶちまけた

店主3「おお・・・・・最高だ」ヌプッ

アライちゃん1「の・・・・おえぇぇぇぇぇ」ビチャビチャビチャ

口いっぱいに広がる店主の精液に小さいアライさんはたまらず嘔吐する

店主3「あーあ、いっぱい出したのにもったいない」

アライちゃん1「の・・・・のだぁ」グス・・・ヒック

店主3「この子は後で洗浄しとかなくちゃ」

俺「・・・・・」

あまりの光景に流石の俺も絶句してしまっていた
そんな俺を他所に股間丸出しのまま店主は話を続ける


店主3「どうだった? いいでしょ?」

店主3「今使ったこの子達はまだ躾もしていない奴らでね、他にも種類はあるんだよ」

店主3「しつけ済み(アホだから理解していない、ただ痛めつけられて泣いてるだけ)の種類だったり」

店主3「ちょっと成長してお話可能な種類とかね」

店主3「今の子達だけじゃなく他の商品も見たいでしょ? 見たいよね?」

店主はやけに俺に勧めてくる
ただ単に実演と称して自分が使いたいだけなのではないか

店主3「そしたらぁ、他の子はこのカウンターの下に・・・・・・・おうふ!?」


アライちゃん2「のだーかいぬししゃんなのだー」ヨジヨジ

店主が下を覗くと、箱から他の小さいアライさんが店主の一物をよじ登ろうとしていた

店主3「あらいけない、箱の縁に竿を乗っけてたのね」

アライちゃん2「ぬるぬるするのだーたのしいのだぁ」ヨジヨジ

店主3「こら、あんまり触るとよくないぞ!」

アライちゃん2「のだーあぐあぐ」チュパチュパ

店主3「うっ! ・・・・・もー我慢できん」


ガシッ!
アライちゃん2「のだ?」

ズボッ!
アライちゃん2「のだぁ!」ビクッ

店主3「はぁ・・・・・はぁ」ジュポジュポ

アライちゃん2「お・・・だぁ・・・・の・・・だぁ」ジュポジュポ

小さいアライさんの無垢な行動に店主は我慢できず
頭を掴み、自分の股間を小さいアライさんのお口にぶち込み、ピストンする

店主3「うっ・・・・・はぁはぁ」ジュポジュポ

アライちゃん2「っ!? っ!? の・・・だ・・・・ひ・・ほ・・しゃん」ジュポジュポ

アライちゃん2「うーうー・・・・・ひほしゃん・・・・の・・・だぁ」バタバタ

流石に苦しくなったのだろう、小さなアライさんは手足をバタつかせる

店主3「ああっ! そろそろいくよ!」ジュポジュポ

アライちゃん2「の・・・・お・・・おえ・・・・だぁ」バタバタ

店主3「出る!」

ビュクッビュク! ビュルルル! ドプ・・・・ドプ

店主3「ふぅ・・・・・」ヌポッ

アライちゃん2「うっ・・・・・おえぇ・・・・げほっ・・・げほっ」ドロォ

店主3「ああ、この子も後で洗浄しなきゃ」

アライちゃん2「かいぬししゃん・・・・・くるしいのだ・・・・・ぐすっ」

アライちゃん2「うぅ・・・・・のだ・・・・のだぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ビエーン

アライちゃん2「のだぁぁぁぁぁぁん!」

店主3「あらあら、泣いちゃったね」

アライちゃん2「のだぁあああああん!」

小さなアライさんが泣き叫ぶ
とてもうるさい

そんなアライさんを店主は手に載せ、あやし始める

店主3「よーしよーし、泣き止んでね」

アライちゃん2「のだぁぁあぁあ! ・・・・・・ぐすっ」

店主3「ごめんね、でもそれはアライさんの今日のご飯なんだよ?」

アライちゃん2「うぅ・・・ぐすっ・・・・そうなのか?」

店主3「そうなんだよ」

アライちゃん2「でもおいしくないのだ」

店主3「それはとっても栄養があるんだよ、君だけの特別なんだ」

アライちゃん2「とくべつなのだ?」

店主3「そうそう、君は特別なんだよ」

アライちゃん2「そうなのだ? アライしゃんはとくべつなのだ!」

店主3「そうなんだよ、じゃあそれをごっくんしておうちへお帰り」

アライちゃん2「わかったのだ・・・・・うぐ・・・うぅ・・・ごっくん」

店主3「よく出来たね、偉いよ」

アライちゃん2「そうなのだ! あらいしゃんはえらいのだぁ!」ゲップ

店主3「じゃあ、巣へお戻り」

アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチヨチ

アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチヨチ
これが奇跡的にキモイ
もはや天災的な気持ち悪さ

アライさん可愛いなぁどうにか報われて欲しい

洗浄とやらどういうものなのか見てみたい

>>178
おお、気づいてくれましたか!
最大限気持ち悪くウザくするように追求したのです!
キモさウザさの表現には結構書いてるときに悩んでるんですよこれでも

>>181
わたしもアライさん好きです!

今のところ何もしていないか、何かやらかしているかなので報いは受けることはありますが
残念ですが今のところ報われるようなことはしていないですね・・・
このSSでは一応害獣扱いなので

>>182
洗浄ですか・・・・

俺「・・・・・・」

店主3「へへへ、すみませんね。 お見苦しいところを」

俺「いや・・・・・」

なんだこの男は、異常としか言いようがない
まあ、そもそもこんな所にいる時点で異常なのだが


店主3「どうです? 一匹いかがですか?」

俺「いや、いい・・・・」

店主の申し出を断り、店を出ようとすると
一人客が入ってきた


客「ひひひひ、店主! 今日もいいの入ってるかい?」

店主3「どうも、今日はいいのが入ってますよ」

客「そりゃいいなぁ、早速買わせてもらうよ、ひひひひ」

店主3「では、こちらからお選び下さい」


箱1
アライちゃん達「だあだあ」ヨチヨチ
アライちゃん達「なのだー」ヨチヨチ
アライちゃん達「のだぁ」ボテッ


箱2
アライちゃん達「ヒトしゃんなのだー」ヨチヨチ
アライちゃん達「かいぬししゃんなのだー」ヨチヨチ
アライちゃん達「おなかしゅいたのだー」ヨチヨチ


箱3
アライちゃん達「の・・・のだぁぁぁああああ!!」ビエーン
アライちゃん達「うぐっ・・・・ひっく」グスッ
アライちゃん達「のだぁ・・・・のだぁ」


俺「」ゾッ

何という光景だ、大量の小さいアライさんが箱の中でうごめいている
この店主もだがこの客もこんな取引をしているのか

客「じゃあ、箱3にしようかな」

店主3「まいどありがとうございます、さあどうぞ」


その客は店主に金を渡すと、箱3から小さいアライさんを掴み上げた

アライちゃん3「のだぁぁぁああああん!」ビエーン

客「へへへ、活きが良いな。 でもやっぱりこいつらはうるさいな」

店主3「こいつらは元気だけが取り柄ですからね」

客「流石世間では害獣と呼ばれるだけあるな」クニクニ

アライちゃん3「のだ! のだぁ!」

客の手つきが嫌なのか、小さいアライさんは泣きながら身を捩らせている

俺「じゃあ、俺は失礼する」


これ以上付き合いきれない
俺は店を後にした

なんということだろう、アライさんの単純所持はおろか販売まで・・・
しかもあんな扱いをするとは

俺「ここは酷いところだ・・・・」

通りを歩いているとアライさん達が何かを言い争っている現場に出くわした


アライさん5「アライさんが先にここにお店を出したのだ!」

アライさん6「違うのだ! アライさんが先に見つけたのだぁ!」

アライさん5「ぐぬぬぬ・・・・たあ~~~!」

ドン!
アライさん6「ぐっ・・・・・」バタッ

アライさん5「ふはははは、アライさんの勝ちなのだ!」

アライさん6「ぐぬぬぬ、転んでしまったのだ・・・・のだ?」

アライさんが手元を見ると錆びた包丁が落ちていた
アライさんはそれを拾うと

アライさん6「・・・・」シャキン

アライさん5「ふはははは、アライさんの場所なのだー」

アライさん6「たあ~~~!」

グサッ
アライさん5「の・・・・・」

アライさん5「い、痛いのだぁ! うぅ・・・・・・」ドクドク

アライさん5「うぁ・・・・・・痛いのだ・・・・痛いのだ」モゾモゾ

アライさん6「あ・・・・・・」

アライさん6「だ、大丈夫なのだ?」

刺された方は腹を抑えてうずくまっている

自分で傷つけたくせに何が「だ、大丈夫なのだ?」だよ。
頭が悪いのか本当に何も考えないでいないのか分からないけど怒りを通り越して恐怖を覚えるレベル

http://i.imgur.com/S6JXFPE.jpg
ヒトしゃん。おはようなのだ

http://i.imgur.com/JcilKGB.jpg
あっ、プライスタグ忘れた

>>187
刃物での殺傷はアライさん達は慣れていません
包丁で刺した感触と刃物による出血を見て驚いたのでしょう

天敵である人間の武器を使って同族を傷つけてしまったので、ちょっぴりいけない気持ちになったんでしょうね


>>188
ありがとうございます!ありがとうございます!
工事現場の物置で接着されたアライちゃんと
店主3に売られているアライちゃん達ですね!
再現ありがとうございます
わたしは絵が描けないので助かります

しかしごめんなさい、今日はもう寝なければなりません
続きは後日投稿しますのでご容赦を

閲覧ありがとうございます
更新できなくてすみません

内容は考えてあるのですが、文章にまとめるのが時間かかってしまいまして・・・・

アライさん5「う・・・・えええん・・・・・痛いのだ」ドクドク

アライさん5「あ・・・・・・・」ピク・・・ピク

アライさん6「大変なのだ」

アライさん5「」

刺されたアライさんは事切れてしまった

アライさん6「アライさんが死んでしまったのだ」

アライさん6「アライさんは悪くないのだ、こいつがアライさんの場所を奪ったからいけないのだ」

アライさん6「そうなのだ、これはいい事なのだ。 それに商品も手に入ったのだ」

開き直ったアライさんは自分の店舗(屋台)に殺害したアライさんの死体を処理し始める

アライさん6「ロープは・・・・・・あったのだ!」

アライさん6「これをつけてっと」

アライさん5「」ダラーン

殺害されたアライさんはロープで逆さ吊りにされてしまった

アライさん6「ここはアライさんのお店なのだ!」

アライさん6「こうきゅう?じびえの肉を取り扱っているのだ!」

アライさん6「アライさんのお店で買っていくのだ!」

気を取り直したアライさんは自分の店の宣伝を始める

アライさん6「そこのヒト、寄っていくのだ!」

客人「あ? なんだ」

商売を始めたアライさんはクロケット帽をかぶった男に話しかける

アライさん6「よっていくのだ! アライさんはなぁ、すごいんだぞ! こうきゅう?肉を扱っているのだ!」

客人「お前もそのジビエ肉だよな」

アライさん6「のだ?」

アライさん6「違うのだ、アライさんは食べ物じゃないのだ!」

客人「だってお前が売っているその逆さ吊りのヤツ、お前の仲間だろ」

アライさん6「う・・・・そうなのだ、でもこいつはもう商品なのだ! アライさんが売っているのだ」

客人「仲間を売ってるんだろ」

アライさん6「そ、それは・・・・」

客人「仲間を殺してそれを商品にして商売してるんだよな」

アライさん6「あ、アライさんは・・・・・アライさんは・・・・」

客人「どうした? 売るんだろ? これから お前の仲間を」

アライさん6「アライさんは・・・・・」

客人「いいのか? お前店を開いてもなんにも売れてないんだよな?」

アライさん6「でもアライさんは・・・・」

客人「まあいい、それより必要なものがあるんだ。 売ってくれないか?」

アライさん6「うぅ・・・・・」グスッ

>>198
名無になってしまったみたいですね
しかもageてしまった・・・・

客人「俺が客になってやるって言ってるんだよ」

アライさん6「」ピクッ

客人「お前の商売の記念すべき客第一号だ!」

客人「アライさんになんでもおまかせなんだろ? お前の商売はたった今! ここから始まるんだよ!」

アライさん6「わかったのだ・・・・」ゴシゴシ

アライさん6「アライさんにおまかせなのだー!」

客人「よし! 立ち直ったな!」

客人「早速ものを買わせてほしい、頼めるな?」

アライさん6「わかったのだ! おきゃくさん!」ナノダー

客人「実はな、最近お気に入りのクロケット帽の尻尾部分がだめになりそうなんだ」

アライさん6「??」

客人「俺のもそうだが友人の帽子もな、ちょっと尻尾がだめなんだよ」

客人「そこでその逆さ吊りのアライさんを売って欲しい」

アライさん6「!!」

客人「それが必要なんだ!」

アライさん6「う・・・あ・・・・でも」

客人「ここでどうしても買いたいんだ!」

客人「君はここで商人をやっていくんだろ? 俺が客一号なんだよ?」

アライさん6「わかったのだ、持っていくのだ」

客人は満面の笑みでアライさんから吊るされた死体を受け取った
だが男はまだ何か言いたげでいる

アライさん6「どうしたのだ?」

客人「いやー、俺がほしいのは2本の尻尾なんだよ。 これじゃ足りないな」

アライさん6「でもアライさんこれしか持っていないのだ」

客人「いや、まだあるだろ?」

アライさん6「?」

そう言うと客は屋台のカウンター内に侵入し、アライさんの尻尾を掴んだ

アライさん6「何をするのだ、それはアライさんの尻尾なのだ」

客人「足りないんだからこれもくれよ?」

アライさん6「だめなのだ! これはアライさんのなのだ!」

客人「いいじゃないか、客の要望だよ」ガシッ

アライさん6「はなすのだぁ」バタバタ

客人「うるせえよ」グッ

ミシミシミシ
アライさん6「痛いのだ、痛いのだ、しっぽ取れちゃうのだ」ミシミシ

プチプチプチ ブチブチ
アライさん6「やめるのだ! やめるのだ! アライさんが可哀想なのだ!」

客人「ふん」

ブチィッ!
アライさん6「あ・・・・あああああ! 痛いのだぁぁぁぁぁぁあああ!」

更新が遅くてすみません
閲覧いただきありがとうございます

アライさんのしっぽは引きちぎられてしまった

客人「黙れ」ガスッ

アライさん6「の"っ・・・・・うぅ」ドクドク

客人「ありがたく貰っていくからな」

アライさん6「痛いのだ・・・・・血が止まらないのだ・・・・」ドクドク

アライさん6「だれか助けるのだ・・・・・・アライさんしんじゃうのだ」


しっぽからドクドクと血を垂れ流すアライさん
状況を打破しようと通行人に助けを求めるが

通行人「?」スタスタ

アライさん6「あ、アライさんの・・・・・アライさんの尻尾が切られてしまったのだ」

通行人「・・・・」スタスタ

その声も虚しく無視されていく

アライさん6「なんでみんな助けないのだ・・・・・アライさんが可哀想なのだ・・・」ドクドク

アライさん6「うぅ・・・・・上手に歩けないのだ」ヨロ

アライさん6「あ・・・・・・」

ドシャ! ガシャン!
アライさん6「転んでしまったのだ」

店員「おい!」

アライさん6「のだ?」

店員「うちの商品に突っ込んでくるとはいい度胸だなあ」ガシッ

アライさん6「離すのだぁ! やめるのだ!」

店員「損害はお前の体で補填してやるよ」

店員はアライさんを掴み、カゴの中へ押し込む

アライさん6「何をするのだ! 早く出すのだ!」

店員「お前が突っ込んできたからそうなるんだよ」

アライさん6「アライさんはいま大事な尻尾を取られたのだぁ! だから上手に歩けないのだ!」

店員「知るかよ、こっちは迷惑を被ってるんだからな。 これからお前を売り飛ばしてやる」

店員「風俗もいいが食品店もいい、あとは酔狂な人間がペット用に飼ってくれるかもなぁ」

アライさん6「だめなのだぁ! アライさんに酷いことをしないでほしいのだ!」

店員「この街の人間は怖えぞ? もしかしたら虐待マニアの変人に飼われるかも知れないからなぁ」

アライさん6「いやなのだ・・・・・ここからだしてほしいのだ」

店員「もうおせえよ」

アライさん6「お願いなのだ・・・・・アライさんなんでもするのだ」

店員「そうかよ、じゃあ俺のペットとして飼ってやるよ。 もちろん食べ物も棲家もある」

アライさん6「ほんとうなのか? アライさんは・・・・・アライさんは・・・・」

店員の言葉に希望を見出したアライさんは、助かると本気で信じた
だがその希望もすぐに打ち砕かれた

店員「嘘に決まってんだろ、害獣が!」

アライさん6「そんな・・・そんな・・・・・考え直すのだ」

店員「無理に決まってんだろ」

アライさん6「おみせもてつだえるのだ、それに・・・それに・・・・」

店員「あ?」

アライさん6「アライさんは可愛いのだ! だからぺっととしてもきっと優秀なのだ!」

店員「」ビキビキビキ

ガンッ!
アライさん6「あうっ!」

アライさんの自己アピールに店員は切れてかごを蹴り飛ばした

アライさん6「痛いのだ! やめるのだ!」

店員「大人しく聞いてりゃ何が可愛いだ! このクソ害獣が!」ゲシゲシ

アライさん6「やめるのだ! そんなことないのだアライさんは可愛いのだ!」

店員「人に迷惑をかけて謝らねぇ! 人が商売してる近くで自分の仲間の汚ねぇ死体を売りやがる!!」

店員「これのどこが可愛いんだ!! ああ!!?」

アライさん6「やめるのだ! やめるのだ!」

店員の執拗な暴力にアライさんは頭を抱えうずくまることしかできなかった

店員「もういい、てめぇはとびっきり酷えところに売り飛ばしてやる」

アライさん6「やめるのだ! お願いなのだ! アライさんは! アライさんはぁ・・・」


店員はアライさんの入ったカゴを持ち上げ何処かへ歩いていった
店先にはアライさんの悲痛な叫びが木霊していた

調査を続けるため街の通りを歩き始める
暫く歩くと、先程連れ込まれた店に来た客を見かけた
なにやら小さいアライさんを2匹所持しており、路地裏に向かっているようだ


客「ひひひ・・・・ひひひひひ」

俺「?」


明らかにおかしい目つきで薄ら笑いを浮かべ、ブツブツ何かを言っている
両手に掴まれている小さなアライさんはどうやら先程の店で買ったものと
どこからか連れてきたものだろう


客「店長は甘いからなぁ・・・俺みたいに使わないともったいないぜ」

アライちゃん3「のだぁ・・・・ぐすっ・・・・のだぁぁぁぁぁ!」ビエーン

アライちゃん4「のだー? ひとしゃん おててがきもちわるいのだぁ」

アライちゃん4「あらいしゃんをはなしてほしいのだ」

客「一匹はうるせえし、もう一匹は余計なことを言ってやがる」

客「うるせえから早速黙らすぜ」

ポイッ
アライちゃん4「のだ?」

ボテッ
アライちゃん4「のだっ! いたいのだ!」

突然一匹のアライちゃんを地面に投げ捨てる
落下の衝撃でアライちゃんは痛がっているようだ

アライちゃん4「いたいのだぁぁぁ! ・・・・うぅ」ピーピー

客「こいつもピーピーうるせぇな・・・・・踏み潰してやろうかな、ひひひひ」

アライちゃん4「ひっ! ・・・・・のだぁ」ビクビク

客「もうやっちまおうかなぁ・・・・」

アライちゃん4「こわいのだぁ・・・・にげるのだぁ」ヨチヨチヨチヨチ


自分を睨みつける男の危険さを理解したのだろう
アライちゃんはヨチヨチと短い手足を一生懸命動かし、その場を離れようとする

このままこの小さな害獣を逃してしまうのだろうか
一瞬そう思ったが、この客はそんなに甘くはなかった


グチャリ
アライちゃん4「のあぁ! の・・・・のだぁぁぁあああああああああ!」ビエエエエン

客「逃げられると思ったのか? 逃げられなくするに決まってんだろ?」


なんと客は逃げ惑うアライちゃんの両後ろ足を踏み潰したのである
今まで生きてきた中で最上級の痛みと恐怖を味わったアライちゃんは言葉にならない叫びを上げている

アライちゃん4「のああぁぁあ! のっ! っ!!? ~~~っ!!」ビクンッビクンッ

その小さい足は足首から先がぺちゃんこに捻り潰されており、赤い液体が流れ出している
この事態をどうすることも出来ないアライちゃんは、ただただその場にうずくまり、涙と悲鳴を垂れ流すことしかできなかった

アライちゃん4「いたい・・・いたいのだぁ・・・・・」モゾモゾ

客「へへへ、すげぇな。 いっぱい血がでてらぁ、こんなに出てても死なないなんて流石はしぶとい害獣だなぁ」

アライちゃん4「のだ・・・・・ひっく・・・・・のだぁ」ボロボロ

客「おーおー、ついにはヒトの言葉も話せないか? もうやっちまおうか」

アライちゃん4「のだぁ・・・・あ」ビクッ

アライちゃん4「のだぁ・・・・」ヨチ・・・・ヨチ

アライちゃん4「こわい・・・のだぁ・・・・・あらいしゃん・・・・にげう・・・のだ」ヨチ・・・・ヨチ


どん底に叩き落されたアライちゃんにいやらしく言葉を浴びせる客
アライちゃんはこんな状態になりながらもこの男から逃げ出そうとする


アライちゃん4「の・・・だぁ・・・・・」ヨチ・・・ヨチ・・・ブッブー

アライちゃん4「うぅ・・・・・」ブリッブリッブリュブリュブリブリ

客「血だけじゃなくクソも垂れ流してるぜ、こんな状況でも漏らすのか? 流石クソ漏らしの害獣だな」

アライちゃん3「の・・・のだ・・・・のあ・・・・ひっく」ビクビク


この恐ろしい光景に客の右手に握られたもう一匹のアライちゃんも恐怖で震えている
普段脳天気なアライちゃんでもこれから自分に起こることを予感せざるを得ない


客「こいつもビビっちまってるな、あんまり可愛いからついつい地面のあいつにかかりっきりになっちまった」

客「おー、観察ばっかりしてたらだいぶ歩かれちまったな。 前足だけでよく歩いたな」


両後ろ足を潰されてからアライちゃんは1mほどの距離を進んでいた
その進んだ後には両足からの出血で出来た2本の赤い線が地面に描かれていた

客「まあ待てよ、そんなに進まれちゃ困るんだよ・・・・よっと!」

アライちゃん4「のだぁ・・・・・」ブリブリブリ

ベキ! グチャ!
アライちゃん4「のっ!」ビクン・・・・ブリュッ


ついにアライちゃんは両前足をも踏み潰された
後ろ足の痛みと前に進むことだけに意識を集中していたアライちゃん

前足を踏み潰された直後に続けて進もうとするが足が上がらない


アライちゃん4「ノダ? ・・・・!!!!」


気づいた時にはもう両前足は潰され、紙のようにぺしゃんこになっていた
それに気づいたアライちゃんは再び泣きわめく

アライちゃん4「のだぁぁあああああああああ! びえぇぇぇぇえええええええん!」ノダァァァァァァ!

客「まーたうるさくなったな」

アライちゃん4「のだぁぁぁあああああああん!」ビエエェェェェン!

客「もう逃げられないよな?」

アライちゃん4「ひ・・・ひどいの・・・だぁ・・・・・・あら・・しゃんの・・・・おててが・・・・」ボロボロ

アライちゃん4「いだいのだぁ・・・・たしゅけて・・・ほちいのだぁ」ボロボロ

そんな悲痛な叫びも懇願もその男にとって嗜虐心をさらに加速させる燃料に過ぎなかった


客「あとでお前も使うんだからよぉ・・・・・そこで大人しくしていろよ」


大事なデザートをとっておくように、その男は痛めつけ、手足を潰したアライちゃんをその場に放置した
そして作業を再開するような口ぶりでもう一匹のアライちゃんに話しかける

今日はここまでにします
続きはまた後日

http://i.imgur.com/F75vEJX.jpg

数日間更新していなかったのでヒトが多いですね

>>224
毎度ありがとうございます

少しですが投下します

客「またせたなぁ・・・・・もう完ッ全に興奮状態だぁ・・・・最高に準備が整ったぜぇ」

アライちゃん3「のだ・・・・のだ・・・・」ビクビクブルブルブル


下品な笑みを浮かべ、男は右手に掴んだアライちゃんに話しかける
話しかけられたアライちゃんは恐怖のあまり両手で頭を抱えてうつむき、男の顔を見ようとしない


客「ヒトのお話はぁ・・・・ちゃんとお目々を見て聞きましょうねぇ♪」

アライちゃん3「の・・・のだぁ」ビクビクビク

どうしてもアライちゃんは顔をあげることが出来ない
そこで男はアライちゃんの額に思い切りデコピンを叩き込んだ

ビシッ!
アライちゃん3「のだっ!」

客「やっとお顔がみれたねぇ」

アライちゃん3「あうぅ・・・・・・のだぁ・・・」ブルブルブル

客「一緒に遊びましょうねぇ」


ズボッ!
アライちゃん3「おごっ!」ビクッ


顔を上げたアライちゃんの口に男は自分のペニスを挿入し、ピストンを始めた


客「ひひひひ」ズプズプズプ

アライちゃん3「お・・・・お・・・・ぁ・・・・」バタバタ

客「こんなんじゃたりねぇな!」

ズボッ!
アライちゃん3「お・・・・ご・・・・・・」ビクン

客はアライちゃんの口に更に深く自分のペニスを突っ込んだ
恐らく喉の奥にまで届いてしまっているだろう

アライちゃん3「お・・・おぇ・・・・・ああ・・・・ごほっ!」プシャッ

激しく強引なピストンにアライちゃんは苦しそうに血を吐いた

客「オラオラオラァ!」グチャグチャグチャ

アライちゃん3「い・・・・・ぎ・・・・・・!!」

客「オラァ!」

弱ってきたアライちゃんに容赦なく客は一層強くペニスを差し込んだ

ズボッ!
アライちゃん3「っ!! おっ!!」ビクンッ

アライちゃん3「」ピクピク

客「ひひひひ」グチャグチャ

アライちゃん3「」ビクン・・・・ビクン

客「うっ!!」

ドプドプ! ビュルルルル!
アライちゃん3「っ!!」

客「ふぅ、すっきりしたー」

アライちゃん3「の・・・・のだ・・・・・げほっ・・・おえ・・・・」ピクピク

アライちゃん3「の・・・・・・の・・・・」ピクッ・・・・ピクッ

客「おーいどーした? もう弱っちまったのか?」

アライちゃん3「」ピク・・・・ピク

乱暴されたアライちゃんは口から精液を垂れ流しながら力なく男の手に垂れ下がっている
時折痙攣のように小刻みに体を震わせたりもしている


客「それにしても汚えな、次も使うから洗浄しないとな。 まあ、この洗浄を生き残ればの話だがな」

そう言うと男は近くの水道の蛇口を開け、アライちゃんを洗い始めたのである


ジャー バシャァ
アライちゃん3「」ビクンッ


客「口周りはしっかり洗わないとな」

アライちゃん3「・・・・ごぼっ・・・・ごぼっ・・・・のっ」パタ・・・パタ


その雑な洗い方にアライちゃんはさらに苦しそうにしている
もともと虫の息だったので少しえづいたり弱々しく尻尾をパタつかせる程度しか出来ないわけだが
そんなアライちゃんの反応に男は満足そうに洗い続ける


客「おーおー元気になったじゃねえか」

アライちゃん3「・・・・ケホッ・・・・ノ・・・・ダァ」パタ・・・・パタ

バシャバシャ
客「どうだ? お前の大好きな洗う行動だぞ?」

アライちゃん3「・・・・ノダァ」ピク・・・・ピク

客「おじさんにおまかせなのだーってか?」ヒャハハハハ


心底愉快そうに男は笑う
そろそろアライちゃんがキレイになってきた
男が洗うことをやめようとした時だった


アライちゃん3「ノ・・・・・・ダァ」ジョボジョボジョー


弱りきったアライちゃんは全身の力が抜けて失禁してしまったのだった
そんな状態のアライちゃんに対して男は


客「せっかくキレイになったのによお・・・・・・また洗い直しだな」


繰り返しの作業に対する言葉に面倒だという印象は受け取れない
むしろ楽しい作業が待っているかのような嬉しそうな表情だ


客「キレイキレイしましょうねぇ」

アライちゃん3「・・・・」ピク・・・・ピク

客「動かないな、まあ害獣だししぶといから大丈夫だろう」


バシャバシャ
客「~♪」

アライちゃん3「・・・・・」パタ・・・・パタ


客「よし! キレイになったな」

客「次はお待ちかね、お前だよ」

いやらしく笑いながら男は手に持ったアライちゃんを地面に置いて四肢を踏み潰されたアライちゃんを掴み上げる
持ち上げる時にアライちゃんの踏み潰されて硬直した前足がベリベリと音を立てて引き剥がされていく


アライちゃん4「みぎゃぁぁ・・・・・のだっ・・・・のだっ」


とても痛いのだろうアライちゃんは泣き叫んで手足をバタつかせている
しかし弱っているためか、その痛みへの反応も力ないものだった

潰された四肢からは鮮血が飛び散り辺りの地面を汚していく


アライちゃん4「の・・・・・のだぁ・・・・」シクシク

客「手足から血が吹き出てるなあ、こりゃあまだ元気なのかな?」

アライちゃん4「おねがいなのだひとしゃん・・・・・あらいしゃんいたいのやなのだ・・・・」シクシク

客「お話できるってことはまだまだ行けるね?」

アライちゃん4「いたいいたいやめうのだ・・・・・」

客「じゃあやるよアラーイさーん」


ズプッ!
アライちゃん4「!!」

突然男はアライちゃんのお腹に指を突き入れた

アライちゃん4「うっ・・・・・けほっ」

客「まだ反応があるなあ」

アライちゃん4「のだぁ・・・・・」ビクビク

客「可愛いなぁ」


すでに無い両前足で頭をかかえてうずくまるアライちゃん
その両前足からは血がポタポタと垂れている

今日はここまでとさせていただきます
続きはまた後日

アライちゃんネタも結構流行ってきたことですし、続きです

客「お顔が見れないじゃねぇかよ? なあ?」

アライちゃん4「の・・・・・・のだぁ」ビクビクブルブル

アライちゃん4「のだ・・・・・・」ブッ・・・・ブブブー


恐怖のためなのか弱って全身の力が抜けたためなのか
頭を抱えてうつむいたままアライちゃんは脱糞を始めた

客「汚えな・・・・・流石はクソ漏らし害獣だ」

アライちゃん4「の・・・・・のだ・・・・・のだぁ」プリプリプリ

客「いつまでヒト様の手の中でクソ漏らしてんだ!! この害獣がぁ!!!」


ズブッ!!

アライちゃん4「あっ・・・・・・の"・・・・」ビクンビクン


手の中でいつまでも脱糞し続けるアライちゃんに男は激怒した
クソを垂れ流すその肛門に男は指を思いっきり突っ込んだのである


客「いいからクソすんのやめろ」


ヌプヌプヌプ
アライちゃん4「のっ・・・・のだ・・・・のだ」ビクンビクンビクン

客「反応が薄いなあ、多分腸を突き破るダメージなんだが・・・・」

アライちゃん4「けぽっ・・・・・・・・・」ピクピク

客「血ぃ吐いて黙っちまったな・・・・おい聞いてんのか?」


血を吐いた後、アライちゃんの反応は更に希薄なものになった
男はそんなアライちゃんに不満なのか、糞を着けた指をアライちゃんの口に入れてみる


アライちゃん4「あ・・・・ぐ・・・・・おえ・・・・・・」ピクピク


こんなにもアライちゃんは弱っているのに男はやめない
それどころか潰された四肢を更に指で潰している

アライちゃん4「のっ! ・・・・・あぅぅ・・・・・・」モゾモゾ

アライちゃん4「・・・・・・・・ナノダ・・・・・・・・」パタ・・・・パタ

客「もう虫の息だな」

アライちゃん4「・・・・・・・・・・・・ノダー・・・・・」

どんなに痛めつけてもアライちゃんはかろうじてモゾモゾと動くだけで大きな反応は示さない

アライちゃん4「」ダラーン

客「あれ? 動かなくなっちまった」


客に乱暴された小さいアライさんは口から血を垂れ流し四肢、尻尾をダラリとさせて沈黙した
目から涙を流し、口を半開きにしている・・・・もうすでに事切れているのだろうか


客「もう壊れちまったか、いらね」ポイッ

ベチャ
アライちゃん4「ノ・・・・・・・・」


客「帰ってこいつと遊ぶかなあ」

散々酷いことをした男は地面にアライちゃんを放り投げた
そしてもう一匹のアライちゃんを拾い上げて立ち去っていった


アライちゃん4「ノ・・・・・・・ダ」

男が立ち去った後に一匹残されたアライちゃん
驚くべきことにまだ息があるようだ

致命傷からでも復活するアライさんは幼体時からその片鱗をみせつつあるのだ
しかし自然は厳しいものである


野アライさん「ヒトがどこかへ行ったのだ」

野アライさん「食べ物なのだ」


路地裏の更に奥のダンボールから野生のアライさんが這い出てきたのだった

野アライさん「ちび達! ご飯なのだ! 早く来るのだ!」

野アライちゃん1「のだー」ヨチヨチ
野アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチ
野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ


アライちゃん4「ノダ?」


野アライちゃん1「なのだー」ヨチヨチ
野アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチ
野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ


野生のアライちゃん達が近寄ってくる
一瞬仲間が来てくれたのだとアライちゃんは思った
だが野生のアライちゃん達は潰れている四肢にたかり始め匂いを嗅ぎだした


野アライちゃん1「のだー」クンクン
野アライちゃん2「なのだ」クンクン
野アライちゃん3「いいにおいがしゅるのだぁ」

アライちゃん4「・・・・・あらいしゃんのおともだちなのだ?」

きっと自分のことを心配して同族が傷を癒やしに来てくれたのだろうとアライちゃんは思った
しかし近寄ってきた野生のアライちゃん達は潰れた四肢に噛みつき始めたのである


野アライちゃん1「なのだー」パクッ
野アライちゃん2「なのだー」ガブッ
野アライちゃん3「ごはんなのだー」クチャクチャ

アライちゃん4「いたいのだぁ あらいしゃんはえさじゃないのだぁ・・・・」


期待を裏切られたアライちゃんは為す術なく野生のアライちゃん達に捕食されていくのだった


野アライちゃん1「はぐはぐ」モチャモチャ
野アライちゃん2「おいしーのだ」モグモグ
野アライちゃん3「おいちーのだ」パクパク

野アライさん「こーら、ちび達。 ちゃんと洗ってから食べるのだ」

野アライさん「ここにさっきヒトが使っていた『すいどう』があるのだ」

野アライちゃん1「のだぁ?」
野アライちゃん2「のだ?」
野アライちゃん3「?」


野アライさん「ここをこうしてっと」キュッ


ザバー

野アライちゃん1「!!」
野アライちゃん2「のだぁ!!」
野アライちゃん3「??」

野アライさん「ふはははは、できたのだー!」


野生のアライさんは水道の蛇口を開けて水を出し始めた
その様子にアライちゃん達も驚いている


野アライさん「あとはこれをつけてっと」ヒョイ

アライちゃん4「の・・・・・のだぁ・・・・・」


地面に伏しているアライちゃんを野生のアライさんは掴み上げて
水道の水で洗い始めたのである


バシャァ! バシャバシャバシャ
アライちゃん4「ごぼっ・・・・の・・・・だぁ・・・・」モゾモゾ

野アライさん「ふはははは! これがアライさんの『しゅうせい』なのだぁ!!」

野アライさん「ちび達! よく見ておくのだ!!」

アライちゃん4「のだぁ・・・・のだぁ・・・・やべて・・・・のだ」モゾモゾ

激しい水流と野アライさんの捕食行動にアライちゃんは苦しそうに身を捩らせる
しかし四肢を潰されて弱りきったアライちゃんはかろうじてモゾモゾと動く以外に抵抗の術はなかった

そんなアライちゃんの様子を野生のアライちゃん達が興味深そうに見つめている


野アライちゃん1「のだっ!! のだっ!!」キャッキャッ!!
野アライちゃん2「のだー」ポケー
野アライちゃん3「???」

野アライさん「そうなのだ、ちび達にもやらせるのだ」


いいことを思いついたように野生のアライさんはアライちゃんを開放し水道の近くに置いた

アライちゃん4「・・・・・・・」ポトッ


野アライさん「さあ、ちび達。 一緒に洗うのだ」


野アライちゃん1「なのだー」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
野アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ


アライちゃん4「きちゃだめなのだ・・・・・あらいしゃんにいたいことしないでほしいのだ」ビクビク


そんなアライちゃんの願いも聞き入れられるはずもなく
野生のアライちゃん達は全速力の4足歩行で接近してくる


野アライちゃん1「のだー」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
野アライちゃん2「のだー」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
野アライちゃん3「のだー」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ


そしてついにアライちゃんは野生のアライちゃん達に囲まれてしまった


アライちゃん4「やめうのだこわいのだ・・・・・・・・あらいしゃんかわいそうなのだ」


何度お願いしても野生むき出しのアライちゃん達に通じるはずもなく
野生のアライちゃん達に洗い出されてしまった

野アライちゃん1「なのだー」コスコスコスコスバシャバシャ
野アライちゃん2「なのだー」コスコスコスコスバシャバシャ
野アライちゃん3「のだぁ」カプカプ

アライちゃん4「いたいのだぁ・・・・・」

野アライさん「こーら、そうじゃないのだ」

どうやら一匹だけ理解していない子がいるようだ
とりあえず指導を施して3匹で同じようにやらせる


野アライちゃん1「なのだー」コスコスコスコスバシャバシャ
野アライちゃん2「なのだー」コスコスコスコスバシャバシャ
野アライちゃん3「なのだー」コスコスコスコスバシャバシャ


3匹同時に手を擦り合わせるアライちゃん達
とても異様な光景である


アライちゃん4「やめうのだ・・・・・いたいのだぁ」


野アライちゃん1「のだー」コスコスコスコスバシャバシャ
野アライちゃん2「のだー」コスコスコスコスバシャバシャ
野アライちゃん3「のあー」コスコスコスコスバシャバシャ

野アライさん「ふははは! ちび達とっても上手なのだぁ」


アライちゃん4「の・・・・・・・のだぁ」パタパタ


3匹にめちゃくちゃに洗われたアライちゃんはみるみるうちに弱っていき
もはや死を待つだけの状態になってしまった

野アライさん「もう大丈夫なのだ、食べていいのだ」

アライちゃん4「ノ・・・・・・・ダ」


野アライちゃん1「なのだー!」カプッ
野アライちゃん2「なのだー!」あぐあぐ
野アライちゃん3「のだー」コスコスコスコス


アライちゃん4「ノ・・・・ノダ・・・・・・ノダァ」

すでに抵抗など出来ないアライちゃんは食べられるしかなかった


野アライさん「ちび達はよく食べるのだ、さすがはアライさんの子供なのだ」


野アライちゃん1「のだー あぐあぐ」パクパク
野アライちゃん2「なのだー はぐはぐ」ムシャムシャ
野アライちゃん3「なのだー・・・・・・?」コスコスコスコスコス

野アライちゃん3「なのだー」パクッ・・・ムシャムシャ


野アライさん「おいしそうなのだぁ」

既に四肢が完全に食べつくされてしまい、アライちゃんはだるま状態になってしまった
それでも育ち盛りの野生アライちゃん達は食べ続ける

毛皮を食い破り、骨をしゃぶり、内蔵を喰らい尽くしていく


野アライさん「ちび達は本当によく食べるのだ、きっとすぐに大きくなるのだぁ」


アライちゃん4「・・・・・」ピク・・・・ピク

野アライちゃん1「あぐあぐ」パクパク
野アライちゃん2「はぐはぐ」ムシャムシャ
野アライちゃん3「おめめおいちーのだー」グリグリモチャモチャ


とうとうアライちゃんは息絶え、骨と毛皮だけの存在になってしまった
食べ終わった野生のアライちゃん達も満足そうにしている


野アライちゃん1「ぽんぽんくるしーのだー」ノダー
野アライちゃん2「おなかいっぱいなのだー」ナノダー
野アライちゃん3「ほねっ! ほねなのだ」シャプシャプ


野アライさん「あー! アライさんのぶんがないのだぁ!」


野アライちゃん1「のだぁ・・・・zzzz」スピー
野アライちゃん2「なのだー・・・・・zzzzz」スゥースゥー
野アライちゃん3「しょぐごのうんどーなのだー」コスコスコスコスコスコス


野アライさん「しかたがないのだ、骨を食べるのだぁ」

野アライさん「小さいアライさんの骨は柔らかくておいしいのだぁ」


残された骨をバリバリと頬張る野生のアライさん
その直ぐ側ではのんきに満腹の子供たちが眠っていた


野アライさん「美味しかったのだぁ、ちび達。 おうちに帰るのだ」


食べ終わった野生のアライさんはアライちゃん達を抱えて路地裏のダンボールへと帰っていった
害獣達の食事の後は凄惨なもので、辺り一面に毛皮や血が飛び散っていた(客のせいでもある)

今日はここまで
続きはまた明日

乙です!更新楽しみにしていましたよ!

最高のシチュエーションだけど、加害者のアライさんにフラストレーションを覚える矛盾wwwwww
この一家にも悲惨な目にあってほしい

パートナーなのだ
http://i.imgur.com/TccQfXJ.jpg

帰るのだ
http://i.imgur.com/yZxvu5a.jpg

どんな生物とも交尾してもアライさんが生まれるって何かに似てると思ってたら・・・ゴブリンだこいつら

閲覧ありがとうございます

>>262
なかなか更新できなくてすみません
実は今週もちょっと忙しいのです。更新が遅くなるかもしれません

>>267
それがアライさんです

>>268
いつもありがとうございます!
楽しく見させてもらってます

>>272
今のところ繁殖方法は人間とフレンズ化前の動物です
やってることはゴブリンみたいなものですが


報いを受けても報われることはない・・・・
それが本SSのアライさんです
害獣行動しかしてませんので

そんな時、大通りから掃除用具を装備したアライさん達がやってきたのである

掃アライさん1「おしごとなのだ」
掃アライさん2「またよごれているのだ」
掃アライさん3「早く片付けないと虐待されるのだ」

掃アライさん1「ちゃんと水道とめるのだ」キュッ
掃アライさん2「ぴっかぴかにするのだ」ゴシゴシ
掃アライさん3「わっせっわっせ」

もともと洗うことが得意なため、なかなかのペースで掃除を終わらせていく
すでに現場の痕跡はなくなっていた

掃アライさん1「引き上げるのだ」
掃アライさん2「はやくかえるのだ」
掃アライさん3「?」

掃アライさん1「どうしたのだ?」

掃アライさん3「あっちにダンボールがあるのだ」

アライさんの目線の先には野生のアライさん達が棲家にしているダンボール箱があった

掃アライさん2「まだ残っているのだ、はやくかたづけるのだぁ」

掃アライさん1「このダンボールおもいのだ、台車をこっちにもってくるのだ」

掃アライさん3「もってきたのだ」ガラガラガラ

アライさん達はダンボールを台車に乗せて運び出した

ダンボール「zzz・・・・・・」


掃アライさん1「まちはぴっかぴかにしないといけないのだ」
掃アライさん2「でないとアライさんのせいにされるのだ」
掃アライさん3「どうしてなのだ? アライさん達はすっごくまなーがいいのだぁ」





野アライちゃん3「おそとでおねんねなのだー」ゴロゴロ

野アライちゃん3「あれ? あらいしゃんのむれがいないのだぁ」

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ


掃除が完了したアライさん達はごみ処理場に向かっていった

俺「荒れている街とは言え、路面がきれいなのはそういうことか・・・・」


掃アライさん1「今日もつかれたのだぁ」ガラガラガラ
掃アライさん2「回収したゴミの中に食べ物があるのだぁ」ガサゴソ
掃アライさん3「うんちするのだぁ」ブリブリブリブリブリ

俺「・・・・・・」


感心しているのもつかの間
アライさん達は脱糞しながら去っていった

俺「だいたいはこの街のことが分かってきたな」

恐らく山でハンティングされたアライさん共は、様々な店の商品として取引されているのだろう
見たところ外国人バイヤー相手にはアライさんを取引していないようだ
というより、バイヤー側が拒否しているようにも見えたが・・・・

一通り調査を終えて今後について考えていると

住人「おい」

俺「?」

住人「お前さっきからここのことを嗅ぎ回っているよな?」

俺「なんのことだ」


まずい・・・・
感づかれてしまったか


住人「わかるんだよ、ここには何人もお前みたいな奴が入り込んで調査とやらをしている」

俺「・・・・・・」

住人「一緒に来てもらおうか」

俺「・・・・・」

このまま連れて行かれるのは非情によくない
ここは突破させてもらう


ドガッ!
住人「!!」

住人を突き飛ばし、街の出口へと駆け出す

ダッ!!

住人「このやろう・・・・・逃がすか!!」ジャキ

住人は懐から拳銃を取り出し俺に向かって発砲してくる


ダン! ダン!

俺「ヤバイ!! 何であんなものを!!」

幸いにも突き飛ばしたおかげか住人との距離は相当離れており
入り組んだ町並みも手助けになって銃弾を避けることが出来た


住人「ウオラァ!!! 待てや!!」


怒号を上げて執拗に追いかけてくる


アライさん7「うう・・・・・荷物運びは重いのだ・・・・」


住人「待てええええええ!!」ダン! ダン!


ビシッ!
アライさん7「のだっ!!」バタッ

住人「待てやあああああああああ!!!!」


アライさん7「」ピクピク


まだ追いかけてくる
すでにアライさんが一匹駆除されてしまった


アライさん8「今日も疲れたのだー、おてて洗うのだー」コスコスコス


住人「おらぁあああああああああ!!!」ダン! ダン!


ビシッ!
アライさん8「の"・・・・・」

アライさん8「」ビクンビクン コスコスコスコス


またアライさんが・・・・
頭を撃たれて倒れたアライさんは、痙攣しながら両手をこすり合わせている
筋肉痙攣だろうか、実に気色悪い

そんなことより早く脱出をしなければ


俺「はぁ・・・・・はぁ」


住人「待てコラァ!!」


ズルッ
住人「!!!」

ベシャ
住人「いてて・・・・なんだぁ」

俺を追跡してきた住人は突然転倒した
何かを踏んですべったのだろう

今日はここまで
続きはまた明日

今更だけど新井さんたちの知能指数ってどれぐらいだろう?
小学生ぐらい?

調教すれば清掃人代わりになるのか

>>280
知能指数は具体的に決めていません
決めてしまうとSS内でのアライさんの行動の幅が制限されてしまうので・・・
とりあえずアホです

>>282
掃除はしますが、代わりにうんこ漏らします

掃アライさん1「ごみも片付けたし帰るのだぁ」ブリブリブリブリブリ

どうやら野糞中のアライさんの糞ですべったようだ


住人「・・・・・・おい」ヒクヒク

掃アライさん1「だれなのだ? アライさんを呼ぶのは」クルッ

住人「ごみはおめえだよ」ジャキ

振り向いたアライさんの額に住人は拳銃を突きつけ
その引き金を引いた

ダン!
掃アライさん1「」バタッ

掃アライさん1「・・・・・」ビクンビクンビクン・・・・・ブリブリブリブリブリー


住人「汚ねえ害獣だ・・・・・・」

住人「あれ? あいつは・・・・・」

住人「こいつのせいで逃げられちまった」ゲシッ


俺を取り逃がしたことで虫の居所が悪い住人はアライさんの死体を蹴り続ける
そんな時、住人にある男が話しかけたのだ

住人「クソッ」ゲシッ

客「おい・・・・・お前何やってる?」

住人「ああ?」

客「こんなにアライさん殺しちまってよぉ」


もう俺のことは追いかけてこないだろう、安全な物陰に隠れて様子を伺う
住人と客は何か言い合っているようだ

よく見ると客の手には先程よりも元気になったアライちゃんが
それともう片方の手にはやけに大きなハサミを握られている
何に使うかは先程の路地裏での出来事を目撃していれば想像がつく


住人「クソ漏らし害獣をどうしようが俺の勝手だろうが!! すっこんでろ」

住人「それとも殺されてえのか?」

手に持った拳銃を突きつけ、客を脅し始めた
しかし客は怯みもせず

客「俺はアライさん愛好家なんだよ、アライさんがこんなにされて困っちゃうんだよねぇ」

住人「ああ!? お前頭イカれてんじゃねぇか? こんな糞漏らしをよお!」

住人が客に詰め寄る
すると突然客は拳銃を握っている住人の手をハサミで切り落とした

住人「!!! いてぇ!! いてぇよおおおおおお!!!」

客「おいおい、大事なアライさんに血がかかっちゃうだろ」

住人「うぁああああああ!!!」


アライちゃん3「の・・・・・のだぁ」ビクビク

客「ほーら、アライさんも怖がってる。 いい加減黙ってよ」

住人「あああああああああ!! いてぇよおおおおおおおお!!!」

客「・・・・・おい」

客「黙れって言ってんだろ」


ズボッ!!
住人「おごっ!!!」


あろうことかキレた客は住人の口にアライちゃんを頭から突っ込んだのである
先程アライさん愛好家宣言をしていたと言うのに

住人「お・・・・お・・・・・」バタバタ

アライちゃん3「のだぁ! のだぁ!」バタバタ

住人もアライちゃんもとても苦しそうにバタバタと暴れる
だがそんな状態でも客は容赦なくアライちゃんを押し込んでいく

客「子供のアライさんは以外に頭がでけえだろ? 口に突っ込むのに歯が折れちまったなぁ、あと顎もはずれたか?」

住人「おっ・・・・おご・・・・・」バタバタ

アライちゃん3「の・・・・のだぁ・・・・・たしゅけて・・・」バタバタ

客「おっ!! アライさんが喋った!! 初めて喋ってくれた!!」

客「いいねぇ可愛いねぇ。 おい、アライさんが喋ってくれたんだぞ、もっと喜べよ」ググググ

住人「ーーーっ!! ーーーーーっ!!!」

初めて喋ったアライちゃんに客は大興奮である
しかし初めての言葉が助けを求める悲鳴だとは

そうこうしているうちに住人の口はアライちゃんの肩まで受け入れている
狭い口によく入ったものだと思うが、それは客がアライちゃんの肩の関節を外して無理やり入れているのだった


住人「ーーーーーっ!!!」

アライちゃん3「のだぁ・・・・・くるしぃのだぁ・・・・うえぇ」

客「いいよアライさん、その調子だ」

もとより客はアライちゃんがどんなに叫ぼうがやめる気など無いのだろう
もうだいぶ押し込まれただろう、住人の口からはアライちゃんの腰から下が生えている状態だ

恐らく住人の喉にはすでにアライちゃんの上半身が到達しているのだろう
そのせいか住人は先程よりも苦しそうだ

住人「っ!! ッ!! ーーーーーっ!!!」バタバタ

アライちゃん3「ひほしゃん・・・・・」

客「喉で直接アライさんを感じられて嬉しいだろ? だろ?」


この男はどこまでゲスなのだろう
耐え難い拷問に住人もアライちゃんも暴れなくなってきた

住人「・・・・・」

アライちゃん3「ヒトシャン・・・・・・・・タシュケテ・・・・・」パタ・・・・パタ

客「動かなくなっちまったよ」

息絶えてしまったのだろう、住人は口からアライちゃんの下半身を生やした状態で動かなくなった
同時にアライちゃんも小便を垂らしながら小刻みに痙攣している

客「お前が悪いんだぞ」

アライちゃん3「」ジョーー

客「さあ帰ろうか、アライさん」

アライちゃん3「」

客「あれ? くたばっちゃった? しょうがないなー」

客「このアライさんはくれてやるよ、大切にするんだな」


そう言い捨てると、客はその場を立ち去っていった
口からアライちゃんを生やした住人を残して・・・・・


俺「・・・・」


凄惨な現場を目の当たりにしたが、これ以上は関わらない方が良さそうだ
早々にこの街から出るとしよう

遅くなりました

補足説明
闇市の連中はそもそも酷い奴らです
どこかで性格がひん曲がったとかではありません、もともとゲスな奴らです

『俺』に関してですが
アライさん達に酷いことをしますが、私怨が入っています
大切な家族を傷つけられた恨みは強いものです

そう言えば先程不覚にも偶然アライさんの糞に助けられたが
恐らく他の掃除アライさん達も普段から路上でクソを垂れ流しているのだろう
そのたびに処分されているのかもしれない

まあ、すぐに繁殖する奴らだ
補填は利くだろう


--------------------------



~掃除アライさんの事務所


掃アライさん2「アライさんのお戻りなのだぁ!」

上司「害獣のくせに偉そうだなぁ・・・・・おい」

掃アライさん2「アライさんがおしごと終わらせて帰ったのだ、褒めてもいいんだぞ」

上司「クソ野郎、てめえまた路上でクソ垂れ流したんだってな?」

掃アライさん2「そうなのだ、おしごと終わってすっきりしたかったのだ」

上司「だめだって言ったよなあ? クソ漏らし」

掃アライさん2「アライさんはすっきりしたかったのだ!」

上司「言葉が通じねえのかよ」

掃アライさん2「ぐぬぬ~、もういいのだ! ここでもうんちするのだぁ」

掃アライさん2「アライさんはなぁ、自分のおうちでいっぱいうんちするんだぞ?」

掃アライさん2「これはアライさんのじまんのしゅうせいなのだぁ」

上司「そんなことしてみろ、どうなるか分かってんだろうな? それにここはお前の家ではない」

掃アライさん2「?」

上司「おまえ忘れてねえか?」

掃アライさん2「しらないのだ、うんちもれそうなのだ」プスゥー

上司「じゃあいいんだな?」ゴソゴソ


どんなに話しても埒が明かないと判断した上司は、机の下からかごを取り出してアライさんに見せつける


アライちゃん「のだぁ のだぁ」

掃アライさん2「ちび!」


かごの中にはアライさんの子供と思われる小さなアライさんが入っている
小さいアライさんの尻尾には釘が打ち付けられていて、広い範囲の移動が不可能になっている


掃アライさん2「ちび! アライさんが帰ってきたのだ」

アライちゃん「なのだぁ・・・・」グゥー

掃アライさん2「お腹がすいているのか?」

アライちゃん「なのだー」ノダー

掃アライさん2「おまえ! ちびに餌をあげていないな」

上司「餌ならかごに入れてあんだろうが」


確かにカゴの中には餌が入れられている
しかし、尻尾を釘で固定されたアライちゃんにはギリギリ届かない位置に置かれている

掃アライさん2「これでは食べられないのだ!」

掃アライさん2「きっとちびはまだ何も食べていないのだ、はやく餌をあげるのだ」

上司「ああ? こいつなら食うもの食ってんぞ」

掃アライさん2「うそなのだ! 餌を食べさせないでいじわるしているのだ」

上司「ほら、見てみろよ」

掃アライさん2「?」

上司がアライさんに子供を見るように促す


アライちゃん「の・・・・・・」プルプル

アライちゃん「のだぁ」プリプリプリ

アライちゃん「のだー」ブッブブブブブー

掃アライさん2「ちびがうんちしたのだ」

上司「だろ? 何にも食ってない奴がクソを垂れ流すはずがないよな」

掃アライさん2「ていうことは・・・・・ちゃんとちびにえさをやっていたのだ」

上司「いや、やってねえよ」


小さいアライさんを観察していると、プルプルと震えながら自分の糞に向かっていくようだ

アライちゃん「のだぁ」プルプル

アライちゃん「なのだー」ヨチヨチ

そして小さいアライさんは自分の糞を食べ始めたのだった

アライちゃん「の・・・・・のだぁ」クチャクチャ

掃アライさん2「ち・・・・・ちび」

上司「ちゃんと食ってるだろ」

アライちゃん「はぐはぐ」モチャモチャ


躾のなっていないペットは自分の糞を食することが稀にある
それと同じことが目の前で起きている、だがその光景は決していいものとは言えない


アライちゃん「はぐはぐ」クチャクチャ

上司「ほーら、自分のクソに頭突っ込んで、うまそうに食ってんだろ」

掃アライさん2「だめなのだ、ちび! ちゃんとごはんを食べるのだ!」

アライちゃん「もぐもぐ」ベチャベチャ


小さな体で一生懸命生きようとしているのだろう、小さいアライさんは自らの糞を平らげた
数日間食べられていない極限の飢えから自分の糞を食べることを余儀なくされていたのだ


掃アライさん2「ちゃんとちびに餌をやるのだ! ちびはせいちょうきなんだぞ」

上司「知るかよ、もともとお前が仕事で成果を挙げれば食わしてやる約束だったろ」

掃アライさん2「アライさんはちゃんとやってるのだ!」

上司「路上にクソを垂れ流してる奴がよく言うぜ」

掃アライさん2「アライさんがこまるのだ! いうことをきくのだ!」

上司「約束守らない上に上司に歯向かうのか・・・・・いいだろう」

掃アライさん2「やっとわかってくれたのだ、ふははははー」

上司「えさはやらねえ」

掃アライさん2「なんでなのだ!」

上司「当然だろう? さっき言ったように、お前は義務を果たしていない」

掃アライさん2「うぬぬー、でもちびが可哀想なのだ。 少しでも餌をやってほしいのだ」

上司「まあいい、俺に楯突いたことは水に流してやる」

上司「だが、お前の義務は最初からの約束だ。 義務を果たせば約束は守ろう」

掃アライさん2「・・・・・・わかったのだ。 ちび、まっているのだ」


上司との話し合いに決着がついたアライさんは、もうひと働きするために事務所をでようとした
そのときだった


アライちゃん「・・・・・・の・・・・・のだ」


掃アライさん2「?」


自分の子供の方を見ると、とても苦しそうにしている

今日はここまで

何で糞害獣を掃除要員に?使い潰しても誰も文句言わないから?

というか似たような感じになってしまうのですが、僕もこのような虐待スレ?を作ってもいいでしょうか?

ただいま
閲覧ありがとうございます

>>319
給料いらない、使い潰してOKだからです

>>321
いいんじゃないですか
ネタがかぶるかもしれませんが、そのときはご容赦を

>>321
言い忘れてましたが
こういうことは目につかないようにやった方がいいですよ

人気作品のキャラクターを題材に酷いことをしているわけですから
ファンの人が見れば不快な思いをするはずです

掃アライさん2「どうしたのだ?」

アライちゃん「の・・・・・・のだぁ」ハァハァ

掃アライさん2「ちび、どうしたのだ? どこか悪いのか?」


アライちゃんをよく観察すると、苦しそうな息遣いに玉のような汗をかいている
釘で打ち付けられた尻尾を見ると、釘が錆びて傷口からは膿と小さな虫が発生しているようだ


掃アライさん2「大変なのだ! ちび! 今アライさんが助けるのだ!」

アライちゃん「はぁはぁ・・・・・」

掃アライさん2「うぬぬー、開かないのだー!」ガシャガシャ

上司「そんなに簡単に開くわけねえだろ、それにそんなに揺らしていいのか?」

掃アライさん2「?」ガシャガシャ

掃アライさんは必死で気づかなかったようだが、かごを揺らすたびに中のアライちゃんが力なくゴロゴロと転がっていく
尻尾に釘が刺さっている状態なのだから、傷口をえぐるような行為にほかならない

掃アライさん2「ちびが大変なことになったのだ」

アライちゃん「はぁ・・・・はぁ」ノダー

掃アライさん2「どうしたらいいのだ、アライさんは・・・・・」

上司「もうだめなんじゃねぇか?」

掃アライさん2「そんなことないのだ! ちびはアライさんの子供なんだぞ! きっとだいじょうぶなのだ!」

上司「でもよお、こいつをよく見てみろよ」


掃アライさんが改めて目を向けると、ひどい惨状が目に入ってくる
カゴの中は糞尿や虫の死骸で汚れ、アライちゃん自身にも尻尾や耳にカビや苔が生えている
この状態では流石にしぶといことで有名なアライちゃんも、体調を崩すことは当然のことだろう

掃アライさん2「酷いのだ・・・・・すぐにちびのおうちを掃除するのだ」

上司「やらせねえよ、ちゃんと成果を上げてからって言ってんだろ。 さっさと仕事行って来い」

掃アライさん2「でもちびが・・・・・」

掃アライさんが戸惑っていると、アライちゃんの容態に変化が現れた

アライちゃん「の・・・・・のだぁ! のだぁ!」バタバタ

掃アライさん2「ちび!」

アライちゃん「のだぁ! なのだぁ!」ゴロゴロ

明らかに先ほどとは違うアライちゃんの様子に掃アライさんは尋常ではないものを感じた

アライちゃん「の・・・のだぁああああ!! のだぁあああああ!!」ビェェェェン

掃アライさん2「痛いのか!? しっかりするのだ!」

アライちゃん「のだっ!! のだっ!!」モゾモゾ

掃アライさん2「アライさんがいるのだ!! だいじょうぶなのだ!!」

掃アライさん2「すぐに治してあげるのだ!! アライさんにおまかせなのだ!!」

アライちゃん「の・・・・おえぇぇえぇ!!」ビシャビシャビシャ

掃アライさん2「ちび!!」

アライちゃん「はぁ・・・・はぁ」

アライちゃん「ノ・・・ノダ」

嘔吐してからのアライちゃんは次第に元気をなくしていった

掃アライさん2「ちび!! がんばるのだ!!」

アライちゃん「ノ・・・・・・」ピク

アライちゃん「」シーン

そして眠るように息を引き取った

掃アライさん2「だめなのだ! 目をさますのだ!!」

どんなに泣き叫ぼうとアライちゃんが目をさますことはない

掃アライさん2「うぅ・・・・・ちび・・・・・アライさんを残していってはだめなのだ」

上司「おい、さっさと仕事行けよ」

掃アライさん2「うぅ・・・・ひどいのだぁ」

上司「きいてんのか?」

掃アライさん2「ちび・・・・・」

上司「クソ害獣が!!」

掃アライさん2「!!」ビクッ

上司「てめえのガキがくたばったのはてめえ自身のせいだろ? なに悲しんでんだ?」

掃アライさん2「ぐぬぬー・・・・お前のせいでちびは死んでしまったのだ!!」

掃アライさん2「アライさんはお前を許さないのだぁ!!」

上司「お? やるか?」

掃アライさん2「たぁ~」

子供をなくした悲しみと怒りで掃アライさんは上司に体当たりをかまそうとする
しかし、それもあっけなく返り討ちにされるのであった

上司「シュッ!」

掃アライさん2「へぶっ!!」

体当たりのカウンターを顔面に右ストレートで返された掃アライさんは
鼻血をボタボタと垂らしながらその場に倒れる

掃アライさん2「ひどいのだぁ・・・・・いたいのだぁ」

上司「どうした? もう来ねぇのか?」

掃アライさん2「うぅ・・・・・ぐすっ」

上司「こいつももう使えねぇな」

上司「そう言えばお前、自分が残されるのは嫌だって言ってたな。 望みどおり後を追わせてやるよ」

掃アライさん2「!!」

上司「くたばれよ害獣」

掃アライさん2「いやなのだ・・・・ちびのところには行きたくないのだ」

上司「あ?」

掃アライさん2「あらいさんはまだまだ生きるのだ」

上司「何いってんだ? お前の希望は関係ない。 お前は殺処分なんだよ」

ナイフを取り出し、掃アライさんに向ける

掃アライさん2「やめるのだ、そのぴっかぴかのを向けないでほしいのだ」

掃アライさん2「こうなったら・・・・・・逃げるのだ」ダッ

身の危険を感じた掃アライさんは逃げ出そうと上司に背中を向けた
だがその行動がかえって良くなかった

今日はここまでか・・・ 生殺しだー・・・

ありがとうございます。
ネタと設定まとめて作ってみます。
残虐な方で行こうと思っていましたが、少し控えめにやってみることにします。

>>334
楽しみにしています
わたしも残虐なものを書いていますので、偉いことは言えませんが
自分の書きたいものを書けばいいと思いますよ


>>333
また夜中に戻ってきて続きを書きますので引き続きお待ち下さい

作者さん乙です!カビと苔が生えたアライちゃんという描写、メッチャ噴き出しましたw


アライちゃん「の・・・のだぁああああ!! のだぁあああああ!!」ビェェェェン

前にも似た描写があったけど、この鳴き声を出しながら泣くアライちゃんが最高にウザイ。1さんスゴいよ!

お待たせしました

>>336
いかに酷い演出ができないかと、色々とシチュエーション考えてますので

>>338
確かに最近反応のバリエーションが少ない気はしています
しかし、アライさん達をウザく表現することにはこだわっています

上司「オラッ」ザクッ

掃アライさん2「の・・・・・」バタッ

逃げる体勢に入ったアライさんにナイフを突き立てても止めることは出来ない可能性もある
もし逃げられでもしたら、その超回復能力で復活するに違いない
そう判断した上司は掃アライさんのアキレス腱を切断した

掃アライさん2「あ・・・・あ・・・・・・いたいのだあああああああああああ!!!!」

あまりの痛みに足首から血を撒き散らしながら、掃アライさんは暴れる

上司「おいおい、あんまり暴れんなよ。 事務所が汚れるだろ」

上司「もういい、息の根を止めてやる」

掃アライさん2「やめるのだ、こっちにくるななのだ」

機動力を奪われた掃アライさんはもう逃げられないと悟ったのだろう
普段の自信満々な態度が一転して、上司に許しを請うようになった

掃アライさん2「おねがいなのだ、アライさんを逃してほしいのだ」

上司「やだよ」

掃アライさん2「だったらもっとはたらくのだ、いっぱいいっぱいこうけんするのだ」

上司「そろそろ黙れよ」

掃アライさん2「街中ぴっかぴかにするのだぁ」

掃アライさん2「だからアライさんにおまかせなの・・・・・」

ザクッ

上司「」ザクザクザク

掃アライさんの言葉など既に上司の耳には入っていない
上司は掃アライさんの首にナイフを突き立て、何度も滅多刺しにした

掃アライさん2「っ!! っ!!」ビクンビクン

上司「」ザクザクザク

掃アライさん2「」ドクドクドク

上司「・・・・・・」


ナイフで刺され続けた掃アライさんは目を開けたまま事切れた
あとに残された上司は今後のことと部屋の掃除のことを考えて呆然としていた

上司「やっぱり害獣を使うのはダメだったか」

上司「人件費ケチって奴らを雇ったのが間違いだったな」


ガチャ
掃アライさん3「アライさんのお戻りなのだー」

上司「おーお疲れ」

掃アライさん3「おなかすいたのだ、なにかよこすのだ」

上司「わかったわかった、とりあえずここ掃除しといてくれ」

掃アライさん3「!!!」

掃アライさん3「あ、アライさんが死んでいるのだ」

上司「ああ、このクソ害獣が俺に歯向かったからな。 駆除させてもらった」

掃アライさん3「ひどいのだ、アライさんが可哀想なのだ」

上司「お前も歯向かうのか?」

掃アライさん3「!! そんなことしないのだ」

上司「まあ、お前らなんか俺が雇わなければ街の奴らに駆除されてるだろうしな」

上司「俺に歯向かわずに大人しくしていることだ」

掃アライさん3「わかったのだ、掃除するのだ」

掃アライさん3「そう言えば、うんちしたかったのだ」ブッ

掃アライさん3「さっきうんちしたけど、またうんちしておくのだ」ブッブブブブブー

上司「・・・・・」

上司「俺は事務所裏に居るから、あとで来てくれ。 今日の飯をやる、クソも掃除しておけよ」

掃アライさん3「? でもアライさん自分のおうちにため糞しておきたいのだ」

上司「・・・・・・飯やらねぇぞ」

掃アライさん3「わかったのだ、ご飯食べてからまたうんちするのだ」



上司(こいつも殺処分だな)



--------------------------


~ごみ処理場


ドサドサドサ

ドシャ
ダンボール「のだっ!」


なんなのだ
びっくりしたのだぁ
くらいのだ


パカッ
野アライさん「開いたのだー」

野アライさん「? ここはどこなのだ?」

あたりを見回すと大きな穴の中にいるようだ
周りはごみで埋め尽くされていてアライさん達も大量のごみの上にいるようだ


野アライちゃん1「のだー」ヨチヨチ
野アライちゃん2「のだー」ヨチヨチ

野アライさん「ちび達も気がついたようなのだ」

野アライちゃん1「のだ?」キョロキョロ
野アライちゃん2「のだ?」ヨチヨチ

野アライさん「そうなのだ、アライさんもここがどこなのかわからないのだ」

今日はここまで
続きはまた明日

掃アライさん2「たぁ~」

これすごいよね 「今から全力で殺してほしいのだ!」って言ってるようなもの

アライさんのため糞は習性です

>>350
まずそう来たらカウンターですよね


まさかの三次創作・・・・・・
いい感じの害獣っぷりです
闇市の連中は犯罪者ばっかりですのでこういうこともあるのでしょう

闇市編が以外にも長くなってしまった・・・
クソ人間っぷりにイライラする人もいるでしょうが、少しの間お付き合いください

また夜中に戻ってきます

ところで、あなたのssをこちらhttps://www65.atwiki.jp/trashpanda-araisan/にまとめてもよろしいでしょうか?

>>353
たまに見させて貰っています
構いません
どうぞ掲載なさって下さい

野アライさん「それよりもあと一匹ちびがいるはずなのだ、どこに行ったのだ?」

子供を探そうとするが、どうやらここにはいないようだ

野アライさん「見つからないのだー」

野アライちゃん1「いないのだー」

野アライちゃん2「ないのだー」

野アライちゃん1「??」

野アライちゃん2「?」クンクン

野アライちゃん1「おなかしゅいたのだ」ヨチヨチ

野アライちゃん2「えさをたべうのだー」ヨチヨチ

食べ物の匂いを感知したアライちゃん達は、匂いのする方向へ歩き出した

野アライさん「ちび達、どこへいくのだ?」

野アライちゃん1「なのあー」ヨチヨチ

野アライちゃん2「のあー」ヨチヨチ

野アライさん「くんくん・・・・・・なんかいい匂いがするのだぁ」


アライさん達が向かった先には生ゴミが落ちていた
ヒトにとってはゴミでもそれはアライさん達にとっては貴重な食料である

もっとも普段から行っているゴミ漁りという行為は、害獣行動として近隣住民の迷惑になっている
ゴミでも何でも口に入るものなら食料とみなす、調達方法は迷惑行為だろうが関係ない
たくましい害獣理論である

野アライさん「とったのだー」

野アライちゃん1「しゃっしょくこれをたべてっと」

野アライちゃん2「おいちーのだぁ」

生ゴミを見つけてご満悦のアライさん達は食事を楽しんでいる
ゴミ山の上でも落ち着いていられるとは、害獣としての環境適応能力は凄まじいものを感じる
そういう意味ではこのフレンズ達の生き方には舌を巻く

野アライさん「えさもいっぱいあることだし、ここをアライさん達の新しい巣にするのだぁ」

野アライちゃん1「さんせーなのだー」

野アライちゃん2「おーちなのだー」

ここを住まいにすることを決定したアライさん達親子は、さっそく巣穴を掘り始めた

野アライさん「わっせっわっせ」

野アライちゃん1「わっちぇっわっちぇ」

野アライちゃん2「わっしぇっわっしぇ」

親子揃って一生懸命にゴミの山を掘り続ける
一緒に掘る姿はとても楽しそうだ

野アライさん「かんせー! なのだー!」

野アライちゃん1「やったのだー」

野アライちゃん2「おーちできたー のだー」

3匹の活躍であっという間に巣は完成した

野アライさん「さあ、まずはちびから、 おねーちゃんからはいるのだー」

野アライちゃん1「なのだー」ヨチヨチ

野アライさん「ふはははは、ちびも楽しそうなのだ」

巣穴に子供を一匹入れて、野アライさんは満足そうに高笑いをしている
これから新生活を始めようとしたまさにそのときに悲劇は起きた

ウイーン

野アライさん「? 何の音なのだ?」

野アライちゃん2「??」ノダー


ウイーン

野アライさん「!!」

野アライさん「ちび! あぶないのだ! 離れるのだ!!」

突然の何かの襲撃に野アライさんは素早く対応し、子供を抱きかかえてその場を飛び退く

野アライさん「ひっ・・・・なんなのだこれは」

野アライちゃん2「こわいのだぁ・・・・のだぁ」プルプル

アライさん達の目の前には、ゴミ運搬用の巨大なクレーンが突如現れたのだ
クレーンは先程作った巣の場所を掴み上げて上空へと去っていく

野アライさん「おうちが持ち去られてしまったのだ・・・・・・・・はっ!!」

野アライさん「ちび! ちびが巣の中に!!」

気づいたときにはもう遅かった
巣ごとアライちゃんを運搬されてしまったのである

野アライさん「ちびが連れて行かれたのだ」

野アライちゃん1「のだ・・・・・」ムギュー

メキメキメキ
野アライちゃん1「くるちぃのだ」ギュー

野アライちゃん1「たしゅけて・・・・・」

メキメキメキグチャ

野アライちゃん1「ノダ・・・・・」ベキベキベキ

野アライさん「ちび!!」

クレーンによる運搬で他のゴミに押しつぶされて、既に骨もバラバラになっていることだろう
親のアライさんは懸命に呼びかける

野アライさん「そこからぬけだすのだ!」

野アライちゃん1「・・・・」ベキベキグチャ

呼びかけても、もう反応はない

ボトッ
野アライさん「!!!」

必死に叫んでいた野アライさんの目の前に落ちてきたのは、元気な我が子ではない
押しつぶされたアライちゃんの腕だった

野アライさん「ちび・・・・」

野アライちゃん2「うぅ・・・・こわいのだぁ」プルプル

我が子を失って悲しむが、まだ危機は去ったわけではない
クレーンが戻ってきて、今度はアライさん親子をかっさらっていく

野アライさん「うわぁ、なんなのだ!?」

野アライちゃん2「のだぁ」バタバタ

クレーンに掴まれたアライさん達は幸い押しつぶされることなく持ち上げられた
しかし運搬先はゴミを砕く粉砕機である


~粉砕機


ドサドサ

野アライさん「おっこちてしまったのだ」

野アライちゃん2「おりられたのか?」

ガタガタガタ

野アライさん「!! まずいのだ、ゆかがどんどんなくなっていくのだ、ここは危険なのだ」

野アライちゃん2「?」

野アライさん「ちび!! 先に逃げるのだ!!」

そう言うと野アライさんはアライちゃんを焼却炉行きのコンベアへ投げ飛ばした

野アライさん「アライさんも早く逃げ出すのだ」

野アライさん「あ、あれ?」グラッ

粉砕機の振動で足を踏み外した野アライさんは倒れてしまった
その先に待つものはゴミを粉砕していく機械があった

ガタガタガタ
ベキベキベキ

野アライさん「こわいのだ! いけないのだ! 」

逃げ出すのに失敗した野アライさんは粉砕機の刃に巻き込まれていく


ガリガリガリ
野アライさん「いたいのだ! やめるのだ!! アライさんの足が・・・・あしが!!!」

野アライさん「だれか! だれかいないのか! ヒトでもいいのだ! アライさんの危機なのだー!」

既に膝まで粉砕機で砕かれた野アライさんは助けを求めるが
どんどん機械に吸い込まれていく

野アライさん「のだぁぁぁぁあああああ!!」ノダァァァァ!

成体のアライさんだが自身の肉体を粉砕される痛みで幼体のアライさんのような声を上げる
そして下半身がすべて砕かれる頃にはまともに悲鳴すら上げられなくなった

野アライさん「あう・・・あぐ・・・・・・ああああ・・・・・・うぁ」ベキベキベキ

バキボキッベキベキベキ
野アライさん「たす・・・・・・・・・・」

ベシャ

ベキベキベキ


~焼却炉


野アライちゃん2「のだ!」ボテッ

野アライちゃん2「いたいのだぁ」

野アライちゃん2「ままどっかいったのだ」

ゴオオオオオ

野アライちゃん2「あついのだぁ」

脳天気なアライちゃんでも焼却炉で燃え盛る炎に嫌なものを感じる

野アライちゃん2「あそこやなのだ にげうのだ」

野アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ

フレンズ(動物)であるため、アライさん達はヒトよりも持久力が無い
ましてやそのアライさんの幼体であるならばなおさらのことだ
すぐに体力の限界はやってくる

野アライちゃん2「はぁはぁ」ヨチヨチヨチヨチ

野アライちゃん2「もうあるけないのだ」ヨチヨチ

野アライちゃん2「の・・・・・のだあ」

歩けなくなったアライちゃんはコンベアに運ばれて焼却炉へ近づいていく

野アライちゃん2「あ・・・・・・あ」

涙と鼻水にまみれ、己の生の終着点を見つめる

ゴオオオオオ

野アライちゃん2「こ こわいのだぁ」

死を間近に感じたアライちゃんは最後の力を振り絞り、焼却炉から離れようとする
しかし、ヨチヨチ歩きのアライちゃんの足では離れることもできない
ついに焼却炉の熱に当てられて尻尾に火がつき始めた

ボッ
野アライちゃん2「ひ・・・・あちゅいのだぁ・・・・ぐすっ・・・のあぁ」ヨチヨチヨチ

尻尾を焼かれ、熱に当てられてなお生に執着するアライちゃん
これが野に放たれれば、きっとたくましく生きていくことだろう
・・・・・・人間や他の動物の脅威となって


野アライちゃん2「たしゅけて・・・・たしゅけて・・・・のだぁ」ヨチヨチヨチ


尻尾の火が広がり、体の毛皮にも引火し始めた
それでも歩みを止めることなく死の運命を乗り越えようとする


野アライちゃん2「の・・・・のだぁ・・・・・はぁ・・・・はぁ」ヨチヨチ


体が燃え上がり、火傷が体の感覚を奪っていく
焼け付いた空気は肺を焦がし、呼吸をさえぎる


野アライちゃん2「ノ・・・・ヒュー・・・・・ヒュー」ヨチ・・・・ヨチ

野アライちゃん2「ヒュー・・・・・ヒュー・・・・・マ・・・・タシュ・・・・・・ノ・・・・・・ダ」


体の機能を停止させたアライちゃんは黒焦げの燃え盛る物体に成り果てて
焼却炉に吸い込まれていくのだった

今日はここまで
闇市編もこれでおしまいです

そろそろこのスレも終わりが近いです
なんだかんだで4部まで書かないと完結しなくなってしまいました

そろそろ飽きてくる人もいるかもしれませんが、作者の趣味で書いてますのでよければそのままお付き合いください

ついこの前MMDをダウンロードしたのですが、アライさんにポーズを取らせることしか出来ません・・・・・難しいですね
職人の方はすごいです

小さいアライさんをどうやって作るか・・・・・

続きはまた明日

一生飽きがこないと思います
出来るだけ長くいつまでも読み続けたい…


おや、闇市編はこれでおしまいか
野アライちゃん3の末路とかもきになったけど、まあマイペースでお続けください

>>364
ありがとうございます
まだまだ書く予定なのでご安心を

>>365
もともとはもっと短いはずでしたが、調子に乗りました
以外にも野アライちゃん3が人気ですね


ちなみにわたしは以前に登場したキャラを使いまわすこともあります

屋アライさんとかは前スレで出てきたやつですよね?

>>367
前スレのやつです

ちなみに野アライさんは野生のアライさんの略称(総称)なので、再登場とかそういうのはないです
一回でてきて終わり、また次のが出て来るって感じです

一応スレ立ててやってみましたけど1日でアライさんの語尾が嫌になってきました。

このイライラを糧にアライさんをいじめます。

>>369
お疲れ様です
実験するやつですか?
だとしたら拝見させていただきました

今後アライさんに何が起きるのか楽しみです

>>353
先程はいいって言いましたが、ちょっと考えさせて下さい
意見が変わってすみません

>> 377
気付いてませんでした
>>371
了解です

>>378
それとアライさん物語は作者は別人です
消したほうがいいと思います

アライさん物語はあちこちのまとめサイトに転載されてるし問題ないんじゃない?
ちなみにアライさん物語が書かれたSS速報VIPの規約
http://vip2ch.com/guideline/ss-matome-guide.txt

アライさん物語
【けものフレンズ】アライさん物語 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1494686083/)

>>380
なるほど、確かにそうですね
余計なことを言いました

掲載についてご丁寧に聞いてくれたことは助かりました
今のところ本SSは他のブログに掲載されないように注意書きをしたいと思っています
本当は1レス目に書くはずでしたが・・・・・


--------------------------



~『俺』の自宅


俺「この間は大変な目にあった・・・・・」

俺「やっぱり余計なことに首を突っ込まないで、依頼をこなしていくだけにしようか」

俺「しかし奴らが海外に渡ったり、新たな繁殖ルートを手に入れると厄介だったしな・・・・」

俺「まあ、今回の調査でそれといったことは行われていなかったようだが・・・」


ピンポーン!
俺「来客かな?」

ガチャ
俺「あれ? 叔父さん」

元猟師「おう、元気にしてたかい?」

ドアを開けると、俺の叔父が立っていた
彼は猟師をしていて、俺にアライさんハントの方法を教えてくれた恩人だ

俺「ご無沙汰しています」

元猟師「しばらくだね」

元猟師「仕事の方はどう? 捗ってる?」

俺「ええ、おかげさまで。 叔父さんが猟のことを教えてくれたからこそです」

元猟師「それは良かった」

俺「今日はどうしてこちらに?」

元猟師「今日は再就職先の研修でこっちに来てるのさ」

俺「再就職?」

元猟師「そう、ジャパリパークってとこね」

俺「猟師はやめたんですね」

元猟師「そうそう、最近はフレンズ達の相手で大忙しさ。 つい最近フレンズの担当も任されてね」

俺「どんなフレンズです?」

元猟師「キツネのフレンズなんだけど、いい子達だよ」

元猟師「ああ、そうそう。 もう猟の道具は使わなくなったから、全部あげるよ」

俺「いいんですか?」

元猟師「もちろん、使ってくれる人が持っていた方がいいだろう」

俺「ありがとうございます」

俺(倉庫の中が豪華になるな・・・・)

元猟師「これもあげるよ」

俺「?」

元猟師「じゃぱりまんって言うんだけど、フレンズの食べ物かな。 人間も食べられるって」

俺「へえー、せっかくだから貰っておきます」

元猟師「それと・・・・・まだ追っているのかい」

俺「ええ、あの害獣を駆除するまでやめられませんよ」

元猟師(やはりまだ忘れていないんだね)

元猟師(ジャパリパークにもアライさんがいるけど黙っておこう)

元猟師(よくまわりを引っ掻き回すフレンズだが、パーク内の他のフレンズと仲良くやっているし・・・・)

元猟師「そうか・・・・・だが相手は動物、それもフレンズなんだよ」

俺「何を言っているんです? 危険な動物、人間に危害を加えた動物は駆除されるのが世間では常識です」

俺「危険なヤツを放っておいたら次の被害者が出るんですよ」

元猟師「そうだな、そのとおりだ。 しかし、フレンズは人間の友達とも言うべき・・・・・」

俺「?」

そこで叔父はなぜか口を閉じた
以前野生のキツネのフレンズに暴行をしたアライさんを猟銃で駆除した経験があったからだ
その出来事や巷で聞くニュースなどで例外が存在していることを思い出したのである

俺「どうしました?」

元猟師「いや、なんでもない」

俺「そうですか」

俺「ちょっと聞きたいんですけど、何で転職を?」

元猟師「ああ、それはね・・・・・・」

叔父は猟師からの転職のきっかけを俺に説明した

俺「そんなことが・・・・」

闇市編最高でした!!!

俺「そうですか・・・・・それはとても素晴らしいことです」

俺「そんな人生が歩めるおじさんを俺は尊敬します」

元猟師「そうか、だったら君も・・・・」

俺「やり方は変えませんよ」

元猟師「・・・・・・・」

俺「俺はね、この仕事で多くの被害者を見てきた」

俺「最初はただの恨みからでしたが、奴らに関わっていくうちにその凶悪性が分かってきた」

俺「こいつらは生かしておくと今より多くの被害者がでる・・・・・とても怖いことです」

俺「だから駆除屋の人間が対応しなければいけないのです」

俺「まあそんなこと言いつつも、まだ私情は入ってしまいますが・・・・」

元猟師「だったらこれからは困っている人のためにやっていくんだろう?」

俺「でもやっぱりそう簡単に割り切れません」

俺「奴だけは・・・・・俺の家族をひどい目に合わせた奴だけは必ず苦しめて駆除してやる」

まだ続きを書いていないので、今日はここまで

>>387
もっと短くなる予定だったんですけど、気に入って頂けたようで
闇市編はアライさんが悪さをして駆除されるような展開ではなく
ゲスい人間たちにアライさんがただ痛めつけられるといった話でしたので、なんか違うと思った方もいたかと思います

>>388
失礼猟師のセリフが抜けてましたね
訂正します

元猟師「ああ、だからね。 動物をやつけるんじゃなくて、触れ合っていきたいって思ったんだ」

俺「そうですか・・・・・それはとても素晴らしいことです」

俺「そんな人生が歩めるおじさんを俺は尊敬します」

元猟師「そうか、だったら君も・・・・」

俺「やり方は変えませんよ」

元猟師「・・・・・・・」

俺「俺はね、この仕事で多くの被害者を見てきた」

俺「最初はただの恨みからでしたが、奴らに関わっていくうちにその凶悪性が分かってきた」

俺「こいつらは生かしておくと今より多くの被害者がでる・・・・・とても怖いことです」

俺「だから駆除屋の人間が対応しなければいけないのです」

俺「まあそんなこと言いつつも、まだ私情は入ってしまいますが・・・・」

元猟師「だったらこれからは困っている人のためにやっていくんだろう?」

俺「でもやっぱりそう簡単に割り切れません」

俺「奴だけは・・・・・俺の家族をひどい目に合わせた奴だけは必ず苦しめて駆除してやる」


--------------------------


~数日後



今日も変わらず害獣駆除のために奔走する
叔父からカゴ罠を新しく貰ったので設置しておく
ついでに貰ったじゃぱりまんも仕掛けておこう、フレンズにとっては好物のようだし使えるだろう

設置後、昨日草むらに仕掛けた罠を見に行ってみよう

俺「早速かかっているな」

目の前にはカゴ罠に掛かった野生のアライさんがいた
掛かってしまったことがショックなのか、尻尾をだらりとさせて涙ぐんでいる

野アライさん「うぅ・・・・・でられないのだ」

早々に処分しないといけないが、いつも通りの手順をこなす

俺「おい」

野アライさん「?」

俺「おい、聞こえるか」

野アライさん「ヒトなのだ」

俺「お前に質問がある」

野アライさん「ちょうどよかったのだ、早くアライさんをここからだすのだ」

俺「その前に質問に答えろ、そしたら出してやる」

野アライさん「出してくれるのか、これでアライさんはおうちに帰れるのだぁ」

俺「お前、子供はいるか?」

野アライさん「いないのだ、他のみんなはむれがいるのにアライさんはいないのだ」

野アライさん「どうにかしてふえたいのだけど、相手がみつからないのだ」

どうでもいいことをほざきながらアライさんはションボリする

俺(気持ちわるい、繁殖のことしか頭にないのか。 モンスターみたいな奴だ)

俺「そうか」

野アライさん「こたえたからアライさんをここから出すのだ」グゥー

俺「お前腹減ってるのか」

野アライさん「そうなのだ、アライさんはヒトの畑から食べ物を貰って生活していたのだ、でも最近食べ物がなくなってしまったのだ」

俺「その畑の人に収穫されたんだな」

野アライさん「? よくわからないが、ヒトにもっていかれたのか?」

野アライさん「うぬぬー、アライさんの食べ物を持っていくなんて」

俺「・・・・・・」

野アライさん「食べ物ドロボーなのだ、アライさんのをとられたのだ」

俺「こいつ・・・・」

野アライさん「それよりも食べ物がほしいのだ、わけるのだ」

野アライさん「あの畑にあったのがいいのだ、まんまるでおいしいのだぁ」

罠を仕掛けた本人を目の前に、野生のアライさんは自分の悪行をしゃべりだし
あまつさえ食料を要求してくる

俺「わかった、お前を出す準備をする」

野アライさん「おねがいなのだ」

いつも通り手早くカゴをシートで密閉し、ガスボンベを用意する

野アライさん「くらいのだ」

俺「ああ、暗いな。 今出すから待ってろ」

野アライさん「やっとここからでられるのだ」

確かに出してやる、ただし死体になってからだ
そんなことはつゆ知らず、脳天気に出られることに喜ぶ
シートで完全に覆った後、ガスボンベを装着する

野アライさん「なんかきたのだぁ」

ブシュー
野アライさん「なんなのだ、なんか匂いがするのだぁ」

野アライさん「うっ・・・・・なんかくるしいのだ」

野アライさん「アライさんくるしいのだ、ここからだすのだ」バタバタ

野アライさん「たすけるのだ」ガシャガシャ

野アライさん「のだぁ」バタッ

これでくたばったようだ、駆除した害獣を袋に詰めて別の場所に仕掛けた罠を見に行く


~別の罠


別の罠を見に行くとまたもやアライさんが掛かっていた
アライさん用の罠は仕掛けるとほぼ100%掛かっている
それほど数が多いのか、それともアホなのか

野アライさん「こまったのだ」

相変わらず馬鹿そうな鳴き声を上げている

俺「おい」

野アライさん「? ヒトなのだ」

野アライさん「ちょうどよかったのだ、たすけるのだ」

毎度変わらない反応を見せてくる

俺「お前、巣はあるのか」

野アライさん「りっぱなおうちがあるのだ、いまは食べ物を探しているのだ」

野アライさん「でもこの辺はもう食べ物が少ないのだ」

野アライさん「だからアライさんお引っ越しすることにしたのだ」

俺「そうか、どこにするんだ?」

野アライさん「あの赤いのがいいのだ」

アライさんが指差す方向をみると、赤い屋根の民家が目に入る
あの家の屋根裏にでも住み着く気なのだろう

野アライさん「それになぁ、アライさんは知ってるんだぞ」

野アライさん「あそこはヒトの棲家でもあるのだ、だからあそこには食べ物もあるのだぁ」

野アライさん「だから食べ物をもらいながら生活するのだ」

野アライさん「アライさんはそうめいなのだぁ、ふはははは」エッヘン

こいつらが害獣と呼ばれるだけのことはある
通常ならばフレンズとしての知能、理性、良識があるはずなのだがこいつらには無いようだ

野アライさん「ちび達もきっとよろこぶのだ」


なんと子供もいるのか
やはり繁殖していたか、害獣め


俺「そうか、子供もいるのか」

野アライさん「ちび達はアライさんに似ていてとっても可愛いんだぞ」

俺(こいつに似て、ひどい奴らなのか)

俺「それはどこに居るんだ? 出してやるから教えてくれ」

野アライさん「すぐ近くなのだぁ、あの木の根元にいるのだ」

俺「そうか、約束通り出す準備をする。 待ってろ」

野アライさん「ちび達がおなかを空かせているのだ、なるべく早く頼むのだ」

必要な情報を聞き出したので、カゴ罠をシートで密閉する
そして罠に向けてガスを噴射する

野アライさん「なんか涼しいのだぁ」

俺「すぐに出られるから待ってろ」

野アライさん「?」

野アライさん「なんだかくるしいのだ」

野アライさん「それに眠いのだ」

野アライさん「お昼寝なのだー」

自分の子供の為に餌を探しているのではなかったのだろうか
そんなことも忘れて眠りにつく・・・・・・永遠に

野アライさん「の・・・・・・だぁ」スゥースゥー

野アライさん「・・・・・・」

静かに息を引き取ったようだ
くたばったアライさんが入ったカゴを持って、巣穴へと移動する


ウジャウジャウジャウジャウジャ

アライちゃん1「なのだー」ヨチヨチ
アライちゃん2「なのだー」ゴロゴロ
アライちゃん3「なのだー」ポテッ
アライちゃん4「なのだー」ヨジヨジ
アライちゃん5「なのだー」はぐはぐ
アライちゃん6「なのあー」トテトテ
アライちゃん7「のあー」プルプル

アライちゃん7「のだー」ブリブリブリーブッブブブブブー

巣穴の中には7匹もの幼獣がくつろいでいた
これだけの数が野に放たれるとは、考えるだけでも鳥肌が立つ
ねずみ算ならぬアライ算とはどこかの誰かが言った言葉だろうか
まさにその通りである

もし民家に引っ越されでもしたら大惨事だ
未然に防げて本当に良かった

害獣の幼体共をおびき出すために、アライさんの死骸が入ったカゴの入り口を開けて巣穴に向ける


ザワザワ ウジャウジャウジャ ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん1「ままのにおいなのだー」クンクン
アライちゃん2「おかえりなのだー」ヨチヨチ
アライちゃん3「おなかしゅいたー なのだー」ヨチヨチ
アライちゃん4「きょうもうんちいっぱいでたのだー」ヨチヨチ
アライちゃん5「おはなしするのだー」ヨチヨチ
アライちゃん6「あらいしゃんなのだー」ヨチヨチ
アライちゃん7「んー」ブリュッブリブリブリ

奴らがこちらに向かってくる様はとてもおぞましい、早く駆除しなければ
幼体どもは親の死体につられて、自らカゴ罠に入ってくる

アライちゃん1「なのだぁ」スリスリ
アライちゃん2「のだー」ヨジヨジ
アライちゃん3「なのだー」ノソノソ
アライちゃん4「あらいしゃんおなかしゅいたのだ」
アライちゃん5「いっしょにごはんするのだ」
アライちゃん6「うんちしたいのだ」
アライちゃん7「おいてかないでーなのだー」ブリュブリュ

カゴ罠に入ったアライちゃん達は親の死体に集まって頬ずりしたり、登ったりしてくつろぎ始める
全員入ったことを確認して蓋を閉め、シートで密閉する

アライちゃん1「?」
アライちゃん2「くらいのだ」ノダー
アライちゃん3「よるなのか」ノダァ
アライちゃん4「わからないのだ」
アライちゃん5「なんかこわいのだ」ビクビク
アライちゃん6「ままーままー」
アライちゃん7「たしゅけて」プルプル

そしてガスを噴射する

アライちゃん1「なんなのだ」
アライちゃん2「もうかえうのだ」
アライちゃん3「ままがうごかないのだ」
アライちゃん4「なんかくるしいのだ」
アライちゃん5「うぅ・・・・・ぐすっ・・・・なのだ」
アライちゃん6「ここからでたいのだぁ」
アライちゃん7「うぅ いきができないのだぁ」

アライちゃん1「だれかたしゅけて」
アライちゃん2「の・・・・のだぁ」
アライちゃん3「うぅ」
アライちゃん4「うんちでないのだ」
アライちゃん5「あ・・・・・」
アライちゃん6「の・・・・・」
アライちゃん7「ノ・・・・・・」

しばらくすると耳障りな鳴き声が聞こえなくなってきた
やっとくたばったようだ

死んだのを確認して一匹ずつ袋に詰めていく
くたばった害獣を見るのもとても不快だ
力が抜けて垂れ下がった手足、尻尾から特に凄まじい不快感を覚える


次の罠で今日は最後だ


~最後の罠


俺「おかしい、無いぞ」

罠があった場所を見ると、引きずられた形跡がある
何者かが罠を移動させたのだろう

引きずられた跡を追って茂みに入ると

野アライさん「・・・・」

アライちゃん1「ままー」
アライちゃん2「おなかしゅいたのだー」
アライちゃん3「ままーここからでるのだぁ」

カゴ罠にはいったアライさんとその周りに小さいアライさんが3匹集まっている
恐らく罠を引きずったのもこいつらだろう

アライちゃん1「あらいしゃんさみしーのだぁ」
アライちゃん2「ごはんたべたいのだぁ」
アライちゃん3「ままがおはなししてくれないのだぁ」

カゴ罠の中をよく見ると、中のアライさんは干からびてハエがたかっている
恐らく餓死したのだろう
周りに集まっている子供たちは戻らない親を探して巣からでてきたのだろう
そして匂いを辿ってここまで来たというわけだ


アライちゃん1「ヒトなのだ」
アライちゃん2「ヒトしゃんか」
アライちゃん3「こわいのだぁ」

気づかれてしまったようだ、早急に駆除しないといけない

アライちゃん1「にげうのだぁ」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「かけっこなのだー」ヨチヨチヨチヨチ

蜘蛛の子を散らすように逃げ出すアライちゃん達、ここで奴らを逃してはいけない
動きを止めるのが最優先だ、一匹ずつ踏み潰していこう

べちゃ
アライちゃん1「のだぁ」

ぐちゃ
アライちゃん2「ぴぎっ」

べきっ
アライちゃん3「のぎゃ」

しぶとい害獣として有名ではあるが、幼体ならば耐久力も低いのだろう
踏まれただけで虫の息である

アライちゃん1「ノ・・・・ノダ」ピクピク
アライちゃん2「あぐ・・・・・えげぇ・・・・・」パタパタ
アライちゃん3「のっ・・・・ノッ・・・・・・ノッ」ビクンビクンビクビクビクバタバタバタ

こんな状態のこいつらごときにガスはもったいない、一匹ずつ首を折って処分しよう

ゴキッ
アライちゃん1「おぐっ」ベキッ

グキッ
アライちゃん2「おぇ」グリンッ

バキッ
アライちゃん3「ピギッ」ビクン

殺処分出来たことを確認して袋に詰める
今日の作業はこれでお終いだ


今日も新たな被害を食い止めることが出来た
少しの達成感を得て帰途につく

だが、恐ろしいまでに繁殖しているようだ
今日だけでも幼体が10匹いたのだから


~翌日


昨日仕掛けた罠を見に行ってみよう
やはりまた掛かっている

野アライさん「うぅ、ひどいのだ、アライさんの餌がとられてしまったのだ」

罠にかかった以外に何かあったのだろう

野アライさん「おうちにも帰れないし、アライさんはこれからどうすればいいのだ」

ガサッ
野アライさん「?」

俺「また掛かっている」

野アライさん「ヒトなのだ」

俺(多分また出してくれだろうな)

野アライさん「アライさんここから出られなくなってしまったのだ」

野アライさん「それにせっかくとったごはんも持ってかれてしまったのだ」

俺「出してやるから質問に答えろ」

野アライさん「アライさんを出してくれるのか」

俺「お前、子供はいるか?」

野アライさん「子供は・・・・・・いないのだ」

野アライさん「この間までいたけど、いなくなったり、動かなくなってしまったのだ」

野アライさん「ごはんが取れないからちび達には我慢しろって言ったのだ」

野アライさん「でもちび達はアライさんの言うことを聞いてくれないのだ」

野アライさん「どこかへ勝手にお出かけしたり、それで空飛ぶ黒い奴に連れて行かれたりしたのだ」

野アライさん「お外は危険だって言ったのに、うぬぬー」

俺(べらべらとよく喋る)

野アライさん「残ったちびは動かなくなってしまったのだ、アライさんは何日もご飯食べなくても大丈夫なのに」

野アライさん「ちび達はこんじょうがなかったのだ、アライさんを一人にしてしまうなんて可愛そうなのだ」

これ以上聞いているのも時間の無駄なので、カゴごと密閉しガスを吹きかける

野アライさん「アライさんは寂しいからまた『はんしょく』するのだ」

野アライさん「? あれ? 真っ暗なのだ」

野アライさん「それにくるしいのだ・・・・・ここは良くないのだ」

野アライさん「おいお前! アライさんをここから出すのだ! このままだとアライさんの危機なのだー」

俺「・・・・・・・」

野アライさん「げほっげほっ・・・・・・・うぅ」

野アライさん「は、早くだすのだ、冗談はやめるのだ」

野アライさん「ゲホッ・・・・・・うあぁ」

野アライさん「うぅ・・・・・・」

今日一匹目の駆除が完了した、次へ向かおう
次のポイントはじゃぱりまんを仕掛けた場所だ


~次のカゴ罠


次はあの茂みだ
早速何かが入っていくのが確認できる

ガシャッ

どうやらカゴ罠に入った何かが捕まったようだ
リアルタイムで捕獲が見られるとは珍しい



なんなのだ? 邪魔なのだ、出られないのだ
そんな・・・・開かないのだ!



俺「?」

この鳴き声、聞いたことがある気がする
このウザい声は間違いない



アライさん「捕まってしまったのだ・・・・」



奴だ、ついに奴が掛かった



俺「やっと見つけたぞ・・・・・害獣!!」









続く

明日には新しいスレ立てます

書いてるうちにネタも結構思いついてしまったので
作者が『まんぞくー』しなければこれからも続くかも
保証できませんが・・・・

ツライさんも終わらせないといけないけど、そこそこ長くなりそうです

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

野アライちゃん3「おでかけすゆのだー」ヨチヨチ


~Side Episode 野アライちゃん3~


~闇市


ガラガラガラ


ダンボール「zzz・・・・・・」 ガラガラガラ


掃アライさん1「まちはぴっかぴかにしないといけないのだ」
掃アライさん2「でないとアライさんのせいにされるのだ」
掃アライさん3「どうしてなのだ? アライさん達はすっごくまなーがいいのだぁ」



野アライちゃん3「あらいしゃんのむれがいないのだぁ」

野アライちゃん3「うー?」

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ


家族をゴミと間違えられて連れて行かれてしまったアライちゃんは、ただ一匹路地裏に残されていた

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

野アライちゃん3「ままをさがすのだー」ヨチヨチ

薄暗い路地裏をアライちゃんは進んでいく

野アライちゃん3「おうちもなくなっちゃったのだー」ヨチヨチ

野アライちゃん3「のあー?」

あてもなくさまよっていると、今まで見たことのない場所にたどり着いた


通行人1「・・・」スタスタ

通行人2「・・・」コツコツ

商人1「安いよー!」


野アライちゃん3「ここはどこなのだー?」キョトン

アライちゃんは路地裏を抜けて表通りにでてしまったのだ

通行人1「・・・・」ズ・・・

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

通行人1「・・・・」ドシン

野アライちゃん3「!」ビクッ

野アライちゃん3「なのだー!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ

通行人の足音に驚いたアライちゃんはわけも分からず一目散に逃げ出した


野アライちゃん3「はぁ・・・・はぁ・・・・」

野アライちゃん3「さっきのはなんだったのだ?」

野アライちゃん3「おっきくてこわかったのだ」

野アライちゃん3「それにいっぱいいたのだ」

野アライちゃん3「もしかしてひとしゃん?」

野アライちゃん3「きっとひとしゃんなのだ!」

野アライちゃん3「ひとしゃーん!」ヨチヨチヨチヨチヨチ

人懐っこいアライちゃんはもう一度人通りの多い場所に駆け出していく

野アライちゃん3「ひとしゃん! ひとしゃん!」

通行人達「・・・・」スタスタ

野アライちゃん3「あらいしゃんなのだ! ひとしゃん!」

しかし騒がしい大通りでは、アライちゃんの小さい鳴き声はかきけされてしまう

野アライちゃん3「ひとしゃん! ひとしゃーん!!」

通行人達「・・・・・」スタスタ

野アライちゃん3「ひとしゃん・・・・」

野アライちゃん3「うー」グゥー

野アライちゃん3「おなかすいたのだ・・・・」

野アライちゃん3「なのだー・・・・」ヨチヨチ

アライちゃんは朝から何も口にしていないので空腹状態だ

野アライちゃん3「おみずのむのだ」

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

アライちゃんが向かう先には油や洗剤で汚れた水たまりがあった

野アライちゃん3「おみずがあるのだ」

野アライちゃん3「んぐんぐ」ゴクゴク

芋虫のように汚水に口を飲む姿は害獣というより都市部に生息するゴキブリのようだった


カサカサカサ

野アライちゃん3「うー?」

ゴキブリ1「・・・・」

野アライちゃん3「あらいしゃんのごはんのちかくにいつもいるくろいのなのだ」

ゴキブリ2「」カサカサ

ゴキブリ3「」カサカサカサ

野アライちゃん3「うー?」

ゴキブリ1「」カサカサッ・・・・ゴクゴクゴク
ゴキブリ2「」ゴクゴク
ゴキブリ3「」ゴクゴク

野アライちゃん3「あらいしゃんといっしょにおみずのむのだ」

野アライちゃん3「な~のだ~♪」ゴクゴク

野アライちゃん3「ふぅ・・・・まんぞくなのだ」

野アライちゃん3「おまえたち あらいしゃんとあそぶのだ」

汚水を飲んで喉を潤したアライちゃんはゴキブリ達に遊んでもらおうと話しかけるが

ゴキブリ1「」カササ
ゴキブリ2「」カサカサ
ゴキブリ3「」カサカサ

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチヨチ

ゴキブリ達「!!」

ゴキブリ達「」カサカサカサカサカサ

ゴキブリ達は驚いて逃げてしまった

野アライちゃん3「まつのだ あらいしゃんとあそぶのだぁ」ヨチヨチ

野アライちゃん3「なのだー!」ヨチヨチヨチヨチヨチ

野アライちゃん3「のだぁ・・・・」

アライちゃんはゴキブリ達を追いかけたが、追いつけるはずもなく
その場に取り残された

野アライちゃん3「ひどいのだ あらいしゃんとあそんでくれないのだ」

野アライちゃん3「そうなのだ もういちどひとしゃんにはなしかけるのだ」

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

大通りに再び姿を現したアライちゃんは道行く人に話しかける

野アライちゃん3「ひとしゃん! あらいしゃんなのだ!」

野アライちゃん3「ひとしゃん! ひとしゃん!」

野アライちゃん3「ひとしゃん!」

しかしやはりアライちゃんのような小動物の鳴き声など届くはずもない

野アライちゃん3「ひとしゃん・・・・」

野アライちゃん3「ひとしゃんがあらいしゃんをむしするのだ!」

野アライちゃん3「もういいのだ!」

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

人々からの反応が返ってこないことを察するとアライちゃんは巣があった場所から離れて歩き始めた

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

道行く人の何人かはアライちゃんに気づいてはいるが、特に気にする様子はない
不衛生な環境でゴキブリやネズミがうろつこうとそれは自然な光景であり、アライちゃんの存在はまさにそれであった

大通りに再び姿を現したアライちゃんは道行く人に話しかける

野アライちゃん3「ひとしゃん! あらいしゃんなのだ!」

野アライちゃん3「ひとしゃん! ひとしゃん!」

野アライちゃん3「ひとしゃん!」

しかしやはりアライちゃんのような小動物の鳴き声など届くはずもない

野アライちゃん3「ひとしゃん・・・・」

野アライちゃん3「ひとしゃんがあらいしゃんをむしするのだ!」

野アライちゃん3「もういいのだ!」

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

人々からの反応が返ってこないことを察するとアライちゃんは巣があった場所から離れて歩き始めた

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

道行く人の何人かはアライちゃんに気づいてはいるが、特に気にする様子はない
不衛生な環境でゴキブリやネズミがうろつこうとそれは自然な光景であり、アライちゃんの存在はまさにそれであった

>>459
間違って連投しました

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

野アライちゃん3「?」ヨチヨチ

野アライちゃん3「なんかいいにおいがするのだぁ」

野アライちゃん3「こっちなのだー」ヨチヨチ

においがする方向へ向かっていくと、青果を扱う露店にたどり着いた

野アライちゃん3「ここからいいにおいがするのだ」ヨチ

野アライちゃん3「いっぱいあるのだ あらいしゃんのものなのだぁ」

野アライちゃん3「あのまんまるがいいのだ」

害獣の本能なのかアライちゃんは数ある果物の中から山積みされたスイカに目をつけ、物欲しそうにそれを見つめた

青果店主「いらっしゃい!」

野アライちゃん3「!?」

店主の接客の声に一瞬驚いたアライちゃんだが、目的を達成するために店に近づいていく

野アライちゃん3「まんまるをいただくのだ」ヨチヨチ

野アライちゃん3「ひとしゃん! あらいしゃんなのだ!」

店客1「どれにしようかな」

青果店主「これなんてどうだい? うまいよ?」

店客1「お? いいね、じゃあこれもらおうかな」

青果店主「じゃあ、さっそく包むぜ」

店主は客とのやり取りで忙しいらしくアライちゃんに気づく様子はない

野アライちゃん3「ひとしゃんがあらいしゃんにかまってくれないのだ」

野アライちゃん3「あらいしゃんはひとしゃんからまんまるをもらいたいのだ」

野アライちゃん3「ひとしゃんなんかしらないのだ あらいしゃんはかりをするのだ」

アライちゃんのいう「かり(狩り)」とはすなわち目の前のスイカを盗むことである

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

野アライちゃん3「あらいしゃんはかりがとくいなんだぞー」

野アライちゃん3「まんまるをたべるのだー」ヨジヨジ

アライちゃんは店主に気づかれることなく店先に積んであるスイカを目指して店台を登っていく

店客1「ここは闇市だから安く手に入っていいぜ」

青果店主「まあ入手ルートは聞かないほうがいいぞ」

物騒な会話に花を咲かせている店主達をよそにアライちゃんは目標に近づいていく

野アライちゃん3「ふう のぼりきったのだ」

野アライちゃん3「あとはあのまんまるまでとつげーき なのだー!」ヨチヨチヨチヨチ

スイカに危機が迫る、小さくてもアライちゃんは侵略的在来害獣なのである

野アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ

そしてついにスイカのもとにたどり着いてしまった

野アライちゃん3「おいしそうなのだぁ」

自分の体より大きいスイカを目の前にし、湧き上がる食欲を抑えることなくスイカにかじりついた

野アライちゃん3「はぐはぐ」

野アライちゃん3「のだぁ」シャクシャク

野アライちゃん3「あらいしゃんのきばはなぁ すごいんだぞー」

アライちゃんは得意げにスイカの皮にかじりついて盗み食いを続けていく

野アライちゃん3「はぐはぐ」ガリッ

野アライちゃん3「!!」

スイカにかじりついていたアライちゃんだったが、スイカの皮に深くかみついてしまい歯茎にスイカの硬い皮が刺さってしまったようだ

野アライちゃん3「~!」プルプル

野アライちゃん3「のっ・・・・のっ」

野アライちゃん3「のああああああん」

野アライちゃん3「のあっのあっ!!」ビエエエン!

野アライちゃん3「のあああああああ」バタバタ

野アライちゃん3「ひ・・ひはい(痛い)のあ」

野アライちゃん3「のあぁ・・・・」


青果店主「ははは! もっと買ってくれよ」

店客1「じゃあ他のも買おうかな!!」


アライちゃんにとって幸いにも市場の騒音と店主と客のやり取りによって、叫び声はかき消され気づかれることはなかった

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年07月24日 (月) 14:36:32   ID: gmDX3pyb

アライさんのクズっぷりが良く出ていてとても嬉しい。
ぜひ、アライちゃんを食べた一家にも制裁をお願いします!

2 :  SS好きの774さん   2017年07月24日 (月) 14:42:43   ID: gmDX3pyb

もっともっと悲惨な駆除を❗️

3 :  SS好きの774さん   2017年07月24日 (月) 14:55:00   ID: gmDX3pyb

アライちゃんは生まれた瞬間から罪ですが、野アライはさらに罪を重ねているので、もっと大変な目に合わせてやってください。

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