【ガルパン】肛門紅茶郷 (11)

──チャーチル、走行不能!! プラウダ高校の勝利ーーーっ!!

    ワァァァァァァ!!──────…………。








~聖グロフラッグ車「チャーチル」・車内~



ダージリン「──ふぅ……負けたちゃった、か……」

アッサム「えぇ。負けですよ。私たちの──負け……」



オレンジペコ「……っ」



オレンジペコ(……負けた……負けてしまった……)

オレンジペコ(──ダージリン様の、高校生活最後の試合なのに──)

オレンジペコ(……私の、せいで……!)



オレンジペコ「……、……っ、う、ぁぁっ……」

ダージリン「……ペコ……」


オレンジペコ(……っ)

オレンジペコ(試合の終盤──私達は優勢だった! ──勝てたはずだった!)

オレンジペコ(それなのに──)

オレンジペコ(最後の瞬間、ダージリン様とカチューシャさんの読み合いの最後の一瞬────)

オレンジペコ(私が──おならを、してしまったから……!)


オレンジペコ「……っ」


オレンジペコ(そのせいで、ダージリン様の意識が一瞬、集中をじゃまされて──その、ほんの一瞬のせいで!)



────―──『ドガァァァァンッ』──────!!!



オレンジペコ(────……ッ)


ダージリン「──ねぇ、ペコ?」


オレンジペコ(私は、台無しにしてしまった。プラウダ高校との最後の親善試合を──ダージリン様の最後の試合を──私が……!)

ダージリン「──ペコ! 聞いているの!」

オレンジペコ「……ッ……」


ダージリン「俯いてないで、顔をお上げなさい。試合はもう──終わったのよ」

オレンジペコ(……見れない……ダージリン様に合わせる顔なんて……有るわけありません)


ダージリン「……。」

ダージリン「貴方が──とても可愛らしいおならをするのね──」

オレンジペコ「ッ……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498057292


ダージリン「……考えてみると……二年間も貴方と一緒にいて、貴方のオナラを聞いたのは──これが初めてなんだわ。……。……ふふ、思い出に残る、良い試合になった」


オレンジペコ(……、思い出──ダージリン様の大切な思い出──それを、私は……穢してしまった……っ)

オレンジペコ「……っ」

オレンジペコ「……っ! ……っ! ひ、うぇっ……」

オレンジペコ「……だー…ジリン様…あ、あぁ……あぁぁぁっ!!……ごめんなさい──ごめんなさい──……!!」


ダージリン「……。」

アッサム「……。ねぇ、聞きなさい、オレンジペコ。生理現象だもの。しかたがないことだわ。誰にでも──起こり得ること。あの時、あの瞬間、力んでおならをしたのは──私であっても、おかしくはないのよ」

ダージリン「もちろん、私であっても、ね」

オレンジペコ「でもっ……私の、うっ、うぇっ、私のせいで、ひっ、私の゛、せいでぇっ……!」

ダージリン「そうとも言えないわ──貴方一人の責任とは言えない──あの程度のことで注意のそれた私も、まだまだ未熟ということでしょう」

アッサム「……ふふ、実は私も、あの一瞬──視覚よりいも聴覚と嗅覚に、注意がいってしまいました。」

ダージリン「これはこれは、そろいもそろって、情けないわねぇ」

アッサム「まったくです。……ふふ」

ダージリン「ふふふ……」


オレンジペコ「ひぐ、ぇぐっ、ゴメンナサイ、ごめんなさい……! うわぁああぁぁぁん……!」


ダージリン「あらあら、困ったわねぇ……」



 ──ガガ、ピ、ー─



ダージリン「ん、通信が」


ローズヒップ『──ダージリン様? 大丈夫でございますか……? 全車輌、すでに乗員降車していますけれども……』

ダージリン「あぁ……待たせてしまって、悪いわね。ちょっぴり──3人で感慨にふけっていたの」

ローズヒップ『あ……』

ダージリン「もうすぐ、私達も降車をするわ」

ルーズヒップ『いえ……お邪魔を、してしましましたですわね。あの、ごゆっくりと、どうぞでございます! カチューシャさんの勝ち自慢は、私が聞いておきますわっ』

ダージリン「──ん……。ありがとう、ローズヒップ──」



 ──ガガ、ピ、ピ──



ダージリン「──んふ、あの子も頼りになるようになったわね?」

アッサム「まさか、まだまだですよ。はしたない事ばかりで──ハァ……」

ダージリン「まぁ、アッサム、ため息なんて、思い出してまで吐くものではないわよ──それより──ねぇ、ペコ、涙をふきなさい? いつまでそうしているつもりなの」

オレンジペコ「ひぐ、うぇ……やめてください……優しくなんか、しないでください……」

ダージリン「……ペコ……」

オレンジペコ「叱ってください、怒ってください──私を──罵ってください……」

アッサム「……貴方……」



ダージリン「……。」

ダージリン「……なら──望む通りにしてあげましょうか?」


オレンジペコ(え──)

ぐぃっ……!



オレンジペコ(──!!!???)


ダージリン「──ふんっ……!」


ぎりぎりぎりぎり……!!!


オレンジペコ「ぐぅ!? ぐむっ!?──んむうぅううっ!?」


オレンジペコ(──私、今、ダージリン様に、頭を羽交い絞めにされてる!──プロレス技みたいな──!!)


ダージリン「──……ねぇ、ペコ……」

オレンジペコ「……!?」

オレンジペコ(ダージリン様の声が、私の耳元で──)

オレンジペコ(吐息が、私の耳穴に──!)



ダージリン(──今晩、私の部屋へいらっしゃい……貴方一人で、よ。)

オレンジペコ「──!?」

ダージリン(情けない貴方に、私が最後の指導をしてあげるから──)

オレンジペコ「……!」


……ぞくっ……


オレンジペコ(なに、この──この胸の奥のぞくぞくは……)


オレンジペコ「……だ、だーじりん……さま……」



ダージリン「……ふぅ、なんちゃって、ね」

オレンジペコ(え──)


 ……んぱっ


オレンジペコ(あっ……急に、腕を、放されたら──)


 ……へなへなへな……


オレンジペコ(こ、腰の、力が……)


 ……ぺたん……


ダージリン「──さぁ、いいかげんにしましょう。いつまでもみんなを待たせると悪いわ。降車、よろしくて?」

アッサム「ええ」

オレンジペコ「あ……っ、は、はい……っ」

オレンジペコ(……う、あ。足が……震えて──)


──私の部屋へいらっしゃい。貴方一人で──


オレンジペコ「~~~~ッッ」

オレンジペコ(冗、談……? ……それとも……)

ダージリン「んっ!」



 ガキン! キィー……



ダージリン「二人とも、いい? 降りた後はきちんと笑顔でいること──分かっているわね?」


オレンジペコ「……、はい──わかりました、ダージリンさま……。」

ダージリン「よろしい。では、──よい、しょっと──」


オレンジペコ「……。」

オレンジペコ「……?」

オレンジペコ(──え?)

オレンジペコ(…………あれ──?)



──ダージリン様──下半身が、裸──



オレンジペコ(──!?  ──!!!??)

オレンジペコ(え──どうして!? ストッキングと、パンティとが──脱げてる! 下半身が、すっぽんぽん──! なぜ……!?)

オレンジペコ(あ──!! 試合の最後、チャーチルが横転して、その時の衝撃で──!! そうか……!)



オレンジペコ(──だめ!! ダージリン様、そんな破廉恥な姿で、外に出ては──!)



「ダ、ダージリン様、いけません!! 外に出ちゃダメーーーーーーーー!!!」



────────────────………………。







 ──がばっ……!

オレンジペコ「ダージリッ……!! さ……ま……。」



オレンジペコ(──。)


オレンジペコ「……あ、れ……?」


……ちゅんちゅん、ちゅん……


オレンジペコ(……。)


……ちゅんち、……ちちちちち……。


オレンジペコ(……あぁ……)


……ほーほー、ほっほほー……


オレンジペコ(……夢、か……)


オレンジペコ「……。……はぁ……」







~聖グロリアーナ女学園・学園艦・オレンジペコ私室、ベッド:AM5:20~




オレンジペコ(最近、多いなぁ……こういう夢……)

オレンジペコ(もやもやが、溜まってるのかなぁ……)



オレンジペコ「……。」

オレンジペコ「……。」


オレンジペコ(……だとしたら、そのもやもや、原因は、やっぱり──)

オレンジペコ(……。)



オレンジペコ「ハァ……。」

オレンジペコ「二度寝、しちゃお」

オレンジペコ「ふぁぁ……。」


……ぼふん……


オレンジペコ「………………。」


……もじ……


オレンジペコ(……うぅ……おしっこ……したくなってる……)


オレンジペコ「もぅっ……めんどくさいなぁ……っ」


ばっ……ぺた、ぺた、ぺた、ぺた……


 ──がちゃ、キィ────がちゃん

オレンジペコ「……。」


 ……もそもそ、しゅる……。


オレンジペコ(……。)

オレンジペコ(……私がこんなにもやもやしているのは──そうですよ、やっぱり、ダージリン様がいけないんですよ……ふんっだ、)


 ……、ショォォォォォォォ……


オレンジペコ(……。夢……かぁ……)


 ……ロ、……ショロ……チョ……



──私の部屋へいらっしゃい。貴方一人で──



オレンジペコ(っ……!!)


 ……ぶるぶるぶるっ……


オレンジペコ「っ……は、ぁ──ぁ……」

オレンジペコ(……ふぅ……。)

オレンジペコ(でも……夢って、その人が普段心の底で考えってることか、願望とかが現れるって……)

オレンジペコ「……。」

オレンジペコ「もしその通りなら、私って──」


 ──ぴこんっ


オレンジペコ「ん……」

オレンジペコ(LINE? こんな朝早くに、誰だろう──?)

オレンジペコ「……あ」

 ──『今日の放課後、ダージリン様とアッサム様とオレンジペコさんでお茶会したいですわ!』

オレンジペコ(ローズヒップさん……)

オレンジペコ(……もう、朝早くださいと、いっているのに──)

オレンジペコ(……。)

オレンジペコ「──ふぅ、いつでも元気だなぁ、ローズヒップさんは──」

オレンジペコ(い、い、で、す、ね──と、送信)


 ──ぴこんっ


オレンジペコ(わ、返信早い)


 ──『わぉ、起きてたんですのね! おはようございますですわぁ!』


オレンジペコ「……。くすくす……もう、悪びれない人だなぁ……」

オレンジペコ(……。)

オレンジペコ(ローズヒップさんのこういう所、私……)

オレンジペコ(……。)

オレンジペコ(好きですよ……)

 ────────────────。

<以下、誤字修正です>

>>1より
ダージリン「貴方が──とても可愛らしいおならをするのね──」

ダージリン「貴方は──とても可愛らしいおならをするのね──」



>>6より
オレンジペコ(……もう、朝早くださいと、いっているのに──)

オレンジペコ(……もう、朝早くにLINEするのはやめてださいと、いっているのに──)

<以上、誤字修正でした>

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom