姉「目隠し拘束のボクっ娘に」僕「性の悦びを教えるバイト?」 (28)


僕「ごめん、ちょっと意味が分かんない」

姉「さて、どこから説明したらいいだろうか?」


僕「……まず、ボクっ娘っていうのは?」

姉「おうよ、我らが愛しの幼馴染でお隣さん、」

姉「かわいい 後輩 ちゃんですよ~」

僕「えええええ!?」


僕「……ゼッタイに嫌だ、そんなん!」

姉「ほぅ、断ろうと言うのかね」

僕「当たり前でしょ。お隣さんに手ェ出したら」

僕「この家、ってかこの地域に居られなくなる」


姉「……でも、あの子のちっぱいを自由に揉み揉みできるとしたら?」

僕「……」

姉「その沈黙は、一応のイエスと見ていいようだな!」


姉「お姉ちゃんとあの子な、2人してSSを書くのが趣味なんだけど」

僕「SS? 短い小説みたいなやつね」

姉「おうよ。今までは『遠距離恋愛もの』やら、『悲恋もの』、『勘違いもの』」

姉「あとは『姉弟』『百合』、『政府による暗殺事件を追う探偵もの』とか書いてきたんだ」


姉「次は、『囚われて目隠し拘束されたお姫様が、魔王から性的な凌辱を受ける』!」

姉「そういう話を書こうと思うんだが、」

僕「……まぁ日本には表現の自由がありますから、止めはしません」


姉「ところが、自分たちが体験したことないジャンルは、書けないっ!」


姉「……というわけで、あの子が目隠し拘束されたお姫様役やるから」

姉「アンタは、性的な凌辱を与える魔王役を実演して欲しいんよ」

僕「ふざけろ」


姉「うぇいと!」


姉「次にお前は、『そんなの勝手にやってくれ。どうして僕を巻き込むんだ』という」キリッ!

僕「……」

姉「良い質問だね、ワトスンくん!」

僕「だれがワトスンくんだ」


姉「あんた、ここ数年のうち、女の子とえっち……いや、手を繋いだことでいいから、ある?」

僕「……手すら、ないよ」


姉「幼稚園や小学校の時は、1歳下の後輩と手ぇ繋いで登下校したり、遊んでたのに」

姉「中学高校大学と、なんかちょっとしたボディタッチすら避ける様になっちまったねぇ~」


僕「……きょう日、そんなもんでしょ」

僕「周りの友達だって、異性との接触が一切ないヤツばっかし。それが普通さ」

姉「……たった一人の兄弟の、色気無さに絶望した」


僕「姉ちゃんだってそうだろ?」

姉「や、私はガチレズなんで」

僕「……あぁ、そうだった」


姉「だからつまり、アンタが子孫を作ってくれないと、ウチの家系は滅ぶんよ」

姉「さらには少子化が加速し、この国の滅亡も、近くなるっ!!」


僕(……滅んだっていいと思うけどなぁ)

僕(どうにもならないし、なんとかなるし、誰かが解決してくれるでしょ)



姉(なんてこと言うんだ。愛国者の皆さんに怒られるぞ!)


僕(こ、こいつ! 直接脳内に!!?)


姉(とにかく子作りに必要なのはセックスだが、あんたみたいな非リア充は)

姉(まずは女体に触れて慣れること、ここから始めにゃなりません!)

僕(おいこら、全国の非リア充の皆さんに謝れ!)

僕「……っていうか、普通に喋ろうよ」

姉「ん、だな」


僕「えっ、つまりこういうこと?」

僕「姉さんたちのエロSS作りがてら、僕の女体慣れ(?)も行おうと?」

姉「一挙両得で一石二鳥だろ!」


僕(頭おかしくなった!?)

姉(ありがとう、最高の褒め言葉だ!)


姉「大丈夫だって、誰も損しないし、アフターケアもやるからさ!」

僕「……やっちゃいけないでしょう。それでも」

姉「心配することねぇって~、アンタは変に真面目よな~」


姉「それにアレよ。アンタが参加してくれないなら、ヒミツばらすぞ~」

僕「ヒミツ?」

姉「耳をかしな」


ゴニョゴニョ



僕「……どうして、それを」

姉「PCや携帯のデータやカメラをハッキングして、調べた」

僕「……そんなことできたの」


姉「あぁ、今も目の前にあるカメラをハックしてて、この光景をゲッサン録画中だよ~」


姉「それにしても……」


姉「後輩ちゃんが小学校の時に偶然写った、勉強中のブラチラ写真と」

僕「!」

姉「中学の、ミニデニムでしゃがんでる時のパンチラ写メと」

僕「!!」

姉「高校の、海に遊びに行って撮った、ビキニ姿の変哲ない記念写真」

僕「!!!」



姉「いつもこの3つだけとかアンタ、[田島「チ○コ破裂するっ!」]のおかず偏りすぎでしょ。よっぽどあの子が好きか」

姉「いつも、『僕にとってあの子は、デキのいい妹だ』とかのたまうくせに~」

僕「……///」カァァァァ


姉「それにしても……」


姉「後輩ちゃんが小学校の時に偶然写った、勉強中のブラチラ写真と」

僕「!」

姉「中学の、ミニデニムでしゃがんでる時のパンチラ写メと」

僕「!!」

姉「高校の、海に遊びに行って撮った、ビキニ姿の変哲ない記念写真」

僕「!!!」



姉「いつもこの3つだけとかアンタ、オナニーのおかず偏りすぎでしょ。よっぽどあの子が好きか」

姉「いつも、『僕にとってあの子は、デキのいい妹だ』とかのたまうくせに~」

僕「……///」カァァァァ


姉「おかずはバランスよく摂りなさいって、格言もあるんですよ!」

僕「やかましいわ」

姉「そんな一途なら、告白しちゃえばいいのに。私も協力するしよ~」

僕「……余計なことしないでくれ」


姉「あっ、そうそう。このバイト代って訳じゃないけど、PCにハッキングついでに」

姉「動画フォルダに、後輩ちゃんメインの秘蔵エロエロ動画を置いといたから、探して見てみな」

僕「……」


姉「とにかく、」


姉「アンタに選択肢をあげよう!」


姉「1つは、大人しく小説作りに参加するか、さもなくば」


姉「あんたが愛しい後輩のブラチラやパンチラ写メとかに欲情して」

姉「オナニーしてるとこを、本人はおろかご近所中にばらされる!」

僕「!?」

姉「2つに1つ、どっちを選らぶっ!」


僕「……そんなの選択肢ないじゃないか」





僕(けど近所にばれたら、大学にも伝わって、退学かなぁ)

僕(それはいいけど、彼女に大きな精神的ショックを与えかねないのが)

僕(……劣情を催して、本当にごめん)

姉「……マジか、この絶食系男子め」


姉「じゃぁじゃぁ、こうじゃ!」


姉「1、偶然のブラチラパンチラ写メでオナニー暴露か」

姉「2、アンタがおとなしく小説作りに参加するか」

姉「3、ネットで誰か雇って、小説作りを続行するか」

姉「この3つならどうだコンチクショー!」


僕「……!」


姉「ふふふ、幼稚園の頃から片思いし続けてる女の子が、自分ではなく」

姉「どっかの画面の前にいる、見知らぬ誰かの手に落ちる、かも」

姉「……くっくっく、最高のNTR小説が出来上がりそうじゃないか!」ジュルリ


姉「さぁ、どうする!」


僕「……わかったよ、2でいいよ」

姉「よっしゃ2なゼッタイな!」

僕「……まったく、もう」

僕(こうなれば参加して、内側からブレーキ役を果たそう)


僕「だけど姉さん、僕は……」

姉「だーいじょうぶ、だいじょうぶ!」


姉「ぜんぶ上手くいくから、細かいことも追って説明するから、」

姉「もうちょっと待ちんしゃい!」



僕「……暴走させないよう、正しいことをしなければ」ボソッ

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