モバP「大晦日のプロダクション」 (16)
大晦日ですよ!大晦日!
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モバP「よーし軍曹!派手にやれ!」
大和亜季「ぞうきん部隊展開でありまぁす!」
島村卯月「わー」
渋谷凛「わー」
本田未央「わー」
姫川友紀「わー」
亜季「拭き方よーい!あっ友紀殿、リードは禁止であります」
モバP「一番遅いやつはプラス5往復だ」
未央「えっ」
卯月「あっ、友紀さんがもうスタートしました!」
凛「汚い!」
モバP「なんで負けるのお前」
友紀「昨日の酒には勝てなかったよ……」
城ヶ崎莉嘉「お姉ちゃんの作るおせちはジジくさい」
城ヶ崎美嘉「どこがよ!」
莉嘉「どこがよって言いながら黒豆を茹でている所とか……」
美嘉「はうッ!?」ポロ
双葉杏「ギャルなのにガチおせちを作るとかポイント高いよね」
美嘉「ふ、フフーン!でしょ★」
杏「やたらとジジイに好かれるだろうね」
美嘉「……。何よ、喜んでるわよ」
莉嘉「EVERMOREのときなんかお姉ちゃんっていうか、もうお母さんみたいだったね☆」
杏「お母さん……」ひょいぱくひょいぱくひょいぱく
美嘉「……んっ!?杏ちゃんは何をバコバコ食べてんの!?」
杏「おせちだけど?」
美嘉「つまみぐいはもっとささやかにしなさいよ!」
莉嘉「そーだよー!あたしを見習ってよー!」ひょいぱく
美嘉「」カンッ!
莉嘉「お姉ちゃんがおたまでぶったーー!!」
杏「うちの実家はおせちを大晦日に食べるよ?」
美嘉「えー?じゃあお正月は何を食べるの?」
杏「寿司とか」
美嘉「貴族か」
杏「貴族になりたい」ぱくぱく
美嘉「食べるのやめろ★」
モバP「除夜の鐘ですか?」
ちひろ「ええ♪近所にお寺があるし、みんなで突きに行くのもいいかと思いまして」
モバP「それは楽しそうですね」
ちひろ「では、手空きのみんなに声をかけてみますね」
モバP「……ん?みんな?」
ちひろ「どうしました?」
モバP「帰省組と仕事組を抜かしたら何人います?」
ちひろ「えーと、120人くらいですかね?……あっ」
モバP「多すぎますね」
ちひろ「いかない子も居るかもしれないし……」
モバP「他のお客さんの迷惑ですし、やめましょう?」
ちひろ「ですね……」
モバP「あーでも……おーい、愛海いるかー?」
棟方愛海「なにープロデューサー?」
モバP「お前は鐘突いてこい」
愛海「うんわかった」
モバP「10回な」
愛海「その程度で払い切れるとでも?」
モバP「CGプロ餅つき大会ーー!」
堀裕子「臼にもち米を移して……よいしょっ、と。
はー熱いですねこれー」
モバP「熱いうちじゃないと餅にならないからな。
餅を返す役はユッコやってくれよ」
裕子「任せてください!」
モバP「さて1発目は……こずえにやってもらおうか」
遊佐こずえ「ふわー」
ぱちぱちぱち
裕子「いつでもいいですよこずえちゃん!」
モバP「持てるか?」
こずえ「……」
こずえ「……」
こずえ「……」コテン
モバP「やっぱりダメだった」
桃華「えーい!」てしん
モバP「よーし」
桃華「どどどうですのプロデューサーちゃま。うまく出来ましたでしょう?」ヒーヒー
モバP「うん、うまいうまい。
年少組はみんなやったな?
あとは仕上げてしまおう。
茜ー!」
茜「おまかせください!」
裕子「何かテーマ曲が流れてますね」
※BGM『伝説巨神イデオン:圧倒する力』
茜「さあっ!裕子ちゃん!準備はいいですか!?」
裕子「いつでもいいですよ!」
茜「行きますよ!
せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーのっ!!!」
カッ!
ドッパン!
モバP「餅が爆発したーー!!」
桃華「あっつ!あっつ!」
裕子「……!」ゴロンゴロンゴロンゴロン
モバP「爆心地にいたユッコが!!」
びええええ!
びええええええええええ!
モバP「沙織」
奥山沙織「はい」
モバP「完成度が高すぎる」
沙織「申しわげねす」
モバP「聞けこの泣き声。14歳以下全滅したぞ。ありすは一発でいった」
沙織「確かだ手応えどご感じだっす」グッ
モバP「加蓮も巻き添えを食った」
沙織「そいだばいわゆるコラテラルダメージってすぅモンに過ぎねっす」
モバP「まず衣装が完璧すぎ」
沙織「鈴帆さんの最高傑作だそんで」
モバP「あぁ……」
沙織「わだすの方向性が見えできました」
モバP「俺も見えた。来年もやるか?」
沙織「来年は仁奈ちゃんがやりてぇみでえだ」
モバP「そいだばめんけごどや」
仁奈「うつらうつら」
モバP「仁奈ー。部屋行って寝なー」
仁奈「仁奈は……仁奈はまだ戦えるですよ……」こっくりこっくり
仁奈「……」
モバP「10時か、よく頑張ったなあ。おんぶ隊、行ってくれ」
亜季「イエスサー」
モバP「さてあとはあそこの……」
ありす「ぎんぎん」
桃華「ぎんぎん」
モバP「……」
ありす「桃華さん、まぶたが下がって来てますよ」
桃華「ありすさんこそ目が赤いですわよ」
ありす「スタドリを飲んだ私に勝てると思ってるんですか?諦めてください」
桃華「あら、先ほどはあっさりプロデューサーちゃまの陰で怯えておりましたのに」
ありす「桃華さんなんて立ったまま気絶してたじゃありませんか!」
桃華「わたくしは落ち着くとああなるんです!」
ありす「白目が平常運転ってどういう育ち方なんですか!?」
モバP「これは大丈夫そうだ」ほっこり
ちひろ「プロデューサーさんの、年中行事への熱いこだわりは何なんですか?」
モバP「そりゃ、こんな仕事をしてたら、節目節目に帰省出来なくて、家庭が希薄になりますから」
ちひろ「まあ、そうですね」
モバP「仕事を頑張ってくれる子たちにも、家の温度を忘れてほしくないですからね」
首藤葵「プロデューサー、そばの準備できたっちゃー」
モバP「おーう」
ちひろ「紅白に出た子たちもそろそろ戻ってきますね?」
モバP「よーし、紅白組を迎えてやる準備をしなきゃな」
ただいまーー!
ちひろ「あっ、もう来ちゃった。はーい!おかえりなさーい!」
モバP「俺は他のプロダクションに挨拶を送ってから行きますねー」
ちひろ「お願いしますね」
モバP「うーん……」
2016年12月31日
モバP各位
CGプロ モバP
前略、すべてのモバP様。
本年のプロデュース、まことにお疲れ様でございました。
苦労に見合う成果を得られましたでしょうか。
皆様とともにモバPをやれたことを、たいへん光栄に存じます。
来年も、皆様に負けないよう、アイドルを輝かせるために誠心誠意励む所存です。
それでは、良いお年をお迎えくだささい。
おわり
業務連絡。今年最後の依頼を出して参ります。
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