兄「バブみを感じてオギャりたい」妹「は?」 (26)

妹「アンタ……何言ってんの?」

兄「何かさあ、最近流行ってんじゃん?」

妹「いや、初めて聞いたし」

兄「俺も癒されたい! 『ママー!』って甘えたい!」

妹「うわぁ……(ドン引き)」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495982918

前作
兄「妹に媚薬を飲ませた結果」
http://elephant.2chblog.jp/archives/52199930.html

R版に興味がある方はどうぞ↓
兄「妹に媚薬を飲ませた結果」続
http://ayamevip.com/archives/50106778.html

妹「ママーって……だったらお母さんに甘えれば?」

妹「ほら、電話かけなよ。きっと甘えさせてくれるよ」

兄「分かってない……お前はホントに分かってないよ!」

妹「はあ? 分かってないって……そもそも意味不明だってば!」

兄「あのなあ……本物の母親に25歳が甘えられると思ってんのか?」

妹「じゃあ……誰ならいいのよ?」

兄「良い事を聞いてくれた!」

兄「まず、艦こ……」

妹「あーあー聞こえなーい」

兄「な……聞いてきたのはお前だろうが!」

妹「そういうのは二次元でやれっての。わざわざ私に報告する意味あった?」

兄「それは……だな……」

妹「ん? どーなの?」

妹「わ・た・し・に! なにかして欲しかったんじゃないの?」

兄「ええっと……」

兄「その……」

妹「なんなのよ! 社会人のくせに、なさけないわね!」

兄「そういうお前は、大学生のクセに大人ぶってんじゃねえ!」

妹「なっ……子供だって言いたいわけ!?」

兄「じゅーぶん子供だろうが! ガキん頃からなんも変わってねえよ!」

兄「もう二十歳になるってのにホラー番組怖がるし!」

妹「それは! 怖いんだから仕方ないでしょ!?」

兄「高い所とか暗い所とか怖がるし!」

妹「それは……仕方ないじゃん」

兄「いい年して雷怖がるし!」

妹「それ……は……だって、怖いんだもん……」

兄「いつまでたっても方向音痴は治らないし!」

妹「うぅ……」

兄「どうだ! まだまだ十分子供だろう!」

妹「……ふえぇ……」

兄「な……泣くなよバカ……」

兄「ただからかっただけだろ? そんな本気にすんなって……」

妹「……ひっぐ……えっぐ……」

兄「……あー、もう……」

兄「悪かったよ、妹。俺が悪かった」

妹「……本当にそう思ってる?」ウルウル

兄「ああ、思ってる」

兄「昔みたいに、何だって一つ聞いてやるよ」

妹「……言ったね? 嘘は駄目だかんね?」

兄「ああ、男に二言は無いさ」

妹「……フッ、引っかかってやんのー!」

兄「へ? ……あーお前! ウソ泣きだったな!」

妹「騙される方が悪いっつーの! やっりー!」

兄「こんの……さっきのは無し!」

妹「ちょっとー、男に二言は無いんじゃないの?」

兄「うっ……そこをつかれると痛いな」

兄「はー……一体何がお望みですか、ご主人様?」

妹「さっきアンタが言おうとしたこと、今言ってよ」

兄「はぁ? なんでそんなこと……」

妹「言ったら、叶えてあげてもいいけど?」

兄「なっ……お前本気か?」

妹「本気だって。ほら、早く言いなさいよ」

兄「……その……」

兄「……かきをしてほしい」

妹「なに? 聞こえなかったんだけど」

兄「っ! ……耳かきをしてほしい!」

妹「へ? ……は……はあああああ!?////」

タイトルは耳かき音声を聞いていて思いついた
需要があっても無くても続ける

兄「ほらな! こうなると思ったから言いたくなかったんだよ!」

妹「バッカじゃないの! ほんっとバカじゃないの!?」

兄「そうだよバカだよ! 悪かったな!」

兄「別に、本当にしてもらえるなんて思っちゃいねーよ!」

妹「っ……ったく」

妹「……いいわよ」

兄「……は?」

妹「してあげるって言ってんの!」

妹「いいからほら! 早く来なさいよ!」

妹「膝枕……してあげるから」

兄「なっ……!」


兄「おま……おまっ……本気か?」

妹「もうっ、しつこい! 早く来なさいよ!」グイッ

兄「わっ、あぶねっ……!」ボスッ

兄(妹の膝……柔らかいな……)

兄(っ……妹と目が合った!)

兄(すぐに逸らしやがって……ったく)

兄(考えてみると……妹の顔を下から見上げるのは、これが初めてかも)

兄(いつも……俺が上から見下ろしてたもんな)

兄(顔が紅潮してる……恥ずかしがってんのか?)

兄(自分からやるって言ったくせに)

妹「も……もう! いつまでこっち見てんのよ!」

妹「こっち向いてたら……いつまでたっても耳かきなんてできないでしょ?」

兄「お……おう、そうだな……」クルッ

妹「っ……アンタの頭、くすぐったい」

兄「あっ……いや、その……わりい」

妹「……うん」

妹「じゃあ……その……始めるから」

兄「あ、ああ……頼んだ」

兄(……あ、入ってきた)

兄「あれ……そういえばさ」

妹「……何? 今集中してるから、あんま話しかけないでほしいんだけど」

兄「あっ、わりい……」

妹「……もう、そこまで言ったんなら言いなさいよ」

兄(どっちなんだよ! ……なんて言えないよなあ)

兄「妹は……誰かに耳かきしたこととか、あったのか?」

妹「……ない……けど……」

兄「そ……そうか」

兄「なら、俺が初めてのお客さんだな!」

妹「……何言ってんの? キモ」

兄「ひ……ひでぇ」

兄(とか言って、口調は少し柔らかくなってんの、自分で気づいてんのかなあこいつ)

妹「……ふぅ……んっ……は……ぁ……」

兄(やばいやばいやばいやばいやばい)

兄(さっきから、妹の吐息が耳にかかってんだけど!)

兄「あの……妹?」

妹「何? 今スゴイいいとこなんだけど」

兄「あの……さっきから、お前の息が……耳にかかって、だな……」

兄「ちょっとくすぐったいんだが……」

妹「?」

妹「……っ!」

妹「~~~~~~~~~~////」

兄(返事がない……聞こえた、よな?)

兄「えっと、妹?」

妹「動くなバカ!」

兄「あっ……はい、すみません」

妹「こっち向いたら……こんな顔……見られたくないし……」

兄「ん? 何か言ったか?」

妹「……何も言ってない」

妹「はい、こっちおしまい」

妹「クルッてして」

兄「っ……」キュン

兄(なんだ、今の……)

兄(まさか……これが俗にいうバブみってやつか!?)

妹「……なんでまたこっち向くわけ?」

兄「いや……何か今、バブみらしきものをだな……」

妹「……わけわかんないし」

妹「なに? お母さんみたいに言って欲しいの?」

兄「……かもしれない」

妹「……ふーん、そうなんだー」ニヤニヤ

妹「いいよー? そこまで言うなら、そうしてあげなくもないよぉ?」

妹「はい、兄? は・ん・た・い……向いて?」

兄「っ……!」ゾクゾク

兄「う……うん」

前とは違う兄妹っぽい?

兄(この体制……)

兄(服越しだけど……妹のお腹が目の前に……)

兄(なんだかちょっと、暖かいような、包まれているような……)

妹「じゃあ、反対するね~」

妹「かゆい所は、どこかなあ?」

兄(ああ……これがそうなのか)

兄(これが……バブみってやつなのか)

妹「お客さん、気持ちいいですかぁ~?」カキカキ

兄「うん……気持ちいい」

兄「今、スッゴイ……癒されてる」

妹「っ……な、何言ってんのよ……もう」

妹「……」ウズウズ

妹「……少しだけ……」

兄「妹……?」

妹「……」ナデナデ

兄「っ! おまっ……」

兄(妹の奴……頭撫で始めやがった!)

兄「妹? あのだな……その……」

妹「……母性を感じた」

兄「妹……何言ってんだよ」

妹「いいでしょ、私だって」

妹「アンタだって、意味わかんない事言い出したんだから」

兄「それは……そうかもしれないけどさ……」

>>14 前作は関係ないです

妹「……はい、おしまい」

兄(え……もう終わりか)

兄「……ああ。ありがとな、妹。気持ちよかったよ」

妹「バッ……バッカじゃないの!?」

妹「そういうこと、当たり前みたいに言わないでよ……」

兄「え? お礼くらい普通だろ?」

兄「ほら、ご褒美だ」ナデナデ

妹「っ~~~~~~~~!」

妹「あっ……アンタ……////」

兄「……?」ナデナデ

妹「……もう……」

兄(てっきり弾かれると思ったんだが……)

兄(子犬みたいに大人しくなっちまった)ナデナデ

兄「……じゃ、じゃあ、俺はもう寝ようかな。明日も早いことだし」

妹「あっ……」

兄(おいおい、そんな寂しそうな顔すんなよ……)

兄「また……頼もうかな。耳かき」

妹「……っ!」パァ

妹「べっ、別に、あれくらいならいつでもやるし……」

兄(……ったく、ホント素直じゃねえ奴)

それからというもの、俺達兄妹の日課が一つ増えた。

妹「……ねえ、アンタ……今日はいいの?」

兄「今日はって……耳かきのこと?」

妹「っ……そ、そう」

兄「んー……昨日もやらなかったっけ?」

妹「別にいいじゃん、そんくらい」

妹「いいから、ほら! 早く来なさいよ」

兄(なんか……半ば強制みたいになってね?)

兄「……分かったよ」ボスッ

妹「フフッ、仕方ないなあ……やってあげるかあ……えへへ」

兄(メッチャ嬉しそうだし……機嫌よくなることでもあったのか?)

兄「ま、まあ……頼むわ」

妹「……フフン」

妹「フー」

兄「っ……!」ゾクゾク

兄「おまっ……息吹きかけんなよ!」

妹「なにぃ? 妹の吐息に欲情してんの? キモ―」

兄「この……早くやれっての、バカ」

妹「はーい、任されました」

妹「……じゃあ、力抜いてね、お兄ちゃん」

兄(こうやって妹に癒される日々も……案外悪くないかもな)

おしまい
まとまってない、短い、オチが無いの三拍子でなんだか申し訳ない

死ねよアフィカス

>>21 ??
何を言っているのか分かりません
広告収入など一円たりとも懐に入ってませんが?

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