マルタ「カルデア相談室」 (16)

書溜めあり
パパッと終わらせます

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ぐだ男「マルター! お願いがあるんだけどー」

マルタ「何よマスター? ご飯? 掃除?」

ぐだ男「違うけどいつもありがとうね。その、マルタって一応聖女様なんだよね?」

マルタ「一応ってのは要らないわよ」

ぐだ男「ごめん。それでさ、カルデアのみんなのメンタルケアをお願いしたいんだけど……」

マルタ「メンタルケアならあいつが……ああ、後釜ってことね」

ぐだ男「うん。他に良い人が見つからなくて」

マルタ「ふぅん。でも医療の知識なんてないわよ?」

ぐだ男「専門的なことはダヴィンチちゃんがやってくれるだろうからお悩み相談みたいなのことを」

マルタ「懺悔室みたいなものかしら? ドーンと任せておきなさい!」

ぐだ男「本当!? マルタに頼んで良かったぁ」

マルタ「……他にも誰かに頼んだの?」

ぐだ男「うん。ジャンヌオルタと天草に」

マルタ「あなた、人を見る目が致命的に欠けてる気がするのだけれど」

ぐだ男「大丈夫大丈夫。それじゃ、この部屋をそのまま相談室にしてね」

マルタ「はいはい。じゃああなたも何かあれば来なさいね」

マルタ「て言っても誰が来るんだか……英雄に悩みなんて……」

ロビン「邪魔するぜー」

マルタ「あら? 早速相談かしら?」

ロビン「ああ、マスターには少し伝えづらいことだからよ」

マルタ「そう、それじゃ話してもらえる? もちろん秘密は守るわ」

ロビン「大したことでも無いんだけどな。部屋の位置を変えてもらいたくてね」

マルタ「どうして? 何かあったかしら……?」

ロビン「あー……新入りのBBってやつと隣室だろ? あいつとはちょっと昔に……」

マルタ「確かにそれはマスターには言いづらいわね。私からそれとなく伝えておくわ」

ロビン「おっ、サンキュー、聖女さん」

マルタ「はいはい。貴方にも神のご加護があらんことを」

マルタ「以外とあっさりだったわね。ま、あのアーチャーならねえ」

アンデルセン「邪魔するぞ」

マルタ「あらアンデルセンさん。どうかした?」

アンデルセン「最近ストーカー被害に遭っていてな。ボディガードが欲しいんだ」

マルタ「それで?」

アンデルセン「貴様に頼みたい」

マルタ「相談に乗るだけよ。荒事を頼むんじゃ無いわよ……」

アンデルセン「何? この上なく得意なことだろう?」

マルタ「あ”あ”?」ギロ

アンデルセン「い、いや……得意そうな人を斡旋してもらいたい」

マルタ「良いわよ。声をかけておくわね」

アンデルセン「助かる」

ーーーーーー

清姫「…………」ジー

アンデルセン「おい! なんでこいつなんだ! ストーカーが増えただけじゃないか!」

マルタ「マスターが困ってるってことにしておけば簡単に手伝ってくれたわ……」

マルタ「このチョロさは少し心配ね……」

ジャンヌオルタ「それよ!」

マルタ「おわっ! いつの間に?」

ジャンヌオルタ「相談したくて扉の前にずっと……じゃなくて! それなのよ!」

マルタ「どれよ」

ジャンヌオルタ「どいつもこいつも私のことをチョロいチョロいって……!」

マルタ「ああ……」

ジャンヌオルタ「アンタもその反応なの!? なんとかしてよ!」

マルタ「……良いですか、ジャンヌダルク。それは美徳なのです」

マルタ「捻くれてるけど素直。ワガママだけど優しい」

マルタ「人はそんな二面性に好意を覚えるのです」

ジャンヌオルタ「へ、へぇー……それはマスターもそうなのかしらねぇ?」

マルタ「あー……多分彼もあなたのような人をおそらく好ましく思うではないでしょうか」

ジャンヌオルタ「へー……そう! それならいいわ! 邪魔したわね!」

バタン

マルタ「……チョロッ!?!?」

マルタ「えっ? あんなのでいいの? 嘘でしょ!?」

マルタ「まあ……本人は嬉しそうだしいいか……」

アルテラ「失礼する」

マルタ「あら、どうしたの?」

アルテラ「うむ。いい文明は破壊したくないのだがあれはどうしたものかと思ってな」

マルタ「変なものでも見た?」

アルテラ「黒ひげがお前のイラストを描いていた」

マルタ「うーん…………まあそのくらいならいいんじゃない?」

アルテラ「そうか。ちなみに裸婦画だったぞ」

マルタ「前言撤回。容赦なくとっちめなさい」

アルテラ「わかった」

ーーーーーー

アルテラ「破壊する」ガシャーン

黒ひげ「やめちくりーーー!!!」

マルタ「本当……節操なしにも程があるでしょ……」

マルタ「あー……マスターからも注意して貰おうかしら」

エジソン「失礼!! カルデア内の電力を全て直流にしてもらいたい!!!」

マルタ「はぁ?」

エジソン「そもそも交流なんて出力も出ない役立たずだ!!! 直流にするべきである!!!」

マルタ「あーはいはい。それじゃあ伝えておくわね」

エジソン「うむ! 頼んだぞ!」

ーーーーーー

マルタ「……こんなのを毎日捌いてたのね。素直に尊敬するわ……」

アタランテ「し、失礼するぞ」

マルタ「あら、アタランテじゃない」

アタランテ「うむ、ここで相談に乗ってくれると聞いてな」

マルタ「何かあったの?」

アタランテ「信仰のことだからそなたに話すのは気がひけるのだが……」

マルタ「別にいいわよ。そこまで分からず屋でもないわ」

アタランテ「そうか。うむ……私の信仰する神とその要素を持つものがカルデアに来ただろう?」

マルタ「アルテミスとメルトリリスね」

アタランテ「そうだ。なのだが……恋愛好きというか……」

マルタ「あー、純潔が云々だったかしら?」

アタランテ「そうだ。それが……うん。あれは……な」

マルタ「そういえばメルトリリスも最近デレデレしてるわね」

アタランテ「そうだ。この程度で信仰は揺らがないが……」

マルタ「ま、確かに複雑よね」

アタランテ「私はどうしたらいい……」

マルタ「ううん……サーヴァントは一面を切り取った形だからそこまで気にしなくてもいいと思うわよ」

マルタ「例えばセイバーで召喚されたら変わるかもしれないしね」

アタランテ「うむ……そんなものか……」

マルタ「それか、どーしても気になるなら話し合うのが一番よ」

アタランテ「それもそうだな。話してスッキリした。また何かあったら頼む」

マルタ「ええ、いつでも来なさい」

ーーーーーー

アタランテ「マスターにあまりデレデレするのはどうかと思う」

メルトリリス「は、はぁ? いつそんなことがあったのよ! 知らないわよ!」

マルタ「なんか……新しい揉め事が起こった気がする……」

ぐだ男「あっ! マルタ、今空いてる?」

マルタ「ん、マスターも何か相談?」

ぐだ男「いや、様子見に来ただけ」

マルタ「伝えておく必要がありそうなのはこっちにまとめておいたわよ。はい」

ぐだ男「ありがとう。ふんふん……隣人トラブルか……」

マルタ「そこらへんはあなたから注意しておいてね」

ぐだ男「うん。了解」

マルタ「それと。またどこかの特異点にって来たんでしょ? 疲れてるなら無理に顔出さなくてもいいわよ」

ぐだ男「ううん。好きでやってることだから」

マルタ「そう? ならいいけど……」

ぐだ男「うん。じゃあまたね」

マルタ「はいはい。ゆっくり休みなさいよ」

マルタ「好きでやってることねぇ」

マルタ「まー確かにねぇ。私も久々に聖職者らしいことが出来て楽しかったし……」

マルタ「そういうものなのかもね。さ、明日も頑張ろう」

ーーーーーー

スパルタクス「愛! 愛が足りないィ!!」

ニトクリス「うう……メジェドがどこかに行ってしまいました……」

ヒロインX「なんか更にセイバーが増えてるんですけど!!!」

ナーサリー「遊び相手が欲しいわ!」

ーーーーーー

マルタ「多いわよ!!! しかもなんかもう……これお悩み相談とは違う!!!」

終わりです
html依頼出してきます

マルタさんは面倒見が良くて可愛い

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