提督「うぇっうぇぃ wait！Please wait！そうかそうか、ケッコン！ケッコンだよな！」

睦月「およ？ケッコンじゃなくてちゃんと結婚だよ？」

提督「離れ離れは寂しいってとこからどうしてそこまで飛躍したんだ！？」

睦月「だってケッコンはただの戦力強化にゃしい、結婚すればずっと一緒にいられるかなって」

提督「間違いではないかもしれないけどさ」

睦月「さぁ提督、睦月と結婚してくれる？」

提督「落ち着け、いきなりそんなこと言われてもだな」

睦月「じゃあ睦月の事嫌いなの？」

提督「そういうわけじゃないんだが」

「ちょっと待ったぁ！」

如月「勝手は！」

弥生「…弥生達が」

卯月「許さないぴょん！」

提督「お前達！一体どこから！？」

如月「提督と結婚したいのは睦月ちゃんだけじゃないのよ」

弥生「一緒にいたいと思ってるのは弥生達も同じ」

卯月「抜け駆けは許さないんだから！」

睦月「みんな睦月と同じ気持ちだったにゃしぃ！」

提督「一緒にいられなくなるのは寂しいというのは俺も同じ思いだが」

提督「結婚ともなると話は別だし、それにお前達が相手だと世間体的によろしくない…」

「ちょっと待ったぁ！」

皐月「ボク達抜きで！」

水無月「話を進めてもらっちゃ！」

文月「困るんだよぉ～！」

長月「その通りだ！」

提督「どっから出てくるんだお前達！」

皐月「ボク達と結婚するのが憚られるのなら仕方ないね」

水無月「でもこの先先水無月達が成長さえすればそんな事で悩む必要はなくなるって」

文月「だからぁ、今はケッコンで妥協するよぉ～」

長月「それに重婚は認められていないがジュウコンなら可能だ！」

提督「待て待て、勝手に決めるんじゃない。そもそもケッコンだってそう簡単には出来ないんだぞ」

「ちょっと待ったぁ！」

菊月「ジュウコンであれば！」

三日月「私達にも！」

望月「チャンスはあるよねぇ」

提督「お前達もか！」

菊月「司令官と結婚など絵空事だと思っていたがケッコンなら話は別だ！」

三日月「それもジュウコンだというのなら私達全員にチャンスがあるはずです！」

望月「あたしだってケッコンでもいいから司令官と一緒にいたいんだよぅ」

提督「お前達…」

提督「気持ちはわかった、みんなにそこまで想ってもらえて俺もうれしいよ」

睦月「それじゃあ睦月達みんなとケッコンしてくれるの？」

提督「いや、そもそもお前達誰1人として練度限界まで到達していないだろうが」

「「「　あ！　」」」

睦月「にゃ～、ひとまず結婚もケッコンも諦めるにゃしぃ…」

提督「第一結婚はそう簡単に決めていいものじゃないんだからな？」

睦月「簡単じゃないのにぃ…、でも年の差が気になるのならいい考えがあるにゃしぃ」

提督「いい考え？」

睦月「お嫁さんがダメなら娘、娘ならセーフなのです！」

提督「アウトォォーーッ！！」

睦月「えー、なんでー」

提督「なれなくはないけど、それも思いつきなんかで決めていいことじゃありません！」

弥生「…お父さん」

皐月「…ボクはパパがいいかなぁ」

提督「！？」

文月「…おとーさん」

菊月「……パ…父上」

望月「おとうさーん」

提督「やめろーッ！！」

睦月「提督はわがままにゃしぃ」

提督「どちらかというとお前らのワガママだろうに…」

睦月「お嫁さんもダメ、娘になるのもダメ…」

提督「そもそもお前達くらいの歳の子の子供がいるって程は年じゃないからな、俺」

睦月「なら…妹、妹ならセーフなのです！」

提督「もっとアウトォォーーッ！！」

睦月「えー、提督の年齢からして睦月達くらいの妹なら不自然じゃないよー」

提督「そういう問題じゃないんだ！」

如月「うふふ、お兄様」

卯月「あはははぁ～、おにいちゃーん！」

提督「やめてくれ、実際に妹がいる奴にその呼び方は効く…、ある意味こうかはばつぐんだ…」

水無月「それじゃあ、水無月はにーにーって呼んじゃおうかな」

長月「…兄上」

三日月「…お兄さん」

提督「やめてくれーッ！！」

提督「くっ、これ以上はまずい！こんなところ憲兵さんにでも見られでもしたら…」ﾁﾗｯ

憲兵「…」ｼﾞﾛ

提督「……」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

憲兵「………」ｼﾞﾛｰｯ

提督「…………」ﾆｶｯ!

憲兵「…………」ﾆｺｫ

憲兵「おらっ！キリキリ歩けぃっ！」

提督「やめろ！俺は無実だ！」

憲兵「言い訳は後で聞いてやる！」

提督「誤解なんだ！頼むから信じてくれぇ！」


睦月「ふえぇぇ、提督が連れてかれちゃうよ～！！」

卯月「待ってよおにいちゃーん！！」

皐月「パパーっ！！」

三日月「お兄さーん！！」

提督「はぁ…、ようやく開放された…」

提督「睦月達も悪気はないだろうが、さすがにあれは言い逃れのしようがない」


睦月「あっ！おにいちゃーん！」

提督「！？」ﾋﾞｸｯ!

提督「睦月！その呼び方はやめるんだ！また憲兵さんに見られたら…」ﾁﾗｯ

憲兵「…」ｼﾞﾛｰ

提督「…」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

憲兵「健全なら許す」ｂ

提督「えぇ！？」

睦月「睦月、ちゃんと憲兵さんに説明しておいたんだよ！」

提督「そうだったのか、でもやっぱりその呼び方は…」


如月「パパーっ！」

提督「！？」ﾋﾞｸｯ!

提督「如月！お前のパパ呼びはある意味危険だ！さすがに憲兵さんも…」ﾁﾗｯ

憲兵「…」ｼﾞﾛｰ

提督「…」ｺﾞｸﾘ

憲兵「健全なら父親も可」ｂ

提督「えぇーッ！？」

睦月「もう娘でも妹でもOKにゃしぃ」

提督「…」

弥生「おにぃちゃん」

菊月「にいさん」

文月「にぃに～」

提督「…頼むから呼び方を戻してくれ」

水無月「パパー！」

長月「とうさん！」

望月「もうあきらめなって、おとうさん、な？」

提督「ああっもうっ！勘弁してくれ！！」


睦月（ひとまずはこれで提督も堕ちたにゃしぃ、でもでもっ、いつかは本当の結婚もしたいなぁって、いひひっ！）


おしまい

終わりです　ご覧いただきありがとうございました

今回は前スレでの　睦月型姉妹　と　娘ならセーフ　で思いつきました　ありがとう