島風「出すのはっやーい!」 (1000)

・注意書き


駄文です。

艦これのキャラを借りたようなもので、史実ネタはあんまり出ないかもです。

名前の誤記、口調等ミスが目立つかもしれません。

更新は遅い方になります。書きながら展開を考えます。

発想力が乏しいので話を進める上で安価に助けを求めることもあります。

まったりです。

肌に合わないと思ったらそっ閉じ推奨です。


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   /⌒ヽ 
  /  ゚д゚ ) お"ぅっ!?
  | U  /J 
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島風「ただいま提督! 遠征から帰ってきたよ!」

提督「おかえりー」

島風「えっ、もうコタツ出してるの? 出すのはっやーい!」

提督「いやもう11月も半ばに入るしね。出してもいいじゃない」

島風「それもそうだね。 島風もコタツ入っていーい?」

提督「どうぞどうぞ、遠征お疲れ様。茶でも入れるよ」

島風「へへー 島風がコタツ一番乗りー!」

モソモソ

ゴーヤ「コタツの中からこんにちはー!ゴーヤだよ!」

島風「私より速い子がいたなんて! 提督を一番にしたら3番かぁ、こんなに遅いの久しぶりかも」モソモソ

提督「残念だったな」

島風「でもそんなことどうでもいいやぁ……あったかい……」ウットリ

提督「他の子たちはどうしたんだ?」

島風「私が速すぎて置いてきちゃった」

提督「一緒に帰ってきなさい」

島風「はぁ~い……」

ゴーヤ「てーとく、ゴーヤのお茶も入れて欲しいでち」

提督「はいはい」

天龍「提督、戻ったぜ……って、それは」

時雨「提督、コタツ買ったんだ」

提督「おう、天龍たちが遠征で家具コインを集めてくれたおかげでな」

天龍「俺も入っていいか?」ウルウル

提督「何もそんな眼差しで見つめなくても……入ってもいいよ」

天龍「よっしゃあ!」モソモソ

時雨「あ……」

提督「時雨も入りたかった?」

時雨「僕は別に……」

提督「いいよ、俺が出るから。充分堪能したし」モソモソ

時雨「……ありがとう、提督」

雷「司令官! 私のこと無視しないでよね!」

提督「ごめんごめん」

雷「それにしても、見事なダメ人間製造機ね……」

提督「本当だよ、コタツは恐ろしい」

雷「私も寒いから入りたかったけど……」

提督「もう四人入っちゃってるしな……詰めて入ってもいいんだろうけど」

雷「窮屈よね、すごく」

提督「どうしたものか」

龍田「あらあら、天龍ちゃんったらここにいたのね~」ガチャ

提督「龍田か。コタツを見るなり入りたいと」

龍田「あらあら、まだそんなに寒くないのにね」

龍田「でもいいな~ 私もコタツでゴロゴロしたいな~」

提督「どうしたものか」

雷「みんな顔が蕩けきってて出る気配もないわね」

提督「来る奴全員が全員コタツに入りたいというなんてな」

龍田「でもわかりきってたでしょ? 正直」

提督「まぁなんとなくこうなるだろうとは思ってた」

島風「ねーお茶まだー?」

提督「はいただいま」

提督「ほい、お茶入ったぞ」

島風「ありがとー」

ゴーヤ「提督の淹れるお茶はおいしいでち!」

提督「そう言ってくれると次もまた淹れたくなるよ」

天龍「遠征の疲れがとれていく……最高だ……」

雷「提督、私は部屋に戻るね。遠征の結果は天龍さんから貰ってね」

提督「あぁ、お疲れ。次の遠征までゆっくりしてくれ」

雷「次戻ってきたときはコタツにいれてね?」

提督「埋まってなかったらな」

雷「期待してるわ!」

龍田「天龍ちゃん、ほどほどにして戻ってきてね~」

島風「おぅ……」スヤスヤ

ゴーヤ「うみゅぅ……」スヤスヤ

天龍「」スヤスヤ

提督「本当にどうしたものか、このままではいかんな」

コンコン

長門「作戦終了だ、艦隊が帰投したぞ」

加賀「……これはなんですか?」

赤城「おいしそうなミカン……ではなくて、コタツですね」

提督「遠征から帰ってくるなり潜り込んで夢の世界に」

北上「提督ー、私の部屋にもコタツ欲しい!」

提督「北上を許容したら他の子の分も買わなくちゃいけないから却下」

北上「ぶー」

提督「特注家具職人を何人雇えばいいかわからなくなるからな」

提督「とりあえず、今帰ってきた子たちは入渠してきなさい」

長門「みな掠り傷程度だが、そうさせてもらおう」

加賀「このミカン、とても甘いわ」モグモグ

赤城「提督は毎日こんなの食べてるなんてずるいです」モグモグ

提督「食べてもいいけど立ちながらはやめなさい」

金剛(このコタツというのは、そんなにもレアなモノなのデスカ……?)

比叡(お姉様と一緒にコタツでぬくぬく……死んでもいいかもしれません)ジュルリ

提督「入渠から上がったら、次の出撃まで備えてくれ」

長門「わかった。ほら、みんな行くぞ」

ゾロゾロ……バタン

提督「一気に静かになったな」

提督「このままでは出撃も遠征もままならなくなりそうだな」

提督「何か手段を考えないと……」

というわけで手段を考えるので今日はここまでにさせて頂きます。
ある程度は考えていますが、やはり時間のある時に書くものですね。気がついたらもうこんな時間……。
まったり更新していく予定ですので、期待しないで読んでくだされば有難いです。

翌日。



提督「結局こいつらここで寝たままか……」

天龍「」zzZ

島風「」zzZ

時雨「」スヤスヤ

ゴーヤ「」ヨダレドバー

提督「おい天龍起きろ、今日も遠征いってくれ」

天龍「ううん……あと5分だけ……」

提督「そろそろ起きてもらわないと帰ってくる時間が遅くなっちゃうぞ」

天龍「」zzZ

提督「いい加減にしないとタンク揉んじゃうぞ」

天龍「」zzZ

提督「そんなに揉まれたいか」モミモミモニュウ

天龍「ひぁぁ?! て、て、提督! ナニするんだよ!!」

提督「うーん、でかい。 ほら島風も起きる!」

島風「あと10分……」

提督「」ワキバラツンツン

島風「お"ぅっ!?」

提督「さて、時雨は、と……」

時雨「おはよう、提督……」モソモソ

提督「おはよう。あとはゴーヤか」

提督「コタツから引きずり出して、っと」ズルズル

ゴーヤ「……寒いでち」

提督「ほら、流しで顔洗って」

提督「さて、ゴーヤは部屋に戻ること。他の子は今日も遠征頑張って下さい」

天龍「しょーがねーなぁ、今日もたんまり資材もってきてやんよ」

提督「毎度非常に助かるよ」

島風「帰ってきたらまたコタツ入れてね!」

提督「それについてだが一つ案がある」

島風「?」

提督「こう何人も執務室にこられたら困るんだ。しかも朝までいるとは何事か」

島風「何か悪いの?」

提督「悪くはないが、そもそもここは俺の仕事場であってだな」

提督「秘書の子以外がここに居座るのはまず普通はダメなことなの」

提督「このコタツも仕事が終わった後に、くつろいでもらうために買ったものなんだし」

時雨「そういえば、普段秘書やってるはずの鳳翔さんがいないね」

提督「まだ入渠から帰ってきてないのかな?」

天龍「じゃあ戻ってくるまではいてもいいんじゃねーのか?」

提督「ダメです」

提督「とりあえず、遠征から帰ってきたら皆集めてコタツの行方を話そうと思います」

ヒトロクマルマル。


陸奥「それで、提督は食堂にみんなを集めてこれから何をするのかしら?」

曙「くだらないことで呼び出したんじゃないでしょうね、このクソ提督」

提督「くだらなくはないけど、大したことでもないので手短に説明します」

提督「普段みんなが頑張って出撃してくれているので、ここら周辺の海域がだいぶ安全になってきました」

提督「資材も割と減ってきてしまっているので、しばらく長期休暇をとりたいと思います」

提督「遠征はもちろんのこと、出撃もしてもらうにはしてもらいますが、今までの頻度と比べてだいぶ落ち着くと思います」

提督「当面の目標としては資材の貯蔵に専念するものとします」

提督「遠征はローテーションで行ってもらいます」

提督「何か質問はありますか?」

シーン……

提督「もし後で思うことがあったり、個人的に話がある場合には執務室まできて下さい」

提督「じゃあ次の話に移ります」

提督「先日、みんなが集めてくれたコインでコタツを買いました」

ザワザワ……

叢雲「や、やだ……ありえない……一人だけそんなものを買うなんてこの鬼畜!」

提督「そう来ると思っていました」

提督「しかし人数分買うわけにもいかないので、ひとつ提案があります」

綾波「もしかして、貸し出し制ですか?」

提督「それだと戻ってきそうにないので貸し出しはしません」

提督「なので、こうしようかと考えています」

提督「まず、秘書を選びます」

提督「秘書にはいつも通り俺の仕事の手伝いをしてもらいます。 が」

提督「日頃の労いも込めて、要望等あればできることはできる限り応えたいと思います」

提督「また、秘書の間は執務室限定ですがコタツ独占権も付与するものとします」

提督「秘書の子は公平にクジ引きで決める予定です」

提督「こうしようかと考えていますが、みんなの意見を聞かせてください」




というわけで、安価で秘書の子を選んで、まったり秘書の子との話を書こうと考えています。
ご意見等あればお聞かせください。

提督「大丈夫みたいだな」

提督「と、いうわけで早速クジ引きを作って用意してある」

イムヤ「司令官、準備がいいのね」

提督「もしここで決まってからじゃあ作ってきますなんて言ったらな……」

提督「あと、秘書になる期間についてだが」

提督「みんなにゆっくりしてもらいたいから、なるべく短めにしたいと思ってる」

提督「中には俺みたいな奴の秘書になんかなりたくないという子もいるだろう」

提督「なので、一律三日間にするか、個人ごとに最大で一週間、最低二日間くらいにしようか迷ってる」

提督「もし後者であれば、クジ引きのアタリくじに期間を記載しようと思う」

提督「ここも多数決で意見を伺いたいと思う」


というわけで、直下から3つ分くらいの意見で決めようと思います。
よろしくお願いします。

深雪「さすがに個人差つけるのはいけないよ、司令官」

\ソーダソーダ!!/

榛名(いけない……一週間提督としっぽりあんなことやこんなことしたかっただなんて……)

提督「それもそうだよな、すまん」

提督「じゃあ俺は先に執務室に戻ってるから、後で秘書になった子はきてくれ」



執務室。


コンコン

提督「どうぞー」

鳳翔「提督、いまよろしいですか?」

提督「あれ、鳳翔さんが秘書になったの?」

鳳翔「いえ、そういうわけではないのですが……」スタスタ

提督「じゃあどうしたの……って近い近い!」

鳳翔「提督……」ギュッ

提督「鳳翔さん……?」

鳳翔「……私じゃもう飽きてしまいましたか?」ボソッ

提督「え、いや、その……そういうわけではなくて」

鳳翔「……ふふ、冗談ですよ」

提督「鳳翔さん……」

鳳翔「少し寂しくなりますね」

提督「ごめん……でも、みんなもきっと、色々と言えないようなこととかさ、愚痴とか溜まってるだろうから」

鳳翔「大丈夫、わかってますよ。でも、私がまた秘書になったときは……」

鳳翔「たくさん、愛して下さいね」

提督「」

鳳翔「私は一足先にお休み、頂きますね?」スタスタ



………

コンコン

提督「どうぞー」




新しい秘書は? >>+2

漣「ご主人様?」

提督「漣が今回初の秘書か」

漣「よろしくお願いしますね! ご主人様!」

提督「なんかそう呼ばれるのはこそばゆいけど……よろしくな?」

漣「はい!」

提督「とりあえず、もう今日の分の仕事は終わっちゃったし……そうだな、こうやって二人になる機会もあまりないことだし」

提督「漣、鎮守府にきてからどうだ? 気兼ねなく答えてくれたら嬉しいかな」

漣「>>+2です!」

漣「みんな漢字が読めなくて泣けます!」

提督「そういえば俺も最初読めなかったな……」

漣「まったくもう! 私より年上の人が読めないなんて酷いですよ!」プリプリ

提督「まぁそう怒るなって、今度から掲示板の名前の横にふりがな振っておくからさ」

漣「早めにお願いしますね?」

提督「明日には対応するよ。それ以外は特に問題とかないか?」

漣「はい、ないですよ」

漣「ないので、夕飯の時間まではコタツに入らせてもらいます!」

提督「寝たら起こしてあげるからゆっくりくつろいでくれ」

漣「はぁい……あぁ、気持ちいぃ……」マッタリ

提督「そうだ、漣」

漣「なんですかぁ~……」

提督「何か欲しいものとか、したいこととかあるか?」

提督「この際だから少しなら奮発してもいいぞ?」

漣「そうですねぇ、うーん……>>+3がいいですね」

漣「ご主人様がそこの棚に隠してる高級和菓子とお茶が欲しいです」

提督「なぜそれを!?」

漣「この前に遠征から帰ってきたとき、そこの棚が空いてたので見えてたのです!」

提督「不覚……バレてちゃ仕方ないな、少し待っててくれ」

提督「はい、待ってる間に焼きミカンでも食べててくれ。やけどに気をつけてな?」

漣「いつの間にそんなもの作ってたの?」

提督「ストーブの上に置いておいたんだよ。加熱するとまた違った美味しさが楽しめるからさ」

漣「そうなんです? そうだ、せっかくだからご主人様が皮むきと筋取りして?」

提督「はいよ……っと。 あちちち」ムキムキ

提督「ほら、綺麗に剥けたぞ」ホクホク

漣「ありがと♪ んぅー、あんまぁーい!」

提督「ついでにお茶も入ったぞ。和菓子もほら、どうぞ」

漣「至れり尽くせりですね……幸せ……」ウットリ

提督「ならよかった。 俺もコタツに入っていいか?」

漣「いいですよ、っていうよりご主人様がそれを漣に聞きます?」

提督「ここでは秘書の子が一番偉いからな」

漣「そうなんですか?」

提督「そうなのです」

提督「しかしそんなに食べて夜ご飯入るか?」

漣「甘いものは別腹なんです」

提督「食べられるならいいんだけどさ、残すと間宮さんに失礼だからな」

漣「大丈夫ですよ、間宮さんの料理は本当に美味しいですから」

漣「無理してでも食べますよ」

提督「漣は偉いんだな」

漣「ふふん、偉いですよ」

提督「隣、行ってもいいか?」

漣「? どうぞ」

提督「よっ、と……。 いつもありがとうな」ナデナデ

漣「ん……。 急にどうしたんですか、ご主人様?」

提督「いつも頑張ってくれてるし、可愛かったから……なんか撫でたくなって、ダメか?」

漣「ダメじゃないですけど、いきなりそんなことされたら……」

提督「調子に乗るなって?」

漣「もう、ご主人様のばか……」ウットリ

だらだらと時間がかかってしまいすみません、今日はこれくらいに。
キャラ崩壊どころじゃないくらい崩れてそうで、他の書き手さんは本当に上手ですね……。

安価につきましては、同じ方の連続取得は一個下にずらさせて頂きます。
それと、一度秘書になった子は次からは除きます。
なんだかんだで安価に頼りっぱなしになりそうです。お力添えよろしくお願い致します。



……


提督「ふぅ食った食った」ゲップゥ

漣「ご主人様、下品です」ケップゥ

提督「悪い。それにしてもよく食べられたな、残すと思ってた」

漣「馬鹿にしてるとぶっ飛ばしますよ?」

提督「ごめんごめん」

漣「さっきから謝ってばかりですね、なんかかっこ悪いです」

提督「まあ失礼なこと言ったのは本当だしな」

漣「お詫びに間宮さんのあいすくりんを要求します」

提督「しょうがない、じゃあ食堂いくぞ」

漣「えっ!? 本当にいいの?」

提督「欲しいっていったのは漣だろう? 別にアイスくらいならいいぞ」

漣「キタコレ!!」ガッツポーズ

提督「持って帰ってきてコタツで食べるのもいいかもな」

漣「それ! それがいいです!」

提督「はいはい、じゃあちょっと待っててな」ガチャ

……


漣「まさか本当にあいすくりんが頂けるとは……言ってみるものですね」

漣「ふわふわ絨毯が気持ちよくて、コタツは暖かくて、ここは天国です……」

漣「あ、何味がいいか言うの忘れてた……」



……


提督「ただいま、戻ったよ」

漣「おかえりなさい」

提督「やっぱり廊下出ると寒いなぁ」ブルブル

漣「ご主人様、隣にどうぞ」ススッ

提督「失礼するな」モソモソ

提督「はい、あいすくりん。苺味とバニラ味を貰ってきたんだけど、どっちがいい?」

漣(イチゴが好きなの覚えてくれてたんだ、ご主人様……)

漣「イチゴがいいです!」

提督「じゃあバニラは俺がもらうな」

漣「ご主人様、頂きます!」パクッ

漣「久しぶりのこの味! たまりません!」

提督「喜んで頂けてなにより。ん、バニラおいしい」パクリ

漣「はい、ご主人様。あーんして?」

提督「お、おう」アーン

漣「どうですか?」

提督「うん、苺もおいしい」

提督「ほら、漣もあーんして」

漣「あー、ん!」パクッ

漣「バニラも甘くておいしいです!」

提督「よかったな」ナデナデ



……


漣「ご主人様、今日は本当に有難うございます」

提督「珍しいな、漣が素直にお礼を言うなんて」

漣「今日は別です。いろんなわがまま聞いてもらったお礼です」

提督「むしろ今回の場合は、行き過ぎたことじゃなければ何しても気にしないしな」

漣「本当ですか?」

提督「本当だとも」

漣「じゃあ、まだわがまま聞いてもらってもいいですか?」

提督「なんだ?」

漣「また、頭を撫でて下さい」

提督「これでいいか?」ナデナデ

漣「あ……」

提督「いつもありがとうな」ナデナデ

漣「ん……」

漣(これ……気持ちよすぎてなんもいえねぇ……)

漣「ご主人様……私が秘書から外れても、こうやって甘えてもいいですか……?」

提督「漣がして欲しいのなら、こんな手でよければいくらでも撫でてあげるぞ」ナデナデ

漣「ありがとう、ございます……」



……



提督「撫でてたら寝ちゃった」

提督「出来れば自室で寝て欲しかったけど、起こすのも可哀想だしこのままでいいか」

提督「おやすみ、漣」ナデナデ

秘書は三日というふうに設定させて頂きましたが、いかんせん下手糞なもので書ききれるか心配です。
今みたいに一日だけを書いて、残りは端折る形にしようかどうか迷っていますが、いかがでしょうか。
少しだけご意見いただけたら幸いです。

了解です。三日で書こうと思います。
提督の仕事が終わる夕方あたりから、秘書の子とのやりとりを書かせていただきます。
遅筆で申し訳ありません。

>>61
忙しいなら一日でいいのよ?

>>62
っていうより、だらだらやってたら次に行くのに時間がかかるかなーと。
話を三個考えれば済む話なので、三日分書こうかなと思ってます。
当初考えてた一週間とかどんだけ阿呆だったんですかね、自分。
手探り状態で本当に申し訳ないです。

二日目。


漣「ううん……」モゾモゾ

漣「……あれ」

提督「おはよう、漣」

漣「ご主人様、おはようございます……ここは……」

提督「? 寝ぼけてるのかな、そこで顔を洗っておいで」

漣「はぁーい……」テクテク



……


提督「目が覚めた?」

漣「はい、もうバッチリです」

提督「じゃあ早速だけど、秘書の仕事をしてもらおうかな」

提督「そうは言っても、俺が確認した書類の整理と、書類に判子を押してもらうくらいしかないけどね」

漣「そんなのでいいのですかね?」

提督「もし終わって暇だったら、どこか行っててもいいし横になってるのもいいし」

提督「あいにくこの部屋には楽しいものなんてないしね」

提督「そこらへんは漣に任せるよ」

提督「お願いできるかな?」

漣「大丈夫です!」

提督「いい返事だ」


ヒトフタマルマル。

提督「午前中はあっという間に終わっちゃうんだよな、もうお昼だ」

漣「ご主人様、書類が片付きましたよ」

提督「あれ、もう終わったのか。早いね」

漣「漣にかかればこれくらい!」

提督「ありがとう。 もう頼めそうなことはないからなぁ……」

提督「昼ご飯食べたら好きにしててもいいよ、お疲れ様」




……


漣「そんなわけで暇になってしまいました……」

漣「せっかく秘書になったのに、もったいないです」

漣「そうだ、>>+2をしましょう!」

コンコン ガチャ


提督「あれ、戻ってきてどうした?」

漣「ご主人様、食後のお茶を淹れますよ」

提督「ああ、気を遣わなくてもいいのに」

漣「そういうのではなくて、漣がしてあげたいって思ったのです」

提督「そっか。ありがとな」

漣「……♪」




漣「はい、ご主人様」コトッ

提督「ありがとう」ズズーッ

提督「うん、すごくおいしい」

提督「自分で淹れるのよりおいしくて驚いた」

漣「でも漣にはご主人様が淹れてくれたやつのほうがおいしく感じます」ズズーッ

提督「自分でやるより、人にしてもらったもののほうがそう感じやすいってやつかな」

提督「それを抜きにしても、自分で淹れるよりおいしく感じるよ」

漣「…///」

漣「さ、漣はお昼寝しますね!」テレテレ

提督(中破以外で照れてるところを見るのは初めてかもしれん、可愛い)

提督「おやすみ。遅くても夜までには起こすからね」

漣「おねがいします……」モゾモゾ



……


コンコン


提督「どうぞー」

ガチャ

隼鷹「隼鷹でーすっ!ひゃっ」

提督「シーッ!」

隼鷹「」

提督「漣が起きる、静かにしてくれ」

隼鷹「あれ、そうなの。ゴメンゴメン……提督、これ今回の遠征の結果だよ」バサッ

提督「ご苦労さん、なにか変わったこととかあったか?」

隼鷹「そうだねぇー、資材の調達量はいつも通りだったよ」

隼鷹「でも、なんでか知らないけど遠征先で家具コインの入った箱がゴロゴロ落ちててさ」

隼鷹「もったいないから全部持って帰ってきちゃった☆」

提督「どれどれ……うわ、こんな数持って帰ってきたのか」

隼鷹「運んでくるの大変だったんだよ、マジで!」

隼鷹「だからさ、あたしが秘書になったら好きな家具の一つをこの部屋に置かせてよ?」

提督「他の子たちの頑張りを独り占めする気か?」

隼鷹「だってあたしが遠征隊長ですしー? そう思うなら他の子たちにも買ってあげてよ、パーッとさ? それでもお釣りくるっしょ?」

提督「そうだな……一応考えておくよ」

隼鷹「ひひっ、その言葉確かに聞いたからね! 提督、家具カタログ借りていくね!」

提督「はいはい……補給を済ませたら、今日はゆっくりしてくれ。改めて、お疲れ様」


バタン


提督「下手したら全部買い占めても余りそうな家具コインの量だな」

提督「となると、必要なのは特注家具職人くらいか……」

提督「いつかどうせ買うんだし、それくらい出してやるかな……」

今日はこれくらいで。
お付き合い有難うございました。
気になる点や間違い等ございましたら、指摘して頂けると有難いです。
今後の改善に努めます。



……


フタマルマルマル。



提督「さて、飯も食ったし今日はゆっくりするかな」

提督「漣、お茶飲むか? ココアとかもあるけど」

漣「えっと、何がありますか?」

提督「お茶に紅茶、珈琲とココアくらいかな」

提督「スープとかもあるけど、さすがに食後にはな」

提督「冷蔵庫には牛乳があるからホットミルクとかもできるな」

漣「じゃあココアをお願いしてもいいですか?」

提督「了解」





提督「やっぱりコタツはいいなぁ」モソモソ

漣「ずっとここに居たいくらいです」ズズーッ

提督「今日はちゃんと自分の部屋で寝るんだぞ?」

漣「昨日はすみません……」

提督「わかってくれたらいいよ」

提督「さて、今日はどうする? もう部屋に戻るか? 何かあったら言って欲しい」

漣「そうですね……>>+1がしたい、かな……」

漣「詰将棋がしたいです」

提督「詰将棋か……ちょっと待ってな」ゴソゴソ

提督「あったあった、将棋セット」

提督「じゃあ並べてくれるか?」

漣「ほいさっさ!」

提督「よし、ミカンでも食べながらゆっくりやるか」

漣「先に漣が攻方でいきますね」

提督「あいよ」




……



フタフタマルマル。


漣「ううーん……」

漣「提督もやりますね……ふぁぁ……」

提督「そろそろ寝るか?」

漣「そうですね、そうします。 少し疲れちゃいました」

漣「今日もありがとうございました。 とても楽しかったです」

提督「俺も久しぶりに遊んだからいい息抜きになったよ」

提督「お疲れ様、明日もよろしくな」

漣「こちらこそお願いします」ペコリ

漣「それじゃあ、おやすみなさい」

ギィ バタン

提督「俺も疲れたし、ぼちぼち寝るか……」

三日目。



漣「おはようございます、ご主人様」

提督「おはよう。 今日も昨日と同じことを頼んでもいいかな?」

漣「わかりました」

漣「でも、出撃はしなくてもいいのですか?」

提督「それは別艦隊の子にお願いしてるからね」

漣「でも誰も報告にこないですよ??」

提督「昨日隼鷹がきたんだけど、そのとき漣はお昼寝してたからな」

提督「それに、一部の子が秘書の子の邪魔をしたくないって言うから、報告書だけポストにいれてもらってるんだ」

提督「直接の報告は何かあったときくらいしかこないんじゃないかな」

漣「そうなのですか、なら納得です」

提督「終わったら、またゆっくりしてていいからな」

漣「了解です!」

提督「じゃあ始めようか」






……


ヒトフタマルマル。



漣「お昼です。ご飯の時間です」

提督「そうだな、昼休憩にしようか」

提督「これ片付けたら俺も休むから、先にご飯いっててくれ」

漣「わかりましたー」

食堂




提督「今日はカレーか」

蒼龍「あれ、提督じゃないですか? 珍しいですね」

提督「おう蒼龍。飛龍は一緒じゃないのか」

飛龍「こっちにいますよ、提督」

蒼龍「せっかくですし提督、お隣いいですか?」

提督「どうぞどうぞ」

飛龍「提督が食堂にくるなんて珍しいじゃないですか」

提督「いつもは鳳翔さんが作ってくれてたからな」モグモグ

飛龍「漣ちゃんには作らせたりしないんですか?」モグモグ

提督「作りたいって言ってくれたらお願いするけど、俺からはお願いしないかな」モグモグ

蒼龍「どうしてまた?」モグモグ

提督「なんか命令してるみたいで悪いし、あまり上手でない子にそんなこと言ったら無理してでも作る子も出てくるだろうし」

提督「腕前を自負してて作りますっていうのであれば遠慮なく頂こうかなって」

提督「それに、たまにはこうして食堂で食べるのも悪くないしね。間宮さんの料理もすごく美味しいから」

飛龍「ふ~ん……で? 鳳翔さんと間宮さん、どっちの料理が美味しいんですか?」

蒼龍「それ、気になりますね」

提督「どっちも美味しいじゃダメですかね?」

蒼龍「ダメです」

飛龍「ダメです」

提督「ええっとさ、いや、うん……」汗ダラダラ

提督「このことは内密にお願いするよ?」

蒼龍「もちろんですとも」

提督「そうだな……>>+3」


1、鳳翔さんのほうが美味しい
2、間宮さんのほうが美味しい
3、○○さんのほうが美味しい(指定のキャラ)

のうちのどれかでお願いします。

提督「鳳翔さんの作るご飯のほうが美味しいかな」

提督「どっちも比べられないくらい美味しいから、好みの問題だと思うけどな」

飛龍「惚気やがって。 この、この!」ツンツン

提督「そもそもお前らが聞いていたんだろうが……」

蒼龍「はいはいご馳走様。 いろんな意味でお腹いっぱいですよ」

提督「お前らも少しは料理覚えろよー? 料理出来ないと誰も嫁にもらってくれないかもしれないぞ」

飛龍「私には多門丸がいるもーん。それにある程度はできますし」

蒼龍「私も一応出来るほうだと思いますけど……そうだ!」

蒼龍「私が秘書になったらご馳走作ってあげますね」

提督「おう、楽しみにしてるな?」

蒼龍「それで、もし鳳翔さんより美味しいと提督が感じたら、頑張ったご褒美下さいね!」

提督「さすがにそれは無理なんじゃないかな? もしできたら一つだけ何でも言うこと聞いてやるよ」

蒼龍「へへー! 覚えてて下さいね!」

蒼龍「それじゃあ飛龍、いこっか」

飛龍「そうだね。 じゃあね提督」

提督「俺もそろそろ戻るか……」

休憩します。

この話の中では、提督のことが嫌いな子はいません。最低でも、どちらかといえば好きという程度で考えてます。
秘書に決めたときの好感度は、キャラの台詞から伺える範囲でどれくらい提督が好きかどうかを勝手に決めています。
また、三日の中でどれだけ仲良くなれるかでも変えていく予定です。
なので安価で艦娘の行動を選ばせてもらう際、その好感度次第で可能だったり不可能だったりというものがございます。ご了承下さい。
不可能な場合は一個下にずらすか誤魔化すか。その辺は適当に決める予定です。

失礼しました、多聞丸ですね……。
指摘ありがとうございます。



……

ヒトキュウマルマル。


提督「今日のお仕事おしまい!」

漣「お疲れ様です、ご主人様」

提督「おう、漣もお疲れ様」

提督「もう夜ご飯の時間だな」

漣「あっという間です」

提督「今日で最後だし、どうしようか」

提督「どうせだからいつもと違うようにしようかと考えてるんだけど」

漣「違うように、ですか……?」

提督「コタツに入って鍋をつつくのもいいし、外に食べに行くのでもいいし」

提督「いつもみたいに食堂でご飯食べるのでもいい」

提督「漣はどうしたい?」

漣「うんと……>>+2がいいです」

提督「よし、じゃあそうしようか」



1、食堂にいく。
2、鍋にする。
3、外食にする。

漣「ご主人様、鍋にしましょう!」

提督「よし、じゃあそうしようか」

提督「準備するから、よかったらその辺で暇を潰してきて欲しい」

提督「でも二人で鍋っていうのもなんか寂しいな」

漣「ご主人様、それなら漣と同じ綾波型の子たちも呼んできてもいいですか?」

提督「全員で八人か……まあ二人ずつ詰めれば問題ないけど食材足りるかな」ガサゴソ

提督「……なんとかなりそうだから大丈夫だよ、呼んでおいで」

漣「キタコレ!」

漣「くぅ~、今からすごくwktkしてきました!」

漣「じゃあいってきます!」ガチャ バタン

提督「用意しますか」

すみません、>>93は全員で七人でした。
脳内変換お願いします!

222と提督の膝に1か



……

漣「呼んできましたー」

ゾロゾロ

敷波「司令官がこんなことするなんて珍しいね」

曙「どさくさに紛れてセクハラでもする気でしょう? やっぱりクソ提督だわ!」

漣「ご主人様はそんなことしないです!」

潮「みんなでお鍋……初めてかもしれません……」

朧「お腹が空いたので早く食べましょう」ジュルリ

提督「狭くて悪いけど、二人ずつでコタツに入ってな」

綾波「司令官、本当によろしいのですか?」

綾波「私たち、秘書でも何でもないのに……」

提督「漣のみんなを呼びたいって意思を尊重しただけだよ」

提督「それに、元はといえば二人だけじゃ寂しいって俺が思ったからさ」

提督「むしろみんな来てくれて嬉しいぞ?」

綾波「……ありがとうございます」

提督「じゃあ火を点けるぞー」

>>95
提督も入れての七人計算でした……
その辺わかりにくかったですね。気をつけます。



……

曙「この蟹は頂いたわ!」ガッ

敷波「それ狙ってたのに……あたしはこっちの肉団子を取るからいいけどね!」ブスッ

潮「このしいたけ……ぷりぷりしてておいしいです……!」ハフハフ

綾波「あ~すごくおいしー……。 司令官に感謝ですね」モグモグ

朧「この魚は……鱈、ですかね……?」ツンツン

漣「白菜、豆腐、もやし……っと」ホイサッサ

漣「……うん、美味しいです」モグモグ

提督「……呼んでよかったな?」

漣「はい♪」

提督「まだまだあるからなー、遠慮しないでどんどん食べてくれー」







……

提督「あーもう満腹だ……」

漣「久しぶりにあんなに楽しくご飯を食べました」

提督「みんな満足してくれて良かったな」

漣「全部ご主人様のおかげですけどね」

漣「本当に、有難うございます」

提督「そんなに畏まらなくたっていいって」

提督「それより、今日で最後なんだからさ」

提督「やり残したって言い方は変だけど、何かないか?」

漣「そうですねぇ……」

漣「……>>+2」

漣「また、撫でてもらってもいいですか?」

提督「そんなのでいいのか?」

漣「漣にとっては、とても大事なことなのです」

漣「明日からまた、頑張れるように」

漣「って言っても、出撃はほとんど年上の方ですから」

漣「漣なんかは、遠征くらいでしかご主人様のお役には立てませんが……」

漣「お願いできますか?」

提督「……漣」ポフ

提督「漣は充分に活躍してくれてるよ」ナデナデ

提督「どうしても戦力面では強い子が出撃に選ばれることも多いけどさ」ナデナデ

提督「漣たちはとても燃費がいいから、今みたいな台所事情だととても助かるし」ナデナデ

提督「それに、遠征も出撃に負けないくらい大事なことだ」ナデナデ

提督「だから、漣は充分この鎮守府のの為に活躍してくれてるよ」ナデナデ

漣「そういって貰えると、すごく嬉しいです」ウットリ

サッ

提督「もう、いいのか?」

漣「はい、もう大丈夫です」

漣「三日間、おかげでとても充実した日を過ごせました」

漣「漣はこれにて失礼しますね」

提督「……ああ、おやすみ」

漣「おやすみなさいませ、ご主人様」ガチャ

ギィ バタン

提督「……喜んで、もらえたかな」

提督「そうだといいな。 よし、寝るか」

一人目の子が終わってしまいましたが、お付き合いしてくれた方はいかがでしょうか。
この調子で良ければそのうち二人目に入らせて頂こうと思いますが、どうでしょうか。
今後の糧にしたいので特に何もなければいいのですが、思うところあったら是非お願いします。

翌日、マルハチマルマル。



提督「そろそろかな」ガチャ


『……ぁーあー、おはようございます。司令より連絡です』

『本日マルキュウマルマルに皆様方、食堂のほうにお集まり下さい』

『訳あって遅刻する者は、必ず誰かに理由を伝えておいて下さい』

『ぜひともよろしくお願いします』ブツッ


提督「さて、お茶でも淹れるか」





……


マルキュウマルマル、食堂。



提督「集ったかな。 みなさんおはようございます」

\オハヨウゴザイマスー!!/

提督「今日も元気で何よりです」

提督「この中に遅れてくる人はいますか?」

シーン

提督「いませんね。今日からまた三日間、またクジ引きで秘書を決めます」ゴトッ

提督「秘書に選ばれた人は、私用が済み次第このクジ引き箱を持って執務室まできてください」

提督「では、よろしくお願いします」





……


執務室



提督「さて、今度は誰だろうか?」

コンコン

提督「どうぞー」



新しい秘書は? >>+3

二番手は長門さんに決まったところで今日はお終いです。
書いてるとながもんさんになってしまいで怖い。
あとトリップをつけることにしました。特に意味はないです。

お付き合い頂きありがとうございました。

長門「私だ」

長門「今回の秘書に選ばれたのでな。よろしく頼む」

提督「そうか。こちらこそよろしくな」

長門「早速で悪いが、何をすればいいのだ?」

提督「そうだな、とりあえず椅子に座ってくれ」

提督「じゃあまずは質問でもさせてもらうか」

長門「なんだ?」

提督「漣にも訊いたんだけどさ、長門がここにきてから気になるようなことってあるか?」

提督「あとは、こうして欲しいっていうところだったり、思ったこと何でもいいからさ」

長門「そうだな……取り立てて言うべきことでもないが」

長門「強いて言うのであれば……>>+2だな」

長門「そうだな、駆逐艦娘が少ないということだろうか」

提督「は?」

長門「だから、駆逐艦娘が少ないと言っているのだ」

提督(おかしい、駆逐艦タイプの子は皆うちにいるはずなんだがな……)

提督(っていうか、駆逐艦娘が少ないってなんだよ……)

提督「そうか……」

提督「すまんが、一応うちには駆逐艦娘は揃っているからな」

提督「これ以上増やせと言われても無理があるな」

長門「……そうか」ショボーン

長門「もっと増えてくれたら、嬉しかったのだがな」

長門「なにせ、敵との殴り合いで疲弊した私の心を潤してくれるのは主に彼女たちだからな」

長門「それと、間宮さん謹製のあいすくりんぐらいか」

長門「まあ、量より質だ。あの子たちは皆優秀だからな」

提督「……すまない」

長門「なに、提督が謝ることではない」

長門「それに、今後も頑張って海を探せばきっと新しい子が見つかるだろう」

提督「そうだな……」

提督「それまでの間、というわけではないが、間宮さんに新しい味のあいすくりんの開発をお願いしておくよ」

提督「それでいいか?」

長門「本当か!?」キラキラ

提督「間宮さんが無理と言わなかったらだけどな」

長門「さすがは提督だ! では、まずはちょこれいと味を所望するぞ!」ギュッ

提督「頼んでおくから抱きつくな」

長門「提督、感謝するぞ!」ギューッ

提督「わかったから離れろ!」ジタバタ

お風呂はいってきます。
やっぱりながもんになりそうです。
でも普段は凛々しい長門さんです。どっちも可愛いからいいよね!

長門「すまない、取り乱してしまった」スッ

提督(さすがビッグセブン、おっぱいとか力とか色々と半端ない)

提督「わかったならいい、さて」

提督「まず長門には買い物に付き合ってもらおうかな」

長門「ほう、何を買いに行くのだ?」

提督「昨日、鍋をやったら食材がほとんど無くなってしまってな」

長門「しかし買い物であれば私一人で充分であろう?」

提督「散歩がてら、いい気分転換になると思ってな。 俺もたまには外に出たい」

長門「そうか、いいだろう。 この長門、提督の買い物が心行くまで付き合おうじゃないか」

提督「じゃ、行きますか」






……



ヒトマルマルマル、某スーパー。



提督「着いたぞ」

長門「ほう……ここが……」

提督「チラシは……あった。 今日の特売品は、っと」ピラッ

提督「……そう言えば、長門って料理は出来るのか?」

長門「>>+3」

長門「したことはないが自信はあるぞ!」フンス

提督「なぜしたことがないのにそこまでのドヤ顔が出来るのか……」

長門「大体の物事は直感や感覚でどうにかなるものだ」

長門「それに、執務室には色々な料理本があるではないか、むしろ出来ない要素などない」

提督(このままじゃまずいぞ、これ)汗ダラダラ

提督「そうだ、戻ったら一緒に作ろう。 そうしよう?」

長門「だから出来ると言っている!」

提督「」

長門「そうだな。 百聞は一見にしかず、といったところか」

長門「今日の昼食は私が作るぞ。 ほら、さっさと行くぞ!」

提督(どうしてこうなった)

長門「ふむ、初めて来るが品揃えがいいじゃないか」

提督(これ以上刺激すると怖いから様子を見てるか……)

長門「そのうえ普段見慣れないものも置いてある……胸が熱いな」フフッ

提督(なにより長門自身も楽しそうだし、これはこれでいいか)

長門「まずは野菜からいくとしよう」スッ

長門「ふむ……」ジーッ…

長門「こっちだな」ストン

提督(しかしなんだろう)

長門「これは……」ジーッ

長門「……いいだろう」ストン

提督(野菜を見る目はしっかりしてるんだな)

提督「なぁ、さっきからどうやって選んでるんだ?」

長門「ん? どうもこうも、こちらのほうがいいと思ったからこちらにしてるまでだ」

提督(これが長門の言う直感というやつなら、昼飯は少しは期待できるか……?)

長門「買い物は任せておけ。 チラシの丸がつけてあるのを買えばいいのだろう?」

長門「提督は好きなところを見て回っててくれ」

提督「そうするよ。 十一時に出口で待ち合わせな」

長門「了解した」




……


提督「さて、好きなところと言われてもな」

提督「せっかくだし、長門に何か買ってあげるか」


何を買ってあげる? >>+3

提督「料理をするんだったらエプロン買ってあげないとな」

提督「色々あるけど、どれが似合いそうか」

提督「長門のエプロン姿……」妄想中

提督「これだな」

提督「さて、行くか」





……


提督「すまん長門。 待たせた」

長門「私も今きたばかりだ、気にするな」

提督「それ。 荷物持つよ」

長門「いや、それくらい私がやろう」

提督「帰ったらご飯を作ってくれるんだろ?」

提督「だったら、荷物持ちくらいさせてくれよ。 さすがに面目ない」

長門「そうだな……では、お願いするとしよう」スッ

提督「よっ、と。 さて、帰るとするか」

提督「長門、買い物ありがとな?」

長門「大したことをしたわけではないが……その言葉、有難く受け取っておこう」

今日はこれまでです。相変わらずゆっくり進行で申し訳ない。
次はもう少し早めに開始出来たらなぁ……。

さて、果たしてながもんは料理が出来るのか?
次回もぜひよろしくお願いします。お付き合いありがとうございました。



……

提督「ただいまー」

提督「さて、買ってきたものをしまうか」

長門「もう十二時か。 私は昼食の準備に取り掛かる」

提督「ちょっと待った」

長門「なんだ? 今更喚いた所で……」

提督「これ。 エプロン買っておいたんだ」

長門「私にか?」

提督「そうだ。 調理中に汚れたり火傷したらつまらないからな」

長門「ぷかぷか……ふふ、このデザインは気に入ったぞ」

長門「有難く貰うぞ、提督」

提督「気に入ってくれたならよかった」

長門「俄然やる気が出てきたぞ、提督はゆっくりしててくれ」

提督「ああ、わかった」

提督(なんか立場が逆な気がするけど、まぁいっか)

長門「……どうだ、提督? 似合っているか?」

提督「……」ポカーン

提督(すごくいい……たまらん)

長門「どうした? 私の顔に何かついているのか?」

提督「あ、ああ。 いや、何でもない。 すごく似合ってるぞ」

長門「やはりそうか。 よし、ではやるとするか」

長門「~♪」

提督(思わぬ眼福にあずかった。買っておいて本当によかった)



……

長門「出来たぞ!」コトッ

提督「なにやらいい匂いはしていたが、どれ」

長門「本にあったこの料理がとても美味しそうだったのでな」

長門「初めてにしては上出来だろう?」

提督「見た目は完璧のそれに近い」

提督「これだけを見るとあの自信も頷けるが」

提督「さて、味はどうかな」

長門「さぁ、どうぞ召し上がれ」

長門「……いただきます」

提督「……」モグモグ


・料理の味判定。 >>+1のコンマが

00~29 → まずい。とにかくまずい。
30~69 → 至って普通。初めてにしては上出来なほう。
70~99 → 美味しい。嫁にしたいとついこぼしてしまうくらい美味しい。


長門が作った料理は>>+3

長門「」ブッ

提督「……」モグモグ

長門「す、すまない……」

提督「……」モグモグ

長門「……提督?」

提督「」ゴックン

提督「ごめん、すごいまずい」

長門「……申し訳ない」

提督「いや、初めてならしょうがない。 最初はこんなもんだろう」

提督「これって、焼き鳥の作り方を見ながら作ったんだよな?」

長門「そうだが……。 味を知ってしまった今では焼き鳥に見える何か、という表現が正しいのであろうが」

長門「なんにせよ食材を無駄にして、こんな不出来なものを提督に出すとは」

長門「挙句あんな態度をとっていたんだ。 情状酌量の余地もない」

長門「これでは秘書失格、だな」

提督「……まずい! もう一杯!」モグモグ

長門「提督!? 何をしている!」

提督「うん。 やっぱりまずいよ」モグモグ

提督「味は確かに焼き鳥とはかけ離れた何か別のものだろうけど」ゴックン

提督「長門が焼き鳥を作ったというのであれば、これは紛れもない焼き鳥だ」モグモグ

長門「提督……」

提督「ただ、次からはちゃんと練習しような?」モグモグ

提督「俺でもいいし、料理が得意な子から教わるのもいいから、少しずつ練習してさ」モグモグ

提督「今度は美味しい料理を食べさせて欲しいな」ゴックン

長門「提督……」

長門「いいだろう! 次こそは必ずや提督の舌を唸らせる一品を作ってやるぞ!」

提督「期待してるな」

提督「じゃあ一緒にこれの始末をしようか」モグモグ

長門「……うん」

提督「ふう食った食った」ゲップゥ

長門「提督、口直しに茶でも如何だ?」

提督「頼んだ」

提督「さーてそろそろ仕事始めますか」ヨッコイショウイチ

長門「茶を淹れ終わったら何をすればいい?」

提督「ゴロゴロしてていいよ」

提督「総司令への任務完了報告も終わったし、次くるまでは相当暇になりそう」

長門「出撃はしなくていいのか?」ウズウズ

提督「あなたが出撃すると資材がいっぱい持っていかれるので大事なとき以外は出しません」

提督「第一、今は資材が少ないから出撃も控えたいしな」

長門「そ、そうだ。 演習はどうだ? いくら傷ついても演習場で完治して貰えるぞ!」

提督「燃料と弾薬、特にボーキが馬鹿になりません」

長門「遠征は……」オドオド

提督「ほとんど駆逐艦の子たちで回ってます」

長門「」

提督(さっきの失敗を巻き返そうと必死なのかね)

提督「そうだな。 長門にはコタツで横になることを頼む」

長門「なんだそれは!」

提督「そこで横になれない俺の変わりに横になってくれ」

提督「せっかく買ったのに誰も使ってないのはもったいない」

長門「だからといってのうのうと休んでていいわけがない」

提督「いや休めよ」

提督「もともとは秘書に休みをとらせる為の今回の長期休暇だ」

提督「要望は受け入れると言ったが、海に出るのは無しだ」

提督「それに長門、お前はここ最近じゃ一番の働き者だろう?」

提督「俺が長門の錬度を上げたいからということもあって、半ば無理やりに出撃させていたのもあるが」

提督「それもあるから少しは休んで欲しい」

提督「いざという時に長門が不調では、次に頼れるのは陸奥くらいになってしまう」

長門「……提督がそこまで言うのであれば、そうさせて貰う」

長門「お茶が入った」コトッ

提督「ありがと」

長門「それでは私はゆっくりさせてもらうぞ」モソモソ

提督(逆に拗ねちゃったかな?)

提督(出来る限り不快な思いはさせたくないからご機嫌取りでもしますか)





長門に何かしよう。 >>+2

提督(そう言えば、コタツにアレがないな)

提督(昨日どけたからか。 えっと……あったあった)

提督「みかんがあるんだけどさ、食べない?」ムキムキ

長門「みかん……頂こうか」

提督「ほいよ」

長門「んむ……甘いな」

長門「あいすくりんとはまた違った甘さがいい」モキュモキュ

提督「残りはここに置いておくな」

長門「なんだ、剥いてくれないのか」

提督「はいはい、わかったよ」ムキムキ

長門「ありがとう」パクッ

長門「……」モキュモキュ

長門「なぁ、提督」

提督「どうした?」

長門「……たまには、こういうのもいいな」

提督「そうだな」モキュモキュ

今日はこれにて。
全然進んでないじゃないか……(呆れ
少し端折るところを増やしてもう少しサクサク進めるようにしたいですね。



……


ヒトハチマルマル。


長門「」zzZ

提督「ぐっすり眠ってるな。 起こすのが可哀想だけど起こそう」

提督「長門、起きろ。 もう八時だぞ」

長門「んん……」ムニャムニャ

提督「おはよう、夜ご飯にしよう」

長門「すまない……。 ゆっくりしすぎた」

提督「やることないし大丈夫だよ」

提督「今から作るのも遅いから、食堂にでも行くか」

長門「わかった。 では行くとしよう」

提督「うん……。 でも、その格好でいくのか?」

長門「何かいけないか?」

長門「せっかく提督に買ってもらったのでな。 皆に自慢しようと思ってな」フンス

提督「いや、まぁ……。 なんて言われるかわからないけど、長門がいいならいいんじゃないのか?」

長門「大丈夫だ、提督が似合うと言ってくれたのだ。 皆も似合うと言ってくれるだろう」

提督(完全に自分の好きで選んだとは言えない)

食堂。


長門「……紆余曲折したわけだが、提督の励まし、そして何よりこのエプロンも貰えたのでな」

長門「ふふ、どうだ? 羨ましいだろう?」ドヤァァァ!

陸奥「提督が気の毒だわ」

雷「そんなことがあっても怒らないなんて、さすが司令官ね!」

暁「でも、長門お姉さんがなんかお子様みたいね」

響(エプロン……羨ましいな)

響(私も料理するから頂戴って言えば、買ってもらえるかな……)

長門「いつか提督には美味しい手料理を食べさせてやるのだ」

長門「その為にも陸奥、今度暇な時に料理の手ほどきを頼む」

陸奥「しょうがないわね……基礎的なものなら教えてあげられるから、それだけよ?」ヤレヤレ

球磨「ん? 長門さん、それヨダレ掛けクマー?」

青葉「なにやら面白そうなニオイがしますねぇ、ちょっと取材いいですか?」

長門「球磨に青葉か。 ふふん、聞いて驚け……」

陸奥「はいはいごちそうさま、私はもう行くわね」ガタッ



……


提督「さて、恒例のアレをやりますか」

長門「アレとはなんだ?」

提督「コタツであいすくりんだ」

長門「あいすくりん……」ジュルリ

提督「そうだ。 しかもそれをコタツで暖まりながら食べるのだ」

提督「この至福の一時は、誰しもが味わうべきだと思ってな」

提督「毎回秘書の子にはこれをやろうと思ってる」

提督「そういうわけで長門、何味がいい?」

長門「もちろんばにらだ!」

提督「そう言うと思ってな、既に調達済みだ」パンパカパーン!

長門「私の好みを知っていたのか?」

提督「前に食堂で食べてるの見かけてな。 その時にこれが一番いいって言ってたの覚えてて」

長門(この提督は、私たちのことをよく見ているのだな)

長門(なんでだろうな。 すごく嬉しい)

長門「今日は本当にいいことだらけだ」

提督「少なくとも明日明後日は続くようにするぞ?」

提督「溶けちゃうから早く食べよっか」

長門「……ありがたいな、本当に」

長門「では、いただくぞ」パクッ

長門「」ニンマリ

提督「はぁ、おいしかった」

長門「ごちそうさま。 とてもうまかった」

長門「さて、頂くものも頂いたのでな」

提督「なんだ?」

長門「提督にお詫びがしたい」

提督「なんだってそんな」

長門「昼に散々なことをしたではないか」

長門「せめて、何かお詫びがしたくてな……。 ダメか?」

提督「別に俺は気にしてないけど……」

提督「それで長門の気が済むならいいよ」

長門「本当か! では何をしたらいい?」

提督「そうは言われてもな……」ウーン

提督「そうだな、じゃあ>>+2をお願いしようかな」

提督「じゃあマッサージをお願いしようかな」

長門「それでいいのか?」

提督「結構力を使うし、疲れると思うぞ?」

提督「長門だったら平気だと思うけど、嫌か?」

長門「そんなわけないだろう」

長門「むしろ」ゲフンゲフン!

長門「……では早速だが布団を敷こう」

提督「なぁ、布団いるか?」

長門「横になるのに必要だろう?」

提督「ああ」

提督(そうだよな、まさか長門に限ってそんなことは)

提督「じゃあ横になるから」

長門「よし、その前に服を脱いでくれ」

提督「よし、じゃない。 ちょっと待て」

長門「なんだ?」

提督「脱ぐ必要ありますかね?」

長門「ふむ、そう言われると……>>+2だな」

長門「もちろんあるに決まっているだろう?」

長門「そんな軍服ではカチカチに固まった凝りも解れないだろう」

提督「そこまで真剣に考えてくれなくてもよかったんだけどな」

長門「やるからには全力で取り組むのが私のスタンスだ」

提督「……なんかすまんな」

提督「そこまで考えてくれてたなら、ぜひお願いするよ」スルスル

長門「そうしてくれると有難い。 なに、私も鬼ではないからな。 パンツは脱がなくても大丈夫だ」

提督「むしろ脱げって言われたら怖いのですが、ていうかパンツ一丁になれというのもなんか変な気がするのですけど」

長門「男だろう? それくらいのこと気にするな」

提督「なんかさっきの長門と全然違う」

提督「まぁ、うん。 じゃあお願い」ゴロン

長門「任せてくれ」スッ

グッ グッ

提督「あーやばい……めちゃくちゃ気持ちいい……」ウットリ

長門「まったく、どれだけ疲労を溜めていたのか」モミモミ

長門「提督も人様のことを言えないではないか」ギュウー

提督「ぁー……ごめん……最高だ……」ウットリ

長門「そう言って貰えるとやりがいがある」トントントントン

追いついた。
これは次意地でも響とるっきゃないね。因みに響は別府ちゃん?

長門「さて、ではこれを使うか」スッ

長門「少し冷たいが、我慢してくれ」トローン

提督「ひぁっ!? いきなりなんだよ、驚いただろ!」

長門「すまない。 だがこれを使うとより捗るそうでな」

長門「エステローションだ」ヌリヌリ

提督「お前、そんなものいつの間に……」

長門「なに、今日の買い物の際に買っただけだが」モミモミ

長門「でも、気持ちいいだろう?」

提督「あぁ……。 さっきより気持ちいいな……」

長門「だろう?」

長門「さて、これからが本番だ」ヌギヌギ

提督「なんで長門さんまで脱ぎだすのですかね?」

長門「わかっているくせに……。 意地が悪いのだな」

長門「こうするからに決まっているだろう?」ムニュウ…

長門「それに、提督のここもカチカチだからな」サワサワ

長門「そっちの凝りも解してやろうと思ってだな」

提督「やめてくれ。 俺はお前達を性欲の捌け口にしようだなんて思ってはいないぞ」

長門「なんだ? 私たちが知らないとでも思っているのか?」

長門「毎晩のように鳳翔とまぐわっていたのはどこのどなたかな? ん?」

提督「なんでそれを……」

長門「出所は言えないな」

長門「だが、自分だけ秘書とヤることヤっておいて私たちには何もしないとはな、鬼畜にも勝る所業だ」

長門「私たち艦娘だって腹も減れば眠くもなる」

長門「それに年頃なのだから、性欲だってもちろん溜まる」

長門「艤装を外せばただの女だということを、まさか知らなかったなんてことはないだろうな?」

提督「ぐうの音も出ません……」

長門「それに、私だって色々と思うところがあるのだ」

提督「……?」

長門「今までは戦争だからという、それだけの関係だった」

長門「ただ私たち艦娘は提督の命令を受け、それを忠実にこなす。 ただそれだけだった」

長門「だが今回はこうして公私を切り替え艦娘と接するようになって、提督ではない貴方を知って」

長門「私自身がこうしたいと思ったからしているだけだ」

長門「もとより、今の貴方は公私もへったくれもないくらいに普段と変わってないのだがな」

長門「出来ることなら秘書の要望は受け入れるのだろう?」

提督「……だからと言ってだな」

長門「わかった。 もう、野暮なことは言わなくていい」

長門「出来るか出来ないか。 それだけを答えてくれ」

提督「俺は……>>+2」


1、 我、夜戦に突入す!
2、 へたれ提督は撤退しました。

提督「」チュ

長門「!」

提督「後悔するなよ」

長門「……しないさ。 そう言う提督はどうなんだ?」

提督「俺はしないけど、周りがどう言うかだな」

提督「だけど、今の長門の気持ちを無下にはしたくない」

提督「こんな優柔不断な屑男でもまだそういう気分か?」

長門「誘ったのは私だ。 提督はやっぱり優しいのだな」ナデナデ

提督「参ったね」

提督「今のうちに謝っとくな」

提督「すまない」

長門「変なところで律儀なのだな」

長門「だが、そんなところも好きだ」

提督「ありがとな」チュ

長門「ん、ふ……――」チュウウ…




……

ただでさえ遅いのにエロなんて書いてたらいつになるかわからないので端降ります。
もとより文才もないのでそんなん書けないです……。
文で見るより好き勝手妄想したほうがきっと捗るだろうから勘弁くだしい!

事後。



提督「すっきりしたか?」

長門「そっちはすっきりしたんだがな」

長門「ふふ、ますます提督のことが愛おしくなってしまった」

提督「さいですか……」

提督「なんかだるいしもう寝たいけどさすがに、な」

長門「なんだ。 こういうときはそのまま眠るものではないのか?」

提督「それ、誰から聞いたの」

長門「もちろん鳳翔だが」

提督「え?」

長門「一応は断りを入れてあるぞ?」

長門「鳳翔は『付き合ってもいませんから、そこは提督にお任せします』と言ってたな」

提督「そんなこと言ってたのか……なんか悪いな」

長門「別にいいではないか」

長門「私は提督のことを好いているし、少なからず提督も私のことを好きだから抱いたのであろう?」

提督「そこは違いないけど……どうもな」

長門「ならいいではないか」

長門「今回の発端は、他にも提督のことを好きな子がいるのに提督がなぜ鳳翔だけを抱いているのかというそこからだしな」

長門「最初に提督が一人を決めて、そのうえで私が提督を誘うのには問題はあるのだろうが」

長門「そうだな。 過ぎたことだし気にするのも無駄だ」

提督「それもそうだな……」

提督「風呂、入りたいな」

提督「そうだ!」ピコーン





……

カポーン


長門「檜風呂とはなかなか趣深いな」

長門「しかしいいのか? つい最近コタツを買ったばかりではないか」

提督「それなんだけど、遠征隊がなんでか家具コインいっぱい拾ってきちゃって」

提督「なんでか知らないけど三十万近く拾って帰ってきたんだよね」

長門「ほう……」

提督「だから、後は家具職人さんさえ呼べば何でも買えちゃうんだよね」

提督「一気には無理だけど、ある程度間隔を空けてなら雇えるから買っちゃった」

提督「それに、そんな状態の長門を誰かに見られたりでもしたら」

長門「だからそれはもう皆知っている」

提督「……そうだったな」

長門「私としては提督と一緒に風呂に浸かれて幸せだからいいのだがな♪」チャプチャプ

長門「しかし漣のことも抱いたと思っていたが、していなかったようだな」

提督「憲兵に連れて行かれるわ」

提督「なんかのぼせそう、もう出るよ」ガラララ

長門「では私も出るか」ザバァ

提督「あーいい湯だった」

長門「ふふ、背中を拭いてやるぞ」フキフキ

提督「お、ありがとう。 終わったら俺もするな」

長門「うむ、頼んだぞ」フキフキ

マルヒトマルマル。


提督「げ、もうこんな時間か」

長門「シーツも取り替えたし寝られなくはないぞ」

提督「いや、布団びちゃびちゃだもん……」

長門「すまない……」

提督「いや、それは俺が悪いっていうか、その……」

長門「……」

提督「……」

提督「ベッドも買うか」ポチッ

家具職人「あざーっす!」

提督「しかし一瞬で持ってくるのな。風呂もコタツもそうだったけど」

長門「詮索は後にしてもう寝よう。 すまない、少し疲れた」モソモソ

提督「ごめん」モソモソ

長門「二人で寝るのはいつ以来か。 暖かい……」

提督「今日はお疲れ様。 明日もまたよろしくな」ナデナデ

長門「ん……。 こちらこそ……おやすみなさい」

提督「おやすみ、長門」ナデナデ

今日はこれまで。
一日目終了したけど、こんなの長門じゃない気がする、気のせいだろうか。

檜風呂ってポジション的に執務机のところだけど、こっちでは執務室にいくつかドアがあって
そこから風呂だのなんだのと別の部屋に繋がってるイメージです。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。

>>169
亀で恐れ入ります。
響か別府かはレスして頂いた際に表示しているほうを選ばせて貰います。
が、別府が選ばれた際SSでの都合上、名前表示は響にさせて頂きます。ご了承下さい。
じゃあもう響でええやん、っていうのは目を瞑っていただけると助かります。



……


長門「んん……」モゾモゾ

長門「そうか、昨日は……」キョロキョロ

長門「お詫びにマッサージをすると言っておきながら、だいぶ脱線してしまったのだったな」

長門「結局は我侭を聞いて貰って」

長門「……寝顔は結構可愛いのだな」ナデナデ

提督「あれ、長門……おはよう」

長門「おはよう、提督。 朝だぞ」

提督「起こしてくれたのか、ありがとう」

提督「その、腰とか痛くないか?」

長門「いや、大丈夫だが……」

提督「昨日はごめんな、激しくしすぎた」

長門「いいんだ。 ……嬉しかった」

提督「……///」カァァ

提督「着替えてご飯にしようか」

提督「軽いの作るのもいいし食堂行くのでもいいけど、どっちがいい?」

長門「そうだな、提督の作るものが食べたい気分だ」

提督「わかった、ちょっと待っててな」

二日目、マルナナマルマル。



提督「~♪」ジュージュー

長門(なんだろうな。 もし提督と結婚したら)

長門(こんな朝を迎えるのだろうか)

長門(どうなのだろうな)

長門(少なくとも、私たちが艦娘のままでは結婚なんて夢のまた夢だろう)

長門(私たちが普通の女に戻れる日はくるのだろうか)

長門(それまでに沈んでしまったりしていたら、元も子もない話だ)

長門(それに、他にも提督のことが好きな子も少なくはない)

長門(提督は最後には必ず誰か一人を選ばなければならない)

長門(もしかしたら、誰ともくっつかないのかもしれない)

長門(どうして、提督は私たちを抱いているのだろうか)

長門(どうして、私は提督を求めたのだろうか)

長門(私は……)

提督「出来たよ?」

長門「! あぁ、すまない……」

提督「なんか思い詰めた顔してるな。 何かあったか?」

長門「いや、その……」

提督「言いたくないならいいんだ。 けど、それがしこりになって残るのはツラいから」

提督「よかったら話して欲しいな」

長門「実は……」

提督「……そうか」

長門「考えたところでどうしようもない話ですまない」

提督「いや、大事なことだと思う」

提督「うまく言えないし、伝わらないかもしれないけど、聞いて欲しい」

提督「終わりの見えない深海棲艦との戦いの中で、どうしても最前線で戦う艦娘たちには色々なものが積み重なると思う」

提督「身体の疲れであったり、心の疲れであったり」

提督「戦地に赴いて、敵を沈めていく中でも、色々と考えたりする子もいる」

提督「電みたいに、沈んだ敵を救いたい、っていう気持ちを抱いたりね。 みんな様々だ」

提督「それにさっき長門が言ったように、まだうちでは一人もそんな子は出してはいないが」

提督「敵の攻撃に耐えられず沈んでいく子たちも、他所の鎮守府ではいる」

提督「あまり言いたくないことだが、中には艦娘を捨て駒として、無理やりに戦地を切り抜ける者もいると聞いた」

提督「もしかしたら、うちでも今後沈む子が出てくるかもしれないし、それはわからない。 出来るだけ沈めない努力はしているつもりだがな」

提督「さて、いつ死ぬかわからない、いつ終わるかわからない。 挙句疲労は溜まる一方。 このままでは悪循環だ」

提督「そこで、ただ命令を下して椅子に踏ん反り返るだけしか能がない俺に何が出来るか」

提督「そう考えて出した結論が、みんなの拠り所になるということだったんだ」

提督「出来る限り被害を抑えたり、誰一人として沈まないように指揮をとることはもちろん」

提督「心身ともに溜まる疲労を出来るだけ取り除けるように配慮して」

提督「そうしているうちに、俺のことを気の置けない親友のように接してきてくれる子も出てきて」

提督「鳳翔さんや長門のように俺に恋慕する子も出始めた」

提督「だけど、それをおかしいことだとは思わないし、当人が納得いくのであれば、自分もそれに応えるべきだと」

提督「俺はそう思ってる」

提督「みんな声を全部拾って、出来る限りを叶えてあげる」

提督「それが俺がこの鎮守府生活での在り方だと考えてる」

提督「自己満足だろう、と言われたらそこまでなんだけどね」

提督「本音を言えば、私もどうしていいのかわからない」

提督「どういう風に在ればいいのか」

提督「それが俺の答えだ」

長門「そうか……」

提督「理想主義者だと罵ってくれ。 みんなの願いを叶えるなんて不可能だと言うのはわかってるんだ」

提督「ただ、それでも出来るだけのことはしてあげたいんだ」

長門「それで問題ない、むしろよくやっているほうではないのか?」

長門「私たちは艤装を外せば普通の女だが、今この状態では兵器なのだ」

長門「兵器にそこまで出来る人間はそうそういないはずだと思うぞ?」

長門「だから、今のままでいい」

長門「そうだな、それでもまだ釈然としないというのであれば」

長門「もし戦いが終わったときは、皆がその後なりたいと思うものになれるよう後押しすればいい」

長門「たんまり儲けているのだろう?」

提督「……そうだな、金がどうこうと言う訳ではないけど」

提督「せめて好きなことを出来るようにはしてあげたい」

長門「ならそうするべきだ」

長門「まずは、資材を溜めてからだな? でないと何も出来ないだろう」

提督「それもあっての休暇だったな」

提督「ごめんな、長門の悩みを聞いたつもりがいつの間にか俺の悩み相談になっていたな」

長門「それもまた、いいではないか」

提督「長々と講釈垂れていたせいでご飯が冷めてしまった」

長門「それでもおいしそうだな、このスクランブルエッグは」パクッ

長門「ん、うまい」モグモグ

長門「ところで、昨日私を抱いたのも、鳳翔を抱いていたのも私たちの気持ちに応えるためという、それだけか?」

提督「それもあるけど、好きだからしたいっていう気持ちのほうが強いかな」

提督「好きだから、ってそれだけで色々な子と関係を持つのはおかしいことなんだろうけどな」

長門「そうだな、ならばとりあえず提督が抱いた娘は戦後に嫁にするのだな」

提督「無理じゃね?」

長門「事実婚でいいではないか。 他は知らないが私は正妻が云々という下らないことには興味はない」

長門「要は愛されているかいない、そこだ」

提督「……」

長門「ふう、ごちそうさま」

長門「片付けてお茶を淹れよう」

提督「ああ、頼んだ」




……

今日はこれまで。
提督を擁護してるだけで全然進まなくてすみません。
せめて今週中には長門を終わらせて次に進みたい。。。無理臭そうだけど。
お付き合いありがとうございました。



提督「そんなこんなで工廠回ったり、近代化改修の手続きをしているうちに昼になってしまった」

長門「提督、どーなつなるものが食べてみたい」

提督「いきなりどうした?」

長門「青葉がこの前外をぶらぶらしたときに、どーなつ屋というものを見つけたそうだ」

長門「なんでも、とても甘くて美味しい洋菓子があるそうではないか」

提督「へぇ、そんなのが近くにあったんだ」

長門「つい最近できたそうだ」

提督「青葉はよくそんなこと知ってるな」

長門「連れて行ってはくれないか?」ウルウル

提督「わかったよ、じゃあ昼はそこで済まそうか」

長門「感謝するぞ!」

提督「さすがに外に出るときはそのエプロンは外して欲しい」

長門「わかった、今すぐ着替えよう」

提督「ドーナツか。 久しぶりだな」

某ドーナツ店。


提督「なぜ戦時中にミ○ドがあるのかは突っ込まないで欲しい」

提督「というか突っ込みどころ満載だからこの際気にしないことにしよう」

提督「どうでもいいけど、日本での事業開始は1971年だそうで」

長門「提督! 聞いているのか!」

提督「ごめん、なんだっけ」

長門「何個まで食べていいのかと訊いたのだ」

提督「食べたいの全部食べていいよ? せっかくなんだし満足して欲しいしさ」

長門「それを言われてしまうと全部食べたいが……。 さすがにビッグセブンのお腹をもってしても全部は入らなさそうだ」

提督「どんなお腹だよ……」

提督「そうだ、食べたいのが多いなら俺も長門の食べたい奴を選ぶよ」

提督「二人でいっぱい選んで、半分ずつにして食べればより多くの味を楽しめるんじゃないのか?」

長門「む、その発想には至らなかったな。 目から鱗が落ちるとはこのことか」

長門「しかし、いいのか? 提督も食べたいのがあるのではないか?」

提督「俺もどれも食べてみたいし、それに昔に食べたことがあるから大体見た感じでわかるんだ」

長門「すまない、それではお願いするとしよう」

長門「よし! 提督、この長門に続け!」

長門「とは言ったものの、どれがどういったものなのだか……これはなんだ?」

提督「これは食感がモチモチしてて、表面にハチミツ風味のグレーズがコーティングしてあって……」

長門「ほう、ではこれは……」

提督「これはクッキーみたいなサクサクした食感で、味はミルク風味だそうだ」

長門「ふむふむ、じゃあこっちは……」

提督「それは……」




……



長門「さて、選ぶだけ選んだし早速食べるとしよう」

長門「しかし昔食べたという割にはよく知っていたのだな?」

提督「メイン商品は昔のとあまり変わってなかったからな。 さ、食べよう」

長門「まず半分にして、と」ザクッ

長門「提督。 あーん、だ」

提督「もはやお約束だな……。 じゃあ俺も」サクサク

提督「はい、あーんして」

パクッ

長門「うまい! うまいぞ!」キャッキャッ

提督(自分の好きなもののことになると所構わずはしゃぐのな)モッサモッサ

提督(純粋っていうか、幼いっていうか……。 そんなところも可愛いんだけどね)モグモグ

提督「連れてきた甲斐があったよ」ゴックン

長門「今度はこっちのを食べさせて欲しいぞ!」

提督「はいはい……」





……

長門「食べ過ぎたせいで歩くのがつらい……」

提督「八分目で抑えておかないから」

長門「だって食べたかったんだもん……」

提督「持ち帰りだって出来るから、なにもあそこでお腹一杯になるまで詰め込まなくてもよかったのに」

長門「そうなのか? じゃあその手に提げているのも」

提督「ああ、持ち帰りの分。 金剛姉妹にあげたら紅茶のお供に喜ぶかなと思ってさ」

長門「私の分はないのか?」

提督「腹いっぱいなのによくそんなこと訊くな……」

提督「あるよ。戻ったら一個だけ選んでくれ、残りをあげるつもりだよ」

長門「よかった」

提督「本当に甘いもののことになると別人になるのな」

長門「仕方が無いだろう、甘いものも好きなのだから」

長門「それともそんな私は嫌いか?」

提督「まさか」

長門「だろう? ならいいではないか」フフン

提督「ほら、そんなこと話してるうちにもうそろそろ着くぞ」

提督「戻ったら出撃隊の報告書のまとめを頼むな」

長門「任せてくれ」

眠気が限界なので寝ます。
出来たら昼過ぎ、遅くても今日中には再開するつもりです。



……

提督「今日のお勤めしゅーりょー」

提督「長門は仕事が終わるなりどっかいっちゃったけど、そのうち戻ってくるだろう」

提督「さて、間宮さんに新味あいすくりんの製作をお願いしなきゃだから食堂いくか」

提督「ついでに飯の時間だしご飯もそこで済ませよう」ガチャ

提督「今日は何食べようかなー」テクテク

漣「あ、ご主人様!」

提督「おう、漣か」

漣「先日はお世話になりました」

提督「こちらこそね」

漣「ご主人様のおかげでちゃんと名前で読んで貰えるようになったのですよ」

提督「それはよかった。 それまではなんて?」

漣「ねぇ、とか声を掛けられるだけで名前で呼んでくれない子もいたのですが、それもなくなりました」

漣「ちょっと感謝かも」

提督「そっか。 他の子達とも長い付き合いになるだろうから、仲が良いに越したことはないよ」

漣「そうですね。 それじゃ、他の子たちが待ってるので先に行きますね」

漣「おう、またな」

提督「こんばんは、間宮さん」

間宮「あら提督さん。こんばんは」

間宮「最近よく食堂にいらしてくださるのね」

提督「間宮さんの味が恋しくなって」

間宮「もう、お上手なんですから」

提督「そうだ、間宮さん。 一つお願いがあるのですが大丈夫ですかね?」

間宮「提督さんが私にお願いだなんて珍しいですね。 なんでしょう?」

提督「チョコレート味のあいすくりんを作れたら作って欲しいなと」

間宮「それくらいでしたら、なんてことないですよ」

提督「そうなんですか? 置いてないからてっきり作れないものかと思ってました」

間宮「皆様に安定して出せるのがバニラ味なだけっていうだけで、材料があればある程度は作れると思います」

間宮「なので、他にもこんな味が食べたいと言って頂けたらできる範囲で対応しますよ?」

提督「そうだったんだ。 じゃあ今後もお願いするかもしれないのでよろしくお願いします」

間宮「他ならない提督さんの頼みでしたら断れないですよ」

間宮「そうですね、九時あたりにはできてると思います」

提督「楽しみにしてますね」

間宮「はい♪」



……


提督「お願いもできたしご飯の調達もできたけど、どこで食べようか」

提督「あそこの席が空いてるな」



>>+3まで。
また、こういった安価で選ばせてもらったキャラとのやりとりで出た約束等のネタは今後秘書になったときに使う予定です。

提督「雪風たちのところ混ぜてもらっても大丈夫?」

雪風「司令! はい、いいですよ」

提督「ありがとな」

瑞鳳「あれ、提督? 長門さんはどうしたんですか?」

提督「どこか行ってるみたいだから一人できたんだけど、せっかくだから空いてるところ入れてもらおうと思って」

瑞鳳「そうなんですか? てっきり付きっきりじゃないといけないと思ってました」

提督「その辺は任せてるから、好きにしてもらって構わないんだけどね」

翔鶴「そんなに自由なものでいいのでしょうか?」

提督「俺はお願いする立場の人間だからね」

提督「それにしても翔鶴が瑞鶴と一緒じゃないなんて珍しい」

提督「ていうより、だいたいみんなは姉妹セットでいるはずなのに」

翔鶴「それはですね、>>+2についてお話していたからです」

翔鶴「実は瑞鶴の中破したときの姿についてお話していたのです」

提督「どうしてまたそんな」

雪風「中破したこの子の中で誰が一番過激かっていう話の流れから」

瑞鳳「瑞鶴さんは結構いい線いってますよね、といった具合に」

提督「お前さんたちはいつもそんな話をしてるのか?」

翔鶴「今日はたまたまですよ。 でも、気をつけてくださいね?」

提督「その話の流れから何に気をつければいいのか」

瑞鳳「確証は得られていませんが、中には提督を誘うために脱いでる子もいるのです」

提督「そんな子はこの鎮守府にはいるはずがないと、そう願いたい」

翔鶴「あと、それでわざと中破や大破を装って無駄に長風呂していたり、修復に必要な資材をかさ増しして貰っている子もいるんだとか」

提督「なんか聞かなければよかった」

提督「お前らもそんなことしてるのか?」

瑞鳳「そう思います?」

提督「愚問だった、許して欲しい」

雪風「司令官も大変ですね」



……


提督「たまには普段話さない子とご飯食べるのもいいかもな」

提督「金剛の部屋は確かこっちだったっけ」

コンコン

金剛「ハーイ! 誰デスかーって、提督デース! どうしました?」

提督「こんばんは、遅くにすまないな」

提督「これ、昼にドーナツ買いにいったんだけどさ、金剛たちにおすそ分けと思って」

金剛「ワオ! 提督からプレゼントネー!」

提督「他の子には内緒な」

金剛「私だけ貰ってもいいのデース?」

提督「他の子たちには別の機会にするつもりだから大丈夫じゃないかな」

提督「ドーナツは紅茶に合いそうだから金剛にあげるか、って感じで選んだから」

金剛「オゥ、私に気があったわけではないのデース?」

提督「金剛も好きだけど、そういう意味合いであげたわけじゃないから」

金剛「そうですよネー、長門サンとあれだけラヴラヴなデートをしてたんですからネー?」

提督「どこで知ったか教えてくれたらありがたい」

金剛「青葉サンの撮った写真が掲示板にいっぱい貼られてたのを見ただけデス」

提督「次青葉に会ったらちょっと尋問しておくか」

金剛「っていうのはジョークですヨ。 でも、長門サンには少しジェラシーしちゃいマス」

金剛「あんな笑顔で、提督にあーんってして貰ってて……」

金剛「とても、幸せそうでした……」

金剛「私が提督のこと、大好きなのは知ってますよネ?」

提督「ああ」

金剛「もし私が秘書になったとき、同じコトしてくれますか?」

金剛「いえ、それ以上のコトを、して頂けますか……?」

提督「……それは」

金剛「感のいい子は、薄々気づいているのデス」

金剛「きっと提督の寵愛を受けるのだろうなって」

金剛「今すぐ返事を下さいとは言いません」

金剛「秘書になった際にはやりたいこと、全部させて頂くつもりですから」

金剛「秘書にさえなれれば許されるのデスよね、提督ぅ?」

提督「いつからそういう解釈になったんだ、まったく」

金剛「提督が安易に出来る限りのことをするなんて言うからデース」

金剛「あの日から提督のことがラヴな子は我先にと狙ってますヨ?」

提督「割と、冗談であると言って欲しい」

金剛「ジョークではないデース? そんな子たちから、今回の秘書任命の三日間がなんと呼ばれているか知ってマスか?」

金剛「ケッコンカッコカリ期間と呼ばれているのデース!」

提督「このシステムを見直す必要がありそうだ」

他所で駄文を流している間にもうこんな時間に。
少し風邪気味なので、今日はこれにて。
明日中には三人目に入りたい……。

読んでくれている方がいて感謝です。
が、喉の腫れ悪化から熱が出てきてしまってどうにも。
一応出来たら今日もやる予定です。申し訳ありません。

金剛「そういう訳デスから、覚悟して下さいネ?」

提督「そのときになったら考えるよ」

金剛「まぁ、それでもいいデース……」

提督「じゃあそろそろ行くな。 それ、数が多いから比叡や榛名も呼んで食べてくれ」

金剛「そうしマース! 提督、サンキューデース!」




……



提督「さて、やっと戻れた」ガチャリ

長門「遅かったではないか」

提督「あれ、戻ってたのか。 どこ行ってたんだ?」

長門「あぁ、これを取りに部屋に戻ってたんだ」

提督「酒か?」

長門「ああ。 提督と酌み交わそうと思ってな」

提督「じゃあつまみを用意しないとだな」

長門「用意は既にしてあるから大丈夫だ」

提督「じゃあ早速飲むとしますか」

提督「ん、長門」スッ

長門「ああ、すまないな」トクトク…

長門「今度は私が」スッ

提督「ああ、どうもね」トクトク…

長門「乾杯」コン

提督「乾杯」コン



……


長門「思えば、提督と二人で飲むのも初めてだな」チビチビ

提督「多分そうだな」チビチビ

提督「そんな機会なかったしな」

提督「秘書になってから、どうだ?」

長門「そうだな」

長門「思いのほか楽しくてな」

長門「このままだったらと思うこともある」

提督「……そうか」

長門「それも明日までなのだな」

提督「別に明日が過ぎても、飲みたくなったらまた誘ってくれ」

提督「喜んでご一緒させてもらうよ」

長門「そういう気分になったら、その言葉に甘えよう」

提督「……」チビチビ

長門「……」チビチビ

提督「……いかん、眠くなってきた」

長門「もう寝るか? 結構飲んだだろう?」

提督「そうだな、ここいらで止めておかないと多分吐くかも」

長門「なら、こっちへこい」チョイチョイ

長門「膝枕をしてやるから、ここに頭を置いてくれ」ポンポン

提督「いいのか?」

長門「私がしたいのだが、だめか?」

提督「ああ……。 それじゃ、失礼するな」ゴロン

提督「……なんかこの眺め、新鮮かも」

長門「触ってもいいのだぞ?」タユンタユン

提督「それはまた今度」

長門「むぅ……」

提督「ああ、なんだろう。 すごく落ち着く……」

長門「私も、なんだかこの重さが心地いい」ナデナデ

提督「明日も頼むな」

長門「ああ。 ゆっくり休んでくれ」ナデナデ

提督「すまん、先に寝るな」

提督「おやすみ」





……

三日目。




提督「朝日が眩しい……」

提督「あれ……。 あぁ、長門が布団に運んでくれたのか」

提督「……ありがとな」ナデナデ

長門「んぅ……」

提督「長門、朝だぞ」ツンツン

長門「……」

提督「寝かせておいてやるか」

提督「時間あるし、シャワーでも浴びよう」




……





提督「ああー気持ちよかった」ホクホク

長門「おはよう提督、そろそろ朝食の時間だがどうする?」

提督「そうだな、長門は朝食どうしたい? 行きたいところがあったらそこに行こう」

長門「今朝はすごい冷え込んでいるから外にはあまり出たくない」

提督「じゃあ食堂行こうか」



……


提督(そうだ、あいすくりん取りに行くの忘れてた)

提督(まあ後でもいいか)

長門「さて、さすがにこの時間だとどこの席も埋まってるな」

提督「ちょっと強引だけど、どこか割り込むか」

長門「あそこなんていいんじゃないか?」

提督「あそこのグループか。 よし、あそこに行ってみよう」



>>+3までのキャラのところにお邪魔します。

陽炎型のどの子を選べばいいのか……。
申し訳ないです、もう一人を再安価>>+1で

瑞鶴「提督さんじゃん、おはよー」

提督「おはよう、ここお邪魔してもいいかな?」

響「構わないよ、司令官」

長門(あぁ、今日も駆逐艦娘は可愛いなぁ……)

島風「長門さんもおはようー」

長門「ああ、おはよう!」

提督(しかし昨日の話を聞いた後に瑞鶴を見ると……)ウーン

提督(あれ、でも島風の中破姿もいいとこ勝負だな)ウーン

提督(でも島風は普段と比べたらあまり変化ないしな)ウーン

提督(やっぱ瑞鶴だわ、うん)ウンウン

瑞鶴「わ、私と島風のことジロジロ見てどうしたの……?」

提督「すまない、なんでもない」

提督「それにしてもアレだな。 皆はもう姉妹と一緒に食べてるわけじゃないのか」キョロキョロ

島風「私姉妹いませんしー」ブーブー

響「どうしても話が似たり寄ったりになっちゃうからね」

瑞鶴「色んな人と話したほうが楽しいし、聞けないこととかも聞けるしね」

長門「例えばどんなことだ?」

瑞鶴「そうね、今話してたのは>>+2についてのことだったりとか」

瑞鶴「46cm三連装砲ちゃんに進化した連装砲ちゃんについてです」

提督「どういうことなの……」

島風「一番の火力を追い求めて妖精さんに連装砲ちゃんの強化をお願いしたの!」

響「そしたら46cm三連装砲ちゃんに成長して戻ってきたんだ」

島風「せっかく強化してもらったのに、私じゃ使えなくてどうしようって相談してたの」

提督「なんだ、そういうことか」

提督(しかし一体そんな強化をする資材はどこから沸いて出てきたのか)

提督(まさか島風があの噂の張本人か? しかしこじつけもよくないし、しばらくは様子を見るか)

瑞鶴「使えるのは戦艦くらいだし、誰かにあげて新しい連装砲ちゃんを作ってもらえば?」

長門「せっかくできた46cm三連装砲を廃棄するのも勿体無い話しだしな」

響「12.7cm連装砲ならまだ予備があったはずだよ」

島風「そうだね、それ使うことにするよ」

島風「ね、提督! 誰に三連装砲ちゃんあげたらいい?」

提督「俺に訊くか……。 そうだな、>>+1でいいんじゃないか?」

提督「そうだな、俺がもらう」キリッ!

島風「提督もついに艦娘になるんですかー!」

瑞鶴「艦男、うーん。 なんて呼べばいいのか、そもそも誰得」

提督「おいそこ」

提督「俺が使うんじゃなくて、これは長門に預けることにする」

長門「いいのか?」

提督「既に大和は持ってるしな。 次に持たせるとしたら長門が妥当だろう」

長門「そうか、なら有難く貰っておこう」

響「それだけ? 司令官」

提督「それだけって?」

響「掲示板に張ってあった写真。 あれから察するに長門さんのこと、好きだからじゃないのかい?」

島風「そうそう見たよ、提督。 鳳翔さんがいるのに大胆なことするんだね」

瑞鶴「いつか刺されても知りませんよ?」

提督「そういうのでお前たちの誰かを贔屓した覚えはないんだがな」

瑞鶴「それもそうね……」

提督「それに俺は皆が大好きだからな」

瑞鶴「うわぁ」

島風「私が秘書になったら『けーきばいきんぐ』に連れて行ってくださいね!」

提督「はいはい、なったときに要望は聞くからな。 さて、飯も食ったしそろそろ失礼するかな」

響「また来てもいいんだよ、司令官?」

提督「他の子とも話がしてみたいからどうだろうな」

提督「長門、行こうか」

長門「ああ」





……

掲示板前。



長門「昨日のドーナツ屋に行った時の写真がいっぱい貼ってあるな」

提督「何を連絡する板になってるのかわかんないな、これだと」

長門「しかしよく見てみれば名前一覧に振り仮名が振ってあるのだな」

提督「それは俺がいじっておいた。 漢字が難しい子もいるからな」

提督「さて、写真は没収しておくか」

長門「その写真、貰ってもいいか?」

提督「ああ、ほら」

長門「これなんか、部屋に飾っておきたいな」

提督「食べあいっこしてるやつか」

長門「ああ。 よく撮れている」

提督「そうだな、長門の笑顔が綺麗に写ってる」

提督「また今度行こうな」

長門「あぁ、楽しみに待ってる」

提督「ところで、この店って誰に教えてもらったんだ?」

長門「青葉に教えてもらったが?」

提督「やっぱりあいつか」

長門「おかげでいい思い出になったのだ、そう咎めないでおいてくれ」

提督「うん、写真のことだけ言及しておくよ」



……

ヒトハチマルマル


提督「気がつけばもう夕方。 っていうよりは夜かな」

長門「日が沈むのも早くなったな。 秋というよりすっかり冬だ」

提督「そうだね、ついこの間までは金木犀のいい香りがしたんだけどね」

提督「さて、長門。 今日で一応最後なんだけどさ、とりあえず晩御飯はどうしたい?」

提督「ここで作って食べてもいいし、どこか外に行っても、食堂でもいいし」

長門「漣のときはどうしたのだ?」

提督「同型艦の子たちを呼んでここで鍋をやったな」

長門「ほう……。そうだな、>>+2にしよう」

提督の部屋でやるか、外に食べに行くか>>+1

長門「焼肉にしよう」

提督「外に行く?」

長門「いや、ここでやろう。 ガッツリ食べたい気分だ」

提督「肉足りるかな……。 足りなくなったら間宮さんのところに行くか」

提督「俺は食材揃えるから、長門はホットプレートとかの準備を頼む」ガサガサ

長門「了解した」




……



提督「コタツでぬくぬく」ジュー

長門「しながら焼肉」ジュー

提督「アリだな」ハムハフッ

長門「大いにアリだ」ハムハム

提督「そしてビールがうまい」ゴクゴク

長門「最高だな」プハーッ

提督「若干煙いな」ジュー

長門「焼いてる真上に換気扇がついてればよかったのだが」モグモグ

提督「そればっかりはしょうがない、明日秘書を待ってる間に部屋掃除に励むとする」ジュー

長門「それでどうにかなりそうか?」モグモグ

提督「いざとなったら壁紙の張替えを依頼する」ジュー

提督「そんなつまらないことは置いておいて今を楽しもう」ジュー

長門「それもそうだな」ゴックン

長門「焼いてばかりだな、ほら」ハイ、アーン

提督「あんがと」モゴモゴ

提督「うん、おいし」ゴックン





……



提督「もう食えん……」ウップ

長門「ふぅ、食後のデザートが食べたいな。 何かなかったかな」ケプゥ

提督(あ、そうだ)

提督「そうだ、デザートならあるぞ。 少し待っててくれ」ガチャ



……


食堂。


提督「すみません間宮さん! 昨日取りにくるの忘れてました」

間宮「大丈夫ですよ、はい」スッ

提督「恩に着ます。 あと、バニラ味も一個頂いていいですか?」

間宮「ちょっと待ってて下さいね」

間宮「はい、どうぞ」スッ

提督「本当に間宮さんにはお世話になります」

間宮「いいのですよ」

提督「思えば俺がここに着任して一番長い付き合いなんじゃないですかね」

間宮「ふふ、そうかもしれませんね」

提督「なんか間宮さんにいつも頼ってばかりですし、俺にできることがあれば言って下さい」

間宮「そうですねぇ……。 ひとつ、あるにはあるのですが……」

間宮「今はまだ大丈夫です。 それより待っている人がいるのではないですか?」

提督「ああ、そうでした。 ではすみませんが、失礼しますね」



提督「ただいまー」ガチャリ

提督「これ、長門が言ってた奴を間宮さんに頼んでおいたんだ」

長門「これは……」パカッ

長門「この色、匂い。 もしかして」

提督「初日に食べたいって言ってたチョコレート味のあいすくりんだ」

長門「まさか本当に頼んでもらえるとは……。 そして作れたのだな」

提督「量産には向かないってさ。 だからいつもは食べられないかも」

長門「そうだったのか。 ふむ感謝するぞ! 早速頂くとしよう」パクリ

長門「あぁ……。 最高だ……!」

提督「頼んでおいてよかったな」

長門「本当だ。 んん、頭がキーンとするぞ」

提督「満足いただけたようでなにより」

提督「それ食べながら聞いて欲しいんだけど」

提督「長門、やり残したことはあるか?」

長門「つまり?」ペロペロ

提督「いや、長門の言いたいことやりたいことを聞けるのは一応今日までだからさ」

提督「なんかないかなって」

長門「……」


>>+2
あるか、それともないか。あるなら具体的に内容をお願いします。

意味合いが二つあるようなので、両方を使わせてもらいますね。

長門「提督には、檄を飛ばして欲しい」

提督「……?」

長門「提督は随分とここでの自分の在り方に迷っていたようだが」

長門「提督は提督なりに、頑張っているのが間近で見ていて良くわかった」

長門「信念を持って、自分はそうしているのだという気持ちが痛いほどに私には伝わった」

長門「だから、他の子もきっとわかってくれるはずだと思う」

提督「……そうかな」

長門「中にはそれが気に入らないと言う子も出るだろうが、それも問題ないだろう」

長門「提督は基本的に、相手に合わせて動いているように見える」

長門「私たちが望むのならどこまでもついてきてくれるし、そうでないときはそっとしておいてくれる」

長門「だから面倒だとは思うが、やりたいようにしている私たちに合わせればいい」

提督「面倒なんかじゃないよ。 というより、今と変わらないから大丈夫かなって」

長門「大丈夫だ。 この長門が保障する」

提督「それはとても心強いな」

提督「ありがとう」

提督「なんだか、長門には助けられてばかりだな」

提督「ふう、なんだか肩の荷が降りた気分だ」

長門「ふふ、私が提督の為になれているのならよかった」

長門「それで、明日からまた離れてしまうわけだが」

長門「どうにも、心細くてな、その。 なんだ……」ゴニョゴニョ

長門「もしよければ、抱きしめてはくれないか?」

ギュッ


長門「ぁ……」

提督「これだけで、足りるか?」ポンポン

長門「もう少しだけ、このまま……」ギュー

提督「ん」ナデナデ





……



長門「もう、大丈夫だ」スッ

提督「そっか。また足りなくなったらいつでもきてくれ」

提督「これくらいのことなら、いつでもしてやれるから」

長門「案外その日は遠くないかもしれないな」

提督「なんなら明日でもいいぞ?」

長門「次の子が可哀想だ。 さて」ガチャ

長門「提督。 有難うございました」

提督「こちらこそ、感謝する。 また明日な」

長門「はい、おやすみなさい。 よい夢を……」バタン

提督「……」

提督「漣のときもそうだったけど、なんだろうな」

提督「一人になると、すごく寂しい」

提督「寝るか」

今日はこれにて。
三日目、とても短くしてしまったような気がしますがお許し下さいませ……。
また夜あたりから出来れば三人目を始めたいと思います。



……


提督「……」パチリ

チュンチュン

提督「……静かだな」

提督「起きるか」





……


提督「さて、召集もかけたことだし、この箱持って出ますかな」ガチャ

提督「今度は誰が秘書になるかな……」

食堂。



提督「おう、みんなおはよう」

\オハヨーゴザイマース/

提督「さてちゃっちゃと終わらせよう。 じゃあ箱置いておくから」ゴトッ

提督「んじゃ後で秘書決まった子はこれ持って執務室までよろしくー」ガチャ

バタンッ

漣「長門さん、この三日間どうでした?」

長門「とても充実していたぞ。 漣のほうは?」

漣「私も、とても楽しくて心温まる三日間でした」

< ソウダロウナ、テイトクノソバニイルトフシギトココロガアタタカクテナ…

< ソウナンデスヨネ、ソレスゴイワカリマス!

翔鶴「……」

鳳翔「……」

加賀「……次こそは譲りません」

金剛「提督の秘書になるのは私デース……」

榛名「榛名……全力で、参ります……!」

天龍「全員目つきがやべえよ……特に空母組と戦艦組が……」ガクガク

北上「まーアタシは秘書になったらずっとコタツに入っててもいいかなーって」

大井「三日間なんにもしないでぐーたら出来たら最高よねー」

雷「電は秘書になったらどうするの?」

電「うーんと……。 まずは甘いものをいっぱいご馳走してもらうのです!」

青葉「誰に転んでも面白い取材ネタが出てきそうで楽しみですねぇ」





……



提督「そろそろ決まったかなー」

提督「っていうかやっぱ部屋少し臭いよなぁ……」

提督「一番安い壁紙に張替え直しておくか……」

コンコン!

提督「はーいどうぞー」






次の秘書は誰でしょうか、>>+3

どこに潜んでるのってくらいすぐで草不可避
潜水艦並みに怖いのですが……

鳳翔「私です」スタスタ

提督(あれ、これなんてデジャヴ?)

提督「どうしたの鳳翔さん? また――」

鳳翔「これ、当たっちゃいました」ピラッ

提督「まじですか」

鳳翔「あぁ……提督、提督っ!」ガバッ

提督「!?」

鳳翔「あぁ、この抱き心地……。 提督……」ギュー

提督(一体どうした)

提督「どうしたの鳳翔さん? なんかいつもと違うよ……?」

鳳翔「……ずっと、寂しかったんですよ」

鳳翔「提督に離任を告げられてから」

鳳翔「心に穴が空いたみたいで」

提督「……すまない」

鳳翔「離任を告げられて、その後自分の部屋に戻ったときに」

鳳翔「あぁ、今日から提督と一緒ではないのだと。それをより実感して」

鳳翔「ずっと、不安でした……」

提督「……ごめん」ナデナデ

鳳翔「いえ、すみません。 この程度のことで取り乱してしまって」

提督「それでも、鳳翔さんには悪いことをしたよ」

鳳翔「いえ、元々は私がずっと秘書でいたのですし、それ自体が有難いことなのにこんなこと言ってしまったら」

鳳翔「他の子たちに失礼ですよね」

提督「そう、なのかな」

鳳翔「そうですよ。 喉から手が出るほどに秘書になりたいと望む子もいるのに」

鳳翔「そういった子を押し退けてずっと私がここに居座ってましたから」

提督「それは違う、俺が鳳翔さんにいて欲しいと思ったんだ」

提督「だから、鳳翔さんに非は全くない」

鳳翔「そうでしょうか?」

提督「ああ、そこは全部俺の責任だと思ってる。 だから、この話はこれでおしまい」

鳳翔「お優しいのですね」

提督「そうでもないよ」

鳳翔「でも、今回の件で他の子も秘書になれるようになりました」

鳳翔「なので、私が寂しいのを我慢すれば他の子がその分提督と一緒にいられるので、それはそれでいいのかもしれませんね」

提督「……鳳翔さんは優しいんだね」

鳳翔「はい。 なんと言ってもみんなのお艦ですから」

鳳翔「提督は、みんなのお父さんですね」クスクス

提督「あー、それはないかもな……」

提督(そしたら俺、娘に手を出したことになるよな?)

鳳翔「なにかいけないことでもありましたか?」

提督「いや、何でもない」

鳳翔「いつか、提督の口から話して下さいね?」ニコッ

提督(ばれてーら……。 いや、そりゃそうだよな、うん)汗ダラダラ

提督「なんだか、鳳翔さんには苦労ばかりかけるね。 申し訳ない」

鳳翔「それくらい頼ってくれたほうが、私としては嬉しいです」

提督「ありがとう」

鳳翔「提督……」ジーッ

提督「鳳翔さん……」ジーッ

鳳翔「……ダメ、ですか?」

提督「……今まで断ったことあったっけ」

鳳翔「……」

鳳翔「ふふっ、言われてみればありませんね」

鳳翔「ということは、いいのですね?」

提督「……あまりこの後に差支えが出ないくらいであれば」

鳳翔「大丈夫です。 残りは夜に頂きますから、ね?」

鳳翔「一週間近くのおあずけの分、たくさん愛して下さいね」

提督(なんかこの三日間爛れた毎日で終わりそうな予感がする)

提督(ま、いっか……)




……

バスルーム。




鳳翔「あら、いつの間にこんな立派なお風呂を……」

提督「実は……」




……



鳳翔「なるほど、そういうことだったのですか」ゴシゴシ

鳳翔「今まで提督が使っていたのと比べると、風情があって、とても素敵なお風呂ですね」ザバー

提督「長門とのことについては触れないのか?」

鳳翔「私は構いませんよ? 今まで提督を独り占めしていたのですから」チャプッ

提督(なんて心が広いんだろう)

鳳翔「ん……とても気持ちがいいですね」カポーン

提督「隣、失礼するね」チャポン

提督「ふぅー……。 朝風呂も気持ちいい……」カポーン

鳳翔「出たら朝御飯にしましょう。 私、腕によりをかけて作ります」

提督「鳳翔さんのご飯、久しぶりだなぁ」

鳳翔「あ、聞きましたよ? 間宮さんとどっちが料理美味しいかって訊かれて」

鳳翔「私のほうが美味しいって言って下さったんですよね? すごく嬉しかったです」

鳳翔「ですから、また毎食作っても構いませんか?」

提督「いやいや、むしろ作って下さい。 鳳翔さんのが一番美味しくて、どこか落ち着く味なんだ」

鳳翔「そこまで褒めても何も出ませんよ。 ……でも、ありがとうございます」

提督「しかしなんだ、毎回思うけどそういう話をいったいどこで聞いてくるのか」

鳳翔「内緒です♪」

とりあえず今日はここまで。
今更ですが、艦娘の行動は今後は安価で選ばせて貰うことが多くなりそうです。
あと鳳翔さんが一応メインヒロイン?正妻?になるのでしょうか。
お付き合い有難うございました。

一日目。




鳳翔「いい湯でしたね」

提督「少し熱かったけど、寒くなってきたからあれくらいでいいのかもね」

鳳翔「さて、それでは朝食のほう作りますね」

提督「ああ、手伝えることはある?」

鳳翔「提督はゆっくりしてください」

提督「あ、ああ」

提督(楽させてあげようと思ったのに、これじゃいつもと変わらないな)

提督(食後に何かないか聞いてみようかな)

鳳翔「~♪」トントントン

提督(しかし、鳳翔さんがキッチンに立つ姿は本当に映えるな)

提督(こう、後ろから抱きつきたくなるような……)スッ

提督「」スタスタ

提督「鳳翔さん」ギュー

鳳翔「はいっ?!」ビクッ

提督「……どうしても、その。 なんか抱きしめたくなっちゃって」

鳳翔「……もう、びっくりしましたよ?」

提督「ごめん」ギュー

提督(寂しかったのは俺もだったのかな)

提督「ああ、すごく落ち着く」

鳳翔「……もう、しょうがないですね?」

鳳翔「~♪」トントントン



……


提督「ご馳走様でした」

鳳翔「お粗末様でした」

提督「これだよ、この味だよ。 本当に美味しかった……。 涙が出そう」ウルウル

鳳翔「喜んでいただけてなによりです」

提督「お茶淹れるね」

鳳翔「それなら私が」

提督「鳳翔さんはゆっくりしてて!」

鳳翔「ふふ、じゃあお任せしますね」




……



提督「で、恒例のアレです。 アレをしたいと思います」ズズーッ

鳳翔「はい、なんでしょう?」ズズーッ

提督「これまでの労いも込めまして」

提督「何でもいいので、鳳翔さんから何か要望とかありましたら、お願いします」

提督「不肖の身ながらで出来ることございましたら全力でお応えします」

鳳翔「まぁまぁ提督、そんなに卑下なさらないで」

鳳翔「そうですね。 欲張っちゃってもいいですか?」

提督「もうなんなりと」

鳳翔「>>+2です」

鳳翔「愛を確かめ合いましょう」

提督「今朝確かめたばっかりじゃない?」

鳳翔「まだまだ、足りないです」ギュー

提督「でもさ、いつもと変わらないというか、なんていうか」ギュー

提督「これが欲しいとか、あれやってみたいとか。 そういうものがくると思ってた」ナデナデ

提督「鳳翔さんはそういうことを言ったことがほとんどなかったからね」

鳳翔「私は今が幸せですから。 今のままでいいです」

鳳翔「それに、私が欲しいのは提督だけです」

提督「…………鳳翔さん」ギュッ

鳳翔「あっ……」

提督「好きだ」

鳳翔「私も……。 私も、あなたのことをずっと想ってます」

鳳翔「あなた無しではもう、生きていけないくらいに……」チュッ

提督「その気持ちに応えられるように、頑張るから」

提督「愛してるよ」

鳳翔「もっと言ってください……もっともっと……!」






……

提督「枯れる」ゲッソリ

鳳翔「もう、提督ったら。 まだお若いのですから」ツヤツヤ

鳳翔「あら、もうお昼ですね」

提督「朝っぱらからずっとこんなんじゃ夜もたないです……」

鳳翔「お昼は精力のつく料理にしましょうか」

提督「ちなみに夜も?」

鳳翔「もちろんです♪」

提督「頑張ります」

鳳翔「ではお昼にしましょう。 早速作りますね」

提督「食べたらコタツで寛ごう。 鳳翔さんは恐らく初コタツなはずだし」

鳳翔「何にしましょうか……鰻、ニンニク、山芋……」ブツブツ

提督「どれくらいでできそう?」

鳳翔「えーと……。 三十分くらいで出来ると思います」

提督「わかったー。 それまで暇だな、誰かのところに行くか」

提督「>>+3のところに行くかな」



……

コンコン

翔鶴「はい、どなたでしょう?」

提督「突然すまない」

翔鶴「あら、提督じゃないですか。 どうされました?」

提督「ちょっと暇だったからぷらぷらと」

翔鶴「お仕事のほうは大丈夫なのですか?」

提督「……」

提督(すっかり忘れてた)

翔鶴「その様子だと、やっていないのですね?」ハァ

提督「午後から頑張るから!」

翔鶴「いつも頑張ってるいますから、たまにはそういうのもいいですけれども」

翔鶴「ところで、なぜ私のところに?」

提督「>>+2だからかな」

>翔鶴「いつも頑張ってるいますから、たまにはそういうのもいいですけれども」

頑張っているいますからではなくて、頑張っていますからに脳内変換お願いします。。。

いろんな噂の出どころについて

てめーで安価だしておいててめーで踏むとは情けない。
>>317でいきます。

提督「色んな噂の出どころについて心当たりあるかなーと思いまして」

翔鶴「そのことでしたか」

翔鶴「そうですね、実は私もどこからとなく流れてきた話を聞いただけですので」

翔鶴「誰が出どころかということについては見当がつかないです」

提督「そっか」

翔鶴「噂はあくまで噂ですし、もしかしたら実際にはないことなのかもしれません」

提督「確かに、ある事ない事が勝手に一人歩きして色んな人の耳に入っていくのはよくあることだもんな」

翔鶴「お役に立てなくてすみません」

提督「ごめん、気にしないで欲しい」

提督「別に重大な事件っていうわけでもないから」

翔鶴「そうですか」

翔鶴「提督、私からもお聞きしたいことがあるのですが、よろしいですか?」

提督「なんだい?」

翔鶴「>>+2なのですが……」

翔鶴「鳳翔さんと爛れた関係だって本当ですか?」

提督「爛れた、とはまた……。 本当だよ」

翔鶴「どうして鳳翔さんなのですか?」

提督「俺は鳳翔さんのことが好きだし、鳳翔さんも俺のことが好きだから」

翔鶴「……私も、私も提督のことをお慕いしていますと言ったら、抱いてくれますか?」

提督「それだけでは抱かない」

提督「けど、それが嘘偽りない本音なのであって、どうしてもそれをしないと気が済まないというのであれば」

提督「そういう時は抱くよ」

提督「それが別のことで、何か苦しんでいたり困っていたり」

提督「声を上げる子がいれば出来るだけ応える」

翔鶴「そこに提督の愛はあるのですか?」

翔鶴「失礼ですが、その物言いですと仕方がなくやっているというように聞こえなくもないです」

提督「そう聞こえるのは仕方がないとは思う。 だけど、仕方がなくやるというそれだけは決してしないと誓うよ」

提督「とても聞こえがいいことを言わせて貰うけど、俺は皆を愛してるから」

翔鶴「そう、ですか」

提督「そこをどう思うかは翔鶴の判断に任せる」

翔鶴「いえ、それは普段の提督を見ていればわかります」

提督「そうか」

翔鶴「私は信じますよ? その言葉」

提督「……ありがとう」

翔鶴「だから、今後もその思いを変えることなく貫き通して下さいね?」

提督「やるさ。 死ぬまでそれだけは変えないよ」

翔鶴「……期待していますね?」




……

今日はここまで。
誤字脱字に自分で安価を踏むという失態。少し慢心してました。
風邪が流行っております。お身体ご自愛くださいませ。
お付き合い有難うございました。

鳳翔「お昼ご飯ができましたよ」

提督「これまた昼から豪勢な……」

鳳翔「はい。 鰻のひつまぶしにニラ玉、カキのお吸い物と長芋のバター醤油炒めです」

提督「これを三十分で……。 作るの苦労したよね?」

鳳翔「いいんです。 おさんどんは好きですから」

鳳翔「それが愛する方のためなら尚更です」

提督「幸せすぎてどうにかなりそう」

鳳翔「冷めないうちにいただきましょう」

提督「おっと、そうだね。 いただきます」




……


提督「ごちそうさま」

鳳翔「はい、お粗末様です」

提督「食べたら眠くなってきちゃった……」

鳳翔「それなら、膝枕をしますよ」

鳳翔「はい、どうぞ」ポンポン

提督「失礼するね」

提督「あぁー気持ちいい……」

鳳翔「今日はこんなものがあるのです」スッ

提督「耳かき?」

鳳翔「はい。 大人しくしてて下さいね?」

提督「ん、お願い……」




……



提督「ん……」

鳳翔「目が覚めましたか?」

提督「あれ、俺寝てた……?」

鳳翔「はい、ぐっすりと」

提督「ごめん、足辛いよね。 今起きる……」フワァァ

鳳翔「大丈夫ですよ。 私もこの格好のまま寝てましたから」

提督「ん、ありがと。 もう五時か……」

提督「仕事は明日に回すか」

提督「晩御飯には早いし……。 なにしようか」

鳳翔「そうですね……>>+2などはいかがでしょう」

鳳翔「そうですね……」

鳳翔(いつもは私からですし)

鳳翔(今日は提督からして貰いたいです)

鳳翔「夜戦、なんていかがでしょうか……」ギュッ

提督(なんでか知らないけど妙にエロい、声色とか目つきとか……)

鳳翔「ダメ、でしょうか……?」グイッ

提督(絶妙なこの肌蹴具合、絶対誘ってるよ)ゴクリ

提督「さすがにその、久しぶりだったのはわかるけどさ」

提督「いくらなんでも、しすぎじゃないかな……?」

鳳翔「でも、この三日間が過ぎてしまえばまた……」

鳳翔「なので、出来るうちに出来るだけ提督を感じたいのです」

提督「でもさ、夜もするんだよね?」

鳳翔「私としてはして頂きたいです……」

提督「うーん……。 んー……」

鳳翔(もう一押し、でしょうか?)

鳳翔「旦那様」グイッ

提督「は、え? 旦那? どうしたの、鳳翔さん?!」アセアセ

鳳翔「さん、はいらないです。 鳳翔と、お呼びください」

鳳翔「旦那様……。 私にどうか、お情けをくださいませ……」スルリ

提督「」

提督「鳳翔っ!」ガバッ

鳳翔(きゃ、提督ったら♡)







……

提督(我、夜戦に突入せざるを得ませんでした)

鳳翔「ふふ、旦那様」スリスリ

提督(妙にツボに嵌ったのか、しているときも旦那様と呼ばれ)

提督(それはそれでまたくるものがあったのだが)

提督「鳳翔さん、ちょっと元気すぎじゃない?」ナデナデ

鳳翔「提督と一緒で元気じゃないはずがありません」ギュー

提督(こんな鳳翔さんも珍しいし可愛いんだけど)

提督(明日からはもう少し落ち着いてくれると有難いかな)

鳳翔「なんだか眠くなってしまいましたね」

提督「今何時だろうね……。 動くのも億劫だ……」

鳳翔「お腹空いてます?」

提督「空いてるっていうより気だるい感じかも。 あと眠いな」

鳳翔「では、今日はもう寝ましょうか」

提督「そうだね、そうしようか」

提督「おやすみ」ナデナデ

鳳翔「おやすみなさい」ギュッ

二日目。




提督「さて、今日も鳳翔さんの朝食を頂きまして、英気が満ち満ちて参りました」

提督「今日はさすがにお仕事をしたいと思います」

鳳翔「お茶が入りました」コトッ

提督「ありがとう。 さて」ズズーッ

提督「鎮守府のどこをうろつこうかな」

提督「>>+2にでもいってくるかな」



……


コンコン



北上「はいはいー、って提督じゃん」

提督「おはよう北上」

北上「おはよー。 何しにきたの? コタツ譲る気になったとか?」

提督「そういうわけではない」

北上「じゃーなんなのさー?」

提督「いや、仕事しようと思ってたらいつの間にかここにきてた」

北上「無意識のうちにアタシのところにくるなんて、罪な女ねー、アタシもさ?」

提督「はいはい……」

北上「それともまさか、もうアタシってお役御免? 解体されちゃうの?」

提督「北上と大井は優先して錬度を上げていたりとかさ」

提督「結構大事にしてきたと思うんだけど、本当にそう思う?」

北上「あはは、冗談だってば」ケラケラ

北上「でも、そうだよね。 アタシたちって、大事にされてると思うよ」

北上「それもあってか一部で北上様とか呼ばれるようになったのよねー」

北上「開幕同時に船を沈める姿が神々しいだとか恐ろしいだとか」

提督「嫌なのか?」

北上「んー、複雑だよねー」

提督「そっか。 でも俺は好きだけどな、北上様。 ハイパーつけたらもっと格好いいな」

北上「なにそれ、ダサいんだけど」クスクス

提督「どれだけ俺が北上様にお世話になったことか」

提督「いつもありがとな?」

北上「本当にそう思ってる?」

提督「もちろん」

北上「じゃあさ、ご褒美に>>+2が欲しいなー、なんてね?」

北上「1/144デンドロビウムが欲しいなー、なんて」

提督「なぜにそんなものを?」

北上「いやー、いっそハイパーを通り越してアルティメット北上様になれるかなーって思って」

提督「なんだそりゃ」

北上「まーなんていうか? アレを部屋に飾れば士気が高まると思うんだよね」

北上「いつかこうなれるかもって夢見て毎日頑張ってもいいと思うんだよね?」

提督「じゃあ今度買いにいくか」

北上「いいの?」

提督「それくらいなら出してやるよ。 そもそも俺の給料なんてあんまり使い道がないんだし」

提督「それに、お前さんたちがいなければ俺の仕事は成り立たないからね」

北上「艦娘あっての提督ってこと?」

提督「そゆこと」

北上「ふーん。 じゃあそのご好意に甘えちゃおっかなー」

提督「おう、甘えられるときは甘えとけ」

北上「さんきゅー、提督」

提督「じゃあもう行くな」ガチャ

北上「提督」

提督「?」

北上「艦娘も、提督あっての艦娘ってこと、忘れないでね」

提督「おう。 またな」バタン

北上様とプラモを買いに行く約束をして今日はおしまい。
そろそろ誰とどういうやり取りをしていたか忘れてくる頃なのでまとめておかないと。
お付き合い有難うございました。

パッと見でやりとりをまとめてみました

隼鷹さんの選んだ家具を部屋に置く
蒼龍さんが秘書になって鳳翔さん以上の料理を作れたらなんでもひとついうことを聞く
漣ちゃんをなでなで

長門さん料理リベンジ、晩酌、抱きしめる
抱いた子は戦後責任とる

金剛さんが秘書になったら長門さん以上のことを

翔鶴さんも抱かれたい?

しまかぜちゃんが秘書になったらけーきばいきんぐ

北上様とガンプラを買いに

何かのお役に立てていただければ幸いです

長文失礼しました、いつもお疲れ様です

プラモって家具職人が必要なのかな

>>354
これは有難いですね。
自分でも注意しながら続けようと思います。

提督「とりあえずデイリーこなさないとだし、工廠でも行くかな」




・・・

・・・・・・



提督「こんにちは」

妖精「こんちはー」

提督「今日もいつもの建造をお願いします」

妖精「あいあいー」

提督「さて、帰るか……」チラッ

提督「ん? >>+2じゃないか、どうした? こんなところで」

夕張「提督じゃないですか」

提督「おう。 こんなところでどうした?」

夕張「ここには色々ありますので。 兵装のデータ採りです」

夕張「私にはあまり関係のない兵装でも、性能を知っておけば戦闘時にうまく立ち回れるかもと」

提督「へぇ。 指揮を執る人間がこう言うのもおかしな話だけど、随分と熱心なんだね?」

夕張「うーん。 正直言うと、暇だからっていうのもあるんですけどね」

提督「それでも暇な時にそういうことをしようと考えるのは偉いと思うよ」

夕張「お褒めいただけて嬉しいです」

夕張「それと、もう一つ理由があるのですよ」

提督「そうなの?」

夕張「はい。 >>+2もあったからきたんです」

夕張「妖精さんと新装備の話し合いです」

提督「新装備?」

夕張「装備が重くてどうにもならないからさ」

夕張「そこのところどうにかなんないかなーって」

夕張「あと高角砲も仕様を変えて欲しいというか」

提督(これはあれだ、裏の事情だから仕方が無い)

提督「大変なんだな?」

妖精「そうですねー」

夕張「色々と試行錯誤してるんだけど……」

夕張「装備を四つ積めるのはでかいから、枠を活かせるようにしたいのよ」

提督「ごめんな、あんまり装備開発に資材を回せなくて」

夕張「いいのよ、今はデータを採ることに専念してるから」

夕張「開発したいって時になったら出してくれたら嬉しいかな?」

提督「善処するよ。 忙しいところ失礼したね」

夕張「そうでもないよ。 じゃーね、提督」

提督「ああ、またな」




……

提督「戻ってきたらご飯が出来てた」

鳳翔「たった今できました」

提督「そんな長いこと歩いてたんだっけ、あっという間だな」

提督「さて、じゃあ頂きます」




……



提督「はぁー。 幸せだなぁー」

鳳翔「お茶を淹れますね」

提督「お願いするね」

提督「コタツでまったりみかんでも食べながら暖をとる」ヌクヌク

提督「寒い日はこれに限る」ムキムキ

鳳翔「そうですね。 お茶が入りました」コポコポ

提督「どうも。 はい、みかん」スッ

鳳翔「頂きますね」モグモグ

提督「幸せだな」ヌクヌク

鳳翔「はい。 とても幸せです」ヌクヌク

眠気が酷いので今日はここまでで。
まったく進んでなくて非常に申し訳ない。

すみません、寝落ち繰り返してたら目が冴えてきたので眠くなるまで続けます。

提督「鳳翔さんはさ、将来のことって考えてる?」

鳳翔「将来ですか?」

提督「将来っていうか、戦後のことかな」

提督「俺は漠然としてて想像できないんだけどさ」

鳳翔「そうですね。 私もあまり考えてはいませんが」

鳳翔「こうなりたいな、という願望はあります」

提督「例えば?」

鳳翔「提督に娶ってもらって、子を授かりたいなぁと」

鳳翔「提督が嫌と仰るのでしたら無理にとはいいませんよ」

提督「嫌だなんて言うと思う?」

鳳翔「ふふ、思いません」

提督「結婚かぁ……」

鳳翔「でも、戦争が終わってからでないと考えられないですよね」

鳳翔「他にも私と同じように考えている子がいると思いますから」

提督「そうなんだろうな……」

鳳翔「それに、艦娘のままでは子供を作れませんから」

提督「あ、できないのってやっぱりそういうことだったんだ」

鳳翔「そうなのです」

提督「……いつか欲しいな」

鳳翔「期待してもよろしいのですか?」

提督「そうだね、頑張るよ」

鳳翔「すごく嬉しいです。 提督と私の子供、ですか……」

鳳翔「長門さんの考えも悪くはないのかもしれませんね?」

提督「それはどうだろうなぁ……」

提督「まずは他の子にも色々聞いて、無事みんなで生きて終戦を迎えるのが第一かな」

鳳翔「その後のことはそれからでも遅くはないですよね」

提督「だな。 よし、午後の仕事をするかな」

鳳翔「お手伝いいたしますね」

提督「頼むね」






……



ヒトナナマルマル。



鳳翔「日が落ちるのも早くなりましたね」

提督「本当だ、もう真っ暗。 今日はもう終わりでいいかな」

鳳翔「お仕事お疲れ様です。 紅茶を淹れました」コトッ

提督「ん、いつもありがと。 身体に染みる甘さが心地いい」ズズーッ

鳳翔「お砂糖を少し入れました。 糖分は疲労回復によいのです」

提督「どうりで。 さて、少し時間があるね。 なにしよっか」

鳳翔「そうですね。 >>+2はどうですか?」

鳳翔「いちゃいちゃしましょうか」

提督「そのまま夜戦?」

鳳翔「それでもいいのですけれども、それは後のお楽しみにしましょう」

提督「わかった。 おいで、鳳翔さん」

鳳翔「……はい」

ギュッ

提督「こうしてると、すごく落ち着くんだよな」ナデナデ

鳳翔「私もです。 ん……」チュッ

提督「暖かいな」チュ

鳳翔「はい。 それでいて、心地よいですね」ナデナデ

提督「うん」ギュー

鳳翔「ふふっ」サワサワ

提督「たまにはこういうのもいいね」モミモミ

鳳翔「て、提督、くすぐったいですってば」ムニュ

提督「鳳翔さんは耳のここが弱いんだよね」ペロペロ

鳳翔「あ、ぁ……提督、それ以上は……」ビクビク





……



提督「そろそろ離れようか」

鳳翔「名残惜しいですね」

提督「そうだね、離れたくないけどこれ以上くっついてたら我慢できそうにない」

鳳翔「では、お夕飯の後に続きをしましょうか?」

提督「そうしよっか。 それじゃあご飯お願いしてもいいかな?」

鳳翔「お任せ下さい♪」

提督「よし、準備くらいは手伝うかな」

結局ほとんど進まずして睡魔が襲ってきたので今度こそ寝ます。
お付き合いありがとうございました。



……


提督「相変わらず美味しかった」

鳳翔「はい、お茶です」コトッ

提督「ありがと」ズズーッ

提督「ふー……」

鳳翔「提督、今日は何の日かご存知ですか?」

提督「今日……?」

提督(ねのひだよぉ、じゃなくって……)

鳳翔「十一月二十二日。 今日はいい夫婦の日です」

提督「ああ、そうだね。 言われて思い出した」

鳳翔「せっかくですので、提督と夫婦のようなことをしたいのですが……」

提督「もう既に夫婦みたいな感じだよな」

鳳翔「もう、提督ったら///」

提督「夫婦のようなことか……」

提督「>>+3、とか?」

提督「夜戦、とか?」

鳳翔「あら、もうですか?」ウフフ

提督「うん、我慢できないかも」

提督「嫌か?」

鳳翔「提督に求められて嫌だなんて言う訳がないです」

鳳翔「それに、早くからして頂ければそれだけ長く愛していただけますから」

鳳翔「むしろ嬉しいくらいです」

提督「照れるな……」

鳳翔「だって本当のことですもの」クスクス

提督「えっと……。 結局いつもと同じだけどそれが一番だな」

鳳翔「ですね」

提督「さて、前置きはこれくらいにしよっか」

提督「さっきのお預けからだいぶ焦らされてたからもう……」

鳳翔「それは私も一緒ですよ、ほら……」ズイッ

提督「あ……」

鳳翔「ふふ、隙ありです。 ちゅ、んん――」ガバッ

提督「――っ」ドサッ

三日目。



提督「もう三日目が来てしまった」

提督「まるで連休明けのような気分だ」

鳳翔「早いですね」

提督「とりあえずシャワーでも浴びようか」

提督「それから今日一日を考えよう」





……



提督「さて、さっぱりしたことだし」

提督「鳳翔さん、今日で最後なんだけどさ」

提督「どこか行きたいとか、なんかやりたいとか。 最初にも訊いたんだけどさ、何かないかな」

鳳翔「最後の日はやっぱり……。 >>+2でしょうか?」

鳳翔「デートをしましょう」

提督「デートか。 なんだかんだで初デートじゃないのかな」

鳳翔「はい。 思い出をたくさん作れたらと思いまして」

提督「そうだな。 今日一日、楽しもう」

提督「どこに行くか考えてる?」

鳳翔「提督はありますか?」

提督「俺は鳳翔さんがいればどこ行っても楽しめるからさ」

提督「鳳翔さんの行きたいところに連れて行って欲しいな」

鳳翔「では、最初は>>+1にいきましょう」

鳳翔「商店街にでも行きましょうか」

提督「よし、じゃあまずは出ようか」

鳳翔「そうですね」

鳳翔「あ、少し待ってて下さい。 部屋に取りに行くものがありまして」

提督「大丈夫だよ」





……




鳳翔「ふう、外は寒いですね」

提督「すっかり冷え込んできたね。 夜はもっと冷えるだろうね」

提督「手、繋ごうか」スッ

鳳翔「はい」ギュッ

鳳翔「提督の手は温かいのですね」

提督「鳳翔さんの手も温かいよ」

提督「なんだか、心も温まるね」

鳳翔「そうですね、すごくポカポカします」

提督「いこっか」

今日はここまでで。
どこ行かせたい、なにさせたいというのありましたらぜひお願いします。
拾えるものは入れていきたいです。
お付き合い有難うございました。

商店街




提督「しかしこの辺には色んな店があるんだな」

鳳翔「そうですね。 見ていて飽きないです」

提督(ん、アレは……)

鳳翔「洗剤と調味料を切らしていたので、予備も買いましょう。それから──」

提督「ね、ちょっとここ寄っていかない?」

鳳翔「……宝石店、ですか?」

提督「うん、記念にと思って」

鳳翔「?」

提督「その、鳳翔さんとのペアリングが欲しいなって」

鳳翔「…………」

提督「ダメかな?」

鳳翔「すみません、嬉しくて言葉が出なくて……」アタフタ

提督「鳳翔さんがうろたえてるとこ初めて見かたも」クスクス

鳳翔「その、欲しいです。 でも、ペアリングなのですね」

提督「まだこれが精一杯かなって思って」

鳳翔「そうですね。 では、いきましょう」




提督「どれにしようか」

鳳翔「あまり高いのを買っても仕方ありませんし、これなんかどうでしょう」

提督「銀の指輪か。 鳳翔さんはそれでいいの?」

鳳翔「あまり煌びやかなのもどうかと思いまして。 私はこれがいいです」

提督「じゃあそれにしようか。 俺もこのシンプルなデザインが気に入った」

提督「早速、指のサイズを測ってもらおうか」





……




提督「二人とも合うやつがあってよかったね」

鳳翔「そうですね」

提督「よし、次はデパートあたりかな」

鳳翔「はい。 食材の補充もしておかないと次の子が困るかもしれませんので」

提督「行こうか」スッ

鳳翔「はい」ギュッ




……




提督「よし、これで必要なものは全部買ったし」

提督「そろそろお昼だね。 何か食べたいものある?」

鳳翔「うーんと……。 久しぶりにお蕎麦が食べたくなりました」

提督「蕎麦かぁ。 ここにも蕎麦屋があるみたいたけど、他探す?」

鳳翔「ここで済ませちゃいましょうか」





……



鳳翔「ごちそうさまでした」

提督「さて、この後どうしようか」

鳳翔「このあたりを練り歩きながら帰るとしましょう」

提督「何か面白そうなところがあったら寄っていこうか」

鳳翔「そうですね」



……




提督「ん、ここは……。 弓道教室?」

鳳翔「そうみたいですね。 体験会もやってます、と書いてあります」

提督「へぇ、面白そうだね。 入ってみてもいいかな?」

鳳翔「いいですよ。 私も興味があります」

提督「すみませんー」ガラッ

師範「はい、なんでしょう」

提督「こちらで弓道の体験をしたいのですが」

師範「ああ、それならこちらへ。 隣の方もご一緒にですか?」

鳳翔「私も少し弓を引いてみたいですね」

提督「一緒に教えてもらおうか」

師範「ではまず弓道着に着替えましょう。 着替えはこちらの更衣室で──」



……



提督「全然的にあたらなかった」

鳳翔「そういうものですよ」

鳳翔「的に当てるのもそうですが、道のつくものは所作が成っていることが大事ですから」

提督「付け焼刃で出来るものじゃないのはよくわかった」

提督「それを考えると、鳳翔さんは凄かったね。 滑らかな動きで矢も中心に当たってたしさ」

鳳翔「少々心得があるだけですよ」

鳳翔「でも、提督の袴姿もとても素敵でした。 また見てみたいですね」ウットリ

提督「今度暇があったらまた行こうか」

鳳翔「ぜひ、行きましょう」

提督「外はまだ明るいね、今度はどこ行こうか」

鳳翔「あちらのほうに参道が見えますね」

提督「神社でもあるのかな? 行ってみようか」






提督「やっぱり神社だったね」

鳳翔「大きな鳥居ですね……」

提督「お参りでもしていこうか」

鳳翔「はい」






……




提督「二礼二拍手一礼、と」

提督「……」パンパン

鳳翔「……」パンパン

提督「……よし」

鳳翔「提督は何か願い事をされたのですか?」

提督「無事鳳翔さんやみんなが元気でいられますようにって。 鳳翔さんは?」

鳳翔「提督と、みんなの無病息災を願いました」

提督「似たもの同士だね」

鳳翔「ふふ、なんだか嬉しいです」

提督「にしても、歩き疲れたね。 なんか甘いものが食べたくなっちゃった」

提督「参道の脇の道路にクレープ屋があったから、そこで休憩がてら食べよう」

鳳翔「あの、くれえぷ、とはなんでしょうか?」

提督「洋菓子の一つで、説明するより食べてみるのが一番早いかな?」

鳳翔「なんだか気になりますね」





提督「何味にしようか」

鳳翔「結構種類があるのですね、迷っちゃいます」

提督「俺はブルーベリー生クリームにしようかな」

鳳翔「私は……。 えっと、この苺とばななの生クリームのやつでいいですか?」

提督「すみません、今の二つお願いします」

店員「かしこまりました」






……





鳳翔「見た目どおり、とっても甘いのですね。 すごく美味しいです」ハムッ

提督「喜んでもらえてよかった」パクッ

提督「鳳翔さんのやつも食べてみたいな。 貰ってもいい?」

鳳翔「どうぞ、はい」スッ

提督「……こっちにすればよかったかな?」モグモグ

鳳翔「クリーム、ついてますよ?」スッ ペロッ

提督「あ……」

鳳翔「提督、私にも提督のください?」アーン

提督「ん」スッ

鳳翔「……こちらもおいしいのですね」モグモグ

提督「日が落ちてきたね、少し冷えてきた」

鳳翔「それなら、こんなものを」ゴソゴソ

鳳翔「マフラーを編んだのですが……。 提督に貰って頂いていいですか?」

提督「すごいもふもふしてて気持ちいい。 これ鳳翔さんの手作りって、すごいな。 いつの間に?」

鳳翔「秘書を外れてから作りました。 喜んで頂けたらと思いまして」

鳳翔「ただ、その。 長めに編んでしまったので使いづらいかもしれませんが」

提督「うん、大事にする。 それと、長い分は二人で巻けば解決するんじゃないかな」スルスル

提督「ほら、どうかな。 ぴったり」

鳳翔「……すごく、温かいですね」

提督「そうだね、すごく首が幸せ」

提督「いや、首だけじゃないんだけどね。 すごい温かい」

鳳翔「私にはその言葉がとても温かいです」

鳳翔「提督、先程の指輪。 して頂いてもいいですか?」

提督「おっと、そうだった。 せっかく買ったのにね」

鳳翔「こちらの薬指にお願いできますか?」スッ

提督「……」スッ

鳳翔「ふふ、ありがとうございます」

提督「俺も、お願いしていいかな」スッ

鳳翔「はい」スッ

提督「ありがとう」

鳳翔「次は婚約指輪がいいですね」

提督「そうだな」

鳳翔「……帰りましょうか」ギュ

提督「ああ、帰ろうか」ギュッ

デートというより普通の夫婦の買い物みたくなってしまった……。

今日はこれでおしまいです。
ネタを提供してくださった方には感謝です。あまり期待に沿えるようなものは書けませんでしたが。
明日四人目を選んでおしまいでしょうか。週一人ペースだけどなんかなぁ……。
いつも遅くからだらだら書いているせいなのですが、もう少しスムーズに進めたいですね。
お付き合い有難うございました。

お風呂入ったら始めます。
他所のssを見ていると割と雑談とかがあって、ここは静かだなーと思ったり。
ネタ提供やそういった話から思いつくものもあると思うので、そういうのは歓迎です。
見ている人も多くはないと思うのでこんなこと書くのもアレですけど……。

えっ今日は雑談してもいいのか!

>>414
いくらしても毒ガスを撒いたりしないので安心して下さい。



……


提督「ただいまー」バタン

鳳翔「外に出て、色々見て回って。 充実した一日でしたね」

鳳翔「もちろん、提督としがな一日情事に耽っていても、それはそれで充実していますが」

提督「さすがに腰がつらくなるから、アレはたまにな?」

鳳翔「ふふ、前はもうしないからな、と仰っていたのに」クスクス

提督「その話はやめ!」

鳳翔「ふふっ」

提督「で、そろそろ七時近いんだけど」

鳳翔「晩御飯の用意を致します。 今日は水炊きでいかがでしょうか」

提督「いいね。 身体が冷えてたところだし、まったり鍋は嬉しいな」

鳳翔「では準備に取り掛かりますね」

提督「一緒にやろっか?」

鳳翔「……はい、お願いしますね」




グツグツグツ……

提督「そろそろかな?」カパッ

鳳翔「ちょうど、でしたね」

提督「うん、この白菜なんかとろとろになってて美味しそう」ツンツン ヒョイ

鳳翔「お肉のほうも、火が通ってるみたいですし」

提督「じゃあいただきます!」

鳳翔「どうぞ、召し上がれ」スッ

提督「前は駆逐艦の子たちと大勢で鍋やったんだけどさ」ハフハフ

提督「こうして、二人で静かに食べるのもいいよね」

提督「これはこれで、この落ち着いた感じが好きだ」

鳳翔「私も、提督と二人で頂くご飯はいつもより美味しく感じられますので」

鳳翔「この雰囲気が好きです」

提督「戦時中なのを忘れちゃうくらい幸せだなぁ」

鳳翔「いいことだと思いますよ?」

提督「そうだね。 ずっとピリピリしてたら気疲れしちゃうもんね」

鳳翔「ですね。 ……具のほう足しますね」ドポン

提督「じゃあ蓋するよー」カパッ



……


提督「食った食った」ゲップゥ

鳳翔「ごちそうさまでした」

鳳翔「お茶を淹れますね」

提督「じゃあみかんの皮でも剥くかー」

提督「と思ったけど、間宮さんからあいすくりんを頂いてるんだった」

鳳翔「あら、まぁ。 頂いてもいいですか?」

提督「そのつもりで貰ってきたんだ。 ゆず味のあいすくりん」

提督「お腹が落ち着くまでゴロゴロしよっか」ゴロン

鳳翔「お茶が入りました」コポポ…

鳳翔「はい。 お隣いいですか?」モソモソ

提督「ん、どーぞ」

鳳翔「温かいですね」ズズーッ

提督「そうだね」ズズズ

鳳翔「あいすくりんっていうより、氷菓に近い感じがしますね。 爽やかです」ペロリ

提督「……すっぱい」ペロペロ



……


フタフタマルマル。



提督「三日間、ご苦労様」

鳳翔「提督のほうこそ。 私も結構無理を言いましたから」

提督「無理どころか、とても楽しかったよ」

提督「やり残したことはないかい?」

鳳翔「はい……」ピトッ

提督「……」ピトッ

鳳翔「……」

提督「……しよっか」

鳳翔「……はい」

提督「その後、お風呂に入ろう」

鳳翔「お風呂でも、よろしいですか?」

提督「今日は朝まで付き合うよ」ナデナデ

鳳翔「嬉しいです……」ギュッ

提督「これからも愛してるよ。 鳳翔」チュッ

鳳翔「私も提督に負けないくらい、愛してます」チュウウ……





……





提督「朝です」

鳳翔「はい……」

提督「召集かけるね?」

鳳翔「はい」


< アーアー…カンムスノミナサマ、オハヨウゴザイマス
   マルナナマルマル、ショクドウマデオアツマリクダサイ  ブツッ


提督「寂しくなったらさ、鳳翔さんのところに行くな?」

鳳翔「!」

提督「夜は自室に戻る子もいるから……ね」

鳳翔「……お待ちしておりますね」

提督「あまり期待されすぎても困るけど、機会があったら」

鳳翔「はい。 提督、行きましょう」ギュ

提督「ああ」ギュ

ガチャ



提督「おはようー」


\オハヨウゴザイマスー/


提督「なんだか目が血走っている方や病んでいそうなかたが数名いらっしゃいますが」

提督「クジ引きのほう進めても大丈夫ですかね」


\ハヤクシロー!/


提督「なんか怖いんですけど……」

提督「じゃあ箱置いていくので、仲良く引いてください」ゴトッ

提督「じゃあ俺は執務室に戻るのでまた……」バタン






提督「なんだよ、みんなまるで三日前の執務室にきた鳳翔さんみたいな顔して」コツコツ

提督「さて、とりあえず掲示板で連絡事項に目を通してから戻るか」ジーッ

提督「……艦隊のアイドルショーの宣伝なんてここに張らなくてもいいだろうに」ベリッ

提督「えーと──」ハッ


『提督と鳳翔さんの情事写真』


提督「オイ待てこれ張ったの誰だ」ベリッ

提督「これ駆逐艦の子が見てたらやばいって」

提督「つか無修正じゃねーかよ……。 いつ誰がどこで撮ったんだよまじで」

提督「……一応持って帰ろ」ポケットズボォ



加賀「……本当ですか? 鳳翔さん」

鳳翔「ええ、三日のほとんどを提督に愛してもらい──」

赤城「この指輪は?」

鳳翔「最後の日にペアリングを買って頂きまして──」

不知火「……」ジーッ

瑞鶴「青葉さん! この写真はいくら?!」

青葉「それはですねぇ、ちょーっとばかし値が張りますよぉ?」

イク「これは提督にお仕置が必要なのね?」

榛名「私が秘書になったら提督のことをまず……でこうして……」ブツブツ

金剛「榛名、私ならそこでこうシテから……でその後はカレーに……を混ぜて……」ブツブツ

長門「むぅ、私も指輪、買ってもらえばよかったな……」ショボーン

龍驤「うちも三日間ずーっと胸だけ揉んで貰えばばいんばいんの……」ブツブツ

足柄「既成事実さえ作ってしまえばこちらのものよね……」ブツブツ

高雄「提督は巨乳好きという噂を信じるのであればまず負けるはずがあり得ませんわ……」ブツブツ

\ワーワー/




夕立「なんかあの辺、駆逐艦は立ち入り禁止っぽい?」

涼風「何人か駆逐艦の子もいるみたいだけど」

那智「……ふん、馬鹿馬鹿しい」

古鷹「いいから早くクジ引きしたいです」



……


提督「なんか嫌な予感がする」

提督「あまり提督ラブな発言をしていない子ならきっと普通の三日間を過ごせそうだけど」

提督「金剛もそうだけど、他にも提督ラヴな子なんかはもしかしたら鳳翔さんよりすごいことになりそう」

提督「一部の子がもうやる気まんまんだった、何がとは言わないけど。 飢えた狼みたいな目してた」



コンコン



提督(なんて言ってたらきちゃったよ)

提督「……どうぞ」



ガチャリ……



提督(誰だ?)



四人目は誰でしょうか。 直下からコンマ50以上の一番早い子で。

瑞鶴「提督さん、私だよ!」

提督「ああ、瑞鶴か……」

提督(姉ラヴな瑞鶴であれば、一安心と言った所か……?)

瑞鶴「なによ、その残念そうな顔!」

瑞鶴「もしかして私じゃ不満なのかなー?」ニヤニヤ

提督(なんか怖いんですけど)

瑞鶴「鳳翔さんに搾り取られて、その後に私だったから安心した、って所かしら?」

提督「」ギクッ

瑞鶴「ふふ、そうだといいわね?」

提督「えっと。 まぁ、なんだ。 とりあえずいつものやつなんだけど」

提督「今回秘書になって、要望というか、なんていうか」

提督「率直に言うと、今なにしたい? それとこの三日間どうしたい?」

瑞鶴「>>+2よ」

瑞鶴「愛されたいわ」ズイッ

提督「……」ナデナデ

瑞鶴「……馬鹿にしてるの?」

瑞鶴「こういうことして欲しいって言ってるのよ」ピラリ

提督「……そんなところにまで出回っていたのか」ハァ…

提督「しかもさっきと違うのだし」

瑞鶴「私だって提督さんのこと好きだったのに」

瑞鶴「別に提督さんの一番じゃなくてもいいから、提督さんに愛されたい」

瑞鶴「私も、提督さんのことを愛したい」

提督(どうしたものか)

提督「ダメだって言ったらどうする?」

瑞鶴「軽蔑するわ」

瑞鶴「鳳翔さんはまだしも、長門さんだってしてもらったんでしょ?」

瑞鶴「私だけ除け者扱いされてるって。 秘書だって辞めるわ。 居ても気まずいだけだもの」

提督「お前らは本当に……。 わかったよ」

瑞鶴「やったぁっ!」ダキッ

提督「でも今すぐはしないからな」

瑞鶴「わかったわ。 ふふ、よろしくね、提督さん!」

今日はこれまで。

ヒロインは基本チョロイン、はっきりわかんだね。
比叡改二の具合からしても、大井さんの没台詞からしても、姉ラヴな子や他でも提督ラヴ傾向にあるんだし、提督の事が嫌いな子はいないはず。
あ、今更ですがこのSSは秘書とのいちゃらぶを描いたものです。ご注意ください(すっとぼけ
漏れた安価は他で利用させてもらったりもします。ご了承くださいませ。
それと、似たようなものが続いてしまうのでヤンデレ要素とか他もろもろ属性持ってそうな子はそうなるかもしれません。こちらもご了承(ry
お付き合い有難うございました。

・・・

・・・・・・


瑞鶴「で、アレから仕事をするって提督さんは言ったけど・・・・・・」チラッ

提督「……」zzZ

瑞鶴「爆睡してるわね……」

瑞鶴「どうしましょうか」

>>+2

瑞鶴「もう、仕方ないんだから」

瑞鶴(でもこれで少しは私のことも……)

瑞鶴「起きたときには仕事が全部終わってたら」

瑞鶴「ふふっ、提督さんはどんな顔するんでしょうね?」

提督「……」zzZ

瑞鶴「さて、やりますか!」




……




瑞鶴「普段提督が見てる書類って何なのかしら?」パサッ

瑞鶴「えっと、差出人は>>+2で……」

瑞鶴「内容は……>>+3?」

瑞鶴「えっと、大井さんからで……」

瑞鶴「北上さんの落とし方……?」

瑞鶴「うわあ……」

瑞鶴「提督は毎日こんなのを相手にしてるのかしら?」

瑞鶴(でも昔は私も翔鶴姉にべったりだったし……)

瑞鶴「程々なアドバイスでも書いておきますか」カキカキ

瑞鶴「提督、判子借りますね」ポン

提督「……」ヨダレドバァー

瑞鶴「えーと……。 次は?」

瑞鶴「差出人は>>+1で、内容は>>+2ね」

瑞鶴「大和さんからだわ」

瑞鶴「46cm三連装砲の開発申請書……」

瑞鶴「なんかこっちはまともっぽいわね」

瑞鶴「今って確か資材の貯蔵に集中してるからこれは……」

瑞鶴「大和さんは本当に相手が手ごわいときしか提督は海に出さないし」

瑞鶴「でも、出すと必ず勝って帰ってくるくらい頑張るのよね」

瑞鶴「どうしましょう……」アセアセ

瑞鶴「ええい、>>+1よ!」カキカキ



1、開発承認
2、開発拒否

瑞鶴「デイリーついでに主砲レシピを一回やって出来るくらいだし」カキカキ

瑞鶴「すぐ出来るわよ、きっと」ポン

瑞鶴「今日はこの二枚だけかしら」

瑞鶴「次はデイリーの申請書を書いてっと」カキカキ

瑞鶴「それから次は……」





……





ヒトフタマルマル。



瑞鶴「これであったのは片付いたわ」

提督「」zzZ

瑞鶴「まだ寝てる……」アキレ

瑞鶴「どうしましょう……。 しょうがないから>>+2よ」

瑞鶴「キスするわよ……!」バックンバックン

瑞鶴「大丈夫、これで起きるはずだわ……」ススス

瑞鶴「……」ジーッ

瑞鶴「」チュ

瑞鶴「……///」カァァ

提督「……」zzZ

瑞鶴「……」

瑞鶴「え? なに?」イライラ

瑞鶴「なんか私一人でドキドキして馬鹿みたいじゃない」プンプン

瑞鶴「どうしましょう」

瑞鶴「はぁ、>>+1よ」


1、放置
2、何かする。(具体的に

瑞鶴「」スッ

瑞鶴「ばーか!」ギュウウ

提督「」フゴッ

提督「……いたい」ムクリ

提督「あれ、瑞鶴……?」サスサス

瑞鶴「おはようございます、提督さん」

瑞鶴「今何時かしら?」

提督「え、あ……。 もうお昼じゃん!」

瑞鶴「そうよ、提督ったらぐっすり寝ちゃって」

瑞鶴「私がいるのに放置して。 退屈で仕方なかったんだからね」プリプリ

提督「悪かった。ごめんよ」

瑞鶴「ダメ。許さないわ」

提督「すまない」

瑞鶴「本当にそう思ってるなら、>>+2をしてもらえる?」

瑞鶴「ご飯食べに連れてって。 もちろん提督さんの奢りよ?」

提督「わかったよ。 本当に悪かった」

瑞鶴(提督さんは疲れてるから仕方ないもんね、なんか無理言い過ぎたかしら?)

瑞鶴「もうお腹ぺこぺこよ」

提督「ああ、じゃあ早く行こうか」ギュッ

瑞鶴「あ……。 うん……」






……



提督「とりあえず外に出たけど、どこ行きたい?」

提督「お詫びと日頃の活躍のご褒美として、今回ばかりはどこでもいいぞ」

瑞鶴「本当!?」

提督「今回だけな」

瑞鶴(どこ行きましょう?)


>>+2

瑞鶴「高級フレンチがいいわ!」

提督「この辺にあったっけな、確かこっちのほうに……」






……


店内



瑞鶴「うわぁ……」

提督「ほら、キョロキョロしないの、お嬢様」

瑞鶴「でも、こんなところ……」

提督「気にしなくていいから。 こっちだよ」ギュッ

瑞鶴(こんなにお洒落な内装で、本当に私なんかがきてもよかったのかしら)

提督「ここだと予約してなかったから、普通のコース料理しか頼めないかもな」

提督「次はちゃんと予約してこような」

瑞鶴「でも、いいの? だって次は……」

提督「また来たいなら、俺でよかったらいつでも連れてきてやるから、ほら。 奥座って」

瑞鶴「うん……」



……



瑞鶴「なんだか落ち着いて食べられなかったわ」

提督「ああいうところでそれを気にしたらダメだよ」

瑞鶴「美味しかったんだけど、量が少ないっていうか、なんていうか……」

瑞鶴「大体、なんで水だけであんな値段するのよ、意味がわからないわ」

提督「そういうものだから、仕方ない。 やっぱり食べ放題のほうがいいかな?」

瑞鶴「そうね。 提督さんも、あそこまで高級なところじゃなくてもよかったのに」

提督「俺も一度は行ってみたかったしね、何事も経験だよ」

瑞鶴「そうね」

提督「どうする? 他にどこか寄っていくか?」

瑞鶴「うーん……。 >>+2、かな」

瑞鶴「鳳翔さんに聞いた、例のクレープ屋さんに行きたいな」

提督「あそこか。 少し歩くけど大丈夫か?」

瑞鶴「問題ないわよ」

提督「十五分くらいで着くから」

瑞鶴「割とすぐなのね」

瑞鶴「ね、提督さん。 見て、紅葉が綺麗よ」

提督「本当だ。 ぼちぼち秋も終わりだな」

瑞鶴「来年も、またこうして一緒に景色を見れるかな」

提督「見れるさ」

瑞鶴「本当?」

提督「瑞鶴が見たいって思う限り、見れるよ」

瑞鶴「ふふ、なにそれ?」

瑞鶴「うん、見たいわ。 提督と一緒に。 他の子も、みんなで一緒に」

提督「そうだな。 その頃には終わってるといいな」

提督「終わってなくても、生きていれば見に来ることは出来るからさ」

瑞鶴「生きようね、提督?」

提督「もちろん。 誰一人死なせやしないし、俺も死なないから大丈夫だ」

瑞鶴「なんでかしら。 何の根拠もないのに、すごく頼りになるの」クスクス

瑞鶴「ね、好きよ。 提督」

提督「唐突にそう言われると照れる」ポリポリ

瑞鶴「さ、早くいきましょう!」

提督「はいはい」



……


瑞鶴「ここが噂の……」

提督「これ、メニューだから好きなの選んで」

瑞鶴「どれにするか迷うわね……」

提督「逃げないからゆっくり選んでもいいよ。 それに、今度またくればいいんだしさ」

瑞鶴「そうは言われても……。 迷うわ」ウーン

提督「どれで迷ってるの?」

瑞鶴「これと、これ。 どっちも食べたいのよ」

提督「すみませーん。 このチョコバナナのと、キャラメルのやつ下さい」

瑞鶴「えっ」

提督「それと、黒蜜抹茶のもお願いします」

店員「あざーっす」

提督「両方食べたかったんだろ? なら両方食べればいいじゃん?」

瑞鶴「でも、でも……」

提督「そんなに困った顔されると、少し困るな。 調子が狂うっていうか」

提督「朝の威勢はどこにいったんだ?」ニヤニヤ

瑞鶴「っ……。 あ、ありがと……」

提督「本当に可愛いなぁ」ナデナデ

瑞鶴(なんだか夢みたい……)ポワーン

瑞鶴「」ボー…

提督「どうした? 食べないのか?」

瑞鶴「え!? あ、食べるわよ」モグモグ

提督「あーあーこんなにクリームつけちゃってもう」フキフキ

瑞鶴「……///」カァァ

提督「もう少しゆっくり食べな」

瑞鶴「」コクリ

提督「それにしても、いい眺めだな」モグモグ

提督「一面緋色の山を見ながらクレープを頬張って」ゴックン

提督「幸せだなぁ……」

提督「瑞鶴は幸せか?」

瑞鶴「……うん」モキュモキュ

提督「ならよかった」

提督「そうだ、瑞鶴のやつ少し貰ってもいい?」アーン

瑞鶴「う、うん……」スッ

提督「……甘ったるいな、これは紅茶か珈琲が欲しい」ペロリ

提督「ありがとな、これお返しに」スッ

瑞鶴「い、いただきます……」ンアー

瑞鶴「あ、こっちのほうが美味しいかも」

提督「取替えっこする?」

瑞鶴「また今度、連れてきて? 今度はそっちを食べようかしら」

提督「そうか、それもそうだな。 またこよう」

瑞鶴「約束よ?」



……


提督「楽しかったな」

瑞鶴「ありがとね、提督さん」

提督「おう。 さて、仕事仕事……」

瑞鶴「それなら私が済ませておいたわ」

提督「そうなのか? どれどれ」

提督「瑞鶴、字が綺麗なんだな……」

提督「パッと見だけど終わってるな、すごい助かった」

瑞鶴「どうよ! 提督さんが寝ている間に頑張ったんだからね?」

提督「ありがとうな」ナデナデ

瑞鶴「ねぇ、提督さん……。 そのご褒美、貰ってもいい?」

提督「しょうがないなぁ……」

提督「何がして欲しいのかな、お嬢様は」

瑞鶴「>>+2を頼むわ……」

瑞鶴「キスを頼むわ……」

提督「仰せのままに」チュ

瑞鶴「んぅ……」チュウ…

提督「……」

瑞鶴「……」

瑞鶴「ふ、はぁ……っ」

提督「これでよかった?」

瑞鶴「……なんだか、胸が苦しいわね」ハァハァ

瑞鶴「提督さん、慣れすぎよ」

提督「そりゃなぁ……」

瑞鶴「でも、慣れた感じはしても適当さは全くなかった」

瑞鶴「だから、すごく嬉しかった」

提督「そういって貰えると嬉しいよ」ナデナデ

提督「今日はお疲れ様。 仕事もやってもらって疲れただろうし、コタツでゆっくりしててくれ」

瑞鶴「提督さんは?」

提督「俺はそうだなー……。 暇だしその辺ぶらつこうかなって思ったけど」

瑞鶴「じゃあさ、添い寝してくれる?」

瑞鶴「今はなんだか、提督さんに抱き枕になってほしい気分なの」

提督「起きたとき隣にいなかったら?」

瑞鶴「いて欲しいかも」

提督「じゃあ俺も一緒に寝るかな。 午前中寝てたから夜までには目が覚めるだろうしさ」

瑞鶴「うん、そうして……。 ほら、こっち」モソモソ

提督「はいよ」モソモソ

瑞鶴「ん」ギュウー

提督(締め付けが苦しいけど、悪くないかも)

提督「おやすみ、瑞鶴」ナデナデ ギュ

瑞鶴「うん、おやすみなさい」ギュウー

今日はこれまで。
瑞鶴の口調合ってるのかな、不安。
明日は一日目夜から再開予定です。

お付き合いありがとうございました。



……



提督「……」モソッ

提督「……今何時だろう」

瑞鶴「そろそろ七時よ」ギュ

提督「起きてたのか」

瑞鶴「少し早くにね」

瑞鶴「ふふ、提督さんの寝顔を眺めてたくって」ニコニコ

提督「……」ギュッ

瑞鶴「ぁ……」

提督「起きようか」ポンポン

瑞鶴「夜ご飯はどうするの?」

提督「どうしたい?」

瑞鶴「>>+2、かな」


1、瑞鶴が作る
2、食堂へ
3、外食へ

てーとくのがたべたいです!がなかった時点で絶望した

提督さんが作る手もありましたね。
どうしましょう。再安価したほうがいいですかね。

瑞鶴「どうしましょう」

提督「瑞鶴が作るか、食堂行くか。 それとも外に行くか?」

瑞鶴「そこに提督さんが作るっていう選択肢はないのね……」ガッカリ

提督「ああ、すまん。 忘れてた」

瑞鶴「もういいわ」

瑞鶴「その代わり、明日とびっきり美味しいのを作ってよね?」

提督「すまんな、そんなに食べたかったか」ナデナデ

瑞鶴「そりゃ、好きな人の手料理は食べたいわよ……」ボソッ

提督「」ナデナデ

瑞鶴「だから、今日は私が作るわよ」

提督「期待してるな?」

瑞鶴「任せなさい!」

提督「それで、何を作るの?」

瑞鶴「どうせだから提督さんの好きなものを作ろうかしら」

提督「俺の好きなものか。 >>+2かな?」

瑞鶴「了解よ」

>>+2に提督の好物
>>+3のコンマで瑞鶴の腕前が決定。高いほど料理上手。

>>498
すみません、次からは忘れないよう注意します……。

提督「卵焼きが好きだけど、それだけじゃ足りないしな」

提督「あとは天ぷらにハンバーグなんかも……」

瑞鶴「じゃあ全部作るわよ」

提督「大丈夫か?」

瑞鶴「大丈夫よ、任せなさいったら!」

瑞鶴(ここで提督に美味しいのを出して喜んで貰えたら……ふふ)

提督「じゃあお願いするな?」

瑞鶴「提督さんは手伝わなくていいから、大人しくしててね?」

提督「あいよー。 どれくらいで出来上がる?」

瑞鶴「小一時間かかっても大丈夫?」

提督「大丈夫だよ。 少しその辺ぶらぶらしてくるね」

瑞鶴「わかったわ」



提督「さて、出来る少し前に戻るとして」

提督「どこ行こうかな。 >>+2に顔出してみるか」

コンコン



翔鶴「はい……。 って、あら? 提督?」

提督「やぁ、暇だからきちゃった」

翔鶴「暇だからって……。 瑞鶴のこと、放り出して私のところに来るなんて」ジトー

提督「放り出すっていうより、放り出されたんだけどね」

翔鶴「?」

提督「今さ、瑞鶴にご飯を作ってもらってるんだ。 出来るまでやることなくてさ」

翔鶴「そういうことでしたか」

翔鶴「それで、私のところに?」

提督「そうだけど……」

翔鶴「今度はどんなご用事ですか?」

翔鶴「私に会いたかったからとか? うふふ、冗談ですよ」クスクス

提督「>>+2」

提督「そうだ、と言ったら……。 どうする?」グイッ

翔鶴「あら、まぁ……! 随分と積極的ですのね?」ダキッ

提督「えっ、と……」

翔鶴「?」

翔鶴「……まさか、期待させておいて嘘だとは仰いませんよね?」ニコッ

提督(でもよくよく考えたら今回は何も考えずに歩いてたらここに着いてたし)

提督「無意識のうちに会いたくなってここに来てた、とか?」

翔鶴「とか? ってなんですか、もう」

翔鶴「でも、そう思ってくれてるなんて嬉しいです」

翔鶴「……早く、秘書になりたいです」ギュー

提督「次はなれるといいな?」ギュー

翔鶴「でも私、からっきし運がありませんから」

翔鶴「いつまで経っても、なれないかもって思っちゃうんです」

翔鶴「だから、こうして提督がきてくれるのはとても嬉しいことなんですよ?」

提督「翔鶴……」

翔鶴「提督。 不安なんです、とても」

提督「……どうしたら不安じゃなくなる?」

翔鶴「提督に……。 >>+2をして頂ければ、少しは和らぐと思います」


翔鶴「瑞鶴が良いと言えばなんですけど……」

提督「うん」

翔鶴「あの……」ギュ

提督「うん」

翔鶴「あの、その……。 夜戦に参加したいです……///」カァァ

提督「え?」

翔鶴「提督から愛を頂けたら、きっとこの不安な気持ちは和らぐどころかなくなると思うのです」

翔鶴「ダメ、ですか?」ウルウル

提督「いや、ダメじゃないけどさ」

提督「ダメじゃないんだけど、なんていうか」

翔鶴「ダメならダメって言って下さい。 私なんかでは、提督のお相手は務まらないと……!」

提督「そんなことない」ギュッ

提督「ごめん。 そこまで言わせるなんて申し訳ない」

翔鶴「提督、そんな」アタフタ

提督「翔鶴がそこまでの思いをして言ってくれたのはよくわかった」

提督「瑞鶴に話を通すからさ、食後に二人で相談して欲しい」

翔鶴「秘書でもないのに無理を聞いてもらって。 本当にすみません」

提督「謝られるより、ありがとうって言われたほうが嬉しいかな」

提督「それに、俺は全然気にしないから、そんなことで気を遣わなくてもいいよ」

翔鶴(ああ、本当に提督は優しいのですね)

翔鶴「有難うございます……」

翔鶴が参加、っていうことでいいんですよね? これって。

ということは秘書艦翔鶴はナシか…(絶望)

提督(そういえば、瑞鶴は運がとてもいいけど)

提督(翔鶴は全然ダメなんだったな)

提督「翔鶴」

翔鶴「なんでしょう?」

提督「時間がくるまでさ、翔鶴のこと抱いててもいいか?」

翔鶴「抱くって、ええ!?」

提督「気が早いな。 そういう意味じゃなくて、ただ抱きしめるだけ」

翔鶴「いいのですか?」

提督「大丈夫だよ、ここ。 俺の膝の上に座って?」ポンポン

翔鶴「し、失礼します……」ストッ

提督「軽いな。 ちゃんと食べないとダメだぞ?」ギュウウ

翔鶴(提督に包み込まれるように……!)

翔鶴(あっ、これダメぇ……っ! 癖になっちゃう!)

翔鶴「提督、提督!」ギューッ

提督「ごめんな。 ずっと、不安だったろう」サスサス

翔鶴「はい……。 不安、でした」グスッ

提督「よしよし……」ナデナデ サスサス

お風呂のため少し開けます

>>527
自由行動時に誰とナニをしても秘書になってない限り、なれないということはございませんのでご安心下さい。
以前に霞や満潮はなれないかな? っていうのがありましたが、もうデレているのでなれます。



……



提督「……そろそろ行くな」ポンポン

翔鶴「あ……」

提督「そんな顔しないの」

提督「きっと、またすぐ会えるから」

翔鶴「……はい」

提督「なんなら、一緒に執務室でご飯食べるか?」

提督「瑞鶴に頼めば一人くらいならなんとかなると思うんだけど」

翔鶴「あの、それは大丈夫です」アセアセ

提督「そうか、少し残念だけど」

提督「またな」ナデナデ

翔鶴「はい!」


ガチャ


提督「ただいまー」

瑞鶴「お帰りなさい、提督さん」

瑞鶴「そろそろ出来るわよ」

提督「お、見た目はいい感じだな」

提督(いい感じなんだけど、長門のこともあったからな)

瑞鶴「出来たわ!」

提督「じゃあ、食べるな?」

瑞鶴「どうぞ、召し上がれ!」

提督「まずは卵焼きから」スッ

提督「……」モニュモニュ

提督「お、程よく甘くていいな。 卵そのものの味が引き立ってる」

提督「俺が甘いほうが好きなの知ってたんだ?」

瑞鶴「え、ええ! 提督さんのことなら何でもお見通しよ!」

瑞鶴(あれ、確か卵焼きには塩を入れたはずよね……?)

提督「じゃあ次はハンバーグだな」ヒョイパク

提督「……」

瑞鶴「ど、どうかしら!」

提督「まぁ、大丈夫だ」

提督「食べられないわけではない」

瑞鶴「失礼ね!」プンプン

提督「……はい、アーン」スッ

瑞鶴「え、あ、あーん……」パクリ

瑞鶴「…………」モグ…

瑞鶴「ごめんなさい」

提督「まぁまぁ。 美味しいものを作ってくれようとした心が大事だから」ヒョイ

提督「もったいないし、全部食べるよ」モグモグ

提督「瑞鶴は茶漬けとか卵ご飯でも食べな? 納豆もあるし」

瑞鶴「提督にだけ食べさせるだなんて立つ瀬がないわよ」

瑞鶴「私も食べる」

提督「失敗くらい誰でもするから気にするなよ?」

提督「長門も失敗したんだしさ」

瑞鶴「……」ショボン

提督「今度作るときは、美味しくなってることを期待してるから」

瑞鶴「うん……。 頑張る」モグモグ

今日はこれまで。
火曜だというのにまだ一日目。こんなんで大丈夫なのか。

お付き合い有難うございました。

提督「天ぷらもまぁ……」サクサク

提督「そうだ、食べながらでいいから話を聞いて欲しいんだけど」

提督「今日の夜、本当に夜戦するのか?」

瑞鶴「どうしてよ?」

提督「気が変わったとか、そういうことはないかなって」

提督「最終確認みたいなものを」

瑞鶴「……」

瑞鶴「>>+2よ」

瑞鶴「もちろん」

提督「……わかった。 じゃあ、食べたら翔鶴のところに行ってくれるか?」

瑞鶴「??」

提督「瑞鶴が料理している間にさ、翔鶴のところに行ってきたんだけど」

提督「結構思い詰めてたみたいなんだ。 運が悪くて、秘書になれないかもって」

瑞鶴「翔鶴姉がそんな……」

提督「翔鶴は瑞鶴の前じゃほとんど弱みを出さないからな」

提督「それで、どうしたらいいか聞いたら」

提督「瑞鶴がいいって言うなら、今晩一緒に抱いて欲しいって」

瑞鶴「」ブフッ

瑞鶴「本当なの、それ?」

提督「だから食べたら相談も兼ねて確かめに行くといいよ」

瑞鶴「提督さんは?」

提督「それで楽になるならするよ」

瑞鶴「……そっか、うん。 わかった」

瑞鶴「じゃあ、食べたら行ってくるね」

提督「すぐじゃなくてもいいよ。 食べて少し経ってからで」

瑞鶴「うん、そうする」



……



提督「瑞鶴は翔鶴のところに行ったみたいだし」

提督「この部屋も、一人になると随分と寂しい部屋になったもんだ」

提督「ちょっと、>>+2に行ってみるかな」



……


提督「……さむ」ブルブル

提督「風が強くて、余計に寒く感じるな」

提督「少し、散歩でもしてみるか」




……



提督「夜の浜辺って怖いよなぁ」ザッザッ

提督「こう、海から手が生えて来て引きずりこまれるような」ザッザッ

提督「……あれは」ジー

提督「暗くてわかりづらいが……>>+2か?」

提督「吹雪、か」ザッ

吹雪「司令官……」

提督「どうした? こんなところで」

提督「もう暗いし寒いし、一緒に戻らないか?」

吹雪「そう、ですね」

提督「寒いだろう、ほら。 手、出して」ギュ

吹雪「司令官の手、温かい……」ギュ

提督「ほら、やっぱり冷えてる」

提督「早く戻って暖まろう。 風邪引いちゃう」

吹雪「……はい」




……




提督「どうしてあんなところにいたんだ?」

吹雪「>>+2だからです」

吹雪「ちょっと寂しくなって……」

提督「……」ナデナデ

吹雪「司令官には、たまに寂しい気持ちになるときはありませんか?」

提督「あるよ」

吹雪「そういうときは、海を眺めていると安らぐんです」

提督「そっか」

提督「でもさ、あんな夜に一人であそこにいるのは危ないよ」

吹雪「そうですか?」

提督「そうさ。 もしかしたら、何かあって戻ってこれないかもしれないだろ?」

提督「いきなり深海棲艦が出てきたりとか、色々さ」

提督「もし寂しくなったら、俺も一緒に連れて行くか、一声掛けて欲しいな」

提督「俺にとって、吹雪も大事な子の一人なんだから」


吹雪「……司令官は」

吹雪「司令官は、私たち艦娘のことをどう思っていますか?」

提督「どうって……。 中には恋人みたいに接してる子もいるし、様々だけど」

提督「一言でいうと、家族かな」

吹雪「家族?」

提督「そうだよ。 誰一人として欠けられない大事な子たちだと思ってる」

吹雪「私も、その一人?」

提督「もちろん」

吹雪「……うん」

吹雪「なんだか、寂しかったはずなのにいつの間にかそうじゃなくなってました」

提督「もう、大丈夫か?」

吹雪「はい。 おかげ様で」

提督「なら、お風呂でゆっくり暖まってきな。 身体の芯まで冷えているだろうから」

吹雪「司令官も、一緒に入りますか?」

提督「はは、遠慮しておくよ」

吹雪「冗談ですよ。 司令官、ありがとうございました!」

提督「おう、おやすみ」



……


ガチャ




提督「ふう、寒かった」

瑞鶴「おかえりなさい、提督さん」

提督「戻ってたのか。 すまないな、少し散歩してた」

瑞鶴「そうなの、こんな夜に」

提督「うん、外は寒いね。 やっぱり」

提督「それで、翔鶴は?」

瑞鶴「>>+2よ」


1、くる
2、こない
3、その他(具体的に

瑞鶴「翔鶴姉には悪いけど、今日はこないわ」

提督「そう、か……」

提督(あの状態の翔鶴を断って大丈夫だったのだろうか)

提督(さっき、後で会おうとか言っちゃったし)

提督(明日、できたら様子を見に行くか……)

提督「瑞鶴が翔鶴を断るとは思えないが、理由でもあるのか?」

瑞鶴「……察しなさいよ、バカ」ダキッ

瑞鶴「最初くらい、二人きりがいいわよ……」ギュー

提督「……」ナデナデ

提督「瑞鶴はどうしたい?」ナデナデ

提督「俺はいつでもいいよ」

瑞鶴「……>>+2」

瑞鶴「……一緒にお風呂に入ってからがいいわ」

提督「じゃあ参りましょうか、お姫様」ヒョイ

瑞鶴「えっ、ちょっと……!」フワァ

瑞鶴(提督にお姫様抱っこされるなんて……)

提督「って言っても、このドア開けたら風呂なんだけどな」ガチャ

瑞鶴「うわぁ……。 執務室にこんなお風呂があるなんて」

瑞鶴「ドックと比べたらこぢんまりしてるけど、一人で入るには贅沢な感じでいいわね」

提督「二人でもさほど狭くはないから、ここでもいいか?」

瑞鶴「うん、大丈夫」

提督「さて、じゃあ脱ぐか」ヌギッ

瑞鶴「──っ!? 提督さん!」

提督「なんだ? あぁ、脱がせて欲しいのか。 しょうがないな」ハギトリ

瑞鶴「きゃあああああ! 何すんのよ!!」テブラ

提督「ん? 違った?」

瑞鶴「提督はいきなり裸になるし、裸で私の服を引っぺがすし……!」

提督「そりゃ風呂に入るなら脱がないとだし、どうせ後でじっくり見るんだから。 お互いの裸なんて」

瑞鶴「じっくりって……! このヘンタイ!」

提督「心外だなぁ……」

瑞鶴「なんでそんなに落ち着いてるのよ!」

提督「だって、瑞鶴の中破姿はよく見てるし」

提督「それじゃなくたって、別に裸を見たくらいでは慌てないよ」

瑞鶴「そういうものなの……?」

提督「瑞鶴だって、俺の写真をオカズにしたりしてるだろ?」

瑞鶴「どうしてそんな身も蓋もない事言えるのかしら……」ゲンナリ

瑞鶴「私は初めて提督さんのを生で見るから慌ててるのよ!」

提督「初心なんだなぁ……。 そんなところも可愛いけどさ」

提督「とりあえず、背中流すから。 ほら、座って」

瑞鶴「なんか釈然としないわ……」スッ

提督「綺麗な背中してるな。 肌がすべすべだ」ツツー

瑞鶴「や、くすぐったいわよ……」

提督「ごめんごめん。 じゃ、やってくな」コシコシ

瑞鶴「あ、気持ちいい……」ウットリ

提督「腕細いなー。 太ももなんかは程よい肉付きだけど」モミモミ

瑞鶴「どこ触って……」

提督「おいおい、この後にするっていうのに、そんなんで本当にできるのか?」

瑞鶴「今は触る必要なかったでしょ!」

提督「必要がなかったら、触っちゃダメなのか。 すまん、悪いことした」ショボン

瑞鶴「あ、えっと……」

瑞鶴「嫌じゃないから、別に触ってもいいわよ」ブツブツ

瑞鶴「その、もっと優しく……。 ゆっくりしてほしいの」

提督(なにこの子エロい)

提督「」モミモミ

瑞鶴「あ、ぅ……」

提督「」ゴシゴシ

瑞鶴「~♪」

提督「」スリスリ モミモミ

瑞鶴「んぅ……っ」ピクン

提督「」ナデナデ コシコシ

瑞鶴「──っ!!」ビクビク

提督「はいおしまい」ザバー

瑞鶴「……」ハァハァ

提督「どうした?」

瑞鶴「提督の手つきが……。 いいえ、なんでもないわ」

瑞鶴(体洗ってもらうだけでどうにかなりそうだったなんて言えないわよ……)

瑞鶴「今度は私が洗う──」

瑞鶴「……提督さんのえっち」ジーッ

提督「ごめん、瑞鶴が妙にエロかったから、つい」ビンビン

瑞鶴「へぇえ……。 私に欲情してたんだ……?」ツンツン

提督「そりゃ普段はしっかりしてる瑞鶴に、あんな反応されたらな……」

瑞鶴「へへ、そう?」ニヤニヤ

瑞鶴「辛そうだけど、我慢してね。 提督の背中を流すのが先よ」

瑞鶴「ほら、後ろ向いて!」

提督「ん、頼むな」クルッ

瑞鶴(提督さんの背中……)ゴシゴシ

瑞鶴(結構、大きいのね。 男の人だからっていうのもあるんだろうけど)コシコシ

瑞鶴(それだけじゃない気がする)ピトッ

瑞鶴(色んなものを背負ってるからかしら)スリスリ

瑞鶴(頼りがいがあって、安心する……)

提督「瑞鶴?」

瑞鶴「あ、ごめんなさい!」

瑞鶴「もう流すわね」ザバァ

提督「ありがと」

提督「じゃあ今度は頭洗ってやるな」

瑞鶴「提督さんの頭は私がやるわ」

提督「頼んだ」





……

提督「少し身体が冷えてたのもあってすごく気持ちよかった」

瑞鶴(あの後湯船で提督に背中を預けて浸かって……)

瑞鶴(そのうえ後ろからハグされて……夢みたいだったわ)

瑞鶴「明日も……。 一緒に入ってもいいかしら?」

提督「瑞鶴がそうしたいなら、また一緒に入ろうな」

瑞鶴「……うん」

提督「瑞鶴」

瑞鶴「なに、提督さ──っ」

提督「」チュ

瑞鶴「……」チュウウ…

瑞鶴「んっ」レロ

提督「……」チュル…

瑞鶴「ぷは、提督……」

瑞鶴「電気、消してもらってもいい?」

提督「……わかった」


パチン


瑞鶴「こっち……。 座って」スッ

瑞鶴「ね、提督さん……。 最初は、私が上でもいい?」

提督「大丈夫か?」

瑞鶴「大丈夫、できるわ。 任せて……」

提督「わかった。 でも、それより前に」グイッ

提督「しっかり、慣らしてからな?」

瑞鶴「それは……。 うん、お願い……」ギュッ

提督「できるだけ、優しくするから」

瑞鶴「うん……」





……

今日はこれまで。
今更感がとても否めませんが、エロはどうしましょう。
これまで通り飛ばすか、台詞だけか、地の文ありか。後者に行くほど文才の無さを露呈する挙句更新が遅くなる恐れありです。
一応某所に、短くはありますが鳳翔さんとのいちゃいちゃしてるのを投下してるので、ああいう駄文になるんだろうな思って頂ければ。(>>355~)


特に何も無ければ明日から二日目入らせてもらいます。
お付き合い有難うございました。

今まで通りで進めていきたいと思います


瑞鶴「提督さん、そろそろ起きて」ユサユサ

提督「うん……?」

瑞鶴「朝よ、提督さん」ニコッ

提督「ああ、おはよう……」

瑞鶴「ふふ、おはよう」

瑞鶴「昨日はありがとね、提督さん」

提督「あ、ああ……」

瑞鶴「すごく、優しくしてくれたから」

瑞鶴「……痛かったけど、提督さんの優しさがすごく気持ちよかった」

瑞鶴「愛されてるんだって、よくわかったわ」

提督「……」ナデナデ

瑞鶴「ん……」ギュー

提督「俺のほうこそ、ありがとな」ギュー

瑞鶴「うん……」

瑞鶴「ほら、起きましょう! 今日も一日よろしくね!」

提督「ああ、よろしくな」

二日目。


提督「ふー。 目が覚めた」シャキーン

瑞鶴「お腹が空いたわね」グゥー

提督「朝にしようか」

瑞鶴「朝は……。 どうしましょう」

提督「食堂に行けば手間かけずに美味しいご飯が食べられるけど」

提督「どうしよっか」

瑞鶴「そーねぇ……。 >>+2かなぁ?」

瑞鶴「提督さんの男体盛りかしら?」

提督「えっ」

瑞鶴「提督さんが朝食を作って、それを自分に盛るの!」

瑞鶴「それを私が美味しく頂くってわけよ」

瑞鶴「……なんて、どうかしら?」

提督「冗談で言ってるのか本気で言ってるのか……」

提督「本気ならやってやらなくもないけど……。 気乗りしないが仕方ない」


本気? 冗談?
>>+2

瑞鶴「冗談よ。 二人でやってもつまらないもの」

提督(そういう問題か……?)

瑞鶴「今度、もう秘書に選ばれない人たちと一緒に来るからその時にお願いね?」

提督(結局やるのか……。 そのときは腹を括ろう)

提督「冗談なのはわかったが、どうする?」

瑞鶴「あっ、そうだったわ。 えーと」

提督「一緒に作るか?」

瑞鶴「でも私……」ドヨーン

提督(トラウマスイッチ押したっぽい)

瑞鶴「提督さんは、どうしたい?」

提督「俺か。 そうだな……。 >>+2でいいと思うんだけど」

提督「やっぱり、一緒に作ろうか」

瑞鶴「ええー……」

提督「しっかりサポートするから。 一緒に美味しいご飯を作ろう?」

瑞鶴「提督さんがそこまで言うなら……」

提督「大丈夫だって。 アレは不慣れなだけだったって話で」

瑞鶴「……わかったわ。 私、頑張る」グッ

提督「よし、早速作ろうか」




……



瑞鶴「提督さん、火加減はこれくらいでいい?」

提督「もう少し弱火にするといいかな」

瑞鶴「お味噌汁の作り方なんだけど……」

提督「味噌を溶く前に、そのだしパックでだしをとってからが先だよ」

瑞鶴「目玉焼きの焼き加減はどうしましょう?」

提督「俺は半熟が好きかな」




……



瑞鶴「出来た……」フゥ

提督「お疲れ様」

瑞鶴「提督さんのおかげでだいぶうまくいった気がするわ」

提督「食べてみないとわからないけどな。 俺もそこまで上手ってわけじゃないから」

瑞鶴「じゃ、食べましょう」

提督「いただきます」パクッ

提督「上手にできてるじゃないか。 うまいうまい」モグモグ

瑞鶴「昨日のあの料理が嘘みたいだわ……」

瑞鶴「提督さん、さすがね」

提督「いやいや、俺はただ横で喋ってただけで」

提督「瑞鶴が美味しい料理を作ろうって頑張ってくれたおかげだよ」

瑞鶴「提督……」

提督「また、作ってくれるか?」

瑞鶴「うん! 今度は一人でちゃんとしたのを作って」

瑞鶴「提督さんに満足してもらうわ。 期待しててよね?」

提督「ああ。 待ってるな?」

瑞鶴「提督さん、本当にありがとう」

提督「いえいえ。 瑞鶴もありがとな」

提督「俺の為にそこまでしてくれるなんて、すごく嬉しいからさ」

瑞鶴「私は……。 ただ、提督さんに喜んでもらいたくて」

瑞鶴「だから、その為なら頑張るわ」

提督「なら、俺もその気持ちに応えないとな」

提督「そうだな。 まずは美味しい朝食を作ってくれたお礼に」

提督「瑞鶴、なにか欲しいものとかあるか?」

瑞鶴「唐突に言われても……。 えっと……」

提督「家具コインも結構あるから、この部屋に置きたい家具とかでもいいな」

提督「最近家具ショップが新調されてたみたいだしさ。 他のものでもいいし」

瑞鶴「家具ねぇ……。 秘書から外れたらほとんど関係なくなっちゃうし……」

瑞鶴(何にしましょう?)>>+2

瑞鶴「そうだ。 温泉に連れてって欲しいわ」

提督「温泉か……。 いいな」

瑞鶴「私も提督さんも楽しめるし、いいじゃない?」

提督「そうだな。 そうと決まれば早速行き先を決めようか」ゴソゴソ

提督「あったあった。 確かこれにこの辺の旅館とか温泉の情報が載ってたはず」パラパラ

瑞鶴(貸切の露天風呂付きは必須よね……。 それから……)

提督「日帰りにしようか、一泊しちゃうか。 どうする?」

瑞鶴「もちろん>>+1よ」

瑞鶴「せっかくなんですし、一泊するわよ」

提督「よし、一泊を前提で行きたいところを選んで欲しい」

瑞鶴「提督さんも一緒に選ばない?」

提督「ん、いいのか。 決まったら電話して、空いてるみたいなら準備してすぐに行こう」

瑞鶴「早く選びましょう、時間がもったいないわ」

提督「今までほとんど見なかったけど、結構あるんだな。 どこにしようか迷う」

瑞鶴「ねぇねぇ、これ見て? カップルプランですって。 ね、いいんじゃない?」

提督「へぇ、そんなのもあるんだ」

瑞鶴「ここにしましょう?」

提督「そうだな。 温泉や他の施設も充実してるみたいだし」

瑞鶴「じゃあ私、予約かけるわね」

提督「頼んだ。 俺はちょっと用事を済ませてくるよ」


ガチャ




……


提督「で、一日執務室を空けるのはいいんだけど、誰かしらに知らせておかないと」コツコツ

提督「一日、俺の代わりを務めてくれる子を探さないと」ピタッ

提督「せっかくコタツもあるんだし、一人だと些か不安も残るから四人に頼むか」

提督「さて、誰に任せようかな」


>>+4までの四人にお留守番を任せます。



提督「そうだな」

提督「あまり問題を起こさないような子がいいな、そんな子はほとんどいないんだが」

提督「榛名と……。 あと金剛がいいかな。 姉妹二人ならなんとかなるだろう」

提督「あとは誰にしよう。 そういえば北上はコタツが欲しいって言ってたし、一日貸してやるか」

提督「でも北上連れていくと大井に何されるかわからないから、大井にも頼むかな」





……


コンコン


榛名「はい、どなたでしょう?」

提督「俺だけど、少しいいかな」

ガチャン!

榛名「提督! はい、何でしょうか!」キラキラ

提督「お、おう。 元気だな」

榛名「それはもう! 立ち話もなんですし、どうぞ中へいらしてください」

提督「失礼するな」バタン

榛名「はい、あまり綺麗ではありませんが寛いでいってください」ガチャリ…



提督「随分と綺麗で可愛らしい部屋じゃないか、これのどこが綺麗じゃな──」ドサッ

榛名「提督、提督!」ガバッ

榛名「ふふっ、提督が私のところにきてくれるなんて……」ウットリ

提督「榛名、いきなり何をするんだ」

榛名「すみません、つい嬉しくって……」ギュー

榛名「あぁ、提督……」

提督(榛名ってこんな子だったっけ?)

提督「榛名、今日はお願いがあってきたんだけど聞いてくれるか?」

榛名「もう、提督ったら」ポッ

榛名「ええ、榛名でいいなら、お相手しましょう!」シュル…

提督「いやいや絶対勘違いしてるよ、ちょっと待ってってば」

榛名「……?」

提督「とりあえずこの体勢どうにかならないかな?」

榛名「嫌ですか?」

提督「嫌じゃないけど、馬乗りってどうよ?」

榛名「ダメ、でしょうか?」

提督「もうそのままでいいや」

榛名「♪」ニコッ

提督「じゃあ本題に入るけど……」





……



榛名「お留守番、ですか」

提督「お願いできないかな?」

榛名「そんな大事な役を榛名に任せてくださるなんて……」

提督「榛名が適任かなって。 他の子もいるけど、お願いできるか?」

榛名「もちろんです。 提督が居ない間、何があっても執務室だけは守り通します」

提督「別に何も起こらないと思うんだけど、頼むな。 あるものは勝手に使ってもらって構わないから」

榛名「はい。 ぜひお任せ下さい!」

提督「頼りにしてるな」

提督「で、そろそろどいて欲しいんだけど」

榛名「……」ギュー

榛名「今なら、榛名は何をされても大丈夫ですよ?」

榛名「鍵もしっかり閉めましたから……。 提督……」

提督「……」

提督「すまん、あんまり時間がないから本当に困る」

榛名「……提督が困るのは、困ります」シュン

提督「ごめんな」ポンポン

榛名「提督……」スッ

榛名「」チュッ

榛名「……気をつけて、行ってきて下さいね?」

提督「……ああ。 榛名も頼んだぞ」

榛名「はい!」





……


提督「金剛の部屋が近いから、先にそっち行くかな」

今日はこれまで。

気が付けば600まで伸びてて驚き。需要がある限りは続けると思うので今後もよろしくお願いします。
次は金剛さんのご機嫌取りから。やっぱり週一人ペースになるっぽいぽい?
お付き合いありがとうございました。



大和「あら、提督じゃないですか」

武蔵「おはよう、提督」

提督「おうおはよう。 どうしたんだ、二人揃って」

大和「武蔵はまだ着てから日が浅いですから。 鎮守府内を見て回っていたのです」

武蔵「しかしここは素晴らしい場所だな。 どこも綺麗に掃除してあって、居心地がいい」

武蔵「艦娘たちも和気藹々としていて、こんないい所に招いてくれた提督には感謝している」

提督「はは、こちらこそ。 もう慣れたみたいでよかった」

大和「提督、この前はありがとうございました」

提督「? 身に覚えが無いんだけど、何か役に立ったかな?」

大和「46cm三連装砲のことですが……」

提督「んー、覚えてないなぁ」

大和「では、今度気が向いたらでいいので部屋にいらして下さい。 お礼も兼ねて、ご説明したいと思います」

提督「よろしく頼むよ」

武蔵「ふふ、この武蔵も早く提督の秘書を務めたいものだ」

提督「二人とも、選ばれたときはよろしく頼むな」

大和「はい。 では行きましょうか」

武蔵「ああ。 提督も、またな」




……


コンコン


金剛「ハーイ! どなたデスカーって提督デース!」

金剛「ていとくぅー! 会いたかったヨ~」ダキッ

提督「いつでも会えるじゃないか?」

金剛「そうですケド……。 執務室には入れませんし、会えるときは限られてるじゃないですか……」ギュー

金剛「こうして提督から会いにきてくれるか、食堂で出会うかしか……」ギュー

提督「会えないだけでこんなになるものか?」ナデナデ

金剛「なります! 提督に一日会えないだけで寂しくてどうにかなりそうなんです……」

提督(予想以上に寂しい思いさせてたんだな)

提督「今日はお願いがあってきたんだけどさ、少しいいかな?」

金剛「いいですケド……。 その前に、ちょっとこのままで……」ギュー

金剛「ンー! 提督は今日もハンサムデース!」ナデナデ

金剛「提督の匂い……。 大好きです……」クンカクンカ

金剛「この厚くてしっかりした胸板も……」ギュッ

金剛「……ハイ! 提督分の補給が終わったヨー!」バッ

提督「なんだそりゃ」

金剛「私が活動する上で、欠かせない成分デース!」

金剛「これがないと生きていけないデース」

提督「そうか、ならせっかくだからもう少し補給しておいたら?」ギュッ

金剛「はぅ……。 最高でーす……」トロン

提督「じゃあ、このままでいいから聞いてくれるか?」ナデナデ

金剛「ハ~イ……」ギュー



……


提督「お願いできるか?」

金剛「私でよければ大丈夫デース」

金剛「出来れば紅茶セットの購入を許可して欲しいネー?」

提督「ああ、それくらいなら許可しよう。 他にも、何か必要だったらそうしてくれ」

提督「その辺は任せるからさ」

提督「他に欲しいものとかあるか?」

金剛(提督のワイシャツもいくつか欲しいですケド……。 これは流石に言えないですネ……)

提督「あと、色々増えてたりするものもあるから、その辺はちょっと物色してくれ」

金剛「了解デース」

提督「それくらいで大丈夫かな?」

金剛「ハイ!」

金剛「あ、お土産お願いシマース! 提督から頂けるものなら全部宝物デース!」

提督「じゃあ適当に選んでくるけど、いいか?」

金剛「ヨロシクオネガイシマース!」

提督「わかった。 じゃ、頼んだぞ」

金剛「待って、提督!」ダキッ

金剛「」チュッ チュパ…

金剛「……あはっ♡ いってらっしゃいのちゅーです」ニコッ

提督「お、おう」

金剛「帰ってきたら、提督のほうからお帰りのちゅー、頼みますネ///」カァァ

金剛「もっとすごい事しちゃっても、いいんですヨ?」

提督「覚えてたら、な」ナデナデ

金剛「期待してマース! じゃあ、まーたネー!」フリフリ





……



提督「最近は別れ際にチューが流行っているのか?」

提督「次は北上と大井だから……。 一緒に居ると楽なんだけどな」

コンコン


提督「北上、いるかー?」



提督「いないのかな」

提督「お、開いてる」ガチャッ

北上「提督ー。 勝手に開けないでよー」

提督「ごめんごめん、って返事くらいしてほしいな、居るんだったら」

北上「今ケーキ食べてたから居留守しようと思ったんだけどさ」モグモグ

大井「ここで誰か着たら、私にもちょうだいーってなるもんね?」モグモグ

北上「二人で内緒で食べてるのバレちゃったらねー」

提督「俺は別にちょうだいなんて言わないから、居るなら返事はして欲しい」

北上「ん、わかった」

大井「それで、提督はどんな用事で?」

提督「そうそう。 二人にお留守番をお願いしようと思って」

北上「留守番?」




……



北上「金剛さんと榛名さんがいるなら別に私たちいらなくない?」

大井「でも北上さん、掃除も洗濯もしないで一日中ごろごろできるのはよくない?」

北上「そう言われるとそうねー」

北上「大井っちも一緒だし、別にいいよー」

大井「私もいいですよ。 ほら、提督のことも愛してますから」

提督「まったくもって愛なんて感じられないが……。 まぁ、お願いできるなら頼む」

大井「…………」

北上「まぁ、楽しんできてよ。 瑞鶴さんにいい思い出を作ってあげてね」

提督「おう、めいっぱい楽しんでくる」

北上「じゃ、後で執務室に行くから。 いってらっしゃい」

大井「……いってらっしゃい、提督」

提督「おう、頼んだぞ」


バタン



提督「さて、そろそろ戻らないとな」

まったく進んでませんが今日はこれまで。
なんとかして明後日には五人目に入るよう頑張りたい…。

ガチャッ




提督「すまん、遅くなった」

瑞鶴「遅いわよ、提督さん。 私はもう準備終わっちゃったわよ」

提督「おう、早いな」

瑞鶴「一泊だし、持っていくものなんてあまりないもの」

提督「まぁそうだな。 よし、俺もすぐに準備するから少し待ってて」

瑞鶴「お茶でも淹れてるわね」

提督「頼んだ」




……



提督「と、いうわけで行ってくる」

瑞鶴「お留守番よろしくお願いします」

榛名「はい。 お気をつけて」

金剛「楽しんできてネー!」

北上「ごゆっくり~」

大井「……」

提督「んじゃ、またなー」バタン

金剛「……いきましたネ」

榛名「ええ」

金剛「……」

榛名「……」

金剛「キタアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

榛名「榛名! 全力で参ります!」フトンズボォ

榛名「ああ、提督の残り香が……。 榛名、轟沈しちゃいそうです……」トローン

金剛「この部屋はなんデスカー!」ガラッ

金剛「ワーオ! いつの間に檜風呂なんて買ったのデース!」チャプッ

金剛「しかもまだ温かいデース! ということは、今朝入ってそのままということ……!」

金剛「提督のダシが出た湯船……」ジュルリ

榛名「しあわせ……♡」モソモソ

<キャーキャー


北上「相変わらずだねぇ、あのお二人さん」

大井「」ポケー

北上「……大井っち?」

大井「え、なに? 北上さん?」

北上「どうしたの? さっきからずっと上の空だけど」

大井「その……。 聞いてもらってもいい?」

北上「ダメなんていうわけないじゃん。 コタツで寛ぎながらでいいから話してよ」モソモソ


大井「あの時、提督に『まったくもって愛なんて感じられない』って言われて」

大井「なんでかわからないけど、それがすごくショックだったの」

大井「それから、提督を見るだけで胸が痛んで」

大井「言葉が出てこないって言うか、見てられないのよ」

大井「今も、すごく胸が痛くてもやもやしてて」

北上「あー……」

大井「北上さん、わかる?」

北上「大体予想はつくけど……」

北上「大井っち、きっと提督に恋してるんだよ」

大井「……は?」ポカーン

大井「もう、北上さんたら。 冗談はよして」

北上「ねぇ、大井っち。 大井っちは私のこと好き?」

大井「好きどころか、大好きよ?」

北上「そっか。 ね、大井っち」

大井「?」

北上「私が大井っちのことを大嫌いだって言ったらどうする?」

北上「今も上辺だけ仲良くしてて、実は心底嫌ってるんだって言ったら」

大井「そんなわけないわ。 そんなわけ……」

北上「今の気持ちはどう? 提督に言われたときと似てない?」

北上「もしそうなんだったら、きっと大井っちは提督のことが好きなんだよ」

大井「でも私、北上さん一筋だし……。 わからないわ、なんなのか」

北上「まー、焦っても仕方ないしさ」

北上「ゆっくりでいいんじゃない? いつかその気持ちがなんなのかわかるときがくるよ」

大井「……うん」


大井「それで、北上さんは本当に私のこと大嫌いなの?」

大井「もしかして、北上さんの嫌がることでもしてた?」アタフタ

大井「もしそうなら、私……」

北上「大井っち」ギュッ

北上「私が大井っちのことを嫌いだなんて、そんなこと絶対に言わないから」

北上「だから安心してよね?」

大井「よかった……」

北上「ごめんごめん。 心配させちゃった」ナデナデ

北上「冗談でも、次からは言わないから」

大井「絶対よ?」ギュー

北上「うん、もちろん」

金剛「いいところスミマセンが、ランチはどうします?」

榛名「提督の書置きがありますね。 好きにしてくれと一言ですけど……」

北上「お金も置いてある。 出前でも頼んじゃう?」

大井「この中に料理ができる人がいれば作ればいいんでしょうけど……」

金剛「食堂にいくこともできますネー」

大井「今日くらいは違うもの食べたくないですか?」

榛名「それもそうですね」

北上「じゃあチラシでも漁ろうか」




……

今日もまったく進んでませんが、ここまでで。
明日夕方くらいからだらだら更新できたらと思います。申し訳ない…。
ところで、大井って独占欲が物凄く強そうですよね。 あと加賀さんも。



……


ブロロロロロ……




提督「着いたね」バタン

瑞鶴「うわぁ……。 綺麗な眺め」

提督「旅館も実物を目の前にするとすごく立派だな」

瑞鶴「それにしても、結構離れたところにあるのね」

提督「そうだな。 もう昼過ぎちゃったし」

瑞鶴「お昼どうしましょう」

提督「着いちゃったし、チェックインでも済ませちゃおうか」

提督「お昼はその後考えよう」

瑞鶴「賛成よ」

提督「じゃあ、行こうか」ギュ

瑞鶴「うん!」ギュ



……


提督「ふう、お疲れ」

瑞鶴「ね、提督さん。 こっちきて?」

提督「ん?」

瑞鶴「すごい絶景よ。 カメラ、青葉さんに借りて持ってくればよかったわ」

提督「本当だ、駐車場で見たのとは別物だな」

瑞鶴「ふふ、ちょっと外に出ただけでこんなに素敵なものが見れるなんて」

瑞鶴「温泉旅行、お願いしてよかった」

提督「そう言って貰えるとすごく嬉しいよ」

提督「さて、お昼は……」

提督「外で済ませるしかないみたいだな」

瑞鶴「うん、時間的に外しかないわね」

提督「お昼の後はなにしようか」

瑞鶴「来る途中にあった……」

瑞鶴「>>+2に行ってみたいかなぁ」

瑞鶴「船着場、あったのでしょ? あそこに行きたいなぁ」

提督「いいのか? もっと色々あった気がするんだけど」

提督「いちご狩りとか、ハーブ園とか看板が見えたけど……」

瑞鶴「うん、いいの。 提督さんと、手を繋いでぶらぶらして」

瑞鶴「のんびりお散歩デートがしたいなって」

瑞鶴「提督さんが他に行きたいところがあるなら、そっちを優先するわ」

提督「いや、そっちが終わった後、時間があったらでいいよ」

提督「とりあえず外に出ようか、瑞鶴は何が食べたい?」

瑞鶴「お腹も空いたし、お肉ががっつり食べたい気分だわ」

提督「よし、じゃあ行こうか」





……


瑞鶴「もう動けない……」

提督「すごい食べっぷりだったな、あれだけ食べてよく太らないよな」

瑞鶴「普段から出撃してるんだから、当然よ」

提督「それもそうか。 さて、日が沈むと嫌だし行こうか」

瑞鶴「そうね、もう三時だわ」

提督「五時には暗くなっちゃうからな」



……



提督「着いたね」

瑞鶴「風が気持ちいいね」

提督「ああ。 日頃の疲れが吹き飛びそうな気持ちよさだ」

瑞鶴「行きましょ、提督さん」スッ

提督「もっと近づかなくていいのか?」ギュ

瑞鶴「大丈夫、遠くから眺めてるだけで」

提督「そっか」

瑞鶴「……」

提督「……」

提督(無言で歩いてるのもどこか心地いいけど)

提督(せっかくだし、普段聞けないようなことでも聞いてみようかな)

提督(よし、>>+2について聞いてみようか)

提督「なあ瑞鶴」

提督「瑞鶴は休日ってどんな風に過ごしてるんだ?」

瑞鶴「藪から棒に、どうしたの?」クスクス

提督「いや、どうしてるんだろうなーって」

瑞鶴「気になる?」

提督「そりゃ気になるさ」

提督「教えてもらってもいい?」

瑞鶴「そうね。 別に疚しいことでもないし、いいわよ」

瑞鶴「出撃とか遠征をする子はだいたいそれで一日が潰れるけど」

瑞鶴「そうじゃない子は基本毎日が休日みたいなものだしね」

提督「一応、持て余さないようにそういう子には家事とか雑用をさせてるけどね」

瑞鶴「それでもだいたいは午前中に終わっちゃうものよ?」

瑞鶴「その後は、他の子はどうかわからないけど、私は>>+2とかして過ごしてるかな」

瑞鶴「編み物とかしながら過ごしてるわ」

瑞鶴「始めたのは、ここ最近だけどね」

提督「へぇ……。 瑞鶴が編み物か」

瑞鶴「なによ? 似合わないって?」

提督「そんなこと考えてないよ」

提督「ただ、意外だなって思ってさ」

提督「瑞鶴が編んでる姿を想像したら」

瑞鶴「私も、今まで編み物なんてしたことなかったから」

瑞鶴「そうね、そうかも」

提督「何を編んでるの?」

瑞鶴「今編んでるのはね……」

提督「>>+1に、>>+2を編んでるの」

瑞鶴「翔鶴姉に、マフラーを編んでるの」

提督「マフラーか。 この季節は欠かせないな」

瑞鶴「翔鶴姉、喜んでくれるかな」

提督「もちろん、喜んでくれるさ」

提督「他ならない、大事な妹からのプレゼントなんだから」

瑞鶴「そうよね。 頑張って早く完成させないと」グッ

瑞鶴「そうだ。 ね、提督さんもなにか編んで欲しい?」

提督「そうだな。 編んでくれるんだったらそれは嬉しいな」

瑞鶴「いいわよ。 あんまり上手じゃないから、そこまで期待されると困るけど」

提督「上手とか下手っていうより、瑞鶴の手作りっていうだけで嬉しいからさ」

提督「頼んでも、いいかな」

瑞鶴「ええ。 翔鶴姉のが終わったら、提督さんのを作るわ」

瑞鶴「なにがいいかしら?」

提督「そうだな……」

提督「>>+2を頼んでもいいかな?」


提督「手袋を編んでもらってもいいかな」

瑞鶴「手袋ね、わかったわ」

瑞鶴「もしかしたら、出来上がる頃にはもう季節外れかもしれないけど……」

提督「そしたら、来年使わせてもらうよ」

提督「使わないで大事にとって置くのもいいかもね」

瑞鶴「そこまで大事にしなくてもいいのよ?」

提督「大事にするさ。 ずっと、使えなくなっても捨てたりなんかは絶対にしないよ」

瑞鶴「提督さん……」

提督「よろしく頼むな?」

瑞鶴「ええ、任せてよね!」

瑞鶴「それと、もうそろそろ戻りましょう?」

提督「そうだな、日が沈み始めたな」

瑞鶴「あ、提督さんの行きたいところ……」

提督「ん、忘れてた」

提督「もう旅館に戻っちゃってもいいと思うんだけど……」


どうする? 

>>+2


提督「冷える前に戻ろう」

瑞鶴「いいの?」

提督「瑞鶴に風邪を引かれても困るからな」

瑞鶴「そういう問題なの?」

提督「そういう問題です。 後、早く戻って温泉入りたいから」

提督「よし。 行こう」






……



場所は変わって執務室。




北上「あー。 コタツ部屋に欲しいー」ヌクヌク

大井「皆さん、お茶が入りました」コトッ

榛名「ありがとうございます」

金剛「緑茶もいいですネー♪」ズズズ


「…………」


金剛「暇デス」

榛名「そうですね……」

北上「この執務室で出来ることなんてあったっけ」

大井「物置部屋でもあるみたいですけど」

北上「なんか面白そうだし、物色してみようか」

金剛「ガサ入れデスネ! 面白そうデース!」



……


榛名「結局部屋中全部を漁っちゃいました……」

金剛「あんなものやこんなものが出てきましたネー」

北上「では一同、戦利品を」

金剛「私はこれデース!」スッ

榛名「榛名はこんなものを見つけました」スッ

大井「私はこれよ」スッ

北上「私は、これ」スッ



四人が見つけた目ぼしいものとは?

直下から>>+4まで。

金剛「私のは提督の古い写真デース!」

金剛「見てクダサイ、このショタ提督!」

榛名「提督の幼少期……。 榛名、感激です!」キラキラ

榛名「えっと、私はこれを。 みんなで遊べるかなと思いまして」ゴト

北上「ロクヨンじゃん。 いいね、スマブラもセットしてあるし、後でやろっか」

大井「私はこんな札束の山を見つけたわ」ドサッ

金剛「それは戻しましょう……。 バレたらまずいデース……」

北上「私はこれ。 どう? これがこの中で一番お宝っぽくない?」バサッ

金剛「!?」

榛名「!?」

大井「!!」

北上「やっぱあると思ったんだよねー」

北上「まあ提督も男だしさ。 しょうがないっちゃしょうがないよねー」ケラケラ

北上「見てよ、これ。 提督ってこういうのが好みなのかな?」パラパラ

金剛「オゥ……」ガクッ

大井(なにかしら、提督が私たちではなくこんな紙っぺらで済ませてると思っただけで)

大井(また胸がずきずき……)

榛名「……ありえません」ボソッ

北上「え?」

榛名「これについては提督に直接言及する必要があるみたいですね」ニコッ

金剛「そうデスネ。 これは私が証拠品として預かることにシマス」ニコッ

金剛「言い逃れなんてさせませんヨ? 提督」

榛名「そうです」

榛名「まさか秘書たちには手を出すのに私たちには手を出さないでこんなもので自家発電しているなんて」

榛名「そんなこと、榛名は許しません」

金剛「私もデース……。 私たちがこの本より劣っているだなんて」

榛名「金剛型の名が廃ります」

榛名「一度提督にはじっくりと灸を据えてあげないと」

榛名「こんなにも提督のことを愛しているのに、愛しているのに……」

金剛「どうしてデース、テートクゥ……」ビリッ

北上「なんかやばいもの出しちゃった?」

大井「この二人から黄色いオーラが……」

金剛「まだ探せばあるはずデース」

榛名「そうですね。 なんだかいくらでも余罪が発覚するような気がします」




……



北上「結局もう一度四人で物色」

大井「もう探してないところはないくらいだわ」

金剛「ではみなさん」

榛名「戦利品を、どうぞ」


更に四人が発見したものを。
直下から>>+4まで。

それと、エロ本の内容を>>+5で。

北上「私はこれ」

大井「靴下?」

北上「んー、なんか真新しいのを見ると、クリスマス用なのかな?」

大井「色合いもそれっぽいですね」

大井「私はこんなすごいものを」ゴトッ

金剛「これは……」

榛名「ボトルシップ、ですね……」

大井「いつ作ったんでしょう。 暇なのかしら?」

金剛「私は某特殊部隊の人間が着るようなスーツを」スッ

金剛「これは艦娘の私室に潜入しても気づかれないような代物みたいデース」

金剛「怪しい香りがプンプンシマース」

榛名「榛名は……」スッ

北上「サ○ミオリジナル?」

榛名「女性への配慮は感心しますけど……」

榛名「私がしてもらうときはこんなものは使わせませんから……」

金剛「ついでにこれの全部の先端に穴でも開けておきましょう」プスップスッ

大井「しかし提督がSM好きだったなんて……。 頭が痛いわ」

北上「添付DVDのタイトルに至っては『駆逐艦だよ全員集合』って……」






……




提督「なんか悪寒が……」ゾクッ

瑞鶴「どうしたの? 風邪でも引いた?」

提督「念のため、部屋ついたら熱測っておく……」



……




提督「うん、気のせいだったっぽい」

瑞鶴「よかった……」ホッ

瑞鶴「ね、早く行きましょ」グイッ

提督「焦らなくても温泉は逃げないし、誰も居ないから」

瑞鶴「でも早く行きたくならない?」ソワソワ

瑞鶴「私はいち早く提督さんと一緒に温泉に入りたいのよ」

提督「わかったわかった。 よし、準備できた」

瑞鶴「行くわよ!」グイグイ






……



提督「脱衣所まで一緒か。 そりゃカップルでの貸切予約だもんな」

瑞鶴「こんな素敵なところなのに、前日に貸切とれるなんて」

瑞鶴「本当、幸運の女神がついてるんだわ」

提督「早く入ろうか」ヌギヌギ

瑞鶴「提督さん、脱がせて?」バンザーイ

提督「昨日と比べたらすごい変わりようだな」ヌギヌギ

瑞鶴「なんか一線越えたら吹っ切れちゃって」

瑞鶴「でも、提督さんには今でもドキドキしてるわよ?」

提督「まあ、そういう慣れは悪いことじゃないと思う」

瑞鶴「へへー、一番乗りーっ!」ガララ

提督「走ると転ぶぞー」



瑞鶴「きゃっ!?」スッテーン

提督「おっと、危ない」ガシッ

瑞鶴「あ……」

提督「ほら、だから言ったろう?」

提督「少し落ちつきなさい」ナデナデ

瑞鶴「ん……。 ごめんなさい」ギュッ

提督「わかればいいよ。 さて、どこから入ろうか」

瑞鶴「まずは身体を洗ってからよ。 提督さん、頼んでもいい?」

提督「かしこまりましたよ、お嬢様」





……


提督「加減はどう?」ゴシゴシ

瑞鶴「悪くないわ♪」ウットリ

提督「よし、じゃあ流すぞー」シャー…

瑞鶴「ふふ、提督さんのも洗ってあげる」

提督「おう、頼んだ」スッ

瑞鶴「~♪」ゴシゴシ



瑞鶴「流すわね」シャー…

提督「ああ、ありがと。 力加減がすごい気持ちよかった」

瑞鶴「ね、提督……」ピトッ

瑞鶴「ちょっとだけ、しない?」スリスリ

提督「いきなりどうしたんだ?」

瑞鶴「さっき提督に転びそうなところを助けてもらって」

瑞鶴「それから、ずっとドキドキが止まらなくて……」

瑞鶴「……したく、なっちゃった」

提督「これまた突然だな……」

瑞鶴「だってだって! ずっと好きな人と一緒にいて、しかも裸なのよ?」

瑞鶴「そりゃ、したくなるわよ……」

提督「瑞鶴」ダキッ

瑞鶴「きゃ……」

提督「じゃあ、入る前に一回だけしよっか」

瑞鶴「い、いいの?」

提督「疲れて夜出来なくなっても知らないぞ?」ナデナデ

瑞鶴「それなら大丈夫よ。 今からするのはほんの前哨戦よ?」

瑞鶴「むしろ、提督さんのほうこそ今日は寝かさないわよ♡」ニコッ

瑞鶴「その為に車の中でずっと寝てたんだから」ニヤニヤ

提督(明日帰りの途中で少し寝るか)

今日はこれまで。
執務室で見つかった物等は今後有効活用させてもらえたら。
どうなるかは安価次第かもしれません、基本いちゃらぶに無理やり転ばせますが……。
どうぞよろしくお願いします。
気が早いですが、次スレではほぼ安価任せのスレにしようか迷ってます。
そのほうが読んでる方も楽しいみたい? ですので。 その辺一言貰えたら助かります。

お付き合い有難うございました。 それと、今日中に五人目入れず申し訳ないです……。



……


提督「あー……。 極楽極楽……」カポーン

瑞鶴「気持ちいいわねぇ~……」カポーン

提督「もう少し浸かったら次行こうか」チャポ

瑞鶴「そうねぇ……」ホワーン

提督「はぁー……」

瑞鶴(そう言えば私、提督さんのことが好きだけど)

瑞鶴(よくよく考えてみるとあまり提督さんのこと知らないのよね)

瑞鶴(なにか提督さんに訊いてみようかしら)


訊く内容を。
>>+2

瑞鶴「ねーてーとくさん」

提督「ん?」

瑞鶴「提督さんは鎮守府に来る前は何してたの?」

提督「んー……。 軍学校出てから、下っ端やってて」

提督「気がついたら鎮守府任されてた」

瑞鶴「気がついたらって……」

提督「そんなもんでしょ?」

瑞鶴「わからないわ……」

提督「それがどうかした?」

瑞鶴「私ね、提督さんのことをもっとよく知りたいなって思うの。 それでよ」

提督「俺はあんまり面白い人間じゃないけどね」

瑞鶴「でも、一緒に居てとても居心地はいいわよ?」

提督「そうか?」

瑞鶴「そうよ?」

提督「……そういえば、瑞鶴は俺のどこに惚れたんだ?」

瑞鶴「ん……。 あんまり自覚してなかった。 無意識のうちにかしら?」

提督「そういうものなのかね」

瑞鶴「強いて言葉にするなら……>>+2かな?」

瑞鶴「提督さんの声が好きなの」

提督「へぇ?」

瑞鶴「その声がね、すごく安心するの」

瑞鶴「どんなに不安でも、その声を聞くだけで安堵するの」

提督「あまりいい声だとは思わないけどな」

瑞鶴「提督さんがそう思ってても、私にとってはとてもいい声よ」

提督「……ありがとう」

提督「瑞鶴」

瑞鶴「なーに、提督さん?」

提督「呼んでみただけ」

瑞鶴「何それ、変なの」クスクス

瑞鶴「でも、それだけで幸せだわ」

瑞鶴「……もう一回、呼んで?」ギュッ

提督「瑞鶴」

瑞鶴「もう一回」

提督「瑞鶴」ナデナデ

瑞鶴「うふふっ♪」


瑞鶴「提督さんは、私のこと好き?」

提督「もちろん」

瑞鶴「どれくらい?」

提督「どれくらいって言われてもなぁ……」

瑞鶴「じゃあさ、私のどこが好き?」

提督「どこも素晴らしいけど、やっぱり足かな」

瑞鶴「もう、そうじゃないわよ」

瑞鶴「怒らないから、正直に教えて欲しいな?」

提督(なんて答えようかな……)

提督「>>+3なところだよ」

提督「瑞鶴の、誰かの為に一所懸命なところかな」

提督「瑞鶴だったり、俺だったり。 誰とか分け隔てなくて」

提督「一途に人のことを想う瑞鶴が好きだ」

瑞鶴「そう、なのかな。 提督さんにはそう見える?」

提督「ああ。 そんなところも好きだし、すごく尊敬してる」

瑞鶴「当たり前のことをしているだけだと思うんだけどなぁ」

提督「その当たり前がすごく難しいことなんだよ」

提督「だから、瑞鶴はすごいと思うよ」

提督「それに、想われているほうも応えなきゃって活力が湧いてくるから」

提督「すごくその気持ちが嬉しくて愛おしく感じるんだ」

提督「だから、そういうところを含めて。 瑞鶴が好きだよ」ギュッ

瑞鶴「ふふ、なんだか自分の好きにしてるだけなのに、そう言って、想って貰えて」ギュ

瑞鶴「すごく嬉しい……」

瑞鶴「でもね、私がそうなら提督さんも一緒よ?」

瑞鶴「誰かの為にいつも頑張ってるし、一途なところもそっくり」

提督「いや、俺は一途なんかじゃないよ。 知ってるだろ?」

瑞鶴「みんなに一途じゃない」

提督「それって一途っていうのか?」

瑞鶴「そうは言わなかったとしても、一人ひとり、個人をちゃんと見てるもの」

瑞鶴「だから、提督さんは一途だと思うわ」

提督「……そっか」

提督「瑞鶴、本当にありがとう」

瑞鶴「私のほうこそ、ありがとね!」

瑞鶴「ふふ、気になってたことも聞けたし、そろそろ回りましょうか!」ザパッ

提督「そうだな。 ここで長いこと浸かってたからな」ザパッ

今日はここで。
まだ二日目ってどういうことなの……。

お付き合いありがとうございました。



……


瑞鶴「ねぇねぇ提督さん! このサウナ、塩が置いてあるわよ?」

提督「塩サウナかな。 この塩を肌につけて入ると」

提督「体の調子が良くなったり、肌がきれいになるんだとか」

瑞鶴「肌が綺麗になるの? なら入るわよ!」

提督「そのままでも充分綺麗じゃないか」

瑞鶴「もっと綺麗になるの!」

提督「じゃあここで少し汗をかこうか」

瑞鶴「手が届かないところお願いしてもいい?」

提督「そうだな、背中とか任せてくれ」ペタペタ

瑞鶴「提督さんにもやってあげる」

提督「その前に、水貰ってくるな。 さっきから結構汗かいてると思うから」

瑞鶴「なら私が行ってくるわ。 ついでに取ってきたい物があるの」

瑞鶴「戻ってきたらまた頼んでいい?」

提督「大丈夫だから、走るなよ?」

瑞鶴「わかってるってば」



……


提督「お、こっちは檜風呂か」

瑞鶴「なんか提督が買った奴と似てるというか……」

提督「ほぼ一緒だな」

提督「でも、この風情はあの部屋じゃ味わえないからな」

瑞鶴「じゃあ、ここも入りましょうか」

提督「そうだな」

瑞鶴「提督さん、さっき受付で熱燗貰ってきたの」

提督「ついでに、っていうのはそれか」

瑞鶴「ふふ、一回やってみたかったのよね」

提督「俺も、一度やってもらいたかったんだよな」

瑞鶴「はい、提督さん。 お酌してあげる」

提督「さんきゅー」

提督「はぁー……。 いいねぇ」チビチビ

提督「瑞鶴は?」

瑞鶴「じゃあ、私も少しだけ。 ほんのちょっとよ?」

提督「了解」



……


提督「これは……」

瑞鶴「ドラム缶ね」

提督「果たしてドラム缶風呂を提供する宿が実在するのだろうか?」

瑞鶴「でも目の前に……」

提督「せっかくだから入ってみようか、面白そう」

瑞鶴「狭そうね」

提督「二人で入ったら一気にお湯が溢れるだろうな」

提督「でも外で待ってたら冷えちゃうし」

瑞鶴「……一緒に入りましょうか」

提督「そうだな」

瑞鶴「よっ、と……」ザポン

瑞鶴「あれ、一人なら割といける……」

提督「しつれーい」ザップン

ザバァー…

瑞鶴「やっぱり狭いわね」

提督「でも、悪くないな」



……



瑞鶴「おもしろーい!」

瑞鶴「提督さん、なんだか洞窟みたい!」

提督「っていうより洞窟だな」

提督「いい感じに声も木霊してるし」

瑞鶴「私、これ気に入ったかも」

提督「ん、ここで行き止まりか」

瑞鶴「結構奥行きあるわね」

提督「そうだな、もう暗いから入り口の明かりしか見えないな」

瑞鶴「それにしても、すごく落ち着くわ」

提督「ちょっとだけ、ゆっくりしようか」

瑞鶴「そうしましょう……」

提督「肩でも揉むよ」モミモミ

瑞鶴「あら、ありがと」

提督「」トントントン

瑞鶴「~♪」



……


提督「いっぱいあるけど、似たり寄ったりのが多いな」

瑞鶴「でも飽きなくて楽しいわよ?」

提督「そうっちゃそうだけど」

瑞鶴「あら? 柚子かしら?」スッ

提督「柚子湯っぽいな」

瑞鶴「いい香り……」チャプッ

提督「これも体にいいんだよな」チャプッ

瑞鶴「どれもいいことばかりじゃない」

提督「そうなんだけど、この柚子湯は冬至に入ると一年中風邪を引かないって言われてるんだ」

瑞鶴「そうなの?」

提督「そう言われてるだけなんだけどね」

瑞鶴「じゃあ、また冬至に柚子湯に入りましょう?」

瑞鶴「冬至の日は、お風呂に柚子を浮かべておくの」

瑞鶴「そうしたら、みんな風邪を引かないでしょ?」

提督「……そうだな。 今度、柚子を買わないとな」

提督「きっと皆も喜ぶさ」



……


フタフタマルマル。




提督「ふう……」

瑞鶴「今日は、本当に楽しかった」

瑞鶴「ありがとう、提督さん」ポフッ

提督「楽しんでもらえたなら何よりだ」

瑞鶴「うん。 最高の思い出が出来たわ」ギュッ

提督「そこまでか?」

瑞鶴「……私ね、艦娘になるまではずっと。 ううん、なってからも翔鶴姉にくっついてばっかりで」

瑞鶴「家族以外の人との思い出があんまりなかったの」

瑞鶴「男の人なら尚更のことで、お父さん以外と話したことなんてほとんどなかった」

瑞鶴「それがね、鎮守府にきてから変わったの」

瑞鶴「色んな子と仲良くなって、いっぱい楽しい思い出が出来て」

瑞鶴「もちろん、最初はうまくいかない子もいたし、今に至るには難儀したけど」

瑞鶴「提督さんともいっぱいお喋りして、頼りになる人だって知って」

瑞鶴「提督さんも、私のこと、みんなのことを頼りにしてくれてて」

瑞鶴「今ね、毎日が楽しくて仕方がないの」

瑞鶴「……ね、提督さん」

提督「……聞いてるよ」

瑞鶴「私、提督さんと出会えてよかった」

瑞鶴「貴方に出会えたおかげで、今の私があるの」

提督「……」ナデナデ

瑞鶴「提督さん」

瑞鶴「提督さんは、私と出会って変わったことってある?」

提督「あるよ」

瑞鶴「どんなところか、教えてくれる?」

提督「>>+2だ」

瑞鶴「翔鶴姉に、マフラーを編んでるの」
ここのところ読んでて「翔鶴に針を入れてる!?」って猟奇的な想像をしちゃった俺は毒されてるんだろうか(汗)

提督「姉妹の大切さを知ったことだ」

瑞鶴「?」

提督「俺にはさ、兄弟がいないんだ」

提督「だからって言うわけじゃないけどさ」

提督「翔鶴と瑞鶴を見てると、姉妹って大切だなって思ったんだ」

提督「鎮守府にも、姉妹がいない子って何人かいてさ」

提督「その子たちはさ、悩みとか不満があっても、結構一人で抱え込んじゃうんだ」

提督「姉妹がいれば、相談したりだとか、思ってることを言えると思うし」

提督「構ってあげたり、感情を共有しあったりって出来ると思うんだけど……」

瑞鶴「だから、提督はよく姉妹のいない子を構っているのね?」

提督「あれ、知ってるの?」

瑞鶴「思い当たる節といえば、廊下で島風ちゃんと走り合いをしてたりだとか」

提督「そうだね、そんな感じに構ってあげたり、悩みを聞いたりしてるんだ」

提督「瑞鶴はさ、もし翔鶴が居なかったらどうする?」

瑞鶴「……考えられないわ」

提督「そうか。 そりゃ、姉妹がいることが当然であれば、考えられないっていうのは間違ってはないと思う」

提督「でも、その当然がその子たちには当然じゃないんだ」

提督「色んな子を見ている立場としては、すごく姉妹の存在が大事なんだってしみじみ感じたんだ」

瑞鶴「そっか……」

提督「だからさ、瑞鶴が鎮守府にきて変わったように」

提督「瑞鶴がきてくれたから、俺も変われたことがあるんだ」

瑞鶴「提督さん……」

提督「瑞鶴。 うちにきてくれて、ありがとう」

瑞鶴「……私も」

瑞鶴「素敵な提督さんの、素敵な鎮守府に招いてくれて」

瑞鶴「本当に、ありがとう」ギューッ

提督「」ナデナデ

提督「ちょっと苦しい」ポンポン

瑞鶴「ごめんなさい!」バッ

提督「ん、大丈夫」

提督「……明日が終わって、秘書を離れても」

提督「甘えたくなったら、いつでも言ってくれ」

提督「手が空いてたら、必ず相手をしてあげるから」

瑞鶴「提督さんは人気者だから、なかなか機会はないでしょうけど」

瑞鶴「そうね。 そういう気分になったら、提督さんのもとまで行くわね」

提督「いつでも待ってるよ」ナデナデ

瑞鶴「提督さん」グイッ

提督「おっ?」ドサッ

瑞鶴「早速、甘えてもいい?」

瑞鶴「手が空いてるどころか、今は誰もいないもの」

提督「……おいで」

瑞鶴「今日だけは、独り占めさせてよね?」

提督(昨日も独り占めでしたが……)

提督「明日までは、独り占めできるからな」

提督「翔鶴を呼ぶか呼ばないかは任せるけど」

瑞鶴「明日は翔鶴姉の気分に任せるわ」

瑞鶴「だから──」スッ

提督「──……」





……

本日はここまで。
やっと三日目です。明日で五人目いけたら(何度目
うまく安価を捌けないのが悔しいというか悲しいというか。

お付き合いありがとうございました。



……




「──さん、おきて」

提督「んん……」

「ていとくさん、おきて」

提督「あと五分……」

瑞鶴「起きろーっ!」ガバッ

提督「うう……。 さむいい……」

瑞鶴「提督さん、朝よ。 一緒に朝風呂いきましょう!」

提督「入るから……」モソッ

提督「ふああ……」

瑞鶴「ここを出る前に、もう一度だけ入ろ?」

提督「そーだね……。 行こうか……」



……



提督「さっぱりしたー」ツヤツヤ

瑞鶴「気持ちよかったわね」ツヤツヤ

提督「朝入る露天風呂もいいね」

瑞鶴「起こして正解だったでしょ?」

提督「ありがとうございました」

瑞鶴「ふふ、一人で入るなんて水臭いじゃない」

提督「それでも、あのままだったら多分寝てた」

瑞鶴「それだけ提督さんは頑張ったから、ね?」

提督「そろそろ本格的な休みを入れないと枯れそうだ」

瑞鶴「それは次の秘書次第ね?」

提督「駆逐艦の子なら絶対に手を出さない自身はあるんだが……」

提督(どうにも嫌な予感がしてなぁ……。 なんだろ)

提督「さて、朝食食べたらここを出よう」

瑞鶴「そうね、荷物まとめましょうか」

提督「それから行こうか。 よし、やろう」



……


提督「忘れ物はー」

瑞鶴「ないわよー」

提督「うん、大丈夫だな」

瑞鶴「帰りはどうするの?」

提督「帰りはお土産買うのにPA寄るくらいかな」

提督「昼前には着くんじゃないかな」

瑞鶴「来るときと大体同じね」

提督「むしろ帰りのほうが空いてるだろうから早いかもしれないな」

瑞鶴「翔鶴姉にお土産買わないと」

提督「俺は待ってる子たちに買ってやらないとな」

提督「じゃあ出すぞ」

瑞鶴「了解よ」

提督「またいつか、ここに来ような」

瑞鶴「楽しみにしてる♪」



……


パーキングエリア。



提督「着いたぞー」

瑞鶴「お疲れ様」

提督「ちょっとトイレに寄っていいか?」

瑞鶴「私も行くわ、入り口で待ち合わせね」

提督「はいよ」






……



瑞鶴「どれにしましょう……」ウーン

提督「うわ、すごい懐かしいな、龍の剣みたいなキーホルダーとかイカのストラップ」

提督「今でもこんなの売ってるんだな。 定番なのかね?」

瑞鶴「食べ物のほうが喜ぶかしら……?」ンンー

提督「俺はこれを買うかな」

瑞鶴「私は翔鶴姉にこれをあげるわ」




何でも置いてある土産屋に来て買ったものとは……。



瑞鶴が翔鶴に買ったお土産を>>+1


提督の買ったお土産を

金剛>>+2 榛名>>+3 大井>>+4 北上>>+5 で。


提督「こんなもんでいいか」

瑞鶴「翔鶴姉、喜んでくれるかな?」

提督「まあお土産程度なんだし、そこまで考えて買わなくてもいいんじゃないかな」

提督「会計済ませよっか」





……




提督「ただいまー」

瑞鶴「ただいまです」

金剛「おかえり提督ゥー!」ニコニコ

榛名「おかえりなさい、提督」ニコニコ

大井「おかえりなさい」

北上「おーかえりー」ゴローン

提督「すまないな、留守番ありがとう」

提督「何か問題はなかったか?」

金剛「>>+2」

金剛「」ニコニコ


バサッ


榛名「」ニコニコ

大井「……」

北上(ひゃー修羅場きたああ! どうなる? ねぇどうなっちゃう?!)

提督「えっ」

瑞鶴「えっ」


「…………」


提督「……」汗ダラダラ

瑞鶴「提督さん、これっ……」ピクピク

北上「」パラパラパラパラ

瑞鶴「う、わぁ……///」カァァ

金剛「ナニか」ニコッ

榛名「一言」ニコッ

大井「どうぞ」ニコッ

北上「」ニヤニヤ

提督「……それは>>+3なんだ」

提督「……それは如月からの没収品なんだ」ダラダラ

金剛「ヘェェェェェ……」

榛名「そうなんですか、ならよかったです」

提督「」フゥ

榛名「……なんて言うとでも思いましたか?」

提督「えっ」

北上「大井っちー、ちょっと如月ちゃん呼んでくれる?」

大井「わかったわ、北上さん」

瑞鶴「なに? 何が起こってるの……?」アセアセ





……



如月「はい、なんでしょう?」

北上「如月ちゃんさ、これって知ってる?」ユビサシ

金剛「テートクが如月ちゃんから没収したと言っていマース!」

榛名「私たちはただ真相が知りたいだけなんです」

榛名「正直に答えて貰えると榛名、嬉しいです」

如月「>>+2」

如月「……」

如月「うふっ♪」ニコリ

榛名「……」

金剛「……」

大井「……」

北上「……」ワクワク

如月「では……」ガチャリ バタン


「…………」


金剛「え?」

榛名「……」

提督「ほら、な? そういうことだって」アタフタ

榛名「……いいですよ。 今はそれでも」

金剛「腑に落ちないけど仕方ないデース」

大井「……」

北上「はぁ」ガッカリ

提督「まぁ、なんだ。 留守番ありがとう」

提督「お土産買ってきたから、各自貰っておいて欲しい」

瑞鶴「私、翔鶴姉のところに行ってくるね。 荷物も置いてこなきゃだし」

提督「はい、紅茶と合えばいいんだけど」

金剛「バウムクーヘンデース! ティータイムのお供ネー♪」

榛名「……」スッ

提督「お、やっぱり似合ってる」

提督「榛名に似合うかなって思って買ったんだけど、よかった」

榛名「私のために……。 ありがとうございます」ニコッ

提督「大井にはネックレスを」

大井「どこか安っぽいわね」

提督「土産だしな。 高いものがいいんだったら秘書になったときに頼んでくれ」

大井「……提督。 掛けてくれるかしら?」

提督「はいはい」スッ

大井「……!」ドキドキ

提督「これでいいか?」

大井「……はい」コクリ

提督「北上にはこれ。 こういうの好きそうだと思って」

北上「デンドロビウムじゃないのー?」

提督「アレは流石に売ってなかった」

北上「ぶー。 ま、これでもいいよ。 部屋に飾っておくね」

提督「じゃあ、各自解散。 お疲れ様」

「お疲れ様でしたー」ガチャ バタン

提督「……結局あのエロ本はどこから仕入れたんだっけ、思い出せない」

瑞鶴「提督、戻ったわよ」

提督「おう、お疲れさん」

瑞鶴「お昼、提督さんに作ってもらってもいい?」

提督「そうだったな、俺が作るんだった。 ちょっと待っててな」



……


瑞鶴「この焼きそばおいしー」モグモグ

瑞鶴「提督さん、料理上手なのね」

提督「そこまででもないけどな」

瑞鶴「それって、私に対する当て付け?」

提督「そんなつもりはなかったけど」

瑞鶴「冗談よ。 ごめんなさいね」

瑞鶴「でも、さすがに妬いちゃうわ。 美味しいんだもの」

提督「瑞鶴も上手になれるって」

瑞鶴「うん、頑張る」

瑞鶴「頑張って、提督さんの胃袋を掴むわ」

提督「期待して待ってるな」

瑞鶴「ごちそうさま!」

提督「お粗末様でした。 お茶淹れるよ」

瑞鶴「ふぅ、この後なにしようかしら」

瑞鶴「ねー提督さん、この後>>+2しない?」

瑞鶴「翔鶴姉と一緒に夜戦しよ!」

提督「どこかの夜戦マニアみたいな口調で言わないの」

提督「昼下がりから三人で、なぁ」

瑞鶴「ダメ?」

提督「いや、なんていうか……」

提督「わかった。 翔鶴を呼んできてくれ」

提督「いや、やっぱいい。 俺が呼んでくる」




……



コンコン


提督「翔鶴、いるか?」

翔鶴「提督……。 どうかされましたか?」

提督「その、さ。 瑞鶴がこれから三人でしたいって……」

翔鶴「これから、ですか」

提督「嫌だったらいいんだ。 その、どうしたい?」

翔鶴「>>+2」

翔鶴「夜にお願いします」

提督「……わかった」

翔鶴「では……」

提督「待って!」

提督「一昨日は、ごめん」ギュッ

提督「あんなこと言ったのに、結局翔鶴のこと……」

翔鶴「それなら、私は気にしていませんよ」

翔鶴「瑞鶴の言う気持ちも、わからなくないですから」

提督「翔鶴……」

翔鶴「少し、ほんの少しだけ、寂しかったけど……。 一昨日が今日にずれただけです」

翔鶴「また、夜に呼んで頂いてもいいですか?」

提督「必ずくるから」

翔鶴「はい。 お待ちしております」

提督「……ありがとう。 またな」 パタン



提督「……戻るか」





……




瑞鶴「そう……」

提督「どうする?」

瑞鶴「なら、>>+1でも」

瑞鶴「翔鶴姉がこないなら、少しゆっくりしましょうか」

瑞鶴「まったり、お茶でもしましょう?」

提督「わかった。 お茶の準備するな」





……




提督「はぁー……」ズズー

瑞鶴「提督さんはお茶を淹れるのもうまいのね」ズズー

提督「特に意識はしてないんだけどな」

提督「……久しぶりに、ゆっくりするな」

瑞鶴「そうね……」

瑞鶴「夜までぼーっとしてましょうか」

提督「いいのか?」

瑞鶴「提督さんと一緒なら、なんだかそれでもいいかなって」

提督「そっか」

瑞鶴「眠くなったら、抱き枕にしてもいい?」

提督「いいよ。 俺も眠くなったら瑞鶴を抱いて寝るから」

瑞鶴「ありがと……」

瑞鶴「……」

提督「……」





……



フタヒトマルマル。


瑞鶴「もうこんな時間。 あっという間ね」

提督「寝てご飯食べてってしかしてないのにな」

瑞鶴「早かった。 この三日間」

提督「そうだな。毎回思うよ。 でも、まだ時間はあるからな」

提督「さて、夜戦以外で何かやりたいことってあるか?」

提督「すぐできる事しか聞けないけど、あったら言ってほしい」

提督「秘書最後の夜だからさ」

瑞鶴「……>>+1をお願い」

瑞鶴「抱きしめてほしいの」

提督「……」ギュッ

瑞鶴「ん……」

提督「」ナデナデ

瑞鶴「……後ろからもお願い」スッ

提督「わかった」

提督「こうでいいかな」ギュー

瑞鶴「うん」

提督「お疲れ」ナデナデ

瑞鶴「提督さんも、お疲れ様」

提督「……」ナデナデ

瑞鶴「……」ウットリ

瑞鶴「そろそろ、いい?」

提督「翔鶴を呼んでくる」スッ

瑞鶴「わかったわ」




……


翔鶴「お邪魔します……」

瑞鶴「翔鶴姉、一昨日はありがとね」

翔鶴「いいの。 その代わり、ね?」

瑞鶴「うん。 いいわよ」

翔鶴「そういうことなんです、提督」

提督「つまり?」

翔鶴「最初は、私から抱いて下さい」ポフッ

提督「……わかった」

翔鶴「えっと、その。 あの、よろしくお願いします」ペコリ

提督「翔鶴」ギュ

翔鶴「ぁ……」

提督「とりあえず、脱ごうか」

翔鶴「あの、恥ずかしいので、照明を……」

瑞鶴「はい。 これなら大丈夫?」パチン

翔鶴「ありがとう、瑞鶴」


スルスル……パサッ


提督「上は脱がないの?」

翔鶴「あまり自信がないので……。 お見せするほどでもないかと……」

提督「……それはそれでアリかな」

提督「じゃあここ、前みたいに座って?」ポンポン

翔鶴「はい……」






……


翔鶴「提督、提督ぅ……」

提督「ここにいるよ」ポンポン

翔鶴「提督、愛してます……」

提督「俺も愛してるよ、翔鶴」

翔鶴「すごい、嬉しい……」

翔鶴「あの、もう動いても……」

提督「まだダメ」

翔鶴「それでは提督が気持ちよくないのでは……」

提督「充分だ。 このままでも翔鶴のこと、感じてるよ」

提督「だから、もう少し力を抜いてな?」

翔鶴「だってぇ……」

提督「大丈夫だから、ね?」ギュッ

翔鶴「は、ぁぁん……。 しあわせです……」ギュー

提督「ん。 俺も同じくらい幸せだよ」ナデナデ

翔鶴「提督、口づけを下さい……」

提督「翔鶴……」チュパ…

翔鶴「ふぁ……」ピチャッ…



瑞鶴「」ムラムラ



……


翔鶴「提督のが……。 うふふっ♪」サスサス

提督「ふぅ……」

提督「瑞鶴、お待たせ」

瑞鶴「もう我慢できないわ」ガバッ

提督「……そうだな、どうして欲しい」ゴロン

瑞鶴「提督さんは少し疲れたでしょうから、私が」グイ

提督「頼むな」

瑞鶴「ん……」スッ

瑞鶴「っあぁ……」

瑞鶴「提督、提督っ」ユッサユッサ

提督「いきなり飛ばしすぎだって瑞鶴……っ」

瑞鶴「だって、あんなの見せられて、切なくてぇ!」

瑞鶴「焦らされるのは好きじゃないのよぉ♡」ギュー

提督「なら、俺も動いてやらないとな」ガシッ

瑞鶴「ひゃっ?! そこ、そこぉ……!!」

瑞鶴「ダメ、ってばあぁ……♡」ビクビク

瑞鶴「提督さん、キスして……」ハァハァ

提督「──」グイッ

瑞鶴「ちゅ、はぁはぁ……」チュウウ…

提督「──少し、落ち着くまで待とうか」







……

提督「結局、がっつり姉妹丼を頂いて」

提督「気がつけば空が明るい」

翔鶴「」zzZ

瑞鶴「」zzZ

提督「もう、ダメ……」バタッ

提督「ただ……」

提督「姉妹丼も悪いもんじゃない……」

提督「おやすみ。 翔鶴、瑞鶴」ナデナデ





……

今日はここで。
眠いと余計な部分も書いてしまうんです。 と言い訳をさせてください。
それと三日目の表示を忘れてました。如月様には貸しイチ。
読み返してて思ったけど、瑞鶴の脅威のレス数。離任した秘書たちからブーイングが聞こえます。
そして遅くなりましたが、全部安価任せではなく、現状のまま進めます。
ご意見感謝です。


お付き合いありがとうございました。

榛名が提督の軍服着てシャキーンしないかなーって思ってたらやっぱりしなかったでござる…

>>799
その代わりに提督のおぱんつはしっかり持ち帰ったそうな
適当な頃合に始めます。



提督「翔鶴、瑞鶴。 起きて」

翔鶴「……ていとく」

提督「はい、おはよう」

翔鶴「あの……。 ありがとう、ございました」

提督「少し、顔を洗ってきなさい」ナデナデ

提督「あんまり寝てないだろう? 今日はゆっくり休んでな」

翔鶴「……はい」

瑞鶴「おはよーていとくさん……」

提督「おはよう。 三日間、ご苦労様」

瑞鶴「最後にもう一回抱きしめて……」

提督「顔洗ってきたらしてあげるから、ほら」

瑞鶴「はーい……」

翔鶴「提督は寝たの?」

提督「お前たちの寝顔を眺めてたから寝てない」

翔鶴「もう……。 ちゃんと休まないと、ダメですよ?」

提督「大丈夫だって」

提督(あそこで寝てたら確実に昼まで起きないからな)





……

瑞鶴「本当にありがと、提督さん!」ギュッ

提督「ああ、また」

瑞鶴「ね、提督さん。 耳貸して?」

提督「ん?」

瑞鶴「大好きっ」ボソッ

瑞鶴「」チュッ

提督「……」ポー

瑞鶴「じゃあね!」バタン

翔鶴「あら、あらあら……」

翔鶴「じゃあ私も」

翔鶴「」チュ

翔鶴「では、また……」バタン

提督「……」

提督「姉妹って素晴らしい」

提督「……」

提督「召集かけるか」

食堂


提督「おはようございます」

\オハヨー/

提督「お集まり頂き誠にありがとうございます」

提督「というわけで、持ってきました」ゴトッ

提督「いつも通り、当たった子は執務室までよろしくお願いします」

提督「あと、私のパンツ及びシャツ等が数枚なくなっています」

提督「心当たりある方は執務室まできてください」

提督「以上、提督からでした」ガチャ


バタン


金剛「誰デースカー! 提督のパンツを盗んだ子はー」

北上(いやアンタたちだろなんて言えない)

榛名「なんだか……。 不思議な感触……」

青葉「瑞鶴さん、早速三日間のご様子をレポートにしたいので情報提供を……」

瑞鶴「いいけど、ちゃんとデート中の写真撮ってくれた?」

青葉「そりゃもちろん……」ピラッ

瑞鶴「それじゃ……」

\ワタシニモキカセテー/




矢矧「提督って人気なのね?」

愛宕「とても素敵な殿方よぉ」

長波「信頼は出来るぞー? 変態だけど」

大和「皆さん、引き終わりましたか?」

\オワッター/

武蔵「では開封といこうではないか」

翔鶴「お願い、きて……」

初霜「どうか……」

叢雲「今度こそ私が当てるわよ」

千歳「提督の秘書……」

川内「早くみんなの言う提督との夜戦がしたいなぁー」

加古「コタツっコタツっ」

日向「単なる秘書の時代は終わったな」

初春「わらわこそ秘書にふさわしい……」






……


ガチャリ


提督「……」zzZ





新しい秘書の子を。
23:45分から、一番早かった子になります。

加賀「あら……」

提督「……」ヨダレドバー

加賀「お疲れみたいね」

加賀「……」

加賀「寝顔も、格好いいのね……」

加賀「♪」ジーッ…

加賀「ふふっ」ツンツン

提督「んぁ……」zzZ

加賀「そうね」

加賀「>>+2でもしましょうか」


加賀「そうね、提督の仕事を今のうちにやりましょうか」

加賀「そうすれば、提督との自由な時間も……」

加賀「大丈夫。 少しだけ、務めたことがあるからやれるはずよ」





……



一日目。


ヒトマルマルマル。




提督「ふぁっ……」ジュルリ

加賀「起きました?」ヌクヌク

提督「あれ、加賀さん……?」

加賀「私の顔に、何かついていて?」

提督「……」ジーッ

加賀「……そんなに見つめられると、恥ずかしいのですけれど///」カァァ

提督「あぁ、ごめん」

提督「えっと。 今日からよろしくお願いします」ペコリ

加賀「こちらこそ」ペコリ

加賀「それと、提督の仕事は全て終わらせておきました」

提督「えっ?!」バッ

提督「本当だ……」

加賀「下敷きにしていた書類だけは、手が出せませんでした。 ごめんなさいね」

提督「いやいや! まさかここまで終わってるとは……」パラパラ

提督「加賀さんは優秀だなぁ、俺なんかと違って」

加賀「私の好きな提督を卑下するのは、たとえ提督でも許しません」

加賀「自分を貶すくらいなら、私にご褒美を下さい」

提督「ご褒美、か。 加賀さんがそういうのも珍しい」

提督「よし、二つ。 何でも二つ言うことを聞こうか」

提督「秘書になったっていうのと、お仕事をやってくれたということで」

加賀「なんでも……?」キラン

提督「おう。 二言はない。 なんでもだ」



加賀さんの要求を>>+2と>>+4で。

今日はここまでで。
秘書安価はどうしようと毎回悩んだり。
文の稚拙さからモロバレだと思いますが、持ってない子も割といます。
それと、どうやら榛名は提督のボクサーパンツを気に入ったようです。
それでは明日から五人目を進めて参ります。

お付き合いありがとうございました。

昨日は書けませんでした、すみません。
ぼちぼち始めます。

加賀「そうね……」

加賀「提督の作るご飯が食べたいわ」

加賀「それと、膝枕をして欲しいわ」

提督「それくらいならお安い御用だけど、いいの?」

加賀「大丈夫です。 他にして貰いたいことがあれば要求しますから」

加賀「五航戦の子にも、そうしていたのでしょう?」

提督「う、うん」

加賀「では早速、膝枕をお願いします」

提督「わかった、おいで」ポンポン

加賀「……失礼します」ゴロン

提督「どう?」

加賀「ごつごつ、しているのですね」

加賀「でも、悪くないです」フフッ

提督「ごめんな、もっと柔らかかったら気持ちよかったと思うんだけど」

加賀「いいんです。 この方が、男らしくて」

加賀「それに、柔らかい膝枕は赤城さんで慣れていますから」

提督「そ、そうなんだ」

加賀「とても、新鮮です……」

加賀「頭を、撫でて貰えますか?」

提督「ん」ナデナデ

加賀「ん」ウットリ

提督(加賀さん、気持ち良さそうだなぁ)

提督「加賀さん、ただ撫でるのも暇だから、何か質問してもいい?」

加賀「なんですか?」

提督「>>+2」

提督「俺のご飯ってそんなにいいのかな?」

提督「秘書になった子はこぞって俺の料理を食べたいって言うからさ」

加賀「そうなのですか」

加賀「私自身、提督の作る料理を食べたことはありませんが」

加賀「話を聞く限りではとても美味しいということだそうです」

加賀「なので、ぜひ提督の手料理をと」

提督「そんな評判が流れているのか……」

提督「正直、鎮守府に着任して料理してたのは最初の頃だけだしなぁ」

加賀「そのことは赤城さんからよく聞いています」

提督「そういえば最初の頃、赤城には秘書を任せてたな」

提督「任務をこなしてたら来てくれてさ」

提督「最初にここを案内してくれた子の次に秘書を任せたんだったな」

加賀「赤城さんも褒めていましたし、少し寂しそうに言っていましたよ?」

加賀「また提督の手料理が食べたい、と」

提督「そっか……。 今度、彼女にも作ってあげるかな」

提督(でも赤城は資材も食材もすごい持っていくからな……)

提督(もしかしたら加賀さんも……)

加賀「最初の秘書って、誰だったの?」

提督「>>+3だったな」


吹雪、叢雲、漣、電、五月雨のうちからお願いします。

提督「最初は電だったな」

提督「それから駆逐艦の子がどんどんやってきて」

提督「どんどん色んな子がきてって」

提督「俺が料理を作らなくなったのは鳳翔さんが秘書に就いてからだから……」

提督「それに加えて、ほとんどの子は食堂行ってたし、俺のご飯の味を知ってる人はあんまりいないな」

加賀「そうですか」

加賀「ふふ、今から楽しみです」

提督「そんなに美味いもんでもないし、あんまり期待しないでな」

提督「それに、俺も加賀さんの手料理が気になるから食べてみたいな」

加賀「私のですか」

提督「秘書になった子も大体作ってくれるんだけど」

提督「加賀さんは上手なのかなって気になったから」

加賀「……わかりました。 夜は私が作ります」

提督「ありがとね」

加賀「提督は……」

提督「ん?」

加賀「提督は、私との出会いを覚えていますか?」

提督「忘れるわけがないじゃないか。 >>+2だろう?」



建造、ドロップ以外でもOKです。

提督「建造で初めてうちにきてくれた正規空母だったから、忘れるはずも無い」

加賀「……そうですよね。 あのときの提督のはしゃぎっぷりときたら」

加賀「思い出しただけで、笑ってしまいます」クスクス

提督「だって嬉しかったんだから仕方が無いだろう」

提督「でも、同時に不安でもあったんだ」

加賀「そうは見えませんでしたが?」

提督「こんな優秀な子がいきなりやってきて、その力を発揮させてあげられるかなとか」

提督「俺のことを気に入らなかったら他所に行っちゃうかなとか」

提督「あの頃の加賀さん、いつも仏頂面だったんだもん」

提督「今ではクールビューティーって感じだけどさ」

加賀「あれは私が慣れていなかっただけの話です」

提督「そうなの?」

加賀「そうです」

加賀「それにしても、そんなことで悩んでいてくれたのですね」

提督「今そんなことって言ったよね」

加賀「そういう意味ではありません」

加賀「艦娘のことで悩んでいてくれたのですね、と」

提督「どこかおかしいか?」

加賀「いえ、おかしいとは思いません」

加賀「むしろ、とても有難いことです」

提督「つまり?」

加賀「演習の際に、相手の子から聞かれたのです」

加賀「あなたのところでは、捨て艦を使わないのかと」

提督「捨て艦?」

加賀「他の鎮守府ではよくあるそうです」

加賀「沈むと分かりきっていて、海に出すのだそうです」

加賀「出された子は錬度が低く、主に囮役だとかなんだとか」

提督「なんだよそれ」

加賀「私も気持ちよくなかったので、あまり話は聞きませんでした」

加賀「ですが、それは当たり前のように行われているそうです」

加賀「その話を聞いてからか、提督に対する接し方が変わった子もいると思います」

加賀「もちろん、いい意味で、です」

加賀「やたら提督にべたべたくっついたり、厚い信頼を寄せるようになったりと様々です」

提督「そっか……。 言われてみると、思い当たる節もあるような、ないような」

提督「そうするからには、それなりのメリットがあってのことなんだろうけど」

提督「決してうちではそんなことはしない」

加賀「それは知っています」

加賀「まだ誰一人沈めていないと聞いていますから」

提督「沈むってことは、死ぬんだぞ」

提督「断じて、俺はお前たちを殺すようなマネだけはしないぞ」

加賀「その言葉が聞けただけでも安心しました」

加賀「この話はこれでお終いにしましょう」

提督「そう、だな」

提督「そろそろお昼だし、ご飯でも作るよ」

加賀「お願いします」


ここで提督の料理の腕前を(今更
コンマ+20の数値で決定です。

すみません、直下でお願いします。

こんなこと言うのもあれですが、捨て艦どうこうは非難しているわけではありません。
やるのもアリ、やらないもアリだと思います。
ただこの提督さんはそれが出来ないというだけなので、ご了承くださいませ。



……



提督「なんか蕎麦って気分だったから、山菜蕎麦にしたぞー」コトッ

加賀「あら、美味しそう……」

提督「食べてみないとわからないけどな」

加賀「じゃあ、頂きます」

提督「召し上がれー」

加賀「……」ズルズル

提督「どうでしょう?」

加賀「期待していたよりは、美味しくないわね」モグモグ

提督「そうストレートに言われると流石にへこむな」ガーン

加賀「美味しくない、とは言ってないもの。 美味しい部類よ?」ゴックン

加賀「それに、なんだか落ち着く味だわ」

提督「期待に沿えず申し訳ないです」

加賀「次頂くときは、もう少し上達していると嬉しいわ」

提督「練習しておきます」

提督「それで、食べたらなんだけど。 何しようか」ズルズル

加賀「>>+2なんかいかがかしら?」

加賀「そば打ちなんかいかがかしら?」

提督「そば打ちか」

加賀「美味しい料理を作るには、まず素材からよ」

提督「素材っていうか、なんていうかだけど」

加賀「大丈夫、私と一緒に作ればうまくいくわ」

提督「何その根拠」

提督「でも、加賀さんが仕事をやってくれたおかげで午後は空いてるし」

提督「ぜひともご教授を」

加賀「任せなさい」





……



提督「と、いうわけでそば打ち始めます」

加賀「量はどうしましょう」

提督「二人で食べるなら、こんなもんじゃないか?」バサッ

加賀「誰も二人でとは言ってないわ」

提督「えっ」

加賀「そうね、これは夜の分だから」

加賀「>>+2よ」


何人前作る?

加賀「全員分よ」

提督「えっ」

加賀「?」

提督「それ本気で言ってるの?」

加賀「そうですが」

提督「夜までかかっても出来るかどうかわからないのですがそれは」

加賀「なら夜までかければいいじゃない」

提督「さいですか」

加賀「じゃあ、作りましょう」

提督「あいあいさー……」



加賀さんの料理の腕前を。
直下コンマで。



……


場所は変わって食堂の台所




提督「これ、きついって……!」コネコネ

加賀「頑張って下さい。 間違っていなければ提督含めての百二十人前です」

提督「ひゃくにじゅう!?」

提督「ひええ……」

提督「それにしても、どこにこんなそば粉と小麦粉が……」

加賀「資材倉庫です。 あそこには食料も溜め込んでありますから」

加賀「使った分は軍費で発注かけておきますのでご心配なく」

提督「そうなの? それは初耳だから、明日ちょっと倉庫見に行ってみる」

加賀「そこ、空気を抜くのが大事です。 よく転がして」

提督(しかし、これでまずかったらシャレにならんぞ……)コロコロ

加賀「見ているのも暇ですね」

提督「なら手伝ってよ……」

加賀「これは提督が上手になるための特訓ですから」

提督「俺がうまくなってどうするの……」

加賀「それは……」

加賀「>>+3ですから」

加賀「末永く一緒にいるためです」

提督「へぇー。 そーなんだー」

加賀「冗談ではありません」

加賀「こっちを向いて下さい」グイッ

提督「加賀さん?」

加賀「美味しい料理が作れなくて、私の旦那は務まりませんから」

提督「んん?」

加賀「正妻の座は誰にも譲れません」

提督「俺が嫌だって言ったらどうするの?」

加賀「え……」ウルッ

加賀「嫌、なのですか?」グスッ

提督「いやいや、嫌なんかじゃないよ!」

加賀「そうですよね。 提督がそんなことを言うはずがありません」キリッ

加賀「ですが、考えておいて下さいね?」

提督「そのうち、ね」

加賀「……」ウルウル

提督(そんな目で見つめないで頼むから)コネコネ

提督(どうしよ……)コロコロ


>>+2

提督「そうだ、キスしようか」

加賀「えっ!」

提督「あ、いや。 その……」

提督「すごい可愛い顔して見つめてくるから、つい」ポリポリ

加賀「……」ズイッ

提督「ダメか──!?」

加賀「────……ぷ、ふぅ」

提督「か、加賀さん」

加賀「やりました」ペロリ

提督「え、っと……。 言い出した俺が言うのも何だけど……」

加賀「提督のここ、涎がついてます」ペロッ ジュル…

提督「!?」

加賀「さすがに気分が高揚します」ダキッ

加賀「……提督にキスしようって言われて火が点いちゃいました」ギュー

加賀「体が火照ってきて……。 提督……」

提督(目が本気なんですけど、っていうか暑い)

提督「とりあえず落ち着こう、ね?」ナデナデ

加賀「落ち着け、と言われましても」サワサワ

提督「そば! 作らないとだしさ?」

加賀「間に合わなければ私も手伝いますから」

加賀「私、本気ですから」

提督「ここ食堂なんですけど!」

加賀「いいじゃないですか?」

提督(もう>>+2で落ち着かせるしかない)

提督「加賀さん」ギュー

加賀「はい」ギュー

提督「加賀さんが俺のことを想ってくれてるのはよくわかった」ナデナデ

提督「料理まで教えてくれて、末永く一緒に居たいって言ってくれて」ナデナデ

提督「そんな加賀さんが堪らなく愛おしい」ナデナデ

加賀「は、はい……」ゾクゾクッ

提督「この先、加賀さんを笑顔に出来るなら」ギュー

提督「こんな俺でよければ加賀さんの想いに応えたい」ナデナデ

提督「加賀さんの笑顔が、俺の幸せだから」ボソッ

加賀「あう……」プシュー…

提督「でね……」

提督「って、あれ? 加賀さん?」

加賀「」グッタリ

提督「おーい?」ナデナデ

加賀「」

提督「ありゃ……。 とりあえず、よっこらせっ、と」ストッ

提督「本格的に長門の案を考える日はそう遠くないっぽいな」

提督「……そば打ち再開しますか」コネコネ








間宮「見ちゃいました聞いちゃいました……」ドキドキ



……



提督「そば打ち始めたのが1時過ぎ」

提督「そして今は」チラッ

提督「午後4時です!」ドヤァァ

提督「だいぶ頑張りました、うん」

提督「そしてこちらは……」チラッ

加賀「ふふ、提督の……」ムニャムニャ

加賀「もうお腹いっぱいです……」サスサス

提督「いい夢見てるみたいだから起こさないでおこう、起こしたらまずい気がする」

提督「さて、時間も空いたことだし」

提督「そうだな、まずは>>+2のところに行ってみようか」



……

コンコン


金剛「ハーイ?」

提督「提督でーす」


ガチャ


金剛「どうしたんですか?」

金剛「私のこと、恋しくなったデース?」ニヤニヤ

提督「あながち間違いではないかもしれない」

金剛「もう、提督は上手なんですから」ギュー

金剛「あ、提督分を補給シマース……」スリスリ

金剛「それで、本当は何をしにきたんですか?」

提督「ちょっと時間が空いたから」

提督「>>+3と思って」

提督「加賀さんのデレっぷりについて聞いて欲しくって」

金剛「は、はぁ……」

提督「あの寡黙な加賀さんがまさか──」






……




金剛「もうお腹いっぱいデース……」

提督「っていうわけなんだよ」

提督「それとそうだ、もう一つあったんだ」

提督「今日の晩御飯は食堂で俺と加賀さんで作った蕎麦を食べるから」

金剛「ソバ? ソバってあの……」

提督「そうそう、食堂でよく食べてる子がいるでしょ? 天ぷら乗っかってるアレ」

金剛「ワオ! アレ、提督は作れたのですか」

提督「今日教わったんだけどな。 だからあんまりお茶菓子食べるなよ?」

金剛「ハーイ! 了解デース!」

提督「じゃ、話聞いてくれてありがとな」ナデナデ

金剛「ん……。 最後にもう一回……」ギュー

金剛「ハイ! ではまた、食堂で!」フリフリ

提督「おう、またなー」バタン



提督「次はどこいくかなー。 よし、>>+2だ」

提督「工廠裏に行ってみるか」

提督「たまには普段行かない所に行くのも楽しいもんだし」

提督「最初に鎮守府を歩き回ったとき以来じゃないかな」

提督「なんかあったっけ、あそこ。 思い出せないや」

提督「よし、行ってみよう」テクテク





……




提督「おお……」

提督「建造や開発を頼んでる工廠の舞台裏には」

提督「なんと、いつの間にかこんなものが出来てました」


何が出来ていた? >>+2

提督「怪しい香りがプンプンするこの店は一体……」

提督「とりあえず入ってみるか」ガラッ


~提督ショップ~



提督「若干狭いところがいかにもって感じだな」

提督「そしてこの照明。 ぶら下がった電球が雰囲気を出してるよ」

提督「場所としては悪くない、むしろいい感じだが商品はどうかな……」

提督「うっわ、なんだこれ……」





陳列している商品の詳細 >>+2


ここの店主(及び従業員がいれば詳細) >>+4




提督「なになに、これは俺の写真。 しかも後姿って」

提督「このケースは俺の写真一覧か……。 おいおいこれモザイクかかってねーぞ」

提督「こっちは……。 なんだこれ」

提督「俺の膝枕クッション? の割にはふわふわしてるな」ムニッ

提督「加賀さんがこれ使ったらパチモンだって罵るだろうな」

提督「次はあっち行ってみるか」スッ

提督「えーと……」

提督「あっ! これ俺のシャツじゃん! だいぶ前に無くなったやつだ」

提督「しかもなんだよこのボッタクリ価格……。 こっちにはパンツまで」

提督「それでこっちには……?」

提督「『提督の行動マップ』 これは興味深い」パラパラ

提督「要するに、俺に関する物がここでは売ってると」

提督「誰得すぎィ! って思ったけど、一部需要があると思い当たる時点でうちの鎮守府はおかしい」

提督「店長はいないのか? ベル鳴らすか」チリンリーン

羽黒「はい、お待たせしました」

提督「やあ」

羽黒「あっ……」

提督「店長はいるかな?」ニコニコ

羽黒「は、はい、ただいま」ガクガク

羽黒「店長ー!」ナミダメ

足柄「どうしたの、羽黒……っ!」

提督「やあ足柄さん。 これは?」

足柄「……>>+3」



足柄「……」ドヤァァ

提督「無言でそんなに誇られても……」

足柄「いいじゃない、減るもんじゃないのだし」

提督「写真はそうだけど下着とかは少し困る」

提督「それに、ああいう写真はさすがにどうかと思うのよ」

提督「駆逐艦の子がきたらどうするの」

足柄「大丈夫よ、ここ十八禁だから」

羽黒「そうです、たまに如月ちゃんとか響ちゃんとか他にもきますけど、その際は追い出してますから……」

提督「しっかり見てるんじゃねーか」

足柄「でもね、ここは艦娘の憩いの場なのよ?」

提督「具体的にどうぞ」

足柄「提督のことが好きで好きで堪らないのに、その寂しさを埋められないから」

足柄「ここで提督のグッズを買ってその穴埋めをしているだけなの」

提督「よくわかりました」

提督「ちなみに売り上げは?」

足柄「間宮さんのあいすくりんとかお茶請け制作費とか。 個人じゃなくて皆に物で回るように使ってるわ」

羽黒「司令官さん、見逃してくれませんか?」

提督「そうは言われましても見てしまった以上」

足柄「需要はほぼ全層にあるわ。 ここを潰されても第二第三の」

提督「そうだな、条件付でいいなら営業許可を降ろそう」

足柄「本当!?」

提督「そーだなー。 >>+2でどうだ?」

提督「十八禁グッズは撤去。 これに限る」

足柄「……それだけで」ハッ

足柄「いいえ、なんでもないわ。 わかりました」

羽黒「有難うございます、司令官さん……」ニコリ

足柄(表沙汰では健全なお店をアピールすることによって全年齢開放)

足柄(水面下ではR-18なモノの取引をすることによって)

足柄(より多くの顧客に満足してもらえるッ!)

提督「ついでだし、加賀さんにお土産買って行ってあげるか」

足柄「どうぞどうぞ、ごゆっくり見てってくださいな」

提督「自分のもん見てもなんも面白くないけどなー」

足柄「どうせなら、提督ご自身をプレゼントなされたほうがいいのでは?」

足柄「私ならそちらのほうが嬉しいわ」

提督「やかましい」

提督「じゃあ>>+1を貰おうかな」


提督「この俺の8cm高角砲だ」

足柄「あら? これを加賀さんに?」

提督「俺自身どうかと思ったが、なんかこれに惹かれた」

提督「もうこれも廃棄すると思うとなんかもったいなくて」

提督「ま、これの型取りをした奴はまだまだ未熟者だな」

足柄「じゃあ今度リニューアルしないとね」

提督「あれさっき」

足柄「なんでもないわ」

提督「そうか。 む、そろそろ次にいかないと。 あと一つどこか回りたいんだった」

足柄「そうなの?」

提督「そういうことで、またな」

羽黒「有難うございました」

足柄「またね」

提督「今度様子見にくるからな。 しっかり守れよ?」

足柄「もちろんよ」





……



提督「面白いものが出来てたもんだ」

提督「最後に>>+3に行ってから、加賀さんのところに行くとしよう」

次の行き先ができたところで、今日はここで。

轟沈とか捨て艦、解体について書いてますが、全く深く考えてないです。
ただ艦娘にとって都合の悪いことを提督はしないからみんな大好きよ的なやつです。
次スレはどうしましょう、SSは初挑戦なのでどれくらい埋まったらーとかスレタイどうすればーとか
ちんぷんかんぷんです。 そもそも需要はあるのかというそこから。

お付き合い有難うございました。

遅い時間ですが少しだけ書きます。
ぎりぎりになったら次スレ立てて誘導という形をとりたいと思います。


提督「入渠ドックに行ってみるかな。 そしたら加賀さんのところに戻ろう」

提督「今五時だから、丁度かな」

提督「入渠ドックも最初に行ったっきりだな」

提督「とりあえず向かおう」トコトコ





……



入渠ドック。





提督「おーす」

妖精「おーす」

提督「いつもお疲れ様です」

妖精「いえいえ提督こそ」

妖精「それにしても久しぶりですねー」

提督「そうですねぇ」

妖精「やっぱり増設して正解でしたよ」

提督「お、そうなの?」

妖精「あのままドック開放してなかったら提督に抗議の嵐ですよ」

妖精「四人分でも少ないくらいです」

提督「そんなに繁盛してるの」

妖精「女の子はお風呂が好きですからねー。 一部除いてですけど」

妖精「出撃してなくて、全く汚れていない子も浸かってるくらいですよ」

提督「いいのそれ」

妖精「出撃帰りの子優先ですから」

提督「ならいいか」



妖精「今も四人入ってますよ」

提督「本当ですか」

妖精「ほんとっすほんとっす」

提督「へぇ……」

妖精「入っちゃいます?」

提督「大丈夫なの?」

妖精「さあ?」

提督「……」

妖精「まぁ親睦を深めるためとか御託並べれば許されるんじゃないですかね、提督だし」

提督「入ってる子によっては洗面器が飛んでくるな」

妖精「女湯なんて表示もありませんし」

提督「そりゃ男は俺しかいない前提だしな」

提督「提督がまずこんなところにこないだろうし」

妖精「それなら覗いていきます?」

提督「それもなかなかだな」

妖精「どうします?」

提督「>>+2します」


提督「今誰が入ってるかってわかるか?」

妖精「ゲスいですねぇ、誰が入ってるかでナニをするか決めるなんて」

提督「そんなつもりはないのだが」

妖精「はいはい、えーっと……」

妖精「今入ってる子は……」




直下から>>+4までの子が入ってるそうです。

妖精「愛宕、榛名、白雪、北上、以上の四名ですね」

提督「ほうほう」

妖精「どうします?」

提督「榛名がいるあたり入ったら無事出られる自信がない」

妖精「そうなんですか?」

提督「彼女たちの力は凄まじいからな」

提督「どれだけ抵抗しても空しく終わる」

妖精「なんだか妙に説得力ありますね、体験談でしょうか」

妖精「その辺はあれですか、艦娘補正?」

提督「そんな感じなのかな」

提督「寛いでるみたいだし、どうしようかな」

提督「誰がいるかだけわかればよかったし」

妖精「下心は?」

提督「無いわけじゃないけど」

提督「どうしよ」


>>+2

妖精「まぁまぁ悩んでても仕方ないですし、ここは一旦……」


ガラッ


榛名「いい湯でした……」ホカホカ

榛名「あれ、提督?」

提督「あ、上がったんだ」

榛名「どうして提督がここに……」

榛名「もしかして、榛名と一緒に入りたかったとか?」キラキラ

提督「いや、たまたま寄っただけなんだ」

榛名「そうですか……」シュン

提督「バスローブ、なんだな」

榛名「はい。 今、洗濯中ですから」

提督「そうか」

榛名「提督、今お暇ですか?」

提督「どうした?」

榛名「せっかく提督と一緒なのですから、他の子が出るまでただ待ってるのも勿体なくて」

榛名「提督と何かしたいな、と思いまして。 ダメでしょうか?」

提督「長い時間は付き合えないけど、大丈夫だよ。 なんだ?」

榛名「>>+1」


榛名「卓球、しませんか?」

提督「定番だな。 いいよ、やろう」

榛名「勝ったほうは、負けたほうに何でも一つお願いできるってどうですか?」

提督「明らかに俺が不利な気がするけど」

提督「要は勝てばいいのだろう?」

榛名「そうですね。 勝てれば、の話ですよ?」

提督「やってやろうじゃん」





……




提督「ほっ」パコーン

榛名「はっ」カコーン

提督「ほいっ」コーン

榛名「まだまだ!」パコーン!

提督(しかし……)チラッ

榛名「この程度ですかっ!」プルン

提督(バスローブが肌蹴て……)ジー

提督(これはまた綺麗なおっぱい)ジー

榛名「もう、どこを見ているんですか?」

榛名「このままでは負けちゃいますよ?」ニヤニヤ

提督(挙句本人は気づいてないと)

提督「勝負が終わった後に同じことを言えるかな?」




お二人の卓球の腕前は。


榛名は直下のコンマ
提督は>>+2のコンマから-20



榛名「提督、ふざけすぎじゃないですか?」

提督「まともにやってればいい勝負してたと思うんだけどなぁ」

榛名「そうですよね、提督は私の胸ばっかり見てましたもんね?」

提督「バレてた?」

榛名「あれだけ露骨に見ていればわかりますよ、もう」

榛名「言って下されば、いつでも見せてあげますのに」

榛名「見せるだけじゃなくて、好きにさせてあげますよ?」

榛名「榛名は、提督のものですから……」

提督(知らないうちに俺のものになってた)

提督「まぁ、気が向いたらお願いしようかな」

提督「それじゃ……」ソソクサ

榛名「逃がしません」ダキッ

提督「ひええ……」

榛名「お願い、聞いて貰えるんですよね?」ニコッ

提督「……なんでございましょう」ゴクリ

榛名「そうですね……」

榛名「>>+1をお願いします」



榛名「おんぶして下さい」

提督「? これでいいのか?」スッ

榛名「乗りますね」ギュッ

提督「よ、っと……」

榛名「うふふっ。 榛名、提督に着艦しました♪」ルンルン

提督「で、どうすればいいんだ?」

榛名「このまま私の部屋までお願いします」ムギュッ

提督「他の子は?」

榛名「大丈夫です。 あとで先に戻ってたと言いますから」

提督「はいよ」

榛名「ふふ、提督のおんぶ……」ウットリ

提督(湯上りのせいか、すごく温かくていい匂いが……)

提督(おまけに胸を押し付けて……。 いかんいかん)

榛名「すみません、嫌でしたか?」

提督「いや、こういうお願いだったらいつ聞いてもいいかなって」

榛名「……もっと、提督と色んなことをしたいのですが」

榛名「それは秘書になるまで我慢です」

提督「偉いな」

榛名「無理やりに聞いてもらうのと、提督の意思でして下さるのは違いますから」

提督「別に、無理やりでも聞いてやったんだけどな」

榛名「やっぱり、提督は優しいのですね」

榛名「ますます好きになっちゃいます……」ギュー

提督「榛名もな。 俺のことを気遣ってくれて、ありがとな」

榛名「いつも提督にそうして貰ってますから」スリスリ

榛名「いつも有難うございます……」ギュッ

提督(少し、遠回りして戻ってあげるかな)





……

今日も進んでませんが、ここまで。
もっと早く始めるべきだと改めて思った。

お付き合いありがとうございました。

スレを見直して誰と何の約束があるだとかまとめているので明日更新になるかもです。
次スレ頭にでも書いておかないとわからなくなるっていう体たらく……。

そういやこれって、間宮さんもOKなの?


提督「はい、着いたから降りて」

榛名「提督、ありがとうございました」スタッ

提督「おう。 卓球、楽しかったな。 また今度しよう」

榛名「榛名でよければ……。 下手ですけどお相手させて頂きますね」

提督「頼むな。 じゃあ、そろそろ行くわ」

榛名「はい。 それでは……」フリフリ

提督「またな」

提督「よし、加賀さんのところに戻るか」




……



加賀「で、私のことを放っておいて遊びに行ってたんですね?」

提督「放っておいてだなんて、そういうわけじゃ」

加賀「私が秘書なのですから、もっと私のことを構って下さい」

提督「でも加賀さんがすごく幸せそうに……」

加賀「言わないでください」

加賀「提督だって私がああなるってわかってて、あんなこと言ったのでしょう」

提督「まあね」

加賀「もう……」プンプン

提督「怒った加賀さんも可愛いね」

加賀「またそういうことを言うのですから」プイ

提督「でも、言ったことは本当だから」ナデナデ

加賀「……なら、許しましょう」

提督「ありがとう」

提督「そろそろ頃合だし、みんなを食堂に集めようか」

加賀「お願いします。 私は間宮さんと一緒に茹でる準備をしますので」

提督「お願いな」


『ブツッ……提督です』

『突然で恐れ入りますが、至急皆様方は食堂までいらしてください』

提督「こんなんでいいかな」

提督「この時間なら多分みんないるよな……」






……




磯波「こんな時間に呼び出しとはなんでしょう……?」

霧島「司令のことですから、きっと何かあるのでしょう」

扶桑「そろそろ夕飯の時間だから何か関係があるのかもしれません」

夕張「食堂が、提督が、私を呼んでいる……!」ダッ







食堂。



提督「こんばんは、お集まり頂き感謝します」

提督「勝手を承知で言います。 今日の皆様の夜ご飯は蕎麦にしたいと思います」



\ナンダヨソレー/



提督「っていうのも、加賀さんの計らいもあって皆の分の蕎麦を作ろうってことになって俺自身が捏ねたので」

提督「皆に食べて欲しいなって思ったんだけど、嫌な子はいる? 蕎麦食べられないとか、俺が作ったの食いたくないとか」



\……/



提督「大丈夫そうかな。 味は多分うまいはずだから、よろしくな」

龍田「って提督は言ってるけどぉ……」

皐月「司令官も頑張るね」

神通「まずかったら……。 どうすればいいんでしょう」

利根「なに、加賀がついていたのであれば大丈夫であろう」



……


提督「それでは」


『いただきます!』


暁「これ、とっても……」ズルズル

電「おいしい、のです……」ズルズル

祥鳳「間宮さんが作ったのではないかと思ったわ」チュルル

瑞鳳「ね、すっごく美味しいよ!」ズルズル

赤城「さすが加賀さん監修だわ」ズバババ

阿賀野「提督さんもやるわねぇ」チュルン

鳳翔「これは……。 加賀さんも提督も上手ですね」モグモグ



提督「思ったより好評だな」

加賀「やりました」

提督「本当、加賀さんのおかげだよ」

提督「加賀さんがついてくれてなかったら、ここまで皆に喜んで貰えなかった」

提督「ありがと、すごい嬉しいな」ニコ

加賀「……」

加賀「私も、提督に喜んでもらえて何よりです」

加賀「それに、皆で集って食べるのも久しぶりですね」

提督「そうだね、夜食べる時間は疎らだからね」

加賀「せっかく皆いるのですし、何かしましょう」

提督「誰かのとこ割り込むとか?」

加賀「それもいいですが、>>+2はどうでしょう」

加賀「わんこそば大会をしましょう」

提督「それよく食べる子が有利じゃない?」

加賀「勝負に有利もへったくれもありません」

提督「蕎麦はどうしようか」

加賀「ここに」ドンッッ!

提督「いつの間に……」

加賀「提督が遊び耽っている間に作っておきました」

提督「いやぁ本当にすみませんでした」

加賀「冗談ですよ。 蕎麦はあります。 やりましょう」

提督「じゃあ俺は間宮さんと一緒に茹で係をするよ」

加賀「私の食べっぷり、見ててください」

提督「はいはい、わかったよ」





……



加賀「そういうことです」

赤城「負ける気がしません」

武蔵「ほう?」

時雨「僕たちは……。 給仕係かな?」

朝潮「うん。 私たち、あんまり食べられないもの」

天龍「結局、戦艦と空母の一騎打ちか……。 俺はまったり食べるからいいけどよ」

長門「何かを賭けたほうが、燃えるだろう?」

武蔵「いいことを言う。 加賀、優勝者には何が送られる?」

加賀「そうね……。 >>+2にしましょうか」

加賀「等身大の提督人形よ。 それも、家具職人特注品だわ」


『ガタッ』


時雨「給仕係、撤回するよ」

雪風「司令を貰うのは雪風ですっ」

五十鈴「艦種なんて関係ないわ。 食べるわよ」

由良「たとえ負けるとわかってても」

鳥海「やらねばならないときもあるのです」


\ヤルゾオオオオオオ!/




提督「その心意気はいいけど間違っても実戦ではそんなことさせないからな」

間宮「あらあら、提督さんも隅に置けない人ですね」

提督「間宮さんも参加してきます?」

間宮「私はここにいないと。 提督さん、大変でしょう?」

提督「そうですけど……。 間宮さんにも苦労をかけますね」

間宮「いいのですよ、好きですから」

間宮「そうだ、提督さん。 前にお願いがあるって言ったのは、覚えていますか?」

提督「あいすくりんを貰ったときかな」

間宮「覚えていらしたのですね。 あれなんですけど……」

間宮「私も、秘書をやってみたいなぁ……。 なんて、思っちゃいまして」

間宮「ダメ、でしょうか」

提督「俺は全く困らないけど、いいの? 面白いものでも何でもないけど……」

間宮「いいのです。 提督さんと一緒にいられたら、それで……」

提督「じゃあ、今度からくじ引きに参加ってことでいいのかな?」

間宮「よろしくお願いしますね」

このスレではここまでで。
次スレ立ててきます。

>>974
鋭いですね。
いつ出そうかなと思ってましたが出し渋るものでもないですので
次から一応間宮さんも対象になりました。任務娘もできるかな?

お付き合いありがとうございました。

次スレです。
こちらは埋めていただけると助かります。
次スレもよろしくお願いします。

【時々安価】加賀「正妻の座は譲れません」【艦これ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386775856/)

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